JP4011003B2 - 施錠装置 - Google Patents
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例えば、サッシ窓の窓枠にクレセントと補助錠とを取り付け、該補助錠をキ−操作によってデッドボルトを作動するシリンダ錠で構成し、クレセントによる閉扉時にシリンダ錠をキ−操作し、デッドボルトをクレセントの回動域に突出させて、クレセントの回動を阻止し、一方、クレセントによる開扉時にシリンダ錠をキ−操作し、デッドボルトをクレセントの回動域から後退させて、クレセントを回動させるようにしたものがある(例えば、特許文献1)。
このような問題を解決するものとして、出願人はキ−レスタイプのボタン錠を種々開発し、該ボタン錠に使用者の暗証情報を入力して記憶させ、該暗証情報を基にボタン操作して解錠するようにしている(例えば、特許文献2)。
請求項3の発明は、前記操作ボタンの暗証情報設定時、前記施錠制御部をカウンタ−ギヤ側へ移動して、前記支持片を係合溝に係合し、カウンタ−ギヤの回動を拘束し、
操作ボタンによる暗証情報設定時の具体的かつ確実な機構を実現している。
請求項4の発明は、前記操作ボタンの暗証情報設定後、前記ボタンギヤと前記カウンタ−ギヤとを噛合可能にして、暗証情報設定後、操作ボタンの操作による施解錠を確実かつ安定して実行するようにしている。
請求項6の発明は、前記暗証情報設定後の操作ボタンに暗証情報を入力する際、前記施錠制御部をカウンタ−ギヤから離間して、前記支持片を係合溝との係合を解除し、前記ボタンギヤと前記カウンタ−ギヤとを噛合かつ回動可能にし、操作ボタンの入力情報をカウンタ−ギヤへ確実かつ正確に伝達するようにしている。
請求項7発明は、前記暗証情報設定後の操作ボタンに暗証情報を入力する際、その入力前に各操作ボタンを押圧操作し、各操作ボタンの暗証情報を一旦、暗証情報設定前の基準位置に設定し、操作ボタンによる暗証情報入力の適否を確認し得るようにしている。
請求項9の発明は、前記ボタンギヤのボス周面に暗証基準表示部を設けるとともに、前記ボタンギヤと前記カウンタ−ギヤとを収容可能な錠ケ−スの所定位置に表示窓を設け、該表示窓に前記暗証基準表示部を表示可能にし、表示窓に表出した暗証基準表示部によって、施解錠時期を容易に確認できるようにしている。
請求項10の発明は、前記暗証基準表示部の隣接位置に暗証基準予告表示部を設けて、施解錠の直前時期を表示させ、操作の簡便性を得るようにしている。
請求項11の発明は、前記暗証基準表示部と暗証基準予告表示部を相異なる色彩または模様に蓄光表示し、表示部の表示を視覚的に視認し易くしている。
請求項3の発明は、前記操作ボタンの暗証情報設定時、前記施錠制御部をカウンタ−ギヤ側へ移動して、前記支持片を係合溝に係合し、カウンタ−ギヤの回動を拘束し、
操作ボタンによる暗証情報設定時の具体的かつ確実な機構を実現することができる。
請求項4の発明は、前記操作ボタンの暗証情報設定後、前記ボタンギヤと前記カウンタ−ギヤとを噛合可能にしたから、暗証情報設定後、操作ボタンの操作による施解錠を確実かつ安定して実行することができる。
請求項6の発明は、前記暗証情報設定後の操作ボタンに暗証情報を入力する際、前記施錠制御部をカウンタ−ギヤから離間して、前記支持片を係合溝との係合を解除し、前記ボタンギヤと前記カウンタ−ギヤとを噛合かつ回動可能にしたから、操作ボタンの入力情報をカウンタ−ギヤへ確実かつ正確に伝達することができる。
請求項7発明は、前記暗証情報設定後の操作ボタンに暗証情報を入力する際、その入力前に各操作ボタンを押圧操作し、各操作ボタンの暗証情報を一旦、暗証情報設定前の基準位置に設定したから、操作ボタンによる暗証情報入力の適否を確認することができる。
請求項9の発明は、前記ボタンギヤのボス周面に暗証基準表示部を設けるとともに、前記ボタンギヤと前記カウンタ−ギヤとを収容可能な錠ケ−スの所定位置に表示窓を設け、該表示窓に前記暗証基準表示部を表示可能にしたから、表示窓に表出した暗証基準表示部によって、施解錠時期を容易に確認することができる。
請求項10の発明は、前記暗証基準表示部の隣接位置に暗証基準予告表示部を設けたから、施解錠の直前時期を表示させ、操作の簡便性を得ることができる。
請求項11の発明は、前記暗証基準表示部と暗証基準予告表示部を相異なる色彩または模様に蓄光表示したから、表示部の表示を視覚的に視認し易くすることができる。
前記施錠装置本体5は略細長柱状に形成され、その上部にボタン錠部7が内蔵され、その下部にクレセント8が、操作ノブ9を介して回動可能に取り付けられている。
前記クレセント8はクレセント受金具6に係脱可能に取り付けられ、その係脱作動を介して、インナ−ドア1とアウタ−ドア2とを開閉可能にしている。
前記枢軸11は錠ケ−ス10の下部に挿入され、その角形の軸端部に座金12を介してクリックワッシャ13が嵌合され、該ワッシャ13の外側からビス14が枢軸11のネジ部15にねじ込まれている。
そして、前記スプリング19の弾性を介して、クリックワッシャ13ないし操作ノブ9の回動方向を上方または下方に切り換え、かつ同方向へ復帰回動可能にしている。
前記第2ストッパ18はバネ掛16に対向して突設され、施錠時には図5(a)のように後述する連結板の係止片から避退し、解錠時のクレセント8の開操作時には前記連結板の係止片と係合し、前記連結板の下動を阻止可能にしている。
前記ロック摘み31は、合成樹脂によって略きのこ形断面形状に成形され、その操作は、ボタン錠部7の施錠時にクレセント8を掛け止める際に押し下げられ、直上に設けたロック表示部32を表出させ、一方、ボタン錠部7の解錠時にクレセント8を掛け外す際に押し上げられ、前記ロック表示部32を隠蔽可能にしている。
前記ガイドピ−ス34はロック摘み31よりも若干長尺に形成され、該ピ−ス34とロック摘み31とが側壁26の内外面に配置され、これらが側壁26に沿って摺動可能に設けられている。
前記連結片33の端部に支持腕36が同方向に突設され、その両端部に係止部37,38が突設され、該係止部37,38の間に連結板39がロック摘み31と同動可能に装着されている。
前記連結板39の上下端部に大小の屈曲片43,44が形成され、このうち上側の屈曲片43が後述の係止片の間に係合可能に配置され、下側の屈曲片44の側端部が施錠時に前記第1ストッパ17と係合可能に配置されている。
図中、47は錠ケ−ス10の中間部に突設した段部で、該段部47上に連結板39が移動可能に収容され、その中央にネジ孔48が形成され、該ネジ孔48に止めネジ49がねじ込まれている。
前記ロックプレ−ト50は鋼板をプレス成形して略縦長矩形に形成され、その下端部に前記係合片51と係止片52,52とを屈曲形成し、その上端部に係合溝53を切り欠き形成し、該溝53を錠ケ−ス10の上部に突設した掛止リブ54に係合可能に配置し、ロックプレ−ト50の上方変位を規制可能にしている。
前記支持片57,58に、回動体であるカウンタ−ギヤ59,60の軸筒部61,62が掛け止められ、該ギヤ59,60は、亜鉛合金ダイカストによって実質的に同一に構成されている。
図中、59a,60aはカウンタ−ギヤ59,60の上面に一体成形した薄肉のキャッププレ−トである。
すなわち、前記係合溝65,66は、ボタン錠部7の施解錠時に後述する操作ボタンの操作を介し、下向きの同相位置に移動後、ロック摘み31を押し下げ、支持片57,58を係合溝65,66から引き抜いて、図5(a),(b)に示す施錠状態を形成可能にしている。
したがって、施錠時に後述の操作具を操作口に差し込んで暗証情報を変更する不正操作や悪戯を防止可能にしている。
その際、クレセント8の掛け外し時には図7(a)のように、第2ストッパ18が連結板39の係止片45に係合し、連結板39の下動を阻止して解錠状態を維持するようにしている。
そして、前記リセットスプリング69の弾性によって、カウンタ−ギヤ59,60を錠ケ−ス10側へ付勢し、軸筒部61,62の端部を凹孔71,72に押し当てている。
前記凹孔71,72の近接位置に若干大径の凹孔75,76が形成され、その奥部の内周面に複数、実施形態では8個のガイドリブ77,77が等角度位置に突設されている。
前記ガイドリブ77,77の先端部はテ−パ状に形成され、該テ−パ部に後述するドグのテ−パ部が係合可能にされ、それら間に実質的には操作ボタンである、ボタンケ−ス78,79のリブスペ−ス80が係合可能に挿入されている。
前記ドグ85の先端部はテ−パ状に形成され、このテ−パ部85aを前記ガイドリブ77のテ−パ部に係合可能に配置し、操作ボタンの押圧操作後、ボタンケ−ス78,79の復帰作動時に、前記テ−パ部85aを前記ガイドリブ77のテ−パ部に係合させ、回動体であるボタンギヤ86,87を間欠的にヘリカル回動可能にしている。
前記ボタンギヤ86,87は実質的に同一に構成され、これらは亜鉛合金ダイカストによって前記カウンタ−ギヤ59,60と同形に成形され、その歯数はカウンタ−ギヤ59,60と同数に構成されていて、該カウンタ−ギヤ59,60と噛合可能に配置されている。
前記ボタンギヤ86,87の一側に、肉厚な円板状の回動体であるボス90が一体成形され、該ボス90の周面に凹孔状の暗証基準予告表示部91と、暗証基準表示部92とが隣接して設けられ、これらは相異なる色彩または模様に蓄光表示されていて、後述する操作ボタンによる施解錠操作時の施解錠時期および直前時期を表示可能にしている。
図中、93,94は前記暗証基準表示部91,92に対応して、前記錠ケ−ス10の側壁26に開口形成した表示窓、95は暗証基準表示部91,92と表示窓93,94の周辺に形成した凹状部である。
103は錠ケ−ス10の取付ビスで、ネジビス若しくはタッピングビスでよく、錠ケ−ス10に設けた長孔108を介して、前記縦枠3にねじ込み可能しており、104はビス103を隠蔽するビスカバ−、105は錠ケ−ス10の下半部を閉塞する裏板カバ−である。
実施形態では一つの操作ボタンで8通りの暗証情報を入力可能にされ、二つの操作ボタンによって64通りの暗証情報を入力可能にしている。この場合、二つ以上の操作ボタン78,79を用いれば、それだけ暗証情報入力量を増量でき、防御機能を増強し得る。
したがって、構成の簡潔化と部品点数の低減を図れ、これを容易かつ安価に製作できるとともに、ボタン錠部7ないし施錠装置の小形軽量化を図れ、設置スペ−スのコンパクト化を実現して、サッシ窓枠への取り付けに容易に応じられる。
先ず、ボタン錠部7の部分の組み付けに際しては、予めドグギヤ83とセットスプリング89とボタンギヤ86または87とを組み付けて置く。
この状況は図20のようで、ドグギヤ83と一体のギヤシャフト88にセットスプリング89を挿入し、該シャフト88をボタンギヤ86に挿入後、該シャフト88の先端部をカシメて、一体に連結する。
連結後の状況は図19のようで、ボタンギヤ86がセットスプリング89の弾性によってドグギヤ83から離反し、ギヤシャフト88の端部側に付勢されている。
そして、前記ボタンケ−ス78,79上に、前記組み付けたボタンギヤ86,87のアセンブリを収容し、その係合爪84を係合爪82に係合する。
この後、ロックプレ−ト50の支持片57,58を、カウンタ−ギヤ59,60の係合溝65,66を差し込み、該ギヤ59,60を保持しながら、軸筒部61,62を凹孔71,72に挿入し、ロックプレ−ト50を錠ケ−ス10内の底部上に収容し、カウンタ−ギヤ59,60をボタンギヤ86,87に噛合する。
このようにすることで、ボタン錠部7の内部を閉塞し、内部の各構成部品を保護するとともに、それらの組み付け状態を維持して他部品の組み付けに応じられる。
次に、錠ケ−ス10のピン19と、クリックワッシャ−13のバネ掛16にクリックスプリング19の両端を掛け止め、また連結板39の上部をロック摘み31の支持腕36に位置付け、切欠溝40,41を係止部37,38に嵌合する。
この場合、既設のサッシ窓やクレセント8を利用することも可能であり、その際既設のビス孔(図示略)のピッチを、長孔108,108で対応できないときは、縦枠5の所定位置に二つのビス孔(図示略)を新たに明けて対応すれば良い。
このように本発明の施錠装置は、新設のサッシ窓や既設のサッシ窓にも取り付けられる
また、施錠装置本体5の上部の正面に二つの操作ボタン78,79が縦一列に若干偏心して配置され、その近接位置に二つの小孔状の操作口106,106が形成され、その側面に二つの表示窓93,94が開口され、該窓93,94に所定の蓄光剤で着色処理された暗証設定基準表示部91または92が表出し、意匠的な審美感を奏する。
これを説明の便宜上、施錠装置に最初に暗証情報を入力し設定する状況で説明すると、暗証情報の初期設定前の施錠装置本体5は、ボタン錠部7が施解錠可能な状態に置かれ、二つの表示窓93,94に同一の暗証基準表示部92が表出し、視覚的には同一色または模様が表出している。
このようにすると、ロック摘み31がロック表示部32を隠蔽し、凸部35が凹溝30に係合して、ロック摘み31の位置を維持する。
この後、操作具107を保持して施錠装置本体5の正面に立ち、操作具107を例えば操作ボタン79に対応する一方の操作口106に挿入する。この状況は図11のようである。
この状況は図12のようである。この状況の下で、前記ボタンギヤ87に対応する操作ボタン79を所望の暗証設定情報に相当する回数分押圧操作する。
例えば、操作ボタン79の暗証設定情報を「2」とし、操作ボタン78の暗証設定情報を「3」とすると、操作ボタン79を2回押圧操作し、操作ボタン78を3回押圧操作する。
なお、暗証設定情報が「0」の場合は、操作ボタン78の零回操作、つまり暗証情報の初期設定前の状況になる。
この場合、ボタンギヤ87の移動変位は、ボタン錠カバ−70によって阻止されているから、ボタンギヤ87が前記カウンタ−ギヤ60と噛合することはない。
その場合の回動角度は、ガイドリブ77の1ピッチ分、つまり45°に相当する。
この後、操作ボタン79を再度押圧操作し、その原位置復帰時にボタンギヤ87を更に45°回動させる。したがって、操作ボタン79を2回押圧操作すると、ボタンギヤ87およびそのアセンブリが、初期設定時の基準位置から90°回動する。
操作ボタン78に対する暗証情報設定後、操作具107を操作口106から引き抜き、セットスプリング69の弾性によって、カウンタ−ギヤ59とバネ受68とを原位置へ押し戻し、該カウンタ−ギヤ59を前記暗証情報設定後のボタンギヤ86に噛合する。
すなわち、ロック摘み31をロックモ−ドにし、カウンタ−ギヤ59,60を回動可能にした後、操作ボタン78,79を適宜回数押圧操作し、表示窓94,95に暗証基準表示部92,92をそれぞれ表示させたところで、ロック摘み31を押し上げることができれば、暗証情報の入力設定が適格であることが確認される。
この後、ロック摘み31を押し下げ、凸部35を凹溝29に係合してロック摘み31の位置を保持し、かつロック表示部32を表出させて施錠モ−ドに設定する。
したがって、クリックワッシャ−13が回動不能になり、該ワッシャ−13と一体的なクレセント8の開回動が阻止される。
したがって、施錠時に操作具107を操作口106に差し込んで暗証情報を変更する不正な操作や悪戯を防止し得る。
また、操作ボタン79を2回押圧操作し、ボタンギヤ87を90°回動し、該ギヤ87と噛合するカウンタ−ギヤ60を反対方向へ回動し、その係合溝66を垂直下向きに位置付ける。
このようにすると、ロック摘み31に連動して連結板39とロックプレ−ト50が上動し、第1ストッパ17と屈曲片44との係合状態が解除され、クリックワッシャ−13ないしクレセント8の回動が可能になる。
また、ロックプレ−ト50の上動に伴い、支持片57,58が係合溝65,66に挿入され、カウンタ−ギヤ59,60の回動を阻止する。つまり、カウンタ−ギヤ59,60が暗証設定情報に相当する回動角度を保持する。この状況は図6(a),(b)のようである。
この状況は図7(a),(b)のようで、クレセント8の前記開回動によってクリックワッシャ−13が同動し、その第2ストッパ18が連結板39の係止片45に係合して、連結板39の下動ないしロックプレ−ト50の下動を阻止し、ロック摘み31を押し下げての操作ボタン78,79の不正な操作や悪戯を防止し得る。
また、ロックプレ−ト50の押し下げに伴い、支持片57,58をカウンタ−ギヤ59,60の係合溝65,66から引き抜き、カウンタ−ギヤ59,60をボタンギヤ86,87に噛合させる。
このようにすることで、カウンタ−ギヤ59,60に保持された暗証設定情報に相当する回動角度の下でボタンギヤ86,87と噛合し、暗証情報設定当初の施錠状態が復旧する。
前記暗証情報の変更は、具体的には暗証情報、例えば暗証番号が増加する場合と、減少する場合とがあり、それぞれ変更操作が相違する。
例えば、前述の操作ボタン78の暗証番号は「3」であるが、これを「4」に変更する場合は、操作具107を挿入したまま操作ボタン78を増加分、つまり1回押圧操作すれば良い。
また、前述の実施形態では、本発明をサッシ窓の開閉装置であるクレセントに適用しているが、引き違い門扉等の開閉装置に適用することも可能である。
7 ボタン錠部
10 錠ケ−ス
13 クリックワッシャ−
17 第1ストッパ
18 第2ストッパ
31 ロック摘み
39 連結板
55a 開口縁部
56a 開口縁部
50 施錠制御部(ロックプレ−ト)
57 支持片
58 支持片
59 回動体(カウンタ−ギヤ)
60 回動体(カウンタ−ギヤ)
63 頸部
64 頸部
65 係合溝
66 係合溝
78 操作ボタン(ボタンケ−ス)
79 操作ボタン(ボタンケ−ス)
86 ボタンギヤ
87 ボタンギヤ
92 暗証基準表示部
93 表示窓
94 表示窓
Claims (11)
- 押圧回数に応じて相異なる暗証情報を入力可能な操作ボタンと、該操作ボタンの押圧回数に応じて回動し、周面に係合溝を形成した複数の回動体と、前記係合溝に係脱可能な支持片を突設した施錠制御部と、該施錠制御部を前記回動体に近接離反動可能にしたロック摘みと、該ロック摘みの施解錠操作に連係して開閉操作可能な操作ノブとを備えた施錠装置において、前記操作ボタンと同軸に該操作ボタンと同動かつ係脱可能なボタンギヤを設け、該ボタンギヤを操作ボタンの押圧回数に応じて回動角度を増加可能に設けるとともに、前記回動体を前記ボタンギヤと噛合および噛合解除可能なカウンタ−ギヤで構成したことを特徴とする施錠装置。
- 前記操作ボタンの暗証情報設定時、前記ボタンギヤと前記カウンタ−ギヤとの噛合を解除可能にし、かつ前記カウンタ−ギヤの回動を拘束した請求項1記載の施錠装置。
- 前記操作ボタンの暗証情報設定時、前記施錠制御部をカウンタ−ギヤ側へ移動して、前記支持片を係合溝に係合し、カウンタ−ギヤの回動を拘束した請求項1または請求項2記載の施錠装置。
- 前記操作ボタンの暗証情報設定後、前記ボタンギヤと前記カウンタ−ギヤとを噛合可能にした請求項3記載の施錠装置。
- 錠ケ−スの内部に、前記操作ボタンとボタンギヤを同軸に配置するとともに、前記ボタンギヤに隣接して前記カウンタ−ギヤを配置し、該カウンタ−ギヤを錠ケ−スの表面方向へ付勢する一方、前記カウンタ−ギヤに臨む錠ケ−スに操作具を挿入可能な操作口を形成し、該操作口に前記操作具を挿入または引き抜いて、前記カウンタ−ギヤとボタンギヤとの噛合を解除し、または噛合可能にした請求項1または請求項4記載の施錠装置。
- 前記暗証情報設定後の操作ボタンに暗証情報を入力する際、前記施錠制御部をカウンタ−ギヤから離間して、前記支持片を係合溝との係合を解除し、前記ボタンギヤと前記カウンタ−ギヤとを噛合かつ回動可能にした請求項1記載の施錠装置。
- 前記暗証情報設定後の操作ボタンに暗証情報を入力する際、その入力前に各操作ボタンを押圧操作し、各操作ボタンの暗証情報を一旦、暗証情報設定前の基準位置に設定する請求項6記載の施錠装置。
- 前記暗証情報設定後の操作ボタンを暗証情報設定分押圧操作し、各カウンタ−ギヤの係合溝を同方向に位置付け、これらの係合溝を前記支持片に係合可能に位置付け、解錠可能にした請求項6記載の施錠装置。
- 前記ボタンギヤのボス周面に暗証基準表示部を設けるとともに、前記ボタンギヤと前記カウンタ−ギヤとを収容可能な錠ケ−スの所定位置に表示窓を設け、該表示窓に前記暗証基準表示部を表示可能にした請求項1記載の施錠装置。
- 前記暗証基準表示部の隣接位置に暗証基準予告表示部を設けた請求項9記載の施錠装置
- 前記暗証基準表示部と暗証基準予告表示部を相異なる色彩または模様に蓄光表示した請求項10記載の施錠装置。
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