JP4016858B2 - A/t検査装置の診断システム及び診断方法 - Google Patents
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Description
【技術分野】
本発明は,A/T(オートマチックトランスミッション)検査装置の診断方法及び診断システム,並びに上記A/T検査装置の検査精度を向上させるための技術に関する。
【0002】
【従来技術】
自動車用のA/Tの製品検査の一つとして,A/Tを回転駆動させながらその振動又は騒音の測定を行う検査がある。この検査においては,その測定精度が低ければ,正常な製品を不合格とするような不具合が生じるおそれがある。そのため,検査に用いる検査装置の機能を常に正常に維持することが重要である。また,検査方法そのものを改善して検査精度を向上させることも重要である。
【0003】
なお,従来の診断方法の例としては,例えば次の特許文献1がある。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−21453号公報
【0005】
【解決しようとする課題】
A/T検査装置の機能を維持するには,その機能が正常か否かを診断することが必要である。従来においては,A/T検査装置を構成する個々の機能が正常か否かの診断を個別に行っていたが,総合的で十分な診断ができているとは言えなかった。
【0006】
また,従来の検査装置におけるA/Tの振動又は騒音の測定結果には,A/Tそのものの真の振動又は騒音以外に,他の設備の影響による,いわば偽の振動や騒音が含まれることがある。従来,偽の振動や騒音の影響を低下させるため,例えば,A/Tに設ける測定点の数を増やすことが行われてきた。しかしながら,この測定点の増加は,偽の振動や騒音が大きい場合にはあまり有効でない。
【0007】
本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので,A/T検査装置の振動又は騒音の測定機能を総合的に診断できる診断方法及び診断システムを提供すると共に,これまで以上に精度の高い測定結果が得られるA/T検査方法を提供しようとするものである。
【0008】
【課題の解決手段】
第1の発明は,回転駆動手段によって被測定物としてのA/Tを回転させ,該被測定物から生じる振動又は騒音を採取して振動波形又は音圧波形の採取信号として出力するセンサ部と,該センサ部から受けた上記採取信号に演算処理を加えて所望の形態の出力信号を出力する演算部とを有するA/T検査装置における,振動又は騒音の測定機能を診断する診断方法であって,
擬似的な振動又は騒音である疑似信号を,上記センサ部によって採取させ,該センサ部から上記演算部に送られる採取信号と同じ信号をセンサ生信号として分岐して採取し,該センサ生信号と上記疑似信号に基づく理論値であるセンサ生信号理論値とを比較して,上記センサ生信号が正常か否かを判断するセンサ部診断ステップを行うと共に,
上記演算部から出力される出力信号を採取し,該出力信号と上記疑似信号に基づく理論値である出力信号理論値とを比較して,上記出力信号が正常か否かを判断する演算部診断ステップを行うに当たり,
上記A/T検査装置は,所定のパターンで上記被測定物の回転数を変化させながら運転させ,
上記疑似信号としては,上記被測定物の回転数が予め定めた値になるごとに予め定めた特定の疑似信号を用い,
上記センサ部診断ステップ及び上記演算部診断ステップにおける上記センサ生信号理論値及び上記出力信号理論値としては,上記回転数に応じて予め定めた特定の値を用いることを特徴とするA/T検査装置の診断方法にある(請求項1)。
【0009】
本発明においては,上記のごとく,模擬信号を用いて上記センサ部診断ステップと,演算部診断ステップとを行う。これにより,上記A/T検査装置におけるデータの流れの入口部分の診断及び入口から出口までの全体の診断の両方を行うことができる。そのため,総合的で非常に有意義な診断結果を得ることができる。
【0010】
即ち,上記センサ部診断ステップにおいては,現在発せられている疑似信号が上記センサ部を通って出力された採取信号と同じ信号であるセンサ生信号をパラレルに採取する。そして,正常な上記センサ部が上記疑似信号を採取して出力した場合の理論値をセンサ生信号理論値として用い,これと上記センサ生信号とを比較する。そして,その比較結果により,上記センサ生信号が正常か否かを判断する。これにより,データの流れの入口である上記センサ部の機能が正常か否かを判断できる。
【0011】
また,上記演算部診断ステップにおいては,現在発せられている疑似信号を,上記センサ部から上記演算部を通過させて出力信号として出力させる。そして,上記疑似信号を正常な上記センサ部及び正常な演算部を通過させて正常に出力させた場合の理論値を出力信号理論値として用い,これと上記出力信号とを比較する。そして,その比較結果により,上記センサ部から演算部までの総合的な機能が正常に維持されているか否かを判断する。
【0012】
但し,この演算部診断ステップにおける診断結果が正常であっても,これだけで,上記A/T検査装置の振動又は騒音の測定機能が全て正常であるという判断はできない。上記センサ部診断ステップによる診断結果も正常であれば,初めて上記測定機能が全て正常であると判断することができる。
一方,上記演算部診断ステップの診断結果が正常であっても,上記センサ部診断ステップの診断結果が異常であれば,演算部のどこかに異常があると判断することができる。
【0013】
このように,本発明の診断方法を用いれば,上記模擬信号を用いて,上記センサ部診断ステップと,演算部診断ステップとを両方行うことにより,信号の入口部分と,入口から出口までの全体の両方を診断することができ,A/T検査装置の振動又は騒音の測定機能を総合的に診断することができる。
【0014】
第2の発明は,回転駆動手段によって被測定物としてのA/Tを回転させ,該被測定物から生じる振動又は騒音を採取して振動波形又は音圧波形の採取信号として出力するセンサ部と,該センサ部から受けた上記採取信号に演算処理を加えて所望の形態の出力信号を出力する演算部とを有するA/T検査装置における,振動又は騒音の測定機能を診断する診断システムであって,
擬似的な振動又は騒音である疑似信号を発する疑似出力装置と,該疑似出力装置及び上記A/T検査装置に電気的に接続された診断用コンピュータとを有してなり,
該診断用コンピュータは,上記疑似出力装置から生成される上記疑似信号を採取するように配設された上記センサ部から上記演算部に送られる採取信号と同じ信号をセンサ生信号として分岐して受信可能であると共に,上記演算部からの出力信号を受信可能に構成されており,
上記センサ部から受信した上記センサ生信号と,上記疑似信号に基づく理論値であるセンサ生信号理論値とを比較して,上記センサ生信号が正常か否かを判断するセンサ部診断手段と,
上記演算部から受信した上記出力信号と,上記疑似信号に基づく理論値である出力信号理論値とを比較して,上記出力信号が正常か否かを判断する演算部診断手段とを有しており,
上記A/T検査装置は,所定のパターンで上記被測定物の回転数を変化させながら運転するよう構成されており,
上記疑似出力装置および上記診断用コンピュータは,それぞれ上記A/T検査装置における上記被測定物の回転数を受信可能に構成されており,
上記疑似出力装置は,受信した上記回転数に応じて予め定めた疑似信号を発するように構成されており,
上記診断用コンピュータは,上記センサ生信号理論値及び上記出力信号理論値として,受信した上記回転数が予め定めた特定の値になるごとに予め定めた特定の値を用いて,それぞれ上記センサ部診断手段及び上記演算部診断手段を実行するように構成されていることを特徴とするA/T検査装置の診断システムにある(請求項2)。
【0015】
本発明の診断システムは,上記疑似出力装置と,上記診断用コンピュータとを有している。そして,上記診断用コンピュータには,上記センサ部診断手段と,上記演算部診断手段とを設けてある。これにより,上述した優れた診断方法を実現することができる。それ故,本発明の診断システムを上記A/T検査装置に導入することによって,精度の高い保守を実行することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
上記第1の発明においては,上記A/T検査装置は,所定のパターンで上記被測定物の回転数を変化させながら運転させ,上記疑似信号としては,上記被測定物の回転数が予め定めた値になるごとに予め定めた特定の疑似信号を用い,上記センサ部診断ステップ及び上記演算部診断ステップにおける上記センサ生信号理論値及び上記出力信号理論値としては,上記回転数に応じて予め定めた特定の値を用いる。
【0021】
A/Tから出る騒音又は振動は,その回転数によって変化する。そのため,上記A/T検査装置においては,被測定物であるA/Tの回転数を変化させて検査することが有効である。そして,この被測定物の回転数が変化して入力信号が変化しても正常に検査できるか否かを診断するには,上記のごとく,所定のパターンで被測定物の回転数を変化させて診断を行うことが好ましい。
【0022】
即ち,上記のごとく,上記疑似信号については,被測定物の回転数に応じて変化させ,かつ,各々の疑似信号に対応する上記センサ生信号理論値及び出力信号理論値を予め定めておく。なお,上記センサ生信号理論値及び上記出力信号理論値を予め定める方法としては,回転数に対する各理論値をテーブルとして記憶しておく方法もあるし,所定の演算式を予め定めておいてその都度計算して求める方法もある。
【0023】
そして,上記被測定物の回転数にトラッキングさせながら,上記疑似信号を変化させ,上記センサ生信号理論値及び出力信号理論値も変化させる。これによって,被測定物の回転数が変化して,入力される信号が異なるレベル,異なる形態の信号となっても正常に測定できているか等のきめ細かい診断を行うことができ,より正確な診断を実施することができる。
【0024】
上記第2の発明においては,上記A/T検査装置は,所定のパターンで上記被測定物の回転数を変化させながら運転するよう構成されており,上記疑似出力装置および上記診断用コンピュータは,それぞれ上記A/T検査装置における上記被測定物の回転数を受信可能に構成されており,上記疑似出力装置は,受信した上記回転数に応じて予め定めた疑似信号を発するように構成されており,上記診断用コンピュータは,上記センサ生信号理論値及び上記出力信号理論値として,受信した上記回転数が予め定めた特定の値になるごとに予め定めた特定の値を用いて,それぞれ上記センサ部診断手段及び上記演算部診断手段を実行するように構成されている。これにより,上述した被測定物の回転数に応じたきめ細かい診断ができ,診断精度を高めることができる。
【0025】
また,上記診断用コンピュータは,上記A/T検査装置および上記疑似出力装置に診断を開始する開始信号を発信する開始信号発振手段を有しており,上記A/T検査装置は,上記診断用コンピュータからの上記開始信号を受信した後に,所定パターンで上記被測定物の回転数の変更を開始するよう構成されており,上記疑似出力装置は,上記診断用コンピュータからの上記開始信号を受信した後に,上記回転数の変化に応じて予め定めたパターンで上記疑似信号を変更して発するように構成されていることが好ましい(請求項3)。この場合には,上記診断用コンピュータを操作することによって診断を開始することができ,診断作業を容易に管理することができる。
【0026】
また,上記演算部は,上記センサ部から受けた上記採取信号の周波数分析を行うFFTアナライザと,該FFTアナライザの分析結果をそのまま又は演算処理して出力する処理コンピュータとを有する構成にすることができる(請求項4)。上記FFTアナライザとしては,複数の処理チャンネルを持っていることが好ましい。また,上記処理コンピュータとしては,1台だけで構成することもできるし,複数のコンピュータを組み合わせて構成することもできる。
【0027】
【実施例】
実施例1
本発明の実施例に係るA/T検査装置の診断システム及び診断方法につき,図1〜図3を用いて説明する。
本例のA/T検査装置の診断システム1は,図1に示すごとく,回転駆動手段811〜816によって被測定物80としてのA/Tを回転させ,該被測定物80から生じる振動又は騒音を採取して振動波形又は音圧波形の採取信号D1として出力するセンサ部71と,該センサ部71から受けた上記採取信号D1に演算処理を加えて所望の形態の出力信号D2を出力する演算部72とを有するA/T検査装置7における,振動又は騒音の測定機能を診断する診断システムである。
【0028】
上記A/T検査装置7をさらに詳説すると,A/T検査装置7は,A/Tである被測定物80を駆動する機械系8と,これを制御する制御装置70と,制御装置70に接続された上記演算部72及び該演算部72に接続されたセンサ部71とを有している。機械系8は,同図に示すごとく,駆動モータ811,吸収モータ813,815及びこれらを被測定物80に接続する軸体812,814,816とを有してなる。これら駆動モータ及び軸体811〜816を含む部分が回転駆動装置として機能する。
【0029】
また,上記機械系8に接続された制御装置70は,所定のパターンで上記被測定物80の回転数を変化させるように上記駆動モータ811を制御するように構成され,さらに,被測定物80の回転数データD8を採取し,上記演算部72にそれを伝達できるようになっている。また,制御装置70は,採取した回転数8を,後述する診断システム1の疑似出力装置11及び診断用コンピュータ12にも伝達できるように構成されている。
【0030】
また,上記センサ部71としては,本例では,マイクを用い,騒音を採取できるようにした。なお,このセンサ部71としては,複数接続可能であり,上記演算部72は,複数の処理チャンネルそれぞれについて併行して演算可能に構成されている。本例では1チャンネルだけを用いる例を示す。また,このセンサ部71は,本来は,被測定物80にセットさせるが,診断システム1を使用する場合には,上記疑似出力装置11にセットする。
【0031】
また,上記演算部72は,同図に示すごとく,センサ部71から受けた上記採取信号D1の周波数分析を行うFFTアナライザ721と,該FFTアナライザ721の分析結果をそのまま又は演算処理して出力する処理コンピュータ722とを有している。なお,上記処理コンピュータ722としては,一つのコンピュータで構成しても良いし,複数のコンピュータを組み合わせて構成しても勿論良い。
【0032】
また,上記A/T検査装置7は,制御装置70の指示によって,所定のパターンで上記被測定物80の回転数を変化させながら運転するように構成されている。なお,回転数変化のパターン等の詳細については後述する。
【0033】
次に,本例の診断システム1は,図1に示すごとく,擬似的な振動又は騒音である疑似信号を発する疑似出力装置11と,該疑似出力装置11及び上記A/T検査装置7に電気的に接続された診断用コンピュータ12とを有してなる。
診断用コンピュータ12は,疑似出力装置11から生成される疑似信号を採取するように配設された上記センサ部71から演算部72に送られる採取信号D1と同じ信号をセンサ生信号D0として分岐して受信可能であると共に,上記演算部72からの出力信号D2を受信可能に構成されている。
【0034】
また,診断用コンピュータ12は,センサ部71から受信した上記センサ生信号D0と,上記疑似信号に基づく理論値であるセンサ生信号理論値とを比較して,上記センサ生信号D0が正常か否かを判断するセンサ部診断手段を有している。
さらに,診断用コンピュータ12は,演算部72から受信した出力信号D2と,上記疑似信号に基づく理論値である出力信号理論値とを比較して,出力信号D2が正常か否かを判断する演算部診断手段を有している。
【0035】
また,疑似出力装置11および診断用コンピュータ12は,それぞれ上記A/T検査装置7における被測定物80の回転数データD8を受信可能に構成されている。
そして,疑似出力装置11は,受信した回転数データD8が予め定めた特定の値になるごとに予め定めた疑似信号を発するように構成されている。
また,診断用コンピュータ12は,上記センサ生信号理論値及び上記出力信号理論値として,受信した回転数データD8が予め定めた特定の値になるごとに予め定めた特定の値を用いて,それぞれ上記センサ部診断手段及び上記演算部診断手段を実行するように構成されている。
【0036】
また,診断用コンピュータ12は,A/T検査装置7および疑似出力装置11に診断を開始する開始信号D9を発信する開始信号発振手段を有している。
そして,上述したごとく,A/T検査装置7は,予め定められたパターンで被測定物80の回転数を変更可能で有ると共に,診断用コンピュータ11からの開始信号D9を受信した後に,所定パターンで被測定物80の回転数の変更を開始するよう構成されている。
【0037】
疑似出力装置11は,診断用コンピュータ12からの開始信号D9を受信した後に,回転数データD8の変化に応じて予め定めたパターンで疑似信号を変更して発するように構成されている。
また,診断用コンピュータ12は,開始信号D9を発信した後に,回転数データD8の変化に応じて予め定めたデータテーブルから選んで上記センサ生信号理論値及び上記出力信号理論値を変更し,これらを用いて上記センサ部診断手段および上記演算部診断手段を実行するように構成されている。
【0038】
次に,上記A/T検査装置7の運転パターン,つまり被測定物80の回転数変化パターンを図2に示す。同図は,横軸に時間を,縦軸に回転数をとった説明図である。同図から知られるように,A/T検査装置7における被測定物80の回転数は,最低測定回転数(50rpm)から最高測定回転数(1400rpm)までT1秒(22.5秒)かけてリニアに加速させ,その後T2秒間(5秒間)最高測定回転数を維持した後,最高測定回転数から最低測定回転数まで再びT3秒(22.5秒)かけてリニアに減速させるパターンとし,これを3回連続して行うようにした。
【0039】
そして,同図に示すごとく,上記回転数パターンに対応する4つのポイントP1〜P4を測定ポイントとして定めた。具体的には,第1測定ポイントP1は,加速段階における500rpm,第2測定ポイントP2は,加速段階における1200rpm,第3測定ポイントP3は,減速段階における1200rpm,第4測定ポイントP4は,減速段階における500rpmとした。
【0040】
そして,上記疑似出力装置11は,採取した回転数データD8が,上記測定ポイントP1〜P4またはその近傍になるタイミングに応じてそれぞれのアクションを起こすように構成した。
即ち,疑似出力装置11は,表1に示すごとく,パターン1〜24の24種類の疑似信号を発することができるように構成されている。そして,疑似出力装置11は,受け取った回転数データD8が各測定ポイントP1〜P4に達するたびに,表1に示した疑似信号パターン1〜24のうち4つの疑似信号を所定間隔で順次発する。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
具体的には,図2に示すごとく,まず回転数を加速させ回転数データD8が450rpmから550rpmの間に,表1のパターンNo.1の633.3Hzの疑似信号を発する。その時のチェックポイントが図2のP1となり,理論値どおりであるのか比較確認がなされる。
その後間隔をあけて,回転数データD8が1150rpmから1250rpmの間に,表1のパターンNo.4の1266.7Hzの疑似信号を発する。その時のチェックポイントが図2のP2となり理論値どおりであるのか比較確認がなされる。
【0044】
更に,T2秒間(設定は自由)一定回転としたのち減速運転に移行する。回転数データD8が1250rpmから1150rpmの間に表1のパターンNo.7の1296.8Hzの疑似信号を発する。その時のチェックポイントが図2のP3となり理論値どおりであるか比較確認がなされる。
その後間隔をあけて,回転数データD8が550rpmから450rpmの間に,表1のパターンNo.10の2593.7Hzの疑似信号を発する。その時のチェックポイントが図2のP4となり理論値どおりであるのか比較確認がなされる。
以上が運転パターン図2における動作である。表2のチェック番号で説明すると,1→2→3→4の順にチェックされる。
【0045】
次に,同様にして回転数データD8が450rpmから550rpmの間に,表1のパターンNo.2の633.3Hzの疑似信号を発する。その時のチェックポイントが図2のP1となり理論値どおりであるか比較確認がなされる。
その後間隔をあけて,回転数データD8が1150rpmから1250rpmの間に,表1のパターンNo.5の1266.7Hzの疑似信号を発する。その時のチェックポイントが図2のP2となり理論値どおりであるのか比較確認がなされる。
【0046】
更に,T2秒間(設定は自由)一定回転としたのち減速運転に移行する。回転数データD8が1250rpmから1150rpmの間に表1のパターンNo.8の1296.8Hzの疑似信号を発する。その時のチェックポイントが図2のP3となり理論値どおりであるか比較確認がなされる。
その後間隔をあけて,回転数データD8が550rpmから450rpmの間に,表1のパターンNo.11の2593.7Hzの疑似信号を発する。その時のチェックポイントが図2のP4となり理論値どおりであるのか比較確認がなされる。
以上が表2のチェック番号では,5→6→7→8に当たる。
【0047】
次に,同様にして回転数データD8が450rpmから550rpmの間に,表1のパターンNo.3の633.3Hzの疑似信号を発する。その時のチェックポイントが図2のP1となり理論値どおりであるか比較確認がなされる。
その後間隔をあけて,回転数データD8が1150rpmから1250rpmの間に,表1のパターンNo.6の1266.7Hzの疑似信号を発する。その時のチェックポイントが図2のP2となり理論値どおりであるのか比較確認がなされる。
【0048】
更に,T2秒間(設定は自由)一定回転としたのち減速運転に移行する。回転数データD8が1250rpmから1150rpmの間に表1のパターンNo.9の1296.8Hzの疑似信号を発する。その時のチェックポイントが図2のP3となり理論値どおりであるか比較確認がなされる。
その後間隔をあけて,回転数データD8が550rpmから450rpmの間に,表1のパターンNo.12の2593.7Hzの疑似信号を発する。その時のチェックポイントが図2のP4となり理論値どおりであるのか比較確認がなされる。
以上が表2のチェック番号では,9→10→11→12に当たる。
【0049】
次に,同様にして周波数を変えた方法で同様のチェックを実施する。表2チェック番号では13→14→15→16と17→18→19→20と21→22→23→24に当たる。
【0050】
また,上記A/T検査装置7の演算部72と,診断システム1の診断用コンピュータ12とは,上記疑似出力装置11が疑似信号を発するごとにそれぞれの機能を果たす。つまり,上記演算部72は,疑似信号を受けた上記センサ部71からの採取信号D1を受け取るたびに,これを演算し,そのときの回転数データD8と共に出力信号D2を診断用コンピュータ12に送る。また,診断用コンピュータ12は,センサ部71からセンサ生信号D0を受け取るたびに,そのときの回転数データD8に対応するセンサ生信号理論値を導いて,これらを比較してセンサ生信号D0が正常か否かを判断するセンサ部診断ステップを行う。さらに診断用コンピュータ12は,演算部72から受け取った出力信号D2を受け取るたびに,そのときの回転数データD8に対応する出力信号理論値を導いて,これらを比較して出力信号D2が正常か否かを判断する演算部診断ステップを行う。
【0051】
この作業を,上述したチェック番号1〜24まで繰り返し行い,その結果を上記診断用コンピュータ12が記憶し,最終的に合否判定を出力する。なお,本例では,各チェック番号の診断ごとに上記センサ部診断ステップ及び演算部診断ステップを行い,両方が合格の場合に,そのチェック番号の診断結果を合格と認定する。そして,チェック番号1〜24のすべての診断結果が合格の場合に,総合判定を合格とする。
【0052】
診断結果の出力画面G1の一例を図3に示す。
同図に示すごとく,まず,出力画面G1には,チェック番号選択欄G11,チャンネル番号選択欄G12とがある。これらは,現在出力しているチェック番号群(図3では1〜3)と,診断した演算部72のチャンネル番号(図3ではCH1(チャンネル1))とを示すものである。
【0053】
また,チェック番号選択欄G11,チャンネル番号選択欄G12の下方には,チェック番号ごとに個別の診断データ及び診断結果を示す欄がある。具体的には,チェック番号表示欄G21〜23,入力信号波形表示欄G311〜G313,入力信号電圧表示欄G321〜G323,入力信号周波数表示欄G331〜333がある。さらに,出力信号波形表示欄G411〜G413,出力信号電圧表示欄G421〜G423,回転数表示欄G431〜433がある。さらに,その右端の位置には,各チェック番号診断結果G451〜G453がある。そして,最上段の右端には,総合判定結果表示欄G6がある。
【0054】
この出力画面G1を見れば,まず,最上段の総合判定結果表示欄G6の表示によって合否判定が一目で確認できる。また,どのチェック番号での診断で不合格になったかということを確認する際には,チェック番号選択欄G11に対応するファンクションキー等を操作することによって,表示させる個別の診断データ及び診断結果を切り替えることにより行うことができる。また,各チャンネルごとの診断確認はチャンネル番号選択欄G12に対応するファンクションキー等を操作することにより行なう。
【0055】
このように,本例においては,各チェック番号ごとに,模擬信号を用いて上記センサ部診断ステップと,演算部診断ステップとを行う。これにより,上記A/T検査装置7におけるデータの流れの入口部分の診断及び入口から出口までの全体の診断の両方を行うことができる。そのため,総合的で非常に有意義な診断結果を得ることができる。そして,この診断を上記のごとく,複数のチェック番号ごとに念入りに行い,全てのチェック番号において正常である場合にはじめて総合的に合格であると診断する。そのため,上記A/T検査装置7の振動又は騒音の測定機能を総合的に,かつ,非常に高い精度で診断することができる。
【0056】
参考例1
本例は,A/T検査装置の検査精度を向上させるA/T検査方法に関するものである。
本例で用いるA/T検査装置7は,実施例1における診断システムを除いた部分と同様の構成を有している(図1参照)。
即ち,A/T検査装置7は,回転駆動手段811〜816によって被測定物80としてのA/Tを回転させ,被測定物80から生じる振動又は騒音を採取して振動波形又は音圧波形の採取信号として出力するセンサ部71と,センサ部71から受けた採取信号D1に演算処理を加えて所望の形態の出力信号を出力する演算部72とを有する(図1参照)。
【0057】
そして,本例のA/T検査方法は,上記センサ部71を複数用い,被測定物80からの採取信号を上記演算部72に入力すると共に,上記回転駆動手段から生じる振動又は騒音を採取して振動波形又は音圧波形よりなる補正用信号を上記演算部に入力し,演算部72においては,上記採取信号から上記補正用信号の成分を除去するキャンセリング処理を行う。
【0058】
より具体的には,図4に示すごとく,本例では,被測定物80における測定点X以外に,4点の測定点A〜Dを設け,それぞれに上記センサ部71を配置した。そして,測定点Xから採取した信号を採取信号Xとし,測定点A〜Dから採取した信号を補正用信号A〜Dとした。
【0059】
そして,演算部72においては,上記採取信号Xから上記補正用信号A〜Dの成分を除去するキャンセリング処理を行う。このキャンセリング処理としては,様々な方法をとることができるが,本例では,X−(αA+βB+γC+δD),α,β,γ,δは定数,という演算方法によって行った。
【0060】
キャンセリング処理結果の一例を図5に示す。同図の最上段には採取信号Xの波形を,中断には補正用信号Aの波形を,最下段には補正後の信号の波形を示してある。なお,各波形は,横軸が周波数,縦軸がdB値である。同図より知られるごとく,採取信号Xには,大きな2つのピークa,bが現れている。一方,補正用信号Aにもピークaが現れている。この成分は,明らかに測定点Aから得られるいわゆる偽の成分であると言える。キャンセリング処理後(補正後)信号においては,採取信号Xからピークaの部分が除かれて,ピークbを有する信号となる。なお,補正用信号B〜Dにおいても同様に処理され,採取信号Xからは,いわゆる偽の成分が除かれて,真の値に近いものとなる。
【0061】
このように,本例においては,演算部72において,採取信号Xから補正用信号A〜Dの成分を除去するキャンセリング処理を行うことによって,採取信号Xから不必要な成分,つまり偽の振動又は騒音の少なくとも一部を取り除くことができる。それ故,採取信号Xを被測定物80からの真の振動又は騒音を表す信号に近いものに補正することができ,従来よりも検査精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1における,A/T検査装置の診断システムの構成を示す説明図。
【図2】 実施例1における,A/T検査装置の回転数変更パターンを示す説明図。
【図3】 実施例1における,診断結果を示す画面出力例を示す説明図。
【図4】 参考例1における,A/T検査装置の構成を示す説明図。
【図5】 参考例1における,キャンセリング処理例を示す説明図。
【符号の説明】
1...A/T検査装置の診断システム,
11...疑似出力装置,
12...診断用コンピュータ,
7...A/T検査装置,
71...センサ部,
72...演算部,
8...機械系,
Claims (4)
- 回転駆動手段によって被測定物としてのA/Tを回転させ,該被測定物から生じる振動又は騒音を採取して振動波形又は音圧波形の採取信号として出力するセンサ部と,該センサ部から受けた上記採取信号に演算処理を加えて所望の形態の出力信号を出力する演算部とを有するA/T検査装置における,振動又は騒音の測定機能を診断する診断方法であって,
擬似的な振動又は騒音である疑似信号を,上記センサ部によって採取させ,該センサ部から上記演算部に送られる採取信号と同じ信号をセンサ生信号として分岐して採取し,該センサ生信号と上記疑似信号に基づく理論値であるセンサ生信号理論値とを比較して,上記センサ生信号が正常か否かを判断するセンサ部診断ステップを行うと共に,
上記演算部から出力される出力信号を採取し,該出力信号と上記疑似信号に基づく理論値である出力信号理論値とを比較して,上記出力信号が正常か否かを判断する演算部診断ステップを行うに当たり,
上記A/T検査装置は,所定のパターンで上記被測定物の回転数を変化させながら運転させ,
上記疑似信号としては,上記被測定物の回転数が予め定めた値になるごとに予め定めた特定の疑似信号を用い,
上記センサ部診断ステップ及び上記演算部診断ステップにおける上記センサ生信号理論値及び上記出力信号理論値としては,上記回転数に応じて予め定めた特定の値を用いることを特徴とするA/T検査装置の診断方法。 - 回転駆動手段によって被測定物としてのA/Tを回転させ,該被測定物から生じる振動又は騒音を採取して振動波形又は音圧波形の採取信号として出力するセンサ部と,該センサ部から受けた上記採取信号に演算処理を加えて所望の形態の出力信号を出力する演算部とを有するA/T検査装置における,振動又は騒音の測定機能を診断する診断システムであって,
擬似的な振動又は騒音である疑似信号を発する疑似出力装置と,該疑似出力装置及び上記A/T検査装置に電気的に接続された診断用コンピュータとを有してなり,
該診断用コンピュータは,上記疑似出力装置から生成される上記疑似信号を採取するように配設された上記センサ部から上記演算部に送られる採取信号と同じ信号をセンサ生信号として分岐して受信可能であると共に,上記演算部からの出力信号を受信可能に構成されており,
上記センサ部から受信した上記センサ生信号と,上記疑似信号に基づく理論値であるセンサ生信号理論値とを比較して,上記センサ生信号が正常か否かを判断するセンサ部診断手段と,
上記演算部から受信した上記出力信号と,上記疑似信号に基づく理論値である出力信号理論値とを比較して,上記出力信号が正常か否かを判断する演算部診断手段とを有しており,
上記A/T検査装置は,所定のパターンで上記被測定物の回転数を変化させながら運転するよう構成されており,
上記疑似出力装置および上記診断用コンピュータは,それぞれ上記A/T検査装置における上記被測定物の回転数を受信可能に構成されており,
上記疑似出力装置は,受信した上記回転数に応じて予め定めた疑似信号を発するように構成されており,
上記診断用コンピュータは,上記センサ生信号理論値及び上記出力信号理論値として,受信した上記回転数が予め定めた特定の値になるごとに予め定めた特定の値を用いて,それぞれ上記センサ部診断手段及び上記演算部診断手段を実行するように構成されていることを特徴とするA/T検査装置の診断システム。 - 請求項2において,上記診断用コンピュータは,上記A/T検査装置および上記疑似出力装置に診断を開始する開始信号を発信する開始信号発振手段を有しており,
上記A/T検査装置は,上記診断用コンピュータからの上記開始信号を受信した後に,所定パターンで上記被測定物の回転数の変更を開始するよう構成されており,
上記疑似出力装置は,上記診断用コンピュータからの上記開始信号を受信した後に,上記回転数の変化に応じて予め定めたパターンで上記疑似信号を変更して発するように構成されていることを特徴とするA/T検査装置の診断システム。 - 請求項2又は3において,上記演算部は,上記センサ部から受けた上記採取信号の周波数分析を行うFFTアナライザと,該FFTアナライザの分析結果をそのまま又は演算処理して出力する処理コンピュータとを有することを特徴とするA/T検査装置の診断システム。
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