JP4024265B2 - ノード、光通信ネットワーク、光パス予約方法及びプログラム - Google Patents

ノード、光通信ネットワーク、光パス予約方法及びプログラム Download PDF

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Description

この発明は、波長分割多重を用いた光通信ネットワークで分散管理方法により光パスを予約するノード、当該ノードを備えて構成される光通信ネットワーク、光パス予約方法及びそのプログラムに関するものである。
近年、インターネットの普及等により通信需要が急速に増大している。それに対応して光ファイバ等を用いた高速でかつ大容量の光通信ネットワークが整備されつつある。このような光通信ネットワークで用いられる技術として、波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)が注目されている。WDMは、光波長が異なる搬送波を多重化する技術である。WDMを用いることにより、1本の光伝送路に複数の搬送波を並列的に伝搬させることができる。このため、大容量の光通信ネットワークを低コストで構築することができる。
WDMを用いた光通信ネットワークは、ルータをそれぞれ備える複数のノードと、光ファイバで構成される、ノード間を接続する光伝送路とを備えて構成される。この光通信ネットワークにおいて、各ノードとして、光分岐挿入機能(OADM:Optical Add Drop Multiplexer)や光クロスコネクト機能(OXC:Optical Cross Connect)等を備えるものが使用される。OADMは、WDMを用いて波長多重された搬送波に他の波長の搬送波を挿入したり、当該波長多重された搬送波から特定波長の搬送波を分岐させたりする機能である。また、OXCは、WDMを用いて多重化された搬送波の伝播経路を、波長単位で切り替える機能である。これらの機能を用いることにより、光伝送路によって構築された光通信ネットワーク(すなわち物理トポロジー)上に、複数の光パスからなる光パス配置(論理トポロジー)を構築することが可能になる。
WDMを用いた光通信ネットワークで障害又は輻輳などの通信を妨げる状況が発生した場合に、動的に光パス配置を変更することにより、通信を妨げる状況が発生している光パスを回避し、これにより通信状態を復旧する方法が提案されている。光パス配置の変更は、障害又は輻輳区間(以下、単に障害区間と称する。)を迂回することにより、又は、輻輳が発生したノードをカットスルーさせることにより可能になる。ここで、カットスルーとは、当該ノードが備えるルーティング機能を使用せずに、すなわち、OADM又はOXCのみを用いて、光信号を、そのまま通過させることである。輻輳が発生したノードにカットスルーパスを設定することにより、当該ノードの処理負荷を軽減することができる。
カットスルーパスを設定する方法には、集中管理方法(例えば、特許文献1参照。)と分散管理方法(例えば、特許文献2参照。)がある。特許文献1に開示されている集中管理方法は、集中制御装置が、各ノードとの間でネットワーク資源情報のやり取りを行って、得られた情報に基づいて光パスの設定を行う方法である。特許文献2に開示されている分散管理方法は、あらかじめ定められた物理経路上のノード間で、波長予約信号を送受信することによって、使用可能な波長を予約し、当該波長を用いて光パスの設定を行う方法である。
特開2002−261791号公報 特開2003−235060号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示されている集中管理方法では、集中制御装置がネットワークに属する全てのノードからネットワーク資源情報を受け取り、当該資源情報を用いて光パスの予約を行い、然る後、各ノードに制御信号を送信して光パスを設定する。このため、ノードの数が増えるなど、ネットワーク規模が拡大されると、集中制御装置での処理負荷が増大し、よって、パス設定完了までの処理時間が長くなってしまう恐れがある。
集中管理方法に対して、分散管理方法は、一方のノードと他方のノードとのノード間で波長予約信号を送受信することによって当該ノード間の経路で使用可能な波長を予約するため、上述した集中管理方法で問題となっているネットワーク規模の拡大に起因する、処理時間の増加を、抑えることができる。しかし、上述の特許文献2に開示されている分散管理方法では、あらかじめ定められた経路上で使用可能な波長を予約するため、この定められた経路に予約する波長の空きが無いと、波長予約ができない現象、いわゆるブロッキングが起こりやすい。ブロッキングが起こった場合は、別の経路を定めた後に、波長予約を行うことになるため、パス設定完了までの時間が長くなってしまう恐れがある。
そこで、この出願に係る発明者が鋭意研究を行ったところ、分散管理方法によるパス設定において、経路の選択と、選択される経路に空きのある波長の選択とを同時に行えば、効率良く光パスの予約ができることを見出した。
この発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、この発明の目的は、WDMを用いた光通信ネットワークで、分散管理方法により光パスを予約することで、ネットワーク規模の拡大による、処理時間の増加を抑えるとともに、ブロッキングが起こる確率を低減して、光パスの予約が完了するまでの時間を短縮できる、ノード、当該ノードを備えて構成される光通信ネットワーク、光パス予約方法及びそのプログラムを提供することにある。
上述した目的を達成するために、第1の発明のノードは、始点ノード、中継ノード及び終点ノードを含む複数のノードと、隣接するノード間を接続して波長多重信号を伝送する光ファイバと、複数のノードの各々に接続されていて、予約パケットを生成する管理装置とを備え、始点ノードから中継ノードを経て終点ノードに至る光パスが設定される光通信ネットワークにおける中継ノードであって、入力部、光路切換部、出力部、及び制御部を備えている。
入力部は、当該中継ノードに隣接するノードから入力された入力波長多重信号を波長ごとに分波して複数の単波長信号を生成し、単波長信号の各々を光路切換部へ送る。光路切換部は、制御部から受け取った光路切換信号に応答して、単波長信号の各々を、単波長信号ごとに、当該中継ノードに隣接する送信先ノードへの光路切換を行って、出力部へ送る。 出力部は、送られてきた単波長信号ごとに共通の送信先ノードへの当該単波長信号を合波して出力波長多重信号を生成するとともに、出力波長多重信号を当該共通の送信先ノードへ送る。
制御部は、記憶部と、パケット受信手段と、送信先ノード設定手段と、送信可能判定手段と、予約パケット更新手段と、予約失敗パケット生成手段と、パケット送信手段と、切換信号生成手段とを備える。記憶部には、中継ノードと中継ノードに隣接する各ノードとの間の送信コストを表すコストマトリクスが記録されているとともに、中継ノードと中継ノードに隣接する各ノードとの間の光ファイバ、当該光ファイバでの送信の有無及び送信時に使用されている送信波長を表すリンク状態テーブルが記録されている。パケット受信手段は、始点ノード、終点ノード、送信波長及び通過ノードの情報を含む予約パケット、あるいは予約失敗パケットを、中継ノードに隣接するノードから受信して記憶部に保存する。送信先ノード設定手段は、中継ノードに隣接するノードの中で、保存された予約パケットの情報を参照して、始点ノード及び通過ノードと、予約失敗パケットの送信元のノードとを送信不可ノードとして判定し、かつ残りを送信可能ノードと判定したときに、コストマトリクスを参照して送信コストが最も少ない送信可能ノードを仮設定の送信先ノードとして記憶部に保存する。送信可能判定手段は、仮設定の送信先ノードに接続されている光ファイバに関して、リンク状態テーブルを参照して、予約パケットの送信波長が使用されていない場合は、送信可能と判定し、及び、使用されている場合は、送信不可能と判定するとともに、記憶部に保存された仮設定の送信先ノードを送信不可ノードに書換える。予約パケット更新手段は、送信可能の判定に応答して、記憶部に保存された予約パケットの通過ノードの情報に当該中継ノードの情報を追加して当該予約パケットを更新する。予約失敗パケット生成手段は、送信先ノード設定手段における判定で送信可能ノードが無い場合は、記憶部に保存された予約失敗パケットとは異なる新たな予約失敗パケットを生成する。パケット送信手段は、更新された予約パケットがある場合は、更新された予約パケットを記憶部から読み出して、仮設定の送信先ノードへ送信し、又は、新たな予約失敗パケットが生成された場合は、当該新たな予約失敗パケットを予約パケットの送信元に送信する。切換信号生成手段は、管理装置で生成されたパス設定信号の受信に応答して光路切換信号を生成し、光路切換信号を光路切換部へ送る。
上述した目的を達成するために、第2の発明のノードは、始点ノード、中継ノード及び終点ノードを含む複数のノードと、隣接するノード間を接続して波長多重信号を伝送する光ファイバと、複数のノードの各々に接続されていて、予約パケットを生成する管理装置とを備え、始点ノードから中継ノードを経て終点ノードに至る光パスが設定される光通信ネットワークで用いられるノードであって、当該ノードを自己のノードと称するとき、自己のノードは、入力部、光路切換部、出力部、中継部及び制御部を備えている。
入力部は、自己のノードに隣接するノードから入力された入力波長多重信号を波長ごとに分波して複数の単波長信号を生成し、単波長信号の各々を光路切換部へ送る。光路切換部は、制御部から受け取った終端切換信号に応答して、複数の単波長信号を中継部に送り、かつ中継部から複数の単波長信号のいずれかの単波長信号あるいは複数の単波長信号とは別の単波長信号を受け取ることができる終端状態と、複数の単波長信号を中継部で中継しない通過状態の2つの設定状態のいずれか一方の状態へ切換えを行うとともに、制御部から受け取った光路切換信号に応答して、複数の短波長信号のいずれかの単波長信号、あるいは別の単波長信号を単波長信号ごとに自己のノードに隣接する送信先ノードへの光路切換を行って、出力部へ送る。出力部は、送られてきた単波長信号ごとに共通の送信先ノードへの当該単波長信号を合波して出力波長多重信号を生成するとともに、出力波長多重信号を当該共通の送信先ノードへ送る。中継部は、ルータと、ルータが備える2以上のインタフェースに1対1に対応して設けられていて、光路切換部から受け取った複数の単波長信号を電気信号にそれぞれ変換してルータに送るとともに、ルータから受け取った電気信号を、入力波長多重信号の複数の波長に対応する、互いに異なる波長の単波長信号にそれぞれ変換する変換装置とを備えている。
制御部は、記憶部と、パケット受信手段と、ノード判定手段と、送信先ノード設定手段と、送信可能波長取得手段と、送信波長設定手段と、送信可能判定手段と、予約パケット更新手段と、予約失敗パケット生成手段と、予約完了パケット生成手段と、パケット送信手段と、切換信号生成手段とを備える。
記憶部には、自己のノードと自己のノードに隣接する各ノードとの間の送信コストを表すコストマトリクス、及び、光路切換部の設定状態及び光路切換の状態を表す光路状態テーブルが記録されているとともに、自己のノードと自己のノードに隣接する各ノードとの間の光ファイバ、光ファイバでの送信の有無及び送信時に使用されている送信波長を表すリンク状態テーブルが記録されている。パケット受信手段は、始点ノード、終点ノード、送信波長及び通過ノードの情報を含む予約パケットを、自己のノードに隣接するノード又は管理装置から受信し、あるいは予約失敗パケットを隣接するノードから受信して、記憶部に保存する。ノード判定手段は、予約パケットの保存に応答して、当該自己のノードが始点ノード、終点ノードあるいは中継ノードのいずれであるかを判定する。送信先ノード設定手段は、コストマトリクス及び保存された予約パケットの情報を参照して、自己のノードに隣接するノードの中で、始点ノード及び通過ノードと、予約失敗パケットの送信元のノードとを送信不可ノードとして判定し、かつ残りを送信可能ノードと判定したときに、送信コストが最も少ない送信可能ノードを読み出してきて、送信可能ノードを仮設定の送信先ノードとして記憶部に保存する。送信可能波長取得手段は、ノード判定手段でのノード判定の結果、自己のノードが始点ノードの場合に、仮設定の送信先ノードの保存に応答して、光路状態テーブルを参照して、送信可能波長を取得する。送信波長設定手段は、さらに、自己のノードが始点ノードの場合は、リンク状態テーブルを参照して、送信可能波長の中で、仮設定の送信先ノードに接続されている光ファイバで使用されていない波長の1つを送信波長に仮設定し、あるいは、送信可能波長が全て、仮設定の送信先ノードに接続されている光ファイバで使用されている場合は記憶部に保存された仮設定の送信先ノードを送信不可ノードに書換える。送信可能判定手段は、ノード判定手段での判定の結果、自己のノードが中継ノードの場合は、仮設定の送信先ノードに接続されている光ファイバに関して、リンク状態テーブルを参照して、予約パケットの送信波長が使用されていないときは、送信可能と判定し、及び、使用されているときは、送信不可能と判定するとともに、記憶部に保存された仮設定の送信先ノードを送信不可ノードに書換える。予約パケット更新手段は、自己のノードが始点ノードの場合は、送信波長の仮設定に応答して記憶部に保存された予約パケットの送信波長の情報に、仮設定された送信波長の情報を追加して当該予約パケットを更新し、あるいは、自己のノードが中継ノードの場合は、送信可能の判定に応答して記憶部に保存された予約パケットの通過ノードの情報に、仮設定された当該中継ノードの情報を追加して当該予約パケットを更新する。予約失敗パケット生成手段は、送信先ノード設定手段における判定で送信可能ノードが無い場合は、記憶部に保存された予約失敗パケットとは異なる新たな予約失敗パケットを生成する。予約完了パケット生成手段は、ノード判定手段での判定の結果、自己のノードが終点ノードの場合に、予約完了パケットを生成する。パケット送信手段は、更新された予約パケットがある場合は、記憶部から更新された予約パケットを読み出して、仮設定の送信先ノードに送信し、予約完了パケットが生成された場合は、予約完了パケットを管理装置に送信し、又は、新たな予約失敗パケットが生成された場合は、新たな予約失敗パケットを予約パケットの送信元に送信する。切換信号生成手段は、管理装置で生成されたパス設定信号の受信に応答して終端切換信号及び光路切換信号を生成し、終端切換信号及び光路切換信号を光路切換部へ送る。
上述した目的を達成するために、第3の発明のノードは、始点ノード、中継ノード及び終点ノードを含む複数のノードと、隣接するノード間を接続して波長多重信号を伝送する光ファイバと、複数のノードの各々に接続されていて、予約パケットを生成する管理装置とを備え、始点ノードから中継ノードを経て終点ノードに至る光パスが設定される光通信ネットワークにおける当該中継ノードであって、入力部、光路切換部、出力部、及び制御部を備えている。
入力部は、当該中継ノードに隣接するノードから入力された入力波長多重信号を波長ごとに分波して複数の単波長信号を生成し、単波長信号の各々を光路切換部へ送る。光路切換部は、制御部から受け取った光路切換信号に応答して、単波長信号の各々を、単波長信号ごとに、当該中継ノードに隣接する送信先ノードへの光路切換を行って、出力部へ送る。出力部は、送られてきた単波長信号ごとに共通の送信先ノードへの当該単波長信号を合波して出力波長多重信号を生成するとともに、出力波長多重信号を当該共通の送信先ノードへ送る。
制御部は、記憶部と、パケット受信手段と、送信先ノード設定手段と、送信波長変更手段と、予約パケット更新手段と、予約失敗パケット生成手段と、パケット送信手段と、送信数保存手段と、予約失敗判定手段と、切換信号生成手段とを備えている。記憶部には、中継ノードと中継ノードに隣接するノードとの間の送信コストを表すコストマトリクスが記録されているとともに、中継ノードと中継ノードに隣接する各ノードとの間の光ファイバ、光ファイバでの送信の有無及び送信時に使用されている波長を表すリンク状態テーブルが記録されている。パケット受信手段は、始点ノード、終点ノード、送信波長及び通過ノードの情報を含む予約パケット、あるいは予約失敗パケットを、中継ノードに隣接するノードから受信して記憶部に保持する。送信先ノード設定手段は、コストマトリクス及び保存された予約パケットの情報を参照して、中継ノードに隣接するノードの中で、始点ノード及び通過ノードを送信不可ノードとして判定し、かつ残りを送信可能ノードと判定したときに、1又は2以上の送信可能ノードを仮設定の送信先ノードとして記憶部に保存する。送信波長変更手段は、仮設定の送信先ノードの各々に接続されている光ファイバに関して、リンク状態テーブルを参照して、予約パケットの送信波長の中から、光ファイバで使用されている波長を取り除くことにより、予約パケットの送信波長の変更を行い、及び予約パケットの送信波長が全て使用されている場合は、送信不可能と判定する。予約パケット更新手段は、送信波長の変更に応答して、記憶部に保存された予約パケットの通過ノードの情報に当該中継ノードの情報を追加して当該予約パケットを更新する。予約失敗パケット生成手段は、送信先ノード設定手段における判定で送信可能ノードが無い場合、又は、全ての仮設定の送信先ノードに接続されている光ファイバで送信波長が使用されている場合は、予約失敗パケットを生成する。パケット送信手段は、更新された予約パケットがある場合は、記憶部から更新された予約パケットを読み出して、仮設定の送信先ノードへ送信し、又は、新たな予約失敗パケットが生成された場合は、新たな予約失敗パケットを予約パケットの送信元に送信する。送信数保存手段は、更新された予約パケットの送信数を、記憶部に読出し自在に保存する。予約失敗判定手段は、予約失敗パケットの受信数を、記憶部から読み出した送信数と比較し、受信数が送信数と等しい場合は、送信可能ノードが無いと判定する。切換信号生成手段は、管理装置で生成されたパス設定信号の受信に応答して光路切換信号を生成し、光路切換信号を光路切換部へ送る。
上述した目的を達成するために、第4の発明のノードは、始点ノード、中継ノード及び終点ノードを含む複数のノードと、隣接するノード間を接続して波長多重信号を伝送する光ファイバと、複数のノードの各々に接続されていて、予約パケットを生成する管理装置とを備え、始点ノードから中継ノードを経て終点ノードに至る光パスが設定される光通信ネットワークで用いられるノードであって、当該ノードを自己のノードと称するとき、入力部、光路切換部、出力部、中継部及び制御部を備えている。
入力部は、自己のノードに隣接するノードから入力された入力波長多重信号を波長ごとに分波して複数の単波長信号を生成し、単波長信号の各々を光路切換部へ送る。光路切換部は、制御部から受け取った終端切換信号に応答して、複数の単波長信号を中継部に送り、かつ中継部から複数の単波長信号のいずれかの単波長信号あるいは複数の単波長信号とは別の単波長信号を受け取ることができる終端状態と、複数の単波長信号を中継部で中継しない通過状態の2つの設定状態のいずれか一方の状態へ切換えを行うとともに、制御部から受け取った光路切換信号に応答して、複数の単波長信号のいずれかの単波長信号、別の単波長信号又は複数の単波長信号を単波長信号ごとに当該自己のノードに隣接する送信先ノードへの光路切換を行って、出力部へ送る。出力部は、送られてきた単波長信号ごとに共通の送信先ノードへの当該単波長信号を合波して出力波長多重信号を生成するとともに、出力波長多重信号を当該共通の送信先ノードへ送る。中継部は、ルータと、ルータが備える2以上のインタフェースに1対1に対応して設けられていて、光路切換部から受け取った複数の単波長信号を電気信号にそれぞれ変換してルータに送るとともに、ルータから受け取った電気信号を、入力波長多重信号の複数の波長に対応する、互いに異なる波長の単波長信号にそれぞれ変換する変換装置とを備えている。
制御部は、記憶部と、パケット受信手段と、ノード判定手段と、送信先ノード設定手段と、送信可能波長取得手段と、送信波長設定手段と、送信波長変更手段と、予約パケット更新手段と、予約失敗パケット生成手段と、予約完了パケット生成手段と、パケット送信手段と、送信数保存手段と、予約失敗判定手段と、切換信号生成手段とを備えている。
記憶部には、当該自己のノードと、自己のノードに隣接する各ノードとの間の送信コストを表すコストマトリクスと、光路切換部の設定状態を表す光路状態テーブルと、自己のノードと自己のノードに隣接する各ノードとの間の光ファイバ、当該光ファイバでの送信の有無及び送信時に使用されている波長を表すリンク状態テーブルとが記録されている。パケット受信手段は、始点ノード、終点ノード、送信波長及び通過ノードの情報を含む予約パケットを当該自己のノードに隣接するノード又は管理装置から受信し、あるいは予約失敗パケットを当該自己のノードに隣接するノードから受信して、記憶部に保存する。ノード判定手段は、予約パケットの保存に応答して、自己のノードが始点ノード、終点ノードあるいは中継ノードのいずれであるかを判定する。送信先ノード設定手段は、コストマトリクス及び記憶部に保存された予約パケットを参照して、自己のノードに隣接するノードの中で、始点ノード及び通過ノードを送信不可ノードとして判定し、かつ残りを送信可能ノードと判定したときに、1又は2以上の送信可能ノードを仮設定の送信先ノードとして記憶部に保存する。送信可能波長取得手段は、ノード判定手段でのノード判定の結果、自己のノードが始点ノードの場合は、仮設定の送信先ノードの保存に応答して、光路状態テーブルを参照して、送信可能波長を取得する。送信波長設定手段は、自己のノードが始点ノードの場合は、さらにリンク状態テーブルを参照して、送信可能波長の中で、仮設定の送信先ノードに接続されている光ファイバで使用されていない1又は2以上の波長を送信波長に仮設定し、あるいは、送信可能波長が全て、仮設定の送信先ノードに接続されている光ファイバで使用されている場合は、記憶部に保存された仮設定の送信先ノードを送信不可ノードに書換える。送信波長変更手段は、ノード判定手段での判定の結果、自己のノードが中継ノードの場合は、仮設定の送信先ノードの各々に接続されている光ファイバに関して、リンク状態テーブルを参照して、予約パケットの送信波長の中から仮設定の送信先ノードに接続されている光ファイバで使用されている波長を取り除くことにより、送信波長の変更を行い、及び予約パケットの送信波長が全て使用されている仮設定の送信先ノードへは、送信不可能と判定するとともに仮設定の送信先ノードを送信不可ノードに書換える。予約パケット更新手段は、自己のノードが始点ノードの場合は、送信波長の変更に応答して、記憶部に保存された予約パケットを更新し、あるいは自己のノードが中継ノードの場合は、送信波長の変更に応答して、記憶部に保存された予約パケットを更新する。予約失敗パケット生成手段は、送信先ノード設定手段における判定で送信可能ノードが無い場合、又は、全ての送信可能ノードに接続されている光ファイバで送信波長が使用されている場合は、予約失敗パケットを生成する。予約完了パケット生成手段は、ノード判定手段でのノード判定の結果、自己のノードが終点ノードの場合に、予約完了パケットを生成する。パケット送信手段は、更新された予約パケットがある場合は、記憶部から更新された予約パケットを読み出して、仮設定の送信先ノードに送信し、予約完了パケットが生成された場合は、予約完了パケットを管理装置に送信し、又は、予約失敗パケットが生成された場合は、予約失敗パケットを予約パケットの送信元に送信する。送信数保存手段は、更新された予約パケットの送信数を、記憶部に読出し自在に保存する。予約失敗判定手段は、予約失敗パケットの受信数を、記憶部から読み出した送信数と比較し、予約失敗パケットの受信数が更新された予約パケットの送信数と等しい場合は、送信可能ノードが無いと判定する。切換信号生成手段は、管理装置で生成されたパス設定信号の受信に応答して終端切換信号及び光路切換信号を生成し、終端切換信号及び光路切換信号を光路切換部へ送る。
上述した第2の発明及び第4の発明の制御部は、さらに、設定済経路判定手段と、予約パケット追加手段とを備えるのが好適である。設定済経路判定手段は、ノード判定手段での判定の結果、自己のノードが終点ノードである場合に、始点ノード及び終点ノード間に、両方向の光パスが設定されているか否かを判定する。予約パケット追加手段は、両方向の光パスが設定されていないときは、記憶部に保存された予約パケットに含まれている終点ノード及び始点ノードを、それぞれ新たな始点ノード及び新たな終点ノードに設定し、新たな始点ノード及び新たな終点ノードを予約パケットに追加する。
上述した目的を達成するために、この発明の光通信ネットワークは、複数のノードと、隣接するノード間を接続して波長多重信号を伝送する光ファイバと、複数のノードの各々に接続されている管理装置とを備える光通信ネットワークであって、ノードとして、上述したノードを用いる。
上述した目的を達成するために、この発明の光パス予約方法は、始点ノード、中継ノード及び終点ノードを含む複数のノードと、隣接するノード間を接続して波長多重信号を伝送する光ファイバと、複数のノードの各々に接続されている管理装置とを備える光通信ネットワークで、始点ノードから中継ノードを経て終点ノードに至る光パスを設定するにあたり、中継ノードにおいて実施され、以下の過程を備えている。
予約パケット受信過程では、当該中継ノードに隣接するノードから、始点ノード、終点ノード、送信波長及び通過ノードの情報を含む予約パケットを受信して中継ノードが備える記憶部に保存する。送信先ノード設定過程では、中継ノードが備える記憶部にあらかじめ保存されている、中継ノードと中継ノードに隣接する各ノードとの間の送信コストを表すコストマトリクスを参照して、中継ノードに隣接するノードの中で、始点ノード及び通過ノードを送信不可ノードとして判定し、かつ残りを送信可能ノードと判定したときに、送信コストが最も少ない送信可能ノードを仮設定の送信先ノードとして記憶部に保存する。送信可能判定過程では、記憶部にあらかじめ保存されている、中継ノードと中継ノードに隣接するノードとの間の光ファイバ、当該光ファイバでの送信の有無及び送信時に使用されている波長を表すリンク状態テーブルを参照して、仮設定の送信先ノードに接続されている光ファイバに関して、予約パケットの送信波長が使用されていない場合は、送信可能と判定し、及び、使用されている場合は、送信不可能と判定するとともに、記憶部に保存された仮設定の送信先ノードを送信不可ノードに書き換える。予約パケット更新過程では、送信可能の判定に応答して、記憶部に保存された予約パケットの通過ノードの情報に当該中継ノードの情報を追加して当該予約パケットを更新する。予約パケット送信過程では、更新された予約パケットがある場合は、更新された予約パケットを送信先ノードへ送信する。
仮設定の送信先ノードから予約失敗パケットを受け取った場合には、当該仮設定の送信先ノードを送信不可ノードとして、さらに、送信先ノード設定過程、送信可能判定過程、予約パケット更新過程、及び予約パケット送信過程を行い、送信先ノード設定過程による判定で、送信可能ノードが無い場合は、受け取った予約失敗パケットとは異なる新たな予約失敗パケットを生成し、予約失敗パケットを予約パケットの送信元に送信する。
上述した目的を達成するためにこの発明の光パス予約方法は、始点ノード、中継ノード及び終点ノードを含む複数のノードと、隣接するノード間を接続して波長多重信号を伝送する光ファイバと、複数のノードの各々に接続されている管理装置とを備える光通信ネットワークで、始点ノードから中継ノードを経て終点ノードに至る光パスを設定するにあたり、始点ノードにおいて実施され、以下の過程を備えている。
予約パケット受信過程では、管理装置から、始点ノード及び終点ノードの情報を含む予約パケットを受信して始点ノードが備える記憶部に保存する。送信可能波長取得過程では、記憶部にあらかじめ保存されている、光路切換部の設定状態を表す光路状態テーブルを参照して、送信可能波長を取得する。送信先ノード設定過程では、記憶部にあらかじめ保存されている、始点ノードと始点ノードに隣接する各ノードとの間の送信コストを表すコストマトリクスを参照して、始点ノードに隣接するノードを送信可能ノードとしたときに、送信コストが最も少ない送信可能ノードを送信先ノードに仮設定する。送信波長設定過程では、記憶部にあらかじめ保存されている、始点ノードと始点ノードに隣接する各ノードとの間の光ファイバ、当該光ファイバでの送信の有無及び送信時に使用されている波長を表すリンク状態テーブルを参照して、送信可能波長であって仮設定の送信先ノードと接続されている光ファイバで使用されていない波長の1つを、送信波長として設定する。予約パケット更新過程では、送信波長の仮設定に応答して、記憶部に保存された予約パケットの送信波長の情報に仮設定された送信波長の情報を追加して予約パケットを更新する。予約パケット送信過程では、更新された予約パケットがある場合は、更新された予約パケットを記憶部から読み出して仮設定の送信先ノードに送信する。
仮設定の送信先ノードから予約失敗パケットを受け取った場合には、当該仮設定の送信先ノードを送信不可ノードとして、さらに送信先ノード設定過程、送信波長設定過程、予約パケット更新過程、及び予約パケット送信過程を行い、送信可能波長が無い場合、又は、送信可能ノードが無い場合は、受け取った予約失敗パケットとは異なる新たな予約失敗パケットを生成し、新たな予約失敗パケットを管理装置に送信する。
上述した目的を達成するために、この発明の光パス予約方法は、始点ノード、中継ノード及び終点ノードを含む複数のノードと、隣接するノード間を接続して波長多重信号を伝送する光ファイバと、複数のノードの各々に接続されている管理装置とを備える光通信ネットワークで、始点ノードから中継ノードを経て終点ノードに至る光パスを設定するにあたり、終点ノードにおいて実施され、以下の過程を備えている。
予約パケット受信過程では、終点ノードに隣接するノードから、始点ノード、終点ノード、送信波長及び通過ノードの情報を含む予約パケットを受信して、終点ノードが備える記憶部に保存する。設定済経路判定過程では、始点ノード及び終点ノード間に、両方向の光パスが予約されているか否かを判定する。
両方向の光パスが予約されている場合は、予約完了パケットを生成し、予約完了パケットを管理装置へ送り、両方向の光パスが予約されていない場合は、さらに、以下の過程を行う。予約パケット追加過程では、予約パケットに含まれている終点ノード及び始点ノードを、それぞれ新たな始点ノード及び新たな終点ノードに設定して、予約パケットに追加する。送信可能波長取得過程では、終点ノードが備える記憶部にあらかじめ保存されている、光路切換部の設定状態を表す光路状態テーブルを参照して、送信可能波長を取得する。送信先ノード設定過程では、記憶部にあらかじめ保存されている、新たな始点ノードである終点ノードと終点ノードに隣接する各ノードとの間の送信コストを表すコストマトリクスを参照して、新たな始点ノードに隣接するノードを送信可能ノードとしたときに、送信コストが最も少ない送信可能ノードを送信先ノードに仮設定する。送信波長設定過程では、記憶部にあらかじめ保存されている、新たな始点ノードに隣接するノードに対して送信を行う光ファイバで使用されている波長を表すリンク状態テーブルを参照して、送信可能波長であって、仮設定された送信先ノードと接続されている光ファイバで使用されていない波長の1つを、送信波長として仮設定する。予約パケット更新過程では、送信波長の仮設定に応答して、予約パケットの送信波長の情報に、仮設定された送信波長の情報を追加して当該予約パケットを更新する。予約パケット送信過程では、更新された予約パケットがある場合は、記憶部から更新された予約パケットを読み出して、仮設定の送信先ノードに送信する。
仮設定の送信先ノードから予約失敗パケットを受け取った場合には、当該仮設定の送信先ノードを送信不可ノードとして、さらに送信先ノード設定過程、送信波長設定過程、予約パケット更新過程、及び予約パケット送信過程を行い、送信可能ノードが無い場合は、予約失敗パケットを生成し、予約失敗パケットを管理装置に送信する。
この発明の光パス予約方法の他の好適な実施形態によれば、始点ノード、中継ノード及び終点ノードを含む複数のノードと、隣接するノード間を接続して波長多重信号を伝送する光ファイバと、複数のノードの各々に接続されている管理装置とを備える光通信ネットワークで、始点ノードから中継ノードを経て終点ノードに至る光パスを設定するにあたり、中継ノードにおいて実施され、以下の過程を備えている。
予約パケット受信過程では、隣接するノードから、始点ノード、終点ノード、送信波長及び通過ノードの情報を含む予約パケットを受信して中継ノードが備える記憶部に保存する。送信先ノード設定過程では、記憶部にあらかじめ保存されている、中継ノードと中継ノードに隣接するノードとの間の送信コストを表すコストマトリクスを参照して、中継ノードに隣接するノードの中で、始点ノード及び通過ノードを送信不可ノードと判定し、残りを送信可能ノードと判定したときに、1又は2以上の送信可能ノードを仮設定の送信先ノードとして記憶部に保存する。送信波長変更過程では、記憶部にあらかじめ保存されている、中継ノードと中継ノードに隣接するノードとの間の光ファイバ、当該光ファイバでの送信の有無及び送信時に使用されている波長を表すリンク状態テーブルを参照して、仮設定の送信先ノードと接続されている光ファイバで使用されている波長を取り除く、送信波長の変更を行う。予約パケット更新過程では、送信波長の変更に応答して、記憶部に保存された予約パケットの通過ノードの情報に当該中継ノードの情報を追加して当該予約パケットを更新する。予約パケット送信過程では、更新された予約パケットがある場合は、記憶部から更新された予約パケットを読み出して1又は2以上の仮設定の送信先ノードに送信する。送信数保存過程では、更新された予約パケットの送信数を記憶部に読み出し自在に保存する。予約失敗判定過程では、仮設定の送信先ノードから予約失敗パケットを受け取った場合には、予約失敗パケットの受信数と更新された予約パケットの送信数とを比較して、一致する場合は、送信可能なノードが無いと判定する。
送信可能ノードが無い場合、又は、送信波長が無い場合は、受け取った予約失敗パケットとは異なる新たな予約失敗パケットを生成し、新たな予約失敗パケットを予約パケットの送信元に送信する。
この発明の光パス予約方法の他の好適な実施形態によれば、始点ノード、中継ノード及び終点ノードを含む複数のノードと、隣接するノード間を接続して波長多重信号を伝送する光ファイバと、複数のノードの各々に接続されている管理装置とを備える光通信ネットワークで、始点ノードから中継ノードを経て終点ノードに至る光パスを設定するにあたり、始点ノードにおいて実施され、以下の過程を備えている。
予約パケット受信過程では、管理装置から、始点ノード、終点ノード、送信波長及び通過ノードの情報を含む予約パケットを受信して、始点ノードが備える記憶部に保存する。送信可能波長取得過程では、記憶部にあらかじめ保存されている、光路切換部の設定状態を表す光路状態テーブルを参照して、送信可能波長を取得する。送信先ノード設定過程では、記憶部にあらかじめ保存されている、始点ノードと始点ノードに隣接するノードとの間の送信コストを表すコストマトリクスを参照して、始点ノードに隣接するノードである1又は2以上の送信可能ノードを送信先ノードに仮設定する。送信波長設定過程では、記憶部にあらかじめ保存されている、始点ノードに隣接するノードに対して送信を行う光ファイバで使用されている波長を表すリンク状態テーブルを参照して、送信可能波長であって、仮設定の送信先ノードと接続されている光ファイバで使用されていない1又は2以上の波長を、送信波長として仮設定する。予約パケット更新過程では、送信波長の仮設定に応答して、記憶部に保存された予約パケットの送信波長の情報に、仮設定された送信波長の情報を追加して、予約パケットを更新する。予約パケット送信過程では、更新された予約パケットがある場合は、記憶部から更新された予約パケットを読み出して1又は2以上の仮設定の送信先ノードに送信する。送信数保存過程では、更新された予約パケットの送信数を記憶部に保存する。予約失敗判定過程では、仮設定の送信先ノードから予約失敗パケットを受け取った場合には、予約失敗パケットの受信数と送信数とを比較して、一致する場合は、送信可能なノードが無いと判定する。
送信可能なノードが無い場合、又は、送信波長が無い場合は、受け取った予約失敗パケットとは異なる新たな予約失敗パケットを生成し、新たな予約失敗パケットを管理装置に送信する。
この発明の光パス予約方法の他の好適な実施形態によれば、始点ノード、中継ノード及び終点ノードを含む複数のノードと、隣接するノード間を接続して波長多重信号を伝送する光ファイバと、複数のノードの各々に接続されている管理装置とを備える光通信ネットワークで、始点ノードから中継ノードを経て終点ノードに至る光パスを設定するにあたり、終点ノードにおいて実施され、以下の過程を備えている。
予約パケット受信過程では、隣接するノードから、始点ノード及び終点ノードの情報を含む予約パケットを受信して終点ノードが備える記憶部に保存する。設定済経路判定過程では、始点ノード及び終点ノード間に、両方向の光パスが設定されているか否かを判定する。
両方向の光パスが予約されている場合は、予約完了パケットを生成し、予約完了パケットを管理装置へ送り、両方向の光パスが予約されていない場合は、さらに、以下の過程を行う。
予約パケット追加過程では、予約パケットに含まれている終点ノード及び始点ノードを、それぞれ新たな始点ノード及び新たな終点ノードに設定して、予約パケットに追加する。送信可能波長取得過程では、新たな始点ノードである終点ノードが備える記憶部にあらかじめ保存されている、光路切換部の設定状態を表す光路状態テーブルを読み出してきて、送信可能波長を取得する。送信先ノード設定過程では、記憶部にあらかじめ保存されている、終点ノードと終点ノードに隣接するノードとの間の送信コストを表すコストマトリクスを参照して、終点ノードに隣接するノードである1又は2以上の送信可能ノードを送信先ノードに仮設定する。送信波長設定過程では、記憶部にあらかじめ保存されている、終点ノードに隣接するノードに対して送信を行う光ファイバで使用されている波長を表すリンク状態テーブルを参照して、送信可能波長であって、仮設定された送信先ノードと接続されている光ファイバで使用されていない1又は2以上の波長を、送信波長として仮設定する。予約パケット更新過程では、送信波長の仮設定に応答して予約パケットを更新する。予約パケット送信過程では、更新された予約パケットがある場合は、記憶部から更新された予約パケットを読み出して、1又は2以上の仮設定の送信先ノードに送信する。送信数保存過程では、更新された予約パケットの送信数を記憶部に保存する。予約失敗判定過程では、送信先ノードから予約失敗パケットを受け取った場合には、予約失敗パケットの受信数と更新された予約パケットの送信数とを比較して、一致する場合は、送信可能なノードがないと判定する。送信可能なノードが無い場合、又は、送信波長が無い場合は、受け取った予約失敗パケットとは異なる新たな予約失敗パケットを生成し、予約失敗パケットを管理装置に送信する。
上述した目的を達成するために、この発明のプログラムは、入力部、光路切換部、出力部、及び制御部を備える、複数のノードと、隣接するノード間を接続して波長多重信号を伝送する光ファイバと、複数のノードの各々に接続されていて、予約パケットを生成する管理装置とを備える、始点ノードから中継ノードを経て終点ノードに至る光パスが設定される光通信ネットワークで、中継ノードとして用いられるノードの制御部で実行されるプログラムであって、制御部に、第1の発明に係る、パケット受信手段と、送信先ノード設定手段と、送信可能判定手段と、予約パケット更新手段と、予約失敗パケット生成手段と、パケット送信手段とを実現させる。
この発明のプログラムの他の好適な実施形態によれば、入力部、光路切換部、出力部、及び制御部を備える、複数のノードと、隣接するノード間を接続して波長多重信号を伝送する光ファイバと、複数のノードの各々に接続されていて、予約パケットを生成する管理装置とを備える、始点ノードから中継ノードを経て終点ノードに至る光パスが設定される光通信ネットワークで、中継ノードとして用いられるノードの制御部で実行されるプログラムであって、制御部に、第2の発明に係る、パケット受信手段と、送信先ノード設定手段と、送信可能波長取得手段と、送信波長設定手段と、送信可能判定手段と、予約パケット更新手段と、予約失敗パケット生成手段と、予約完了パケット生成手段と、パケット送信手段とを実現させるのが良い。
この発明のプログラムの他の好適な実施形態によれば、入力部、光路切換部、出力部、及び制御部を備える、複数のノードと、隣接するノード間を接続して波長多重信号を伝送する光ファイバと、複数のノードの各々に接続されていて、予約パケットを生成する管理装置とを備える、始点ノードから中継ノードを経て終点ノードに至る光パスが設定される光通信ネットワークで、中継ノードとして用いられるノードの制御部で実行されるプログラムであって、制御部に、第3の発明に係る、パケット受信手段と、送信先ノード設定手段と、送信波長変更手段と、予約パケット更新手段と、予約失敗パケット生成手段と、パケット送信手段と、送信数保存手段と、予約失敗判定手段とを実現させるのが良い。
この発明のプログラムの他の好適な実施形態によれば、入力部、光路切換部、出力部、及び制御部を備える、複数のノードと、隣接するノード間を接続して波長多重信号を伝送する光ファイバと、複数のノードの各々に接続されていて、予約パケットを生成する管理装置とを備える、始点ノードから中継ノードを経て終点ノードに至る光パスが設定される光通信ネットワークで、中継ノードとして用いられるノードの制御部で実行されるプログラムであって、制御部に、第4の発明に係る、パケット受信手段と、送信先ノード設定手段と、送信可能波長取得手段と、送信波長設定手段と、送信波長変更手段と、予約パケット更新手段と、予約失敗パケット生成手段と、パケット送信手段と、送信数保存手段と、予約失敗判定手段とを実現させるのが良い。
この発明のプログラムの他の好適な実施形態によれば、制御部に、さらに、設定済経路判定手段と、予約パケット追加手段とを実現させるのが良い。
この発明の、光通信ネットワークで光パスを設定する光パス設定装置、当該光パス設定装置を備えて構成される光通信ネットワーク、光パス予約方法及びそのプログラムによれば、分散管理方法を用い、さらに、予約パケットを受信したノードでは、当該ノードに隣接するノードの中で、送信コストが最も少ないノードを送信先ノードに仮設定して、仮設定された送信先ノードに予約パケットを送信する。この場合、分散管理方法を用いることにより、ネットワーク規模の拡大による、処理時間の増加を抑えることができるとともに、経路の選択と、波長の予約とを同時に行うので、ブロッキングの確率を低減することができる。この結果、波長予約失敗による試行回数を減らすことができるので、パス設定に要する時間を短縮することができる。
また、予約パケットを受信したノードにおいて、全ての隣接するノードに同時に予約パケットを送る構成にすれば、波長予約の処理を並列的に行うことができるので、パス設定に要する時間をさらに短縮することができる。
以下、図を参照して、この発明の実施の形態について説明するが、各構成要素の、位置及び配置関係についてはこの発明が理解できる程度に概略的に示したものに過ぎない。また、以下、この発明の好適な構成例につき説明するが、各構成要素の数値的条件などは、単なる好適例にすぎない。従って、この発明は以下の実施の形態に限定されない。
(第1実施形態の構成)
図1を参照して、WDMを用いる光通信ネットワークについて説明する。図1は、光通信ネットワークを説明するための概略構成図である。光通信ネットワークは、例えば格子状に配置された複数のノード(以下、Nで表すこともある。)100と、隣接するノード100間を接続して波長多重信号を伝送する光ファイバ102とを備えて構成される。この光通信ネットワークに、始点ノードから中継ノードを経て終点ノードに至る光パスが設定される。
ここでは、9個のノード100が3×3の格子状に配置されているものとして説明する。これらのノード100には、それぞれ固有の識別子(ID)が割り当てられていて、ここではノードIDを1から9までの自然数とする。例えば、N1はノードIDが1であるノードを示している。
隣接するノード100間は、光ファイバ102により物理的に接続されている。ここでは、一例として、ノード100間を接続する光ファイバ102を並列に2本備えて、それぞれの光ファイバは、互いに異なる一方向に波長多重信号を伝送する。これらの光ファイバ102には、それぞれ固有のファイバIDが割り当てられていて、ここではファイバIDを1から24までの自然数とする。また、光ファイバをFで表し、例えばF1はファイバIDが1である光ファイバを示している。光ファイバ102として、使用する波長など設定に応じて、任意好適な従来周知の通信用光ファイバを用いることができる。
なお、ノードの個数、配置、及び、ノード間の接続関係など光通信ネットワークの構成はこの例に何ら限定されるものではない。
図2を参照して、制御ネットワークについて説明する。図2は、制御ネットワークを説明するための概略構成図である。制御ネットワークは、ノード(N1〜N9)100、管理装置200、及び、制御回線202を備えていて、光通信ネットワークの経路(以下、経路を光パスとも称する。)の設定などの制御を行うために用いられる。制御回線202は、管理装置200と各ノード(N1〜N9)100との間で送受信される制御信号を伝送する。なお、図2は、制御ネットワークを光通信ネットワークとは別に設けた例を示しているが、管理装置を光通信ネットワーク内に設けて、制御信号を光通信ネットワークで伝送させる構成にしても良い。
管理装置200は、例えばMPU(Microprocessing Unit)、記憶部、送信部、受信部、入力手段及び出力手段を備えている周知のコンピュータで構成する。MPUは、周知の構成とすることができ、ここでは、CPUと、メモリとしてのRAM及びROMを備える構成としている。なお、記憶部は、ハードディスク等の記憶装置として構成されても良いし、RAM内に設けても良い。入力手段は、コンピュータに通常用いられるキーボード及びマウス等の公知の入力装置を備えている。また、出力手段は、コンピュータに通常用いられるディスプレイ及びプリンタ等の表示装置を備えている。
光通信ネットワークに新たな光パスを設定するときは、管理者が、管理装置200の入力手段を操作して、光パスの始点のノードID及び終点のノードIDを光パス予約情報として入力する。CPUが備える制御手段は、ROM等に記録されているプログラムを実行することにより、管理装置からの光パス予約情報の入力に応答して制御信号として予約パケットを生成する。予約パケットは、予約パケットであることを示すパケットID、始点ノード、終点ノード、送信波長、通過ノード、及び予約可能判定フラグの情報を含んでいる。ここでは、予約可能判定フラグを、中継するノードの数(以下、物理ホップ数と称することもある。)とする。なお、予約可能判定フラグを、物理的な伝送距離などに基づいて決めても良い。また、入力手段から入力される光パス予約情報は、始点及び終点のノードIDであり、使用する波長及び通過するノードが定まっていない。従って、予約パケットの送信波長及び通過ノードの情報として、この光通信ネットワークで用いられないID、ここでは、送信波長ID“0”及び通過するノードID“0”を書き込んでおく。また、予約可能判定フラグも“0”としておく。生成された予約パケットは、始点ノードへ送られる。
管理装置200は、その受信部で、始点ノードから光パスの予約が成功したか失敗したかの情報を受信し、その結果を出力手段から出力して管理者に通知する。また、管理装置200は、光パスの予約が成功した場合は、その光パスの情報を内部のRAM又は記憶装置に記録するとともに、各ノードでの終端状態及び光路状態の切換を行って、光パスの設定を行う光パス設定信号を生成し、始点ノード、終点ノード及び中継ノードに送る。
各ノードでは、この光パス設定信号の受信に応答して終端切換信号及び光路切換信号を生成した後、これらの終端切換信号及び光路切換信号を光路切換部へ送る。また、このときノードに設けられているルータが備えるIPパスの設定状態を示すテーブルが更新される。
なお、ここでは、管理者からの始点ノード及び終点ノードの入力に応答して、予約パケットを生成する構成について説明したが、管理装置200に最適パス検索機能を設けて、最適パス検索の結果に応答して予約パケットを生成しても良い。
図3を参照して、この発明のノードの構成についてその一例につき説明する。図3は、ノード(N)の構成を説明するための概略構成図である。
それぞれのノード100は、入力部110、光路切換部130、出力部150、中継部170及び制御部300を備えている。今、それぞれのノード100には、4つのノードが隣接していて、互いに隣接するノード間は光ファイバ102でそれぞれ接続されているとする。従って、この場合には、ある1つのノード100に着目すると、当該ノード100は、4本の光ファイバ102が接続されている。当該ノード100は、これに隣接する4つのノードから当該ノード100に入力波長多重信号が送られてきて、隣接する4つのノードに対し、入力波長多重信号と同一又は異なる出力波長多重信号を出力する。ここで、入力波長多重信号を送る隣接ノードを入力側ノードと称し、また、出力波長多重信号を受ける隣接ノードを出力側ノードとする。上述した各ノード100は、構成が同一であるので、1つのノードに着目して、以下説明する。
入力部110には、入力側ノードから光ファイバ102を経て、波長多重信号が入力波長多重信号として入力される。ここでは、波長多重信号は、互いに異なる4つの波長の搬送波(以下、単波長信号と称する。)が多重されたものとするが、多重される波長の数は、何ら4に限定されるものではない。これらの4つの波長には、それぞれ固有の波長IDが割り当てられていて、ここでは波長IDを1から4までの自然数とする。以下の説明では、波長をλで表し、例えばλ1は、波長IDが1である波長を表す。
上述の着目したノード100の出力部150からは、出力側ノードに対して光ファイバ102を経て、波長多重信号が出力波長多重信号として出力される。
なお、ここでは隣接するノードの数を4つとして説明するが、隣接するノードの数は、光通信ネットワークの構成、及び、光通信ネットワークにおけるノードの位置によって増減する。
入力部110は、光増幅器112及び分波器114を一組とする組を備えて構成される。その組数を、入力部110に接続されている光ファイバ102の本数と同じ数とする。ここでは、入力部110は、4つの光増幅器112及び4つの分波器114を備えている。各送信元のノードからそれぞれ対応する光ファイバ102を経て入力された入力波長多重信号は、光増幅器112で増幅された後、分波器114で、λ1〜λ4の波長ごとの単波長信号にそれぞれ分波され、然る後、後述する光路切換部130に送られる。入力部110には、4本の光ファイバ102が接続されているので、光路切換部130に送られる単波長信号は16系統になる。ここで使用する光増幅器112として、好ましくは、例えば、エルビウム添加光ファイバ増幅器(EDFA:Erbium−Doped Fiber Amplifier)を用いることができる。また、分波器114として、好ましくは、例えば、アレイ導波路回折格子(AWG:Arrayed−Waveguide Grating)を用いることができる。
出力部150は、出力部150に接続されている光ファイバ102の本数と同じ数の、合波器154及び光増幅器152を一組とする組を備えて構成される。ここでは、出力部150は、4つの合波器154及び4つの光増幅器152を備えている。光路切換部130から送られてきた単波長信号は、送信先のノードごとに合波器154で合波、すなわち波長多重される。波長多重により得られた波長多重信号は、光増幅器152で増幅された後、出力波長多重信号として出力されて、送信先ノードへ送られる。ここで、光増幅器152として、好ましくは、例えば、エルビウム添加光ファイバ増幅器(EDFA)を用いることができる。また、合波器154として、好ましくは、例えば、アレイ導波路回折格子(AWG)を用いることができる。
光路切換部130は、終端部132と光スイッチ部140を備えている。
終端部132は、入力部110から送られた16系統の単波長信号それぞれに対して通過(カットスルー)状態と終端(ターミネート)状態との設定状態の切換を行う機能を備えている。この設定状態の切換は、制御部300での管理装置200からの光パス設定信号の受信に応答して、行われる。ここで通過状態とは、分波器114から受け取った単波長信号を、中継部170で中継しないで、直接光スイッチ部140に送っている状態である。また、終端状態とは、分波器114から受け取った複数の単波長信号を中継部170に送り、かつ中継部170から複数の単波長信号のいずれかの単波長信号あるいはこれら複数の単波長信号とは別の単波長信号を受け取ることができる状態、すなわち、単波長信号を中継部170で中継する状態である。
終端部132は、この機能を実現するために、16系統の単波長信号が通る光路のそれぞれに、例えば、任意好適な周知のOADM(Optical Add Drop Multiplexing)装置又はOXC(Optical CrossConnect)装置を備えて構成される。ここでは、終端部132は16個のOADM装置(図示を省略する。)を備えた構成とし、各OADM装置は、制御部300からの終端切換信号に応答して、終端状態と通過状態の2つの設定状態のいずれか一方の状態へ切換える。終端部132は、入力部110から送られる単波長信号と同じく16系統の単波長信号を光スイッチ部140に送る。
光スイッチ部140に入力された単波長信号は、出力部150で波長多重された後、出力部150に接続されている4本の光ファイバ102のいずれか1つを経て、送信先の隣接する他のノードに送られる。この単波長信号の光路切換は、16系統の単波長信号のそれぞれに対して行われるため、光スイッチ部140は、例えば16個の1×4光スイッチ装置を備えて構成される。ここで1×4光スイッチ装置は、4つの出力端子を備えていて、入力された単波長信号を、いずれか1つの出力端子から出力する、任意好適な周知のものを用いることができる。各1×4光スイッチ装置の出力端子のそれぞれは、第1〜4の合波器154に接続されている。各1×4光スイッチ装置は、管理装置200から制御部300を経て与えられる光路切換信号に応答して、終端部132から送られた光信号について、送信先ノードへの光路切換を行って、第1〜4の合波器154のいずれか1つに出力する。
中継部170は、ルータ180及び変換装置172(172a、172b、172c、172d)を備えている。第1〜4の変換装置172a〜172dは、電気信号から光信号への変換を行うとともに、その逆変換を行う機能を有している。それぞれの変換装置172の入力端には、各分波器114の4つの出力端がそれぞれ1対1で対応している。同様に、変換装置172の出力端は、各分波器114の出力端に1対1で対応している。各変換装置172は、分波器114から終端部132を経て送られてきた光信号を電気信号に変換してルータ180へ送る。
ルータ180は、インタフェースとして内部インタフェース182(182a、182b、182c、182d)及び外部インタフェース184を備えている。内部インタフェース182は、波長多重信号において多重される波長の数と同じ数だけ設けられている。ここでは、光信号として、4つの波長が多重された波長多重信号が、光通信ネットワークを伝播する構成としているので、ルータ180は、4つの内部インタフェースとして、第1〜4の内部インタフェース182a〜182dを備えるものとする。
ルータ180は、各変換装置172から受信した、又は、外部インタフェース184から入力された電気信号を、経路情報を指定して、第1〜4の内部インタフェース182a〜182d及び外部インタフェース184のいずれかから出力する。外部インタフェース184から出力された電気信号は、外部ネットワーク190へ送られる。
第1〜4の変換装置172a〜172dは、第1〜4の内部インタフェース182a〜182dに1対1に対応して設けられている。このように、第1〜4の変換装置172a〜172dで電気信号から変換された単波長信号は、光路が指定されて、光路切換部130へ送られる。
第1〜4の変換装置172a〜172dは、電気信号を単波長信号に変換する際の波長が、それぞれ異なっている。第1の変換装置172aは、第1の内部インタフェース182aから出力された電気信号を、波長がλ1の単波長信号に変換する。第2の変換装置172bは、第2の内部インタフェース182bから出力された電気信号を、波長がλ2の単波長信号に変換する。第3の変換装置172cは、第3の内部インタフェース182cから出力された電気信号を、波長がλ3の単波長信号に変換する。第4の変換装置172dは、第4の内部インタフェース182dから出力された電気信号を、波長がλ4の単波長信号に変換する。
なお、ルータ180は、複数のインタフェースを備える任意好適な周知のものを用いることができる。ルータ180が備える複数のインタフェースのうち、一部を第1〜4の内部インタフェース182a〜182dとして用い、残りを外部インタフェース184として用いれば良い。上述したように、第1〜4の変換装置172a〜172dは、電気/光変換機能及び光/電気変換機能を備えている。これらの機能は、通常の光ファイバ通信システムで用いられるものである。従って、第1〜4の変換装置172a〜172dは、任意好適な従来周知の技術を用いて実現できる。
制御部300は、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)302と、メモリとしてのRAM(Random Access Memory)320及びROM(Read Only Memory)310などの記憶部を備えて構成される。CPU302が備える制御手段304は、ROM320に読み出し自在に記録されている制御プログラム314を読み出してきて、当該制御プログラム314を実行することにより、パケット受信手段332、パケット送信手段334、予約パケット追加手段336、予約パケット更新手段338、ノード判定手段340、設定済経路判定手段342、予約可能判定手段344、送信可能波長取得手段346、送信先ノード設定手段348、送信波長設定手段350、送信可能判定手段352、切換信号生成手段354、光路状態取得手段356、リンク状態書換手段358、リンク状態取得手段360及び予約失敗パケット生成手段362の各機能手段330を実現する。なお、各機能手段330が行う処理の詳細は後述する。
ROM310には、コストマトリクス312が読み出し自在に保存されている。図5を参照してコストマトリクス312について説明する。図5は、ノード間のコストマトリクス312の一例を示す図である。図5に示したコストマトリクス312は、隣接するノード間のコストとして、送信元ノードと送信先ノードの間の物理的な距離の大小関係を数値で行列状に表している。ここでは、隣接していない場合のコストを0とし、隣接しているノードに対しては、距離の短い順に1から5までの数値で示している。コストマトリクス312は、光通信ネットワークの運用前に各ノード100が備えるROM310に書き込まれている。なお、コストマトリクス312を、例えばRAM320に読出し及び書換え自在に書き込んでおいてもよい。コストマトリクス312がRAM320に書き込まれている場合は、光通信ネットワークの運用中に、管理装置200が各ノードに対してコストマトリクスを送信し、各ノードにおいてコストマトリクスを書き換えることができる。なお、コストは物理的な距離に限定されるものではなく、例えば、使用可能な波長数などに基づいて定めても良い。例えば、送信ノードと受信ノードの間で、使用可能な波長が無い場合は、上述の数値は0であり、使用可能な波長が多い順に、昇順に数値を与えればよい。なお、送信コストを示す数値は、単なる例示であって、5より大きな数値でも良いし、小数など整数以外の数値でも良い。
RAM320には、リンク状態テーブル322及び光路状態テーブル324が読み出し及び書換え自在に保存されている。
リンク状態テーブル322は、自己のノードに隣接するノードのノードID、自己のノードと自己のノードに隣接する各ノードとの間の光ファイバのファイバID、及び、その光ファイバでの送信の有無、及び送信を行っている波長多重信号に含まれる波長成分、すなわち、送信時に使用されている波長の波長IDを表したものである。なお、リンク状態テーブルの詳細については後述する。
光路状態テーブル324は、終端部132が備える各OADM装置が通過状態及び終端状態の2つの設定状態のいずれであるのか、及び、光スイッチ部140が備える1×4光スイッチ装置が、どの合波器154に単波長信号を出力しているのかを示す光路切換の状態など、これまでに光路切換部に対して設定された情報を表している。ここで、前者は上述した終端切換信号の生成により更新され、及び、後者は上述した光路切換信号により更新される。
なお、中継ノードとしてのみ用いられるノードは、送信先のノードの切換を行うことができればよいので、中継部及び終端部を備えない構成にしても良い。
(第1実施形態の動作)
図6及び図7(A)〜(C)を参照して、複数の光パスが設定されている光通信ネットワークに新たに光パスを設定する場合の光パス予約方法について説明する。図6及び図7(A)〜(C)は、ノードでの処理フローを示す図である。
ステップ(以下、ステップをSで表す。)10の予約パケット受信過程において、あるノードは自己のノードに隣接するノード又は管理装置から予約パケットを受信する。この過程では、先ず、パケット受信手段332が制御回線202を経てパケットを受信する。パケット受信手段332は、パケットの受信に応答して、ROMなどにパケットを表すIDとして書き込まれている予約パケットIDを読み出してきて、受信したパケットに付されているパケットIDと予約パケットIDとの照合を行う。受信したパケットのパケットIDが予約パケットIDである場合は、受信したパケットを予約パケットと判定する。受信したパケットが予約パケットである場合は、RAM320の空きスペースに読み出し自在に書き込んでからS20の処理を行う。
S20のノード判定過程では、S10において受信したパケットが予約パケットであるとの判定に応答して、ノード判定手段340が、ROM310などにあらかじめ書き込まれている、自己のノードIDを参照して、予約パケットの始点及び終点のノードIDと比較することにより、自己のノードが光パスの始点ノード又は終点ノード、あるいは、光パスを中継する中継ノードのいずれであるかを判定する。このノードの判定の終了に応答して、S100の波長予約処理を行う。始点ノード、終点ノード及び中継ノードのそれぞれにおいて、以下説明するS100の波長予約過程の処理を行うことによって、始点ノード及び終点ノードの間に光パスが設定される。
S100の波長予約過程の処理は、始点ノード、終点ノード及び中継ノードで異なるので、それぞれの場合について説明する。
(1)始点ノードの場合
先ず、図7(A)を参照して、始点ノードでの処理を説明する。なお、始点ノードはS10において、予約パケットを管理装置から受信している。
S120の送信可能波長取得過程では、送信可能波長取得手段346が送信可能波長の有無を判定して、送信可能波長を取得する。この過程では、先ず、上述したノード判定の結果に応答して、送信可能波長取得手段346は、RAM320に保存されている光路状態テーブル324を読み出す。各ノード100では、ルータ180の内部インタフェース182に、波長が1対1に対応していて、また、波長ごとに送信先のノードが定められているので、すでに送信を行っている内部インタフェースに対して、別のノードへの送信を割り当てることができない。すなわち、送信が行われていない内部インタフェースに対応する波長が送信可能波長になる。
送信可能波長がある場合は、続いてS130の処理を行う。全ての内部インタフェースで送信が行われている場合、すなわち、送信可能波長が無い場合は、予約不可能としてS190の処理を行う。
S190の予約失敗パケット生成過程では、送信可能波長が無いとの判定に応答して、予約失敗パケット生成手段362が予約失敗パケットを生成する。予約失敗パケットは、例えば、あらかじめ予約失敗パケットを表すIDとしてROMなどに書込まれている予約失敗パケットIDを読み出してきて、RAMに書き込まれている予約パケットに付されている予約パケットIDを予約失敗パケットIDに書換えることで生成される。S190に引き続いて、S195のパケット返信過程において、パケット送信手段334は、RAM320から予約失敗パケットを読み出してきて、予約パケットの送信元である管理装置に対して返信する。
S130の送信先ノード設定過程では、上述した送信可能波長が有るとの判定に応答して、送信先ノード設定手段348が、送信先ノードの設定が可能であるか否かを判定して、送信先ノードの仮設定を行う。この過程では、先ず、送信先ノード設定手段348がコストマトリクス312をROM310から読み出してきて、始点ノードに隣接するノードとして、どのノードが存在するかを後述するように検索する。
次に、送信先ノード設定手段348は、始点ノードに隣接するノードのいずれかのノードからすでに予約失敗パケットを受信している場合は、その予約失敗パケットの送信元のノードを送信不可ノードとしてRAM320に登録する。送信先ノード設定手段348は、これら隣接するノードの中で、送信不可ノードを除いたものを送信可能ノードとしてRAM320に登録して設定する。ただし、送信可能ノードが複数ある場合は、コストを表す数値が最も小さいノードが、送信先ノードとして仮設定される。送信先ノードの仮設定に続いてS140の処理を行う。なお、送信先ノードが仮設定できない場合は、予約不可能としてS190及びS195の処理を行う。
S140及びS150の送信波長設定過程では、送信波長が設定される。
先ず、S140において、送信波長設定手段350は、送信先ノードの仮設定に応答して、送信先ノードに対して送信波長が設定可能であるか否かを判定する。この判定については具体的には後述するが、先ず、送信波長設定手段350は、RAM320から読み出したリンク状態テーブル322を参照して、送信先ノードとして仮設定したノードに接続されている光ファイバで、使用されている波長を調べる。送信可能波長の中で、使用されていないものは、送信波長として設定可能である。設定可能な波長がある場合は、S150の処理を行う。一方、設定可能な波長が無い場合は、この仮設定された送信先ノードを送信不可ノードとして登録して、再び、S130の処理を行う。
次に、S150において、送信波長設定手段350は、送信波長をRAM320に登録して仮設定する。ただし、設定可能な波長が複数ある場合は、例えば、波長IDの小さいものを送信波長として仮設定する。送信波長の仮設定に応答して、S160の処理が行われる。
S160の予約パケット更新過程では、予約パケット更新手段338は、RAM320にアクセスして、リンク状態テーブル322の中の予約パケットの送信波長IDを、今回仮設定された送信波長の波長IDに書換えることにより、予約パケットを更新する。
S170の予約パケット送信過程では、パケット送信手段334は、予約パケットの更新に応答して、更新された予約パケットをRAM320から読み出してきて、仮設定された送信先ノードに送信する。
S180の予約失敗パケット受信過程では、予約失敗パケットを受信するか否かの判定を行う。パケット受信手段332が予約失敗パケットを受信しなかった場合は、そのノードでの処理を終了する。一方、パケット受信手段332が予約失敗パケットを受信した場合は、仮設定の送信先ノードを送信不可ノードとして登録して、再びS130の処理を行う。なお、予約失敗パケットを受信しないときは、自己のノードを中継するパスが設定可能なので、光通信ネットワーク全体のパス予約が完了した後、光パス設定信号を受信する。従って、パケット受信手段332が予約失敗パケットと光パス設定信号のいずれを受信するかによって、予約失敗パケットの受信の有無を判定できる。
(2)終点ノードの場合
次に、図7(B)を参照して、終点ノードでの処理を説明する。
S110の設定済経路判定過程において、設定済経路判定手段342が両方向の光パスが予約済みであるか否かを判定する。予約パケットが、2組の始点及び終点の情報を含んでいる場合は、両方向の光パスが予約済みと判定され、1組の始点及び終点の情報を含んでいる場合は、両方向の光パスは未予約と判定される。両方向設定済みの場合は、S112の予約完了パケット送信過程において、予約完了パケットを生成し、管理装置に送信するとともに、RAM320に登録する。一方、両方向の光パスの予約が済んでいない場合は、続いてS115の処理を行う。なお、光パスを両方向に設定しない場合は、予約パケットが1組の始点及び終点の情報を含んでいても、S112の処理を行う構成にすれば良い。
S115の予約パケット追加過程では、予約パケット追加手段336は、後述するように、予約パケットを追加してRAM320に登録する。追加される予約パケットは、新たな始点及び新たな終点の情報を含んでいる。新たな始点及び新たな終点のノードIDは、それぞれ、追加される前の予約パケットの終点と始点のノードIDである。すなわち、追加される前の予約パケットと、追加される予約パケットとは、始点と終点を入れ替えたものになる。予約パケットの波長ID、通過するノードID、及び、予約可能判定フラグはいずれも“0”とする。予約パケットを追加した後は、終点ノードを新たな始点ノードとして、図7(A)を参照して説明した始点ノードにおける処理と同様にS120からS180の処理を行う。
なお、S190において予約失敗パケットが生成された後、S196において、パケット送信手段334は、予約失敗パケットを、管理装置に対して、直接、または、既に設定された一方向の光パスで中継ノードを経由して送信する。
(3)中継ノードの場合
次に、図7(C)を参照して、中継ノードでの処理を説明する。
S125の予約可能判定過程では、予約可能判定手段344が、あらかじめROM310に記録してある規定値を読み出してきて、前段のノードから送られてきた予約パケットに含まれている予約可能フラグと比較を行う。この規定値は、予約可能判定の判定基準値である。予約可能フラグが規定値より小さい場合は、予約可能と判定して、次のS132の処理を行う。ここでは、予約可能フラグとして物理ホップ数を用いて、規定値として最大物理ホップ数を3にする。図1に示した光通信ネットワークでは、最も離れたノード間(例えばN1とN9の間)に最短経路のパスを設定した場合、物理ホップ数が3になる。従って、最大物理ホップ数3に設定することで、光パスのループを防ぐことができる。
一方、予約可能フラグが規定値以上である場合は、予約不可能と判定して、S190において、予約失敗パケット生成手段362が予約失敗パケットを生成した後、S197において、パケット送信手段334は、予約失敗パケットを、予約パケットの送信元のノードに対して返信する。
S132の送信先ノード設定過程では、送信先ノード設定手段348が、送信先ノードの設定が可能であるか否か判定する。この判定では、先ず、送信先ノード設定手段348が、予約可能の判定に応答して、ROM310に保存されているコストマトリクス312を参照して、中継ノードに隣接するノードを検索する。次に、予約パケットに含まれている始点ノード及び通過ノードを送信不可ノードとしてRAM320に登録し、すでに予約失敗パケットを受信している場合は、その予約失敗パケットの送信元のノードも送信不可ノードと判定してRAM320に登録する。送信先ノード設定手段348は、検索された隣接するノードの中で、送信不可ノードを除いたものを送信可能ノードとしてRAM320に登録して仮設定する。ただし、送信可能ノードが複数ある場合は、コストが最も小さいノードが、送信先ノードとして仮設定される。送信先ノードの仮設定に応答してS142の処理を行う。なお、送信可能ノードが無い場合は、予約不可能としてS190及びS197の処理を行う。
S142の送信可能判定過程では、送信可能判定手段352は、仮設定された送信先ノードに対して送信可能であるか否かを判定する。この判定では、送信可能判定手段352は、RAM320から読み出したリンク状態テーブル322を参照して、仮設定された送信先ノードに対して送信を行う光ファイバで、使用されている波長を調べる。ここでは、予約パケットに含まれている送信波長が、使用されていなければ送信可能である。送信可能な場合は、S162の処理を行い、一方、送信不可能な場合は、送信先ノードを送信不可ノードとしてRAM320に登録して、再び、S132の処理を行う。
S162の予約パケット更新過程では、予約パケット更新手段338が、予約パケットを更新する。予約パケット更新手段338は、RAM320にアクセスして、リンク状態テーブル322中の通過ノードの欄に自己のノードIDを書き込むとともに、予約可能判定フラグの欄の数値に1を加算する。
S170の予約パケット送信過程では、パケット送信手段334は、この更新に応答して、更新された予約パケットをRAM320から読み出して仮設定された送信先ノードに送信する。
S180の予約失敗パケット受信過程では、更新された予約パケットの送信を確認した後、予約失敗パケットを受信するか否かの判定を行う。パケット受信手段332が予約失敗パケットを受信しなかった場合は、そのノードでの処理を終了する。一方、パケット受信手段332が予約失敗パケットを受信した場合は、仮設定の送信先ノードを送信不可ノードとして登録して、再びS132の処理を行う。なお、予約失敗パケットを受信しないときは、自己のノードを中継するパスが設定可能なので、光通信ネットワーク全体のパス予約が完了した後、光パス設定信号を受信する。従って、パケット受信手段が予約失敗パケットと光パス設定信号のいずれを受信するかによって、予約失敗パケットの受信の有無を判定できる。
第1実施形態の、光通信ネットワークで光パスを設定する光パス設定装置、当該光パス設定装置を備えて構成される光通信ネットワーク、光パス予約方法及びそのプログラムによれば、分散管理方法を用いているので、ネットワーク規模の拡大による、処理時間の増加を抑えることができる。
また、経路選択と波長選択を同時に行うので、ブロッキングの確率を低減することができる。この結果、波長予約失敗による試行回数を減らすことができるので、パス設定に要する時間を短縮することができる。
(第1実施例)
図1〜10及び表1〜8を参照して、複数の光パスが設定されている光通信ネットワークに新たに光パスを設定する例について説明する。図8は、初期状態の光パス配置を示す模式図である。初期状態では、9組のノード間に、それぞれ両方向の光パスが設定されている。なお、各ノードN1、N2、…、N9の組に設定されている両方向、すなわち一方向及び逆方向の一対の光パスは、同じノードを経由している。ここでは送信可能な波長をλ1〜λ4の4つの波長とする。図8では、実線の軸を持つ矢印は波長IDが1(λ1)の光パスを示し、破線の軸を持つ矢印は波長IDが2(λ2)のパスを示し、点線の軸を持つ矢印は波長IDが3(λ3)のパスを示し、及び、一点破線の軸を持つ矢印は波長IDが4(λ4)の光パスを示している。
具体的には、N1とN4の間に設定されている光パスは、N1からN4へ向かう光パスがλ4で設定され、N4からN1へ向かう光パスがλ2で設定されている。N1とN8の間に、N2及びN5を経由して設定されている光パスは、N1からN8へ向かう光パスがλ1で設定され、N8からN1へ向かう光パスがλ4で設定されている。N2とN4の間にN1を経由して設定されている光パスでは、N2からN4へ向かう光パスがλ3で設定され、N4からN2へ向かう光パスがλ4で設定されている。N2とN7の間に、N5及びN4を経由して設定されている光パスは、N2からN7へ向かう光パスがλ4で設定され、N7からN2へ向かう光パスがλ1で設定されている。N3とN6の間に設定されている光パスは、N3からN6へ向かう光パスがλ2で設定され、N6からN3へ向かう光パスがλ1で設定されている。N3とN7の間に、N6、N9及びN8を経由して設定されている光パスは、N3からN7へ向かう光パスがλ4で設定され、N7からN3へ向かう光パスがλ3で設定されている。N5とN6の間に設定されている光パスは、N5からN6へ向かう光パスがλ4で設定され、N6からN5へ向かう光パスがλ2で設定されている。N5とN9の間に、N6を経由して設定されている光パスは、N5からN9へ向かう光パスと、N9からN5へ向かう光パスがともにλ1で設定されている。N8とN9の間に設定されている光パスは、N8からN9へ向かう光パスと、N9からN8へ向かう光パスとがともにλ2で設定されている。
図9(A)〜9(I)は、リンク状態テーブルの例として、それぞれ、ノードN1〜N9が備えるリンク状態テーブルをそれぞれ表したものである。このリンク状態テーブルは、例えば、ノードN1を例にとれば、ノードIDと、ファイバIDと、波長IDとを与えており、ノードN1は、ノードIDが2すなわちN2へ、ファイバIDが1すなわちF1を経て、波長IDが1及び4すなわちλ1及びλ4を含む光信号を送ることを意味している。換言すれば、N1は、N2及びN4と隣接していて、N1からN2に対して、ファイバF1を経て光信号が送信される。ここで、F1を経てN2に送られる光信号は、波長成分としてλ1及びλ4を含んでいる。また、N1からN4に対して、ファイバF5を経て光信号が送信される。ここで、F5を経てN4に送られる光信号は、波長成分としてλ3及びλ4を含んでいる(図9(A))。
図10は、処理シーケンスを示す図である。
表1〜8は、予約パケットの情報の一部として、始点ノード、終点ノード、送信波長、通過ノード及び予約可能判定フラグを示している。なお、予約可能判定フラグは、予約パケットに含めない構成にしても良い。
この光パス配置に対して、N1とN9の間に新たに光パスを設定する。管理者は、管理装置200(図2参照)の入力手段を操作して2つのノードID例えば1及び9を入力する。光パスを両方向に設定する場合は、ノードIDの小さい方を始点にして、大きい方を終点にする。従って、この例では、ノードID“1”すなわちN1が始点になり、ノードID“9”すなわちN9が終点になる。管理装置200はノードIDの入力に応答して、予約パケットP70(表1及び図10に示す。)を生成する。このとき、波長、通過ノード及び予約可能判定フラグは全て0である。予約パケットP70は、N1に送られる。
Figure 0004024265
S10において、始点ノードN1は予約パケットP70を管理装置200から受信する。
S20において、ノードの判定を行い、引き続いてS100の波長予約の処理を行う。ここで、N1は始点ノードなので、図7(A)を参照して説明した処理を行う。
S120において、送信可能波長の有無を判定する。N1は、λ1とλ4の送信を行っているので、λ2とλ3が送信可能波長になる。
S130において、送信先ノードを設定する。図5に示したコストマトリクスを参照すると、N1に隣接するノードは、コストが1のN2、及び、コストが4のN4である。ここでは送信不可ノードがないので、コストが小さいN2を送信先ノードとして設定する。
S140及びS150において、送信先ノードに対して送信波長を設定する。N1のRAMから読み出されるリンク状態テーブル(図9(A))では、N2へ送信するファイバIDは1であり、λ1及びλ4が使用されている。従って、送信可能な波長はλ2及びλ3である。ここで、送信可能な波長はλ2とλ3の2つあるので、波長IDの小さいλ2を送信波長として設定する。
S160において、予約パケットを更新する。予約パケット更新手段は、送信波長IDの2を予約パケットの波長IDの欄に書き込むことによって、表2に示すように、予約パケットを更新する。N1は始点ノードであるので、通過ノードの欄、及び予約可能判定フラグの欄は更新しない。
Figure 0004024265
S170では、パケット送信手段334は、更新された予約パケットP71を、始点ノードN1に隣接する、送信先ノードであるN2へ送る。
S10において、N2は予約パケットP71をN1から受信する。
S20において、ノードの判定を行い、引き続いてS100の波長予約の処理を行う。ここで、N2は中継ノードなので、図7(C)を参照して説明した処理を行う。
S125において、予約可能か否かの判定を行う。ここでは予約可能フラグが0であり、予約可能の肯否の判定基準値である規定値の3より小さいので、予約可能と判定する。
S132において、送信先ノードを設定する。図5に示すコストマトリクスを参照すると、N2に隣接するノードは、コストが1のN1、コストが2のN3、及び、コストが3のN5である。ここでは始点ノードであるN1を送信不可ノードとして、送信不可ノードを除いた隣接ノードの中でコストが小さいN3を送信先ノードに仮設定する。
S142において、送信先ノードに対して送信可能か否かを判定する。N2のRAMから読み出されるリンク状態テーブル(図9(B))では、N3へ送信するファイバIDは3であり、使用されている波長が無い。従って、λ2で送信可能である。
S162では、予約パケットを更新する。予約パケット更新手段338は、N2は中継ノードであるので、通過ノードの欄にN2を書込み、及び、予約可能判定フラグの欄の数値に1を加算して1にすることによって、表3に示すように予約パケットを更新する。
Figure 0004024265
S170では、パケット送信手段334は、更新された予約パケットP72を、送信先ノードであるN3へ送る。
S10において、N3は予約パケットP72をN2から受信する。
S20において、ノードの判定を行い、引き続いてS100の波長予約の処理を行う。ここで、N3は中継ノードなので、図7(C)を参照して説明した処理を行う。
S125において、予約可能か否かの判定を行う。ここでは予約可能フラグが1であり、規定値である3より小さいので、予約可能と判定する。
S132において、送信先ノードを設定する。上述したコストマトリクスを参照すると、N3に隣接するノードは、コストが2のN2、及び、コストが3のN6である。ここでは通過ノードであるN2を送信不可ノードとして、隣接ノードの中で、送信不可ノードを除いたN6を送信先ノードに設定する。
S142において、送信先ノードに対して送信可能か否かを判定する。N3のRAMから読み出されるリンク状態テーブル(図9(C))では、N6へ送信するファイバIDは9であり、λ2及びλ4が使用されている。従って、λ2で送信不可能である。
S190及びS197において、予約失敗パケットP73を生成した後、予約失敗パケットP73を、予約パケットP72の送信元のノードであるN2に返信する。
予約失敗パケットP73を受信したN2は、N1から受け取った予約パケットP71に対して、再びS132の処理を行う。
S132では、送信先ノードを設定する。N2に隣接するノードは、N1、N3、及び、N5である。ここでは始点であるN1、及び、予約失敗パケットの送信元であるN3を送信不可ノードとして、送信不可ノードを除いたN5を送信先ノードと設定する。
S142において、送信先ノードに対して送信可能か否かを判定する。N2のRAMから読み出されるリンク状態テーブルでは、N5へ送信するファイバIDは7であり、使用されている波長は、λ1及びλ4である。従って、λ2で送信可能である。
S162では、予約パケットを更新する。なお、ここで得られる予約パケットは、表3に示した、N3を送信先ノードにした予約パケットと同じ情報を含んでいる。
S170では、パケット送信手段334は、更新された予約パケットP74を、送信先ノードであるN5へ送る。
S10において、N5は予約パケットP74をN2から受信する。
S20において、ノードの判定を行い、引き続いてS100の波長予約の処理を行う。ここで、N5は中継ノードなので、図7(C)を参照して説明した処理を行う。
S125において、予約可能か否かの判定を行う。ここでは予約可能フラグが1であり、規定値である3より小さいので、予約可能と判定する。
S132において、送信先ノードを設定する。上述したコストマトリクスを参照すると、N5に隣接するノードは、コストが3のN2、コストが2のN4、コストが4のN6、及び、コストが5のN8である。ここでは通過ノードであるN2を送信不可ノードとして、送信不可ノードを除いた隣接ノードの中でコストが小さいN4を送信先ノードと設定する。
S142において、送信先ノードに対して送信可能か否かを判定する。N5のRAMから読み出されるリンク状態テーブル(図9(E))では、N4へ送信するファイバIDは12であり、λ4が使用されている。従って、λ2で送信可能である。
S162では、予約パケット更新手段338は、予約パケットP74の通過ノードの欄に5を書込み、及び、予約可能判定フラグの欄の数値に1を加算して2にすることによって、表4に示すように予約パケットを更新する。
Figure 0004024265
S170では、パケット送信手段334は、更新された予約パケットP75を、送信先ノードであるN4へ送る。
S10において、N4は予約パケットP75をN5から受信する。
S20において、ノードの判定を行い、引き続いてS100の波長予約の処理を行う。ここで、N4は中継ノードなので、図7(C)を参照して説明した処理を行う。
S125において、予約可能か否かの判定を行う。ここでは予約可能フラグが2であり、規定値である3より小さいので、予約可能と判定する。
S132において、送信先ノードを設定する。上述したコストマトリクスを参照すると、N4に隣接するノードは、コストが4のN1、コストが2のN5、及び、コストが3のN7である。ここでは始点ノード又は通過ノードであるN1、N2及びN5を送信不可ノードとして、送信不可ノードを除いた隣接ノードである、N7を送信先ノードと設定する。
S142において、送信先ノードに対して送信可能か否かを判定する。N4のRAMから読み出されるリンク状態テーブル(図9(D))では、N7へ送信するファイバIDは15であり、λ4が使用されている。従って、λ2で送信可能である。
S162では、予約パケット更新手段338は、通過ノードの欄に4を書込み、及び、予約可能判定フラグの欄の数値に1を加算して3にすることによって、表5に示すように予約パケットを更新する。
Figure 0004024265
S170では、パケット送信手段334は、更新された予約パケットP76を、送信先ノードであるN7へ送る。
S10において、N7は予約パケットP76をN4から受信する。
S20において、ノードの判定を行い、引き続いてS100の波長予約の処理を行う。ここで、N7は中継ノードなので、図7(C)を参照して説明した処理を行う。
S125において、予約可能か否かの判定を行う。ここでは予約可能フラグが3であり、規定値である3以上になっているので、予約不可能と判定する。
S190及びS197において、予約失敗パケットP77を生成した後、予約失敗パケットP77を、予約パケットP76の送信元であるN4に返信する。
予約失敗パケットP77を受信したN4は、再びS132の処理を行う。
S132では、送信先ノードを設定する。N4に隣接するノードは、N1、N5、及び、N7である。ここでは始点ノードであるN1、中継ノードであるN5、及び、予約失敗パケットの送信元であるN7が送信不可ノードなので、送信可能なノードがない。
S190及びS197において、新たな予約失敗パケットP78を生成した後、新たな予約失敗パケットP78を、予約パケットP75の送信元であるN5に返信する。
予約失敗パケットP78を受信したN5は、N2から受け取った予約パケットP74に対して、再びS132の処理を行う。
S132では、送信先ノードの設定が可能であるか否か判定する。上述したコストマトリクスを参照すると、N5に隣接するノードは、N2、N4、N6,及び、N8である。ここでは始点ノード、通過ノードであるN2、及び、予約失敗パケットの送信元であるN4が送信不可ノードなので、送信不可ノードを除いてコストが小さいN6を送信先ノードと設定する。
S142において、送信先ノードに対して送信可能か否かを判定する。N5のRAMから読み出されるリンク状態テーブル(図9(E))では、N6へ送信するファイバIDは13であり、λ1及びλ4が使用されている。従って、λ2で送信可能である。
S162では、予約パケット更新手段338は、予約パケットP74を更新する。なお、更新され予約パケットP79は、表4に示した、N4を送信先ノードとした予約パケットと同じ情報を含んでいる。
S170では、パケット送信手段334は、更新された予約パケットP79を、送信先ノードであるN6へ送る。
S10において、N6は予約パケットP79をN5から受信する。
S20において、ノードの判定を行い、引き続いてS100の波長予約の処理を行う。ここで、N6は中継ノードなので、図7(C)を参照して説明した処理を行う。
S125において、予約可能か否かの判定を行う。ここでは予約可能フラグが2であり、規定値である3より小さいので、予約可能と判定する。
S132において、送信先ノードを設定する。上述したコストマトリクスを参照すると、N6に隣接するノードは、コストが3のN3、コストが4のN5、及び、コストが1のN9である。ここでは、終点ノードであるN9が隣接ノードであるので、N9を送信先ノードに設定する。
S142において、送信先ノードに対して送信可能か否かを判定する。N6のRAMから読み出されるリンク状態テーブル(図9(F))では、N9へ送信するファイバIDは19であり、λ4が使用されている。従って、λ2で送信可能である。
S162では、予約パケット更新手段338は、通過ノードの欄に6を書込み、及び、予約可能判定フラグの欄の数値に1を加算して3にすることによって、表6に示すように予約パケットを更新する。
Figure 0004024265
S170では、パケット送信手段334は、更新された予約パケットP80を、送信先ノードであるN9へ送る。
S10において、N9は予約パケットP80をN6から受信する。
S20において、ノードの判定を行い、引き続いてS100の波長予約の処理を行う。ここで、N9は終点ノードなので、図7(B)を参照して説明した処理を行う。
S110において、双方向設定済みであるか判定する。ここでは、双方向設定が済んでいないので、S112において、予約パケットを追加して、表7に示す予約パケットを得る。追加される予約パケットの始点のノードIDと終点のノードIDは、それぞれ、追加される前の予約パケットの終点のノードIDの9と始点のノードIDの1である。予約パケットの波長ID、通過するノードID、及び、予約可能判定フラグはいずれも“0”とする。
Figure 0004024265
予約パケットを追加した後は、追加された予約パケットについて、上述の処理を繰り返し行う。ノード間で予約パケット又は予約失敗パケットP81からP91を送受信した結果、N9から、N8、N7及びN4の順に光パスが設定される。
S10において、N1は予約パケットP92をN4から受信する。表8に予約パケットP92を示す。
Figure 0004024265
S20において、ノードの判定を行い、引き続いてS100の波長予約の処理を行う。ここで、N1は終点ノードなので、図7(B)を参照して説明した処理を行う。
S110において、一方向及び逆方向の両方向設定済みであるか判定する。ここでは、両方向設定が済んでいるので、S115において、予約完了パケットP93を生成して、管理装置に送信する。管理装置が予約完了パケットを受信すると、波長予約が完了する。その後、予約された光パスが光通信ネットワークに設定される。
(第2実施形態)
第1実施形態では、送信先ノードを1つ選択し、そのノードに対して、1つの波長を割り当てて、予約パケットを更新する。これに対し、第2実施形態では、送信先ノードを複数選択し、各ノードに対して送信可能な全ての波長を割り当てて、予約パケットを更新する。なお、以下の説明では、第1実施形態と重複する説明を省略する。
図11を参照して、第2実施形態のノードが備える制御部について説明する。図11は、制御部の概略構成図である。第2実施形態のノードが備える制御部は、送信波長変更手段353、予約パケット送信数保存手段364及び予約失敗判定手段366を備える点が第1実施形態のノードが備える制御部と異なっていて、他の構成は同じであるので説明を省略する。なお、送信波長変更手段353、予約パケット送信数保存手段364及び予約失敗判定手段366については、後述する。
図6及び図12(A)〜(C)を参照して、複数の光パスが設定されている光通信ネットワークに新たに光パスを設定する場合の光パス予約方法について説明する。図12(A)〜(C)は、各ノードでの処理フローを示す図である。
予約パケットを受信し、ノードの判定を行うまでの過程は、図6を参照して説明した第1実施形態のS10及びS20の処理と同様なので、ここでは説明を省略する。
第2実施形態の方法においても、第1実施形態と同様にS100の波長予約の処理は、始点ノード、終点ノード及び中継ノードで異なる過程があるので、それぞれの場合について説明する。
(1)始点ノード
先ず、図12(A)を参照して、始点ノードでの処理を説明する。
S120では、送信可能波長取得手段346が送信可能波長の有無を判定する。この処理では、先ず、送信可能波長取得手段346は、RAM320から光路状態テーブル324を読み出す。各ノードでは、ルータの内部インタフェースに、波長が1対1に対応しており、また、波長ごとに送信先のノードが定められているので、すでに送信を行っている内部インタフェースに新たに別のノードへの送信を割り当てることができない。送信可能波長がある場合は、続いてS131の処理を行う。一方、送信可能な波長がない場合は、予約不可能としてS190の処理を行う。
S190では、予約失敗パケット生成手段362が予約失敗パケットを生成する。予約失敗パケットは、例えば、予約パケットに付されている予約パケットIDを書き換えることで生成される。S190に引き続いて、S195において、パケット送信手段334は、予約失敗パケットを、予約パケットの送信元である管理装置に対して返信する。
S131では、送信先ノードの設定が可能であるか否か判定する。この判定では、先ず、送信先ノード設定手段348がコストマトリクス312を参照して、隣接するノードを検索する。次に、隣接するノードを送信可能ノードとしたときに、1又は2以上の送信可能ノードを送信先ノードとして仮設定する。送信先ノードの仮設定に続いてS141の処理を行う。なお、送信可能ノードが無い場合は、予約不可能としてS190及びS195の処理を行う。
S141及びS151の送信波長設定過程では、送信波長が設定される。
先ず、S141において、送信先ノードに対して送信可能な波長の有無を判定する。この判定では、送信波長設定手段350は、リンク状態テーブル322を参照して、送信先ノードとして設定したノードに対して、使用されていない波長の有無を調べる。ここでは、使用されていないものが送信可能波長である。送信可能波長がある場合は、S151の処理を行う。一方、送信可能な波長が無い場合は、予約不可能としてS190及びS195の処理を行う。
次に、S151において、送信波長設定手段350は、送信可能波長を送信波長として設定する。ここで、送信可能波長が2以上ある場合は、2以上の波長が全て送信波長として仮設定される。送信波長の設定に応答してS161の処理が行われる。
S161の予約パケット更新過程では、予約パケット更新手段338は、S150で設定された送信波長の波長IDを予約パケットの波長IDの欄に書込むことにより、予約パケットを更新する。
S171では、パケット送信手段334は、更新された予約パケットがある場合は、更新された予約パケットを1又は2以上の仮設定された送信先ノードに送信する。このとき、予約パケット送信数保存手段364は、予約パケットの送信数326をRAM320に保存しておく。
S181では、予約失敗判定手段366が、予約失敗であるか否かの判定を行う。パケット受信手段332が予約失敗パケットを受信しなかった場合、または、予約失敗パケットを受信した場合であっても、その受信数が予約パケットの送信数よりも少ない場合は、予約可能として、そのノードでの処理を終了する。一方、パケット受信手段が送信した予約パケットの送信数と予約失敗パケットの受信数が同じであった場合は、予約不可能としてS190及びS195の処理を行う。なお、予約失敗パケットを受信しないときは、自己のノードを中継するパスが設定されるので、光通信ネットワーク全体のパス設定が完了した時点で、光パス設定信号を受信する。従って、パケット受信手段が予約失敗パケットと光パス設定信号のいずれを受信するかによって、予約失敗パケットの受信の有無を判定できる。
(2)終点ノード
次に、図12(B)を参照して、終点ノードでの処理を説明する。
S110の判定において、設定済経路判定手段342が両方向の光パスが予約済みであるか否かを判定する。この判定は、予約パケットが、1組の始点及び終点の情報を含んでいるか、2組の始点及び終点の情報を含んでいるかで行われる。予約パケットが2組の情報を含んでいる場合は、両方向の光パスが予約済みなので、S112において、予約完了パケットを生成し、管理装置に送信する。一方、予約パケットが1組の情報しか含んでいない場合は、両方向の光パスの予約が済んでいないので、S115において、予約パケットを追加する。なお、予約パケットを複数受信した場合は、最も早く受信した予約パケットに追加する。
予約パケットの追加は、予約パケット追加手段336が行う。追加される予約パケットは、始点のノードID、終点のノードID、波長ID、通過するノードID、及び予約可能判定フラグの情報を含んでいる。新たな始点のノードIDと新たな終点のノードIDは、それぞれ、追加される前の予約パケットの終点のノードIDと始点のノードIDである。すなわち、追加される前の予約パケットと、追加される予約パケットとは、始点と終点を入れ替えたものになる。予約パケットの波長ID、通過するノードID、及び、予約可能判定フラグはいずれも“0”とする。予約パケットを追加した後は、図11(A)を参照して説明した始点ノードにおける処理と同様にS120からS180の処理を行う。
なお、S190において予約失敗パケットが生成された後、S197において、パケット送信手段334は、予約失敗パケットを、管理装置に対して、直接、または、既に設定された一方向の光パスでの中継ノードを経由して送信する。
(中継ノード)
次に、図12(C)を参照して、中継ノードでの処理を説明する。
S125では、予約可能判定手段344が、あらかじめROM310に記録してある規定値を参照して、予約パケットに含まれている予約可能フラグと比較を行う。予約可能フラグが規定値より小さい場合は、予約可能と判定しS131の処理を行う。一方、予約可能フラグが規定値以上である場合は、予約不可能と判定してS190の処理を行う。
S190では、予約失敗パケット生成手段362が予約失敗パケットを生成する。予約失敗パケットは、例えば、予約パケットに付されている予約パケットIDを書換えることで生成される。S190に引き続いて、S197において、パケット送信手段334は、予約失敗パケットを、予約パケットの送信元のノードに対して返信する。
ここでは、予約可能フラグとして物理ホップ数を用いる。規定値である最大物理ホップ数は3としている。図1に示した光通信ネットワークでは、最も離れたノード間(例えばN1とN9の間)に最短経路のパスを設定した場合、物理ホップ数が3になる。従って、最大物理ホップ数3に設定することで、光パスのループを防ぐことができる。
S131では、送信先ノードの設定が可能であるか否か判定する。この判定では、先ず、送信先ノード設定手段348がコストマトリクス312を参照して、隣接するノードを検索する。隣接するノードの中で、始点ノード及び通過ノードを送信不可ノードとし、送信不可ノードを除いた1又は2以上の送信可能ノードを、送信先ノードとして仮設定する。送信先ノードの仮設定に続いてS143の処理を行う。なお、送信先ノードに設定可能なノードがない場合は、予約不可能としてS190及びS197の処理を行う。
S143では、送信先ノードに対して送信可能であるか否かを判定する。この判定では、送信可能判定手段352は、RAM320からリンク状態テーブル322を読み出す。送信波長変更手段353は、送信波長から、送信先ノードと接続されている光ファイバで使用されている波長を取り除く、送信波長の変更を行う。送信波長が無くなった場合は、送信先ノードを送信不可ノードに加える。
S163では、予約パケット更新手段338が、予約パケットの送信波長から、使用されている波長の削除と、自己のノードIDを通過ノードの欄への書き込みと、予約可能判定フラグの欄の数値に1を加算とを行うことにより、予約パケットを更新する。
S171では、パケット送信手段334は、予約パケットの更新に応答して、更新された予約パケットを1又は2以上の仮設定された送信先ノードに送信する。このとき、予約パケット送信数保存手段364は、予約パケットの送信数326をRAM320に保存しておく。
S181では、予約失敗判定手段366が、予約失敗であるか否かの判定を行う。パケット受信手段332が予約失敗パケットを受信しなかった場合、または、予約失敗パケットを受信した場合であっても、その受信数が予約パケットの送信数よりも少ない場合は、予約可能として、そのノードでの処理を終了する。一方、パケット受信手段332が送信した予約パケットの送信数と予約失敗パケットの受信数が同じであった場合、予約不可能としてS190及びS197の処理を行う。なお、予約失敗パケットを受信しないときは、自己のノードを中継する光パスが設定されるので、光通信ネットワーク全体のパス設定が完了した時点で、光パス設定信号を受信する。従って、パケット受信手段332が予約失敗パケットと光パス設定信号のいずれを受信するかによって、予約失敗パケットの受信の有無を判定できる。
第2実施形態の、光通信ネットワークで光パスを設定する光パス設定装置、当該光パス設定装置を備えて構成される光通信ネットワーク、光パス予約方法及びそのプログラムによれば、第1実施形態の、光通信ネットワークで光パスを設定する光パス設定装置、当該光パス設定装置を備えて構成される光通信ネットワーク、光パス予約方法及びそのプログラムと同様の効果が得られる。
また、送信可能なノードが2以上ある場合は、全てを送信先ノードとして、予約パケットを同時に送ることによって、経路選択及び波長選択が複数の経路に対して平行して行われ、その結果、パス設定に要する時間をさらに短縮することができる。
(第2実施例)
図6、8、9、11〜13及び表9〜15を参照して、複数の光パスが設定されている光通信ネットワークに新たに光パスを設定する例について説明する。
図8に示す初期状態の光パス配置に対して、N1とN9の間に新たに光パスを設定する例について説明する。管理者は、管理装置200の入力手段を用いて、2つのノードIDを入力する。ノードIDの小さいノードを始点ノードにして、ノードIDの大きいノードを終点ノードとする。したがって、この例では、N1が始点ノードになり、N9が終点ノードになる。管理装置200は入力に応答して、予約パケットを生成する。予約パケットは、送信部から制御回線を経てN1に送られる。
S10において、N1は予約パケットを管理装置200から受信する。
S20において、ノードの判定を行い、引き続いてS100で波長予約の処理を行う。ここで、N1は始点ノードなので、図12(A)を参照して説明した処理を行う。
S120において、送信可能波長の有無を判定する。N1は、λ1とλ4の送信を行っているので、λ2とλ3が送信可能波長になる。
S131において、送信先ノードの設定が可能であるか否か判定する。コストマトリクスを参照すると、N1に隣接するノードは、コストが1のN2、及び、コストが4のN4である。ここでは送信不可ノードがないので、N2及びN4を送信先ノードとして仮設定する。
S141において、送信先ノードに対して送信可能波長の有無を判定する。N1のRAMから読み出されるリンク状態テーブルを参照して判定すると、N2への送信可能波長はλ2及びλ3である。また、N4への送信可能波長は、λ2である。
S151において、送信波長を仮設定する。ここで、N2への送信可能波長はλ2とλ3の2つあるので、λ2及びλ3を送信波長として仮設定する。また、N4への送信可能波長はλ2なので、λ2を送信波長として仮設定する。
S161において、表9に示すN2への予約パケットP1、及び、表10に示すN4への予約パケットP2を更新する。予約パケット更新手段は、送信波長IDの2及び3を予約パケットP1の、また、送信波長IDの2を予約パケットP2の波長IDの欄に書込む。N1は始点ノードであるので、通過ノードの欄、及び予約可能判定フラグの欄は更新しない。
Figure 0004024265
Figure 0004024265
S171では、パケット送信手段334は、更新された予約パケットP1及びP2を仮設定の送信先ノードに送信する。予約パケットP1は、送信先ノードであるN2へ送られ、予約パケットP2は、送信先ノードであるN4へ送られる。
S10において、N2は予約パケットP1をN1から受信する。
S20において、ノードの判定を行い、引き続いてS100の波長予約の処理を行う。ここで、N2は中継ノードなので、図12(C)を参照して説明した処理を行う。
S125において、予約可能か否かの判定を行う。ここでは予約可能フラグが0であり、規定値である3より小さいので、予約可能と判定する。
S131において、送信先ノードの設定が可能であるか否か判定する。コストマトリクスを参照すると、N2に隣接するノードは、N1、N3、及び、N5である。ここでは始点ノードであるN1を送信不可ノードとして、送信不可ノードを除いた隣接ノードのN3及びN5を送信先ノードと設定する。
S143において、送信先ノードに対して送信可能か否かを判定する。N2のRAMから読み出されるリンク状態テーブル(図9(B))を参照すると、N3及びN5へはλ2及びλ3で送信可能である。
S162では、予約パケットP1を更新する。予約パケット更新手段は、N2は中継ノードであるので、通過ノードの欄にN2を書込み、及び、予約可能判定フラグの欄の数値に1を加算して1にすることによって、予約パケットを更新して、表11に示す予約パケットP11及びP112を得る。
Figure 0004024265
S171では、パケット送信手段334は、更新された予約パケットP11及びP12を送信先ノードに送信する。予約パケットP11は、N3へ送られ、また、予約パケットP12は、N5へ送られる。
S10において、N3は予約パケットP11をN2から受信する。
S20において、ノードの判定を行い、引き続いてS100の波長予約の処理を行う。ここで、N3は中継ノードなので、図12(C)を参照して説明した処理を行う。
S125において、予約可能か否かの判定を行う。ここでは予約可能フラグが1であり、規定値である3より小さいので、予約可能と判定する。
S131において、送信先ノードの設定が可能であるか否か判定する。コストマトリクスを参照すると、N3に隣接するノードは、N2及びN6である。ここでは送信元のノードであるN2を送信不可ノードとして、隣接ノードの中で、送信不可ノードを除いたN6を送信先ノードと設定する。
S143において、送信先ノードに対して送信可能か否かを判定する。N3のRAMから読み出されるリンク状態テーブルでは、N6へ送信するファイバIDは9であり、波長λ2及びλ4が使用されている。従って、λ2で送信不可能である。そこで、送信波長をλ3にする。
S163では、予約パケットP11を更新する。予約パケット更新手段は、予約パケットP11の送信波長から、λ3を取り除き、通過ノードの欄にN3を書込み、及び、予約可能判定フラグの欄の数値に1を加算して2にすることによって、予約パケットを更新して、表12に示す予約パケットP111を得る。
Figure 0004024265
S171では、パケット送信手段334は、更新された予約パケットP111を仮設定された送信先ノードであるN6に送信する。
S10において、N6は予約パケットP111をN3から受信する。
S20において、ノードの判定を行い、引き続いてS100の波長予約の処理を行う。ここで、N6は中継ノードなので、図12(C)を参照して説明した処理を行う。
S125において、予約可能か否かの判定を行う。ここでは予約可能フラグが2であり、規定値である3より小さいので、予約可能と判定する。
S131において、送信先ノードの設定が可能であるか否か判定する。コストマトリクスを参照すると、N6に隣接するノードは、N2、N5及びN9である。ここでは隣接ノードに、終点ノードが含まれているので、終点ノードであるN9を送信先ノードと設定する。
S143において、送信先ノードに対して送信可能か否かを判定する。N6のRAMから読み出されるリンク状態テーブルでは、N9へ送信するファイバIDは19であり、波長λ1及びλ4が使用されている。従って、λ3で送信可能である。
S163では、予約パケットP111を更新する。予約パケット更新手段は、予約パケットP111の通過ノードの欄にN6を書込み、及び、予約可能判定フラグの欄の数値に1を加算して3にすることによって、予約パケットを更新して、表13に示す予約パケットP1111を得る。
Figure 0004024265
S171では、パケット送信手段334は、更新された予約パケットP1111を送信先ノードであるN9に送信する。
N9での処理については後述する。
S10において、N5は上述した予約パケットP11と同時にN2から送信された予約パケットP12をN2から受信する。
S20において、ノードの判定を行い、引き続いてS100の波長予約の処理を行う。ここで、N5は中継ノードなので、図12(C)を参照して説明した処理を行う。
S125において、予約可能か否かの判定を行う。ここでは予約可能フラグが1であり、規定値である3より小さいので、予約可能と判定する。
S131において、送信先ノードの設定が可能であるか否か判定する。コストマトリクスを参照すると、N5に隣接するノードは、N2、N4、N6及びN8である。ここでは送信元のノードであるN2を送信不可ノードとして、隣接ノードの中で、送信不可ノードを除いたN4、N6及びN8を送信先ノードと設定する。
S143において、送信先ノードに対して送信可能か否かを判定する。N5のRAMから読み出されるリンク状態テーブル(図9(E))では、N4へ送信するファイバIDは12でありλ4が使用されている。N6へ送信するファイバIDは13であり、λ1及びλ4が使用されている。N8へ送信するファイバIDは17であり波長λ1が使用されている。従って、いずれのノードに対してもλ2及びλ3で送信可能である。
S163では、予約パケットP12を更新する。予約パケット更新手段は、予約パケットP12の、通過ノードの欄にN5を書込み、及び、予約可能判定フラグの欄の数値に1を加算して2にすることによって、予約パケットを更新して、表14に示す予約パケットP121、P122及びP123を得る。
Figure 0004024265
S171では、パケット送信手段334は、更新された予約パケットP121、P122及びP123を仮設定の送信先ノードに送信する。予約パケットP121はN4へ送られ、予約パケットP122はN6へ送られ、及び、予約パケットP123はN8へ送られる。
S10において、N4は予約パケットP121をN5から受信する。
S20において、ノードの判定を行い、引き続いてS100の波長予約の処理を行う。ここで、N4は中継ノードなので、図12(C)を参照して説明した処理を行う。
S125において、予約可能か否かの判定を行う。ここでは予約可能フラグが2であり、規定値である3より小さいので、予約可能と判定する。
S131において、送信先ノードの設定が可能であるか否か判定する。コストマトリクスを参照すると、N4に隣接するノードは、N1、N5及びN7である。ここでは始点ノード又は通過ノードであるN1及びN5を送信不可ノードとして、隣接ノードの中で、送信不可ノードを除いたN7を送信先ノードと設定する。
S143において、仮設定の送信先ノードであるN7に対して送信可能か否かを判定する。N4のRAMから読み出されるリンク状態テーブル(図9(D))では、N7へ送信するファイバIDは15でありλ4が使用されている。従って、λ2及びλ3で送信可能である。
S163では、予約パケットP121を更新する。予約パケット更新手段は、予約パケットP121の、通過ノードの欄にN4を書込み、及び、予約可能判定フラグの欄の数値に2を加算して3にする。
S171では、パケット送信手段334は、更新された予約パケットP1211を送信先ノードであるN7へ送る。
S10において、N7は予約パケットをN4から受信する。
S20において、ノードの判定を行い、引き続いてS100の波長予約の処理を行う。ここで、N7は中継ノードなので、図12(C)を参照して説明した処理を行う。
S125において、予約可能か否かの判定を行う。ここでは予約可能フラグが3であり、規定値である3以上になっているので、予約不可能と判定する。
S190において、予約失敗パケットを生成する。その後、S197において、予約失敗パケットP12110を、予約パケットP1211の送信元のノードであるN4に返信する。
予約失敗パケットP12110を受信したN4は、予約パケットの送信数が1であり、予約失敗パケットの受信数が1であるので、予約不可能と判定される。
S190において、予約失敗パケットP1210が生成された後、S197において、予約失敗パケットP1210を、予約パケットP121の送信元のノードであるN4に返信する。
S10において、N6は予約パケットP122をN5から受信する。
S20において、ノードの判定を行い、引き続いてS100の波長予約の処理を行う。ここで、N6は中継ノードなので、図12(C)を参照して説明した処理を行う。
S125において、予約可能か否かの判定を行う。ここでは予約可能フラグが2であり、規定値である3より小さいので、予約可能と判定する。
S131において、送信先ノードの設定が可能であるか否か判定する。コストマトリクスを参照すると、N6に隣接するノードは、N2、N5及びN9である。ここでは隣接ノードに、終点ノードが含まれているので、終点ノードであるN9を送信先ノードと設定する。
S143において、送信先ノードに対して送信可能か否かを判定する。N6のRAMから読み出されるリンク状態テーブルでは、N9へ送信するファイバIDは19であり、波長λ1及びλ4が使用されている。従って、λ2及びλ3で送信可能である。
S163では、予約パケットを更新する。予約パケット更新手段は、予約パケットP122の、通過ノードの欄にN6を書込み、及び、予約可能判定フラグの欄の数値に1を加算して3にすることにより、予約パケットを更新して、表15に示す予約パケットP1221を得る。
Figure 0004024265
S171では、パケット送信手段334は、更新された予約パケットP1221を送信先ノードであるN9へ送る。
また、S10において、N8は予約パケットP123をN5から受信する。
S20において、ノードの判定を行い、引き続いてS100の波長予約の処理を行う。ここで、N8は中継ノードなので、図12(C)を参照して説明した処理を行う。
S125において、予約可能か否かの判定を行う。ここでは予約可能フラグが2であり、規定値である3より小さいので、予約可能と判定する。
S131において、送信先ノードの設定が可能であるか否か判定する。コストマトリクスを参照すると、N8に隣接するノードは、N5、N7及びN9である。ここでは隣接ノードに、終点ノードが含まれているので、終点ノードであるN9を送信先ノードと設定する。
S143において、送信先ノードに対して送信可能か否かを判定する。N6のRAMから読み出されるリンク状態テーブルでは、N9へ送信するファイバIDは23であり、波長λ2及びλ3が使用されている。従って、λ2及びλ3で送信不可能である。そこで、予約不可能と判定する。
S190において、予約失敗パケットP1230が生成された後、S197において、予約失敗パケットP1230を、予約パケットP123の送信元のノードであるN4に返信する。
なお、N5は、3つの予約パケットP121、P122及びP123を送信しているので、予約パケットの送信数が3であり、2つの予約失敗パケットP1210及びP1230を受信しているので、予約失敗パケットの受信数は2であり、予約不可能とは判定されない。
また、N1から予約パケットP2を受け取ったN4においても、同様の処理が行われ、N1から、N4、N5及びN6を経て、N9に予約パケットP2121が送られる。
S10において、N9は予約パケットP1111、P1211及びP2121を、それぞれN6から受信する。
S20において、ノードの判定を行い、引き続いてS100の波長予約の処理を行う。ここで、N9は終点ノードなので、図12(B)を参照して説明した処理を行う。
S110において、双方向設定済みであるか判定する。ここでは、双方向設定が済んでいないので、S112において、予約パケットを追加する。なお、ここでは、予約パケットP1111、P1221及びP2121のうち、N9が先に受信したものを採用する。
追加される予約パケットの始点のノードIDと終点のノードIDは、それぞれ、追加される前の予約パケットの終点のノードIDの9と始点のノードIDの1である。予約パケットの波長ID、通過するノードID、及び、予約可能判定フラグはいずれも“0”とする。予約パケットを追加した後は、追加された予約パケットについて、上述の処理を繰り返し行う。
光通信ネットワークの概略構成図である。 制御ネットワークの概略構成図である。 ノードの概略構成図である。 制御部の概略構成図(その1)である。 ノード間のコストマトリクスを示す図である。 ノードでの処理フローを示す図(その1)である。 ノードでの処理フローを示す図(その2)である。 初期光パス配置を示す図である。 リンク状態テーブルを示す図である。 第1実施例の波長予約方法を説明するためのシーケンス図である。 制御部の概略構成図(その2)である。 ノードでの処理フローを示す図(その3)である。 波長予約方法を説明するための模式図である。
符号の説明
100 ノード
102 光ファイバ
110 入力部
112、152 光増幅器
114 分波器
130 光路切換部
132 終端部
140 光スイッチ部
150 出力部
154 合波器
170 中継部
172a〜172d 変換装置
180 ルータ
184 外部インタフェース
182a〜182d 内部インタフェース
200 管理装置
202 制御回線
300 制御部
302 CPU
304 制御手段
310 ROM
312 コストマトリクス
314 制御プログラム
320 RAM
322 リンク状態テーブル
324 光路状態テーブル
330 機能手段
332 パケット受信手段
334 パケット送信手段
336 予約パケット追加手段
338 予約パケット更新手段
340 ノード判定手段
342 設定済経路判定手段
344 予約可能判定手段
346 送信可能波長取得手段
348 送信先ノード設定手段
350 送信波長設定手段
352 送信可能判定手段
354 切換信号生成手段
356 光路状態取得手段
358 リンク状態書換手段
360 リンク状態取得手段
362 予約失敗パケット生成手段

Claims (17)

  1. 始点ノード、中継ノード及び終点ノードを含む複数のノードと、隣接するノード間を接続して波長多重信号を伝送する光ファイバと、前記複数のノードの各々に接続されていて、予約パケットを生成する管理装置とを備え、前記始点ノードから前記中継ノードを経て前記終点ノードに至る光パスが設定される光通信ネットワークにおける当該中継ノードであって、
    当該中継ノードは、入力部、光路切換部、出力部、及び制御部を備え、
    前記入力部は、当該中継ノードに隣接するノードから入力された入力波長多重信号を波長ごとに分波して複数の単波長信号を生成し、該単波長信号の各々を前記光路切換部へ送り、
    前記光路切換部は、前記制御部から受け取った光路切換信号に応答して、前記単波長信号の各々を、該単波長信号ごとに、当該中継ノードに隣接する送信先ノードへの光路切換を行って、前記出力部へ送り、
    前記出力部は、送られてきた単波長信号ごとに共通の送信先ノードへの当該単波長信号を合波して出力波長多重信号を生成するとともに、該出力波長多重信号を当該共通の送信先ノードへ送り、
    前記制御部は、
    前記中継ノードと該中継ノードに隣接する各ノードとの間の送信コストを表すコストマトリクスを記録しているとともに、前記中継ノードと該中継ノードに隣接する各ノードとの間の光ファイバ、該光ファイバでの送信の有無及び送信時に使用されている波長を表すリンク状態テーブルを記録している記憶部と、
    前記始点ノード、前記終点ノード、送信波長及び前記通過ノードの情報を含む予約パケット、あるいは予約失敗パケットを、該中継ノードに隣接するノードから受信して前記記憶部に保存するパケット受信手段と、
    前記コストマトリクス及び前記保存された予約パケットの情報を参照して、該中継ノードに隣接するノードの中で、前記始点ノード及び前記通過ノードと、前記予約失敗パケットの送信元のノードとを送信不可ノードとして判定し、かつ残りを送信可能ノードと判定したときに、前記送信コストが最も少ない送信可能ノードを仮設定の送信先ノードとして前記記憶部に保存する送信先ノード設定手段と、
    前記仮設定の送信先ノードに接続されている光ファイバに関して、前記リンク状態テーブルを参照して、前記予約パケットの送信波長が使用されていない場合は、送信可能と判定し、及び、使用されている場合は、送信不可能と判定するとともに、前記記憶部に保存された前記仮設定の送信先ノードを送信不可ノードに書換える送信可能判定手段と、
    前記送信可能の判定に応答して、前記記憶部に保存された前記予約パケットの通過ノードの情報に当該中継ノードの情報を追加して当該予約パケットを更新する予約パケット更新手段と、
    前記送信先ノード設定手段における判定で、前記送信可能ノードが無い場合は、前記予約失敗パケットとは異なる新たな予約失敗パケットを生成する予約失敗パケット生成手段と、
    前記更新された予約パケットがある場合は、前記記憶部から該更新された予約パケットを読み出して、前記仮設定の送信先ノードへ送信し、又は、該新たな予約失敗パケットが生成された場合は、当該新たな予約失敗パケットを前記予約パケットの送信元に送信するパケット送信手段と、
    前記管理装置で生成された光パス設定信号の受信に応答して前記光路切換信号を生成し、該光路切換信号を前記光路切換部へ送る切換信号生成手段と
    を備えることを特徴とするノード。
  2. 始点ノード、中継ノード及び終点ノードを含む複数のノードと、隣接するノード間を接続して波長多重信号を伝送する光ファイバと、前記複数のノードの各々に接続されていて、予約パケットを生成する管理装置とを備え、前記始点ノードから前記中継ノードを経て前記終点ノードに至る光パスが設定される光通信ネットワークにおけるノードであって、
    当該ノードを自己のノードと称するとき、該自己のノードは、入力部、光路切換部、出力部、中継部及び制御部を備え、
    前記入力部は、該自己のノードに隣接するノードから入力された入力波長多重信号を波長ごとに分波して複数の単波長信号を生成し、該単波長信号の各々を前記光路切換部へ送り、
    前記光路切換部は、前記制御部から受け取った終端切換信号に応答して、前記複数の単波長信号を前記中継部に送り、かつ該中継部から前記複数の単波長信号のいずれかの単波長信号あるいは前記複数の単波長信号とは別の単波長信号を受け取ることができる終端状態と、前記複数の単波長信号を前記中継部で中継しない通過状態の2つの設定状態のいずれか一方の状態へ切換えを行うとともに、前記制御部から受け取った光路切換信号に応答して、前記複数の単波長信号のいずれかの単波長信号又は前記別の単波長信号を単波長信号ごとに該自己のノードに隣接する送信先ノードへの光路切換を行って、前記出力部へ送り、
    前記出力部は、送られてきた単波長信号ごとに共通の送信先ノードへの当該単波長信号を合波して出力波長多重信号を生成するとともに、該出力波長多重信号を当該共通の送信先ノードへ送り、
    前記中継部は、ルータと、該ルータが備える2以上のインタフェースに1対1に対応して設けられていて、前記光路切換部から受け取った前記複数の単波長信号を電気信号にそれぞれ変換して前記ルータに送るとともに、前記ルータから受け取った電気信号を、前記入力波長多重信号の複数の波長に対応する、互いに異なる波長の単波長信号にそれぞれ変換する変換装置とを備え、
    前記制御部は、
    前記自己のノードと該自己のノードに隣接する各ノードとの間の送信コストを表すコストマトリクス、及び、前記光路切換部の前記設定状態及び前記光路切換の状態を表す光路状態テーブルを記録しているとともに、前記自己のノードと該自己のノードに隣接する各ノードとの間の光ファイバ、該光ファイバでの送信の有無及び送信時に使用されている波長を表すリンク状態テーブルを記録している記憶部と、
    前記始点ノード、前記終点ノード、送信波長及び前記通過ノードの情報を含む予約パケットを、前記自己のノードに隣接するノード又は前記管理装置から受信し、あるいは予約失敗パケットを前記自己のノードに隣接するノードから受信して、前記記憶部に保存するパケット受信手段と、
    前記予約パケットの保存に応答して、当該自己のノードが前記始点ノード、前記終点ノードあるいは前記中継ノードのいずれであるかを判定するノード判定手段と、
    前記コストマトリクス及び前記保存された予約パケットの情報を参照して、前記自己のノードに隣接するノードの中で、前記始点ノード及び前記通過ノードと、前記予約失敗パケットの送信元のノードとを送信不可ノードとして判定し、かつ残りを送信可能ノードと判定したときに、前記送信コストが最も少ない送信可能ノードを仮設定の送信先ノードとして前記記憶部に保存する送信先ノード設定手段と、
    前記ノード判定手段での判定の結果、前記自己のノードが前記始点ノードの場合に、前記仮設定の送信先ノードの保存に応答して、前記光路状態テーブルを参照して、送信可能波長を取得する送信可能波長取得手段と、
    さらに、前記自己のノードが前記始点ノードの場合は、前記リンク状態テーブルを参照して、前記送信可能波長の中で、前記仮設定の送信先ノードに接続されている光ファイバで使用されていない波長の1つを送信波長に仮設定し、あるいは、前記送信可能波長が全て、前記仮設定の送信先ノードに接続されている光ファイバで使用されている場合は、前記記憶部に保存された該仮設定の送信先ノードを送信不可ノードに書換える送信波長設定手段と、
    前記ノード判定手段での判定の結果、前記自己のノードが前記中継ノードの場合は、前記仮設定の送信先ノードに接続されている光ファイバに関して、前記リンク状態テーブルを参照し、前記予約パケットの送信波長が使用されていないときは、送信可能と判定し、及び、使用されているときは、送信不可能と判定するとともに、前記記憶部に保存された前記仮設定の送信先ノードを送信不可ノードに書換える送信可能判定手段と、
    前記自己のノードが前記始点ノードの場合は、前記送信波長の仮設定に応答して、前記記憶部に保存された前記予約パケットの送信波長の情報に、前記仮設定された送信波長の情報を追加して当該予約パケットを更新し、あるいは、前記自己のノードが前記中継ノードの場合は、前記送信可能の判定に応答して前記記憶部に保存された前記予約パケットの通過ノードの情報に、該中継ノードの情報を追加して当該予約パケットを更新する予約パケット更新手段と、
    前記送信先ノード設定手段における判定で前記送信可能ノードが無い場合は、前記予約失敗パケットとは異なる新たな予約失敗パケットを生成する予約失敗パケット生成手段と、
    前記ノード判定手段での判定の結果、前記自己のノードが前記終点ノードの場合に、予約完了パケットを生成する予約完了パケット生成手段と、
    前記更新された予約パケットがある場合は、前記記憶部から該更新された予約パケットを読み出して、前記仮設定の送信先ノードに送信し、前記予約完了パケットが生成された場合は、該予約完了パケットを前記管理装置に送信し、又は、新たな予約失敗パケットが生成された場合は、該新たな予約失敗パケットを前記予約パケットの送信元に送信するパケット送信手段と、
    前記管理装置で生成されたパス設定信号の受信に応答して前記終端切換信号及び前記光路切換信号を生成し、該終端切換信号及び該光路切換信号を前記光路切換部へ送る切換信号生成手段と
    を備えることを特徴とするノード。
  3. 始点ノード、中継ノード及び終点ノードを含む複数のノードと、隣接するノード間を接続して波長多重信号を伝送する光ファイバと、前記複数のノードの各々に接続されていて、予約パケットを生成する管理装置とを備え、前記始点ノードから前記中継ノードを経て前記終点ノードに至る光パスが設定される光通信ネットワークにおける中継ノードであって、
    当該中継ノードは、入力部、光路切換部、出力部、及び制御部を備え、
    前記入力部は、当該中継ノードに隣接するノードから入力された入力波長多重信号を波長ごとに分波して複数の単波長信号を生成し、該単波長信号の各々を前記光路切換部へ送り、
    前記光路切換部は、前記制御部から受け取った光路切換信号に応答して、前記単波長信号の各々を、該単波長信号ごとに、当該中継ノードに隣接する送信先ノードへの光路切換を行って、前記出力部へ送り、
    前記出力部は、送られてきた単波長信号ごとに共通の送信先ノードへの当該単波長信号を合波して出力波長多重信号を生成するとともに、該出力波長多重信号を当該共通の送信先ノードへ送り、
    前記制御部は、
    前記中継ノードと該中継ノードに隣接する各ノードとの間の送信コストを表すコストマトリクスを記録しているとともに、前記中継ノードと該中継ノードに隣接する各ノードとの間の光ファイバ、該光ファイバでの送信の有無及び送信時に使用されている波長を表すリンク状態テーブルを記録している記憶部と、
    前記始点ノード、前記終点ノード、送信波長及び通過ノードの情報を含む予約パケット、あるいは予約失敗パケットを、該中継ノードに隣接するノードから受信して前記記憶部に保持するパケット受信手段と、
    前記保存された予約パケットの情報を参照して、該中継ノードに隣接するノードの中で、始点ノード及び通過ノードを送信不可ノードとして判定し、かつ残りを送信可能ノードと判定したときに、1又は2以上の送信可能ノードを仮設定の送信先ノードとして前記記憶部に保存する送信先ノード設定手段と、
    前記仮設定の送信先ノードの各々に接続されている光ファイバに関して、前記リンク状態テーブルを参照して、前記予約パケットの送信波長の中から、該光ファイバで使用されている波長を取り除くことにより、該予約パケットの送信波長の変更を行い、及び前記予約パケットの送信波長が全て使用されている仮設定の送信先ノードへは、送信不可能と判定するとともに、当該仮設定のノードを送信不可ノードに書換える送信波長変更手段と、
    前記送信波長の変更に応答して、前記記憶部に保存された前記予約パケットの通過ノードの情報に当該中継ノードの情報を追加して当該予約パケットを更新する予約パケット更新手段と、
    前記送信先ノード設定手段における判定で送信可能ノードが無い場合、又は、全ての仮設定の送信先ノードに接続されている光ファイバで送信波長が使用されている場合は、予約失敗パケットを生成する予約失敗パケット生成手段と、
    前記更新された予約パケットがある場合は、前記記憶部から前記更新された予約パケットを読み出して、前記仮設定の送信先ノードへ送信し、又は、該新たな予約失敗パケットが生成された場合は、該新たな予約失敗パケットを前記予約パケットの送信元に送信するパケット送信手段と、
    前記更新された予約パケットの送信数を、前記記憶部に読出し自在に保存する送信数保存手段と、
    前記予約失敗パケットの受信数を、前記記憶部から読み出した前記送信数と比較し、前記受信数が前記送信数と等しい場合は、送信可能ノードが無いと判定する予約失敗判定手段と、
    前記管理装置で生成されたパス設定信号の受信に応答して前記光路切換信号を生成し、該光路切換信号を前記光路切換部へ送る切換信号生成手段と
    を備えることを特徴とするノード。
  4. 始点ノード、中継ノード及び終点ノードを含む複数のノードと、隣接するノード間を接続して波長多重信号を伝送する光ファイバと、前記複数のノードの各々に接続されていて、予約パケットを生成する管理装置とを備え、前記始点ノードから前記中継ノードを経て前記終点ノードに至る光パスが設定される光通信ネットワークにおけるノードであって、
    当該ノードを自己のノードと称するとき、該自己のノードは、入力部、光路切換部、出力部、中継部及び制御部を備え、
    前記入力部は、該自己のノードに隣接するノードから入力された入力波長多重信号を波長ごとに分波して複数の単波長信号を生成し、該単波長信号の各々を前記光路切換部へ送り、
    前記光路切換部は、前記制御部から受け取った終端切換信号に応答して、前記複数の単波長信号を前記中継部に送り、かつ該中継部から前記複数の単波長信号のいずれかの単波長信号あるいは前記複数の単波長信号とは別の単波長信号を受け取ることができる終端状態と、前記複数の単波長信号を前記中継部で中継しない通過状態の2つの設定状態のいずれか一方の状態へ切換えを行うとともに、前記制御部から受け取った光路切換信号に応答して、前記複数の単波長信号のいずれかの単波長信号、あるいは前記別の単波長信号を単波長信号ごとに当該自己のノードに隣接する送信先ノードへの光路切換を行って、前記出力部へ送り、
    前記出力部は、送られてきた単波長信号ごとに共通の送信先ノードへの当該単波長信号を合波して出力波長多重信号を生成するとともに、該出力波長多重信号を当該共通の送信先ノードへ送り、
    前記中継部は、ルータと、該ルータが備える2以上のインタフェースに1対1に対応して設けられていて、前記光路切換部から受け取った前記複数の単波長信号を電気信号にそれぞれ変換して前記ルータに送るとともに、前記ルータから受け取った電気信号を、前記入力波長多重信号の複数の波長に対応する、互いに異なる波長の単波長信号にそれぞれ変換する変換装置とを備え、
    前記制御部は、
    前記自己のノードと、該自己のノードに隣接する各ノードとの間の送信コストを表すコストマトリクス、及び、前記光路切換部の前記設定状態及び前記光路切換の状態を表す光路状態テーブルを記録しているとともに、前記自己のノードと該自己のノードに隣接する各ノードとの間の光ファイバ、該光ファイバでの送信の有無及び送信時に使用されている波長を表すリンク状態テーブルとを記録している記憶部と、
    前記始点ノード、前記終点ノード、送信波長及び前記通過ノードの情報を含む予約パケットを、前記自己のノードに隣接するノード又は前記管理装置から受信し、あるいは予約失敗パケットを前記自己のノードに隣接するノードから受信して、前記記憶部に保存するパケット受信手段と、
    前記予約パケットの保存に応答して、当該自己のノードが前記始点ノード、前記終点ノードあるいは前記中継ノードのいずれであるかを判定するノード判定手段と、
    前記コストマトリクス及び前記保存された予約パケットの情報を参照して、前記自己のノードに隣接するノードの中で、前記始点ノード及び前記通過ノードを送信不可ノードとして判定し、かつ残りを送信可能ノードと判定したときに、1又は2以上の送信可能ノードを仮設定の送信先ノードとして前記記憶部に保存する送信先ノード設定手段と、
    前記ノード判定手段での判定の結果、前記自己のノードが前記始点ノードの場合に、前記仮設定の送信先ノードの保存に応答して、前記光路状態テーブルを参照して、送信可能波長を取得する送信可能波長取得手段と、
    さらに、前記自己のノードが前記始点ノードの場合は、前記リンク状態テーブルを参照して、前記送信可能波長の中で、前記仮設定の送信先ノードに接続されている光ファイバで使用されていない1又は2以上の波長を送信波長に仮設定し、あるいは、前記送信可能波長が全て、前記仮設定の送信先ノードに接続されている光ファイバで使用されている場合は、前記記憶部に保存された該仮設定の送信先ノードを送信不可ノードに書換える送信波長設定手段と、
    前記ノード判定手段での判定の結果、前記自己のノードが前記中継ノードの場合は、前記仮設定の送信先ノードの各々に接続されている光ファイバに関して、前記リンク状態テーブルを参照して、前記予約パケットの送信波長の中から前記仮設定の送信先ノードに接続されている光ファイバで使用されている波長を取り除くことにより、送信波長の変更を行い、及び前記予約パケットの送信波長が全て使用されている仮設定の送信先ノードへは、送信不可能と判定するとともに、当該仮設定の送信先ノードを送信不可ノードに書換える送信波長変更手段と、
    前記自己のノードが前記始点ノードの場合は、前記送信波長の仮設定に応答して、前記記憶部に保存された前記予約パケットの情報に、前記仮設定された送信波長の情報を追加して当該予約パケットを更新し、あるいは、前記自己のノードが前記中継ノードの場合は、前記送信波長の変更に応答して、前記記憶部に保存された前記予約パケットを更新する予約パケット更新手段と、
    前記送信先ノード設定手段における判定で送信可能ノードが無い場合、又は、全ての送信先ノードに接続されている光ファイバで送信波長が使用されている場合は、予約失敗パケットを生成する予約失敗パケット生成手段と、
    前記ノード判定手段でのノード判定の結果、前記自己のノードが前記終点ノードの場合に、予約完了パケットを生成する予約完了パケット生成手段と、
    前記更新された予約パケットがある場合は、前記記憶部から該更新された予約パケットを読み出して、前記仮設定の送信先ノードに送信し、前記予約完了パケットが生成された場合は、該予約完了パケットを前記管理装置に送信し、又は、予約失敗パケットが生成された場合は、該予約失敗パケットを前記予約パケットの送信元に送信するパケット送信手段と、
    前記更新された予約パケットの送信数を、前記記憶部に読出し自在に保存する送信数保存手段と、
    前記予約失敗パケットの受信数を、前記記憶部から読み出した前記送信数と比較し、前記受信数が前記送信数と等しい場合は、送信可能ノードが無いと判定する予約失敗判定手段と、
    前記管理装置で生成されたパス設定信号の受信に応答して前記終端切換信号及び前記光路切換信号を生成し、該終端切換信号及び該光路切換信号を前記光路切換部へ送る切換信号生成手段と
    を備えることを特徴とするノード。
  5. 前記制御部は、さらに、
    前記ノード判定手段での判定の結果、自己のノードが終点ノードである場合に、始点ノード及び終点ノード間に、両方向の光パスが予約されているか否かを判定する設定済経路判定手段と、
    前記設定済経路判定手段での判定の結果、両方向の光パスが設定されていないときは、前記記憶部に保存された予約パケットに含まれている終点ノード及び始点ノードを、それぞれ新たな始点ノード及び新たな終点ノードに設定し、前記新たな始点ノード及び新たな終点ノードを予約パケットに追加する予約パケット追加手段と
    を備えることを特徴とする請求項2又は4に記載のノード。
  6. 複数のノードと、隣接するノード間を接続して波長多重信号を伝送する光ファイバと、前記複数のノードの各々に接続されている管理装置とを備える光通信ネットワークであって、
    前記ノードとして、請求項1〜5のいずれか一項に記載したノードを用いることを特徴とする光通信ネットワーク。
  7. 始点ノード、中継ノード及び終点ノードを含む複数のノードと、隣接するノード間を接続して波長多重信号を伝送する光ファイバと、前記複数のノードの各々に接続されている管理装置とを備える光通信ネットワークで、前記始点ノードから前記中継ノードを経て前記終点ノードに至る光パスを設定するにあたり、
    前記中継ノードにおいて、
    当該中継ノードに隣接するノードから、前記始点ノード、前記終点ノード、送信波長及び通過ノードの情報を含む予約パケットを受信して前記中継ノードが備える記憶部に保存する予約パケット受信過程と、
    前記記憶部にあらかじめ保存されている、前記中継ノードと該中継ノードに隣接する各ノードとの間の送信コストを表すコストマトリクスを参照して、該中継ノードに隣接するノードの中で、前記始点ノード及び前記通過ノードを送信不可ノードとして判定し、かつ残りを送信可能ノードと判定したときに、前記送信コストが最も少ない送信可能ノードを仮設定の送信先ノードとして前記記憶部に保存する送信先ノード設定過程と、
    前記記憶部にあらかじめ保存されている、前記中継ノードと該中継ノードに隣接するノードとの間の光ファイバ、該光ファイバでの送信の有無及び送信時に使用されている波長を表すリンク状態テーブルを参照して、前記仮設定の送信先ノードに接続されている光ファイバに関して、前記予約パケットの送信波長が使用されていない場合は、送信可能と判定し、及び、使用されている場合は、送信不可能と判定するとともに、前記記憶部に保存された前記仮設定の送信先ノードを送信不可ノードに書換える送信可能判定過程と、
    前記送信可能の判定に応答して、前記記憶部に保存された前記予約パケットの通過ノードの情報に当該中継ノードの情報を追加して当該予約パケットを更新する予約パケット更新過程と、
    更新された予約パケットがある場合は、前記記憶部から該更新された予約パケットを読み出して前記仮設定の送信先ノードへ送信する予約パケット送信過程と、
    前記仮設定の送信先ノードから予約失敗パケットを受け取った場合には、当該仮設定の送信先ノードを送信不可ノードとして、さらに、前記送信先ノード設定過程、前記送信可能判定過程、前記予約パケット更新過程、及び前記予約パケット送信過程を行い、
    前記送信先ノード設定過程による判定で、前記送信可能ノードが無い場合は、前記予約失敗パケットとは異なる新たな予約失敗パケットを生成し、該予約失敗パケットを前記予約パケットの送信元に送信する
    ことを特徴とする光パス予約方法。
  8. 始点ノード、中継ノード及び終点ノードを含む複数のノードと、隣接するノード間を接続して波長多重信号を伝送する光ファイバと、前記複数のノードの各々に接続されている管理装置とを備える光通信ネットワークで、前記始点ノードから前記中継ノードを経て前記終点ノードに至る光パスを設定するにあたり、
    前記始点ノードにおいて、
    前記管理装置から、前記始点ノード、前記終点ノード、送信波長及び通過ノードの情報を含む予約パケットを受信して前記始点ノードが備える記憶部に保存する予約パケット受信過程と、
    前記記憶部にあらかじめ保存されている、光路切換部の設定状態を表す光路状態テーブルを参照して、送信可能波長を取得する送信可能波長取得過程と、
    前記記憶部にあらかじめ保存されている、前記始点ノードと該始点ノードに隣接する各ノードとの間の送信コストを表すコストマトリクスを参照して、該始点ノードに隣接するノードを送信可能ノードとしたときに、前記送信コストが最も少ない送信可能ノードを送信先ノードに仮設定する送信先ノード設定過程と、
    前記記憶部にあらかじめ保存されている、前記始点ノードと該始点ノードに隣接する各ノードとの間の光ファイバ、該光ファイバでの送信の有無及び送信時に使用されている波長を表すリンク状態テーブルを参照して、送信可能波長であって、前記仮設定された送信先ノードと接続されている光ファイバで使用されていない波長の1つを、送信波長として仮設定する送信波長設定過程と、
    前記送信波長の仮設定に応答して、前記記憶部に保存された前記予約パケットの送信波長の情報に、前記仮設定された送信波長の情報を追加して、予約パケットを更新する予約パケット更新過程と、
    前記更新された予約パケットがある場合は、前記記憶部から更新された予約パケットを読み出して前記仮設定の送信先ノードに送信する予約パケット送信過程と、
    前記仮設定の送信先ノードから予約失敗パケットを受け取った場合には、当該仮設定の送信先ノードを送信不可ノードとして、さらに前記送信先ノード設定過程、前記送信波長設定過程、前記予約パケット更新過程、及び前記予約パケット送信過程を行い、
    送信可能波長が無い場合、又は、送信可能ノードが無い場合は、前記予約失敗パケットとは異なる新たな予約失敗パケットを生成し、該新たな予約失敗パケットを前記管理装置に送信する
    ことを特徴とする光パス予約方法。
  9. 始点ノード、中継ノード及び終点ノードを含む複数のノードと、隣接するノード間を接続して波長多重信号を伝送する光ファイバと、前記複数のノードの各々に接続されている管理装置とを備える光通信ネットワークで、前記始点ノードから前記中継ノードを経て前記終点ノードに至る光パスを設定するにあたり、
    前記終点ノードにおいて、
    該終点ノードに隣接するノードから、前記始点ノード、前記終点ノード、送信波長及び通過ノードの情報を含む予約パケットを受信して前記終点ノードが備える記憶部に保存する予約パケット受信過程と、
    前記始点ノード及び前記終点ノード間に、両方向の光パスが予約されているか否かを判定する設定済経路判定過程と
    を行い、
    前記両方向の光パスが予約されている場合は、予約完了パケットを生成し、該予約完了パケットを前記管理装置へ送り、
    前記両方向の光パスが予約されていない場合は、さらに、
    前記予約パケットに含まれている終点ノード及び始点ノードを、それぞれ新たな始点ノード及び新たな終点ノードに設定して、予約パケットに追加する予約パケット追加過程と、
    前記終点ノードが備える記憶部にあらかじめ保存されている、光路切換部の設定状態を表す光路状態テーブルを参照して、送信可能波長を取得する送信可能波長取得過程と、
    前記記憶部にあらかじめ保存されている、前記新たな始点ノードである終点ノードと該終点ノード隣接する各ノードとの間の送信コストを表すコストマトリクスを参照して、前記終点ノードに隣接するノードを送信可能ノードとしたときに、前記送信コストが最も少ない送信可能ノードを送信先ノードに仮設定する送信先ノード設定過程と、
    前記記憶部にあらかじめ保存されている、前記新たな始点ノードに隣接するノードに対して送信を行う光ファイバで使用されている波長を表すリンク状態テーブルを参照して、送信可能波長であって、前記仮設定された送信先ノードと接続されている光ファイバで使用されていない波長の1つを、送信波長として仮設定する送信波長設定過程と、
    前記送信波長の仮設定に応答して、前記記憶部に保存された前記予約パケットの送信波長の情報に、前記仮設定された送信波長の情報を追加して当該予約パケットを更新する予約パケット更新過程と、
    前記更新された予約パケットがある場合は、前記記憶部から該更新された予約パケットを読み出して、前記仮設定の送信先ノードに送信する予約パケット送信過程と、
    前記仮設定の送信先ノードから予約失敗パケットを受け取った場合には、当該仮設定の送信先ノードを送信不可ノードとして、さらに前記送信先ノード設定過程、前記送信波長設定過程、前記予約パケット更新過程、及び前記予約パケット送信過程を行い、
    送信可能ノードが無い場合は、前記予約パケットとは異なる新たな予約失敗パケットを生成し、該新たな予約失敗パケットを前記管理装置に送信する
    ことを特徴とする光パス予約方法。
  10. 始点ノード、中継ノード及び終点ノードを含む複数のノードと、隣接するノード間を接続して波長多重信号を伝送する光ファイバと、前記複数のノードの各々に接続されている管理装置とを備える光通信ネットワークで、前記始点ノードから前記中継ノードを経て前記終点ノードに至る光パスを設定するにあたり、
    前記中継ノードにおいて、
    当該中継ノードに隣接するノードから、前記始点ノード、前記終点ノード、送信波長及び通過ノードの情報を含む予約パケットを受信して前記中継ノードが備える記憶部に保存する予約パケット受信過程と、
    前記記憶部にあらかじめ保存されている、前記中継ノードと該中継ノードに隣接する各ノードとの間の送信コストを表すコストマトリクスを参照して、前記中継ノードに隣接するノードの中で、始点ノード及び通過ノードを送信不可ノードとして判定し、かつ残りを送信可能ノードと判定したときに、1又は2以上の該送信可能ノードを仮設定の送信先ノードとして前記記憶部に保存する送信先ノード設定過程と、
    前記記憶部にあらかじめ保存されている、前記中継ノードと、該中継ノードに隣接するノードとの間の光ファイバ、該光ファイバでの送信の有無及び送信時に使用されている波長を表すリンク状態テーブルを参照して、前記仮設定の送信先ノードと接続されている光ファイバで使用されている波長を取り除くことにより、送信波長の変更を行う送信波長変更過程と、
    前記送信波長の変更に応答して、前記記憶部に保存された前記予約パケットの通過ノードの情報に当該中継ノードの情報を追加して当該予約パケットを更新する予約パケット更新過程と、
    前記更新された予約パケットがある場合は、前記記憶部から該更新された予約パケットを読み出して1又は2以上の仮設定の送信先ノードに送信する予約パケット送信過程と、
    前記更新された予約パケットの送信数を前記記憶部に読み出し自在に保存する送信数保存過程と、
    前記仮設定の送信先ノードから予約失敗パケットを受け取った場合には、前記予約失敗パケットの受信数と前記送信数とを比較して、一致する場合は、送信可能なノードが無いと判定する予約失敗判定過程とを行い、
    送信可能ノードが無い場合、又は、送信波長が無い場合は、前記予約失敗パケットとは異なる新たな予約失敗パケットを生成し、該新たな予約失敗パケットを予約パケットの送信元に送信する
    ことを特徴とする光パス予約方法。
  11. 始点ノード、中継ノード及び終点ノードを含む複数のノードと、隣接するノード間を接続して波長多重信号を伝送する光ファイバと、前記複数のノードの各々に接続されている管理装置とを備える光通信ネットワークで、前記始点ノードから前記中継ノードを経て前記終点ノードに至る光パスを設定するにあたり、
    前記始点ノードにおいて、
    前記管理装置から、前記始点ノード、前記終点ノード、送信波長及び通過ノードの情報を含む予約パケットを受信して前記始点ノードが備える記憶部に保存する予約パケット受信過程と、
    前記始点ノードが備える記憶部にあらかじめ保存されている、光路切換部の設定状態を表す光路状態テーブルを参照して、送信可能波長を取得する送信可能波長取得過程と、
    前記記憶部にあらかじめ保存されている、前記始点ノードと該始点ノードに隣接する各ノードとの間の送信コストを表すコストマトリクスを参照して、該始点ノードに隣接するノードである1又は2以上の送信可能ノードを送信先ノードに仮設定する送信先ノード設定過程と、
    前記記憶部にあらかじめ保存されている、前記始点ノードに隣接するノードに対して送信を行う光ファイバで使用されている波長を表すリンク状態テーブルを参照して、送信可能波長であって、前記仮設定された送信先ノードと接続されている光ファイバで使用されていない1又は2以上の波長を、送信波長として仮設定する送信波長設定過程と、
    前記送信波長の仮設定に応答して、前記記憶部に保存された前記予約パケットの送信波長の情報に、前記仮設定された送信波長の情報を追加して、予約パケットを更新する予約パケット更新過程と、
    前記更新された予約パケットがある場合は、前記記憶部から、該更新された予約パケットを読み出して、1又は2以上の前記仮設定の送信先ノードに送信する予約パケット送信過程と、
    前記更新された予約パケットの送信数を前記記憶部に保存する送信数保存過程と、
    前記仮設定の送信先ノードから予約失敗パケットを受け取った場合には、前記予約失敗パケットの受信数と前記送信数とを比較して、一致する場合は、送信可能なノードが無いと判定する予約失敗判定過程とを行い、
    送信可能なノードが無い場合、又は、送信波長が無い場合は、前記予約失敗パケットとは異なる新たな予約失敗パケットを生成し、該新たな予約失敗パケットを前記管理装置に送信する
    ことを特徴とする光パス予約方法。
  12. 始点ノード、中継ノード及び終点ノードを含む複数のノードと、隣接するノード間を接続して波長多重信号を伝送する光ファイバと、前記複数のノードの各々に接続されている管理装置とを備える光通信ネットワークで、前記始点ノードから前記中継ノードを経て前記終点ノードに至る光パスを設定するにあたり、
    前記終点ノードにおいて、
    当該終点ノードに隣接するノードから、始点ノード、終点ノード、送信波長及び通過ノードの情報を含む予約パケットを受信して前記終点ノードが備える記憶部に保存する予約パケット受信過程と、
    前記始点ノード及び前記終点ノード間に、両方向の光パスが予約されているか否かを判定する設定済経路判定過程と
    を行い、
    両方向の光パスが予約されている場合は、予約完了パケットを生成し、該予約完了パケットを管理装置へ送り、
    両方向の光パスが予約されていない場合は、さらに、
    前記予約パケットに含まれている終点ノード及び始点ノードを、それぞれ新たな始点ノード及び新たな終点ノードに設定して、前記予約パケットに追加する予約パケット追加過程と、
    前記終点ノードが備える記憶部にあらかじめ保存されている、光路切換部の設定状態を表す光路状態テーブルを参照して、送信可能波長を取得する送信可能波長取得過程と、
    前記記憶部にあらかじめ保存されている、前記新たな始点ノードである終点ノードと該終点ノードに隣接する各ノードとの間の送信コストを表すコストマトリクスを参照して、前記終点ノードに隣接するノードである1又は2以上の送信可能ノードを送信先ノードに仮設定する送信先ノード設定過程と、
    前記記憶部にあらかじめ保存されている、前記新たな始点ノードに隣接するノードに対して送信を行う光ファイバで使用されている波長を表すリンク状態テーブルを参照して、送信可能波長であって、前記仮設定された送信先ノードと接続されている光ファイバで使用されていない1又は2以上の波長を、送信波長として仮設定する送信波長設定過程と、
    前記送信波長の仮設定に応答して、前記記憶部に保存された前記予約パケットの送信波長の情報に、前記仮設定された送信波長の情報を追加して、予約パケットを更新する予約パケット更新過程と、
    前記更新された予約パケットがある場合は、前記記憶部から、該更新された予約パケットを読み出して、1又は2以上の仮設定の送信先ノードに送信する予約パケット送信過程と、
    前記更新された予約パケットの送信数を前記記憶部に保存する送信数保存過程と、
    前記仮設定の送信先ノードから予約失敗パケットを受け取った場合には、前記予約失敗パケットの受信数と前記送信数とを比較して、一致する場合は、送信可能なノードが無いと判定する予約失敗判定過程とを行い、
    送信可能なノードが無い場合、又は、送信波長が無い場合は、前記予約失敗パケットとは異なる新たな予約失敗パケットを生成し、該新たな予約失敗パケットを前記管理装置に送信する
    ことを特徴とする光パス予約方法。
  13. 入力部、光路切換部、出力部、及び制御部を備える、複数のノードと、隣接するノード間を接続して波長多重信号を伝送する光ファイバと、前記複数のノードの各々に接続されていて、予約パケットを生成する管理装置とを備える、始点ノードから中継ノードを経て終点ノードに至る光パスが設定される光通信ネットワークで、中継ノードとして用いられるノードの制御部で実行されるプログラムであって、
    前記制御部に、
    始点ノード、終点ノード、送信波長及び通過ノードの情報を含む予約パケット、あるいは予約失敗パケットを、当該中継ノードに隣接するノードから受信して前記制御部が備える記憶部に保存するパケット受信手段と、
    前記記憶部にあらかじめ保存されている、前記中継ノードと前記中継ノードに隣接する各ノードとの間の送信コストを表すコストマトリクスを参照して、中継ノードに隣接するノードの中で、前記始点ノード及び前記通過ノードと、前記予約失敗パケットの送信元のノードとを送信不可ノードとして判定し、かつ残りを送信可能ノードと判定したときに、前記送信コストが最も少ない送信可能ノードを送信先ノードに仮設定する送信先ノード設定手段と、
    前記記憶部にあらかじめ保存されている、前記中継ノードと該中継ノードに隣接する各ノードとの間の光ファイバ、該光ファイバでの送信の有無及び送信時に使用されている波長を表すリンク状態テーブルを参照して、前記仮設定の送信先ノードに接続されている光ファイバに関して、前記予約パケットの送信波長が使用されていない場合は、送信可能と判定し、及び、使用されている場合は、送信不可能と判定するとともに、前記記憶部に保存された前記仮設定の送信先ノードを送信不可ノードに書換える送信可能判定手段と、
    前記送信可能の判定に応答して、前記記憶部に保存された前記予約パケットの情報に当該中継ノードの情報を追加して当該予約パケットを更新する予約パケット更新手段と、
    前記送信先ノード設定手段における判定で、送信可能ノードが無い場合は、前記予約失敗パケットとは異なる新たな予約失敗パケットを生成する予約失敗パケット生成手段と、
    前記更新された予約パケットがある場合は、該更新された予約パケットを読み出して、前記仮設定の送信先ノードへ送信し、又は、該新たな予約失敗パケットが生成された場合は、当該新たな予約失敗パケットを予約パケットの送信元に送信するパケット送信手段と
    を実現させることを特徴とするプログラム。
  14. 入力部、光路切換部、出力部、及び制御部を備える、複数のノードと、隣接するノード間を接続して波長多重信号を伝送する光ファイバと、前記複数のノードの各々に接続されていて、予約パケットを生成する管理装置とを備える、始点ノードから中継ノードを経て終点ノードに至る光パスが設定される光通信ネットワークで、中継ノードとして用いられるノードの制御部で実行されるプログラムであって、当該ノードを自己のノードと称するとき、
    前記制御部に、
    始点ノード、終点ノード、送信波長及び通過ノードの情報を含む予約パケットを、自己のノードに隣接するノード又は前記管理装置から受信し、あるいは予約失敗パケットを、前記自己のノードに隣接するノードから受信するパケット受信手段と、
    前記予約パケットの保存に応答して、当該自己のノードが前記始点ノード、前記終点ノードあるいは前記中継ノードのいずれであるかを判定するノード判定手段と、
    前記自己のノードが備える記憶部にあらかじめ保存されている、前記自己のノードと該自己のノードに隣接する各ノードとの間の送信コストを表すコストマトリクスを参照して、前記自己のノードに隣接するノードの中で、前記始点ノード及び前記通過ノードと、前記予約失敗パケットの送信元のノードとを送信不可ノードとして判定し、かつ残りを送信可能ノードと判定したときに、前記送信コストが最も少ない送信可能ノードを送信先ノードに仮設定する送信先ノード設定手段と、
    前記ノード判定手段でのノード判定の結果、自己のノードが始点ノードの場合に、前記仮設定の送信先ノードの保存に応答して、前記記憶部にあらかじめ保存されている光路切換部の設定状態及び光路切換の状態を表す光路状態テーブルを参照して、送信可能波長を取得する送信可能波長取得手段と、
    さらに、自己のノードが前記始点ノードの場合は、前記記憶部にあらかじめ保存されている、前記自己のノードと該自己のノードに隣接する各ノードとの間の光ファイバ、該光ファイバでの送信の有無及び送信時に使用されている波長を表すリンク状態テーブルを参照して、前記送信可能波長の中で、前記仮設定の送信先ノードに接続されている光ファイバで使用されていない波長の1つを送信波長に仮設定し、あるいは前記送信可能波長が全て、前記仮設定の送信先ノードに接続されている光ファイバで使用されている場合は、前記記憶部に保存された前記仮設定の送信先ノードを送信不可ノードに書換える送信波長設定手段と、
    前記ノード判定手段でのノード判定の結果、自己のノードが前記中継ノードの場合は、前記リンク状態テーブルを参照して、前記仮設定の送信先ノードに接続されている光ファイバに関して、前記予約パケットの送信波長が使用されていない場合は、送信可能と判定し、及び、使用されている場合は、送信不可能と判定するとともに、前記記憶部に保存された前記仮設定の送信先ノードを送信不可ノードに書換える送信可能判定手段と、
    前記自己のノードが前記始点ノードの場合は、前記送信波長の仮設定に応答して、前記記憶部に保存された前記予約パケットの送信波長の情報に、前記仮設定された送信波長の情報を追加して当該予約パケットを更新し、あるいは、自己のノードが前記中継ノードの場合は、前記送信可能の判定に応答して前記記憶部に保存された前記予約パケットの通過ノードの情報に、該中継ノードの情報を追加して当該予約パケットを更新する予約パケット更新手段と、
    前記送信先ノード設定手段における判定で、前記送信可能ノードが無い場合は、前記予約パケットとは異なる新たな予約失敗パケットを生成する予約失敗パケット生成手段と、
    前記ノード判定手段でのノード判定の結果、前記自己のノードが前記終点ノードの場合に、予約完了パケットを生成する予約完了パケット生成手段と、
    前記更新された予約パケットがある場合は、前記記憶部から該更新された予約パケットを読み出して、前記仮設定の送信先ノードに送信し、前記予約完了パケットが生成された場合は、該予約完了パケットを前記管理装置に送信し、又は、新たな予約失敗パケットが生成された場合は、該新たな予約失敗パケットを予約パケットの送信元に送信するパケット送信手段と
    を実現させることを特徴とするプログラム。
  15. 入力部、光路切換部、出力部、及び制御部を備える、複数のノードと、隣接するノード間を接続して波長多重信号を伝送する光ファイバと、前記複数のノードの各々に接続されていて、予約パケットを生成する管理装置とを備える、始点ノードから中継ノードを経て終点ノードに至る光パスが設定される光通信ネットワークで、中継ノードとして用いられるノードの制御部で実行されるプログラムであって、
    前記制御部に、
    始点ノード、終点ノード、送信波長及び通過ノードの情報を含む予約パケット、あるいは予約失敗パケットを、当該中継ノードに隣接するノードから受信して制御部が備える記憶部に保存するパケット受信手段と、
    前記記憶部にあらかじめ保存されている、前記中継ノードと前記中継ノードに隣接する各ノードとの間の送信コストを表すコストマトリクスを参照して、前記中継ノードに隣接するノードの中で、前記始点及び通過ノードを送信不可ノードとして判定し、かつ残りを送信可能ノードと判定したときに、1又は2以上の送信可能ノードを仮設定の送信先ノードとして前記記憶部に保存する送信先ノード設定手段と、
    前記記憶部にあらかじめ保存されている、前記中継ノードと該中継ノードに隣接する各ノードとの間の光ファイバ、該光ファイバでの送信の有無及び送信時に使用されている波長を表すリンク状態テーブルを参照して、前記予約パケットの送信波長の中から、該光ファイバで使用されている波長を取り除くことにより、該予約パケットの送信波長の変更を行い、及び、前記予約パケットの送信波長が全て使用されている仮設定の送信先ノードへは、送信不可能と判定するとともに、当該仮設定の送信先ノードを送信不可ノードに書換える送信波長変更手段と、
    前記送信波長の変更に応答して、前記記憶部に保存された前記予約パケットの通貨ノードの情報に当該中継ノードの情報を追加して当該予約パケットを更新する予約パケット更新手段と、
    前記送信先ノード設定手段における判定で、送信先ノードが無い場合、又は、全ての仮設定の送信先ノードで送信波長が使用されている場合は、予約失敗パケットを生成する予約失敗パケット生成手段と、
    前記更新された予約パケットがある場合は、該予約パケットを1又は2以上の仮設定の送信先ノードへ送信し、又は、該新たな予約失敗パケットが生成された場合は、該新たな予約失敗パケットを前記予約パケットの送信元に送信するパケット送信手段と、
    前記更新された予約パケットの送信数を、前記記憶部に読出し自在に保存する送信数保存手段と、
    前記予約失敗パケットの受信数を、前記記憶部から読み出した前記送信数と比較し、前記受信数が前記送信数と等しい場合は、送信可能ノードが無いと判定する予約失敗判定手段と
    を実現させることを特徴とするプログラム。
  16. 入力部、光路切換部、出力部、及び制御部を備える、複数のノードと、隣接するノード間を接続して波長多重信号を伝送する光ファイバと、前記複数のノードの各々に接続されていて、予約パケットを生成する管理装置とを備える、始点ノードから中継ノードを経て終点ノードに至る光パスが設定される光通信ネットワークで、中継ノードとして用いられるノードの制御部で実行されるプログラムであって、当該ノードを自己のノードと称するとき、
    前記制御部に、
    始点ノード、終点ノード、送信波長及び通過ノードの情報を含む予約パケットを自己のノードに隣接するノード又は前記管理装置から受信し、あるいは予約失敗パケットを前記自己のノードに隣接するノードから受信するパケット受信手段と、
    前記予約パケットの保存に応答して、当該自己のノードが始点ノード、終点ノードあるいは中継ノードのいずれであるかを判定するノード判定手段と、
    前記自己のノードが備える記憶部にあらかじめ保存されている、隣接する各ノードとの間の送信コストを表すコストマトリクスを参照して、前記自己のノードに隣接するノードの中で、始点ノード及び通過ノードを送信不可ノードと判定し、かつ残りを送信可能ノードと判定したときに、1又は2以上の送信可能ノードを仮設定の送信先ノードとして前記記憶部に保存する送信先ノード設定手段と、
    前記ノード判定手段での判定の結果、前記自己のノードが前記始点ノードの場合に、前記仮設定の送信先ノードの保存に応答して、前記光路状態テーブルを参照して、送信可能波長を取得する送信可能波長取得手段と、
    さらに、前記自己のノードが前記始点ノードの場合は、前記リンク状態テーブルを参照して、前記送信可能波長の中で、前記仮設定の送信先ノードに接続されている光ファイバで使用されていない1又は2以上の波長を送信波長に仮設定し、あるいは、前記送信可能波長が全て、前記仮設定の送信先ノードに接続されている光ファイバで使用されている場合は、前記記憶部に保存された該仮設定の送信先ノードを送信不可ノードに書換える送信波長設定手段と、
    前記ノード判定手段でのノード判定の結果、自己のノードが中継ノードの場合は、前記仮設定の送信先ノードの各々に接続されている光ファイバに関して、前記リンク状態テーブルを参照して、前記予約パケットの送信波長の中から前記仮設定の送信先ノードに接続されている光ファイバで使用されている波長を取り除くことにより、送信波長の変更を行い、及び前記予約パケットの送信波長が全て使用されている仮設定の送信先ノードへは、送信不可能と判定するとともに、当該仮設定の送信先ノードを送信不可ノードに書換える送信波長変更手段と、
    自己のノードが始点ノードの場合は、送信波長の仮設定に応答して、前記記憶部に保存された前記予約パケットの情報に、前記仮設定された送信波長の情報を追加して当該予約パケットを更新し、あるいは、自己のノードが中継ノードの場合は、前記送信波長の変更に応答して、前記記憶部に保存された前記予約パケットを更新する予約パケット更新手段と、
    前記送信先ノード設定手段における判定で送信可能ノードが無い場合、又は、全ての送信先ノードに接続されている光ファイバで送信波長が使用されている場合は、予約失敗パケットを生成する予約失敗パケット生成手段と、
    前記ノード判定手段でのノード判定の結果、自己のノードが終点ノードの場合に、予約完了パケットを生成する予約完了パケット生成手段と、
    前記更新された予約パケットがある場合は、前記記憶部から該更新された予約パケットを読み出して、前記仮設定の送信先ノードに送信し、前記予約完了パケットが生成された場合は、該予約完了パケットを前記管理装置に送信し、又は、新たな予約失敗パケットが生成された場合は、該新たな予約失敗パケットを前記予約パケットの送信元に送信するパケット送信手段と、
    前記更新された予約パケットの送信数を、前記記憶部に読出し自在に保存する送信数保存手段と、
    前記予約失敗パケットの受信数を、前記記憶部から読み出した前記送信数と比較し、前記受信数が前記送信数と等しい場合は、送信可能ノードが無いと判定する予約失敗判定手段と
    を実現させることを特徴とするプログラム。
  17. 前記制御部に、さらに、
    前記ノード判定手段でのノード判定の結果、自己のノードが終点ノードである場合に、始点ノード及び終点ノード間に、両方向の光パスが予約されているか否かを判定する設定済経路判定手段と、
    前記設定済経路判定手段での判定の結果、両方向の光パスが設定されていないときは、受信した予約パケットに含まれている終点ノード及び始点ノードを、それぞれ始点ノード及び終点ノードに設定し、前記設定された始点ノード及び終点ノードを予約パケットに追加する予約パケット追加手段と
    を実現させることを特徴とする請求項14又は16に記載のプログラム。
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