JP4025584B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体記憶装置に関し、詳しくは、DRAMや外部クロックに同期して動作する同期型DRAM等の半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は従来の半導体記憶装置の構成例を示すブロック図である。
この例の半導体記憶装置は、DDR(Double Data Rate)動作可能な同期型DRAMである。ここで、DDR動作とは、クロックの立ち上がりと立ち下がりの両エッジに同期してデータの入出力を制御することにより、従来の同期型DRAMと比べて2倍のデータ転送レートで動作することを意味している。この例の半導体記憶装置は、内部電圧発生回路1と、入力回路2〜6と、出力回路7及び8と、タイミング発生回路9と、コマンドデコーダ(CD: Command decoder)10と、ラッチ回路11と、リフレッシュカウンタ12と、カラム系制御回路13と、ロウ系制御回路14と、プリデコーダ救済回路15及び16と、メモリセルアレイ(MCA: Memory Cell Array)17と、センスアンプ18と、カラムデコーダ(以下、YDCと略す)19と、ロウデコーダ(以下、XDCと略す)20と、リード系制御回路21と、ライト系制御回路22と、ローカル入出力線23と、サブアンプ(Sub Amp、以下、SubAと略す)24と、メイン入出力線25と、ライトアンプ(WA: Write Amp)26と、メインアンプ(MA: Main Amp)27と、グローバル入出力線28と、(FIFO; First in First out)メモリ29及び30とから構成されている。
【0003】
内部電圧発生回路1は、外部から供給される電源電圧VDD及び接地電圧VSSを昇圧又は降圧することにより所要の内部電圧を発生する。入力回路2は、外部から供給されるクロックCK及び/CKを波形整形したり、レベル変換したりして出力する。クロック/CKは、クロックCKと同一の周期であり、逆位相の信号である。入力回路3は、外部から供給されるロウアドレス・ストローブ信号/RAS、カラムアドレス・ストローブ信号/CAS、ライトイネーブル信号/WE及びチップセレクト信号/CSを波形整形したり、レベル変換したりして出力する。ロウアドレス・ストローブ信号/RAS、カラムアドレス・ストローブ信号/CAS、ライトイネーブル信号/WE及びチップセレクト信号/CSは、いずれもローアクティブである。また、ロウアドレス・ストローブ信号/RAS、カラムアドレス・ストローブ信号/CAS、ライトイネーブル信号/WE及びチップセレクト信号/CSは、"H"レベル又は"L"レベルに設定されることにより、この例の半導体記憶装置の動作を決定するためのコマンドを表している。入力回路4は、外部から供給される複数ビットからなるアドレスADを波形整形したり、レベル変換したりして出力する。入力回路5は、外部から供給されるデータ・ストローブ信号DQSを波形整形したり、レベル変換したりして出力する。データ・ストローブ信号DQSは、入力回路6に外部から供給されるデータを取り込むタイミングを調整するための信号である。入力回路6は、入力回路5から供給されるデータ・ストローブ信号DQSにより制御され、データ入出力端子DQを介して外部から供給されるデータを波形整形したり、レベル変換したりして出力する。
【0004】
出力回路7は、リード系制御回路21から供給されるデータ・ストローブ信号DQSを波形整形したり、レベル変換したりして出力する。出力回路8は、リード系制御回路21から供給されるデータ・ストローブ信号DQSにより制御され、FIFOメモリ30から供給されるデータを波形整形したり、レベル変換したりして出力する。タイミング発生回路9は、入力回路2から供給されるクロックCK及び/CKに基づいて各種のタイミング信号を発生し、CD10、ラッチ回路11、カラム系制御回路13、ロウ系制御回路14、リード系制御回路21及びライト系制御回路22に供給する。CD10は、入力回路3から供給されるロウアドレス・ストローブ信号/RAS、カラムアドレス・ストローブ信号/CAS、ライトイネーブル信号/WE及びチップセレクト信号/CSをタイミング発生回路9から供給されるタイミング信号に応じて取り込み、これらの信号の"H"レベルと"L"レベルの組み合わせからなるコマンドをデコードし、デコードしたコマンドに応じて各種の制御信号を生成し、カラム系制御回路13、ロウ系制御回路14、リード系制御回路21及びライト系制御回路22に供給する。ラッチ回路11は、入力回路4から供給されるアドレスADをタイミング発生回路9から供給されるタイミング信号に応じて取り込み、保持(ラッチ)した後、プリデコーダ救済回路15及び16に供給する。
【0005】
リフレッシュカウンタ12は、ロウ系制御回路14から供給される制御信号に基づいて、セルフリフレッシュのためのロウアドレスを生成し、プリデコーダ救済回路16に供給する。カラム系制御回路13は、CD10から供給される制御信号をタイミング発生回路9から供給されるタイミング信号に応じて取り込み、プリデコーダ救済回路15を制御するための制御信号を生成しプリデコーダ救済回路15に供給する。ロウ系制御回路14は、CD10から供給される制御信号をタイミング発生回路9から供給されるタイミング信号に応じて取り込み、リフレッシュカウンタ12及びプリデコーダ救済回路16を制御するための制御信号を生成し、リフレッシュカウンタ12及びプリデコーダ救済回路16に供給する。プリデコーダ救済回路15は、ラッチ回路11から供給されるアドレスADをカラム系制御回路13から供給される制御信号に基づいて取り込み、取り込んだアドレスADからカラムアドレスをデコードしてYDC19に供給するとともに、MCA17を構成するメモリセルの中の欠陥メモリセルを救済するための冗長カラムアドレスを生成してYDC19に供給する。プリデコーダ救済回路16は、ラッチ回路11から供給されるアドレスADをロウ系制御回路14から供給される制御信号に基づいて取り込み、取り込んだアドレスADからロウアドレスをデコードしてXDC20に供給するとともに、MCA17を構成するメモリセルの中の欠陥メモリセルを救済するための冗長ロウアドレスを生成してXDC20に供給する。
【0006】
MCA17は、所定の記憶容量を有し、複数本のビット線BLと複数本のワード線WLの各交点近傍に複数のメモリセルMCがマトリックス状に配置されている。センスアンプ18は、各メモリセルMCから対応するビット線BLに読み出されたデータを検知して増幅し、ローカル入出力線23を介してSubA24に供給する。YDC19は、プリデコーダ救済回路15から供給されるカラムアドレスをデコードして、MCA17の対応するビット線BLに接続されたセンスアンプ18を選択状態とするための複数のカラム選択スイッチを出力する。XDC20は、プリデコーダ救済回路16から供給されるロウアドレスをデコードして、MCA17の対応するワード線WLを選択状態とする。
【0007】
リード系制御回路21は、CD10から供給される制御信号をタイミング発生回路9から供給されるタイミング信号に応じて取り込み、出力回路7及び8、MA27並びにFIFOメモリ30を制御するための制御信号を生成して出力回路7及び8、MA27並びにFIFOメモリ30に供給する。ライト系制御回路22は、CD10から供給される制御信号をタイミング発生回路9から供給されるタイミング信号に応じて取り込み、WA26及びFIFOメモリ29を制御するための制御信号を生成してWA26及びFIFOメモリ29に供給する。SubA24は、ローカル入出力線23を介してセンスアンプ18から供給されるデータを増幅し、メイン入出力線25を介してMA27に供給する。WA26は、FIFOメモリ29からグローバル入出力線28を介して供給されるデータを増幅し、メイン入出力線25を介してSubA24に供給する。MA27は、SubA24からメイン入出力線25を介して供給されるデータを増幅し、グローバル入出力線28を介してFIFOメモリ30に供給する。FIFOメモリ29は、クロックCKに同期して入力回路6から供給されるデータを先入れで内部に記憶するとともに、クロックCKに同期して内部に記憶されたデータを先出しで読み出してグローバル入出力線28を介してWA26に供給する。FIFOメモリ30は、クロックCKに同期してMA27からグローバル入出力線28を介して供給されるデータを先入れで内部に記憶するとともに、クロックCKに同期して内部に記憶されたデータを先出しで読み出して出力回路8に供給する。
【0008】
次に、図9に上記半導体記憶装置を構成するMA27及びFIFOメモリ30の構成の一例を示す。MA27は、後述するプリフェッチするビット数に対応した数のサブメインアンプ(SMA:Sub Main Amp)から構成され、図9の例では4ビットプリフェッチの場合を示している。すなわち、MA27は、4個のSMA27a〜27dから構成されており、4ビットのパラレルデータを対応するSMA27a〜27dにより各々増幅する。SMA27a〜27dは、対応する小振幅の相補データMDT0〜MDT3及びMDTB0〜MDTB3をCMOSレベルの単独のデータに増幅する。SMA27a〜27dは、同一構成であるので、以下ではSMA27aの構成についてのみ説明する。SMA27aは、PチャネルのMOSトランジスタMP1〜MP5と、NチャネルのMOSトランジスタMN1〜MN4と、インバータINV1〜INV3とから構成されている。MOSトランジスタMP1及びMP2は入力段を構成し、MOSトランジスタMP3及びMP4、MN1〜MN3が増幅段を構成し、インバータINV1〜INV3並びにMOSトランジスタMP5及びMN4が出力段を構成している。各SMA27a〜27dは、グローバル入出力線28を構成するグローバル入出力線280〜283を介してFIFOメモリ30に接続されている。FIFOメモリ30は、SMA27a〜27dに対応して各々2段縦続接続されたフリップフロップFF00及びFF01、FF10及びFF11、FF20及びFF21、FF30及びFF31と、各出力段が接続されたフリップフロップFF01、FF11、FF21及びFF31の後段に2段縦続接続されたフリップフロップFF40及びFF41とから構成されている。フリップフロップFF00、FF10、FF20及びFF30は、対応するSMA27a〜27dの出力データを同一のラッチ信号LT0によりラッチする。フリップフロップFF01、FF11、FF21及びFF31は、4ビットのパラレルデータを1ビットのシリアルデータに変換するために、対応するフリップフロップFF00、FF10、FF20及びFF30の出力データを各々クロックCKの1周期分ずつずれたラッチ信号LT1〜LT4によりラッチする。フリップフロップFF40及びFF41は、レイテンシなどのタイミングを調整するために、各々クロックCKの1周期分ずつずれたラッチ信号LT5及びLT6によりシリアルデータをラッチした後、出力回路8に供給する。
【0009】
次に、図10は、第1の従来例である半導体記憶装置の回路配置構造を示す要部レイアウト図である。この例の半導体記憶装置は、記憶容量が512Mビットであり、4バンク構成、8ビットのデータを入出力する8個のデータ入出力用パッド(以下、DQパッドという)を有する8ビットDQ構成であり、4ビットのデータをプリフェッチする(4ビットプリフェッチ)構成である。4個のバンク310〜313は、半導体チップの左上部、左下部、右上部及び右下部に各々配置されている。各バンク310〜313は、各々の記憶容量が32Mビットの4個のMCA17と、2個のYDC19と、2個のXDC20と、2個のSubA24と、8個のMA27等から構成されている。また、図11は、図10に示す要部レイアウトのうち、各バンク310〜313のMA27をグローバル入出力線28を介してDQパッド320〜327接続している部分の拡大図である。なお、図10及び図11においては、図9に示すグローバル入出力線28の後段に設けられているFIFOメモリ30及び出力回路8は図示していない。グローバル入出力線28は、対向するMA27同士を接続する16本の第1のラインと、対応する第1のライン同士を接続する8本の第2のラインと、対応する第2のラインに一端が接続され、半導体チップの略中央部に左右方向に設けられた配線スペースの図中右側に設けられた対応するDQパッド320〜327に他端が接続される8本の第3のラインとから構成されている。グローバル入出力線28は、各々4ビットのデータを転送するので、グローバル入出力線28の1本は4本の束線であり、図10及び図11に示す配線スペースには、ビットレベルでは全部で32本のラインが配線されていることになる。また、図10及び図11において、MA2700〜2707、MA2710〜2717、MA2720〜2727及びMA2730〜2737並びにDQパッド320〜327を示す各長方形内に書かれている0から7までの数字は、MA2700〜2707、MA2710〜2717、MA2720〜2727及びMA2730〜2737並びにDQパッド320〜327の添え字の一桁目と同じく、後述する8ビットDQ0〜DQ7の添え字0〜7に対応している(図14参照)。後述する図12及び図13においても同様である。なお、MA2700〜2707、MA2710〜2717、MA2720〜2727及びMA2730〜2737を総称するときは、単にMA27と表す。同様に、DQパッド320〜327を総称するときは、単にDQパッド32と表す。以下においても同様である。
このようなレイアウトによれば、グローバル入出力線28の総配線長を短くかつほぼ同じ長さにすることができるとともに、各バンク310〜313がまとまって配置されているため、バンク間でラインや回路を共有化することができる。
【0010】
次に、図12は、第2の従来例である半導体記憶装置の回路配置構造を示す要部レイアウト図である。この例の半導体記憶装置は、記憶容量が512Mビットであり、4バンク、8ビットDQ、4ビットプリフェッチ構成である。この例の半導体記憶装置は、半導体チップの上下方向に順次配置された4個のバンク310〜313を有するとともに、8個のDQパッド320〜327を有している。各バンク310〜313は、各々の記憶容量が64Mビットであり、左右に配置された2個のMCA17と、2個のYDC19と、2組のXDC20及びSubA24と、8個のMA27等から構成されている。8個のMA27は、例えば、バンク310においては、図中左側に配置されたMCA17の下部に図中左から右に向かってMA2700、2701、2702及び2703と配列される一方、図中右側に配置されたMCA17の下部に図中右から左に向かってMA2704、2705、2706及び2707と配列されている。なお、図12においては、図9に示すグローバル入出力線28の後段に設けられているFIFOメモリ30及び出力回路8は図示していない。グローバル入出力線28は、対向するMA27同士を接続する16本の第1のラインと、対応する第1のラインに一端が接続され、半導体チップの略中央に向かって配線され、半導体チップの略中央部に上下方向に設けられた配線スペースを略中心部に向かって配線された8本の第2のラインと、対応する第2のラインに一端が接続され、半導体チップの略中央部に左右方向に設けられた配線スペースの図中右側に設けられた対応するDQパッド320〜327に他端が接続される8本の第3のラインとから構成されている。このグローバル入出力線28は、各々4ビットのデータを転送するので、グローバル入出力線28の1本は4本の束線であり、図12に示す配線スペースのDQパッド320〜327上方においては、ビットレベルでは全部で32本のラインが配線されていることになる。
このようなレイアウトによれば、図10に比較してXDC20の負担が半分になり、XDC20の処理速度を高速化することができる。
【0011】
次に、図13は、第3の従来例である半導体記憶装置の回路配置構造を示す要部レイアウト図である。この例の半導体記憶装置は、記憶容量が512Mビットであり、4バンク、8ビットDQ、4ビットプリフェッチ構成である。この例の半導体記憶装置は、半導体チップが左右に2分割され、4個のバンク310〜313を各々構成するサブバンク310a、311a、312a及び313aが半導体チップの左半分の左上部、左下部、右上部及び右下部に順次配置されるとともに、サブバンク310b、311b、312b及び313bが半導体チップの右半分の左上部、左下部、右上部及び右下部に順次配置されて構成され、8個のDQパッド320〜327を有している。各サブバンク310a、311a、312a及び313a並びにサブバンク310b、311b、312b及び313bは、各々の記憶容量が64Mビットである1個のMCA17と、1個のYDC19と、1個のXDC20と、4個のMA27等から構成されている。4個のMA27は、サブバンク310a及び312aにおいては、半導体チップの左半分の略中央部に上下方向に設けられた配線スペースに面して上から下に向かってMA2700、2701、2702及び2703並びにMA2720、2721、2722及び2723と配列される一方、サブバンク311a及び313aにおいては、半導体チップの左半分の略中央部に上下方向に設けられた配線スペースに面して下から上に向かってMA2710、2711、2712及び2713並びにMA2730、2731、2732及び2733と配列されている。また、サブバンク310b及び312bにおいては、半導体チップの右半分の略中央部上下方向に設けられた配線スペースに面して上から下に向かってMA2704、2705、2706及び2707並びにMA2724、2725、2726及び2727と配列される一方、サブバンク311b及び313bにおいては、半導体チップの右半分の略中央部上下方向に設けられた配線スペースに面して下から上に向かってMA2714、2715、2716及び2717並びにMA2734、2735、2736及び2737と配列されている。
【0012】
なお、図13においては、SubA24と、図9に示すグローバル入出力線28の後段に設けられているFIFOメモリ30及び出力回路8は図示していない。グローバル入出力線28は、半導体チップの左半分においては、対向するMA27同士を接続する8本の第1のラインと、対応する第1のライン同士を接続する4本の第2のラインと、対応する第2のラインに一端が接続され、半導体チップの略中央部に左右方向に設けられた配線スペースを略中心部に向かって配線されて半導体チップの略中央部やや右よりに設けられた対応するDQパッド320〜323に他端が接続される4本の第3のラインとから構成されている。一方、半導体チップの右半分においては、グローバル入出力線28は、対向するMA27同士を接続する8本の第1のラインと、対応する第1のライン同士を接続する4本の第2のラインと、対応する第2のラインに一端が接続され、半導体チップの略中央部に左右方向に設けられた配線スペースの右端に設けられた対応するDQパッド324〜327に接続される4本の第3のラインとから構成されている。このグローバル入出力線28は、各々4ビットのデータを転送するので、グローバル入出力線28の1本は4本の束線であり、図13に示す半導体チップの略中央部に左右方向に設けられた配線スペースには、ビットレベルでは全部で16本のラインが配線されていることになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した第1〜第3の従来例である半導体記憶装置において、図10、図12及び図13に示すように、DQパッド320〜327がいずれも半導体チップの略中央部に左右方向に設けられた配線スペースの右半分に図中左から右に向かって配置されているのは、以下に示す理由による。すなわち、DDR動作可能な同期型DRAMについては、電子デバイス関係の標準化機関である合同電子デバイス委員会(JEDEC: Joint Electron Device Engineering Council)においてピン配置について図14に示すように規格化されているからである。図14において、「×8(256M/512M)ビット」と示されているピン配置が図10、図12及び図13に示すレイアウト図に対応しており、ピンの名称としてDQ0〜DQ7が各々付与されているピン番号2、5、8、11、56、59、62及び65のピンがDQパッド320〜327と接続されることを示している。
【0014】
このため、グローバル入出力線28は、データバスの中で最も配線長が長く、負荷が大きい配線であり、半導体チップの長辺長を12mmとすると、6mm程度にもなることから、以下に示す不都合がある。まず、図10に示す第1の従来例である半導体記憶装置においては、例えば、MA2730とDQパッド320とを接続するグローバル入出力線28の長さと、MA2700とDQパッド320とを接続するグローバル入出力線28の長さとでは大幅に異なっている。このグローバル入出力線28の長さの違いにより、MA2700からグローバル入出力線28を介してDQパッド320に到達するデータが、MA2730からグローバル入出力線28を介してDQパッド320に到達するデータよりも遅延してしまう。このようなデータ転送における遅延時間のバラツキをスキューと呼ぶ。図15はそのようすを示すタイミング・チャートである。ここで、外部から供給される図15(1)に示すクロックCKの周期tCKは2nsとする。図8に示すCD10によってデコードされたコマンドCMDの1つであるリードコマンドREADがクロックCKに同期して図15(2)に示すタイミングで供給されるとともに、図8に示すプリデコーダ救済回路15からYDC19に対してカラム選択信号YSが図15(3)に示すタイミングで供給されると、各MA27には、図15(4)に示すタイミングで、小振幅の相補データMDT0〜MDT3及びMDTB0〜MDTB3(図15(4)にはデータMDT3のみ示す)が供給される。この段階では各MA27に供給される小振幅の相補データMDT0〜MDT3及びMDTB0〜MDTB3の間で到達時間に差はほとんどない。
【0015】
ところが、上記したように、MA2730とDQパッド320とを接続するグローバル入出力線28の長さと、MA2700とDQパッド320とを接続するグローバル入出力線28の長さとでは大幅に異なるために、小振幅の相補データMDT3及びMDTB3がMA2730において増幅された後、グローバル入出力線28を介してDQパッド320(正確には、図9に示すFIFOメモリ30、以下同様)に到達するデータDT3と、小振幅の相補データMDT0及びMDTB0がMA2700において増幅された後、グローバル入出力線28を介してDQパッド320に到達するデータDT0とでは、図15(5)及び(6)に示すように、到達時間に時間TDもの差が出てしまう。この時間TD、すなわち、スキューは、約3nsである。この結果、FIFOメモリ30において外部から供給されるラッチ信号LT(図15(7)参照)によりラッチするマージンTMは1ns以下になってしまう。この時間TDは、同期型DRAMの動作周波数の限界を決定する主要な要因である。このように、異なるバンクを構成するMCA17に記憶されているデータを読み出す場合には、バンク間のスキューによりラッチするタイミングが確保できないという不都合が発生する。
【0016】
この点、そもそも上記不都合を回避するために考え出されたFIFOメモリ30において複数ビットのデータをラッチする手法を発展させて、FIFOメモリ30においてラッチするデータのビット数を8ビット(8ビットプリフェッチ)、16ビット(16ビットプリフェッチ)と増加させることによりマージンTMを確保することが考えられる。すなわち、クロックCKの周期tCKが2nsである場合、DDR動作可能な同期型DRAMのうち、DDRIIと呼ばれる4ビットプリフェッチ構成ではグローバル入出力線28における転送周期は4nsであるが、8ビットプリフェッチ構成ではグローバル入出力線28における転送周期は8ns、16ビットプリフェッチ構成ではグローバル入出力線28における転送周期は16nsとなる。しかし、この場合、グローバル入出力線28の配線数が64本、128本となり、半導体チップの略中央部に左右方向に設けられた配線スペースが今の場合(約500μm)でも多いのにそれ以上に必要となり、半導体チップの面積がその分大きくなってしまうという欠点がある。また、この手法を用いたとしても、今後のクロックの高速化には対処できない。さらに、スキューを低減するために、長い方のグローバル入出力線28の途中にデータを増幅するリピータを設けることが考えられるが、半導体チップの面積等の制約からDDR動作可能なDRAMにリピータを設けることは構造上難しい。
【0017】
次に、図12に示す第2の従来例である半導体記憶装置においても、グローバル入出力線28の総配線長が約20mmと長いとともに、各MA27から同一のDQパッド32まで接続するグローバル入出力線28の長さの差が大きい(約9〜11.5mm)ため、上記した第1の従来例の場合と同様の不都合がある。さらに、図13に示す第3の従来例である半導体記憶装置においては、上記した不都合に加えて、図13から分かるように、各MA27とDQパッド320〜323とを接続するグローバル入出力線28の長さと、各MA27とDQパッド320〜327とを接続するグローバル入出力線28の長さとに差があるため、上記した第1及び第2の従来例の場合と同様の不都合がある。
【0018】
以上説明した不都合は、ラムバスDRAM(Rambus DRAM)(商標名)と呼ばれる高速なデータ転送が可能なDRAMにおいても同様に発生する。何故なら、ラムバスDRAMは、現在はグローバル入出力線を転送されるデータの周波数が100MHzとDDR動作可能なDRAMより低く、上記した時間TDを低減する必要はなくまた何らの対策もされていないが、半導体チップの両側にDQパッドが設けられるとともに、FIFOメモリにおいて8ビットのデータをラッチしており、上記周波数が高速化されれば将来的には上記した場合と同様の不都合が発生するからである。ここで、参考までにラムバスDRAMの構成の一例について説明する。すなわち、記憶容量が288Mビットであり、18ビットDQ、8ビットプリフェッチ構成の場合、クロック周波数が400MHz、動作周波数が800MHz、グローバル入出力線を転送されるデータの周波数が100MHz、グローバル入出力線の本数は144本(リードとライトが共通の場合)である。
【0019】
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、DQパッドの位置に制約されることなく、データ転送におけるスキューを低減して動作周波数を高速化するとともに、グローバル入出力線を分散させて配置することにより半導体チップの面積を削減することができる半導体記憶装置を提供することを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、少なくとも1個のメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイ近傍に設けられ、前記メモリセルアレイから読み出されたデータを増幅する複数のメインアンプとを有する複数のサブバンクと、前記複数のサブバンクの間に設けられた配線スペースに列状に配置された複数のデータ入出力用パッドと、前記複数のメインアンプと前記複数のデータ入出力用パッドとの間のデータ入出力を行う複数本のグローバル入出力線とを備える半導体記憶装置に係り、前記複数のサブバンクが複数のグループに分割されると共に、前記複数のデータ入出力用パッドが前記複数のグループに対応して分割され、前記データ入出力用パッドの列又はその延長方向の距離において、対応する前記複数のデータ入出力用パッドから相対的に遠い距離に設けられた遠距離の前記グループに属する前記サブバンクが有する前記複数のメインアンプは、対応する前記グループに属する前記複数のデータ入出力用パッドの配置順と同じ順序で配置される一方、前記データ入出力用パッドの列又はその延長方向の距離において、対応する前記複数のデータ入出力用パッドから相対的に近い距離に設けられた近距離の前記グループに属する前記サブバンクが有する前記複数のメインアンプは、対応する前記グループに属する前記複数のデータ入出力用パッドの配置順と対称となる順序で配置されていることを特徴としている。
【0021】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の半導体記憶装置に係り、前記複数のメインアンプに対応して前記配線スペースに配置された前記グローバル入出力線のうち、前記近距離の前記グループに属する前記複数のメインアンプに対応する前記グローバル入出力線は、前記遠距離の前記グループに属する前記複数のメインアンプに対応する前記グローバル入出力線よりも折り曲げ回数が多いことを特徴としている。
【0022】
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載の半導体記憶装置に係り、前記近距離の前記グループに属する前記メインアンプに対応する前記グローバル入出力線は1回折り曲げられ、前記遠距離の前記グループに属する前記メインアンプに対応する前記グローバル入出力線は3回折り曲げられていることを特徴としている。
【0023】
また、請求項4記載の発明は、請求項2又は3記載の半導体記憶装置に係り、前記グローバル入出力線が、同一の前記グループに属する前記複数のメインアンプのうち、対応する前記メインアンプ同士を接続する第1のグローバル入出力線と、前記第1のグローバル入出力線と対応する前記データ入出力用パッドとの間のデータ入出力を行う第2のグローバル入出力線からなり、前記第2のグローバル入出力線が前記折り曲げを有することを特徴としている。
【0024】
また、請求項5記載の発明は、請求項2又は3記載の半導体記憶装置に係り、前記グローバル入出力線が、同一の前記グループに属する前記複数のメインアンプのうち、対応する前記メインアンプ同士を接続する第1のグローバル入出力線と、対応する前記第1のグローバル入出力線同士を接続する第2のグローバル入出力線と、前記第2のグローバル入出力線と前記データ入出力用パッドとの間のデータ入出力を行う第3のグローバル入出力線からなり、前記第3のグローバル入出力線が前記折り曲げを有することを特徴としている。
【0025】
また、請求項6記載の発明は、請求項4記載の半導体記憶装置に係り、前記グローバル入出力線のうち、前記近距離の前記グループに属する前記メインアンプに対応する前記第2のグローバル入出力線と、前記遠距離の前記グループに属する前記メインアンプに対応する前記第2のグローバル入出力線とは、1対1の対応関係をなして、夫々の一部が、共通の直線上に配設されていることを特徴としている。
【0026】
また、請求項7記載の発明は、請求項2乃至6のうちの何れか一に記載の半導体記憶装置に係り、前記近距離の前記グループ属する前記メインアンプに対応する前記グローバル入出力線が、前記配線スペースの端部で折り曲げられていることを特徴としている。
また、請求項8記載の発明は、請求項2乃至7のうちの何れか一に記載の半導体記憶装置に係り、異なる前記グループに属する前記メインアンプに対応する前記折り曲げられたグローバル入出力線同士が、夫々重なることなく配置されていることを特徴としている。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用いて具体的に行う。
A.第1の実施例
まず、この発明の第1の実施例について説明する。
図1は、この発明の第1の実施例である半導体記憶装置の回路配置構造を示す要部レイアウト図、図2は、図1の部分拡大図である。なお、この例の半導体記憶装置は、その構成自体は図8に示す従来の半導体記憶装置の構成と同様であるので、図1及び図2においては、図8の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。
【0028】
この例の半導体記憶装置は、記憶容量が512Mビットであり、4バンク、8ビットDQ、4ビットプリフェッチ構成である。この例の半導体記憶装置は、半導体チップが左右に2分割され、4個のバンク310〜313を構成するサブバンク310a、311a、312a及び313aが半導体チップの左半分の左上部、左下部、右上部及び右下部に順次配置されるとともに、サブバンク310b、311b、312b及び313bが半導体チップの右半分の左上部、左下部、右上部及び右下部に順次配置されて構成され、8個のDQパッド320〜327を有している。サブバンク310a及び312aは、各々の記憶容量が32Mビットである2個のMCA17と、1個のSubA24と、1個のXDC20と、4個のMA27等から構成されており、また2個のYDC19を互いに共有している。同様に、サブバンク311a及び313aは、各々の記憶容量が32Mビットである2個のMCA17と、1個のSubA24と、1個のXDC20と、4個のMA27等から構成されており、また2個のYDC19を互いに共有している。サブバンク310b及び312bは、各々の記憶容量が32Mビットである2個のMCA17と、1個のSubA24と、1個のXDC20と、4個のMA27等から構成されており、また2個のYDC19を互いに共有している。サブバンク311b及び313bは、各々の記憶容量が32Mビットである2個のMCA17と、1個のSubA24と、1個のXDC20と、4個のMA27等から構成されており、また2個のYDC19を互いに共有している。なお、図1及び図2において、MA2700〜2707、MA2710〜2717、MA2720〜2727及びMA2730〜2737並びにDQパッド320〜327を示す各長方形内に書かれている0から7までの数字は、MA2700〜2707、MA2710〜2717、MA2720〜2727及びMA2730〜2737並びにDQパッド320〜327の添え字の一桁目と同じく8ビットDQ0〜DQ7の添え字0〜7に対応している(図14参照)。
【0029】
また、DQパッド320〜327は左から右に向かって配置されている。各バンクの計8個のMA27は、図2に示すように、対応するDQパッド320〜323から遠い距離に設けられているMA2700〜2703、MA2710〜2713、MA2720〜2723及びMA2730〜2733については、DQパッド320〜323の配置順と同様に、左から右に向かって配置されている。一方、対応するDQパッド324〜327から近い距離に設けられているMA2704〜2707、MA2714〜2717、MA2727〜2727及びMA2734〜2737については、DQパッド324〜327の配置順と対称となるように、右から左に向かって配置されている。そして、MA2700〜2703、MA2710〜2713、MA2720〜2723及びMA2730〜2733と対応するDQパッド320〜323とを接続するグローバル入出力線280〜283は、対向するMA2700〜2703、MA2710〜2713、MA2720〜2723及びMA2730〜2733同士を接続する第1のラインと、各第1のラインと各々に対応するDQパッド320〜323とを接続するL字状の第2のラインとから構成されている。一方、MA2740〜2743、MA2750〜2753、MA2760〜2763及びMA2770〜2773と対応するDQパッド324〜327とを接続するグローバル入出力線284〜287は、対向するMA2704〜2707、MA2714〜2717、MA2727〜2727及びMA2734〜2737同士を接続する第1のラインと、各第1のラインと各々に対応するDQパッド324〜327とを接続する第2のラインとから構成されている。上記グローバル入出力線284〜287を構成する第2のラインは、上記グローバル入出力線280〜283を構成する第2のラインの長さとほぼ等しい長さとするために、上記グローバル入出力線284〜287を構成する対応する第1のラインとの接続点から半導体チップの略中央部に左右方向に設けられた配線スペース41を左から右に向かって延伸し配線スペース41の右側に突出した後下降し、さらに配線スペース41の略中央部に向かって折り返すように延伸した後、対応するDQパッド324〜327に向かって下降している。
【0030】
図1及び図2において、読み出し時には、MCA17の選択されたメモリセルに記憶されているデータは、当該メモリセルから読み出されてセンスアンプ18で増幅され、ローカル入出力線23を介してSubA24に転送されて増幅された後、メイン入出力線25を介してMA27に転送されて再び増幅され、グローバル入出力線28を介してFIFOメモリ30及び出力回路8を経て対応するDQパッド32に到達する。ここで、各MA27は、図9に示すように、プリフェッチビット数と同じく4ビット分の4個のSMA27a〜27dで構成され、4ビットのデータをSMA27a〜27dで各々増幅した後、グローバル入出力線28を構成するグローバル入出力線280〜283を介してFIFOメモリ30に転送する。
グローバル入出力線28は、各々4ビットのデータを転送するので、図1及び図2に示す配線スペース41には、ビットレベルでは全部で32本のラインが配線されている。しかし、グローバル入出力線280〜283とグローバル入出力線284〜287とは、左右方向に隣接して配線されているため、配線スペース41の面積は上記した第1の従来例の配線スペース(図11参照)に比べて半減する。なお、グローバル入出力線284〜287は配線スペース41の右端で折り返しているために配線スペース41の右端では32本のラインが集中することになるが、この部分には他のラインが配線されないため、問題となることはない。また、図1及び図2においては、図9に示すグローバル入出力線28とDQパッド320〜327との間に設けられているFIFO31及び出力回路8は図示していない。
【0031】
以上説明したように、この例の半導体記憶装置においては、JEDECの標準規格を満足するように配置された複数個のDQパッドに対応する複数個のMAのうち、DQパッドの半分の個数に対応する個数のMAを半導体チップの左側と右側とにグループ化して分割配置している。そして、DQパッドに遠いグループに属するMAは、対応するDQパッドの配置順と同じ順序で配置され、DQパッドに近いグループに属するMAは、対応するDQパッドの配置順と対称となる順序で配置されている。また、MAとDQパッドとを接続するグローバル入出力線は、MAのグループごとに配線数が特定の場所に集中することなく分散するように配線スペースに配線されている。さらに、各グローバル入出力線の長さをほぼ等しくするために、DQパッドに近いグループに属するMAと接続されるグローバル入出力線は、半導体チップの右端で折り返して配線されている。
このようなレイアウトによれば、グローバル入出力線28の総配線長を短くかつほぼ同じ長さにすることができるとともに、各バンク310〜313がまとまって配置されているため、バンク間でラインや回路を共有化することができる。さらに、このようなレイアウトによれば、MA27からDQパッド320〜327までのライン長をほぼ同じくすることができるので、上記スキューを従来の約3nsから約0.5nsに低減することができる。
【0032】
B.第2の実施例
次に、この発明の第2の実施例について説明する。
図3は、この発明の第2の実施例である半導体記憶装置の回路配置構造を示す要部レイアウト図である。なお、この例の半導体記憶装置は、その構成自体は図8に示す従来の半導体記憶装置の構成と同様であるので、図3においては、図8の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。
この例の半導体記憶装置は、記憶容量が512Mビットであり、8バンク、8ビットDQ、4ビットプリフェッチ構成である。この例の半導体記憶装置は、半導体チップが左右に2分割され、8個のバンク310〜317を構成するサブバンク310a、311a、312a、313a、314a、315a、316a及び317aが半導体チップの左半分の第1列上部、第1列下部、第2列上部、第2列下部、第3列上部、第3列下部、第4列上部及び第4列下部に順次配置されるとともに、サブバンク310b、311b、312b、313b、314b、315b、316b及び317bが半導体チップの右半分の第1列上部、第1列下部、第2列上部、第2列下部、第3列上部、第3列下部、第4列上部及び第4列下部に順次配置されて構成され、8個のDQパッド320〜327を有している。
【0033】
サブバンク310a及び312aは、各々の記憶容量が16Mビットである2個のMCA17と、1個のSubA24と、1個のXDC20と、4個のMA27等から構成されており、また2個のYDC19を互いに共有している。同様に、サブバンク311a及び313aは、各々の記憶容量が16Mビットである2個のMCA17と、1個のSubA24と、1個のXDC20と、4個のMA27等から構成されており、また2個のYDC19を互いに共有している。サブバンク314a及び316aは、各々の記憶容量が16Mビットである2個のMCA17と、1個のSubA24と、1個のXDC20と、4個のMA27等から構成されており、また2個のYDC19を互いに共有している。サブバンク315a及び317aは、各々の記憶容量が16Mビットである2個のMCA17と、1個のSubA24と、1個のXDC20と、4個のMA27等から構成されており、また2個のYDC19を互いに共有している。
【0034】
サブバンク310b及び312bは、各々の記憶容量が16Mビットである2個のMCA17と、1個のSubA24と、1個のXDC20と、4個のMA27等から構成されており、また2個のYDC19を互いに共有している。サブバンク311b及び313bは、各々の記憶容量が16Mビットである2個のMCA17と、1個のSubA24と、1個のXDC20と、4個のMA27等から構成されており、また2個のYDC19を互いに共有している。サブバンク314b及び316bは、各々の記憶容量が16Mビットである2個のMCA17と、1個のSubA24と、1個のXDC20と、4個のMA27等から構成されており、また2個のYDC19を互いに共有している。サブバンク315b及び317bは、各々の記憶容量が16Mビットである2個のMCA17と、1個のSubA24と、1個のXDC20と、4個のMA27等から構成されており、また2個のYDC19を互いに共有している。なお、図3において、MA2700〜2707、MA2710〜2717、MA2720〜2727、MA2730〜2737、MA2740〜2747、MA2750〜2757、MA2760〜2767及びMA2770〜2777並びにDQパッド320〜327を示す各長方形内に書かれている0から7までの数字は、MA2700〜2707、MA2710〜2717、MA2720〜2727、MA2730〜2737、MA2740〜2747、MA2750〜2757、MA2760〜2767及びMA2770〜2777並びにDQパッド320〜327の添え字の一桁目と同じく8ビットDQ0〜DQ7の添え字0〜7に対応している(図14参照)。
【0035】
また、DQパッド320〜327は左から右に向かって配置されている。各バンクの計8個のMA27は、図3に示すように、対応するDQパッド320〜323から遠い距離に設けられているMA2700〜2703、MA2710〜2713、MA2720〜2723、MA2730〜2733、MA2740〜2743、MA2750〜2753、MA2760〜2763及びMA2770〜2773については、DQパッド320〜323の配置順と同様に、左から右に向かって配置されている。一方、対応するDQパッド324〜327から近い距離に設けられているMA2704〜2707、MA2714〜2717、MA2727〜2727、MA2734〜2737、MA2744〜2747、MA2754〜2757、MA2764〜2767及びMA2774〜2777については、DQパッド324〜327の配置順と対称となるように、右から左に向かって配置されている。
【0036】
そして、MA2700〜2703、MA2710〜2713、MA2720〜2723、MA2730〜2733、MA2740〜2743、MA2750〜2753、MA2760〜2763及びMA2770〜2773と対応するDQパッド320〜323とを接続するグローバル入出力線280〜283は、配線スペース42において、対向するMA2700〜2703、MA2710〜2713、MA2720〜2723、MA2730〜2733、MA2740〜2743、MA2750〜2753、MA2760〜2763及びMA2770〜2773同士を接続する第1のラインと、各第1のラインと各々に対応するDQパッド320〜323とを接続するL字状の第2のラインとから構成されている。一方、MA2704〜2707、MA2714〜2717、MA2727〜2727、MA2734〜2737、MA2744〜2747、MA2754〜2757、MA2764〜2767及びMA2774〜2777と対応するDQパッド324〜327とを接続するグローバル入出力線284〜287は、対向するMA2704〜2707、MA2714〜2717、MA2727〜2727、MA2734〜2737、MA2744〜2747、MA2754〜2757、MA2764〜2767及びMA2774〜2777同士を接続する第1のラインと、各第1のラインと各々に対応するDQパッド324〜327とを接続する第2のラインとから構成されている。上記グローバル入出力線284〜287を構成する第2のラインは、上記グローバル入出力線280〜283を構成する第2のラインの長さとほぼ等しい長さとするために、上記グローバル入出力線284〜287を構成する対応する第1のラインとの接続点から半導体チップの略中央部に左右方向に設けられた配線スペース42を左から右に向かって延伸し配線スペース42の右側に突出した後下降し、さらに配線スペース42の略中央部に向かって折り返すように延伸した後、対応するDQパッド324〜327に向かって下降している。
【0037】
図3において、読み出し時には、MCA17の選択されたメモリセルに記憶されているデータは、当該メモリセルから読み出されてセンスアンプ18で増幅され、ローカル入出力線23を介してSubA24に転送されて増幅された後、メイン入出力線25を介してMA27に転送されて再び増幅され、グローバル入出力線28を介してFIFOメモリ30及び出力回路8を経て対応するDQパッド32に到達する。ここで、各MA27は、図9に示すように、プリフェッチビット数と同じく4ビット分の4個のSMA27a〜27dで構成され、4ビットのデータをSMA27a〜27dで各々増幅した後、グローバル入出力線28を構成するグローバル入出力線280〜283を介してFIFOメモリ30に転送する。
グローバル入出力線28は、各々4ビットのデータを転送するので、グローバル入出力線28の1本は4本の束線であり、図3に示す配線スペース42には、ビットレベルでは全部で32本のラインが配線されている。しかし、グローバル入出力線280〜283とグローバル入出力線284〜287とは、DQパッド320〜323の上部で一部重なる以外は左右方向に隣接して配線されているため、配線スペース42の面積は上記した第1の従来例の配線スペース(図11参照)に比べて削減される。DQパッド320〜323の上部では、グローバル入出力線28は、ビットレベルでは27本となる。また、グローバル入出力線28は配線スペース42の右端で折り返しているために配線スペース42の右端では32本のラインが集中することになるが、この部分には他のラインが配線されないため、問題となることはない。なお、図3においては、図9に示すグローバル入出力線28とDQパッド320〜327との間に設けられているFIFO30及び出力回路8は図示していない。
【0038】
以上説明したように、この例の半導体記憶装置においては、JEDECの標準規格を満足するように配置された複数個のDQパッドに対応する複数個のMAのうち、DQパッドの半分の個数に対応する個数のMAを半導体チップの左側と右側とにグループ化して分割配置している。そして、DQパッドに遠いグループに属するMAは、対応するDQパッドの配置順と同じ順序で配置され、DQパッドに近いグループに属するMAは、対応するDQパッドの配置順と対称となる順序で配置されている。また、MAとDQパッドとを接続するグローバル入出力線は、MAのグループごとに配線数が特定の場所に集中することなく分散するように配線スペースに配線されている。さらに、各グローバル入出力線の長さをほぼ等しくするために、DQパッドに近いグループに属するMAと接続されるグローバル入出力線は、半導体チップの右端で折り返して配線されている。
このようなレイアウトによれば、上記した第1の従来例をそのまま8バンク構成の半導体記憶装置に適用した場合に予想されるグローバル入出力線28の総配線長の増加(約6mmから約9mmへ増加)に伴うスキューの増加(約3nsから約4ns程度への増加)に対して、バンク間によるグローバル入出力線28の配線長の差が少ないので、スキューを約1.0nsに低減することができる。
【0039】
C.第3の実施例
次に、この発明の第3の実施例について説明する。
図4は、この発明の第3の実施例である半導体記憶装置の回路配置構造を示す要部レイアウト図である。なお、この例の半導体記憶装置は、その構成自体は図8に示す従来の半導体記憶装置の構成と同様であるので、図4においては、図8の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。
この例の半導体記憶装置は、記憶容量が512Mビットであり、4バンク、16ビットDQ、4ビットプリフェッチ構成である。この例の半導体記憶装置は、半導体チップが左右に2分割され、4個のバンク310〜313を構成するサブバンク310a、311a、312a及び313aが半導体チップの第1列の左上部、左下部、右上部及び右下部に配置されるとともに、サブバンク310b、311b、312b及び313bが半導体チップの第2列の左上部、左下部、右上部及び右下部に配置され、サブバンク310c、311c、312c及び313cが半導体チップの第3列の左上部、左下部、右上部及び右下部に配置され、サブバンク310d、311d、312d及び313dが半導体チップの第4列の左上部、左下部、右上部及び右下部に配置されて構成され、16個のDQパッド320〜32Fを有している。ここで、DQパッド32の添え字及び後述するMA27の添え字は、16進数である。
【0040】
サブバンク310a及び312aは、各々の記憶容量が16Mビットである2個のMCA17と、1個のSubA24と、1個のXDC20と、4個のMA27等から構成されており、また2個のYDC19を互いに共有している。同様に、サブバンク311a及び313aは、各々の記憶容量が16Mビットである2個のMCA17と、1個のSubA24と、1個のXDC20と、4個のMA27等から構成されており、また2個のYDC19を互いに共有している。サブバンク310b及び312bは、各々の記憶容量が16Mビットである2個のMCA17と、1個のSubA24と、1個のXDC20と、4個のMA27等から構成されており、また2個のYDC19を互いに共有している。サブバンク311b及び313bは、各々の記憶容量が16Mビットである2個のMCA17と、1個のSubA24と、1個のXDC20と、4個のMA27等から構成されており、また2個のYDC19を互いに共有している。
【0041】
サブバンク310c及び312cは、各々の記憶容量が16Mビットである2個のMCA17と、1個のSubA24と、1個のXDC20と、4個のMA27等から構成されており、また2個のYDC19を互いに共有している。サブバンク311c及び313cは、各々の記憶容量が16Mビットである2個のMCA17と、1個のSubA24と、1個のXDC20と、4個のMA27等から構成されており、また2個のYDC19を互いに共有している。サブバンク310d及び312dは、各々の記憶容量が16Mビットである2個のMCA17と、1個のSubA24と、1個のXDC20と、4個のMA27等から構成されており、また2個のYDC19を互いに共有している。サブバンク311d及び313dは、各々の記憶容量が16Mビットである2個のMCA17と、1個のSubA24と、1個のXDC20と、4個のMA27等から構成されており、また2個のYDC19を互いに共有している。なお、図4において、MA2700〜270F、MA2710〜271F、MA2720〜272F及びMA2730〜273F並びにDQパッド320〜32Fを示す各長方形内に書かれている0からFまでの16進数の数字は、MA2700〜270F、MA2710〜271F、MA2720〜272F及びMA2730〜273F並びにDQパッド320〜32Fの添え字の一桁目と同じく16ビットDQ0〜DQFの添え字0〜Fに対応している(図14ではDQ0〜DQ15で表している)。
【0042】
また、DQパッド320〜32Fは左から右に向かって配置されている。各バンクの計16個のMA27は、図4に示すように、対応するDQパッド320〜323及び32C〜32Fから近い距離に設けられているMA2700〜2703、MA270C〜270F、MA2710〜2713、MA271C〜271F、MA2720〜2723、MA272C〜272F、MA2730〜2733及びMA273C〜273Fについては、DQパッド320〜323及びDQパッド32C〜32Fの配置順と対称となるように、右から左に向かって配置されている。一方、対応するDQパッド324〜327及び328〜32Bから遠い距離に設けられているMA2704〜2707、MA2708〜270B、MA2714〜2717、MA2718〜271B、MA2724〜2727、MA2731〜273B、MA2734〜2737及びMA2738〜273Bについては、DQパッド324〜327及び328〜32Bの配置順と同様に、左から右に向かって配置されている。
【0043】
そして、MA2704〜270B、MA2714〜271B、MA2724〜272B、MA2734〜273Bと対応するDQパッド324〜32Bとを接続するグローバル入出力線284〜28Bは、配線スペース43において、対向するMA2704〜270B、MA2714〜271B、MA2724〜272B及びMA2734〜273B同士を接続する第1のラインと、各第1のラインと各々に対応するDQパッド324〜32Bとを接続するL字状の第2のラインとから構成されている。
【0044】
一方、MA2700〜2703、MA2710〜2713、MA2720〜2723及びMA2730〜2733と対応するDQパッド320〜323とを接続するグローバル入出力線280〜283は、対向するMA2700〜2703、MA2710〜2713、MA2720〜2723及びMA2730〜2733同士を接続する第1のラインと、各第1のラインと各々に対応するDQパッド320〜323とを接続する第2のラインとから構成されている。上記グローバル入出力線280〜283を構成する第2のラインは、上記グローバル入出力線284〜287を構成する第2のラインの長さとほぼ等しい長さとするために、上記グローバル入出力線280〜283を構成する対応する第1のラインとの接続点から半導体チップの略中央部に左右方向に設けられた配線スペース43を右から左に向かって延伸し配線スペース43の左側に突出した後下降し、さらに配線スペース43の略中央部に向かって折り返すように延伸した後、対応するDQパッド320〜323に向かって下降している。
【0045】
また、MA270C〜270F、MA271C〜271F、MA272C〜272F及びMA273C〜273Fと対応するDQパッド32C〜32Fとを接続するグローバル入出力線28C〜28Fは、対向するMA270C〜270F、MA271C〜271F、MA272C〜272F及びMA273C〜273F同士を接続する第1のラインと、各第1のラインと各々に対応するDQパッド32C〜32Fとを接続する第2のラインとから構成されている。上記グローバル入出力線28C〜28Fを構成する第2のラインは、上記グローバル入出力線288〜28Bを構成する第2のラインの長さとほぼ等しい長さとするために、上記グローバル入出力線28C〜28Fを構成する対応する第1のラインとの接続点から半導体チップの略中央部に左右方向に設けられた配線スペース43を左から右に向かって延伸し配線スペース43の右側に突出した後下降し、さらに配線スペース43の略中央部に向かって折り返すように延伸した後、対応するDQパッド32C〜32Fに向かって下降している。
【0046】
図4において、読み出し時には、MCA17の選択されたメモリセルに記憶されているデータは、当該メモリセルから読み出されてセンスアンプ18で増幅され、ローカル入出力線23を介してSubA24に転送されて増幅された後、メイン入出力線25を介してMA27に転送されて再び増幅され、グローバル入出力線28を介してFIFOメモリ30及び出力回路8を経て対応するDQパッド32に到達する。ここで、各MA27は、図9に示すように、プリフェッチビット数と同じく4ビット分の4個のSMA27a〜27dで構成され、4ビットのデータをSMA27a〜27dで各々増幅した後、グローバル入出力線28を構成するグローバル入出力線280〜28Fを介してFIFOメモリ30に転送する。
【0047】
グローバル入出力線28は、各々4ビットのデータを転送するので、グローバル入出力線28の1本は4本の束線であり、図4に示す配線スペース43には、ビットレベルでは全部で32本のラインが配線されている。しかし、グローバル入出力線280〜283とグローバル入出力線284〜287とが左右方向に隣接して配線されているとともに、グローバル入出力線288〜28Bとグローバル入出力線28C〜28Fとが左右方向に隣接して配線されているため、配線スペース43でのグローバル入出力線28のビットレベルの本数は16本となり、配線スペース43の面積は増加しない。なお、グローバル入出力線28は配線スペース43の両端で折り返しているために配線スペース43の両端では32本のラインが集中することになるが、この部分には他のラインが配線されないため、問題となることはない。また、図4においては、グローバル入出力線28とDQパッド320〜32Fとの間に設けられているFIFO31及び出力回路8は図示していない。
【0048】
以上説明したように、この例の半導体記憶装置においては、JEDECの標準規格を満足するように配置された複数個のDQパッドに対応する複数個のMAのうち、DQパッドの半分の個数に対応する個数のMAを半導体チップの左側と右側とにグループ化して分割配置している。そして、DQパッドに遠いグループに属するMAは、対応するDQパッドの配置順と同じ順序で配置され、DQパッドに近いグループに属するMAは、対応するDQパッドの配置順と対称となる順序で配置されている。また、MAとDQパッドとを接続するグローバル入出力線は、MAのグループごとに配線数が特定の場所に集中することなく分散するように配線スペースに配線されている。さらに、各グローバル入出力線の長さをほぼ等しくするために、DQパッドに近いグループに属するMAと接続されるグローバル入出力線は、半導体チップの右端及び左端で折り返して配線されている。
このようなレイアウトによれば、上記した第1の従来例をそのまま配線スペース43の両側にDQパッド320〜32Fを設ける構成の大容量(1〜2Gビット)の半導体記憶装置に適用した場合に予想されるグローバル入出力線28の総配線長の増加に伴うスキューの増加及び半導体チップの面積増加に対して、グローバル入出力線28の総配線長が増加しないので、スキューを低減することができる。
【0049】
D.第4の実施例
次に、この発明の第4の実施例について説明する。
図5は、この発明の第4の実施例である半導体記憶装置の回路配置構造を示す要部レイアウト図である。なお、この例の半導体記憶装置は、その構成自体は図8に示す従来の半導体記憶装置の構成と同様であるので、図5においては、図12の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。
この例の半導体記憶装置においては、半導体チップの右端に約20μm程度のグローバル入出力線28の配線領域51を設けている。この例の半導体記憶装置は、記憶容量が512Mビットであり、4バンク、8ビットDQ、4ビットプリフェッチ構成である。この例の半導体記憶装置は、半導体チップの上下方向に順次配置された4個のバンク310〜313から構成され、8個のDQパッド320〜327を有している。各バンク310〜313を構成するサブバンク310a、311a、312a及び313a並びに310b、311b、312b及び313bは、各々の記憶容量が64Mビットであり、1個のMCA17と、1組のXDC20及びSubA24と、1個のYDC19と、4個のMA27等から構成されている。
【0050】
また、DQパッド320〜327は左から右に向かって配置されている。サブバンク310a、311a、312a及び313aを各々構成し、対応するDQパッド320〜323から遠い距離に設けられているMA2700〜2703、MA2710〜2713、MA2720〜2723及びMA2730〜2733は、対応するMCA17の下部に、DQパッド320〜323の配置順と同様に、左から右に向かって配置されている。一方、サブバンク310b、311b、312b及び313bを各々構成し、対応するDQパッド324〜327から近い距離に設けられているMA2704〜2707、MA2714〜2717、MA2714〜2727及びMA2734〜2737は、対応するMCA17の下部に、DQパッド324〜327の配置順と対称となるように、右から左に向かって配置されている。なお、図5においては、図9に示すグローバル入出力線28とDQパッド320〜327との間に設けられているFIFO31及び出力回路8は図示していない。
【0051】
そして、MA2701〜2703、MA2710〜2713、MA2720〜2723、MA2730〜2733と対応するDQパッド320〜323とを接続するグローバル入出力線280〜283は、対向するMA2700〜2703、MA2710〜2713、MA2720〜2723及びMA2730〜2733同士を接続する第1のラインと、対応する第1のラインに一端が接続され、半導体チップの略中央に向かって配線され、半導体チップの略中央部に上下方向に設けられた配線スペース44を略中心部に向かって配線された第2のラインと、対応する第2のラインに一端が接続され、半導体チップの略中央部に左右方向に設けられた配線スペース45の図中右側に設けられた対応するDQパッド320〜323に他端が接続されるL字状の第3のラインとから構成されている。
【0052】
一方、MA2704〜2707、MA2714〜2717、MA2724〜2727、MA2734〜2737と対応するDQパッド324〜327とを接続するグローバル入出力線284〜287は、対向するMA2704〜2707、MA2714〜2717、MA2727〜2727及びMA2734〜2737同士を接続する第1のラインと、各第1のラインと各々に対応するDQパッド324〜327とを接続する第2のラインとから構成されている。上記グローバル入出力線284〜287を構成する第2のラインは、上記グローバル入出力線280〜283を構成する第2のラインの長さとほぼ等しい長さとするために、上記グローバル入出力線284〜287を構成する対応する第1のラインとの接続点から半導体チップの右端に向かって延伸し、半導体チップの右に上下方向に設けられた配線領域51を略中心部に向かって延伸して半導体チップの略中央部に左右方向に設けられた配線スペース45の図中右側に設けられた対応するDQパッド324〜327に接続されている。
【0053】
図5において、読み出し時には、MCA17の選択されたメモリセルに記憶されているデータは、当該メモリセルから読み出されてセンスアンプ18で増幅され、ローカル入出力線23を介してSubA24に転送されて増幅された後、メイン入出力線25を介してMA27に転送されて再び増幅され、グローバル入出力線28を介してFIFOメモリ30及び出力回路8を経て対応するDQパッド32に到達する。ここで、各MA27は、図9に示すように、プリフェッチビット数と同じく4ビット分の4個のSMA27a〜27dで構成され、4ビットのデータをSMA27a〜27dで各々増幅した後、グローバル入出力線28を構成するグローバル入出力線280〜287を介してFIFOメモリ30に転送する。
【0054】
グローバル入出力線28は、各々4ビットのデータを転送するので、グローバル入出力線28の1本は4本の束線であり、図5に示す半導体チップ中央部の配線スペース44には、ビットレベルでは全部で16本のラインが配線されており、図12に示す第2の従来例に比べて半導体チップ中央部の配線スペース44の面積が半減する。また、配線領域51を設けることにより、グローバル入出力線280〜283の総配線長と、グローバル入出力線284〜287の総配線長とをほぼ等しい長さにすることができる。
以上説明したように、この例の半導体記憶装置においては、JEDECの標準規格を満足するように配置された複数個のDQパッドに対応する複数個のMAのうち、DQパッドの半分の個数に対応する個数のMAを半導体チップの左側と右側とにグループ化して分割配置している。そして、DQパッドに遠いグループに属するMAは、対応するDQパッドの配置順と同じ順序で配置され、DQパッドに近いグループに属するMAは、対応するDQパッドの配置順と対称となる順序で配置されている。また、MAとDQパッドとを接続するグローバル入出力線は、MAのグループごとに配線数が特定の場所に集中することなく分散するように配線スペース44及び配線領域51に配線されている。さらに、各グローバル入出力線の長さをほぼ等しくするために、DQパッドに近いグループに属するMAと接続されるグローバル入出力線は、半導体チップの右端に設けられた配線領域51に迂回して配線されている。
このようなレイアウトによれば、上記総配線長を約18.5mmに短縮することができる。これにより、上記した第1の実施例で得られる効果と略同様の効果が得られる。
【0055】
E.第5の実施例
次に、この発明の第5の実施例について説明する。
図6は、この発明の第5の実施例である半導体記憶装置の回路配置構造を示す要部レイアウト図である。なお、この例の半導体記憶装置は、その構成自体は図8に示す従来の半導体記憶装置の構成と同様である。また、この第5の実施例は、回路配置構造は図5に示す第4の実施例における回路配置構造と同様であり、グローバル入出力線28の配線位置だけが異なる。図6において、図5の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図6に示す半導体記憶装置においては、図5に示す配線領域41を設ける換わりに、グローバル入出力線28がMCA17上に形成されている。通常、MCA17上は、メインワード線の間に電源線を配線するメッシュ電源方式が採用されている。MCA17上に配線される総配線数は、約1,000本であり、そのうち8割が電源線であり、その2割がメインワード線である。そこで、この例においては、上記8割の電源線のうちの数本に換えてグローバル入出力線28をMCA17上に配線するのである。
【0056】
図6において、読み出し時には、MCA17の選択されたメモリセルに記憶されているデータは、当該メモリセルから読み出されてセンスアンプ18で増幅され、ローカル入出力線23を介してSubA24に転送されて増幅された後、メイン入出力線25を介してMA27に転送されて再び増幅され、グローバル入出力線28を介してFIFOメモリ30及び出力回路8を経て対応するDQパッド32に到達する。ここで、各MA27は、図9に示すように、プリフェッチビット数と同じく4ビット分の4個のSMA27a〜27dで構成され、4ビットのデータをSMA27a〜27dで各々増幅した後、グローバル入出力線28を構成するグローバル入出力線280〜287を介してFIFOメモリ30に転送する。
【0057】
グローバル入出力線28は、各々4ビットのデータを転送するので、グローバル入出力線28の1本は4本の束線であり、図6に示すMCA17には、ビットレベルでは全部で16本のラインが配線されており、図12に示す第2の従来例に比べて半導体チップ中央部の配線スペース44がほとんど不要となる。また、グローバル入出力線280〜283の総配線長と、グローバル入出力線284〜287の総配線長とをほぼ等しい長さにすることができる。
以上説明したように、この例の半導体記憶装置においては、JEDECの標準規格を満足するように配置された複数個のDQパッドに対応する複数個のMAのうち、DQパッドの半分の個数に対応する個数のMAを半導体チップの左側と右側とにグループ化して分割配置している。そして、DQパッドに遠いグループに属するMAは、対応するDQパッドの配置順と同じ順序で配置され、DQパッドに近いグループに属するMAは、対応するDQパッドの配置順と対称となる順序で配置されている。また、MAとDQパッドとを接続するグローバル入出力線は、MAのグループごとに配線数が特定の場所に集中することなく分散するようにMCA17上に配線されている。さらに、各グローバル入出力線の長さをほぼ等しくするために、DQパッドに近いグループに属するMAと接続されるグローバル入出力線は、半導体チップのMCA17上に配線されている。
このレイアウトによれば、上記した第4の実施例で得られる効果の他、配線スペース34を縮小することができるとともに、配線領域41を設ける必要がないので、半導体チップの面積を削減することができる。
【0058】
F.第6の実施例
次に、この発明の第6の実施例について説明する。
図7は、この発明の第6の実施例である半導体記憶装置の回路配置構造を示す要部レイアウト図である。なお、この例の半導体記憶装置は、4バンク、8ビットDQ、4ビットプリフェッチ構成である。この例の半導体記憶装置は、図13に示す第3の従来例の回路配置構造において、グローバル入出力線28におけるスキューを改善した実施例である。図7において、図13の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。
図7に示す半導体記憶装置においては、DQパッド320〜327は左から右に向かって配置されている。各バンクの計8個のMA27は、対応するDQパッド320〜323から遠い距離に設けられているMA2700〜2703、MA2710〜2713、MA2720〜2723及びMA2730〜2733については、MCA17の右端又は左端に沿って上から下に向かって配置されている。一方、対応するDQパッド320〜323から近い距離に設けられているMA2704〜2707、MA2714〜2717、MA2727〜2727及びMA2734〜2737については、MCA17の右端又は左端に沿って下から上に向かって配置されている。
【0059】
そして、MA2701〜2703、MA2710〜2713、MA2720〜2723、MA2730〜2733と対応するDQパッド320〜323とを接続するグローバル入出力線280〜283は、対向するMA2700〜2703、MA2710〜2713、MA2720〜2723及びMA2730〜2733同士を接続する第1のラインと、対応する第1のライン同士を接続する第2のラインと、対応する第2のラインに一端が接続され、半導体チップの略中央部に左右方向に設けられた配線スペース46の図中右側に設けられた対応するDQパッド320〜323に他端が接続されるL字状の第3のラインとから構成されている。
【0060】
一方、MA2704〜2707、MA2714〜2717、MA2724〜2727、MA2734〜2737と対応するDQパッド324〜327とを接続するグローバル入出力線284〜287は、対向するMA2704〜2707、MA2714〜2717、MA2727〜2727及びMA2734〜2737同士を接続する第1のラインと、対応する第1のライン同士を接続する第2のラインと、各第2のラインと各々に対応するDQパッド324〜327とを接続する第3のラインとから構成されている。上記グローバル入出力線284〜287を構成する第3のラインは、上記グローバル入出力線280〜283を構成する第3のラインの長さとほぼ等しい長さとするために、上記グローバル入出力線284〜287を構成する対応する第2のラインとの接続点から半導体チップの略中央部に左右方向に設けられた配線スペース46を左から右に向かって延伸し配線スペース46の右側に突出した後下降し、さらに配線スペース46の略中央部に向かって折り返すように延伸した後、対応するDQパッド324〜327に向かって下降している。
【0061】
図7において、読み出し時には、MCA17の選択されたメモリセルに記憶されているデータは、当該メモリセルから読み出されてセンスアンプ18で増幅され、ローカル入出力線23を介してSubA24に転送されて増幅された後、メイン入出力線25を介してMA27に転送されて再び増幅され、グローバル入出力線28を介してFIFOメモリ30及び出力回路8を経て対応するDQパッド32に到達する。ここで、各MA27は、図9に示すように、プリフェッチビット数と同じく4ビット分の4個のSMA27a〜27dで構成され、4ビットのデータをSMA27a〜27dで各々増幅した後、グローバル入出力線28を構成するグローバル入出力線280〜287を介してFIFOメモリ30に転送する。
【0062】
グローバル入出力線28は、各々4ビットのデータを転送するので、グローバル入出力線28の1本は4本の束線であり、図7に示す配線スペース46には、ビットレベルでは全部で16本のラインが配線されている。なお、グローバル入出力線284〜287は配線スペース46の右端で折り返しているために配線スペース46の右端では32本のラインが集中することになるが、この部分には他のラインが配線されないため、問題となることはない。また、図7においては、図9に示すグローバル入出力線28とDQパッド320〜327との間に設けられているFIFO31及び出力回路8は図示していない。
【0063】
以上説明したように、この例の半導体記憶装置においては、JEDECの標準規格を満足するように配置された複数個のDQパッドに対応する複数個のMAのうち、DQパッドの半分の個数に対応する個数のMAを半導体チップの左側と右側とにグループ化して分割配置している。そして、DQパッドに遠いグループに属するMAは、対応するDQパッドの配置順と同じ順序で配置され、DQパッドに近いグループに属するMAは、対応するDQパッドの配置順と対称となる順序で配置されている。また、MAとDQパッドとを接続するグローバル入出力線は、MAのグループごとに配線数が特定の場所に集中することなく分散するように配線スペースに配線されている。さらに、各グローバル入出力線の長さをほぼ等しくするために、DQパッドに近いグループに属するMAと接続されるグローバル入出力線は、半導体チップの右端で折り返して配線されている。
このようなレイアウトによれば、MA27からDQパッド320〜327までのライン長をほぼ同じくすることができるので、上記スキューを低減することができる。したがって、異なるバンクを構成するMCA17に記憶されているデータを連続して読み出す場合でも上記した第1〜第3の従来例のような不都合が発生することはない。
【0064】
以上、この発明の実施例を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
例えば、上述の各実施例においては、記憶容量が512Mビット、バンク数が4個又は8個である例を示したが、これに限定されず、記憶容量は64Mビット、128Mビット、256Mビット、1Gビット、2Gビットなどいくらでも良く、バンク数も2個、16個、32個など何個でも良い。
また、上述の各実施例においては、各サブバンクが2個のMCA17を有している例を示したが、これに限定されず、各サブバンクは1個、3個、4個又は5個以上のMCAを有していても良い。さらに、上述の各実施例においては、1個のサブバンク当たり4個のMA27を設ける例を示したが、これに限定されず、MA4の個数は1個のサブバンク当たり2個、3個、6個、あるいは8個でも良い。
【0065】
また、上述の各実施例においては、DQパッドの個数は8個又は16個である例を示したが、これに限定されず、DQパッドの個数は4個、12個、32個など何個でも良い。さらに、DQパッドの位置についても、半導体記憶装置の規格に適合するのであれば、図1、図3、図5〜図7に示すように、各図に示す配線スペースの右半分側に限らず、各図に示す配線スペースの左半分側、上半分側、あるいは下半分側でも良い。
また、上述の各実施例においては、この発明をDDR動作可能な同期型DRAMに適用する例を示したが、これに限定されず、この発明は、同期型でないDRAMやラムバスDRAMにも適用することができる。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の構成によれば、複数のサブバンクが複数のグループに分割されるとともに、複数のデータ入出力用パッドが複数のグループに対応して分割され、対応する複数のデータ入出力用パッドから遠い距離に設けられたグループに属する複数のメインアンプが対応するグループに属する複数のデータ入出力用パッドの配置順と同じ順序で配置され、対応する複数のデータ入出力用パッドから近い距離に設けられたグループに属する複数のメインアンプが対応するグループに属する複数のデータ入出力用パッドの配置順と対称となる順序で配置され、複数本のグローバル入出力線は、グループごとに配線数が特定の場所に集中することなく分散するように配線スペースに配線されているので、DQパッドの位置に制約されることなく、データ転送におけるスキューを低減することができるので、動作周波数を高速化することができる。また、グローバル入出力線の本数を削減することができるので、半導体チップの面積を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例である半導体記憶装置の回路配置構造を示す要部レイアウト図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】この発明の第2の実施例である半導体記憶装置の回路配置構造を示す要部レイアウト図である。
【図4】この発明の第3の実施例である半導体記憶装置の回路配置構造を示す要部レイアウト図である。
【図5】この発明の第4の実施例である半導体記憶装置の回路配置構造を示す要部レイアウト図である。
【図6】この発明の第5の実施例である半導体記憶装置の回路配置構造を示す要部レイアウト図である。
【図7】この発明の第6の実施例である半導体記憶装置の回路配置構造を示す要部レイアウト図である。
【図8】従来の半導体記憶装置の構成例を示すブロック図である。
【図9】同装置を構成するMA27及びFIFOメモリ30の構成の一例を示す回路図である。
【図10】第1の従来例である半導体記憶装置の回路配置構造を示す要部レイアウト図である。
【図11】図10の部分拡大図である。
【図12】第2の従来例である半導体記憶装置の回路配置構造を示す要部レイアウト図である。
【図13】第3の従来例である半導体記憶装置の回路配置構造を示す要部レイアウト図である。
【図14】従来の半導体記憶装置のピン配置の一例を示す図である。
【図15】従来の半導体記憶装置の動作の一部を説明するためのタイミング・チャートである。
【符号の説明】
17 MCA
27,2700〜270F,2710〜271F,2720〜272F,2730〜273F,2740〜2747,2750〜2757,2760〜2767,2770〜2777 MA
28,280〜287 グローバル入出力線
31,310〜313 バンク
310a,310b,310c,310d,311a,311b,311c,311d,312a,312b,312c,312d,313a,313b,313c,313d,314a,314b,315a,315b,316a,316b,317a,317b サブバンク
320〜32F DQパッド
41〜43,46 配線スペース
44 配線スペース(第2の配線スペース)
45 配線スペース(第1の配線スペース)
51 配線領域
Claims (8)
- 少なくとも1個のメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイ近傍に設けられ、前記メモリセルアレイから読み出されたデータを増幅する複数のメインアンプとを有する複数のサブバンクと、前記複数のサブバンクの間に設けられた配線スペースに列状に配置された複数のデータ入出力用パッドと、前記複数のメインアンプと前記複数のデータ入出力用パッドとの間のデータ入出力を行う複数本のグローバル入出力線とを備える半導体記憶装置であって、
前記複数のサブバンクが複数のグループに分割されると共に、前記複数のデータ入出力用パッドが前記複数のグループに対応して分割され、
前記データ入出力用パッドの列又はその延長方向の距離において、対応する前記複数のデータ入出力用パッドから相対的に遠い距離に設けられた遠距離の前記グループに属する前記サブバンクが有する前記複数のメインアンプは、対応する前記グループに属する前記複数のデータ入出力用パッドの配置順と同じ順序で配置される一方、
前記データ入出力用パッドの列又はその延長方向の距離において、対応する前記複数のデータ入出力用パッドから相対的に近い距離に設けられた近距離の前記グループに属する前記サブバンクが有する前記複数のメインアンプは、対応する前記グループに属する前記複数のデータ入出力用パッドの配置順と対称となる順序で配置されていることを特徴とする半導体記憶装置。 - 前記複数のメインアンプに対応して前記配線スペースに配置された前記グローバル入出力線のうち、前記近距離の前記グループに属する前記複数のメインアンプに対応する前記グローバル入出力線は、前記遠距離の前記グループに属する前記複数のメインアンプに対応する前記グローバル入出力線よりも折り曲げ回数が多いことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
- 前記近距離の前記グループに属する前記メインアンプに対応する前記グローバル入出力線は1回折り曲げられ、前記遠距離の前記グループに属する前記メインアンプに対応する前記グローバル入出力線は3回折り曲げられていることを特徴とする請求項2記載の半導体記憶装置。
- 前記グローバル入出力線が、同一の前記グループに属する前記複数のメインアンプのうち、対応する前記メインアンプ同士を接続する第1のグローバル入出力線と、前記第1のグローバル入出力線と対応する前記データ入出力用パッドとの間のデータ入出力を行う第2のグローバル入出力線からなり、前記第2のグローバル入出力線が前記折り曲げを有することを特徴とする請求項2又は3記載の半導体記憶装置。
- 前記グローバル入出力線が、同一の前記グループに属する前記複数のメインアンプのうち、対応する前記メインアンプ同士を接続する第1のグローバル入出力線と、対応する前記第1のグローバル入出力線同士を接続する第2のグローバル入出力線と、前記第2のグローバル入出力線と前記データ入出力用パッドとの間のデータ入出力を行う第3のグローバル入出力線からなり、前記第3のグローバル入出力線が前記折り曲げを有することを特徴とする請求項2又は3記載の半導体記憶装置。
- 前記グローバル入出力線のうち、前記近距離の前記グループに属する前記メインアンプに対応する前記第2のグローバル入出力線と、前記遠距離の前記グループに属する前記メインアンプに対応する前記第2のグローバル入出力線とは、1対1の対応関係をなして、夫々の一部が、共通の直線上に配設されていることを特徴とする請求項4記載の半導体記憶装置。
- 前記近距離の前記グループ属する前記メインアンプに対応する前記グローバル入出力線は、前記配線スペースの端部で折り曲げられていることを特徴とする請求項2乃至6のうちの何れか一に記載の半導体記憶装置。
- 異なる前記グループに属する前記メインアンプに対応する前記折り曲げられたグローバル入出力線同士は、夫々重なることなく配置されていることを特徴とする請求項2乃至7のうちの何れか一に記載の半導体記憶装置。
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