JP4021288B2 - 情報送信システム、情報送信装置、情報送信方法 - Google Patents
情報送信システム、情報送信装置、情報送信方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、暗号化コンテンツや、復号鍵情報等の情報を送信する情報送信システム、情報送信装置、情報送信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、以下のような技術があった、テーマパーク、遊園地等の特定エリアにおいて、例えば、放送情報を視聴できるための認証を予め受けた利用者は、利用者を識別する識別キー情報などを保持する機器を受けとる。そして、放送局は、暗号化された放送情報を特定エリアに向けて送信する。利用者の上記機器は、上記暗号化された放送情報を、識別キー情報を用いて復号する。これにより利用者は、上記機器を用いて、放送情報を視聴できる(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、利用者は、有料放送を視聴するために、事前に、郵送やオンライン等で、認証要求を行う場合もある。そして、利用者に対する認証が行われた後、例えば、所定のサーバ装置が利用者の携帯端末装置などに所定の復号鍵情報を送信する。放送局は、暗号化された放送情報を例えば、特定エリアに向けて送信する。特定エリア内にいる利用者の携帯端末装置は、暗号化された放送情報を、復号鍵情報に基づいてデコードする。これにより、利用者は、有料放送を視聴することができる。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−244349号公報(要約)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来技術では、以下のような問題があった。特開2000−244349号公報などの従来技術では、特定の場所において、例えば管理者などが、上記認証のための所定の行為をする必要があった。そして、上記管理者は、識別キー情報などを保持する機器を利用者に渡していた。このため、上記管理者は、相当な時間と工数をかけて、上述した行為をする必要があり、管理者による人件費が高くなってしまうという問題があった。従って、識別キー情報(復号鍵情報)を利用者に渡すためのコストを低減できるシステムの開発が望まれていた。
【0006】
また、利用者が、事前にオンライン等で上記認証を受ける場合、例えば、利用者は、携帯端末装置などを用いて、インターネットを介して、認証要求を所定の装置に送信する場合がある。この場合、多数の認証要求が送信されると、通信ネットワーク上における輻輳が発生してしまう。この結果、認証要求が上記所定の装置に送信されないことになり、所定のサーバ装置による復号鍵情報の送信が円滑に行われない場合がある。これにより、利用者は、放送情報などを通信情報を迅速に受けられなくなってしまう。従って、迅速に復号鍵情報を送信するシステムの開発が望まれていた。
【0007】
本発明は、以上のような問題点を鑑みてなされたものであり、人手によるコストを低減するとともに、迅速に暗号化コンテンツの復号鍵情報を送信できる情報送信システム、情報送信装置、情報送信方法の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、暗号化されたコンテンツである暗号化コンテンツを送信局が送信し、携帯端末装置からの要求に応じて、復号鍵情報送信装置が非接触通信により、暗号化コンテンツの復号鍵情報を送信し、前記携帯端末装置において、前記復号鍵情報を取得し、前記携帯端末装置において、前記送信局から取得した暗号化コンテンツを前記復号鍵情報を用いて、復号処理を行い、前記携帯端末装置において、復号処理されたコンテンツを出力することを特徴とするものである。この場合、送信局は、例えば、上記暗号化コンテンツを特定エリアに向けて送信する。なお、送信局が暗号化コンテンツを送信するエリアは、特定エリアに限定されない。
【0009】
本発明によれば、復号鍵情報送信装置により、携帯端末装置からの要求に応じて、非接触通信により、暗号化コンテンツの復号鍵情報を送信することができる。このため、携帯端末装置を保持する利用者が復号鍵情報送信装置に例えば、約10m以内に接近するだけで、携帯端末装置が復号鍵情報を取得することができる。
【0010】
この結果、インターネット等の通信ネットワークを介して、復号鍵情報の送信要求や復号鍵情報の送信が行われる必要がないので、復号鍵情報の送信要求や復号鍵情報の送信が殺到してしまうことにより、従来技術のような輻輳が生じることもない。従って、復号鍵情報送信装置は、携帯端末装置に対して、非接触通信により、速に復号鍵情報を送信することができるので、利用者は携帯端末装置を用いて迅速に復号鍵情報を取得することができる。
【0011】
また、利用者の携帯端末装置は、復号鍵情報送信装置から、非接触通信により、復号鍵情報を取得できるので、例えば管理者が認証のための所定の行為を行う必要もなく、復号鍵情報を有する装置を利用者に渡すという行為を行う必要もない。このため、本発明によれば、利用者の携帯端末装置が復号鍵情報を取得する場合において、人手によるコストの低減化が可能である。
【0012】
また、例えば、事前にユーザ登録をしなくとも、携帯端末装置が復号鍵情報を取得することができるので、利用者は、手間をかけずに、復号鍵情報を取得することが可能となる。
【0013】
また、本発明は、上記発明において、前記復号鍵情報送信装置は、複数存在し、前記暗号化コンテンツの送信では、前記送信局が、複数の暗号化コンテンツを特定エリアに向けて送信し、各暗号化コンテンツと対応づけられた復号鍵情報を各復号鍵送信装置に対して送信し、各復号鍵情報送信装置において、送信された復号鍵情報を取得することを特徴とするものである。
【0014】
本発明によれば、各復号鍵情報送信装置が取得する復号鍵情報を各々異なるようにすることができるので、各利用者は、視聴希望の暗号化コンテンツの復号鍵情報を取得している復号鍵情報送信装置に接近することで、各利用者が保持する携帯端末装置が上記復号鍵情報を取得することができる。そして、視聴希望の暗号化コンテンツを上記携帯端末装置が取得した場合、上記携帯端末装置は、上記復号鍵情報を用いて、上記暗号化コンテンツの復号処理を行い、コンテンツを出力することができる。
【0015】
これにより、複数のコンテンツのうち、視聴希望のコンテンツを各利用者が選択できるので、利用者の利便性を一層向上させることができる。
【0016】
また、本発明は、上記発明において、前記各復号鍵情報送信装置は、レジ装置、自動販売装置等の商品に関する装置であり、前記装置において、前記商品について一定金額以上の購買をしたことを示す購買情報を取得し、前記購買情報を取得した場合、携帯端末装置に対して、非接触通信により、復号鍵情報を送信することを特徴とするものである。
【0017】
本発明によれば、ある一定の金額以上の商品購入をした場合に、例えば、クーポンとして、復号鍵情報を送信するようにしているので、その商品に対する販売促進を図ることが可能となる。
【0018】
また、本発明では、上記非接触通信は、通信可能範囲が10m程度で、2.4GHz帯域を用いる無線通信、通信可能範囲が1m以内で最大伝送速度は4Mbpsである赤外線通信、又は、通信可能な範囲が数10cm以内である非接触ICカード通信であることが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は、本実施の形態である情報送信システムの構成を示す図である。本システムは、放送サーバ装置1と、放送サーバ装置1と公衆ネットワーク2(例えば、インターネット等)を介して接続されたゲートウェイ装置3と、ゲートウェイ装置3と移動通信網4を介して接続された基地局5と、基地局5と無線通信を行う携帯端末装置6と、特定エリアの入場口に配置された復号鍵情報送信装置7とを有する。なお、上記復号鍵情報送信装置7は、特定エリアの外部に配置されていてもよい。
【0020】
放送サーバ装置1は、音声、映像、文字データ等のうち、少なくとも1つ以上を含む所定の番組情報や案内情報等のコンテンツ(以下、放送コンテンツという)を生成する。そして、放送サーバ装置1は、生成した放送コンテンツに対して、暗号処理を施す。具体的には、放送サーバ装置1は、生成した放送コンテンツに対して、暗号鍵情報を用いて、暗号処理を行い、暗号化放送コンテンツを生成する。なお、本実施の形態では、暗号化の方法(例えば、公開鍵方式、秘密鍵方式)は特に限定しない。
【0021】
また、放送サーバ装置1は、暗号化放送コンテンツを送信する場合、ダウンロード型で送信する場合、ストリーミング型で送信する場合等があるが、本実施の形態では、一例として、ダウンロード型で送信する場合を例にして説明する。ゲートウェイ装置3は、公衆ネットワーク2と移動通信網4との間におけるプロトコル変換やアドレス変換等を行う。
【0022】
基地局5(送信局)は、暗号化された放送コンテンツである暗号化放送コンテンツを特定エリアに向けて送信する。具体的には、基地局5は、特定エリア内に電波が届くレベルの送信電力で、暗号化放送コンテンツを送信する。そして、基地局5は、例えば、共通チャネルを用いて、暗号化放送コンテンツを特定エリア内の各携帯端末装置6に送信する。なお、基地局5は、特定エリア内に配置されてもよいし、特定エリア外に配置されてもよい。
【0023】
復号鍵情報送信装置7は、例えば、テーマパーク、遊園地、イベント広場等の特定エリアの入場口に配置されている。図2は、復号鍵情報送信装置7の内部構成を示すブロック図である。復号鍵情報送信装置7は、検出部7a、通信部7b、ゲート部7c、復号鍵情報記憶部7d、出力部(図示せず)、各部を制御する制御部7fを有する。
【0024】
復号鍵情報記憶部7dには、暗号化放送コンテンツを復号するための復号鍵情報が記憶されている。この復号鍵情報は、放送サーバ装置1が用いる暗号鍵情報に対応するものである。
【0025】
検出部7aは、利用者を検出すると、その旨を制御部7fへ送る。すると、制御部7fは、ゲート部7cに対して、閉じるように指示する。通信部7bは、送信部及び受信部を有する。
【0026】
通信部7bは、非接触通信により、携帯端末装置6との間で、データ通信を行う。ここでいう非接触通信とは、携帯端末装置6が復号鍵情報送信装置7と離間して行うデータ通信のことである。非接触通信の一例としては、例えば、通信可能範囲が10m程度で、2.4GHz帯域を用いる無線通信(具体的には、Bluetooth(商標)と呼ばれる無線通信方式)や、通信可能範囲が1m以内で最大伝送速度は4Mbpsである赤外線通信(具体的には、IrDA(商標)と呼ばれる通信方式)、通信可能な範囲が数10cm以内である非接触ICカード通信
がある。
【0027】
送信部7bは、非接触通信により、復号鍵情報の送信要求がないか問い合わせる問い合わせ情報を一定間隔毎に送信する。
【0028】
受信部7bは、携帯端末装置6から復号鍵情報の送信要求を受信した場合、その旨を制御部7fへ送る。制御部7fは、送信部7bに、ACK情報(正常に送信要求を受信した旨及び復号鍵情報を送信する旨のACK情報)を送信させる。
【0029】
後述する携帯端末装置6と復号鍵情報送信装置7との間の非接触通信経路の確立がされた後、制御部7fは、復号鍵情報記憶部7dから復号鍵情報を取得し、送信部7bを介して、上記携帯端末装置6に対して、非接触通信により復号鍵情報を送信する。そして、送信部7bは、携帯端末装置6との間における非接触通信が終了した場合、その旨を制御部7fに通知する。制御部7fは、出力部に対して、利用者に対して、例えば、「放送コンテンツの復号鍵情報の送信が終わりました。この復号鍵情報送信装置7を通過してください」等の出力を行う。そして、制御部7fは、ゲート部7cに対して、開くように指示する。なお、制御部7fには、時間を計測するタイマー(図示せず)が内蔵されている。
【0030】
この復号鍵情報送信装置7の外部構造の一例を図3に示す。復号鍵情報送信装置7においては、利用者の通過方向に延設された壁体部7gが設けられている。ゲート部7cは、出口側に開閉可能に設けられ、回動するように構成されている。検出部7a、通信部7b、出力部(図示せず)は、それぞれ、上記壁体部7gの所定の位置に配設されている。この復号鍵情報送信装置は、例えば、遊園地等のゲート装置として構成してもよい。
【0031】
図4は、携帯端末装置6の構成を示すブロック図である。携帯端末装置としては、例えば、携帯電話、PDA等がある。携帯端末装置6は、通信部6b、記憶部6c、入力部6d、処理部6f、出力部6g、各部を制御する制御部6hを有する。通信部6bは、送信部及び受信部を有する。
【0032】
受信部6bは、復号鍵情報送信装置7から送信された問い合わせ情報を受信する。受信部6bにより受信された問い合わせ情報は制御部6hへ送られる。制御部6hの指示により、送信部6bは、復号鍵情報送信装置7に対して、復号鍵情報の送信要求を送信する。
【0033】
受信部6bは、正常に送信要求を受信した旨及び復号鍵情報を送信する旨のACK情報を復号鍵情報送信装置7から受信する。その後、受信部6bは、復号鍵情報を受信できるような待機状態に設定される。また、受信部6bは、復号鍵情報送信装置7から送信された復号鍵情報を受信する。受信された復号鍵情報は、制御部(取得部)6hにより取得され、記憶部6cに記憶される。また、受信部6bは、基地局5から共通チャネルを用いて送信された暗号化放送コンテンツを受信する。
【0034】
記憶部6cには、復号鍵情報等の各種の情報が記憶される。入力部6dには、各種の情報が入力される。処理部6fは、受信された暗号化放送コンテンツが受信部6bから制御部6hを介して送られた場合、記憶部6cから復号鍵情報を取得する。そして、処理部6f(復号処理部)は、上記暗号化放送コンテンツに対して、上記復号鍵情報を用いて復号処理を行う。そして、出力部6gは、処理部6fにより復号処理が行われた放送コンテンツを出力する。
【0035】
(動作)
上述した情報送信システムの動作を以下に説明する。
【0036】
(1)暗号化放送コンテンツの送信方法
図5は、暗号化放送コンテンツの送信方法を示すフローチャート図である。上述したように、放送サーバ装置1が放送コンテンツを生成した後、暗号処理を行い、暗号化放送コンテンツを生成する(S10)。そして、放送サーバ装置1は、暗号化放送コンテンツを、公衆ネットワーク2、ゲートウェイ装置3、移動通信網4を介して、所定の基地局5宛に送信する(S15)。所定の基地局(送信局)5は、暗号化放送コンテンツを特定エリアに向けて送信する(S20)。
【0037】
(2)復号鍵情報の取得方法
図6は、復号鍵情報の取得方法を説明するためのフローチャート図である。特定エリアへの入場を希望し、上記放送コンテンツの視聴を希望する利用者が、復号鍵情報送信装置7に接近する。この際、利用者は、携帯端末装置6を保持している。復号鍵情報送信装置7の検出部7aは、利用者を検出すると、その旨を制御部7fに通知する。制御部7fは、ゲート部7cに対して、ゲート部7cを閉じるように指示すると、ゲート部7cは実行する。また、制御部7fは、送信部7bに対して、上記問い合わせ情報を一定間隔毎に送信するように指示する。
【0038】
復号鍵情報送信装置7の送信部7bは、上記問い合わせ情報を一定間隔毎に送信する(S30)。なお、送信部7bは、制御部7fに指示にかかわらず、問い合わせ情報を一定間隔毎に送信するようにしてもよい。
【0039】
復号鍵情報送信装置7の制御部7fは、携帯端末装置6から復号鍵情報の送信要求を取得したか否かを判断する(S35)。復号鍵情報の送信要求を取得した場合には、携帯端末装置6と復号鍵情報送信装置7との間で非接触通信経路の確立が行われる(S40)。
【0040】
上記S30、S35、S40の動作を以下に詳細に説明する。ステップS30の後、携帯端末装置6の受信部6bは、上記問い合わせ情報を受信すると、制御部6hに送る。制御部6hは、復号鍵情報の送信要求を生成する。そして、制御部6hの指示により、送信部6bは、上記非接触通信により、復号鍵情報の送信要求を復号鍵情報送信装置7に対して送信する。
【0041】
復号鍵情報送信装置7の受信部7bは、携帯端末装置6から復号鍵情報の送信要求を受信すると、上記送信要求を制御部7fへ送る。制御部7fは、復号鍵情報の送信要求があったと判断し(S35)、送信部7bに、正常に送信要求を受信した旨及び復号鍵情報をこれから送信する旨のACK情報を送信させる。この際、制御部7fは、他の携帯端末装置6から送信要求が送信されても、受信しないように受信部7bに指示する。
【0042】
ACK情報を受信した携帯端末装置6の受信部6bは、ACK情報を制御部6hへ送る。制御部6hは、受信部6bに対して、復号鍵情報を受信できるように指示する。受信部6bは、復号鍵情報を受信できるような待機状態に設定される。これにより、携帯端末装置6と復号鍵情報送信装置7との間における非接触通信経路の確立がされる(S40)。その後、ステップS50へ移行する。
【0043】
一方、復号鍵情報の送信要求を取得しない場合には、復号鍵情報送信装置7の制御部7fは、内蔵するタイマーを用いて、所定時間が経過したか否かを判断する(S45)。所定時間が経過していない場合には、ステップS35へ移行する。一方、所定時間が経過した場合には、制御部7fは、出力部に対して、復号鍵情報を送信できない旨の出力を行わせる(S47)。
【0044】
そして、ステップS50では、復号鍵情報送信装置7の制御部7fは、復号鍵情報記憶部7dから復号鍵情報を読み出し、送信部7bに送り、上記復号鍵情報を送信するように指示する。送信部7bは、復号鍵情報を非接触通信により、携帯端末装置6に対して送信する。
【0045】
携帯端末装置6の受信部6bは、復号鍵情報を受信すると、制御部6hへ送る。制御部6hは、復号鍵情報を取得し、記憶部6cに記憶させる(S55)。なお、制御部6hは、復号鍵情報を記憶部6cに記憶させないで、保持するようにしてもよい。
【0046】
そして、制御部6hは、復号鍵情報を正常に受信した旨を示すACK情報を送信部6bに対して送信させる。上記ACK情報を復号鍵情報送信装置7の受信部7bが受信すると、制御部7fへ送られる。制御部7fは、携帯端末装置6が正常に復号鍵情報を受信したことを確認し、復号鍵情報の送信が終了した旨であるEOT情報を送信部7bに送信させる。
【0047】
携帯端末装置6の受信部6bが上記EOT情報を受信すると、制御部6hへ送られる。制御部6hは、EOT情報を取得すると、復号鍵情報の送信が終了した旨を認識する。これにより、携帯端末装置6と復号鍵情報送信装置7との間の非接触通信経路が解除される(S60)。
【0048】
(3)暗号化放送コンテンツの受信方法
図7は、暗号化放送コンテンツの受信方法を説明するためのフローチャート図である。上述のようにして、復号鍵情報を取得した携帯端末装置6を保持する利用者が、特定エリアに入る。そして、利用者は、入力部6dを用いて、暗号化放送コンテンツを受信できるような状態に設定する情報を入力する(S100、ビューアの起動)。すると、上記情報は、制御部6hへ送られる。制御部6hは、受信部6bに対して、暗号化放送コンテンツを受信できるように設定させる。
【0049】
携帯端末装置6の受信部6bが、暗号化放送コンテンツを受信すると、制御部6hが上記暗号化放送コンテンツを取得して(S105)、いったん、記憶部6cに記憶させる。暗号化放送コンテンツは、制御部6hを介して処理部6fへ送られる。処理部6fは、記憶部6cから復号鍵情報及び暗号化放送コンテンツを取得する。そして、処理部6fは、復号鍵情報を用いて、暗号化放送コンテンツの復号処理を行い(S110)、出力部6gに放送コンテンツの処理結果(音楽、映像等)を出力させる(S120)。なお、復号鍵情報は、当日限り有効であるようにしてもよい。
【0050】
(作用効果)
本実施の形態では、復号鍵情報送信装置7により、携帯端末装置6からの要求に応じて、非接触通信により、暗号化コンテンツの復号鍵情報を送信することができる。このため、本実施の形態によれば、携帯端末装置6を保持する利用者が復号鍵情報送信装置7に例えば、約10m以内に接近するだけで、携帯端末装置6が復号鍵情報を取得することができる。
【0051】
この結果、インターネット等の通信ネットワークを介して、復号鍵情報を取得する必要がないので、復号鍵情報の送信要求や復号鍵情報の送信が殺到してしまうことにより、従来技術のような輻輳が生じることもない。従って、復号鍵情報送信装置7は、携帯端末装置6に対して、非接触通信により、迅速に復号鍵情報を送信することができるので、利用者は携帯端末装置6を用いて迅速に復号鍵情報を取得することができる。
【0052】
また、利用者の携帯端末装置6は、復号鍵情報送信装置7から、非接触通信により、復号鍵情報を取得できるので、例えば管理者が認証のための所定の行為を行う必要もなく、復号鍵情報を有する装置を利用者に渡すという行為を行う必要もない。このため、本実施の形態によれば、利用者の携帯端末装置6が復号鍵情報を取得する場合において、従来技術に比べて、人手によるコストの低減化が可能である。
【0053】
また、本実施の形態では、事前にユーザ登録をしなくとも、携帯端末装置6が復号鍵情報を取得することができるので、利用者は、手間をかけずに、復号鍵情報を取得することが可能となる。
【0054】
また、本実施の形態では、復号鍵情報の取得のために、公衆ネットワーク2等を使用しないので、公衆ネットワーク負荷を軽減できる。また、従来のように、輻輳を発生することを防止できるので、ネットワークリソースの有効活用が可能となる。
【0055】
なお、本実施の形態では、送信局(基地局)5は、暗号化コンテンツを特定エリアに向けて送信するようにしていたが、特にこれに限定されるわけではない。即ち、送信局(基地局)5は、暗号化コンテンツを任意のエリア(例えば、日本全国)に向けて送信するようにしてもよい。そして、復号鍵情報送信装置7が設置される場所は、限定されない。また、後述する各変形例においても、送信局(基地局)5は、暗号化コンテンツを任意のエリア(例えば、日本全国)に向けて送信するようにしてもよい。
【0056】
(変形例1)
上述した実施の形態では、放送サーバ装置1が1つの暗号化放送コンテンツを生成し、基地局5が特定エリアに対して、1つの暗号化放送コンテンツを送信していたが、以下のように変形することも可能である。
【0057】
図8は、本変形例の情報送信システムの構成を示す図である。図8において、図1と同一構成については、同一符号を付してその説明を省略する。
【0058】
本変形例のシステムにおいては、公衆ネットワーク2に接続された複数の復号鍵情報送信装置7が設けられている。そして、本変形例の放送サーバ装置1、基地局5の機能は、以下のようになる。
【0059】
放送サーバ装置1は、各放送コンテンツを特定する情報と、暗号鍵情報を特定する情報と、復号鍵情報を特定する情報と、復号鍵情報送信装置7のアドレス情報(識別情報)とが対応づけられた対応テーブルが保持している。なお、特定する情報の代わりに識別情報を用いてもよい。
【0060】
そして、放送サーバ装置1は、複数の暗号鍵情報を暗号鍵情報を特定する情報と対応付けて保持するとともに、複数の復号鍵情報を復号鍵情報を特定する情報と対応づけて保持している。
【0061】
また、放送サーバ装置1は、複数の放送コンテンツを生成する。そして、放送サーバ装置1は、対応テーブルを参照して、生成した放送コンテンツに対して、対応する暗号鍵情報を用いて、暗号処理を施すことにより、暗号化放送コンテンツを生成する。このようにして、放送サーバ装置1は、複数の放送コンテンツに対して、各々、対応する暗号鍵情報を用いて、複数の暗号化放送コンテンツを生成する。
【0062】
そして、放送サーバ装置1は、各暗号化放送コンテンツのヘッダ部分に、対応する放送コンテンツを特定する情報を与える。また、放送サーバ装置1は、各暗号化放送コンテンツを特定する情報を示す一覧ページ情報を生成する。そして、放送サーバ装置1は、複数の暗号化放送コンテンツを送信する際に、上記一覧ページ情報も送信する。そして、放送サーバ装置1は、複数の暗号化放送コンテンツを公衆ネットワーク2を介して、所定の基地局5に送る。
【0063】
また、放送サーバ装置1は、対応テーブルを参照して、各復号鍵情報に対応する復号鍵情報送信装置7のアドレス情報を取得する。そして、放送サーバ装置1は、公衆ネットワーク2を介して、復号鍵情報を、公衆ネットワーク2を介して、対応する復号鍵情報送信装置7に対して送信する機能を有する。各復号鍵情報送信装置7の制御部(取得部)7fは、送信されてきた復号鍵情報を取得する。
【0064】
(動作)
(1)暗号化放送コンテンツの生成、送信方法
先ず、放送サーバ装置1は、放送コンテンツを生成する。そして、放送サーバ装置1は、保持している対応テーブルを参照して、上記放送コンテンツを特定する情報に対応する暗号鍵情報を取得する。そして、放送サーバ装置1は、生成した放送コンテンツに対して、取得した暗号鍵情報を用いて、暗号処理を行い、暗号化放送コンテンツを生成する。
【0065】
そして、放送サーバ装置1は、生成した暗号化放送コンテンツに対して、対応する放送コンテンツを特定する情報を与える。上述のようにして、放送サーバ装置1は、複数の暗号化放送コンテンツを生成する。また、放送サーバ装置1は、上記一覧ページ情報も生成する。複数の暗号化放送コンテンツ及び一覧ページ情報は、放送サーバ装置1から公衆ネットワーク2等を介して、所定の基地局5に送信される。基地局5は、複数の暗号化放送コンテンツ等を特定エリアに向けて送信する。
【0066】
(2)放送サーバ装置1による復号鍵情報の送信方法
放送サーバ装置1は、各復号鍵情報に与えられている特定情報を取得する。そして、放送サーバ装置1は、保持している対応テーブルを参照して、取得した上記特定情報に対応する復号鍵情報送信装置7のアドレス情報を取得する。
【0067】
そして、放送サーバ装置1は、取得したアドレス情報に基づいて、各復号鍵情報を公衆ネットワーク2を介して、対応する復号鍵情報送信装置7に対して送信する。この際、放送サーバ装置1は、復号鍵情報に対して、対応する放送コンテンツを特定する情報を与えてから送信する。放送サーバ装置1は、上述のようにして、全ての復号鍵情報を対応する復号鍵情報送信装置7に送信する。
【0068】
各復号鍵情報送信装置7の受信部7bは、公衆ネットワーク2を介して送信されてきた復号鍵情報を受信すると、制御部7fへ送る。制御部7fは、復号鍵情報を取得し、放送コンテンツを特定する情報と対応づけて、復号鍵情報記憶部7dに記憶させる。
【0069】
(3)携帯端末装置における復号鍵情報の取得方法
利用者の携帯端末装置6が、上述した実施の形態で説明したように、特定エリアの入場口付近にある復号鍵情報送信装置7から、復号鍵情報を取得した後、以下のような動作が行われる。
【0070】
例えば、特定エリア内に配置された複数の復号鍵情報送信装置7は、復号鍵情報に対応する放送コンテンツの内容に関する広告を出力部から出力している。なお、復号鍵情報送信装置7に上記広告を貼り付けるようにしてもよい。
【0071】
そして、利用者は、上記出力により、その放送コンテンツの視聴を希望する場合には、携帯端末装置6を所有して、復号鍵情報送信装置7に接近する。以降の動作は、上述の実施の形態の動作と同じである(S10以降の動作)。
【0072】
(4)暗号化放送コンテンツの受信
利用者は、入力部6dを用いて、暗号化放送コンテンツが受信できるような状態に設定する情報を入力する(ビューアの起動)。すると、上記情報は、制御部6hへ送られる。制御部6hは、受信部6bに対して、暗号化放送コンテンツを受信できるように設定させる。
【0073】
そして、一覧ページ情報及び各暗号化放送コンテンツが受信部6bにより受信される。各暗号化放送コンテンツは、制御部6hを介して、記憶部6cに記憶される。そして、上記一覧ページ情報は、制御部6hに保持される。そして、制御部6hは、上記一欄ページ情報を出力部6gに送ると、出力部6gは、上記一覧パージ情報を出力する。
【0074】
利用者が出力部6gにより出力された一欄ページ情報を見て、視聴したい放送コンテンツを特定する情報を入力部6dにより入力すると、上記情報は、制御部6hに送られる。制御部6hは、上記特定する情報に基づいて、記憶部6cから対応する暗号化放送コンテンツを読み出し、処理部6fへ送る。また、処理部6fは、暗号化放送コンテンツに与えられている放送コンテンツを特定する情報を取得し、上記特定する情報に対応する復号鍵情報を記憶部6cから取得する。
【0075】
処理部6fは、送られた暗号化放送コンテンツに対して、取得した復号鍵情報を用いて、復号処理を行い、放送コンテンツを出力部6gに送る。出力部6gは、復号された放送コンテンツを出力する。
【0076】
なお、利用者が、別の放送コンテンツを視聴したい場合には、入力部6dを用いて、再度、一覧ページ情報を出力するように指示すると、その旨が制御部6hに送られる。制御部6hは、上記旨に基づいて、保持している一覧ページ情報を出力部6gに送る。そして、上述の動作と同じ動作が行われる。
【0077】
また、利用者が視聴を希望した放送コンテンツに対応する復号鍵情報を携帯端末装置6の記憶部6cが記憶していない場合には、制御部6hは、出力部6gに対して、視聴希望の放送コンテンツの出力はできない旨を出力させる。
【0078】
本変形例によれば、複数の暗号化放送コンテンツが特定エリアに送られる。そして、本変形例の情報送信システムは、複数の復号鍵情報送信装置7を有する。そして、放送サーバ装置1は、各暗号化放送コンテンツに対応する復号鍵情報を各復号鍵情報送信装置7に対して送信し、各復号鍵情報送信装置7(制御部7f)は、送信されてきた復号鍵情報を取得する。
【0079】
このため、各復号鍵情報送信装置7が取得する復号鍵情報を各々異なるようにすることができるので、各利用者は、視聴希望の暗号化放送コンテンツの復号鍵情報を取得している復号鍵情報送信装置7に接近することで、各利用者が保持する携帯端末装置6が上記復号鍵情報を取得することができる。そして、視聴希望の暗号化放送コンテンツを上記携帯端末装置6が取得した場合、上記携帯端末装置6は、上記復号鍵情報を用いて、上記暗号化放送コンテンツの復号処理を行い、放送コンテンツを出力する。
【0080】
これにより、複数の放送コンテンツのうち、視聴希望の放送コンテンツを各利用者が選択できるので、利用者の利便性を一層向上させることができる。なお、本システムによれば、視聴できる放送コンテンツに基づいて、利用者を複数のグループに分類することが可能である(マルチキャストグループの構築)。
【0081】
また、各復号鍵情報送信装置7を、例えば遊園地の特定アトラクション前に設置することで、利用者を上記特定アトラクションに誘導することができる。これにより、1個所のアトラクションに利用者が集中することを防止することができる。また、復号鍵情報送信装置7を広告物の近接に配置することで、利用者にその広告物に目をむけさせる効果が生じ、広告活動を効果的に行うことが可能である。
【0082】
(変形例2)
上述した実施の形態、変形例1では、放送サーバ装置1がダウンロード型で暗号化放送コンテンツを送信する場合について、説明した。
【0083】
しかし、携帯電話のような、データメモリ容量が小さい場合には、放送コンテンツのデータ量が大きい場合には、ダウンロードできない場合がある。このため、本変形例では、放送サーバ装置1が暗号化放送コンテンツをストリーム型で送信するようにしている。
【0084】
以下、実施の形態1、変形例1の構成、機能、動作と異なる点について説明する。
【0085】
(1)放送サーバ装置1が暗号化放送コンテンツをストリーミング送信を行う場合には、例えば、所定の単位に分割された放送コンテンツ(以下、分割放送コンテンツという)ごとに、暗号鍵情報を用いて、暗号処理を行う。具体的には、例えば、分割放送コンテンツに対して、暗号鍵情報を用いて、暗号処理を行い、次の分割放送コンテンツに対しても、上記暗号鍵情報を用いて暗号処理を行い、のようにして、上述の動作を繰り返すことにより、放送サーバ装置1は、暗号化放送コンテンツを生成する。
【0086】
なお、放送サーバ装置1が、複数の暗号化放送コンテンツを生成する場合には、各暗号化された分割放送コンテンツのヘッダに放送コンテンツを特定する情報を与える。
【0087】
(2)また、携帯端末装置6が暗号化放送コンテンツを受信する場合には、以下の点が異なる。先ず、携帯端末装置6が1つの暗号化放送コンテンツを受信する場合について説明する。
基地局5から送信された暗号化放送コンテンツを携帯端末装置6の受信部6bが暗号化された分割放送コンテンツごとに受信する。暗号化された分割放送コンテンツは、制御部6hを介して処理部6fへ送られる。処理部6fは、記憶部6cから復号鍵情報を取得する。そして、処理部6fは、復号鍵情報を用いて、保持している暗号化された分割放送コンテンツの復号処理を行い、出力部6gに分割放送コンテンツの処理結果(音楽、映像等)を出力させる。そして、上述の動作が繰り返し行うことで、放送コンテンツの出力が行われる。
【0088】
また、携帯端末装置6が複数の暗号化放送コンテンツを受信する場合には、以下のようになる。受信部6bは、一覧ページ情報を受信するとともに、基地局5から送信された各暗号化放送コンテンツについて、暗号化された分割放送コンテンツごとに受信する。制御部6hは、先ず、受信部6bから一覧ページ情報を取得し、出力部6gに送ると出力部6gは、上記一覧パージ情報を出力する。
【0089】
利用者が出力部6gにより出力された一欄ページ情報を見て、視聴したい放送コンテンツを特定する情報を入力すると、制御部6hに送られる。制御部6hは、上記特定する情報に基づいて、受信部6bから対応する暗号化された分割放送コンテンツを読み出し、処理部6fへ送る。処理部6fは、放送コンテンツを特定する情報を取得し、上記情報に対応する復号鍵情報を記憶部6cから取得する。そして、処理部6fは、復号鍵情報を用いて、保持している暗号化された分割放送コンテンツの復号処理を行い、出力部6gに分割放送コンテンツの処理結果(音楽、映像等)を出力させる。上述の動作が繰り返し行うことで、放送コンテンツの出力が行われる。
【0090】
そして、利用者から再度一覧ページ情報を出力する旨が入力されない限り、上述の動作が繰り返され、視聴希望の放送コンテンツが出力部6gにより出力される。
【0091】
そして、利用者が、入力部6dを用いて、再度、一覧ページ情報を出力するように指示すると、その旨が制御部6hに送られる。制御部6hは、上記旨に基づいて、保持している一覧ページ情報を出力部6gに送る。そして、上述の動作と同じ動作が行われる。
【0092】
(変形例3)
各復号鍵情報送信装置7は、商品に関する装置にすることも可能である。
【0093】
図9は、変形例3の商品に関する装置の構成を示す図である。図9において、図2と同一構成については、同一符号を付してその説明を省略する。商品に関する装置は、通信部7b、入力部7g、復号鍵情報記憶部7d、各部を制御する制御部7fを有する。
入力部7gには、商品について所定の金額の購買をしたことを示す購買情報が入力される。制御部7fは、一定の金額を示す情報を保持している。そして、制御部7fは、入力部7gにより入力された購買情報のうち、一定金額以上の購買をしたことを示す購買情報を取得した場合、復号鍵情報記憶部7dから復号鍵情報を取得する。そして、制御部7fの指示により、送信部7bは、携帯端末装置6に対して、非接触通信により、復号鍵情報を送信する。
【0094】
(動作)
商品に関する装置の一例として、レジ装置を用いて説明する。利用者が商品について、所定の金額の商品を購入する。すると、例えば、レジの管理者により、レジ装置の入力部7gを用いて、所定の金額の購買をしたことを示す購買情報が入力される。入力された購買情報は制御部7fへ送られ、取得される。
【0095】
制御部7fは、入力された購買情報に基づいて、所定の金額を示す情報を生成する。そして、制御部7fは、保持している一定の金額を示す情報と、上記所定の金額を示す情報を比較し、いずれの金額が大きいか判断する。
【0096】
上記一定の金額の方が大きい場合には、携帯端末装置6との間で、非接触通信の確立が行われる。そして、図6に示すステップS30以降の動作が行われる。即ち、送信部7bは、携帯端末装置6に対して、非接触通信により、復号鍵情報を送信する。
【0097】
一方、一定の金額の方が小さい場合には、携帯端末装置6との間で、非接触通信の確立は行われず、復号鍵情報の送信は行われない。
【0098】
(変形例4)
なお、商品に関する装置が自動販売装置の場合にも、上記レジ装置の場合と同じように、本発明の適用が可能である。本変形例の商品に関する装置において、図9と同一構成、機能については、その説明を省略し、異なる点を詳細に説明する。
【0099】
上記装置の制御部7fは、各商品を特定する情報と、金額を示す情報とが対応づけられたテーブルを保持している。また、上記装置は、金銭を投入する投入部(図示せず)と、投入された金銭に基づいて、金額を示す情報を生成する生成部(図示せず)とを有する。
【0100】
(動作)
そして、利用者は、入力部7gを用いて、商品を特定する情報、商品数量を入力する。入力部7gにより入力された商品を特定する情報等は、制御部7fへ送られる。制御部7fは、保持しているテーブルを参照して、商品を特定する情報及び商品数量から、購買金額を示す情報である購買情報を生成する。
【0101】
また、利用者が、所定の金銭を投入部により投入する。投入された金銭は、生成部に送られ、生成部は、投入された金銭に基づいて、投入金額を示す情報を生成する。生成された投入金額を示す情報は制御部7fへ送られる。
【0102】
制御部7fは、投入金額が、購買金額以上の場合には、購買情報を取得する。そして、制御部7fは、購買情報が示す購買金額と、保持している一定金額を示す情報とを比較し、いずれの金額が大きいかを判断する。
【0103】
上記一定の金額の方が大きい場合には、携帯端末装置6との間で、非接触通信の確立が行われる。そして、図6に示すステップS30以降の動作が行われる。即ち、送信部7bは、携帯端末装置6に対して、非接触通信により、復号鍵情報を送信する。
【0104】
一方、一定の金額の方が小さい場合には、携帯端末装置6との間で、非接触通信の確立は行われず、復号鍵情報の送信は行われない。
【0105】
変形例3,4によれば、ある一定の金額以上の商品購入をした場合に、例えば、クーポンとして、復号鍵情報を送信するようにしているので、その商品に対する販売促進を図ることが可能となる。
【0106】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、携帯端末装置を保持する利用者が復号鍵情報送信装置に接近するだけで、復号鍵情報送信装置は、携帯端末装置に対して、非接触通信により、迅速に復号鍵情報を送信することができる。このため、利用者は携帯端末装置を用いて迅速に復号鍵情報を取得することができる。
【0107】
また、携帯端末装置は、復号鍵情報送信装置から、非接触通信により、復号鍵情報を取得できるので、例えば管理者が認証のための所定の行為を行う必要もなく、復号鍵情報を有する装置を利用者に渡すという行為を行う必要もない。このため、本発明によれば、携帯端末装置が復号鍵情報を取得する場合において、従来技術に比べて、人手によるコストの低減化が可能である
また、本発明によれば、事前にユーザ登録をしなくとも、携帯端末装置が復号鍵情報を取得することができるので、利用者は、手間をかけずに、復号鍵情報を取得することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の情報送信システムの構成を示す図である。
【図2】本実施の形態の復号鍵情報送信装置の内部構成を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態の復号鍵情報送信装置の外部構成を示す図である。
【図4】本実施の形態の携帯端末装置の構成を示す図である。
【図5】本実施の形態の情報送信システムの動作の一部を示すフローチャート図である。
【図6】本実施の形態の情報送信システムの動作の一部を示すフローチャート図である。
【図7】本実施の形態の情報送信システムの動作の一部を示すフローチャート図である。
【図8】変形例1の情報送信システムの構成を示す図である。
【図9】変形例3の復号鍵情報送信装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 放送サーバ装置
2 公衆ネットワーク
3 ゲートウェイ装置
4 移動通信網
5 基地局
6 携帯端末装置
6c 記憶部
6d、7g 入力部
6g 出力部
6f 処理部
7 復号鍵情報送信装置
7a 検出部
6b、7b 通信部
7c ゲート部
7d 復号鍵情報送信装置
7f 制御部
7g 壁体部
Claims (11)
- 暗号化された放送コンテンツである暗号化放送コンテンツを送信する情報送信システムであって、
公衆移動通信網に接続され、複数の前記暗号化放送コンテンツを、サービスエリア内に送信する基地局と、
前記サービスエリア内に在圏し、前記基地局から複数の前記暗号化放送コンテンツを受信する携帯端末装置と、
直接的な無線通信である近距離無線通信により、複数の前記暗号化放送コンテンツのいずれか1つを復号するための復号鍵情報を、前記携帯端末装置に対して送信する複数の復号鍵情報送信装置とを有し、
複数の前記復号鍵情報送信装置は、前記携帯端末装置から前記復号鍵情報の送信要求を受信した場合、前記近距離無線通信により、前記復号鍵情報を前記携帯端末装置に対して送信する第1の復号鍵情報送信手段を有し、
前記携帯端末装置は、
前記近距離無線通信により、前記送信要求を前記復号鍵情報送信装置に対して送信する送信手段と、
前記復号鍵情報送信装置から前記復号鍵情報を取得する第1の取得手段と、
前記復号鍵情報を用いて、前記基地局から取得した暗号化放送コンテンツの復号処理を行う復号処理手段と、
復号処理された放送コンテンツを出力する出力手段とを有し、
複数の前記復号鍵情報送信装置は、
前記サービスエリア内に含まれる特定エリアの入場口又は内部において、それぞれ異なる位置に設置され、
それぞれ異なる前記復号鍵情報を前記携帯端末装置に対して送信する
ことを特徴とする情報送信システム。 - 複数の前記暗号化放送コンテンツと対応づけられた前記復号鍵情報を複数の前記復号鍵送信装置それぞれに対して送信する第2の復号鍵情報送信手段と、
各復号鍵情報送信装置において、送信された復号鍵情報を取得する第2の取得手段と
をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の情報送信システム。 - 複数の前記復号鍵情報送信装置は、レジ装置、自動販売装置を含む商品に関する装置であり、
前記携帯端末装置は、前記送信要求の代わりに、前記商品について一定金額以上の購買をしたことを示す購買情報を送信し、
複数の前記復号鍵情報送信装置は、前記送信要求の代わりに、前記購買情報を受信した場合、前記携帯端末装置に対して、前記近距離無線通信により、前記復号鍵情報を送信する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報送信システム。 - 前記近距離無線通信は、通信可能範囲が10m程度で、2.4GHz帯域を用いる無線通信、通信可能な範囲が1m以内で最大伝送速度は4Mbpsである赤外線通信、又は、通信可能な範囲が数10cm以内である非接触ICカード通信であることを特徴とする請求項1乃至3のうち、いずれか1つの請求項に記載の情報送信システム。
- 暗号化された放送コンテンツである暗号化放送コンテンツを復号するための復号鍵情報を、携帯端末装置に対して送信する情報送信装置であって、
直接的な無線通信である近距離無線通信により、前記携帯端末装置から前記復号鍵情報の送信要求を受信する受信手段と、
前記受信手段が前記送信要求を受信した場合、前記近距離無線通信により、複数の前記暗号化放送コンテンツのいずれか1つを復号するための前記復号鍵情報を前記携帯端末装置に送信する送信手段とを有し、
前記暗号化放送コンテンツを前記携帯端末装置に送信する基地局のサービスエリアに含まれる特定エリアの、入場口または内部において他の前記情報送信装置とは異なる位置に設置され、
他の前記情報送信装置とは異なる前記復号鍵情報を、前記携帯端末装置に送信する
ことを特徴とする情報送信装置。 - 前記受信手段は、前記送信要求の代わりに、商品について一定金額以上の購買をしたことを示す購買情報を受信し、
前記送信手段は、前記受信手段が、前記購買情報を受信した場合、前記携帯端末装置に対して、前記近距離無線通信により、前記暗号化放送コンテンツのいずれか1つを復号するための前記復号鍵情報を送信する
ことを特徴とする請求項5に記載の情報送信装置。 - 前記近距離無線通信は、通信可能範囲が10m程度で、2.4GHz帯域を用いる無線通信、通信可能な範囲が1m以内で最大伝送速度は4Mbpsである赤外線通信、又は、通信可能な範囲が数10cm以内である非接触ICカード通信であることを特徴とする請求項5又は6に記載の情報送信装置。
- 暗号化された放送コンテンツである暗号化放送コンテンツを送信する情報送信方法であって、
公衆移動通信網に接続された基地局が、複数の前記暗号化放送コンテンツを、サービスエリア内に送信する第1送信ステップと、
前記サービスエリア内に在圏する携帯端末装置が、前記基地局から複数の前記暗号化放送コンテンツを受信するステップと、
前記携帯端末装置が、直接的な無線通信である近距離無線通信により、複数の前記暗号化放送コンテンツを復号するための復号鍵情報の送信要求を、復号鍵情報送信装置に対して送信する第2送信ステップと、
前記復号鍵情報送信装置が、前記送信要求を受信した場合、前記近距離無線通信により、複数の前記暗号化放送コンテンツのいずれか1つを復号するための前記復号鍵情報を前記携帯端末装置に送信する第3送信ステップと、
前記携帯端末装置が、前記近距離無線通信により、前記復号鍵情報を取得するステップと、
前記携帯端末装置が、前記復号鍵情報を用いて、前記暗号化コンテンツの復号処理を行うステップと、
前記携帯端末装置が、復号処理されたコンテンツを出力するステップとを有し、
複数の前記復号鍵情報送信装置は、前記サービスエリアに含まれる特定エリアの、入場口または内部において、それぞれ異なる位置に設置され、
前記第3送信ステップにおいて、前記復号鍵情報送信装置は、他の復号鍵情報送信装置とは異なる前記復号鍵情報を、前記携帯端末装置に対して送信する
ことを特徴とする情報送信方法。 - 前記複数の暗号化放送コンテンツと対応づけられた前記復号鍵情報を複数の前記復号鍵送信装置それぞれに対して送信する第4送信ステップと、
複数の前記復号鍵情報送信装置において、送信された復号鍵情報を取得するステップと
をさらに有することを特徴とする請求項8に記載の情報送信方法。 - 複数の前記復号鍵情報送信装置は、レジ装置、自動販売装置を含む商品に関する装置であり、
前記第2送信ステップにおいて、前記携帯端末装置は、前記送信要求の代わりに、前記商品について一定金額以上の購買をしたことを示す購買情報を送信し、
前記第3送信ステップにおいて、複数の前記復号鍵情報送信装置は、前記購買情報を受信した場合、前記携帯端末装置に対して、前記近距離無線通信により、前記復号鍵情報を送信する
ことを特徴とする請求項9に記載の情報送信方法。 - 前記近距離無線通信は、通信可能範囲が10m程度で、2.4GHz帯域を用いる無線通信、通信可能な範囲が1m以内で最大伝送速度は4Mbpsである赤外線通信、又は、通信可能な範囲が数10cm以内である非接触ICカード通信であることを特徴とする請求項8乃至10のうち、いずれか1つの請求項に記載の情報送信方法。
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