JP4026303B2 - 情報加工自動販売機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は自動販売装置に関し、特にユーザがディジタルカメラ等で撮影した画像を自動販売機型のプリンタで印刷するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、飲料水の自動販売機等さまざまな自動販売機が市販されている。それらのひとつに、自動販売機型のプリンタ(以降、自販機プリンタで示す)がある。この装置はディジタルカメラ等で撮影した画像を記憶したメディア(例えば、PCカード、コンパクトフラッシュ等)を、自販機プリンタに直接挿入してもらい、その記憶メディアの印刷データを印刷することにより、所定の印刷料金を徴収するものである。
【0003】
ところで、上記自販機プリンタの内部構成は、記録メディアの読み出しや、ユーザとのI/F制御等の自販機プリンタ全体の制御を行うメインコントローラと、プリント処理そのものを行うプリントコントローラの2つに分けることができる。メインコントローラとプリントコントローラは物理的にも距離が離れているため、例えばシリアル通信によって、印刷データの受け渡しやプリント制御コマンドの送受信を行っている。
【0004】
また、自販機プリンタで印刷を行う場合、先ず、メインコントローラがメディアから1画面分の画像を読み出す。そして、読み出した画像データをプリントコントローラに送信する。その後、メインコントローラからプリントコントローラに対して印刷命令が送られ、印刷が行われる。
【0005】
また、1画面分の画像データはデータ容量が大きいので、よく使われる方法にDMAコントローラを用いる方法がある。
図5は、従来技術におけるDMAコントローラを使う場合の構成を示す図である。メインコントローラ16は、自販機プリンタ全体の制御、ユーザI/F制御、記憶メディアの読み出しなどを行うものである。また、マスタ用通信コントローラ17は、メインコントローラ16の通信を担当する構成である。スレーブ用通信コントローラ18は、マスタ用通信コントローラ17との間で通信を行い、メインコントローラ16からの印刷データや印刷制御コマンドを受信し、それぞれに適した処理を行う構成である。
【0006】
メモリ19は、メインコントローラ16から送られてきた画像データを格納するために主に使用され、プリントコントローラ20はメインコントローラ16からの指示に従って、印刷処理の全てを行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、DMAコントローラを用いる方法では、画像データの送信途中に、プリントコントローラ20への制御コマンドを混入させることはできない。
【0008】
プリント自販機において印刷時間を短縮する方法の1つとして、1画面のプリント中に、そのバックグランドで次の画面のデータ転送を行うように並列処理を行うものがある。この並列処理を行うと、次の画像のデータ転送の途中に現在の印刷に自販機プリンタの印刷に関する制御コマンドが混ざる場合がある。そのため、DMAコントローラを用いる従来手法では制御が複雑になる。
【0009】
一方、DMAコントローラを用いず、プリントコントローラに通信処理を行わせようとする提案では、プリントコントローラの処理が重くなり、印刷時間を短縮するためには高速なCPUをプリントコントローラに挿入する必要があり、コストアップに繋がる。
【0010】
また、一般的にも、通信により送られてきた情報が印刷データなのか、プリント制御コマンドなのかの判断ができない。この場合、その制御を行うための専用のCPUが必要になりコストアップになる。
【0011】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、自販機プリンタ内のメインコントローラやプリントコントローラ、メモリ等を適切に構成することによって、情報に適した制御を行うことができ、例えば自販機プリンタの印刷時間を短くし、また装置のコストを低減することができる。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題は請求項1記載の発明によれば、本機全体の制御を行う総制御手段と、画像情報を格納する格納手段と、前記情報を印刷する印刷手段と、前記印刷手段及び前記総制御手段の間で通信制御する通信制御手段とを有する情報加工自動販売機において、前記格納手段は前記通信制御手段に接続していることを特徴とする情報加工自動販売機を提供することによって達成できる。
【0013】
このように構成することにより、プリントコントローラのDMAコントローラ等を使わず、且つ、プリントコントローラに通信の制御をさせることなく画像データの通信を行うことができ、プリントコントローラをプリント制御に専念させることができるので、プリントコントローラの制御が簡単に作れるようになる。更に、プリントコントローラに関係なく通信が行えるので、印刷中に次の印刷データの通信を行うことができるので、自販機プリンタの印刷時間を短くすることができる。
【0014】
上記課題は請求項2記載の発明によれば、本機全体の制御を行う総制御手段と、画像情報を格納する格納手段と、前記情報を印刷する印刷手段と、前記印刷手段及び前記総制御手段の間で通信制御する通信制御手段とを有する情報加工自動販売機において、前記通信制御手段は前記画像情報と印刷動作を制御する印刷動作制御情報を区別し、該各情報に適した処理ができることを特徴とする情報加工自動販売機を提供することによって達成できる。
【0015】
このように構成することにより、スレーブ用通信コントローラが、受信したものが印刷データなのか、プリントコントローラ用制御コマンドなのか、もしくはスレーブ用通信コントローラ用制御なのかを使う場合には処理が複雑になってしまうような印刷データと制御コマンドを混在させた通信が行えるようになるので、自販機プリンタのメインコントローラにおいて、画像データ送信とプリント制御との関連を考えずに制作ソフトを作ることが可能になる。つまり、画像データ送信と、プリント制御をまったく別々のプロセスとして処理できることになり、制御ソフトが非常に簡単に設計できる。
【0016】
上記課題は請求項3記載の発明によれば、前記通信制御手段は前記総制御手段に接続するマスタ用通信制御手段及び前記印刷手段に接続するスレーブ用通信制御手段の2つの通信制御手段に別れていることを特徴とする請求項1及び2記載の情報加工自動販売機を提供することによって達成できる。
【0017】
このように構成することにより、マスタ用通信制御手段には、スレーブ用通信制御手段から返送される情報が先にスレーブ用通信制御手段に転送した情報と一致するか否か判断し、一致した場合次に続く所定単位の情報を総制御手段からスレーブ用通信制御手段へ転送する機能を担わせ、スレーブ用通信制御手段には、マスタ用通信制御手段から転送される画像情報と印刷動作制御情報とを識別し、印刷動作制御情報を印刷手段へ転送し、画像情報を格納手段の指示される領域に書き込む機能を担わせることができ、プリントコントローラの負担が軽くなるので、プリントコントローラのコストを削減することができる。
【0018】
上記課題は請求項4記載の発明によれば、 前記格納手段は前記通信制御手段のスレーブ用通信制御手段に接続されていることを特徴とする請求項1及び2記載の情報加工自動販売機を提供することによって達成できる。
【0019】
このように構成することにより、プリントコントローラの負担が軽くなるので、プリントコントローラのコストを削減することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
先ず、図1は、本発明を適用する自販機プリンタ(情報加工自動販売機)の外観を示す。同図において、記憶メディア挿入口1は、ユーザが印刷したい画像を記録したメディアを挿入する箇所である。また、ディスプレイタッチパネル2は、ユーザやオペレータとのI/F(インターフェイス)であり、ユーザやオペレータへの操作を要求する画面を表示し、又、キー入力を受け付ける。
【0021】
料金挿入・返却口3は、印刷料金の徴収や返却、釣り銭の払い出しを行う箇所であり、又、発行した領収書もこの料金挿入・返却口3から排出される。
返却レバー4は、投入した料金の返却をするときに使うレバーである。また、写真取り出し口5は、印刷が終了したプリント(写真)を出力するボックスであり、ユーザはこの写真取り出し口5に出力される写真を取り出す。
【0022】
次に、図2は本実施形態の自販機プリンタの内部構成を示す図である。また、図3は、本発明を適用した場合の通信動作を説明する図である。
先ず、図2においてメインコントローラ6は、自販機プリンタ全体の制御、ユーザI/F制御、記憶メディアの読み出しなどの制御を行う。また、マスタ用通信コントローラ7は、メインコントローラ6の通信を担当する回路である。スレーブ用通信コントローラ8は、マスタ用通信コントローラ7との間で通信を行い、メインコントローラ6からの印刷データや印刷制御コマンドを受信し、それぞれに適した処理を行う構成である。
【0023】
一方、スレーブ用通信コントローラ8は、メモリ9のI/F(インターフェイス)の制御も行い、プリントコントローラ10からのメモリ9へのアクセス要求にも対応する。メモリ9は、メインコントローラ6から送られてくる画像データを格納するために主に使用される。
【0024】
プリントコントローラ10はメインコントローラ6からの指示に従って、印刷処理の全てを行う。また、マスタ側とスレーブ側の通信は、本例の説明では非同期のシリアル通信(例えば、RS−422など)として説明する。
【0025】
次に、上記構成の自販機プリンタにおける処理動作について、図3を用いて説明する。先ず、ユーザが自販機プリンタの記憶メディア挿入口3に、記憶メディアを挿入する。ここで、ユーザからは画像2枚分の印刷注文であると仮定する。
【0026】
メインコントローラ6は、記憶メディアから印刷する画像データのうち先ず1枚目の画像データ(1枚分)を読み出す。そして、メインコントローラ6は、1枚分の画像データの読み取りが終了すると、マスタ用通信コントローラ7を介して、スレーブ用通信コントローラ8に対して、所定時間以上の送信を続ける。これは、通信路をHigh(Mark)に保ち続けることにより行う。
【0027】
そして、スレーブ用通信コントローラ8では、通信路において所定時間以上High(Mark)が続いた場合、スレーブ用通信コントローラ8に接続されるプリントコントローラ10のリセットを行う命令がマスタ用通信コントローラ7から送られてきたと判断し、プリントコントローラ10のリセット端子(/rst)をLOWにしてリセットをかける。尚、上記の所定時間とは、通信パケット1つ分の時間よりも十分に長い時間を設定しておけばよい。本例では1パケットが20ビット分であり、それよりも十分に長い時間、例えば、256ビット分に設定しておけばよい。
【0028】
さて、プリントコントローラ10のリセットが完了すると、メインコントローラ6は、スレーブ用通信コントローラ8のメモリアドレスレジスタのリセットを要求する制御コマンド(例えば、0xFFFF)を送信する。
【0029】
これを受信したスレーブ用通信コントローラ8は、受信した情報が制御コマンドであることを判断し、更にスレーブ用通信コントローラ8への直接の制御コマンドであることを判断して、自身の内部に持つメモリアドレスレジスタの値をリセットする。
【0030】
次に、リセットが完了するとマスタ用通信コントローラ7を介してメインコントローラ6に対してリセット完了を通知する。リセット完了通知は、スレーブ側コントローラ8が受信したものをそのまま送り返すように構成する。尚、このリセットコマンドの送受信は、マスタ用通信コントローラ7とスレーブ用通信コントローラ8との間で行われ、プリントコントローラ10は関与していない。したがって、プリントコントローラ10が暴走し、又はプリントコントローラ10の電源が落ちた場合でも、通信が行われるので、ENQ(問い合わせ)として用いることもできる。
【0031】
さて、リセット完了通知を受けたメインコントローラ6は、続いて、マスタ用通信コントローラ7を介して、スレーブ用通信コントローラ8に読み込んだ1枚目の画像データ(1枚分)を所定単位ごとに送信する。所定単位とは、例えば、2バイトである。
【0032】
次に、このデータを受信したスレーブ用通信コントローラ8は、受信したデータが印刷画像データであることを判断する。そして、画像データであると判断した場合、受信したデータをメモリ9へと書き込む。また、受信したデータが画像データであると判断した場合、書き込みと同時にマスタ側通信コントローラ7を介してメインコントローラ6へ受信したデータをそのまま送り返し、更に自身の内部のメモリアドレスレジスタをインクリメントする。
【0033】
一方、メインコントローラ6では、所定単位の画像データを送信したら、スレーブ用通信コントローラ8から送信したデータが送り返されるのを待つ。そして、データが送り返された場合、送信したデータと同じであるか否かを判断し、同じ場合には引き続き所定単位ごとの送信処理を繰り返す。
【0034】
また、送り返されたデータが同じでないと判断する場合、通信不良の可能性があるので、スレーブ用通信コントローラ8に対して、メモリアドレスレジスタをディクリメントさせる制御コマンド(0xAAAA)を送信する。
【0035】
スレーブ用通信コントローラ8では、受信したものが制御コマンドであり、更にメモリアドレスのディクリメント命令であると判断した場合、メモリアドレスレジスタをディクリメントさせる。そして、スレーブ用通信コントローラ8は、ディクリメントが終了すると、終了したことを示すために、制御コマンド(0xAAAA)をそのまま送り返す。これをメインコントローラ6が受信すると、直前のデータを再送するようにしている。
【0036】
さて、上記処理を繰り返して行い、1枚目の印刷データ1画面分がメインコントローラ6からメモリ9へ送ら、メインコントローラ6はマスタ用通信コントローラ7を介して、更にスレーブ用通信コントローラ8を通してプリントコントローラ10に、印刷開始コマンド(0x1111)を送信する。
【0037】
これを受信したスレーブ用通信コントローラ8では、受信したものが制御コマンドであり、更にプリントコントローラ10へのコマンドであると判断し、その受信したものをデコードして情報部分のみをプリントコントローラ10へ通知する。これを受けたプリントコントローラ10は、印刷処理を開始する。プリントコントローラ10では、先ず、メモリ9の全てのデータをスレーブ用通信コントローラ8を介して読み出す。そして、全てのデータを読み終わると、メインコントローラ6へ向けて印刷開始コマンド受信を示すACK(0x1010)を送る。メインコントローラ6は、プリントコントローラ10からこのACKを受け取ると、2枚目の画像を読み出す。
【0038】
そして、1枚目と同様にスレーブ用通信コントローラ8に対してメモリアドレスリセットコマンド(0xFFFF)を送信し、続いて画像データの送信を行っていく。これが行われている間にも、プリントコントローラ10は、印刷処理を続けている。そのため、メインコントローラ6は、画像データの送信などを行っているその途中にも、プリントコントローラ10の印刷実行状態を把握するために、ステータスを要求する制御コマンド(0x2222)をスレーブ側に対して送ったりもする。このような場合でも、スレーブ用通信コントローラ8は、受信したものが印刷データなのか制御コマンドなのかを判定しているので、適切に処理できる。つまり、受信したものがステータス要求コマンドであった場合には、それをメモリ9へ格納するようなことはなく、プリントコントローラ10に通知するのである。
【0039】
また、プリントコントローラ10がステータス要求コマンドを受信すると、ステータス応答をスレーブ用通信コントローラ8を介して、マスタ側へ送信する。マスタ用通信コントローラ7でも、受信したものが印刷データをスレーブ側が送り返してきたものなのか、それともコマンド応答なのかを判定し、その判定結果をメインコントローラ6に通知している。メインコントローラ6では、判定結果を用いて、ステータス応答を取り込んだり、画像データを送信したり再送信したりする。
【0040】
一方、こうしている間に、プリントコントローラ10では1枚目の画像の印刷が終了し、更には、メモリ9には、2枚目の印刷画像データが格納されるので、メインコントローラ6から印刷開始コマンドが送られ、1枚目と同様に印刷が開始される。そして、メインコントローラ6は、ステータス要求コマンドを送信し、印刷状況を監視しつつ、印刷が終了する。このようにして全ての印刷が完了する。ところで、上記の説明で、印刷データと制御コマンドをスレーブ用通信コントローラ8が判別していると述べたが、これは、通信データの中に「コマンド明示ビット」を埋め込んでおくと、スレーブ用通信コントローラ8にて容易に判別できるようになる。
【0041】
更に、制御コマンドの中でも、プリントコントローラ10用のコマンドと、スレーブ用通信コントローラ8用のコマンドが存在している。
また、これらの区別であるが、実際の運用においては、スレーブ用通信コントローラ8に直接働きかけるコマンドは少ないといえるので、特に明示するためのビット等は設けずに、通信データの値により分けるようにしている。ただし、明示ビットを用意してもよい。
【0042】
ここで、参考として、図4に本例の通信フォーマットを示す。同図においては、非同期のシリアル通信による通信を想定しており、スタートビット11を1ビット、情報データ部分12が16ビット、コマンド明示ビット13を1ビット、パリティビット14を1ビット、ストップビット15を1ビットで構成している。
【0043】
また、パリティビット14に関しては、1ビットである必要はなく、一般的な誤り検出符号や誤り訂正符号などを用いてもよい。ただし、本実施例で説明したようにパリティビット14を1ビットにしても、本実施例では、印刷データやスレーブ用通信コントローラ8への制御コマンドはスレーブ側で受信したデータをそのままマスタ側へ戻すようにしているため通信データの信頼性は確保される。
【0044】
ところで、プリントコントローラ10への制御コマンドに関しては、プリントコントローラ10の各処理ステージにおいて、プリントコントローラ10が期待する制御コマンドは限られており、その期待に添わない制御コマンドが送信されてきたら、マスタ側へコマンドの再送をするようにするなどしておけば、通信路でのエラーが発生して制御コマンドが正常でなくなったとしても問題は起こらない。
【0045】
また、印刷データに関しては、チェックサム等を併用すれば、更に通信の信頼性は上がる。この場合には、スレーブ側のプリントコントローラ10からスレーブ用通信コントローラ8のメモリアドレスレジスタの値を見ることができるようにしておくと、マスタ側から送信された印刷データの容量(バイト数)をプリントコントローラ10が調べることができるようになる。
【0046】
また、上記のように、処理を簡単になるように工夫しているため、マスタ用通信コントローラ7とスレーブ用通信コントローラ8を1つのパッケージに収めてLSI化することも可能である。
【0047】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば情報加工自動販売機においてプリントコントローラ10のDMAコントローラ等を使わず、且つ、プリントコントローラ10に通信の制御をさせることなく画像データの通信を行うことができ、プリントコントローラ10をプリント制御に専念させることができるので、プリントコントローラ10の制御が簡単に作れるようになる。更に、プリントコントローラ10に関係なく通信が行えるので、印刷中に次の印刷データの通信を行うことができるので、自販機プリンタの印刷時間を短くすることができる。
【0048】
また、スレーブ用通信コントローラ8に直接、メモリ9を接続する構成であることより、スレーブ用通信コントローラ8に、画像データの通信に関する処理を行わせることができ、プリントコントローラ10の負担が軽くなるので、プリントコントローラ10のコストを削減できる。
【0049】
また、スレーブ用通信コントローラ8が、受信したものが印刷データなのか、プリントコントローラ10用制御コマンドなのか、もしくはスレーブ用通信コントローラ8用制御なのかを使う場合には処理が複雑になってしまうような印刷データと制御コマンドを混在させた通信が行えるようになるので、自販機プリンタのメインコントローラ6において、画像データ送信とプリント制御との関連を考えずに制作ソフトを作ることが可能になる。つまり、画像データ送信と、プリント制御をまったく別々のプロセスとして処理できることになり、制御ソフトが非常に簡単に設計できる。
【0050】
また、スレーブ用通信コントローラ8が処理したもの、例えば、印刷データのメモリ9への書き込み、メモリアドレスリセット、ディクリメント等のコマンドは受信データをそのままマスタ側へ送信するようにしているので、スレーブ用通信コントローラ8が行う処理を簡単にすることができる。つまり、スレーブ用通信コントローラ8が処理したものに対する応答を別の通信データとしてマスタ側に送信したりすると、スレーブ用通信コントローラ8の処理が複雑になってしまうが、そのまま送り返すようにすれば処理が簡単になる。
【0051】
また、印刷データも受信したものをそのままマスタ側へ送り返すようにしているので、たとえ、誤り検出符号などを簡易なものにしても、データの信頼性が確保できる。更に、スレーブ用通信コントローラ8の内部処理を簡略化することができる。
【0052】
また、マスタ用通信コントローラ7とスレーブ用通信コントローラ8を1つのパッケージに収めてLSI化することで、マスタ側LSIとスレーブ側LSIとの2種類を作る必要がなくなり、量産化効果によるコストダウンが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る自販機プリンタの外観を示す図である。
【図2】本実施形態に係る自販機プリンタ内のシステム構成図である。
【図3】本実施形態を説明するシーケンス図である。
【図4】本実施形態に係る通信フォーマットの構成図である。
【図5】従来技術の自販機プリンタ内のシステム構成図である。
【符号の説明】
1 記憶メディア挿入口
2 ディスプレイタッチパネル
3 料金挿入・返却口
4 返却レバー
5 印刷写真取り出し口
6、16 メインコントローラ
7、17 マスタ用通信コントローラ
8、18 スレーブ用通信コントローラ
9、19 メモリ
10、20 プリントコントローラ
11 スタートビット
12 情報データ部分
13 コマンド明示ビット
14 パリティビット
15 ストップビット
Claims (4)
- 本機全体の制御を行う総制御手段と、
画像情報を格納する格納手段と、
前記情報を印刷する印刷手段と、
前記印刷手段及び前記総制御手段の間で通信制御する通信制御手段と、
を有する情報加工自動販売機において、
前記格納手段は前記通信制御手段に接続していることを特徴とする情報加工自動販売機。 - 本機全体の制御を行う総制御手段と、
画像情報を格納する格納手段と、
前記情報を印刷する印刷手段と、
前記印刷手段及び前記総制御手段の間で通信制御する通信制御手段と、
を有する情報加工自動販売機において、
前記通信制御手段は前記画像情報と印刷動作を制御する印刷動作制御情報を区別し、該各情報に適した処理ができることを特徴とする情報加工自動販売機。 - 前記通信制御手段は前記総制御手段に接続するマスタ用通信制御手段及び前記印刷手段に接続するスレーブ用通信制御手段の2つの通信制御手段に別れていることを特徴とする請求項1及び2記載の情報加工自動販売機。
- 前記格納手段は前記通信制御手段のスレーブ用通信制御手段に接続されていることを特徴とする請求項1及び2記載の情報加工自動販売機。
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