JP4013426B2 - 遠心分離機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧電センサの異常を検出する回路、及び該回路を組み込み圧電センサが正常か異常かを自己診断する機能を備えた遠心分離機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術として、特開平10−123171号に記載されるように、圧電セラミックスからなる加速度センサの異常検出を行なう時、スイッチによって加速度センサのグランド(以下GNDと称す)側に発振器を接続し、発振器から出力される所定の周波数で電圧が変化する励振用直流電圧を加速度センサのGND側に与え、この時の加速度センサの出力電圧が所定の電圧より小さい場合には、加速度センサが異常と判断する自己診断方法が考案されている。
【0003】
また他の従来技術として、インバランス量を検出するセンサに圧電センサ1を使用した自動遠心分離機50のセンサ異常検出方法について、図5に示す自動遠心分離機50の斜視図及び図6に示す回転駆動部60の側面図を参照しながら以下説明する。分離する試料が入ったラック51を収容するバケット52と、搬送ライン55を流れてくるラック51を把持しバケット52に搬入するロボットハンド53と、バケット52を保持し高速回転するロータ54と、ロータ54を回転駆動する遠心用モータ61と、遠心用モータ61のハウジングをシャフトケース62に固定し、シャフトケース62の振動をインバランス量として検出する圧電センサ1をシャフトケース62に接着剤などで固着している。上記した回転駆動部60は、自動遠心分離機50のフレーム64に弾性体63を介して固定されている。また、自動遠心分離機50を制御する制御装置7は、増幅後の圧電センサ1の出力電圧をアナログ電圧からデジタル変換するA/D変換機能を有するCPU4を搭載している。尚CPU4は、図示していない読み出し専用メモリ及び読み書き可能メモリを内蔵している。上記した自動遠心分離機50の圧電センサ1の異常検出方法は、通常重量バランスをとるために使用するダミーラック56をロボットハンド53でバケット52に1個搬入し、故意にインバランス状態を作る。予めCPU4が、回転開始前の圧電センサ1の出力電圧を読み取り、所定のオフセット値を加算してしきい値として記憶する。
【0004】
次にインバランスの状態のまま遠心用モータ61を駆動してロータ54を回転させると、インバランスにより圧電センサ1が振動する。圧電センサ1が正常な場合は増幅した出力電圧が記憶したしきい値よりも高くなるが、ロータ54を回転させても圧電センサ1の増幅後の出力電圧がしきい値以下の場合は、圧電センサ1が異常であるとCPU4が判断し停止する。尚、自動遠心分離機50内にある全てのラック51をロボットハンド53によって搬送ライン55に搬出した後、上記した圧電センサ1の異常検出処理を実行する。圧電センサ1が正常であれば、搬送ライン55で送られてきた分離すべき試料が入ったラック51をロボットハンド53によってバケット52に搬入し、遠心用モータ61がロータ54を高速回転させて試料の遠心分離を行なう。遠心分離後、ロボットハンド53によってバケット52からラック51を搬送ライン55に搬出する。自動遠心分離機50は、上記したラック51の搬入・遠心分離・搬出の一連の動作を、図示していない上位のホストコンピュータからの通信命令に従い動作し、繰り返し運転する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、従来の圧電センサ1の異常検出処理は、圧電センサ1の異常は判っても外れたことは判別つかない。また、搬入・遠心分離・搬出の一連の動作の前に1回しか行わないため、運転途上で圧電センサ1に異常が起きても判らないという問題があった。
【0006】
このような問題を解決する一つの手法に、例えば、搬入動作の前に上記したような圧電センサ1の異常検出処理を実行し、搬入・遠心分離・搬出の一連の動作の中に組み込めば圧電センサ1の異常を検出することは可能となるが、一連の動作時間が異常検出処理に要する時間の分だけ長くなってしまい、単位時間当たりの遠心分離すべき試料数が減るという新たな問題が発生する。
【0007】
一方、特開平10−123171号に記載される手法は、発振器の周波数印加による自発分極電荷を利用したものであるが、加速度センサ3つの内の一つが異常であることは判るが、異常の状態が断線なのか短絡なのかを見分けることができない。
【0008】
本発明の目的は、発振器等の高価な部品を適用せずに安価で簡素な構成を成し、しかも異常の状態が断線若しくは短絡の状態を判別できる異常検出回路を提供することである。
【0009】
本発明の他の目的は、圧電センサ1の取り付け状態を確認し、搬入・遠心分離・搬出の一連の動作の中に圧電センサ1の異常検出処理を少なくとも1回は実行し、圧電センサ1の異常検出つまり自己診断機能を有した信頼性の高い遠心分離機を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、遠心用モータ61と、遠心用モータ61の回転により遠心回転するロータ54を設け、GND端子と出力端子を有し回転時の振動量を検出する圧電センサ1と、圧電センサ1のGND端子側に接続され所定の電圧を切り替える電圧切り換え器2と、圧電センサ1の出力端子側に接続された抵抗器5及び所定の基準電圧と比較する比較器3と、電圧切り換え器2を制御し比較器3の出力電圧を入力する異常検出手段4を備え、異常検出手段が、電圧切り換え器を制御し、圧電センサの出力電圧と所定の基準電圧と比較する比較器の出力信号を読み取り、出力信号の変化及び信号レベルから圧電センサの異常検出処理を行った後、インバランス状態で回転させたときの圧電センサの出力電圧から圧電センサの取り付け状態を判断する手段を設けることにより達成される。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。図1は、圧電センサ1の異常を検出する回路構成を示すブロック図である。圧電センサ1が有する出力端子1aとGND端子1bは、コネクタ8を介し制御装置7に接続され、所定の電圧を切り替える電圧切り換え器2と圧電センサ1のGND端子1bを接続し、所定の基準電圧と比較する比較器3と圧電センサ1の出力端子1aを接続する。圧電センサ1の出力端子1aと比較器3の入力側の間に放電用の抵抗器5の片方を接続し、抵抗器5の他方は回路のGNDと接続する。異常検出手段4は電圧切り換え器2を制御し、比較器3から出力される電圧を入力するように回路を成している。異常検出回路6は上記した電圧切り換え器2と抵抗器5と比較器3及び異常検出手段4を有し、圧電センサ1が正常か異常かを検出し判断する。
【0012】
図2は、図1の異常検出回路6をより具体化したものであり、電圧切り換え器2にCMOSタイプロジックICのHC541を適用し、同様に比較器3もロジックICのHC541を用い、異常検出手段4には図示していない読み出し専用メモリと読み書き可能メモリを内蔵し、更に入出力ポートのIN端子とOUT端子及びアナログ電圧をデジタル変換するA/D変換機能を有したCPU4を適用した回路を示したものである。制御装置7は増幅器9を有し、圧電センサ1の出力電圧は増幅器9を介してA/D端子からCPU4が読み込めるように回路を構成している。
【0013】
続いて、圧電センサ1の異常検出方法について図2及び図3を参照しながら説明する。CPU4は、圧電センサ1の異常検出処理を行わない時、OUT端子からデジタルのLoレベル信号を出力する。電圧切り換え器2はLoレベル信号を入力するので出力端子はGNDと導通状態になるため、電圧切り換え器2の出力電圧はほぼ0Vになる。次に、圧電センサ1の異常検出処理を行う場合は、CPU4はOUT端子からデジタルのHiレベル信号を出力し、電圧切り換え器2の出力電圧をICの電源電圧である+5Vに切り換える。この時の圧電センサ1の正常と断線及び短絡の各状態における等価回路と、比較器3の入力電圧VA及び比較器3の出力電圧VBの波形を図3に示す。
【0014】
図3(a)に示すように圧電センサ1が正常な場合は、圧電センサ1が持つ静電容量値Cと抵抗器5の抵抗値Rにより、VAの電圧波形は放電状のカーブとなる。t秒経過時の電圧VAは自然対数の底eを用いて次式で表せる。
【0015】
【数1】
【0016】
比較器3は内部の基準電圧と入力電圧VAを比較し、Hiレベル(+5V)若しくはLoレベル(0V)の信号を出力する。出力電圧VBの波形は、圧電センサ1のGND端子1b側が0Vから+5Vに切り換わると、比較器3の内部Hi側基準電圧VIHより高い入力電圧なのでHiレベル信号を出力する。一定の時間Tが経過すると、比較器3の内部Lo側基準電圧VILより低い入力電圧になるためLoレベル信号を出力する。この時間Tは、入力電圧VAがLo側基準電圧VILと等しくなるまでの時間で決まり、t=Tとして、
【0017】
【数2】
【0018】
となり、抵抗器5の抵抗値Rの選定によって時間Tは容易に任意設定できるが、抵抗値Rは概ね数キロオーム以上数メガオーム以下の範囲が適すると思われる。
【0019】
また圧電センサ1が断線している時は、GNDに接続された抵抗器5により、図3(b)に示すようにVAの電圧は0Vになる。よって、出力電圧VBは入力電圧VAが比較器3の内部Lo側基準電圧VILより低いためLoレベル信号(0V)を出力する。
【0020】
更に圧電センサ1が短絡している時は、圧電センサ1のGND端子1b側が0Vから+5Vに切り換わるため、VAの電圧は図3(c)に示すように+5Vとなり、比較器3の内部Hi側基準電圧VIHより高いため比較器3はHiレベル信号(+5V)を出力する。上記したように、圧電センサ1のGND端子1b側の電圧を0Vから+5Vに切り換えることにより、正常・断線・短絡の各状態において比較器3の出力電圧VBが異なるので、CPU4は圧電センサ1の異常を判断することが可能となる。
【0021】
続いて、圧電センサ1の異常検出処理について、図4に示すフローチャートを参照しながら以下説明する。CPU4は、圧電センサ1のGND端子1b側の電圧を0Vから+5Vに切り換えるため、Hiレベル信号をOUT端子から出力する(処理400)。次にCPU4はIN端子から電圧VBを読み込む(処理410)。読み込んだ電圧VBがHiレベル信号か否かをCPU4が判断し(処理420)、Hiレベルでなければ断線と判断し断線アラームをセットし(処理480)、圧電センサ1のGND端子1b側の電圧を0Vに戻す処理500を実行し異常終了する。また処理420において、読み込んだ電圧VBがHiレベル信号であれば、CPU4は圧電センサ1の状態が正常若しくは異常であると判断し、次の分別処理へ進む。CPU4はT秒のタイマをセットし(処理430)、T秒経過するまで待つ(処理440)。充分T秒が経過した後、CPU4は再びIN端子から電圧VBを読み込む(処理450)。処理460において、読み込んだ電圧VBがLoレベル信号であればCPU4は、圧電センサ1は正常と判断し、圧電センサ1のGND端子1b側の電圧を0Vに戻す処理470を実行し正常終了する。もし処理460において、読み込んだ電圧VBがLoレベル信号でなければ短絡と判断し、処理490の短絡アラームをセットし処理500を実行し異常終了する。
【0022】
更に、上記した圧電センサ1の異常検出回路を組み込み、圧電センサ1が正常か異常かを自己診断する応用機器について、自動遠心分離機50を一例に挙げ、図5至図8を参照しながら説明する。図5は自動遠心分離機50の斜視図であり、図6は回転駆動部60の側面図、図7は自動遠心分離機50の運転シーケンスを表わしたフローチャート、図8は自動遠心分離機50の圧電センサ取り付け状態チェック処理を表わしたフローチャートである。自動遠心分離機50は、図示していない上位のホストコンピュータからの通信命令に従い、先ず自動遠心分離機50内にある全てのラック51をロボットハンド53によって搬送ライン55に搬出する(処理700)。その後、シャフトケース62に接着剤で固着させてある圧電センサ1の異常検出処理を実行する(処理705)。圧電センサが異常であれば異常終了し、アラームを上位のホストコンピュータへ送信して次の処理710へは進めないようになっている。圧電センサ1が正常ならば、処理710の圧電センサ取り付け状態チェック(図8)を行なう。センサ取り付け状態チェックにおいては、まず通常回転重量バランスをとるために使用するダミーラック56をロボットハンド53でバケット52に1個搬入し、故意にインバランス状態を作る(処理800)。制御装置7には、図2に示すように圧電センサ1の出力電圧を増幅する増幅器9を備えており、圧電センサ1の出力電圧を増幅器9で増幅し、A/D端子からCPU4が読み込む(処理810)。さらにCPU4が読み込んだ値に所定のオフセット値を加算して、しきい値として記憶する(処理820)。次に、制御装置7は遠心用モータ61を駆動し、遠心用モータ61と直結されたロータ54を回転開始する(処理830)。遠心中に圧電センサ1の出力電圧を増幅器9で増幅し、A/D端子からCPU4が読み込む(処理840)。CPU4は処理820で記憶したしきい値と比較する(処理850)。回転駆動部60は自動遠心分離機50のフレーム64に弾性体63を介して固定されており、バケット52を保持したロータ54はインバランスのまま回転するので、シャフトケース62に圧電センサ1が取り付けてあれば振動により圧電センサ1は電荷を有し、A/D端子から読み込んだ値は記憶したしきい値よりも高くなり、圧電センサ1はシャフトケース62に付いているとCPU4は判断する。この場合自動遠心分離機50は遠心を停止し(処理860)、ダミーラック56をロボットハンド53でバケット52から搬出して(処理870)正常終了する。処理850において、もし記憶したしきい値に満たない場合は、圧電センサ1がシャフトケース62から外れたと判断し、センサはずれアラームをセットして上位ホストコンピュータへ知らせ(処理880)、遠心を停止して(処理890)異常終了する。上記ではロボットハンド53を有した自動遠心分離機50を例に挙げたが、ロボットハンド53を持たない遠心分離機においても、人手を介して故意にインバランス状態を作り回転させることで、圧電センサ1の異常検出及び取り付け状態の確認を行うことができる。
【0023】
次に、自動遠心分離機50の本来の作業である搬入・遠心分離・搬出の一連の動作の中で行なう圧電センサ1の異常検出方法について説明する。処理710で圧電センサ1がシャフトケースに62に固着されていると判断した場合、自動遠心分離機50は、上位のホストコンピュータからの通信命令である搬入要求あるいは遠心要求を待っている。処理715においてラック51の搬入要求があると、処理720のラック搬入処理を実行する。ラック搬入処理は、ロボットハンド53で搬送ライン55にあるラック51を掴み、持ち上げて移動しバケット52へセットする。処理730では搬入したラック51が最後であるか否かを判断し、未だであれば処理715及び処理720を繰り返すが、次のラック51は回転中心の対角となる位置にセットする。最後のラック51であれば処理705の前記した圧電センサ1の異常検出処理を実行する。圧電センサ1が異常であれば異常終了し、アラームを上位のホストコンピュータへ送信して次の処理740へは進めないようになっている。圧電センサ1が正常ならば、処理740の上位ホストコンピュータからの遠心要求命令を待つ。また、処理790においては、搬入するラック51が最後でなくても遠心要求を受付け、セットしたラック51が奇数個であればダミーラック56を回転重量バランスが取れるバケット52にセットし、偶数個であれば前記した圧電センサ1の異常検出処理705を実行する。前述したように、圧電センサ1が異常であれば上位ホストコンピュータへアラームを送信し、次の処理750へは進めない。処理750では、制御装置7が遠心用モータ61を駆動しロータ54を所定の回転数で所定の時間だけ回転させ試料を遠心分離する。遠心処理が終了すると、再び上位ホストコンピュータからの搬出要求命令を待つ(処理760)。搬出要求を受けると、処理770のラック51の搬出動作を実行する。搬出動作は、ロボットハンド53でラック51を掴み持ち上げ移動して搬送ライン55へ置く。搬入したラック51を全部搬出したかどうか判断し(処理780)、未だであれば処理760及び処理770を繰り返し、全数搬出したならば処理715へ戻り、上記した搬入・遠心分離・搬出の一連の動作を繰り返し運転する。本来ならば、回転時の重量バランスが取れた状態で運転するが、もし重量バランスが崩れた場合は、CPU4が圧電センサ1の振動量をA/D端子から読み取り、遠心用モータ61を停止させるように動作する。このような時も、アラームを上位ホストコンピュータへ送信し異常を知らせる。
【0024】
【発明の効果】
また本発明によれば、遠心用モータと、遠心用モータの回転により遠心回転するロータを設け、GND端子と出力端子を有し回転時の振動量を検出する圧電センサと、圧電センサのGND端子側に接続され所定の電圧を切り替える電圧切り換え器と、圧電センサの出力端子側に接続された抵抗器及び所定の基準電圧と比較する比較器と、電圧切り換え器を制御し比較器の出力電圧を入力する異常検出手段を具備した制御装置を備え、インバランス状態で圧電センサの取り付け状態の確認を実行させ、更に遠心回転する直前で異常検出処理を実行するようにしたので、遠心分離機の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である圧電センサの異常検出回路。
【図2】 本発明の一実施例である図1を具体化した圧電センサの異常検出回路。
【図3】 本発明の一実施例を示す圧電センサの状態における等価回路と比較器の入出力部の波形。
【図4】 本発明の一実施例を示す圧電センサの異常検出処理フローチャート。
【図5】 本発明の一実施例の自動遠心分離機の斜視図。
【図6】 本発明の一実施例の圧電センサを使用した回転駆動部の側面図。
【図7】 本発明の一実施例の自動遠心分離機の運転シーケンスを示すフローチャート。
【図8】 本発明の一実施例の自動遠心分離機の圧電センサ取り付け状態チェック処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1は圧電センサ、1aは圧電センサの出力端子、1bは圧電センサのGND端子、2は電圧切り換え器、3は比較器、4は異常検出手段、5は抵抗器、6は異常検出回路、7は制御装置、50は自動遠心分離機、54はロータ、61は遠心用モータである。
Claims (1)
- 遠心用モータと、前記遠心用モータの回転により遠心回転するロータを設け、グランド端子と出力端子を有し、回転時の振動量を検出する圧電センサと、該圧電センサのグランド端子側に接続され所定の電圧を切り替える電圧切り換え器と、前記圧電センサの出力端子側に接続された抵抗器及び所定の基準電圧と比較する比較器と、前記電圧切り換え器を制御し前記比較器の出力電圧を入力する異常検出手段を備えた遠心分離機において、
前記異常検出手段が、前記電圧切り換え器を制御し、前記圧電センサの出力電圧と所定の基準電圧と比較する前記比較器の出力信号を読み取り、前記出力信号の変化及び信号レベルから前記圧電センサの異常検出処理を行った後、インバランス状態で回転させたときの前記圧電センサの出力電圧から前記圧電センサの取り付け状態を判断する手段を有することを特徴とする遠心分離機。
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