JP2020176790A - 保冷ボックスおよび食品配送用バイク - Google Patents

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Abstract

【課題】外気や日光によって外面の温度が不均一になっても内部の温度を比較的均一に維持することができる保冷ボックスを提供する。【解決手段】天板17、周壁18および底板19を備え、前記周壁18に開閉自在の扉21を備えた箱体11と、前記箱体11の底部に配置された圧縮機35および外気と熱交換する凝縮器36と、前記圧縮機35および凝縮器36と冷媒を通す配管で接続され、箱体11の天板17内に配置された蒸発器32と、前記箱体11の底部と上部とを仕切り、収容物を載置する仕切り板16とを備え、前記周壁18が断熱材を有し、前記天板17の下面が熱伝導性が高いパネル17aからなる保冷ボックス10。【選択図】図1

Description

本発明は保冷ボックスおよびその保冷ボックスを用いた食品配送用バイクに関する。ここにいうバイクには、二輪または三輪のモーターバイク、自転車、電動アシスト自転車など、デリバリー(出前)に用いられる小型の乗り物が含まれる。
特許文献1には、容器本体の内部を区画壁で前後に仕切ると共に、区画壁の前側の空間の上部に冷却側機器を設け、下方に温熱側機器を設け、区画壁の後側の空間を物品の収容部とした冷却機器付き断熱容器が開示されている。さらに断熱容器を搭載し、配送中の物品を冷却または加温できる配送車も開示している。
特許文献2には、上端が開口した断熱箱体の下部に圧縮機、凝縮器、バッテリを収容した機械室7を設け、貯蔵室の側面に蒸発器を取り付けた冷却配送台車が開示されている。蒸発器の下方には、蒸発器からのドレン水を受けるドレンパンを設け、ドレンパンに、ドレン水を保持しながら冷媒用のチューブを通す穴を設ける工夫をしている。
特許文献3には、天井部にドライアイス収容室を設け、天井面から側壁にかけて冷却板を配置した保冷庫が開示されている。天井側の冷却板の内面には、ドライアイス直下の物品の過冷却を防止する断熱材を付設している。この保冷庫は、内部に物品が満載されている状態でも、冷却板を伝わる冷熱または冷却板と内壁との隙間を通る冷気により、庫内を略均一に冷却することができる。特許文献3の図4〜6には、天井の冷却板にフィンとそれらのフィンを囲む遮蔽室を設けることも開示されている。そして遮蔽室を構成する断熱底板と断熱側壁の隙間を変えることにより、流下する冷気の量を調節できるとしている。
特許文献4には、天井パネルの上面に配置した冷凍機によって蓄熱室内の水を凍らせ、得られた氷で配送中の食品を冷却する蓄熱式冷蔵庫および蓄熱式冷蔵車が開示されている。蓄熱室の下方に配置したドレンパンでドレン水を受けることも開示されている。
特開2012−172906号公報 特開2011−47559号公報 特開平11−44473号公報 特開平11−148758号公報
特許文献1の断熱容器は、容器内を前後に仕切る区画壁を設けているので、物品を収容する収容部が狭い。とくに収容部の前後寸法が短いので、大きめの寿司桶は入れにくい。収容部を広くすると、外寸法も大きくなる。また、冷気は区画壁に形成した冷気通路を通って収容部に入るので、収容部は均一に冷却されにくい。特許文献2の冷却配送台車は、圧縮機や凝縮器を断熱箱体と台車の間に配置し、蒸発器のみ貯蔵室の内側面に設けているので、貯蔵室の容積は広くすることができる。しかし貯蔵室内は均一に冷えにくい。
特許文献3の保冷庫は、冷却板が貯蔵室の内面を覆っているので、貯蔵室内を略均一に冷却することができる。そして冷熱源としてドライアイスを用いるため、冷却用の電源が不要で、構造が簡易である。そのため冷却部を天井に設けることも容易である。しかし冷気の温度が低いので、食品に直接当てないよう、発泡樹脂シートなどからなる断熱材や遮蔽室を設ける必要がある。そして貯蔵室の内面に凹凸ができるので、清掃が煩雑である。
特許文献4の蓄熱式冷蔵庫も配送車に電源を設ける必要がない。しかし水や氷を扱うので、取り扱いが煩雑である。
本発明は、外気や日光によって外面の温度が不均一になっても、内部の温度を比較的均一に維持することができ、取り扱いが容易な保冷ボックスを提供することを技術課題としている。さらに本発明は、長時間の食品の保冷が可能で、配送範囲が広い食品配送用バイクを提供することを技術課題としている。
本発明の保冷ボックス10は、天板17、周壁18および底板19を備え、前記周壁18に開閉自在の扉21を設けた箱体11と、前記箱体11の底部に配置された圧縮機35および外気と熱交換する凝縮器36と、前記圧縮機35および凝縮器36と冷媒を通す配管34a、34bによって接続され、箱体11の天板17内に配置された蒸発器32と、前記箱体11の底部と上部とを仕切り、収容物を載置する仕切り板16とを備え、前記周壁18が断熱材26を有し、前記天板17の下面が熱伝導性が高いパネル17aからなることを特徴としている。
このような保冷ボックスにおいては、前記天板17の下方に、天板17との間に隙間G1を介し、かつ、前記周壁18内面との間に隙間G2を介して配置された冷気拡散板14を有するものが好ましい。その場合、前記冷気拡散板14がドレンパンを兼ねているものが好ましい。また、前記冷気拡散板14が熱伝導性の高い金属板からなるものが好ましい。前記いずれの保冷ボックス10においても、前記箱体11内にヒータHが収容されているものが好ましい。
本発明の食品配送用バイクは、前記いずれかの保冷ボックス10を搭載していることを特徴としている。
本発明の保冷ボックスは、圧縮機で圧縮され、凝縮器で液体に戻った冷媒が天板内の蒸発器で蒸発するときに周囲から気化熱を奪うことにより、天板を冷却する。気化した冷媒は圧縮機に戻る。上記の熱サイクルを繰り返すことにより、冷却した天板を介して内部を冷却する。保冷ボックスが日光に照らされているときは、天板の温度が上昇しやすいが、本発明の保冷ボックスでは天板内に蒸発器が収容されているので、天板の温度の上昇が抑制され、箱体内の空気の温度が低く維持される。
天板によって冷やされた空気は下降し、食品などの収容物を冷やして温度上昇を防ぐ。天板や周壁は、外気温によって温度が上昇しやすいが、前述のように天板は直接冷却され、周壁は天板によって冷やされた空気を介して冷却される。したがって外気が高温であっても保冷ボックス内の空気は低温に、さらに略均一な低温に維持される。
このような保冷ボックスにおいて、前記天板の下方に、前記天板との間に隙間を介し、かつ、前記周壁内面との間に隙間を介して配置された冷気拡散板を有する場合は、パネルと接して冷却された空気はパネルと冷気拡散板の間を通って周囲に拡がり、側壁に沿って下降し、周壁の温度上昇を抑制する。そのため、下降した冷気は食品を包むように囲み、冷却する。
前記冷気拡散板がドレンパンを兼ねている場合は、空気が蒸発器で冷やされたときに出てくるドレン水を冷気拡散板が受ける。そのため、食品にドレン水がかかることがない。前記冷気拡散板が熱伝導性の高い金属板からなる場合は、冷気拡散板の下面と接する空気も冷やされて下降し、食品を冷却する。前記箱体内にヒータが収容されている場合は、保温ボックスを兼ねることができる。
本発明の食品配送用バイクを用いると、外気温が高い季節であっても、長時間保冷ボックス内の食品を冷蔵状態に維持しながら配送することができる。そのため配送範囲が広い。
本発明の保冷ボックスの一実施形態を示す一部切り欠き斜視図である。 保冷ボックスの圧縮部を示す平面図である。 図1のIII−III線断面図である。 パネルおよび冷気拡散板の実施形態を示す斜視図である。 保冷ボックスの気化部を示す平面図である。 図6Aおよび図6Bは保冷ボックスの作用を示す概略図である。 図7Aおよび図7Bは保冷ボックスの気化部の他の実施形態を示す概略平面図である。
図1に示す保冷ボックス10は、断熱性を有する箱体11と、その箱体11の底部に配置された圧縮部12と、箱体11の上部に配置された気化部13と、気化部13の下方に隙間をあけて取り付けられた冷気拡散板(図3の符号14参照)と、箱体11の底部に配置されたバッテリ15と、圧縮部12の上に設けられた仕切り板16とからなる。
箱体11は、断熱性を有する天板17および周壁18と、断熱性を有しない底板19を備えている。そして周壁18の前側は全体が開口部20とされ、その開口部20を開閉自在に閉じる扉21が設けられている。この保冷ボックス10は、食品のデリバリー用バイクの後部に取り付けられるもので、開口部20と扉21はバイクの進行方向の前側に設けられている。ただしバイクの進行方向の後側や横側に設けてもよい。周壁18は、図2に示すように、それぞれ断熱性を有する扉(前壁)21、左右の側壁22、23および後壁24からなる。なお、前壁を設け、その前壁の一部に開口部と扉を設けてもよい。側壁22、23あるいは後壁24に開口部と扉を設けてもよい。
図3に示すように、側壁22、23は、たとえば硬質樹脂などからなる芯材25と、発泡樹脂とくに発泡スチロール製などの断熱材26と、内面側の反射シート27とからなる。扉21および後壁24も側壁22、23と同様の層構造を有する。扉21、側壁22、23、後壁24のうち、仕切り板16より下方には断熱材26を設ける必要はない。反射シート27はアルミニウムなどの金属製シートあるいは金属メッキを施した合成樹脂シートである。箱体11の全体はカバー28によって覆われている。カバー28は防水性、耐候性が高いものが用いられ、断熱材26の周囲に被せられ、面ファスナーなどで着脱自在に取り付けられている。芯材25と断熱材26に代えて断熱性を有する木質ボードなどを用いることもできる。
この実施形態では、扉21は、仕切り板16より上側の上部21aと下側の下部21bの境界で屈曲自在とされ、下部21bを側壁22、23に固定したまま上部21aのみ開閉することができる。開口部20の下縁には、扉21の下端がヒンジや布生地などによって屈曲自在に取り付けられている。開口部20の左右寸法は側壁22、23の内寸であり、カバー28の左右の前端には、扉21を閉じて隙間を塞ぐための覆い片29が設けられている。
覆い片29は布生地などからなり、その内面および扉21の外面には、覆い片29を扉21に固定する面ファスナー30a、30bが設けられている。覆い片29は、扉21の上部21aと下部21bに対応するように上下に分かれている。左右の側壁22、23および後壁24の下部には、外気と連通する通気口31が設けられている。
図3に示すように、箱体11の天板17は、放熱性および熱伝導性が高い金属製のパネル17aと、その外側に隙間をあけて設けられる断熱材17bとからなる。パネル17aは、矩形状の金属板の前端と後端をコ字状に折り曲げたものを用いており(図4参照)、内部に発泡ポリウレタンなどの柔軟な断熱材17bを充填している。断熱材17bの外側はカバー28で覆われている。パネル17aと断熱材17bとの間の隙間には、気化部13の主要構成要素である蒸発器32が収容されている。蒸発器32は圧縮部12から送られてくる液体の冷媒を気化させて周囲から気化熱を奪う装置であり、パネル17aに対して熱伝導可能に取り付けられている。蒸発器32とパネル17aは全体として、熱伝導、対流および放射によって箱体11の内部の空気を冷却する。
蒸発器32は、真鍮やアルミニウムなどからなる熱伝導性が高い金属チューブ32aを備えており、金属チューブ32a内の冷媒と周囲の空気との間で熱を伝える熱交換機である。フィン(図5の符号32b参照)を設けることもできる。断熱材17bおよびカバー28は、周壁18の断熱材26およびカバー28と同じものを採用してもよい。ただし周壁18の断熱材26としては、発泡ポリスチレンなどの比較的硬い断熱材が好ましい。カバー28の前端には、扉21を閉じて隙間を塞ぐための覆い片33が設けられ、内面には面ファスナー30aが設けられている。
図2および図3に示すように、箱体11の下部に配置された圧縮部12は、蒸発器32から下降用の配管34aを通って戻ってくる気化した冷媒を圧縮する圧縮機35と、圧縮機35から出てくる高温の冷媒を冷却して液体に戻す凝縮器36と、凝縮器36から出てくる冷媒を乾燥させるドライヤー37および減圧するキャピラリー38を備えている。これらは収容箱39に取り付けられている。キャピラリー38から出た冷媒は上昇用の配管34bを経由して気化部13に送られる。圧縮機12としては、モータで駆動される回転式、とくにスクリュー式のコンプレッサが用いられるが、レシプロ式などであってもよい。モータは車載用電池などで駆動できるもの、たとえば12〜24V、出力100〜500W程度であるが、限定されるものではない。
凝縮器36は、熱交換機36aと、熱交換機36aを空冷する電動ファン36bとからなる。電動ファン36bの操作用のスイッチSWは、圧縮機35のモータ操作用のスイッチを兼ねるボリュームダイヤルBDと共に機械箱39の前面に設けられている。
図3に示すように、箱体11の内部は機械箱39の上面に配置された仕切り板16により上下に区画されている。上部の空間は外部と断熱された食品(収容物)40を保管する貯蔵室Sであり、下部の空間は前述の圧縮部12を収容する機械室である。仕切り板16は芯材と、その芯材の下面側に設けられる断熱材と、芯材の上面を覆う反射シートとからなる。仕切り板16は箱体11に対し、面ファスナーなどによって着脱自在に取り付けられている。
この実施形態では、気化部13の下方に隙間G1をあけて冷気拡散板14が取り付けられている。冷気拡散板14は、たとえば図4に示すような浅いトレー状を呈し、底板14aと、その周縁から立ち上がる周壁14bと、底板14aの四隅から立ち上がる取り付け脚14cとを備えている。トレー状にしているのは、ドレンパンを兼ねさせるためである。冷気拡散板14の平面形状は気化部13とほぼ同形状で、わずかに小さくしている。それにより平面視で冷気拡散板14の周縁と周壁18の内面との間に空気を通す隙間G2ができる。
取り付け脚14cは、気化部13の内面パネルの下面にネジなどで固定したとき、周壁14bと内面パネルとの間に隙間G1ができる程度の高さにしている。冷気拡散板14は、熱伝導性が高い金属製であり、たとえばアルミニウムあるいはステンレス鋼などで形成することができる。ただし合成樹脂製であってもよく、冷気拡散板14を省略してもよい。
底板14aにはドレンチューブ41が取り付けられ、箱体11の側壁22に沿って箱体11の底板19近辺まで延びている。ドレンチューブ41の上端は底板14aに形成した開口14dに液密状態で取り付けられ、冷気拡散板14で受け止めたドレン水をドレンチューブ41に流すようにしている。ドレンチューブ41は軟質合成樹脂あるいはゴムなどからなるホースないしチューブが用いられる。冷気拡散板14の底板14aは、開口14d近辺が最も低くなるように傾斜させるのが好ましい。
図5に示すように、気化部13の蒸発器32は、繰り返し往復するように配列された熱伝達性が高い金属チューブ32aを有する。金属チューブ32aにフィン32bを設けてもよい。
つぎに上記のように構成される保冷ボックス10の基本的な機能を説明する。図3の保冷ボックス10では、圧縮機35に入ってくるガス化した冷媒は、圧縮機35で圧縮され、凝縮器36、ドライヤー37、キャピラリー38で冷却、減圧されて液体に戻される。液化した冷媒は上方に送られ、蒸発器32内で気化する。それによりパネル17aが冷却され、保冷ボックス10内の空気を冷却し、収容した食品40を冷却する。あるいは食品40の温度上昇を抑制する。
図6Aは冷気拡散板を有しない基本構成の保冷ボックス10Aである。圧縮部12を稼働すると、天板の下面に該当するパネル17aに接している空気が冷やされ、下降すると共に、下方からは冷却が不充分な空気が上昇してくる。また、太陽光や外気によって箱体11の温度が上昇すると、箱体11の内面と接する空気の温度が上昇し、周壁18に沿って温度上昇した空気が上昇してくる。上昇した空気は、パネル17aによって冷却され、再び下降する。
このように保冷ボックス10は、外気からの熱を断熱材で遮断して保温するだけでなく、空調機と同様の圧縮部12および気化部13によって貯蔵室S内部の空気を冷却することができる。そして天板17全体で冷却するので、天面が受けた外部からの熱を直接冷却することができる。そして周壁18が受けた熱は、保冷ボックス10内で周壁18に沿って対流する空気によって上方に運ばれ、パネル17aによって冷却される。そのため、貯蔵室S内の食品40を長時間冷温状態に維持することができる。また、パネル17aの温度は略均一であるので、前後左右の寸法が大きい食品40でも略均一に保冷することができる。また、この保冷ボックス10を搭載したバイクは、長距離の配送が可能である。
図6Bに示すように、天板18の下方にドレンパンを兼ねる冷気拡散板14が設けられている場合は、内部の空気がパネル17aで冷却されるときに生ずるドレン水(露)を冷気拡散板14が受け止めるので、食品40に水滴がかからない。そして冷気拡散板14は冷気拡散板14とパネル17aの間の空気によって冷やされているので、上昇してくる空気は冷気拡散板14によっても冷却される。
図5の保冷ボックスでは、天板17内の金属チューブ32aは左から右に交互に屈曲しながら延びているが、図7Aに示すように、渦巻き状の金属チューブ42を設けることもできる。この場合は左右の温度差が少なくなる。また、図7Bに示す保冷ボックスのように、圧縮部から上がってくる金属チューブ42を分岐し、一方のチューブ42aを左から右へ、他方の金属チューブ42bを右から左へ配列し、これらの間でも熱交換するようにしてもよい。この場合、左右の温度差が一層少なくなる。
前記保冷ボックスは、いずれも寿司や冷製パスタ、冷麺、サラダなどの冷えた状態で保管する食品を保冷するものであるが、たとえば図3の仕切り板16の内部や冷気拡散板14の上に電熱シートや電熱プレートなどの電気ヒーターHを収容し、配送中の食品を加温、保温することもできる。また、冷却と加温を切り替えるように設計することもできる。さらに貯蔵室Sの内部に区画した保温ボックスを設け、その中をヒータで加熱するようにしてもよい。
以上、本発明の保冷ボックスおよび食品配送用バイクの好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、発明の範囲内で種々の変更を加えることができる。たとえば前記実施形態では仕切り板16を箱体11に対して着脱自在としているが、固定してもよい。また、図3の想像線Fで示すように、貯蔵室S内の空気を攪拌し、冷気を下方に送るファンFを天板17などに設けることもできる。それにより貯蔵室S内の温度を一層均一にできる。
また、天板17内の蒸発器32を左右あるいは前後に分けると共に、貯蔵室S内を左右あるいは前後に仕切る仕切りプレートまたは仕切りカーテンを設け、貯蔵室S内を半分だけ保冷するようにしてもよい。それにより保管する食品が少ない場合、省エネルギになる。前記冷気拡散板14は、ドレンパンを兼ねさせない場合は、周壁がなくてもよく、金網など、穴があいていてもよい。冷気拡散板14は、熱伝導性が低い合成樹脂製であってもよい。保冷ボックスは配送用バイクの前部あるいは側部に搭載することもできる。
10、10A 保冷ボックス
11 箱体
12 圧縮部
13 気化部
G1、G2 隙間
14 冷気拡散板
14a 底板
14b 周壁
14c 取り付け脚
14d 開口
15 バッテリ
16 仕切り板
17 天板
17a パネル
17b 断熱材
18 周壁
19 底板
20 開口部
21 扉(前壁)
21a (扉の)上部
21b (扉の)下部
22、23 側壁
24 後壁
25 芯材
26 断熱材
27 反射シート
28 カバー
29 覆い片
30a、30b 面ファスナー
31 通気口
32 蒸発器
32a 金属チューブ
32b フィン
33 覆い片
34a、34b 配管
35 圧縮機
36 凝縮器
36a 熱交換器
36b 電動ファン
SW スイッチ
BD ボリュームダイヤル
37 ドライヤー
38 キャピラリー
39 機械箱
40 食品(収容物)
S 貯蔵室
41 ドレンチューブ
42、42a、42b 金属チューブ
H ヒータ
F ファン

Claims (6)

  1. 天板、周壁および底板を備え、前記周壁に開閉自在の扉を設けた箱体と、
    前記箱体の底部に配置された圧縮機および外気と熱交換する凝縮器と、
    前記圧縮機および凝縮器と冷媒を通す配管で接続され、箱体の天板内に配置された蒸発器と、
    前記箱体の底部と上部とを仕切り、収容物を載置する仕切り板とを備え、
    前記天板および周壁が断熱材を有し、
    前記天板の下面が熱伝導性が高いパネルからなる、
    保冷ボックス。
  2. 前記天板の下方に、天板との間に隙間を介し、かつ、前記周壁内面との間に隙間を介して配置された冷気拡散板を有する請求項1記載の保冷ボックス。
  3. 前記冷気拡散板がドレンパンを兼ねている請求項2記載の保冷ボックス。
  4. 前記冷気拡散板が熱伝導性の高い金属板からなる請求項2または3記載の保冷ボックス。
  5. 前記箱体内にヒータが収容されている請求項1〜4のいずれかに記載の保冷ボックス。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の保冷ボックスを搭載している食品配送用バイク。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115164475A (zh) * 2022-06-20 2022-10-11 北京优冷冷链科技有限公司 单元化控温模块、冷藏保温箱及运输方法

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