JP4019163B2 - 能動型流体封入式防振装置 - Google Patents
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Description
【技術分野】
本発明は、非圧縮性流体が封入された受圧室の圧力をアクチュエータで能動的に制御することにより、防振すべき振動に対して積極的乃至は相殺的な防振効果を発揮し得る能動型流体封入式防振装置に係り、例えば自動車用のエンジンマウントやボデーマウント或いは制振装置等に好適に採用される能動型流体封入式防振装置に関するものである。
【0002】
【背景技術】
振動伝達系を構成する部材間に介装される防振連結体や防振支持体等としての防振装置の一種として、第一の取付部材と第二の取付部材を本体ゴム弾性体で連結せしめて、該本体ゴム弾性体で壁部の一部が構成されて振動が入力される受圧室を形成すると共に、かかる受圧室の圧力をアクチュエータで能動的に圧力制御するようにした流体封入式の能動型防振装置が知られている。例えば、特許文献1,2,3などに記載の防振装置が、それである。このような能動型防振装置は、例えば、防振連結される部材に対して、防振すべき振動に対応した加振力を及ぼすことにより振動を相殺的に抑制したり、マウントのばね特性を入力振動に応じて積極的に変更して低動ばね化等させることにより、振動に対して積極的な防振効果を得ることができるのであり、例えば自動車用エンジンマウント等への適用が考えられている。
【0003】
【特許文献1】
特開平2−42228号公報
【特許文献2】
特開平11−247919号公報
【特許文献3】
特開2000−283214号公報
【0004】
ところで、このような防振装置では、能動的防振効果を有効に発揮するために、防振すべき振動に対して高精度に対応した周波数や位相で受圧室の圧力変動を制御したり、受圧室に対して大きな圧力変動を効率的に及ぼすこと等が要求される。そこで、前記特許文献1,2,3にも記載されているように、第二の取付部材で仕切板を支持せしめて、該仕切板を挟んで受圧室と反対側に加振板を配設し、かかる加振板を第二の取付部材に対して弾性支持せしめる支持ゴム弾性体で壁部の一部が構成された加振室を形成すると共に、それら受圧室と加振室を相互に連通するオリフィス通路を設けて、アクチュエータで加振板を加振駆動することにより加振室に生ぜしめられた圧力変動をオリフィス通路を通じて受圧室に及ぼすようにした構造が、提案されている。このような構造においては、オリフィス通路を適当にチューニングすることにより、オリフィス通路を流動せしめられる流体の共振作用等に基づいて、加振室に惹起される圧力変動を効率的に受圧室に及ぼして大きな圧力変動を生ぜしめたり、加振室に惹起される圧力変動の高周波成分の受圧室への伝達を抑えて防振すべき振動に対して高精度に対応した圧力変動を受圧室に生ぜしめたりすることが可能となるのである。
【0005】
ところが、かくの如き構造の能動型流体封入式防振装置においては、仕切板を挟んで受圧室と加振室が主たる振動入力方向で直列的に形成位置せしめられることから、主たる振動入力方向における防振装置の外形寸法が大きくなってしまう傾向があり、それ故、例えば自動車用エンジンマウント等のように、装着のための配設スペースが制限される場合には、外形寸法の大きさが重大な問題となることがある。
【0006】
なお、外形寸法を小さく抑えるために、主たる振動入力方向において、受圧室や加振室の内寸法を小さくしたり、仕切板や加振板の板厚寸法を小さくすることが考えられるが、受圧室を小さくすると振動入力方向での本体ゴム弾性体の弾性変形量ひいては第一の取付部材と第二の取付部材の相対的変位量が制限されてしまって、振動入力時に部材の干渉が発生し易いという問題があり、加振室を小さくすると加振板の加振ストロークが制限されてしまって充分な圧力制御効果を得難くなるという問題がある。また、加振板の板厚寸法を小さくすると、加振板に対する支持ゴム弾性体の被着面積を充分に確保し難くなって支持ゴム弾性体の加振板からの剥離や亀裂発生等が問題となり易いという問題がある。
【0007】
【解決課題】
ここにおいて、本発明は上述の如き事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、第一の取付部材と第二の取付部材の相対的変位量や加振板の加振ストローク量、更に加振板に対する支持ゴム弾性体の被着面積を、何れも充分に確保しつつ、主たる振動入力方向におけるコンパクト化が図られ得る、新規な構造の能動型流体封入式防振装置を提供することにある。
【0008】
【解決手段】
以下、このような課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。また、本発明の態様乃至は技術的特徴は、以下に記載のものに限定されることなく、明細書全体および図面に記載され、或いはそれらの記載から当業者が把握することの出来る発明思想に基づいて認識されるものであることが理解されるべきである。
【0009】
(本発明の態様1)
本発明の態様1は、第一の取付部材を第二の取付部材における筒状部の一方の開口部側に配設して、該第一の取付部材を該第二の取付部材に対して本体ゴム弾性体で連結することにより該筒状部の一方の開口部を流体密に閉塞する一方、該筒状部の他方の開口部側に加振板を配設して、該加振板を該第二の取付部材に対して支持ゴム弾性体で連結することにより該筒状部の他方の開口部を流体密に閉塞し、それら本体ゴム弾性体と支持ゴム弾性体の対向面間において該筒状部の略軸直角方向に広がる仕切板を配設して該仕切板を該第二の取付部材によって固定的に支持せしめることにより、該仕切板を挟んだ一方の側において該本体ゴム弾性体で壁部の一部が構成された受圧室を形成すると共に、該仕切板を挟んだ他方の側において該支持ゴム弾性体で壁部の一部が構成された加振室を形成して、それら受圧室と加振室に非圧縮性流体を充填すると共に、該受圧室と該加振室を相互に接続するオリフィス通路を形成し、更に該加振板に駆動力を及ぼすアクチュエータを設けて、該アクチュエータで該加振板を加振駆動することによって該加振室に惹起される圧力変動を該オリフィス通路を通じて該受圧室に及ぼすようにした能動型流体封入式防振装置であって、前記加振板の外周縁部において前記仕切板側に突出する環状の外周突部を形成して該加振板の中央部分を該仕切板に向かって開口する中央凹所とすると共に、該外周突部に前記支持ゴム弾性体を加硫接着せしめる一方、該仕切板の中央部分を該加振板の該中央凹所に向かって突出させて、該仕切板の前記第一の取付部材に対向位置せしめられた部位の対向面を該第一の取付部材から離隔する中央凹面として、前記オリフィス通路を該仕切板の中央部分を貫通して形成して、且つ、壁部の一部としての外周部分が前記本体ゴム弾性体を覆うように配設された変形容易な可撓性膜で構成されて、非圧縮性流体が封入された容積可変の平衡室を形成することによって、前記受圧室及び前記加振室に加えて該平衡室を構成すると共に、該平衡室を該受圧室に連通せしめる第二のオリフィス通路を形成し、該第二のオリフィス通路を前記第一のオリフィス通路よりも低周波数域にチューニングしたことを、特徴とする。
【0010】
このような本態様に従う構造とされた能動型流体封入式防振装置においては、加振板の外周突部によって加振板の外周縁部に加硫接着される支持ゴム弾性体の被着面積が有利に確保され得ると共に、加振板の中央部分に形成された中央凹所に向かって仕切板の中央部分が第一の取付部材から離隔する方向に突出せしめられていることにより、第一の取付部材と仕切板の主たる振動入力方向での対向面間距離が大きく確保され得て、大きな振動荷重の入力によって第一の取付部材が第二の取付部材に対して相対変位せしめられた場合の第一の取付部材の仕切板への干渉が回避され、第一の取付部材と第二の取付部材の相対的な変位ストロークが有利に確保され得ることとなる。
【0011】
しかも、加振板においては、支持ゴム弾性体の被着面積を外周突部で確保しつつ中央部分に中央凹所を形成し、第一の取付部材に対向位置する仕切板の中央部分を、加振板の外周突部を避けるようにして、かかる中央凹所を利用して加振板に接近配置せしめたことにより、加振板の加振ストロークと第一の取付部材の変位ストロークの何れも有利に確保しつつ、加振板に外周突部を設けて支持ゴム弾性体の被着面積を軸方向に大きく設定したことに伴うマウント軸方向(主たる振動入力方向)のサイズの大型化を抑えてコンパクトなマウントサイズを実現することが可能となるのである。
【0012】
また、本態様においては、オリフィス通路が加振板に対向して開口位置せしめられることから、加振板の変位に基づいて加振室に惹起される圧力変動がダイレクトにオリフィス通路に及ぼされて、オリフィス通路を通じての流体流動が一層効率的に且つ安定して生ぜしめられることとなり、加振室の加振制御による受圧室の圧力制御の精度の向上が図られ得る。
更にまた、本態様においては、第二のオリフィス通路を流動せしめられる流体の共振作用等の流動作用を利用して、例えば低周波振動に対する受動的な防振効果を得ることが可能となり、一層広い周波数域での防振効果の向上が図られ得る。
なお、本態様においては、特に、本体ゴム弾性体の外側を離隔して覆う可撓性膜を、前記第一の取付部材と前記第二の取付部材の間に跨がって周方向に連続して配設し、本体ゴム弾性体を挟んで前記受圧室と反対側に位置して周方向に広がる環状構造をもって前記平衡室を形成した構成が好適に採用され得る。このような構成を採用することにより、第一の取付部材と第二の取付部材の配設間距離やマウント軸方向サイズの大型化を抑えつつ、平衡室を有利に形成することが可能となる。
【0013】
(本発明の態様2)
本発明の態様2は、本発明の前記態様1に係る能動型流体封入式防振装置において、前記仕切板における前記中央凹面の外周側を、前記受圧室側に環状に突出させて、該仕切板において、前記加振板の外周突部に対向位置せしめられた部位の対向面を該加振板から離隔する環状凹面としたことを、特徴とする。本態様においては、加振板の加振ストロークを有利に確保しつつ、第一の取付部材と仕切板および加振板のマウント軸方向での配設距離をより小さく設定することが可能となる。要するに、第一の取付部材の変位ストロークを仕切板の中央凹面で充分に確保しつつ、且つ加振板の加振ストロークを仕切板の環状凹面で充分に確保しつつ、仕切板と加振板を全体として受圧室側に入り込むようにして位置せしめることが可能となって、マウント全体での軸方向サイズを一層小さく設定することが出来るのである。
【0014】
(本発明の態様3)
本発明の態様3は、本発明の前記態様1又は2に係る能動型流体封入式防振装置において、前記オリフィス通路を、防振すべき振動よりも高周波数域にチューニングすることにより、該オリフィス通路を通じて前記加振室から前記受圧室に伝達される圧力変動における、防振すべき振動の周波数域よりも高周波成分の圧力成分を抑えるフィルタ手段を構成したことを、特徴とする。本態様においては、加振室に惹起される高周波成分の受圧室への伝達をフィルタ手段で抑えることにより、受圧室の圧力変動を防振すべき振動に対してより高精度に対応付けることが可能となって、目的とする能動的防振効果を一層効果的に得ることが出来るのである。しかも、フィルタ手段を実現するオリフィス通路は、短い通路長さで実現可能であることから、単板構造の仕切板を板厚方向に貫通形成した単純な貫通孔によって、かかるオリフィス通路が有利に実現可能であり、それ故、オリフィス通路の形成によって第一の取付部材の変位ストロークや加振板の加振ストロークが制限されるようなこともないのである。
【0017】
【発明の実施形態】
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
【0018】
先ず、図1には、能動形防振用マウントに関する本発明の第一の実施形態としての自動車用エンジンマウント10が示されている。このエンジンマウント10は、第一の取付部材としての第一の取付金具12と第二の取付部材としての第二の取付金具14が本体ゴム弾性体16によって弾性的に連結された構造とされており、第一の取付金具12が図示しない自動車のパワーユニットに取り付けられる一方、第二の取付金具14が図示しない自動車のボデーに取り付けられることにより、パワーユニットをボデーに対して防振支持するようになっている。また、そのような装着状態下、第一の取付金具12と第二の取付金具14の間には、パワーユニットの分担荷重と、防振すべき主たる振動が、何れも、エンジンマウント10の略軸方向(図1中、上下方向)に入力されるようになっている。なお、以下の説明中、上下方向とは、原則として、図1中の上下方向を言うものとする。
【0019】
より詳細には、第一の取付金具12は、本体ゴムインナ金具18とダイヤフラムインナ金具20によって構成されていると共に、第二の取付金具14は、本体ゴムアウタ筒金具22とダイヤフラムアウタ筒金具24によって構成されている。そして、本体ゴム弾性体16に対して本体ゴムインナ金具18と本体ゴムアウタ筒金具22が加硫接着されて第一の一体加硫成形品28とされている一方、ダイヤフラムインナ金具20とダイヤフラムアウタ筒金具24が、可撓性膜としてのダイヤフラム30に対して加硫接着されて第二の一体加硫成形品32とされており、これら第一及び第二の一体加硫成形品28,32が相互に組み合わされている。
【0020】
ここにおいて、第一の一体加硫成形品28を構成する本体ゴムインナ金具18は、逆向きの略円錐台形状を有している。また、本体ゴムインナ金具18の上端面(大径側端面)には、嵌合凹部34が形成されていると共に、該嵌合凹部34の底面に開口するねじ穴38が設けられている。
【0021】
更にまた、本体ゴムアウタ筒金具22は、略大径円筒形状を有する筒壁部40を備えており、この筒壁部40の軸方向下端部には径方向外方に向かって広がるフランジ状部42が一体形成されている一方、筒壁部40の軸方向上端部分は、軸方向上方に行くに従って次第に拡開するテーパ筒状部44とされている。これによって、本体ゴムアウタ筒金具22の外周側には、外周面に開口して周方向に一周弱の長さで延びる周溝45が形成されている。そして、本体ゴムアウタ筒金具22の上方に離隔して、本体ゴムインナ金具18が略同一中心軸上で離隔配置されており、本体ゴムインナ金具18における逆テーパ形状の外周面と本体ゴムアウタ筒金具22におけるテーパ筒状部44が相互に離隔して対向位置せしめられており、これら本体ゴムインナ金具18と本体ゴムアウタ筒金具22の対向面間が、本体ゴム弾性体16によって弾性的に連結されている。
【0022】
かかる本体ゴム弾性体16は、全体として大径の円錐台形状を有しており、その中央部分には、本体ゴムインナ金具18が同軸的に配されて加硫接着されていると共に、その大径側端部外周面に対して本体ゴムアウタ筒金具22のテーパ筒状部44が重ね合わせられて加硫接着されている。これによって、本体ゴム弾性体16が、上述の如き本体ゴムインナ金具18および本体ゴムアウタ筒金具22を備えた第一の一体加硫成形品28として形成されている。
【0023】
また一方、第二の一体加硫成形品32を構成するダイヤフラムインナ金具20は、厚肉の円板形状を有している。また、ダイヤフラムインナ金具20の下面には、嵌合凸部46が形成されていると共に、該嵌合凸部46の形成部位を貫通して挿通孔52が形成されている。更にダイヤフラムインナ金具20には、上方に突出して取付板部58が一体形成されており、取付板部58の中央部分にはボルト挿通孔59が設けられている。
【0024】
また、ダイヤフラムアウタ筒金具24は、薄肉大径の円筒形状を有しており、その軸方向下側の開口部には、径方向外方に向かって広がる円環板形状のフランジ状部66が一体形成されており、更に、フランジ状部66の外周縁部には、軸方向下方に向かって突出する円環状のかしめ片68が一体形成されている。
【0025】
そして、ダイヤフラムアウタ筒金具24の軸方向上方に離隔して、ダイヤフラムインナ金具20が、略同一中心軸上に配設されており、それらダイヤフラムインナ金具20とダイヤフラムアウタ筒金具24が、ダイヤフラム30によって連結されている。
【0026】
ダイヤフラム30は、薄肉のゴム膜によって形成されており、容易に弾性変形が許容されるように大きな弛みを持った湾曲断面形状をもって周方向に延びる略円環形状を有している。そして、ダイヤフラム30の内周縁部が、ダイヤフラムインナ金具20の外周縁部に対して加硫接着されていると共に、ダイヤフラム30の外周縁部が、ダイヤフラムアウタ筒金具24の軸方向上側の開口部に加硫接着されている。これにより、ダイヤフラム30は、ダイヤフラムインナ金具20およびダイヤフラムアウタ筒金具24を備えた第二の一体加硫成形品32として形成されている。
【0027】
而して、かかる第二の一体加硫成形品32が、前述の第一の一体加硫成形品28に対して上方から重ね合わせられて組み付けられており、ダイヤフラムインナ金具20が本体ゴムインナ金具18に固着されていると共に、ダイヤフラムアウタ筒金具24が本体ゴムアウタ筒金具22に固着されており、更にダイヤフラム30が、本体ゴム弾性体16の外方に離隔して、本体ゴム弾性体16の外周面を全体に亘って覆うようにして配設されている。
【0028】
すなわち、ダイヤフラムインナ金具20が本体ゴムインナ金具18の上面に直接に重ね合わされて、ダイヤフラムインナ金具20の嵌合凸部46が本体ゴムインナ金具18の嵌合凹部34に嵌め込まれることによって、ダイヤフラムインナ金具20と本体ゴムインナ金具18が同一中心軸上に位置合わせされている。また、特に本実施形態では、嵌合凸部46と嵌合凹部34の各外周面に切欠状に形成された係合外周面50と係合内周面36の係合作用によって、ダイヤフラムインナ金具20と本体ゴムインナ金具18が周方向でも相互に位置決めされており、ダイヤフラムインナ金具20の挿通孔52と本体ゴムインナ金具18のねじ穴38が位置合わせされている。
【0029】
そして、図1に示されているように、本体ゴムインナ金具18とダイヤフラムインナ金具20を重ね合わせた状態下で、連結ボルト70が、ダイヤフラムインナ金具20の挿通孔52を通じて本体ゴムインナ金具18のねじ穴38に螺着されている。而して、これら本体ゴムインナ金具18とダイヤフラムインナ金具20が連結ボルト70で連結固定されることにより、第一の取付金具12が構成されている。
【0030】
一方、ダイヤフラムアウタ筒金具24は本体ゴムアウタ筒金具22に対して軸方向上方から外挿されている。また、本体ゴムアウタ筒金具22は、その下端部において、フランジ状部42の外周縁部がダイヤフラムアウタ筒金具24のフランジ状部66に対して軸方向に重ね合わされていると共に、その上端部において、テーパ筒状部44の開口端縁部がダイヤフラムアウタ筒金具24の内周面に対して径方向で重ね合わされている。
【0031】
そして、本体ゴムアウタ筒金具22のフランジ状部42の外周縁部に対して、ダイヤフラムアウタ筒金具24のかしめ片68がかしめ固定されることによって、本体ゴムアウタ筒金具22とダイヤフラムアウタ筒金具24が相互に固定されて組み付けられている。なお、これら本体ゴムアウタ筒金具22の上下両端部におけるダイヤフラムアウタ筒金具24との重ね合わせ部位には、それぞれ、本体ゴム弾性体16またはダイヤフラム30と一体成形されたシールゴムが介在されており、流体密にシールされている。これにより、本体ゴムアウタ筒金具22に形成された周溝45がダイヤフラムアウタ筒金具24で流体密に覆蓋されており、以て、本体ゴムアウタ筒金具22の筒壁部40とダイヤフラムアウタ筒金具24の径方向対向面間を周方向に所定長さで乃至は全周に亘って連続して延びる環状通路72が形成されている。
【0032】
さらに、本体ゴムアウタ筒金具22の下側開口部には、仕切板金具74と蓋部材76が組み付けられている。蓋部材76は、支持ゴム弾性体としての略円環板形状の支持ゴム板78に対して、その中央部分に加振板80が加硫接着されていると共に、その外周部分に環状保持金具82が加硫接着されており、それら加振板80と環状保持金具82が支持ゴム板78で弾性的に連結されている。
【0033】
加振板80は、円板形状を有しており、その外周縁部には上方に向かって突出する円環形状の外周突部84が一体形成されており、外周突部84で囲まれた上面中央部分には、上方に向かって開口する中央凹所85が形成されている。また、加振板80の中央部分には、中心軸上を下方に向かって延びる駆動軸86が一体形成されている。なお、加振板80は、外周突部84や駆動軸86を含んで、金属や合成樹脂等の硬質材で一体成形されている。一方、環状保持金具82は、円筒形状を有する筒状部88の上下開口部に対してそれぞれフランジ状に広がる取付板部90と位置決め突部92が一体形成されており、取付板部90の外周縁部には、更に下方に突出する円環状の圧入部94が一体形成されている。
【0034】
そして、環状保持金具82の径方向内方に離隔して略同一中心軸上に加振板80が配設されており、これら環状保持金具82と加振板80の径方向対向面間に広がるようにして支持ゴム板78が配設されている。また、かかる支持ゴム板78は、その内外周縁部が加振板80の外周突部84と環状保持金具82の筒状部88の対向面に対してそれぞれ加硫接着されており、加振板80と環状保持金具82の間が支持ゴム板78で流体密に閉塞されている。
【0035】
一方、仕切板金具74は、薄肉の円板形状を有しており、その外径寸法が、環状保持金具82における取付板部90の径方向中間部分まで至る大きさとされている。また、仕切板金具74の中央部分は、上述の環状保持金具82の内径と略同じ大きさの円形領域が台地状に上方に突出せしめられて台地状突部83が形成されていると共に、この台地状突部83の頂部中央が、上述の加振板の中央凹所85と略同じ大きさの円形領域において上方に凹陥状とされて中央凹陥部95とされている。また、かかる中央凹陥部95が形成された仕切板金具74の中心軸上には、オリフィス通路としてのオリフィス通孔96が板厚方向に貫設されている。
【0036】
そして、仕切板金具74は、ダイヤフラムアウタ筒金具24の下側開口部において、そこに組み付けられた本体ゴムアウタ筒金具22のフランジ状部42に対して外周縁部が重ね合わされて組み付けられている。更に、ダイヤフラムアウタ筒金具24の下側開口部には、仕切板金具74の下方から蓋部材76が組み付けられており、蓋部材76における環状保持金具82の取付板部90が、本体ゴムアウタ筒金具22と仕切板金具74に重ね合わされて、それぞれの外周縁部がダイヤフラムアウタ筒金具24のかしめ片68によってかしめ固定されている。
【0037】
これにより、ダイヤフラムアウタ筒金具24の下側開口部が、蓋部材76で流体密に覆蓋されており、第二の取付金具14で固定的に支持されて軸直角方向に広がって配設された仕切板金具74に対して、その上側には、壁部の一部が本体ゴム弾性体16で構成されて非圧縮性流体が封入された受圧室100が形成されている。即ち、この受圧室100には、第一の取付金具12と第二の取付金具14の間への振動入力時に本体ゴム弾性体16の弾性変形に基づいて振動が入力されて圧力変動が惹起されるようになっている。また一方、仕切板金具74を挟んで受圧室100と反対の下側には、壁部の一部が加振板80で構成されて非圧縮性流体が封入された加振室104が形成されている。この加振室104は、後述する電磁加振器114で加振板80が加振駆動されることにより、圧力変動が積極的に制御されるようになっている。
【0038】
また、このように仕切板金具74を挟んで上下に形成された受圧室100と加振室104は、仕切板金具74の中央に形成されたオリフィス通孔96を通じて相互に連通されており、加振板80の加振で加振室104に生ぜしめられた圧力変動がオリフィス通孔96を通じて受圧室100に及ぼされることにより、受圧室100の圧力を積極的に制御することが出来るようになっている。
【0039】
更にまた、本体ゴム弾性体16とダイヤフラム30が、それぞれの内周縁部と外周縁部において第一の取付金具12と第二の取付金具14に固着されることにより、本体ゴム弾性体16とダイヤフラム30の対向面間には、非圧縮性流体が封入された平衡室106が形成されている。即ち、この平衡室106は、壁部の一部が変形容易なダイヤフラム30で構成されており、該ダイヤフラム30の弾性変形に基づいて容易に容積変化が許容されるようになっているのである。なお、受圧室100や加振室104,平衡室106に封入される非圧縮性流体としては、これら各室100,104,106間で流動せしめられる流体の共振作用に基づいて有効な防振効果を効率的に得ることが出来るように、一般に、0.1Pa.s以下の低粘性流体が好適に採用される。
【0040】
さらに、第二の取付金具14内に形成された環状通路72が、その周方向両端部に形成された連通孔108,110を通じて受圧室100と平衡室106に接続されており、それによって、受圧室100と平衡室106を相互に連通せしめて両室100,106間での流体流動を許容する第二のオリフィス通路としてのオリフィス通路112が所定長さで形成されている。なお、オリフィス通路112は、振動入力時に受圧室100と平衡室106の間に惹起される圧力差に基づいて内部を流動せしめられる流体の共振作用に基づく防振効果が、例えばアイドリング振動等の特定の周波数域で有効に発揮されるように、その通路断面積や通路長さが適当に設定されてチューニングされている。
【0041】
また一方、蓋部材76を挟んで受圧室100と反対側には、アクチュエータとしての電磁加振器114が配設されている。この電磁加振器114は、従来から公知のものであって例えば特開平9−89040号公報や特開2001−1765号公報,特開2002−106633号公報等に開示のものが何れも採用可能であることからここでは詳述しないが、略カップ形状のハウジング116にコイル(図示せず)やヨーク部材が組み込まれていると共に、中心軸上で軸方向上方に突出する出力軸118が、軸方向で所定量だけ変位可能に組み付けられており、コイルに対して通電することにより、出力軸118に軸方向の加振駆動力が及ぼされるようになっている。
【0042】
そして、電磁加振器114は、ハウジング116の開口部に形成されたフランジ部120が、蓋部材76における環状保持金具82の取付板部90に重ね合わされて、環状保持金具82等と共に、かしめ片68で第二の取付金具14にかしめ固定されている。また、電磁加振器114の出力軸118が、加振板80の駆動軸86に連結固定されており、出力軸118と一体的に加振板80が変位せしめられるようになっている。
【0043】
さらに、電磁加振器114には、更に筒形ブラケット122が外挿されて組み付けられている。この筒形ブラケット122は、上端開口部にフランジ部124が形成されていると共に、下端開口部に取付板部126が形成されており、フランジ部124が、電磁加振器114のハウジング116のフランジ部120と共に、ダイヤフラムアウタ筒金具24のかしめ片68でかしめ固定されている。また、取付板部126には、複数の取付用孔(図示せず)が形成されている。
【0044】
そして、このような構造とされたエンジンマウント10は、図示されていないが、第一の取付金具12の取付板部58が、ボルト挿通孔59に挿通される固定ボルトでパワーユニットに取り付けられる一方、第二の取付金具14が、筒形ブラケット122を介して固定ボルトで自動車ボデーに取り付けられることにより、パワーユニットとボデーの間に装着されることとなる。そして、かかる装着状態下、第一の取付金具12と第二の取付金具14の間に振動が入力されると、本体ゴム弾性体16の弾性変形に伴って受圧室100と平衡室106の間に惹起される圧力差に基づいてオリフィス通路112を通じて流体流動が生ぜしめられて、かかる流体の共振作用等の流動作用に基づいて受動的な防振効果が発揮される。また、防振すべき振動に応じた周波数や位相で電磁加振器114を駆動制御して電磁加振器114で加振板80を加振駆動せしめることにより、加振室104からオリフィス通孔96を通じて受圧室100に圧力変動を及ぼし、受圧室100の圧力変動を能動制御することにより、入力振動に対して能動的な防振効果を得ることが出来るのである。
【0045】
そこにおいて、本実施形態のエンジンマウント10では、加振板80の外周縁部に形成された外周突部84に支持ゴム板78の内周縁部が加硫接着されていることにより、加振板80の肉厚寸法を小さく抑えつつ、支持ゴム板78の加硫接着面積を確保して支持ゴム板78の加振板80に対する接着強度と耐久性を充分に得ることが出来る。しかも、仕切板金具74には、加振板80の外周突部84が対向位置せしめられる部分に台地状突部83が形成されており、外周突部84を上方に逃げるようにして、仕切板金具74が受圧室100側に突出せしめられていることから、加振板80の仕切板金具74への当接が有利に回避されて、加振板80の加振ストロークが有利に確保され得る。
【0046】
また、加振板80の中央凹所85には、上方から仕切板金具74の中央凹陥部95が入り込むようにして形成されていることにより、仕切板金具74における第一の取付金具12に対する対向面が中央凹面としての凹陥面127とされており、第一の取付金具12と仕切板金具74との主たる振動入力方向(マウント中心軸方向)での対向面間距離が、大きく設定されている。それ故、加振板80に外周突部84を形成して、加振板80を受圧室100側に突出せしめたにも拘わらず、加振板80の中央凹所85内のスペースを巧く利用して第一の取付金具12の変位ストロークが充分に確保され得ることとなり、それによって、例えば大きな振動荷重の入力に際して不必要に第一の取付金具12が仕切板金具74に干渉することが防止されると共に、第一の取付金具12が仕切板金具74に接近してオリフィス通孔96が狭窄乃至は閉塞されることも有利に防止され得る。
【0047】
従って、上述の如き構造とされたエンジンマウント10においては、第一の取付金具12、仕切板金具74および加振板80を、相互に干渉を可及的に回避して仕切板金具74に対する第一の取付金具12と加振板80の各相対変位許容量を充分に確保しつつ、マウント軸方向で充分に近接配置することが出来ると共に、加振板80に対する支持ゴム板78の加硫接着面積も有利に確保することが出来るのであり、それによって、良好な防振性能と耐久性を確保しつつ、マウント軸方向サイズのコンパクト化が有利に実現可能となるのである。
【0048】
また、特に本実施形態のエンジンマウント10では、受圧室100に対してオリフィス通路112を通じて接続された平衡室106が、本体ゴム弾性体16の外側において環状に形成されていることから、マウント中心軸方向でのサイズの大型化を可及的に回避しつつ、平衡室106を形成することが可能であり、マウント軸方向サイズの一層のコンパクト化が図られ得ることとなる。
【0049】
以上、本発明の一実施形態について詳述してきたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、かかる実施形態における具体的な記載によって、何等、限定的に解釈されるものでなく、当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもない。
【0050】
例えば、前記実施形態では、仕切板金具74において、加振板80の外周突部84に対向位置する部分に台地状突部83が形成されており、この台地状突部83の中央部分に中央凹陥部95が形成されていたが、要求されるマウントサイズ等によっては、本発明に関連した参考例として図2に示されているように、台地状突部83を設けることなく、略平坦な円板形状とされた仕切板金具74の中央部分において、加振板80の中央凹所85に入り込むようにして突出する中央凹陥部95だけを形成するようにしても良い。このような態様においても、加振板80の加振ストロークと第一の取付金具12の変位ストロークを共に有利に確保しつつ、仕切板金具74を上下に挟んで配設された第一の取付金具12と加振板80のマウント軸方向での配設間距離を小さくすることが可能となって、前記実施形態と同様な効果が有効に発揮され得るのである。
【0051】
なお、図2に示された本発明に関連した参考例としてのエンジンマウント128では、仕切板金具74の下面において、中央凹陥部95の周囲で加振板80の外周突部84に対向する部分に環状の凹溝130が形成されていることにより、加振板80の仕切板金具74への干渉が軽減されているが、かかる凹溝130は、必ずしも必要でない。また、かかるエンジンマウント128では、仕切板金具74の中央にオリフィス通孔96が形成されておらず、その代わりに、蓋部材76を構成する環状保持金具82に形成された周溝132を仕切板金具74で覆蓋することにより、支持ゴム板78の外周側を周方向に所定長さで延びる形態をもってオリフィス通孔134が形成されている。このような構造のオリフィス通孔134では、充分な通路長さを設定することによって低い周波数域へのチューニングも容易となることから、加振板80の加振に基づいて発揮される能動的な防振効果を低周波数域において有効に利用することが可能となる。なお、図2においては、その理解を容易とするために、第一の実施形態と略同様な構造とされた部材および部位に対して、それぞれ、図中に、第一の実施形態と同一の符号を付しておく。
【0052】
【発明の効果】
上述の説明から明らかなように、本発明に従う構造とされた防振用アクチュエータにおいては、仕切板に対する第一の取付部材と加振板の各相対変位許容量を充分に確保しつつ、それら仕切板と第一の取付部材および加振板をマウント軸方向で充分に近接配置することが出来ることから、マウント防振性能を充分に確保しつつマウント軸方向サイズのコンパクト化が図られ得ると共に、加振板に対する支持ゴム弾性体の加硫接着面積も有利に確保することが出来、良好なマウント耐久性も発揮され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態としてのエンジンマウントを示す縦断面図である。
【図2】 本発明に関連した参考例としてのエンジンマウントを示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 エンジンマウント
12 第一の取付金具
14 第二の取付金具
16 本体ゴム弾性体
30 ダイヤフラム
74 仕切板金具
76 蓋部材
78 支持ゴム板
80 加振板
100 受圧室
104 加振室
106 平衡室
112 オリフィス通路
114 電磁加振器
Claims (3)
- 第一の取付部材を第二の取付部材における筒状部の一方の開口部側に配設して、該第一の取付部材を該第二の取付部材に対して本体ゴム弾性体で連結することにより該筒状部の一方の開口部を流体密に閉塞する一方、該筒状部の他方の開口部側に加振板を配設して、該加振板を該第二の取付部材に対して支持ゴム弾性体で連結することにより該筒状部の他方の開口部を流体密に閉塞し、それら本体ゴム弾性体と支持ゴム弾性体の対向面間において該筒状部の略軸直角方向に広がる仕切板を配設して該仕切板を該第二の取付部材によって固定的に支持せしめることにより、該仕切板を挟んだ一方の側において該本体ゴム弾性体で壁部の一部が構成された受圧室を形成すると共に、該仕切板を挟んだ他方の側において該支持ゴム弾性体で壁部の一部が構成された加振室を形成して、それら受圧室と加振室に非圧縮性流体を充填すると共に、該受圧室と該加振室を相互に接続するオリフィス通路を形成し、更に該加振板に駆動力を及ぼすアクチュエータを設けて、該アクチュエータで該加振板を加振駆動することによって該加振室に惹起される圧力変動を該オリフィス通路を通じて該受圧室に及ぼすようにした能動型流体封入式防振装置であって、
前記加振板の外周縁部において前記仕切板側に突出する環状の外周突部を形成して該加振板の中央部分を該仕切板に向かって開口する中央凹所とすると共に、該外周突部に前記支持ゴム弾性体を加硫接着せしめる一方、該仕切板の中央部分を該加振板の該中央凹所に向かって突出させて、該仕切板の前記第一の取付部材に対向位置せしめられた部位の対向面を該第一の取付部材から離隔する中央凹面として、前記オリフィス通路を該仕切板の中央部分を貫通して形成して、且つ、
壁部の一部としての外周部分が前記本体ゴム弾性体を覆うように配設された変形容易な可撓性膜で構成されて、非圧縮性流体が封入された容積可変の平衡室を形成することによって、前記受圧室及び前記加振室に加えて該平衡室を構成すると共に、該平衡室を該受圧室に連通せしめる第二のオリフィス通路を形成し、該第二のオリフィス通路を前記第一のオリフィス通路よりも低周波数域にチューニングしたことを特徴とする能動型流体封入式防振装置。 - 前記仕切板における前記中央凹面の外周側を、前記受圧室側に環状に突出させて、該仕切板において、前記加振板の外周突部に対向位置せしめられた部位の対向面を該加振板から離隔する環状凹面とした請求項1に記載の能動型流体封入式防振装置。
- 前記オリフィス通路を、防振すべき振動よりも高周波数域にチューニングすることにより、該オリフィス通路を通じて前記加振室から前記受圧室に伝達される圧力変動における、防振すべき振動の周波数域よりも高周波成分の圧力成分を抑えるフィルタ手段を構成した請求項1又は2に記載の能動型流体封入式防振装置。
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