JP4017036B2 - ゴミ分別装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粒状物、固形物、軟体物、軽量物等のゴミ混合物を、各々に分別するゴミ分別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、廃棄物等を分別できる装置はあったが、風力付与装置が必要となる等、大規模な装置が必要であった(例えば、特許文献1参照。)。また、風力付与装置を設けた場合には、騒音や埃が発生するという問題があった。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−192106
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明者は、このような課題の原因を究明してこのような課題を解決するべく、鋭意研究を重ねた結果、本発明に至ったのである。
【0005】
すなわち、本発明は、木材、ビニール、袋、紐、紙等の軟体物又は軽量物と、土、砂等の重量物とを分別できるゴミ分別装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のゴミ分別装置は、ゴミ混合物を入れて回転させる網状の内転ドラムと、該内転ドラム内で回転し、該ゴミ混合物の中の軟体物が外周に纏付する分別ドラムと、分別ドラムの外周に纏わり付いた軟体物が落下して載置され、該内転ドラム内から該内転ドラム外へ搬送されるコンベヤと、を備えたことを特徴とする。本明細書において、「纏付する」とは、軟体物が引っ掛かる、巻き付く、又は付着することを言う。「ゴミ」とは、解体ミンチ等を言う。
【0007】
また、本発明のゴミ分別装置は、ゴミ混合物を入れて回転させる網状円筒部を備えた内転ドラムと、該内転ドラム内で回転し、該ゴミ混合物の中の軽量物を受け止める羽根を外周に設けた分別ドラムと、該分別ドラムが掻き上げた軽量物が落下して載置され、該内転ドラム内から該内転ドラム外へ搬送されるコンベヤと、を備えたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明のゴミ分別装置は、前記ゴミ分別装置において、前記コンベヤが、前記分別ドラムから前記軟体物又は軽量物が落下する位置に備えられたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明のゴミ分別装置は、前記ゴミ分別装置において、前記分別ドラムが、前記内転ドラムの回転中心軸よりも、該内転ドラムの回転上昇側上方に備えられたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明のゴミ分別装置は、前記ゴミ分別装置において、前記内転ドラムの水平方向に対する傾角を調節する傾角調節手段を備えたことを特徴とする。
【0011】
また、本発明のゴミ分別装置は、前記ゴミ分別装置において、前記内転ドラムの回転方向が前記分別ドラムの回転方向と同一であることを特徴とする。
【0012】
また、本発明のゴミ分別装置は、前記ゴミ分別装置において、前記内転ドラムの内周の周速度が前記分別ドラムの外周の周速度と同一であることを特徴とする。
【0013】
また、本発明のゴミ分別装置は、前記ゴミ分別装置において、前記分別ドラムに設けた羽根が弾性体から成ることを特徴とする。
【0014】
また、本発明のゴミ分別装置は、前記ゴミ分別装置において、前記分別ドラムに設けた羽根の根元付近が狭部であることを特徴とする。
【0015】
また、本発明のゴミ分別装置は、前記ゴミ分別装置において、前記内転ドラム内へゴミ混合物を導く導入コンベヤと、該導入コンベヤ収納部とを備えたことを特徴とする。
【0016】
また、本発明のゴミ分別装置は、前記ゴミ分別装置において、前記分別ドラムの回転軸を揺動可能に支持する支持手段を備えたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係るゴミ分別装置の実施の形態について、図面に基づいて詳しく説明する。
【0018】
図1及び図2において、符号10は、本発明のゴミ分別装置である。
【0019】
ゴミ分別装置10は、ゴミ混合物を入れて回転させる網状の内転ドラム12と、内転ドラム内12で回転し、ゴミ混合物の中の軟体物14が外周に纏付する分別ドラム16と、分別ドラム16の外周に纏わり付いた軟体物14が落下して載置され、内転ドラム内12から内転ドラム12外へ搬送されるコンベヤ18とを備えている。
【0020】
内転ドラム12の内周にはゴミ混合物が係合されて持ち上げられる爪20が備えられている。分別ドラム16は、外周がゴム製となっていることにより、又は外周に突出後退可能な爪が設けられることにより、爪20によって持ち上げられたゴミ混合物の中の、ビニール等の軟体物14が外周に纏わり付いて付着するように構成されている。外周に突出後退可能な爪は、カム機構によって実現される。コンベヤ18は、分別ドラム16から落下して載置された軟体物が搬送されるように構成されている。
【0021】
このようなゴミ分別装置10は、内転ドラム12内にゴミ混合物を入れて内転ドラム12を回転させることにより、ゴミ混合物が爪20によって持ち上げられる。持ち上げられたゴミ混合物の中の軟体物14は、回転する分別ドラム16の外周に纏わり付いて回転運動した後、コンベヤ18上に落下する。コンベヤ18上に落下した軟体物14は、内転ドラム12の外部へコンベヤ18によって搬送される。
【0022】
一方、ゴミ混合物の中の瓶等の固形物や土砂等の粒状物は、分別ドラム16と内転ドラム12内周との間に隙間を設けているため、この隙間から、内転ドラム12内に落下させることができる。固形物及び粒状物の中で、粒状物は網状の内転ドラム12を通過して外へ落下する。このようにして、ゴミ混合物が、粒状物、固形物及び軟体物に分別される。
【0023】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明のゴミ分別装置は、その他の形態でも実施し得るものである。
【0024】
例えば、図3に示すゴミ分別装置100であっても良い。このゴミ分別装置100は、ゴミ混合物102を入れて回転させる網状円筒部104を備えた内転ドラム106と、内転ドラム106内で回転し、ゴミ混合物102の中の紐等の軽量物108を受け止める羽根110を外周に設けた分別ドラム112と、分別ドラム112が掻き上げた軽量物108が落下して載置され、内転ドラム106内から内転ドラム106外へ搬送されるコンベヤ114と、内転ドラム106内へゴミ混合物102を導く導入コンベヤ111と、内転ドラムの水平方向に対する傾角を調節する傾角調節手段116と、分別ドラム112の回転軸113を揺動可能に支持する支持手段115とを備えている。
【0025】
分別ドラム112の周速度は調節可能であるが、分別ドラム112及び内転ドラム106によって、効率良く軽量物108を受け止めるためには、内転ドラム106の内周の周速度と同一であることが好ましい。また、羽根110は、ゴム(弾性体)から成り、複数のゴム板126に固定され、そのゴム板126が分別ドラム112に巻きつけ固定されることにより、分別ドラム112に設けられている。また、羽根110は、図4に示すように、根元付近を折り曲げてリング134を留めることにより、狭部136が形成されている。
【0026】
傾角調節手段116は、図5に示すように、内転ドラム106の一端に固定されたフレーム138と、フレーム138を支持するチェーン(ワイヤー)140と、チェーン138を伸縮する巻き取り装置142と、内転ドラム106の回動軸117とを備えている。巻き取り装置142によってチェーン140を伸縮することにより、内転ドラム106の一端及びフレーム138をベース144に対して上下に移動させて回動軸117のまわりに回動させ、内転ドラム106の傾角を3°乃至7°の範囲で容易に調節できる。
【0027】
支持手段115は、図6に示すように、分別ドラム112の回転軸113を回転可能に支持する支持部材146と、支持部材146を揺動可能に支持する揺動軸148と、ベース144に固定され支持部材146の溝150に挿入された揺動方向規制ピン152とを備えている。分別ドラム112は、図6(a)に示すように、自重によって通常は揺動軸148の真下に位置するが、分別ドラム112と内転ドラム106との間に固形物等が挟まった場合には、その固形物からの押圧力により、図6(b)に示すように、自重による付勢力に抗して揺動し、固形物等からの押圧力を緩和させることができる。
【0028】
このゴミ分別装置100によってゴミ混合物102の分別を行う場合、まず、重機又はホッパー等によってゴミ混合物102が導入コンベヤ111上に載置される。ゴミ混合物102は、導入コンベヤ111によって内転ドラム106内へ導かれ、内転ドラム106の底に落下する。
【0029】
内転ドラム106の底に落下したゴミ混合物102は、内転ドラム106が回転することにより、内転ドラム106内で回転方向に転動し、粒状物118は網目を通って粒状物収納部154に落下する。固形重量物122は、内転ドラム106が傾いていることにより、内転ドラム106の底に沿って斜め下へ転動し、貫通部124から固形重量物収納部156へ落下する。
【0030】
軽量物108は、図7に示すように、内転ドラム106の回転によって持ち上げられた後、分別ドラム112の羽根110上に落下して受け止められ、約半回転してコンベヤ114上に落下させられる。一方、粒状物118は、回転する羽根110によっては受け止められないため、内転ドラム106内に落下する。また、固形重量物122は、羽根110上に落下しても弾性を有する羽根110が湾曲するため、羽根110によっては受け止められず、内転ドラム106内に落下する。コンベヤ114上の軽量物108は、内転ドラム106の外へ搬出された後、軽量物収納部158へ落下する。
【0031】
このようにしてゴミ混合物102から、粒状物118、固形重量物122及び軽量物108が分別される。分別後の粒状物118等は、再利用され、又は所定場所で処分される。なお、本発明者が本発明のゴミ分別装置100を現実に製造して試験したところ、家屋解体によって生じたゴミ混合物102から、土や壁土である粒状物118、石や瓦等である固形重量物122、及び木材、竹片、縄や紐である軽量物108へ分別することができた。
【0032】
次に、本発明のゴミ分別装置は、図8に示すようなゴミ分別装置160であっても良い。このゴミ分別装置160は、トラック162上に載置されて使用され、内転ドラム106の下方に設けられた導入コンベヤ収納部164と、導入コンベヤ111の回転軸166を支持し案内するガイドレール168と、ガイドレール168の先端付近に設けた自由回動可能な案内ローラー170とを備えている。このゴミ分別装置160は、導入コンベヤ111の回転軸166がガイドレール168の湾曲部172の斜め下の他端部174に支持されて使用される。一方、移動する必要のある場合、導入コンベヤ111の回転軸166が、持ち上げられることにより湾曲部172の間に沿って移動させられた後ガイドレール168の間に沿って下降させられ、導入コンベヤ111が案内ローラー170上に載置される。次に、導入コンベヤ111が、案内ローラー170上を移動させられ、導入コンベヤ収納部164に収納される。このようにして導入コンベヤ111が内転ドラム106とトラック162の荷台176との間に収納された状態で、ゴミ分別装置160はトラック162によって移動させられる。
【0033】
また、本発明のゴミ分別装置100において、分別ドラム112への羽根110の固定方法は特に限定されない。例えば、図9に示すように、羽根110を複数のベルト180の孔182に突き刺して固定し、そのベルト180を分別ドラム112へ巻き付けることにより、羽根110を固定しても良い。ベルト180は、樹脂層184、布層186及び樹脂層188の3層から構成されている。羽根110は、脚部190及び頭部192から構成され、脚部190を孔182の小孔194に挿入し、頭部192を大孔196に係止することにより、ベルト180に固定される。なお、ベルト180は布層186によって強度が保たれるため、大孔196は内側の樹脂層184にのみ設けられている。このようにして羽根110を固定すれば、接着剤又は固定具を使用する必要がない。
【0034】
また、本発明のゴミ分別装置100において、図10に示すように、分別ドラム112の周方向に配列された羽根110の列同士の間に、滑動ベルト198を設け、この滑動ベルト198に突起部材200を設けても良い。滑動ベルト198を設けることにより、粒状物118又は固形重量物122が滑動ベルト198上を滑って落下するため、軽量物108と一緒に羽根110によってコンベヤ114まで運搬されることがない。また、突起部材200を設けることにより、羽根110の列同士の間から落下する木片のような軽量物108であっても、羽根110及び突起部材200の両方に引っ掛かることにより、羽根110によってコンベヤ114まで運搬される。すなわち、図11において、木片(軽量物)108は、突起部材200が無ければ回転上昇する羽根110(a)及び110(b)の間から落下するが、突起部材200(a)に引っ掛かって溜まるため、羽根110(a)及び突起部材200(a)によって受け止められて落下することはない。
【0035】
また、本発明のゴミ分別装置100において、図12に示すように、羽根110の根元に回転方向に窪んだ凹部202を設けても良い。この凹部202を設けることにより、固形重量物122が羽根110上に載った場合に羽根110が根元から折れ曲がって固形重量物122が落下する。このため、固形重量物122が羽根110に溜まることがない。
【0036】
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、本発明のゴミ分別装置は、図示しない形態でも実施し得るものである。
【0037】
例えば、本発明のゴミ分別装置は、木材解体ミンチから木材を分別することにも利用できる。木材解体ミンチとは、建築物等を解体して生じる廃材である。また、ゴミ分別装置の内転ドラムの上方側半分程度に風を避けるためのカバーを設けても良い。
【0038】
その他、本発明の技術的範囲には、その趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々なる改良,修正,変形を加えた態様も含まれる。また、同一の作用又は効果が生じる範囲内で、いずれかの発明特定事項を他の技術に置換した形態で実施しても良い。
【0039】
【発明の効果】
本発明のゴミ分別装置によれば、分別ドラムの外周に軟体物が纏付することにより、軟体物が分別される。
【0040】
また、コンベヤが内転ドラムの回転中心軸近辺に備えられた本発明のゴミ分別装置によれば、内転ドラムの中心付近で軟体物又は軽量物を確実に受け取って、外へ搬送することができる。
【0041】
また、分別ドラムが、内転ドラムの回転中心軸よりも、内転ドラムの回転上昇側上方に備えられた本発明のゴミ分別装置によれば、内転ドラムによって持ち上げられたゴミ混合物の中から、軟体物のみを纏付させてコンベヤ上に載置させて分別することができる。
【0042】
また、羽根を外周に設けた分別ドラムを備えた本発明のゴミ分別装置によれば、回転する羽根によって軽量物を掻き上げてゴミ混合物から分別することができる。
【0043】
また、傾角調節手段を備えた本発明のゴミ分別装置によれば、固形重量物が転動しやすいように又は粒状物が網目から落下しやすいように、内転ドラムの傾斜角度を調節できる。
【0044】
また、内転ドラムの回転方向が分別ドラムの回転方向と同一である本発明のゴミ分別装置によれば、内転ドラムの内周及び分別ドラムの外周の両方によって軟体物又は軽量物を持ち上げるため、軟体物又は軽量物を、効率良く持ち上げて分別することができる。
【0045】
また、内転ドラムの内周の周速度が分別ドラムの外周の周速度と同一である本発明のゴミ分別装置によれば、内転ドラムの内周及び分別ドラムの外周の両方が同一速度で上昇するため、軟体物又は軽量物が分別ドラムから落下するのを少なくして、軟体物又は軽量物を、より効率良く持ち上げて分別することができる。また、内転ドラムの内周及び分別ドラムの外周の速度の違いにより生じる羽根の破損を防止できる。
【0046】
また、羽根が弾性体から成る本発明のゴミ分別装置によれば、軟体物又は軽量物以外の重量物等は羽根から落下するため、軟体物又は軽量物を効率良く分別することができる。また、ビニール等に羽根が突き刺さることがなく、羽根にビニール等が絡まるのを防止できる。
【0047】
また、羽根の根元付近が狭部である本発明のゴミ分別装置によれば、軟体物又は軽量物以外の重量物等が羽根の根元付近に引っ掛かるのを防止して、重量物等を確実に羽根から落下させることができる。
【0048】
また、導入コンベヤ収納部を備えた本発明のゴミ分別装置によれば、導入コンベヤを収納した状態で、トラック等によって搬送することができる。
【0049】
また、分別ドラムの回転軸を揺動可能に支持する支持手段を備えた本発明のゴミ分別装置によれば、大きい寸法の物が内転ドラムの内周と分別ドラムの外周との間に挟まった場合でも、分別ドラムを移動させて逃がすことにより、落下又は通過させることができる。これにより、内転ドラムの破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴミ分別装置を示す正面図である。
【図2】図1のゴミ分別装置の側面図である。
【図3】本発明のゴミ分別装置の他の実施形態を示す側面図である。
【図4】図3のゴミ分別装置の羽根を示す図であり、図5(a)は側面図であり、図5(b)は平面図であり、図5(c)は正面図である。
【図5】図3のゴミ分別装置の正面図である。
【図6】図3のゴミ分別装置の支持手段を示す正面図であり、図7(a)は通常の状態を示す図であり、図7(b)は分別ドラムが揺動した状態を示す図である。
【図7】図3のゴミ分別装置の作用を説明するための正面図である。
【図8】本発明のゴミ分別装置の更に他の実施形態を示す側面図である。
【図9】本発明のゴミ分別装置の更に他の実施形態を示す図であり、図9(a)は正面断面図であり、図9(b)は側面図である。
【図10】本発明のゴミ分別装置の更に他の実施形態を示す図であり、図10(a)は側面図であり、図10(b)は正面図である。
【図11】図10の実施形態の作用を説明するための側面図である。
【図12】本発明のゴミ分別装置の更に他の実施形態を示す図であり、図10(a)は側面図であり、図10(b)は正面図であり、図10(c)は羽根が折れ曲がった状態を示す正面図である。
【符号の説明】
10、100、160:ゴミ分別装置
12、106:内転ドラム
14:軟体物
16、112:分別ドラム
18、114:コンベヤ
20:爪
22:固形物
102:ゴミ混合物
104:網状円筒部
108:軽量物
110:羽根
113:回転軸
115:支持手段
116:傾斜角度調節手段
118:粒状物
122:固形重量物
124:貫通部
136:狭部
148:揺動軸

Claims (11)

  1. ゴミ混合物を入れて回転させる網状の内転ドラムと、
    該内転ドラム内で回転し、該ゴミ混合物の中の軟体物又は軽量物が外周に纏付する分別ドラムと、
    分別ドラムの外周に纏わり付いた軟体物が落下して載置され、該内転ドラム内から該内転ドラム外へ搬送されるコンベヤと、
    を備えたゴミ分別装置。
  2. ゴミ混合物を入れて回転させる網状円筒部を備えた内転ドラムと、
    該内転ドラム内で回転し、該ゴミ混合物の中の軽量物を受け止める羽根を外周に設けた分別ドラムと、
    該分別ドラムが掻き上げた軽量物が落下して載置され、該内転ドラム内から該内転ドラム外へ搬送されるコンベヤと、
    を備えたゴミ分別装置。
  3. 前記コンベヤが、前記分別ドラムから前記軟体物又は軽量物が落下する位置に備えられた請求項1又は請求項2に記載するゴミ分別装置。
  4. 前記分別ドラムが、前記内転ドラムの回転中心軸よりも、該内転ドラムの回転上昇側上方に備えられた請求項1乃至請求項3のいずれかに記載するゴミ分別装置。
  5. 前記内転ドラムの水平方向に対する傾角を調節する傾角調節手段を備えた請求項1乃至請求項4のいずれかに記載するゴミ分別装置。
  6. 前記内転ドラムの回転方向が前記分別ドラムの回転方向と同一である請求項1乃至請求項5のいずれかに記載するゴミ分別装置。
  7. 前記内転ドラムの内周の周速度が前記分別ドラムの外周の周速度と同一である請求項6に記載するゴミ分別装置。
  8. 前記分別ドラムに設けた羽根が弾性体から成る請求項2に記載するゴミ分別装置。
  9. 前記分別ドラムに設けた羽根の根元付近が狭部である請求項2又は請求項8に記載するゴミ分別装置。
  10. 前記内転ドラム内へゴミ混合物を導く導入コンベヤと、導入コンベヤ収納部とを備えた請求項1乃至請求項9のいずれかに記載するゴミ分別装置。
  11. 前記分別ドラムの回転軸を揺動可能に支持する支持手段を備えた請求項1乃至請求項10のいずれかに記載するゴミ分別装置。
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