JP4011764B2

JP4011764B2 - Wind Mall

Info

Publication number: JP4011764B2
Application number: JP30888098A
Authority: JP
Inventors: 元彦飯沼; 英樹筒井
Original assignee: Inoac Corp
Current assignee: Inoac Corp
Priority date: 1998-10-29
Filing date: 1998-10-29
Publication date: 2007-11-21
Anticipated expiration: 2018-10-29
Also published as: JP2000127758A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明はウィンドモールに関し、特には、端末部表面に一体型ルーフモールまたはウィンドシールドサイドモールが交差して重なるように車両のウィンドシールドガラスの上縁または下縁へ装着されるウィンドモールに関する。
【０００２】
【従来の技術】
図９ないし図１１に示すように、自動車Ｃのウィンドシールドガラス（図ではフロントウィンドシールドガラス）Ｗの上縁または下縁にはウィンドモール５０が装着されるとともに、前記フロントウィンドシールドガラスＷの側縁から自動車Ｃのルーフ部Ｃａ若しくはリアウィンドシールドガラスの側縁まで一体型ルーフモールＲが装着されたり、あるいは前記ウィンドシールドガラスＷの側縁にウィンドシールドサイドモール（ルーフモールと一体でないもの）が装着されることがある。
【０００３】
前記ウィンドモール５０は、ポリ塩化ビニル（ＰＶＣ）等の合成樹脂材料から所定断面形状に押出成形されて所定長で切断された押出成形品５１からなる。また、この種のウィンドモール５０には、図１０および図１１に示した例のように、装飾部５２の裏側に脚部５３が突設され、該脚部５３の一側面に長手方向に沿って、車体パネルＰの立ち面Ｐａに圧接するシール用リップ５４を設けたいわゆる「溝タイプ」と呼ばれるものが多用されている。さらに、この種のウィンドモール５０においては、前記装飾部５２には、ステンレス（ＳＵＳ）やアルミ箔等からなる光輝層５５が形成されることがある。なお、図示の符号５６はウィンドモール５０のガラス嵌着溝、５７は前記脚部５３の下部に設けられた姿勢保持用リップ、５８は前記脚部５３の剛性を高めるために脚部５３内に埋設された金属芯材、５９はウィンドモール５０とウィンドシールドガラスＷおよび車体パネルＰを接着するための接着剤である。
【０００４】
一方、前記一体型ルーフモールＲは、ウィンドシールドガラスＷの側縁と車体パネルＰの間隙に装着されるウィンドサイド装着部Ｒａと、車両ルーフ部Ｃａの側縁の溝に装着されるルーフ装着部Ｒｂとが一連に押出成形されたものからなる。なお、図中の符号Ｒｃは金属芯材、Ｒｄは雨溝部（レインガーター部）である。
【０００５】
ところで、前記ウィンドモール５０をウィンドシールドガラスＷへ装着する際には、当該ウィンドモール５０の端末部６１表面に一体型ルーフモールＲあるいはウィンドシールドサイドモールが交差して重なるようにされることがある。その場合、前記ウィンドモール５０と一体型ルーフモールＲあるいはウィンドシールドサイドモールの交差部Ｚで一体型ルーフモールＲあるいはウィンドシールドサイドモール表面が膨らんで美観が損なわれるのを防ぐため、図１１に示すように、ウィンドモール５０の端末部６１表面を他部よりも低くして、該端末部６１を一体型ルーフモールＲあるいはウィンドシールドサイドモールの裏側に位置するようにしている。なお、前記のようにウィンドモール５０の端末部表面を他部よりも低くしないで、前記一体型ルーフモールＲあるいはウィンドシールドサイドモールに差し込み穴を設け、該差し込み穴にウィンドモールの端末部を差し込むことも考えられるが、通常、前記一体型ルーフモールＲあるいはウィンドシールドサイドモールは前記差し込み穴を設けることができるだけの高さおよび幅を有していないことが多い。また、仮に前記ルーフモールＲあるいはウィンドシールドサイドモールに前記差し込み穴を設けることができたとしても、余分な工数が増え、かつ見栄えが悪くなってしまうとともに、車両ルーフ部Ｃａからの雨水を前記一体型ルーフモールＲあるいはウィンドシールドサイドモールの雨溝部Ｒｄに流す際の妨げになる問題がある。
【０００６】
そして、従来では、上記のようにウィンドモールの端末部表面を他部よりも低くしたものとして、図１２の（Ａ）図のように押出成形品７１の端部７２に射出成形により装飾部７４表面が低くされた端末部７３を一体に設けたウィンドモール７０や、図１２の（Ｂ）図のように押出成形品８１の端末部８２における装飾部８３表面を切削して該装飾部８３の肉厚を薄くしたウィンドモール８０や、図１２の（Ｃ）図のように装飾部９２の肉厚が全体的に薄くなるようにして押出成形された押出成形品９１からなるウィンドモール９０がある。
【０００７】
しかしながら、前記図１２の（Ａ）図に示したウィンドモール７０においては、端末部７３が射出成形により別成形されるため、意匠面（装飾部表面）の端末部７３と押出成形品７１の端部７２間に接合ラインＬが現れ、見栄えが悪くなる問題がある。また、ウィンドモール７０の車体への組付時（装着時）や端末部７３の射出成形時等のバラツキにより、当該ウィンドモール７０の車幅方向両側における各端末部の寸法等が互いに異なって、車幅方向の左右でバランスが悪くなり車両全体として見栄えが悪くなる恐れもある。
【０００８】
また、前記図１２の（Ｂ）図に示したウィンドモール８０においては、押出成形品８１の端末部８２の装飾部８３表面を切削するために、その切削部分の見栄えを良くする仕上げ加工といった煩雑な作業が必要となる。
【０００９】
さらに、前記図１２の（Ｃ）図に示したウィンドモール９０においては、ウィンドモール９０全体の装飾部９２の肉厚が薄くなっているため、剛性不足となってしまう。そのため、当該ウィンドモール９０のウィンドシールドガラスへの装着時に、ウィンドモール９０が車体パネル側へ傾いて脚部９３先端がウィンドシールドガラスの下側にもぐりこんでしまう「転び」が発生したり、ウィンドモール９０とウィンドシールドガラス間に隙間が生じたり、あるいはウィンドモール９０の端末部先端が変形しやすくなる問題がある。
【００１０】
なお、上述したように、ウィンドモールの装飾部表面にステンレス若しくはアルミ箔等からなる光輝層を形成する場合、前記図１２の（Ａ）図および（Ｂ）図に示したウィンドモール７０，８０では、いずれも端末部で光輝層７５，８５がなくなってしまい、当該端末部で光輝作用が得られないといった問題もある。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明は前記の点に鑑みなされたもので、見栄えが良く、作業性良く製造することができるとともに、「転び」等のトラブルが発生することなくウィンドシールドガラスへ確実かつ良好に装着することができるウィンドモールを提供しようとするものである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
この発明は、装飾部の裏側に脚部が突設され、該脚部の一側面に長手方向に沿うリップが形成された所定長の押出成形品からなって、車両のウィンドシールドガラスの上縁または下縁へ装着された際に、端末部表面に一体型ルーフモールまたはウィンドシールドサイドモールが交差して重なるようにされるウィンドモールにおいて、前記押出成形品端末部で脚部が除去され、該端末部に残された装飾部の表面が前記一体型ルーフモールまたはウィンドシールドサイドモールの重ねられる部分で加熱プレス加工によって窪められ、該窪んだ装飾部裏側の前記脚部除去部に射出成形により端末脚部が一体に設けられたことを特徴とする。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説明する。
図１はこの発明の一実施例に係るウィンドモールを示す部分斜視図、図２は同ウィンドモールの装着状態の要部を示す部分断面図、図３は図２のＡ−Ａ線およびＢ−Ｂ線で切断した断面図、図４は同ウィンドモールを製造する際に用いられる押出成形品を示す部分斜視図、図５は同製造の際における端末部の脚部が除去された押出成形品を示す部分斜視図、図６は同製造の際の過程を順に示す部分側面図、図７は同製造の際における加熱プレス加工時を簡略に示す部分断面図、図８は同製造の際における射出成形時を簡略に示す部分断面図である。
【００１４】
図１ないし図３に示すこの発明の一実施例に係るウィンドモール１０は、自動車のフロントウィンドシールドガラス若しくはリアウィンドシールドガラスの上縁または下縁、この実施例では、フロントウィンドシールドガラスＷの上縁Ｗａと車体パネルＰの立ち面Ｐａとの間隙に装着される。このウィンドモール１０の装着の際、この実施例では該ウィンドモール１０の端末部２１表面に一体型ルーフモールＲが交差して重なるようにされる。図２中に示した一体型ルーフモールＲは、先の従来技術の項で図１１について説明した一体型ルーフモールと同じもので、ウィンドシールドガラスＷの側縁と車体パネルＰの間隙に装着されるウィンドサイド装着部Ｒａとルーフ部の側縁の溝に装着されるルーフ装着部Ｒｂとが一連に押出成形されたものからなり、図１１に示した部材と同一部材については同一符号を付している。図３の（Ａ）図は図２のＡ−Ａ断面を、（Ｂ）図は図２のＢ−Ｂ断面をそれぞれ表すとともに、図中の符号Ｄはウィンドモール１０とウィンドシールドガラスＷおよび車体パネルＰを接着するための接着剤を示す。
【００１５】
前記ウィンドモール１０は、ポリ塩化ビニル（ＰＶＣ）等の合成樹脂材料から所定断面形状に押出成形されて所定長で切断された押出成形品１１からなって、意匠面を構成する装飾部１２と、その裏側に突設された脚部１３と、該脚部１３の車体パネル側面に長手方向に沿って設けられたシール用リップ１４を有する。
【００１６】
前記脚部１３のウィンドシールドガラス側面には装飾部１２裏面との間でガラス嵌着溝１５を形成する突条１６が突出形成されている。また、前記シール用リップ１４は、ウィンドモール１０をウィンドシールドガラスＷに装着する際、前記車体パネルＰの立ち面Ｐａに圧接することによって、図３の（Ａ）図に示すように、リップ先端１４ａ側が装飾部１２側に曲がり、前記立ち面Ｐａと脚部１３間をシールするものである。
【００１７】
この実施例では、前記装飾部１２表面にステンレス（ＳＵＳ）やアルミ箔等からなる光輝層１７が設けられ、当該ウィンドモール１０に光輝作用が付与されている。また、前記脚部１３の剛性を高めるために脚部１３内に金属芯材１８が設けられているとともに、脚部１３の下部の車体パネル側に前記接着材Ｄと圧接する姿勢保持用リップ１９が設けられている。
【００１８】
そして、この発明のウィンドモール１０においては、車両のウィンドシールドガラスＷへ装着された際、該ウィンドモール１０の端末部２１と一体型ルーフモールＲとが重ねられる部分で一体型ルーフモールＲ表面が膨らんで美観が損なわれないようにするため、前記押出成形品１１の端末部２１で脚部１３（この実施例では、装飾部１２とシール用リップ１４を除いた部分）が除去されて、図５等に示す脚部除去部２２が設けられ、端末部２１に残された装飾部１２の表面が前記一体型ルーフモールＲの重ねられる部分で加熱プレス加工によって窪められて窪み部２３となっている。また、前記窪んだ装飾部、つまり窪み部２３の裏側の前記脚部除去部２２には、射出成形により端末脚部２５が一体に設けられている。なお、この実施例においては、押出成形品端末部２１でシール用リップ１４も除去されずに残されているが、該シール用リップ１４は脚部１３とともに除去され、端末脚部２５と一緒に射出成形により端末リップ（図示せず）が設けられることがある。
【００１９】
上記のように加熱プレス加工により端末部２１の装飾部が窪められていれば、当該ウィンドモール１０の意匠面側（装飾部側）において端末部と他部（一般部）に継ぎ目が生じないので、従来の端末部全体を射出成形により別成形したもの（図１２の（Ａ）図参照）のように接合ラインが現れることがなく、見栄えが悪くなるのを防ぐことができる。また、押出成形品端末部の装飾部表面を切削したもの（図１２の（Ｂ）図参照）のように、仕上げ加工等を行わなくても装飾部表面を良好にすることができる。しかも、前記端末部２１の脚部除去部２２には、射出成形により端末脚部２５が一体に設けられているので、端末部の剛性が十分なものとなる。そのため、ウィンドモール全体の装飾部の肉厚が薄くなっているもの（図１２の（Ｃ）図参照）のように、剛性不足により、装着時にウィンドモール１０が車体パネルＰ側へ傾いて脚部先端がウィンドシールドガラスＷの下側にもぐこむ「転び」が発生したり、ウィンドモール１０とウィンドシールドガラスＷ間に隙間が発生したり、あるいは端末部２１先端が変形するのを防ぐことができる。
【００２０】
また、このウィンドモール１０は、端末部２１の装飾部表面にも光輝層１７を存在させることができるので、該端末部２１でも光輝作用を得ることができるといった利点もある。さらに、この実施例のように、押出成形品端末部２１でシール用リップ１４も装飾部１２とともに除去されず残されるようにすれば、当該端末部２１でも、シール用リップ１４の柔軟性（屈曲性）を維持できるので、車体パネルＰの立ち面Ｐａとのシール性が悪化するのを防ぐことができる。
【００２１】
なお、この実施例においては、前記端末部２１先端の装飾部１２に光輝層１７の剥離を防止するための剥離防止部２６および該剥離防止部２６からシール用リップ１４側に突出するボロ隠し用突部２７が、射出成形により前記端末脚部２５と一体に設けられている。このようにボロ隠し用突部２７を設ければ、ウィンドシールドガラスＷに装着されたウィンドモール１０の一般部側から端末部２１側（一体型ルーフモールＲ側）を見た際に、ウィンドモール１０の装飾部１２とシール用リップ１４の間から一体型ルーフモールＲの裏側が見えるのを前記ボロ隠し用突部２７で阻止することができる。
【００２２】
ここで、この実施例では、ウィンドシールドガラスＷの側縁に一体型ルーフモールＲのウィンドサイド装着部Ｒａが装着されているが、本発明は、これに限定されることはなく、ウィンドシールドガラスＷの側縁にルーフモールと一体でないウィンドシールドサイドモールが装着される場合にも適用することができる。
【００２３】
以下に、前記ウィンドモール１０の製造例を図４ないし図８に基づいて説明する。
まず、図４に示すように、所定断面形状および所定長さを有する押出成形品１１を用意し、図５および図６の（Ａ）図のように、該押出成形品１１の端末部２１裏側の脚部１３（この実施例では、装飾部１２およびシール用リップ１４を除く部分）を除去して、脚部除去部２２を形成する。この脚部除去部２２の形成は、後述する押出成形品１１端末部２１の加熱プレス加工の作業性を良くするために行われる。また、より加熱プレス加工の作業性を良くするため、および加工後の前記端末部２１の外観を良好にするため、前記脚部除去部２２の形成時に、この例のように、端末部２１の装飾部１２裏側を部分的に所要量除去してもよい。なお、前記脚部除去部２２および装飾部１２裏側除去部の大きさは、ウィンドモールの端末部２１表面のウィンドシールドガラスへの装着時に一体型ルーフモールあるいはウィンドシールドサイドモールと重ねられる部分の形状に応じて適宜設定される。
【００２４】
次いで、前記端末部２１を適宜の加熱手段によって加熱軟化させる。加熱軟化温度は押出成形品１１端末部２１が完全に溶融することなく、プレス加工可能、すなわち軟化状態となる温度とされ、押出成形品１１の材質や厚み等に応じて最適温度が設定される。なお、前記加熱手段には、赤外線加熱，熱風加熱，高周波加熱等が挙げられる。
【００２５】
その後、図７の（Ａ）図に示すように、開いたプレス成形型３０の下型３１上に前記押出成形品１１の端末部２１を配置し、次いで、図７の（Ｂ）図に示すように、前記下型３１とプレス成形型３０の他方を構成する上型３５との閉型によって、前記上型３５の型面３６で押出成形品１１端末部２１の装飾部１２表面を押圧して前記型面３６形状に賦形させるプレス加工を行い、図６の（Ｂ）図のように、前記端末部２１の装飾部１２表面を他部（一般部）に対して所要分窪ませて窪み部２３を形成する。上記加熱プレス加工後、押出成形品１１の端末部２１を所定時間冷却固化させ、脱型する。その際、プレス加工時に生じたバリを除去する。
【００２６】
続いて、図８に示すように、射出成形型４０内に前記プレス加工された押出成形品１１の端末部２１を配置するとともに、前記成形型４０内に溶融樹脂Ｍを充填し、前記押出成形品端末部２１の窪み部２３裏側の脚部除去部２２に端末脚部２５を一体に形成する。なお、この例では、前記端末脚部２５の形成時には、端末部２１先端の装飾部に前記剥離防止部２６およびボロ隠し用突部２７も同時に形成している。
上記射出成形後、前記溶融樹脂Ｍを所定時間冷却固化させ、脱型すれば、図６の（Ｃ）図に示すようなウィンドモール１０が至って簡単に得られる。
【００２７】
【発明の効果】
以上図示し説明したように、この発明のウィンドモールにおいては、端末部の装飾部の表面が加熱プレス加工により窪められているので、意匠面側において端末部と他部に継ぎ目が生じず、見栄えが良好になる。しかも、特別な表面仕上げ加工を行わなくても済むので、製造時の作業性において有利である。特に、ウィンドモールの装飾部表面にステンレス若しくはアルミ箔等からなる光輝層を形成する場合には、その端末部に光輝層を残すことができ、端末部においても光輝作用を得ることができるので、極めて有利である。
【００２８】
また、前記端末部の装飾部裏側には、射出成形により端末脚部が一体に設けられているので、端末部の剛性が十分なものとなる。その結果、「転び」が発生したり、端末部先端が変形したりすることなく、ウィンドシールドガラスへ確実かつ良好に装着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の一実施例に係るウィンドモールを示す部分斜視図である。
【図２】同ウィンドモールの装着状態の要部を示す部分断面図である。
【図３】図２のＡ−Ａ線およびＢ−Ｂ線で切断した断面図である。
【図４】同ウィンドモールを製造する際に用いられる押出成形品を示す部分斜視図である。
【図５】同製造の際における端末部の脚部が除去された押出成形品を示す部分斜視図である。
【図６】同製造の際の過程を順に示す部分側面図である。
【図７】同製造の際における加熱プレス加工時を簡略に示す部分断面図である。
【図８】同製造の際における射出成形時を簡略に示す部分断面図である。
【図９】自動車についてその外観の一例を示す斜視図である。
【図１０】図９のＸ−Ｘ線で切断した断面図である。
【図１１】図９のＹ−Ｙ線で切断した断面図である。
【図１２】従来のウィンドモールを示す部分斜視図である。
【符号の説明】
１０ウィンドモール
１１押出成形品
１２装飾部
１３脚部
１４シール用リップ
２１押出成形品端末部
２２脚部除去部
２５端末脚部
Ｒ一体型ルーフモール
Ｗウィンドシールドガラス[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a wind molding, and more particularly to a wind molding that is mounted on an upper edge or a lower edge of a windshield glass of a vehicle so that an integrated roof molding or a windshield side molding intersects and overlaps a surface of a terminal portion.
[0002]
[Prior art]
As shown in FIGS. 9 to 11, a windshield 50 is mounted on the upper or lower edge of the windshield glass (front windshield glass in the figure) W of the automobile C, and the side of the front windshield glass W is attached. An integral roof molding R is mounted from the edge to the roof portion Ca of the automobile C or the side edge of the rear windshield glass, or a windshield side molding (not integral with the roof molding) is provided on the side edge of the windshield glass W. May be worn.
[0003]
The window molding 50 includes an extruded product 51 that is extruded from a synthetic resin material such as polyvinyl chloride (PVC) into a predetermined cross-sectional shape and cut by a predetermined length. Further, in this type of wind molding 50, as shown in the examples shown in FIGS. 10 and 11, a leg portion 53 projects from the back side of the decorative portion 52, and extends along the longitudinal direction on one side surface of the leg portion 53. Thus, a so-called “groove type” having a sealing lip 54 in pressure contact with the standing surface Pa of the vehicle body panel P is often used. Further, in this type of wind molding 50, the decorative portion 52 may be formed with a glitter layer 55 made of stainless steel (SUS), aluminum foil or the like. The reference numeral 56 shown in the figure is a glass fitting groove of the wind molding 50, 57 is a posture holding lip provided at the lower part of the leg 53, and 58 is in the leg 53 to increase the rigidity of the leg 53. An embedded metal core material 59 is an adhesive for bonding the window molding 50 to the windshield glass W and the vehicle body panel P.
[0004]
On the other hand, the integrated roof molding R includes a wind side mounting portion Ra mounted in the gap between the side edge of the windshield glass W and the vehicle body panel P, and a roof mounting portion mounted in a groove on the side edge of the vehicle roof portion Ca. Rb is formed by a series of extrusion molding. In addition, the code | symbol Rc in a figure is a metal core material, Rd is a rain groove part (rain garter part).
[0005]
By the way, when the wind molding 50 is mounted on the windshield glass W, the integrated roof molding R or the wind shielding side molding may be overlapped with the surface of the terminal portion 61 of the wind molding 50. . In this case, in order to prevent the appearance of the surface of the integrated roof molding R or the windshield side molding from swelling at the intersection Z between the wind molding 50 and the integrated roof molding R or the windshield side molding, as shown in FIG. As described above, the surface of the terminal portion 61 of the wind molding 50 is made lower than the other portions so that the terminal portion 61 is positioned on the back side of the integrated roof molding R or the windshield side molding. As described above, an insertion hole is provided in the integrated roof molding R or the windshield side molding without lowering the surface of the terminal portion of the wind molding 50 as compared with other portions, and the terminal portion of the wind molding is inserted into the insertion hole. However, in general, the integrated roof molding R or the windshield side molding does not often have a height and a width sufficient to provide the insertion hole. Further, even if the insertion hole can be provided in the roof molding R or the windshield side molding, the extra man-hours are increased and the appearance is deteriorated, and the rain water from the vehicle roof portion Ca is removed. There is a problem that hinders the flow to the rain groove Rd of the body-shaped roof molding R or the windshield side molding.
[0006]
Conventionally, assuming that the surface of the end portion of the wind molding is made lower than the other portions as described above, the decorative portion 74 is formed by injection molding on the end portion 72 of the extruded product 71 as shown in FIG. The surface of the decorative part 83 is cut by cutting the surface of the decorative part 83 in the window molding 70 integrally provided with the terminal part 73 whose surface is lowered, or in the terminal part 82 of the extruded product 81 as shown in FIG. As shown in FIG. 12 (C), there is a wind molding 90 composed of an extruded product 91 that is extruded so that the thickness of the decorative portion 92 is entirely reduced as shown in FIG. .
[0007]
However, in the window molding 70 shown in FIG. 12A, the end portion 73 is separately formed by injection molding, and therefore the end portion 73 of the design surface (decoration portion surface) and the end of the extruded product 71 are formed. There is a problem that the joining line L appears between the portions 72 and the appearance is deteriorated. In addition, due to variations such as when the wind molding 70 is assembled to the vehicle body (when mounted) and when the terminal portion 73 is injection molded, the dimensions and the like of the terminal portions on both sides in the vehicle width direction of the wind molding 70 are different from each other. There is a possibility that the balance in the left and right sides in the vehicle width direction becomes poor and the overall appearance of the vehicle becomes poor.
[0008]
Further, in the window molding 80 shown in FIG. 12B, in order to cut the surface of the decorative portion 83 of the terminal portion 82 of the extrusion-molded product 81, a complicated process such as finishing that improves the appearance of the cut portion. Work is required.
[0009]
Further, in the window molding 90 shown in FIG. 12C, the thickness of the decoration portion 92 of the entire window molding 90 is thin, so that the rigidity is insufficient. For this reason, when the wind molding 90 is mounted on the windshield glass, the wind molding 90 tilts toward the vehicle body panel and the tip of the leg 93 is pulled down to the lower side of the wind shield glass. There is a problem that a gap is generated between the windshield glass 90 and the end of the end of the wind molding 90 is easily deformed.
[0010]
As described above, when a bright layer made of stainless steel or aluminum foil or the like is formed on the surface of the decorative part of the window molding, the window molding 70, 80 shown in FIGS. In either case, the glitter layers 75 and 85 are lost in the terminal portion, and there is a problem that the glitter effect cannot be obtained in the terminal portion.
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, the present invention has been made in view of the above points, and has good appearance, can be manufactured with good workability, and can be securely and satisfactorily attached to the windshield glass without causing trouble such as "falling". It is intended to provide a wind mall that can.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
The present invention comprises an extruded product having a predetermined length in which a leg portion is provided on the back side of a decorative portion, and a lip extending in the longitudinal direction is formed on one side surface of the leg portion. Alternatively, in the window molding in which the integrated roof molding or the windshield side molding intersects and overlaps the surface of the terminal portion when mounted on the lower edge, the leg portion is removed at the extruded product terminal portion, The surface of the decoration part left on the terminal part is recessed by heating press processing at the part where the integrated roof molding or the windshield side molding is overlapped, and injection molding is performed on the leg removal part on the back side of the recessed decoration part. The terminal leg is provided integrally.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 is a partial perspective view showing a wind molding according to one embodiment of the present invention, FIG. 2 is a partial cross-sectional view showing a main part of the wind molding mounted state, and FIG. 3 is a line AA and B- in FIG. Sectional view cut along line B, FIG. 4 is a partial perspective view showing an extrusion-molded product used in manufacturing the wind molding, and FIG. 5 is an extrusion-molded product from which the leg portion of the terminal portion is removed during the manufacturing. FIG. 6 is a partial side view sequentially illustrating the process during the production, FIG. 7 is a partial cross-sectional view schematically illustrating the time of the hot press process during the production, and FIG. 8 is a diagram during the production. It is a fragmentary sectional view which shows the time of injection molding simply.
[0014]
A wind molding 10 according to one embodiment of the present invention shown in FIGS. 1 to 3 includes an upper edge or a lower edge of a front windshield glass or rear windshield glass of an automobile. It is mounted in the gap between the edge Wa and the standing surface Pa of the vehicle body panel P. When the wind molding 10 is mounted, in this embodiment, the integrated roof molding R intersects and overlaps the surface of the terminal portion 21 of the wind molding 10. The integrated roof molding R shown in FIG. 2 is the same as the integrated roof molding described with reference to FIG. 11 in the prior art section, and is installed in the gap between the side edge of the windshield glass W and the vehicle body panel P. The wind side mounting portion Ra and the roof mounting portion Rb mounted in the groove on the side edge of the roof portion are extruded in series, and the same members as those shown in FIG. ing. 3A shows the AA cross section of FIG. 2, FIG. 3B shows the BB cross section of FIG. 2, and symbol D in the figure indicates the wind molding 10, the windshield glass W, and the vehicle body. An adhesive for bonding the panel P is shown.
[0015]
The window molding 10 is composed of an extruded product 11 that is extruded from a synthetic resin material such as polyvinyl chloride (PVC) into a predetermined cross-sectional shape and cut at a predetermined length, and a decorative portion 12 that forms a design surface; A leg portion 13 projecting from the rear side of the leg portion 13 and a sealing lip 14 provided along the longitudinal direction on the side of the body panel of the leg portion 13 are provided.
[0016]
On the side surface of the windshield glass of the leg portion 13, a protrusion 16 is formed to project from the back surface of the decorative portion 12 to form a glass fitting groove 15. Further, when the wind molding 10 is mounted on the windshield glass W, the sealing lip 14 is brought into pressure contact with the standing surface Pa of the vehicle body panel P, thereby, as shown in FIG. The side 14a bends to the decorative part 12 side and seals between the standing surface Pa and the leg part 13.
[0017]
In this embodiment, a glittering layer 17 made of stainless steel (SUS), aluminum foil or the like is provided on the surface of the decorative portion 12, and a glittering effect is imparted to the wind molding 10. Further, in order to increase the rigidity of the leg portion 13, a metal core member 18 is provided in the leg portion 13, and a posture holding lip 19 that presses against the adhesive material D on the body panel side below the leg portion 13. Is provided.
[0018]
In the wind molding 10 of the present invention, the surface of the integrated roof molding R is the portion where the terminal portion 21 of the wind molding 10 and the integrated roof molding R are overlapped when mounted on the windshield glass W of the vehicle. In order to prevent the appearance from being damaged by swelling, the leg portion 13 (the portion excluding the decorative portion 12 and the sealing lip 14 in this embodiment) is removed at the terminal portion 21 of the extruded product 11. 5 or the like is provided, and the surface of the decorative portion 12 left on the terminal portion 21 is recessed by heat pressing at the portion where the integrated roof molding R is overlapped to form the recessed portion 23. ing. Further, terminal leg portions 25 are integrally provided by injection molding on the recessed decorative portion, that is, the leg removing portion 22 on the back side of the recessed portion 23. In this embodiment, the sealing lip 14 is also left without being removed at the extruded product terminal portion 21, but the sealing lip 14 is removed together with the leg portion 13 together with the terminal leg portion 25. A terminal lip (not shown) may be provided by injection molding.
[0019]
If the decoration part of the terminal part 21 is hollowed by the heat press process as described above, there is no seam between the terminal part and the other part (general part) on the design surface side (decoration part side) of the window molding 10. Therefore, the joining line does not appear as in the case where the entire conventional terminal portion is separately molded by injection molding (see FIG. 12A), and the appearance can be prevented from being deteriorated. Further, the surface of the decorative portion can be made good without finishing or the like, as in the case where the surface of the decorative portion of the extruded product terminal portion is cut (see FIG. 12B). Moreover, since the terminal leg portion 25 of the terminal portion 21 is integrally provided with the terminal leg portion 25 by injection molding, the terminal portion has sufficient rigidity. Therefore, the wind molding 10 tilts toward the vehicle body panel P side when mounted due to insufficient rigidity, as in the case where the thickness of the decoration portion of the entire wind molding is thin (see FIG. 12 (C)). It is possible to prevent a “rolling” in which the tip is recessed below the windshield glass W, a gap between the wind molding 10 and the windshield glass W, or the tip of the terminal portion 21 from being deformed. .
[0020]
In addition, since the glitter layer 17 can also be present on the surface of the decorative portion of the terminal portion 21, the wind molding 10 has an advantage that the terminal portion 21 can obtain a glittering action. Further, as in this embodiment, if the sealing lip 14 is left without being removed together with the decorative portion 12 at the end portion 21 of the extruded product, the flexibility of the sealing lip 14 (flexion) is also maintained at the terminal portion 21. Therefore, it is possible to prevent the sealing performance with the standing surface Pa of the vehicle body panel P from deteriorating.
[0021]
In this embodiment, the decorative part 12 at the tip of the terminal part 21 is provided with a peeling prevention part 26 for preventing the glitter layer 17 from peeling off, and a burr concealment projecting from the peeling prevention part 26 toward the sealing lip 14 side. The protrusion 27 is provided integrally with the terminal leg 25 by injection molding. If the protrusion 27 for concealing the cover is provided in this way, when the terminal part 21 side (the integrated roof molding R side) is viewed from the general part side of the wind molding 10 attached to the windshield glass W, the wind molding It is possible to prevent the back side of the integrated roof molding R from being seen between the ten decorative portions 12 and the sealing lip 14 by the boro concealing projection 27.
[0022]
Here, in this embodiment, the wind side mounting portion Ra of the integrated roof molding R is mounted on the side edge of the wind shield glass W, but the present invention is not limited to this, and the wind shield glass is not limited thereto. The present invention can also be applied when a windshield side molding that is not integral with the roof molding is attached to the side edge of W.
[0023]
Below, the manufacture example of the said window molding 10 is demonstrated based on FIG. 4 thru | or FIG.
First, as shown in FIG. 4, an extruded product 11 having a predetermined cross-sectional shape and a predetermined length is prepared, and the back side of the end portion 21 of the extruded product 11 is shown in FIGS. 5 and 6A. The leg portion 13 (in this embodiment, the portion excluding the decorative portion 12 and the sealing lip 14) is removed to form the leg portion removing portion 22. The formation of the leg removing portion 22 is performed in order to improve the workability of the hot press processing of the extruded product 11 terminal portion 21 described later. Further, in order to improve the workability of the heat press process and to improve the appearance of the terminal part 21 after the process, the terminal part 21 is formed as shown in this example when the leg part removing part 22 is formed. A required amount may be partially removed from the back side of the decorative portion 12. In addition, the size of the leg removal part 22 and the decoration part 12 back side removal part is the shape of the portion that overlaps with the integrated roof molding or the windshield side molding when the windshield glass 21 is mounted on the surface of the terminal part 21 of the wind molding. It is set appropriately according to
[0024]
Next, the terminal portion 21 is heated and softened by an appropriate heating means. The heat softening temperature is set to a temperature at which the extrusion-molded product 11 terminal portion 21 can be pressed without being completely melted, that is, in a softened state. . Examples of the heating means include infrared heating, hot air heating, and high frequency heating.
[0025]
Thereafter, as shown in FIG. 7A, the terminal portion 21 of the extruded product 11 is disposed on the lower mold 31 of the open press mold 30 and then shown in FIG. 7B. As described above, the surface of the decorative part 12 of the extruded product 11 terminal portion 21 is pressed by the mold surface 36 of the upper mold 35 by the closed mold of the lower mold 31 and the upper mold 35 constituting the other of the press mold 30. Then, press working is performed to shape the mold surface 36, and as shown in FIG. 6B, the surface of the decorative portion 12 of the terminal portion 21 is recessed as much as necessary with respect to the other portion (general portion). A recess 23 is formed. After the heat press processing, the terminal portion 21 of the extrusion-molded product 11 is cooled and solidified for a predetermined time, and demolded. At that time, burrs generated during press working are removed.
[0026]
Subsequently, as shown in FIG. 8, the terminal portion 21 of the press-molded extruded product 11 is disposed in the injection mold 40, the molten resin M is filled in the mold 40, and the extrusion molding is performed. The terminal leg portion 25 is formed integrally with the leg portion removing portion 22 on the back side of the recessed portion 23 of the product terminal portion 21. In this example, when the terminal leg portion 25 is formed, the peeling preventing portion 26 and the thigh concealing projection 27 are also formed at the decorative portion at the tip of the terminal portion 21 at the same time.
After the injection molding, if the molten resin M is cooled and solidified for a predetermined time and demolded, a wind molding 10 as shown in FIG. 6 (C) can be obtained easily.
[0027]
【The invention's effect】
As illustrated and described above, in the wind molding of the present invention, since the surface of the decorative portion of the terminal portion is recessed by heat press processing, no joint is produced between the terminal portion and the other portion on the design surface side, Appearance is good. In addition, it is not necessary to perform a special surface finishing process, which is advantageous in terms of workability at the time of manufacture. In particular, when a glitter layer made of stainless steel or aluminum foil or the like is formed on the surface of the decorative part of the window molding, the glitter layer can be left at the terminal portion, and the glitter effect can be obtained even at the terminal portion. Very advantageous.
[0028]
Moreover, since the terminal leg part is integrally provided by injection molding on the decorative part back side of the terminal part, the rigidity of the terminal part is sufficient. As a result, it can be reliably and satisfactorily attached to the windshield glass without causing "falling" or deformation of the end of the terminal portion.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partial perspective view showing a wind molding according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a partial cross-sectional view showing a main part of the mounting state of the wind molding.
3 is a cross-sectional view taken along lines AA and BB in FIG. 2. FIG.
FIG. 4 is a partial perspective view showing an extruded product used when manufacturing the same wind molding.
FIG. 5 is a partial perspective view showing an extruded product from which a leg portion of a terminal portion is removed in the same manufacturing process.
FIG. 6 is a partial side view sequentially showing the process during the production.
FIG. 7 is a partial cross-sectional view schematically showing a hot press process during the production.
FIG. 8 is a partial cross-sectional view schematically showing the time of injection molding during the production.
FIG. 9 is a perspective view showing an example of the appearance of an automobile.
10 is a cross-sectional view taken along line XX of FIG.
11 is a cross-sectional view taken along line YY in FIG.
FIG. 12 is a partial perspective view showing a conventional wind molding.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Wind molding 11 Extrusion product 12 Decoration part 13 Leg 14 Sealing lip 21 Extrusion product terminal part 22 Leg part removal part 25 Terminal leg part R Integrated roof molding W Windshield glass

Claims

A leg part protrudes on the back side of the decorative part, and is formed of an extruded product having a predetermined length in which a lip along the longitudinal direction is formed on one side surface of the leg part. In the wind molding where the integrated roof molding or the windshield side molding crosses and overlaps the surface of the terminal part when mounted,
The leg portion is removed at the end portion of the extruded product, and the surface of the decorative portion left on the end portion is recessed by heat pressing at the portion where the integrated roof molding or the windshield side molding is overlapped. A window molding characterized in that a terminal leg portion is integrally provided by injection molding on the leg portion removing portion on the back side of the decorative portion.