JP4023105B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラー画像を形成するために好適に用いられる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、電子写真方式を用いたある種のカラー画像形成装置においては、例えば4つの感光体と、当該4つの感光体の各々表面にトナー像を形成するための4つの現像装置と、これらの現像装置で形成されたトナー像を転写して担持するための中間転写ベルトが備えられており、各々の現像装置によって感光体の各々に形成された異なる色のトナー像を、循環移動する中間転写ベルトの表面に順次転写して一次転写トナー像を重畳形成した後、二次転写部で当該一次転写トナー像を一括してシートの表面に二次転写することにより、異なる複数の色によりなるカラー画像が形成される。
【0003】
このようなカラー画像形成装置においては、感光体、中間転写ベルトおよび現像装置を構成する現像器をはじめとする構成部材などの機能部分のうちの或るものはメンテナンスを要するために、カラー画像形成装置内から取り外す必要が生じる。
従って、これらのカラー画像形成装置においては、取り外す必要の生じる可視画像を形成するための機能部分を、例えば感光体を含む感光体ユニット、中間転写ベルトを含む一次転写ユニットおよび現像器を含む現像ユニットとし、これらの機能ユニットのすべてを、1つの枠体よりなるユニット保持体にその着脱用開口を介して着脱可能に保持させ、このユニット保持体を画像形成装置本体に着脱自在に装着させておき、例えばこれらの機能ユニットを取り外す必要が生じた場合には、先ず、このユニット保持体を画像形成装置本体から取り出し、更に、このユニット保持体から目的の機能部分を取り出すという構成がとられている。
【0004】
しかしながら、ユニット保持体には、複数の機能ユニットを各々が密接に関連した状態で保持させることが必要であるが、各々の機能ユニットの着脱操作性を向上させるためにユニット保持体に形成される複数の着脱用開口を大きなものとすると、その機械的強度が大幅に低下してしまうことから、複数の機能ユニットを安全に安定して保持させることができなくなるおそれがある。その結果、現在のカラー画像形成装置においては、なお十分な優れたメンテナンスの作業性が得られない、という問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上のような事情に基づいてなされたものであって、その目的は、各機能部分について、ユニットを小型化しながら優れたメンテナンスの作業性が得られるカラー画像形成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像形成装置は、可視画像を形成するための少なくとも2個の機能ユニットを保持するユニット保持体が画像形成装置本体に着脱自在に装着されてなる画像形成装置において、
前記2個の機能ユニットの各々は、前記ユニット保持体の着脱用開口を介して着脱可能に保持されており、
当該2個の機能ユニットのうちの一方の機能ユニットの着脱方向を垂直方向とし、他方の機能ユニットの着脱方向を水平方向とすると共に、
当該2個の機能ユニットのうちの一方の機能ユニットの着脱方向が、他方の機能ユニットの着脱方向と交差する方向とされ
前記2個の機能ユニットの各々は、ユニット保持体に設けられているユニット挿入用ガイドに沿って着脱され、
前記2個の機能ユニットにおける一方のユニット挿入用ガイドが他方のユニット挿入用ガイドと交差し、
少なくとも一方の前記ユニット挿入用ガイドが、ガイド溝を有するガイド部材によって形成され、
前記2個の機能ユニットに係る2つのユニット挿入用ガイドの少なくとも一方には、その交差点において、他のユニット挿入用ガイドに係るギャップが形成されており、
一のユニット挿入ガイドには2以上の前記ギャップが形成され、当該ユニット挿入用ガイドに係る機能ユニットは、前記ガイド溝によって案内され、前記ギャップの2つと同時に一致しないように形成されている2つのガイドピンを有することを特徴とする。
【0009】
本発明の画像形成装置においては、ユニット保持体において、着脱用開口の径方向に伸びる補強部材が設けることができる。
【0010】
本発明の画像形成装置としては、2個の機能ユニットが、各々の表面にトナー像が形成される感光体を含む感光体ユニット、この感光体ユニットの各々の感光体にトナー像を形成するための現像器を含む現像ユニット、並びに、感光体に形成されたトナー像を転写して担持するためのエンドレスベルトよりなる中間転写ベルトを含む一次転写ユニットのうちの2つである。
この画像形成装置においては、ユニット担持体において、一次転写ユニットが、その寸法が長尺である方向に移動されることによって着脱されると共に、当該一次転写ユニットの着脱方向が、現像ユニットおよび感光体ユニットの一方または両方のユニットの着脱方向と交差する方向とされていることが好ましい。
また、ユニット保持体に感光体ユニットが装着された状態において、現像ユニットが着脱自在に装着される。
【0011】
【作用】
以上のような構成によれば、ユニット保持体に着脱可能な少なくとも2個の機能ユニットについて、一方の機能ユニットの着脱方向が、他方の機能ユニットの着脱方向と交差する方向とされていることにより、当該ユニット保持体においては、着脱用開口の径方向に伸びる補強部材を配設することが可能となり、その結果、複数の機能ユニットを安全に安定して保持させることができると共に、ユニット保持体に対する各機能ユニットの着脱を簡単な操作で行うことができるため、各機能部分について、優れたメンテナンスの作業性が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の構成の一例を示す説明図であり、図2は、図1の画像形成装置における、ユニット保持体に複数の機能ユニットが保持された状態を示す説明図である。
【0013】
この例における画像形成装置は、カラー画像形成装置であって、画像形成装置本体内に、原稿を光学的に走査して原稿画像を読み取って画像データを形成する画像読取部11と、当該画像読取部11よりの画像データに基づいて、各々表面にトナー像が形成される感光体31Y、31M、31C、31Kと、この感光体31Y、31M、31C、31Kに対してトナー像を形成するための現像装置30Y、30M、30C、30Kと、この現像装置30Y、30M、30C、30Kの各々で形成されたトナー像を、当該感光体31Y、31M、31C、31Kを圧接する圧接用ローラ36Y、36M、36C、36Kによって一次転写して担持するための中間転写ベルト51と、当該中間転写ベルト51の表面に形成された一次転写トナー像をシートの表面に転写する二次転写部39と、シートの表面に転写された二次転写トナー像を定着させるための加熱ローラ41および加圧ローラ42を有する定着装置40と、シートを搬送する搬送機構と、可視画像形成が完了したシートを排出する排出口15とを備えてなる。
同図において、37Y、37M、37C、37Kの各々は感光体用クリーニング部、54は中間転写ベルト用クリーニング部であり、18a、18b、18cはシート用カセットである。
【0014】
感光体31Y、31M、31C、31Kは、例えば複数のローラ52a、52b、52c、52dによって移動可能に支持され、図1において矢印方向に循環移動するエンドレスベルトよりなる中間転写ベルト51の直線状の下向部分に沿って、当該中間転写ベルト51の循環方向に並列配置されており、これらの感光体31Y、31M、31C、31Kの各々に対応するよう現像装置30Y、30M、30C、30Kが配置されている。
ここで、現像装置30Yによれば黄色のトナー像が形成され、現像装置30Mによればマゼンタ色のトナー像が形成され、現像装置30Cによればシアン色のトナー像が形成され、現像装置30Kによれば黒色のトナー像が形成される。
【0015】
現像装置30Yには、中間転写ベルト51と転写位置において順方向(図1において矢印方向)に移動するよう回転する感光体31Yの外周面領域に、その回転方向に沿って、当該感光体31Yを、例えばグリッドとコロナ放電ワイヤによるコロナ放電によって一様に帯電するための帯電器32Yと、一様に帯電した感光体31Yに対して画像読取部11の画像データに基づいて、例えばレーザーダイオード(図示せず)からレーザー光を放射して露光を行うことにより、その表面に静電荷像を形成する像露光部33Yと、感光体31Yの表面に形成された静電荷像を現像する現像器34Yとが備えられている。
また、他の現像装置30M、30C、30Kも、各々、上記の現像装置30Yと同様の構成を有するものとされている。
【0016】
このような画像形成装置においては、4つの現像装置30Y、30M、30C、30Kのすべてが作動されることにより、いわゆるフルカラーのカラー画像を形成することができると共に、当該4つの現像装置30Y、30M、30C、30Kのうちの1つである現像装置30Kを選択的に用いることにより、例えば黒色のトナーのみによりモノクロ画像を形成することができる。
【0017】
以上のような画像形成装置の作動による画像形成プロセスは次のとおりである。
すべての現像装置30Y、30M、30C、30Kが作動されてカラー画像を形成する場合には、画像読取部11によって原稿の画像が読み込まれて画像データが得られ、この画像データに基づいて、各々の現像装置30Y、30M、30C、30Kの像露光部33Y、33M、33C、33Kにおいて露光を行うことにより、感光体31Y、31M、31C、31Kの各々の表面に静電荷像が形成され、この静電荷像の現像が現像器34Y、34M、34C、34Kで行われることにより異なる色のトナー像が得られる。そして、感光体31Y、31M、31C、31Kの表面に形成された各々のトナー像を、一次転写部35Y、35M、35C、35Kにおいてこの順に循環移動する中間転写ベルト51の表面に転写することにより一次転写トナー像が重畳形成される。
ここで、一次転写後の感光体31Y、31M、31C、31Kは、それぞれ感光体用クリーニング部37Y、37M、37C、37Kを通過することにより、表面に残留しているトナーが除去される。
一方、搬送機構により、例えばシートカセット18aからシートである紙が送り出され、中間転写ベルト51と同期した状態で二次転写部39に向けて搬送される。
【0018】
このようにして中間転写ベルト51の表面に形成された一次転写トナー像は、二次転写部39において搬送された紙に二次転写される。その後、二次転写トナー像が転写された紙は、定着装置40に向かって搬送され、当該定着装置40においてトナー像が熱定着されて紙に原稿の画像に対応した可視画像が形成される。そして、この可視画像が形成された紙は、搬送機構によって搬送されて排出口15から外部に排出され、これにより、カラー画像が形成される。
また、紙が分離された後の中間転写ベルト51は、中間転写ベルト用クリーニング部54を通過することにより、表面に残留しているトナーが除去される。
【0019】
一方、4つの現像装置30Y、30M、30C、30Kのうち1つの現像装置のみが作動されてモノクロ画像を形成する場合には、画像読取部11によって原稿の画像が読み込まれた画像データに基づいて、現像装置30Kのみにより感光体31Kの表面にトナー像が形成され、一次転写部35Kにおいて一次転写が行われること以外は上述のカラー画像を形成する場合と同様の画像形成プロセスが行われることにより、モノクロ画像が形成される。
【0020】
以上の構成においては、可視画像形成用の機能部分がユニット化されている。具体的には、感光体31Y、31M、31C、31Kの各々を含む4つの感光体ユニット61Y、61M、61C、61Kと、現像器34Y、34M、34C、34Kの各々を含む4つの現像ユニット62Y、62M、62C、62Kと、中間転写ベルト51を含む一次転写ユニット63の合計9個の機能ユニットが形成されている。そして、画像形成装置本体に着脱自在に装着されるユニット保持体20に、前記9個の機能ユニットの各々が着脱可能に保持される。
図1の例においては、ユニット保持体20は、図1において紙面に垂直な方向に引き出すことにより、画像形成装置本体から分離させることができるよう、装着されている。
【0021】
感光体ユニット61Yは、感光体31Yおよび感光体用クリーニング部37Yが一体となった機能ユニットであり、また、この他の感光体ユニット61M、61C、61Kも、各々、この感光体ユニット61Yと同様の構成を有するものである。これらの4個の感光体ユニット61Y、61M、61C、61Kにより、感光体ユニット群61が形成されている。
【0022】
現像ユニット62Yは、現像装置30Yのうちの現像器34Yおよびこれと露光用空間を介して帯電器32Yが一体となった機能ユニットであり、また、この他の現像ユニット62M、62C、62Kも、各々、この現像ユニット62Yと同様の構成を有するものである。これらの4つの現像ユニット62Y、62M、62C、62Kにより、現像ユニット群62が形成されている。
【0023】
一次転写ユニット63は、中間転写ベルト51と、中間転写ベルト用クリーニング部54と、圧接用ローラ36Y、36M、36C、36Kとにより構成されている。
【0024】
ユニット保持体20は、図3に示すように、横方向(図3において矢印Y方向)に対向配置された一対の側面板22、22と、当該側面板22、22を連結するよう、上下方向(図3の矢印Z方向)における上部位置に配置された天面板23、並びに下部位置において天面板23と平行に配置された平板部24Aおよびこれに連続する傾斜板部24Bを有する底面板24とにより、断面形状がロ字形状である枠体として構成されており、更に、当該枠体には、前後方向(図3の矢印X方向)における後部位置に、その両端部が側面板22、22の各々に接続された架橋補強板(以下、単に「補強板」という。)21が設けられている。
【0025】
そして、このユニット保持体20には、前方位置に、主として現像ユニット群62の着脱のための着脱用開口(以下、「前面開口」という。)28が形成されていると共に、上部位置に、一次転写ユニット63の着脱のための着脱用開口(以下、「天面開口」という。)29が形成されている。
【0026】
また、天面板23と底面板24の平板部24Aとの間に形成される空間を、上下方向に区画するよう、それぞれ側面板22、22に両端が接続された4枚の仕切板25a、25b、25c、25dが各々天面板23と平板部24Aとに平行な状態で設けられている。
ここで、各仕切板25a、25b、25c、25dには、図3において上から順に、現像ユニット62Y、現像ユニット62M、現像ユニット62C、現像ユニット62Kが配置される(図2参照)。
【0027】
このユニット保持体20の側面板22、22の内面には、前後方向に伸び、4つの感光体ユニット61Y、61M、61C、61Kの着脱および保持に用いられる第1のユニット挿入用ガイド25Y、25M、25C、25Kと、上下方向に伸び、一次転写ユニット63の着脱および保持に用いられる第2のユニット挿入用ガイド26とが設けられている。
従って、第1のユニット挿入用ガイド25Y、25M、25C、25Kの各々によって形成されるガイド路と、第2のユニット挿入用ガイド26によって形成されるガイド路とは直角に交差している状態とされている。
【0028】
第1のユニット挿入用ガイド25Y、25M、25C、25Kの各々は、仕切板25a、25b、25c、25dの各々と対応するレベルに設けられた、側面板22、22の内面において対をなすよう、各々内方に突出するレール状のガイド部材(以下、「ガイドレール部材」ともいう。)によって構成されている(図3では、一方の側面板22のみが示されている。)。
第1のユニット挿入用ガイド25Yに係るガイドレール部材には、当該第1のユニット挿入用ガイド25Yのガイド路が第2のユニット挿入用ガイド26のガイド路と交差する1個所に、当該第2のユニット挿入用ガイド26に係るガイド溝の溝幅hに相当する幅のギャップDが形成されている。この状態は、他の3つの第1のユニット挿入用ガイド25M、25C、25Kについても同様である。
【0029】
この例においては、この第1のユニット挿入用ガイド25Y、25M、25C、25Kの各々は、挿入された感光体ユニット61Y、61M、61C、61Kを所期の装着位置に保持する機能を兼ね備えるものである。
【0030】
第2のユニット挿入用ガイド26は、側面板22の内側において内方に突出する2つの平行突条によって幅hのガイド溝が形成されたガイド部材(以下、「ガイド溝部材」ともいう。)によって構成されている。
第2のユニット挿入用ガイド26に係るガイド溝部材には、当該第2のユニット挿入用ガイド26のガイド路が、第1のユニット挿入用ガイド25Y、25M、25C、25Kの各々のガイド路と交差する個所に係る位置に、同一の幅を有する合計3個のギャップS1、S2、S3が形成されている。
この第2のユニット挿入用ガイド26は、一次転写ユニット63を所期の装着位置に保持する機能を兼ね備えるものである。
【0031】
この例においては、ギャップS1、S2、S3の幅は、溝幅h以上の大きさとされている。
また、第2のユニット挿入用ガイド26に係るガイド溝部材の突出高さは、第1のユニット挿入用ガイド25Y、25M、25C、25Kに係るガイドレール部材の突出高さと同一とされている。
【0032】
一次転写ユニット63には、図4に示すように、ローラ52a、52b、52c、52dおよび圧接用ローラ36Y、36M、36C、36Kを保持するよう、横方向(図4において矢印Y方向)に対向配置された一対の板状体56、56の各々の外面に、2つずつ、合計4つの円柱状のガイドピン57a、57b、58a、58bが突出して設けられている。
【0033】
一方の板状体56に係るガイドピン57a、57bと、他方の板状体56に係るガイドピン58a、58bとは、それにより、一次転写ユニット63がユニット保持体20における対応する第2のユニット挿入ガイド26に沿って上下方向に移動されるよう構成されている。
【0034】
具体的には、ガイドピン57a、57b、58a、58bの各々は、第2のユニット挿入用ガイド26に係る溝幅hと適合した外径を有しており、その突出高さは、第2のユニット挿入用ガイド26に係るガイド溝部材の突出高さと適合した大きさとされている。
【0035】
また、一方の板状体56に設けられているガイドピン57a、57bの離間距離は、ギャップS1、S2、S3間のそれぞれの離間距離と一致しない状態とされる。従って、ガイドピン57a、57bの両方が第2のユニット挿入用ガイド26に案内されている状態において、一方のガイドピンが或る間隙と一致するときには、他方のガイドピンが常に他の或る間隙とは不一致となり、同時に一致することがない状態とされている。
このことは、他方の板状体56設けられているガイドピン58a、58bの離間距離についても同様である。
【0036】
この例においては、感光体ユニット61Y、61M、61C、61K、現像ユニット62Y、61M、62C、62Kおよび一次転写ユニット63の各々が、後述するユニット保持体20から各機能ユニットを引き出す場合と逆の要領によって画像形成装置本体と分離した状態のユニット担持体20に装着された後、このユニット保持体20を画像形成装置本体に装着することにより、カラー画像形成装置の組み立てが行われる。
【0037】
そして、感光体ユニット61Y、61M、61C、61K、一次転写ユニット63および現像ユニット62Y、62M、62C、62Kの各々は、ユニット保持体20に保持された状態で図1において紙面に垂直な方向に引き出され、例えばこのユニット保持体20が画像形成装置本体と分離された後、更に、当該ユニット保持体20から取り出されることにより、画像形成装置本体から取り外されることとなる。
【0038】
一次転写ユニット63は、ガイドピン57a、57b、58a、58bと、第2のユニット挿入ガイド26とに規制された状態で当該第2のユニット挿入ガイド26に沿って垂直方向(図2における矢印A方向)に移動されることにより、ユニット保持体20の天面開口29から外方に引き出される。
【0039】
現像ユニット62Yは、仕切板25aに沿って水平方向(図2における矢印B方向)に移動されることにより、ユニット保持体20の前面開口28から外方に引き出される。
また、他の現像ユニット62M、62C、62Kの各々も、上記の現像ユニット62Yと同様に、仕切板25b、25c、25dの各々に沿って水平方向に移動されることによりユニット保持体20の外方に引き出される。
【0040】
以上のように、一次転写ユニット63および現像ユニット62Y、62M、62C、62Kの各々は、各々近接する着脱用開口を介して各々直接的にユニット保持体20から取り出すことができるが、感光体ユニット61Yは、通常、現像ユニット62Yがユニット保持体20の外方に引き出された後、第1のユニット挿入用ガイド25Yに沿って水平方向に移動され、続いて仕切板25aに沿って水平方向に移動されることにより、ユニット保持体20の前面開口28から外方に引き出される。
また、他の感光ユニット61M、61C、61Kの各々も、上記の感光ユニット61Yと同様に、第1のユニット挿入用ガイド25M、25C、25Kの各々および仕切板25b、25c、25dの各々に沿って水平方向に移動されることによりユニット保持体20の外方に引き出される。
【0041】
このように、一次転写ユニット63のユニット保持体20に対する着脱方向(Z方向)と、感光体ユニット61Y、61M、61C、61Kの当該ユニット保持体20に対する着脱方向(X方向)とは、これらの移動を規制する第2のユニット挿入用ガイド26に係るガイド路と第1のユニット挿入用ガイド25Y、25M、25C、25Kに係るガイド路を直交させて配置したことにより、必然的に互いに直交する方向となる。
また、現像ユニット62Y、62M、62C、62Kのユニット保持体20に対する着脱方向(X方向)は、この移動を規制する仕切板25a、25b、25c、25dと第2のユニット挿入用ガイド26とを直交させて配置したことにより、一次転写ユニット63のユニット保持体20に対する着脱方向(Z方向)と、必然的に直交する方向となる。
【0042】
以上のようなカラー画像形成装置によれば、ユニット保持体20において、一次転写ユニット63の着脱方向に対して、他の8個の機能ユニット、具体的には、感光体ユニット61Y、61M、61C、61Kおよび現像ユニット62Y、62M、62C、62Kの着脱方向がいずれも直交する方向とされていることにより、当該ユニット保持体20は、前面開口28と天面開口29との合計2個の着脱用開口を有するものであっても、当該前面開口28の径方向に伸びる補強板21を設けることが可能であることから、この補強板21の補強部材としての作用により、必要な強度が得られ、合計9個の機能ユニットを安全に安定して保持することができる。しかも、感光体ユニット61Y、61M、61C、61K、現像ユニット62Y、62M、62C、62Kおよび一次転写ユニット63の各々を、2個の着脱用開口を用いることにより、簡単な操作でユニット保持体20に対して着脱することができるため、各機能部分について、優れたメンテナンスの作業性が得られる。
【0043】
また、一次転写ユニット63が、ユニット担持体20に対する着脱に際して、その寸法が長尺である垂直方向に移動させられるため、水平方向(X方向)に移動させることによって着脱が行われる場合に比して、必要とされる着脱用開口の大きさを小さくすることができ、これにより、ユニット保持体20に天面板23を設けて、これにユニット保持体20における一次転写ユニット63の着脱に用いられる天面開口29を形成することにより、ユニット保持体20の機械的強度をより高くすることができる。
【0044】
また、第1のユニット挿入用ガイド25Y、25M、25C、25Kの各々に係るガイドレール部材と、第2のユニット挿入用ガイド26に係るガイド溝部材とには、各々、第1のユニット挿入用ガイド25Y、25M、25C、25Kと、当該第2のユニット挿入用ガイド26のガイド路との交差する位置においてギャップDおよびギャップS1、S2、S3が形成されているため、必要なガイド路を形成しながら、ユニット保持体20の小型化を達成することができる。
【0045】
第2のユニット挿入用ガイド26、26がガイド溝を有するものであり、このガイド溝によって案内されるガイドピン57a、57b、58a、58bが一次転写ユニット63に設けられていることから、当該一次転写ユニット63は、例えばガイドピン57a、57bの両方が第2のユニット挿入用ガイド26に案内されている状態において、ギャップS1、S2、S3によって第2のユニット挿入用ガイド26から外れることなく移動することとなるため、当該一次転写ユニット63が他の機能部分と接触し、相互に損傷することを防ぐことができる。
また、一次転写ユニット63は、ユニット保持体20装着された状態にある場合にも、第2のユニット挿入用ガイド26とガイドピン57a、57b、58a、58bとの相互作用によって所期の姿勢を確実に保つことができる。
【0046】
本発明の画像形成装置においては、種々の変更を加えることができる。
例えば、ガイドピンは、その形状が円柱状に限定されるものではなく、ユニット挿入用ガイドに形成されたギャップにおいて外れない寸法を有するものであってもよい。この場合には、ガイドピンがユニット挿入用ガイドに係るガイド溝によって案内されているいかなる場合にも、当該ユニット挿入用ガイドから外れることがないため、高い着脱安定性を得ることができる。
【0047】
機能ユニットは、感光体ユニット、現像ユニット、一次転写ユニットに限定されるものではなく、例えば上記のカラー画像形成装置においては、例えば現像ユニットに代えて、各々現像装置30Y、30M、30C、30Kを構成する4つの現像器34Y、34M、34C、34Kよりなる現像器ユニットと、4つの帯電器32Y、32M、32C、32Kよりなる帯電器ユニットとを形成してもよい。
【0048】
ユニット保持体20内には、当該ユニット保持体20が十分に高い機械的強度を有するものであることから、例えば各々現像装置30Y、30M、30C、30Kを構成する像露光部33Y、33M、33C、33Kなどの種々の機能部分を保持させることもできる。
【0049】
以上において、本発明の画像形成装置を、中間転写ベルトを備えた場合について説明したが、当該画像形成装置は、これに限定されるものではなく、例えば、中間転写ベルトに代えてトナー像が転写される記録材を担持するためのエンドレスベルトよりなるシート材搬送ベルトを備えたものであってもよい。このような記録材搬送ベルトを備えたカラー画像形成装置によっても、優れたメンテナンスの作業性を得ることができる。
また、本発明の画像形成装置は、カラー画像形成装置に限定されるものではなく、モノクロ画像を専用に形成するモノクロ画像形成装置であってもよい。
【0050】
【発明の効果】
本発明の画像形成装置によれは、ユニット保持体に着脱可能な少なくとも2個の機能ユニットについて、一方の機能ユニットの着脱方向が、他方の機能ユニットの着脱方向と交差する方向とされていることにより、当該ユニット保持体においては、着脱用開口の径方向に伸びる補強部材を配設することが可能となり、その結果、複数の機能ユニットを安全に安定して保持させることができると共に、必要なガイド路を形成しながら、ユニット担持体の小型化を達成でき、ユニット保持体に対する各機能ユニットの着脱を簡単な操作で行うことができるため、各機能部分について、優れたメンテナンスの作業性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー画像形成装置の構成の一例を示す説明図である。
【図2】図1の画像形成装置における機能ユニットを保持した状態のユニット保持体を示す説明図である。
【図3】図1のカラー画像形成装置のユニット保持体を示す説明用斜視図である。
【図4】図1のカラー画像形成装置の機能ユニットの1種である一次転写ユニットを示す説明用斜視図である。
【符号の説明】
11 画像読取部
15 排出口
18a、18b、18c シートカセット
20 ユニット保持体
21 架橋補強板
22 側面板
23 天面板
24 底面板
24A 平板部
24B 傾斜板部
25Y、25M、25C、25K 第1のユニット挿入用ガイド
25a、25b、25c、25d 仕切板
26 第2のユニット挿入用ガイド
28、29 着脱用開口
30Y、30M、30C、30K 現像装置
31Y、31M、31C、31K 感光体
32Y、32M、32C、32K 帯電器
33Y、33M、33C、33K 像露光部
34Y、34M、34C、34K 現像器
35Y、35M、35C、35K 一次転写部
36Y、36M、36C、36K 圧接用ローラ
37Y、37M、37C、37K 感光体用クリーニング部
39 二次転写部
40 定着装置
41 加熱ローラ
42 加圧ローラ
51 中間転写ベルト
52a、52b、52c、52d ローラ
54 中間ベルト用クリーニング部
56 板状体
57a、57b、58a、58b ガイドピン
61 感光体ユニット群
61Y、61M、61C、61K 感光体ユニット
62 現像ユニット群
62Y、62M、62C、62K 現像ユニット
63 一次転写ユニット
D、S1、S2、S3 ギャップ

Claims (5)

  1. 可視画像を形成するための少なくとも2個の機能ユニットを保持するユニット保持体が画像形成装置本体に着脱自在に装着されてなる画像形成装置において、
    前記2個の機能ユニットの各々は、前記ユニット保持体の着脱用開口を介して着脱可能に保持されており、
    当該2個の機能ユニットのうちの一方の機能ユニットの着脱方向を垂直方向とし、他方の機能ユニットの着脱方向を水平方向とすると共に、
    当該2個の機能ユニットのうちの一方の機能ユニットの着脱方向が、他方の機能ユニットの着脱方向と交差する方向とされ
    前記2個の機能ユニットの各々は、ユニット保持体に設けられているユニット挿入用ガイドに沿って着脱され、
    前記2個の機能ユニットにおける一方のユニット挿入用ガイドが他方のユニット挿入用ガイドと交差し、
    少なくとも一方の前記ユニット挿入用ガイドが、ガイド溝を有するガイド部材によって形成され、
    前記2個の機能ユニットに係る2つのユニット挿入用ガイドの少なくとも一方には、その交差点において、他のユニット挿入用ガイドに係るギャップが形成されており、
    一のユニット挿入ガイドには2以上の前記ギャップが形成され、当該ユニット挿入用ガイドに係る機能ユニットは、前記ガイド溝によって案内され、前記ギャップの2つと同時に一致しないように形成されている2つのガイドピンを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. ユニット保持体において、着脱用開口の径方向に伸びる補強部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記2個の機能ユニットが、各々の表面にトナー像が形成される感光体を含む感光体ユニット、この感光体ユニットの各々の感光体にトナー像を形成するための現像器を含む現像ユニット、並びに、感光体に形成されたトナー像を転写して担持するためのエンドレスベルトよりなる中間転写ベルトを含む一次転写ユニットのうちの2つであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. ユニット担持体において、一次転写ユニットが、その寸法が長尺である方向に移動されることによって着脱されると共に、当該一次転写ユニットの着脱方向が、現像ユニットおよび感光体ユニットの一方または両方のユニットの着脱方向と交差する方向とされていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. ユニット保持体に感光体ユニットが装着された状態において、現像ユニットが着脱自在に装着されることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の画像形成装置。
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