JP4026835B2 - 三次元網目構造を備えたセラミック成形体の製造方法 - Google Patents

三次元網目構造を備えたセラミック成形体の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、三次元網目構造を備えたセラミック成形体の製造方法に関する。
従来、三次元網目構造を備えたセラミック成形体(プリフォームとも称される)の製造方法としては、フォームプラスチックへのセラミックスラリの含浸、セラミックスラリの乾操、フォームプラスチックの熱分解およびセラミック粒子の焼結を順次行う、といった方法が知られている(特許文献1参照)。
特開平5−50182号公報(0016〜0027)
しかしながら、従来のセラミック成形体は、セルの大きさおよびセルの分布状態が不均一であるため、金属基複合部材の強化材として使用した場合、その金属基複合部材の強度、摺動特性などの機械的性質、冷却性能、熱膨張率などの物理的特性が、部分的に異なるおそれがある、という問題があった。
そこで、本発明は、前記問題を解決すべく、セルの大きさおよびその分布状態の均一性を高めたセラミック成形体を得ることができるセラミック成形体の製造方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決すべく、本願発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、球状合成樹脂粒子を複数のセラミック粒子で被覆してなる被覆粒子を型に配列し、被覆粒子間にセラミックスラリを充填した後、被覆粒子を熱分解して複数のセルおよび連通孔を形成することよって、同じ大きさのセルが均一に分布したセラミック成形体を製造可能とする「三次元網目構造を備えたセラミック成形体の製造方法」に係る発明を見出した(未公開、特願2003−390566)。
このような知見に鑑み、前記課題を解決するための手段として、請求項1に係る発明は、複数のセルと、相隣るセルを隔てる隔壁に存する複数の連通孔と、を有する三次元網目構造を備えたセラミック成形体を製造する方法であって、加熱によりガス化する複数の第1粒子の表面を複数のセラミック粒子で被覆してなる複数の被覆粒子が一様に配列し、当該配列した被覆粒子間にゲル化剤を含有するセラミックスラリが充填してなる被覆粒子−セラミックスラリ配列体を作製する第1工程と、前記ゲル化剤をゲル化させる第2工程と、当該ゲル化後の被覆粒子−セラミックスラリ配列体を乾燥する第3工程と、前記被覆粒子−セラミックスラリ配列体を加熱して、前記第1粒子をガス化させることによって、前記複数のセルおよび前記複数の連通孔を形成する第4工程と、を有することを特徴とする三次元網目構造を備えたセラミック成形体の製造方法である。
このようなセラミック成形体の製造方法によれば、第2工程において、ゲル化剤をゲル化させることによって、セラミックスラリは流動性を失う。したがって、例えば、比重の異なる被覆粒子を使用しても、被覆粒子−セラミックスラリ配列体を乾燥させる間に(第3工程)、被覆粒子が片寄って偏析することを防止できる。また、ゲル化した被覆粒子−セラミックスラリ配列体は適度な可撓性を有するため、ひび割れやそりが発生しにくくなる。
そして、第1粒子をガス化させることで(第4工程)、セルが均一に分布したセラミック成形体を得ることができる。すなわち、部分的に強度が異ならず、高強度のセラミック成形体を得ることができる。
ここで、被覆粒子が一様に配列とは、例えば、後記する実施形態で説明するように、被覆粒子が最密充填形式で配列した場合や、その他大小の被覆粒子がランダムに配列した場合を意味する。
請求項2に係る発明は、前記被覆粒子の平均半径R1と、前記セラミックスラリを形成する粒子の平均半径R2との比を、R1:R2=30〜70:1とし、前記複数の被覆粒子の体積V1と、前記セラミックスラリの体積V2との比を、V1:V2=6:4〜9:1とし、前記被覆粒子−セラミックスラリ配列体の気孔率を低下させることを特徴とする請求項1に記載の三次元網目構造を備えたセラミック成形体の製造方法である。
このようなセラミック成形体の製造方法によれば、複数の被覆粒子が、6配位、8配位、12配位などの最密充填形式で配列し、配列した被覆粒子間にセラミックスラリが充填してなる被覆粒子−セラミックスラリ配列体の気孔率(空隙率)を低下させることができる。
すなわち、第1の粒子がガス化して形成されるセルが高密度で均一に分布すると共に、セルを隔てる隔壁がさらに緻密なセラミック成形体を得ることができる。
請求項3に係る発明は、前記セラミックスラリはSiCを主成分とし、前記第1粒子はPMMA、PS、PE、無機カーボン、および、シリコン系無機化合物粒子からなる群から選択された少なくとも1種を主成分とし、前記セラミック粒子はSiCを主成分とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の三次元網目構造を備えたセラミック成形体の製造方法である。
このようなセラミック成形体の製造方法によれば、SiCを主成分とするセラミック成形体を得ることができる。また、第1粒子がポリメタクリル酸メチル(PMMA)を主成分とする場合、PMMAは狭い温度範囲(280〜390℃)でガス化するため、第4工程において、例えば昇温速度を所定に設定することで、セルおよび連通孔の大きさを容易に制御可能である。
さらに、第1工程において、複数の被覆粒子と前記セラミックスラリとを、pH8.0〜10.0で混合した後、被覆粒子−セラミックスラリ配列体を作製した場合、pH8.0〜10.0に調整することによって、SiCを主成分とするセラミックスラリ中のSiC粒子、PMMAを主成分とする第1粒子、被覆粒子のゼータ電位は大きく負となる。したがって、これらは好適に分散し、被覆粒子が最密充填形式で配列しやすくなる。よって、セルがより高密度で均一に分布したセラミック成形体を得ることができる。
請求項4に係る発明は、前記第1工程におけるセラミックスラリは、前記セラミック成形体の原料である第1物質を含有し、前記第4工程において、当該第1物質を反応させずに、前記複数のセルおよび前記複数の連通孔を形成し、前記第4工程の後に、当該複数のセルおよび当該複数の連通孔に、前記第1物質と反応しセラミックを生成する金属を充填し、当該金属の一部と前記第1物質とを反応させ前記セラミックを生成しながら焼結する第5工程と、未反応の前記金属を除去する第6工程と、をさらに有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の三次元網目構造を備えたセラミック成形体の製造方法である。
このようなセラミック成形体の製造方法によれば、第5工程において、第1物質と金属とを反応させ、セラミックを生成しながら焼結(反応焼結)することにより、相隣るセルを隔てる隔壁は緻密となる。したがって、セラミック成形体は収縮しにくくなり、ニアネット調整などの二次加工は不要となる。
ここで、第1物質と金属とが反応して生成するセラミックと、セラミックスラリ中のセラミックと、第1粒子を被覆するセラミック粒子とは、製造されたセラミック成形体に含まれるため、セラミック成形体の純度が高まるように、適宜選択する。例えば、SiCを主成分とするセラミック成形体を製造する場合には、第1物質をカーボンとし、金属をSiとする。
また、前記三次元網目構造を備えたセラミック成形体の製造方法により製造されたことを特徴とする三次元網目構造を備えたセラミック成形体である。
このようなセラミック成形体によれば、セルの大きさおよびその分布状態の均一性を高く、高強度であるため、例えば、金属基複合部材の強化材として好適に使用することができる。
本発明によれば、セルの大きさおよびその分布状態の均一性を高めたセラミック成形体を得ることができるセラミック成形体の製造方法を提供することができる。
すなわち、請求項1に係る発明によれば、セルが均一に分布したセラミック成形体を得ることができる。
請求項2に係る発明によれば、セルをさらに均一に分布させることができる。
請求項3に係る発明によれば、セルがさらに均一に分布し、SiCを主成分とするセラミック成形体を得ることができる。
請求項4に係る発明によれば、収縮しにくい高強度のセラミック成形体を得ることができる。
そして、このようなセラミック成形体は、例えば、金属基複合部材の強化材として好適に使用することができる。
次に、本発明の一実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
≪セラミック成形体≫
まず、本発明に係る三次元網目構造を備えたセラミック成形体の製造方法によって製造されたセラミック成形体について、図1、図2を参照して説明する。参照する図面において、図1は、セラミック成形体の斜視図である。図2は、図1に示すセラミック成形体の一断面を拡大して示す要部拡大断面図である。
図1に示すように、本実施形態において、セラミック成形体1は直方体状を呈しており、三次元方向に網目構造を有している(図2参照)。さらに説明すると、セラミック成形体1は、三次元方向に最密充填形式で配列した球状空間である複数のセルCと、相隣るセルCを隔てる隔壁1aに存し、前記相隣るセルCを連通させる複数の連通孔H(ウィンドウとも称される)と、を有している。
連通孔Hの内径のメジアンMdは、後記するように、セラミック成形体1に所定の金属Mを充填する際に(図4参照)、金属Mが好適に充填されるようにMd≧1μmに設定されている。また、連通孔HのメジアンMdと、セルCの内径のメジアンMDとの比、Md/MDは、0.1<Md/MD<0.5に設定されており、セラミック成形体1の強度を確保可能となっている。Md/MD≦0.1の範囲では、連通孔Hの縁部に応力が集中し、セラミック成形体1の強度が低下するからである。また、Md/MD≧0.5の範囲では、隔壁1aの量が少なくなるため、セラミック成形体1の強度および剛性が低下するからである。
なお、セルCの内径のメジアンMD、連通孔Hの内径のメジアンMdは、例えば三次元のCT解析、水銀圧入法などにより求められる。
セラミック成形体1を形成する材料としては、例えば、SiC、TiCなど種々のエンジニアリングセラミックが挙げられるが、本実施形態ではセラミック成形体1はSiCを主成分とする場合について説明する。
≪金属基複合部材≫
次に、セラミック成形体1に所定の金属Mが充填された金属基複合部材MCについて、図3および図4を参照して説明する。参照する図面において、図3は、図1に示すセラミック成形体に金属を充填した金属基複合部材の斜視図である。図4は、図3に示す金属基複合部材の一断面を拡大して示す要部拡大断面図である。なお、金属基複合部材MCは、金属基複合材料(MMC:Metal Matrix Composites)と称されることもある。
図3に示すように、金属基複合部材MCは、セラミック成形体1のセルCおよび連通孔H(図2参照)に、所定の金属Mが充填された部材であって、本実施形態では直方体状を呈している。充填された金属Mは、図4に示すように、三次元方向に広がっており、金属基複合部材MCのマトリックス(母体、鋳型)となっており、金属Mは金属マトリックスとも称される。金属Mとしては、例えば、Al、Al合金、Si、Si合金、Cu、Cu合金、Mg、Mg合金などが挙げられる。
このような金属基複合部材MCは、機械的強度が高い上、低熱膨張率を有するため、その適用範囲は非常に広い。例えば、自動車の分野では、シリンダブロックについて、シリンダボア廻り(シリンダスリーブ)、シリンダヘッドガスケット面、ボルト締結座面、ジャーナル軸受廻りなどに好適に適用することができる。また、シリンダヘッドについて、シリンダヘッドガスケット面、ボルト締結座面、カムジャーナル軸受廻り、バルブシート圧入部、バルブガイド圧入部などに、好適に適用することができる。その他、エンジンのケースやカバーについて、ボルト締結座面、合せ面などに好適に適用することができる。
≪セラミック成形体の製造方法≫
続いて、本発明に係る三次元網目構造を備えたセラミック成形体1の製造方法について、図5を主に参照して説明する。図5はセラミック成形体の製造方法の工程図である。
セラミック成形体1の製造方法は、カーボン(第1物質)が主成分であるカーボン粒子15(以下C粒子、図8参照)およびゲル化剤を含むセラミックスラリ16(図8参照)を作製する第1A工程と、所定の型を使用し、被覆粒子13(図6参照)が最密充填形式で配列し(図8参照)、被覆粒子13間にセラミックスラリ16が充填してなる被覆粒子−セラミックスラリ配列体17を作製する第1B工程と、被覆粒子−セラミックスラリ配列体17をゲル化させる第2工程と、ゲル化した被覆粒子−セラミックスラリ配列体17を乾燥する第3工程と、有機系粒子11(第1粒子)をガス化してセルCおよび連通孔Hを形成する第4工程(図9参照)と、金属Si19をセルCおよび連通孔Hに充填し(図11参照)、金属Si19の一部とC粒子15とを反応させながら焼結(反応焼結)する第5工程と、未反応の金属Si19を除去する第6工程とを有している。
なお、本実施形態では、特許請求の範囲における第1物質をカーボン、被覆粒子13を構成するセラミック粒子をSiC粒子12(図6参照)、金属を金属Si19(図11参照)とし、カーボンと金属Si19とを反応させてSiCを生成し、SiCを主成分とするセラミック成形体1を製造する場合について説明する。
以下、各工程について詳細に説明する。
<第1A工程:セラミックスラリの作製>
SiC粒子14(図8参照)の集合体であるSiC粉体と、C粒子15(図8参照)の集合体である炭素粉体(C粉体)と、pH調整剤と、解膠剤と、溶媒としての蒸留水とを、ボールミルなどの混合器で所定に混合する(S101)。
SiC粉体は、SiCを主成分とするセラミック粉体であって、例えば、屋久島電工社製のGC−2000F(α−SiC、平均粒子径5μm)などを使用することができる。
C粉体としては、例えば、三菱化学社製のカーボンブラック(C.B.:平均粒子径0.07μm)を使用することができる。
pH調整剤としては、NaOH、NH3などを使用でき、解膠剤としては、アクリル酸オリゴマ、モノエチルアミンなどを使用することができる。このようなpH調整剤としては、具体的には、四級アンモニウム塩として、例えば、サンノプコ社製のSN−7347Cを使用することができる。
SiC粉体、C粉体、pH調整剤および蒸留水の配合比は、適宜決定されるものである。このうち、SiC粉体とC粉体については、組成比でC/SiC=0.1〜0.5、質量比でC/SiC=0.03〜0.15であることが好ましい。
そして、SiC粉体、C粉体、pH調整剤および蒸留水を混合したものに(S101)、ゲル化剤をさらに添加し、混合した後、真空脱気を行うことで(S102)、カーボンを含有するセラミックスラリ16を得る。このようにして得たセラミックスラリ16は、SiCおよびCを主成分とするため、「SiC+Cスラリ」と称される場合もある。
ゲル化剤としては、例えば、β−1、3グルカン、寒天、ゼラチン、水硬性ウレタン、アルミナゾル、シリカゾルなどから適宜選択して使用できる。具体的には、β−1、3グルカンとして、カードランなどを使用できる。なお、ゲル化剤の主成分は、製造されたセラミック成形体1に残存するため、製造するセラミック成形体1の材質に対応させる。本実施形態では、製造するSiCを主成分とするセラミック成形体1の純度を高めるため、ゲル化剤としては寒天などを選択する。
また、セラミックスラリ16の粘度ηは、0.05Pa・s≦η≦5Pa・sが適当である。η<0.05Pa・sでは水分量が過多となり、乾燥・焼成後のセラミック成形体1の変形・収縮量が大きくなり、一方、η>5Pa・sではセラミックスラリ16の粘度が高すぎ、後記第2工程において、被覆粒子13間にセラミックスラリ16が充填されにくいからである(図8参照)。また、セラミックスラリ16の粘度ηをこのような範囲とすることで、後記第4工程において、連通孔Hの内径を制御することもできる。
<第1B工程:被覆粒子−セラミックスラリ配列体の作製>
次に、第1B工程について説明する。まず、第1B工程で使用する被覆粒子13(図6参照)の作製について説明する。
[被覆粒子の作製]
図6に示すように、加熱によりガス化する合成樹脂製の有機系粒子11(第1粒子)の集合体と、SiC粒子12(セラミック粒子)の集合体であるSiC粉体と、有機系粒子11とSiC粒子12を接着するためのバインダとを、所定配合にて混合器(被覆処理機)で混合し、有機系粒子11の表面を複数のSiC粒子12が密に被覆してなる被覆粒子13を複数作製する(S103)。
有機系粒子11を形成する材料としては、加熱によりガス化、つまりガスを発生可能であれば、その種類は特に限定されない。具体的には、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリスチレン(PS)、無機カーボン(例えば、炭素粉末)、および、シリコン系無機化合物粒子(例えば、ジメチルポリシロキサン)からなる群から少なくとも1種を選択して使用可能である。なお、本実施形態では有機系粒子11をPMMA製とした場合について説明する。PMMA製の有機系粒子11としては、例えば、綜研化学社製のMR−90Gなどを使用することができる。
また、有機系粒子11は、後記するように、ガス化すると共にセルCを形成するため、有機系粒子11の大きさはセルCの内径に応じて設定することが好ましい。例えば、有機系粒子11の直径のメジアンDM(以下、メジアン直径DMという)10μm≦DM≦1000μmに設定する。
さらに、有機系粒子11の集合体の粒径分布は狭い方が好ましく、粒径分布が狭いと被覆粒子13を最密充填形式で配列しやすくなる。
SiC粒子12は、製造後にセラミック成形体1と主として構成するため、製造するセラミック成形体1の材質に対応させる。すなわち、本実施形態ではSiCを主成分とするセラミック成形体1を製造するため、セラミック粒子としてSiCを主成分とするSiC粒子12を選択する。
SiC粒子12の大きさは、有機系粒子11の大きさに対して相対的に、例えば、1/100〜1/10に設定される。すなわち、有機系粒子11のメジアン直径DMが前記範囲である場合は、SiC粒子12の直径のメジアンdM(以下、メジアン直径dMという)は、0.1μm≦dM≦100μmであることが好ましい。なお、金属基複合部材MCにおけるセラミック成形体1の体積率は、有機系粒子11を被覆するSiC粒子12の大きさおよび被覆厚さにより制御される。
また、有機系粒子11の集合体とSiC粒子12の集合体(SiC粉体)の配合質量比は、有機系粒子の11集合体の質量をW1とし、SiC粒子12の集合体の質量をW2としたとき、0.1≦W1/W2≦10の範囲内であることが好ましい。W1/W2>10では、有機系粒子11量に対してSiC粒子12量が不足しているため、有機系粒子11の全表面をSiC粒子12で覆いきれず、一方、W1/W2<0.1では有機系粒子11量に対してSiC粒子12量が過剰となり、有機系粒子11の表面を被覆せず、残留するSiC粒子12が多くなるからである。
バインダとしては、例えば、クラレ社製のポリビニルアルコール(PVA−217S)などを使用することができる。また、PMMA製の有機系粒子11へのSiC粒子12の被覆効果を高めるために、SiC粒子12の安息角を制御する表面改質を行ってもよい。
混合器としては、例えば、ホソカワミクロン社製、AM−15F(特開2003−160330号公報参照)などを使用することができる。この混合器を使用する場合、回転速度RSは500rpm≦RS≦2500rpmに、処理時間tは0.25h≦t≦1.0hにそれぞれ設定し、インナーピース距離は1mmに調節する。
また、このように作製した被覆粒子13の平均半径R1と、第1工程で作製したセラミックスラリ16を形成する粒子の平均半径R2との比は、R1:R2=30〜70:1に設定する。
[被覆粒子−セラミックスラリ配列体の作製]
そして、被覆粒子13の集合体と、第1工程で作製したセラミックスラリ16とを、所定容器で所定配合にて混合し、被覆粒子−セラミックスラリ混合物を作製する(S104)。
ここで、前記所定配合は、被覆粒子13の集合体の体積V1と、セラミックスラリ16の体積V2との比が、V1:V2=6:4〜9:1となるように設定する。
このように配合を設定し、且つ、前記したように被覆粒子13の平均半径R1と、セラミックスラリ16の平均半径R2との比を、R1:R2=30〜70:1に設定することによって、次の被覆粒子−セラミックスラリ配列体17の作製において、被覆粒子13が、6配位、8配位、12配位などの最密充填形式で一様に配列し、配列した被覆粒子13間にセラミックスラリ16を好適に充填させて、被覆粒子−セラミックスラリ配列体17の気孔率(空隙率)を低下させることができる(築炉用セラミック材料、技報堂出版、p.46参照)。これにより、セルC(図2参照)が高密度で均一に分布すると共に、隔壁1a(図1)が緻密なセラミック成形体1を得ることができる。R1:R2=50:1の場合における具体例を、次の表1に示す。
なお、図8などは、被覆粒子13が12配位の最密充填形式で理想的に配列した場合をわかりやすく描いた図である。
Figure 0004026835
また、被覆粒子−セラミックスラリ混合物のpHは、第1工程におけるpH調整剤などにより、pH8〜10に調整されている。したがって、図7に示すように、被覆粒子−セラミックスラリ混合物を構成する被覆粒子13(PMMA製の有機系粒子11、SiC粒子12を含む)、セラミックスラリ16を構成するSiC粒子14およびC粒子15のゼータ電位は、それぞれ大きく負となっている。よって、被覆粒子13、セラミックスラリ16を構成するSiC粒子14、C粒子15は、相互に反発し、その結果として、好適に分散することになる(S104)。
そして、この被覆粒子−セラミックスラリ混合物を、所定形状の型に流しこみ、減圧下に曝し、適宜な振動を加えることによって、図8に示すように、複数の被覆粒子13が前記最密充填形式で配列し、配列した被覆粒子13の隙間にセラミックスラリ16充填してなる被覆粒子−セラミックスラリ配列体17を作製する(S105)。
ここで、型として、例えば、石こう等の多孔質から形成された型や、各種金属またはPTFEよりなる型などを使用し、減圧ろ過方式や、型の開口側から型内を加圧するといった方式を適宜採用してもよい。
<第2工程:ゲル化>
そして、この被覆粒子−セラミックスラリ配列体17(図8参照)中のゲル化剤をゲル化させて、セラミックスラリ16の流動性を失わせる(S106)。ゲル化させる方法としては、例えば、温度を変化させたり、所定の重合開始剤を添加する方法などが採用される。さらに具体的には、例えば、ゲル化剤として前記カードランを使用した場合、室温RT→60℃→室温RTと温度変化させることでゲル化できる。
<第3工程:乾燥・離型>
続いて、ゲル化後の被覆粒子−セラミックスラリ配列体17を、適宜な乾燥機を使用し、所定乾燥温度、所定乾燥時間にて乾燥させて焼結用成形体を作製する(S107)。乾燥温度、乾燥時間は適宜決定してよく、例えば、20℃で5時間乾燥した後、さらに90℃で1時間乾燥させるなどの方法が採用される。
この乾燥において、前記ゲル化により、セラミックスラリ16は流動性を失っているため、例えば、被覆粒子13に比重差があったとしても、乾燥中に被覆粒子13が片寄らず、セルCが均一に分布したセラミック成形体1を得ることができる。
また、ゲル化により、被覆粒子−セラミックスラリ配列体17は適量の水分を内部に取り込み、適度な可撓性を有するため、乾燥中にひび割れやそりが発生しにくくなる。
所定時間経過後、焼結用成形体を型から離型する(S107)。この離型においても、適度な可撓性・保形性を有するため、破壊しにくくなる。
<第4工程:有機系粒子のガス化>
次いで、この焼結用成形体を、不活性雰囲気の焼結炉内に設置して、所定の炉内圧まで減圧し、所定昇温速度で炉内を、有機系粒子11が熱分解する温度まで上昇させ、その温度を所定時間維持する(S108)。そうすると、有機系粒子11が熱分解してガス化、つまりガスが発生し、図9に示すように、球状を呈する複数のセルCが形成されると共に、発生したガスが抜ける際の圧力によって、相隣るセルCを連通させる連通孔Hが形成される。
セルCおよび連通孔Hの形成において、セラミックスラリ16は前記したようにゲル化しているため、有機系粒子11のガス化による過剰なガス化圧力によって、セラミック成形体1の破壊や、セルCの変形を防止することができる。
また、図10に示すように、例えば、PMMA製の有機系粒子11に対しAl23ゲルは、温度に対して緩やかな質量変化を呈し、PMMAのガス化後もAl23ゲルの一部は残存し、この残存するAl23ゲルにより、セラミック成形体1の破壊、セルC形状の変形などが防止される。なお、図10は、空気中におけるPMMAとAl23ゲルのTG(Thermo Gravimetry)曲線である。
炉内の不活性雰囲気は、窒素(N2)、アルゴン(Ar)などの不活性ガスにより形成する。このように炉内を不活性雰囲気にすることで、被覆粒子13の間に充填されたセラミックスラリ16中のC粒子15が酸素と反応することを防止できる。
炉内圧P、昇温速度Hr、加熱温度T、加熱時間t(昇温後、加熱温度Tでの維持時間)は、有機系粒子11の材質に依存し、特に昇温速度Hrは連通孔Hの大きさに密接に関係する。本実施形態では、炉内圧Pは1Pa≦P≦1MPaに、昇温速度Hrは5℃/h≦Hr≦120℃/hに、加熱温度Tは300℃≦T≦600℃に、加熱時間tは0.5≦t≦10hにそれぞれ設定する。
P<1Paでは、有機系粒子11の熱分解により発生するガスとの圧力差が大きくなり、連通孔Hが大きくなりすぎてしまうからである。一方、P>1MPaでは、前記ガスとの圧力差が小さくなり、好適に連通孔Hが形成されないからである。また、Hr<5℃/hでは発生ガス圧力が低くなりすぎてしまい、一方、Hr>120℃/hでは発生ガス圧力が高くなりすぎるからである。さらに、T<300℃では、有機系粒子11がガス化しきれず残留するおそれが生じ、一方、T>600℃では焼結用成形体(被覆粒子−セラミックスラリ配列体17)の表面が不活性雰囲気の影響を受けてしまうからである。さらにまた、t<0.5hでは有機系粒子11が残留する場合も生じ、一方、t>10hでは前記影響を受けてしまうからである。
このように、炉内圧P、昇温速度Hr、加熱温度Tおよび加熱時間tを所定に設定し、有機系粒子11のメジアン直径DMを前記所定範囲とすることで、連通孔Hの内径のメジアンMdと、セルCの内径のメジアンMDとの比、Md/MDを0.1<Md/MD<0.5にすることができる。
さらに具体的には、PMMA製の有機系粒子11の場合、炉内圧を0.1MPaとし、10℃/hの昇温速度で500℃に上昇させ、500℃にて3時間、加熱処理することによって、有機系粒子11を良好にガス化させ、セルCおよび連通孔Hを好適に形成することができる。
<第5工程:反応焼結>
次いで、適宜な焼結炉を使用して、図11に示すように、焼結用成形体のセルCおよび連通孔Hに金属Si19を充填し、炉内圧を所定に減圧した状態で(例えば1Pa以下)、所定焼結温度(例えば1500℃)、所定焼結時間(2h)にて、金属Si19の一部とC粒子15(カーボン)とを反応させながら、SiC粒子14を焼結(反応焼結)する(S109)。
セルCおよび連通孔Hへの金属Si19の充填方法は、本発明では特に限定はないが、例えば、溶融した液状の金属Si19中に、セルCおよび連通孔Hが形成された焼結用形成体を含浸させてもよいし、セルCおよび連通孔Hに粉体状の金属Si19を充填した後、所定温度にして前記粉体状の金属Si19を溶融させてもよい。また、充填させる金属Si19の量は、C粒子15に対して、組成比でSi/C>7/3とすることが好ましい。
このように金属Si19を充填して加熱すると、溶融した金属Si19の一部が、セルCを取り囲むSiC粒子14の隙間に浸透し、C粒子15と反応してSiC(セラミック)を生成する。ここで、前記したように炉内を1Pa以下の減圧下とするため、金属Si19は、前記隙間に好適に浸透する。また、生成するSiCが、セルCを取り囲み焼結するSiC粒子12およびセラミックスラリ16中のSiC粒子14と一体化する。その結果として、製造されるセラミック成形体1のセルCを隔てる隔壁1aは緻密となり、セラミック成形体1は反応焼結中に収縮しにくくなり、ひび割れなども発生しない。
また、このように減圧下で反応焼結させるため、常圧下おける一般の焼結に対して、300〜500℃以上低い温度で焼結(焼成)することができる。
<第6工程:未反応の金属Siの除去>
その後、所定条件(例えば、1600℃、133Pa以下、2h)にて、セルCおよび連通孔Hに残存する未反応の金属Si19を溶融し、除去することによって(S110)、三次元網目構造を有するセラミック成形体1を得ることができる(図2参照)。また、S110での処理の後、フッ酸(HF)によるフッ酸処理を行うことによって、未反応の金属Si19を完全に除去することができる。
このようなセラミック成形体の製造方法によれば、第2B工程(被覆粒子−セラミックスラリ配列体17の作製工程)において、相隣る被覆粒子13の間にC粒子15(第1物質)を存在させ、第5工程(反応焼結工程)において、C粒子15と金属Si19とを反応させてSiCを生成しながら、反応焼結することで、生成するSiCと、セラミックスラリ16中のSiC粒子14と、被覆粒子13を構成するSiC粒子12とは一体化し、その結果として、これらが形成する隔壁1aは緻密となる。
したがって、焼結中にセラミック成形体1は収縮しにくくなり、セラミック成形体1のニアネット調整が可能となり、二次的加工が不要となる。また、Al23やB4Cなど、セラミック成形体1の不純物となる焼結助剤を使用しないため、セラミック成形体1の純度を高めることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について一例を説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。
前記した実施形態における被覆粒子13(図6参照)に代えて、図12に示すように、SiC粒子12の一部を、加熱によりガス化可能な有機系小粒子21に置き換えた被覆粒子13Aを使用してもよい。このような被覆粒子13Aによれば、有機系小粒子21のガス化によって、連通孔Hの形成を促進したり、連通孔Hの内径のメジアンMdを制御することができる。
前記した実施形態では、図5に示す真空脱気(S102)を行う前にゲル化剤を添加したが、ゲル化剤を添加するタイミングはこれに限定されず、セラミックスラリ16と被覆粒子13との混合段階(S104)において添加してもよい。
また、pH調整剤についても同様であり、前記混合段階(S104)で添加してもよい。
前記した実施形態では、第1B工程において、セラミックスラリ16と、被覆粒子13の集合体とを混合した後、所定の型に流し込むとしたが、最密充填形式で配列した被覆粒子13の隙間に、セラミックスラリ16が充填してなる被覆粒子−セラミックスラリ配列体17を作製可能であれば、この手順に限定されない。例えば、被覆粒子13を所定の型に配列した後に、セラミックスラリ16を加圧方法などで充填させてもよく、このような順序であっても本発明の技術的範囲に属することは言うまでもない。
前記した実施形態に係る第4工程では、焼結炉内を、減圧下かつ不活性雰囲気下にしたが、減圧下および不活性雰囲気下の少なくともいずれかであればよい。
前記した実施形態では、SiCを主成分とするセラミック成形体1を製造する場合について説明したが、本発明の適用はSiC製のセラミック成形体の製造に限定されず、その他に例えば、TiCなど、その他の炭化物セラミック(エンジニアリングセラミック)を主成分とするセラミック成形体を製造する場合に適用してもよい。
前記した実施形態では、図1に示すように、直方体状を呈するセラミック成形体について説明したが、セラミック成形体の形状はこれに限定されず、金属基複合部材MCの形状に応じて複雑であってもよい。
前記した実施形態では、被覆粒子13が最密充填形式で配列した場合について説明したが、被覆粒子の配列方式はこれに限定されず、一様であるならばランダムに配列してもよい。
本実施形態に係るセラミック成形体の一例を示す斜視図である。 図1に示すセラミック成形体の要部拡大断面図である。 図1に示すセラミック成形体に金属を充填してなる金属基複合部材の一例を示す斜視図である。 図3に示す金属基複合部材の要部拡大断面図である。 本実施形態に係るセラミック成形体の製造方法の工程図である。 被覆粒子の拡大断面図である。 pH値とゼータ電位との関係を示すグラフである。 最密充填形式で配列した被覆粒子の隙間で、セラミックスラリが充填された状態を示す拡大断面図である。 図8に示す有機系粒子がガス化して、セルおよび連通孔が形成された状態を示す拡大断面図である。 PMMAとAl23ゲルのTG曲線である。 図9に示すセルおよび連通孔に、金属Siが充填された状態を示す拡大断面図である。 SiC粒子の一部を有機系小粒子に置き換えた被覆粒子の拡大断面図である。
符号の説明
1 セラミック成形体
11 有機系粒子(第1粒子)
12 SiC粒子(セラミック粒子)
13、13A 被覆粒子
14 SiC粒子
15 C粒子(第1物質)
16 セラミックスラリ
17 被覆粒子−セラミックスラリ配列体
19 金属Si(金属)
C セル
H 連通孔

Claims (4)

  1. 複数のセルと、相隣るセルを隔てる隔壁に存する複数の連通孔と、を有する三次元網目構造を備えたセラミック成形体を製造する方法であって、
    加熱によりガス化する複数の第1粒子の表面を複数のセラミック粒子で被覆してなる複数の被覆粒子が配列し、当該配列した被覆粒子間にゲル化剤を含有するセラミックスラリが充填してなる被覆粒子−セラミックスラリ配列体を作製する第1工程と、
    前記ゲル化剤をゲル化させる第2工程と、
    当該ゲル化後の被覆粒子−セラミックスラリ配列体を乾燥する第3工程と、
    前記被覆粒子−セラミックスラリ配列体を加熱して、前記第1粒子をガス化させることによって、前記複数のセルおよび前記複数の連通孔を形成する第4工程と、
    を有することを特徴とする三次元網目構造を備えたセラミック成形体の製造方法。
  2. 前記被覆粒子の平均半径R1と、前記セラミックスラリを形成する粒子の平均半径R2との比を、R1:R2=30〜70:1とし、
    前記複数の被覆粒子の体積V1と、前記セラミックスラリの体積V2との比を、V1:V2=6:4〜9:1とし、
    前記被覆粒子−セラミックスラリ配列体の気孔率を低下させることを特徴とする請求項1に記載の三次元網目構造を備えたセラミック成形体の製造方法。
  3. 前記セラミックスラリはSiCを主成分とし、前記第1粒子はPMMA、PS、PE、無機カーボン、および、シリコン系無機化合物粒子からなる群から選択された少なくとも1種を主成分とし、前記セラミック粒子はSiCを主成分とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の三次元網目構造を備えたセラミック成形体の製造方法。
  4. 前記第1工程におけるセラミックスラリは、前記セラミック成形体の原料である第1物質を含有し、
    前記第4工程において、当該第1物質を反応させずに、前記複数のセルおよび前記複数の連通孔を形成し、
    前記第4工程の後に、
    当該複数のセルおよび当該複数の連通孔に、前記第1物質と反応しセラミックを生成する金属を充填し、当該金属の一部と前記第1物質とを反応させ前記セラミックを生成しながら焼結する第5工程と、
    未反応の前記金属を除去する第6工程と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の三次元網目構造を備えたセラミック成形体の製造方法。
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