JP4010644B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のコネクタ(実開平3−126375号)を図6に示す。これは、雄側ハウジングaのフード部b内にシールリングcを装着し、このシールリングcに内向きに突成した係止部dをフード部bの奥端面とリテーナeとの間で軸方向に挟圧することで、そのシールリングcを抜止め保持する構造となっている。シールリングcの内周とリテーナeの外周との間には筒状の隙間が空いており、ここに雌側ハウジングfが嵌合されると、シールリングcにより両ハウジングa,fの周面同士の間がシールされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のコネクタでは、シールリングcの抜止め手段として、単に内向きの係止部dをリテーナeで軸方向に挟んでいるだけなので、両ハウジングa,fを離脱する際に、摩擦によってシールリングcが強く軸方向に引っ張られると、係止部dがフード部bの奥端面とリテーナeとの間から抜け出しつつシールリングcが抜け方向へずれる虞がある。
本願発明は上記事情に鑑みて創案され、シールリングの抜け方向への変位を確実に規制することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、フード部を有する雄側ハウジングと、前記フード部に嵌入される雌側ハウジングと、前記フード部の奥端部においてそのフード部の内周に密着する形態の枠状をなし、前記両ハウジングの周面同士の間をシール可能なシールリングと、前記フード部に挿入されたリテーナとを備えてなり、前記シールリングの内周に突成した係止部を、前記雄側ハウジングの支承突部と、前記リテーナの押え部との間で軸方向に挟み、前記押え部に形成した食い込み突起が、前記係止部の前面に対して前記シールリングの前記フード部からの抜け方向とは逆向きに軸方向に沿って食い込む構成とした。
【0005】
請求項2の発明は、前記係止部には、前記雄側ハウジングの内周と前記リテーナの外周との間で径方向に挟圧される被挟圧片が形成されている構成とした。
【0007】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
シールリングが軸方向の引張り力を受けた場合、その引張り力は係止部に対して径方向の引張り力として作用するが、係止部の径方向のずれは食い込み片の食い込み作用によって規制されている。これにより、シールリングの抜け方向のずれを確実に防止することができる。
<請求項2の発明>
シールリングが軸方向の引張り力を受けた場合、その引張り力は係止部に対して径方向の引張り力として作用するが、係止部の径方向のずれは被挟圧片の引っ掛かり作用によって規制されている。これにより、シールリングの抜け方向のずれを防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図5を参照して説明する。
本実施形態のコネクタは、互いに嵌合・離脱を可能された雄雌一対のハウジング10,20からなる。雌側ハウジング10内には図示しない雌端子金具が挿入され、その雌端子金具に固着した電線11が雌側ハウジング10の後端面から延出されている。雌側ハウジング10は全体として概ねサイコロ形をなし、上面には雄側ハウジング10のロック用突起24と係合するロックアーム12が形成されている。
【0010】
雄側ハウジング20は、雄端子金具21が後方から挿入される複数のキャビティ22を有し、そのキャビティ22の前方には角筒状のフード部23が突成されている。このフード部23には雌側ハウジング10が嵌入され、フード部23の天井面のロック用突起24と雌側ハウジング10のロックアーム12が係合することにより、両ハウジング10,20が嵌合状態にロックされる。
このフード部23の奥端部には、両ハウジング10,20の嵌合部分の隙間をシールするためのシールリング25がその外周面をフード部23の内周面に密着させる形態で装着されている。このシールリング25は角形の枠状をなし、その概ね直線状をなす4辺のうちの対応する2辺には、その前端縁から外向きに突出する一対のリブ26が形成されている。このリブ26は、フード部23に形成したスリット状の係止孔27に係合され、もってシールリング25がフード部23に対して遊動規制状態(抜止め状態)とされている(図3を参照)。
【0011】
シールリング25の内周には、軸方向(両ハウジング10,20の嵌合・離脱方向)に間隔を空けた2条のリップ部28が全周に亘って形成されている。また、シールリング25の外周には、2条の水切り溝29がリップ部28と同様に軸方向に間隔を空けて形成されている。
シールリング25の4辺のうちリブ26の形成されていない2辺の後端部には、「h字形」をなす係止部30が突成されている。この係止部30は、シールリング25の後端縁から一旦面一状に後方(図4及び図5の右方)へ延出して内周側(図5における上側)へ屈曲した「L字形」をなす受け部30Aと、この受け部30Aの突出端から後方へ突出する被挟圧片30Bと、受け部30Aの基端から後方へ突出する分岐突片30Cとからなる。
このシールリング25が上記リブ26によって所定位置に位置決めされた状態では、分岐突片30Cが雄側ハウジング20に形成した逃がし凹部31に嵌合され、受け部30Aに対しては雌側ハウジング10に形成した支承突部32が後方から当接され、被挟圧片30Bは、雄側ハウジング20に形成したり取り付け凹部33の内周面に当接されている。
【0012】
かかるシールリング25は、上記したリブ26だけでなくリテーナ34によっても抜止めが図られている。リテーナ34は、雄端子金具21のタブ21Aが貫通する貫通孔35と、後方へ突出する筒状部36とを有する。リテーナ34は、フード部23内に後ろ向きに挿入され、筒状部36を取り付け凹部33に嵌合した状態で取り付けられる。取り付けたリテーナ34は、その側面の弾性係止片37を取り付け凹部33に形成した図示しない抜止突起に係合させることで、抜止め保持される。
【0013】
かかるリテーナ34の外面には、シールリング25の係止部30と対応する一対の押え部38が形成されている。リテーナ34の取り付け状態において、押え部38は係止部30の受け部30Aに対して前方から当接し、この押え部38と雄側ハウジング20の支承突部32との間で受け部30Aが軸方向に弾性的に挟まれるようになっている。この押え部38の後面(受け部30Aとの対応面)には、三角山形をなして周方向(図5の紙面と直交する方向)に延びる食い込み片38Aが突成されている。この食い込み片38Aは、リテーナ34を取り付けた状態において受け部30Aの前面に対して食い込むように係合し、この食い込み作用により、受け部30Aの径方向外側(図5における下側)への変位が規制されるようになっている。
また、リテーナ34を取り付けた状態において、被挟圧片30Bは、取り付け凹部33の内周とリテーナ34の筒状部36の外周との間で径方向に弾性的に挟み付けられるようになっている(図5を参照)。
【0014】
次に、本実施形態の作用について説明する。
雌側ハウジング10を雄側ハウジング20のフード部23に嵌合すると、シールリング25はフード部23の内周と雌側ハウジング10の外周との間で挟圧され、もって両ハウジング10,20の嵌合部分の隙間からの浸水が防止される。また、係止孔27とリブ26との隙間からフード部23内に水が浸入し、その水がフード部23の内周に沿ってリブ26側からフード部23の奥側へ進んでも、水切り溝29における水切り作用によりそれ以上の浸水が阻止される。
【0015】
さて、雌側ハウジング10をフード部23から抜き取るときには、雌側ハウジング10の外周との摩擦によってシールリング25に抜け方向(図5における左方向)への引張り力が作用するが、この引張力は係止部30にも及び、係止部30は、支承突部32と押え部38との間から径方向外側へ引き抜かれるような力を受けることになる。
しかし、受け部30Aには食い込み片38Aが食い込んでいるため、係止部30の径方向外側への変位が規制されている。これにより、シールリング25の抜け方向(軸方向)の変位を防止する機能が発揮される。
また、係止部30が径方向外側へ変位するためには、被挟圧片30Bが変形しつつ押え部38と支承突部32との隙間を通り抜けなければならないが、被挟圧片30Bは雄側ハウジング20とリテーナ34との間で径方向に挟み付けられているため、容易に変形できない。したがって、この被挟圧片30Bが径方向外側への変位に抗する引っ掛かりとして作用し、これにより、シールリング25の抜け方向の変位を防止する機能が発揮される。
【0016】
このように、本実施形態においては、リテーナ34の食い込み片38Aでシールリング25の受け部30Aを引っ掛けるとともに、被挟圧片30Bを変形しないように径方向に挟圧保持するようにしたから、シールリング25に抜け方向の引張力が作用しても、雄側ハウジング20からの抜け動作を確実に防止することができる。
また、受け部30Aの基端からは分岐突片30Cを突出させているため、万一、被挟圧片30Bが変形して径方向の挟圧状態から解放され且つ受け部30Aが食い込み片38Aによる食い込み状態から解放され得る状態になったとしても、フード部23の内周面と押え部38の外周面との間では、受け部30Aと分岐突片30Cが同時に通過することはできず、これにより引っ掛かり状態が形成される。そして、この引っ掛かり状態により、シールリング25の抜け方向の変位を防止することができる。
【0017】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では係止部の径方向の変位を規制する手段として、リテーナに食い込み片を形成するとともに係止部に被挟圧片を形成したが、本発明によれば、食い込み片と被挟圧片のうちいずれか一方だけで係止部の変位規制を行うようにしてもよい。
【0018】
(2)上記実施形態では係止部の数を2つとしたが、本発明によれば、1片としてもよく、3片以上としてもよく、また、全周に亘って連続的に形成してもよい。
(3)上記実施形態では食い込み片を三角形断面の細長いリブ状としたが、本発明によれば、円錐形や角錐形としてもよい。
(4)上記実施形態では1つの係止部に1つの食い込み片を設けたが、本発明によれば、1つの係止部に複数の食い込み片を設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1において雄側ハウジングと雌側ハウジングを離脱した状態を示す斜視図
【図2】雄側ハウジングからシールリンとリテーナを外した状態を示す斜視図
【図3】雄側ハウジングにシールリングを装着した状態を示す水平断面図
【図4】雄側ハウジングにシールリングとリテーナを装着した状態を示す縦断面図
【図5】部分拡大断面図
【図6】従来例の断面図
【符号の説明】
10…雌側ハウジング(他方のハウジング)
20…雄側ハウジング(一方のハウジング)
25…シールリング
30…係止部
30B…被挟圧片
34…リテーナ
38A…食い込み片

Claims (2)

  1. フード部を有する雄側ハウジングと、
    前記フード部に嵌入される雌側ハウジングと、
    前記フード部の奥端部においてそのフード部の内周に密着する形態の枠状をなし、前記両ハウジングの周面同士の間をシール可能なシールリングと
    前記フード部に挿入されたリテーナとを備えてなり、
    前記シールリングの内周に突成した係止部を、前記雄側ハウジングの支承突部と、前記リテーナの押え部との間で軸方向に挟み、
    前記押え部に形成した食い込み突起が、前記係止部の前面に対して前記シールリングの前記フード部からの抜け方向とは逆向きに軸方向に沿って食い込むことによりその係止部の径方向の変位を規制する構成とされていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記係止部には、前記雄側ハウジングの内周と前記リテーナの外周との間で径方向に挟圧される被挟圧片が形成されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
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