JP4021078B2 - イカ釣針 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は金属製の擬餌本体を用いながら組立分解ができ、且つ、機械釣りのガイドローラにもなじむイカ釣針に関する。
【0002】
【従来の技術】
金属製パイプから成るイカ釣針の、擬餌体における従来技術としては、まず昭和47年実用新案出願公告第41667号(以下第一先行技術と略称する。)があげられる。その技術手段を要約すれば、「金属製パイプの下端に針杆を附設し、さらに金属製パイプ内の下半分位までに錘を設けると共に、パイプの上方に窓孔を穿孔せしめ、この窓孔を利用してパイプ内に合成樹脂を一体に焼込み成型せしめて、この窓孔より合成樹脂を露出せしせると共に、パイプの上端開口部からも、少し合成樹脂を棒状に突出せしめ、この突出部に止着孔を穿孔せしめて成るイカ釣針」である。
【0003】
次に、組立分解が可能で、且つ金属製パイプを用いたイカ釣針における擬餌体としての従来技術は、昭和56年実用新案出願公告第16934号(以下第二先行技術と略称する。)もある。技術手段は上端を擬餌体に固着し釣針を串挿する釣針軸の両側に、釣針杆嵌着用の長溝を開穿すると共に、その釣針軸の下部に釣針杆スライド用の逃げ溝を前記、長溝に連続して設け、且つ、前記釣針軸の長溝に下端に鉤形止部を有する釣針杆を嵌着し、更にこの釣針杆の鉤形止部に止環を着脱自在に取付けて成るイカ釣針を示し、その擬餌体はステンレス中実擬餌体であることが記載され、図面からは角形パイプが用いられているが理解できる。加えて、その角形パイプの上端は平板状に形成され、その平板状の中央に位置して、テグス又は道糸の、結着孔が開穿されている技術手段が明らかにされているものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
さて、先に示した第一先行技術は、その構成を金属製パイプの下端に針杆を附設し更に金属製パイプ内の下半分位までに錘を設けると共に、パイプの上方に窓孔を穿孔せしめ、この窓孔を利用してパイプ内に合成樹脂を一体に焼込み成型せしめて、この窓孔より合成樹脂を露出せしめると共に、パイプの上端開口部からも、少し合成樹脂を棒状に突出しこの突出部に、止着孔を穿孔せしめて成るイカ釣針を示すものであるが、その金属製パイプの上端口から合成樹脂を棒状に突出せしめ、この突出部に止着孔を穿孔している。このため機械釣りの場合には数拾本ものイカ釣針をつなぐため、多大な重量となり、しかも海中にあって擬餌体は乱舞状態となるため止着孔とテグス又は道糸を、直接に結着したのではテグス又は道糸が、止着孔と擦れて接断される欠点が生じる課題(以下第一主課題と略称する。)がある。従って、イカの機械釣りには、全く使用に耐え得ないイカ釣針となる。使用すれば接断するという危険があり、従って手釣り専用のイカ釣針としてしか使用し得ない。
【0005】
又、突出部は合成樹脂製であるため、この突出部にある止着孔は、重量に耐えかね、テグス又は道糸が、接断されないとしても破損する課題(以下第一縦課題と略称する。)も生じる。
【0006】
加えて、この第一先行技術は組立分解を考えた構造でなく、一度完成品とすると、それを固定したままであるため重量の調整機能がなく、軽いイカ釣針としたり重いイカ釣針としたり、変更することができず、機械釣りを考えた場合に軽いイカ釣針にすれば、数多くのイカ釣針が使用し得る場合の調整ができず、更には、深い海中に投入するため重いイカ釣針が必要とするとき、それにも対応できない課題(以下第二主課題と略称する。)がある。
【0007】
且つ、擬餌体と傘状釣針との間に、折り曲がり場所がないため機械釣りには、ガイドローラ等があって折り曲がる必要がありこの機能に応じられず使用すれば破損する課題(以下第二縦課題と略称する。)も生じるものである。
【0008】
次に第二先行技術の課題であるが、その構成を以って説明すれば、構成は「上端を擬餌体に固着し釣針を串挿する釣針軸の両側に、釣針杆嵌着用の長溝を開穿すると共に、その釣針軸の下部に、釣針杆スライド用の逃げ溝を前記、長溝に連続して設け、且つ前記、釣針軸の長溝に、下端に鉤形止部を有する釣針杆を館着し、更に、この釣針杆の鉤形止部に止環を、着脱自在に取付けて成るイカ釣針」としており、まずテグス又は道糸に、接続する場合を考えるとき、第一先行技術同様に図面から、明らかのように擬餌体に設けた止着孔を利用することになり、擬餌体が海中で乱舞したり、引上げ引下げ作用が生じたとき、直接結ばれているから止着孔とテグス又は道糸がすれて、そこから接断する第一主課題が生じる欠点ある。
【0009】
又、第二先行技術は組立分解機構を考えた考案であるが、部品の交換を考えたものでなく、具体的な構成においても自然に部品交換もできるものでなく、一つのイカ釣針で、軽くしたり重いイカ釣針として利用し得ない、第二主課題もあるイカ釣針である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記、課題群を解決するための手段として、本発明が構じた技術手段は、先ず、第一主課題の解決のため、金属製パイプからなる、擬餌本体でありながら、連結杆と上部係止環とを用いられるようにしたことである。具体的には金属製パイプの上方部を平板状に圧縮して水掻部を形成し、その水掻部の中心中央に、挿入孔室に通ずる連結杆挿通管部を貫通し、連結杆と上部係止環とを用いられるようにしたため連結杆の係止鉤部と、上部係止環のところで回動し得る。従ってイカ釣針が海中で乱舞して変化しても、上部係止環とテグス又は道糸のところでは、回動することなく固定されているためすれ切れなど生じることなくテグス又は道糸が接断する問題が生ぜず、手釣り用イカ釣針として使用できるばかりでなく、機械釣り用としても適するイカ釣針を完成せしめ、完全に第一主課題を解決したものであるが、この場合のイカ機械釣りにおいてイカ釣針数が少なく、且つ、軽いものを使用するときは課題が生じない。しかしながらイカ釣針を数拾本と鈴なりに接続したり、この発明がイカ機械釣りに使用を予定している重いイカ釣針を多数使用する場合等において多大な重量となり、その重量が中間に位置するイカ釣針の一つ一つに掛かり、加えて海中にあってドラムの上下作動による乱舞やイカ釣り上げのための捲取作業時に重量が倍増し、表裏二面からなる水掻部ではその水掻部に上部係止環が割り込み、水掻部を表裏両面に割る課題(以下副課題と略称する。)が生じた。しかし、この発明はこの副課題をも解決した。まず第一は水掻部と上部係止環との間に水掻部剥離防止体を介在させることによって副課題を解決した。第二には水掻部の表裏両面をプレス加工等で凹凸模様を刻設して副課題を解決している。又、第三には水掻部の表裏両間に適当な接着剤を用いて接合せしめ水掻部の表裏両面間に生じる副課題を解決しているものである。
【0011】
又、本発明は金属製パイプの、下方の開放口を利用することと連結杆と上部係止環と用いられるため、挿入孔室に錘を出し入れすることが可能で、一つのイカ釣針を軽いイカ釣針としたり、重いイカ釣針としたりすることが、自由となり実際に遠海へ出て海の深さの変化に対しても、自由に対応可能となり第二主課題も解決している。
【0012】
且つ、また接続部分に合成樹脂など用いてないため、第一縦課題も解決している。
【0013】
更に加えて、金属製パイプの擬餌本体ではあるが下方が挿入孔室とし、連結杆が用いられるため容易に擬餌体に傘状釣針とのところで、折曲自在の構造を得ることが可能で第二縦課題も解決しているものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の、実施の形態を図面と共に説明するに、まず図1乃至5は金属製パイプに丸形を用い、又、図6乃至10は金属製パイプに角形を使用して本発明の請求項1の実施形態を示すもので、その具体的な説明をすれば、金属製パイプの上方部を圧縮して中央に連結杆挿通管部4を備えた平板状の水掻部2を形成すると共に、下方部を挿入孔室3に内設して擬餌本体1を構成せしめ、該擬餌本体の挿入孔室と連結杆挿通管部とに下端に釣針付芯杆連結部Aを懸吊し、且つ、胴部に下方より支承筒本体Bと弾性部材Cとを順次串刺にした連結杆9を嵌挿すると共に、その連結杆の上端に設けた係止鉤部14を連結杆挿通管部4より突出し、該係止鉤部に水掻部剥離防止体5を介して上部係止環15を着脱自在に引掛係止してイカ釣針を構成したものである。
【0015】
次に、請求項2の発明について図面と共に説明するに、図11乃至13に示すように金属パイプの上方部を圧縮して中央部に連結杆挿通管部4を備え、且つ、表裏両面を凹凸状剥離防止面としたじくざく水掻部2aを形成すると共に、下方部を挿入孔室3に内設して擬餌本体1を構成せしめ、該擬餌本体の挿入孔室と連結杆挿通管部とに、下端に釣針付芯杆Aを懸吊し、且つ、胴部に下方より支承筒本体Bと弾性部材Cとを順次串刺にした連結杆9を嵌挿すると共に、その連結杆の上端に設けた係止鉤部14を連結杆挿通管部4より突出し、該係止鉤部に上部係止環15を着脱自在に引掛係止して成るイカ釣針を構成している。
【0016】
加えて、請求項3の発明について図面と共に説明すれば、図14乃至17に示すように金属パイプの上方部を圧縮して、中央部に連結杆挿通管部4を備え平板状の水掻部2を形成し、且つ、その水掻部の表裏両面間を接着剤26で接合すると共に、下方部を挿入孔室3に内設して擬餌本体1を構成せしめ、該擬餌本体の挿入孔室と連結杆挿通管部とに、下端に釣針付芯杆Aを懸吊し、且つ、胴部に下方より支承筒本体Bと弾性部材Cとを順次串刺にした連結杆9を嵌挿すると共に、その連結杆の上端に設けた係止鉤部14を連結杆挿通管部4より突出し、該係止鉤部に上部係止環15を着脱自在に引掛係止して成るイカ釣針を構成したものである。
【0017】
更に、詳しくは前記金属製パイプの形状は、丸形又は角形もしくは一部を丸形で他部は角形にしたものでよい。その材料はステンレススチール、真鍮、又は、アルミニウム軽合金等、金属製品であればよく大型で軽いイカ釣針を望むときなどは、アルミニウム軽合金を、用いるとよいものである。
【0018】
連結杆9の、形成は針金をU字状に折曲して、下部に釣針付芯杆連結部10を形成すると共に、上端には両端を内側に丸く曲げて鉤状に折り返し、係止鉤部14を構成せしめる。
【0019】
釣針付芯杆Aの構成は、中心に芯軸23を用いこれに縦溝を二本設ける。この溝に、針金をU字状に折曲して上部に連結杆引掛鉤部17を設け、下部には両端を内側に、丸く曲げ鉤状に折り返して、下部係止環受部16とした鉤部杆8を固着し、この連結杆引掛鉤部17と、下部係止環受部16を備えた芯軸23に、一段、二段、若しくは、三段方式いずれでもよく固定リング20で束ねられた傘状釣針21を串挿し、座金18を介して下部係止環受部16に下部係止環19を係止して構成するものである。他の方法としては針金をC状にし鉤部杆8として使用してもよいものである。
【0020】
傘状釣針21は、多数の釣針をレ字状に形成して筒状に置き並べ上部を外側より固定リング20で一体化するものである。
【0021】
支承筒本体Bは、上部支承筒11と下部支承筒6と錘体7とから構成するものであり、且つ、上部支承筒11と下部支承筒6の接合は上部支承筒11の下部に凹部24を設け、下部支承筒6には頂面を凸部25に突設せしめて、その凹部と凸部を嵌合しイカの機械釣りにおけるガイドローラ27に接したときは、その部分で折り曲がり、海中にあってはイカが擬餌本体1と傘状釣針21とに抱付いたときは折り曲がらないように構成するものである。しかし必ずしも上記構成のみでなく、上部支承筒11と下部支承筒6と錘体7を一本の筒体に構成し使用することでもよい。
【0022】
錘体7の材料は、主として鉛を用いるが軽いイカ釣針として利用したいときは、合成樹脂もしくは軽い材質のものを用い、更に軽いものを希望する場合は錘体を使用しなくてもよいものである。
【0023】
弾性部材Cは、弾性体12と弾性体補強管13で構成するが場合によっては、その弾性体補強管に変えて弾性体12を延長して使用してもよい。
【0024】
弾性体12は、合成樹脂製筒体、ゴム筒体、若しくは金属製の弾撥発条を用いる。
【0025】
又、弾性体12と弾性体補強管13との位置関係は、どちらを上位に位置してもよく自由に選択して使用する。
【0026】
弾性体補強管13の、材料は主に合成樹脂製とするが、重量を要求されるイカ釣針にあっては、鉛等の重い材料を使用することも出来るものである。
【0027】
又、錘体7は傘状釣針の頂面で接するため傷めやすいので、その間に補強座金22を用いる。
【0028】
且つ、又、水掻部剥離防止体5の形状は、帽子状部でもリング形状でもよく、上部係止環15の動きに対して滑りよく接するものを用いるようにし、その材質は主として金属製材を用いてあるが、硬質材であれば合成樹脂材であってもよい。
【0029】
本発明における請求項1のイカ釣針の組立分解方法は、その実施例の図1をもって説明すれば、芯軸23を用い、これに、二本の縦溝を設け、その縦溝に一本の針金を、U字状に折曲した鉤部杆8を嵌合すると共に、上部には、連結杆引掛鉤部17を設け、下部には両端を内側に、丸く曲げ鉤状に折りかえして、下部係止環受部16を設ける。この鉤部杆8を備えた芯軸23に、固定リング20で結束された、傘状釣針21を三段にして串挿し、且つ、座金18を介して、下部係止環受部16に下部係止環19を係止して釣針付芯杆Aを、まず構成しておく。このような状態に用意された釣針付芯杆Aに、更に、その釣針付芯杆Aの頂部に、補強座金22と錘体7と下部支承筒6とを挿着し、且つ釣針付芯杆Aの連結杆引掛鉤部17には、連結杆9の釣針付芯杆連結部10を、折曲自在に係止すると共にその連結杆9の下部より上部支承筒11と次に弾性体12と、弾性体補強管13とから成る弾性部材Cとを順次挿入し、加えて上部支承筒11の凹部24を下部支承筒6の凸部25に嵌合して一体化して支承筒本体Bを形成する。これに更に擬餌本体1を用意し、その擬餌本体の挿入孔室3には弾性部材Cと上部支承筒11の上部を収納するようにして、連結杆挿通管部4に弾性体12を圧縮しながら、連結杆9の係止鉤部14を挿入すると共に突出し、この突出された係止鉤部14に水掻部剥離防止体5を介して上部係止環15を引掛係止して組立を完了する。分解するときは弾性体12を釣針付芯杆Aで圧縮し、連結杆9の係止鉤部14か釣針付芯杆Aの下部係止環受部16か、どちらか一方を押し出し、係止鉤部14の方のときは上部係止環15を外し下部係止環受部16のときは、下部係止環19を外して分解する。又、請求項2乃至3の発明もこれに準ずるものである。イカの機械釣りにおける本発明、請求項1のイカ釣針の作用は図5に示すように、上部支承筒11と下部支承筒6のところで折曲して、ガイドローラ27となじみ且つ、海中にあってはイカが擬餌本体1と傘状釣針21に抱付いても、凹部24と凸部25によって折り曲がることが防止されるものである。且つ、又、請求項2乃至3の発明も同様である。
【0030】
【発明の効果】
本発明における請求項1の効果について説明すれば、金属製パイプを圧縮して、中央部に連結杆挿通管部を備え、平板状の水掻部を形成すると共に、下方部を挿入孔室に内設して擬餌本体を構成せしめ、該擬餌本体の挿入孔室と連結杆挿通管部とに下端に釣針付芯杆を懸吊し、且つ、胴部に下方より支承筒本体と弾性部材とを順次串刺しにした連結杆を嵌挿すると共に、その連結杆の上端に設けた係止鉤部を連結杆挿通管部より突出し、該係止鉤部に水掻部剥離防止体を介して、上部係止環を着脱自在に引掛係止して成るイカ釣針であるから、まず金属製の擬餌本体でありながら、連結杆と上部係止環とを用いることができて、テグス又は道糸である釣糸が擬餌本体と直接接触せず上部係止環に結び付けられるからその上部係止環の回動によって接断されることなく、又、もともと金属製パイプであるから、大型擬餌本体としても軽く多量のイカ釣針を一本線状に用いる機械釣りにも適したイカ釣針が得られ、それでいて擬餌本体に挿入孔室が得られ、又、その挿入孔室内に弾性体補強管にかえて鉛等の錘を内包することができて、重く大型のイカ釣針における擬餌本体が得られ、又、組立分解も可能であり、しかも水掻部剥離防止体を設けたので水掻部が表裏両面に割れて分解することなどない実益大なイカ釣針の発明である。
【0031】
次に請求項2の発明効果は、金属製パイプの上方部を圧縮して中央部に連結杆挿通管部を備え、且つ、表裏両面を凹凸状剥離防止面とした、じぐざく水掻部を形成すると共に、下方部を挿入孔室に内設して擬餌本体を構成せしめ、該擬餌本体の挿入孔室と連結杆挿通管部とに、下端に釣針付芯杆を懸吊し、且つ、胴部に下方より支承筒本体と弾性部材とを、順次串刺にした連結杆を嵌挿すると共に、その連結杆の上端に設けた係止鉤部を連結杆挿通管部より突出し、該係止鉤部に上部係止環を着脱自在に引掛係止して成るイカ釣針であるから先の請求項1の効果と同一の効果が得られる。それに加えて水掻部の両面を、じぐざく状にするのみであるから、金属製パイプを水掻部に形成際に同時加工ができるので製造も容易である効果がある。
【0032】
加えて請求項3の発明効果は、金属製パイプの上方部を圧縮して中央部に連結杆挿通管部を備えた平板状の水掻部を形成し、且つ、その水掻部の表裏両面間を接着剤で接合すると共に、下方部を挿入孔室に内設して擬餌本体を構成せしめ、該擬餌本体の挿入孔室と連結杆挿通管部とに、下端に釣針付芯杆を懸吊し、且つ、胴部に下方より支承筒本体と弾性部材とを順次串刺にした連結杆を嵌挿すると共に、その連結杆の上端に設けた係止鉤部を連結杆挿通管部より突出し、該係止鉤部に上部係止環を着脱自在に引掛係止して成るイカ釣針としているものであるから、前記、請求項1の効果と同一効果が得られる上に接着剤を用いるのみであるので、加工も容易であると共に、組立分解作業も容易なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明請求項1における丸形パイプから成るイカ釣針の実施例を示す縦断正面図である。
【図2】 図1におけるT−T線沿える横断端面図である。
【図3】 図1におけるV−V線に沿える横断端面図である。
【図4】 図1の縮尺分解縦断正面図である。
【図5】 図1に示すイカ釣針の使用例におけるガイドローラに接する状態の縦断正面図である。
【図6】 本願発明請求項1における角形パイプから成るイカ釣針の実施例を示す縦断正面図である。
【図7】 図6におけるW−W線に沿える横断端面図である。
【図8】 図6におけるX−X線に沿える横断端面図である。
【図9】 図6の縮尺分解縦断正面図である。
【図10】図6に示すイカ釣針の使用例におけるガイドローラに接する状態の縦断正面図である。
【図11】本願発明請求項2におけるイカ釣針の実施例を示す縦断正面図である。
【図12】図11におけるU−U線に沿える横断端面図である。
【図13】図11の縮尺分解縦断正面図である。
【図14】本願発明請求項3におけるイカ釣針実施例を示す縦断正面図である。
【図15】図14におけるY−Y線に沿える横断端面図である。
【図16】図14におけるZ−Z線に沿える横断端面図である。
【図17】図14の縮尺分解縦断正面図である。
【符号の説明】
A :釣針付芯杆
B :支承筒本体
C :弾性部材
1 :擬餌本体
2 :水掻部
2a :じぐざく水掻部
3 :挿入孔室
4 :連結杆挿通管部
5 :水掻部剥離防止体
6 :下部支承筒
7 :錘体
8 :鉤部杆
9 :連結杆
10 :釣針付芯杆連結部
11 :上部支承筒
12 :弾性体
13 :弾性体補強管
14 :係止鉤部
15 :上部係止環
16 :下部係止環受部
17 :連結杆引掛鉤部
18 :座金
19 :下部係止環
20 :固定リング
21 :傘状釣針
22 :補強座金
23 :芯軸
24 :凹部
25 :凸部
26 :接着剤
27 :ガイドローラ

Claims (3)

  1. 金属製パイプの上方部を圧縮して、中央部に連結杆挿通管部4を備えた平板状の水掻部2を形成すると共に下方部を挿入孔室3に内設して擬餌本体1を構成せしめ、該擬餌本体の挿入孔室と連結杆挿通管部とに下端に釣針付芯杆Aを懸吊し、且つ、胴部に下方より支承筒本体Bと弾性部材Cとを順次串刺しにした連結杆9を嵌挿すると共に、その連結杆の上端に設けた係止鉤部14を連結杆挿通管部4より突出し、該係止鉤部に水掻部剥離防止体5を介して上部係止環15を着脱自在に引掛係止して成るイカ釣針。
  2. 金属製パイプの上方部を圧縮して、中央部に連結杆挿通管部4を備え、且つ、表裏両面を凹凸状剥離防止面としたじぐざく水掻部2aを形成すると共に、下方部を挿入孔室3に内設して擬餌本体1を構成せしめ、該擬餌本体の挿入孔室と連結杆挿通管部とに下端に釣針付芯杆Aを懸吊し、且つ、胴部に下方より支承筒本体Bと弾性部材Cとを順次串刺しにした連結杆9を嵌挿すると共に、その連結杆の上端に設けた係止鉤部14を連結杆挿通管部4より突出し、該係止鉤部に上部係止環15を着脱自在に引掛係止して成るイカ釣針。
  3. 金属製パイプの上方部を圧縮して、中央部に連結杆挿通管部4を備えた平板状の水掻部2を形成し、且つ、その水掻部の表裏両面間を接着剤26で接合すると共に下方部を挿入孔室3に内設して、擬餌本体1を構成せしめ該擬餌本体の挿入孔室と連結杆挿通管部とに下端に釣針付芯杆Aを懸吊し、且つ、胴部に下方より支承筒本体Bと弾性部材Cとを順次串刺しにした連結杆9を嵌挿すると共に、その連結杆の上端に設けた係止鉤部14を連結杆挿通管部4より突出し、該係止鉤部に上部係止環15を着脱自在に引掛係止して成るイカ釣針。
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