JP4018483B2 - 車両用電力変換装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用電力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
冷却器の放熱部を下向きかつ装置本体の外周面より外部に突出させて取り付ける冷却構成を有する車両用電力変換装置として、従来、図11〜図19に示す構成のものが知られている。
【0003】
図11に示すように、一般的な車両用電力変換装置1は、車体2の下面側に艤装されている。放熱部4は車両用電力変換装置1の下面外部に突出させられている。車両用電力変換装置1の主回路方式としては、図18に示す3レベル、図19に示す2レベルのものがある。なお、図18、図19それぞれは半導体素子6とフィルタコンデンサ14との1相分の一般的な主回路の構成を示している。
【0004】
図12に詳しいように、一般的な車両用電力変換装置1では、半導体素子6と、半導体素子6からの発熱を開放部に放熱するための冷却器3と、各半導体素子6に接続されたスナバ回路8と、半導体素子駆動用ゲートアンプ9とをパワーユニット10としてユニット化し、冷却器3の放熱部4が下向きかつ装置本体の外周面より外部に突出し、開放部7に放熱する様に取付けている。また、フィルタコンデンサ14を冷却器3の受熱部に取付けられた半導体素子6に対しスナバ回路8を挟む位置で装置筐体の上部に取付けている。
【0005】
このように従来の車両用電力変換装置1では、例えば半導体素子6を交換する場合等には、図13に示すとおりパワーユニット10を電力変換装置1より取外し、電力変換装置1の両車側底面部5とレール面上部11との間の隙間より装置車側方向12にパワーユニット10を引き出す必要があるため、パワーユニット上下方向の寸法13を装置の両車側底面部5とレール上面部11との間の寸法以下とする必要があり、パワーユニット10の低床化が必要であった。
【0006】
そのため従来、フィルタコンデンサ14は、本来、半導体素子6がスイッチングする際のサージ電圧を吸収する役割があるためにパワーユニット10内に配置し、フィルタコンデンサ14と半導体素子6との間の配線インダクタンスを小さくしていた。しかしながら、上述したとおりパワーユニットの低床化が必要であるため、図14に示すとおりフィルタコンデンサ14を、冷却器3の受熱部15に取付けられた半導体素子6に対しスナバ回路8を挟む位置でフィルタコンデンサ取付具17を介し装置上部16に取付け、フィルタコンデンサ14を装置側に配置し、かつフィルタコンデンサ14とパワーユニット10との間を近接配置することにより、フィルタコンデンサ14と半導体素子6との間の配線インダクタンスが小さくなるよう構成している。
【0007】
また、パワーユニット10の取付け及び取外し時に、フィルタコンデンサ14と電気的に接続・切り離しができるよう、パワーユニット10には半導体素子6に接続されたパワーユニット端子部18を設けてあり、車側メンテナンスカバー19を開けた時、車側メンテナンス方向20から容易にアクセスできる構成とするため、このパワーユニット端子部18を装置車側方向12に配置している。さらに、フィルタコンデンサ14とパワーユニット10との間の配線インダクタンスを低減するために、フィルタコンデンサ端子部21も装置車側方向12に配置しパワーユニット端子部18との配線長が最短となる様に構成している。
【0008】
しかしながら、図15に示すとおりフィルタコンデンサ端子部21はフィルタコンデンサケース22の1つの端面にしか配置されていないため、フィルタコンデンサ端子部21を装置車側方向12に配置すると、図16、図17に示すとおり装置中央部23にある主回路導体24とフィルタコンデンサ端子部21との間の距離が遠くなり、この間を結ぶ渡り導体25も長くなり、渡り導体25の質量の増加によって車重が増加し、渡り導体25からの発熱に伴い箱内温度が上昇する。
【0009】
また、フィルタコンデンサ14とパワーユニット10との間の配線インダクタンスを低減するためには両者を近接配置する必要があり、渡り導体25をフィルタコンデンサ上部26に引き回しており、またこの渡り導体25の配線インダクタンスを低減させるために渡り導体25同士を重ね合わせていた。さらに、渡り導体25の固定を行うためには装置上部16に導体固定具27を取付けなくてはならなかった。
【0010】
これらの結果として、従来の車両用電力変換装置1では質量が増加しまた大型化する問題点があり、同時に、箱内温度の上昇に伴い装置の信頼性が低下する問題点があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来の冷却器の放熱部を下向きかつ装置本体の外周面より外部に突出させて取り付ける冷却構成の車両用電力変換装置では、装置の配線インダクタンスを低減しようとすると装置の重量増、大型化を招き、さらには装置の信頼性の低下を招いてしまう問題点があった。
【0012】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、フィルタコンデンサの端子部を装置中央側ケース端面と装置車側側ケース端面それぞれに直流端子または交流端子を設けることにより、装置の配線インダクタンスを低減し、装置の小型軽量化が図れ、また装置の信頼性の向上が図れる車両用電力変換装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、半導体素子と、半導体素子からの発熱を開放部に放熱するための冷却器と、各半導体素子に接続されたスナバ回路と、半導体素子駆動用ゲートアンプとを備えたパワーユニットを、前記冷却器の放熱部が下向きかつ装置本体の外周面より外部に突出する様に取付け、フィルタコンデンサを前記冷却器の受熱部に取付けられた半導体素子に対しスナバ回路を挟む位置で装置筐体の上部に取付けた車両用電力変換装置において、前記フィルタコンデンサは各相毎に分割されており、フィルタコンデンサの装置中央側ケース端面に複数個の内位置直流端子を設け、前記内位置直流端子各々と同電位かつフィルタコンデンサ内のコンデンサエレメントと電気的接合した複数個の外位置直流端子をフィルタコンデンサの装置車側側ケース端面に設け、前記内位置直流端子と装置中央部に配置された主回路導体とを接続し、前記外位置直流端子と前記パワーユニットの上部に設けたパワーユニット端子部とを接続したものであり、これにより、配線インダクタンスを低減し、装置の小型軽量化、信頼性の向上が図れる。
【0014】
請求項2の発明は、請求項1の車両用電力変換装置において、前記フィルタコンデンサの装置中央側ケース端面に少なくとも1個の内位置交流端子を設け、前記内位置交流端子と同電位かつフィルタコンデンサ内で電気的接合した少なくとも1個の外位置交流端子をフィルタコンデンサの装置車側側ケース端面に設け、前記内位置交流端子と装置中央部に配置された主回路導体とを接続し、前記外位置交流端子と前記パワーユニット端子部とを接続したものであり、これにより、配線インダクタンスを低減し、装置の小型軽量化と信頼性の向上が図れる。
【0015】
請求項3の発明は、請求項1または2の車両用電力変換装置において、前記フィルタコンデンサの装置車側側ケース端面の前面かつフィルタコンデンサ上部と装置上面との間に位置する個所に、送風方向が装置中央部から装置車側方向となるよう小型ファンを配置したものであり、これにより、装置の信頼性の向上が図れる。
【0016】
請求項4の発明は、請求項3の車両用電力変換装置において、前記フィルタコンデンサの装置車側側ケース端面の前面かつフィルタコンデンサ下部とスナバ回路上面との間に位置する個所に、送風方向が装置車側から装置中央部方向となるよう小型ファンを配置したものであり、これにより、装置の信頼性の向上が図れる。
【0017】
請求項5の発明は、請求項1〜4の車両用電力変換装置において、前記フィルタコンデンサの複数の相分を一体化したものであり、これにより、装置の小型軽量化と共に信頼性の向上が図れる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。
【0019】
(第1の実施の形態)
(構成)本発明の第1の実施の形態の車両用電力変換装置を図1〜図3に示す。なお、図11〜図19に示した従来例と共通する部材には同一の符号を用いて示してある。
【0020】
本実施の形態の車両用電力変換装置では、フィルタコンデンサ14は各相28毎に分割してあり、フィルタコンデンサ14の装置中央側ケース端面29に複数個の内位置直流端子30を設け、各内位置直流端子30と同電位かつフィルタコンデンサ14内のコンデンサエレメント31と電気的接合した複数個の外位置直流端子30´をフィルタコンデンサ14の装置車側側ケース端面32に設け、フィルタコンデンサ14の装置中央側ケース端面29に配置した内位置直流端子30と装置中央部23に配置された主回路導体24とを接続し、フィルタコンデンサ14の装置車側側ケース端面32に配置した外位置直流端子30´とパワーユニット端子部18とを接続してある。その他の構成は、従来例と同様である。
【0021】
(作用)本実施の形態の車両用電力変換装置では、フィルタコンデンサ14の装置中央側ケース端面29に設けた内位置直流端子30に装置中央部23に配置された主回路導体24を接続することで、フィルタコンデンサ14と主回路導体24を接続する渡り導体25が短くなり、配線インダクタンスが低減し、導体の軽量化が図れ、また導体からの発熱量が軽減されるために装置内の温度上昇を抑制することができる。またフィルタコンデンサ上部26に配置される渡り導体25´は交流送電用のみとなるため、フィルタコンデンサ上部26のスペースが空き、導体固定具27も簡素化するため、装置上下方向の寸法34を小さくすることができる。
【0022】
(効果)従来の車両用電力変換装置と比較し、本実施の形態の車両用電力変換装置によれば、フィルタコンデンサと直流導体を接続する直流渡り導体の配線長が短くなるため配線インダクタンスが低減し、導体質量の軽量化が図れ、導体固定具が簡素化できる。また、直流渡り導体が短くなり、導体からの発熱量が軽減されることにより、装置内温度上昇が軽減され、導体質量の軽量化、導体固定具の簡素化と相まって配線インダクタンスの低減、装置の小型軽量化、装置の信頼性の向上が図れる。
【0023】
なお、本実施の形態では、主回路構成を3レベル方式としているが、2レベル方式としても構成可能であり、同様な効果を得ることができる。
【0024】
(第2の実施の形態)
(構成)本発明の第2の実施の形態の車両用電力変換装置を図4〜図6に示す。図において、従来例や第1の実施の形態と共通する部材に同一の符号を付して示してある。
【0025】
本実施の形態の車両用電力変換装置は、第1の実施の形態に対して、フィルタコンデンサ14の装置中央側ケース端面29に少なくとも1個の内位置交流端子33を設け、各内位置交流端子33と同電位かつフィルタコンデンサ14内で電気的接合した少なくとも1個の外位置交流端子33´をフィルタコンデンサ14の装置車側側ケース端面32に設け、フィルタコンデンサ14の装置中央側ケース端面29に配置した内位置交流端子33と装置中央部23に配置された主回路導体24とを接続し、フィルタコンデンサ14の装置車側側ケース端面32に配置した外位置交流端子33´とパワーユニット端子部18とを接続したことを特徴としている。
【0026】
本実施の形態の作用及び効果は、第1の実施の形態と同様であり、さらにフィルタコンデンサ14の装置中央側ケース端面29に設けた内位置交流端子33に装置中央部23に配置された主回路導体24を接続し、フィルタコンデンサ14の装置車側側ケース端面32に配置した外位置交流端子33´とパワーユニット端子部18を接続することで、フィルタコンデンサ上部26に配置される渡り導体25´がフィルタコンデンサ14内に収納されることになり、フィルタコンデンサ上部26のスペースが空き、導体固定具27も必要無くなり、装置上下方向の寸法34を縮めることができる。この結果として、装置のいっそうの小型軽量化が図れ、また装置の信頼性の向上が図れる。
【0027】
(第3の実施の形態)
(構成)本発明の第3の実施の形態の車両用電力変換装置を図7に示す。図において、従来例や第1の実施の形態と共通する部材に同一の符号を付して示してある。
【0028】
本実施の形態の車両用電力変換装置では、第1、2の実施の形態に対して、フィルタコンデンサ14の装置車側側ケース端面32の装置車側方向12の前面でかつフィルタコンデンサ上部26と装置上部16との間に位置する個所に、送風方向35が装置中央部23から装置車側方向12となる様に小型ファン36を配置している。
【0029】
本実施の形態の作用及び効果は、第1、第2の実施の形態と同様であり、さらにフィルタコンデンサ14の装置中央側ケース端面29に設けたフィルタコンデンサ端子部21に装置中央部23の主回路導体24を接続するため、フィルタコンデンサ上部26のスペースが空き、フィルタコンデンサ上部26の送風における圧力損失が小さくなり、小型ファン36のような静圧が小さいファンでもフィルタコンデンサ上部26の空気37を装置車側方向12に送風することが可能となる。そこで、ここに上述した小型ファン36を設置することにより、フィルタコンデンサ上部26で温まった空気37を装置車側側38及び装置上部16から開放部7に放熱39し、箱内温度を効果的に低減することができる。
【0030】
(第4の実施の形態)
(構成)
本発明の第4の実施の形態の車両用電力変換装置を図8に示す。図において、従来例や第1〜第3の実施の形態と共通する部材に同一の符号を付して示してある。
【0031】
本実施の形態の車両用電力変換装置は、第3の実施の形態に対して、フィルタコンデンサ14の装置車側側ケース端面32の装置車側方向12の前面で、かつフィルタコンデンサ下部40とスナバ回路上面41との間に位置する個所に、送風方向35´が装置車側側38から装置中央部23となるよう小型ファン36´を配置したことを特徴とする。
【0032】
本実施の形態の作用及び効果は、第3の実施の形態と同様であり、さらにフィルタコンデンサ上部26で温まった空気37を装置車側側38及び装置上部16から開放部7に放熱39し、温度が下がった空気37´をゲートアンプ9、スナバ回路8、フィルタコンデンサ下部40に送風し、フィルタコンデンサ14の上下を空気37が循環するため、より効果的に箱内温度を低減することができる。
【0033】
(第5の実施の形態)
(構成)本発明の第5の実施の形態の車両用電力変換装置を図9、図10に示す。図において、従来例や第1の実施の形態と共通する部材に同一の符号を付して示してある。
【0034】
本実施の形態の車両用電力変換装置は、第1〜第4の実施の形態において、図3、図6に示したフィルタコンデンサ14それぞれを複数の相28分に一体化構成したことを特徴とする。
【0035】
本実施の形態の作用及び効果は、第1〜第4の実施の形態と同様であり、さらにフィルタコンデンサ14を複数の相28分に一体化することによりフィルタコンデンサケース22とフィルタコンデンサ取付部42の共有化が図れ、ひいてはフィルタコンデンサ14の軽量化が図れ、装置を軽量化することができる。
【0036】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、フィルタコンデンサの端子部を装置中央側ケース端面と装置車側側ケース端面それぞれに直流端子又は交流端子を設けたことにより、主回路導体とフィルタコンデンサ及びパワーユニットとの間の渡り導体が短くなるため配線インダクタンスの低減、装置の小型軽量化が図れ、また導体発熱量の低減に伴い箱内温度の上昇を抑制でき、装置の信頼性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の装置の上面図。
【図2】図1におけるC−C線断面図。
【図3】第1の実施の形態のフィルタコンデンサの上面図及び内部結線図。
【図4】本発明の第2の実施の形態の上面図。
【図5】図4におけるD−D線断面図。
【図6】第2の実施の形態のフィルタコンデンサの上面図及び内部結線図。
【図7】本発明の第3の実施の形態の断面図。
【図8】本発明の第4の実施の形態の断面図。
【図9】本発明の第5の実施の形態の1つのフィルタコンデンサの上面図及び内部結線図。
【図10】第5の実施の形態の別のフィルタコンデンサの上面図及び内部結線図。
【図11】従来例の車両用電力変換装置の車体下面からの装置の斜視図。
【図12】図11におけるA−A線断面図。
【図13】従来例においてパワーユニットの脱着動作を示す説明図。
【図14】従来例においてメンテナンス方向を示す説明図。
【図15】従来例におけるフィルタコンデンサの上面図及び内部結線図。
【図16】図11におけるA−A線断面拡大図。
【図17】図12におけるB−B線から見た上面図。
【図18】従来例の1相分の主回路の構成(3レベル方式)の回路図。
【図19】従来例の1相分の主回路の構成(2レベル方式)の回路図。
【符号の説明】
1…電力変換装置
2…車体
3…冷却器
4…放熱部
5…両車側底面部
6…半導体素子
7…開放部
8…スナバ回路
9…ゲートアンプ
10…パワーユニット
11…レール面上部
12…装置車側方向
13…パワーユニット上下方向の寸法
14…フィルタコンデンサ
15…受熱部
16…装置上部
17…フィルタコンデンサ取付具
18…パワーユニット端子部
19…車側メンテナンスカバー
20…車側メンテナンス方向
21…フィルタコンデンサ端子部
22…フィルタコンデンサケース
23…装置中央部
24…主回路導体
25,25´…渡り導体
26…フィルタコンデンサ上部
27…導体固定具
28…相
29…装置中央側ケース端面
30…内位置直流端子
30´…外位置直流端子
31…コンデンサエレメント
32…装置車側側ケース端面
33…内位置交流端子
33´…外位置交流端子
34…装置上下方向の寸法
35,35´…送風方向
36,36´…小型ファン
37、37´…空気
38…装置車側側
39…放熱
40…フィルタコンデンサ下部
41…スナバ回路上面
42…フィルタコンデンサ取付部
Claims (5)
- 半導体素子と、半導体素子からの発熱を開放部に放熱するための冷却器と、各半導体素子に接続されたスナバ回路と、半導体素子駆動用ゲートアンプとを備えたパワーユニットを、前記冷却器の放熱部が下向きかつ装置本体の外周面より外部に突出する様に取付け、フィルタコンデンサを前記冷却器の受熱部に取付けられた半導体素子に対しスナバ回路を挟む位置で装置筐体の上部に取付けた車両用電力変換装置において、
前記フィルタコンデンサは各相毎に分割されており、フィルタコンデンサの装置中央側ケース端面に複数個の内位置直流端子を設け、
前記内位置直流端子各々と同電位かつフィルタコンデンサ内のコンデンサエレメントと電気的接合した複数個の外位置直流端子をフィルタコンデンサの装置車側側ケース端面に設け、
前記内位置直流端子と装置中央部に配置された主回路導体とを接続し、
前記外位置直流端子と前記パワーユニットの上部に設けたパワーユニット端子部とを接続したことを特徴とする車両用電力変換装置。 - 前記フィルタコンデンサの装置中央側ケース端面に少なくとも1個の内位置交流端子を設け、前記内位置交流端子と同電位かつフィルタコンデンサ内で電気的接合した少なくとも1個の外位置交流端子をフィルタコンデンサの装置車側側ケース端面に設け、前記内位置交流端子と装置中央部に配置された主回路導体とを接続し、前記外位置交流端子と前記パワーユニット端子部とを接続したことを特徴とする請求項1に記載の車両用電力変換装置。
- 前記フィルタコンデンサの装置車側側ケース端面の前面かつフィルタコンデンサ上部と装置上面との間に位置する個所に、送風方向が装置中央部から装置車側方向となるよう小型ファンを配置したことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用電力変換装置。
- 前記フィルタコンデンサの装置車側側ケース端面の前面かつフィルタコンデンサ下部とスナバ回路上面との間に位置する個所に、送風方向が装置車側から装置中央部方向となるよう小型ファンを配置したことを特徴とする請求項3に記載の車両用電力変換装置。
- 前記フィルタコンデンサの複数の相分を一体化したことを特徴とする請求項1〜4にいずれかに記載の車両用電力変換装置。
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