JP4026399B2 - 被覆六ホウ化物粒子及びこれを用いた光学部材 - Google Patents

被覆六ホウ化物粒子及びこれを用いた光学部材 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粒子表面を被覆して耐水性を改善した被覆六ホウ化物粒子、及びこれを用いた光学部材に関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来から、LaBなどの六ホウ化物は、可視光線領域を透過し且つ1000nm付近の光を反射吸収遮蔽する特性を利用して、光学部材などとして利用されている。例えば、六ホウ化物微粒子を単独で又はITO微粒子やATO微粒子と共に含む塗膜を設けたガラス板や樹脂板は、建築物や自動車の窓などに設置して熱線を遮蔽するために使用されている。
【0003】
しかし、これらの六ホウ化物粒子は、空気中の水蒸気や水によって、表面が分解されることが知られている。特に、微細粒子の状態で存在する場合には、体積に対して表面積が増加しているため、その表面が水蒸気や水分で分解し易く、酸化物や水酸化物などの化合物に変化する割合が多くなり、その結果六ホウ化物本来の特性が徐々に低下する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のごとく六ホウ化物粒子は水蒸気や水の影響を受け易いため、特に六ホウ化物粒子を含む塗膜を設けた光学部材の場合、表面の塗膜中に水蒸気や水が徐々に浸透して六ホウ化物粒子が分解し、200〜2600nm領域の透過率が経時的に上昇するという問題があった。
【0005】
本発明は、このような従来の事情に鑑み、耐水性を改善して水や水蒸気の影響を受け難い六ホウ化物粒子を提供すること、及びその六ホウ化物粒子を用いることで透過率の経時的劣化が少ない光学部材を提供することを目的とする。
【0006】
【発明を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、六ホウ化物粒子の表面を、Si、Ti、Al、Zrの群から選ばれた少なくとも1種の元素の化合物で被覆したことを特徴とする被覆六ホウ化物粒子を提供するものである。
【0007】
上記本発明の被覆六ホウ化物粒子においては、前記六ホウ化物粒子が、Y、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、Sr、Caの群から選ばれた少なくとも1種の元素の六ホウ化物からなることが好ましい。
【0008】
上記本発明の被覆六ホウ化物粒子では、前記Si、Ti、Al、Zrの群から選ばれた少なくとも1種の元素の化合物は、分子中にアルコキシ基を含む化合物又はそれらの加水分解重合物、或いは上記いずれかの元素を含むナトリウム塩又はカリウム塩のいずれかであることが好ましい。また、前記Siの化合物は、アルコキシシラン、クロロシラン、シラザン、及びこれらの加水分解重合物の群から選ばれた少なくとも1種であることが好ましい。
【0009】
また、本発明は、上記した被覆六ホウ化物粒子が、更に100℃以上で熱処理されていることを特徴とする被覆六ホウ化物粒子を提供する。更に、本発明は、上記したいずれかの被覆六ホウ化物粒子を液体中に分散させてなる光学部材製造用分散液、被覆六ホウ化物粒子を含む膜が基材表面に設けてあることを特徴とする光学部材、並びに被覆六ホウ化物粒子が樹脂基材中に分散していることを特徴とする光学部材を提供するものである。
【0010】
【発明実施の形態】
上記したように、六ホウ化物粒子は空気中の湿気などで表面が酸化物や水酸化物に変化するため、六ホウ化物本来の特性が低下し易かった。これに対し、本発明においては、六ホウ化物粒子の表面をSi、Ti、Al、Zrから選ばれた1種以上の元素の化合物で被覆することにより、その耐水性を向上させることができる。
【0011】
六ホウ化物粒子の表面を被覆する被覆化合物として、Si、Ti、Al、Zrから選ばれた1種以上の元素の化合物であって、分子中にアルコキシ基を含む化合物か又はその加水分解重合物、或いは珪酸ナトリウムなどの上記いずれかの元素を含むナトリウム塩やカリウム塩、若しくはこれらの混合物などを挙げることができる。特に、Siの化合物では、アルコキシシラン、クロロシラン、シラザン、若しくはこれらの加水分解重合物が好ましく、これらは表面処理剤として市販されているものを用いることができる。
【0012】
アルコキシシランは、そのアルコキシ基が六ホウ化物粒子と粒子表面で共有結合を形成し、これによって粒子表面が覆われて耐水性が向上する。代表的なものとして、テトラメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、テトラエトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、ヘキシルトリメトキシシラン、ヘキシルトリエトキシシラン、デシルトリエトキシシラン、デシルトリメトキシシラン、トリウルオロプロピルトリメトキシシラン、ヘプタデカトリフルオロデシルトリメトキシシランなどが挙げられる。
【0013】
クロロシランは、そのクロロ基が六ホウ化物粒子と粒子表面で共有結合を形成し、これによって粒子表面が被覆されて耐水性が向上する。代表的なものは、メチルトリクロロシラン、メチルジクロロシラン、ジメチルジクロロシラン、トリメチルクロロシラン、フェニルトリクロロシラン、ジフェニルジクロロシラン、トリフロロプロピルトリクロロシラン、ヘプタデカフロロデシルトリクロロシランなどを挙げることができる。
【0014】
シラザンは六ホウ化物粒子との反応性が強く、六ホウ化物粒子と粒子表面で共有結合し、粒子表面をシラザンで覆うことが可能である。更にシラザンは親油性であり、分子構造が小さいため緻密に粒子表面を覆うことができ、最外郭が疎水性となるため耐水性向上に有効である。具体的には、ヘキサメチルジシラザン、サイクリックシラザン、N,N−ビス(トリメチルシリル)ウレア、N−トリメチルシリルアセトアミド、ジメチルトリメチルシリルアミン、ジエチルトリメチルシリルアミン、トリメチルシリルイミダゾール、N−トリメチルシリルフェニルウレアなどが挙げられる。
【0015】
六ホウ化物粒子の表面被覆処理は、その粒子表面を上記Si化合物などの被覆化合物で被覆することができれば良く、その方法は特に限定されない。例えば、被覆化合物を六ホウ化物粒子に直接作用させて表面を被覆しても良い。
【0016】
特に効率よく粒子表面を被覆する方法として湿式法がある。この方法は、六ホウ化物粒子を液体中に分散し、ここに上記アルコキシシラン表面処理剤や珪酸ナトリウムなどの被覆化合物を1種以上添加混合する方法である。アルコキシシラン表面処理剤やナトリウム塩などの被覆化合物は、液体中で効率良く粒子表面を覆い、耐水性の向上した被覆六ホウ化物粒子を簡単に得ることができる。
【0017】
六ホウ化物粒子が凝集していると被覆が十分に行われない部分が残り、後工程で凝集が解れたとき未被覆部が現れるため、耐水性が十分に得られないことがある。未被覆部が残ることを防ぐためには、超音波照射や撹拌ミルなどの手段によって、粒子の凝集を液体中で解すことが好ましい。
【0018】
上記被覆化合物の六ホウ化物粒子に対する添加量は、例えばSiの化合物の場合、SiO換算で、六ホウ化物粒子1重量部に対して0.001〜50重量部の範囲が好ましく、0.005〜10重量部の範囲がより好ましい。被覆化合物の添加量が0.001重量部未満では粒子表面を十分に被覆できず、耐水性向上の効果が少ない。また、50重量部を超えて添加しても、表面被覆による耐水性の向上が見られないため、経済的に望ましくない。
【0019】
また、上記のように粒子表面をSi、Ti、Al又はZrの被覆化合物で覆った被覆六ホウ化物は、加熱することで被覆化合物が緻密になり、耐水性や耐湿性が更に向上する。湿式法で表面処理した場合には、溶媒を蒸発させてから加熱を行うことが好ましい。
【0020】
その場合の加熱温度は被覆化合物によって異なるが、一般的に100℃以上が好ましく、高温ほど被覆化合物が緻密化して耐水性が向上する。六ホウ化物は酸素が存在する雰囲気では700℃前後から酸化するため、酸素が存在する雰囲気中で加熱する場合は700℃以下とする。特に大気中で加熱する場合、500〜700℃の範囲が好ましい。また、酸素の存在しない雰囲気での加熱温度の上限は六ホウ化物が分解する温度までであるが、1000℃以上になると被覆化合物の緻密度の変化が少なくなるので、1000℃以下とすることが工業的に有利である。
【0021】
尚、六ホウ化物粒子としては、例えば熱線遮蔽材などの光学部材としての用途に用いる場合、Y、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、Sr、Caの群から選ばれた少なくとも1種の元素の六ホウ化物が好ましい。
【0022】
六ホウ化物粒子の粒子径、並びに被覆六ホウ化物粒子の粒子径は、使用目的によって適時最適な粒子径を選択すればよい。特に、選択透過性を利用した光学部材としての用途の場合には、粒子による散乱を考慮する必要がある。粒子径が大きいと幾何学散乱若しくはミー散乱により、380nm〜780nmの可視光線領域の光を散乱して曇りガラスのようになり、鮮明な透明性が得られなくなるからである。
【0023】
尚、粒子径が200nm以下になると、上記散乱が低減し、レイリー散乱領域になる。レイリー散乱領域では、散乱光は粒子径の6乗に反比例して低減するため、粒子径の減少に伴い散乱が低減して透明性が向上する。更に粒子径が100nm以下になると、散乱光は非常に少なくなり、透明性が増すため非常に好ましい。従って、透明性を重視する用途では、粒子径は200nm以下が好ましく、100nm以下が更に好ましい。
【0024】
上記した本発明の被覆六ホウ化物粒子を液体中に分散させることにより、光学部材製造用の分散液が得られる。分散液の媒質としては、アルコールなどの有機溶剤や、水などを使用することができ、その使用目的に応じて適宜変更可能である。また、基材表面に塗布して膜形成する場合には、バインダーなどを含むことができる。分散液の作製方法は、特に限定されないが、被覆六ホウ化物粒子を超音波照射や撹拌ミルなどを用いて液体中に分散させれば良い。
【0025】
この被覆六ホウ化物粒子の分散液は、各種光学部材の製造に用いることができる。例えば、分散液を基材の表面に塗布して液体を蒸発させることにより、基材表面に被覆六ホウ化物粒子の分子分散膜を備えた光学部材を作製することができる。膜中に分散した被覆六ホウ化物の粒子表面が被覆されて耐水性が付与されているので、耐水性の向上した粒子分散膜が得られる。
【0026】
分散液中にバインダーを含む場合には、基材表面に塗布して溶媒などを蒸発させた後、バインダーを硬化させることにより、基材との結着性に優れ、表面強度の良好な粒子分散膜を得ることができる。バインダーは用途にあわせて選択可能であり、例えば、紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂、常温硬化樹脂、熱可塑樹脂などを使用することができる。
【0027】
また、上記分散液又は被覆六ホウ化物粒子そのものを樹脂などに練り込み、成形することによって、フィルム状や板状の光学部材材を作製することができる。一般的に樹脂に練り込む際には、樹脂の融点付近の温度(200〜300℃前後)で加熱混合する。例えば樹脂と混合した後、そのまま又はペレット化して、押出成形法、インフレーション成形法、溶液流延法、キャスティング法などにより成形する。この時のフィルムや板の厚さは目的によって設定すればよい。
【0028】
樹脂に対するフィラー量は、光学部材の厚さ、必要とされる光学特性や機械特性に応じて変えることができるが、一般的に樹脂に対して50重量%以下が好ましい。50重量%を超えると、フィルム状又は板状をなす部材の強度低下が大きくなるためである。
【0029】
母体とする樹脂は特に限定されるものではなく、用途に合わせて選択可能であるが、耐候性を考慮するとフッ素樹脂が有効である。更に、フッ素樹脂に比べて低コストで、透明性が高く、汎用性の広い樹脂として、PET樹脂、アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂、オレフィン樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂などを用いることもできる。
【0030】
このようにして得られた光学部材は、可視光線領域を透過し且つ1000nm付近の光を反射吸収遮蔽する六ホウ化物粒子の特性を利用して、光学フィルターや熱線遮蔽材などとして使用される。
【0031】
光学フィルターの場合、特に1000nm付近の光を反射吸収遮蔽し、380nm〜780nmの光を透過する用途では、被覆六ホウ化物粒子において、ホウ素(B)と金属元素(X)の元素比B/Xが5〜7であることが好ましく、B/X=6が最も好ましい。これは六ホウ化物特有の電子構造に由来するものであり、特に1000nm付近に自由電子のプラズモン共鳴があるため、この領域の光をブロードに吸収反射する。
【0032】
また、380nm〜780nmの可視光領域の吸収が少ないため、可視光線領域を透過し且つ近赤外線を遮蔽する熱線遮蔽材としての用途に適している。例えば、住宅や自動車の窓、温室などに応用すれば、十分な視認性が確保できると同時に、太陽光線中の1000nm付近の近赤外線を有効に遮蔽し、高い断熱効果が得られる。
【0033】
被覆六ホウ化物粒子の使用量は、求められる特性によって適時変更可能であるが、上記光学フィルターや熱線遮蔽材として可視光線領域の光を透過して使用する場合には、例えばLaBにおいては1m当たり0.01g以上で有効な断熱効果が得られる。一般に1m当たり0.1gで約50%の太陽光線の熱エネルギーを吸収遮蔽することが可能であり、被覆六ホウ化物粒子の少ない使用量で高い断熱効率が得られる。
【0034】
【実施例】
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。尚、可視光透過率とは、波長380〜780nm領域の光の透過量を視感度で規格化した透過光量の積算値であり、人の目の感じる明るさを意味する値である。可視光透過率はJIS A 5759に準ずる方法により測定した(ただし、ガラスに貼付せず、膜又はフィルムのみで測定を行った)。
【0035】
ヘイズ値は、JIS K 7105に準じて測定した。平均分散粒子径は、動的光散乱法を用いた測定装置(ELS−800:大塚電子(株)製)により測定し、その平均値を示した。耐水性の評価は、60℃で湿度90%の環境に1日間放置した後に可視光透過率を測定し、湿度試験前に対する透過率の上昇が1.9ポイント以下のものを良好とし、2.0ポイント以上のものは不良とした。
【0036】
実施例1
400gのLaBを、シラン系表面処理剤であるメチルトリメトキシシラン200g(SiO換算)と水800とエタノール800gに撹拌混合し、これを分散処理して平均分散粒子径を約200nmとした。この液を真空乾燥機にて60℃で乾燥し、アルコール溶媒を除去した後、更に500℃で120分加熱を行って、シリカ化合物被覆六ホウ化ランタン粒子を得た。
【0037】
このシリカ化合物被覆六ホウ化ランタン粒子がLaB換算で20重量%、有機高分子分散剤A(無機成分は含まない)が3重量%となるように、イソプロピルアルコール中にそれぞれ混合し、分散処理を行って、平均分散粒子径約400nmの分散液を作製した。
【0038】
この分散液2gに、紫外線硬化樹脂UV3701(東亞合成(株)製)5gとトルエン7gを混合して塗布液とした。この塗布液を厚み50μmのPETフィルム上にバーコーターを用いて塗布し、70℃で1分間乾燥して溶媒を蒸発させた後、高圧水銀ランプから紫外線を照射して膜を硬化させた。
【0039】
得られた膜の可視光透過率は71.2%であり、ヘイズ値は8.0%であった。この膜を60℃で湿度90%の環境に1日間放置した後、その可視光透過率を測定したところ71.3%であり、可視光透過率の上昇は0.1ポイントで耐水性は良好であった。
【0040】
比較例1
400gのLaBを水800とエタノール800gに撹拌混合し、これを分散処理して平均分散粒子径約250nmとした。この液を真空乾燥機にて60℃で乾燥し、アルコール溶媒を除去した後、更に500℃で120分加熱した。得られた六ホウ化ランタン粒子が20重量%、有機高分子分散剤A(無機成分は含まない)が3重量%となるように、イソプロピルアルコール中にそれぞれ混合し、分散処理を行って、平均分散粒子径が約450nmの分散液を作製した。
【0041】
この分散液2gに、紫外線硬化樹脂UV3701(東亞合成(株)製)5gとトルエン7gを混合して塗布液とした。この塗布液を厚み50μmのPETフィルム上にバーコーターを用いて塗布し、70℃で1分間乾燥して溶媒を蒸発させた後、高圧水銀ランプから紫外線を照射して膜を硬化させた。
【0042】
得られた膜の可視光透過率は69.8%であり、ヘイズ値は9.7%であった。この膜を60℃で湿度90%の環境に1日間放置した後、その可視光透過率を測定したところ72.1%であり、可視光透過率の上昇は2.3ポイントで耐水性は不良であった。
【0043】
実施例2
400gのCeBを、シラン系表面処理剤であるメチルトリメトキシシラン400g(SiO換算)と水800とエタノール800gに撹拌混合し、これを分散処理して平均分散粒子径約200nmとした。この液を真空乾燥機にて60℃で乾燥し、アルコール溶媒を除去した後、更に500℃で120分加熱を行って、シリカ化合物被覆六ホウ化セリウム粒子を得た。
【0044】
このシリカ化合物被覆六ホウ化セリウム粒子がCeB換算で20重量%、有機高分子分散剤A(無機成分は含まない)が3重量%となるように、イソプロピルアルコール中にそれぞれ混合し、分散処理を行って、平均分散粒子径約420nmの分散液を作製した。
【0045】
この分散液2gに、紫外線硬化樹脂UV3701(東亞合成(株)製)5gとトルエン7gを混合して塗布液とした。この塗布液を厚み50μmのPETフィルム上にバーコーターを用いて塗布し、70℃で1分間乾燥して溶媒を蒸発させた後、高圧水銀ランプから紫外線を照射して膜を硬化させた。
【0046】
得られた膜の可視光透過率は68.9%であり、ヘイズ値は8.6%であった。この膜を60℃で湿度90%の環境に1日間放置した後、その可視光透過率を測定したところ69.1であり、可視光透過率の上昇は0.2ポイントで耐水性は良好であった。
【0047】
実施例3
400gのPrBを、シラン系表面処理剤であるエチルトリエトキシシラン400g(SiO換算)と水800とエタノール800gに撹拌混合し、これを分散処理して平均分散粒子径約150nmとした。この液を真空乾燥機にて60℃で乾燥し、アルコール溶媒を除去した後、更に500℃で60分加熱を行って、シリカ化合物被覆六ホウ化プラセオジム粒子を得た。
【0048】
このシリカ化合物被覆六ホウ化プラセオジム粒子がPrB換算で20重量%、有機高分子分散剤A(無機成分は含まない)が3重量%となるように、イソプロピルアルコール中にそれぞれ混合し、分散処理を行って、平均分散粒子径約430nmの分散液を作製した。
【0049】
この分散液2gに、紫外線硬化樹脂UV3701(東亞合成(株)製)5gとトルエン7gを混合して塗布液とした。この塗布液を厚み50μmのPETフィルム上にバーコーターを用いて塗布し、70℃で1分間乾燥して溶媒を蒸発させた後、高圧水銀ランプから紫外線を照射して膜を硬化させた。
【0050】
得られた膜の可視光透過率は71.2%であり、ヘイズ値は7.8%であった。この膜を60℃で湿度90%の環境に1日間放置した後、その可視光透過率を測定したところ69.1%であり、可視光透過率の上昇は0.2ポイントで耐水性は良好であった。
【0051】
実施例4
400gのLaBを、シラン系表面処理剤であるメチルトリメトキシシラン200g(SiO換算)と水800とエタノール800gに撹拌混合し、これを分散処理して平均分散粒子径約200nmとした。この液を真空乾燥機にて60℃で乾燥し、アルコール溶媒を除去した後、更に650℃で120分加熱を行って、シリカ化合物被覆六ホウ化ランタン粒子を得た。
【0052】
このシリカ化合物被覆六ホウ化ランタン粒子がLaB換算で20重量%、有機高分子分散剤A(無機成分は含まない)が3重量%となるように、イソプロピルアルコール中にそれぞれ混合し、分散処理を行って、平均分散粒子径約400nmの分散液を作製した。
【0053】
この分散液2gに、紫外線硬化樹脂UV3701(東亞合成(株)製)5gとトルエン7gを混合して塗布液とした。この塗布液を厚み50μmのPETフィルム上にバーコーターを用いて塗布し、70℃で1分間乾燥して溶媒を蒸発させた後、高圧水銀ランプから紫外線を照射して膜を硬化させた。
【0054】
得られた膜の可視光透過率は73.2%であり、ヘイズ値は8.2%であった。この膜を60℃で湿度90%の環境に1日間放置した後、その可視光透過率を測定したところ73.2であり、可視光透過率の上昇は0.0ポイントで耐水性は良好であった。
【0055】
実施例5
400gのGdBを、シラン系表面処理剤であるフェニルトリメトキシシラン200g(SiO換算)と水800とエタノール800gに撹拌混合し、これを分散処理して平均分散粒子径約200nmとした。この液を真空乾燥機にて60℃で乾燥し、アルコール溶媒を除去した後、更に600℃で120分加熱を行って、シリカ化合物被覆六ホウ化ガドリニウム粒子を得た。
【0056】
このシリカ化合物被覆六ホウ化ガドリニウム粒子がGdB換算で20重量%、有機高分子分散剤A(無機成分は含まない)が3重量%となるように、イソプロピルアルコール中にそれぞれ混合し、分散処理を行って、平均分散粒子径約400nmの分散液を作製した。
【0057】
この分散液2gに、紫外線硬化樹脂UV3701(東亞合成(株)製)5gとトルエン7gを混合して塗布液とした。この塗布液を厚み50μmのPETフィルム上にバーコーターを用いて塗布し、70℃で1分間乾燥して溶媒を蒸発させた後、高圧水銀ランプから紫外線を照射して膜を硬化させた。
【0058】
得られた膜の可視光透過率は67.5%であり、ヘイズ値は7.6%であった。この膜を60℃で湿度90%の環境に1日間放置した後、その可視光透過率を測定したところ67.7%であり、可視光透過率の上昇は0.2ポイントで耐水性は良好であった。
【0059】
実施例6
400gのLaBを、シラン系表面処理剤であるテトラエトキシシラン400g(SiO換算)と水800とエタノール800gに撹拌混合し、これを分散処理して平均分散粒子径約250nmとした。この液を真空乾燥機にて60℃で乾燥し、アルコール溶媒を除去した後、更に500℃で120分加熱を行って、シリカ化合物被覆六ホウ化ランタン粒子を得た。
【0060】
このシリカ化合物被覆六ホウ化ランタン粒子がLaB換算で20重量%、有機高分子分散剤A(無機成分は含まない)が3重量%となるように、イソプロピルアルコール中にそれぞれ混合し、分散処理を行って、平均分散粒子径約450nmの分散液を作製した。
【0061】
この分散液2gに、紫外線硬化樹脂UV3701(東亞合成(株)製)5gとトルエン7gを混合して塗布液とした。この塗布液を厚み50μmのPETフィルム上にバーコーターを用いて塗布し、70℃で1分間乾燥して溶媒を蒸発させた後、高圧水銀ランプから紫外線を照射して膜を硬化させた。
【0062】
得られた膜の可視光透過率は72.3%であり、ヘイズ値は9.1%であった。この膜を60℃で湿度90%の環境に1日間放置した後、その可視光透過率を測定したところ72.6であり、可視光透過率の上昇は0.3ポイントで耐水性は良好であった。
【0063】
実施例7
400gのLaBを、珪酸ナトリウム(3号水ガラス)200g(SiO換算)と水1600gに撹拌混合し、これを分散処理して平均分散粒子径約200nmとした。この液を真空乾燥機にて100℃で乾燥し、水分を除去した後、更に500℃で120分加熱を行って、シリカ化合物被覆六ホウ化ランタン粒子を得た。
【0064】
このシリカ化合物被覆六ホウ化ランタン粒子がLaB換算で20重量%、有機高分子分散剤A(無機成分は含まない)が3重量%となるように、イソプロピルアルコール中にそれぞれ混合し、分散処理を行って、平均分散粒子径約400nmの分散液を作製した。
【0065】
この分散液2gに、紫外線硬化樹脂UV3701(東亞合成(株)製)5gとトルエン7gを混合して塗布液とした。この塗布液を厚み50μmのPETフィルム上にバーコーターを用いて塗布し、70℃で1分間乾燥して溶媒を蒸発させた後、高圧水銀ランプから紫外線を照射して膜を硬化させた。
【0066】
得られた膜の可視光透過率は67.1%であり、ヘイズ値は8.9%であった。この膜を60℃で湿度90%の環境に1日間放置した後、その可視光透過率を測定したところ68.1%であり、可視光透過率の上昇は1.0ポイントで耐水性は良好であった。
【0067】
実施例8
400gのLaBを、シラザン系表面処理剤であるヘキサメチルシラザン150g(SiO換算)と水800gとエタノール800gに撹拌混合し、これを分散処理して平均分散粒子径約280nmとした。この液を真空乾燥機にて60℃で乾燥し、アルコール溶媒を除去した後、更に500℃で120分加熱を行って、シリカ化合物被覆六ホウ化ランタン粒子を得た。
【0068】
このシリカ化合物被覆六ホウ化ランタン粒子がLaB換算で20重量%、有機高分子分散剤A(無機成分は含まない)が3重量%となるように、イソプロピルアルコール中にそれぞれ混合し、分散処理を行って、平均分散粒子径約450nmの分散液を作製した。
【0069】
この分散液2gに、紫外線硬化樹脂UV3701(東亞合成(株)製)5gとトルエン7gを混合して塗布液とした。この塗布液を厚み50μmのPETフィルム上にバーコーターを用いて塗布し、70℃で1分間乾燥して溶媒を蒸発させた後、高圧水銀ランプから紫外線を照射して膜を硬化させた。
【0070】
得られた膜の可視光透過率は66.8%であり、ヘイズ値は9.5%であった。この膜を60℃で湿度90%の環境に1日間放置した後、その可視光透過率を測定したところ67.0であり、可視光透過率の上昇は0.2ポイントで耐水性は良好であった。
【0071】
実施例9
400gのLaBを、シラン系表面処理剤であるメチルトリメトキシシラン200g(SiO換算)と水800とエタノール800gとに撹拌混合し、これを分散処理して平均分散粒子径約200nmとした。この液を真空乾燥機にて60℃で乾燥し、アルコール溶媒を除去した後、更に500℃で120分加熱を行って、シリカ化合物被覆六ホウ化ランタン粉末を得た。
【0072】
得られたシリカ化合物被覆六ホウ化ランタン粉末0.01kgと、ETFE(テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体)樹脂8.7kgとをVブレンダーにて乾式混合した後、樹脂の溶融温度付近である320℃で十分に密閉混合し、この混合物を320℃で押出成形して厚み約50μmのフィルムを形成した。
【0073】
得られたフィルムの可視光透過率は74.2%であり、ヘイズ値は9.8%であった。このフィルムを60℃で湿度90%の環境に4日間放置した後、その可視光透過率を測定したところ74.2%であり、可視光透過率の上昇は0.0ポイントで耐水性は良好であった。
【0074】
【発明の効果】
本発明によれば、粒子表面をSi、Ti、Al又はZrの化合物で被覆することによって、耐水性を向上させた被覆六ホウ化物粒子を提供することができる。また、この被覆六ホウ化物粒子を用いることで、水や水蒸気の影響をなくし、透過率の経時的劣化が少ない長寿命の光学部材を提供することができる。

Claims (8)

  1. 六ホウ化物粒子の表面を、Si、Ti、Al、Zrの群から選ばれた少なくとも1種の元素の化合物で被覆したことを特徴とする被覆六ホウ化物粒子。
  2. 前記六ホウ化物粒子が、Y、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、Sr、Caの群から選ばれた少なくとも1種の元素の六ホウ化物からなることを特徴とする、請求項1に記載の被覆六ホウ化物粒子。
  3. 前記Si、Ti、Al、Zrの群から選ばれた少なくとも1種の元素の化合物は、分子中にアルコキシ基を含む化合物又はそれらの加水分解重合物、或いは上記いずれかの元素を含むナトリウム塩又はカリウム塩のいずれかであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の被覆六ホウ化物粒子。
  4. 前記Siの化合物が、アルコキシシラン、クロロシラン、シラザン、及びこれらの加水分解重合物の群から選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の被覆六ホウ化物粒子。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の被覆六ホウ化物粒子が、更に100℃以上で熱処理されていることを特徴とする被覆六ホウ化物粒子。
  6. 表面がSi、Ti、Al、Zrの群から選ばれた少なくとも1種の元素の化合物で被覆された被覆六ホウ化物粒子を、液体中に分散させてなる光学部材製造用分散液。
  7. 請求項6に記載の光学部材製造用分散液を基材表面に塗布し、乾燥して形成した膜を有する光学部材であって、該膜中に表面がSi、Ti、Al、Zrの群から選ばれた少なくとも1種の元素の化合物で被覆された被覆六ホウ化物粒子が分散していることを特徴とする光学部材。
  8. 請求項1〜5のいずれかに記載の被覆六ホウ化物粒子、あるいは請求項6に記載の光学部材製造用分散液を樹脂基材中に練り込み、成形して得られた光学部材であって、表面がSi、Ti、Al、Zrの群から選ばれた少なくとも1種の元素の化合物で被覆された被覆六ホウ化物粒子が分散していることを特徴とする光学部材。
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