JP4016821B2 - ローラコンベヤ設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物品(被搬送物)を複数のゾーン間に亘って間欠搬送(アキューム搬送)するのに採用されるローラコンベヤ設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のローラコンベヤとしては、次のような構成が提供されている。すなわち、選択された一対のシャフトにそれぞれセンサアームが揺動可能に設けられている。これらセンサアームの上端には、それぞれセンサローラが回転可能に設けられ、そして下端とサイドフレームとの間にはバネが設けられている。また、センサアームの中間部間はリンクによって互いに接続され、そして片方のセンサアームに対向して三方弁が設けられている。
【0003】
このような従来構成によると、物体(被搬送物)が一方または他方のセンサローラを押し下げることで、リンクを介して両センサアームが同時に揺動して三方弁を操作することになり、これにより物体の底部形状や長さ方向の寸法変化に対処している(たとえば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特表平11−504609号公報(第4−5頁、図5)
【0005】
【特許文献2】
特開平5−270624号公報(図7)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上記した従来構成によると、一対のセンサアームをリンクにより接続し、これらが同時に作動する形式であることから、一方または他方のセンサローラを押し下げる(オンする)ための力がより大きく必要となり、以て軽量の物体では押し下げる(オンする)ことができない可能性もある。また、センサアームに対するリンクの接続がピンなどを介しての嵌め合いとなるため、製作精度が必要となる。さらにリンクは、或る程度の長さを持ち、コンベヤフレームに内蔵させるため、後で追加して配設することは容易に行えない。
【0007】
そこで本発明の請求項1記載の発明は、物品を、その形状、長さ、重量に関係なく複数のゾーン間に亘って円滑に間欠搬送し得、しかも製作精度は必要とせず、さらに既設の設備に容易に追加して配設し得るローラコンベヤ設備を提供することを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載のローラコンベヤ設備は、物品を複数のゾーン間に亘って間欠搬送するローラコンベヤ設備であって、各ゾーンには、ローラ群に対してコンベヤ駆動手段を接断させるアキュームユニットと、前記ローラ群に対して当接離間作用するブレーキユニットとがそれぞれ設けられるとともに、最下流のゾーンと後半部の複数のゾーンとを除いた前半部の複数のゾーンのそれぞれには、アキュームユニットとブレーキユニットとを可逆的に作用させる弁手段と、物品の検出手段とが設けられ、各検出手段は上手検出装置と下手検出装置とからなり、両検出装置はそれぞれ、コンベヤ幅方向に沿った横方向軸心の周りに揺動自在なブラケット体と、このブラケット体に取り付けられコンベヤ搬送面から突出すべく付勢されたセンシングローラと、前記ブラケット体に形成された操作部と、この操作部に対向されてコンベヤフレーム側に設けられた常時遮断状態の開閉弁とにより構成され、両開閉弁のうち、少なくとも一方の開閉弁におけるセンシングローラが付勢力に抗して移動したとき、操作部により開閉弁が連通状態に操作されて、上流側ゾーンにおける前記弁手段をブレーキ作用側に切り換えるように構成され、また最下流のゾーンと、最上流のゾーンを除いた後半部の各ゾーンとのそれぞれには、前記下手検出装置のみに相当する検出装置が設けられていることを特徴としたものである。
【0009】
したがって請求項1の発明によると、前半部の複数の各ゾーンのそれぞれにおいては、検出手段の作動に基づいて弁手段を作動させることで、ブレーキユニットとアキュームユニットとを、ローラ群に対して可逆的に作用させて、ゾーン間における物品の間欠搬送を行える。その際に、物品が存在していないときに検出手段は、付勢力によってブラケット体を揺動させて、センシングローラをコンベヤ搬送面から突出させ、以て検出可能としている。このような検出可能な状態において、操作部は開閉弁から離間しており、以て開閉弁を遮断状態にし得る。これにより弁手段は、アキュームユニット側へ加圧エアを流入させる駆動姿勢を維持する。
【0010】
また、センシングローラに物品が到達したとき、付勢力に抗してブラケット体を揺動させて、センシングローラの上面をコンベヤ搬送面と同じレベルとする。これにより、操作部が開閉弁を連通状態に作動させて加圧エアを弁手段に流入させ、以て弁手段が作動することで、アキュームユニットへの加圧エアの流入を遮断すると同時に、加圧エアをブレーキユニットに流入させ得る。
【0011】
このとき、前半部の複数の各ゾーンのそれぞれの検出手段においては、搬送されてきた物品によって、まず上手検出装置が検出動し、次いで下手検出装置が検出動することになり、したがって物品の外面形状、底部形状、長さ方向の寸法変化に関係なく、検出手段において検出し得る。その際に両検出装置は、それぞれブラケット体の操作部により開閉弁を操作することから、そのセンシングローラを押し下げるための力は小さくてもよく、以て軽量の物品でも押し下げ得る。また、両ブラケット体と両開閉弁とは各別の取り付けとなることから製作精度は必要とせず、さらに既設の設備に容易に追加して配設し得る。
【0012】
また本発明の請求項2記載のローラコンベヤ設備は、上記した請求項1記載の構成において、弁手段は、主供給配管をアキュームユニットとブレーキユニットに対して可逆的に接断させる切り換え弁と、この切り換え弁を切り換え動させるシャトル弁からなり、このシャトル弁は、少なくとも一方の開閉弁におけるセンシングローラが付勢力に抗して移動したとき、アキュームユニットに接続している切り換え弁をブレーキユニットに接続させるように作動することを特徴としたものである。
【0013】
したがって請求項2の発明によると、検出手段における両検出装置のうち、少なくとも一方の検出装置の作動によって、対応する弁手段のシャトル弁を介して切り換え弁を切り換え動させることで、ブレーキユニットとアキュームユニットとを、ローラ群に対して可逆的に作用させて、ゾーン間における物品の間欠搬送を行える。
【0014】
そして本発明の請求項3記載のローラコンベヤ設備は、上記した請求項1または2記載の構成において、前半部の各ゾーンの検出手段で、少なくとも一方の検出装置において、そのブラケット体は、コンベヤ幅方向の両側それぞれに揺動自在に設けられ、これらブラケット体間にローラ間で昇降可能なセンシングローラが取り付けられるとともに、センシングローラはコンベヤ搬送面から突出すべくウエイト付勢されていることを特徴としたものである。
【0015】
したがって請求項3の発明によると、物品が存在していないときに検出手段の両検出装置は、それぞれウエイト付勢力によって両ブラケット体を揺動させて、センシングローラをコンベヤ搬送面から突出させ、以て検出可能としている。このような検出可能な状態において、センシングローラに物品が到達したとき、ウエイト付勢力に抗して両ブラケット体を揺動させて、センシングローラの上面をコンベヤ搬送面と同じレベルとし、これにより操作部が開閉弁を連通状態に作動させ得る。
【0016】
さらに本発明の請求項4記載のローラコンベヤ設備は、上記した請求項3記載の構成において、ブラケット体には少なくとも2箇所に取り付け部が形成され、第1の取り付け部間にセンシングローラが取り付けられるとともに、第2の取り付け部間にはウエイト体が取り付けられていることを特徴としたものである。
【0017】
したがって請求項4の発明によると、検出手段における少なくとも一方の検出装置は、ウエイト体によってウエイト付勢力を確保し得るとともに、センシングローラやウエイト体をローラ間に位置させた状態で配設し得る。
【0018】
しかも本発明の請求項5記載のローラコンベヤ設備は、上記した請求項1〜4のいずれかに記載の構成において、ブラケット体は、ローラ軸に外嵌されて横方向軸心の周りに揺動自在に形成されていることを特徴としたものである。
【0019】
したがって請求項5の発明によると、ブラケット体を任意なローラ軸に取り付けることで、検出手段における両検出装置をゾーン中の好適な位置に配設し得る。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明における一実施の形態を、図に基づいて説明する。
図1〜図7において、ローラコンベヤ設備1のフレーム本体2は、左右一対のコンベヤフレーム3と、両コンベヤフレーム3の下部間に設けられた連結フレーム4などにより構成され、そして、コンベヤフレーム3の下部間でかつ長さ方向における複数箇所には脚部材5が連結されている。
【0021】
両コンベヤフレーム3間には、長さ方向における多数箇所に位置されてローラ6が遊転自在に設けられている。すなわちローラ6群は、前記コンベヤフレーム3に形成された六角孔(または切り欠き部)にローラ軸7の六角軸部が位置されることで、両コンベヤフレーム3間で遊転自在に支持されている。これにより、ローラ6群の上方に搬送経路9が形成される。
【0022】
前記フレーム本体2内でかつ一方のコンベヤフレーム3側の位置にはコンベヤ駆動手段10が配設されている。すなわち、ローラ6群の下方で搬送経路9の両端にはそれぞれ反転用案内輪体11が配設されるとともに、これら反転用案内輪体11間にはユニットベース20が配設されている。そしてユニットベース20上には、搬送経路9を複数のゾーンZ〜Zに分けた状態でアキュームユニット25が設けられるとともに、各アキュームユニット25の内側方にはブレーキユニット30が対として配設されている。
【0023】
両コンベヤフレーム3の下部間にボックス状の駆動部フレーム12が設けられ、この駆動部フレーム12に減速機付きのモータ13が搭載されるとともに、モータ13の出力軸には駆動用輪体14が設けられている。さらにモータ13の近くにおいて、一方のコンベヤフレーム12には一対の反転用案内輪体15が設けられるとともに、駆動部フレーム12には位置調整自在なテンション用案内輪体16が設けられている。
【0024】
駆動用の無端ベルトなどからなる無端回動体18は、両反転用案内輪体11とアキュームユニット25群とに亘って上方から掛けられて、前記ローラ6群に下方から当接自在に構成されるとともに、その当接により回転動力が伝達されるように構成されている。さらに、下位案内輪体17群に上方から掛けられるとともに、両反転用案内輪体15、テンション用案内輪体16に掛けられたのち、駆動用輪体14に掛けられることで、回動力が付与される構成になっている。
【0025】
すなわちローラ6群の多くは、コンベヤ駆動手段10の無端回動体18が下方から当接されることで駆動回転可能に構成されている。以上の11〜18などによりコンベヤ駆動手段10の一例が構成される。
【0026】
前記ユニットベース20は前記連結フレーム4の上方に位置されている。そしてユニットベース20と連結フレーム4との間にスペーサ21が配設されたのち、結合具(ボルト・ナット)22により結合される。その際に、スペーサ21の高さ寸法により決定されるユニットベース20と連結フレーム4との間隔(隙間)によって、前記無端回動体18のリターン経路19が形成される。
【0027】
前記ローラ6群は搬送経路9の方向において複数のゾーンZ〜Zに分けられるとともに、各ゾーンZ〜Z毎に、前記ローラ6群に対してコンベヤ駆動手段10を接断させる前記アキュームユニット25が配設されている。
【0028】
これらアキュームユニット25は、ユニットベース20との間に設けられた昇降ガイド手段26に案内される昇降フレーム27と、これらユニットベース20と昇降フレーム27との間に設けられた昇降用のエアアクチュエータ28と、前記昇降フレーム27における搬送経路9の方向の4箇所(複数箇所)に設けられた上位案内輪体29などにより構成されている。そして上位案内輪体29群は、前記無端回動体18に対して下方から当接自在に構成されている。
【0029】
各アキュームユニット25の内側方で前記フレーム本体2側には、前記ローラ6群に対して当接離間作用する前記ブレーキユニット30が、それぞれ対として配設されている。これらブレーキユニット30とアキュームユニット25とは、ローラ6群に対して可逆的に作用されるように構成されている。
【0030】
すなわち、搬送経路9の方向において、各ゾーンZ〜Z毎に配設されている前記ブレーキユニット30は、ユニットベース20との間に設けられた昇降ガイド手段31に案内される昇降体32と、これらユニットベース20と昇降体32との間に設けられた昇降用のエアアクチュエータ(昇降動手段の一例)33と、前記昇降体32に設けられ前記ローラ6群に対して下方から作用自在(当接自在)なブレーキ部材34などから構成されている。
【0031】
前記昇降体32は、横板部32aと、この横板部32aの左右縁部から上方へと折り曲げ状に連設された一対(複数)の立ち上がり部32bとにより、上部開放のC字レール状(C字フレーム状)に形成されている。前記ブレーキ部材34は、たとえばゴムにより矩形ブロック状に形成されている。その際に下部側には、前記立ち上がり部32bに上方から嵌合自在な溝部35が、下方ならびに前後に開放されて形成されている。
【0032】
ここでアキュームユニット25のエアアクチュエータ28とブレーキユニット30のエアアクチュエータ33とは、弁手段(後述する。)の切り換わり動作によって、可逆的に昇降動作するように構成されている。以上の26〜29などによりアキュームユニット25の一例が構成され、そして31〜35などによりブレーキユニット30の一例が構成される。
【0033】
先端部分(最下流)のゾーンZと、後半部のゾーンZ17〜Zとを除いた前半部の各ゾーンZ〜Z16には、それぞれ物品の検出手段40が設けられている。この検出手段40は、上手検出装置41と下手検出装置61とからなり、これら検出装置41,61は同様な構成とされている。前記上手検出装置41は、1つのローラ6に対応して配設され、そして下手に1つのローラ6を置いた状態で、さらに下手の1つのローラ6に対応して下手検出装置61が配設されている。
【0034】
すなわち両検出装置41,61は、コンベヤ幅方向の両側それぞれに、コンベヤ幅方向に沿った横方向軸心42,62の周りに揺動自在なブラケット体43,63を有する。ここでブラケット体43,63は側面視においてY字状のリンク体であって、その上位の2箇所(少なくとも2箇所)は取り付け部43a,63a、43b,63bに形成され、また残りの下位の1箇所は操作部43c,63cに形成されている。
【0035】
そしてブラケット体43,63の交差部である中央部分には貫通孔44,64が形成され、この貫通孔44,64を介して、目的とするローラ6のローラ軸7における丸軸部に外嵌されることで、ローラ軸心である横方向軸心42,62の周りに揺動自在に形成されている。
【0036】
両側のブラケット体43,63間には、ローラ6間で昇降可能なセンシングローラ45,65が取り付けられている。すなわち、下流側(下手側)に位置される第1の取り付け部43a,63a間には、コンベヤ幅方向の横軸46,66を介してセンシングローラ45,65が遊転自在に取り付けられている。そして、上流側(上手側)に位置される第2の取り付け部43b,63b間には、ロッド状のウエイト体47,67が取り付けられている。その際に、ウエイト体47,67のウエイト付勢力によって両ブラケット体43,63を揺動させることで、センシングローラ45,65がコンベヤ搬送面8から突出するように構成されている。
【0037】
両検出装置41,61のそれぞれにおいて、一方(少なくとも一方)のブラケット体43,63における操作部43c,63cに対向されて、コンベヤフレーム3側には常時遮断状態の開閉弁58,78が設けられている。ここで、両開閉弁58,78のうち、少なくとも一方の開閉弁58,78におけるセンシングローラ45,65が付勢力に抗して移動したとき、操作部43c,63cにより開閉弁58,78が連通状態に操作されて、上流側ゾーンにおける弁手段をブレーキ作用側に切り換えるように構成されている。
【0038】
すなわち、左右対象形状の弁支持体50,70が設けられ、この弁支持体50,70は、中央部分に上方ならびに左右方で開放された凹所51,71が形成され、そして上流側に弁支持部52,72が形成されるとともに、下流側に連結部53,73が形成されている。前記弁支持体50,70は、その凹所51,71に前記操作部43c,63cが嵌入された状態に配置され、そして連結部53,73からコンベヤフレーム3に亘って作用される固定具(ボルト・ナット)54,74によりコンベヤフレーム3側に固定される。また弁支持部52,72は、上方ならびに前後方で開放された凹状であって、前記開閉弁58,78が嵌め込まれたのち固定具(ボルト・ナット)55,75により固定されている。
【0039】
その際に、凹所51,71の前後面は突出ストッパー面51a,71aと退入ストッパー面51b,71bに形成され、通常においては、ウエイト付勢力による揺動によって、操作部43c,63cが突出ストッパー面51a,71aに当接されている。そして、このような検出可能な状態において操作部43c,63cは、前記開閉弁58,78の作動部59,79から離間されており、以てばね内蔵の開閉弁58,78は、通常においてはばねに外力が作用されない遮断状態にある。
【0040】
なお、各ゾーンZ〜Z17における搬送経路9の方向での両検出装置41,61の配設位置は、搬送される物品の惰走などに応じて適宜に設定され、また適宜に変更されるものである。以上の42〜59などにより上手検出装置41の一例が構成されるとともに、62〜79などにより下手検出装置61の一例が構成され、そして両検出装置41,61などにより検出手段40の一例が構成される。
【0041】
先端部分(最下流)のゾーンZと、後端部分(最上流)のゾーンZを除いた後半部のゾーンZ17〜Zn−1には、前述した下手検出装置61のみに相当する検出装置、すなわち開閉弁78Aなどを有する検出装置61Aが設けられている。
【0042】
図6〜図8において、先端部分(最下流)のゾーンZと、後半部のゾーンZ17〜Zとを除いた前半部の各ゾーンZ〜Z16には、アキュームユニット25とブレーキユニット30とを可逆的に作用させる弁手段80がそれぞれ設けられている。ここで各弁手段80は、主供給配管(後述する。)をアキュームユニット25とブレーキユニット30に対して可逆的に接断させる切り換え弁91と、この切り換え弁91を切り換え動させる低圧優先形シャトル弁(シャトル弁の一例)81などから構成されている。
【0043】
すなわち、低圧優先形シャトル弁81の弁本体82には、連通路83を介して連通された1対の弁室84A,84Bが設けられている。そして、連通路83には弁軸85が摺動自在に設けられるとともに、この弁軸85の両端には弁体86A,86Bが設けられている。ここで、連通路83の開口周辺において弁室84A,84Bを形成する壁面は弁座87A,87Bに形成され、これら弁座87A,87Bに対して、前記弁体86A,86Bが択一的に当接離間可能に構成されている。なお弁室84A,84Bは、弁体86A,86Bの外周外方を通って連通路83に連通可能に構成されている。前記低圧優先形シャトル弁81における連通路83は、連絡路88を介して前記切り換え弁91に接続されている。
【0044】
なお、先端部分(最下流)のゾーンZには、前記切り換え弁91と同様の作用を行う電磁切り換え弁92と、物品の検出体(光電管形式など)93が設けられている。また後半部のゾーンZ17〜Zには、駆動用開閉弁94が設けられている。
【0045】
次に、配管(エア供給路)を説明する。すなわち、エア供給源(図示せず。)側に接続される主供給配管100に対して、各切り換え弁91の入り口ポートと、電磁切り換え弁92の入り口ポートと、駆動用開閉弁94の入り口ポートとが、それぞれ分配配管101,102,103を介して並列接続されている。さらに主供給配管100に対して、各開閉弁58,78の入口ポートが分配配管104を介して並列接続されている。なお、分配配管104は主供給配管100に接続され、そして、分岐分配配管104a,104bとして両開閉弁58,78の入口ポートに接続されている。
【0046】
さらに前半部の各ゾーンZ〜Z16においては、下流側の低圧優先形シャトル弁81における上手弁室84Bと、上流側の低圧優先形シャトル弁81における下手弁室84Aとが、連絡配管105を介して接続されている。また、下手側のゾーンZにおける低圧優先形シャトル弁81における下手弁室84Aには、先端部分のゾーンZにおける開閉弁78Aの出口ポートが連絡配管106を介して接続されている。さらに、上手側のゾーンZ16における上手弁室84Bは、後半部のゾーンZ17〜Zにおける下手側のゾーンZ17に設けられた駆動用開閉弁93に、連絡配管107を介して接続されている。
【0047】
前半部の各ゾーンZ〜Z16においては、その開閉弁58,78における出口ポートが、同じゾーンに設けられた低圧優先形シャトル弁81の上流側において、連絡配管105に対して連絡配管108を介して接続されている。なお、連絡配管108の下流端は連絡配管105に接続され、また上流側は、合流連絡配管108a,108bとして両開閉弁58,78の出口ポートに接続され、そして合流部にはシャトル弁109が設けられている。
【0048】
なお先端部分(最下流)のゾーンZにおいては、その開閉弁78Aにおける入口ポートが、分配配管104を介して主供給配管100に接続されている。また後半部のゾーンZ17〜Zn−1においては、その開閉弁78Aにおける出口ポートが、1つ上流のゾーンに設けられた駈動用開閉弁94に、連絡配管110を介して接続されている。
【0049】
各切り換え弁91や電磁切り換え弁92における2つの出口ポートのうち、1つの出口ポートは供給配管111を介して、同じゾーンにおけるブレーキユニット30のエアアクチュエータ33に接続され、また残り1つの出口ポートは供給配管112を介して、同じゾーンにおけるアキュームユニット25のエアアクチュエータ28に接続されている。そして駆動用開閉弁94の1つの出口ポートは、供給配管113を介して、同じゾーンにおけるアキュームユニット25のエアアクチュエータ28に接続されている。
【0050】
以下に、上記した実施の形態における基本的な作用を説明する。
ローラコンベヤ設備1においては、コンベヤ駆動手段10におけるモータ13の駆動により、無端回動体18を回動し得る。その際に無端回動体18は、反転用案内輪体15間の作用経路部においては各アキュームユニット25の上位案内輪体29群により支持案内され、またリターン経路19においては下位案内輪体17群により支持案内されながら、連結フレーム4とユニットベース20との間を通過する。
【0051】
このようにして無端回動体18を回動させる際に、アキュームユニット25のエアアクチュエータ28を伸展動させて昇降フレーム27を上昇させることで、上位案内輪体29群により無端回動体18を上昇させて、前記ローラ6群に下方から当接し得る。これにより、無端回動体18によってローラ6群を駆動回転させ得、以てローラ6群により支持している物品(折畳みコンテナ、コンテナ、ダンボール箱など)を搬送経路9上で搬送し得る。
【0052】
また、アキュームユニット25のエアアクチュエータ28を収縮動させて昇降フレーム27を下降させることで、上位案内輪体29群の下降により無端回動体18を前記ローラ6群に対して下方へ離間し得る。このとき、アキュームユニット25のエアアクチュエータ28と可逆的に昇降動作するブレーキユニット30のエアアクチュエータ33を伸展動させて昇降体32を上昇させることになり、以てブレーキ部材34を前記ローラ6群に下方から当接し得る。これにより、無端回動体18の離間により遊転していたローラ6群に制動力を作用させ、以てローラ6群の回転を停止させて物品の搬送を停止し得る。
【0053】
そして、アキュームユニット25を作用させての搬送により、先端部分(最下流)のゾーンZから物品の払い出し(送り出し)を行える。さらに、アキュームユニット25を作用させての搬送と、ブレーキユニット30を作用させての停止とを繰り返すことにより、搬送経路9上の各ゾーンZ〜Z間に亘って、物品を間欠搬送(順送り搬送)し得るとともに、前述したように、先端部分のゾーンZから順次、物品の払い出しを行える。
【0054】
次に各ゾーンZ〜Zにおいて、検出手段40などの作動に基づく前記アキュームユニット25とブレーキユニット30との可逆的な作用を説明する。
すなわち、たとえば搬送経路9に物品が全く存在していないときに検出手段40の各検出装置41,61,61Aは、図1の実線や点線に示すように、ウエイト体47,67のウエイト付勢力によって両ブラケット体43,63を揺動させて、センシングローラ45,65をコンベヤ搬送面8から突出させている。この突出姿勢は、操作部43c,63cが突出ストッパー面51a,71aに当接することで維持し得る。そして、この状態において操作部43c,63cは、開閉弁58,78,78Aの作動部59,79から離間しており、以て開閉弁58,78は遮断状態にある。
【0055】
これにより、たとえば図8に示すように、主供給配管100から分配配管104へ流れる加圧エアを開閉弁58,78,78Aで遮断することになり、以て連絡配管106,108,110に加圧エアは流れない。したがって、低圧優先形シャトル弁81は非作動となり、連絡路88に加圧エアが流れないことで、切り換え弁91は、アキュームユニット25側へ加圧エアを流入させる駆動姿勢を維持する。また駆動用開閉弁94も、アキュームユニット25側へ加圧エアを流入させる駆動姿勢を維持する。
【0056】
その結果、主供給配管100からの加圧エアを、供給配管112を介してアキュームユニット25のエアアクチュエータ28に流入させ、以て無端回動体18によってローラ6群を駆動回転させて、物品を搬送経路9上で搬送可能な状態にし得る。
【0057】
したがって、上流端のゾーンZに供給された物品を各ゾーンZ〜Zにおいて順次搬送し得る。その際に物品を、各ゾーンZ〜Zにおける検出手段40の各検出装置41,61,61Aが検出動して開閉弁58,78,78Aが開動するが、連絡配管106,108,110には加圧エアが瞬間的に流れるだけで低圧優先形シャトル弁81は動作しない。
【0058】
そして、搬送してきた物品が下流端のゾーンZに達し、たとえばストッパ手段(図示せず。)により停止させたとき、この物品を検出体93により検出して電磁切り換え弁92を切り換え動させる。
【0059】
その結果、アキュームユニット25のエアアクチュエータ28への加圧エアを遮断して昇降フレーム27を下降させ、上位案内輪体29群の下降により無端回動体18を前記ローラ6群に対して下方へ離間し得る。そして、主供給配管100からの加圧エアを、供給配管111を介してブレーキユニット30のエアアクチュエータ33に流入させ、以て昇降体32を上昇させてブレーキ部材34をローラ6群に下方から当接し得る。これにより、無端回動体18の離間により遊転していたローラ6群に制動力を作用させ、以てローラ6群の回転を停止させて物品の搬送を停止し得る。
【0060】
また、物品を下流端のゾーンZに停止させたとき、下流端のゾーンZにおける検出装置61Aは、たとえば図1の仮想線に示すように、ウエイト体67のウエイト付勢力に抗して両ブラケット体63を揺動させて、センシングローラ65の上面をコンベヤ搬送面8と同じレベルとする。これにより、操作部63cが開閉弁78Aの作動部79に当接し、以て開閉弁78Aを連通状態に作動させる。
【0061】
すると、分配配管104からの加圧エアが、連絡配管106を介して、1つ上流のゾーンZにおける低圧優先形シャトル弁81の下手弁室84Aに流入する。これにより図8の実線に示すように、下手弁体86Aを下手弁座87Aに当接させて、上手弁室84Bを、連通路83を介して連絡路88に連通させる。
【0062】
このような状態で、次の物品が1つ上流のゾーンZに搬送されてくると、検出手段40が検出動する。すなわち、たとえば図9に示すように底面が扁平な正立方体の物品aが搬送されてくると、まず図9の(a)に示すように上手検出装置41が検出動し、次いで図9の(b)に示すように、上手検出装置41の検出動を維持した状態で下手検出装置61が検出動する。
【0063】
図9の(a)に示すように上手検出装置41が検出動すると、分配配管104からの加圧エアが、分岐分配配管104a、開閉弁58、合流連絡配管108a、シャトル弁109、連絡配管108、連絡配管105を介して、同じゾーンZにおける低圧優先形シャトル弁81の上手弁室84Bに流入する。これにより、上手弁室84Bに流入した加圧エアは、連絡路88を介して切り換え弁91に流入することになる。
【0064】
その結果、切り換え弁91が切り換え動し、アキュームユニット25のエアアクチュエータ28への加圧エアの流入を遮断して昇降フレーム27を下降させ、上位案内輪体29群の下降により無端回動体18を前記ローラ6群に対して下方へ離間させる。これと同時に、分配配管101からの加圧エアを、供給配管111を介してブレーキユニット30のエアアクチュエータ33に流入させ、以て昇降体32を上昇させてブレーキ部材34をローラ6群に下方から当接し得る。
【0065】
引き続いて図9の(b)に示すように、上手検出装置41の検出動を維持した状態で下手検出装置61が検出動すると、分配配管104からの加圧エアが、分岐分配配管104b、開閉弁78、合流連絡配管108bを介してシャトル弁109に流入する。このときシャトル弁109には、前述したように上手検出装置41側の回路を経て加圧エアが流入しており、この場合、エア圧の高い側の加圧エアがシャトル弁109を介して連絡配管108側に流入し、以て切り換え弁91を確実に動作させることになる。
【0066】
このような動作によって、無端回動体18の離間により遊転していたローラ6群に制動力を作用させ、以てローラ6群の回転を停止させて、搬送されてきた物品aを、下流端のゾーンZに停止させている物品aに近接(または当接)させた状態で、1つ上流のゾーンZに確実に停止し得る。そして、次々と搬送されてきた物品aを、上述と同様にして、順次、上流のゾーンZ〜Z16に確実に停止し得る。
【0067】
また、たとえば図10に示すように前後面が傾斜した物品bが搬送されてくると、まず図10の(a)に示すように上手検出装置41が検出動し、これにより、シャトル弁109などを介して加圧エアが切り換え弁91に流入することになる。その結果、図10の(b)に示すように、搬送されてきた物品bを、下流端のゾーンZに停止させている物品bに近接(または当接)させた状態で、1つ上流のゾーンZに確実に停止し得る。
【0068】
このとき下手検出装置61は非検出動状態にあるが、前述したように上手検出装置41が検出動を維持した状態にあることから、物品bの1つ上流のゾーンZでの停止は何ら支障なく行える。そして、次々と搬送されてきた物品bを、上述と同様にして、順次、上流のゾーンZ〜Z16に確実に停止し得る。
【0069】
図11は、種々な物品の停止状態を示している。すなわち図11の(a)は、底面の前後が円弧状の物品cを停止させており、このとき下手検出装置61は非検出動状態にあるが、上手検出装置41が検出動を維持した状態にある。また図11の(b)は、底面が凹入円弧状の物品dを停止させており、このとき上手検出装置41は非検出動状態にあるが、下手検出装置61が検出動状態にある。
【0070】
そして図11の(c)は、下流端のゾーンZに停止させている正立方体の物品aに近接(または当接)させた状態で、1つ上流のゾーンZに前後面が傾斜した物品bを停止させている。このとき下手検出装置61は非検出動状態にあるが、上手検出装置41が検出動を維持した状態にある。
【0071】
また図11の(d)は、下部に鍔状突出部を有する物品eを高速搬送したときで、下流端のゾーンZに停止させている物品eの鍔状突出部に、1つ上流のゾーンZに停止させた物品eの鍔状突出部が乗り上がっている。このとき下手検出装置61は非検出動状態にあるが、上手検出装置41が検出動を維持した状態にある。
【0072】
なお、ゾーンZ17〜Zにおいては、連絡配管107,110からの加圧エアを駆動用開閉弁93に流入させ、その結果、駆動用開閉弁93が切り換え動して、アキュームユニット25のエアアクチュエータ28への加圧エアの流入を遮断するが、ここでは制動力を作用させないことから、物品は自然に停止することになる。
【0073】
次に、上述したようにして、各ゾーンZ〜Zに停止(ストレージ)させた物品を順次払い出す作用を説明する。
まず、下流端のゾーンZに対応した電磁切り換え弁92を、払い出し信号によって切り換え動させる。これにより、ブレーキユニット30のエアアクチュエータ33に対する加圧エアの供給を遮断するとともに、アキュームユニット25のエアアクチュエータ28に対して加圧エアを流入させ、以て前述したように、物品に搬送力を付与して払い出しを行える。
【0074】
この払い出しによって、下流端のゾーンZに対応した検出装置61Aが非検出となって開閉弁78Aは遮断状態になる。これにより、1つ上流のゾーンZの低圧優先形シャトル弁81においては、連絡配管106からの加圧エアの流入がなくなる。すると、連絡配管108を介して上手弁室84Bに流入している加圧エアにより、図8の仮想線に示すように、上手弁体86Bを上手弁座87Bに当接させて、上手弁室84Bと連通路83との連通を遮断させる。
【0075】
その結果、連絡路88を介して加圧エアの流入がなくなることで、切り換え弁91が切り換え動し、ブレーキユニット30のエアアクチュエータ33への加圧エアの流入を遮断して昇降体32を下降させ、以てブレーキ部材34をローラ6群から離間させる。これと同時に、分配配管101からの加圧エアを、供給配管112を介してアキュームユニット25のエアアクチュエータ28に流入させ、以て昇降フレーム27を上昇させて、無端回動体18を前記ローラ6群に対して下方から当接させる。
【0076】
このような動作によって、1つ上流のゾーンZは物品を搬送可能な状態となり、以て物品を下流端のゾーンZに搬送する。そして下流端のゾーンZに搬入された物品は、上述と同様にして、この下流端のゾーンZで停止される。
【0077】
これにより、1つ上流のゾーンZに対応した検出手段40の両検出装置41,61が非検出となって開閉弁58,78が遮断状態になり、以降は前述と同様に作動される。すなわち、各ゾーンZ〜Zに停止していた物品を、順次、1つ下流のゾーンZ〜Zn−1へと順送り搬送し得る。以上の動作によって、搬送経路9に停止させている物品の順次払い出しを行える。
【0078】
上記した実施の形態によると、検出手段40の作動に基づいて弁手段80を作動させることで、ブレーキユニット30とアキュームユニット25とを、ローラ6群に対して可逆的に作用させて、ゾーンZ〜Z間における物品の間欠搬送を行える。その際に、物品が存在していないときに検出手段40は、付勢力によってブラケット体43,63を揺動させて、センシングローラ45,65をコンベヤ搬送面8から突出させ、以て検出可能としている。このような検出可能な状態において、操作部43c,63cは開閉弁58,78から離間しており、以て開閉弁58,78を遮断状態にし得る。これにより弁手段80は、アキュームユニット25側へ加圧エアを流入させる駆動姿勢を維持することになる。
【0079】
また、センシングローラ45,65に物品が到達したとき、付勢力に抗してブラケット体43,63を揺動させて、センシングローラ45,65の上面をコンベヤ搬送面8と同じレベルとする。これにより、操作部43c,63cが開閉弁58,78を連通状態に作動させ、以て加圧エアが弁手段80に流入して作動することで、アキュームユニット25への加圧エアの流入を遮断すると同時に、加圧エアをブレーキユニット30に流入させ得る。
【0080】
このとき各ゾーンZ〜Z16 の検出手段40においては、搬送されてきた物品によって、まず上手検出装置41が検出動し、次いで下手検出装置61が検出動することになり、したがって物品の外面形状、底部形状、長さ方向の寸法変化に関係なく、検出手段40において常に確実に検出し得る。その際に両検出装置41,61は、それぞれブラケット体43,63の操作部43c,63cにより開閉弁58,78を操作することから、そのセンシングローラ45,65を押し下げるための力は小さくてもよく、以て軽量の物品でも確実に押し下げて、複数のゾーンZ〜Z16間に亘って円滑に間欠搬送し得る。
【0081】
また、両ブラケット体43,63と両開閉弁58,78とは各別の取り付けとなることから、製作精度は必要とせず、さらに既設の設備に容易に追加して配設し得る。
【0082】
上記した実施の形態では、弁手段80として低圧優先形シャトル弁81と切り換え弁91とからなる形式が示されているが、同様の作用を行うものであれば、他の弁形式であってもよい。
【0083】
上記した実施の形態では、ブラケット体43,63に形成された第1の取り付け部43a,63a間にセンシングローラ45,65が取り付けられるとともに、第2の取り付け部43b,63b間にウエイト体47,67が取り付けられた形式が示されているが、これはウエイト体47,67が操作部43c,63cの箇所に取り付けられた形式などであってもよい。また、第1の取り付け部43a,63a間にウエイト体47,67が取り付けられるとともに、第2の取り付け部43b,63b間にセンシングローラ45,65が取り付けられた形式などであってもよい。
【0084】
上記した実施の形態では、両検出装置41,61ともに、そのブラケット体43,63がコンベヤ幅方向の両側それぞれに揺動自在に設けられ、両側のブラケット体43,63間にセンシングローラ45,65が両持ち状に取り付けられた形式が示されているが、これは、両検出装置41,61のうち一方のみこの形式で、他方は片側のブラケット体43,63に、ローラ6間で昇降可能なセンシングローラ45,65が片持ち状に取り付けられた形式などであってもよい。さらには、両方ともに片持ち状に取り付けられた形式であってもよい。
【0085】
上記した実施の形態では、ブラケット体43,63が、ローラ軸7に外嵌されて横方向軸心42,62の周りに揺動自在に取り付けられた形式が示されているが、これはローラ軸7を避けた位置でコンベヤフレーム3側に揺動自在に取り付けられた形式などであってもよい。
【0086】
上記した実施の形態では、左右対象形状の弁支持体50,70が設けられており、これによると、左右のコンベヤフレーム3のいずれにも任意に取り付け可能となって、システム(コンベヤライン)に柔軟に対応できる。しかし弁支持体50,70としては、非対象の任意な形状のものであってもよい。
【0087】
【発明の効果】
上記した本発明の請求項1によると、前半部の複数の各ゾーンのそれぞれにおいては、検出手段の作動に基づいて弁手段を作動させることで、ブレーキユニットとアキュームユニットとを、ローラ群に対して可逆的に作用させて、ゾーン間における物品の間欠搬送を円滑かつ確実に行うことができる。その際に、物品が存在していないときに検出手段は、付勢力によってブラケット体を揺動させて、センシングローラをコンベヤ搬送面から突出させて検出可能にでき、この状態において、操作部は開閉弁から離間しており、以て開閉弁を遮断状態にできる。これにより弁手段は、アキュームユニット側へ加圧エアを流入させる駆動姿勢を維持できる。
【0088】
また、センシングローラに物品が到達したとき、付勢力に抗してブラケット体を揺動させて、センシングローラの上面をコンベヤ搬送面と同じレベルにでき、これにより、操作部が開閉弁を連通状態に作動させて加圧エアを弁手段に流入でき、以て弁手段が作動することで、アキュームユニットへの加圧エアの流入を遮断できると同時に、加圧エアをブレーキユニットに流入できる。
【0089】
このとき、前半部の複数の各ゾーンのそれぞれの検出手段においては、搬送されてきた物品によって、まず上手検出装置が検出動し、次いで下手検出装置が検出動することになり、したがって物品の外面形状、底部形状、長さ方向の寸法変化に関係なく、検出手段において常に確実に検出できる。その際に両検出装置は、それぞれブラケット体の操作部により開閉弁を操作することから、そのセンシングローラを押し下げるための力は小さくてもよく、以て軽量の物品でも確実に押し下げて、複数のゾーン間に亘って円滑に間欠搬送できる。また、両ブラケット体と両開閉弁とは各別の取り付けとなることから、製作精度は必要とせず、さらに既設の設備に容易に追加して配設できる。
【0090】
また上記した本発明の請求項2によると、検出手段における両検出装置のうち、少なくとも一方の検出装置の作動によって、対応する弁手段のシャトル弁を介して切り換え弁を切り換え動させることで、ブレーキユニットとアキュームユニットとを、ローラ群に対して可逆的に作用させて、ゾーン間における物品の間欠搬送を行うことができる。
【0091】
そして上記した本発明の請求項3によると、物品が存在していないときに検出手段の両検出装置は、それぞれウエイト付勢力によって両ブラケット体を揺動させて、センシングローラをコンベヤ搬送面から突出させ、以て検出可能にできる。このような検出可能な状態において、センシングローラに物品が到達したとき、ウエイト付勢力に抗して両ブラケット体を揺動させて、センシングローラの上面をコンベヤ搬送面と同じレベルにでき、これにより操作部が開閉弁を連通状態に作動できる。
【0092】
さらに上記した本発明の請求項4によると、検出手段における少なくとも一方の検出装置は、ウエイト体によってウエイト付勢力を確保できるとともに、センシングローラやウエイト体をローラ間に位置させた状態で配設できる。
【0093】
しかも上記した本発明の請求項5によると、ブラケット体を任意なローラ軸に取り付けることで、検出手段における両検出装置をゾーン中の好適な位置に配設できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示し、ローラコンベヤ設備における検出手段部分の一部切り欠き側面図である。
【図2】同ローラコンベヤ設備の一部切り欠き平面図である。
【図3】同ローラコンベヤ設備の一部切り欠き側面図である。
【図4】同ローラコンベヤ設備における検出手段部分の一部切り欠き平面図である。
【図5】同ローラコンベヤ設備における要部の縦断正面図である。
【図6】同ローラコンベヤ設備における要部の配管を示す平面図である。
【図7】同ローラコンベヤ設備における配管説明図である。
【図8】同ローラコンベヤ設備における配管の要部の説明図である。
【図9】同ローラコンベヤ設備において、底面が扁平な正立方体の物品の搬送説明図である。
【図10】同ローラコンベヤ設備において、前後面が傾斜した物品の搬送説明図である。
【図11】同ローラコンベヤ設備において、種々な物品の搬送説明図である。
【符号の説明】
1 ローラコンベヤ設備
6 ローラ
7 ローラ軸
8 コンベヤ搬送面
9 搬送経路
10 コンベヤ駆動手段
13 モータ
18 無端回動体
20 ユニットベース
25 アキュームユニット
27 昇降フレーム
28 エアアクチュエータ
29 上位案内輪体
30 ブレーキユニット
32 昇降体
33 エアアクチュエータ
34 ブレーキ部材
40 検出手段
41 上手検出装置
42 横方向軸心
43 ブラケット体
43a 第1の取り付け部
43b 第2の取り付け部
43c 操作部
45 センシングローラ
47 ウエイト体
50 弁支持体
51 凹所
51a 突出ストッパー面
51b 退入ストッパー面
58 開閉弁
59 作動部
61 下手検出装置
61A 検出装置
62 横方向軸心
63 ブラケット体
63a 第1の取り付け部
63b 第2の取り付け部
63c 操作部
65 センシングローラ
67 ウエイト体
70 弁支持体
71 凹所
71a 突出ストッパー面
71b 退入ストッパー面
78 開閉弁
78A 開閉弁
79 作動部
80 弁手段
81 低圧優先形シャトル弁(シャトル弁)
83 連通路
84A 下手弁室
84B 上手弁室
85 弁軸
86A 下手弁体
86B 上手弁体
91 切り換え弁
92 電磁切り換え弁
94 駆動用開閉弁
100 主供給配管
104 分配配管
104a 分岐分配配管
104b 分岐分配配管
108 連絡配管
108a 合流連絡配管
108b 合流連絡配管
109 シャトル弁
〜Z ゾーン
a〜e 物品

Claims (5)

  1. 物品を複数のゾーン間に亘って間欠搬送するローラコンベヤ設備であって、各ゾーンには、ローラ群に対してコンベヤ駆動手段を接断させるアキュームユニットと、前記ローラ群に対して当接離間作用するブレーキユニットとがそれぞれ設けられるとともに、最下流のゾーンと後半部の複数のゾーンとを除いた前半部の複数のゾーンのそれぞれには、アキュームユニットとブレーキユニットとを可逆的に作用させる弁手段と、物品の検出手段とが設けられ、各検出手段は上手検出装置と下手検出装置とからなり、両検出装置はそれぞれ、コンベヤ幅方向に沿った横方向軸心の周りに揺動自在なブラケット体と、このブラケット体に取り付けられコンベヤ搬送面から突出すべく付勢されたセンシングローラと、前記ブラケット体に形成された操作部と、この操作部に対向されてコンベヤフレーム側に設けられた常時遮断状態の開閉弁とにより構成され、両開閉弁のうち、少なくとも一方の開閉弁におけるセンシングローラが付勢力に抗して移動したとき、操作部により開閉弁が連通状態に操作されて、上流側ゾーンにおける前記弁手段をブレーキ作用側に切り換えるように構成され、また最下流のゾーンと、最上流のゾーンを除いた後半部の各ゾーンとのそれぞれには、前記下手検出装置のみに相当する検出装置が設けられていることを特徴とするローラコンベヤ設備。
  2. 弁手段は、主供給配管をアキュームユニットとブレーキユニットに対して可逆的に接断させる切り換え弁と、この切り換え弁を切り換え動させるシャトル弁からなり、このシャトル弁は、少なくとも一方の開閉弁におけるセンシングローラが付勢力に抗して移動したとき、アキュームユニットに接続している切り換え弁をブレーキユニットに接続させるように作動することを特徴とする請求項1記載のローラコンベヤ設備。
  3. 前半部の各ゾーンの検出手段で、少なくとも一方の検出装置において、そのブラケット体は、コンベヤ幅方向の両側それぞれに揺動自在に設けられ、これらブラケット体間にローラ間で昇降可能なセンシングローラが取り付けられるとともに、センシングローラはコンベヤ搬送面から突出すべくウエイト付勢されていることを特徴とする請求項1または2記載のローラコンベヤ設備。
  4. ブラケット体には少なくとも2箇所に取り付け部が形成され、第1の取り付け部間にセンシングローラが取り付けられるとともに、第2の取り付け部間にはウエイト体が取り付けられていることを特徴とする請求項3記載のローラコンベヤ設備。
  5. ブラケット体は、ローラ軸に外嵌されて横方向軸心の周りに揺動自在に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のローラコンベヤ設備。
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