JP4019415B2 - IPv6/IPv4パケット変換システム - Google Patents

IPv6/IPv4パケット変換システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、IPv6/IPv4パケット変換システムに関し、詳しくは、通信プロトコルとしてIPv6(InternetProtocol version 6)を使用するIPv6端末と通信プロトコルとしてIPv4(Internet Protocol version 4)を使用するIPv4端末の間の通信を実現するためのパケット変換システムに関するものであって、さらに詳しくは、IPv6のノードにIPv4アドレスを割り当てる技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
IPv6は次世代のインターネット・プロトコルの名称である。現在使用されている32ビット・アドレス方式のインターネット・プロトコル(IPv4)アドレスは、上限が約43億台であり、インターネットの急速な拡大に伴いアドレス不足が深刻化している。そこでIETF(Internet Engineering Task Force/インターネット技術特別調査委員会)により、IPv4にいくつかの機能を付加したインターネットの次世代の仕様として、128ビット(アドレスが128ビット(約 3.4×10の38乗個)分ある)に拡張されたIPv6が開発された。
【0003】
ところで、これらインターネットに関する規格や方式に関する提案は文書化されRFC(Request For Comment)データとして公開されている。これらRFCデータのうち、IPv6のノードにIPv4アドレスを割り当てる技術に関連するものとして、RFC3142,RFC2765,RFC2766などがある。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−136052
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
RFC3142はIPv6のノードがIPv4のノードへアクセスするための技術であり、IPv4のノードがIPv6のノードへアクセスすることは定義していないため、IPv6のノードにIPv4アドレスを割り当てることについては言及していない。
【0006】
RFC2765,2766では、IPv6のノードにIPv4アドレスを割り当てる方法については別に定義が必要としてあり、特に言及していない。参考としてDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol:LAN上のコンピュータの動的ホスト構成プロトコル)を用いる方法を紹介している。
【0007】
また、RFC2766ではアドレスをアサインするためにはDNS-ALG(DNS Application Level Gateway)を用いるように定義されている。DNS(Domain Name Service/Domain Name System:インターネットに接続されたコンピュータに付けられた数値的なアドレス(IPアドレス)と、それに対応する記号的なアドレス(ドメイン・ネーム)を変換するためのネットワーク上のサービスまたは、システム)の要求パケットが変換システムを越えて行くのを前提にしており、そのタイミングでアドレスの割り当てを行うことを提案しているが、DNSの要求パケットが変換システムを越えるということは現実的には保証できない。
【0008】
さらに、RFC2766にある1対1の静的な割り当てにあたっては、DNSのデータベースへの追加を必要とし、変換ルールも個々に定義する必要があるため管理上コストがかかる。また、割り当てに用いるIPv4アドレスをIPv6端末の数だけ必要とするため効率が悪い。
【0009】
特許文献1には、IPv6端末に予め固定でIPv4アドレスを割り当てなくてもIPv4端末との間の通信ができるようにするとともに、ドメインネームで相手を指定できるようにして互いに相手が通信プロトコルとして何を使用しているのか意識しないで通信ができるようにする技術が開示されている。
【0010】
しかし、特許文献1は、IPv4アドレスをIPv6ノードに割り当てるのにあたってDNSの要求メッセージを期待し、DNSの代行機能やアドレスの割り当てを変換装置の内部に位置づけたものである。
【0011】
この場合、DNS代行機能を併せ持った複数のパケット変換装置を個々に設置できるものの、これら装置相互間で連係をとることは全く意図していない。このために、負荷が特定の装置に集中すると、データ処理にかなりの時間がかかることになる。
【0012】
本発明は、このような問題を解決するものであり、その目的は、IPv4ネットワークに接続されたIPv4端末がIPv6ネットワークに接続されたIPv6端末にアクセスする際に、IPv6端末にIPv4アドレスを動的に割り当てることによって管理面とIPv4アドレス資源の面での省力化を図り、かつ冗長性を持たせることにより負荷分散が図れるようにしたIPv6/IPv4パケット変換システムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成する請求項1の発明は、
IPv4ネットワークに接続されたIPv4端末とIPv6ネットワークに接続されたIPv6端末との間でパケット変換を行うシステムであって、
DNSサーバーおよびIPv4端末とデータの授受を行うDNS代行機能部、このDNS代行機能部とデータの授受を行う変換ルール生成部、この変換ルール生成部とデータの授受を行うルール通知部、変換ルール生成部とデータの授受を行う負荷監視部、変換ルール生成部とデータの授受を行う変換ルールテーブル、DNS代行機能部とデータの授受を行うDNSキャッシュを有し、一方の端末から受けた他方の端末アドレス問い合わせをDNSサーバーに転送するDNS代行装置と、
IPv4端末およびIPv6端末とデータの授受を行うパケット変換部、DNS代行装置のルール通知部とデータの授受を行うルール通知部、DNS代行装置の負荷監視部とデータの授受を行う負荷監視部、パケット変換部および負荷監視部とデータの授受を行う変換状態テーブル、パケット変換部およびルール通知部とデータの授受を行う変換ルールテーブルを有し、一方の端末からのパケットを変換して他方の端末に送信するパケット変換機能を有する複数のパケット変換装置とで構成され、
前記DNS代行装置は各パケット変換装置の稼動状況を監視して負荷分散制御を行うことを特徴とする。
【0014】
請求項2の発明は、請求項1記載のIPv6/IPv4パケット変換システムにおいて、
前記パケット変換装置とDNS代行装置は個別に構成されていることを特徴とする。
【0015】
請求項3の発明は、請求項1記載のIPv6/IPv4パケット変換システムにおいて、
前記パケット変換装置とDNS代行装置は一体構成されていることを特徴とする。
【0016】
請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載のIPv6/IPv4パケット変換システムにおいて、
前記負荷分散制御を、処理パケット数に基づいて行うことを特徴とする。
【0017】
請求項5の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載のIPv6/IPv4パケット変換システムにおいて、
前記負荷分散制御を、パケット変換装置のCPU負荷率に基づいて行うことを特徴とする。
【0018】
請求項6の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載のIPv6/IPv4パケット変換システムにおいて、
前記負荷分散制御を、パケット変換装置の管理している接続数に基づいて行うことを特徴とする。
【0019】
請求項7の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載のIPv6/IPv4パケット変換システムにおいて、
前記負荷分散制御を、パケット変換装置に付けた順番に基づいて行うことを特徴とする。
【0020】
これらにより、パケット変換装置を冗長化できるとともに各パケット変換装置の負荷を分散でき、負荷が特定の装置に集中することによるデータ処理の遅延を防止できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施態様を説明する。
図1は本発明の実施態様の一例を示す概念ブロック図である。インターネットサービス提供者は、DNSサーバー10と、1台のDNS代行装置20および複数のパケット変換装置30a〜30nよりなるパケット変換システム40を備えている。すなわち、本発明のパケット変換システム40では、DNS代行機能とパケット変換機能を個別の機器に分離させていて、パケット変換機能を有するパケット変換装置を複数n台配置することにより、パケット変換要求負荷を分散処理できるように冗長化している。インターネットサービス利用者は、IPv4端末50またはIPv6端末60を用いてパケット変換システム40にアクセスする。
【0022】
このような構成におけるパケット変換処理の手順について説明する。
(S1)
IPv4端末50はアクセスしたいIPv6端末60のアドレスをDNS代行装置20に問い合わせる。
【0023】
(S2)
DNS代行装置20はその問い合わせをDNSサーバー10に転送する。
(S3)
DNSサーバー10はIPv6端末60に対するアドレスをDNS代行装置20に通知する。
【0024】
(S4)
DNS代行装置20はIPv6端末60にアドレスの割り当てを行うとともに変換ルールを作成し、割り当てたアドレスを含む変換ルールを所定の選択手順に基づき複数n台あるパケット変換装置30のうちのいずれか一台に対して通知する。
【0025】
(S5)
通知を受けたパケット変換装置30はそのルールを受け入れるか否かをDNS代行装置20に通知する。DNS代行装置20はパケット変換装置30からルールを受け入れない旨の通知を受け取った場合、パケット変換装置の選択手順に則り次の候補を選択して該当するパケット変換装置30に通知する。これを受け入れられるか選択候補が無くなるまで繰り返す。
【0026】
(S6)
DNS代行装置20はIPv6端末60に割り当てられたIPv4アドレスを、IPv4端末50に通知する。
(S7)
IPv4端末50は通知されたアドレス宛にパケットを送信する。
【0027】
(S8)
該当するルールを通知されたパケット変換装置30はIPv4端末50から送信されたパケットを受け取ってIPv6端末60宛のパケットに変換し、IPv6端末60宛に送信する。このときのIPv6パケットの送信元アドレスは、IPv4パケットの送信元アドレスの前に決められた96Bitのパターンを付加したものである。
(S9)
IPv6端末60がこのパケットに返信する場合は、受け取ったパケットの送信元アドレスに向けて返信する。このときの送信元アドレスはIPv6端末60自身のアドレスとなる。
【0028】
(S10)
パケット変換装置30は受け取ったパケットの宛先アドレスから決められた96Bitのパターンを削除してIPv4アドレスを取り出す。そして、このアドレスをIPv4パケットの宛先アドレスとして、受け取ったパケットの送信元アドレスに割り当てられたIPv4アドレスを送信元アドレスとするIPv4パケットをIPv4端末50に送信する。
(S11)
これらS1からS10までの一連の通信が終了するか一定時間パケットが流れていない状態が続くと、パケット変換装置30はその旨をDNS代行装置20に通知する。
【0029】
(S12)
DNS代行装置20はパケット変換装置30に該当ルールの削除要求を送信する。
(S13)
パケット変換装置30は該当ルールを削除し、結果をDNS代行装置20に通知する。
【0030】
(S14)
DNS代行装置20はパケット変換装置30の稼働状況を定期的に検査する。
(S15)
パケット変換装置30は定期的な検査に対し、自身の稼働状況をDNS代行装置20に通知する。なお定期的な検査は各パケット変換装置に対して行う。
【0031】
図2は図1の各部の構成例を示すブロック図であり、図1と共通する部分には同一の符号を付けている。
DNS代行装置20は、DNSサーバー10およびIPv4端末50とデータの授受を行うDNS代行機能部21、このDNS代行機能部21とデータの授受を行う変換ルール生成部22、この変換ルール生成部22とデータの授受を行うルール通知部23、変換ルール生成部22とデータの授受を行う負荷監視部24、変換ルール生成部22とデータの授受を行う変換ルールテーブル25、DNS代行機能部21とデータの授受を行うDNSキャッシュ26などで構成されている。
【0032】
パケット変換装置30は、IPv4端末50およびIPv6端末60とデータの授受を行うパケット変換部31、DNS代行装置20のルール通知部23とデータの授受を行うルール通知部32、DNS代行装置20の負荷監視部24とデータの授受を行う負荷監視部33、パケット変換部31および負荷監視部33とデータの授受を行う変換状態テーブル34、パケット変換部31およびルール通知部32とデータの授受を行う変換ルールテーブル35などで構成されている。なお、実際のシステムは、図1に示すように同様な構成の複数のパケット変換装置30で構成される。
【0033】
図2のように構成されるパケット変換装置30の動作を、IPv6端末60の端末情報が未登録の場合と登録済の場合に分けて説明する。
【0034】
図3は、IPv6端末60の端末情報が未登録の場合の動作説明図である。
(S1)
IPv4端末50はアクセスしたいIPv6端末60のアドレスをDNS代行装置20のDNS代行機能部21に問い合わせる。
【0035】
(S2)
DNS代行機能部21はIPv6端末60のアドレス情報登録の有無を変換ルールテーブル25で検索する。
(S3)
DNS代行機能部21はIPv6端末60のアドレス情報登録が変換ルールテーブル25に未登録であることを確認する。
【0036】
(S4)
DNS代行機能部21は未登録であることを確認すると、続いてDNSキャッシュ26を検索する。
(S5)
DNS代行機能部21はDNSキャッシュ26に未登録であることを確認する。
【0037】
(S6)
DNS代行機能部21はDNSキャッシュ26にも未登録であることを確認した後、アクセスしたいIPv6端末60のアドレス情報をDNSサーバー10に問い合わせる。
(S7)
DNSサーバー10はIPv6端末60のアドレス情報をDNS代行機能部21に回答する。
【0038】
(S8)
DNS代行機能部21はDNSサーバー10から得たIPv6端末60のアドレス情報をDNSキャッシュ26に登録する。
(S9)
DNS代行機能部21はDNSサーバー10から得たIPv6端末60のアドレス情報回答をルールとして登録することをパケット変換部31に要求する。
(S10)
パケット変換部31は変換ルールテーブル35にDNSサーバー10からの回答を登録する。
【0039】
(S11)
パケット変換部31はDNS代行機能部21に変換ルールテーブル35へのDNSサーバー10からの回答登録完了を通知する。
(S12)
DNS代行機能部21はIPv6端末60のアドレス情報をIPv4端末50に回答する。
【0040】
(S13)
IPv4端末50が回答されたIPv6端末60のアドレスに対して通信を行うと、そのパケットはパケット変換部31に到着する。
(S14)
パケット変換部31はIPv6端末60のアドレス情報を変換状態テーブル34に登録する。
【0041】
(S15)
パケット変換部31はIPv6端末60に対して通信を行う。
(S16)
IPv6端末60がIPv4端末50に割り当てられたIPv6アドレスにパケットを返信するとそのパケットはパケット変換部31に到着する。
(S17)
パケット変換部31は変換状態テーブル34から対応する発信元アドレスを検索する。
【0042】
(S18)
パケット変換部31は変換状態テーブル34の検索結果を確認する。
(S19)
パケット変換部31はIPv4端末50に変換したパケットを送信する。このときの発信アドレスは検索した発信アドレスになる。
【0043】
図4は、IPv6端末60の端末情報が登録済の場合の動作説明図である。
(S1)
IPv4端末50はアクセスしたいIPv6端末60のアドレス情報をDNS代行装置20のDNS代行機能部21に問い合わせる。
【0044】
(S2)
DNS代行機能部21はIPv6端末60のアドレス情報登録の有無を変換ルールテーブル25で検索する。
(S3)
DNS代行機能部21は変換ルールテーブル25で発見したアドレス情報を確認する。
【0045】
(S4)
DNS代行機能部21は変換ルールテーブル25から検索したアドレス情報をIPv4端末50に回答する。
(S5)
IPv4端末50が検索したIPv6端末60のアドレスに対して通信を行うと、そのパケットはパケット変換部31に到着する。
【0046】
(S6)
パケット変換部31は変換状態テーブル34からIPv6端末60のアドレス情報を検索する。
(S7)
パケット変換部31は変換状態テーブル34で検索発見したIPv6端末60のアドレス情報を確認する。
【0047】
(S8)
パケット変換部31はIPv6端末60に対して通信を行う。
(S9)
IPv6端末60がIPv4端末50に割り当てられたIPv6アドレスにパケットを返信するとそのパケットはパケット変換部31に到着する。
【0048】
(S10)
パケット変換部31は変換状態テーブル34から対応する発信元アドレスを検索する。
(S11)
パケット変換部31は変換状態テーブル34の検索結果を確認する。
(S12)
パケット変換部31はIPv4端末50に変換したパケットを送信する。このときの発信アドレスは検索した発信アドレスになる。
【0049】
このように、本発明システムでは、DNS代行装置20が、IPv4端末50からIPv6端末60に送信するのにあたってパケット変換を行う複数のパケット変換装置30の負荷状態を監視するように構成し、パケット変換装置30を冗長化している。
【0050】
これにより、IPv4端末50からIPv6端末60へ送信するパケットの変換にあたっては、使用するパケット変換装置30とDNS代行装置20が通信することによって、パケット変換装置30が処理したパケット数応じた負荷分散制御が行える。
【0051】
なお、パケット変換装置30の監視にあたっては、IPv4端末50およびIPv6端末60で用いるインタフェースの少なくともいずれかにPingを送るようにしてもよいし、各パケット変換装置30の負荷状態を確認する通信を用いてもよい。
【0052】
また、負荷分散にあたっては、パケット変換装置30のCPU負荷率や管理しているパケット変換装置30の接続数に応じて、あるいはパケット変換装置の負荷状態にかかわらず順番に行ってもよいし、負荷分散の比率を指定してもよい。
【0053】
また、DNSサーバー10から受け取った回答をキャッシュするのにあたり、DNSの回答を送る際にTTL(Time to Live)を操作できる。
【0054】
またDNSの回答をIPv4端末50に送る際に、問い合わせのあったホスト名がIPv4アドレスを持っている場合はそのアドレスを優先的に返すことができるし、問い合わせのあったホスト名がIPv4アドレスを持っていても、そのDNS代行装置20が割り当てたアドレスを優先的にIPv4端末50に返すこともできる。
【0055】
既にIPv6機器60にIPv4アドレスを割り当ててあって変換ルールテーブル25に記述済みであれば、その割り当てられたアドレスをIPv4端末50に通知することができる。
【0056】
一度割り当てたIPv4アドレスを優先的に同じIPv6端末60に割り当てることができ、一度割り当てたIPv4アドレスを優先的に同じパケット変換装置30で利用できる。
【0057】
パケット変換装置30は、IPv6機器60により近いものやより遠いものを任意に選択できる。
【0058】
また、本発明の負荷分散の仕組みは、IPv6ネットワークに接続されたIPv6機器60がIPv4ネットワークに接続されたIPv4機器50にアクセスする場合にも利用可能である。
【0059】
さらに、DNS代行装置とパケット変換装置を一体化させることもできるが、その場合にはDNS代行機能は負荷を分散するパケット変換装置群に対して一つだけとする。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のIPv6/IPv4パケット変換システムによれば、パケット変換装置を冗長化できるとともに各パケット変換装置の負荷を分散でき、負荷が特定のパケット変換装置に集中することによるデータ処理の遅延を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施態様の一例を示す概念ブロック図である。
【図2】図1の各部の構成例を示すブロック図である。
【図3】 IPv6端末60の端末情報が未登録の場合の動作説明図である。
【図4】 IPv6端末60の端末情報が登録済の場合の動作説明図である。
【符号の説明】
10 DNSサーバー
20 DNS代行装置
30 パケット変換装置
40 パケット変換システム
50 IPv4端末
60 IPv6端末

Claims (7)

  1. IPv4ネットワークに接続されたIPv4端末とIPv6ネットワークに接続されたIPv6端末との間でパケット変換を行うシステムであって、
    DNSサーバーおよびIPv4端末とデータの授受を行うDNS代行機能部、このDNS代行機能部とデータの授受を行う変換ルール生成部、この変換ルール生成部とデータの授受を行うルール通知部、変換ルール生成部とデータの授受を行う負荷監視部、変換ルール生成部とデータの授受を行う変換ルールテーブル、DNS代行機能部とデータの授受を行うDNSキャッシュを有し、一方の端末から受けた他方の端末アドレス問い合わせをDNSサーバーに転送するDNS代行装置と、
    IPv4端末およびIPv6端末とデータの授受を行うパケット変換部、DNS代行装置のルール通知部とデータの授受を行うルール通知部、DNS代行装置の負荷監視部とデータの授受を行う負荷監視部、パケット変換部および負荷監視部とデータの授受を行う変換状態テーブル、パケット変換部およびルール通知部とデータの授受を行う変換ルールテーブルを有し、一方の端末からのパケットを変換して他方の端末に送信するパケット変換機能を有する複数のパケット変換装置とで構成され、
    前記DNS代行装置は各パケット変換装置の稼動状況を監視して負荷分散制御を行うことを特徴とするIPv6/IPv4パケット変換システム。
  2. 前記パケット変換装置とDNS代行装置は個別に構成されていることを特徴とする請求項1記載のIPv6/IPv4パケット変換システム。
  3. 前記パケット変換装置とDNS代行装置は一体構成されていることを特徴とする請求項1記載のIPv6/IPv4パケット変換システム。
  4. 前記負荷分散制御を、処理パケット数に基づいて行うことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のIPv6/IPv4パケット変換システム。
  5. 前記負荷分散制御を、パケット変換装置のCPU負荷率に基づいて行うことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のIPv6/IPv4パケット変換システム。
  6. 前記負荷分散制御を、パケット変換装置の管理している接続数に基づいて行うことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のIPv6/IPv4パケット変換システム。
  7. 前記負荷分散制御を、パケット変換装置に付けた順番に基づいて行うことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のIPv6/IPv4パケット変換システム。
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