JP4021886B2 - 垂直磁気記録用磁気ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

垂直磁気記録用磁気ヘッド及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、垂直磁気記録方式の磁気記録装置に用いられる垂直磁気記録用磁気ヘッド及びその製造方法に関する。
磁気記録装置としては、ハードディスク等の記録媒体に、記録面の面内方向の信号磁界を記録する面内記録方式のものが既に広く普及しているが、記録密度の更なる高密度化を実現するために、記録面と直交する方向の信号磁界を記録する垂直記録方式の磁気記録装置が注目されている。垂直記録方式によれば、高い線記録密度を確保可能な上、記録済みの記録媒体が熱揺らぎの影響を受けにくいという利点がある。
垂直磁気記録用磁気ヘッドには、記録動作を行ったときに、記録対象となるトラックの延在方向に対する磁気ヘッドの傾き(スキュー)に起因して、記録対象のトラックに隣接するトラックが上書きされてしまう、いわゆるサイドイレーズの発生を抑制すること等が求められるが、このサイドイレーズの発生を抑制することが可能な磁気ヘッドとしては、例えば、記録媒体に対向配置される媒体対向面側に露出する磁極の露出面を、矩形状に代えて台形状としたものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
図25は、台形状の露出面を有する従来の垂直磁気記録用磁極ヘッドの部分構造を示す斜視図である。図25に示す磁気ヘッドの部分構造におけるポール部12aは、記録媒体の記録面に対向配置される媒体対向面側に露出する露出面12Sを有し、この露出面12Sから記録面に向けて磁束が放出されることにより、記録媒体に磁気情報が記録される。
図26は、この従来の磁気ヘッドにおける露出面12Sを示す平面図である。図26に示す露出面12Sは、トレーリング側(記録媒体進行方向下流側)に位置する長辺125をトレーリングエッジとし、リーディング側(記録媒体進行方向上流側)に位置する短辺126をリーディングエッジとする。このような露出面を有する磁気ヘッドを用いて記録動作を行う場合、主に、トレーリングエッジである長辺125近傍に集中する磁束に基づく垂直磁界で記録媒体に信号磁界が記録されると考えられている。
特開2002−197609号公報
しかしながら、上記のような従来の垂直磁気記録用の磁気ヘッドの場合、上記サイドイレーズの問題に関してはある程度改善されるものの、トラック幅の狭小化にともなって、記録された磁気情報の出力特性の点で必ずしも十分でなくなるということが、本発明者による検討の結果明らかとなった。
これは、図26に示す露出面12Sを有する磁気ヘッドで記録動作を行う際、上記したようにトレーリングエッジ直下において信号磁界が記録されるよりも前に、リーディングエッジである短辺126近傍に集中した磁束に基づく垂直磁界によって、記録媒体の磁化状態が先に乱されてしまうことに起因すると、本発明者は考えている。図27に、このような従来の磁気ヘッドで磁気記録された記録媒体における磁化パターンの模式図を示す。図27に示すように、本来信号磁界が記録されるべき幅W(長辺125の長さに相当)の領域91のうち、短辺の長さに相当する幅Wの領域92については磁化が乱されており、磁気記録の読み取り時に出力に寄与することができず、このために読み取り時の出力特性が低下する。特に、記録密度の高密度化にともなって幅Wは狭くなる傾向にあり、上記のような問題が顕在化しやすくなると考えられる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、狭いトラック幅であっても十分な出力特性が得られるように磁気情報の記録が可能な垂直磁気記録用磁気ヘッド及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、記録媒体の記録面に対向配置される媒体対向面を有し、基板上に設けられた磁極から磁束を放出して記録媒体に磁気情報を記録する垂直磁気記録用磁気ヘッドであって、上記磁極は、媒体対向面側に露出する露出面を有する棒状のポール部を含んでなり、この露出面が、基板の主面に対して略並行な底辺と、底辺に対して基板側に位置する二つの斜辺と、からなる三角形状であることを特徴とするものである。
磁極におけるポール部の露出面の形状を、上記のように三角形状とすることによって、従来の磁極の場合のようなリーディング側での磁束の集中が起こりにくくなり、トラック幅を信号磁界の記録に有効に使うことができるため、出力特性を十分なものとすることができる。なお、本発明における三角形状の形状には、各辺同士が鋭角をなすのに代えて、角が取れて滑らかな曲線で連結されているものや、本発明の効果を実質的に失わない程度に各辺が多少湾曲しているようなものも含めることとする。
上記三角形状の露出面における二つの斜辺は、リーディング側での磁束の集中を更に効果的に防止するため、滑らかな曲線からなる曲がり部を介して互いに連結していることが好ましい。さらに、上記曲がり部は、出力特性をさらに高めるため、0.001〜0.01μmの曲率半径を有することがより好ましい。
また、上記三角形状の露出面における二つの底角の大きさは互いに異なっていることが好ましい。これにより、サイドイレーズの発生を防止しながら磁極の露出面の面積を大きくすることができて、オーバーライト特性等の点でさらに有利になる。
本発明はまた、記録媒体の記録面に対向配置される媒体対向面を有し、基板上に設けられた磁極から磁束を放出して記録媒体に磁気情報を記録する垂直磁気記録用磁気ヘッドの製造方法であって、基板の主面に密着する磁性材料層を形成する磁性材料層形成工程と、磁性材料層の一部を除去して、その形状を、基板の主面に密着して対向する二つの支持部と、支持部に挟まれる位置で支持部に支持されて基板の表面から離間し、三角形状の断面を有する棒状のポール部と、を有し、且つ、三角形状の断面が、基板の主面に略並行な底辺と、底辺に対して基板側に位置する二つの斜辺と、を有する形状とするポール部形成工程と、ポール部が形成された磁性材料層を、ポール部の三角形状の断面が媒体対向面側に露出するように研磨する研磨工程と、を備えることを特徴とするものである。
このような工程を備える製造方法を採用することによって、上記のような本発明の垂直磁気記録用磁気ヘッドを効率的かつ確実に得ることができる。上記ポール部形成工程において、ポール部が二つの支持部で支持された状態でポール部の断面形状を成形することによって、容易にその断面を三角形状とすることができる。
上記ポール部形成工程においては、上記三角形状の断面における二つの斜辺を、リーディング側での磁束の集中を更に効果的に防止するため、滑らかな曲線からなる曲がり部を介して互いに連結されるように磁性材料層の一部を除去することが好ましい。さらに、上記曲がり部は、0.001〜0.01μmの曲率半径を有することが好ましい。
また、上記ポール部形成工程においては、上記三角形状の断面における二つの底角の大きさが互いに異なるように磁性材料層の一部を除去することが好ましい。これにより、サイドイレーズの発生を防止しながら磁極の露出面の面積を大きくすることができて、オーバーライト特性等の点でさらに有利になる。
本発明によれば、狭いトラック幅であっても十分な出力特性が得られるように磁気情報の記録が可能な垂直磁気記録用磁気ヘッド及びその製造方法が提供される。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図中、同一又は同等の構成要素には同一の符号を付すこととし、重複する説明は適宜省略する。
図1は、本発明による垂直磁気記録用磁気ヘッドの一実施形態を示す部分断面図である。図1に示す垂直磁気記録用磁気ヘッド1は、その媒体対向面Sが記録媒体5の記録面5aに対向配置されるような位置で磁気情報の記録動作を行う。記録媒体5は、記録面5aを有する記録層51と、記録層51に積層される軟磁性の裏打ち層52とを含んで構成されており、図中Z方向で示す方向に、垂直磁気記録用磁気ヘッド1に対して相対的に進行する。
この垂直磁気記録用磁気ヘッド1においては、図示しない外部回路を通じて薄膜コイル19に電流が流れたときに、薄膜コイル19において磁束が発生し、発生した磁束が主に磁極11に収容され、磁極11の露出面12Sから記録媒体へ向けて放出される。そして、放出された磁束は記録媒体5の記録層51を貫通し、裏打ち層52を経由した後、再び記録層51を通って補助磁極16へ環流される。このとき、露出面12Sから放出された磁束に基づいて記録媒体の表面と直交する方向に記録磁界(垂直磁界)Mが発生し、この記録磁界Mにより記録層51が垂直方向に磁化される。すなわち、記録媒体5に磁気情報が記録される。
垂直磁気記録用磁気ヘッド1は、Al・TiC等のセラミック材料からなる基体40上に、非磁性絶縁材料からなる絶縁層21と、磁気抵抗効果を利用して磁気情報の読み取りを行う再生ヘッド部30と、非磁性絶縁材料からなる分離層22と、垂直記録方式の記録処理を実行する記録ヘッド部10と、非磁性絶縁材料からなるオーバーコート層25とがこの順に積層された構成を有している。なお、絶縁層21、分離層22及びオーバーコート層25を構成する非磁性絶縁材料としては、アルミナ等が挙げられる。
再生ヘッド部30は、絶縁層21に隣接する下部リードシールド層31aと、シールドギャップ膜32と、上部リードシールド層31aとが、この順に積層された構成を有している。シールドギャップ膜32には、再生素子としての磁気抵抗効果素子35が埋設され、磁気抵抗効果素子35の一端面が媒体対向面S側に露出している。磁気抵抗効果素子35は、例えば、巨大磁気抵抗効果(GMR:Giant Magneto−resistive)またはトンネル磁気抵抗効果(TMR:Tunneling Magneto−resistive)などを利用して記録媒体の磁気情報を検知することにより、再生素子として機能する。
下部リードシールド層31a及び上部リードシールド層31bは、ニッケル鉄合金(パーマロイ)等の磁性材料により構成されており、これら上部及び下部リードシールド層によって、磁気抵抗効果素子35は周囲から磁気的に分離されている。下部リードシールド層31a及び上部リードシールド層31bの厚みは、通常約1.0〜2.0μmである。また、非磁性絶縁材料で構成されるシールドギャップ膜32によって、磁気抵抗効果素子35は周囲から電気的に分離されている。
上部リードシールド層31b上には、分離層22を挟んで記録ヘッド部10が設けられている。記録ヘッド部10は、分離層22に隣接する補助磁極16と、薄膜コイル19が埋設されたギャップ層18と、磁極10と、がこの順に積層された構成を有している。磁極11と補助磁極16とは、ギャップ層18の開口180に充填され磁性材料からなる連結部17を介して磁気的に接続されている。なお、分離層22を設けることなく、補助磁極16が上部リードシールド層31bを兼ねるような構成としてもよい。
ギャップ層18は、3つのギャップ層部分18a、18b及び18cで構成される。ギャップ層部分18aは補助磁極16に隣接して設けられ、ギャップ層部分18a上には、開口180を中心としてスパイラル状に巻回する巻線構造をなす薄膜コイル19が設けられている。ギャップ層部分18bは薄膜コイル19の各巻線間よびその周辺領域を覆うように設けられており、更に、ギャップ層部分18cが、ギャップ層部分18bを覆うとともに、開口180を形成している。
ギャップ層部分18a及び18cは、アルミナ、酸化ケイ素等の非磁性絶縁材料で構成される。ギャップ層部分18aの厚さは通常約0.1〜1.0μmであり、ギャップ層部分18cの厚さは、ギャップ層部分18aの厚さよりも大きくなっている。ギャップ層部分18bは、感光性樹脂の硬化物やスピンオングラス(SOG)等の非磁性絶縁材料で構成される。
ギャップ層18中に埋設される薄膜コイル19は、通電により記録用の磁束を発生させるためのものであり、例えば、銅などの導電性材料により構成されている。なお、図1では、薄膜コイル19を構成する複数の巻線のうちの一部のみを示している。
磁極11は、ギャップ層18に隣接して設けられている。すなわち、磁極11は、基体40、再生ヘッド部30、分離層22、補助磁極16、薄膜コイル19が埋設されたギャップ層18及び連結部17からなる積層体全体を基板として、この基板の主面に隣接して設けられている。このように、磁極11は、非磁性材料からなる層を最外層として有する基板の主面上に設けられることが好ましい。
磁極11は、薄膜コイル19に通電することにより発生した磁束を収容し、その磁束を記録媒体に向けて放出する。磁極11は、媒体対向面S側に露出する露出面12Sを有する磁束放出部12と、磁束放出部12のうち媒体対向面Sと反対側の部分を周囲から覆うとともに連結部17と磁気的に接続されるように形成されるヨーク部15と、を含んで構成されている。
磁束放出部12及びヨーク部15は、ともに磁性材料からなるが、磁束放出部12は、ヨーク部15よりも飽和磁束密度が大きい磁性材料で構成されることが好ましい。
磁束放出部12を構成する軟磁性材料としては、例えば、鉄及び窒素を含む材料や、鉄、ジルコニア及び酸素を含む材料や、鉄及びニッケルを含む材料などが挙げられる。より具体的には、例えば、パーマロイ(Ni:45%,Fe:55%)、窒化鉄(FeN)、鉄コバルト合金、並びに鉄を含む合金であるFeM及びFeCoM(Mはニッケル、窒素、炭素、ホウ素、珪素、アルミニウム、チタン、ジルコニア、ハフニウム、モリブデン、タンタル、ニオブ及び銅からなる群より選ばれる少なくとも1種)等で磁束放出部12を構成することができる。
一方、ヨーク部15は、磁束の収容部分として機能するものであり、耐食性に優れる材料で構成されることが好ましい。具体的には、例えば、磁束放出部12と同様の成分で構成される合金であって、鉄の含有率が磁束放出部12よりも小さいものを好適に用いることができる。また、ヨーク部15の厚さは通常約1.0〜2.0μmであり、媒体対向面から1.5μm以上磁気ヘッド内部に後退した位置にその一端面を有する。
図2は、磁束放出部12を示す斜視図である。磁束放出部12は、媒体対向面S側に露出する露出面12Sを有する棒状のポール部12aと、ポール部12aの露出面12Sと反対側に設けられる支持部12bと、支持部12bに隣接して設けられ磁性材料からなるシード層13と、で構成される。支持部12bの厚さは通常約0.1〜1.0μmである。シード層13は、磁束放出部12をめっき法で形成するために使用される層であり、通常、磁束放出部12と同様の磁性材料で構成される。
図3は、露出面12Sの好適な実施形態を示す平面図である。図3中、(a)の露出面12Sは、記録媒体5の垂直磁気記録用磁気ヘッド1に対する相対的な進行方向(図中Z方向)に略直交し、上記基板の主面に略平行(図中X軸方向)なトレーリングエッジとしての底辺120と、この底辺に対してリーディング側(記録媒体5の進行方向上流側)である上記基板側に位置する二つの斜辺121,122と、を有する二等辺三角形状の形状をなしている。この露出面12Sの場合、主として、トレーリング側(記録媒体5の進行方向下流側)に位置するトレーリングエッジとしての底辺120近傍に集中した磁束に基づく垂直磁界で記録媒体5に信号磁界が記録される。このような形状の露出面であれば、底辺120よりもリーディング側での磁束の集中が起こりにくく、底辺120の幅Wの全長を有効に使って磁気記録を行うことができ、その結果、記録された磁気情報を読み取るときの出力特性が高められる。
図3中、(b)の露出面12Sは、二つの底角の大きさが互いに異なる三角形状の形状をなしている。露出面12Sをこのような左右非対称な形状とすることで、いわゆるスキューに基づくサイドイレーズの発生を抑制しながら露出面の断面積を大きくすることが可能であり、オーバーライト特性をさらに高めることができる。具体的には、(b)の露出面12Sにおける二つの底角の比は、1:0.83〜1:1.28(但し、1:1は除く)の範囲内であることが好ましい。
図3中、(c)の露出面12Sは、二つの斜辺121,122が、滑らかな曲線からなる曲がり部Cを介して互いに連結した三角形状の形状をなしている。このように、露出面12Sの頂角部分が鋭角でなく滑らかな曲線で連結されることによって、底辺120よりもリーディング側での磁束の集中を更に効果的に抑制することができる。曲がり部Cは、曲率半径を有する円弧状の曲線からなることが好ましく、また、その曲率半径は0.001〜0.01μmであることが好ましい。さらに、この場合も、オーバーライト特性の点から、(d)の露出面12Sのように、二つの底角の大きさが互いに異なっていることがより好ましい。
図1に示す垂直記録用磁気ヘッド1における補助磁極16は、磁極11から放出された磁束を記録媒体5を経由して環流させるものである。補助磁極16は、パーマロイなどの磁性材料で構成されており、その厚さは通常約1.0〜2.0μmである。また、連結部17は、補助磁極16と磁極11との間を磁気的に連結させるためのものであり、パーマロイ等の磁性材料により構成される。
以上のような構成を有する垂直磁気記録用磁気ヘッド1は、例えば、以下に説明するような製造方法を採用して製造することができる。なお、各層はスパッタリング、CVD等の従来公知の成膜方法を適宜採用して、形成することができる。
まず、基体40上に絶縁層21を形成し、絶縁層21上に、下部リードシールド層31aと、磁気抵抗効果素子35を埋設したシールドギャップ膜32と、上部リードシールド層31bとをこの順に積層して、再生ヘッド部30を形成し、更に、再生ヘッド部30上に分離層22を形成する。
続いて、分離層22上に補助磁極16を形成し、薄膜コイル19を埋設したギャップ層18と、ギャップ層18の開口180を充填する連結部17と、を形成する。
次に、基体40、再生ヘッド部30、分離層22、補助磁極16、薄膜コイル19が埋設されたギャップ層18及び連結部17からなる積層体全体を基板として、この基板の補助磁極16と反対側の主面におけるギャップ層18表面の所定の領域に、上述したようなポール部12a等を有する形状の磁束放出部12を形成する。磁束放出部12は、例えば、以下に説明するような、磁性材料層形成工程及びポール部形成工程を備える第一及び第二の方法を採用して形成することができる。
図4〜図9は、それぞれ、磁束放出部12を形成する第一の方法を説明するための部分断面図である。なお、図4〜図9に示す部分断面図は、加工後に磁束放出部12のポール部12aとなる部分及びその近傍の断面を表す。
第一の方法においては、まず、図4に示すように、基板を構成するギャップ層部分18cの表面に密着するシード層13を形成し、その上に、フォトリソグラフィ処理により所定のパターンの溝60Dが形成されたフォトレジスト膜60を形成する。フォトレジスト膜60を構成するフォトレジストとしては、化学増幅型のフォトレジスト等を好適に用いることができる。
そして、フォトレジスト膜60を加熱して流動させることにより、図5に示すように溝60Dの壁面を傾斜させ、シード層13表面から離れるにしたがって溝60Dの幅が広がるようにする。このときの加熱温度は、フォトレジスト膜60を構成するフォトレジストのガラス転移温度以上が好ましく、具体的には、110〜150℃で、10〜60分程度加熱するのが好ましい。なお、加熱により壁面を傾斜させるのに代えて、フォトリソグラフィー処理後に加熱流動させなくても溝60Dの壁面の傾斜が生じるようなフォトレジストを適用してもよい。次に、壁面が傾斜した溝60Dを埋めるように、シード層13上に、めっき処理によりめっき層14を成長させた(図6)後、フォトレジスト膜60をアセトン等の有機溶剤に溶解させる等して除去してから(図7)、更に、露出しているシード層13を第2塩化鉄(FeCl)50%水溶液を用いたウェットエッチング等により除去する(図8)。この除去はドライエッチングで行ってもよい。ここまでの工程で、基板の主面に密着し、シード層13及びめっき層14からなる所定のパターンの磁性材料層12が形成される(磁性材料層形成工程)。
続いて、磁性材料層12の一部をエッチングにより除去して、図9に示すように、断面が三角形状の棒状のポール部12aを形成する(ポール部形成工程)。ポール部12aの断面を三角形状の形状とするために、ポール部12aが基板の表面から離間するまでエッチングを行う。このときのエッチングは、アルゴンイオン雰囲気下でのイオンミリング等のドライエッチングが好ましいが、ウェットエッチングでもよい。また、三角形状の断面を、斜辺同士が滑らかな曲線からなる曲がり部で連結された形状とするためには、更に、ウェットエッチングで頂角部分を加工することが好ましいが、頂角部分をイオンミリング等のドライエッチングで処理した後にウェットエッチングを行ってもよい。イオンミリングで処理する場合には、イオンミリングの終了寸前に、ミリング角度(イオンの進行方向と基板主面との角度)を小さくして、イオンが進行する方向を基板主面と平行に近くなるようにすることで、曲がり部を形成することができる。
図10は、ポール部形成工程後、形成された磁束放出部12を示す斜視図である。この段階で、ポール部12aは、ギャップ層部分18cを最表層とする基板の主面に密着して対向する二つの支持部12b及び12cの間に挟まれる位置で、これら支持部に支持されて基板の表面から離間している。二つの支持部12b及び12cで支持されることによって、ミリング中のポール部12aの折損等も十分に防止され、磁性材料層12を安定して三角形状の断面に加工することができる。
次に、ポール部12aとギャップ層部分18cとの間の空間も含めて、磁束放出部12全体を覆うように非磁性絶縁材料層26を形成(図11)してから、CMP法等により研磨してその表面を平坦化する(図12)。
磁束放出部12は、以上のような第一の方法に代えて、以下のような第二の方法で形成してもよい。図13〜図24は、それぞれ、磁束放出部11を形成する第二の方法を説明するための部分断面図である。
まず、図13に示すように、上述した第一の方法におけるのと同様の基板上に形成したフォトレジスト膜60の上に、所定のパターン形状を有するマスク80を配置する。マスク80は、幅Wの第一のフレーム部81と、幅Wの第二のフレーム部82とを有し、WはWよりも大きい。そして、フォトリソグラフィ処理(露光及び現像)によりフォトレジスト膜60をパターニングし、幅がWのフォトレジスト膜部分61と、幅がWのフォトレジスト膜部分62により形成された溝60Dが設けられたパターンを形成する(図14)。
更に、フォトレジスト膜60を加熱して流動させることにより、溝60Dの壁面61W及び62Wを傾斜させる(図15)。加熱は第一の方法の説明において述べたのと同様な条件で行うことが好ましい。このとき、相対的に大きな幅Wを有するフォトレジスト膜部分61のほうが、より小さな幅Wを有するフォトレジスト膜部分62よりも流動性が大きいために、壁面61Wのほうが壁面62Wよりも大きく傾斜する。これにより、溝の断面形状を非対称とすることができる。この非対称性に基づいて、後の工程で形成されるポール部12aの三角形状の断面において、二つの底角の大きさを互いに異なるものとすることができる。このように、露光の際に用いるフレームの幅を調整することにより、幅が互いに異なるフォトレジスト膜で溝を形成し、該フォトレジスト膜を加熱して溝の壁面を傾斜させることによって、ポール部12aの断面を、容易に二つの底角が互いに異なる非対称な三角形状とすることができる点で、この第二の方法は、上記第一の方法よりも有利である。
続いて、めっき処理により溝60D内にめっき層14を成長させてから(図16)、フォトレジスト膜60を除去し(図17)、更に、シード層13のうち露出している部分をウェットエッチング等のエッチングにより除去する(図18)。そして、シード層13及びめっき層14からなる磁性材料層12を覆うようにフォトレジスト膜65を塗布し、磁性材料層12のうち磁束放出部12として残す部分及びその近傍領域をマスクするマスク80を配置して(図19)、磁性材料層12の一部を覆って保護するフォトレジスト膜65が残るようにフォトレジスト膜65を露光及び現像によりパターニングする(図20)。そして、フォトレジスト膜65で保護されていない不要な磁性材料層及びシード層をウェットエッチング等のエッチングにより除去する(図21)。ここまでの工程で、基板の主面に密着し、シード層13及びめっき層14からなる所定のパターンの磁性材料層12が形成される(磁性材料層形成工程)。
続いて、磁性材料層12の一部をアルゴンイオン雰囲気下でのイオンミリング等のエッチングにより除去して、二つの底角の大きさが互いに異なる三角形状の断面を有する棒状のポール部12aを形成する(ポール部形成工程)。このとき、ポール部12aは、上述の第一の方法の場合と同様、基板の主面に密着する二つの支持部12b、12cに支持されている。
さらに、第一の方法の場合と同様に、ポール部12aとギャップ層部分18cとの間の空間も含めて、磁束放出部12全体を覆うようにアルミナ等からなる非磁性絶縁材料層26を形成(図23)してから、CMP法等により研磨してその表面を平坦化する(図24)。
以上説明したような第一又は第二の方法等によって、ポール部12aを有する磁束放出部(磁性材料層)12を形成してから、支持部12bのうちポール部12aと反対側の一部と、ギャップ層部分18cの一部と、連結部17とを覆って、磁束放出部12と連結部17とが磁気的に接続されるように、磁性材料からなるヨーク部15を形成する。そして、記録ヘッド部10全体を覆うように、アルミナ等の非磁性絶縁材料からなるオーバーコート層25を形成する。
以上のようにして得た積層体全体を、磁束放出部12の支持部12cの側からCMP法等により研磨して、媒体対向面Sを形成するとともに、ポール部12aの三角形状の断面を露出面12Sとして媒体対向面S側に露出させて(研磨工程)、垂直磁気記録用磁気ヘッド1が完成する。
ここで、本発明による垂直磁気記録用磁気ヘッドは、以上説明したような実施形態に限定されないことは言うまでも無い。例えば、磁束放出部と別にヨーク部を設けるのに代えて、磁束放出部の支持部をヨーク部として機能させてもよい。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明をより具体的に説明する。但し、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
図1に示す垂直磁気記録用磁気ヘッド1における記録ヘッド部10と同様の構成の記録ヘッドを有し、ポール部の露出面が、図3の(a)に示すのと同様の二等辺三角形状であり、トレーリングエッジとしての底辺の長さWが0.15μm、高さHが0.15μmである磁気ヘッド作製し、作製した磁気ヘッドを用いて以下の条件で垂直磁気記録用磁気媒体に磁気情報を記録した。
・記録媒体:2.5インチ径 垂直磁気記録用磁気記録媒体(Hc=4000Oe)
・記録密度:80GB/メディア
・トラックピッチ:0.19μm
・書き込み電流:35mA
そして、記録された磁気情報を、スピンバルブGMRヘッドを用いて読み出したときの読み取り出力を、読み取り電流を3mAとして測定した。同様にして作製した100個の記録磁気ヘッドについて、このような測定を行った。表1にはその平均の値を示す。
(実施例2)
ポール部の露出面を、図3の(c)に示すのと同様の三角形状で、二つの斜辺を連結する曲がり部の曲率半径が0.0025μmである形状とした他は、実施例1と同様にして磁気情報の記録及び読み取り出力の測定を行った。
(実施例3)
ポール部の露出面を、図3の(c)に示すのと同様の三角形状で、二つの斜辺を連結する曲がり部の曲率半径が0.0050μmである形状とした他は、実施例1と同様にして磁気情報の記録及び読み取り出力の測定を行った。
(実施例4)
ポール部の露出面を、図3の(c)に示すのと同様の三角形状で、二つの斜辺を連結する曲がり部の曲率半径が0.0100μmである形状とした他は、実施例1と同様にして磁気情報の記録及び読み取り出力の測定を行った。なお、露出面の面積の違いによる読み取り出力への影響を考慮して、露出面の高さHを0.19μmとして、実施例1〜3における露出面の面積と同等となるようにした。
(実施例5)
ポール部の露出面を、図3の(c)に示すのと同様の三角形状で、二つの斜辺を連結する曲がり部の曲率半径が0.0150μmである形状とした他は、実施例1と同様にして磁気情報の記録及び読み取り出力の測定を行った。なお、露出面の面積の違いによる読み取り出力への影響を考慮して、露出面の高さHを0.19μmとして、実施例1〜3における露出面の面積と同等となるようにした。
(比較例1)
ポール部の露出面を、図26に示すのと同様の台形状で、トレーリングエッジとしての長辺の長さWが0.15μm、リーディングエッジとしての短辺の長さWが0.10μm、高さHが0.15μmの台形状とした他は、実施例1と同様にして、磁気情報の記録及び読み取り出力の測定を行った。なお、露出面の面積の違いによる読み取り出力への影響を考慮して、露出面の高さHを0.15μmとして、実施例1〜3における露出面の面積と同等となるようにした。
(比較例2)
ポール部の露出面を、図26に示すのと同様の台形状で、トレーリングエッジとしての長辺の長さWが0.15μm、リーディングエッジとしての短辺の長さWが0.05μm、高さHが0.12μmの台形状とした他は、実施例1と同様にして、磁気情報の記録及び読み取り出力の測定を行った。なお、露出面の面積の違いによる読み取り出力への影響を考慮して、露出面の高さHを0.12μmとして、実施例1〜3における露出面の面積と同等となるようにした。
Figure 0004021886
表1に示すように、三角形状の露出面を有する磁極を用いた実施例1〜5によれば、台形状の露出面を有する磁極を用いた比較例1、2と比較して明らかに大きな読み取り出力を示した。したがって、本発明によれば、十分な出力特性が得られるように磁気情報の記録が可能な垂直磁気記録用磁気ヘッドが提供されることが確認された。また、実施例5のように、2つの斜辺を連結する曲がり部の曲率半径が0.01μmを超えると、0.01μm以内の場合と比較して読み取り出力が相対的に小さくなる傾向にあった。
本発明による垂直磁気記録用磁気ヘッドの一実施形態を示す断面図である。 図1に示す垂直磁気記録用磁気ヘッドにおける磁束放出部を示す斜視図である。 ポール部の露出面の形状を示す平面図である。 磁束放出部を形成する第一の方法を説明するための部分断面図である。 磁束放出部を形成する第一の方法を説明するための部分断面図である。 磁束放出部を形成する第一の方法を説明するための部分断面図である。 磁束放出部を形成する第一の方法を説明するための部分断面図である。 磁束放出部を形成する第一の方法を説明するための部分断面図である。 磁束放出部を形成する第一の方法を説明するための部分断面図である。 ポール部形成工程後の磁束放出部を示す斜視図である。 磁束放出部を形成する第一の方法を説明するための部分断面図である。 磁束放出部を形成する第一の方法を説明するための部分断面図である。 磁束放出部を形成する第二の方法を説明するための部分断面図である。 磁束放出部を形成する第二の方法を説明するための部分断面図である。 磁束放出部を形成する第二の方法を説明するための部分断面図である。 磁束放出部を形成する第二の方法を説明するための部分断面図である。 磁束放出部を形成する第二の方法を説明するための部分断面図である。 磁束放出部を形成する第二の方法を説明するための部分断面図である。 磁束放出部を形成する第二の方法を説明するための部分断面図である。 磁束放出部を形成する第二の方法を説明するための部分断面図である。 磁束放出部を形成する第二の方法を説明するための部分断面図である。 磁束放出部を形成する第二の方法を説明するための部分断面図である。 磁束放出部を形成する第二の方法を説明するための部分断面図である。 磁束放出部を形成する第二の方法を説明するための部分断面図である。 従来の磁気ヘッドにおける磁極の部分構造を示す斜視図である。 従来の磁気ヘッドにおけるポール部の露出面を示す平面図である。 従来の磁気ヘッドを用いて磁気記録された記録媒体における磁気パターンの模式図である。
符号の説明
1…垂直磁気記録用磁気ヘッド、10…記録ヘッド部、11…磁極、12…磁束放出部(磁性材料層)、12a…ポール部、12b…支持部、15…ヨーク部、16…補助磁極、17…連結部、18…ギャップ層、19…薄膜コイル、21…絶縁層、22…分離層、30…再生ヘッド部、40…基体、25…オーバーコート層、60…フォトレジスト膜、S…媒体対向面、11S…露出面、120…底辺、121,122…斜辺、C…曲がり部、5…記録媒体、5a…記録面。

Claims (2)

  1. 記録媒体の記録面に対向配置される媒体対向面を有し、基板上に設けられた磁極から磁束を放出して前記記録媒体に磁気情報を記録する垂直磁気記録用磁気ヘッドであって、
    前記磁極は、前記媒体対向面側に露出する露出面を有する棒状のポール部を含んでなり、前記露出面が、前記基板の主面に対して略並行な底辺と、前記底辺に対して前記基板側に位置する二つの斜辺と、からなる三角形状であり、
    前記三角形状の露出面における二つの斜辺が、滑らかな曲線からなる曲がり部を介して互いに連結しており、前記曲がり部が、0.001〜0.01μmの曲率半径を有する、垂直磁気記録用磁気ヘッドの製造方法であって、
    基板の主面に密着する磁性材料層を形成する磁性材料層形成工程と、
    前記磁性材料層の一部を除去して、その形状を、前記基板の主面に密着して対向する二つの支持部と、前記支持部に挟まれる位置で前記支持部に支持されて前記基板の表面から離間し、三角形状の断面を有する棒状のポール部と、を有し、且つ、前記三角形状の断面が、前記基板の主面に略並行な底辺と、前記底辺に対して前記基板側に位置する二つの斜辺と、を有する形状とするポール部形成工程と、
    前記ポール部が形成された前記磁性材料層を、前記ポール部の三角形状の断面が前記媒体対向面側に露出するように研磨する研磨工程と、を備える垂直磁気記録用磁気ヘッドの製造方法。
  2. 前記ポール部の三角形状の断面における二つの底角の大きさが互いに異なるように前記磁性材料層の一部を除去する、請求項記載の垂直磁気記録用磁気ヘッドの製造方法。
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