JP2003234771A - 光波長パス設定方法および光ノード - Google Patents

光波長パス設定方法および光ノード

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JP2003234771A JP2002031317A JP2002031317A JP2003234771A JP 2003234771 A JP2003234771 A JP 2003234771A JP 2002031317 A JP2002031317 A JP 2002031317A JP 2002031317 A JP2002031317 A JP 2002031317A JP 2003234771 A JP2003234771 A JP 2003234771A
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Eiji Oki
英司 大木
Nobuaki Matsuura
伸昭 松浦
Naoaki Yamanaka
直明 山中
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発ノードから着ノードまでの間で、所望の波
長パスを設定できるようにする。 【解決手段】 発ノードAでは、着ノードDおよび中継
ノードB,Cから収集したリソース使用状況に基づき、
発ノードAから着ノードDまでの間で用いる一連の波長
を示す1つ以上の推奨波長パスを選択し、その推奨波長
パスを含む推奨パス通知を中継ノードB,Cを介して着
ノードDへ送信する。着ノードDでは、受信した推奨パ
ス通知に含まれている推奨波長パスのうち利用可能な推
奨波長パスを選択し、その推奨波長パスで用いるリソー
スをデータ通信用として自ノードで設定するとともに、
その選択波長パスを含む選択パス通知を、中継ノード
B,Cを介して発ノードAへ送信する。中継ノードB,
Cおよび発ノードAでは、受信した選択パス通知に含ま
れている推奨波長パスで用いるリソースをデータ通信用
として自ノードで設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光波長パス設定方
法および光ノードに関し、特に網状に接続された複数の
光ファイバからなる光ネットワークを介して発ノードと
着ノードとの間でデータ通信を行う際、そのデータ通信
に用いる光波長パスを設定する光波長パス設定方法およ
び光ノードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバを用いてデータ通信を行う
際、異なる波長の光信号を同一光ファイバでやり取りす
ることにより、1本の光ファイバで通信チャネルを多重
化し、複数のチャネルで並列的にデータ通信を行う光波
長多重(以下、WDMという:Wavelength Division Mu
ltiplexer)伝送方式が用いられる。このWDM伝送方
式では、互いに干渉しない異なる波長の光信号が用いら
れ、これらが合波されてその合成波が光ファイバへ出力
され、光ファイバからの合成波が分波されてそれぞれの
波長ごとに信号が取り出される。
【0003】このような伝送方式が用いられる光ファイ
バで複数の光ノード間を接続して構成された光ネットワ
ークでは、光データ通信を開始する発ノードと、光デー
タ通信の開始要求を受け付ける着ノードとの間で、各波
長の光信号を含むそれぞれのノードのリソースを用いて
光データ通信を行う際、各ノード間ごとにどの波長を用
いるか選択し設定する必要がある。また、中継ノードに
おいて入側と出側で波長が違う場合には、異なる波長の
光信号間を接続するための波長変換手段も設定する必要
がある。一般に、このような各ノード間ごとに任意の波
長の光信号を用いて形成される一連の伝送路のことを、
光波長パスと呼ばれている。
【0004】従来、発ノードと着ノードとの間でデータ
通信を行う際、これら発ノード、着ノードおよび発着ノ
ード間に位置する中継ノードの間で、所定のシグナリン
グ制御チャネルを用いてシグナリングパケットをやり取
りすることにより、データ通信に用いる波長を設定する
ものとなっていた。このとき、各ノードでは、発ノード
からのパス設定指示に応じて、それぞれのノードで使用
可能な空き状態の波長を順に選択し、リンクバイリンク
で波長さらには波長変換手段を設定するものとなってい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の光波長パス設定方法では、各ノードで個別に
波長の選択が行われるため、発ノードから着ノードまで
の間で所望の波長パスを設定できないという問題点があ
った。例えば発ノードにおいて、波長変換手段の使用が
少なく、ネットワークリソースの有効利用を考慮した所
望の波長パスを計算した場合でも、従来のように各ノー
ドで個別に波長を選択する方法では、これを反映させる
ことができない。本発明はこのような課題を解決するた
めのものであり、発ノードから着ノードまでの間で所望
の波長パスを設定できる光波長パス設定方法および光ノ
ードを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明にかかる光波長パス設定方法は、発ノ
ードおよび着ノードと、これら発着ノード間を直列接続
する1つ以上の中継ノードとからなり、各ノード間が異
なる複数の波長の光信号で接続されている光ネットワー
クで、各波長の光信号を含むそれぞれのノードのリソー
スを用いて光データ通信を行う際、各ノード間ごとに波
長のうちから光データ通信に用いる波長を選択し設定す
るための光波長パス設定方法において、発ノードでは、
着ノードおよび中継ノードから収集したそれぞれのリソ
ースの使用状況に基づき、当該発ノードから着ノードま
での間で用いる一連の波長を示す1つ以上の推奨波長パ
スを選択し、その推奨波長パス情報を含む推奨パス通知
を中継ノードを介して着ノードへ送信し、着ノードで
は、受信した推奨パス通知に含まれている推奨波長パス
情報のうち利用可能な推奨波長パスを選択し、その推奨
波長パスで用いるリソースをデータ通信用として自ノー
ドで設定するとともに、その選択波長パス情報を含む選
択パス通知を、中継ノードを介して発ノードへ送信し、
中継ノードおよび発ノードでは、受信した選択パス通知
に含まれている選択波長パス情報で指定された波長パス
で用いるリソースをデータ通信用として自ノードで設定
するようにしたものである。
【0007】自ノードのリソースについて、発ノード、
中継ノードおよび着ノードでは、推奨パス通知の送信ま
たは受信の際、利用可能なリソースをデータ通信用とし
て自ノードで予約するようにしてもよく、あるいは、推
奨パス通知の送信または受信の際、利用可能なリソース
のうち推奨パス通知に含まれる推奨波長パス情報で指定
された波長パスで用いるリソースのみをデータ通信用と
して自ノードで予約するようにしてもよい。このとき、
選択パス通知の送信または受信の際、予め自ノードで予
約しておいたリソースのうち、選択パス通知に含まれる
選択波長パス情報で指定される波長パスで使用しない不
要リソースを予約解除して解放するようにしてもよい。
【0008】また、自ノードのリソースについて、中継
ノードでは、自ノードで利用可能なリソースを示すリソ
ース情報を、受信した推奨パス通知へ付加して、着ノー
ド側の下流ノードへ順次送信するようにしてもよい。あ
るいは、着ノードでは、受信した推奨パス通知に含まれ
る推奨波長パス情報で指定された波長パスが、その推奨
パス通知に含まれるリソース情報に基づき使用不可であ
ると判断された場合、推奨波長パスとは異なる使用可能
な波長パスをリソース情報に基づき選択するようにして
もよい。
【0009】複数の推奨波長パスを利用する場合、発ノ
ードでは、推奨波長パスに優先順位を設定して推奨パス
通知を送信し、着ノードでは、受信した推奨パス通知に
含まれる推奨波長パス情報のうち、使用可能な推奨波長
パスを優先順位に基づき選択するようにしてもよい。推
奨パス通知について、中継ノードでは、受信した推奨パ
ス通知に含まれる各推奨波長パス情報で指定された波長
パスについて、自ノードのリソース情報に基づき使用可
否を判断し、使用不可の推奨波長パスの推奨波長パス情
報を推奨パス通知から削除して、着ノード側の下流ノー
ドへ送信するようにしてもよい。
【0010】不要リソースについて、中継ノードでは、
受信した推奨パス通知に含まれる各推奨波長パス情報で
指定された波長パスについて、自ノードのリソース情報
に基づき使用可否を判断し、使用不可と判断された推奨
波長パスでのみ使用される不要リソースの解放をリソー
ス解放通知により発ノード側の上流ノードへ通知し、発
ノードおよび中継ノードでは、受信したリソース解放通
知で指定された不要リソースを自ノードで予約解除して
解放するようにしてもよい。上記各光波長パス設定方法
において、リソースとして、中継ノードで異なる波長の
光信号間を接続するために用いられる波長変換手段を含
むようにしてもよい。
【0011】また、本発明にかかる光ノードは、発ノー
ドおよび着ノードと、これら発着ノード間を直列接続す
る1つ以上の中継ノードとからなり、各ノード間が異な
る複数の波長の光信号で接続されており、各波長の光信
号を含むそれぞれのノードのリソースを用いて光データ
通信を行う際、各ノード間ごとに波長のうちから光デー
タ通信に用いる波長を選択し設定する光ネットワーク
で、発ノードとして用いられる光ノードにおいて、着ノ
ードおよび中継ノードから収集したリソース使用状況に
基づき1つ以上の推奨波長パスを選択する推奨波長パス
選択部と、この推奨波長パス選択部で選択された推奨波
長パス情報を含む推奨パス通知を中継ノードを介して着
ノードへ送信するとともに、推奨パス通知に含まれる推
奨波長パス情報から着ノードで選択された利用可能な推
奨波長パスを選択波長パス情報として着ノードからの選
択パス通知で受信し、その選択波長パス情報で指定され
た波長パスで用いるリソースをデータ通信用として自ノ
ードで設定する波長パス設定部とを備えるものである
(発ノード)。
【0012】また、本発明にかかる光ノードは、発ノー
ドおよび着ノードと、これら発着ノード間を直列接続す
る1つ以上の中継ノードとからなり、各ノード間が異な
る複数の波長の光信号で接続されており、各波長の光信
号を含むそれぞれのノードのリソースを用いて光データ
通信を行う際、各ノード間ごとに波長のうちから光デー
タ通信に用いる波長を選択し設定する光ネットワーク
で、着ノードとして用いられる光ノードにおいて、各ノ
ードのリソースの使用状況に基づき、1つ以上の推奨波
長パス情報のうち利用可能な推奨波長パスを選択波長パ
スとして選択する波長パス選択部と、発ノードから当該
着ノードまでの間で用いる一連の波長を示す1つ以上の
推奨波長パス情報を含む推奨パス通知を中継ノードを介
して発ノードから受信し、推奨パス通知に含まれている
推奨波長パス情報のうちから波長パス選択部で選択波長
パスを選択させ、その選択波長パスで用いるリソースを
データ通信用として自ノードで設定するとともに、その
選択波長パス情報を含む選択パス通知を、中継ノードを
介して発ノードへ送信する波長パス設定部とを備えるも
のである(着ノード)。
【0013】また、本発明にかかる光ノードは、発ノー
ドおよび着ノードと、これら発着ノード間を直列接続す
る1つ以上の中継ノードとからなり、各ノード間が異な
る複数の波長の光信号で接続されており、各波長の光信
号を含むそれぞれのノードのリソースを用いて光データ
通信を行う際、各ノード間ごとに波長のうちから光デー
タ通信に用いる波長を選択し設定する光ネットワーク
で、中継ノードとして用いられる光ノードにおいて、発
ノードから送信された、発ノードから当該着ノードまで
の間で用いる一連の波長を示す1つ以上の推奨波長パス
情報を含む推奨パス通知を受信して着ノード側の下流ノ
ードへ送信し、推奨パス通知に含まれる推奨波長パス情
報から着ノードで選択された利用可能な推奨波長パスを
選択波長パス情報として着ノードからの選択パス通知で
受信し、その選択波長パス情報で指定された波長パスで
用いるリソースをデータ通信用として自ノードで設定す
るとともに、選択パス通知を発ノード側の上流ノードへ
送信する波長パス設定部を備えるものである(中継ノー
ド)。
【0014】発ノード、着ノードまたは中継ノードとし
て機能する光ノードでは、自ノードのリソースについ
て、波長パス設定部で、推奨パス通知の送信または受信
の際、利用可能なリソースをデータ通信用として自ノー
ドで予約するようにしてもよく、あるいは、推奨パス通
知の送信または受信の際、利用可能なリソースのうち推
奨パス通知に含まれる推奨波長パス情報で指定された波
長パスで用いるリソースのみをデータ通信用として自ノ
ードで予約するようにしてもよい。さらに、波長パス設
定部で、選択パス通知の送信または受信の際、予め自ノ
ードで予約しておいたリソースのうち、選択パス通知に
含まれる選択波長パス情報で指定された波長パスで使用
しない不要リソースを予約解除して解放するようにして
もよい。
【0015】また、中継ノードとして機能する光ノード
では、自ノードのリソースについて、波長パス設定部
で、自ノードで利用可能なリソースを示すリソース情報
を、受信した推奨パス通知へ付加して、着ノード側の下
流ノードへ順次送信するようにしてもよい。あるいは、
着ノードとして機能する光ノードでは、波長パス設定部
は、受信した推奨パス通知に含まれる推奨波長パス情報
が、その推奨パス通知に含まれる各ノードのリソース情
報に基づき使用不可であると判断された場合、推奨波長
パスとは異なる使用可能な波長パスをリソース情報に基
づき選択するようにしてもよい。
【0016】発ノードとして機能する光ノードでは、複
数の推奨波長パスを利用する場合、波長パス設定部で、
着ノードでの波長パス選択順序を示す優勢順位を推奨波
長パス情報に設定して推奨パス通知を送信するようにし
てもよい。また、着ノードとして機能する光ノードで
は、波長パス設定部で、受信した推奨パス通知に含まれ
る推奨波長パス情報のうち、使用可能な推奨波長パスを
それぞれの推奨波長パスの優先順位に基づき選択するよ
うにしてもよい。中継ノードとして機能する光ノードで
は、推奨パス通知について、波長パス設定部で、受信し
た推奨パス通知に含まれる各推奨波長パス情報で指定さ
れる波長パスについて、自ノードのリソース情報に基づ
き使用可否を判断し、使用不可の推奨波長パス情報を推
奨パス通知から削除して、着ノード側の下流ノードへ送
信するようにしてもよい。
【0017】中継ノードとして機能する光ノードでは、
不要リソースについて、波長パス設定部で、受信した推
奨パス通知に含まれる各推奨波長パス情報で指定される
波長パスについて、自ノードのリソース情報に基づき使
用可否を判断し、使用不可と判断された推奨波長パスで
のみ使用される不要リソースの解放をリソース解放通知
により発ノード側の上流ノードへ通知するとともに、受
信したリソース解放通知で指定された不要リソースを自
ノードで予約解除して解放するようにしてもよい。発ノ
ードとして機能する光ノードでは、あるいは、波長パス
設定部は、着ノード側の下流ノードから受信したリソー
ス解放通知で指定された不要リソースを自ノードで予約
解除して解放するようにしてもよい。上記各光ノードに
おいて、リソースとして、中継ノードで異なる波長の光
信号間を接続するために用いられる波長変換手段を含む
ようにしてもよい(発ノード、着ノード、中継ノー
ド)。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施
の形態にかかる光波長パス設定方法が適用される光ネッ
トワークの構成を示すブロック図である。この光ネット
ワークは、発ノードA(1)、中継ノードB(2A)、
中継ノード(2B)、着ノードD(3)の4つの光ノー
ドから構成されている。発ノードAは、着ノードDとの
間でデータ通信のための制御指示を行う側のノードであ
り、中継ノードBとは光リンクL1で相互に接続されて
いる。また、中継ノードBと中継ノードCとの間は光リ
ンクL2で相互に接続されている。着ノードDは、発ノ
ードAからの制御指示を受け付ける側のノードであり、
中継ノードCとの間は光リンクL3で相互に接続されて
いる。
【0019】これら光リンクL1〜L3は、1本以上の
光ファイバから構成されており、その光ファイバでは異
なる波長の光信号を用いた複数のチャネルが形成されて
いる。この例では、リンクL1には、空き状態の波長λ
1,λ2,λ3があり、リンクL2には、空き状態の波
長λ3,λ4がある。また、リンクL3には、空き状態
の波長λ4がある。また、各中継ノードB,Cには、そ
れぞれ入側と出側の波長を接続する際に必要な波長変換
を行う波長変換手段が設けられている。この例では、中
継ノードBに空き状態の波長変換手段として、波長λ1
を波長λ4へ変換する波長変換能力λ1→λ4と、波長
λ3を波長λ4へ変換する波長変換能力λ3→λ4とが
ある。また、中継ノードCには、空き状態の波長変換手
段として、波長λ3を波長λ4へ変換する波長変換能力
λ3→λ4とがある。
【0020】本実施の形態では、発ノードAにおいて、
これら中継ノードB,Cおよび着ノードDから、各リン
クで用いる波長やノードの波長変換能力などのリソース
使用状況を収集して、ネットワークリソースを有効利用
できる1つ以上の波長パスを推奨波長パスとして選択す
る。各ノード間では、各リンクに設けられた所定のシグ
ナリング制御チャネルを用いてシグナリングパケットを
やり取りしており、発ノードAは、そのシグナリングパ
ケットを用いた推奨パス通知(メッセージ)により、そ
の推奨波長パスを各ノードに通知する。各ノードでは、
この推奨パス通知に応じて、それぞれ使用する波長を設
定する。
【0021】ここで、図2を参照して、本実施の形態で
用いられる発ノードの構成について説明する。図2は、
本実施の形態で用いる発ノードの構成を示すブロック図
である。発ノードA(1)は、リンクL1内の各波長の
チャネルを終端処理するルータ1Rと、このルータ1R
を管理する制御部1Sとから構成される。制御部1Sに
は、フラッディング部11、リソース観測部12、リン
ク状態データベース(以下、DBという)13、経路/
推奨波長パス計算部14、波長パス設定部15およびリ
ソース予約部16が設けられている。
【0022】リソース観測部12は、ルータ1Rでの自
ノードのリソース使用状況を観測し、それをフラッディ
ング部11、リンク状態DB13さらには波長パス設定
部15へ出力する。フラッディング部11は、他ノード
からのリソース使用状況10Aを受信してリンク状態D
B13へ出力するとともに、リソース観測部12からの
自ノードのリソース使用状況10Bを他ノードへ送信す
る。リンク状態DB13は、リソース観測部12からの
自ノードのリソース使用状況やフラッディング部11か
らの他ノードのリソース使用状況を受け付け、データベ
ースとして管理する。経路/推奨波長パス計算部14
は、リンク状態DB13で管理されている自ノードおよ
び他ノードのリソース使用状況に基づき、着ノードとの
間の経路および推奨波長パスを計算する。
【0023】波長パス設定部15は、管理者の指示に応
じた上位装置(図示せず)からの波長パス設定要求10
Eに応じて、自ノードのリソースすなわちルータ1Rに
接続されている任意の波長や波長変換手段の設定をルー
タ1Rに対して行ったり、リソースの予約をリソース予
約部16へ指示する。この際、波長パス設定部15で
は、リソース観測部12からの自ノードのリソース使用
状況、経路/推奨波長パス計算部14からの計算結果、
さらにはリソース予約部16で管理されているリソース
予約状況に基づきリソースの設定や予約を指示する。
【0024】また、着ノードD側の下流ノードとの間で
メッセージ10Dをやり取りして、下流ノードへの波長
パス設定を通知するとともに自ノードでのリソース予約
を行い、あるいは下流ノードからの選択パス通知を受け
て自ノードでのリソースの設定を行う。リソース予約部
16は、波長パス設定部15からのリソース予約指示に
応じて自ノードのリソース予約状況を管理する。
【0025】次に、図3を参照して、本実施の形態で用
いる中継ノードの構成について説明する。図3は、本実
施の形態で用いる中継ノードの構成を示すブロック図で
ある。中継ノードB(2A),C(2B)は、前述した
発ノードと同様に、ルータ2Rおよび制御部2Sから構
成されている。ルータ2Rでは、リンクL1/L2内の
各波長とリンクL2/L3内の各波長とを交換接続処理
する。また、そのとき波長が異なる場合は、対応する波
長変換手段を用いて波長を変換する。制御部2Sについ
ては、発ノードAの制御部1Sと比較して、経路/推奨
波長パス計算部14が設けられていない他は、発ノード
Aと同様に、フラッディング部21、リソース観測部2
2、リンク状態DB23、波長パス設定部25およびリ
ソース予約部26が設けられており、それぞれ発ノード
Aのものとほぼ同様の働きをする。
【0026】特に、波長パス設定部25では、リンク状
態DB23で管理している各ノードのリソース使用状
況、リソース観測部22からの自ノードのリソース使用
状況に基づきリソースの設定や予約を指示する。また、
発ノードA側の上流ノードとの間で推奨パス通知や選択
パス通知などのメッセージ20Cをやり取りするととも
に、下流ノード側との間でメッセージ20Dをやり取り
する。これらメッセージ20C,20Dに基づき、上流
ノードからの波長パス設定を受けて自ノードでのリソー
スの予約を行うとともに下流ノードへ通知し、あるいは
下流ノードからの選択パス通知を受けて自ノードでのリ
ソースの設定を行うとともに上流ノードへ通知する。
【0027】次に、図4を参照して、本実施の形態で用
いる着ノードの構成について説明する。図4は、本実施
の形態で用いる着ノードの構成を示すブロック図であ
る。着ノードD(3)は、前述した発ノードと同様に、
ルータ3Rおよび制御部3Sから構成されている。ルー
タ3Rでは、リンクL3内の各波長のチャネルを終端処
理する。制御部3Sについては、発ノードAの制御部1
Sと比較して、経路/推奨波長パス計算部14に代えて
波長パス選択部37が設けられいる他は、発ノードAと
同様に、フラッディング部31、リソース観測部32、
リンク状態DB33、波長パス設定部35およびリソー
ス予約部36が設けられており、それぞれ発ノードAの
ものとほぼ同様の働きをする。
【0028】特に、波長パス設定部35では、リンク状
態DB33で管理している各ノードのリソース使用状
況、リソース観測部32からの自ノードのリソース使用
状況に基づきリソースの設定や予約を指示する。また、
上流ノード側との間で推奨パス通知や選択パス通知など
のメッセージ30Cをやり取りする。このメッセージ3
0Cに基づき、上流ノードからの波長パス設定を受け、
波長パス選択部37での選択結果に基づき、自ノードで
のリソースの設定を行とともに上流ノードへ選択パス通
知を行う。
【0029】次に、図5〜図7を参照して、各ノードの
ルータにおける波長変換手段の構成例について説明す
る。図5〜図7は各ノードのルータにおける波長変換手
段の構成例を示す説明図である。以下では、入力側の2
つの光ファイバF1,F2と、出力側の2つの光ファイ
バF3,F4とが、光スイッチ4Rにより交換接続され
る場合を例として説明するが、光ファイバの本数につい
ては限定されるものではなく、他の本数の光ファイバが
存在する場合でも適用できる。
【0030】まず、図5では、入力側光ファイバF1,
F2内に形成されている各波長λ1〜λnごとに、出力
側の全波長λ1〜λnに対応した全波長変換器(F−W
C)40が配置されている。これによれば、入力側光フ
ァイバF1,F2のすべての入力波長を、出力側光ファ
イバF3,F4の各出力波長へ変換することができ、波
長変換の制約がない。
【0031】次に、図6では、入力側光ファイバF2内
に形成されている各波長λ1〜λnごとに波長変換器
(F−WC)40が配置されている。また、入力側光フ
ァイバF1内に形成されている各波長パスλ1〜λnの
一部に、出力側の各波長λ1〜λnの一部にのみ対応し
た限定波長変換器(L−WC)41が配置され、上記一
部の他には、波長変換器が配置されていない。この構成
例によれば、入力側光ファイバF2のすべての入力波長
を、出力側光ファイバF3,F4の各出力波長へ変換す
ることができ、波長変換の制約がない。
【0032】また、入力側光ファイバF1のうち限定波
長変換器41が配置されている波長については、出力側
光ファイバF3,F4のうち特定の波長へのみ変換でき
る。さらに、入力側光ファイバF1のうち波長変換器が
配置されていない波長については、出力側光ファイバF
3,F4のうち同一光波長の波長にのみ接続できる。
【0033】図7では、光スイッチ4Rに全波長変換器
40および限定波長変換器41が接続されている。これ
ら全波長変換器40および限定波長変換器41を、必要
に応じてこれらを入力側光ファイバF1,F2内に形成
されている各波長λ1〜λnと、出力側光ファイバF
3,F4内に形成されている各波長λ1〜λnとの間に
接して用いる。これにより、全波長変換器40および限
定波長変換器41を各波長で共用でき、ノードにおける
リソースを効率よく利用できる。
【0034】次に、図8〜11を参照して、本実施の形
態にかかる光波長パス設定方法について説明する。図8
は本実施の形態にかかる光波長パス設定方法を示すシー
ケンス図である。図9は発ノードAから下流側の各中継
ノードB,Cを経て着ノードDへ通知される推奨パス通
知を示す構成例である。図10は着ノードでの波長パス
選択処理を示すフローチャートである。図11は着ノー
ドDから上流側の各中継ノードC,Bを経て発ノードA
へ通知される選択パス通知を示す構成例である。
【0035】発ノードAでは、前述した図1の光ネット
ワークを介して着ノードDとの間でデータ通信を行う
際、フラッディング部11を介して収集した他ノードの
リソース使用状況やリソース観測部12で収集した自ノ
ードのリソース使用状況を前もってリンク状態DB13
に格納しておく。そして、経路/推奨波長パス計算部1
4では、そのリンク状態DB13に収集され管理されて
いる各ノードのリソース使用状況さらにはネットワーク
構成に基づき、着ノードDまでのデータ通信可能な最短
経路を選択するとともに、その経路上で最も少ないリソ
ースで着ノードとデータ通信可能な波長パスを1つ以上
選択する(ステップ200)。
【0036】この際、最短経路については、例えばホッ
プ数(または中継ノード数)が最も少ないものを選択す
ればよい。また、最も少ないリソースの波長パスについ
ては、例えば各中継ノードでの波長変換回数が少ないも
のを選択すればよい。波長パス設定部15では、経路/
推奨波長パス計算部14で選択された各推奨波長パスに
ついて、リソース観測部12からの最新の自ノードリソ
ース使用状況に基づき使用可否を確認し、使用可の推奨
波長パスで用いられている自ノードのリソースに対する
予約(専用使用権の仮設定)をリソース予約部16へ指
示する(ステップ200)。これに応じてリソース予約
部16は、予約要求されたリソースが未予約であること
を確認して、未予約の場合には当該推奨波長パスで専用
されるリソースとして予約して予約成功を通知し、すで
に予約されている場合は予約失敗を通知する。
【0037】波長パス設定部15では、このようにして
リソース予約部16で各推奨波長パスについて自ノード
リソースの予約を行い、予約成功が通知された推奨波長
パスのうち最良のもの、例えば最もリソース利用効率の
よい推奨波長パスのパス情報を推奨パス通知メッセージ
に格納する。推奨パス通知は、図9に示すように、各リ
ンクL1〜L3に設けられているシグナリング制御チャ
ネル上でやり取りされ、例えばIPパケット形式のシグ
ナリングパケットから構成されている。最良の推奨波長
パスのパス情報は、図9(a)に示すように、推奨パス
通知のIPヘッダ50に続いて推奨波長パス情報51と
して付加される。また、下流ノードここでは中継ノード
Bとの間のリンクL1の空き波長に関する空き波長情報
52が推奨パス通知に付加される。
【0038】この例では、推奨波長パス情報51に「λ
1→λ4→λ4」が設定されており、発ノードA側の上
流リンクから順に、リンクL1で波長λ1、リンクL2
で波長λ4、リンクL3で波長λ4をそれぞれ用いる旨
が指示されている。したがって、入側と出側で波長が異
なるノード、ここでは中継ノードBで波長変換能力λ1
→λ4が必要となることがわかる。また図1で示したよ
うに、リンクL1の空き波長がλ1,λ2,λ3である
ことから、AB間空き波長情報52として「λ1,λ
2,λ3」が付加されている。
【0039】なお、経路情報「A−B−C−B」につい
ては、この推奨パス通知に付加する場合、個別の領域を
設けてもよく、推奨波長パス情報51へ含めて、例えば
「A−λ1−B−λ4−C−λ4−D」と記載してもよ
い。このようにして、発ノードAの波長パス設定部15
で推奨パス通知が生成され、下流ノードへ向けて送信さ
れる(ステップ201)。
【0040】一方、中継ノードBの波長パス設定部25
では、発ノードAからの推奨パス通知を受信し、リソー
ス観測部22で観測した最新の自ノードリソース使用状
況に基づき、自ノードで利用可能なリソースの予約をリ
ソース予約部26へ指示する(ステップ202)。そし
て、図9(b)に示すように、リソース予約部26から
予約成功が通知されたリソースを示すリソース情報、こ
こでは、自ノードの波長変換能力情報53と、下流側の
中継ノードCとのリンクL2上での空き波長情報54と
を当該推奨パス通知へ付加する(ステップ202)。
【0041】図1で示したように、中継ノードBの空き
波長変換能力がλ1→λ4,λ3→λ4であり、リンク
L1の空き波長がλ3,λ4である。このことから、図
9(b)では、中継ノードBの波長変換能力情報53と
して「λ1→λ4,λ3→λ4」が付加され、BC間空
き波長情報54として「λ3,λ4」が付加されてい
る。このようにして、中継ノードBの波長パス設定部2
5で推奨パス通知が更新され、下流ノードへ向けて送信
される(ステップ203)。
【0042】中継ノードCでも、中継ノードBからの推
奨パス通知の受信に応じて、中継ノードBと同様の処理
が行われ、リソース予約および推奨パス通知へのリソー
ス情報の付加が行われる(ステップ204)。ここで
は、図1で示したように、中継ノードCの空き波長変換
能力がλ3→λ4であり、リンクL3の空き波長がλ4
であることから、図9(c)では、ノードCの波長変換
能力情報55として「λ3→λ4」が付加され、CD間
空き波長情報56として「λ3,λ4」が付加されてい
る。このようにして、中継ノードCで推奨パス通知が更
新され、下流ノードへ向けて送信される(ステップ20
5)。
【0043】着ノードDの波長パス設定部35では、中
継ノードCからの推奨パス通知の受信に応じて、自ノー
ドの空きリソースに対するリソース予約をリソース予約
部36へ指示する(ステップ206)。そして、予約成
功したリソースの情報を推奨パス通知のリソース情報に
付加し、波長パス選択部37へ波長パス選択を指示する
(ステップ207)。波長パス選択部37では、その推
奨パス通知に格納されている推奨波長パス情報51およ
び各ノードのリソース情報に基づき、図10に示すよう
な波長パス選択処理を行う。
【0044】まず、推奨波長パスの中に使用可能な波長
パスがあるかどうか確認する(ステップ100)。ここ
で、使用可能な波長パスがある場合は(ステップ10
0:YES)、そのうち最も優先順位の高いものを選択
する(ステップ101)。そして、これを波長パス設定
部35へ通知して(ステップ102)、一連の波長パス
選択処理を終了する。
【0045】一方、推奨波長パスの中に使用可能な波長
パスがない場合は(ステップ100:NO)、推奨パス
通知のリソース情報に基づき当該経路上で推奨波長パス
以外の使用可能な波長パスがあるかどうか確認する(ス
テップ103)。ここで、使用可能な波長パスがある場
合は(ステップ103:YES)、そのうちの1つ、例
えば最もリソース使用効率の高いものを選択し(ステッ
プ104)、これを波長パス設定部35へ通知して(ス
テップ102)、一連の波長パス選択処理を終了する。
また、ステップ103で使用可能な波長パスがない場合
は(ステップ103:NO)、使用可能な波長パスがな
いことを波長パス設定部35へ通知して(ステップ10
5)、一連の波長パス選択処理を終了する。これに応じ
て、波長パス設定部35では、波長パス設定を無効とす
る。
【0046】波長パス設定部35では、波長パス選択部
37により波長パスが選択された場合は、推奨パス通知
で先に予約した自ノードリソースのうち、その選択波長
パスで使用する波長の使用をルータ3Rへ指示し、その
使用を正式に設定する(ステップ208)。また、選択
波長パスで使用しない不要リソースの解放をリソース予
約部36へ指示し、他の波長パスの形成に使用できるよ
うにする(ステップ208)。
【0047】そして、その波長パスのパス情報を選択パ
ス通知に格納して、上流ノードへ向けて送信する。ま
た、使用可能な波長パスがないことが波長パス選択部3
7から通知された場合は、その旨を選択パス通知に格納
して、上流ノードへ向けて送信する(ステップ20
9)。選択パス通知は、図11に示すように、各リンク
L1〜L3に設けられているシグナリング制御チャネル
上でやり取りされ、例えばIPパケット形式のシグナリ
ングパケットから構成されている。この例では、IPヘ
ッダ60に続いて、選択波長パス情報61として推奨波
長パス情報と同じく「λ1→λ4→λ4」が設定されて
いる。
【0048】中継ノードCの波長パス設定部35では、
着ノードDからの選択パス通知を受信し、その選択波長
パス情報61で指定された選択波長パスで使用する波長
および波長変換能力の使用をルータ2Rへ指示し、その
使用を正式に設定する(ステップ210)。また、選択
波長パスで使用しない不要リソースの解放をリソース予
約部36へ指示し、他の波長パスの形成に使用できるよ
うにする(ステップ210)。そして、その選択パス通
知を上流ノードへ向けて送信する(ステップ211)。
中継ノードBでも、中継ノードCと同様にして、選択パ
ス通知の受信に応じてリソースの正式設定および不要リ
ソースの解放(ステップ212)を行い、その選択パス
通知を上流ノードへ向けて送信する(ステップ21
3)。
【0049】発ノードAの波長パス設定部15では、中
継ノードBからの選択パス通知を受信し、その選択波長
パス情報61で指定された選択波長パスで使用する波長
の使用をルータ1Rへ指示し、その使用を正式に設定す
る(ステップ214)。また選択波長パスで使用しない
不要リソースの解放をリソース予約部16へ指示し、他
の波長パスの形成に使用できるようにする(ステップ2
14)。これにより、各ノードでは、選択パス通知で通
知された選択波長パス「λ1→λ4→λ4」に用いるリ
ソースのみが予約された状態となり、この後の発ノード
Aからの指示に応じて、これらリソースが実際に使用さ
れて、発ノードAと着ノードDとの間でデータ通信が開
始される。
【0050】本実施の形態では、このように、発ノード
で選択した1つ以上の所望の波長パスを推奨波長パスと
して推奨パス通知で着ノードへ通知し、着ノードの波長
パス選択部37で、その推奨パス通知で通知された推奨
波長パスのうちから利用可能な1つの推奨波長パスを選
択し、これを選択パス通知により各中継ノードを介して
発ノードへ通知し、この選択パス通知に基づき各ノード
で波長さらには波長変換能力を設定するようにしたの
で、発ノードから着ノードまでの間で、所望の波長パス
を設定できる。
【0051】また、各ノードでは、推奨パス通知の送受
信に応じて、自ノードで利用可能なリソースを予約する
ようにしたので、その後、着ノードで選択された選択波
長パスに応じてリソースを設定する際、他に利用される
ことなく的確にそのリソースを設定できる。なお、予約
の際、推奨波長パスで用いるリソースのみを予約するよ
うにしてもよく、リソースを有効利用できる。
【0052】また、各ノードでは、着ノードDからの選
択パス通知に応じて、予め予約しておいた自ノードのリ
ソースのうち、その選択波長パスで使用しない不要リソ
ースを解放するようにしたので、リソースを不当に予約
することなく有効利用できる。また、推奨パス通知を受
信した各中継ノードB,Cでは、自ノードで利用可能な
リソースを示すリソース情報を当該推奨パス通知へそれ
ぞれ付加して下流ノードへ送信するようにしたので、着
側ノードDでは、各ノードで使用可能リソースを示す最
新のリソース情報に基づき、推奨波長パスの使用可否を
的確に判断できる。
【0053】次に、図12を参照して、本発明の第2の
実施の形態にかかる光波長パス設定方法について説明す
る。図12は、本発明の第2の実施の形態にかかる光波
長パス設定方法が適用される光ネットワークの構成を示
すブロック図である。図12に示すように、中継ノード
Bの波長変換能力として、波長λ3を波長λ4へ変換す
る波長変換能力λ3→λ4しか空きがない場合、着ノー
ドDには、図13に示す推奨パス通知が届く。したがっ
て、着ノードDでは、推奨パス通知で指定された推奨波
長パス「λ1→λ4→λ4」を使用不可と判断する。
【0054】このとき、図10のステップ100:NO
が選択され、ステップ103において、推奨パス通知で
通知されたリソース情報に基づき、当該経路上で使用可
能な波長パスが選択され、ステップ104で、そのうち
のいずれか1つが選択される。この例では、波長パス
「λ3→λ3→λ4」が選択され、図14に示すような
選択パス通知により着ノードDから上流ノードへ通知さ
れる。このように、本実施の形態では、推奨パス通知の
通知過程において、推奨波長パスが使用不可となった場
合、推奨パス通知のリソース情報に基づき着ノードDで
当該経路上で使用可能な波長パスを選択するようにした
ので、推奨波長パスが使用不可の場合でも発着ノード間
で波長パスを設定できる。
【0055】次に、図15を参照して、本発明の第3の
実施の形態にかかる光波長パス設定方法について説明す
る。図15は、本発明の第3の実施の形態にかかる光波
長パス設定方法で用いられる推奨パス通知の構成例であ
る。前述した第1および第2の実施の形態では、推奨波
長パスが1つの場合を例として説明したが、推奨波長パ
スが複数の場合、推奨パス通知には、図15に示すよう
に、それぞれの推奨波長パスごとに推奨波長パス情報5
1A,51Bが付加される。この例では、推奨波長パス
情報51Aに第1候補「λ1→λ4→λ4」が格納さ
れ、推奨波長パス情報51Bに第2候補「λ3→λ4→
λ4」が格納されている。
【0056】これら推奨波長パス情報51A,51B
は、IPヘッダ50に近いものから優先順位が高い。し
たがって、着ノードDの波長パス選択部37では、図1
0のステップ101で波長パスを選択する際、使用可能
な推奨波長パスからその優先順位にしたがって1つの波
長パスを選択する。この例では、中継ノードBの波長変
換能力として「λ1→λ4」が使用できないことから、
第1候補「λ1→λ4→λ4」が使用不可となり、第2
候補「λ3→λ3→λ4」が選択されて、図16に示す
ような選択パス通知により着ノードDから上流ノードへ
通知される。
【0057】このように、本実施の形態では、推奨パス
通知で通知する各推奨波長パスに優先順位を設定し、そ
の優先順位にしたがって着ノードで波長パスを選択する
ようにしたので、複数の推奨波長パスのうちよりよりも
の、例えばよりリソース使用効率がよいものを選択でき
る。
【0058】次に、図17を参照して、本発明の第4の
実施の形態にかかる光波長パス設定方法について説明す
る。図17は、本発明の第4の実施の形態にかかる光波
長パス設定方法を示すシーケンス図である。前述した第
3の実施の形態では、複数の推奨波長パス情報51A,
51Bをすべて着ノードまで通知する場合について説明
したが、本実施の形態では、これら推奨波長パスの有効
性を中継ノードB,Cで判断し、その無効すなわち使用
不可に応じて当該推奨波長パス情報を削除する場合につ
いて説明する。
【0059】発ノードAの波長パス設定部15では、前
述した第1の実施の形態の波長パス設定部15と同様に
して、経路/推奨波長パス計算部14が複数の推奨波長
パスを取得し、自ノードのリソースを予約する(ステッ
プ220)。そして、各推奨波長パスの推奨波長パス情
報を推奨パス通知へ付加して下流ノードへ送信する(ス
テップ221)。この例では、図18(a)に示すよう
に、推奨波長パス情報51Aに第1候補「λ3→λ3→
λ3」が格納され、推奨波長パス情報51Bに第2候補
「λ3→λ4→λ4」が格納され、さらに推奨波長パス
情報51Cに第3候補「λ3→λ3→λ4」が格納され
ている。
【0060】中継ノードBの波長パス設定部25では、
上流の発ノードAからの推奨パス通知を受信し、図19
に示す推奨パス通知処理を開始する。図19は中継ノー
ドのパス設定部での推奨パス通知処理を示すフローチャ
ートである。まず、推奨パス通知に含まれる上流ノード
のリソース情報と自ノードのリソース情報とを用いて、
各推奨波長パスの使用可否を判断する(ステップ12
0)。ここで、使用可能な推奨波長パスがない場合(ス
テップ120:NO)、この時点で波長パス設定を無効
とし(ステップ121)、一連の推奨パス通知処理を終
了する。
【0061】一方、使用可能な推奨波長パスが見つかっ
た場合は(ステップ120:YES)、推奨パス通知に
含まれる推奨波長パスのうち使用不可のものを判断する
(ステップ122)。ここで、使用不可の推奨波長パス
があった場合は(ステップ122:YES)、対応する
推奨波長パス情報を推奨パス通知から削除する(ステッ
プ123)。使用不可の推奨波長パスがなかった場合
(ステップ122:NO)、およびステップ123の
後、自ノードの使用可能なリソースのリソース情報を推
奨パス通知へ付加して(ステップ124)、それら各リ
ソースを予約し(ステップ125)、更新された推奨パ
ス通知を下流ノードへ向けて送信する(ステップ12
6)。
【0062】そして、使用不可の推奨波長パスでのみ使
用されるリソース、すなわち使用不可の推奨波長パスに
関するリソースで、使用可能な推奨波長パスに関与して
いないリソースについては、そのリソースの解放をリソ
ース解放通知により上流ノードへ通知する(ステップ1
27)。そして、一連の推奨パス通知処理を終了する。
【0063】このようにして、図17の中継ノードBで
は、受信した推奨パス通知に対する推奨波長パス情報の
更新、自ノードのリソース情報の付加、および自ノード
リソースの予約を行い(ステップ222)、更新した推
奨パス通知を下流の中継ノードCへ送信する(ステップ
223)。また、上流の発ノードAには、リソース解放
通知を送信して、不要となったリソースの予約解放を指
示する(ステップ224)。これに応じて、発ノードA
では、自ノードの不要リソースを解放する(ステップ2
25)。
【0064】本実施の形態における光ネットワークの構
成および各ノードでの空きリソースが前述した図12と
同様であった場合、中継ノードBでは、推奨パス通知で
指定された3つの推奨波長パスのうち、すべての候補が
使用可能と判断され、図18(b)に示す推奨パス通知
が中継ノードCへ送信される。また、すべての候補が使
用可能と判断されたことから、発ノードAに対するリソ
ース解除通知は送信されない。
【0065】続いて、中継ノードCでも、前述した中継
ノードBと同様の推奨パス通知処理が実行される。すな
わち、受信した推奨パス通知に対する推奨波長パス情報
の更新、自ノードのリソース情報の付加、および自ノー
ドリソースの予約を行い(ステップ226)、更新した
推奨パス通知を下流の着ノードDへ送信する(ステップ
227)。また、上流の中継ノードBには、リソース解
放通知を送信して、不要となったリソースの予約解放を
指示する(ステップ228)。これに応じて、中継ノー
ドBでは、自ノードの不要リソースを解放する(ステッ
プ229)。
【0066】この場合、中継ノードCでは、波長変換能
力として「λ3→λ4」しか空きがないため、第1候補
「λ3→λ3→λ3」は使用不可であると判断され、対
応する推奨波長パス情報51Aが推奨パス通知から削除
され、図18(c)に示す推奨パス通知が着ノードへ送
信される。また、この第1候補「λ3→λ3→λ3」で
のみ使用されているリソースの解放がリソース解放通知
により上流の中継ノードBへ通知され、中継ノードBで
対応するリソースの予約が解除される。
【0067】着ノードDの波長パス設定部35では、中
継ノードCからの推奨パス通知を受信し、自ノードの空
きリソースに対するリソース予約をリソース予約部36
へ指示する(ステップ230)。そして、予約成功した
リソースの情報を推奨パス通知のリソース情報に付加
し、波長パス選択部37へ波長パス選択を指示する(ス
テップ231)。波長パス選択部37では、その推奨パ
ス通知に格納されている推奨波長パス情報51および各
ノードのリソース情報に基づき、図20に示すような波
長パス選択処理を行う。図20は着ノードでの波長パス
選択処理を示すフローチャートである。
【0068】まず、推奨波長パスの中に使用可能な波長
パスがあるかどうか確認する(ステップ140)。ここ
で、使用可能な波長パスがある場合は(ステップ14
0:YES)、そのうち最も優先順位の高いものを選択
し(ステップ141)、これを波長パス設定部35へ通
知して(ステップ142)、一連の波長パス選択処理を
終了する。また、ステップ103で使用可能な波長パス
がない場合は(ステップ140:NO)、使用可能な波
長パスがないことを波長パス設定部35へ通知して(ス
テップ143)、一連の波長パス選択処理を終了する。
これに応じて、波長パス設定部35では、波長パス設定
を無効とする。
【0069】このようにして、着ノードDにおいて、推
奨パス通知に格納されている推奨波長パスのうち、使用
可能な最も優先順位の高いものが選択される。この例で
は、第2候補「λ3→λ4→λ4」、第3候補「λ3→
λ3→λ4」とも使用可能と判断され、このうち優先順
位が高い第2候補「λ3→λ4→λ4」が最終的に選択
される。そして、図21に示す選択パス通知が上流ノー
ドへ向けて送信され、各ノードで波長の設定や波長変換
能力の設定が行われるとともに、不要リソースが解除さ
れる。なお、図17において、着ノードDにおける波長
パス選択以降の各ステップ232〜238は、前述した
図8のステップ208〜214と同様であり、ここでの
詳細な説明を省略する。
【0070】このように、本実施の形態では、各中継ノ
ードで推奨パス通知に含まれる各推奨波長パスについて
使用可否を判断し、使用不可の場合は当該推奨パス通知
から削除するようにしたので、無駄な推奨波長パス情報
を省くことができ、当該中継ノードを含む下流側各ノー
ドでの、リソースの冗長な予約を回避でき、リソースの
利用効率を改善できる。また、推奨パス通知の情報量を
削減できるとともに、着ノードでの波長パス選択処理の
処理負担を軽減できる。
【0071】また、使用不可と判定した推奨波長パスで
のみ使用されるリソースの解放をリソース解放通知によ
り上流ノードへ通知し、上流ノードで不要となったリソ
ースを解放するようにしたので、リソースの利用効率を
改善できる。なお、この不要リソースの解放について
は、推奨波長パス情報の削除と直接的な関係はなく、前
述した第1〜第3の実施の形態にも適用できる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、発ノー
ドでは、着ノードおよび中継ノードから収集したそれぞ
れのリソースの使用状況に基づき、当該発ノードから着
ノードまでの間で用いる一連の波長を示す1つ以上の推
奨波長パスを選択し、その推奨波長パス情報を含む推奨
パス通知を中継ノードを介して着ノードへ送信し、着ノ
ードでは、受信した推奨パス通知に含まれている推奨波
長パス情報のうち利用可能な推奨波長パスを選択し、そ
の推奨波長パスで用いるリソースをデータ通信用として
自ノードで設定するとともに、その選択波長パス情報を
含む選択パス通知を、中継ノードを介して発ノードへ送
信し、中継ノードおよび発ノードでは、受信した選択パ
ス通知に含まれている選択波長パス情報で用いるリソー
スをデータ通信用として自ノードで設定するようにした
ので、発ノードから着ノードまでの間で所望の波長パス
を設定できる。したがって、中継ノードにおける波長変
換の回数が低い波長パスを推奨パスとして選択すること
により、ネットワークリソースを有効利用させることも
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態にかかる光波長パ
ス設定方法が適用される光ネットワークの構成を示すブ
ロック図である。
【図2】 第1の実施の形態で用いる発ノードの構成を
示すブロック図である。
【図3】 第1の実施の形態で用いる中継ノードの構成
を示すブロック図である。
【図4】 第1の実施の形態で用いる着ノードの構成を
示すブロック図である。
【図5】 各ノードのルータにおける波長パス変換の構
成例を示す説明図である。
【図6】 各ノードのルータにおける波長パス変換の他
の構成例を示す説明図である。
【図7】 各ノードのルータにおける波長パス変換の他
の構成例を示す説明図である。
【図8】 第1の実施の形態にかかる光波長パス設定方
法を示すシーケンス図である。
【図9】 発ノードから着ノードへ通知される推奨パス
通知を示す構成例である。
【図10】 着ノードにおける波長パス選択処理を示す
フローチャートである。
【図11】 着ノードから発ノードへ通知される選択パ
ス通知を示す構成例である。
【図12】 本発明の第2の実施の形態にかかる光波長
パス設定方法が適用される光ネットワークの構成を示す
ブロック図である。
【図13】 着ノードから発ノードへ通知される推奨パ
ス通知を示す構成例である。
【図14】 着ノードから発ノードへ通知される選択パ
ス通知を示す構成例である。
【図15】 本発明の第3の実施の形態にかかる光波長
パス設定方法で用いられる推奨パス通知の構成例であ
る。
【図16】 着ノードから発ノードへ通知される選択パ
ス通知を示す構成例である。
【図17】 本発明の第4の実施の形態にかかる光波長
パス設定方法を示すシーケンス図である。
【図18】 発ノードから着ノードへ通知される推奨パ
ス通知を示す構成例である。
【図19】 中継ノードのパス設定部での推奨パス通知
処理を示すフローチャートである。
【図20】 着ノードによる波長パス選択処理を示すフ
ローチャートである。
【図21】 着ノードから発ノードへ通知される選択パ
ス通知を示す構成例である。
【符号の説明】 1…発ノードA、2A…中継ノードB、2B…中継ノー
ドC、3…着ノードD、L1,L2,L3…リンク、1
S,2S,3S…制御部、1R,2R,3R…ルータ、
11,21,31…フラッディング部、12,22,3
2…リソース観測部、13,23,33…リンク状態D
B、14…経路/推奨波長パス計算部、15,25,3
5…波長パス設定部、16,26,36…リソース予約
部、37…波長パス選択部、10A,10B,20A,
20B,30A,30B…リソース使用状況、10D,
20C,20D,30C…メッセージ、4M1〜4M
k,4L1〜4Lm…光ファイバ、4R…光スイッチ、
40…全波長変換器(F−WC)、41…限定波長変換
器(L−WC)、50…IPヘッダ、51,51A〜5
1C…推奨波長パス情報、52…AB間空き波長情報、
53…中継ノードBの波長変換能力情報、54…BC間
空き波長情報、55…中継ノードCの波長変換能力情
報、56…CD間空き波長情報、60…IPヘッダ、6
1…選択波長パス情報。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 直明 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K002 DA02 DA09 EA06 5K030 GA01 JA14 JL03 JL07 LA17 LC09

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発ノードおよび着ノードと、これら発着
    ノード間を直列接続する1つ以上の中継ノードとからな
    り、前記各ノード間が異なる複数の波長の光信号で接続
    されている光ネットワークで、前記各波長の光信号を含
    むそれぞれのノードのリソースを用いて光データ通信を
    行う際、前記各ノード間ごとに前記波長のうちから前記
    光データ通信に用いる波長を選択し設定するための光波
    長パス設定方法において、 前記発ノードでは、前記着ノードおよび前記中継ノード
    から収集したそれぞれのリソースの使用状況に基づき、
    当該発ノードから着ノードまでの間で用いる一連の波長
    を示す1つ以上の推奨波長パスを選択し、その推奨波長
    パス情報を含む推奨パス通知を前記中継ノードを介して
    前記着ノードへ送信し、 前記着ノードでは、受信した前記推奨パス通知に含まれ
    ている前記推奨波長パス情報のうち利用可能な推奨波長
    パスを選択し、その推奨波長パスで用いるリソースを前
    記データ通信用として自ノードで設定するとともに、そ
    の選択波長パス情報を含む選択パス通知を、前記中継ノ
    ードを介して前記発ノードへ送信し、 前記中継ノードおよび前記発ノードでは、受信した前記
    選択パス通知に含まれている選択波長パス情報で指定さ
    れた波長パスで用いるリソースを前記データ通信用とし
    て自ノードで設定することを特徴とする光波長パス設定
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光波長パス設定方法にお
    いて、 前記発ノード、中継ノードおよび着ノードでは、前記推
    奨パス通知の送信または受信の際、利用可能なリソース
    を前記データ通信用として自ノードで予約することを特
    徴とする光波長パス設定方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の光波長パス設定方法にお
    いて、 前記発ノード、中継ノードおよび着ノードでは、前記推
    奨パス通知の送信または受信の際、利用可能なリソース
    のうち前記推奨パス通知に含まれる推奨波長パス情報で
    指定された波長パスで用いるリソースのみを前記データ
    通信用として自ノードで予約することを特徴とする光波
    長パス設定方法。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3記載の光波長パ
    ス設定方法において、 前記発ノード、中継ノードおよび着ノードでは、前記選
    択パス通知の送信または受信の際、予め自ノードで予約
    しておいたリソースのうち、前記選択パス通知に含まれ
    る選択波長パス情報で指定される波長パスで使用しない
    不要リソースを予約解除して解放することを特徴とする
    光波長パス設定方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の光波長パス設定方法にお
    いて、 前記中継ノードでは、自ノードで利用可能なリソースを
    示すリソース情報を、受信した前記推奨パス通知へ付加
    して、前記着ノード側の下流ノードへ順次送信すること
    を特徴とする光波長パス設定方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の光波長パス設定方法にお
    いて、 前記着ノードでは、受信した前記推奨パス通知に含まれ
    る推奨波長パス情報で指定された波長パスが、その推奨
    パス通知に含まれるリソース情報に基づき使用不可であ
    ると判断された場合、前記推奨波長パスとは異なる使用
    可能な波長パスを前記リソース情報に基づき選択するこ
    とを特徴とする光波長パス設定方法。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の光波長パス設定方法にお
    いて、 前記発ノードでは、前記推奨波長パスに優先順位を設定
    して前記推奨パス通知を送信し、 前記着ノードでは、受信した推奨パス通知に含まれる前
    記推奨波長パス情報のうち、使用可能な推奨波長パスを
    前記優先順位に基づき選択することを特徴とする光波長
    パス設定方法。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の光波長パス設定方法にお
    いて、 前記中継ノードでは、受信した前記推奨パス通知に含ま
    れる各推奨波長パス情報で指定された波長パスについ
    て、自ノードのリソース情報に基づき使用可否を判断
    し、使用不可の推奨波長パスの推奨波長パス情報を前記
    推奨パス通知から削除して、前記着ノード側の下流ノー
    ドへ送信することを特徴とする光波長パス設定方法。
  9. 【請求項9】 請求項2記載の光波長パス設定方法にお
    いて、 前記中継ノードでは、受信した前記推奨パス通知に含ま
    れる各推奨波長パス情報で指定された波長パスについ
    て、自ノードのリソース情報に基づき使用可否を判断
    し、使用不可と判断された推奨波長パスでのみ使用され
    る不要リソースの解放をリソース解放通知により前記発
    ノード側の上流ノードへ通知し、 前記発ノードおよび前記中継ノードでは、受信した前記
    リソース解放通知で指定された不要リソースを自ノード
    で予約解除して解放することを特徴とする光波長パス設
    定方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜請求項9記載の光波長パス
    設定方法において、 前記リソースとして、前記中継ノードで異なる波長の光
    信号間を接続するために用いられる波長変換手段を含む
    ことを特徴とする光波長パス設定方法。
  11. 【請求項11】 発ノードおよび着ノードと、これら発
    着ノード間を直列接続する1つ以上の中継ノードとから
    なり、前記各ノード間が異なる複数の波長の光信号で接
    続されており、前記各波長の光信号を含むそれぞれのノ
    ードのリソースを用いて光データ通信を行う際、前記各
    ノード間ごとに前記波長のうちから前記光データ通信に
    用いる波長を選択し設定する光ネットワークで、前記発
    ノードとして用いられる光ノードにおいて、 前記着ノードおよび前記中継ノードから収集したリソー
    ス使用状況に基づき1つ以上の推奨波長パスを選択する
    推奨波長パス選択部と、 この推奨波長パス選択部で選択された前記推奨波長パス
    情報を含む推奨パス通知を前記中継ノードを介して前記
    着ノードへ送信するとともに、前記推奨パス通知に含ま
    れる推奨波長パス情報から前記着ノードで選択された利
    用可能な推奨波長パスを選択波長パス情報として前記着
    ノードからの選択パス通知で受信し、その選択波長パス
    情報で指定された波長パスで用いるリソースを前記デー
    タ通信用として自ノードで設定する波長パス設定部とを
    備えることを特徴とする光ノード。
  12. 【請求項12】 発ノードおよび着ノードと、これら発
    着ノード間を直列接続する1つ以上の中継ノードとから
    なり、前記各ノード間が異なる複数の波長の光信号で接
    続されており、前記各波長の光信号を含むそれぞれのノ
    ードのリソースを用いて光データ通信を行う際、前記各
    ノード間ごとに前記波長のうちから前記光データ通信に
    用いる波長を選択し設定する光ネットワークで、前記着
    ノードとして用いられる光ノードにおいて、 前記各ノードのリソースの使用状況に基づき、1つ以上
    の推奨波長パス情報のうち利用可能な推奨波長パスを選
    択波長パスとして選択する波長パス選択部と、 前記発ノードから当該着ノードまでの間で用いる一連の
    波長を示す1つ以上の推奨波長パス情報を含む推奨パス
    通知を前記中継ノードを介して前記発ノードから受信
    し、前記推奨パス通知に含まれている前記推奨波長パス
    情報のうちから前記波長パス選択部で選択波長パスを選
    択させ、その選択波長パスで用いるリソースを前記デー
    タ通信用として自ノードで設定するとともに、その選択
    波長パス情報を含む選択パス通知を、前記中継ノードを
    介して前記発ノードへ送信する波長パス設定部とを備え
    ることを特徴とする光ノード。
  13. 【請求項13】 発ノードおよび着ノードと、これら発
    着ノード間を直列接続する1つ以上の中継ノードとから
    なり、前記各ノード間が異なる複数の波長の光信号で接
    続されており、前記各波長の光信号を含むそれぞれのノ
    ードのリソースを用いて光データ通信を行う際、前記各
    ノード間ごとに前記波長のうちから前記光データ通信に
    用いる波長を選択し設定する光ネットワークで、前記中
    継ノードとして用いられる光ノードにおいて、 前記発ノードから送信された、前記発ノードから当該着
    ノードまでの間で用いる一連の波長を示す1つ以上の推
    奨波長パス情報を含む推奨パス通知を受信して前記着ノ
    ード側の下流ノードへ送信し、前記推奨パス通知に含ま
    れる推奨波長パス情報から前記着ノードで選択された利
    用可能な推奨波長パスを選択波長パス情報として前記着
    ノードからの選択パス通知で受信し、その選択波長パス
    情報で指定された波長パスで用いるリソースを前記デー
    タ通信用として自ノードで設定するとともに、前記選択
    パス通知を前記発ノード側の上流ノードへ送信する波長
    パス設定部を備えることを特徴とする光ノード。
  14. 【請求項14】 請求項11〜請求項13のいずれか記
    載の光ノードにおいて、 前記波長パス設定部は、前記推奨パス通知の送信または
    受信の際、利用可能なリソースを前記データ通信用とし
    て自ノードで予約することを特徴とする光ノード。
  15. 【請求項15】 請求項11〜請求項13のいずれか記
    載の光ノードにおいて、 前記波長パス設定部は、前記推奨パス通知の送信または
    受信の際、利用可能なリソースのうち前記推奨パス通知
    に含まれる推奨波長パス情報で指定された波長パスで用
    いるリソースのみを前記データ通信用として自ノードで
    予約することを特徴とする光ノード。
  16. 【請求項16】 請求項14または請求項15記載の光
    ノードにおいて、 前記波長パス設定部は、前記選択パス通知の送信または
    受信の際、予め自ノードで予約しておいたリソースのう
    ち、前記選択パス通知に含まれる選択波長パス情報で指
    定された波長パスで使用しない不要リソースを予約解除
    して解放することを特徴とする光ノード。
  17. 【請求項17】 請求項13記載の光ノードにおいて、 前記波長パス設定部は、自ノードで利用可能なリソース
    を示すリソース情報を、受信した前記推奨パス通知へ付
    加して、前記着ノード側の下流ノードへ順次送信するこ
    とを特徴とする光ノード。
  18. 【請求項18】 請求項12記載の光ノードにおいて、 前記波長パス設定部は、受信した前記推奨パス通知に含
    まれる推奨波長パス情報が、その推奨パス通知に含まれ
    る前記各ノードのリソース情報に基づき使用不可である
    と判断された場合、前記推奨波長パスとは異なる使用可
    能な波長パスを前記リソース情報に基づき選択すること
    を特徴とする光ノード。
  19. 【請求項19】 請求項11記載の光ノードにおいて、 前記波長パス設定部は、前記着ノードでの波長パス選択
    順序を示す優勢順位を前記推奨波長パス情報に設定して
    前記推奨パス通知を送信することを特徴とする光ノー
    ド。
  20. 【請求項20】 請求項12記載の光ノードにおいて、 前記波長パス設定部は、受信した推奨パス通知に含まれ
    る前記推奨波長パス情報のうち、使用可能な推奨波長パ
    スをそれぞれの推奨波長パスの優先順位に基づき選択す
    ることを特徴とする光ノード。
  21. 【請求項21】 請求項13記載の光ノードにおいて、 前記波長パス設定部は、受信した前記推奨パス通知に含
    まれる各推奨波長パス情報で指定される波長パスについ
    て、自ノードのリソース情報に基づき使用可否を判断
    し、使用不可の推奨波長パス情報を前記推奨パス通知か
    ら削除して、前記着ノード側の下流ノードへ送信するこ
    とを特徴とする光ノード。
  22. 【請求項22】 請求項13記載の光ノードにおいて、 前記波長パス設定部は、受信した前記推奨パス通知に含
    まれる各推奨波長パス情報で指定される波長パスについ
    て、自ノードのリソース情報に基づき使用可否を判断
    し、使用不可と判断された推奨波長パスでのみ使用され
    る不要リソースの解放をリソース解放通知により前記発
    ノード側の上流ノードへ通知するとともに、受信した前
    記リソース解放通知で指定された不要リソースを自ノー
    ドで予約解除して解放することを特徴とする光ノード。
  23. 【請求項23】 請求項12記載の光ノードにおいて、 前記波長パス設定部は、前記着ノード側の下流ノードか
    ら受信したリソース解放通知で指定された不要リソース
    を自ノードで予約解除して解放することを特徴とする光
    ノード。
  24. 【請求項24】 請求項11〜請求項23記載の光ノー
    ドにおいて、 前記リソースとして、前記中継ノードで異なる波長の光
    信号間を接続するために用いられる波長変換手段を含む
    ことを特徴とする光ノード。
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