JP4019268B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、起泡力、コンディショニング性に優れた洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、化粧品原料として天然物及びその誘導体の使用が一般化され、セルロース、デンプン、グアガムといった天然多糖類のカチオン化物が利用されている。例えば特公昭47−20635号公報(特許文献1参照)にはカチオン化セルロース、特公昭60−42763号公報(特許文献2参照)にはカチオン化ヒドロキシアルキルデンプン、特開平7−17825号公報(特許文献3参照)にはカチオン化ヒドロキシアルキルガラクトマンナンとしてカチオン化グアガムやカチオン化ローカストビーンガムの化粧品やシャンプーへの利用が報告されている。しかし、これら発明を洗浄剤組成物に用いた場合、その仕上がり感は十分に満足のいくものではなかった。例えば、カチオン化セルロースは、すすぎ時の指通りに優れているものの、泡立ちを阻害しやすく、かつ乾燥時にきしみ感や硬い感触を与える。またカチオン化グアガムは、泡立ちへの影響は少ないものの、コンディショニング効果としては不十分である。カチオン化デンプンは保湿性にはすぐれるものの、べたつきを生じるという問題点がある。
【0003】
さらに、特開平1−216913号公報(特許文献4参照)ではカチオン化セルロースやカチオン化デンプンを含む第四級窒素含有水溶性ポリマーとスルホコハク酸系界面活性剤との組合せ、特開平7−48233号公報(特許文献5参照)ではカチオン化セルロースやカチオン化グアガムを含む高分子と糖系界面活性剤との組合せ、特開2000−247847号公報(特許文献6参照)ではカチオン化グアガムと2−ヒドロキシアルキルカルボン酸塩との組合せ、特表2000−510491号公報(特許文献7参照)では、カチオン化セルロースやカチオン化グアガムを含むカチオン性高分子とアミドエーテルカルボン酸塩との組合せ、特開2001−10934号公報(特許文献8参照)ではカチオン化グアガムとエトキシル化カルボン酸型陰イオン界面活性剤との組合せが開示され、シャンプーのコンディショニング技術を高めることが報告されている。しかしながら、これら既知のカチオン化多糖類とアニオン性及び/又は両性界面活性剤とを組み合わせても、その欠点を十分に補うだけの効果は不足していた。
【0004】
【特許文献1】
特公昭47−20635号公報
【特許文献2】
特公昭60−42763号公報
【特許文献3】
特開平7−17825号公報
【特許文献4】
特開平1−216913号公報
【特許文献5】
特開平7−48233号公報
【特許文献6】
特開2000−247847号公報
【特許文献7】
特表2000−510491号公報
【特許文献8】
特開2001−10934号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、かかる事情を鑑みてなされたものであり、起泡力、コンディショニング性に優れた洗浄剤組成物を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、アニオン性界面活性剤及び/又は両性界面活性剤とカチオン化フェヌグリークガムとを配合することにより、起泡力、コンディショニング性に優れた洗浄剤組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明で用いるアニオン性界面活性剤は特に限定されないが、例えば、アルキルエーテル硫酸エステル塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルエーテルスルホコハク酸塩、アルケニルコハク酸糖エステル塩が挙げられる。アルキルエーテル硫酸エステル塩としては、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム(2EO)、ポリオキシエチレンアルキル(11,13,15)エーテル硫酸ナトリウム(1EO)、ポリオキシエチレンアルキル(12〜14)エーテル硫酸トリエタノールアミン(3EO)等が挙げられ、中でもポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(2EO)、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(3EO)が好ましい。
アルキル硫酸塩としてはラウリル硫酸マグネシウム、アルキル(11,13,15)硫酸トリエタノールアミン、アルキル(12〜14)硫酸トリエタノールアミン、オレイル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム等が挙げられ、中でもラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミンが好ましい。
【0008】
アルキルエーテルスルホコハク酸塩としては、炭素数が6〜22の直鎖または分岐鎖のアルキルアルコール、ヒドロキシアルキルアルコール、アルケニルアルコール、糖アルコール等のアルコール類またはそれらのアルキレンオキシド付加物と無水マレイン酸とを反応させた後に、スルホン化を行うことで得られる。これらのアルコール類の例としては、カプリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール等の天然動植物由来の高級アルコールおよびチーグラー法による合成直鎖脂肪族第1級アルコール、2−エチルヘキサノール、2−メチルドデカノール、2−メチルトリデカノール等の通常オキソ合成によって得られる側鎖脂肪族第1級アルコール、n−パラフィンを液相酸化して得られる第2級アルコール、グルコース、マルトース、スクロース等の糖アルコールが挙げられ、特に炭素数が10〜16のアルコールが好ましい。アルキレンオキシドおよびヒドロキシアルキレンオキシドは具体的に、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、イソプロピレンオキシド、ブチレンオキシド、ヒドロキシエチレンオキシドであり、特にエチレンオキシド、プロピレンオキシドが好ましい。アルキレンオキシドまたはヒドロキシアルキレンオキシドの付加モル数は0〜20であり、特に0〜9が好ましい。該界面活性剤の中和塩としては、ナトリウム、カリウムに代表されるアルカリ金属、マグネシウム、カルシウムに代表されるアルカリ土類金属、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノプロパノールアミンに代表される炭素数2または3のヒドロキシアルキル基を有する低級アルカノールアミン、アンモニア、水素原子が挙げられるが、マグネシウム、カルシウム、ナトリウム、トリエタノールアミンが好ましく、特にマグネシウム、カルシウムが最も好ましい。
【0009】
このアルキルエーテルスルホコハク酸塩の好適な例としては、ラウリルスルホコハク酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルスルホコハク酸ナトリウム(3EO)、ポリオキシエチレンラウリルスルホコハク酸マグネシウム(3EO)、炭素数12〜14の第2級アルコールから誘導されるポリオキシエチレンモノアルキルスルホコハク酸ナトリウム(7EO)、炭素数11〜13のオキソアルコールから誘導されるポリオキシエチレンモノアルキルスルホコハク酸トリエタノールアミン(5EO)、オレイルスルホコハク酸カルシウム、ポリオキシエチレンココイルスルホコハク酸ナトリウム(3EO)等が挙げられる。
アルケニルコハク酸糖エステル塩は、糖類にアルケニル基置換の無水コハク酸を反応させて得られる。出発原料となる糖類としては、グルコース、マンノース、アロース、アルトロース、タロース、ガラクトース、イドース、グロース、フルクトース、タガトース、リボース、アラビノース、キシロース、リキソース、ソルボース、リブロース、キシルロース、アルドヘキソース、ケトヘキソース、ブシコース、ラムノース等の単糖類、ショ糖、マルトデキストリン類、シクロデキストリン類、イソマルトデキストリン類、セロオリゴ糖類、ガラクトオリゴ糖類、マンノオリゴ糖類等のオリゴ糖類、酵素変性デキストリン、等の加水分解澱粉、グルコサミン、ガラクトサミン、コンドロサミン、マンノサミン、グロサミン、カノサミン等のアミノ糖、グルクロン酸、グルロン酸、ガラクチュロン酸、マンニュロン酸等の酸性糖、リビット、アラビット、マンニット、ソルビット、グルシッド、ズルシッド、ボレミッド等の糖アルコール、還元澱粉糖化物(還元水飴)、還元麦芽水飴等が挙げられ、中でもデキストリン、ソルビット、ショ糖、グルコースが好適に用いられる。アルケニル基置換の無水コハク酸としては、炭素数は6〜18のアルケニル基置換されたものが好ましい。
【0010】
このアルケニルコハク酸糖エステル塩の好適な例としては、オクテニルコハク酸ソルビットエステルトリエタノールアミン、オクテニルコハク酸デキストリンエステルトリエタノールアミン、オクテニルコハク酸デキストリンエステルナトリウム等が挙げられる。
本発明で用いる両性界面活性剤は特に限定されないが、例えば、グリシン型両性界面活性剤やアミノ酢酸ベタイン型両性界面活性剤が挙げられる。
【0011】
グリシン型両性界面活性剤としては、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルエチレンジアミン二ナトリウム、ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシエトキシエチル−N−カルボキシエチルエチレンジアミン二ナトリウム、ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシメトキシエチル−N−カルボキシメチルエチレンジアミン二ナトリウム、ウンデシル−N−ヒドロキシエチル−N−カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン、ウンデシルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム、塩化アルキルジアミノエチルグリシン、ラウリルジアミノエチルグリシンナトリウム等が挙げられ、中でも2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインが好ましい。
【0012】
アミノ酢酸ベタイン型両性界面活性剤としては、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油アルキルベタイン(ヤシ油アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン)、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルベタインナトリウム、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、パーム油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリン酸アミドプロピル酢酸ベタイン、リシノレイン酸アミドプロピルベタイン、ステアリルジヒドロキシエチルベタイン等が挙げられ、中でもヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインが好ましい。
【0013】
これら界面活性剤は、単独または2種以上を任意に組み合わせて用いることができる。配合量は組成物全量に対して、10〜40重量%配合することができ、特に10〜30重量%が好ましい。配合量が10重量%に満たないと十分な泡立ちやコンディショニング効果を得ることができず、40重量%を超えて配合するとゲル化する可能性がある。
【0014】
本発明で用いるカチオン化フェヌグリークガムの由来であるフェヌグリークとは、地中海地方が原産地であるマメ科のレイリョウコウ属の植物であり、Trigonella foenum-graecum及びその同属植物を示す。この植物は、現在、80種以上の存在が確認されている一年草(一部は多年草)であり、アジアからヨーロッパ、アフリカ、オーストラリアに広く自生しているほか、食用として大規模に栽培されている。一般には、fenugreek、メッチ、ころは、クールーパー、胡廬巴などとも呼ばれる。フェヌグリークの胚乳の主成分は、ガラクトマンナンでガラクトースとマンノースが約1:1の比率で結合している高分子多糖類である。ガラクトマンナンとは、マンノースの直鎖の高分子にガラクトースが側鎖でくっついている高分子多糖類で、水に溶かすと粘度を増加させる性格があり、昔から増粘剤、安定化剤、乳化剤として食品、化粧品やその他の工業原料として広く使われている。
【0015】
本発明で用いるカチオン化フェヌグリークガムは、フェヌグリークガム中のガラクトマンナンに含まれる水酸基の一部が第4級窒素含有基で置換された構造である。具体的には、フェヌグリークガムにグリシジルトリアルキルアンモニウム塩または、3−ハロゲノ−2−ヒドロキシプロピルトリアルキルアンモニウム塩等の第4級窒素含有基を反応させることにより製造することができる。この場合、反応は適当な溶媒、好適には含水アルコール中において、アルカリの存在下で実施される。このような第4級窒素含有基の導入は、従来公知の方法に従って行うことができる。
【0016】
カチオン化フェヌグリークガムのカチオン化度、すなわち1単糖当たりに付加する第4級窒素含有基のモル数(窒素測定法より算出)は、特に限定されないが0.1〜0.5が好ましい。0.1未満では毛髪や皮膚に対する吸着量が不十分となり、十分なコンディショニング効果は認められない。また、0.5を越えると、使用時にベトツキ感が生じ且つ起泡性を悪化させる。
【0017】
カチオン化フェヌグリークガムの配合量は特に限定されるものではないが、組成物全量に対して0.1〜3重量%が好ましく、特に0.3〜1.5重量%が好ましい。配合量が0.1重量%に満たないとすすぎ時の使用感や乾燥後の使用感が悪く、3重量%を超えて配合すると使用時にベトツキ感を生じ、かつ起泡性を悪化させる。
【0018】
さらに、本発明の洗浄剤組成物においては、シリコーンコンディショニング剤を配合するとコンディショニング性を相乗的に向上させることができる。本発明で用いるシリコーンコンディショニング剤としては、次のようなものが挙げられる。
(1)ジメチルポリシロキサン(重合度n=3〜650)
(2)メチルフェニルポリシロキサン(重合度n=1〜500)
(3)ポリエ−テル変性ポリシロキサン。
(4)アミノ変性ポリシロキサン。
(5)エポキシ変性ポリシロキサン。
(6)フッ素変性ポリシロキサン。
(7)アルコ−ル変性ポリシロキサン。
(8)アルキル変性ポリシロキサン。
(9)高分子量ジメチルポリシロキサン
(重合度n=3000〜20000)
【0019】
これらのシリコーンコンディショニング剤は、単独あるいは2種以上を混合して用いることができ、その配合量は特に限定されないが、組成物全量に対し0.1〜5重量%が好ましい。配合量が0.1重量%に満たないと、相乗的なコンディショニング性向上が付与できず、また5重量%を超えると起泡性を損なう。
【0020】
本発明の洗浄剤組成物は、常法により製造することができ、pH4.0〜10.5の洗浄剤として通常の利用に供せられる。本発明の洗浄剤組成物は主に皮膚や毛髪に適用され、洗顔剤、クレンジング剤、ボディシャンプー、石鹸、ヘアシャンプー等として利用される。また、使用部位や使用場面に合わせて、固体、粉体、液体、ジェル、クリーム、エアゾール、フォーム等様々な形態をとることができる。
【0021】
また、本発明の洗浄剤組成物には、効果を損なわない範囲で公知の成分を適宜配合することができる。公知の成分としては、脂肪酸グリセリンエステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ペンタエリトリトール脂肪酸エステル、モノグリセリド誘導体、高級アルコール酸化エチレン付加物、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレンラノリンアルコール、アルキルフェノールホルマリン縮合物の酸化エチレン誘導体、プルロニック型界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルチオエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリンモノ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンプロピレングリコールモノ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、硬化ヒマシ油誘導体、ポリオキシエチレンラノリン誘導体、脂肪族アルキル基を含むブロックポリマー、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキルアミン、アルカノールアミド、アルキルアミンオキシド、アルキルポリグルコシドに代表されるノニオン性界面活性剤、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム、脂肪酸アミドアミン塩、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、ジココイルエチルヒドロキシエチルモニウムメトサルフェートに代表されるカチオン性界面活性剤が挙げられる。
【0022】
さらにアボカド油、アルモンド油、オリーブ油、グレープシード油、月見草油、ツバキ油、サザンカ油、マカデミアナッツ油、メドフォーム油、シアバター、卵黄油、馬脂等の油脂類、ホホバ油、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ラノリン、ミツロウ等のロウ類、オゾケライト、流動パラフィン、スクワレン、ワセリン等の炭化水素類、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール、ラノリンアルコール、フィトステロール、セタノール、オレイルアルコール等の高級アルコール類、ミリスチン酸イソプロピル、オレイン酸エチル、ステアリン酸オクチル、2−エチルヘキサン酸セチル、イソノナン酸イソノニル、パルミチン酸オクチル、ジオレイン酸エチレングリコール、トリイソステアリン酸グリセリル、乳酸セチル、アジピン酸ジイソプロピル、イソステアリン酸コレステリル等のエステル油類等、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコール、エチルアルコール、イソプロパノール等の低級アルコール、キサンタンガム、グアガム、デンプン等の天然高分子及びその誘導体、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース等のセルロール系高分子、カルボキシビニルポリマーやポリビニルピロリドン等の合成高分子等、ジステアリン酸エチレングリコール、ジステアリン酸トリエチレングリコール等のパール化剤、カオリン、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、タルク、マイカ、セルロース末、シルク末、デンプン、ポリエチレン末、ナイロン末、架橋ポリスチレン等の顔料、防腐剤、金属イオン封鎖剤、噴射剤、無機塩、有機酸及びその塩、ピロリドンカルボン酸及びその塩、ヒアルロン酸及びその塩、ソルビトールやマルチトールやトレハロース等の糖類、トリメチルグリシン等の保湿剤、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、イソプロピルメチルフェノール、ピロクトンオラミン、クララエキス、ジンクピリチオン、ヒノキチオール等の殺菌剤、その他、センブリエキス、塩化カプロニウム、セファランチン、サリチル酸、イノシット、ヨウ化ニンニクエキス、レゾルシン、エストラジオール、エチニルエストラジオール、オキセンドロン、パントテン酸及びその誘導体、プラセンタエキス、ビオチン、モノニトログアヤコール、感光素301、ウシヘマチン、グリチルリチン酸ジカリウム、塩酸ピリドキシン、冷感剤、温感剤、動植物抽出物、ビタミン、紫外線吸収剤、アミノ酸及びその誘導体、タンパク質及びその誘導体、酸化防止剤、着色剤、香料等である。
【0023】
【実施例】
つぎに、実施例および比較例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、言うまでもなく本発明はこれらに限定されるものではない。なお、特にことわらない場合、[%]は[重量%]を示す。
実施例1〜18および比較例1〜6
下記のヘアシャンプー基本処方及び表1〜3に示す組成にて、常法によりヘアシャンプーを調製した。調整した各ヘアシャンプーについて、10名の専門パネルにより、使用時における泡立ち、すすぎ時の指通り、乾燥後の髪のまとまり及び柔軟性を、次の基準で評価し、各項目の10名の積算値及び総合評価を表に示した。
【0024】
【0025】
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
【表3】
【0029】
表1〜3の結果が示すように、本発明の各実施例のヘアシャンプーは、各比較例に比べて起泡力、コンディショニング性(すすぎ時の指通り、乾燥後の髪のまとまり及び柔軟性)に優れたものであった。
以下、常法により実施例19〜25を製造した。
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
実施例19〜25で製造した各洗浄剤組成物も、起泡力、コンディショニング性(すすぎ時のすべり感、乾燥後の皮膚・毛髪の柔軟性やしっとり感)に優れたものであった。
【0038】
【発明の効果】
本発明によれば、アニオン性界面活性剤及び/又は両性界面活性剤とカチオン化フェヌグリークガムとを配合することにより、起泡力、コンディショニング性に優れた洗浄剤組成物が提供できる。
Claims (6)
- アニオン性界面活性剤及び両性界面活性剤を組成物全量に対して10〜40重量%、カチオン化フェヌグリークガムを組成物全量に対して0.05〜3.1重量%配合し、前記アニオン性界面活性剤がアルキルエーテル硫酸エステル塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルエーテルスルホコハク酸塩、アルケニルコハク酸糖エステル塩、ラウロイルメチルβアラニンNa及びヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウムから選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする洗浄剤組成物。
- 両性界面活性剤がアミノ酢酸ベタイン型両性界面活性剤、グリシン型両性界面活性剤及びラウリルジメチルアミンオキシドから選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする請求項1項に記載の洗浄剤組成物。
- カチオン化フェヌグリークガムを組成物全量に対して0.1〜3.0重量%配合することを特徴とする請求項1又は2項に記載の洗浄剤組成物。
- カチオン化フェヌグリークガムを組成物全量に対して0.3〜1.5重量%配合することを特徴とする請求項1又は2項に記載の洗浄剤組成物。
- さらに、シリコーンコンディショニング剤を配合することを特徴とする請求項1〜4項のうちいずれか1項記載の洗浄剤組成物。
- シリコーンコンディショニング剤の配合量が組成物全量に対し0.1〜5重量%である請求項5項に記載の洗浄剤組成物。
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