JP4020729B2 - 貯蔵庫 - Google Patents

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JP4020729B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、貯蔵庫に関し、更に詳しくは、本体に設けた上部開口から容器を冷却室に収納し、該容器に収容されている物品を保冷または保温するよう構成した貯蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
飲食店等で使用される食材保冷機として、上方に開放する断熱箱体に内部画成した冷却室に、その上部開口からホテルパンと称される保冷容器を落とし込むように収納して、該容器内に収容した食材等を冷却するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記食材保冷機では、前記上部開口から冷却室に収納した保冷容器により、該上部開口を閉塞することで、冷却室からの冷気の逃出を防止するよう構成されている。このため、前記断熱箱体に形成される上部開口の寸法は、使用する保冷容器の外形寸法に合わせて設定しなければならず、汎用性に欠ける欠点が指摘される。すなわち、保冷容器には外形寸法の異なる各種のものが多数存在するが、1基の食材保冷機に対してユーザーが使用し得る保冷容器の種類が限定されてしまう。
【0004】
【発明の目的】
この発明は、前述した従来の技術に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、外形寸法の異なる各種容器を使用し得る汎用性の高い貯蔵庫を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため本発明は、
本体に内部画成した収納室に、該本体に設けた上部開口に上端部が臨む状態で容器を収納し、該容器に収容されている物品を保冷または保温する貯蔵庫において、
前記収納室に外形寸法の異なる容器を収納する際に前記上部開口に生ずる隙間を塞ぐ遮蔽手段を、前記本体に着脱可能に配設し、前記本体における上部開口の縁部に形成された段部と遮蔽手段とに該容器の上端縁部に形成されたフランジが載置された状態で容器を該収納室内に収納するようにしたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る貯蔵庫につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら、以下詳細に説明する。
【0007】
図1は、実施例に係る貯蔵庫としての食材保冷機を示すものであって、該食材保冷機10は、上方に開放する横長の断熱箱体(本体)11と、該箱体11の一側部に配設された冷凍ユニット12とから基本的に構成される。前記断熱箱体11は、図3に示す如く、上方に開放する外箱13と、この外箱13の内部に所要の断熱空間S1を存して内装された上方に開放する内箱14と、前記断熱空間S1に充填される断熱材15とから構成されている。
【0008】
前記外箱13における上端縁部の全周には、図2および図4に示す如く、前記内箱14を組付け固定するための嵌合部16が形成されている。この嵌合部16は、外箱13の上端縁部から内側に向けて略直角に折曲されて水平に臨む下折曲部16aと、該下折曲部16aの内端縁部から上側に向けて略直角に折曲されて鉛直に臨むフランジ部16bと、このフランジ部16bの上端縁部から内側に向けて斜めに折曲された上折曲部16cとから構成される。これに対して前記内箱14における上端縁部の全周には、前記嵌合部16に上方から外嵌される被着部17が形成されている。この被着部17は、前記嵌合部16の上折曲部16cと平行となるよう内箱14の上端縁部から外側に向けて所要角度で斜めに折曲された上折曲部17aと、該上折曲部17aの外端縁部から下側に向けて折曲されて鉛直に臨む側面部17bと、この側面部17bの下端縁部から内側に向けて略直角に折曲されて水平に臨む下折曲部17cとから構成される。なお、内箱14の上端縁部と被着部17との連設部位には、後述する各種保冷容器(容器)21,42のフランジ21a,42aが載置される段部18が全周に亘って形成されている。
【0009】
そして、前記外箱13の嵌合部16に内箱14の被着部17を外嵌したときに、図5に示す如く、被着部17における下折曲部17cの下面が嵌合部16における下折曲部16aの上面に当接すると共に、被着部17における上折曲部17aの下面が嵌合部16における上折曲部16cの上面に当接して上下方向の位置決めがなされるよう構成してある。なお、外箱13の外側面と被着部17における側面部17bの外面とは面一となるよう設定され、断熱箱体11の外側に段部が生じないようになっている。また、前記嵌合部16の下折曲部16aおよび被着部17の上折曲部17aの夫々の傾斜は、前記断熱箱体11の上面が後側から前側に向かって下方傾斜するよう設定されている。
【0010】
また、前記嵌合部16と被着部17とにより、両箱13,14の嵌合部位には、全周に亘って前記断熱用空間S1とは隔離された固定用空間S2が形成される。但し、嵌合部16のフランジ部16bには、断熱用空間S1と固定用空間S2とを連通する複数の抜穴19が形成されており、断熱用空間S1内で発泡充填される断熱材15の一部が、各抜穴19を介して固定用空間S2に入って充填され、該空間S2に充填される断熱材15により外箱13と内箱14との嵌合部位が接着固定されるよう構成されている。
【0011】
前述したようにして構成された断熱箱体11の内部に画成される収納室としての冷却室20には、該断熱箱体11の上部開口11aを介して収納された複数の第1の保冷容器(いわゆるホテルパン)21が、その長手方向に並んでいる。第1の保冷容器21が収納される冷却室20の深さ、すなわち内箱14の内部深さは、食材(物品)を収容する第1の保冷容器21が断熱箱体11の上部開口11aから突出することなく収納され得る寸法に設定される。また第1の保冷容器21の上端縁部にはフランジ21aが形成されており、該フランジ21aの前後方向の外形寸法は、断熱箱体11の上部内側に形成されて前後に位置する段部18,18間に載置される値に設定される。すなわち、前記段部18,18にフランジ21aを載置することで冷却室20に収納される第1の保冷容器21の上端部が上部開口部11aに臨むようになっており、該上部開口11aの長手方向に複数の第1の保冷容器21を隙間なく並べることで該開口11aが閉塞され、冷却室20からの冷気の逃出が防止されるよう構成されている。
【0012】
また前記断熱箱体11の上面は、後側から前側に向かって下方傾斜するよう設定されており、前記段部18にフランジ21aを介して支持された第1の保冷容器21は、その上面が前側に向けて下方傾斜するよう構成される。すなわち、冷却室20に第1の保冷容器21が収納されている状態で、該容器21に収容されている食材を、食材保冷機10の前側から目視により容易に確認し得るようになっている。
【0013】
前記断熱箱体11の上部開口11aは、該断熱箱体11に開閉可能に配設された複数のカバー22により閉成されるよう構成される。なおカバー22は、例えばポリカーボネート等の材料により透明に形成され、カバー22で上部開口11aを閉成した状態で内部の食材を目視し得るようになっている。
【0014】
前記断熱箱体11の上部開口11aには、図9および図10に示す如く、該開口11aの前後方向の開口寸法を短かく(開口面積の変更)するための遮蔽手段としての遮蔽部材23が着脱可能に配設されるよう構成される。この遮蔽部材23は、後側に開放するV字状に形成された本体部23aにおける上側の開放端縁に、その長手方向に離間して複数(実施例では2つ)の係止手段としての係止片23bが形成されると共に、該本体部23aにおける下側の開放端縁には、上側に向けて規制片23cが折曲形成されている。なお、本体部23aの長手方向(左右方向)の寸法は、上部開口11aの長手方向の内部寸法より僅かに短かく設定される。そして、各係止片23bを断熱箱体11の後端上部に係止すると共に、規制片23cを内箱14の後部内壁面に当接した状態で、本体部23aが上部開口11a内に臨むようにして装着される。すなわち、この遮蔽部材23を断熱箱体11に配設した際には、前後方向の外形寸法が第1の保冷容器21より短かい第2の保冷容器42を、前記冷却室20に収納し得るようになっている。この場合においては、第2の保冷容器42の上端縁部に形成されたフランジ42aを、前側の段部18と遮蔽部材23の本体部23aとに載置した状態で、該第2の保冷容器42が冷却室20に収納される。また、図11(a)に示す如く、複数の第2の保冷容器42を上部開口11aの長手方向に並べることで、該上部開口11aは保冷容器42および遮蔽部材23により閉塞されるよう構成される。なお、第2の保冷容器42の左右方向の寸法は、第1の保冷容器21の左右方向の寸法より短かく設定されている。
【0015】
なお、前後方向の外形寸法が第2の保冷容器42と同じで、左右方向の外形寸法のみが夫々異なる第3の保冷容器(容器)43(図11(b))および第4の保冷容器(容器)44(図11(c))も、前記段部18と遮蔽部材23の本体部23aにフランジ43a,44aを載置した状態で冷却室20に収納することができる。また前記遮蔽部材23は、前記カバー22の開閉操作に支障を来たすことがない状態で、前記断熱箱体11に配設される。
【0016】
前記断熱箱体11の一側部に配設される冷凍ユニット12は、図6に示す如く、断熱箱体11に一体的に配設されたキャビネット24に内部画成した機械室25に、圧縮機CM、凝縮器26および凝縮器ファン27等を配設して構成される。この冷凍ユニット12から導出する冷却器28は、図3および図7に示す如く、前記内箱14における断熱材側に臨む外底面に密着するよう蛇行して配設され、該冷却器28に冷媒を循環供給することで、冷却室20に貯留された冷却水を冷却するようになっている。この冷却水は、冷却室20に収納された各種の保冷容器21,42,43,44の底部が所定深さだけ浸漬される量で貯留され、該冷却水によって保冷容器21,42,43,44に収容されている食材を間接的に冷却するよう構成してある。
【0017】
前記キャビネット24の上面前部には、図1に示すように吸込口29が形成され、該吸込口29には、外部空気中に含まれる塵埃を捕集するエアフィルタ30が着脱可能に配設される。またキャビネット24の上面後部には、吸込口29の形成面から所定高さで立上がるダクト部31が設けられ、該ダクト部31の天井面に吹出口32が形成されている。すなわち、前記機械室25に配設した前記凝縮器ファン27を回転することで、前部上方から吸込口29を介して機械室内に吸込んだ外部空気で凝縮器26や圧縮機CMを空冷し、この熱交換された空気を吹出口32を介して後部上方に排出するよう構成される。なお、ダクト部31の前面は、上側から下側に向かうにつれて前方に傾斜しており、該傾斜面31aによって吹出口32から排出される熱交換後の空気が吸込口29に吸込まれる、いわゆるショートサイクルを生ずるのを抑制するようになっている。
【0018】
前記機械室25内の上部には、図6に示す如く、前記吸込口29と吹出口32が連通する空間を前後に仕切る遮蔽板33が、上側から下側に向かうにつれて前方に傾斜して配設され、該遮蔽板33で仕切られる前側の空間に対応して前記凝縮器26が配置されると共に、後側の空間に前記圧縮機CMと凝縮器ファン27とが配置されている。これにより、凝縮器ファン27の回転により吸込口29から吸込んだ外部空気が、凝縮器26や圧縮機CMを空冷することなく吹出口32から排出されるのを防止し、凝縮器26および圧縮機CMの効率的な空冷を図り得るよう構成される。なお、遮蔽板33を傾斜配置したことで、熱交換後の空気はスムーズに吹出口32に案内されて機外後方に排出されるようになっている。
【0019】
前記キャビネット24における断熱箱体側の側面には、図1に示す如く、下側から上側に向かうにつれて断熱箱体11から離間する上方傾斜が付されており、この側部傾斜面に操作パネル部34が配置されている。この操作パネル部34には、電源スイッチ35、電源ランプ36、温度調整ダイヤル37等が配置されており、該温度調整ダイヤル37を操作することで、食材を冷却する温度を調整し得るよう構成される。
【0020】
前記冷凍ユニット12では、図8に示す如く、圧縮機CMで圧縮された気化冷媒は、吐出管38を経て凝縮器26で凝縮液化し、ドライヤ39で脱湿された後にキャピラリーチューブ40で減圧され、前記冷却器28中で一挙に膨張して蒸発することにより、前記冷却室20に貯留されている冷却水と熱交換を行なって冷却する。そして、この冷却器28で蒸発した気化冷媒は、吸入管41を経て圧縮機CMに帰還するサイクルを繰り返すよう構成される。
【0021】
また前記キャピラリーチューブ40の一部は、前記吸入管41に近接するよう配管され、この近接部分(熱交換部)で該キャピラリーチューブ40を流通する液化冷媒と吸入管41を流通する気化冷媒とを熱交換して、該液化冷媒を過冷却することで、前記冷却器28での冷却効率を向上するよう構成してある。
【0022】
【実施例の作用】
次に、実施例に係る食材保冷機の作用につき説明する。先ず、前記断熱箱体11を組立てる場合は、図2に示す如く、前記外箱13に対して内箱14を上方から挿入し、その被着部17を嵌合部16に外嵌する。このとき、図5に示す如く、被着部17における下折曲部17cの下面が嵌合部16における下折曲部16aの上面に当接すると共に、被着部17における上折曲部17aの下面が嵌合部16における上折曲部16cの上面に当接して上下方向の位置決めがなされる。また、この状態で外箱13の外側面と被着部17における側面部17bの外面とは面一となり、箱体外側に段部や凸部が生ずることはなく、外観の意匠性が向上する。しかも、外箱13の嵌合部16や内箱14の被着部17を折曲形成したことで、両箱13,14の嵌合部位での強度が向上すると共に、嵌合部16により被着部17の上折曲部17aを支持することで剛性も向上する。
【0023】
前述したように外箱13と内箱14とを組付けた後、前記両箱13,14間に画成されている前記断熱用空間S1に断熱材15を発泡充填すると、該断熱材15の一部が、前記フランジ部16bの各抜穴19を介して固定用空間S2に入り込んで該空間S2に充填される。そして、固定用空間S2に充填された断熱材15により、嵌合部16と被着部17とが接着固定され、これにより外箱13と内箱14とは組付け固定される。すなわち、外箱13と内箱14とをネジやビス等の固定手段を用いることなく固定することができるから、該固定手段が断熱箱体11の外側に突出したり露出することはなく、意匠性や清掃性を向上し得る。また固定用空間S2に断熱材15を充填したことで、嵌合部16と被着部17との嵌合部位における断熱性も確保することができる。
【0024】
次に、前記断熱箱体11を備えた食材保冷機10において、食材を収容した前記複数の第1の保冷容器21を、そのフランジ21aを断熱箱体11の段部18に載置した状態で収納したもとで、前記冷凍ユニット12を運転すると、前記冷却器28に冷媒が循環供給されて、前記冷却室20に貯留されている冷却水が冷却され、該冷却水に底部が浸漬されている第1の保冷容器21に収容されている食材が冷却される。また、冷却室20に収納されている第1の保冷容器21は前側に下方傾斜しているから、該容器21に収容されている食材は、食材保冷機10の前側(作業位置)から作業者が容易に確認することができる。なお、前記断熱箱体11の上部開口11aは、前記カバー22により閉成し得るから、作業しないときには外気と第1の保冷容器21内の食材との熱交換や、冷却室20からの冷気漏れを防止し得る。また、カバー22を開放した作業中であっても、上部開口11aは複数の第1の保冷容器21により閉塞されているから、このときの冷却室20からの冷気漏れも防止される。
【0025】
ここで、前記第1の保冷容器21とは異なる外形寸法の、例えば前記第2の保冷容器42を使用する場合は、前記断熱箱体11の上部開口11aに前記遮蔽部材23を配設する。そして、図10に示すように、前側の段部18と遮蔽部材23の本体部23aとにフランジ42aを載置することで、第2の保冷容器42は冷却室20に収納される。このとき上部開口11aは、図11(a)に示す如く、複数の第2の保冷容器42と遮蔽部材23とにより閉塞されるから、冷却室20からの冷気の逃出は防止され、該保冷容器42内の食材の効率的な冷却が達成される。言い換えれば、第1の保冷容器21より前後寸法の短かい第2の保冷容器42を使用する場合に上部開口11aに生ずる隙間は、遮蔽部材23により閉塞することができる。
【0026】
また、前記断熱箱体10に遮蔽部材23を配設した状態においては、図11(b)および図11(c)に示す如く、第2の保冷容器42と前後方向の外形寸法が同じ第3の保冷容器43および第4の保冷容器44も冷却室20に収納することができる。但し、第3および第4の保冷容器43,44の左右方向の外形寸法は、第2の保冷容器42とは異なるので、上部開口11aの長手方向には当該保冷容器43,44を収納不能な大きさの隙間を生ずる。しかし、この隙間に第2の保冷容器42、あるいは他の小型の保冷容器を収納することで、上部開口11aを閉塞することは可能である。すなわち、断熱箱体10における上部開口11aの開口面積を変更可能な遮蔽部材23を取付けたり取外すことで、ユーザーは外形寸法の異なる各種の保冷容器21,42,43,44を選択して使用することができ、汎用性が高くなる。しかも、遮蔽部材23はネジやビス等の固定手段を用いることなく前記係止片23bにより断熱箱体10に着脱可能であるから、その着脱作業は容易である。
【0027】
前記機械室25において、前記凝縮器ファン27の回転によりキャビネット24の前部上方から吸込口29を介して機械室内に吸込んだ外部空気は、図6に示す如く、前記遮蔽板33で仕切られている前部空間において前記凝縮器26を空冷した後に後部空間側に流れ、ここで前記圧縮機CMを空冷する。この熱交換された空気は、傾斜配置されている遮蔽板33により後上部に向けて案内され、前記吹出口32を介してキャビネット24の後部上方に排出される。なお、吹出口32は、吸込口29の形成面より上方に位置し、かつ前記ダクト部31における吹出口32と吸込口29との間に臨む前面が傾斜面31aとしてあるから、吹出口32から排出される熱交換後の空気が吸込口29に吸込まれるショートサイクルを有効に防止し、凝縮器26や圧縮機CM等の効率的な空冷を達成し得る。
【0028】
また、前記吸込口29および吹出口32をキャビネット24の上面に形成したから、当該食材保冷機10の周囲四面が壁や他の厨房機器等で塞がれていても、空気の吸排気に支障を来たすことなく効率的な空冷を行ない得る。しかも、吸込口29を前側に形成したので、該吸込口29に配設される前記エアフィルタ30の交換を簡単に行なうことができる。
【0029】
【別実施例】
図12は、前記遮蔽部材の別実施例を示すものであって、該遮蔽部材45の基本的な構成は前述した実施例と同一であるので、同一部位には同じ符号を付して示すものとする。別実施例に係る遮蔽部材45は、その本体部23aにおける左右方向の寸法が、前記第2の保冷容器42の外形寸法と対応するよう設定されて、該本体部23aに形成した1つの係止片23bと規制片23cとを介して断熱箱体11に着脱可能に配設されるよう構成してある。すなわち、図12(a)に示す如く、前記断熱箱体11における上部開口11aの長手方向(左右方向)の内部寸法によっては、前記複数の第1の保冷容器21を並列に並べても上部開口11aが完全に閉塞されず、長手方向の一端部側に、例えば第2の保冷容器42を収納し得る寸法の隙間を生ずる場合がある。従って、このときには、長手方向の一端部側に生じている隙間部分と対応する断熱箱体11に、別実施例の遮蔽部材45を配設し、該遮蔽部材45の本体部23aと前側の段部18とにフランジ42aを載置して第2の保冷容器42を冷却室20に収納する。これにより、上部開口11aに生じている隙間を閉塞することができ、冷却室20からの冷気漏れを防止し得る。
【0030】
また、第1の保冷容器21と前後方向の外形寸法が同一で左右方向の外形寸法が長く設定された第5の保冷容器46を使用する場合においても、図12(b)に示す如く、複数の第5の保冷容器46を冷却室20に収納した状態で、上部開口11aに第2の保冷容器42を収納し得る隙間を生じたときには、該隙間部分に対応して前記別実施例の遮蔽部材45を配設することで、第2の保冷容器42を該隙間部分に収納して閉塞することができる。図12(b)において符号46aは、第5の保冷容器46の上端縁部に形成されたフランジを示す。
【0031】
すなわち、左右方向の寸法が異なる各種保冷容器を使用する場合に、前記上部開口11aに生ずる隙間に対応するよう本体部の長手方向(左右方向)の寸法が設定された各種の遮蔽部材を用意しておけば、1基の断熱箱体11で使用できる保冷容器の種類を更に多くすることができる。なお、本体部の前後方向の寸法が異なる別種の遮蔽部材を用いることで、前述した第1や第2の保冷容器21,42とは前後方向の外形寸法が異なる別の保冷容器を使用することも可能となる。
【0034】
【変更例】
実施例では、貯蔵庫として物品を保冷する食材保冷機を挙げて説明したが、貯蔵庫としては冷凍庫、あるいは物品を保温する温蔵庫等であってもよい。また物品を保冷したり保温する方式としては、収納室に貯留した冷却水や温水を用いる他、内箱を冷却器で冷却したりヒータで加熱するものや、あるいは冷却器で冷却した空気、またはヒータで加熱した空気をファン等により収納室に循環させて保冷したり保温する構成等、各種の方式を用いることができる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明に係る貯蔵庫によれば、上部開口に生じた隙間を閉塞可能な遮蔽手段を、断熱箱体に着脱可能に配設するよう構成したから、1基の貯蔵庫に対して多種類の容器を使用することが可能となり、汎用性が高くなる。また、遮蔽手段は断熱箱体に対してネジやビス等の固定手段を用いることなく係止手段を介して装着し得るから、着脱作業は容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な実施例に係る食材保冷機を示す概略斜視図である。
【図2】 実施例に係る断熱箱体の外箱と内箱とを分離した状態を示す概略斜視図である。
【図3】 実施例に係る断熱箱体の縦断側面図である。
【図4】 実施例に係る断熱箱体の外箱と内箱を示す縦断側面図である。
【図5】 実施例に係る断熱箱体における嵌合部と被着部との嵌合部位を示す要部縦断側面図である。
【図6】 実施例に係る冷凍ユニットを示す縦断側面図である。
【図7】 実施例に係る断熱箱体における冷却器の配管状態を示す説明平面図である。
【図8】 実施例に係る冷凍ユニットの冷媒回路図である。
【図9】 実施例に係る断熱箱体に遮蔽部材を配設することで第2の保冷容器を収納した状態で示す食材保冷機の概略斜視図である。
【図10】 実施例に係る遮蔽部材を配設した断熱箱体の縦断側面図である。
【図11】 実施例に係る遮蔽部材を配設した断熱箱体に種類の異なる保冷容器を収納した状態を示す説明平面図である。
【図12】 別実施例に係る遮蔽部材を配設した断熱箱体に種類の異なる保冷容器を収納した状態を示す説明平面図である。
【符号の説明】
11 断熱箱体(本体),11a 上部開口,18 段部
20 冷却室(収納室),21 第1の保冷容器(容器)
23 遮蔽部材(遮蔽手段),23b 係止片(係止手段)
42 第2の保冷容器(容器),42a フランジ
43 第3の保冷容器(容器),43a フランジ
44 第4の保冷容器(容器),44a フランジ
45 遮蔽部材(遮蔽手段),46 第5の保冷容器(容器)
46a フランジ,48 遮蔽部材(遮蔽手段)

Claims (2)

  1. 本体(11)に内部画成した収納室(20)に、該本体(11)に設けた上部開口(11a)に上端部が臨む状態で容器(21)を収納し、該容器(21)に収容されている物品を保冷または保温する貯蔵庫において、
    前記収納室(20)に外形寸法の異なる容器(42,43,44,46)を収納する際に前記上部開口(11a)に生ずる隙間を塞ぐ遮蔽手段 (23,45,48) を、前記本体 (11) に着脱可能に配設し、前記本体 (11) における上部開口 (11a) の縁部に形成された段部 (18) と遮蔽手段 (23,45,48) とに該容器(42,43,44,46)の上端縁部に形成されたフランジ(42a,43a,44a,46a)が載置された状態で容器(42,43,44,46)を該収納室(20)内に収納するようにし
    ことを特徴とする貯蔵庫。
  2. 前記遮蔽手段(23,45)には、前記本体(11)に対して係脱可能な係止手段(23b)が設けられ、該係止手段(23b)を介して遮蔽手段(23,45)が本体(11)に装着されるよう構成される請求項1記載の貯蔵庫。
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