JP4027130B2 - 図形整形プログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物図形のような不定形図形の直線化及び直角補正を自動処理する図形整形プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図面や航空写真から自動でベクトル化して取得される建物等の形状については、ピクセル単位で取得される関係上斜めの線は直線とはならず、また画像からエッジを判断して形状を取得する際にもばらつきがでてくる。
したがって、一般に図面や航空写真から取得される図形はガタガタ折れ曲がっており、これを地図にする際には見栄えをよくする、データ量を圧縮するといった目的で、ガタガタ折れ曲がった線を直線化し、その間の角を直角に補正する必要があった。
【0003】
すなわち、実際の建物の外形は、角が直角で角と角の間は直線となっている、というものが大半であること、また、建物は、土地の区割りや道路に正対して建てられている、といった形態がやはり大半であることから、工事用の施工管理図といった特殊な用途の大縮尺図を除き、地図表現の見映え上建物は矩形によった表現が通常であること、また、建物形状を土地の区割りや道路に正対させる際、ガタガタ折れ曲がった形状のままでは歪んだ形状に見えてしまうことからも、直線化ないし直角補正は必要な処理であった。
従来、図形の直角補正は、表示画面上でオペレータが目視で判断して修正したり、オペレータが基準となる線を選択又は入力して基準線を決定し、その後直角に近い角になるように自動補正していた(特開平8−180182号参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、オペレータを介さずに、直線化ないし直角補正を完全に自動化したものは存在しなかった。
本発明の目的は、原図形の直線化と直角補正を同時に自動処理する図形整形プログラムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、原図形を単純化して基線を抽出し、基線を基準に原図形の等積矩形を得て整形図形とするか、基線を基準にメッシュを選択連結して整形図形とするものであり、また等積矩形を得た後、等積矩形と原図形の面積重複率を算出し、所定値以上の場合には前記等積矩形を整形図形とし、前記重複率が所定値以下の場合には、メッシュを選択連結して整形図形とするものである。
【0006】
本発明によれば、基線抽出ステップでは、原図形に対して第1の外接矩形を形成し、原図形と第1の外接矩形との接点を順次結んで単純化図形を求め、単純化図形の最長辺を基線として抽出し、整形図形を得るステップでは、基線に平行な辺を有する原図形の第2の外接矩形を求め、第2の外接矩形を原図形と等積の等積矩形に変換して、該等積矩形を求める整形図形とする図形整形プログラムが提供される。
【0007】
また、前記基線抽出ステップの後、整形図形を得るステップでは、基線に平行な直線と垂直な直線からなるメッシュで原図形を覆い、原図形に対する各メッシュの重複率が所定の値以上となるメッシュを選択連結して整形図形とする図形整形プログラムが提供される。
また、前記基線抽出ステップの後、整形図形を得るステップでは、等積図形を得て、前記等積矩形と原図形との重複率を算出し、所定値以上の場合には前記等積矩形を整形図形とし、前記重複率が所定値以下の場合には、前記基線に平行な直線と直交する直線からなるメッシュで原図形を覆い、原図形に対するメッシュの重複率が所定の値以上となるメッシュを選択連結して整形図形とする図形整形プログラムが提供される。
【0008】
本発明によれば、等積矩形に変換する際に、第2の外接矩形を縦横比一定、重心不変で等積矩形に変換することもできる。
また、メッシュを第2の外接矩形の重心を基準として配置すること、メッシュのサイズ又は前記メッシュの重複率には所望の値を入力すること、メッシュのサイズを、原図形の面積をほぼ100分割する正方形とすることもできる。
【0009】
さらに、本発明によると、図形整形の基準となる基線を抽出する基線抽出プログラムであって、原図形に対して外接矩形を形成し、該外接矩形と原図形の接点を順次結んで単純化図形を求めるステップと、前記単純化図形の最長辺を基線として抽出させるステップとを備えるものが提供され、さらに、第1の単純化図形と原図形との差分をとり、各差分に対して外接矩形を形成し、該外接矩形と原図形の接点を第1の単純化図形に付加して順次結んで得られる第2の単純化図形を求めるステップとを備える基線抽出プログラムも提供される。
この場合、単純化図形を求めるステップは、入力される単純化回数に従って、第2の単純化図形を求めるステップを所定回数繰り返すこともできる。
本発明の図形整形プログラムと基線抽出プログラムをとを適宜組み合わせることも可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】
図を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、以下に詳細に説明する実施形態の概要である。本例は、原図形の基線抽出ステップ100と、整形図形生成ステップ200とからなり、整形図形生成ステップ200は、等積矩形生成ステップ210と、整形図形選択ステップ220とからなる。まず、基線抽出ステップ100において基線を求め、等積矩形生成ステップ210においてその基線を基準に等積矩形を生成し、整形図形選択ステップ220においてこの等積矩形を求める整形図形として採用するか、そうでなければ基線を基準に原図形をメッシュで覆い、原図形に係るメッシュを連結して矩形を生成し、これを求める整形図形とするものである。
【0011】
以下に説明する実施形態1では、等積矩形と原図形との面積重複率が設定値より高く、等積な矩形を整形図形として採用する。実施形態2は、等積矩形と原図形との面積重複率が設定値より低く、原図形を覆うメッシュを作成し所定のメッシュを連結した図形を整形図形とする。
実施の形態を説明する図1〜9では、説明のために表示画面上での図形を示すが、実際の図形整形の過程は画面上に表示されることはない。
【0012】
(実施形態1)
図2〜4は、原図形に対して基線を求め、基線を基準に等積図形を求めて整形図形とする第1の実施の形態を説明する図である。
図2は、第1の単純化図形を得るまでを示し、図3は、基線を決定するまでを示し、図4は、整形図形を得るまでを示す。
図2(a)には、説明のための表示画面D上に頂点の座標p1〜p10がプロットされた原図形1を示す。他の図の外枠も表示画面Dを示すが、符号Dは省略した。
【0013】
整形の対象となる原図形は、たとえば、スキャンニングされた図面、航空写真、衛星写真などの画像から自動でベクトル化したものである。このベクトル化の手段は公知のものを用いる。
原図形は、説明のために、次の座標(X,Y)で与えられる10の頂点を有するポリゴン(面積 74.44m2)とする。後に説明するように、原図形の単純化回数は2回で、等積矩形と原図形との重複率のしきい値を90%とする。単純化回数及び重複率は、オペレータが所望の値を入力できるものである。
【0014】
頂点 X Y
p1 17.981 28.762
p2 20.509 32.340
p3 22.725 35.412
p4 24.787 39.846
p5 27.703 38.134
p6 30.776 38.690
p7 27.276 32.845
p8 25.331 28.801
p9 23.387 26.506
p10 20.975 27.245
【0015】
図2(b)に示すように、原図形1に対して、所定のXY座標系(通常、表示画面の水平垂直方向をXY方向とする。)のX軸及びY軸に平行な辺を有する矩形であって、原図形に外接するものを作成し、原図形との接点を求める。実際には、X座標が最大最小となる点、Y座標が最大最小となる点を求めることになる。本例では、X座標が最大となる点は頂点p6、最小となる点は頂点p1、Y座標が最大となる点は頂点p4、最小となる点は頂点p9である。
【0016】
次いで、図2(c)に示すように、抽出した4つの頂点を順次結線し、第1次単純化図形を作成する。
さらに、図3(a)に示すように、原図形と第1次単純化図形2との差分d1〜d5を抽出し、抽出した差分に対して図3(b)と同様の単純化処理を行う。すなわち、各差分に対して、X軸Y軸に平行な辺を有する外接矩形を作成し、その接点を抽出し、第1次単純化図形の頂点ではない接点が得られると、それを追加して接点間を順次結び、第2次単純化図形3とする。
【0017】
本例の場合、差分d1では、差分と外接矩形との接点はp1とp2の2点であり、結果的に追加すべき点はでてこない。すなわち、差分d1は無視してよい差分であるということになる。また、差分d3では、差分と外接矩形との接点はp6とpxの2点であり、この差分d3も無視してよいものである。接点pxは、第1次単純化図形2の辺上の点であり、抽出されるものの第2次単純化図形3の頂点としては現れない。その他の差分d2、d4及びd5についても同様に、新しく頂点として追加される点は現れない。したがって、本例の場合は、第1次単純化図形2と第2次単純化図形3とは同じ図形になる。
【0018】
一般的には、第2次の単純化は、第1の単純化図形に対して差分の増減処理を行うことで、第1次単純化で失われた特徴部分をある程度回復することになる。また、必要に応じて、第2次単純化図形と原図形との差分に対してもさらに単純化処理を行ってもよく、次々と単純化処理を行うことができる。この単純化処理を何回行うかは、単純化処理の回数を指定することによって行われる。本例では、単純化処理は2回行う設定となっている。
【0019】
図3(b)に示すように、第2次単純化図形3を得て、第2次単純化図形3の各辺の長さを比較し、最長辺を基線Lとする。この後は、基線Lを基準に整形処理を進めることになる。
図3(c)には、基線Lと原図形1の関係を示す。
基線抽出処理が終わると、次に、基線LをX軸に平行になるように原図形1を回転させる。
図4(a)に、原図形1の回転の結果を示す。一般には原図形の回転は必須のものではない。以下の外接矩形の形成あるいはメッシュ化など、回転を行わなくても可能である。しかし、回転させた方が矩形を作成するアルゴリズムが簡単になり、メッシュの設定もスムースに行うことができ、全体での処理ステップが減少する。
【0020】
そして、図4(a)に示すように、基線LがX軸に平行になるように原図形1を回転した回転図形1’に対して、基線に平行な辺をもつ外接矩形4を形成し、その重心Gを求める。実際は、外接矩形は、XY座標各々の最大値と最小値からなる4点を求めることによって得られる。外接矩形4の重心Gは外接矩形の対角線の交点を求めることによって得られる。あるいはもっと単純に、(最大X座標+最小X座標)/2、(最大Y座標+最小Y座標)/2で求めても同じ結果が得られる。
【0021】
図4(b)で示す処理は、外接矩形4を原図形1と等積の等積矩形5に変換し、等積矩形5と回転図形1’との重複率を求めるものである。すなわち、外接矩形4の重心を移動させることなく、外接矩形4の縦横比に比例して縦横を伸縮させ、外接矩形4が原図形1の面積と同面積になるようにする。このようにして求める等積矩形5が得られる。
【0022】
そして、等積矩形5と回転図形1’との重複率を求めるために、等積矩形5と回転図形1’との重複面積を求める。本例では、重複面積は70.08m2であった。原図形の面積は、74.44m2であるから、重複率は、94.15%となる。求めた重複率と所定の設定値90%と比較する。重複率は設定値以上であるから、等積矩形5を原図形1の整形図形として採用する。等積矩形は直線化も直角化も完了しており、原図形1との重複率も90%を超えて、原図形1の整形図形としてよいものである。
【0023】
次いで、図4(c)に示すように、この等積矩形を逆回転して、元の位置に戻せば、求める直線化及び直角補正がされた整形図形6が得られる。なお、回転処理をしない場合には、この逆回転処理も必要がない。
【0024】
ちなみに、整形図形6の座標(X,Y)は次のとおりで、面積は74.44m2である。
頂点 X Y
q1 18.579 29.142
q2 25.040 39.665
q3 30.178 36.510
q4 23.176 25.987
このようにして、図2(a)で示した原図形1の直線化直角化された図形が図4(c)に示す整形図形6として得られたことになる。
【0025】
(実施形態2)
次に、図5〜9を参照して、原図形に対して基線を求め、基線を基準にメッシュで原図形を覆って、メッシュを抽出して連結することによって求める整形図形とする第2の実施の形態を説明する。
この実施例では、図5に示される10個の頂点p1〜p10をもつ図形(面積106.05m2)を原図形10とする。原図形の座標(X,Y)は、次のとおりである。
【0026】
頂点 X Y
p1 -6.315 25.367
p2 -7.194 27.905
p3 -8.779 30.282
p4 -4.145 32.739
p5 -6.017 35.497
p6 2.474 39.916
p7 4.217 36.354
p8 6.695 32.716
p9 2.954 30.257
p10 -2.403 28.123
単純化回数は2回、原図形と等積矩形との重複率しきい値は90%、直角化処理のためのメッシュサイズは、式sqrt(面積106.65÷100)で求め、1.03mである。メッシュ採用率(メッシュ抽出の判断に用いる重複率しきい値)は50%である。メッシュサイズ、メッシュ採用率は、単純化回数及び重複率しきい値と同様、所望の値を入力することができる。
【0027】
実施形態1とフローが共通する部分については、適宜省略して説明する。
図5(b)は、第1次単純化の過程を示す。原図形に対して、XY座標軸に平行な辺を有する矩形であって、原図形に外接するものを作成し、原図形との接点を求める。接点は、X座標が最大最小となる点(頂点p6及びp1)、Y座標が最大最小となる点(頂点p4及びp9)である。
【0028】
次いで、図5(c)に示すように、抽出した4つの頂点を順次結線し、第1次単純化図形20を作成する。
図6(a)に示すように、原図形10と第1次単純化図形20との差分d1〜d6を抽出し、抽出した差分d1〜d6に対して第2次の単純化処理を行う。すなわち、各差分に対して、座標軸に平行な辺を有する外接矩形を作成し、その接点を抽出し、第1次単純化図形20の頂点ではない接点が得られると、それを追加して接点間を順次んで第2次単純化図形30とする。
【0029】
差分d2の場合に外接矩形を図示したが、差分と外接矩形との接点はp4とr1とr2の3点であり、第1次単純化図形20に付加する点はr1とr2ということになる。この場合、差分d2は増やす部分となる。
差分d1については、同様な処理をすることによって、差分d1が減らす部分として現れる。その他の差分d3〜d6については、各差分と外接矩形との接点が2点しか出てこないので、増減処理すべき差分としては現れない。
図6(b)に、増減すべき差分d1、d2を示す。
このように、第2次の単純化は、第1の単純化図形20に対して差分の増減処理を行うことで、第1次単純化で失われた特徴部分をある程度回復することになる。この単純化処理を何回行うかは、単純化処理の回数を指定することによって行われる。
【0030】
図6(c)に示すように、第2次単純化図形30を得て、第2次単純化図形30の各辺の長さを比較し、最長辺を基線Lとする。第1次単純化図形20における最長辺とは異なる辺が選択されており、原図形に対応させると適切な辺が基線Lとして選択されていることがわかる。
この後は、基線を基準に整形処理を進めることになる。
基線抽出処理が終わると、次に、基線LをX軸に平行になるように原図形を回転させる。
図7(a)に、回転の結果を示す。この図形の回転は、実施形態1で説明したように必須のものではない。しかし、回転させた方が矩形を作成するアルゴリズムが簡単になり、メッシュ化もスムースに行うことができ、全体での処理ステップが減少する。
【0031】
図7(a)に示すように、基線LがX軸に平行になるように原図形10を回転した回転図形10’に対して、基線に平行な辺をもつ外接矩形40を形成し、その重心Gを求める。外接矩形40の重心Gは外接矩形40の対角線の交点を求めるか、または(最大X座標+最小X座標)/2、(最大Y座標+最小Y座標)/2で求めることにより簡単に求めることができる。
【0032】
図7(b)に示すように、外接矩形40の重心を移動させることなく、外接矩形の縦横比に比例して縦横を伸縮させ、外接矩形40が原図形10(回転図形10’)の面積と同面積になるようにして等積矩形50を求める。
【0033】
そして、等積矩形50と回転図形10’との重複面積を求める。本例では、92.74m2であり、原図形の面積が106.05m2であるから、重複率は、87.45%であり、重複率の予め設定した設定値90%以下である。
【0034】
このように、重複率が設定値を下回ると、等積矩形50を整形図形として採用せず、メッシュによる直角化処理を行って、直線化及び直角補正を行う。
図8は、メッシュによる直角化を説明する図である。説明のために、第2の実施形態のメッシュサイズとは異なり、メッシュサイズは、原図形を約10個のセルに分割するように、3.26(=sqrt(106.65/10))としてある。
【0035】
メッシュの配置の基準点は外接矩形40の重心Gとする。
図8(a)に、再度原図形を回転した回転図形10’と外接矩形40及びその重心Gの関係を示す。本例では、外接矩形40から等積矩形50を求めたときに重心を求めているので、これを利用すればよい。しかし、外接矩形40を等積矩形50に変換して重複率を判断する処理を経ずに、すべての図形に対してメッシュによる直角化処理を行う場合には、ここで重心を求める。また、外接矩形40の重心ではなく、回転図形10’の重心を採用することもできるが、回転図形10’(原図形10)の形状によっては中心部からずれることも多く、メッシュサイズが大きい場合には問題となる。したがって、本例では、外接矩形40の重心を採用している。
【0036】
図8(b)には、重心Gを基準として回転図形40を覆うメッシュMを示す。重心Gを基準としてメッシュ化するのは、メッシュサイズを大きくした場合にも、メッシュ化する基準の影響を受けにくくするためである。
【0037】
メッシュサイズは直角化に大きな影響を与える。メッシュサイズが大きいと原図形との重複率を計算する個数が少ない分だけ処理は早くなるが、原図形とかけはなれてしまうおそれがある。メッシュサイズが小さいと逆に原図形との近似は高くなるが、重複率の計算に時間がかかる。また、整形すべき原図形の大きさが一定でないときは、一定のしきい値では見栄えが悪くなる。よって、原図形の大きさによらずきれいに直角補正をするには、原図形の大きさに従って個々に閾値を算出すればよい。経験上、式sqrt(原図形面積÷100)でしきい値を算出するのがよい。
【0038】
図8(b)に、メッシュM中に数字を記載して重複率計算の結果を示したが、各メッシュMについて、回転図形との重複率を計算して、重複率50%を越えるメッシュを抽出して結合し、求める整形図形とする。
図8(c)は得られた整形図形60と回転図形(原図形)10’の形状の関係を示す。各メッシュの採用を決める重複率のしきい値をどの程度にするかは、適宜決めることができる。
そして、整形図形60を先の回転とは逆に同じだけ回転すれば、求める直線化及び直角補正がされた整形図形が得られる。
【0039】
図9には、実施形態2についての、直角化処理の結果を示す。この場合、直角化処理のためのメッシュサイズは、原図形面積を約100分割するもので、先に述べたように、式sqrt(面積106.65÷100)で求め、1.03mである。
【0040】
図9(a)は求めた整形図形と原図形を回転した回転図形10’との関係を示す。メッシュサイズを原図形面積を約100分割するものとすれば、非常に近似度の高い整形図形が得られている。図9(b)には、逆回転で元の位置に戻された整形図形60を示す。ちなみに、この整形図形60の(X,Y)座標は次のとおりであり、面積は102.87m2である。
【0041】
頂点 X Y
q1 -8.652 30.038
q2 -4.169 32.570
q3 -5.688 35.260
q4 2.381 39.818
q5 6.433 32.645
q6 -6.120 25.554
このようにして、図5(a)に示した原図形から図9(b)に示すような直線化直角化された整形図形が得られたことになる。
【0042】
先に述べたように、等積矩形を求めて原図形との重複率を評価することなく、すべて原図形に対してメッシュによる直角補正を行うこともできるが、家屋形状を直角補正する場合には、極力矩形にしたいので、重複率の大きな図形は矩形にしたほうがよい。そうすることにより処理ステップを減らすこともできる。重複率のしきい値は経験上ないし見た目から判断して90%前後がよい。
【0043】
次に、図10〜11に示すフローチャートにより、本発明の実施形態の一例であるフローの詳細を説明する。図1に示した実施形態の概要との対応は次のとおりである。
図10は、基線抽出ステップ100に対応する基線抽出までのステップS1〜S7を示し、図11は、整形図形生成ステップ200に対応する基線を基準に直線化直角化を行うステップS8〜S16を示す。整形図形生成ステップ200の等積矩形生成ステップ210は、ステップS8〜S1に対応し、整形図形選択ステップ220は、ステップS11〜S16に対応する。
まず、ステップS1(図10)で、原図形の座標を読み出す。
【0044】
ステップS2では、所定のXY座標系(通常表示画面の水平垂直をXY方向とする。)のX軸及びY軸に平行な辺を有する矩形であって、原図形に外接するものを作成し、原図形との接点を求める。
実際には、X座標が最大最小となる点、Y座標が最大最小となる点を求めることになる。
ステップS3では、得られた接点を順次結線し、第1次単純化図形を作成する。
ステップS4では、原図形と第1次単純化図形との差分を抽出する。
【0045】
ステップS5では、抽出した差分に対して、ステップ2と同様な単純化処理を行う。すなわち、各差分に対して、X軸Y軸に平行な辺を有する外接矩形を作成し、その接点を抽出する。
ステップS6では、第1次単純化図形の頂点ではない接点が得られると、それを追加して接点間を順次結ぶ。このようにして第2次単純化図形を得る。
この単純化処理は必要ならステップ4に戻って複数回実行することができる。ステップS7では、第2次単純化ポリゴンの各辺の長さを比較し、最長辺を基線として抽出する。
【0046】
このように基線抽出処理が終わると、ステップS8(図11)に進む。
ステップS8では、基線をX軸に平行になるように原図形を回転させる。
ステップS9では、回転した原図形に対して、X軸(基線方向)に平行な辺をもつ外接矩形を形成し、その重心を求める。
ステップS10では、外接矩形の重心を移動させることなく、外接矩形の縦横比に比例して縦横を伸縮させ、原図形と同面積の等積矩形を求める。
【0047】
ステップS11では、等積矩形と回転させた原図形との重複率を求め、求めた重複率と所定の設定値と比較する。重複率が設定値より大であるなら、ステップS12に進み、重複率が設定値以下であるなら、ステップS13に進む。
ステップS12では、等積矩形を求める整形図形とする。
ステップS16で、この等積矩形を逆回転して元の位置に戻せば、求める直線化及び直角補正がされた整形図形が得られる。
【0048】
ステップS13では、ステップS11で、等積矩形と原図形との重複率が設定値以下である場合に、先に得た重心を基準として原図形を覆うメッシュを作成する。
ステップ14では、各メッシュについて、原図形との重複率を計算し、所定値比較して、所定値を越えるメッシュを選択する。
ステップ15では、選択したメッシュを連結して整形図形とする。
ステップS16で、この整形矩形を逆回転して、元の位置に戻せば、求める直線化及び直角補正がされた整形図形が得られる。
【0049】
なお、このフローでは、ステップ11において、等積矩形の重複率により、異なる整形図形を得るようにしたが、ステップ11のような分岐判断を介することなく、いずれかの整形図形のみを得るようにすることもできる。
最後に、図12を参照して、単純化回数すなわち原図形を単純化する回数について説明する。
一般的には、単純化の回数は2回が適当である。単純化処理を重ねることは、原図形の形状を回復してゆくことになり、目的とする原図形の単純化に逆行することになりかねない。また、各線分が短くなることから、基線抽出にも影響する。
【0050】
図12(a)〜(c)に、折れ曲がりの多いガタガタした原図形Aに対して、作成された第1〜3次単純化図形A1〜A3を重ねて示す。原図形は細線で示し、単純化図形は太線で示す。原図形は53の頂点があり、各頂点の座標が与えられている。
水平垂直の4辺からなる外接矩形による第1の単純化処理を行うと、図12(a)に示すような五角形の第1次単純化図形A1が得られる。
【0051】
以下に、第1次単純化により抽出される座標を記載する。頂点番号は左下の頂点をp1として、右回りにp53までふられている。
【0052】
頂点 X Y
p1 4.901 3.254
p12 4.386 14.189
p26 16.222 15.862
p30 19.566 15.090
p43 15.578 3.254
なお、外接図形が四角形ではなく五角形となったのは、Y軸の最小値を2頂点(1,43)が占めるからである。
図12(b)は第2次単純化図形A2、図12(c)は第3次単純化図形A3を示す。本例の場合、単純化回数と単純化図形と原図形との接点の数の対応は次のとおりである。
【0053】
単純化回数 接点数
0 53
1 5
2 34
3 55
本例の場合第2次単純化図形A2原図形との接点が34に増えている。さらに第3次単純化図形A3では、接点は55にも達している。この例によっても、原図形を単純化しつつ原図形の特徴をある程度反映するようにするには、単純化処理は2回が適当であることが分かる。
ただし、単純化の程度が低くとも、原図形の特徴をあらわしているほうがよい場合には、単純化処理の回数は適宜選択できるものである。また、単純化処理を1回で済ませる場合も考えられる。
【0054】
【発明の効果】
本発明の図形整形プログラムによれば、原図形の直線化と直角補正とが同時に自動処理できる。また、どのような原図形に対しても、最適な近似形状を選択することができる。さらに、データ圧縮が可能である。
本発明の基線選択プログラムによれば、最適な基線を自動的に選択抽出ができ、オペレータの基線選択を不要にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の概要を示す図である。
【図2】本発明の実施形態1の第1次単純化処理を示す図である。
【図3】本発明の実施形態1の基線抽出処理を示す図である。
【図4】本発明の実施形態1の整形図形作成処理を示す図である。
【図5】本発明の実施形態2の第1次単純化処理を示す図である。
【図6】本発明の実施形態2の基線抽出処理を示す図である。
【図7】本発明の実施形態2の等積矩形作成処理を示す図である。
【図8】本発明の実施形態2のメッシュ作成処理を示す図である。
【図9】本発明の実施形態2の整形図形作成処理を示す図である。
【図10】本発明の実施形態の基線抽出までのフローを示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施形態の基線抽出後整形図形を得るまでのフローを示すフローチャートである。
【図12】本発明の単純化処理の回数選択を説明する図である。
【符号の説明】
G…重心
L…基線
…メッシュ

Claims (18)

  1. 基線抽出ステップと整形図形生成ステップとをコンピュータに実行させる図形整形プログラムであって、
    前記基線抽出ステップは、原図形に対して所定の座標軸に水平な辺を有する第1の外接矩形を形成し、第1の外接矩形と原図形との接点を順次結んで単純化図形を求め、該単純化図形に基づいて基線を抽出するステップであり、
    前記整形図形生成ステップは、前記基線に平行な辺を有し原図形と等積の等積矩形を生成し、該等積矩形を整形図形とするステップである図形整形プログラム。
  2. 前記等積矩形を生成するステップは、前記原図形に対して前記基線に平行な辺を有する第2の外接矩形を求め、第2の外接矩形を原図形と等積の等積矩形に変換するステップである請求項1に記載の図形整形プログラム。
  3. 前記第2の外接矩形を縦横比一定、重心不変で等積矩形に変換する請求項2に記載の図形整形プログラム。
  4. 基線抽出ステップと整形図形生成ステップとをコンピュータに実行させる図形整形プログラムであって、
    前記基線抽出ステップは、原図形に対して所定の座標軸に水平な辺を有する第1の外接矩形を形成し、第1の外接矩形と原図形との接点を順次結んで単純化図形を求め、該単純化図形に基づいて基線を抽出するステップであり、
    前記整形図形生成ステップは、前記基線に平行な直線と垂直な直線からなるメッシュで原図形を覆い、原図形に対する各メッシュの重複率が所定の値以上となるメッシュを選択連結して整形図形とするステップである図形整形プログラム。
  5. 前記メッシュを第の外接矩形の重心を基準として配置する請求項4に記載の図形整形プログラム。
  6. 前記メッシュのサイズを、原図形の面積をほぼ100分割する正方形とする請求項4又は5に記載の図形整形プログラム。
  7. 基線抽出ステップと整形図形生成ステップとをコンピュータに実行させる図形整形プログラムであって、
    前記基線抽出ステップは、原図形に対して所定の座標軸に水平な辺を有する第1の外接矩形を形成し、第1の外接矩形と原図形との接点を順次結んで単純化図形を求め、該単純化図形に基づいて基線を抽出するステップであり、
    前記整形図形生成ステップは、
    前記基線に平行な辺を有し原図形と等積の等積矩形を生成するステップと、
    前記等積矩形と原図形との重複率を算出し、所定値以上の場合には前記等積矩形を整形図形とし、前記重複率が所定値以下の場合には、前記基線に平行な直線と直交する直線からなるメッシュで原図形を覆い、原図形に対するメッシュの重複率が所定の値以上となるメッシュを選択連結して整形図形とするステップとを有する、
    図形整形プログラム。
  8. 前記等積矩形を生成するステップは、前記原図形に対して前記基線に平行な辺を有する第2の外接矩形を求め、第2の外接矩形を原図形と等積の等積矩形に変換するステップである請求項7に記載の図形整形プログラム。
  9. 前記第2の外接矩形を縦横比一定、重心不変で等積矩形に変換する請求項8に記載の図形整形プログラム。
  10. 前記メッシュを第2の外接矩形の重心を基準として配置する請求項7〜9のいずれか1項に記載の図形整形プログラム。
  11. 前記メッシュのサイズを、原図形の面積をほぼ100分割する正方形とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の図形整形プログラム。
  12. 前記基線抽出ステップは、
    原図形に対して所定の座標軸に平行な辺を有する外接矩形を形成し、該外接矩形と原図形の接点を順次結んで単純化図形を求めるステップと、
    前記第1の単純化図形と前記原図形との差分をとり、各差分に対して所定の座標軸に平行な辺を有する外接矩形を形成し、該外接矩形と原図形の接点を第1の単純化図形に付加して順次結んで得られる第2の単純化図形を求めるステップと、
    該単純化図形に基づいて基線を抽出するステップと
    を有する請求項1〜11のいずれか1項に記載の図形整形プログラム。
  13. 前記第2の単純化図形を求めるステップが複数回繰り返される請求項12に記載の図形整形プログラム。
  14. 前記単純化図形に基づいて基線を抽出するステップは、前記単純化図形の最長辺を基線として抽出するステップである請求項1〜13に記載の図形整形プログラム。
  15. 前記基線を抽出するステップの後該基線を前記所定の座標軸に平行になるように回転するステップと、
    整形図形を得た後前記基線を前記回転とは逆に回転するステップを有する請求項1〜14のいずれか1項に記載の図形整形プログラム。
  16. 図形整形の基準となる基線をコンピュータに抽出させる基線抽出プログラムであって、
    原図形に対して所定の座標軸に平行な辺を有する外接矩形を形成し、該外接矩形と原図形の接点を順次結んで単純化図形を求めるステップと、
    前記単純化図形の最長辺を基線として抽出させるステップと
    を有する基線抽出プログラム。
  17. 前記単純化図形を求めるステップは、
    原図形に対して所定の座標軸に平行な辺を有する外接矩形を形成し、該外接矩形と原図形の接点を順次結んで第1の単純化図形を求めるステップと、
    前記第1の単純化図形と前記原図形との差分をとり、各差分に対して所定の座標軸に水平な辺を有する外接矩形を形成し、該外接矩形と原図形の接点を第1の単純化図形に付加して順次結んで得られる第2の単純化図形を求めるステップとを有し
    前記単純化図形の最長辺を基線として抽出させるステップは、該第2の単純化図形の最長辺を基線として抽出させるステップである請求項16に記載の基線抽出プログラム。
  18. 前記第2の単純化図形を求めるステップが複数回数繰り返される請求項17に記載の基線抽出プログラム。
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