JP4019733B2 - Cdmaにおけるレートマッチング方法およびcdma端末 - Google Patents

Cdmaにおけるレートマッチング方法およびcdma端末 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CDMAにおけるレートマッチング方法およびCDMA端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開2001−160988公報には、複合チャネルに含まれる少なくとも2つのトランスポートチャネルの間でレートマッチングを行う技術が記載されている。いわゆる第3世代のCDMA無線通信システムでは、サービス品質(Qos)に関して同じ要件を有しない無線インターフェース・サービスで、効率的に多重化することが行われる。サービス品質のそのような差異は、特に、異なったチャネル符号化及びインタリーブを有するそれぞれのトランスポートチャネルを使用することを意味し、更に、各々のトランスポートチャネルについて異なったビット誤り率(BER)を必要とする。
【0003】
各々のサービスによって発生する干渉を制限するために、異なったサービスの間でEb/I比をバランスさせることが必要である。そのバランシングは、異なったサービスをトランスポートしている符号化トランスポートチャネルのレートマッチングによって伝送時に行われる。
【0004】
レートマッチングは、シンボルの反復(1より大きいレートマッチング比)、又はシンボルのパンクチャリング(1より小さいレートマッチング比)から構成される。
【0005】
ISO(国際標準化機構)のOSI(開放型システム間相互接続)モデルでは、電気通信装置は、プロトコルスタックを構成するレイヤ・モデルによってモデル化される。その場合、各々のレイヤは、より高いレベルのレイヤヘサービスを与えるプロトコルである。第3世代パートナーシッププロジェクト委員会では、レベル1レイヤによってレベル2レイヤへ与えられるサービスは、「トランスポートチャネル」と呼ばれる。従って、トランスポートチャネルは、同じ装置のレベル1レイヤとレベル2レイヤとの間のデータ・フローとして理解される。トランスポートチャネル(TrCH)によって、レベル2レイヤは、或るサービス品質でデータを転送することができる。このサービス品質は、使用されるチャネル符号化とインターリービングに依存する。更に、トランスポートチャネルは、無線リンクを介して接続された2つの別個の装置の2つのレベル2レイヤの間のデータ・フローとして理解することができる。
【0006】
それ自身のサービス品質を有する各々のトランスポートチャネルのために、より高いレベルのレイヤは、レベル1のレイヤにトランスポートブロックを周期的に与える。トランスポート・ブロック集合がトランスポートチャネルへ与えられる周期的な時間インターバルは、TTI(Transmission TimeInterval)と呼ばれる。各々のトランスポートチャネルは、それ自身のTTIを有する。TTIは、10,20,40,又は80msecであることができる。TTIは、無線フレームの接続時間に対応する10msecの乗算値である。
【0007】
前述の特開2001−160988公報には、以下の方法が記載されている。複合チャネルに含まれる少なくとも2つのトランスポートチャネルの間でレートマッチングを行う方法であって、前記方法は、各々のトランスポートチャネル(i)に対する少なくとも1つのレートマッチング・ステップを含み、レートマッチング比(RFi)が、各々のトランスポートチャネル(i)へ適用され、前記レートマッチング比(RFi)は、前記トランスポートチャネル(i)に特定されたレートマッチング・ファクタ(RMi)とスケール・ファクタ(LF)との積に等しく、前記スケール・ファクタ(LF)は、前記複合チャネルの前記トランスポートチャネルの集合に共通であり、前記トランスポートチャネルの各々は、少なくとも1つの関連づけられた伝送インターバル(TTI)で伝送され、前記伝送時間インターバル(TTI)の各々は、前記トランスポートチャネルの各々(i)に特定された持続時間(Fi)を有し、前記トランスポートチャネルの少なくとも2つは、異なった持続時間を有する伝送時間インターバル(TTI)を有し、前記方法は、前記複合チャネルのために、トランスポートチャネルのそれぞれの伝送時間インターバル(TTI)の持続時間の下降順序で配列された少なくとも2つのトランスポートチャネルのリストを定義し、トランスポートチャネルの前記配列リストは、少なくとも1つの関連づけられた伝送時間インターバル(TTI)でトランスポートしていない少なくとも1つのトランスポートチャネルを含むことができ、前記複合チャネルのために、トランスポートチャネルの前記配列リストについて少なくとも2つのいわゆるグローバル・インターバルを決定し、前記決定されたグローバル・インターバルは、時間的に相互に続いており、前記決定されたグローバル・インターバルの各々は、伝送時間インターバル(TTI)でデータを搬送している前記配列リストの第1のトランスポートチャネルに関連づけられた伝送時間インターバル(TTI)に対応するか、又は前記配列リストのトランスポートチャネルのいかなるものもデータをトランスポートしていない場合には、最小の伝送時間インターバルに対応し、スケール・ファクタ(LF)を、各々の決定されたグローバル・インターバルへ割り当て、前記スケール・ファクタは、各々の決定されたグローバル・インターバルの持続時間の間一定であり、少なくとも2つの割り当てられたスケール・ファクタは、少なくとも2つのグローバル・インターバルで異なった値を有する連続ステップを含むことを特徴としている。
【0008】
特開2001−285253公報には、複合チャネル内に含まれた少なくとも2つのトランスポートチャネルをマッチングするための以下の方法が記載されている。トランスポートチャネルの各々は、少なくとも1つのデータシンボル(s)を伝送する。この発明に従って、伝送されるシンボル(s)の各々は、前述のシンボル(s)がそこから発生するトランスポートチャネル(i)に特定の利得(Gi)によって増幅され、これにより複合チャネル上の異なったトランスポートチャネル間のEb/I比率のバランスをとる。第3世代移動体電気通信システムの分野に適用される。
【0009】
特開2001−57521公報には、次の通信システムのためのレートマッチングさせる方法が記載されている。通信システムのレートマッチング方法において、インタリーブされたデータビットのマトリクスにおけるデータビット・レートを、簡単な方法で所望のレートに整合させる技術である。即ち、所望のデータレートを提供するために削除または反復すべきビットのパターンを、インタリーブされていないデータビットのマトリクスにおいて求めるステップと、インターリービング処理とは反対の方法で該パターンのそれぞれのビットのアドレスを復号し、インタリーブされたデータビットのマトリクスにおけるビットのそれぞれのアドレスを生成するステップと、該それぞれのアドレスに従ってインタリーブされたデータビットのそれぞれのビットを削除または反復するステップとを含む。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
特に制御チャネルでCRC(Cyclic Redundancy Check) NG等の伝送誤り等が発生した場合、再送処理が起こったりして制御信号の遅延が発生することがある。そのため、制御チャネル等の特定チャネルの伝送品質を向上させる必要がある。
【0011】
制御チャネル等の特定チャネルの伝送品質を向上させることのできるCDMAにおけるレートマッチング方法およびCDMA端末が望まれている。
【0012】
本発明の目的は、制御チャネル等の特定チャネルの伝送品質を向上させることのできるCDMAにおけるレートマッチング方法およびCDMA端末を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
以下に、[発明の実施の形態]で使用する番号・符号を用いて、[課題を解決するための手段]を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]の記載との対応関係を明らかにするために付加されたものであるが、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【0014】
本発明のCDMA(Code Division Multiple Access)におけるレート整合方法は、(a) 前記CDMAの通信で使用される回線の品質を示す回線品質情報を求めるステップと、(b) 特定トランスポートチャネルの上位レイヤにおいて送受する前記特定トランスポートチャネルの再送情報に基づいて再送回数を求めるステップと、(c) 前記回線品質情報および前記再送回数に基づいて、レートマッチング属性値を設定するステップと、(d) 前記特定トランスポートチャネルを含む複数のトランスポートチャネルのそれぞれのデータに対して、前記レートマッチング属性値を用いてレートマッチングするステップとを備える。前記(c)は、前記回線の品質が低いとき、および/または前記再送回数が多いときには、前記(d)で行われる前記レートマッチングにおいて、前記特定トランスポートチャネルの伝送品質が向上するように前記レートマッチング属性値を設定するものである。
【0015】
本発明のCDMAにおけるレートマッチング方法において、前記(c)は、前記回線の品質が低いとき、および/または前記再送回数が多いときには、前記(d)で行われる前記特定トランスポートチャネルの前記レートマッチングにおいて、リピティション(Repetition)が行われる可能性が高まるように前記レートマッチング属性値を設定するものである。
【0016】
本発明のCDMAにおけるレートマッチング方法において、前記(c)は、前記回線の品質が低いとき、および/または前記再送回数が多いときには、前記(d)の前記レートマッチングにおいて、前記特定トランスポートチャネルのデータのリピティション(Repetition)の量が大きくなるように、前記特定トランスポートチャネルの前記レートマッチング属性値と前記特定トランスポートチャネル以外のトランスポートチャネルの前記レートマッチング属性値とを異なる値に設定する。
【0017】
本発明のCDMAにおけるレートマッチング方法において、前記(c)は、TTI(Transmission Time Interval)毎に行う。
【0018】
本発明のCDMAにおけるレートマッチング方法において、前記(c)は、前記回線品質情報としての基地局の受信回線品質を示す情報を閉ループ制御することにより前記レートマッチング属性値を設定する。
【0019】
本発明のCDMAにおけるレートマッチング方法において、前記特定トランスポートチャネルは、制御チャネルである。
【0020】
本発明のCDMAにおけるレートマッチング方法において、更に、(e) 前記レートマッチング属性値に基づいて、DPDCH(Dedicated Physical Data Channel)のシンボルレートを変更するステップを備えている。
【0021】
本発明のCDMAにおけるレートマッチング方法において、前記(a)は、受信データのパイロット部から受信SIRを測定して前記回線品質情報を求めるステップを含む。
【0022】
本発明のCDMA端末は、CDMA(Code Division Multiple Access)端末であって、前記CDMAの通信で使用される回線の品質を示す回線品質情報を求める回線品質情報検出部(21)と、特定トランスポートチャネルの上位レイヤにおいて送受する前記特定トランスポートチャネルの再送回数を示す再送情報および前記回線品質情報に基づいて、レートマッチング属性値を設定するレートマッチング属性値設定部(12)と、特定トランスポートチャネルを含む複数のトランスポートチャネルのそれぞれのデータに対して、前記レートマッチング属性値を用いてレートマッチングするレートマッチング部(13−1〜13−I)とを備え、前記レートマッチング属性値設定部(12)は、前記回線の品質が低いとき、および/または前記再送回数が多いときには、前記レートマッチング部(13−1〜13−I)で行われる前記レートマッチングにおいて、前記特定トランスポートチャネルの伝送品質が向上するように前記レートマッチング属性値を設定する。
【0023】
本発明は、CDMA(Code Division Multiple Access)におけるレートマッチング処理で複数TrCH(Transportchannel)の多重で使用されるRM(Rate Matching)attribute値を制御チャネル等の特定TrCHの特性を向上させるために、それぞれのTrCHのTTI(Transmission Time Interval)毎に変更して使用することを特徴としている。
【0024】
本発明は、さらにそのRM属性値を決定するために回線品質による閉ループ制御を行うことにより適応的に制御することを特徴としている。
【0025】
端末送信側では、特定TrCH判定部(11)は、制御チャネル等が多重されているかを判定する。
RM属性決定部(12)は、基地局の受信回線品質を示す回線品質情報をクローズドループ制御することにより使用するRM属性値を決定し、それぞれのトランスポートチャネル(#1〜#I)のレートマッチング部(13−1〜13−I)に分配する。レートマッチング部(13−1〜13−I)は、それぞれのRM属性値を使用しレートマッチングする。
【0026】
また制御チャネル等のTrCHの上位レイヤに制御チャネルの再送情報を含ませておき、その情報を考慮して各TrCHのRM属性値を決定することもできる。
【0027】
その後、トランスポートチャネル#1〜#I毎にインタリーブし(14−1〜14−I)、それぞれのTrCHの多重化(Multiplex)を行い(15)、DPDCH(Dedicated Physical Data Channel)の物理チャネルにマッピングし(16)、拡散し送信する(17)という構成になっている。
【0028】
どのRM attributeを使用したかの情報はTFCI(Transport Format Combination Indicator)多重部(18)で、あるフレームでの各TrCHの多重情報を示すTFC(Transport Format Combination)をTFCI情報としてDPCCH(Dedicated Physical Control Channel)に多重し送信される(19)。
【0029】
基地局受信側では、逆拡散後(31)、DPDCH(Dedicated Physical Data Channel)をデマッピングし(32)、それぞれのTrCH毎に多重分離(Demultiplex)した後(33)、トランスポートチャネル#1〜#I毎にデインタリーブされる(34−1〜34−I)。
【0030】
その後、トランスポートチャネル#1〜#Iのレートデマッチング部(35−1〜35−I)でRM attribute判定部(36)で判定されたRM属性値を使用してレートデマッチングする。
【0031】
RM attribute判定部(36)では、TFCI抽出部(37)で受信したDPCCH部のTFCI情報を検出し、送信側で使用したRM属性値を判定している。
【0032】
また、受信DPCCHのPilot部で測定した受信SIR等の回線品質の情報を回線品質情報としてDPCCHに多重して送信している(39、40)。
【0033】
【発明の実施の形態】
添付図面を参照して、本発明のCDMAにおけるレート整合方法の一実施形態を説明する。
【0034】
CDMAでは、特に複数TrCH(Transport channel)の多重時のレートマッチングで使用するRM(Rate Matching)属性値をTrCH毎に変更することによって、各TrCHでのレートマッチングの比率を変更することができる。したがって、そのRM属性値を回線品質または制御チャネル等の再送状態等によって、制御チャネル等の特定チャネルのRM属性値を大きくなるようにTTI(Transmission Time Interval)毎に制御することによって、制御チャネル等の特定チャネルの伝送品質を向上することができる。
【0035】
図1および図2を参照すると、本発明の一実施形態としてのブロック図が示されている。図1は、CDMAシステムの端末側送受信部の概略構成を示すブロック図である。図2は、CDMAシステムの基地局側送受信部の概略構成を示すブロック図である。
【0036】
図1に示すように、基地局と送受信を行う端末の端末側送受信部10の送信部には、複数のトランスポートチャネル#1…#Iのそれぞれに、CRC(Cyclic Redundancy Check)付加部8−1〜8−Iが設けられている。CRC付加部8−1〜8−IはCRCを付加することにより情報データを符号化する。
【0037】
CRC付加部8−1〜8−Iの出力側には、複数のトランスポートチャネル#1…#Iのそれぞれに対応して、チャネル符号化(Channel coding)部9−1〜9−Iが接続されている。チャネル符号化部9−1〜9−Iは、符号化された情報データを畳み込み符号又はターボ(Turbo)符号等によりチャネル符号化する。
【0038】
チャネル符号化部9−1〜9−Iの出力側には、複数のトランスポートチャネル#1…#Iのそれぞれに対応して、レートマッチング(Rate Matching)部13−1〜13−Iが接続されている。レートマッチング部13−1〜13−Iは、チャネル符号化されたデータをそれぞれ入力し、入力された情報データ列のリピティション(Repetition)又はパンクチャリング(Puncturing)によるレートマッチングを行う。レートマッチングにより、符号化率を可変にし、無線区間に伝送できるビット数に調節する。
【0039】
レートマッチング部13−1〜13−Iの出力側には、複数のトランスポートチャネル#1…#Iのそれぞれに対応して、インタリーブ(Interleave)部14−1〜14−Iがそれぞれ接続されている。インタリーブ部14−1〜14−Iは、レートマッチングされた上記情報データをそれぞれ入力し、入力した上記情報データのビットを異なるインタリーブパターンで入れ替えるインタリーブによりバースト誤りに対する耐性を上げる。
【0040】
インタリーブ部14−1〜14−Iの出力側には、トランスポートチャネル多重化(TrCH Multiplex)部15が接続されている。トランスポートチャネル多重化部15は、複数のトランスポートチャネル#1…#Iの多重化を行う。
【0041】
トランスポートチャネル多重化部15の出力側には、マッピング(Physical Channel Mapping)部16が接続されている。マッピング部16は、多重化された上記情報データを入力し、入力した上記情報データを所定のフォーマットでDPDCH(Dedicated Physical Data Channel)の物理チャネルにマッピングする。
【0042】
マッピング部16の出力側には、拡散処理部17が接続されている。拡散処理部17は、拡散コードを有し、マッピング部16から出力されたデータを入力し、入力したデータを拡散コードで拡散処理して送信する。
【0043】
特定トランスポートチャネル(Transport channel)判定部11は、CRC付加部8−1〜8−Iに入力されるデータを入力して、制御チャネル等の特定トランスポートチャネルが多重されているかを判定する。その判定結果は、RM属性(attribute)決定部12に送られる。
【0044】
RM属性決定部12は、回線品質情報抽出部21から出力された、基地局の受信回線品質を示す回線品質情報をクローズドループ制御することにより、レートマッチング部13−1〜13−Iでのレートマッチングで使用するRM属性(RM attribute)値を決定する。その決定されたRM属性値は、それぞれレートマッチング部13−1〜13−Iに送られる。また、その決定されたRM属性値は、TFCI(Transport Format Combination Indicator)多重部18に送られる。
【0045】
また、RM属性決定部12は、制御チャネル等の特定トランスポートチャネルの上位レイヤに制御チャネルの再送情報を含ませておき、その情報を考慮して各トランスポートチャネル#1…#IのRM属性値を決定することもできる。
【0046】
端末側送受信部10の上記構成により、その動作の概略は以下の通りとなる。
【0047】
トランスポートチャネル#1…#I毎のデータは、トランスポートチャネル#1〜#I毎にCRC(Cyclic Redundancy Check)を付加された後(符号8参照)、チャネル符号化部9−1〜9−Iで畳み込み符号化またはTurbo符号化される。
【0048】
その後、それぞれのトランスポートチャネル#1〜#Iのレートマッチング部13−1〜13−Iは、RM属性決定部12で決定されたRM属性値を使用してレートマッチングする。
【0049】
また、DPDCH(Dedicated Physical Data Channel)の可変シンボルレート伝送を行う場合には、そのRM属性値によって、使用するシンボルレートを変更することができる。
【0050】
その後、トランスポートチャネル#1〜#I毎にインタリーブした後に(符号14参照)、それぞれのトランスポートチャネル#1〜#Iの多重化(Multiplex)を行い(符号15参照)、DPDCHの物理チャネルにマッピングし(符号16参照)、拡散し送信する(符号17参照)。
【0051】
RM属性決定部12の出力側には、TFCI多重部18が接続されている。TFCI多重部18は、RM属性決定部12により決定されたRM属性値を入力する。TFCI多重部18は、どのトランスポートチャネル#1〜#IがどのRM属性値を使用したかを示す情報を、各フレームでのトランスポートチャネルの多重情報等を示すTFCI情報としてDPCCH(Dedicated Physical Contorol Channel)に多重して、送信データDPCCHとして拡散処理部19に出力する。
【0052】
TFCI多重部18には、拡散処理部19が接続されている。拡散処理部19は、TFCI多重部18から入力した送信データDPCCHを拡散処理して送信する。
【0053】
さらに、端末側送受信部10には、逆拡散処理部22が設けられている。逆拡散処理部22は、基地局からの受信信号を逆拡散処理し、受信データDPCCHとして、回線品質情報抽出部21に出力する。
【0054】
逆拡散処理部22の出力側には、回線品質情報抽出部21が接続されている。回線品質情報抽出部21は、逆拡散処理部22から入力した受信データDPCCHから回線品質情報を抽出し、RM属性決定部12に出力する。
【0055】
次に、図2を参照して、本実施形態のCDMAシステムの基地局側送受信部30について説明する。
【0056】
図2に示すように、端末と送受信を行う基地局の基地局側送受信部30の受信部には、逆拡散処理部38が設けられている。逆拡散処理部38は、端末側送受信部10の送信部の拡散処理部19からの送信データDPCCHを逆拡散処理して、受信データDPCCHを出力する。
【0057】
逆拡散処理部38の出力側には、TFCI抽出部37が接続されている。TFCI抽出部37は、逆拡散処理部38から受信データDPCCHを入力し、DPCCHのTFCI部の情報を復号し出力する。
【0058】
TFCI抽出部37の出力側には、RM属性判定部36が接続されている。RM属性判定部36は、TFCI抽出部37から復号されたDPCCHのTFCI部の情報を入力し、送信側で使用したRM属性を判定する。
【0059】
さらに、逆拡散処理部38の出力側には、回線品質測定部39が接続されている。回線品質測定部39は、逆拡散処理部38から出力された受信データDPCCHを入力し、その受信データDPCCHのパイロット(Pilot)部から受信SIRを測定し、回線品質を示す回線品質情報を得る。
【0060】
回線品質測定部39の出力側には、回線品質情報多重部40が接続されている。回線品質情報多重部40は、回線品質測定部39から回線品質情報を入力し、DPCCHに多重して、送信データDPCCHとして拡散処理部43に出力する。
【0061】
回線品質情報多重部40には、拡散処理部43が接続されている。拡散処理部43は、回線品質情報多重部40から送信データDPCCHを受信し、拡散処理して送信する。拡散処理部43から送信されたデータは、端末側送受信部10の逆拡散処理部22に受信データDPCCHとして受信される。
【0062】
さらに、基地局側送受信部30の受信部には、逆拡散処理部31が設けられている。逆拡散処理部31は、拡散処理部17から送信される送信データDPDCHを受信し拡散コードによって逆拡散処理し、受信データDPDCHをデマッピング部(Demapping)32に出力する。
【0063】
逆拡散処理部31の出力側には、デマッピング部32が接続されている。デマッピング部32は、受信データDPDCHを入力し、デマッピングを行う。そのデマッピングされたデータは、多重分離部33に出力される。
【0064】
デマッピング部32の出力側には、多重分離(Demultiplex)部33が接続されている。多重分離部33は、入力したデマッピングされたデータをトランスポートチャネル#1〜#I毎に多重分離し、トランスポートチャネル#1〜#I毎のデインタリーブ(Deinterleave)部34−1〜34−Iにそれぞれ出力する。
【0065】
多重分離部33には、デインタリーブ部34−1〜34−Iが接続されている。各デインタリーブ部34−1〜34−Iは、多重分離部33から入力したデータについて、それぞれトランスポートチャネル#1〜#I毎に異なったデインタリーブパターンでデインタリーブを行う。すなわち、インタリーブ部14−1〜14−Iのそれぞれで使用されたインタリーブパターンがデインタリーブパターンとして用いられる。
【0066】
デインタリーブ部34−1〜34−Iの出力側には、レートデマッチング(Rate Dematching)部35−1〜35−Iがそれぞれ接続されている。レートデマッチング部35−1〜35−Iは、デインタリーブ部34−1〜34−Iからそれぞれ入力したデータについて、それぞれRM属性判定部36で判定されトランスポートチャネル#1〜#I毎に異なったRM属性(レートデマッチパターン)を使用して、レートデマッチングを行う。レートマッチングがrepetitionの場合には、そのrepetitionされているビットは軟判定合成される。レートデマッチング部35−1〜35−Iによってレートデマッチングされたデータは、チャネル復号化部41−1〜41−Iに出力される。
【0067】
レートデマッチング部35−1〜35−Iには、チャネル復号化(Channel Decoding)部41−1〜41−Iがそれぞれ接続されている。各チャネル復号化部41−1〜41−Iは、入力したレートデマッチングされたデータを、畳み込み復号又はターボ(Turbo)復号によりチャネル復号処理を行う。
【0068】
チャネル復号化部41−1〜41−Iには、CRCチェック部42−1〜42−Iがそれぞれ接続されている。各CRCチェック部42−1〜42−Iは、チャネル復号化部41−1〜41−Iからのデータを入力し、CRCチェックを行う。CRCチェック部42−1〜42−IによってCRCの確認が行われたデータは、トランスポートチャネル毎に伝送路に送出される。
【0069】
次に、本実施形態の動作を説明する。
【0070】
端末送信側では、各トランスポートチャネル#1〜#I毎にCRCが付加され(符号8−1〜8−I)、畳み込み符号またはTurbo符号等によりチャネル符号化されたデータ(符号9−1〜9−I)がそれぞれ各トランスポートチャネル#1〜#Iのレートマッチング部13−1〜13−Iに入力される。
【0071】
レートマッチング部13−1〜13−Iでは、無線区間に伝送できるビット数に調節するため、入力されたデータ列のリピティションまたはパンクチャリングが行われる。
【0072】
そのレートマッチング部13−1〜13−Iで使用されるRM属性値は、特定トランスポートチャネル判定部11によって判定された制御チャネル等の特定のチャネルが多重されているか否かを示す情報と、回線品質情報抽出部21により抽出された基地局から送信された回線品質を示す回線品質情報に基づいて、RM属性決定部12によって決められる。
【0073】
なお、回線品質情報抽出部21で検出された回線品質情報は、閉ループ制御することにより適応的に制御することより決められる。
【0074】
RM属性決定部12は、例えば、図3の表に示すテーブルを有している。図3に示すように、そのテーブルでは予め、RM属性値が、各フレームでのトランスポートチャネルの多重情報等を示すTFCIに対応付けられている。特に、複数トランスポートチャネルが多重されているTFCI=3、4、5の場合(図3のTrBk数の欄参照)、基地局側から送信された回線品質情報により基地局側の受信回線品質が悪いほど、RM属性の大きいTFCIを選択して送信する。
【0075】
即ち、図3の例では、RM属性決定部12は、複数トランスポートチャネルが多重されている場合、回線品質情報抽出部21から受信した回線品質情報に基づいて、基地局側の受信回線品質を3段階で判断し、その3段階のうち受信回線品質が最良レベルである場合には、TFCI=3のRM属性値:150を選択し、そのRM属性値が150であることを示すデータをそれぞれのレートマッチング部13−1〜13−Iに送信する。そのとき、RM属性決定部12は、TFCI多重部18に対してTFCIが3であることを示すデータを送信する。
同様に、RM属性決定部12は、回線品質情報抽出部21から受信した回線品質情報に基づいて、上記3段階のうち受信回線品質が中レベルである場合には、TFCI=4のRM属性値:170を選択し、そのRM属性値が170であることを示すデータをそれぞれのレートマッチング部13−1〜13−Iに送信する。そのとき、RM属性決定部12は、TFCI多重部18に対してTFCIが4であることを示すデータを送信する。
同様に、RM属性決定部12は、回線品質情報抽出部21から受信した回線品質情報に基づいて、上記3段階のうち受信回線品質が最悪レベルである場合には、TFCI=5のRM属性値:230を選択し、そのRM属性値が230であることを示すデータをそれぞれのレートマッチング部13−1〜13−Iに送信する。そのとき、RM属性決定部12は、TFCI多重部18に対してTFCIが5であることを示すデータを送信する。
【0076】
また、制御チャネル等の特定のトランスポートチャネルの上位レイヤに、制御チャネル等の特定のトランスポートチャネルの再送情報(再送回数を示す情報)を含ませておき、その再送情報を上記回線品質情報と併せて利用することができる。再送回数は回線品質に対応していることから、RM属性決定部12は、再送情報に基づいて、制御チャネル等の特定のトランスポートチャネルの再送回数が大きくなるほど、RM属性値が大きくなるようなTFCIを選択するように制御する。なお、RM属性決定部12は、上記回線品質情報を用いることなく、上記再送情報に基づいて、TFCI(RM属性値)の選択を行うことも可能である。
【0077】
また、DPDCH(図5参照)の可変シンボルレート伝送を行う場合には、RM属性値によって、使用するシンボルレートを変更することができる。これによって、送信電力は増加するかもしれないが、リピティションのビット数を増やすことができ、受信側で軟判定合成することにより、伝送品質の向上が期待できる。
【0078】
例えば、フレーム毎に使用するシンボルレート(DPDCHのNdata,jのビット数)の決定方法として、一つの物理チャネルを使用する場合は、下記のように求める方法がある。
【0079】
Ni,jがトランスポートチャネル(TrCH)#iのTFCjに対するレートマッチング前のビット数である。Ndata,j(bits/frame)がTFCjに対する物理チャネル(DPDCH)に多重できるフレーム当たりのビット数である。RMiがトランスポートチャネル#iに対するRM属性である。
【0080】
可変シンボルレート伝送を考慮して、とり得るSF(Spreading Factor)をSET0={N256,N128,N64,N32,N16,N,N}(図6参照)とする。
【数1】
Figure 0004019733
【0081】
SET1が負でなく、SET1で最も小さな要素が物理チャネルを1つしか要求しない場合、
data,j=SET1で最も小さな値
とする。
【0082】
ここで
【数2】
Figure 0004019733
は、要素RMy(1≦y≦I)の中の最小値を示す。
【0083】
図3の例では、トランスポートチャネル#1のN1,jを129bits、トランスポートチャネル#2のN2,jを1062bitsとすると、それぞれのフレームのシンボルレートはTFCI=3で120ksps,TFCI=4で240ksps,TFCI=5で240kspsとなる。
【0084】
また、下記のようにトランスポートチャネル毎のレートマッチング前のビット数(Ni,j)からレートマッチングするビット数(ΔNi,j)を求める方法がある。ΔNi,jは、レートマッチング時にリピティションが行われるの場合には、そのリピティションされるビット数であり、パンクチャリングが行われる場合には、そのパンクチャリングされるビット数である。
【0085】
【数3】
Figure 0004019733
【0086】
図3の例では、トランスポートチャネル#1のN1,jを129bits、トランスポートチャネル#2のN2,jを1062bitsとすると、トランスポートチャネル#1のΔN1,jはTFCI=3で0bits,TFCI=4で161bits,TFCI=5で247bitsとなり、トランスポートチャネル#2のΔN2,jはTFCI=3で9bits,TFCI=4で1048bits,TFCI=5で962bitsとなる。
【0087】
レートマッチングのリピティションまたはパンクチャリングの一例をそれぞれ図4(a),(b)に示す。
【0088】
図4(a),(b)は、端末側送受信部10によるレートマッチングおよび基地局側送受信部30によるレートデマッチングを説明する図である。
【0089】
図4(a),(b)に示すように、端末側送受信部10のレートマッチング、基地局側送受信部30のレートデマッチングにより、可変の符号化率の実現が可能になる。
図4(a)は、6ビットから8ビットへのリピティションの例である。
分配されたレートマッチング部への入力データに対して、ビット1と3がリピティションされている。
【0090】
図4(b)は、10ビットから8ビットへのパンクチャリングの例である。
分配されたレートマッチング部への入力データに対して、ビット1と5がパンクチャリングされている。
【0091】
以上のようにリピティション数が多いほど、同じデータを複数ビット送信することとなり、受信側で軟判定合成することにより、伝送品質を向上できる。
【0092】
レートマッチング部13−1〜13−Iにてレートマッチングされたトランスポートチャネル#1〜#Iのデータ列は、インタリーブ部14−1〜14−Iに入力されてインタリーブされた後、それぞれのトランスポートチャネル#1〜#Iが多重化される(符号15参照)。
【0093】
その後、マッピング部16にて、図5に示すようなフォーマットにDPDCHとして物理チャネルにマッピングした後、それぞれのデータ列に対して拡散処理部17で異なる拡散符号で拡散され送信される。
【0094】
基地局受信側では、符号31および38に示すように、DPCCHとDPDCHがそれぞれの拡散符号によって逆拡散処理部で逆拡散された後、TFCI抽出部37で受信されたDPCCH部のTFCIを復号し、そのTFCIに基づいてRM属性判定部12は、そのフレームで使用されているRM属性値を判定する。
【0095】
符号32に示すように、DPDCHの物理チャネルからデマッピング後、トランスポートチャネル毎に多重分離された後(符号33参照)、それぞれのトランスポートチャネル毎にデインタリーブされる(符号34−1〜34−I参照)。その後、RM属性判定部36は、TFCI抽出部37で受信されたTFCIを判定し、そのTFCIに基づいて、それぞれのトランスポートチャネルのRM属性を求め、そのRM属性を使用してレートデマッチングされる(符号35−1〜35−I)。
【0096】
レートデマッチングのリピティションまたはパンクチャリングの一例をそれぞれ図4(a),(b)に示す。
【0097】
図4(a)は、6ビットから8ビットへのリピティションの例である。
分配されたレートデマッチング部35−1〜35−Iへの入力データに対して、送信側でリピティションされたビット1と3が削除されている。
【0098】
図4(b)は、10ビットから8ビットへのパンクチャリングの例である。
分配されたレートマッチング部への入力データに対して、送信側でパンクチャリングされたビット1と5が挿入されるが不定(Dで示されている)となる。
【0099】
送信側で、回線品質によって制御チャネル等の特定トランスポートチャネルのRM属性が大きくなる(回線品質が悪いほどRM属性が大きくなる)ように制御されているため、レートマッチングでリピティションとなる可能性が高く、そのリピティションされたビットを軟判定合成することにより、制御チャネル等の特定トランスポートチャネルの伝送品質を向上できる。
【0100】
その軟判定合成後のデータは、畳み込み復号またはTurbo復号によってチャネル復号され、CRCチェックされる。
【0101】
また、端末送信側でRM属性を決定するための閉ループ制御を行うために以下の動作が行われる。基地局側の回線品質測定部39で受信DPCCHのPilot部から受信SIRを測定し、その測定結果を示す情報を回線品質情報多重部40がビット変換してDPCCH部に多重し、拡散処理部43で拡散し端末に対して送信する。
【0102】
図5は、端末側送受信部10と基地局側送受信部30間で送受信される無線フレーム構成例を説明する図である。
【0103】
図5に示すように、無線フレームは、周期Tsuper=2560msのスーパフレームであり、それぞれが周期T=10msであるフレーム#0〜フレーム#255によって構成される。
【0104】
さらに、各フレームは、それぞれが周期T=0.666msであるスロット#0〜スロット#14によって構成される。
【0105】
各スロットは、DPDCH#0〜DPDCH#I、DPCCHで構成される。各DPDCHは、Ndataビットのデータで構成され、分配された同一データの送受信に使用される。
DPCCHはNpilotビットのPilot、NTFCIビットのTFCIで構成され、決定したRM属性、回線品質の情報の送受信に使用される。
【0106】
以上の説明では、端末を送信側、基地局を受信側としたが、この逆に、端末を受信側、基地局を送信側としてもよい。
【0107】
上記のように、本実施形態では、レートマッチングにおいて、TTI毎に異なるRM属性を各トランスポートチャネルで使用することによってレートマッチングを行っている。つまり、制御チャネル等の特定チャネルで再送が起こり難くするためには、伝送品質を向上させる必要がある。そのために回線品質によって、TTI毎に制御チャネル等の特定トランスポートチャネルのRM属性値を他のトランスポートチャネルのRM属性値より大きくする(図3参照)。これにより、制御チャネル等の特定トランスポートチャネルのレートマッチングでリピティションの量が大きくなり、伝送品質を向上できる。
【0108】
また、制御チャネル等のトランスポートチャネルの上位レイヤに制御チャネル等のトランスポートチャネルの再送情報を含ませておき、その再送情報を考慮して各トランスポートチャネルのRM属性値を決定することにより、再送時の伝送品質を向上できる。
【0109】
そのRM属性値をTTI毎に決定するために、基地局の受信回線品質を示す回線品質情報を基地局側から送信することによって閉ループ制御し、端末側でその情報を利用している。
【0110】
【発明の効果】
本発明のCDMAにおけるレートマッチング方法によれば、制御チャネル等の特定チャネルの伝送品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のCDMAにおけるレートマッチング方法の一実施形態に係る端末側送受信部の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、本発明のCDMAにおけるレートマッチング方法の一実施形態に係る基地局側送受信部の概略構成を示すブロック図である。
【図3】図3は、本発明のCDMAにおけるレートマッチング方法の一実施形態に係るTFCIとRM attributeとの関係を示す図である。
【図4】図4は、本発明のCDMAにおけるレートマッチング方法の一実施形態に係る端末側送受信部のレートマッチング、基地局側送受信部のレートデマッチングを説明するための図である。
【図5】図5は、本発明のCDMAにおけるレートマッチング方法の一実施形態に係る端末側送受信部と基地局側送受信部間で送受信される無線フレーム構成例を示す図である。
【図6】図6は、本発明のCDMAにおけるレートマッチング方法の一実施形態に係るシンボルレートを説明するための図である。
【符号の説明】
8 CRC付加部
9 チャネル符号化部
10 端末側送受信部
11 特定トランスポートチャネル判定部
12 RM属性決定部
13 レートマッチング部
14 インタリーブ部
15 トランスポートチャネル多重化部
16 マッピング部
17 拡散処理部
18 TFCI多重部
19 拡散処理部
21 回線品質情報抽出部
22 逆拡散処理部
30 基地局側送受信部
31 逆拡散処理部
32 デマッピング部
33 多重分離部
34 デインタリーブ部
35 レートデマッチング部
36 RM属性判定部
37 TFCI抽出部
38 逆拡散処理部
39 回線品質測定部
40 回線品質情報多重部
41 チャネル復号化部
42 CRCチェック部
43 拡散処理部

Claims (9)

  1. CDMA(Code Division MultipleAccess)におけるレート整合方法であって、
    (a) 前記CDMAの通信で使用される回線の品質を示す回線品質情報を求めるステップと、
    (b) 特定トランスポートチャネルの上位レイヤにおいて送受する前記特定トランスポートチャネルの再送情報に基づいて再送回数を求めるステップと、
    (c) 前記回線品質情報および前記再送回数に基づいて、レートマッチング属性値を設定するステップと、
    (d) 前記特定トランスポートチャネルを含む複数のトランスポートチャネルのそれぞれのデータに対して、前記レートマッチング属性値を用いてレートマッチングするステップと
    を備え、
    前記(c)は、前記回線の品質が低いとき、および/または前記再送回数が多いときには、前記(d)で行われる前記レートマッチングにおいて、前記特定トランスポートチャネルの伝送品質が向上するように前記レートマッチング属性値を設定する
    CDMAにおけるレートマッチング方法。
  2. 請求項1に記載のCDMAにおけるレートマッチング方法において、
    前記(c)は、前記回線の品質が低いとき、および/または前記再送回数が多いときには、前記(d)で行われる前記特定トランスポートチャネルの前記レートマッチングにおいて、リピティション(Repetition)が行われる可能性が高まるように前記レートマッチング属性値を設定する
    CDMAにおけるレートマッチング方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載のCDMAにおけるレートマッチング方法において、
    前記(c)は、前記回線の品質が低いとき、および/または前記再送回数が多いときには、前記(d)の前記レートマッチングにおいて、前記特定トランスポートチャネルのデータのリピティション(Repetition)の量が大きくなるように、前記特定トランスポートチャネルの前記レートマッチング属性値と前記特定トランスポートチャネル以外のトランスポートチャネルの前記レートマッチング属性値とを異なる値に設定する
    CDMAにおけるレートマッチング方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のCDMAにおけるレートマッチング方法において、
    前記(c)は、TTI(Transmission Time Interval)毎に行う
    CDMAにおけるレートマッチング方法。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のCDMAにおけるレートマッチング方法において、
    前記(c)は、前記回線品質情報としての基地局の受信回線品質を示す情報を閉ループ制御することにより前記レートマッチング属性値を設定する
    CDMAにおけるレートマッチング方法。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のCDMAにおけるレートマッチング方法において、
    前記特定トランスポートチャネルは、制御チャネルである
    CDMAにおけるレートマッチング方法。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のCDMAにおけるレートマッチング方法において、
    更に、
    (e) 前記レートマッチング属性値に基づいて、DPDCH(Dedicated Physical Data Channel)のシンボルレートを変更するステップ
    を備えたCDMAにおけるレートマッチング方法。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のCDMAにおけるレートマッチング方法において、
    前記(a)は、受信データのパイロット部から受信SIRを測定して前記回線品質情報を求めるステップを含む
    CDMAにおけるレートマッチング方法。
  9. CDMA(Code Division MultipleAccess)端末であって、
    前記CDMAの通信で使用される回線の品質を示す回線品質情報を求める回線品質情報検出部と、
    特定トランスポートチャネルの上位レイヤにおいて送受する前記特定トランスポートチャネルの再送回数を示す再送情報および前記回線品質情報に基づいて、レートマッチング属性値を設定するレートマッチング属性値設定部と、
    前記特定トランスポートチャネルを含む複数のトランスポートチャネルのそれぞれのデータに対して、前記レートマッチング属性値を用いてレートマッチングするレートマッチング部と
    を備え、
    前記レートマッチング属性値設定部は、前記回線の品質が低いとき、および/または前記再送回数が多いときには、前記レートマッチング部で行われる前記レートマッチングにおいて、前記特定トランスポートチャネルの伝送品質が向上するように前記レートマッチング属性値を設定する
    CDMA端末。
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