JP4009033B2 - 電圧位相調整装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、配電系統の電圧の大きさ及びその電圧位相を調整する電圧位相調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
配電系統の位相・電圧は、需要、供給力の変化によって絶えず変動している。位相・電圧変動が大きいと、需要家の各種電気機器の正常な使用、または寿命などに影響を与える。そこで、この位相及び電圧を補償して負荷端の需要家における電圧を調整し、良質の電力を供給するため、電圧調整器または電圧位相調整器が配電系統に設置されている。このうち、電圧位相調整器は、複数の配電系統が連系している系統間に授受される有効電力及び無効電力を所定の方向及び大きさに制御し、かつ各系統の局部電圧を適正電圧範囲に収めるよう系統に所定の大きさ及び位相を持つ電圧を挿入し、系統の電圧の大きさ及びその電圧位相を調整するものである。
【0003】
図6は、従来の電圧位相調整器を備えた配電系統を示したもので、同図において1は電源側線路、2は負荷側線路、3は電圧位相調整器である。電圧位相調整器3は電圧調整用変圧器T1と位相調整用変圧器T2とから構成され、電圧調整用変圧器T1には、分路巻線4U,4V,4W及び電圧調整用タップ付き直列巻線5U,5V,5Wが図示しない鉄心に巻装され、星形結線されている。この電圧調整用タップ付き直列巻線5U,5V,5Wの中央タップはそれぞれ一次端子U1,V1,W1に接続されている。位相調整用変圧器T2には、励磁巻線7U,7V,7W及び位相調整用タップ巻線8U,8V,8Wが図示しない鉄心に巻装され、励磁巻線7U,7V,7Wは三角結線されると共に、それぞれの結線部が1次端子U1,V1,W1に接続されている。この位相調整用タップ巻線8U,8V,8Wの中央タップはそれぞれ電圧調整用タップ切換器6U,6V,6Wを介して電圧調整用タップ付き直列巻線5U,5V,5Wに接続されている。また、位相調整用タップ巻線8U,8V,8Wはそれぞれ位相調整用タップ切換器9U,9V,9Wを介して二次端子U2,V2,W2に接続されている(特開昭63−147209号公報)。
【0004】
上記のように構成された電圧位相調整器において、変圧比と位相差を変化させる原理を図7に示す一つの相の電圧ベクトル図を用いて説明する。同図において、Oは中性点を示し、ベクトルOVはV相の一次端子電圧を示す。まず、電圧調整用タップ切換器6U,6V,6Wをそれぞれ例えば昇圧方向にタップを切り換えると、一次端子電圧のベクトルOVに電圧調整用変圧器T1によりベクトルVV′が加えられベクトルOV′が得られる。一方、位相調整用タップ切換器9U,9V,9Wをそれぞれ例えば位相進み方向にタップを切り換えると、位相調整用変圧器T2によりベクトルOV′に対して直角成分を持つベクトルV′vがベクトルOVに加えられて、一次端子電圧のベクトルOVと位相角βを持つ二次端子電圧のベクトルOvが得られる。なお、点線は上記と逆の位相角βを持つ二次端子電圧が得られることを示している。このようにして、所定のタップを選択することにより定まる調整点に電圧の大きさ及びその電圧位相が調整される。この調整点は、これらのタップの組み合わせにより定まり、その一例を図8の黒点で示している。タップ数は例えば各相毎に位相調整用が9つ、電圧調整用が6つ設けられており、この例では、図を簡略化するために、位相調整用が5つ、電圧調整用が3つの場合を示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電圧位相調整器は、図8に示されるように調整点がそれぞれのタップ幅(例えば6.6[KV]系の配電線の場合で電圧調整幅は100[V]程度、位相調整角は4[度]程度)で制限されるため、きめ細かく電圧の大きさ及びその電圧位相の調整を行うことができないという問題があった。
【0006】
また、調整点が図8の点線で示される範囲内に制限かつ固定されるため、調整範囲外の電圧の大きさ及びその電圧位相に調整することができないという問題があった。
【0007】
本発明は、タップ幅の制約を受けることなく、きめ細かく電圧の大きさ及びその電圧位相の調整を行うことができる電圧位相調整装置を提供することを課題としている。
【0008】
本発明はさらに、調整範囲外に調整しなければならない状況が発生しても、この範囲外の電圧の大きさ及びその電圧位相に調整することができる電圧位相調整装置を提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は電圧位相調整装置に係わるものである。
【0010】
請求項1に記載の発明は、配電線路の途中に設置されて設置点を基準にして電源よりの電源側線路の電圧を入力して、設置点を基準にして負荷側の電圧の位相を調整する位相調整用タップ巻線を有するタップ付きの位相調整用変圧器と、位相調整用変圧器のタップをタップ切換指令に応じて切り換えるタップ切換器とを少なくとも備えたタップ切換式位相調整器と、タップ切換式位相調整器の出力側と設置点を基準にして負荷よりの負荷側線路との間に二次巻線が挿入されて二次巻線の誘起電圧をタップ切換式位相調整器の出力電圧に重畳させる直列変圧器と、配電線路側から得た電圧を入力して大きさ及び位相が可変の調整電圧を発生して調整電圧を直列変圧器の一次巻線に与える電力変換器とを少なくとも備えた静止形電圧調整器と、負荷側線路の電圧の大きさ及び電源側線路の電圧に対する負荷側線路の電圧の位相角から定められる目標位相角を持つ負荷側線路の目標電圧に、負荷側線路の電圧を一致させるためにタップ切換式位相調整器の出力電圧に加えるべき電圧を直列変圧器の二次巻線に誘起させるために必要な調整電圧を電力変換器から出力させるように電力変換器を制御する電圧位相制御部とを設けたものである。
【0011】
上記の請求項1の発明においては、目標電圧とタップ切換式位相調整器の出力電圧との差に対応する電圧が静止形電圧調整器から出力され、位相調整器のタップが切り換わっても、それぞれのタップに応じて大きさ及び位相が可変した上記の差に対応する電圧が位相調整器の出力電圧にベクトル加算されることにより、負荷側線路の電圧が目標電圧に常に一致するため、従来では調整点が段階的にしか設定できなかったことに対して、本発明では目標電圧(調整点)が任意に設定される。すなわち、負荷側線路の電圧の大きさ及びその電圧位相がきめ細かく調整される。また、その調整範囲は、位相調整器の各タップによる位相調整点を中心とする静止形電圧調整器から出力される電圧の最大値の円内になるので、目標電圧(調整点)はこの円内で任意に設定され、しかも調整範囲は従来よりも広くなる。
【0012】
また請求項2に記載の発明は、電圧位相制御部はさらに目標位相角と電源側線路の電圧に対するタップ切換式位相調整器の出力電圧の位相角との差が位相調整器の1タップ分による位相調整量以上であると判定されたときに、この差が位相調整器の1タップ分による位相調整量以下になるまでタップ切換器にタップ切換指令を与えるように少なくとも構成したものである。
【0013】
上記の請求項2の発明においては、目標位相角と位相調整器の出力電圧の位相角との差が位相調整器の1タップ分による位相調整量以上であると判定されたときに、この差が位相調整器の1タップ分による位相調整量以下になるまでタップを切り換えることにより、タップが切り換わる毎に静止形電圧調整器から出力される電圧が小さくなり、これに伴って静止形電圧調整器の熱的負担が小さくなるため、また定常状態では、目標位相角と位相調整器の出力電圧の位相角との差を1タップ分による位相調整量以下にすることにより、静止形電圧調整器の熱的負担が小さくなっているため、この機器の放熱器が小さく、しかも容量が小さくなる。
【0014】
さらに請求項3に記載の発明は、電力変換器は入力電圧を一定の直流電圧に変換するコンバータと、該コンバータの出力電圧を交流電圧に変換して調整電圧を出力するインバータと、コンバータから出力される直流電圧を一定とするように該コンバータを構成する半導体スイッチ素子をオンオフ制御し、インバータから所定の大きさと位相とを有する交流電圧を発生させるように外部から与えられるインバータ制御信号に応じて該インバータを構成する半導体スイッチ素子をオンオフ制御する半導体スイッチ制御部とを備えてなり、電圧位相制御部はタップ切換式位相調整器の出力電圧を検出する検出回路と、負荷側線路の目標電圧を設定する目標電圧設定部と、目標電圧設定部により設定された負荷側線路の目標電圧と検出回路の出力とから調整電圧の目標値を演算する調整電圧演算部と、電力変換器の実際の出力電圧と演算された調整電圧の目標値との差を零にするように電力変換器の半導体スイッチ制御部にインバータ制御信号を与えるインバータ制御信号発生部とを備えたものである。
【0015】
また請求項4に記載の発明は、電圧位相制御部はさらに目標位相角と電源側線路の電圧に対するタップ切換式位相調整器の出力電圧の位相角との差を演算する位相差演算部と、位相差演算部により演算された位相差を設定した判定値と比較して位相差演算部の出力が判定値以上であると判定されたときに、タップ切換指令を与えるタップ切換指令部とを少なくとも備えたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係わる電圧位相調整装置の全体的な構成の一例を示したもので、同図において1は電源側線路、2は負荷側線路、10は本発明に係わる電圧位相調整装置である。
【0017】
電圧位相調整装置10は、タップ切換式位相調整器11と静止形電圧調整器12と電圧位相制御部15とにより構成される。タップ切換式位相調整器11は、配電線路の途中に設置されて設置点を基準にして電源よりの電源側線路1の電圧Vr1を入力として、この設置点を基準にして負荷側の電圧Vr2の位相を調整する位相調整用タップ巻線を有するタップ付きの位相調整用変圧器13と、この位相調整用変圧器のタップをタップ切換指令に応じて切り換えるタップ切換器14とにより構成されている。
【0018】
静止形電圧調整器12は、一次巻線16aと二次巻線16bとを有して二次巻線16bがタップ切換式位相調整器11の出力側と負荷側線路2との間に挿入された直列変圧器16と、配電線路側から並列変圧器17を通して得た電圧を調整電圧ΔVi に変換して該調整電圧ΔVi を直列変圧器16の一次巻線16aに与える電力変換器18とを備えている。
【0019】
電力変換器18は、並列変圧器17から与えられる電圧を一定の直流電圧に変換するコンバータと、このコンバータの出力を大きさ及び位相が可変の調整電圧(交流電圧)に変換するインバータと、コンバータ及びインバータを制御する制御部とからなっていて、配電線路側から並列変圧器17を通して得た電圧を大きさ及び位相が可変の調整電圧ΔVi に変換し、この調整電圧を直列変圧器16の一次巻線16aに与える。
【0020】
電圧位相制御部15は、負荷側線路2の電圧Vr1を目標電圧に一致させるために、タップ切換式位相調整器11の出力電圧Vr2に加えるべき電圧ΔVo を直列変圧器16の二次巻線16bに誘起させるために直列変圧器16の一次巻線16aに与える必要がある調整電圧ΔVi を電力変換器18から出力させるように該電力変換器18を制御する。
【0021】
図示の例では、並列変圧器17の一次側がタップ切換式位相調整器11の出力側に接続されていて、位相調整器11の出力電圧が並列変圧器17により降圧されて電力変換器18に与えられている。
【0022】
図2を参照すると、直列変圧器16、並列変圧器17及び電力変換器18の構成が詳細に示されている。なお図1においては、電圧位相調整装置の全体的な構成を単線結線図で示しているため、3相の電圧や構成部品を示す符号を区別していないが、図2においては、U,V及びWの3相を区別するために、U,V及びWの3相の電圧や3相の部品を示す符号にそれぞれu,v及びwの添字が付されている。
【0023】
図2に示した例では、直列変圧器16が、スター結線された3相の一次巻線16pu,16pv及び16pwと、互いに独立な二次巻線16su,16sv及び16swとを有している。直列変圧器16の3相の二次巻線16su,16sv及び16swはそれぞれ位相調整用変圧器13(図3には図示せず。)の3相の出力端子13u,13v及び13wと負荷側線路2u,2v及び2wとの間に接続されて、位相調整用変圧器13及び負荷側線路2u,2v及び2wに対して直列に接続されている。
【0024】
並列変圧器17は、デルタ結線された3相の一次巻線17pu,17pv及び17pwと、同じくデルタ結線された二次巻線17su,17sv及び17swとを有し、該変圧器17の3相の入力端子がそれぞれ位相調整用変圧器13の3相の出力端子13u,13v及び13wに接続されている。
【0025】
電力変換器18は、並列変圧器17の出力電圧を直流電圧に変換するコンバータ18Aと、このコンバータ18Aにより変換された直流電圧を蓄積する電源コンデンサ18Bと、電源コンデンサ18Bの両端に得られる直流電圧を配電線路の電圧と周波数が等しい3相交流電圧に変換して調整電圧ΔViu,ΔViv及びΔViwとして出力するインバータ18Cと、コンバータ18A及びインバータ18Cを構成する半導体スイッチを制御する半導体スイッチ制御部18Dとからなっており、電力変換器18から出力される調整電圧ΔViu〜ΔViwの大きさ及び位相は、インバータ18Cを構成する半導体スイッチ素子をオンオフ制御することにより、適宜に調整することができるようになっている。
【0026】
図示のコンバータ18Aは、ダイオードDu 〜Dw 及びDx 〜Dz を3相全波ブリッジ接続するとともに、ダイオードDu ,Dv ,Dw 及びDx ,Dy ,Dzのそれぞれの両端にIGBT(絶縁ゲート形トランジスタ)等の半導体スイッチ素子Su ,Sv ,Sw 及びSx ,Sy ,Sz を逆並列に接続した回路からなっていて、このコンバータの3相の交流入力端子に並列変圧器17の3相の出力端子が接続されている。
【0027】
またインバータ18Cは、IGBT等の半導体スイッチ素子Su ´〜Sw ´及びSx ´〜Sz ´を3相ブリッジ接続するとともに、スイッチ素子Su ´〜Sw´及びSx ´〜Sz ´のそれぞれの両端に帰還用ダイオードDu ´〜Dw ´及びDx ´〜Dz ´を逆並列接続した回路からなっていて、このインバータ回路の直流入力端子はコンデンサ18Bの両端に接続され、交流出力端子は直列変圧器16の3相の入力端子に接続されている。
【0028】
コンバータ18Aを構成する半導体スイッチ素子Su 〜Sw 及びSx 〜Sz と、インバータ18Cを構成する半導体スイッチ素子Su ´〜Sw ´及びSx ´〜Sz ´とを制御するために半導体スイッチ制御部18Dが設けられている。
【0029】
半導体スイッチ制御部18Dは例えばCPUを備えていて、このCPUに所定のプログラムを実行させることにより、コンデンサ18Bの両端の電圧を一定に保つようにコンバータ18Aを制御するコンバータ制御手段と、電圧位相制御部15から与えられるインバータ制御信号に応じてインバータ18Cを制御するインバータ制御手段とを実現する。
【0030】
半導体スイッチ制御部18Dは、図示しない検出回路から与えられるコンデンサ18Bの両端の電圧の検出値をフィードバックすることにより、コンデンサ18Bの両端の電圧を設定値に保ち、このコンデンサ18Bの両端に一定の直流電圧を発生させる。この直流電圧は、インバータ18Cに電源電圧として与えられる。
【0031】
半導体スイッチ制御部18Dはまた、電圧位相制御部15から与えられるインバータ制御信号に応じてインバータ18Cの上辺のスイッチ素子Su ´〜Sw ´及び下辺のスイッチ素子Sx ´〜Sz ´をそれぞれ所定の順序でオンオフ制御することにより、負荷側線路2u〜2wの電圧を目標電圧に一致させるために、タップ切換式位相調整器11の出力電圧に加えるべき電圧ΔVou〜ΔVowを直列変圧器16の二次巻線16su〜16swに誘起させるために必要な調整電圧ΔViu〜ΔViwをインバータ18Cから出力させる。
【0032】
図1に示された電圧位相制御部15は、図3に示したように、図示しない計器用電圧変成器(VT)を通してタップ切換式位相調整器11の出力電圧Vr2を検出する検出回路20と、負荷側線路2の電圧Vr3の大きさ及び電源側線路1の電圧Vr1に対する負荷側線路2の電圧の位相角から目標位相角Θraを持つ目標電圧Vraを設定する目標電圧設定部21と、この目標電圧設定部により設定された負荷側線路2の目標電圧Vraと検出回路20の出力とから直列変圧器16に与える調整電圧の目標値ΔViaを演算する調整電圧演算部22と、図示しない計器用電圧変成器(VT)を通して検出した電力変換器18の実際の出力電圧ΔVi と演算された調整電圧の目標値ΔViaとの差を零にするようにフィードバック制御を行い、電力変換器18の半導体スイッチ制御部18Dにインバータ制御信号を与えるインバータ制御信号発生部23とを備えている。
【0033】
調整電圧演算部22は、目標電圧Vraと検出回路20から得られるタップ切換式位相調整器11の出力電圧Vr2との差をとって、その差に直列変圧器の電圧変成比の逆数を乗じることにより、調整電圧の目標値ΔViaをを演算する。
【0034】
図示のインバータ制御信号発生部23は、波形成形部24と制御信号出力部25とにより構成されている。波形成形部24は、調整電圧の目標値ΔViaと電力変換器18が出力している実際の調整電圧ΔVi との差ΔVia−ΔVi を誤差増幅する。制御信号出力部25は、波形成形部24から得られる信号を入力して、調整電圧の目標値ΔViaと電力変換器18が出力している調整電圧ΔVi との差を零にするようにインバータ18Cを構成する半導体スイッチ素子をオンオフ制御すべくインバータ制御信号を発生する。電力変換器18内の半導体スイッチ制御部18Dは、このインバータ制御信号に応じてインバータ18Cを構成するスイッチ素子をオンオフ制御してインバータ18Cから調整電圧の目標値ΔViaに等しい大きさの調整電圧ΔVi を出力させる。
【0035】
また電圧位相制御部15は、目標電圧設定部21により設定された負荷側線路2の目標位相角Θraと検出回路20から得られて電源側線路1の電圧Vr1に対するタップ切換式位相調整器11の出力電圧Vr2の位相角βとの差を演算する位相差演算部30と、この位相差演算部30により演算された位相差αを、タップ式位相調整器11の1タップ分による位相調整量が設定された判定値Θと比較して位相差演算部30の出力がこの判定値以上であると判定されたときに、上記の差αが判定値Θ以下になるまでタップ切換器14にタップ切換指令を与えるタップ切換指令部31を備えている。このタップ切換指令部31は、位相差演算部30の出力α=(Θra−β)がα>0であり、かつα>Θであれば、タップを切り換える方向が進み位相側であると判断し、α<0であり、かつ|α|>Θであれば、タップを切り換える方向が遅れ位相側であると判断して、α≦Θまたは|α|≦Θとなるまでタップ切換器14にタップ切換指令を与える。またタップ切換指令部31は、特定タップ選択部32から出力される特定タップ選択信号を入力すると、特定タップに切り換える特定タップ切換指令を出力するが、上記のタップ切換指令及び特定タップ切換指令のどちらか一方を出力するようになっている。
【0036】
ここで、本発明に係わる電圧位相調整装置の動作を図4に示すベクトル図を用いて説明する。同図において、Vr1,Vr2,Vr3,ΔVo は図1に示したように、それぞれ電源側線路1の電圧、タップ切換式位相調整器11の出力電圧、負荷側線路2の電圧、直列変圧器16の誘起電圧である。Vraは目標電圧、Θraは目標位相角、Θは判定値、βはVr2の位相角、αはΘraとβとの位相差である。なお、時間の経過が分かるように上記記号に(t0),(t1),(t2)を付している。
【0037】
上記動作の説明を簡単にするために、タップ切換式位相調整器11のタップ位置を中央タップとし、ある目標電圧Vraが時刻t0で与えられたとすると、時刻t0でのVr2(t0)は時刻t0でのVr1(t0)と同じになる。まず、時刻t0では目標電圧VraとこのVr2(t0)とから時刻t0でのΔVo(t0) が演算され、このΔVo (t0)がVr2(t0)にベクトル加算されることにより、Vr3は目標電圧Vraに瞬時に一致することになる。一方、時刻t0でのβ(t0)は図示していないが零となり、時刻t0でのα(t0)はα(t0)=Θra−β(t0)>Θであるので、タップ式位相調整器11が時刻t0から若干遅れて1タップ切り換わり、切り換わった時刻をt1とすると、時刻t1でVr2(t0)からVr2(t1)となる。つぎに、時刻t1では目標電圧VraとVr2(t1)とから時刻t1でのΔVo(t1) が演算され、このΔVo(t1)がΔVo(t0) に代わってVr2(t1)に加算されることにより、Vr3はタップが切り換わっても目標電圧Vraに一致したままとなる。一方、時刻t1でβ(t0)からβ(t1)となり、時刻t1でのα(t1)はα(t1)=Θra−β(t1)>Θであるので、さらに時刻t1から若干遅れて1タップ同じ方向に切り換わり、切り換わった時刻をt2とすると、時刻t2でVr2(t1)からVr2(t2)となる。つづいて、時刻t2では目標電圧VraとVr2(t2)とから時刻t2でのΔVo(t2) が演算され、このΔVo(t2) がΔVo(t1) に代わってVr2(t2)に加算されることにより、Vr3は目標電圧Vraに一致したままとなる。一方、時刻t2でβ(t1)からβ(t2)となり、時刻t2でのα(t2)は図4から明らかなようにα(t2)=Θra−β(t2)<Θであるので、タップは切り換わることなく、時刻t2でのタップに維持されたままになる。
【0038】
上記のように、目標電圧Vraとタップ切換式位相調整器11の出力電圧Vr2との差に対応する電圧ΔVo が静止形電圧調整器12から出力され、位相調整器11のタップが切り換わっても、それぞれのタップに応じて大きさ及び位相が可変したΔVo がVr2にベクトル加算されることにより、負荷側線路2の電圧Vr3が目標電圧Vraに常に一致することになるので、従来では調整点が段階的にしか設定できなかったことに対して、本発明では目標電圧(調整点)を任意に設定することができる。すなわち、負荷側線路2の電圧Vr3の大きさ及びその電圧位相をきめ細かく調整することができる。その調整範囲は、静止形電圧調整器から出力される電圧ΔVo の最大値を図5に示す円とすると、この図に示すように、位相調整器11の各タップによる位相調整点を示す黒点を中心とする各円内になる。したがって、目標電圧(調整点)はこの円内で任意に設定することができ、しかも調整範囲を従来よりも広くすることができる。
【0039】
また、目標位相角と位相調整器の出力電圧の位相角との差が位相調整器の1タップ分による位相調整量以上であると判定されたときに、この差が位相調整器の1タップ分による位相調整量以下になるまでタップを切り換えることにより、タップが切り換わる毎に静止形電圧調整器12から出力されるΔVo が小さくなり、これに伴って静止形電圧調整器12の熱的負担が小さくなる。また定常状態では、目標位相角Θraと位相調整器11の出力電圧Vr2の位相角βとの差を1タップ分による位相調整量以下にすることにより、静止形電圧調整器12の熱的負担が小さくなっている。したがって、この機器の放熱器を小さく、しかも容量を小さくすることができる。
【0040】
本発明においては、配電系統の力率が恒久的に悪く、かつその力率に対応する位相調整量が予め分かっているような場合、この位相調整量を最大限補償することができる特定タップを予め選択して、特定タップ切換指令を出力し、この特定タップに固定するようにしてもよい。
【0041】
また本発明においては、配電線路側から得た電圧を電力変換器に入力するとしているが、これは、配電線を通して供給される電圧を電力変換器の入力電圧として用いるとの趣旨であり、電力変換器に入力する電圧の取り出し方には種々の変形を考えることができる。
【0042】
静止形電圧調整器12はタップ切換式位相調整器11と負荷側線路2との間に設けられているため、装置の構成を簡単にするためには、例えばタップ切換式位相調整器の出力電圧を並列変圧器17に入力して、この並列変圧器の出力電圧を電力変換器18に入力するのが好ましい。しかし、本発明はこのような構成をとる場合に限定されるものではなく、例えば電源側線路1の電圧を並列変圧器を通して電力変換器に入力してもよい。また負荷側線路2の電圧を並列変圧器を通して電力変換器に入力してもよい。
【0043】
本発明に係わる電圧位相調整装置は、位相調整用変圧器のタップを切り換えると、出力電圧が変化する方式のタップ切換式位相調整器を用いたが、出力電圧が変化しない方式のタップ切換式位相調整器を用いることもできる。
【0044】
また本発明に係わる電圧位相調整装置は、系統の各相に対応する電圧位相制御部を設けて、3相の電力変換器から直列変圧器を通して3相の線路に加えられる調整電圧をそれぞれ制御することにより、3相の線路電圧の不平衡を抑制することもできる。
【0045】
さらに本発明に係わる電圧位相調整装置は、位相差及び電圧差が大きい高圧異系統などの連係箇所おいて、系統間の連係を無停電で行える無停電切替装置として用いることができる。
【0046】
また本発明に係わる電圧位相調整装置は、静止形電圧調整器12が故障した場合、位相調整器として機能させることもできる。
【0047】
さらに本発明に係わる電圧位相調整装置は、タップ切換式位相調整器11と静止形電圧調整器12とを一体的または分けて構成することができ、分けて構成する場合、電圧位相制御部15はどちらかに付属させるようにすればよい。
【0048】
【発明の効果】
以上のように、請求項1及び3に記載した発明によれば、目標電圧とタップ切換式位相調整器の出力電圧との差に対応する電圧が静止形電圧調整器から出力され、位相調整器のタップが切り換わっても、それぞれのタップに応じて大きさ及び位相が可変した上記の差に対応する電圧を位相調整器の出力電圧にベクトル加算するようにしたので、従来では調整点が段階的にしか設定できなかったことに対して、目標電圧(調整点)を任意に設定することができるようになり、負荷側線路の電圧の大きさ及びその電圧位相をきめ細かく調整することができる。また、その調整範囲は、位相調整器の各タップによる位相調整点を中心とする静止形電圧調整器から出力される電圧の最大値の円内になるので、目標電圧(調整点)はこの円内で任意に設定することができ、しかも調整範囲は従来よりも広くすることができる。
【0049】
また請求項2及び4に記載した発明によれば、目標位相角と位相調整器の出力電圧の位相角との差が位相調整器の1タップ分による位相調整量以上であると判定されたときに、この差が位相調整器の1タップ分による位相調整量以下になるまでタップを切り換えるようにし、また定常状態では、目標位相角と位相調整器の出力電圧の位相角との差を1タップ分による位相調整量以下にするようにしたので、静止形電圧調整器の熱的負担が小さくなり、この機器の放熱器を小さく、しかも容量を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる電圧位相調整装置の全体的な構成を示した概略構成図である。
【図2】図1の電圧位相調整装置で用いる電圧位相制御部の一構成例を示したブロック図である。
【図3】図1の電圧位相調整装置で用いる電力変換器の構成例を示した回路図である。
【図4】本発明に係わる電圧位相調整装置の動作を説明するための電圧ベクトル図である。
【図5】本発明に係わる電圧位相調整装置による調整範囲を示す図である。
【図6】従来の電圧位相調整器の構成を示した結線図である。
【図7】従来の電圧位相調整器の電圧位相調整の原理を示す電圧ベクトル図である。
【図8】従来の電圧位相調整器による調整点を示す図である。
【符号の説明】
1 電源側線路
2 負荷側線路
10 電圧位相調整装置
11 タップ切換式位相調整器
12 静止形電圧調整器
13 位相調整用変圧器
14 タップ切換器
15 電圧位相制御部
16 直列変圧器
17 並列変圧器
18 電力変換器
20 検出回路
21 目標電圧設定部
22 調整電圧演算部
23 インバータ制御信号発生部
30 位相差演算部
31 タップ切換指令部

Claims (4)

  1. 配電線路の途中に設置されて設置点を基準にして電源よりの電源側線路の電圧を入力して、前記設置点を基準にして負荷側の電圧の位相を調整する位相調整用タップ巻線を有するタップ付きの位相調整用変圧器と、前記位相調整用変圧器のタップをタップ切換指令に応じて切り換えるタップ切換器とを少なくとも備えたタップ切換式位相調整器と、
    前記タップ切換式位相調整器の出力側と前記設置点を基準にして負荷よりの負荷側線路との間に二次巻線が挿入されて前記二次巻線の誘起電圧を前記タップ切換式位相調整器の出力電圧に重畳させる直列変圧器と、前記配電線路側から得た電圧を入力して大きさ及び位相が可変の調整電圧を発生して前記調整電圧を前記直列変圧器の一次巻線に与える電力変換器とを少なくとも備えた静止形電圧調整器と、
    前記負荷側線路の電圧の大きさ及び前記電源側線路の電圧に対する前記負荷側線路の電圧の位相角から定められる目標位相角を持つ前記負荷側線路の目標電圧に、前記負荷側線路の電圧を一致させるために前記タップ切換式位相調整器の出力電圧に加えるべき電圧を前記直列変圧器の二次巻線に誘起させるために必要な前記調整電圧を前記電力変換器から出力させるように前記電力変換器を制御する電圧位相制御部とを具備した電圧位相調整装置。
  2. 前記電圧位相制御部はさらに、前記目標位相角と前記電源側線路の電圧に対する前記タップ切換式位相調整器の出力電圧の位相角との差が前記位相調整器の1タップ分による位相調整量以上であると判定されたときに、前記差が前記位相調整器の1タップ分による位相調整量以下になるまで前記タップ切換器にタップ切換指令を与えるように少なくとも構成された電圧位相調整装置。
  3. 前記電力変換器は、入力電圧を一定の直流電圧に変換するコンバータと、該コンバータの出力電圧を交流電圧に変換して調整電圧を出力するインバータと、前記コンバータから出力される直流電圧を一定とするように該コンバータを構成する半導体スイッチ素子をオンオフ制御し、前記インバータから所定の大きさと位相とを有する交流電圧を発生させるように外部から与えられるインバータ制御信号に応じて該インバータを構成する半導体スイッチ素子をオンオフ制御する半導体スイッチ制御部とを備えてなり、
    前記電圧位相制御部は、前記タップ切換式位相調整器の出力電圧を検出する検出回路と、前記負荷側線路の目標電圧を設定する目標電圧設定部と、該目標電圧設定部により設定された負荷側線路の目標電圧と前記検出回路の出力とから前記調整電圧の目標値を演算する調整電圧演算部と、前記電力変換器の実際の出力電圧と演算された調整電圧の目標値との差を零にするように前記電力変換器の半導体スイッチ制御部にインバータ制御信号を与えるインバータ制御信号発生部とを備えた請求項1または2のいずれか1つに記載の電圧位相調整装置。
  4. 前記電圧位相制御部はさらに、前記目標位相角と前記電源側線路の電圧に対する前記タップ切換式位相調整器の出力電圧の位相角との差を演算する位相差演算部と、前記位相差演算部により演算された位相差を設定した判定値と比較して位相差演算部の出力が前記判定値以上であると判定されたときに、タップ切換指令を与えるタップ切換指令部とを少なくとも備えた請求項1ないし3のいずれか1つに記載の電圧位相調整装置。
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