JP4019681B2 - Connecting structure of upper frame member of vehicle - Google Patents

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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばテールゲートを備えた車両の上部骨格部材の結合構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
テールゲートを備えた車両は、テールゲートを設ける車体後部の開口部まわりの剛性を大きくすることが望まれている。上記開口部を補強するために、複数のパネル部材によって車体に閉断面を形成したり、各種のリンフォース部材を付加することが行われている。
【０００３】
例えば、テールゲートの上部を支持する上部骨格部材の剛性を高めるために、ルーフレールアウタ部材とルーフレールインナ部材とによって、閉断面を有するルーフレールリヤを形成し、ルーフレールリヤの両端部を、それぞれ、車両の側壁部上部を構成するエクステンション部材に溶接することが提案されている。さらにこの側壁部上部を補強するために、エクステンション部材の近傍をリンフォース部材によって補強することも考えられている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
閉断面を有するルーフレールリヤの端部をエクステンション部材に溶接する場合、ルーフレールリヤの両側縁に沿うフランジ部をエクステンション部材とリンフォース部材にスポット溶接するのが一般的な考えである。
【０００５】
しかし、ルーフレールリヤのフランジ部を単にエクステンション部材等にスポット溶接するだけでは、両者の結合部の強度を高めることに限界がある。この場合、ルーフレールアウタ部材とルーフレールインナ部材により形成される閉断面によってルーフレールリヤ自体の剛性を大きくすることができても、エクステンション部材との結合強度が小さいと、ルーフレールリヤの剛性を十分活かしきれない。
【０００６】
従ってこの発明の目的は、車両のルーフ部を構成する骨格部材と車両の側壁部との結合強度を高めることのできる車両の上部骨格部材の結合構造を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明は、請求項１に記載したように、車両のルーフ部の車幅方向に延設されかつ両側縁にフランジ部を有するルーフレールアウタ部材と、上記ルーフレールアウタ部材に組付けられて該ルーフレールアウタ部材と共同して上記車幅方向に延びる第１閉断面部を形成しかつ両側縁にフランジ部を有するルーフレールインナ部材と、上記車両の側壁部のインナパネルの上縁の一部をなし車両内側に延出しかつ一対のフランジ部を有するエクステンション部材と、上記インナパネルの車両外側に配設され上記エクステンション部材と共同して車両内側に延出する第２閉断面部を形成しかつ一対のフランジ部を有するピラーリンフォース部材とを有し、上記第１閉断面部の開口端部は、上記ルーフレールアウタ部材の端縁が上記ルーフレールインナ部材の端縁よりも突出するよう設けられ、上記第２閉断面部の開口端部は、上記エクステンション部材の端縁が上記ピラーリンフォース部材の端縁よりも突出するよう設けられ、上記ルーフレールアウタ部材の端縁が上記ピラーリンフォース部材の端縁に載置された状態において、上記ルーフレールアウタ部材のフランジ部と上記ピラーリンフォース部材の上記フランジ部と上記エクステンション部材の上記フランジ部とを結合する溶接部 (W9,W10) を有し、かつ、上記ルーフレールアウタ部材の上記フランジ部間の端縁と上記ピラーリンフォース部材のフランジ部間の端縁とを結合する溶接部 (W3,W4) を有し、上記ルーフレールインナ部材の端縁が上記エクステンション部材の端縁に載置された状態において、上記ルーフレールインナ部材の上記フランジ部と上記エクステンション部材の上記フランジ部と上記ルーフレールアウタ部材の上記フランジ部とを結合する溶接部 (W5,W6) を有し、かつ、上記ルーフレールインナ部材の上記フランジ部間の端縁と上記エクステンション部材の上記フランジ部間の端縁とを結合する溶接部 (W1,W2) を有することを特徴とするものである。
【０００９】
本発明の好ましい形態では、ルーフレールアウタ部材の端縁の近傍、すなわちルーフレールインナ部材の端縁とエクステンション部材の端縁との溶接部を臨む位置に、これら端縁どうしをスポット溶接する際に使用する作業孔が形成されている。また本発明の好ましい形態では、エクステンション部材の端縁の近傍、すなわちルーフレールアウタ部材の端縁とピラーリンフォース部材の端縁との溶接部を臨む位置に、これら端縁どうしをスポット溶接する際に使用する作業孔が形成されている。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図１に示す車両１０は、側壁部１１と、ルーフ部１２と、テールゲートを設ける開口部１３などを備えている。ルーフ部１２の上面を構成するルーフパネル１５の下面側に、図２および図３に示すルーフレールリヤ１６が設けられている。上部骨格部材の一例であるルーフレールリヤ１６は、ルーフ部１２の車幅方向に延設されるルーフレールアウタ部材１７と、ルーフレールアウタ部材１７の下面側に組付けられたルーフレールインナ部材１８を備えている。
【００１１】
図７〜図９等に示すように、ルーフレールアウタ部材１７の両側縁に、ルーフレールアウタ部材１７の長手方向に沿うフランジ部２０，２１が形成され、フランジ部２０，２１間に上に凸の上壁部２２が形成されている。ルーフレールインナ部材１８の両側縁にも、ルーフレールインナ部材１８の長手方向に沿うフランジ部２５，２６が形成され、フランジ部２５，２６間に下に凸の下壁部２７が形成されている。
【００１２】
ルーフレールアウタ部材１７は、ルーフレールインナ部材１８の上側に重ねられることにより、ルーフレールインナ部材１８と共同して車幅方向に延びる第１閉断面部３０を形成している。さらに詳しくは、ルーフレールアウタ部材１７のフランジ部２０，２１と、ルーフレールインナ部材１８のフランジ部２５，２６とを互いに突き合わせ、これらフランジ部２０，２１，２５，２６を所定箇所においてスポット溶接することにより、上壁部２２と下壁部２７との間に第１閉断面部３０が形成される。
【００１３】
図６と図１０等に示すように、第１閉断面部３０の開口端部３１は、ルーフレールアウタ部材１７の端縁１７ａがルーフレールインナ部材１８の端縁１８ａよりも車両外側に突出するよう設けられている。
【００１４】
ルーフレールアウタ部材１７の端縁１７ａの近傍に、略円形の一対の作業孔３５，３６が形成されている。これら作業孔３５，３６は、車両１０の前後方向に互いに離間した位置に開口している。図７に示すように各作業孔３５，３６は、それぞれルーフレールインナ部材１８の端縁１８ａの溶接部Ｗ１，Ｗ２に臨む位置に形成されている。
【００１５】
車両１０の側壁部１１を構成するアウタパネル４０の車両内側に、図２および図４に示すインナパネル４１と、インナパネル４１の上部に溶接されたエクステンション部材４２と、ピラーリンフォース部材４３が設けられている。エクステンション部材４２とピラーリンフォース部材４３は、車両１０の上部骨格部材の一例である。
【００１６】
エクステンション部材４２は、インナパネル４１の上部をなし、車両内側に延出する延出部４５を有している。この延出部４５に、車両前側に位置するフランジ部４６と車両後側に位置するフランジ部４７と、フランジ部４６，４７間に形成された下に凸の底壁４８とを備えている。
【００１７】
ピラーリンフォース部材４３は、インナパネル４１の車両外側に配設されかつインナパネル４１に溶接されている。ピラーリンフォース部材４３は車両内側に向かって突出する延出部５０を有している。この延出部５０は、エクステンション部材４２の延出部４５の上面側に重ねられ、エクステンション部材４２の延出部４５と共同して第２閉断面部５１を形成している。さらに詳しくは、エクステンション部材４２のフランジ部４６，４７とピラーリンフォース部材４３のフランジ部５２，５３とをスポット溶接等によって結合することによって、延出部４５，５０間に第２閉断面部５１が形成される。
【００１８】
図６と図１０等に示すように、第２閉断面部５１の開口端部５４は、エクステンション部材４２の端縁４２ａがピラーリンフォース部材４３の端縁４３ａよりも車両内側に突出するよう設けられている。
【００１９】
エクステンション部材４２の底壁４８に作業孔５５が形成されている。この作業孔５５は、車両１０の前後方向に長い長孔である。図９に示すように作業孔５５は、ピラーリンフォース部材４３の端縁４３ａとルーフレールアウタ部材１７の端縁１７ａとの溶接部Ｗ３，Ｗ４に臨む位置に形成されている。
【００２０】
次に、上記ルーフレールリヤ１６を、エクステンション部材４２とピラーリンフォース部材４３に溶接する手順について説明する。
ルーフレールアウタ部材１７とルーフレールインナ部材１８とを溶接することにより、ルーフレールリヤ１６が形成されている。エクステンション部材４２とピラーリンフォース部材４３は、予めインナパネル４１の所定位置に溶接されている。
【００２１】
図１０〜図１１に示すように、エクステンション部材４２の端縁４２ａとピラーリンフォース部材４３の端縁４３ａの上方から、ルーフレールアウタ部材１７の端縁１７ａとルーフレールインナ部材１８の端縁１８ａを載置する。
【００２２】
そして図７に示すように作業孔３５，３６から溶接ガン６０を挿入することにより、ルーフレールインナ部材１８の端縁１８ａとエクステンション部材４２の端縁４２ａを溶接部Ｗ１，Ｗ２においてスポット溶接する。すなわちルーフレールインナ部材１８の下壁部２７とエクステンション部材４２の底壁４８が、溶接部Ｗ１，Ｗ２において互いに結合される。
【００２３】
さらに、ルーフレールアウタ部材１７の一方のフランジ部２０と、ルーフレールインナ部材１８のフランジ部２５と、エクステンション部材４２のフランジ部４６を、溶接部Ｗ５においてスポット溶接する。また、ルーフレールアウタ部材１７の他方のフランジ部２１と、ルーフレールインナ部材１８のフランジ部２６と、エクステンション部材４２のフランジ部４７を、溶接部Ｗ６においてスポット溶接する。
【００２４】
また図８に示すように、ルーフレールアウタ部材１７のフランジ部２０，２１と、エクステンション部材４２のフランジ部４６，４７とを、それぞれ溶接部Ｗ７，Ｗ８においてスポット溶接する。
【００２５】
さらに図９に示すように作業孔５５から溶接ガン６０を挿入することにより、ルーフレールアウタ部材１７の端縁１７ａとピラーリンフォース部材４３の端縁４３ａとを、溶接部Ｗ３，Ｗ４においてスポット溶接する。すなわちルーフレールアウタ部材１７の上壁部２２とピラーリンフォース部材４３の端縁４３ａが、互いに溶接部Ｗ３，Ｗ４において結合される。
【００２６】
さらにルーフレールアウタ部材１７の一方のフランジ部２０と、ピラーリンフォース部材４３のフランジ部５２と、エクステンション部材４２のフランジ部４６とを、溶接部Ｗ９においてスポット溶接する。また、ルーフレールアウタ部材１７の他方のフランジ部２１と、ピラーリンフォース部材４３のフランジ部５３と、エクステンション部材４２のフランジ部４７とを、溶接部Ｗ１０においてスポット溶接する。
【００２７】
上記実施形態によれば、ルーフレールリヤ１６側に形成される第１閉断面部３０と、側壁部１１側に形成される第２閉断面部５１のそれぞれの開口端部３１，５４を突き合わせて溶接する際に、ルーフレールインナ部材１８の端縁１８ａをエクステンション部材４２の端縁４２ａに載置した状態で溶接部Ｗ１，Ｗ２，Ｗ５，Ｗ６において互いに結合し、かつ、ルーフレールアウタ部材１７の端縁１７ａをピラーリンフォース部材４３の端縁４３ａに載置した状態で溶接部Ｗ３，Ｗ４，Ｗ９，Ｗ１０において溶接する。このため、２つの閉断面部３０，５１の突き合わせ部の開口端部３１，５４を確実に結合でき、結合強度を向上させることができる。
【００２８】
上記実施形態では、ルーフレールアウタ部材１７に作業孔３５，３６を設けたことにより、ルーフレールインナ部材１８の下壁部２７とエクステンション部材４２の底壁４８を溶接部Ｗ１，Ｗ２において結合することが可能となり、しかも溶接部Ｗ５，Ｗ６においてフランジ部２０，２５，４６と、フランジ部２１，２６，４７を溶接することとあいまって、大きな結合強度が得られる。
【００２９】
また、エクステンション部材４２に作業孔５５を設けたことにより、ルーフレールアウタ部材１７の上壁部２２とピラーリンフォース部材４３を溶接部Ｗ３，Ｗ４において結合することが可能となり、しかも溶接部Ｗ９，Ｗ１０においてフランジ部２０，４６，５２と、フランジ部２１，４７，５３が溶接されることとあいまって、大きな結合強度が得られる。
【００３０】
さらには、上記溶接部Ｗ５，Ｗ９の間に位置する溶接部Ｗ７においてフランジ部２０，４６どうしが互いに結合され、かつ、溶接部Ｗ６，Ｗ１０の間に位置する溶接部Ｗ８においてフランジ部２１，４７どうしが互いに結合されるため、閉断面部３０，５１の結合強度をさらに高めることができる。
【００３１】
【発明の効果】
請求項１に記載した発明によれば、ルーフレールインナ部材 (18) の端縁 (18a) をエクステンション部材 (42) の端縁 (42a) に載置した状態で溶接部 (W1,W2,W5,W6) において互いに結合し、かつ、ルーフレールアウタ部材 (17) の端縁 (17a) をピラーリンフォース部材 (43) の端縁 (43a) に載置した状態で溶接部 (W3,W4,W9,W10) において溶接するため、２つの閉断面部 (30,51) の突き合わせ部の開口端部 (31,54) を確実に結合でき、結合強度を向上させることができる。しかも溶接部 (W5,W6) においてフランジ部 (20,25,46) と、フランジ部 (21,26,47) を溶接することとあいまって、大きな結合強度が得られ、かつ、溶接部 (W9,W10) においてフランジ部 (20,46,52) と、フランジ部 (21,47,53) が溶接されることとあいまって、大きな結合強度が得られる。このため車両のルーフ部を構成する上部骨格部材と車両の側壁部を構成する上部骨格部材との結合強度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の一実施形態を示す上部骨格部材を備えた車両の後部の斜視図。
【図２】 図１中にＦ２で示す部分の上部骨格部材の一部の平面図。
【図３】 図１に示された車両のルーフ部を構成するルーフレールリヤの分解斜視図。
【図４】 図１に示された車両の側壁部を構成する上部骨格部材の一部の分解斜視図。
【図５】 図２に示された上部骨格部材の一部の斜視図。
【図６】 図２に示された上部骨格部材の一部の分解斜視図。
【図７】 図２中のＦ７−Ｆ７線に沿う上部骨格部材の断面図。
【図８】 図２中のＦ８−Ｆ８線に沿う上部骨格部材の断面図。
【図９】 図２中のＦ９−Ｆ９線に沿う上部骨格部材の断面図。
【図１０】 図２中のＦ１０−Ｆ１０線に沿う上部骨格部材の組付け前の状態を示す断面図。
【図１１】 図２中のＦ１０−Ｆ１０線に沿う上部骨格部材の断面図。
【符号の説明】
１１…側壁部
１２…ルーフ部
１７…ルーフレールアウタ部材
１７ａ…端縁
１８…ルーフレールインナ部材
１８ａ…端縁
３０…第１閉断面部
３１…開口端部
４２…エクステンション部材
４２ａ…端縁
４３…ピラーリンフォース部材
４３ａ…端縁
５１…第２閉断面部
５４…開口端部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a connecting structure of an upper skeleton member of a vehicle provided with, for example, a tailgate.
[0002]
[Prior art]
A vehicle equipped with a tailgate is desired to increase the rigidity around the opening at the rear of the vehicle body where the tailgate is provided. In order to reinforce the opening, a closed cross section is formed on the vehicle body by a plurality of panel members, and various reinforcement members are added.
[0003]
For example, in order to increase the rigidity of the upper skeleton member that supports the upper portion of the tailgate, a roof rail rear member having a closed cross section is formed by a roof rail outer member and a roof rail inner member, and both ends of the roof rail rear are respectively connected to the vehicle. It has been proposed to weld to an extension member constituting the upper portion of the side wall. Further, in order to reinforce the upper portion of the side wall, it has been considered to reinforce the vicinity of the extension member with a reinforcement member.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
When welding the end portion of the roof rail rear having a closed cross section to the extension member, it is a general idea to spot weld the flange portions along both side edges of the roof rail rear to the extension member and the reinforcement member.
[0005]
However, simply spot welding the flange portion of the roof rail rear to an extension member or the like has a limit in increasing the strength of the joint portion between them. In this case, even if the rigidity of the roof rail rear itself can be increased by the closed cross section formed by the roof rail outer member and the roof rail inner member, the rigidity of the roof rail rear cannot be fully utilized if the coupling strength with the extension member is small. .
[0006]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a coupling structure for an upper skeleton member of a vehicle that can increase the coupling strength between the skeleton member constituting the roof portion of the vehicle and the side wall portion of the vehicle.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
According to a first aspect of the present invention, there is provided a roof rail outer member extending in the vehicle width direction of a roof portion of a vehicle and having flange portions on both side edges, and the roof rail outer member assembled to the roof rail outer member. A roof rail inner member having a first closed cross section extending in the vehicle width direction in cooperation with the member and having flange portions on both side edges; and a part of the upper edge of the inner panel of the side wall of the vehicle; An extension member having a pair of flange portions and a second closed cross-sectional portion disposed on the vehicle outer side of the inner panel and extending inward of the vehicle in cooperation with the extension member. A pillar reinforcement member having an opening end of the first closed cross section, and an edge of the roof rail outer member is the roof rail inner The opening end of the second closed cross-section is provided so that the end of the extension member protrudes beyond the end of the pillar reinforcement member, and the roof rail outer In a state where the edge of the member is placed on the edge of the pillar reinforcement member, the flange portion of the roof rail outer member, the flange portion of the pillar reinforcement member, and the flange portion of the extension member are coupled. A welded portion (W3, W4) having a welded portion (W9, W10) and connecting an end edge between the flange portions of the roof rail outer member and an end edge between the flange portions of the pillar reinforcement member ; And the roof rail inner member has the edge of the roof rail inner member placed on the edge of the extension member. Weld joining the said flange portion of the flange portion and the roof rail outer member Nji portion and the extension member has a (W5, W6), and the edges between the flange portion of the roof rail inner member and the It has a welded portion (W1, W2) that joins the edge between the flange portions of the extension member .
[0009]
In a preferred embodiment of the present invention, the edge of the roof rail outer member is used near the edge of the roof rail outer member, that is, at the position facing the welded portion between the edge of the roof rail inner member and the edge of the extension member. A working hole is formed. Further, in a preferred embodiment of the present invention, when spot-welding these end edges in the vicinity of the end edge of the extension member, that is, the position facing the welded portion between the end edge of the roof rail outer member and the end edge of the pillar reinforcement member. The working hole to be used is formed.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
A vehicle 10 shown in FIG. 1 includes a side wall part 11, a roof part 12, an opening part 13 for providing a tailgate, and the like. A roof rail rear 16 shown in FIGS. 2 and 3 is provided on the lower surface side of the roof panel 15 constituting the upper surface of the roof portion 12. The roof rail rear 16, which is an example of the upper frame member, includes a roof rail outer member 17 that extends in the vehicle width direction of the roof portion 12, and a roof rail inner member 18 that is assembled to the lower surface side of the roof rail outer member 17. .
[0011]
As shown in FIGS. 7 to 9 and the like, flange portions 20 and 21 along the longitudinal direction of the roof rail outer member 17 are formed on both side edges of the roof rail outer member 17. A wall portion 22 is formed. Flange portions 25 and 26 along the longitudinal direction of the roof rail inner member 18 are formed on both side edges of the roof rail inner member 18, and a convex lower wall portion 27 is formed between the flange portions 25 and 26.
[0012]
The roof rail outer member 17 is overlapped with the roof rail inner member 18 to form a first closed section 30 extending in the vehicle width direction in cooperation with the roof rail inner member 18. More specifically, the flange portions 20 and 21 of the roof rail outer member 17 and the flange portions 25 and 26 of the roof rail inner member 18 are brought into contact with each other, and the flange portions 20, 21, 25, and 26 are spot welded at predetermined positions. A first closed cross-section portion 30 is formed between the upper wall portion 22 and the lower wall portion 27.
[0013]
As shown in FIGS. 6 and 10, the open end 31 of the first closed cross-section 30 is provided so that the end edge 17 a of the roof rail outer member 17 protrudes outside the end edge 18 a of the roof rail inner member 18. It has been.
[0014]
Near the edge 17a of the roof rail outer member 17, a pair of substantially circular work holes 35, 36 are formed. These working holes 35 and 36 are opened at positions separated from each other in the front-rear direction of the vehicle 10. As shown in FIG. 7, the respective working holes 35 and 36 are formed at positions facing the welded portions W <b> 1 and W <b> 2 of the end edge 18 a of the roof rail inner member 18, respectively.
[0015]
An inner panel 41 shown in FIGS. 2 and 4, an extension member 42 welded to the upper portion of the inner panel 41, and a pillar reinforcement member 43 are provided on the inner side of the outer panel 40 constituting the side wall 11 of the vehicle 10. ing. The extension member 42 and the pillar reinforcement member 43 are examples of the upper skeleton member of the vehicle 10.
[0016]
The extension member 42 is an upper part of the inner panel 41 and has an extending portion 45 that extends to the inside of the vehicle. The extended portion 45 is provided with a flange portion 46 located on the front side of the vehicle, a flange portion 47 located on the rear side of the vehicle, and a bottom wall 48 that protrudes downwardly and is formed between the flange portions 46 and 47.
[0017]
The pillar reinforcement member 43 is disposed outside the inner panel 41 and is welded to the inner panel 41. The pillar reinforcement member 43 has an extending portion 50 that protrudes toward the inside of the vehicle. The extension portion 50 is overlapped on the upper surface side of the extension portion 45 of the extension member 42, and forms a second closed cross-section portion 51 in cooperation with the extension portion 45 of the extension member 42. More specifically, the flange portions 46 and 47 of the extension member 42 and the flange portions 52 and 53 of the pillar reinforcement member 43 are joined by spot welding or the like, so that the second closed cross-section portion 51 is provided between the extension portions 45 and 50. Is formed.
[0018]
As shown in FIGS. 6 and 10, the open end 54 of the second closed cross-section 51 is provided so that the end edge 42 a of the extension member 42 protrudes to the vehicle inner side than the end edge 43 a of the pillar reinforcement member 43. It has been.
[0019]
A working hole 55 is formed in the bottom wall 48 of the extension member 42. The work hole 55 is a long hole that is long in the front-rear direction of the vehicle 10. As shown in FIG. 9, the work hole 55 is formed at a position facing the welded portions W <b> 3 and W <b> 4 between the end edge 43 a of the pillar reinforcement member 43 and the end edge 17 a of the roof rail outer member 17.
[0020]
Next, a procedure for welding the roof rail rear 16 to the extension member 42 and the pillar reinforcement member 43 will be described.
The roof rail rear member 16 is formed by welding the roof rail outer member 17 and the roof rail inner member 18 together. The extension member 42 and the pillar reinforcement member 43 are welded to a predetermined position of the inner panel 41 in advance.
[0021]
10 to 11, the end edge 17 a of the roof rail outer member 17 and the end edge 18 a of the roof rail inner member 18 are mounted from above the end edge 42 a of the extension member 42 and the end edge 43 a of the pillar reinforcement member 43. Put.
[0022]
Then, as shown in FIG. 7, the welding gun 60 is inserted through the work holes 35 and 36, whereby the end edge 18a of the roof rail inner member 18 and the end edge 42a of the extension member 42 are spot welded at the welded portions W1 and W2. That is, the lower wall portion 27 of the roof rail inner member 18 and the bottom wall 48 of the extension member 42 are coupled to each other at the welded portions W1 and W2.
[0023]
Further, one flange portion 20 of the roof rail outer member 17, the flange portion 25 of the roof rail inner member 18, and the flange portion 46 of the extension member 42 are spot-welded at the welded portion W5. Further, the other flange portion 21 of the roof rail outer member 17, the flange portion 26 of the roof rail inner member 18, and the flange portion 47 of the extension member 42 are spot-welded at the welded portion W6.
[0024]
Further, as shown in FIG. 8, the flange portions 20 and 21 of the roof rail outer member 17 and the flange portions 46 and 47 of the extension member 42 are spot welded at weld portions W7 and W8, respectively.
[0025]
Further, as shown in FIG. 9, by inserting a welding gun 60 through the work hole 55, the end edge 17a of the roof rail outer member 17 and the end edge 43a of the pillar reinforcement member 43 are spot welded at the welded portions W3 and W4. . That is, the upper wall portion 22 of the roof rail outer member 17 and the end edge 43a of the pillar reinforcement member 43 are coupled to each other at the welded portions W3 and W4.
[0026]
Further, one flange portion 20 of the roof rail outer member 17, the flange portion 52 of the pillar reinforcement member 43, and the flange portion 46 of the extension member 42 are spot-welded at the welded portion W9. Further, the other flange portion 21 of the roof rail outer member 17, the flange portion 53 of the pillar reinforcement member 43, and the flange portion 47 of the extension member 42 are spot-welded at the welded portion W10.
[0027]
According to the above-described embodiment, the first closed cross-section portion 30 formed on the roof rail rear 16 side and the open end portions 31 and 54 of the second closed cross-section portion 51 formed on the side wall portion 11 side are abutted and welded. When the edge 18a of the roof rail inner member 18 is placed on the edge 42a of the extension member 42, the welded portions W1, W2, W5, W6 are coupled to each other and the edge 17a of the roof rail outer member 17 is joined. Is welded at the welded portions W3, W4, W9, and W10 in a state of being placed on the end edge 43a of the pillar reinforcement member 43. For this reason, the open end portions 31 and 54 of the butted portions of the two closed cross-section portions 30 and 51 can be reliably coupled, and the coupling strength can be improved.
[0028]
In the above embodiment, by providing the work holes 35 and 36 in the roof rail outer member 17, it is possible to join the lower wall portion 27 of the roof rail inner member 18 and the bottom wall 48 of the extension member 42 at the welded portions W1 and W2. In addition, a large joint strength can be obtained in combination with the welding of the flange portions 20, 25, 46 and the flange portions 21, 26, 47 at the weld portions W5, W6.
[0029]
Further, by providing the working hole 55 in the extension member 42, the upper wall portion 22 of the roof rail outer member 17 and the pillar reinforcement member 43 can be coupled at the welded portions W3, W4, and the welded portions W9, W10. In this case, the flange portions 20, 46, 52 and the flange portions 21, 47, 53 are welded together to obtain a large bond strength.
[0030]
Further, the flange portions 20, 46 are coupled to each other at the weld portion W7 located between the weld portions W5, W9, and the flange portions 21, 47 at the weld portion W8 located between the weld portions W6, W10. Since the two are coupled to each other, the coupling strength of the closed cross-section portions 30 and 51 can be further increased.
[0031]
【The invention's effect】
According to the invention described in claim 1, the weld in a state of mounting edges of the roof rail inner member (18) and (18a) to the edge of the extension member (42) (42a) (W1, W2, W5, W6) and the welded portions (W3, W4, W9, and W7, W4, W9, and the roof rail outer member (17) with the end edge (17a) placed on the end edge (43a) of the pillar reinforcement member (43) . Since welding is performed in W10) , the open end portions (31 , 54) of the butted portions of the two closed cross-section portions (30, 51) can be reliably coupled, and the coupling strength can be improved. Moreover flanges at the weld portion (W5, W6) and (20,25,46), coupled with the welding flange portion (21,26,47), a large bond strength is obtained, and the weld (W9 , W10 flange portion (20,46,52) in), together with the flange portion (21,47,53) is welded, a large bond strength is obtained. For this reason , the joint strength of the upper skeleton member which comprises the roof part of a vehicle, and the upper skeleton member which comprises the side wall part of a vehicle can be raised.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a rear portion of a vehicle including an upper skeleton member showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view of a part of the upper skeleton member at a portion indicated by F2 in FIG.
FIG. 3 is an exploded perspective view of a roof rail rear that constitutes a roof portion of the vehicle shown in FIG. 1;
4 is an exploded perspective view of a part of an upper skeleton member constituting a side wall portion of the vehicle shown in FIG.
FIG. 5 is a perspective view of a part of the upper skeleton member shown in FIG. 2;
6 is an exploded perspective view of a part of the upper skeleton member shown in FIG.
FIG. 7 is a cross-sectional view of the upper skeleton member taken along line F7-F7 in FIG.
8 is a cross-sectional view of the upper skeleton member taken along line F8-F8 in FIG.
9 is a cross-sectional view of the upper skeleton member taken along line F9-F9 in FIG.
10 is a cross-sectional view showing a state before assembly of the upper skeleton member along the line F10-F10 in FIG. 2;
FIG. 11 is a cross-sectional view of the upper skeleton member taken along line F10-F10 in FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 11 ... Side wall part 12 ... Roof part 17 ... Roof rail outer member 17a ... End edge 18 ... Roof rail inner member 18a ... End edge 30 ... 1st closed cross-section part 31 ... Open end part 42 ... Extension member 42a ... End edge 43 ... Pillarlin Force member 43a ... edge 51 ... second closed cross section 54 ... open end

Claims (3)

車両のルーフ部の車幅方向に延設されかつ両側縁にフランジ部を有するルーフレールアウタ部材と、
上記ルーフレールアウタ部材に組付けられて該ルーフレールアウタ部材と共同して上記車幅方向に延びる第１閉断面部を形成しかつ両側縁にフランジ部を有するルーフレールインナ部材と、
上記車両の側壁部のインナパネルの上縁の一部をなし車両内側に延出しかつ一対のフランジ部を有するエクステンション部材と、
上記インナパネルの車両外側に配設され上記エクステンション部材と共同して車両内側に延出する第２閉断面部を形成しかつ一対のフランジ部を有するピラーリンフォース部材とを有し、
上記第１閉断面部の開口端部は、上記ルーフレールアウタ部材の端縁が上記ルーフレールインナ部材の端縁よりも突出するよう設けられ、
上記第２閉断面部の開口端部は、上記エクステンション部材の端縁が上記ピラーリンフォース部材の端縁よりも突出するよう設けられ、
上記ルーフレールアウタ部材の端縁が上記ピラーリンフォース部材の端縁に載置された状態において、上記ルーフレールアウタ部材のフランジ部と上記ピラーリンフォース部材の上記フランジ部と上記エクステンション部材の上記フランジ部とを結合する溶接部 (W9,W10) を有し、かつ、上記ルーフレールアウタ部材の上記フランジ部間の端縁と上記ピラーリンフォース部材のフランジ部間の端縁とを結合する溶接部 (W3,W4) を有し、
上記ルーフレールインナ部材の端縁が上記エクステンション部材の端縁に載置された状態において、上記ルーフレールインナ部材の上記フランジ部と上記エクステンション部材の上記フランジ部と上記ルーフレールアウタ部材の上記フランジ部とを結合する溶接部 (W5,W6) を有し、かつ、上記ルーフレールインナ部材の上記フランジ部間の端縁と上記エクステンション部材の上記フランジ部間の端縁とを結合する溶接部 (W1,W2) を有することを特徴とする車両の上部骨格部材の結合構造。A roof rail outer member extending in the vehicle width direction of the roof portion of the vehicle and having flange portions on both side edges ;
A roof rail inner member assembled to the roof rail outer member to form a first closed cross section extending in the vehicle width direction in cooperation with the roof rail outer member and having flange portions on both side edges ;
And an extension member having a pair of flanges extending vital inside the vehicle form part of the upper edge of the inner panel of the side wall portion of the vehicle,
A pillar reinforcement member disposed on the vehicle outer side of the inner panel and forming a second closed cross-sectional portion extending inward of the vehicle in cooperation with the extension member and having a pair of flange portions ;
The opening end of the first closed cross section is provided such that the end edge of the roof rail outer member protrudes beyond the end edge of the roof rail inner member,
The opening end of the second closed cross-section is provided such that the edge of the extension member protrudes beyond the edge of the pillar reinforcement member,
In a state where the edge of the roof rail outer member is placed on the edge of the pillar reinforcement member, the flange portion of the roof rail outer member, the flange portion of the pillar reinforcement member, and the flange portion of the extension member, Welded portions (W9, W10) , and the welded portion (W3, W10) that joins the edge between the flange portions of the roof rail outer member and the edge between the flange portions of the pillar reinforcement member . has a W4),
When the edge of the roof rail inner member is placed on the edge of the extension member, the flange portion of the roof rail inner member, the flange portion of the extension member, and the flange portion of the roof rail outer member are coupled. A welded portion ( W1, W2) that joins an edge between the flange portions of the roof rail inner member and an edge between the flange portions of the extension member. A connecting structure for an upper skeleton member of a vehicle, comprising: 上記ルーフレールアウタ部材の上記フランジ部と上記エクステンション部材の上記フランジ部とを結合する溶接部A welded portion connecting the flange portion of the roof rail outer member and the flange portion of the extension member (W7,W8)(W7, W8) を有することを特徴とする請求項１に記載の車両の上部骨格部材の結合構造。The connecting structure for an upper skeleton member of a vehicle according to claim 1, wherein: 上記ルーフレールアウタ部材には、上記ルーフレールインナ部材の上記端縁と上記エクステンション部材の上記端縁とを結合する上記溶接部The welded portion connecting the end edge of the roof rail inner member and the end edge of the extension member to the roof rail outer member (W1,W2)(W1, W2) を臨む位置に溶接作業用の孔が形成され、A hole for welding work is formed at the position facing
上記エクステンション部材には、上記ルーフレールアウタ部材の上記端縁と上記ピラーリンフォース部材の上記端縁とを結合する上記溶接部The welded portion that connects the end edge of the roof rail outer member and the end edge of the pillar reinforcement member to the extension member (W3,W4)(W3, W4) を臨む位置に溶接作業用の孔が形成されていることを特徴とする請求項１に記載の車両の上部骨格部材の結合構造。The joint structure for an upper skeleton member of a vehicle according to claim 1, wherein a hole for welding work is formed at a position facing the vehicle.
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