JP4021500B2 - 改良されたコネクタシールド及び多目的ストレンリリーフを有する電気コネクタ - Google Patents
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Description
本発明は、一般に電気データコネクタの改良に関するものである。より詳しくは、本発明は、改良されたコネクタ接地シールド及び多目的ストレンリリーフを備えたコンパクトなデータコネクタに係わるものである。
発明の背景
データ/通信技術の分野では、電気信号の形の情報がますます増大する速度で伝送されている。工業界も、情報を、より速いデータ速度で伝送しようとする欲求を持つと同時に、使用ハードウェアを小型化して携帯性と使いやすさを高める必要性を認識している。これらの進歩と歩調を合せるために、このようなハードウェアを接続するための電気ケーブル及び電気コネクタを含む配線技術も著しい変化を受けた。現在は、ずっと小型化され、より高速でデータを伝送できる電気コネクタ及び電気ケーブルを利用することができる。
接続技術の絶えざる進歩にも問題点がない訳でない。電気コネクタに、より高速でのデータ伝送を要求する一方で電気コネクタの小型化を図る場合には、コネクタの隣接部品間のクロストークが、取り組まなければならない要素になる。更に、これらの部品は通常、他の電子部品のごく近傍で用いられるので、個々のコネクタ部品は電磁干渉と無線周波数干渉から遮蔽しなければならない。これらの干渉は、特に高いデータ速度の場合にコネクタの性能レベルに悪影響を及ぼすおそれがある。
Rodriguesらが共通に所有権を有する米国特許第5,538,440号及び第5,564,940号は、この明細書ではまとめて参照されるが、これらの特許は、多心ケーブルの個別的な絶縁心線の成端を備えたコンパクトな電気コネクタを開示している。このコネクタは、絶縁変位コンタクト部を有する複数の電気接点を支える絶縁性コネクタハウジングを含む。このコネクタは又、個々の接点対を隣接する接点対から遮蔽するための内部接点シールドを特徴としている。このシールドは、接点の水平及び垂直方向の遮蔽を確保するために“十文字”形状に直交する水平及び垂直方向の壁を有するダイカスト金属部材である。これらの特許に開示された接点シールドは又、ケーブルと接点シールドとの間の電気的接地の導通性を維持するために、多心ケーブルとの電的的係合用の延伸する接地要素を含む。コネクタのケーブル受電端は又、ケーブルをコネクタに固定する手助けをする2要素ストレンリリーフ装置を備える。このストレンリリーフ装置は、ケーブル・ブレイド(編み組み)の折り返し部分と係合して、ケーブルをコネクタに摩擦保持する。ケーブル・ブレイドと接点シールドとの間の電気的導通性を確立するため、接点シールドの延伸した接地要素と電気的に係合するケーブル・ブレイドとストレンリリーフ装置との間に、別途の金属製接地クリップが配置されている。
上記のように開示されたコネクタの不都合な点の1つは、接点シールドの水平及び垂直方向の壁が、電気接点の絶縁変位コンタクト部までしか延伸していないことである。従って、ケーブル・ブレイドの端部と絶縁変位コンタクトとの間の、多心ケーブルの個々の心線は、遮蔽されないままである。更に、従来のコネクタのストレンリリーフ装置は、一般にケーブルをコネクタに固定する機能を提供するのみである。ケーブルの接地は、通常1つ以上の別途の部品、例えば、ケーブル接地ブレイドと接点シールドとの間のインタフェースとしての接地クリップを使用することによって完全なものになる。これは、コネクタをますます複雑なものにし、そのコストを上げることになる。
従って、電気接点、及びこれと係合する心線の終端の全体的な遮蔽及び個々の遮蔽を確保する電気コネクタを提供することが望ましい。又、ケーブル接地ブレイドとコネクタ接点シールドとの間の電気的導通性を確実なものにするため、コネクタ内の別途部品の必要性を無くすことが望ましい。
発明の概要
本発明は、多心ケーブルの個別心線を成端するための電気コネクタを提供することをその目的とする。
本発明の更なる目的は、コネクタの電気接点、及びこれと係合する多心ケーブルの個別心線を遮蔽するための接点シールドを有する電気コネクタを提供することにある。
本発明の更に別の目的は、多心ケーブルのコネクタへの固定に加えて、コネクタへのケーブルの電気的接地を確保し、それによって、別途部品の必要性を無くす電気接点用ストレンリリーフ装置を提供することにある。
本発明の一態様によれば、改良された電気コネクタは、一般に、後方ケーブル終端を有する電気絶縁性の接点支持部材と、それに支えられた複数の電気接点と、その支持部材を実質的に取り囲む導電性のシールドハウジングとを備える。コネクタは又、接点とシールドとを実質的に密封するためにパチンと嵌り合う2半部の形の電気絶縁性のハウジングを備えることも望ましい。接点は、多心ケーブルの個々の心線に電気的に接続された従来の心線終端部を含む。心線を所定の場所に固定するため、接点支持部材にパチンと嵌まり、接点端部に被さるドレッシングブロック(dressing block)を備えてもよい。接点支持部材の心線支持部に支えられるべき多心ケーブルの分離された個々の心線の長さを考慮するため、接点は接点支持部材上に配置して、終端部が支持部材の終端の前方に離隔されるようにする。接点シールドハウジングは、接点を実質的に取り囲む外壁と、1つ以上の接点を別の接点から物理的に分離するよう配置された1つ以上の内壁とを含む。接点支持部材は、接点シールドハウジングの1つ以上の内壁を収容するため、接点間に1つ以上の長手方向のスロットを有している。従来技術のコネクタとは異なり、接点シールドハウジングの内壁及び外壁は、接点終端部を越えて後方に延在し、接点支持部材の終端に隣接した所で終端する。このように、延伸された接点シールドは、接点を電気的に絶縁するのみならず、シールドハウジング内に配置された接点支持部材の心線支持部に支えられた個々の心線を全長にわたって遮蔽する。この結果、コネクタの“クロストーク”性能の劇的な改善が得られる。
本発明は又、多心ケーブルをコネクタに固定するために、シールドハウジングの終端に隣接して配置された新規なストレンリリーフ装置を備える。このストレンリリーフ装置は、好ましくは金属材料で形成された導電性材料で作られている。ストレンリリーフ装置は、対称的なストレンリリーフ部材から成り、これら部材は係合すると、ハウジングの終端に隣接する、実質的に円形の境界を持つ開口を画定する。この円形境界を持つ開口は、ストレンリリーフ部材が互いに接近するにつれて小さくなり、多心ケーブルの接地ブレイドを摩擦固定し、これと電気的に係合する。ストレンリリーフ部材は、その終端に隣接する接点シールドハウジングの外壁を貫通して延在し、シールドハウジングと電気的に連絡する対向スロット内に収容されることが望ましい。ストレンリリーフ部材は、これとシールドハウジングとの電気的接触を増強するため、1つ以上の盛り上った突出部を有してもよい。このように、従来技術のストレンリリーフ装置とは異なり、本発明の導電性のストレンリリーフ部材は、ケーブル接地ブレイドとコネクタシールドハウジングとの間の接地導通性を提供する。金属部材の強さによって、より薄いストレンリリーフ装置の使用が可能となり、その結果、コネクタの全体的なサイズを縮小することが可能になる。
改良されたコネクタシールドと多目的ストレンリリーフとを有する電気データコネクタの推奨実施例、並びに本発明の別の目的、特徴及び利点は、以下の詳細な説明を添付図面を参照して読めば自ずと明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明により形成された電気コネクタの背面の組立分解斜視図である。
図2は、図1の電気コネクタ正面の組立分解斜視図である。
図3は、組み立てられたときの図1及び2の電気コネクタの断面斜視図である。
図4は、接点を有する接点支持部材の斜視図である。
図5は、多心ケーブルに電気的に接続された接点を有する接点支持部材の斜視図である。
図6a及び6bは、図3の線6−6に沿って切り取られた図3の終端サブアセンプリの断面図である。これらの図は、接点支持部材の後端部とストレンリリーフとが取り除かれており、又、接点シールドの代替実施例を示す。
図7は、ストレンリリーフ部材の推奨実施例の斜視図である。
図8は、ストレンリリーフ部材の代替実施例の斜視図である。
実施例の詳細な説明
図1〜3を参照すると、遮蔽された電気データコネクタ10が組立分解図の形で示されている。コネクタ10は、絶縁性外部ジャケット14、内部接地心線すなわちケーブル・ブレイド16、及びそれを貫通して延在する複数の個々に絶縁された心線18を有する電気ケーブル12を成端するために用いることができる。コネクタ10において、ケーブル12の成端の準備をするため、ジャケット14は一部切り落とし、ケーブル・ブレイト16の一部と、心線18の成端に適した長さの分を剥き出しにする。本発明は、任意の数の心線を有するケーブルを使って利用できることが分かるが、図示している本実施例では、ケーブル12は、個々の心線の4対から成る8心線ケーブルである。
コネクタ10は、外部コネクタハウジング半部20a及び20bを備えるが、これらの半部は組み立てられると、図1〜3に示されるようなプラグの形、またはジャック(図示せず)の形を取り得る。ジャックの場合の組立てられたハウジングは、プラグのハウジングを収容し、かつこれに接続するよう設計される。コネクタハウジング半部20a及び20bは、半部どうしがパチンと嵌り合う係合を実現するため、凹部24と協働的に係合する複数の係止アーム22を含む。ハウジング半部20a及び20bは、ポリエステル等の適当な電気絶縁性を有する任意のプラスチック材料で構成してもよい。コネクタハウジング半部20a及び20bは各々、ケーブル終端26を有するが、このケーブル終端26は組み立てられると、後方に向って開口された円形通路を画定して、ケーブル12がコネクタ10へ入るのを可能にする。
コネクタハウジング半部20a及び20bは、それらの中で、ジャック形状のコネクタの場合もプラグ形状のコネクタの場合も全く同じ終端サブアセンブリ30を支える。終端サブアセンブリ30は、接点支持部材32、複数の電気接点34、複数のドレッシングブロック35、接点シールド58、及びストレンリリーフ装置72を含む。
次に図4及び5を参照すると、接点支持部材32が複数の電気接点34をその上に支えている。接点34の各々は、接続端36と終端38とを有するベリリウム−銅から成る細長い導電性金属部材である。接続端36は、対の片方のジャック又はプラグ・コネクタ内の同様な接点と弾性による電気的な嵌め合わせ係合を行なうために、片持ち梁要素40を備える。終端38は、絶縁変位成端のためにケーブル12の心線18で構成されたブレード(blade)型の絶縁変位コンタクト(IDC)部を含む。図示している本実施例では、接点34は、上部及び下部の列をなして配置されているが、これらの接点は長手方向には一列に並べられ、横方向には離隔されている。下部の列の終端38は、上部の列の終端とは反対方向に延在する。
接点支持部材32は、ポリエステル等の適当な絶縁性プラスチックで構成され、前部配線42と後部配線44とを含む。又、接点支持部材32は、個々に電気絶縁された接点34を支える、上部及び下部プラットフォーム46,47内の接点溝45を含む。接点支持部材32は、接点34のIDC終端38を越えて後部終端44まで後方に延在して心線を支える心線支持部48を備える。心線支持部48は、心線を収容する空間50とドレッシングブロックを収容する空間51とを画定する盛り上った突出部49を有する。
支持部材32は、横方向の接点対34の間に配置された垂直スロット52と、上部及び下部の接点列の間に配置された水平スロット53とを備える。スロット52,53は、支持部材32の前部配線42から心線支持部48を貫通して長手方向に延在し、支持部材32の後端44のちょうど中間点54で終端する。図示のように、支持部材32は、4対の接点を収容するよう設計されているが、支持部材の幅を広くすることによって、又、横方向の各接点対の間に追加の垂直スロットを供給することによって、追加の接点対を収容するよう設計してもよい。
特に図5を参照すると、ケーブル12の心線18は、コネクタ10の組み立てに先立って、支持部材32の接点34に電気的に接続されている。ケーブル12の延在する心線対18は分離され、接点34の終端38と絶縁変位接続をするように配置される。心線18の端部は、ドレッシングブロック35内の収容開口内に配置され、従来の絶縁変位方式で接点34に電気的に接続される。絶縁性のドレッシングブロック35は、心線を所定の場所に固定し、ドレッシングブロックの底部の下に延在する1つ以上の盛り上った突起55を備えて、これが支持部材32の心線支持部48のドレッシングブロック収容空間51にパチンと嵌り込むようにしている。
接点34は、支持部材32のごく近傍に保持されているので、個々の接点対を隣接する接点対から遮蔽し、クロストークの影響を最小限に抑えることが必要になる。図1〜3に戻ると、前もって組み立てられた接点支持部材32を密封する内部接点シールド58が設けられている。シールドハウジング58は、接点支持部材32の周りに摺動可能に差し込む(接点支持部材の前部配線端42の所から被せ始めて)ことができるダイカスト製の導電性部材、例えば金属部材である。接点シールドハウジング58は、グループとしての接点34を遮蔽する役割を果し、更に、接点対を横方向及び垂直方向に互いに遮蔽する役割も果す。接点シールド58は、接点支持部材32とほぼ同じ長さの細長いハウジングであり、配線端60と終端62とを有する。接点シールド58には、上部及び下部のU字形シールドプラットフォーム63a,63bであって、各々が接点シールド58の配線端60に中央壁を有するシールドプラットフォーム63a,63bが含まれる。これらの上部及び下部シールドプラットフォーム63a,63bは、接点34の接続端36間の効果的な垂直方向及び水平方向の遮蔽を確保する。対の片方のコネクタと接続するときは、配線端は互いに180度回転させられる。こうして、対を成すコネクタのU字形シールドプラットフォームは、接点34の接続端36を完全に密封し、それによって、これを遮蔽するはずである。
接点シールド58は、シールドの終端62において外壁66によって画定された密封室65を備える。外壁66は、接点34の終端38に全体的な遮蔽をもたらす。重ねて図6a,6bを参照すると、接点シールド58は更に、密封室65の全長に沿って延在し、シールド58の中間終端62を終端させる垂直方向及び水平方向の内壁68,70を含む。垂直方向内壁68は、横方向の接点対34を分離して遮蔽し、又、水平方向壁70は、上部及び下部の接点列34を分離して遮蔽する。従来技術のコネクタと異なり、接点シールド58の外壁及び内壁は、接点34の終端38を越えて接点支持部材32の心線支持部48まで後方に延在し、又それによって、コネクタハウジング内に配置された心線18の剥き出し対に対する効果的な全体的遮蔽及び個々の遮蔽をもたらす。更に、接点シールド58は、その幅を広くし、追加の水平方向及び/又は垂直方向壁を生じることによって、追加の接点対34及び心線18を遮蔽するよう設計してもよいことが理解できよう。
終端サブアセンブリ30は、ケーブル12をコネクタ10に固定するため、ストレンリリーフ装置72を備える。ストレンリリーフ装置72は、導電性の金属材料から形成された1対の嵌め合わせストレンリリーフ部品から成る。このストレンリリーフ部品74の推奨実施例は、図1〜3及び図7に示される。ストレンリリーフ部品の代替実施例を以下に更に詳述しよう。一般に、1対のストレンリリーフ部品は、接点シールドハウジング58の終端62に位置する、互いに向い合わせて配置された収容スロット75に挿入される。この収容スロット75は、ストレンリリーフ部品が、収容スロット75に挿入されたとき、このスロットと密接な電気的接触をし得るような大きさであることが望ましい。ストレンリリーフ部品は、収容スロット75に挿入されると、接点シールド58の密封室65とほぼ同心をなす円形開口を画定する。ストレンリリーフ部品が収容スロット75内に挿入され、結合されたち、ストレンリリーフ部品間に画定された円形開口は、ストレンリリーフ部品間でケーブル12の外部ケーブル・ブレイド16を摩擦固定して、これと電気的に係合し、円形開口においてケーブルを固定するために、大きさが縮小するはずである。
ストレンリリーフ装置72は又、ケーブル12と接点シールドハウジング58との間の接地の導通性をもたらす。ケーブル12の取り付けに先立って、ケーブルジャケットの一部分が除去され、ケーブル接地ブレイド16が剥き出しにされる。この部分こそ、ストレンリリーフ部品が摩擦係合する部分である。こうして、ストレンリリーフ部品はケーブル接地ブレイド16と電気的接触をする。ストレンリリーフ部品は導電性の金属材料で作られており、且つ導電性の接点シールドハウジング58の収容スロット75と電気的に連絡しているので、ケーブル12の接地は、接地ブレイド16からストレンリリーフ部品を経て接点シールドハウジング58まで伝えられ得る。ストレンリリーフ部品と収容スロット75との電気的接触を増強するため、ストレンリリーフ部品は1つ以上の盛り上った接点突出部を備えてもよい。ストレンリリーフ部品が接点シールド58収容スロット75に挿入されると、盛り上った接点突出部は、スロット75の壁の中へ“切り込んで”、壁に機械的に押し当てられ、それによって、ストレンリリーフ部品と接点シールド58との確実な電気的接触をもたらす。一方、この盛り上った接点突出部は、シールドハウジング58とストレンリリーフ部品との間に、締まり嵌めによって生じる良好な電気的導通を与える。
図7は、ストレンリリーフ部品74の推奨実施例を示す。ストレンリリーフ部品74は、一般に上部壁76と、この上部壁から下方へ延在する1対のJ字形のサイドアーム78とを含む。J字形アーム78の“フック”80は、内側に向けられており、図1,2,6aに示されるように、シールドハウジング58の外壁66の終端62に形成された、外側に向けられたラチェット歯82と協働的に係合する。サイドアーム78は、可撓性があり、ラチェット歯82を位置決めすると同時に、シールド58の収容スロット75内でのストレンリリーフ部品74の、下方への片方向運動を可能にする。ストレンリリーフ部品74の上部壁の内面は、概ね湾曲してリブ84を備え、ケーブルブレイド16を摩擦固定する手助けをする。ストレンリリーフ部品74は又、ストレンリリーフ部品74と接点シールド58との間の2位置で増強された電気的接触を与える上部及び下部の盛り上った突出部86,88の仕掛けを含む。上部突出部86は、ストレンリリーフ部品74の主要面上に互いに向い合わせて配置され、同様に配置された下部突出部88から横方向にずれている。
ストレンリリーフ部品74は、以下のような方法で作動する。ストレンリリーフ部材74は、サイドアーム78を接点シールド58の両側に沿って配置した状態で、接点シールド58の向かい合ったスロット75内に挿入される。次に、Jフック80と接点シールド58のそれぞれの歯82とのラチェット係合を準備するために、ストレンリリーフ部品74は、手で互いに押し付けられる。ストレンリリーフ部品74が収容スロット75内に挿入されて、負荷前の段階でケーブルブレイド16と電気的接触をすると、下部突出部88は強制的に収容スロット75と電気的接触をさせられる。負荷状態下のケーブルブレイド16を摩擦固定するために、ストレンリリーフ部品74が下方に向って押し下げられると、上部突出部86は収容スロット75に機械的に押し当てられる。こうして、電気接地導通性は負荷前状態、負荷状態のいずれにおいても維持される。ストレンリリーフ部品74は、ケーブル12の外部ケーブルブレイド16が、ストレンリリーフ部品74間の相対的な動きによって大きさが縮小し続ける円形開口内に固定されるまで、互いに押し付けられる。ストレンリリーフ部品74が押されて結合すると、サイドアーム78は、ラチェット歯82に沿って下方へ動き、それによって、ストレンリリーフ部品74が互いに後退するのを防止する。こうして、ストレンリリーフ部品74は、別々にシールドハウジング・ラチェット歯82と係合し、噛み合う。係止領域はストレンリリーフ領域及び接地領域から全く分離されているので、本発明のストレンリリーフは、より優れた安定性を提供するものである。なぜならば、係止領域は、ケーブルのプルアウト(pull out)間に起こり得るストレン(歪)を受けにくいからである。
図8は、ストレンリリーフ部品90の代替実施例を示す。ストレンリリーフ部品90は、概ねU字形をなし、上部壁92と下方へ延在する側壁、すなわち脚部94,96とを有する。脚部94,96は、可撓性があり、ラチェット歯98を含む。脚部94に付けられたラチェット歯98は外側に向けられ、一方、脚部96に付けられたラチェット歯は内側に向けられている。ストレンリリーフ部品90は、接点シールド58bの収容スロット75内で、各部品の脚部94が他方の部品の脚部と係合するように方向付けられている。ラチェット歯98の位置決めによって、部品90間の相対的な、移動可能な片方向ラチェット係合が可能になる。脚部94,96の可撓性により、部品90のこのようなラチェット運動が可能になる。脚部94の内面並びに上部壁92の内面は、概ね湾曲し、接点シールド58bの密封室65とほぼ同心をなす円形開口を形成するようになっている。ケーブルブレイド16の摩擦固定の手助けをするため、リブ100が上部壁90の内面に設けらている。これらのリブは、ケーブルブレイド16に対し、より高い局所化摩擦を与える。
ストレンリリーフ部品90は更に、上述のように、シールド58とストレンリリーフ部品90との増強された電気的接触を与えるための1つ以上の盛り上った突出部102と、上部壁92から下方へ延在する係止アーム104とを備える。図6bに示されるように、係止アーム104は、ストレンリリーフ部品90が収容スロット75内に挿入されると、接点シールド58bの代替実施例の協働係止穴106に嵌入する。係止穴106も、最初は、シールド58bの向かい合った収容スロット75内で、ストレンリリーフ部品90を正しく方向付けることに役立つ。係止アーム104は、先細端108と1つ以上の係止突出部110とを含む。係止突出部110は、図6bに示されるように、係止穴106内に形成されたリブ112と協働係合する。
ストレンリリーフ部品90は、以下の方法で作動する。ストレンリリーフ部品90は、隣接する係止穴106内に挿入される係止アーム104を有する接点シールド58bの向かい合ったスロット75内に挿入される。次に、脚部94,96のそれぞれの歯のラチェット係合を準備するために、ストレンリリーフ部品90は、手で互いに押し付けられる。ストレンリリーフ部品90は、ケーブル12の外部ケーブルブレイド16が、ストレンリリーフ部品90間の相対的な動きによって大きさが絶えず縮小する円形開口内に固定されるまで、互いに押し付けられる。ストレンリリーフ部品90が押されて合体すると、係止突出部110が係止穴106の係止リブ112と係合した後、これを通過するまで、係止アーム104は係止穴106内で下方へ動く。係止アーム104の先細端108は、係止アームの内側への動きを可能にするが、係止突出部110と協働リブ112の仕掛けは外側への動きを防止する。こうして、ストレンリリーフ部品90のラチェット歯98に加えて、係止突出部110付きの係止アームも、ストレンリリーフ部品90が互いに後退することを防止する。
いったんストレンリリーフ装置72が係合すると、ハウジング半部20a,20bはパチンと嵌まり合ってアセンブリが完成する。図1〜3に示されるハウジング半部20a,20bはプラグ形状に作られているが、もう1つの選択肢としてジャック形状に作ってもよい。プラグとジャックは、プラグの配線端を180度回転させ、それをジャックの配線端に挿入することによって、機械的、電気的に接続できる、対の片方のコネクタである。これらのコネクタ間の安全な接続、切断の繰り返しを確保するため、プラグかジャックに可撓性ラッチ114を設けてもよい。
このように、本発明は改良されたコネクタシールド及び2用途ストレンリリーフ部品を有する電気コネクタを提供する。従来のコネクタと異なり、本発明は、ケーブルドレッシング領域内の更に後方へ延在する接点シールドを特徴とする。接点シールドを更に後方へ延在させることによって、コネクタのクロストーク性能が劇的に改善される。又、このストレンリリーフ部品は、ケーブルブレイドから接点シールドまでの改良された接地路を提供し、同時にコネクタ内に特別な接地部品、例えば、ばねクリップ等の必要性を無くす。更に、本ストレンリリーフ部品の高い強度によって、従来のコネクタよりも薄いストレンリリーフ装置の使用が可能となる。
本発明の実施例を、添付図面を参照しながら説明したが、本発明はこれらの実施例と寸分違わないものに限られるものではなく、当業者は、本発明の範囲と精神を逸脱することなく他の様々な変更や修正を実施できることを了解するであろう。
Claims (22)
- 多心ケーブルの個別の心線を成端するための電気コネクタにおいて、
前方に接続端、後方にケーブル終端を有する電気絶縁性の接点支持部材と、
前記心線と電気的に接続をするための心線接続端部を有する複数の電気接点であって、前記接点支持部材に支えられ、前記心線接続端部が前記接点支持部材の前記ケーブル終端のやや前方に配置されるようにした複数の電気接点と、
前記心線を収容する収容開口を有し、電気接点と絶縁変位接続するように前記心線を案内する少なくとも1つのドレッシングブロックと、
前記接点支持部材を実質的に取り囲んで内部で支持する導電性のシールドハウジングとを有し、
前記シールドハウジングは前記電気接点の一部を囲む少なくとも2つの側壁、頂壁、底壁と、側壁間に在って側壁と一体化する十字部材とを備え、十字部材は前記接点支持部材の少なくとも一部を支持する水平方向部材と垂直方向部材とを有し、水平方向部材及び垂直方向部材は十字部材により分離される2つの前記電気接点間を水平方向及び垂直方向に遮蔽し、十字部材は前記ドレッシングブロックを超えて後方に延在し、前記側壁、頂壁、底壁及び十字部材は十字部材により分離される少なくとも2つの前記心線を完全に囲んで電気コネクタに成端される前記心線間を遮蔽することを特徴とする電気コネクタ。 - 内部で前記シールドハウジングと前記接点支持部材とを支える電気絶縁性のコネクタハウジングを更に含むことを特徴とする、請求の範囲第1項に記載の電気コネクタ。
- 前記接点支持部材が、前記シールドハウジングの前記水平方向部材または垂直方向部材を収容するための少なくとも1つの長手方向スロットを含むことを特徴とする、請求の範囲第1項に記載の電気コネクタ。
- 前記心線接続端部が絶縁変位コンタクトを含み、該ドレッシングブロックが絶縁変位コンタクトの上で前記接点支持部材にパチンと嵌められて前記心線を絶縁変位コンタクトに固定する手助けをすることを特徴とする、請求の範囲第1項に記載の電気コネクタ。
- 前記コネクタハウジングが、パチンと嵌まり合って前記電気接点と前記接点シールドハウジングとを実質的に密封する2つのコネクタ半部を含むことを特徴とする、請求の範囲第2項に記載の電気コネクタ。
- 前記多心ケーブルを固定するため、前記シールドハウジンジングの終端に隣接して配置されたケーブル・ストレンリリーフ装置を更に含むことを特徴とする、請求の範囲第1項に記載の電気コネクタ。
- 前記ケーブル・ストレンリリーフ装置が、第1及び第2のストレンリリーフ部材から成り、各ストレンリリーフ部材は、その対向両端に沿って配置された1対の脚部を有し、該脚部の各々はこれに取り付けられた少なくとも1つの係合部材を含み、前記第1及び第2のストレンリリーフ部材は、両部材間に境界付けられた開口を画定するが、相対的に移動して、前記境界付けられた開口の大きさを縮小し、その開口において前記多心ケーブルとしっかり係合することができ、又、前記シールドハウジングは、前記少なくとも2つの側壁に沿って配列された係合要素を含み、該係合要素が前記ストレンリリーフ部材の係合部材と結合協働し、それによって、該第1及び第2のストレンリリーフ部材を前記多心ケーブルと係止的に係合させることを特徴とする、請求の範囲第6項に記載の電気コネクタ。
- 前記第1及び第2のストレンリリーフ部材の前記係合部材と、前記シールドハウジングの前記係合要素とが、これらの間のラチェット式移動を可能にするための相互係合可能な歯を含むことを特徴とする、請求の範囲第7項に記載の電気コネクタ。
- 前記シールドハウジングが、前記ストレンリリーフ部材の各々を収容するため、前記側壁、頂壁、底壁の対向する両側を貫通して配設されたスロットを備えることを特徴とする、請求の範囲第7項に記載の電気コネクタ。
- 前記第1及び第2のストレンリリーフ部材が導電性材料で作られており、又、前記第1及び第2のストレンリリーフ部材のうち少なくとも1つは、前記多心ケーブルと前記シールドハウジングとの間の接地導通性を確保するため、前記シールドハウジングと電気的に接触していることを特徴とする、請求の範囲第7項に記載の電気コネクタ。
- 前記第1及び第2のストレンリリーフ部材が導電性材料で作られており、又、前記第1及び第2のストレンリリーフ部材のうち少なくとも1つは、少なくとも1つの盛り上った突出部を含み、該突出部は、前記ストレンリリーフ部材が前記スロットに挿入されると、前記シールドハウジングの前記スロットの内壁に機械的に押し当てられ、それによって、前記ストレンリリーフ部材と前記シールドハウジングとの電気的接触を確実なものにすることを特徴とする、請求の範囲第9項に記載の電気コネクタ。
- 前記ケーブル・ストレンリリーフ装置は、第1及び第2の相互係合可能なストレンリリーフ部材から成り、その各々が1対の互いに離隔された脚部を有し、一方の脚部は外側に向けられた係合要素を有し、これに対向する脚部は内側に向けられた係合要素を有しており、一方のストレンリリーフ部材の脚部に取り付けられた外側向きの係合要素は、他方のストレンリリーフ部材の脚部に取り付けられた内側向きの係合要素と係合し、前記第1及び第2のストレンリリーフ部材は、前記シールドハウジングの前記終端に隣接する、境界付けられた開口を画定するが、相対的に移動して、前記開口の大きさを縮小し、その開口において前記多心ケーブルを摩擦固定することができることを特徴とする、請求の範囲第6項に記載の電気コネクタ。
- 前記第1及び第2のストレンリリーフ部材の前記係合要素は、これら要素間のラチェット式移動を可能にするための相互係合可能な歯を含むことを特徴とする、請求の範囲第12項に記載の電気コネクタ。
- 前記シールドハウジングが、前記ストレンリリーフ部材の各々を収容するため、前記側壁、頂壁、底壁の対向する両側を貫通して配設されたスロットを備えることを特徴とする、請求の範囲第12項に記載の電気コネクタ。
- 前記第1及び第2のストレンリリーフ部材が導電性材料で作られており、又、前記第1及び第2のストレンリリーフ部材のうち少なくとも1つは、前記多心ケーブルと前記シールドハウジングとの間の接地導通性を確保するため、前記シールドハウジングと電気的に接触していることを特徴とする、請求の範囲第12項に記載の電気コネクタ。
- 前記第1及び第2のストレンリリーフ部材が導電性材料で作られており、又、前記第1及び第2のストレンリリーフ部材のうち少なくとも1つは、少なくとも1つの盛り上った突出部を含み、該突出部は、前記ストレンリリーフ部材が前記スロットに挿入されると、前記シールドハウジングの前記スロットの内壁に機械的に押し当てられ、それによって前記ストレンリリーフ部材と前記シールドハウジングとの電気的接触を確実なものにすることを特徴とする、請求の範囲第14項に記載の電気コネクタ。
- 多心ケーブルの個別の心線を成端するための電気コネクタにおいて、
心線終端と接続端とを有するコネクタハウジングであって、前記心線終端が、前記多心ケーブルが通過するための第1の境界付けられた開口を画定するようにしたコネクタハウジングと、
前記コネクタハウジングの前記境界付けられた開口に隣接して配置されたケーブル・ストレンリリーフ装置であって、第1及び第2のストレンリリーフ部材を含み、各ストレンリリーフ部材は、その対向両端に沿って配置された1対の脚部を有し、該脚部の各々はそれに取り付けられた少なくとも1つの係合部材を含み、前記第1及び第2のストレンリリーフ部材は、両部材間に第2の境界付けられた開口を画定するが、相対的に移動して、前記第2の境界付けられた開口の大きさを縮小し、その開口において前記多心ケーブルとしっかり係合することができるようにしたケーブル・ストレンリリーフ装置とを含み、
前記コネクタハウジングは少なくとも2つの側壁に沿って配列された係合要素を含み、該係合要素が前記ストレンリリーフ部材の前記係合部材と協働し、それによって、前記第1及び第2のストレンリリーフ部材を前記コネクタハウジングと係止的に係合させることを特徴とする電気コネクタ。 - 前記第1及び第2のストレンリリーフ部材の前記係合部材と、前記コネクタハウジングの前記係合要素とは、これらの間のラチェット式の移動を可能にするための相互係合可能な歯を含むことを特徴とする、請求の範囲第17項に記載の電気コネクタ。
- 前記コネクタハウジングが、前記ストレンリリーフ部材の各々を収容するための対向するスロットを含むことを特徴とする、請求の範囲第17項に記載の電気コネクタ。
- 前記コネクタハウジングと、前記第1及び第2のストレンリリーフ部材とが導電性材料で作られており、又、前記第1及び第2のストレンリリーフ部材のうち少なくとも1つは、前記多心ケーブルと前記コネクタハウジングとの間の接地導通性を確保するため、前記コネクタハウジングと電気的に接触していることを特徴とする、請求の範囲第17項に記載の電気コネクタ。
- 前記コネクタハウジングと、前記第1及び第2のストレンリリーフ部材とが導電性材料で作られており、又、前記第1及び第2のストレンリリーフ部材のうち少なくとも1つは、少なくとも1つの盛り上った突出部を含み、該突出部は、前記ストレンリリーフ部材が前記スロットに挿入されると、前記コネクタハウジングの前記スロットの内壁に機械的に押し当てられ、それによって、前記ストレンリリーフ部材と前記コネクタハウジングとの電気的接触を確実なものにすることを特徴とする、請求の範囲第19項に記載の電気コネクタ。
- 多心ケーブルの個別の心線を成端するための電気コネクタにおいて、
接続端とケーブル終端とを有する電気絶縁性の接点支持部材と、
各々が、前記心線と電気的に接続をするための接続端及び心線終端部を有する複数の電気接点であって、前記接点支持部材に支えられ、該接点支持部材が、前記心線終端部から該接点支持部材のケーブル終端まで延在する心線支持部を含むようにした複数の電気接点と、
前記心線を収容する収容開口を有し、電気接点と絶縁変位接続するように前記心線を案内する少なくとも1つのドレッシングブロックと、
前記接点支持部材全体を実質的に取り囲む導電性のシールドハウジングとを含み、
前記シールドハウジングは前記電気接点の一部を囲む少なくとも2つの側壁、頂壁、底壁と、側壁間に在って側壁と一体化する十字部材とを備え、十字部材は前記接点支持部材の少なくとも一部を支持する水平方向部材と垂直方向部材とを有し、水平方向部材及び垂直方向部材は十字部材により分離される2つの前記電気接点間を水平方向及び垂直方向に遮蔽し、十字部材は前記ドレッシングブロックを超えて前記接点支持部材の心線支持部まで延在し、前記側壁、頂壁、底壁及び十字部材は十字部材により分離される少なくとも2つの前記心線を完全に囲んで電気コネクタに成端される前記心線間を遮蔽することを特徴とする電気コネクタ。
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