JP4017422B2 - 応募者情報収集・管理装置及び応募者情報収集・管理プログラム - Google Patents

応募者情報収集・管理装置及び応募者情報収集・管理プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信ネットワークを介して応募者の情報の収集・管理を行う情報収集・管理装置及び応募者情報収集・管理プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ある募集ポジションに対する人材を決定する場合、何らかの形式で応募者の情報を収集する等して応募者を募る必要がある。良い人材を迅速に得るためには、多数の空間的に離散する情報ソースから幅広く且つ迅速に応募者情報を得ることが望ましい。従来、情報を収集する手段として、郵送、ファックス、電話等の通信手段を利用することが行われている。または、近年においては、インターネット等の通信ネットワークを利用することが行われている。これらの収集された情報を有効に利用するためには、コンピュータに入力して、データベース化して管理する必要がある。通信ネットワークを利用して収集された情報は、元々、電子データの形式で情報が収集されるため、電子データを利用して所定のデータベースを構築することは比較的簡単にできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、郵送、ファックス、電話等の通信手段を介して収集され、郵送による書面、ファクスに出力された書面または電話で聞き取ったメモに記載された情報は電子データとなっていないため、コンピュータに入力する必要がある。そのため、収集される情報量が多いときには、その入力作業が多大なものとなる。また、コンピュータでデータベース化する場合、そのフォーマットを一律に合わせる必要があるので、そのようなフォーマットを全く考慮されていない郵送による書面、ファクスに出力された書面または電話で聞き取ったメモから、データを整理して、前記データベースの所定のフォーマットに合わせる整合作業も大変なものとなる。
【0004】
多大な労力をかけてデータベース化したとしても、そのデータを用いてさらなる加工を施す必要がなければ、上記のような整合作業をしても、あまり意味のないものとなる。特に、採用プロセスには、1次選考、2次選考、・・・と多数の選考段階があり、例えば、初期選考段階で落ちてしまう多数の応募者の情報は、その後に利用する可能性が少ないので、それまでのデータベース化に要した労力は無駄になってしまう。通信ネットワークを介して電子データとして提供される応募者の情報だけを収集し、それ以外の応募者の情報を受け付けないようにすることもできるが、そうすると広範囲に応募者を募ることができなくなる。
【0005】
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、応募者の情報をデータベース化して管理する際に、手間をかけずに情報を蓄積することができる応募者情報収集・管理装置及び応募者情報収集・管理プログラムを提供することをその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、所定のフィールドが設定され、該フィールドに対応する応募者に関する電子データが応募者のレコード毎に蓄積される応募者データベースに対して、その応募者に関する電子データの登録が可能となった応募者情報収集・管理装置において、前記応募者データベースには、応募者に関する電子データ、電子ファイルを格納した格納場所及びファイル名の電子データのフィールドが設定され、通信ネットワークを介して送られてきた電子データを応募者データベースに登録を行うときに、電子ファイル形式でのデータの登録を行うか、電子ファイル形式のデータなしで登録を行うかの登録の選択を要求し、その選択に応じて、ファイル処理部かまたはデータ登録部かのいずれかを起動する登録選択部と、前記登録選択部により起動されて、通信ネットワークを介して送られてきた応募者に関する電子データを受け付けると、識別コードを付し、該識別コードと関連付けて、受け付けた前記フィールドに対応する電子データを応募者データベースのレコードとして登録する前記データ登録部と、前記登録選択部により起動されて、通信ネットワークを介して送られてきた応募者に関する電子ファイル形式でのデータを受け付けると、識別コードを付し、適当な格納場所にその電子ファイルを格納すると共に、該識別コードと関連付けて、該電子ファイルを格納した格納場所及びファイル名の電子データを応募者データベースのレコードとして登録する前記ファイル処理部と、を備え、前記データ登録部またはファイル処理部のいずれかを選択して、前記応募者データベースに電子データの登録を行い、さらに、前記応募者データベースに蓄積されたレコードの中からその電子データが設定された条件を満足するレコードを抽出する応募者検索部と、応募者検索部によって抽出されたレコードのデータを所定の表示装置に表示する応募者表示部と、を備え、前記応募者表示部は、そのレコードに電子ファイルを格納した格納場所及びファイル名が登録されている場合に、その電子ファイルを特定する表示を行い、さらに、その電子ファイルを指定する指定信号を受信すると、当該電子ファイルの格納場所に基づき当該電子ファイルを開いてその内容を表示するものである。
【0007】
応募者情報が通信ネットワークを介して応募者データベースで格納することができる電子データのみで提供される場合には、データ登録部が選択される。データ登録部は、応募者データベースで設定されているフィールドに対応する応募者に関する電子データを受け付けて、その電子データを応募者のレコード毎に応募者データベースに格納する。一方、応募者情報が、データベースで格納することができる電子データで提供されずに、通信ネットワークを介して電子ファイル形式で提供される場合には、ファイル処理部が選択される。ファイル処理部は、その電子ファイルを格納して、その格納場所とファイル名の電子データを応募者データベースのレコードとして登録する。
【0008】
ファイル処理部は、電子ファイル形式でのデータを受け付けると共に、その電子ファイルに対応する電子ファイル形式以外の応募者に関する電子データを受け付けることもできる。そして、電子ファイルを受信すると識別コードを付し、該識別コードと関連付けて、前記応募者に関する電子データを受け付けて、応募者データベースに登録するとよい。
【0010】
さらに、前記応募者データベースに蓄積されたレコードの中からその電子データが設定された条件を満足するレコードを抽出する応募者検索部と、応募者検索部によって抽出されたレコードのデータを所定の表示装置に表示する応募者表示部と、を備えているので、応募者表示部は、そのレコードに電子ファイルを格納した格納場所及びファイル名が登録されている場合に、その電子ファイルを特定する表示を行うことができる。電子ファイルを特定する表示を行うことで、電子ファイル形式となったデータの閲覧が可能となる。例えば、採用担当者が応募者の中から合格者を選定する場合、応募者データベースの応募者情報を閲覧し、そのときに、必要に応じて電子ファイル形式となったデータの内容を閲覧しながら行う作業をすることができる。
【0011】
前記応募者表示部は、さらに、その電子ファイルを指定する指定信号を受信すると、当該電子ファイルの格納場所に基づき当該電子ファイルを開いてその内容を表示するものであるので、電子ファイル形式となったデータの内容を簡単に閲覧することができる。
【0012】
以上のように、すべての応募者についての応募者情報を、すべて同じように応募者データベースに蓄積するのではなく、通信ネットワークを介して電子データとして送られてきたデータは、それを利用し、また、通信ネットワークを介して電子ファイル形式で送られてきたデータは、それを電子ファイル形式のままで格納しておくことで、利用する。こうして、応募者情報を多様な形式で手間をかけずに簡単に蓄積することができるようになる。
【0013】
また、本発明の応募者情報収集・管理プログラムは、所定のフィールドが設定され、該フィールドに対応する応募者に関する電子データが応募者のレコード毎に蓄積される応募者データベースであって、さらに電子ファイルを格納する格納場所及びファイル名の電子データのフィールドが設定された応募者データベースに対して、その応募者に関する電子データの登録が可能となった応募者情報収集・管理装置を、通信ネットワークを介して送られてきた電子データを応募者データベースに登録を行うときに、電子ファイル形式でのデータの登録を行うか、電子ファイル形式のデータなしで登録を行うかの登録の選択を要求し、その選択に応じて、ファイル処理部かまたはデータ登録部かのいずれかを起動する登録選択部と、前記登録選択部により起動されて、通信ネットワークを介して送られてきた応募者に関する電子データを受け付けると、識別コードを付し、該識別コードと関連付けて、受け付けた前記フィールドに対応する電子データを応募者データベースのレコードとして登録する前記データ登録部と、前記登録選択部により起動されて、通信ネットワークを介して送られてきた応募者に関する電子ファイル形式でのデータを受け付けると、識別コードを付し、適当な格納場所にその電子ファイルを格納すると共に、該識別コードと関連付けて、該電子ファイルを格納した格納場所及びファイル名の電子データを応募者データベースのレコードとして登録する前記ファイル処理部と、して機能させ、前記データ登録部またはファイル処理部のいずれかを選択して、前記応募者データベースに電子データの登録を行わせ、さらに、前記応募者データベースに蓄積されたレコードの中からその電子データが設定された条件を満足するレコードを抽出する応募者検索部と、応募者検索部によって抽出されたレコードのデータを所定の表示装置に表示し、そのレコードに電子ファイルを格納した格納場所及びファイル名が登録されている場合に、レコードのデータの表示と共にその電子ファイルを特定する表示を行い、さらに、その電子ファイルを指定する指定信号を受信すると、当該電子ファイルの格納場所に基づき当該電子ファイルを開いてその内容を表示する応募者表示部と、して機能させるものである。
【0014】
また、前記応募者情報収集・管理プログラムは、前記応募者情報収集・管理装置を、前記登録選択部、応募者検索部、応募者表示部、募集情報更新部、募集情報提示部として機能させる応募者情報収集・管理プログラムとすることもできる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。図1は、応募者情報収集・管理装置を構成するコンピュータのブロック図である。
【0016】
応募者情報収集・管理装置10は、ある募集ポジションに対する応募者の情報を収集・管理するものである。このような応募者情報は、色々な方法で収集される。今日、一般的になりつつある方法は、求職者本人がコンピュータを操作してインターネットを介してWWWサーバーにアクセスし、自分自身の情報を登録する方法である。この方法は、求職者本人が入力した電子データがそのまま応募者データベースDBへと格納されるために、情報管理者側で入力の手間などがなく、また、タイプミスもほとんど発生せずに効率的であり利便性が高い。しかしながら、このような方法以外に、求職者本人からの履歴書などの送付による書類形式での情報の提供も依然として存在する。この場合には、情報管理者側での応募者データベースDBへの入力が必要となる。さらには、エージェントが求職者と求人者との間に入っている場合には、エージェントから情報が提供される。多数のエージェントが存在するので、この場合、その情報の形式は、Eメールでの電子データ形式の場合もあれば、Eメールに添付された電子ファイル形式の場合もあり、または、郵送・ファクシミリによる書類形式の場合もあり、多種多様である。いずれの形式で情報が収集された場合であっても、応募者データベースDBで一元的に管理することが重要であり、そのために本発明が有効となる。以下、その応募者は求職者である場合を例をとって説明するが、これに限らず、オーディション等の任意の応募についても本発明を適用することができることは、言うまでもない。
【0017】
応募者情報収集・管理装置10は、データの入出力の制御を行う入出力制御回路102と、CPU、ROM、RAM等を有し、データの転送、演算、一時的なデータの格納、メインプログラムの格納を行う制御回路104と、データの格納を行う記憶装置105とを有している。
【0018】
応募者情報収集・管理装置10の記憶装置105には、応募者データベースDBが備えられている。図2に示したように、応募者情報収集・管理装置10はWWWサーバとして常時インターネットに接続されており、その応募者データベースDB内に格納されたデータは、インターネットまたはイントラネットを介して接続された利用者側コンピュータ30からそのブラウザ機能を用いて閲覧することができるようになっている。この応募者データベースDBは、必ずしも応募者情報収集・管理装置10に設けられていなくてもよく、応募者情報収集・管理装置10からアクセスが可能となった装置に備えられた記憶装置に設けられていてもよい。
【0019】
応募者データベースDBには、図3に示すように、識別コードである応募者ID、氏名、フリガナ、性別、生年月日、郵便番号、住所、電話番号、希望職種(第一希望職種、第二希望職種)、希望勤務地区、Eメールアドレス、前会社名、レジュメ、応募日等の応募者の属性に関するフィールドに対して、各応募者の電子データが各レコード毎に格納される。また、これら以外に現在状況、次回予定状況、書類選考評価m(m=1,2,…)、コメントm、書類選考担当者m、選考日m、書類選考最終結果、n次面接評価(n=1,2,…)、面接最終結果、次回面接予定日時、次回面接予定場所、次回面接予定面談者、備考、筆記試験結果、健康診断結果等の応募後の応募者の採用プロセスにおけるステータスに関するフィールドに対して、各応募者の電子データが各レコード毎に格納される。さらには、後述の添付ファイルのファイル名及び電子ファイルの格納場所を表す電子ファイルに関するデータが格納される。また、エージェントを識別するエージェントに関するデータも格納される。
【0020】
応募者データベースDBへのデータの登録・変更・削除等は、例えば求人者側となる利用者側コンピュータ30からブラウザ機能を用いて行うこともでき、また、応募者データベースDBへのデータの登録は例えばエージェントとなる別の情報提供者側コンピュータ40からブラウザ機能を用いて行うことも可能となっている。さらには、データの登録は、インターネットを介して接続された応募者側コンピュータ50からブラウザ機能を用いて行うことも可能となっている。応募者側コンピュータ50は、プロバイダを経由してインターネット等の通信ネットワークに接続可能となったコンピュータである。
【0021】
また、上記応募者データベースDB以外に採用データ、具体的には募集ポジションの情報を格納する募集ポジションデータベースDB1(採用データベース)が備えられる。応募者情報収集・管理装置10は、この募集ポジションデータベースDB1で蓄積された現在募集中の募集ポジションをホームページの形式で提示することができ、応募者側コンピュータ50は、ブラウザ機能を用いて応募者情報収集・管理装置10にアクセスすることによって、この募集ポジションデータベースDB1に蓄積された情報を閲覧することができる。
【0022】
募集ポジションデータベースDB1には、図28に示すように、募集するべきポジション毎に、ポジションID、ポジション名、所属部署、勤務地、詳細、条件、オープン/クローズフラグ(識別コード)のフィールドが設定され、該当するデータが格納される。尚、この場合、同一のポジションに複数人の募集を行う場合には、募集人数分だけ異なるポジションIDが付与されているものとする。
【0023】
応募者情報収集・管理装置10の記憶装置105には各種プログラムが格納されており、この中の応募者情報収集・管理プログラムに基づき、本発明による情報処理が実行される。この情報処理を実行する応募者情報収集・管理プログラムは、応募者情報収集・管理装置10を、大別して、募集情報提示部110と、応募者情報登録部120と、応募者情報処理部130と、募集情報更新部140として機能させる。
【0024】
募集情報提示部110は、応募者情報収集・管理装置10に送られてきた応募者側コンピュータ50からの情報提示の要求信号に基づいて、対応する情報を要求元のコンピュータに提示するための処理を行うと共に、応募者側コンピュータ50からの応募者情報を応募者データベースDBに登録する処理を行うものである。募集情報提示部110は、さらに、応募者側コンピュータ50からの応募者情報収集・管理装置10に対する情報提示の要求信号に応答する募集情報提示要求信号応答部111と、募集ポジションデータベースDB1に格納された情報の中から提示するべき情報を抽出する提示情報抽出部112と、提示情報抽出部112で抽出された、提示するべき情報を一覧にして応募者側コンピュータ50で閲覧可能な形式に作成して、その画面ページデータを送信する提示作成部114と、その提示するべき情報の詳細情報を応募者側コンピュータ50で閲覧可能な形式に作成して、その詳細画面ページデータを送信する詳細情報提示作成部116と、応募者側コンピュータ50から提供された電子データを受け付けて、それを1レコードとして、設定されたフィールドに対応する電子データを応募者データベースDBに格納するデータ登録部118と、に分けることができる。
【0025】
また、応募者情報登録部120は、応募者情報収集・管理装置10に送られてきた情報提供者側コンピュータ40からの応募者情報を、その形式に応じて該当する処理に従い、応募者データベースDBに登録する処理を行うものである。応募者情報登録部120は、さらに、情報提供者側コンピュータ40からの情報の登録要求信号を受信する登録要求信号応答部121と、情報提供者のアカウントチェックを行う認証部122と、次のファイル処理部124によるデータの登録を行うかまたはデータ登録部126によるデータの登録を行うか、を決めるために、その選択を情報提供者に促すと共に、情報提供者からの選択に基づき、ファイル処理部124またはデータ登録部126のいずれかを起動する登録選択部123と、情報提供者側コンピュータ40から電子ファイル形式でのデータを受け付けて、適当な格納場所にその電子ファイルを格納すると共に、該電子ファイルを格納した格納場所及びファイル名を応募者データベースDBに登録するファイル処理部124と、応募者データベースDBに格納するべき電子データを受け付けて、レコード毎に、設定されたフィールドに対応する電子データを応募者データベースDBに格納するデータ登録部126と、に分けることができる。認証部122は、情報提供者を予め決められた特定の者に制限する場合に必要となるものであるが、情報提供者に制限を設けずに、応募者自身を含むあらゆる情報提供者からの情報を受付可能としている場合には、省略することができる。
【0026】
また、応募者情報処理部130は、応募者データベースDBに蓄積された応募者情報を参照しながら、合格者を決定するための処理を行うものである。応募者情報処理部130は、さらに、利用者側コンピュータ30からの応募者情報の閲覧要求信号を受信する応募者情報閲覧要求信号応答部131と、利用者側コンピュータ30からの条件を受信し、その条件に合致するレコードをデータベースから抽出して、表示する応募者検索部132と、応募者検索部132によって抽出されたレコードのデータを利用者側コンピュータ30に表示すると共に、そのレコードがファイル処理部124によって登録されている場合に、レコードのデータの表示と共にその電子ファイルを特定する表示を行い、その電子ファイルを指定する指定信号を受信すると、当該電子ファイルの格納場所に格納された電子ファイルを開いてその内容を表示する応募者表示部134と、応募者データベースDBに蓄積された応募者情報に対して、そのステータス情報を入力するステータス情報受付部136と、に分けることができる。
【0027】
また、募集情報更新部140は、応募者情報収集・管理装置10に送られてきた利用者側コンピュータ30からの情報更新の要求信号に基づいて、募集ポジションデータベースDB1の更新を行うものである。募集情報更新部140は、さらに情報処理の要求信号に応答する更新応答部142と、データ追加の要求信号に応答する追加応答部144と、募集ポジションデータベースDB1にデータ追加を行う追加処理部146と、データ削除の要求信号に応答する削除応答部148と、募集ポジションデータベースDB1からデータの削除を行う削除処理部150と、データ変更の要求信号に応答する変更応答部152と、募集ポジションデータベースDB1のデータの変更を行う変更処理部154とに分けることができる。
【0028】
上記機能以外に、利用者側コンピュータ30から応募者データベースDB内のデータの登録は、情報提供者側コンピュータ40からのデータの登録と同様に行うことができ、その際に、登録要求信号応答部121、認証部122、登録選択部123、ファイル処理部124、データ登録部126と同様の機能を用いることができる。また、データの変更・削除についても、公知の機能により行うことができる。前記情報収集・管理プログラムは、コンパクトディスク41やフレキシブルディスク51のような記録媒体に格納されたものであってもよく、記録媒体を応募者情報収集・管理装置10のドライブ42、52で読み取って、処理を実行するものであってもよい。
【0029】
利用者側コンピュータ30、情報提供者側コンピュータ40または応募者側コンピュータ50は、汎用のコンピュータで構成することができ、データの入出力の制御を行う入出力制御回路と、CPU、ROM、RAM等を有し、データの転送、演算、一時的なデータの格納、メインプログラムの格納を行う制御回路と、データの格納を行う記憶装置と、キーボード、マウス、テンキー等のデータ入力手段と、LCD、CRT等の表示手段とを備えている。
【0030】
(募集ポジションの情報更新処理)
まず、簡単に募集ポジションの情報更新処理について、図21のフローチャート及び図22〜図27の画面例に基づいて説明する。一般的に求人会社における募集ポジションには、応募者に提示するべき内容として、ポジション名、所属部署、勤務地、条件、その他があり、その組合せは多種多様であり、すべてのパターンを予め登録しておくことは困難な場合が多い。また、現在募集をしているポジション(以下、オープンとなったポジションとも言う)と、現在募集をしていないポジション(以下、クローズとなったポジションとも言う)とがあり、そのポジションの状況(オープンかクローズか)が頻繁に変化する。求人中であったポジションに応募があり、そのポジションが埋まると、そのポジションは即座に非掲載としなければならないが、そのポジションに欠員が出て再び掲載が必要となる場合もある。よって、その情報の更新作業をいかに迅速に遅延なく行うことが重要である。以下、そのための処理を説明する。
【0031】
利用者側コンピュータ30から、情報更新の要求信号が送信され、具体的には、更新画面用のURLが指定されることによって、その更新処理の初期画面の画面ページデータ送信要求がなされると(ステップS300)、募集情報更新部140の更新応答部142がこれに応答して対応する画面ページデータを返送し、利用者側コンピュータ30に初期画面が表示される(ステップS302)。尚、この処理において、更新作業を行うことができる者を限定するために、認証処理を合わせて行うことができる。
【0032】
図22は更新処理の初期画面例である。図22の更新初期画面で、まず、更新処理の選択と、更新対象となるレコードの特定を求める。更新処理には、新しい募集ポジションを登録する「追加」処理と、既に登録済みの募集ポジションの内容を変更する「変更」処理と、登録済みの募集ポジションの削除をおこなう「削除」処理があり、これらの選択が促される。また、更新対象となるレコードは、ドロップダウンで選択可能となっており、更新応答部142は、画面ページデータを返送する際に、募集ポジションデータベースDB1に登録されているすべてのレコードの中のポジションIDか、またはポジション名、及びポジションIDとポジション名の両方を抽出して、ドロップダウン形式のオプションとしてファイルに埋め込んで、送信する。作業者は、このオプションの中から処理を行うレコードを選択する。更新対象となるレコードの特定は、「変更」処理と「削除」処理を行うときのみに必要である。
【0033】
次に、図22の画面で「追加」処理が選択されて「メンテナンス」ボタンが選択された場合には(ステップS304でyes)、追加応答部144が起動して対応する画面ページデータを返送する。すると利用者側コンピュータ30に図23に示すように、データの入力を求める画面が表示される(ステップS309)。ここで、利用者側コンピュータ30から、新しいポジションについてデータベースDBに登録するべき項目が入力される。このときに、現在の募集状況に応じてオープンかクローズが必ず選択される。大概の場合には、募集中のポジションの入力を行うのであるから、オープンが選択される。しかしながら、現在は募集中でなくとも、将来にオープンとなる可能性のあるポジションを登録しておくこともあり、そのような場合にはクローズが選択される。
【0034】
そして、利用者側コンピュータ30で項目が入力された後、「実行」ボタンが選択されて応募者情報収集・管理装置10にデータが送信されると(ステップS310でyes)、追加処理部146が起動し、入力された項目が正しいかどうかをチェックし(ステップS311)、正しい場合には、送信された各項目を、募集ポジションデータベースDB1内へと登録し(ステップS312)、図24に示すような登録が完了した旨の画面を表示するための画面ページデータを利用者側コンピュータ30に送信する(ステップS314)。入力が正しくない場合にはエラーメッセージを表示して再入力を促す。
【0035】
次に、図22の画面で「削除」処理が選択されて「メンテナンス」ボタンが選択された場合には(ステップS306でyes)、削除応答部148が起動して、募集データベースDB1から更新対象となるレコードを抽出して、その内容を含む画面ページデータを返信する。すると利用者側コンピュータ30に図25に示すように、削除するレコードとその削除の確認を求める画面が表示される(ステップS315)。作業者が確認後、「実行」ボタンが選択されて応募者情報収集・管理装置10にデータが送信されると(ステップS316でyes)、削除処理部150が起動し、該当するレコードを募集データベースDB1から削除し(ステップS318)、図26に示すような削除が完了した旨の画面を表示するための画面ページデータを利用者側コンピュータ30に送信する(ステップS320)。
【0036】
次に、図22の画面で「変更」処理が選択されて「メンテナンス」ボタンが選択された場合には(ステップS308でyes)、変更応答部152が起動して、募集データベースDB1から更新対象となるレコードを抽出して、その内容を含む画面ページデータを返信する。すると利用者側コンピュータ30に図27に示すように、データの変更を求める画面が表示される(ステップS321)。作業者が変更するべき項目を変更後、「実行」ボタンが選択されて応募者情報収集・管理装置10にデータが送信されると(ステップS322でyes)、変更処理部154が起動し、入力された項目が正しいかどうかをチェックし(ステップS323)、正しい場合には、送信された各項目を、募集ポジションデータベースDB1内へと登録すると共に、確認画面のための画面ページデータを利用者側コンピュータ30に送信する(ステップS326)。入力が正しくない場合にはエラーメッセージを表示して再入力を促す。
【0037】
(応募者情報の登録処理1)
募集ポジションデータベースDB1に登録された項目で、かつオープン/クローズフラグがオープンとなっているものについては、登録された直後に、応募者に提示可能な状態となり、インターネットを介して応募者自身が応募者データベースDBへの登録を行うことが可能となる。応募者自身が応募者データベースDBへの登録を行う処理について図18のフローチャートを参照しながら説明する。
【0038】
応募者が操作する応募者側コンピュータ50から、情報提示の要求信号が送信され、具体的には、提示画面、即ちホームページのURLが指定されることによって、そのホームページの初期画面の表示ページ要求がなされると(ステップS202の判定がyes)、募集情報提示要求信号応答部111が受信して、対応する初期画面ページデータを返送する(ステップS204)。図4はその画面例である。図4の画面で、まず「募集ポジション一覧」の選択がなされると(ステップS206の判定がyes)、その信号が応募者情報収集・管理装置10に送信されて、提示情報抽出部112が起動される。提示情報抽出部112は、募集ポジションデータベースDB1の中から提示するべき情報を抽出するもので、具体的には、募集ポジションデータベースDB1を参照して登録されたレコードに対して、オープン・クローズフラグがオープンとなっている(具体的には、オープン/クローズフラグclosed=0)レコードのみをポジションID順に抽出する(ステップS207)。そして、提示作成部114が起動する。提示作成部114は、抽出した募集ポジションを一覧表示するための画面ページデータを作成するものであり、提示情報抽出部112で抽出したレコードに対して、そのポジションIDとポジション名をテーブルにする処理を行う。また、同時にポジション名にハイパーリンクするファイル名及び変数を付して、ポジションIDとポジション名をテーブルにするための画面ページデータを作成して、応募者側コンピュータ50に送信する(ステップS208)。変数は、ポジションIDに対応している。図5は、応募者側コンピュータ50に表示される画面例である。図5の中のポジション名の表示は、さらにそのポジションの詳細内容をテーブルにした詳細画面ページデータとハイパーリンクされている。応募者は、それを見て詳細情報の閲覧を希望する場合には、さらにポジション名を選択すると(ステップS210の判定がyes)、詳細情報提示作成部116が起動してこれにより応募者側コンピュータ50に詳細画面ページデータが送信されるので、詳細情報を閲覧することができる(ステップS212)。図6は、応募者側コンピュータ50に表示される画面例である。こうして、応募者側コンピュータ50からの情報提示の要求信号が送信されたときに、その都度にオープン/クローズフラグをチェックし、オープンとなったレコードのみを抽出して作表することにより、募集ポジションデータベースDB1に登録した最新募集内容が即座に利用者への提示へと反映されることとなる。
【0039】
次いで、応募者はそのポジションに応募する場合には、画面の「応募」ボタンを選択する。「応募」ボタンが選択されると(ステップS214の判定がyes)、データ登録部118が起動し、応募者側コンピュータ50に応募画面ページデータが送信される(ステップS216)。図7は、応募者側コンピュータ50に表示される画面例である。応募者は、必要事項を入力して、「送信」ボタンを選択する。これにより、データを応募者情報収集・管理装置10が受信すると(ステップS218の判定がyes)、データ登録部118は、応募者IDを採番し、採番された応募者IDと関連付けて、送信されたデータを1レコードとして、前記応募者データベースDBへと格納する(ステップS220)。そして、応募者IDと、登録完了画面ページデータを、応募者側コンピュータ50へと送信する(ステップS222)。こうして、電子データとして送信されたデータは、応募者データベースDBにそのまま登録されて、以降の処理に使用される。
【0040】
(応募者情報の登録処理2)
次に、上記応募者本人以外の情報提供者としてのエージェントの登録について説明する。エージェントは、応募者の属性情報等について、電子データではあるが特定の電子ファイル形式で既に保有している場合が多く、その電子ファイルを利用して応募者の登録を行う処理について図19のフローチャートを参照しながら説明する。勿論、エージェントに限らず、応募者本人が図19のフローチャートの処理によって登録を行うようにすることも可能である。
【0041】
エージェントが操作する情報提供者側コンピュータ40から、情報登録の要求信号が送信され、具体的には、登録画面用のURLが指定されることによって、その登録画面の初期画面の表示ページ要求がなされると(ステップS242の判定がyes)、登録要求信号応答部121が受信して、対応する認証画面ページデータを返送する(ステップS244)。図8は、情報提供者側コンピュータ40に表示される画面例である。この例では、応募者データベースDBへの登録に制限を与えるために、認証を行うこととしており、エージェントIDとパスワードの入力を求めている。これらのデータが入力されて送信されると、認証部122が起動して、入力されたエージェントIDとパスワードとの組合せが正しいものかどうかのアカウントチェックをし(ステップS246)、正しい場合には、登録選択部123が起動して、登録選択画面ページデータを返送する(ステップS248)。図9は、情報提供者側コンピュータ40に表示される画面例である。この画面では、エージェントが保有している電子ファイルを利用して登録するか、それとも、前述の応募者と同様に入力して登録するかどうかの登録方法の選択を求めており、前者の場合には「ファイルを登録」ボタンを、後者の場合には「記入して登録」ボタンを選択するようにエージェントに要求している。
【0042】
図9の画面で「ファイルを登録」ボタンが選択されると(ステップS250の判定がyes)、ファイル処理部124が起動し、図10のファイル指定画面ページデータを返送する(ステップS254)。この画面では、ファイルの格納場所及びファイル名の入力を促す画面となっている。ファイルの格納場所及びファイル名が入力されて「アップロード」のボタンが選択されて電子ファイルが応募者情報収集・管理装置10に送信されると(ステップS256の判定がyes)、ファイル処理部124は、その電子ファイルが決められた所定の電子ファイル形式の電子ファイルかどうかをチェックする(ステップS258)。正しい電子ファイル形式でない場合には、エラーメッセージを表示して、図10の画面に戻る。正しい電子ファイル形式の場合には、識別コードとしての応募者IDの採番を行い、応募者情報収集・管理装置10(またはそれ以外に応募者情報収集・管理装置10に接続された他の装置でもよい)の記憶装置の所定の領域(ファイル格納部S)にその電子ファイルを格納する(ステップS260)。次いで、そのファイル名及び電子ファイルの格納場所、応募者ID並びにエージェントIDのデータと関連付けて、最低限の登録事項の入力を促す登録画面ページデータを返送する(ステップS262)。図11は、情報提供者側コンピュータ40に表示される画面例である。図11の画面には、既にアップロードされた電子ファイルのファイル名が表示されており、このファイル名の表示は、電子ファイルの格納場所にハイパーリンクされている。よって、ここでファイル名を選択すると、電子ファイルの格納場所へとリンクして、その電子ファイルを開いて内容を確認することができるようになっている。また、図11の画面では、送信された電子ファイルの内容以外に最低限の書誌事項についての入力を促すようになっており、図7に比較すると入力が簡素化されている。尚、図11の画面において、「第一希望職種」、「第二希望職種」には、前記募集ポジションデータベースDB1からその時点でオープンとなっている職種のみを抽出して、ドロップダウンの選択肢とする。
【0043】
そして、図11に示す入力項目に対して、データについての入力がなされ「送信」ボタンが選択されると、ファイル名及び電子ファイルを格納した格納場所、応募者ID並びにエージェントIDのデータと関連付けられて入力された書誌事項のデータを応募者情報収集・管理装置10が受信するので(ステップS264の判定がyes)、これらのデータを1レコードとして応募者データベースDBに登録する(ステップS266)。そして、最後に図12に示すような応募者IDを表示するための登録完了画面ページデータを情報提供者側コンピュータ40に送信して(ステップS268)、登録処理が終了する。
【0044】
こうして、応募者データベースDBに蓄積されたデータは、アップロードされた電子ファイル(添付ファイルともいう)がある場合にその添付ファイルの格納先と関連付けられた状態で格納される。添付ファイルは、文書ファイルであっても良いが、例えば、履歴書をスキャナ等で変換したイメージデータを格納するイメージファイルやディジタルカメラで撮影した顔写真のイメージデータを格納するイメージファイルであっても良い。情報提供者は、すべてのデータの入力を行う必要はなく、既に保有している任意の形式の電子ファイルをそのデータ入力の代わりとすることができるために、登録作業が簡単になる。図11の入力項目は一例であり、入力項目をもっと減らすこともでき、または全く入力項目のないようにすることもできる。また、情報管理者側では、文書ファイルである場合、所定部分をコピーして、応募者データベースDBの対応フィールドに貼り付ける作業を行うことも可能であるが、処理の簡素化を行う場合はそのような処理は不要であり、応募者データベースDBのフィールドを完璧に完成させる必要はないのである。
【0045】
図9の画面で「記入して登録」ボタンが選択された場合には(ステップS252の判定がyes)、データ登録部126が起動して、図7と同様の入力画面を表示するための登録画面ページデータを送信する(ステップS270)。そして、このデータの入力がなされて、「送信」ボタンが選択されると(ステップS272の判定がyes)、応募者IDの採番を行い、エージェントIDと関連付けて、1レコードとして応募者データベースDBに登録する(ステップS274)。そして、最後に図12の応募者IDを表示するための登録完了画面ページデータを情報提供者側コンピュータ40に送信して(ステップS276)、登録処理が終了する。
【0046】
(応募者情報に基づく採用処理)
次に、以上のように応募者データベースDBに蓄積されたデータを利用者である求人側で閲覧する処理について図20のフローチャートを参照しながら説明する。採用担当者が操作する利用者側コンピュータ30から、情報閲覧の要求信号が送信され、具体的には、参照画面のURLが指定されることによって、その初期画面の表示ページ要求がなされると(ステップS280の判定がyes)、応募者情報閲覧要求信号応答部131が受信して、対応する初期画面ページデータを返送する(ステップS282)。図13はその画面例である。図13の画面で、まず「登録情報参照」の選択がなされると(ステップS284の判定がyes)、その信号が応募者情報収集・管理装置10に送信されて、応募者検索部132が起動する。応募者検索部132は、検索条件を入力するための検索画面ページデータを返送する(ステップS286)。図14はその画面例であり、応募者データベースDBの中から所望の条件のレコードを抽出するためのものである。これらの条件が入力されて「上の条件で検索」ボタンが選択されて、条件データを応募者情報収集・管理装置10が受信すると(ステップS288の判定がyes)、応募者検索部132は、応募者データベースDBの中から送信された条件に合致したレコードとその所定フィールドのデータを抽出して、それらを一覧にして利用者側コンピュータ30で閲覧可能な形式に作成して、その画面ページデータを送信する(ステップS290)。図15はその画面例である。そして、各個人の詳細データの閲覧を希望する場合には、この画面で応募者IDの表示は、さらにその応募者の詳細内容を表示する詳細画面ページデータとハイパーリンクされている。応募者IDが選択されると(ステップS292の判定がyes)、応募者表示部134が起動して、その応募者IDの応募者データベースDBに格納されたその他のフィールドのデータを抽出して、利用者側コンピュータ30で閲覧可能な形式に作成して、その詳細画面ページデータを送信する(ステップS294)。このとき、添付ファイルが存在しているときには、そのファイル名及び電子ファイルの格納場所のデータも抽出する。図16はその画面例である。図16において、指定された応募者IDに関連付けられた他のデータが表示されると共に、そのときに添付ファイルが存在しているときには、添付ファイル名が表示される。添付ファイル名の表示には、その添付ファイルの格納場所Sがハイパーリンクされている。添付ファイルのマークをクリックすると、リンクされた添付ファイルが開き、その内容を見ることができる(図17参照)。
【0047】
例えば、書類選考担当者は、添付ファイルの内容を見ることによって、その応募者の詳細情報を参照しながら書類選考を行うことができる。書類選考担当者は、応募者検索部132の機能を使って、まだ書類選考を行っていない応募者を検索する。図14の応募者検索の画面において、応募者状況のドロップダウンを開くと、「人事1次選考待ち」、「人事2次選考待ち」、「部門処理選考待ち」、「面接中」、「保留」、「内定」、「不合格」、「辞退」といった選択肢が用意されているので、この中の「選考待ち」を選んで、選考を行っていない応募者の応募者情報を抽出し、図15に示す一覧表示させた後、選考処理を行う応募者IDを選択すると、図16に示す詳細画面を表示する。そして、添付ファイルが存在しているときには、添付ファイルのマークをクリックする。こうして、図16に示された情報だけでは足りないときには、添付ファイルの内容を確認して補足することができる。図17に示す履歴書や顔写真等を見ながら、または、他の任意の補足資料を見ながら、合否を決定する。そして、その図16における「選考履歴」の欄の「決定評価」のドロップダウンを開くと、「合格」、「不合格」、「保留」といった選択肢が用意されているので、この中の該当評価を選ぶ。また、担当者評価、担当者、コメントなどを選んで、書類選考処理を行い、画面の「履歴更新」ボタンを選択すると、入力されたステータス情報が、応募者情報収集・管理装置10へと送られるので、ステータス情報受付部136が起動して、送られてきたステータス情報で応募者データベースDB内の該当する応募者のレコードを更新する。
【0048】
こうして、データベースには格納することができないが、主として閲覧にしか利用されない任意の形式のデータをデータベースに格納されたデータを補足するものとして利用することができ、効率的に作業を行うことができる。
【0049】
以上の説明では、エージェントが電子ファイルを用意していたが、これに限るものではなく、情報提供者であるエージェントや応募者自身がファックスや書面で応募者情報を求人者に提供した場合、情報管理者側でそのファックスや書面をスキャナによりイメージファイルにした後、そのイメージファイルを、図19のステップ250からステップS268の手順により格納すると共に、応募者IDを採番して、そのファイル名及び電子ファイルを格納した格納場所を応募者データベースDBに互いに関連付けて登録することもできる。また、以上の説明において、エージェントを介して応募者情報が提供された場合に、エージェントIDがデータベースDBにその提供した応募者情報と関連付けて、1レコードとして格納されるため、その応募者のステータス情報と照合することにより、エージェントIDの採用実績などの管理を行うことも可能になる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、応募者情報をデータベース化して管理する際に、応募者情報を多様な形式で手間をかけずに簡単に蓄積することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報収集・管理装置の情報収集システムの構成ブロック図である。
【図2】情報収集・管理装置を含むの情報収集システムの構成ブロック図である。
【図3】応募者データベースの構成例である。
【図4】応募者側コンピュータから情報提示の要求信号が送信された場合の応募者側コンピュータに表示される画面例である。
【図5】提示された情報の画面例である。
【図6】図5のポジション名が選択されたときの、詳細情報の画面例である。
【図7】図6で「応募」ボタンが選択されたときの、応募(登録)画面例である。
【図8】情報提供者側コンピュータから情報登録の要求信号が送信された場合の情報提供者側コンピュータに表示される画面例である。
【図9】図8に続く、登録方法の選択を求める画面例である。
【図10】図9の「ファイルを登録」ボタンが選択されたときの、電子ファイルの指定画面例である。
【図11】図10に続く、データの登録画面例である。
【図12】図11に続く、データの登録完了の画面例である。
【図13】利用者側コンピュータから情報閲覧の要求信号が送信された場合の利用者側コンピュータに表示される画面例である。
【図14】図13に続く、検索条件を入力する画面例である。
【図15】図14に続く、検索結果表示の画面例である。
【図16】図15に続く、検索結果表示の画面例である。
【図17】図16のファイル名が選択されたときの画面例である。
【図18】応募者のデータベースへのデータ登録処理のフローチャート図である。
【図19】エージェント(情報提供者)のデータベースへのデータ登録処理のフローチャート図である。
【図20】採用担当者のデータベースのデータ閲覧処理のフローチャート図である。
【図21】応募者情報収集・管理装置の更新処理のフローチャート図である。
【図22】更新処理の初期画面例である。
【図23】図22の画面で「追加」処理が選択された場合の画面例である。
【図24】図23の追加処理が完了したときの画面例である。
【図25】図22の画面で「削除」処理が選択された場合の画面例である。
【図26】図25の削除処理が完了したときの画面例である。
【図27】図22の画面で「変更」処理が選択された場合の画面例である。
【図28】募集ポジションデータベースの構成例である。
【符号の説明】
10 応募者情報収集・管理装置
110 募集情報提示部
114 提示作成部
116 詳細情報提示作成部
118 データ登録部
123 登録選択部
124 ファイル処理部
126 データ登録部
132 応募者検索部
134 応募者表示部
140 募集情報更新部
DB 応募者データベース
DB1 募集ポジションデータベース
S ファイル格納部

Claims (7)

  1. 所定のフィールドが設定され、該フィールドに対応する応募者に関する電子データが応募者のレコード毎に蓄積される応募者データベースに対して、その応募者に関する電子データの登録が可能となった応募者情報収集・管理装置において、
    前記応募者データベースには、応募者に関する電子データ、電子ファイルを格納した格納場所及びファイル名の電子データのフィールドが設定され、
    通信ネットワークを介して送られてきた電子データを応募者データベースに登録を行うときに、電子ファイル形式でのデータの登録を行うか、電子ファイル形式のデータなしで登録を行うかの登録の選択を要求し、その選択に応じて、ファイル処理部かまたはデータ登録部かのいずれかを起動する登録選択部と、
    前記登録選択部により起動されて、通信ネットワークを介して送られてきた応募者に関する電子データを受け付けると、識別コードを付し、該識別コードと関連付けて、受け付けた前記フィールドに対応する電子データを応募者データベースのレコードとして登録する前記データ登録部と、
    前記登録選択部により起動されて、通信ネットワークを介して送られてきた応募者に関する電子ファイル形式でのデータを受け付けると、識別コードを付し、適当な格納場所にその電子ファイルを格納すると共に、該識別コードと関連付けて、該電子ファイルを格納した格納場所及びファイル名の電子データを応募者データベースのレコードとして登録する前記ファイル処理部と、を備え、
    前記データ登録部またはファイル処理部のいずれかを選択して、前記応募者データベースに電子データの登録を行い、さらに、
    前記応募者データベースに蓄積されたレコードの中からその電子データが設定された条件を満足するレコードを抽出する応募者検索部と、
    応募者検索部によって抽出されたレコードのデータを所定の表示装置に表示する応募者表示部と、
    を備え、前記応募者表示部は、そのレコードに電子ファイルを格納した格納場所及びファイル名が登録されている場合に、その電子ファイルを特定する表示を行い、さらに、その電子ファイルを指定する指定信号を受信すると、当該電子ファイルの格納場所に基づき当該電子ファイルを開いてその内容を表示する応募者情報収集・管理装置。
  2. 前記ファイル処理部は、電子ファイル形式でのデータを受け付けると共に、その電子ファイルに対応する電子ファイル形式以外の応募者に関する電子データを受け付けることもでき、前記識別コードと関連付けて、前記応募者に関する電子データを受け付けて、応募者データベースに登録するものである請求項1記載の応募者情報収集・管理装置。
  3. さらに、応募者情報収集・管理装置は、応募者を募る募集ポジションの電子データが蓄積される募集ポジションデータベースに対して、その募集ポジションの登録が可能となっており、
    前記募集ポジションデータベースは、募集ポジションの電子データを、「提示」または「非提示」かを識別する識別データと関連付けて格納しており、
    情報更新の要求信号を受信すると、前記募集ポジションデータベースに格納されたデータの更新を行うと共に、必要に応じて前記識別データの更新を行う募集情報更新部と、
    情報提示の要求信号を受信すると、前記募集ポジションデータベースに格納されたデータの中から識別データが「提示」となっているデータのみを抽出して、情報提示の要求信号の送信元へと送信する募集情報提示部と、
    をさらに備える請求項1または2記載の応募者情報収集・管理装置。
  4. 前記募集情報提示部は、情報提示の要求信号を受信する毎に、前記募集ポジションデータベースに格納されたデータの中から識別データが「提示」となっているデータのみを抽出するものである請求項3記載の応募者情報収集・管理装置。
  5. 前記募集情報提示部は、情報提示の要求信号を受信すると、該要求信号を受信する毎に、前記抽出した識別データが「提示」となっているデータ一覧を提示するためのデータを作成する提示作成部と、その一覧となったデータのいずれかの詳細情報提示の要求信号を受信すると、該要求信号を受信する毎に、その詳細情報を提示するためのデータを作成する詳細情報提示作成部と、を備える請求項3または4記載の応募者情報収集・管理装置。
  6. 所定のフィールドが設定され、該フィールドに対応する応募者に関する電子データが応募者のレコード毎に蓄積される応募者データベースであって、さらに電子ファイルを格納する格納場所及びファイル名の電子データのフィールドが設定された応募者データベースに対して、その応募者に関する電子データの登録が可能となった応募者情報収集・管理装置を、
    通信ネットワークを介して送られてきた電子データを応募者データベースに登録を行うときに、電子ファイル形式でのデータの登録を行うか、電子ファイル形式のデータなしで登録を行うかの登録の選択を要求し、その選択に応じて、ファイル処理部かまたはデータ登録部かのいずれかを起動する登録選択部と、
    前記登録選択部により起動されて、通信ネットワークを介して送られてきた応募者に関する電子データを受け付けると、識別コードを付し、該識別コードと関連付けて、受け付けた前記フィールドに対応する電子データを応募者データベースのレコードとして登録する前記データ登録部と、
    前記登録選択部により起動されて、通信ネットワークを介して送られてきた応募者に関する電子ファイル形式でのデータを受け付けると、識別コードを付し、適当な格納場所にその電子ファイルを格納すると共に、該識別コードと関連付けて、該電子ファイルを格納した格納場所及びファイル名の電子データを応募者データベースのレコードとして登録する前記ファイル処理部と、
    して機能させ、前記データ登録部またはファイル処理部のいずれかを選択して、前記応募者データベースに電子データの登録を行わせ、さらに、
    前記応募者データベースに蓄積されたレコードの中からその電子データが設定された条件を満足するレコードを抽出する応募者検索部と、
    応募者検索部によって抽出されたレコードのデータを所定の表示装置に表示し、そのレコードに電子ファイルを格納した格納場所及びファイル名が登録されている場合に、レコードのデータの表示と共にその電子ファイルを特定する表示を行い、さらに、その電子ファイルを指定する指定信号を受信すると、当該電子ファイルの格納場所に基づき当該電子ファイルを開いてその内容を表示する応募者表示部と、
    して機能させる応募者情報収集・管理プログラム。
  7. 前記応募者情報収集・管理装置は、応募者を募る募集ポジションの電子データが「提示」または「非提示」かを識別する識別データと関連付けられて蓄積される募集ポジションデータベースに対して、その募集ポジションの登録が可能となっており、さらに、応募者情報収集・管理装置を、
    情報更新の要求信号を受信すると、前記募集ポジションデータベースに格納されたデータの更新を行うと共に、必要に応じて前記識別データの更新を行う募集情報更新部と、
    情報提示の要求信号を受信すると、前記募集ポジションデータベースに格納されたデータの中から識別データが「提示」となっているデータのみを抽出して、情報提示の要求信号の送信元へと送信する募集情報提示部と、
    して機能させる請求項6記載の応募者情報収集・管理プログラム。
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