JP2001285366A - IPv4−IPv6アドレス置換方法、およびIPv4−IPv6通信方法 - Google Patents

IPv4−IPv6アドレス置換方法、およびIPv4−IPv6通信方法

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JP2001285366A JP2000091526A JP2000091526A JP2001285366A JP 2001285366 A JP2001285366 A JP 2001285366A JP 2000091526 A JP2000091526 A JP 2000091526A JP 2000091526 A JP2000091526 A JP 2000091526A JP 2001285366 A JP2001285366 A JP 2001285366A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IPv6端末に仮想的に割り当てる仮想IP
v4アドレスによって、IPv6端末をIPv4アドレ
スで指定し、IPv4端末とIPv6端末の通信を可能
にする通信方式において、従来、一方のIPv4端末に
よって仮想IPv4アドレスが占有され、他方のIPv
4端末がIPv6端末に割り当てる仮想IPv4アドレ
スが得られない状況が発生する。 【解決手段】 IPv6端末に仮想IPv4アドレスを
動的に割り当てる際、通信するIPv4端末のIPv4
アドレスも同時に保持しておくことで、通信するIPv
4端末ごとに、仮想IPv4アドレスをIPv6端末に
割り当てることが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信プロトコルと
してIPv4(Internet Protocol version 4)を使用
するIPv4端末と、通信プロトコルとしてIPv6
(Internet Protocol version 6)を使用するIPv6
端末の間の通信を実現する方法、および装置に関し、特
に、IPv4アドレスとIPv6アドレスとを置換する
IPv4−IPv6アドレス置換方法、IPv4端末と
IPv6端末との通信を実現するIPv4−IPv6通
信方法、IPv4ネットワークとIPv6ネットワーク
を接続するIPv4−IPv6変換装置、媒体及び情報
集合体に関するものである。
【従来の技術】IPv4端末とIPv6端末の間の通信
を実現する方法として、特開平11−136285に記
載の「IPv4−IPv6通信方法およびIPv4−I
Pv6変換装置」がある。前記「IPv4−IPv6通
信方法およびIPv4−IPv6変換装置」では、IP
v4−IPv6変換装置が、IPv4端末のIPv4ア
ドレスに96ビットの固定長データを付加してIPv4端
末に対応するIPv6アドレスに変換し、IPv6端末
のIPv6アドレスに対応させるための仮想IPv4ア
ドレスを複数用意しておく。以下、図9を用いて「IP
v4−IPv6通信方法およびIPv4−IPv6変換
装置」の動作を説明する。なお、以下の図9を用いた説
明で、(1001)などの括弧の中の数字は、図9に記
載したデータや命令の流れを示す符号に対応するもので
ある。図9は、IPv4−IPv6変換装置103を介
してIPv4ネットワークとIPv6ネットワークを接
続した通信ネットワークシステムの構成図である。IP
v4ネットワークには、IPv4端末201とIPv4
ネットワーク内のドメイン情報を管理するDNSv4サ
ーバ300が接続されている。IPv6ネットワークに
は、IPv6端末501と、IPv6ネットワーク内の
ドメイン情報を管理するDNSv6サーバ400が接続
されている。IPv4端末201がIPv6端末501
へパケットを送信する場合、IPv4端末201はIP
v6端末501のIPアドレスを取得するため、IPv
4−IPv6変換装置103にドメインネームの解決を
依頼する(1001)。IPv4−IPv6変換装置1
03は、DNSv6サーバ400へ問い合わせ(100
2)、IPv6端末501のIPv6アドレスを取得す
る(1003)。この時、IPv4−IPv6変換装置
103は、取得したIPv6端末501のIPv6アド
レスと1対1に対応する仮想IPv4アドレスを取得し、
IPv6端末501のIPv6アドレスと共に、IPア
ドレス変換テーブルに記録する。IPv4−IPv6変
換装置103は、IPv4端末201へ仮想IPv4ア
ドレスを通知する(1004)。IPv6端末501に
対応する仮想IPv4アドレスを取得したIPv4端末
201は、仮想IPv4アドレスをIPv4宛先アドレ
スとし、自己のIPv4アドレスをIPv4発信アドレ
スとして、IPv4−IPv6変換装置103に対して
IPv4パケットを送信する(1005)。IPv4−
IPv6変換装置103は、IPアドレス変換テーブル
を参照して、仮想IPv4アドレスをIPv6端末50
1のIPv6アドレスに変換してIPv6宛先アドレス
とし、IPv4端末201のIPv4アドレスをIPv
6アドレスに変換してIPv6発信アドレスとして、I
Pv6端末501へ送信する(1006)。IPv6端
末501がIPv4端末201へパケットを送信する場
合、IPv6端末501はIPv4端末201のIPア
ドレスを取得するため、IPv4−IPv6変換装置1
03にドメインネームの解決を依頼する(1007)。
IPv4−IPv6変換装置103は、DNSv4サー
バ300へ問い合わせ(1008)、IPv4端末20
1のIPv4アドレスを取得する(1009)。この
時、IPv4−IPv6変換装置103は、ドメインネ
ームの解決を依頼したIPv6端末501のIPv6ア
ドレスと1対1に対応する仮想IPv4アドレスを取得
し、DNSv4サーバ300から取得したIPv4端末
201のIPv4アドレスと共に、IPアドレス変換テ
ーブルに記録する。IPv4−IPv6変換装置103
は、IPv4端末201のIPv4アドレスに固定長デ
ータを付加して変換したIPv6アドレスをIPv6端
末501へ通知する(1010)。IPv4端末201
に対応するIPv6アドレスを取得したIPv6端末5
01は、IPv4端末201に対応するIPv6アドレ
スをIPv6宛先アドレスとし、自己のIPv6アドレ
スをIPv6発信アドレスとして、IPv4−IPv6
変換装置103に対してIPv6パケットを送信する
(1011)。IPv4−IPv6変換装置103は、
IPアドレス変換テーブルを参照して、IPv6端末5
01のIPv6アドレスを仮想IPv4アドレスへ変換
してIPv4発信アドレスとし、IPv4端末201に
対応するIPv6アドレスから固定長データを削除して
IPv4アドレスに変換してIPv4宛先アドレスとし
て、IPv4端末201へ送信する(1012)。
【発明が解決しようとする課題】上記の方法では、DH
CPサーバから取得、またはアドレスプール手段に蓄え
ている仮想IPv4アドレスと、IPv6端末のIPv
6アドレスを1対1に対応させることで、IPv6端末
のIPv6アドレスを仮想IPv4アドレスに変換し、
IPv4端末とIPv6端末の通信をおこなっている。
しかしながら、上記技術には次の問題点がある。同時に
通信できるIPv6端末の数の上限が仮想IPv4アド
レスの数を超え、一方のIPv4端末が多数のIPv6
端末と同時に通信を行っている場合、仮想IPv4アド
レスを占有してしまい、仮想IPv4アドレスが足りな
くなって、IPv6端末と通信できなくなるIPv4端
末が生じる。すなわち、IPv4端末が多数のIPv6
端末と同時に通信を行った場合、IPv6端末に割り当
てべき仮想IPv4アドレスが足りなくなり、IPv6
端末と通信出来なくなるIPv4端末が生じるという課
題がある。本発明は上記課題を考慮し、IPv4端末が
多数のIPv6端末と同時に通信を行うことが出来るI
Pv4−IPv6アドレス置換方法、IPv4−IPv
6通信方法、IPv4−IPv6変換装置、媒体及び情
報集合体を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、第1の本発明(請求項1に対応)は、IPv4
アドレスを有するIPv4端末とIPv6アドレスを有
するIPv6端末が通信する際に、IPv6端末のIP
v6アドレスをIPv4アドレスに置換するIPv4−
IPv6アドレス置換方法において、通信するIPv6
端末とIPv4端末との組について、前記IPv6端末
のIPv6アドレスと前記IPv4端末のIPv4アド
レスとを少なくとも有する前記変換テーブルを利用し
て、前記IPv6端末のIPv6アドレスを前記IPv
6端末のIPv4アドレスに置換することを特徴とする
IPv4−IPv6アドレス置換方法である。また、第
2の本発明(請求項2に対応)は、IPv4アドレスを
有するIPv4端末とIPv6アドレスを有するIPv
6端末が通信する際に、IPv6端末のIPv6アドレ
スをIPv4アドレスに置換するIPv4−IPv6ア
ドレス置換方法において、通信するIPv6端末とIP
v4端末との組について、前記IPv6端末のIPv6
アドレスと前記IPv4端末のIPv4アドレスとを少
なくとも有する前記変換テーブルを利用して、前記IP
v6端末のIPv4アドレスを前記IPv6端末のIP
v6アドレスに置換することを特徴とするIPv4−I
Pv6アドレス置換方法である。また、第3の本発明
(請求項3に対応)は、前記変換テーブルは、前記IP
v6端末のIPv6アドレスをIPv4アドレスに置換
したものである仮想IPv4アドレスを有し、前記IP
v6端末のIPv4アドレスは、前記IPv6端末のI
Pv6アドレスと前記IPv4端末のIPv4アドレス
を含む前記変換テーブルの前記仮想IPv4アドレスで
あることを特徴とする第1の本発明に記載のIPv4−
IPv6アドレス置換方法である。また、第4の本発明
(請求項4に対応)は、前記変換テーブルは、前記IP
v6端末のIPv6アドレスをIPv4アドレスに置換
したものである仮想IPv4アドレスを有し、前記IP
v6端末のIPv6アドレスは、前記IPv4端末のI
Pv4アドレスと前記仮想IPv4アドレスを含む前記
変換テーブルの前記IPv6端末のIPv6アドレスで
あることを特徴とする第2の本発明に記載のIPv4−
IPv6アドレス置換方法である。また、第5の本発明
(請求項5に対応)は、前記通信するIPv6端末とI
Pv4端末の組に関する前記変換テーブルが未作成の場
合、その変換テーブルを作成することを特徴とする第1
〜4の本発明のいずれかに記載のIPv4−IPv6ア
ドレス置換方法である。また、第6の本発明(請求項6
に対応)は、前記IPv4端末のIPv4アドレスが異
なっている複数の前記変換テーブルの全部または一部
は、前記仮想IPv4アドレスとして、同一のIPv4
アドレスを有することを特徴とする第1〜5の本発明の
いずれかに記載のIPv4−IPv6アドレス置換方法
である。また、第7の本発明(請求項7に対応)は、I
Pv4アドレスを有するIPv4端末から構成されるネ
ットワークと、IPv6アドレスを有するIPv6端末
から構成されるIPv6ネットワークと、前記IPv4
ネットワークと前記IPv6ネットワークを接続するI
Pv4−IPv6変換装置とを備えた通信ネットワーク
システムを利用して、前記IPv4ネットワークのIP
v4端末と前記IPv6ネットワークのIPv6端末と
が通信するIPv4−IPv6通信方法であって、前記
IPv4端末が前記IPv6端末のドメインネ−ムに対
するIPアドレスを前記IPv4−IPv6変換装置に
問い合せると、前記IPv4−IPv6変換装置は、I
Pv6ネットワークのドメイン情報を管理するDNSv
6サ−バ装置から前記ドメインネ−ムに対するIPv6
アドレスを取得し、IPアドレス変換情報管理手段に通
知し、前記IPアドレス変換情報管理手段は、前記通知
されたIPv6アドレスに対応させる仮想IPv4アド
レスをプールする仮想IPv4アドレスプール手段か
ら、前記IPv6端末に対応させる仮想IPv4アドレ
スを動的に取得し、前記取得した仮想IPv4アドレス
と前記IPv4端末のIPv4アドレスと前記IPv6
端末のIPv6アドレスとの組み合わせを保持し、前記
IPv4端末に前記保持した仮想IPv4アドレスを通
知し、前記IPv4端末は、自己のIPv4アドレスを
IPv4発信アドレスとし、且つ前記通知された仮想I
Pv4アドレスをIPv4宛先アドレスとしてIPv4
パケットを作成し、前記IPv4−IPv6変換装置に
送出し、前記IPv4−IPv6変換装置は、受信した
前記IPv4パケットに含まれる前記IPv4端末のI
Pv4アドレスと仮想IPv4アドレスの組み合わせを
用い、第1〜6の本発明のいずれかに記載のIPv4−
IPv6アドレス置換方法によって、前記IPv6端末
のIPv6アドレスを得てIPv6宛先アドレスとし、
且つ前記IPv4端末のIPv4アドレスを予め決めら
れた規則に従ってIPv6アドレスに変換してIPv6
発信アドレスとするIPヘッダ変換によって、IPv6
パケットを作成し、前記IPv6ネットワークに送出
し、前記IPv6端末は、受信したIPv6パケットに
含まれるIPv6発信アドレスをIPv6宛先アドレス
とし、且つ自己のIPv6アドレスをIPv6発信アド
レスとしてIPv6パケットを作成し、前記IPv4−
IPv6変換装置に送出し、前記IPv4−IPv6変
換装置は、受信したIPv6パケットに含まれるIPv
6宛先アドレスを予め定められた規則に従って前記IP
v4端末のIPv4アドレスに変換してIPv4宛先ア
ドレスとし、前記IPアドレス変換情報管理手段は、前
記IPv6パケットに含まれるIPv6端末のIPv6
アドレスと前記IPv4端末のIPv4アドレスの組み
合わせを用い、第1〜6の本発明のいずれかに記載のI
Pv4−IPv6アドレス置換方法によって、前記IP
v6端末のIPv6アドレスに対応する仮想IPv4ア
ドレスを得て、前記仮想IPv4アドレスをIPv4発
信アドレスとするIPヘッダ変換によって、IPv4パ
ケットを作成し、前記IPv4ネットワークに送出する
ことを特徴とするIPv4−IPv6通信方法である。
また、第8の本発明(請求項8に対応)は、IPv4ア
ドレスを有するIPv4端末から構成されるネットワー
クと、IPv6アドレスを有するIPv6端末から構成
されるIPv6ネットワークと、前記IPv4ネットワ
ークと前記IPv6ネットワークを接続するIPv4−
IPv6変換装置とを備えた通信ネットワークシステム
を利用して、前記IPv4ネットワークのIPv4端末
と前記IPv6ネットワークのIPv6端末とが通信す
るIPv4−IPv6通信方法であって、前記IPv6
端末が前記IPv4端末のドメインネ−ムに対するIP
アドレスを前記IPv4−IPv6変換装置に問い合せ
ると、前記IPv4−IPv6変換装置は、前記IPv
4ネットワークのドメイン情報を管理するDNSv4サ
−バ装置から前記ドメインネ−ムに対するIPv4アド
レスを取得し、前記IPv4アドレスを予め決められた
規則に従ってIPv6アドレスに変換し、前記IPv6
アドレスを前記IPv6端末に通知し、前記IPv6端
末は、自己のIPv6アドレスをIPv6発信アドレス
とし、且つ前記通知されたIPv6アドレスをIPv6
宛先アドレスとしてIPv6パケットを作成し、前記I
Pv4−IPv6変換装置に送出し、前記IPv4−I
Pv6変換装置は、前記受信したIPv6パケットに含
まれる前記IPv6端末のIPv6アドレスをIPアド
レス変換情報管理手段に通知し、前記IPアドレス変換
情報管理手段は、IPv6アドレスに対応させる仮想I
Pv4アドレスをプールする仮想IPv4アドレスプー
ル手段から、前記IPv6端末のIPv6アドレスに対
応させる仮想IPv4アドレスを動的に取得し、前記仮
想IPv4アドレスと、前記IPv6端末のIPv6ア
ドレスと、前記受信したIPv6パケットに含まれるI
Pv6宛先アドレスを予め決められた規則に従って変換
して選られた前記IPv4端末のIPv4アドレスとの
組み合わせを保持し、前記仮想IPv4アドレスをIP
v4発信アドレスとし、且つ前記IPv4端末のIPv
4アドレスをIPv4宛先アドレスとするIPヘッダ変
換によって、前記IPv6パケットからIPv4パケッ
トを作成し、IPv4ネットワークに送出し、前記IP
v4端末は、自己のIPv4アドレスをIPv4発信ア
ドレスとし、且つ受信したIPv4パケットに含まれる
IPv4発信アドレスをIPv4宛先アドレスとしてI
Pv4パケットを作成し、前記IPv4−IPv6変換
装置に送出し、IPv4−IPv6変換装置は、受信し
たIPv4パケットに含まれるIPv4発信アドレスを
予め決められた規則に従ってIPv6アドレスに変換し
てIPv6発信アドレスとし、前記IPアドレス変換情
報管理手段は、前記IPv4パケットに含まれる仮想I
Pv4アドレスと前記IPv4パケットに含まれるIP
v4端末のIPv4アドレスの組み合わせを用いて、第
1〜6の本発明のいずれかに記載のIPv4−IPv6
アドレス置換方法によって、仮想IPv4端末に対応す
るIPv6アドレスを得て、前記IPv6アドレスをI
Pv6宛先アドレスとして、IPヘッダ変換を行い、I
Pv6パケットを作成し、前記作成したIPv6パケッ
トを前記IPv6ネットワークに送出することを特徴と
するIPv4−IPv6通信方法である。また、第9の
本発明(請求項9に対応)は、Pv4アドレスを有する
IPv4端末から構成されるネットワークと、IPv6
アドレスを有するIPv6端末から構成されるIPv6
ネットワークとを接続するIPv4−IPv6変換装置
において、前記IPv6ネットワークのIPv6端末の
IPv6アドレスに対応させる仮想IPv4アドレスを
保持する仮想IPv4プール手段と、前記IPv4ネッ
トワークのIPv4端末のIPv4アドレスと前記IP
v6ネットワークのIPv6端末のIPv6アドレスと
前記仮想IPv4アドレスの組み合わせを保持し、第1
〜6の本発明のいずれかに記載のIPv4−IPv6ア
ドレス置換方法によってIPv4アドレスとIPv6ア
ドレスとの置換を行うIPアドレス変換情報管理手段
と、前記IPv4ネットワークに対してIPv4パケッ
トを送受信すると共に、前記IPv6ネットワークに対
してIPv6パケットを送受信するIP送受信手段と、
前記受信したIPv4パケットに含まれるIPv4発信
アドレスを予め決められた規則に従ってIPv6発信ア
ドレスに変換すると共に、前記IPv4発信アドレスを
前記IPv4ネットワークのIPv4端末のIPv4ア
ドレスとみなし、前記IPv4パケットに含まれるIP
v4宛先アドレスを仮想IPv4アドレスとみなし、前
記IPアドレス変換情報管理手段から前記IPv6ネッ
トワークのIPv6端末のIPv6アドレスを検索し、
前記得られたIPv6アドレスをIPv6宛先アドレス
とするIPヘッダ変換によってIPv4パケットからI
Pv6パケットを作成し、前記IP送受信手段に渡して
送信させるIPヘッダ変換手段と、前記IPv4ネット
ワークのIPv4端末からIPv6ネットワークのIP
v6端末のドメインネームに対するIPアドレスの問い
合わせを受け取り、前記IPv6ネットワークのDNS
v6サーバに問い合わせて前記IPv6端末のIPv6
アドレスを取得し、前記IPv6端末のIPv6アドレ
スと前記IPv4端末のIPv4アドレスの組み合わせ
に対応する仮想IPv4アドレスが、前記IPアドレス
変換情報管理手段に保持されておれば、前記仮想IPv
4アドレスを前記IPv4ネットワークのIPv4端末
に通知し、前記IPv6端末のIPv6アドレスと前記
IPv4端末のIPv4アドレスの組み合わせに対応す
る仮想IPv4アドレスが、前記IPアドレス変換情報
管理手段に保持されていなければ、前記仮想IPv4ア
ドレスプール手段から仮想IPv4アドレスを取得し、
前記IPv6端末のIPv6アドレスと前記IPv4端
末のIPv4アドレスと前記取得した仮想IPv4アド
レスの組み合わせを前記IPアドレス変換情報管理手段
に保持させ、前記仮想IPv4アドレスを前記IPv4
ネットワークのIPv4端末に通知するDNS代行手段
とを備えたことを特徴とするIPv4−IPv6変換装
置である。また、第10の本発明(請求項10に対応)
は、IPv4アドレスを有するIPv4端末から構成さ
れるネットワークと、IPv6アドレスを有するIPv
6端末から構成されるIPv6ネットワークとを接続す
るIPv4−IPv6変換装置において、IPv6ネッ
トワークのIPv6端末のIPv6アドレスに対応させ
る仮想IPv4アドレスを保持する仮想IPv4プール
手段と、前記IPv4ネットワークのIPv4端末のI
Pv4アドレスとIPv6ネットワークのIPv6端末
のIPv6アドレスと前記仮想IPv4アドレスの組み
合わせを保持し、第1〜6の本発明のいずれかに記載の
IPv4−IPv6アドレス置換方法によってIPv4
アドレスとIPv6アドレスとの置換を行うIPアドレ
ス変換情報管理手段と、前記IPv4ネットワークに対
してIPv4パケットを送受信すると共に、前記IPv
6ネットワークに対してIPv6パケットを送受信する
IP送受信手段と、前記受信したIPv6パケットに含
まれるIPv6宛先アドレスを予め決められた規則に従
ってIPv4宛先アドレスに変換すると共に、前記IP
v6パケットに含まれるIPv6発信アドレスをIPv
6ネットワークのIPv6端末のIPv6アドレスとみ
なし、前記IPv4宛先アドレスをIPv4ネットワー
クのIPv4端末のIPv4アドレスとみなし、前記I
Pv6端末のIPv6アドレスと前記IPv4端末のI
Pv4アドレスの組み合わせに対応する仮想IPv4ア
ドレスが、前記IPアドレス変換情報管理手段に保持さ
れておれば、前記仮想IPv4アドレスをIPv4発信
アドレスとしてIPv6パケットをIPv4パケットへ
変換し、前記IPv6端末のIPv6アドレスと前記I
Pv4端末のIPv4アドレスの組み合わせに対応する
仮想IPv4アドレスが、前記IPアドレス変換情報管
理手段に保持されていなければ、前記仮想IPv4アド
レスプール手段から仮想IPv4アドレスを取得し、前
記IPv6端末のIPv6アドレスと前記IPv4端末
のIPv4アドレスと前記仮想IPv4アドレスの組み
合わせを前記IPアドレス変換情報管理手段に保持さ
せ、前記仮想IPv4アドレスをIPv4発信アドレス
としてIPv6パケットをIPv4パケットへ変換し、
前記IP送受信手段に渡して送信させるIPヘッダ変換
手段と、前記IPv6ネットワークのIPv6端末から
前記IPv4ネットワークのIPv4端末のドメインネ
ームに対するIPアドレスの問い合わせを受け取り、前
記IPv4ネットワークのDNSv4サーバに問い合わ
せてIPv4アドレスを取得し、前記IPv4アドレス
を予め決められた規則に従ってIPv6アドレスに変換
し、前記IPv6アドレスを前記IPv6端末に通知す
るDNS代行手段とを備えたことを特徴とするIPv4
−IPv6変換装置である。また、第11の本発明(請
求項11に対応)は、第1〜8の本発明のいずれかに記
載のIPv4−IPv6アドレス置換方法及びIPv4
−IPv6通信方法の全部または一部のステップの全部
または一部の動作をコンピュータにより実行させるため
のプログラム及び/またはデータを担持した媒体であっ
て、コンピュータにより処理可能なことを特徴とする媒
体である。また、第12の本発明(請求項12に対応)
は、第9または10の本発明に記載のIPv4−IPv
6変換装置の全部または一部の手段の全部または一部の
機能をコンピュータにより実行させるためのプログラム
及び/またはデータを担持した媒体であって、コンピュ
ータにより処理可能なことを特徴とする媒体である。ま
た、第13の本発明(請求項13に対応)は、第1〜8
の本発明のいずれかに記載のIPv4−IPv6アドレ
ス置換方法及びIPv4−IPv6通信方法の全部また
は一部のステップの全部または一部の動作をコンピュー
タにより実行させるためのプログラム及び/またはデー
タであることを特徴とする情報集合体である。また、第
14の本発明(請求項14に対応)は、第9または10
の本発明のいずれかに記載のIPv4−IPv6変換装
置の全部または一部の手段のの全部または一部の機能を
コンピュータにより実行させるためのプログラム及び/
またはデータであることを特徴とする情報集合体であ
る。
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を添付図
面に基づいて詳述する。 (実施の形態1)図1を用いて、本発明の実施の形態1に
ついて説明する。図1は、IPv6端末−IPv4アド
レス変換テーブルを示したものである。図1において、
10はIPv6端末−IPv4アドレス変換テーブル
で、11はIPv6端末−IPv4アドレス変換テーブ
ル10の各レコードの順番で、12はIPv6端末−I
Pv4アドレス変換テーブル10のIPv4端末のIP
v4アドレスで、14はIPv6端末のIPv6アドレ
スで、13はIPv6端末に仮想的に割り当てる仮想I
Pv4アドレスで、100はIPv4−IPv6変換装
置で、201はIPv4端末で、501はIPv6端末
である。各レコードで、IPv4端末のIPv4アドレ
ス12とIPv6端末のIPv6アドレス14には、パ
ケットのやり取りを行うIPv4端末とIPv6端末の
IPv4アドレスとIPv6アドレスが格納される。ま
た、各レコードのうち、IPv4端末のIPv4アドレ
ス12が異なっているレコードの仮想IPv4アドレス
に、同一のIPv4アドレスを割り当てることが出来
る。以上のように構成されたIPv4−IPv6変換テ
ーブルについて、以下、その動作を説明する。IPv4
端末201とIPv6端末501が通信する際には、I
Pv6端末501のIPv6アドレスを仮想IPv4ア
ドレスに変換、またはIPv6端末501に割り当てら
れた仮想IPv4アドレスをIPv6端末501のIP
v6アドレスに変換する必要がある。IPv4−IPv
6変換装置100は、IPv4−IPv6変換装置10
0に備えられたIPv6端末−IPv4アドレス変換テ
ーブル10を参照し、IPv6端末501のIPv6ア
ドレスを仮想IPv4アドレスに変換し、またIPv6
端末501に割り当てられた仮想IPv4アドレスをI
Pv6端末501のIPv6アドレスに変換する。IP
v6端末501のIPv6アドレスを仮想IPv4アド
レスに変換する際、IPv6端末501に割り当てる仮
想IPv4アドレスは、IPv6端末501と通信を行
うIPv4端末201のIPv4アドレスと、IPv6
端末501のIPv6アドレスとの組み合わせをキーに
して、IPv6端末−IPv4アドレス変換テーブル1
0を検索することで得る事ができる。IPv6端末50
1に割り当てられた仮想IPv4アドレスをIPv6端
末501のIPv6アドレスに変換する際、IPv6端
末501のIPv6アドレスは、IPv6端末501と
通信を行うIPv4端末201のIPv4アドレスと、
IPv6端末501に割り当てられた仮想IPv4アド
レスとの組み合わせをキーにして、IPv6端末−IP
v4アドレス変換テーブル10を検索することで得る事
ができる。従来の技術では。IPv6端末のIPv6ア
ドレスに1対1に対応した仮想IPv4アドレスを用い
る必要があった。このため同時に通信するIPv6端末
の数が増えると仮想IPv4アドレスが不足し、IPv
4端末とIPv6端末とが通信できなくなった。これに
対して、本実施の形態では、IPv6端末の仮想IPv
4アドレスは、IPv6端末のIPv6アドレスと1対
1に対応している必要がない。すなわち、IPv4端末
のIPv4アドレスが異なっている複数のレコードで、
仮想IPv4アドレスとして、同一のIPv4アドレス
使用することが出来る。このようにIPv6端末のIP
v6アドレスと仮想IPv4アドレスが1対1に対応し
ていなくても、上述したように、IPv6端末のアドレ
スを置換する際、IPv4端末のIPv4アドレスと、
IPv6端末のIPv6アドレスとの組み合わせを利用
するので、仮想IPv4アドレスとIPv6端末のIP
v6アドレスとを相互に置換することが出来る。この点
については、実施の形態3以降で再度説明する。従っ
て、同時に通信するIPv6端末の数が増えても、仮想
IPv4アドレスを異なったIPv6端末のIPv4ア
ドレスとして共用することが出来ので、IPv4アドレ
スが不足する事態を避けることが出来る。 (実施の形態2)次に、実施の形態2について説明す
る。図2は、IPv4−IPv6変換装置の構成図を示
し、図2において、10はIPv6端末−IPv4アド
レス変換テーブルで、101はIPv4−IPv6変換
装置で、110はIP送受信手段で、120はDNS代行
手段で、130はIPヘッダ変換手段で、140はIP
アドレス変換情報管理手段で、141は、仮想IPv4
アドレスプール手段である。IPv4−IPv6変換装
置101は、IPv4ネットワークとIPv6ネットワ
ークの間に位置し、IP送受信手段110と、DNS代
行手段120と、IPヘッダ変換手段130と、IPv
6端末−IPv4アドレス変換テーブル10と仮想IP
v4アドレスプール手段141を備えたIPアドレス変
換情報管理手段140から構成され、IPv4パケット
とIPv6パケットのIPヘッダ変換を行うことによ
り、IPv4端末とIPv6端末間の通信を実現する。
IP送受信手段110は、IPv4ネットワークおよび
IPv6ネットワークとの間でIPv4パケットおよび
IPv6パケットの送受信を行う手段であり、例えばC
PUやRAM等の電子デバイスで構成される。DNS代
行手段120は、RFC1034やRFC1886等に
記載されているDNS技術に従ってIPv4ネットワー
ク内のDNSサーバあるいはIPv6ネットワーク内の
DNSサーバからドメイン情報を獲得する手段であり、
例えばCPUやRAM等の電子デバイスで構成される。
IPヘッダ変換手段130は、IPv4パケットとIPv
6パケットのIPヘッダ変換を行う手段であり、例え
ば、CPUやRAM等の電子デバイスで構成される。I
Pアドレス変換情報管理手段140は、IPv4アドレ
スとIPv6アドレスを変換する手段であり、例えばR
AM等の電子デバイスで構成される。IPv6端末に割
り当てるIPv4アドレスは、仮想IPv4アドレスプ
ール手段141に保持している。IPv4端末のIPv
4アドレスと、IPv6端末に仮想的に割り当てるIP
v4アドレスと、IPv6端末のIPv6アドレスの組
み合わせは、IPv6端末−IPv4アドレス変換テー
ブル10として保持される。本実施の形態のIPv4−
IPv6変換装置は、実施の形態1で説明したIPv6
端末−IPv4アドレス変換テーブル10を利用してI
Pv6端末のIPv6アドレスと仮想IPv4アドレス
との変換を行うことによって、IPv4端末とIPv6
端末間との通信を実現する。このため、本実施の形態の
IPv4−IPv6変換装置を使用することにより、従
来の技術で説明したような仮想IPv4アドレスが足り
なくなる事態を避けることが出来る。なお、IPv4−
IPv6変換装置の詳細な動作については実施の形態3
以降で説明する。 (実施の形態3)次に、実施の形態3について説明す
る。図3から図5を用いて、本発明の実施の形態3につ
いて説明する。図3は、IPv4−IPv6変換装置1
01を介してIPv4ネットワークとIPv6ネットワ
ークを接続した通信ネットワークシステムの構成図であ
る。IPv4ネットワークには、IPv4端末201〜
202とIPv4ネットワーク内のドメイン情報を管理
するDNSv4サーバ300が接続されている。IPv
6ネットワークには、IPv6端末501〜502と、
IPv6ネットワーク内のドメイン情報を管理するDN
Sv6サーバ400が接続されている。IPv4−IP
v6変換装置101の構成については第2の実施の形態
で説明した。なお、DNSv4サーバ300およびDN
Sv6サーバ400は、自分が保有していないドメイン
ネームの問い合わせ依頼を受けた場合、他のDNSv4
サーバへIPアドレスの問い合わせを行ってもよい。こ
こで、IPv4端末201のIPアドレスに192.1
68.0.1が割り当てられ、IPv4端末202のI
Pアドレスに192.168.0.2が割り当てられ、
IPv6端末501のIPアドレスに1::1が割り当
てられ、IPv6端末502のIPアドレスに1::2
が割り当てられているとする。また、IPv4−IPv
6変換装置101のIPv4アドレスプール手段には、
192.168.1.1のみが登録されているものとす
る。以下、IPv4端末201がIPv6端末501の
IPアドレスを調べる手順について、図4を用いて説明
する。IPv4端末201は、IPv6端末501のド
メインネームを知っているとする。なお、ドメインネー
ムとはホスト名とドメイン名から構成され、例えば、b
b.cc.ddというドメインの中のaaというホスト
のドメインネームはaa.bb.cc.ddとなる。I
Pv4端末201は、IPv6端末501のIPアドレ
スを取得するために、IPv6端末501のドメインネ
ームをIPアドレスの問い合わせメッセージに含めて、
IPv4ネットワーク経由でIPv4−IPv6変換装
置101へ送信した後、一定時間応答を待つ。IPv4
−IPv6変換装置101のIP送受信手段110は、
IPアドレスの問い合わせメッセージを受信処理してD
NS代行手段120へ渡す。DNS代行手段120は、
IPv4端末201からのIPアドレスの問い合わせメ
ッセージに含まれるドメインネームに対応する端末がI
Pv4端末であれば、IPv4−IPv6変換を行わず
にすむので、最初にIPアドレスの問い合わせメッセー
ジをDNSv4サーバ300へ転送するようにIP送受
信手段110に指示して渡した後、一定時間応答を待
つ。IP送受信手段110は、IPアドレスの問い合わ
せメッセージをIPv4ネットワーク経由でDNSv4
サーバ300へ転送する。IPアドレスの問い合わせメ
ッセージを受信したDNSv4サーバ300は、IPv
6端末501のドメインネームを検索するが、登録され
ていない場合、IPアドレスの問い合わせメッセージに
対する応答を返さない。一定時間経過してもDNSv4
サーバ300からの応答を受けなかったDNS代行手段
120は、IPアドレスの問い合わせメッセージをDN
Sv6サーバ400へ転送するようにIP送受信手段に
指示して渡した後、一定時間応答を待つ。IP送受信手
段110は、IPアドレスの問い合わせメッセージをI
Pv6ネットワーク経由でDNSv6サーバ400へ転
送する。IPアドレスの問い合わせメッセージを受信し
たDNSv6サーバ400は、IPv6端末501のド
メインネームを検索し、登録されているIPv6端末5
01のIPv6アドレス(1::1)を、IPアドレス
の問い合わせメッセージに対する応答メッセージに含め
てIPv4−IPv6変換装置101へ返す。一定時間
内にDNSv6サーバ400からの応答メッセージを受
信したIPv4−IPv6変換装置101のIP送受信
手段110は、受信した応答メッセージをDNS代行手
段120へ渡す。DNS代行手段120は、応答メッセ
ージからIPv6端末501のIPv6アドレス
(1::1)を得て、IPv6端末501のドメインネ
ームの問い合わせを行ったIPv4端末201のIPv
4アドレス(192.168.0.1)と共に、IPア
ドレス変換情報管理手段140に渡す。IPアドレス変
換情報管理手段140は、IPv6端末501のIPv
6アドレス(1::1)とIPv4端末201のIPv
4アドレス(192.168.0.1)をキーにして、
IPv6端末−IPv4アドレス変換テーブル142を
検索し、該当するエントリが登録されていれば、そのエ
ントリの中のIPv6端末501に仮想的に割り当てた
仮想IPv4アドレスをDNS代行手段120に返す。
一方、該当するエントリが未登録であれば、IPv4ア
ドレスプール手段141からIPv4端末201が使用
していないIPv4アドレスを選び、IPv6端末−I
Pv4アドレス変換テーブル10に登録し、仮想IPv
4アドレスをDNS代行手段120に返す。この時、仮
想IPv4アドレスとして192.168.1.1が返
されたとする。IPアドレス変換情報管理手段140か
ら仮想IPv4アドレスを受け取ったDNS代行手段1
20は、仮想IPv4アドレス(192.168.1.
1)をIPv6端末501のIPv4アドレスとして、
IPアドレスの問い合わせメッセージに対する応答メッ
セージに含め、IPv4端末201に送信するようにI
P送受信手段110に指示して渡す。IP送受信手段1
10は、応答メッセージをIPv4ネットワーク経由で
IPv4端末201へ送信する。次に、IPv4端末2
01がIPv6端末501に対してパケットを送信する
手順について図5を用いて説明する。IPv4端末20
1は、IPv4−IPv6変換装置101から通知され
た仮想IPv4アドレス(192.168.1.1)を
IPv4ヘッダの宛先IPアドレスフィールドにセット
し、自己のIPv4アドレス(192.168.0.
1)をIPv4ヘッダの発信IPアドレスフィールドに
セットして作成したIPv4パケットを、IPv4ネッ
トワークを介してIPv4−IPv6変換装置101に
送信する。IPv4−IPv6変換装置101のIP送
受信手段110は、IPv4パケットを受信処理してI
Pヘッダ変換手段130に渡す。IPヘッダ変換手段1
30は、IPv4ヘッダの宛先アドレスフィールドから
仮想IPv4アドレス(192.168.1.1)を、
IPv4ヘッダの発信アドレスフィールドからIPv4
端末のIPv4アドレス(192.168.0.1)を
得、IPアドレス変換情報管理手段140に渡す。IP
アドレス変換情報管理手段140は、IPv6端末−I
Pv4アドレス変換テーブル142を参照して、仮想I
Pv4アドレス(192.168.1.1)とIPv4
端末のIPv4アドレス(192.168.0.1)に
対応するIPv6端末のIPv6アドレス(1::1)
を得て、IPヘッダ変換手段130に渡す。IPヘッダ変換
手段130は、IPv6端末のIPv6アドレス
(1::1)をIPv6ヘッダの宛先フィールドにセッ
トし、同時にIPv4端末のIPv4アドレス(19
2.168.0.1)に、IPv6アドレスとIPv4
アドレス長の差分である96ビットの固定長のデータを
付加してIPv6アドレスを作成し、IPv6ヘッダの
発信フィールドにセットしてIPv6パケットを作成
し、IP送受信手段110に渡す。IP送受信手段11
0は、IPv6パケットをIPv6ネットワークを介し
て、IPv6端末501へ送信する。次に、IPv4端
末201とIPv6端末501が通信中に、IPv4端
末202がIPv6端末502と通信する手順を説明す
る。図3において、IPv4端末202がIPv6端末
502のIPアドレスを取得するために、IPv4−I
Pv6変換装置101にIPv6端末502のドメイン
ネームをIPアドレス問い合わせメッセージに含めて送
信する。IPv4−IPv6変換装置101のIP送受
信手段110は、受信したIPアドレス問い合わせメッ
セージをDNS代行手段120へ渡す。DNS代行手段
120は、IP送受信手段110を経由してDNSv6
サーバ401に問い合わせてIPv6端末502のIP
v6アドレス(1::2)を取得し、IPアドレス問い
合わせメッセージのヘッダに含まれていたIPv4端末
202のIPv4アドレス(192.168.0.2)
とともに、IPアドレス変換情報管理手段140に渡
す。IPアドレス変換情報管理手段140は、IPv6
端末−IPv4アドレス変換テーブル142を検索し
て、IPv6端末502のIPv6アドレス(1::
2)とIPv4端末202のIPv4アドレス(19
2.168.0.2)の組に対応する仮想IPv4アド
レスが存在しない事を確認して、IPv4アドレスプー
ル手段141から、IPv4端末201は使用している
が、IPv4端末202が使用していない仮想IPv4
アドレス(192.168.1.1)を取得し、IPv
6端末−IPv4アドレス変換テーブル142に登録す
る。以下、IPv4端末201とIPv6端末501と
同様の手順で、IPv4端末202とIPv6端末50
2で通信が行われる。以上のように、1つの仮想IPア
ドレスを異なるIPv6端末に対応させる事ができる。 (実施の形態4)図3、図6、図7を用いて、本発明の
実施の形態4について説明する。図3は、IPv4−I
Pv6変換装置101を介してIPv4ネットワークと
IPv6ネットワークを接続した通信ネットワークシス
テムの構成図である。IPv4ネットワークには、IP
v4端末201〜202とIPv4ネットワーク内のド
メイン情報を管理するDNSv4サーバ300が接続さ
れている。IPv6ネットワークには、IPv6端末5
01〜502と、IPv6ネットワーク内のドメイン情
報を管理するDNSv6サーバ400が接続されてい
る。IPv4−IPv6変換装置101の構成について
は第2の実施の形態で説明した。なお、DNSv4サー
バ300およびDNSv6サーバ400、自分が保有し
ていないドメインネームの問い合わせ依頼を受けた場
合、他のDNSv4サーバへIPアドレスの問い合わせ
を行ってもよい。ここで、IPv4端末201のIPア
ドレスに192.168.0.1が割り当てられ、IP
v4端末202のIPアドレスに192.168.0.
2が割り当てられ、IPv6端末501のIPアドレス
に1::1が割り当てられ、IPv6端末502のIP
アドレスに1::2が割り当てられているとする。ま
た、IPv4−IPv6変換装置101のIPv4アド
レスプール手段には、192.168.1.1のみが登
録されているものとする。以下、IPv6端末501が
IPv4端末201のIPアドレスを調べる手順につい
て、図6を用いて説明する。IPv6端末501は、I
Pv4端末201のドメインネームを知っているとす
る。IPv6端末501は、IPv4端末201のIP
アドレスを得るために、IPv4端末201のドメイン
ネームをIPアドレスの問い合わせメッセージに含め
て、IPv6ネットワーク経由でIPv4−IPv6変
換装置101へ送信した後、一定時間応答を待つ。IP
v4−IPv6変換装置101のIP送受信手段110
は、IPアドレスの問い合わせメッセージを受信処理し
てDNS代行手段120へ渡す。DNS代行手段120
は、IPv6端末501からのIPアドレスの問い合わ
せメッセージに含まれるドメインネームに対応する端末
がIPv6端末であれば、IPv4−IPv6変換を行
わずにすむので、最初にIPアドレスの問い合わせメッ
セージをDNSv6サーバ400へ転送するようにIP
送受信手段110に指示して渡した後、一定時間応答を
待つ。IP送受信手段110は、IPアドレスの問い合
わせメッセージをIPv6ネットワーク経由でDNSv
6サーバ400へ転送する。IPアドレスの問い合わせ
メッセージを受信したDNSv6サーバ400は、IP
v4端末201のドメインネームを検索するが、登録さ
れていない場合、IPアドレスの問い合わせメッセージ
に対する応答を返さない。一定時間経過してもDNSv
6サーバ400からの応答を受けなかったDNS代行手
段120は、IPアドレスの問い合わせメッセージをD
NSv4サーバ300へ転送するようにIP送受信手段
に指示して渡した後、一定時間応答を待つ。IP送受信
手段110は、IPアドレスの問い合わせメッセージを
IPv4ネットワーク経由でDNSv4サーバ300へ
転送する。IPアドレスの問い合わせメッセージを受信
したDNSv4サーバ300は、IPv4端末201の
ドメインネームを検索し、登録されているIPv4端末
201のIPv4アドレス(192.168.0.1)
を、IPアドレスの問い合わせメッセージに対する応答
メッセージに含めてIPv4−IPv6変換装置101
へ返す。一定時間内にDNSv4サーバ300からの応
答メッセージを受信したIPv4−IPv6変換装置1
01のIP送受信手段110は、受信した応答メッセー
ジをDNS代行手段120へ渡す。DNS代行手段12
0は、応答メッセージからIPv4端末201のIPv
4アドレス(192.168.0.1)を得て、そのI
Pv4アドレスに96ビットの固定長データを付加して
IPv6アドレス(以下、「仮想IPv6アドレス」と
呼ぶ。)を作成し、仮想IPv6アドレスをIPアドレ
スの問い合わせメッセージに対する応答メッセージに含
め、IPv6端末501に送信するようにIP送受信手
段110に指示して渡す。IP送受信手段110は、応
答メッセージをIPv6ネットワーク経由でIPv6端
末501へ送信する。次に、IPv6端末がIPv4端
末に対してデータを送信する手順について図7を用いて
説明する。IPv6端末501は、IPv4−IPv6
変換装置101から通知された仮想IPv6アドレスを
IPv6ヘッダの宛先IPアドレスフィールドにセット
し、自己のIPv6アドレス(1::1)をIPv6ヘ
ッダの発信IPアドレスフィールドにセットして作成し
たIPv6パケットを、IPv6ネットワークを介して
IPv4−IPv6変換装置101に送信する。IPv
4−IPv6変換装置101のIP送受信手段110
は、IPv6パケットを受信処理してIPヘッダ変換手
段130に渡す。IPヘッダ変換手段130は、IPv
6ヘッダの宛先アドレスフィールドから仮想IPv6ア
ドレスを得、仮想IPv6アドレスから96ビットの固
定長データを削除して、IPv4端末201のIPv4
アドレス(192.168.0.1)を得る。また、I
Pv6ヘッダの発信アドレスフィールドからIPv6端
末501のIPv6アドレス(1::1)を得、IPv
4端末201のIPv4アドレスと共に、IPアドレス
変換情報管理手段140に渡す。IPアドレス変換情報
管理手段140は、IPv4端末201のIPv4アド
レス(192.168.0.1)とIPv6端末501
のIPv6アドレス(1::1)をキーにして、IPv
6端末−IPv4アドレス変換テーブル142を検索
し、該当するエントリが登録されていれば、そのエント
リの中の仮想IPv4アドレスをIPヘッダ変換手段1
30に渡す。一方、該当するエントリが未登録であれ
ば、IPv4アドレスプール手段141からIPv4端
末201が使用していないIPv4アドレスを選び、I
Pv6端末−IPv4アドレス変換テーブル10に登録
し、仮想IPv4アドレスをIPヘッダ変換手段130
に渡す。この時、仮想IPv4アドレスとして192.
168.1.1が返されたとする。IPヘッダ変換手段
130は、IPv4端末201のIPv4アドレス(1
92.168.0.1)をIPv4ヘッダの宛先フィー
ルドにセットし、同時に仮想IPv4アドレス(19
2.168.1.1)をIPv4ヘッダの発信IPv4
アドレスにセットしてIPv4パケットを作成し、IP
送受信手段110に渡す。IP送受信手段110は、I
Pv4パケットをIPv4ネットワークを介して、IP
v4端末201へ送信する。次に、IPv4端末201
とIPv6端末501が通信中に、IPv6端末502
がIPv4端末202と通信する手順を説明する。IP
v6端末501がIPv4端末201のIPアドレスを
取得した手順で、IPv6端末502はIPv4端末2
02のIPアドレスを取得する。IPv6端末502
は、IPv4−IPv6変換装置101から通知された
仮想IPv6アドレスをIPv6ヘッダの宛先IPアド
レスフィールドにセットし、自己のIPv6アドレス
(1::2)をIPv6ヘッダの発信IPアドレスフィ
ールドにセットして作成したIPv6パケットを、IP
v6ネットワークを介してIPv4−IPv6変換装置
101に送信する。IPv4−IPv6変換装置101
のIP送受信手段110は、IPv6パケットを受信処
理してIPヘッダ変換手段130に渡す。IPヘッダ変
換手段130は、IPv6ヘッダの宛先アドレスフィー
ルドから仮想IPv6アドレスを得、仮想IPv6アド
レスから96ビットの固定長データを削除して、IPv
4端末202のIPv4アドレス(192.168.
0.2)を得る。また、IPv6ヘッダの発信アドレス
フィールドからIPv6端末502のIPv6アドレス
(1::2)を得、IPv4端末202のIPv4アド
レスと共に、IPアドレス変換情報管理手段140に渡
す。IPアドレス変換情報管理手段140は、IPv4
端末202のIPv4アドレス(192.168.0.
2)とIPv6端末502のIPv6アドレス(1::
2)をキーにして、IPv6端末−IPv4アドレス変
換テーブル142を検索するが、該当するエントリが未
登録なので、IPv4アドレスプール手段141から、
IPv4端末201は使用しているが、IPv4端末2
02が使用していない仮想IPv4アドレス(192.
168.1.1)を選び、IPv6端末−IPv4アド
レス変換テーブル142に登録し、仮想IPv4アドレ
ス(192.168.1.1)をIPヘッダ変換手段1
30に渡す。IPヘッダ変換手段130は、IPv4端
末202のIPv4アドレス(192.168.0.
2)をIPv4ヘッダの宛先フィールドにセットし、同
時に仮想IPv4アドレス(192.168.1.1)
をIPv4ヘッダの発信IPv4アドレスにセットして
IPv4パケットを作成し、IP送受信手段110に渡
す。IP送受信手段110は、IPv4パケットをIP
v4ネットワークを介して、IPv4端末202へ送信
する。以上のように、1つの仮想IPアドレスを異なる
IPv6端末に対応させる事ができる (発明の実施の形態5)図8は、IPv4−IPv6変
換装置101のIPアドレス変換情報管理手段140
に、IPv6プール手段143およびIPv4ホスト−
IPv6アドレス変換テーブル144を追加したIPv
4−IPv6変換装置102の構成図である。IPv4
端末のIPv4アドレスに96ビットの固定長データを
付加してIPv6アドレスに変換する代わりにIPv4
アドレスに割り当てるIPv6アドレスをIPv6アド
レスプール手段から選び、IPv4ホストのIPv4ア
ドレスと割り当てたIPv6アドレスの対応をIPv4
ホスト−IPv6アドレス変換テーブル144に記録し
ておき、IPv4端末に割り当てたIPv6アドレスか
らIPv4端末のIPv4アドレスを得ることができ
る。このように、IPv4端末のIPv4アドレスから
IPv6アドレスへの変換は、実施の形態2〜4で説明
した方法以外の方法でも行うことが出来る。このよう
に、IPv4−IPv6間の通信においては、IPv4
端末個別に仮想IPv4アドレスをIPv6端末に割り
当てることができるため、他のIPv4端末によって仮
想IPv4アドレスが占有されてしまう事はない。な
お、本実施の形態では、IPv4端末のIPv4アドレ
スを192.169.0.1などIPv4形式でIPv
6端末−IPv4アドレス変換テーブル10に格納した
が、IPv4アドレスに96ビットの固定長データを付
加してIPv6形式に変換したものを格納しても構わな
い。要するにIPv4端末のIPv4アドレスが特定で
きるような形式でIPv6端末−IPv4アドレス変換
テーブル10に格納しさえすればよい。さらに、本実施
の形態では、IPv4ネットワークに接続されているI
Pv4端末が2台であり、IPv6ネットワークに接続
されているIPv6端末が2台である場合について説明
したが、これに限らない。IPv4ネットワークに任意
の台数のIPv4端末を接続することが出来、またIP
v6ネットワークにも任意の台数のIPV6端末を接続
することが出来る。さらに、本実施の形態では、IPv
4−IPv6変換装置101の仮想IPv4アドレスプ
ール手段141には、192.168.1.1のみが登
録されているとして説明したが、これに限らない。仮想
IPv4アドレスとして使用できるIPv4アドレスが
複数個仮想IPv4アドレスプール手段141に登録さ
れていても構わない。さらに、本発明の通信するIPv
6端末とIPv4端末との組とは、IPv6端末からI
Pv4端末にパケットが送信される場合に、またはIP
v4端末からIPv6端末にパケットが送信される場合
に、またはIPv4端末とIPv6端末の間で相互にパ
ケットをやり取りする場合に、そのIPv4端末とその
IPv6端末とを組にしたものである。さらに、本発明
のIPv4−IPv6アドレス置換方法及びIPv4−
IPv6通信方法の全部または一部のステップの全部ま
たは一部の動作をハードウェアによって実現しても構わ
ないし、コンピュータのプログラムによってソフトウェ
ア的に実現しても構わない。さらに、本発明のIPv4
−IPv6変換装置の全部または一部の手段の全部また
は一部の機能をハードウェアで実現しても構わないし、
コンピュータのプログラムによってソフトウェア的に実
現しても構わない。さらに、本発明のIPv4−IPv
6アドレス置換方法及びIPv4−IPv6通信方法の
全部または一部のステップの全部または一部の動作をコ
ンピュータにより実行させるためのプログラム及び/ま
たはデータを担持した媒体であって、コンピュータによ
り処理可能なことを特徴とする媒体も本発明に属する。
さらに、本発明のIPv4−IPv6変換装置の全部ま
たは一部の手段の全部または一部の機能をコンピュータ
により実行させるためのプログラム及び/またはデータ
を担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能
なことを特徴とする媒体も本発明に属する。さらに、本
発明のIPv4−IPv6アドレス置換方法及びIPv
4−IPv6通信方法の全部または一部のステップの全
部または一部の動作をコンピュータにより実行させるた
めのプログラム及び/またはデータであることを特徴と
する情報集合体も本発明に属する。さらに、本発明のI
Pv4−IPv6変換装置の全部または一部の手段の全
部または一部の機能をコンピュータにより実行させるた
めのプログラム及び/またはデータであることを特徴と
する情報集合体も本発明に属する。さらに、本発明のデ
ータとは、データ構造、データフォーマット、データの
種類などを含む。また、本発明の媒体とは、ROM等の
記録媒体、インターネット等の伝送媒体、光・電波・音
波等の伝送媒体を含む。また、本発明の担持した媒体と
は、例えば、プログラム及び/またはデータを記録した
記録媒体、やプログラム及び/またはデータを伝送する
伝送媒体等を含む。また、本発明のコンピュータにより
処理可能とは、例えば、ROMなどの記録媒体の場合で
あれば、コンピュータにより読みとり可能であることで
あり、伝送媒体の場合であれば、伝送対象となるプログ
ラム及び/またはデータが伝送の結果として、コンピュ
ータにより取り扱えることであることを含む。さらに、
上記実施の形態のIPv4−IPv6アドレス置換方法
及びIPv4−IPv6通信方法の全部または一部のス
テップの全部または一部の動作をコンピュータにより実
行させるためのプログラム及び/またはデータを記録し
たプログラム記録媒体は、コンピュータにより読み取り
可能であり、読み取られた前記プログラム及び/または
データが前記コンピュータと協動して前記機能を実行す
るプログラム記録媒体であっても良い。さらに、上記実
施の形態のIPv4−IPv6変換装置の全部または一
部の手段のの全部または一部の機能をコンピュータによ
り実行させるためのプログラム及び/またはデータを記
録したプログラム記録媒体は、コンピュータにより読み
取り可能であり、読み取られた前記プログラム及び/ま
たはデータが前記コンピュータと協動して前記機能を実
行するプログラム記録媒体であっても良い。さらに、本
発明の情報集合体とは、例えば、プログラム及び/また
はデータ等のソフトウエアを含むものである。
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明は、IPv4端末が多数のIPv6端末と同
時に通信を行うことが出来るIPv4−IPv6アドレ
ス置換方法、IPv4−IPv6通信方法、IPv4−
IPv6変換装置、媒体及び情報集合体を提供すること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係わるIPv6端末−
IPv4アドレス変換テーブルの構成図である。
【図2】本発明の実施の形態2に係わるIPv4−IP
v6変換装置の構成図である。
【図3】本発明の実施の形態3、および4に係わる通信
ネットワークシステムの構成図である。
【図4】本発明の実施の形態3に係わるIPv4端末が
IPv6端末のIPアドレスを取得する際のフローチャ
ートである。
【図5】本発明の実施の形態3に係わるIPv4端末が
IPv6端末へパケットを送信する際のフローチャート
である。
【図6】本発明の実施の形態4に係わるIPv6端末が
IPv4端末のIPアドレスを取得する際のフローチャ
ートである。
【図7】本発明の実施の形態4に係わるIPv6端末が
IPv4端末へパケットを送信する際のフローチャート
である。
【図8】本発明の実施の形態5に係わるIPv4−IP
v6変換装置の構成図である。
【図9】従来例における通信ネットワークシステムの構
成図である。
【符号の説明】
10 IPv6端末−IPv4アドレス
変換テーブル 11 レコードの順番 12 IPv4端末のIPv4アドレス 13 IPv6端末のIPv6アドレス 14 IPv6端末に仮想的に割り当て
る仮想IPv4アドレス 101〜103 IPv4−IPv6変換装置 110 IP送受信手段 120 DNS代行手段 130 IPヘッダ変換手段 140 IPアドレス変換情報管理手段 141 仮想IPv4アドレスプール手段 142 IPv6アドレスプール手段 143 IPv4端末−IPv6アドレス
変換テーブル 201〜202 IPv4端末 300 DNSv4サーバ 400 DNSv6サーバ 501〜502 IPv6端末 1000〜1012 通信フロー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月6日(2000.4.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 IPv4−IPv6アドレス置換方
法、およびIPv4−IPv6通信方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信プロトコルと
してIPv4(Internet Protocol version 4)を使用
するIPv4端末と、通信プロトコルとしてIPv6
(Internet Protocol version 6)を使用するIPv6
端末の間の通信を実現する方法、および装置に関し、特
に、IPv4アドレスとIPv6アドレスとを置換する
IPv4−IPv6アドレス置換方法、IPv4端末と
IPv6端末との通信を実現するIPv4−IPv6通
信方法、IPv4ネットワークとIPv6ネットワーク
を接続するIPv4−IPv6変換装置、媒体及び情報
集合体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】IPv4端末とIPv6端末の間の通信
を実現する方法として、特開平11−136285に記
載の「IPv4−IPv6通信方法およびIPv4−I
Pv6変換装置」がある。
【0003】前記「IPv4−IPv6通信方法および
IPv4−IPv6変換装置」では、IPv4−IPv
6変換装置が、IPv4端末のIPv4アドレスに96ビ
ットの固定長データを付加してIPv4端末に対応する
IPv6アドレスに変換し、IPv6端末のIPv6ア
ドレスに対応させるための仮想IPv4アドレスを複数
用意しておく。
【0004】以下、図9を用いて「IPv4−IPv6
通信方法およびIPv4−IPv6変換装置」の動作を
説明する。なお、以下の図9を用いた説明で、(100
1)などの括弧の中の数字は、図9に記載したデータや
命令の流れを示す符号に対応するものである。
【0005】図9は、IPv4−IPv6変換装置10
3を介してIPv4ネットワークとIPv6ネットワー
クを接続した通信ネットワークシステムの構成図であ
る。
【0006】IPv4ネットワークには、IPv4端末
201とIPv4ネットワーク内のドメイン情報を管理
するDNSv4サーバ300が接続されている。
【0007】IPv6ネットワークには、IPv6端末
501と、IPv6ネットワーク内のドメイン情報を管
理するDNSv6サーバ400が接続されている。
【0008】IPv4端末201がIPv6端末501
へパケットを送信する場合、IPv4端末201はIP
v6端末501のIPアドレスを取得するため、IPv
4−IPv6変換装置103にドメインネームの解決を
依頼する(1001)。
【0009】IPv4−IPv6変換装置103は、D
NSv6サーバ400へ問い合わせ(1002)、IP
v6端末501のIPv6アドレスを取得する(100
3)。
【0010】この時、IPv4−IPv6変換装置10
3は、取得したIPv6端末501のIPv6アドレス
と1対1に対応する仮想IPv4アドレスを取得し、IP
v6端末501のIPv6アドレスと共に、IPアドレ
ス変換テーブルに記録する。
【0011】IPv4−IPv6変換装置103は、I
Pv4端末201へ仮想IPv4アドレスを通知する
(1004)。
【0012】IPv6端末501に対応する仮想IPv
4アドレスを取得したIPv4端末201は、仮想IP
v4アドレスをIPv4宛先アドレスとし、自己のIP
v4アドレスをIPv4発信アドレスとして、IPv4
−IPv6変換装置103に対してIPv4パケットを
送信する(1005)。
【0013】IPv4−IPv6変換装置103は、I
Pアドレス変換テーブルを参照して、仮想IPv4アド
レスをIPv6端末501のIPv6アドレスに変換し
てIPv6宛先アドレスとし、IPv4端末201のI
Pv4アドレスをIPv6アドレスに変換してIPv6
発信アドレスとして、IPv6端末501へ送信する
(1006)。
【0014】IPv6端末501がIPv4端末201
へパケットを送信する場合、IPv6端末501はIP
v4端末201のIPアドレスを取得するため、IPv
4−IPv6変換装置103にドメインネームの解決を
依頼する(1007)。
【0015】IPv4−IPv6変換装置103は、D
NSv4サーバ300へ問い合わせ(1008)、IP
v4端末201のIPv4アドレスを取得する(100
9)。
【0016】この時、IPv4−IPv6変換装置10
3は、ドメインネームの解決を依頼したIPv6端末5
01のIPv6アドレスと1対1に対応する仮想IPv4
アドレスを取得し、DNSv4サーバ300から取得し
たIPv4端末201のIPv4アドレスと共に、IP
アドレス変換テーブルに記録する。
【0017】IPv4−IPv6変換装置103は、I
Pv4端末201のIPv4アドレスに固定長データを
付加して変換したIPv6アドレスをIPv6端末50
1へ通知する(1010)。
【0018】IPv4端末201に対応するIPv6ア
ドレスを取得したIPv6端末501は、IPv4端末
201に対応するIPv6アドレスをIPv6宛先アド
レスとし、自己のIPv6アドレスをIPv6発信アド
レスとして、IPv4−IPv6変換装置103に対し
てIPv6パケットを送信する(1011)。
【0019】IPv4−IPv6変換装置103は、I
Pアドレス変換テーブルを参照して、IPv6端末50
1のIPv6アドレスを仮想IPv4アドレスへ変換し
てIPv4発信アドレスとし、IPv4端末201に対
応するIPv6アドレスから固定長データを削除してI
Pv4アドレスに変換してIPv4宛先アドレスとし
て、IPv4端末201へ送信する(1012)。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記の方法では、DH
CPサーバから取得、またはアドレスプール手段に蓄え
ている仮想IPv4アドレスと、IPv6端末のIPv
6アドレスを1対1に対応させることで、IPv6端末
のIPv6アドレスを仮想IPv4アドレスに変換し、
IPv4端末とIPv6端末の通信をおこなっている。
【0021】しかしながら、上記技術には次の問題点が
ある。
【0022】同時に通信できるIPv6端末の数の上限
が仮想IPv4アドレスの数を超え、一方のIPv4端
末が多数のIPv6端末と同時に通信を行っている場
合、仮想IPv4アドレスを占有してしまい、仮想IP
v4アドレスが足りなくなって、IPv6端末と通信で
きなくなるIPv4端末が生じる。
【0023】すなわち、IPv4端末が多数のIPv6
端末と同時に通信を行った場合、IPv6端末に割り当
てべき仮想IPv4アドレスが足りなくなり、IPv6
端末と通信出来なくなるIPv4端末が生じるという課
題がある。
【0024】本発明は上記課題を考慮し、IPv4端末
が多数のIPv6端末と同時に通信を行うことが出来る
IPv4−IPv6アドレス置換方法、IPv4−IP
v6通信方法、IPv4−IPv6変換装置、媒体及び
情報集合体を提供することを目的とするものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、第1の本発明(請求項1に対応)は、IPv4
アドレスを有するIPv4端末とIPv6アドレスを有
するIPv6端末が通信する際に、IPv6端末のIP
v6アドレスをIPv4アドレスに置換するIPv4−
IPv6アドレス置換方法において、通信するIPv6
端末とIPv4端末との組について、前記IPv6端末
のIPv6アドレスと前記IPv4端末のIPv4アド
レスとを少なくとも有する前記変換テーブルを利用し
て、前記IPv6端末のIPv6アドレスを前記IPv
6端末のIPv4アドレスに置換することを特徴とする
IPv4−IPv6アドレス置換方法である。
【0026】また、第2の本発明(請求項2に対応)
は、IPv4アドレスを有するIPv4端末とIPv6
アドレスを有するIPv6端末が通信する際に、IPv
6端末のIPv6アドレスをIPv4アドレスに置換す
るIPv4−IPv6アドレス置換方法において、通信
するIPv6端末とIPv4端末との組について、前記
IPv6端末のIPv6アドレスと前記IPv4端末の
IPv4アドレスとを少なくとも有する前記変換テーブ
ルを利用して、前記IPv6端末のIPv4アドレスを
前記IPv6端末のIPv6アドレスに置換することを
特徴とするIPv4−IPv6アドレス置換方法であ
る。
【0027】また、第3の本発明(請求項3に対応)
は、前記変換テーブルは、前記IPv6端末のIPv6
アドレスをIPv4アドレスに置換したものである仮想
IPv4アドレスを有し、前記IPv6端末のIPv4
アドレスは、前記IPv6端末のIPv6アドレスと前
記IPv4端末のIPv4アドレスを含む前記変換テー
ブルの前記仮想IPv4アドレスであることを特徴とす
る第1の本発明に記載のIPv4−IPv6アドレス置
換方法である。
【0028】また、第4の本発明(請求項4に対応)
は、前記変換テーブルは、前記IPv6端末のIPv6
アドレスをIPv4アドレスに置換したものである仮想
IPv4アドレスを有し、前記IPv6端末のIPv6
アドレスは、前記IPv4端末のIPv4アドレスと前
記仮想IPv4アドレスを含む前記変換テーブルの前記
IPv6端末のIPv6アドレスであることを特徴とす
る第2の本発明に記載のIPv4−IPv6アドレス置
換方法である。
【0029】また、第5の本発明(請求項5に対応)
は、前記通信するIPv6端末とIPv4端末の組に関
する前記変換テーブルが未作成の場合、その変換テーブ
ルを作成することを特徴とする第1〜4の本発明のいず
れかに記載のIPv4−IPv6アドレス置換方法であ
る。
【0030】また、第6の本発明(請求項6に対応)
は、前記IPv4端末のIPv4アドレスが異なってい
る複数の前記変換テーブルの全部または一部は、前記仮
想IPv4アドレスとして、同一のIPv4アドレスを
有することを特徴とする第1〜5の本発明のいずれかに
記載のIPv4−IPv6アドレス置換方法である。
【0031】また、第7の本発明(請求項7に対応)
は、IPv4アドレスを有するIPv4端末から構成さ
れるネットワークと、IPv6アドレスを有するIPv
6端末から構成されるIPv6ネットワークと、前記I
Pv4ネットワークと前記IPv6ネットワークを接続
するIPv4−IPv6変換装置とを備えた通信ネット
ワークシステムを利用して、前記IPv4ネットワーク
のIPv4端末と前記IPv6ネットワークのIPv6
端末とが通信するIPv4−IPv6通信方法であっ
て、前記IPv4端末が前記IPv6端末のドメインネ
−ムに対するIPアドレスを前記IPv4−IPv6変
換装置に問い合せると、前記IPv4−IPv6変換装
置は、IPv6ネットワークのドメイン情報を管理する
DNSv6サ−バ装置から前記ドメインネ−ムに対する
IPv6アドレスを取得し、IPアドレス変換情報管理
手段に通知し、前記IPアドレス変換情報管理手段は、
前記通知されたIPv6アドレスに対応させる仮想IP
v4アドレスをプールする仮想IPv4アドレスプール
手段から、前記IPv6端末に対応させる仮想IPv4
アドレスを動的に取得し、前記取得した仮想IPv4ア
ドレスと前記IPv4端末のIPv4アドレスと前記I
Pv6端末のIPv6アドレスとの組み合わせを保持
し、前記IPv4端末に前記保持した仮想IPv4アド
レスを通知し、前記IPv4端末は、自己のIPv4ア
ドレスをIPv4発信アドレスとし、且つ前記通知され
た仮想IPv4アドレスをIPv4宛先アドレスとして
IPv4パケットを作成し、前記IPv4−IPv6変
換装置に送出し、前記IPv4−IPv6変換装置は、
受信した前記IPv4パケットに含まれる前記IPv4
端末のIPv4アドレスと仮想IPv4アドレスの組み
合わせを用い、第1〜6の本発明のいずれかに記載のI
Pv4−IPv6アドレス置換方法によって、前記IP
v6端末のIPv6アドレスを得てIPv6宛先アドレ
スとし、且つ前記IPv4端末のIPv4アドレスを予
め決められた規則に従ってIPv6アドレスに変換して
IPv6発信アドレスとするIPヘッダ変換によって、
IPv6パケットを作成し、前記IPv6ネットワーク
に送出し、前記IPv6端末は、受信したIPv6パケ
ットに含まれるIPv6発信アドレスをIPv6宛先ア
ドレスとし、且つ自己のIPv6アドレスをIPv6発
信アドレスとしてIPv6パケットを作成し、前記IP
v4−IPv6変換装置に送出し、前記IPv4−IP
v6変換装置は、受信したIPv6パケットに含まれる
IPv6宛先アドレスを予め定められた規則に従って前
記IPv4端末のIPv4アドレスに変換してIPv4
宛先アドレスとし、前記IPアドレス変換情報管理手段
は、前記IPv6パケットに含まれるIPv6端末のI
Pv6アドレスと前記IPv4端末のIPv4アドレス
の組み合わせを用い、第1〜6の本発明のいずれかに記
載のIPv4−IPv6アドレス置換方法によって、前
記IPv6端末のIPv6アドレスに対応する仮想IP
v4アドレスを得て、前記仮想IPv4アドレスをIP
v4発信アドレスとするIPヘッダ変換によって、IP
v4パケットを作成し、前記IPv4ネットワークに送
出することを特徴とするIPv4−IPv6通信方法で
ある。
【0032】また、第8の本発明(請求項8に対応)
は、IPv4アドレスを有するIPv4端末から構成さ
れるネットワークと、IPv6アドレスを有するIPv
6端末から構成されるIPv6ネットワークと、前記I
Pv4ネットワークと前記IPv6ネットワークを接続
するIPv4−IPv6変換装置とを備えた通信ネット
ワークシステムを利用して、前記IPv4ネットワーク
のIPv4端末と前記IPv6ネットワークのIPv6
端末とが通信するIPv4−IPv6通信方法であっ
て、前記IPv6端末が前記IPv4端末のドメインネ
−ムに対するIPアドレスを前記IPv4−IPv6変
換装置に問い合せると、前記IPv4−IPv6変換装
置は、前記IPv4ネットワークのドメイン情報を管理
するDNSv4サ−バ装置から前記ドメインネ−ムに対
するIPv4アドレスを取得し、前記IPv4アドレス
を予め決められた規則に従ってIPv6アドレスに変換
し、前記IPv6アドレスを前記IPv6端末に通知
し、前記IPv6端末は、自己のIPv6アドレスをI
Pv6発信アドレスとし、且つ前記通知されたIPv6
アドレスをIPv6宛先アドレスとしてIPv6パケッ
トを作成し、前記IPv4−IPv6変換装置に送出
し、前記IPv4−IPv6変換装置は、前記受信した
IPv6パケットに含まれる前記IPv6端末のIPv
6アドレスをIPアドレス変換情報管理手段に通知し、
前記IPアドレス変換情報管理手段は、IPv6アドレ
スに対応させる仮想IPv4アドレスをプールする仮想
IPv4アドレスプール手段から、前記IPv6端末の
IPv6アドレスに対応させる仮想IPv4アドレスを
動的に取得し、前記仮想IPv4アドレスと、前記IP
v6端末のIPv6アドレスと、前記受信したIPv6
パケットに含まれるIPv6宛先アドレスを予め決めら
れた規則に従って変換して選られた前記IPv4端末の
IPv4アドレスとの組み合わせを保持し、前記仮想I
Pv4アドレスをIPv4発信アドレスとし、且つ前記
IPv4端末のIPv4アドレスをIPv4宛先アドレ
スとするIPヘッダ変換によって、前記IPv6パケッ
トからIPv4パケットを作成し、IPv4ネットワー
クに送出し、前記IPv4端末は、自己のIPv4アド
レスをIPv4発信アドレスとし、且つ受信したIPv
4パケットに含まれるIPv4発信アドレスをIPv4
宛先アドレスとしてIPv4パケットを作成し、前記I
Pv4−IPv6変換装置に送出し、IPv4−IPv
6変換装置は、受信したIPv4パケットに含まれるI
Pv4発信アドレスを予め決められた規則に従ってIP
v6アドレスに変換してIPv6発信アドレスとし、前
記IPアドレス変換情報管理手段は、前記IPv4パケ
ットに含まれる仮想IPv4アドレスと前記IPv4パ
ケットに含まれるIPv4端末のIPv4アドレスの組
み合わせを用いて、第1〜6の本発明のいずれかに記載
のIPv4−IPv6アドレス置換方法によって、仮想
IPv4端末に対応するIPv6アドレスを得て、前記
IPv6アドレスをIPv6宛先アドレスとして、IP
ヘッダ変換を行い、IPv6パケットを作成し、前記作
成したIPv6パケットを前記IPv6ネットワークに
送出することを特徴とするIPv4−IPv6通信方法
である。
【0033】また、第9の本発明(請求項9に対応)
は、Pv4アドレスを有するIPv4端末から構成され
るネットワークと、IPv6アドレスを有するIPv6
端末から構成されるIPv6ネットワークとを接続する
IPv4−IPv6変換装置において、前記IPv6ネ
ットワークのIPv6端末のIPv6アドレスに対応さ
せる仮想IPv4アドレスを保持する仮想IPv4プー
ル手段と、前記IPv4ネットワークのIPv4端末の
IPv4アドレスと前記IPv6ネットワークのIPv
6端末のIPv6アドレスと前記仮想IPv4アドレス
の組み合わせを保持し、第1〜6の本発明のいずれかに
記載のIPv4−IPv6アドレス置換方法によってI
Pv4アドレスとIPv6アドレスとの置換を行うIP
アドレス変換情報管理手段と、前記IPv4ネットワー
クに対してIPv4パケットを送受信すると共に、前記
IPv6ネットワークに対してIPv6パケットを送受
信するIP送受信手段と、前記受信したIPv4パケッ
トに含まれるIPv4発信アドレスを予め決められた規
則に従ってIPv6発信アドレスに変換すると共に、前
記IPv4発信アドレスを前記IPv4ネットワークの
IPv4端末のIPv4アドレスとみなし、前記IPv
4パケットに含まれるIPv4宛先アドレスを仮想IP
v4アドレスとみなし、前記IPアドレス変換情報管理
手段から前記IPv6ネットワークのIPv6端末のI
Pv6アドレスを検索し、前記得られたIPv6アドレ
スをIPv6宛先アドレスとするIPヘッダ変換によっ
てIPv4パケットからIPv6パケットを作成し、前
記IP送受信手段に渡して送信させるIPヘッダ変換手
段と、前記IPv4ネットワークのIPv4端末からI
Pv6ネットワークのIPv6端末のドメインネームに
対するIPアドレスの問い合わせを受け取り、前記IP
v6ネットワークのDNSv6サーバに問い合わせて前
記IPv6端末のIPv6アドレスを取得し、前記IP
v6端末のIPv6アドレスと前記IPv4端末のIP
v4アドレスの組み合わせに対応する仮想IPv4アド
レスが、前記IPアドレス変換情報管理手段に保持され
ておれば、前記仮想IPv4アドレスを前記IPv4ネ
ットワークのIPv4端末に通知し、前記IPv6端末
のIPv6アドレスと前記IPv4端末のIPv4アド
レスの組み合わせに対応する仮想IPv4アドレスが、
前記IPアドレス変換情報管理手段に保持されていなけ
れば、前記仮想IPv4アドレスプール手段から仮想I
Pv4アドレスを取得し、前記IPv6端末のIPv6
アドレスと前記IPv4端末のIPv4アドレスと前記
取得した仮想IPv4アドレスの組み合わせを前記IP
アドレス変換情報管理手段に保持させ、前記仮想IPv
4アドレスを前記IPv4ネットワークのIPv4端末
に通知するDNS代行手段とを備えたことを特徴とする
IPv4−IPv6変換装置である。
【0034】また、第10の本発明(請求項10に対
応)は、IPv4アドレスを有するIPv4端末から構
成されるネットワークと、IPv6アドレスを有するI
Pv6端末から構成されるIPv6ネットワークとを接
続するIPv4−IPv6変換装置において、IPv6
ネットワークのIPv6端末のIPv6アドレスに対応
させる仮想IPv4アドレスを保持する仮想IPv4プ
ール手段と、前記IPv4ネットワークのIPv4端末
のIPv4アドレスとIPv6ネットワークのIPv6
端末のIPv6アドレスと前記仮想IPv4アドレスの
組み合わせを保持し、第1〜6の本発明のいずれかに記
載のIPv4−IPv6アドレス置換方法によってIP
v4アドレスとIPv6アドレスとの置換を行うIPア
ドレス変換情報管理手段と、前記IPv4ネットワーク
に対してIPv4パケットを送受信すると共に、前記I
Pv6ネットワークに対してIPv6パケットを送受信
するIP送受信手段と、前記受信したIPv6パケット
に含まれるIPv6宛先アドレスを予め決められた規則
に従ってIPv4宛先アドレスに変換すると共に、前記
IPv6パケットに含まれるIPv6発信アドレスをI
Pv6ネットワークのIPv6端末のIPv6アドレス
とみなし、前記IPv4宛先アドレスをIPv4ネット
ワークのIPv4端末のIPv4アドレスとみなし、前
記IPv6端末のIPv6アドレスと前記IPv4端末
のIPv4アドレスの組み合わせに対応する仮想IPv
4アドレスが、前記IPアドレス変換情報管理手段に保
持されておれば、前記仮想IPv4アドレスをIPv4
発信アドレスとしてIPv6パケットをIPv4パケッ
トへ変換し、前記IPv6端末のIPv6アドレスと前
記IPv4端末のIPv4アドレスの組み合わせに対応
する仮想IPv4アドレスが、前記IPアドレス変換情
報管理手段に保持されていなければ、前記仮想IPv4
アドレスプール手段から仮想IPv4アドレスを取得
し、前記IPv6端末のIPv6アドレスと前記IPv
4端末のIPv4アドレスと前記仮想IPv4アドレス
の組み合わせを前記IPアドレス変換情報管理手段に保
持させ、前記仮想IPv4アドレスをIPv4発信アド
レスとしてIPv6パケットをIPv4パケットへ変換
し、前記IP送受信手段に渡して送信させるIPヘッダ
変換手段と、前記IPv6ネットワークのIPv6端末
から前記IPv4ネットワークのIPv4端末のドメイ
ンネームに対するIPアドレスの問い合わせを受け取
り、前記IPv4ネットワークのDNSv4サーバに問
い合わせてIPv4アドレスを取得し、前記IPv4ア
ドレスを予め決められた規則に従ってIPv6アドレス
に変換し、前記IPv6アドレスを前記IPv6端末に
通知するDNS代行手段とを備えたことを特徴とするI
Pv4−IPv6変換装置である。
【0035】また、第11の本発明(請求項11に対
応)は、第1〜8の本発明のいずれかに記載のIPv4
−IPv6アドレス置換方法及びIPv4−IPv6通
信方法の全部または一部のステップの全部または一部の
動作をコンピュータにより実行させるためのプログラム
及び/またはデータを担持した媒体であって、コンピュ
ータにより処理可能なことを特徴とする媒体である。
【0036】また、第12の本発明(請求項12に対
応)は、第9または10の本発明に記載のIPv4−I
Pv6変換装置の全部または一部の手段の全部または一
部の機能をコンピュータにより実行させるためのプログ
ラム及び/またはデータを担持した媒体であって、コン
ピュータにより処理可能なことを特徴とする媒体であ
る。
【0037】また、第13の本発明(請求項13に対
応)は、第1〜8の本発明のいずれかに記載のIPv4
−IPv6アドレス置換方法及びIPv4−IPv6通
信方法の全部または一部のステップの全部または一部の
動作をコンピュータにより実行させるためのプログラム
及び/またはデータであることを特徴とする情報集合体
である。
【0038】また、第14の本発明(請求項14に対
応)は、第9または10の本発明のいずれかに記載のI
Pv4−IPv6変換装置の全部または一部の手段のの
全部または一部の機能をコンピュータにより実行させる
ためのプログラム及び/またはデータであることを特徴
とする情報集合体である。
【0039】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を添付図
面に基づいて詳述する。
【0040】(実施の形態1)図1を用いて、本発明の
実施の形態1について説明する。
【0041】図1は、IPv6端末−IPv4アドレス
変換テーブルを示したものである。
【0042】図1において、10はIPv6端末−IP
v4アドレス変換テーブルで、11はIPv6端末−I
Pv4アドレス変換テーブル10の各レコードの順番
で、12はIPv6端末−IPv4アドレス変換テーブ
ル10のIPv4端末のIPv4アドレスで、14はI
Pv6端末のIPv6アドレスで、13はIPv6端末
に仮想的に割り当てる仮想IPv4アドレスで、100
はIPv4−IPv6変換装置で、201はIPv4端
末で、501はIPv6端末である。
【0043】各レコードで、IPv4端末のIPv4ア
ドレス12とIPv6端末のIPv6アドレス14に
は、パケットのやり取りを行うIPv4端末とIPv6
端末のIPv4アドレスとIPv6アドレスが格納され
る。
【0044】また、各レコードのうち、IPv4端末の
IPv4アドレス12が異なっているレコードの仮想I
Pv4アドレスに、同一のIPv4アドレスを割り当て
ることが出来る。
【0045】以上のように構成されたIPv4−IPv
6変換テーブルについて、以下、その動作を説明する。
【0046】IPv4端末201とIPv6端末501
が通信する際には、IPv6端末501のIPv6アド
レスを仮想IPv4アドレスに変換、またはIPv6端
末501に割り当てられた仮想IPv4アドレスをIP
v6端末501のIPv6アドレスに変換する必要があ
る。
【0047】IPv4−IPv6変換装置100は、I
Pv4−IPv6変換装置100に備えられたIPv6
端末−IPv4アドレス変換テーブル10を参照し、I
Pv6端末501のIPv6アドレスを仮想IPv4ア
ドレスに変換し、またIPv6端末501に割り当てら
れた仮想IPv4アドレスをIPv6端末501のIP
v6アドレスに変換する。
【0048】IPv6端末501のIPv6アドレスを
仮想IPv4アドレスに変換する際、IPv6端末50
1に割り当てる仮想IPv4アドレスは、IPv6端末
501と通信を行うIPv4端末201のIPv4アド
レスと、IPv6端末501のIPv6アドレスとの組
み合わせをキーにして、IPv6端末−IPv4アドレ
ス変換テーブル10を検索することで得る事ができる。
【0049】IPv6端末501に割り当てられた仮想
IPv4アドレスをIPv6端末501のIPv6アド
レスに変換する際、IPv6端末501のIPv6アド
レスは、IPv6端末501と通信を行うIPv4端末
201のIPv4アドレスと、IPv6端末501に割
り当てられた仮想IPv4アドレスとの組み合わせをキ
ーにして、IPv6端末−IPv4アドレス変換テーブ
ル10を検索することで得る事ができる。
【0050】従来の技術では。IPv6端末のIPv6
アドレスに1対1に対応した仮想IPv4アドレスを用
いる必要があった。このため同時に通信するIPv6端
末の数が増えると仮想IPv4アドレスが不足し、IP
v4端末とIPv6端末とが通信できなくなった。
【0051】これに対して、本実施の形態では、IPv
6端末の仮想IPv4アドレスは、IPv6端末のIP
v6アドレスと1対1に対応している必要がない。すな
わち、IPv4端末のIPv4アドレスが異なっている
複数のレコードで、仮想IPv4アドレスとして、同一
のIPv4アドレス使用することが出来る。
【0052】このようにIPv6端末のIPv6アドレ
スと仮想IPv4アドレスが1対1に対応していなくて
も、上述したように、IPv6端末のアドレスを置換す
る際、IPv4端末のIPv4アドレスと、IPv6端
末のIPv6アドレスとの組み合わせを利用するので、
仮想IPv4アドレスとIPv6端末のIPv6アドレ
スとを相互に置換することが出来る。この点について
は、実施の形態3以降で再度説明する。
【0053】従って、同時に通信するIPv6端末の数
が増えても、仮想IPv4アドレスを異なったIPv6
端末のIPv4アドレスとして共用することが出来の
で、IPv4アドレスが不足する事態を避けることが出
来る。
【0054】(実施の形態2)次に、実施の形態2につ
いて説明する。
【0055】図2は、IPv4−IPv6変換装置の構
成図を示し、図2において、10はIPv6端末−IP
v4アドレス変換テーブルで、101はIPv4−IP
v6変換装置で、110はIP送受信手段で、120は
DNS代行手段で、130はIPヘッダ変換手段で、14
0はIPアドレス変換情報管理手段で、141は、仮想
IPv4アドレスプール手段である。
【0056】IPv4−IPv6変換装置101は、I
Pv4ネットワークとIPv6ネットワークの間に位置
し、IP送受信手段110と、DNS代行手段120
と、IPヘッダ変換手段130と、IPv6端末−IP
v4アドレス変換テーブル10と仮想IPv4アドレス
プール手段141を備えたIPアドレス変換情報管理手
段140から構成され、IPv4パケットとIPv6パ
ケットのIPヘッダ変換を行うことにより、IPv4端
末とIPv6端末間の通信を実現する。
【0057】IP送受信手段110は、IPv4ネット
ワークおよびIPv6ネットワークとの間でIPv4パ
ケットおよびIPv6パケットの送受信を行う手段であ
り、例えばCPUやRAM等の電子デバイスで構成され
る。
【0058】DNS代行手段120は、RFC1034
やRFC1886等に記載されているDNS技術に従っ
てIPv4ネットワーク内のDNSサーバあるいはIP
v6ネットワーク内のDNSサーバからドメイン情報を
獲得する手段であり、例えばCPUやRAM等の電子デ
バイスで構成される。
【0059】IPヘッダ変換手段130は、IPv4パケ
ットとIPv6パケットのIPヘッダ変換を行う手段で
あり、例えば、CPUやRAM等の電子デバイスで構成
される。
【0060】IPアドレス変換情報管理手段140は、
IPv4アドレスとIPv6アドレスを変換する手段で
あり、例えばRAM等の電子デバイスで構成される。I
Pv6端末に割り当てるIPv4アドレスは、仮想IP
v4アドレスプール手段141に保持している。IPv
4端末のIPv4アドレスと、IPv6端末に仮想的に
割り当てるIPv4アドレスと、IPv6端末のIPv
6アドレスの組み合わせは、IPv6端末−IPv4ア
ドレス変換テーブル10として保持される。
【0061】本実施の形態のIPv4−IPv6変換装
置は、実施の形態1で説明したIPv6端末−IPv4
アドレス変換テーブル10を利用してIPv6端末のI
Pv6アドレスと仮想IPv4アドレスとの変換を行う
ことによって、IPv4端末とIPv6端末間との通信
を実現する。このため、本実施の形態のIPv4−IP
v6変換装置を使用することにより、従来の技術で説明
したような仮想IPv4アドレスが足りなくなる事態を
避けることが出来る。
【0062】なお、IPv4−IPv6変換装置の詳細
な動作については実施の形態3以降で説明する。
【0063】(実施の形態3)次に、実施の形態3につ
いて説明する。
【0064】図3から図5を用いて、本発明の実施の形
態3について説明する。
【0065】図3は、IPv4−IPv6変換装置10
1を介してIPv4ネットワークとIPv6ネットワー
クを接続した通信ネットワークシステムの構成図であ
る。
【0066】IPv4ネットワークには、IPv4端末
201〜202とIPv4ネットワーク内のドメイン情
報を管理するDNSv4サーバ300が接続されてい
る。
【0067】IPv6ネットワークには、IPv6端末
501〜502と、IPv6ネットワーク内のドメイン
情報を管理するDNSv6サーバ400が接続されてい
る。
【0068】IPv4−IPv6変換装置101の構成
については第2の実施の形態で説明した。
【0069】なお、DNSv4サーバ300およびDN
Sv6サーバ400は、自分が保有していないドメイン
ネームの問い合わせ依頼を受けた場合、他のDNSv4
サーバへIPアドレスの問い合わせを行ってもよい。
【0070】ここで、IPv4端末201のIPアドレ
スに192.168.0.1が割り当てられ、IPv4
端末202のIPアドレスに192.168.0.2が
割り当てられ、IPv6端末501のIPアドレスに
1::1が割り当てられ、IPv6端末502のIPア
ドレスに1::2が割り当てられているとする。
【0071】また、IPv4−IPv6変換装置101
のIPv4アドレスプール手段には、192.168.
1.1のみが登録されているものとする。
【0072】以下、IPv4端末201がIPv6端末
501のIPアドレスを調べる手順について、図4を用
いて説明する。
【0073】IPv4端末201は、IPv6端末50
1のドメインネームを知っているとする。なお、ドメイ
ンネームとはホスト名とドメイン名から構成され、例え
ば、bb.cc.ddというドメインの中のaaという
ホストのドメインネームはaa.bb.cc.ddとな
る。
【0074】IPv4端末201は、IPv6端末50
1のIPアドレスを取得するために、IPv6端末50
1のドメインネームをIPアドレスの問い合わせメッセ
ージに含めて、IPv4ネットワーク経由でIPv4−
IPv6変換装置101へ送信した後、一定時間応答を
待つ。
【0075】IPv4−IPv6変換装置101のIP
送受信手段110は、IPアドレスの問い合わせメッセ
ージを受信処理してDNS代行手段120へ渡す。
【0076】DNS代行手段120は、IPv4端末2
01からのIPアドレスの問い合わせメッセージに含ま
れるドメインネームに対応する端末がIPv4端末であ
れば、IPv4−IPv6変換を行わずにすむので、最
初にIPアドレスの問い合わせメッセージをDNSv4
サーバ300へ転送するようにIP送受信手段110に
指示して渡した後、一定時間応答を待つ。IP送受信手
段110は、IPアドレスの問い合わせメッセージをI
Pv4ネットワーク経由でDNSv4サーバ300へ転
送する。
【0077】IPアドレスの問い合わせメッセージを受
信したDNSv4サーバ300は、IPv6端末501
のドメインネームを検索するが、登録されていない場
合、IPアドレスの問い合わせメッセージに対する応答
を返さない。
【0078】一定時間経過してもDNSv4サーバ30
0からの応答を受けなかったDNS代行手段120は、
IPアドレスの問い合わせメッセージをDNSv6サー
バ400へ転送するようにIP送受信手段に指示して渡
した後、一定時間応答を待つ。
【0079】IP送受信手段110は、IPアドレスの
問い合わせメッセージをIPv6ネットワーク経由でD
NSv6サーバ400へ転送する。
【0080】IPアドレスの問い合わせメッセージを受
信したDNSv6サーバ400は、IPv6端末501
のドメインネームを検索し、登録されているIPv6端
末501のIPv6アドレス(1::1)を、IPアド
レスの問い合わせメッセージに対する応答メッセージに
含めてIPv4−IPv6変換装置101へ返す。
【0081】一定時間内にDNSv6サーバ400から
の応答メッセージを受信したIPv4−IPv6変換装
置101のIP送受信手段110は、受信した応答メッ
セージをDNS代行手段120へ渡す。
【0082】DNS代行手段120は、応答メッセージ
からIPv6端末501のIPv6アドレス(1::
1)を得て、IPv6端末501のドメインネームの問
い合わせを行ったIPv4端末201のIPv4アドレ
ス(192.168.0.1)と共に、IPアドレス変
換情報管理手段140に渡す。
【0083】IPアドレス変換情報管理手段140は、
IPv6端末501のIPv6アドレス(1::1)と
IPv4端末201のIPv4アドレス(192.16
8.0.1)をキーにして、IPv6端末−IPv4ア
ドレス変換テーブル142を検索し、該当するエントリ
が登録されていれば、そのエントリの中のIPv6端末
501に仮想的に割り当てた仮想IPv4アドレスをD
NS代行手段120に返す。
【0084】一方、該当するエントリが未登録であれ
ば、IPv4アドレスプール手段141からIPv4端
末201が使用していないIPv4アドレスを選び、I
Pv6端末−IPv4アドレス変換テーブル10に登録
し、仮想IPv4アドレスをDNS代行手段120に返
す。
【0085】この時、仮想IPv4アドレスとして19
2.168.1.1が返されたとする。
【0086】IPアドレス変換情報管理手段140から
仮想IPv4アドレスを受け取ったDNS代行手段12
0は、仮想IPv4アドレス(192.168.1.
1)をIPv6端末501のIPv4アドレスとして、
IPアドレスの問い合わせメッセージに対する応答メッ
セージに含め、IPv4端末201に送信するようにI
P送受信手段110に指示して渡す。
【0087】IP送受信手段110は、応答メッセージ
をIPv4ネットワーク経由でIPv4端末201へ送
信する。
【0088】次に、IPv4端末201がIPv6端末
501に対してパケットを送信する手順について図5を
用いて説明する。
【0089】IPv4端末201は、IPv4−IPv
6変換装置101から通知された仮想IPv4アドレス
(192.168.1.1)をIPv4ヘッダの宛先I
Pアドレスフィールドにセットし、自己のIPv4アド
レス(192.168.0.1)をIPv4ヘッダの発
信IPアドレスフィールドにセットして作成したIPv
4パケットを、IPv4ネットワークを介してIPv4
−IPv6変換装置101に送信する。
【0090】IPv4−IPv6変換装置101のIP
送受信手段110は、IPv4パケットを受信処理して
IPヘッダ変換手段130に渡す。
【0091】IPヘッダ変換手段130は、IPv4ヘ
ッダの宛先アドレスフィールドから仮想IPv4アドレ
ス(192.168.1.1)を、IPv4ヘッダの発
信アドレスフィールドからIPv4端末のIPv4アド
レス(192.168.0.1)を得、IPアドレス変
換情報管理手段140に渡す。
【0092】IPアドレス変換情報管理手段140は、
IPv6端末−IPv4アドレス変換テーブル142を
参照して、仮想IPv4アドレス(192.168.
1.1)とIPv4端末のIPv4アドレス(192.
168.0.1)に対応するIPv6端末のIPv6ア
ドレス(1::1)を得て、IPヘッダ変換手段130に
渡す。
【0093】IPヘッダ変換手段130は、IPv6端末
のIPv6アドレス(1::1)をIPv6ヘッダの宛
先フィールドにセットし、同時にIPv4端末のIPv
4アドレス(192.168.0.1)に、IPv6ア
ドレスとIPv4アドレス長の差分である96ビットの
固定長のデータを付加してIPv6アドレスを作成し、
IPv6ヘッダの発信フィールドにセットしてIPv6
パケットを作成し、IP送受信手段110に渡す。
【0094】IP送受信手段110は、IPv6パケッ
トをIPv6ネットワークを介して、IPv6端末50
1へ送信する。
【0095】次に、IPv4端末201とIPv6端末
501が通信中に、IPv4端末202がIPv6端末
502と通信する手順を説明する。
【0096】図3において、IPv4端末202がIP
v6端末502のIPアドレスを取得するために、IP
v4−IPv6変換装置101にIPv6端末502の
ドメインネームをIPアドレス問い合わせメッセージに
含めて送信する。
【0097】IPv4−IPv6変換装置101のIP
送受信手段110は、受信したIPアドレス問い合わせ
メッセージをDNS代行手段120へ渡す。
【0098】DNS代行手段120は、IP送受信手段
110を経由してDNSv6サーバ401に問い合わせ
てIPv6端末502のIPv6アドレス(1::2)
を取得し、IPアドレス問い合わせメッセージのヘッダ
に含まれていたIPv4端末202のIPv4アドレス
(192.168.0.2)とともに、IPアドレス変
換情報管理手段140に渡す。
【0099】IPアドレス変換情報管理手段140は、
IPv6端末−IPv4アドレス変換テーブル142を
検索して、IPv6端末502のIPv6アドレス
(1::2)とIPv4端末202のIPv4アドレス
(192.168.0.2)の組に対応する仮想IPv
4アドレスが存在しない事を確認して、IPv4アドレ
スプール手段141から、IPv4端末201は使用し
ているが、IPv4端末202が使用していない仮想I
Pv4アドレス(192.168.1.1)を取得し、
IPv6端末−IPv4アドレス変換テーブル142に
登録する。
【0100】以下、IPv4端末201とIPv6端末
501と同様の手順で、IPv4端末202とIPv6
端末502で通信が行われる。
【0101】以上のように、1つの仮想IPアドレスを
異なるIPv6端末に対応させる事ができる。
【0102】(実施の形態4)図3、図6、図7を用い
て、本発明の実施の形態4について説明する。
【0103】図3は、IPv4−IPv6変換装置10
1を介してIPv4ネットワークとIPv6ネットワー
クを接続した通信ネットワークシステムの構成図であ
る。
【0104】IPv4ネットワークには、IPv4端末
201〜202とIPv4ネットワーク内のドメイン情
報を管理するDNSv4サーバ300が接続されてい
る。
【0105】IPv6ネットワークには、IPv6端末
501〜502と、IPv6ネットワーク内のドメイン
情報を管理するDNSv6サーバ400が接続されてい
る。
【0106】IPv4−IPv6変換装置101の構成
については第2の実施の形態で説明した。
【0107】なお、DNSv4サーバ300およびDN
Sv6サーバ400、自分が保有していないドメインネ
ームの問い合わせ依頼を受けた場合、他のDNSv4サ
ーバへIPアドレスの問い合わせを行ってもよい。
【0108】ここで、IPv4端末201のIPアドレ
スに192.168.0.1が割り当てられ、IPv4
端末202のIPアドレスに192.168.0.2が
割り当てられ、IPv6端末501のIPアドレスに
1::1が割り当てられ、IPv6端末502のIPア
ドレスに1::2が割り当てられているとする。
【0109】また、IPv4−IPv6変換装置101
のIPv4アドレスプール手段には、192.168.
1.1のみが登録されているものとする。
【0110】以下、IPv6端末501がIPv4端末
201のIPアドレスを調べる手順について、図6を用
いて説明する。
【0111】IPv6端末501は、IPv4端末20
1のドメインネームを知っているとする。
【0112】IPv6端末501は、IPv4端末20
1のIPアドレスを得るために、IPv4端末201の
ドメインネームをIPアドレスの問い合わせメッセージ
に含めて、IPv6ネットワーク経由でIPv4−IP
v6変換装置101へ送信した後、一定時間応答を待
つ。
【0113】IPv4−IPv6変換装置101のIP
送受信手段110は、IPアドレスの問い合わせメッセ
ージを受信処理してDNS代行手段120へ渡す。
【0114】DNS代行手段120は、IPv6端末5
01からのIPアドレスの問い合わせメッセージに含ま
れるドメインネームに対応する端末がIPv6端末であ
れば、IPv4−IPv6変換を行わずにすむので、最
初にIPアドレスの問い合わせメッセージをDNSv6
サーバ400へ転送するようにIP送受信手段110に
指示して渡した後、一定時間応答を待つ。IP送受信手
段110は、IPアドレスの問い合わせメッセージをI
Pv6ネットワーク経由でDNSv6サーバ400へ転
送する。
【0115】IPアドレスの問い合わせメッセージを受
信したDNSv6サーバ400は、IPv4端末201
のドメインネームを検索するが、登録されていない場
合、IPアドレスの問い合わせメッセージに対する応答
を返さない。
【0116】一定時間経過してもDNSv6サーバ40
0からの応答を受けなかったDNS代行手段120は、
IPアドレスの問い合わせメッセージをDNSv4サー
バ300へ転送するようにIP送受信手段に指示して渡
した後、一定時間応答を待つ。
【0117】IP送受信手段110は、IPアドレスの
問い合わせメッセージをIPv4ネットワーク経由でD
NSv4サーバ300へ転送する。
【0118】IPアドレスの問い合わせメッセージを受
信したDNSv4サーバ300は、IPv4端末201
のドメインネームを検索し、登録されているIPv4端
末201のIPv4アドレス(192.168.0.
1)を、IPアドレスの問い合わせメッセージに対する
応答メッセージに含めてIPv4−IPv6変換装置1
01へ返す。
【0119】一定時間内にDNSv4サーバ300から
の応答メッセージを受信したIPv4−IPv6変換装
置101のIP送受信手段110は、受信した応答メッ
セージをDNS代行手段120へ渡す。
【0120】DNS代行手段120は、応答メッセージ
からIPv4端末201のIPv4アドレス(192.
168.0.1)を得て、そのIPv4アドレスに96
ビットの固定長データを付加してIPv6アドレス(以
下、「仮想IPv6アドレス」と呼ぶ。)を作成し、仮
想IPv6アドレスをIPアドレスの問い合わせメッセ
ージに対する応答メッセージに含め、IPv6端末50
1に送信するようにIP送受信手段110に指示して渡
す。
【0121】IP送受信手段110は、応答メッセージ
をIPv6ネットワーク経由でIPv6端末501へ送
信する。
【0122】次に、IPv6端末がIPv4端末に対し
てデータを送信する手順について図7を用いて説明す
る。
【0123】IPv6端末501は、IPv4−IPv
6変換装置101から通知された仮想IPv6アドレス
をIPv6ヘッダの宛先IPアドレスフィールドにセッ
トし、自己のIPv6アドレス(1::1)をIPv6
ヘッダの発信IPアドレスフィールドにセットして作成
したIPv6パケットを、IPv6ネットワークを介し
てIPv4−IPv6変換装置101に送信する。
【0124】IPv4−IPv6変換装置101のIP
送受信手段110は、IPv6パケットを受信処理して
IPヘッダ変換手段130に渡す。
【0125】IPヘッダ変換手段130は、IPv6ヘ
ッダの宛先アドレスフィールドから仮想IPv6アドレ
スを得、仮想IPv6アドレスから96ビットの固定長
データを削除して、IPv4端末201のIPv4アド
レス(192.168.0.1)を得る。また、IPv
6ヘッダの発信アドレスフィールドからIPv6端末5
01のIPv6アドレス(1::1)を得、IPv4端
末201のIPv4アドレスと共に、IPアドレス変換
情報管理手段140に渡す。
【0126】IPアドレス変換情報管理手段140は、
IPv4端末201のIPv4アドレス(192.16
8.0.1)とIPv6端末501のIPv6アドレス
(1::1)をキーにして、IPv6端末−IPv4ア
ドレス変換テーブル142を検索し、該当するエントリ
が登録されていれば、そのエントリの中の仮想IPv4
アドレスをIPヘッダ変換手段130に渡す。一方、該
当するエントリが未登録であれば、IPv4アドレスプ
ール手段141からIPv4端末201が使用していな
いIPv4アドレスを選び、IPv6端末−IPv4ア
ドレス変換テーブル10に登録し、仮想IPv4アドレ
スをIPヘッダ変換手段130に渡す。
【0127】この時、仮想IPv4アドレスとして19
2.168.1.1が返されたとする。
【0128】IPヘッダ変換手段130は、IPv4端
末201のIPv4アドレス(192.168.0.
1)をIPv4ヘッダの宛先フィールドにセットし、同
時に仮想IPv4アドレス(192.168.1.1)
をIPv4ヘッダの発信IPv4アドレスにセットして
IPv4パケットを作成し、IP送受信手段110に渡
す。
【0129】IP送受信手段110は、IPv4パケッ
トをIPv4ネットワークを介して、IPv4端末20
1へ送信する。
【0130】次に、IPv4端末201とIPv6端末
501が通信中に、IPv6端末502がIPv4端末
202と通信する手順を説明する。
【0131】IPv6端末501がIPv4端末201
のIPアドレスを取得した手順で、IPv6端末502
はIPv4端末202のIPアドレスを取得する。IP
v6端末502は、IPv4−IPv6変換装置101
から通知された仮想IPv6アドレスをIPv6ヘッダ
の宛先IPアドレスフィールドにセットし、自己のIP
v6アドレス(1::2)をIPv6ヘッダの発信IP
アドレスフィールドにセットして作成したIPv6パケ
ットを、IPv6ネットワークを介してIPv4−IP
v6変換装置101に送信する。
【0132】IPv4−IPv6変換装置101のIP
送受信手段110は、IPv6パケットを受信処理して
IPヘッダ変換手段130に渡す。
【0133】IPヘッダ変換手段130は、IPv6ヘ
ッダの宛先アドレスフィールドから仮想IPv6アドレ
スを得、仮想IPv6アドレスから96ビットの固定長
データを削除して、IPv4端末202のIPv4アド
レス(192.168.0.2)を得る。また、IPv
6ヘッダの発信アドレスフィールドからIPv6端末5
02のIPv6アドレス(1::2)を得、IPv4端
末202のIPv4アドレスと共に、IPアドレス変換
情報管理手段140に渡す。IPアドレス変換情報管理
手段140は、IPv4端末202のIPv4アドレス
(192.168.0.2)とIPv6端末502のI
Pv6アドレス(1::2)をキーにして、IPv6端
末−IPv4アドレス変換テーブル142を検索する
が、該当するエントリが未登録なので、IPv4アドレ
スプール手段141から、IPv4端末201は使用し
ているが、IPv4端末202が使用していない仮想I
Pv4アドレス(192.168.1.1)を選び、I
Pv6端末−IPv4アドレス変換テーブル142に登
録し、仮想IPv4アドレス(192.168.1.
1)をIPヘッダ変換手段130に渡す。
【0134】IPヘッダ変換手段130は、IPv4端
末202のIPv4アドレス(192.168.0.
2)をIPv4ヘッダの宛先フィールドにセットし、同
時に仮想IPv4アドレス(192.168.1.1)
をIPv4ヘッダの発信IPv4アドレスにセットして
IPv4パケットを作成し、IP送受信手段110に渡
す。
【0135】IP送受信手段110は、IPv4パケッ
トをIPv4ネットワークを介して、IPv4端末20
2へ送信する。
【0136】以上のように、1つの仮想IPアドレスを
異なるIPv6端末に対応させる事ができる (発明の実施の形態5)図8は、IPv4−IPv6変
換装置101のIPアドレス変換情報管理手段140
に、IPv6プール手段143およびIPv4ホスト−
IPv6アドレス変換テーブル144を追加したIPv
4−IPv6変換装置102の構成図である。
【0137】IPv4端末のIPv4アドレスに96ビ
ットの固定長データを付加してIPv6アドレスに変換
する代わりにIPv4アドレスに割り当てるIPv6ア
ドレスをIPv6アドレスプール手段から選び、IPv
4ホストのIPv4アドレスと割り当てたIPv6アド
レスの対応をIPv4ホスト−IPv6アドレス変換テ
ーブル144に記録しておき、IPv4端末に割り当て
たIPv6アドレスからIPv4端末のIPv4アドレ
スを得ることができる。このように、IPv4端末のI
Pv4アドレスからIPv6アドレスへの変換は、実施
の形態2〜4で説明した方法以外の方法でも行うことが
出来る。
【0138】このように、IPv4−IPv6間の通信
においては、IPv4端末個別に仮想IPv4アドレス
をIPv6端末に割り当てることができるため、他のI
Pv4端末によって仮想IPv4アドレスが占有されて
しまう事はない。
【0139】なお、本実施の形態では、IPv4端末の
IPv4アドレスを192.169.0.1などIPv
4形式でIPv6端末−IPv4アドレス変換テーブル
10に格納したが、IPv4アドレスに96ビットの固
定長データを付加してIPv6形式に変換したものを格
納しても構わない。要するにIPv4端末のIPv4ア
ドレスが特定できるような形式でIPv6端末−IPv
4アドレス変換テーブル10に格納しさえすればよい。
【0140】さらに、本実施の形態では、IPv4ネッ
トワークに接続されているIPv4端末が2台であり、
IPv6ネットワークに接続されているIPv6端末が
2台である場合について説明したが、これに限らない。
IPv4ネットワークに任意の台数のIPv4端末を接
続することが出来、またIPv6ネットワークにも任意
の台数のIPV6端末を接続することが出来る。
【0141】さらに、本実施の形態では、IPv4−I
Pv6変換装置101の仮想IPv4アドレスプール手
段141には、192.168.1.1のみが登録され
ているとして説明したが、これに限らない。仮想IPv
4アドレスとして使用できるIPv4アドレスが複数個
仮想IPv4アドレスプール手段141に登録されてい
ても構わない。
【0142】さらに、本発明の通信するIPv6端末と
IPv4端末との組とは、IPv6端末からIPv4端
末にパケットが送信される場合に、またはIPv4端末
からIPv6端末にパケットが送信される場合に、また
はIPv4端末とIPv6端末の間で相互にパケットを
やり取りする場合に、そのIPv4端末とそのIPv6
端末とを組にしたものである。
【0143】さらに、本発明のIPv4−IPv6アド
レス置換方法及びIPv4−IPv6通信方法の全部ま
たは一部のステップの全部または一部の動作をハードウ
ェアによって実現しても構わないし、コンピュータのプ
ログラムによってソフトウェア的に実現しても構わな
い。
【0144】さらに、本発明のIPv4−IPv6変換
装置の全部または一部の手段の全部または一部の機能を
ハードウェアで実現しても構わないし、コンピュータの
プログラムによってソフトウェア的に実現しても構わな
い。
【0145】さらに、本発明のIPv4−IPv6アド
レス置換方法及びIPv4−IPv6通信方法の全部ま
たは一部のステップの全部または一部の動作をコンピュ
ータにより実行させるためのプログラム及び/またはデ
ータを担持した媒体であって、コンピュータにより処理
可能なことを特徴とする媒体も本発明に属する。
【0146】さらに、本発明のIPv4−IPv6変換
装置の全部または一部の手段の全部または一部の機能を
コンピュータにより実行させるためのプログラム及び/
またはデータを担持した媒体であって、コンピュータに
より処理可能なことを特徴とする媒体も本発明に属す
る。
【0147】さらに、本発明のIPv4−IPv6アド
レス置換方法及びIPv4−IPv6通信方法の全部ま
たは一部のステップの全部または一部の動作をコンピュ
ータにより実行させるためのプログラム及び/またはデ
ータであることを特徴とする情報集合体も本発明に属す
る。
【0148】さらに、本発明のIPv4−IPv6変換
装置の全部または一部の手段の全部または一部の機能を
コンピュータにより実行させるためのプログラム及び/
またはデータであることを特徴とする情報集合体も本発
明に属する。
【0149】さらに、本発明のデータとは、データ構
造、データフォーマット、データの種類などを含む。ま
た、本発明の媒体とは、ROM等の記録媒体、インター
ネット等の伝送媒体、光・電波・音波等の伝送媒体を含
む。また、本発明の担持した媒体とは、例えば、プログ
ラム及び/またはデータを記録した記録媒体、やプログ
ラム及び/またはデータを伝送する伝送媒体等を含む。
また、本発明のコンピュータにより処理可能とは、例え
ば、ROMなどの記録媒体の場合であれば、コンピュー
タにより読みとり可能であることであり、伝送媒体の場
合であれば、伝送対象となるプログラム及び/またはデ
ータが伝送の結果として、コンピュータにより取り扱え
ることであることを含む。
【0150】さらに、上記実施の形態のIPv4−IP
v6アドレス置換方法及びIPv4−IPv6通信方法
の全部または一部のステップの全部または一部の動作を
コンピュータにより実行させるためのプログラム及び/
またはデータを記録したプログラム記録媒体は、コンピ
ュータにより読み取り可能であり、読み取られた前記プ
ログラム及び/またはデータが前記コンピュータと協動
して前記機能を実行するプログラム記録媒体であっても
良い。
【0151】さらに、上記実施の形態のIPv4−IP
v6変換装置の全部または一部の手段のの全部または一
部の機能をコンピュータにより実行させるためのプログ
ラム及び/またはデータを記録したプログラム記録媒体
は、コンピュータにより読み取り可能であり、読み取ら
れた前記プログラム及び/またはデータが前記コンピュ
ータと協動して前記機能を実行するプログラム記録媒体
であっても良い。
【0152】さらに、本発明の情報集合体とは、例え
ば、プログラム及び/またはデータ等のソフトウエアを
含むものである。
【0153】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明は、IPv4端末が多数のIPv6端末と同
時に通信を行うことが出来るIPv4−IPv6アドレ
ス置換方法、IPv4−IPv6通信方法、IPv4−
IPv6変換装置、媒体及び情報集合体を提供すること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係わるIPv6端末−
IPv4アドレス変換テーブルの構成図である。
【図2】本発明の実施の形態2に係わるIPv4−IP
v6変換装置の構成図である。
【図3】本発明の実施の形態3、および4に係わる通信
ネットワークシステムの構成図である。
【図4】本発明の実施の形態3に係わるIPv4端末が
IPv6端末のIPアドレスを取得する際のフローチャ
ートである。
【図5】本発明の実施の形態3に係わるIPv4端末が
IPv6端末へパケットを送信する際のフローチャート
である。
【図6】本発明の実施の形態4に係わるIPv6端末が
IPv4端末のIPアドレスを取得する際のフローチャ
ートである。
【図7】本発明の実施の形態4に係わるIPv6端末が
IPv4端末へパケットを送信する際のフローチャート
である。
【図8】本発明の実施の形態5に係わるIPv4−IP
v6変換装置の構成図である。
【図9】従来例における通信ネットワークシステムの構
成図である。
【符号の説明】 10 IPv6端末−IPv4アドレス
変換テーブル 11 レコードの順番 12 IPv4端末のIPv4アドレス 13 IPv6端末のIPv6アドレス 14 IPv6端末に仮想的に割り当て
る仮想IPv4アドレス 101〜103 IPv4−IPv6変換装置 110 IP送受信手段 120 DNS代行手段 130 IPヘッダ変換手段 140 IPアドレス変換情報管理手段 141 仮想IPv4アドレスプール手段 142 IPv6アドレスプール手段 143 IPv4端末−IPv6アドレス
変換テーブル 201〜202 IPv4端末 300 DNSv4サーバ 400 DNSv6サーバ 501〜502 IPv6端末 1000〜1012 通信フロー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 健輔 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA17 HA08 HB11 HC01 HD01 HD05 HD09 JA05 JT03 KA05 LA08 LB02 5K033 AA09 CB09 DA05 DB12 5K034 AA20 DD03 EE11 FF10 FF11 FF13 HH61 LL01 9A001 CC06 CC07 DD10 LL09

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 IPv4アドレスを有するIPv4端末
    とIPv6アドレスを有するIPv6端末が通信する際
    に、IPv6端末のIPv6アドレスをIPv4アドレ
    スに置換するIPv4−IPv6アドレス置換方法にお
    いて、 通信するIPv6端末とIPv4端末との組について、
    前記IPv6端末のIPv6アドレスと前記IPv4端
    末のIPv4アドレスとを少なくとも有する変換テーブ
    ルを利用して、前記IPv6端末のIPv6アドレスを
    前記IPv6端末のIPv4アドレスに置換することを
    特徴とするIPv4−IPv6アドレス置換方法。
  2. 【請求項2】 IPv4アドレスを有するIPv4端末
    とIPv6アドレスを有するIPv6端末が通信する際
    に、IPv6端末のIPv6アドレスをIPv4アドレ
    スに置換するIPv4−IPv6アドレス置換方法にお
    いて、 通信するIPv6端末とIPv4端末との組について、
    前記IPv6端末のIPv6アドレスと前記IPv4端
    末のIPv4アドレスとを少なくとも有する変換テーブ
    ルを利用して、前記IPv6端末のIPv4アドレスを
    前記IPv6端末のIPv6アドレスに置換することを
    特徴とするIPv4−IPv6アドレス置換方法。
  3. 【請求項3】 前記変換テーブルは、前記IPv6端末
    のIPv6アドレスをIPv4アドレスに置換したもの
    である仮想IPv4アドレスを有し、 前記IPv6端末のIPv4アドレスは、前記IPv6
    端末のIPv6アドレスと前記IPv4端末のIPv4
    アドレスを含む前記変換テーブルの前記仮想IPv4ア
    ドレスであることを特徴とする請求項1記載のIPv4
    −IPv6アドレス置換方法。
  4. 【請求項4】 前記変換テーブルは、前記IPv6端末
    のIPv6アドレスをIPv4アドレスに置換したもの
    である仮想IPv4アドレスを有し、 前記IPv6端末のIPv6アドレスは、前記IPv4
    端末のIPv4アドレスと前記仮想IPv4アドレスを
    含む前記変換テーブルの前記IPv6端末のIPv6ア
    ドレスであることを特徴とする請求項2記載のIPv4
    −IPv6アドレス置換方法。
  5. 【請求項5】 前記通信するIPv6端末とIPv4端
    末の組に関する前記変換テーブルが未作成の場合、その
    変換テーブルを作成することを特徴とする請求項1〜4
    のいずれかに記載のIPv4−IPv6アドレス置換方
    法。
  6. 【請求項6】 前記IPv4端末のIPv4アドレスが
    異なっている複数の前記変換テーブルの全部または一部
    は、前記仮想IPv4アドレスとして、同一のIPv4
    アドレスを有することを特徴とする請求項1〜5のいず
    れかに記載のIPv4−IPv6アドレス置換方法。
  7. 【請求項7】 IPv4アドレスを有するIPv4端末
    から構成されるネットワークと、 IPv6アドレスを有するIPv6端末から構成される
    IPv6ネットワークと、 前記IPv4ネットワークと前記IPv6ネットワーク
    を接続するIPv4−IPv6変換装置とを備えた通信
    ネットワークシステムを利用して、 前記IPv4ネットワークのIPv4端末と前記IPv
    6ネットワークのIPv6端末とが通信するIPv4−
    IPv6通信方法であって、 前記IPv4端末が前記IPv6端末のドメインネ−ム
    に対するIPアドレスを前記IPv4−IPv6変換装
    置に問い合せると、 前記IPv4−IPv6変換装置は、IPv6ネットワ
    ークのドメイン情報を管理するDNSv6サ−バ装置か
    ら前記ドメインネ−ムに対するIPv6アドレスを取得
    し、IPアドレス変換情報管理手段に通知し、 前記IPアドレス変換情報管理手段は、前記通知された
    IPv6アドレスに対応させる仮想IPv4アドレスを
    プールする仮想IPv4アドレスプール手段から、前記
    IPv6端末に対応させる仮想IPv4アドレスを動的
    に取得し、前記取得した仮想IPv4アドレスと前記I
    Pv4端末のIPv4アドレスと前記IPv6端末のI
    Pv6アドレスとの組み合わせを保持し、 前記IPv4端末に前記保持した仮想IPv4アドレス
    を通知し、 前記IPv4端末は、自己のIPv4アドレスをIPv
    4発信アドレスとし、且つ前記通知された仮想IPv4
    アドレスをIPv4宛先アドレスとしてIPv4パケッ
    トを作成し、前記IPv4−IPv6変換装置に送出
    し、 前記IPv4−IPv6変換装置は、受信した前記IP
    v4パケットに含まれる前記IPv4端末のIPv4ア
    ドレスと仮想IPv4アドレスの組み合わせを用い、請
    求項1〜6のいずれかに記載のIPv4−IPv6アド
    レス置換方法によって、前記IPv6端末のIPv6ア
    ドレスを得てIPv6宛先アドレスとし、 且つ前記IPv4端末のIPv4アドレスを予め決めら
    れた規則に従ってIPv6アドレスに変換してIPv6
    発信アドレスとするIPヘッダ変換によって、 IPv6パケットを作成し、 前記IPv6ネットワークに送出し、 前記IPv6端末は、受信したIPv6パケットに含ま
    れるIPv6発信アドレスをIPv6宛先アドレスと
    し、且つ自己のIPv6アドレスをIPv6発信アドレ
    スとしてIPv6パケットを作成し、 前記IPv4−IPv6変換装置に送出し、 前記IPv4−IPv6変換装置は、受信したIPv6
    パケットに含まれるIPv6宛先アドレスを予め定めら
    れた規則に従って前記IPv4端末のIPv4アドレス
    に変換してIPv4宛先アドレスとし、 前記IPアドレス変換情報管理手段は、前記IPv6パ
    ケットに含まれるIPv6端末のIPv6アドレスと前
    記IPv4端末のIPv4アドレスの組み合わせを用
    い、請求項1〜6のいずれかに記載のIPv4−IPv
    6アドレス置換方法によって、前記IPv6端末のIP
    v6アドレスに対応する仮想IPv4アドレスを得て、 前記仮想IPv4アドレスをIPv4発信アドレスとす
    るIPヘッダ変換によって、 IPv4パケットを作成し、 前記IPv4ネットワークに送出することを特徴とする
    IPv4−IPv6通信方法。
  8. 【請求項8】 IPv4アドレスを有するIPv4端末
    から構成されるネットワークと、 IPv6アドレスを有するIPv6端末から構成される
    IPv6ネットワークと、 前記IPv4ネットワークと前記IPv6ネットワーク
    を接続するIPv4−IPv6変換装置とを備えた通信
    ネットワークシステムを利用して、 前記IPv4ネットワークのIPv4端末と前記IPv
    6ネットワークのIPv6端末とが通信するIPv4−
    IPv6通信方法であって、 前記IPv6端末が前記IPv4端末のドメインネ−ム
    に対するIPアドレスを前記IPv4−IPv6変換装
    置に問い合せると、 前記IPv4−IPv6変換装置は、前記IPv4ネッ
    トワークのドメイン情報を管理するDNSv4サ−バ装
    置から前記ドメインネ−ムに対するIPv4アドレスを
    取得し、前記IPv4アドレスを予め決められた規則に
    従ってIPv6アドレスに変換し、前記IPv6アドレ
    スを前記IPv6端末に通知し、 前記IPv6端末は、自己のIPv6アドレスをIPv
    6発信アドレスとし、 且つ前記通知されたIPv6アドレスをIPv6宛先ア
    ドレスとしてIPv6パケットを作成し、前記IPv4
    −IPv6変換装置に送出し、 前記IPv4−IPv6変換装置は、前記受信したIP
    v6パケットに含まれる前記IPv6端末のIPv6ア
    ドレスをIPアドレス変換情報管理手段に通知し、 前記IPアドレス変換情報管理手段は、IPv6アドレ
    スに対応させる仮想IPv4アドレスをプールする仮想
    IPv4アドレスプール手段から、前記IPv6端末の
    IPv6アドレスに対応させる仮想IPv4アドレスを
    動的に取得し、 前記仮想IPv4アドレスと、前記IPv6端末のIP
    v6アドレスと、前記受信したIPv6パケットに含ま
    れるIPv6宛先アドレスを予め決められた規則に従っ
    て変換して選られた前記IPv4端末のIPv4アドレ
    スとの組み合わせを保持し、 前記仮想IPv4アドレスをIPv4発信アドレスと
    し、且つ前記IPv4端末のIPv4アドレスをIPv
    4宛先アドレスとするIPヘッダ変換によって、前記I
    Pv6パケットからIPv4パケットを作成し、 IPv4ネットワークに送出し、 前記IPv4端末は、自己のIPv4アドレスをIPv
    4発信アドレスとし、且つ受信したIPv4パケットに
    含まれるIPv4発信アドレスをIPv4宛先アドレス
    としてIPv4パケットを作成し、 前記IPv4−IPv6変換装置に送出し、 IPv4−IPv6変換装置は、受信したIPv4パケ
    ットに含まれるIPv4発信アドレスを予め決められた
    規則に従ってIPv6アドレスに変換してIPv6発信
    アドレスとし、 前記IPアドレス変換情報管理手段は、前記IPv4パ
    ケットに含まれる仮想IPv4アドレスと前記IPv4
    パケットに含まれるIPv4端末のIPv4アドレスの
    組み合わせを用いて、請求項1〜6のいずれかに記載の
    IPv4−IPv6アドレス置換方法によって、仮想I
    Pv4端末に対応するIPv6アドレスを得て、 前記IPv6アドレスをIPv6宛先アドレスとして、
    IPヘッダ変換を行い、IPv6パケットを作成し、 前記作成したIPv6パケットを前記IPv6ネットワ
    ークに送出することを特徴とするIPv4−IPv6通
    信方法。
  9. 【請求項9】 IPv4アドレスを有するIPv4端末
    から構成されるネットワークと、IPv6アドレスを有
    するIPv6端末から構成されるIPv6ネットワーク
    とを接続するIPv4−IPv6変換装置において、 前記IPv6ネットワークのIPv6端末のIPv6ア
    ドレスに対応させる仮想IPv4アドレスを保持する仮
    想IPv4プール手段と、 前記IPv4ネットワークのIPv4端末のIPv4ア
    ドレスと前記IPv6ネットワークのIPv6端末のI
    Pv6アドレスと前記仮想IPv4アドレスの組み合わ
    せを保持し、請求項1〜6のいずれかに記載のIPv4
    −IPv6アドレス置換方法によってIPv4アドレス
    とIPv6アドレスとの置換を行うIPアドレス変換情
    報管理手段と、 前記IPv4ネットワークに対してIPv4パケットを
    送受信すると共に、前記IPv6ネットワークに対して
    IPv6パケットを送受信するIP送受信手段と、 前記受信したIPv4パケットに含まれるIPv4発信
    アドレスを予め決められた規則に従ってIPv6発信ア
    ドレスに変換すると共に、 前記IPv4発信アドレスを前記IPv4ネットワーク
    のIPv4端末のIPv4アドレスとみなし、前記IP
    v4パケットに含まれるIPv4宛先アドレスを仮想I
    Pv4アドレスとみなし、 前記IPアドレス変換情報管理手段から前記IPv6ネ
    ットワークのIPv6端末のIPv6アドレスを検索
    し、 前記得られたIPv6アドレスをIPv6宛先アドレス
    とするIPヘッダ変換によってIPv4パケットからI
    Pv6パケットを作成し、 前記IP送受信手段に渡して送信させるIPヘッダ変換
    手段と、 前記IPv4ネットワークのIPv4端末からIPv6
    ネットワークのIPv6端末のドメインネームに対する
    IPアドレスの問い合わせを受け取り、 前記IPv6ネットワークのDNSv6サーバに問い合
    わせて前記IPv6端末のIPv6アドレスを取得し、 前記IPv6端末のIPv6アドレスと前記IPv4端
    末のIPv4アドレスの組み合わせに対応する仮想IP
    v4アドレスが、前記IPアドレス変換情報管理手段に
    保持されておれば、 前記仮想IPv4アドレスを前記IPv4ネットワーク
    のIPv4端末に通知し、 前記IPv6端末のIPv6アドレスと前記IPv4端
    末のIPv4アドレスの組み合わせに対応する仮想IP
    v4アドレスが、前記IPアドレス変換情報管理手段に
    保持されていなければ、 前記仮想IPv4アドレスプール手段から仮想IPv4
    アドレスを取得し、前記IPv6端末のIPv6アドレ
    スと前記IPv4端末のIPv4アドレスと前記取得し
    た仮想IPv4アドレスの組み合わせを前記IPアドレ
    ス変換情報管理手段に保持させ、 前記仮想IPv4アドレスを前記IPv4ネットワーク
    のIPv4端末に通知するDNS代行手段とを備えたこ
    とを特徴とするIPv4−IPv6変換装置。
  10. 【請求項10】 IPv4アドレスを有するIPv4端
    末から構成されるネットワークと、IPv6アドレスを
    有するIPv6端末から構成されるIPv6ネットワー
    クとを接続するIPv4−IPv6変換装置において、 IPv6ネットワークのIPv6端末のIPv6アドレ
    スに対応させる仮想IPv4アドレスを保持する仮想I
    Pv4プール手段と、 前記IPv4ネットワークのIPv4端末のIPv4ア
    ドレスとIPv6ネットワークのIPv6端末のIPv
    6アドレスと前記仮想IPv4アドレスの組み合わせを
    保持し、請求項1〜6のいずれかに記載のIPv4−I
    Pv6アドレス置換方法によってIPv4アドレスとI
    Pv6アドレスとの置換を行うIPアドレス変換情報管
    理手段と、 前記IPv4ネットワークに対してIPv4パケットを
    送受信すると共に、前記IPv6ネットワークに対して
    IPv6パケットを送受信するIP送受信手段と、 前記受信したIPv6パケットに含まれるIPv6宛先
    アドレスを予め決められた規則に従ってIPv4宛先ア
    ドレスに変換すると共に、 前記IPv6パケットに含まれるIPv6発信アドレス
    をIPv6ネットワークのIPv6端末のIPv6アド
    レスとみなし、前記IPv4宛先アドレスをIPv4ネ
    ットワークのIPv4端末のIPv4アドレスとみな
    し、 前記IPv6端末のIPv6アドレスと前記IPv4端
    末のIPv4アドレスの組み合わせに対応する仮想IP
    v4アドレスが、前記IPアドレス変換情報管理手段に
    保持されておれば、前記仮想IPv4アドレスをIPv
    4発信アドレスとしてIPv6パケットをIPv4パケ
    ットへ変換し、 前記IPv6端末のIPv6アドレスと前記IPv4端
    末のIPv4アドレスの組み合わせに対応する仮想IP
    v4アドレスが、前記IPアドレス変換情報管理手段に
    保持されていなければ、 前記仮想IPv4アドレスプール手段から仮想IPv4
    アドレスを取得し、 前記IPv6端末のIPv6アドレスと前記IPv4端
    末のIPv4アドレスと前記仮想IPv4アドレスの組
    み合わせを前記IPアドレス変換情報管理手段に保持さ
    せ、 前記仮想IPv4アドレスをIPv4発信アドレスとし
    てIPv6パケットをIPv4パケットへ変換し、 前記IP送受信手段に渡して送信させるIPヘッダ変換
    手段と、 前記IPv6ネットワークのIPv6端末から前記IP
    v4ネットワークのIPv4端末のドメインネームに対
    するIPアドレスの問い合わせを受け取り、 前記IPv4ネットワークのDNSv4サーバに問い合
    わせてIPv4アドレスを取得し、 前記IPv4アドレスを予め決められた規則に従ってI
    Pv6アドレスに変換し、前記IPv6アドレスを前記
    IPv6端末に通知するDNS代行手段とを備えたこと
    を特徴とするIPv4−IPv6変換装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜8のいずれかに記載のIP
    v4−IPv6アドレス置換方法及びIPv4−IPv
    6通信方法の全部または一部のステップの全部または一
    部の動作をコンピュータにより実行させるためのプログ
    ラム及び/またはデータを担持した媒体であって、コン
    ピュータにより処理可能なことを特徴とする媒体。
  12. 【請求項12】 請求項9または10に記載のIPv4
    −IPv6変換装置の全部または一部の手段の全部また
    は一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプ
    ログラム及び/またはデータを担持した媒体であって、
    コンピュータにより処理可能なことを特徴とする媒体。
  13. 【請求項13】 請求項1〜8のいずれかに記載のIP
    v4−IPv6アドレス置換方法及びIPv4−IPv
    6通信方法の全部または一部のステップの全部または一
    部の動作をコンピュータにより実行させるためのプログ
    ラム及び/またはデータであることを特徴とする情報集
    合体。
  14. 【請求項14】 請求項9または10のいずれかに記載
    のIPv4−IPv6変換装置の全部または一部の手段
    のの全部または一部の機能をコンピュータにより実行さ
    せるためのプログラム及び/またはデータであることを
    特徴とする情報集合体。
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