JP4006480B2 - 自動車用カバー収納器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車用カバーの、収納器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車を直射日光や雨、霜、ほこり等から保護するために、外部から車体全体をすっぽり覆うカバーや、サイドミラーに引き掛けて一部分だけ覆うカバー、車内用の日除けカバー等を用い、使用後は、車体からはずして手でたたみ、トランク等に入れていた。車内用のカバーは、使用後も、そのまま車内に置いておくことが多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これには、次のような欠点があった。
(イ) カバー用の特定の収納場所がないため、使用後は邪魔になる場合があった。
(ロ) 車体からはずし、手でたたんでトランク等に入れておく際に、カバーに付着した雨、泥、ほこり等で手や衣類、トランクが汚れ、非常に困る場合があった。
(ハ) カバーの着脱に時間がかかり、めんどうなため、使用がおっくうになりがちであった。
本発明は、これらの欠点を除くためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上部収納フレーム(7)及び下部収納フレーム(8)を設け、内部に収納室(2)(2)を備え、パイプ状に巻付芯(9)(9)を設けてそれぞれ外側一端にラチェット(16)(16)を装着し、他端にトーションバネ(13)(13)を挿入し、該ラチェット(16)(16)に、コイルバネ(18)(18)を押圧してブラケット(14)(14)に枢着したラチェット爪(15)(15)をそれぞれ嵌合する。
そして、カバー(5)(5)を帯状に形成してそれぞれ一端に接着具(6)(6)を取り付け、他端を巻付芯(9)(9)に巻き付け、該巻付芯(9)(9)を収納室(2)(2)内にそれぞれ取り付け、上部収納フレーム(7)と下部収納フレーム(8)を、一側端縁部にフレーム隙間(19)をもたせてはめあわせる。
本発明は、以上のような構成よりなる、自動車用カバー収納器である。
【0005】
【発明の実施の形態】
自動車のボンネット(1)上フロントウインドガラスの直前に置き、固定具A(3)(3)によりボンネット両側端を把持固定し、固定具B(4)(4)によりボンネットエッヂを把持固定する。フレーム隙間(19)から一方の接着具(6)或いはカバー(5)の一部を引き出すと、巻付芯(9)が回転してトーションバネ(13)がねじり巻きを開始する。任意箇所においてカバー(5)の引き出しを停止すると、ラチェット(16)とラチェット爪(15)の嵌合が、トーションバネ(13)のねじり戻しを保持し、カバー(5)は巻き戻されずに、停止位置を保つ。
引き出したカバー(5)を、フロントウインドガラスを被覆して自動車の屋根に掛け、接着具(6)で車体に固定する。他方のカバー(5)も、同様に引き出して使用する。
使用後は、接着具(6)を屋根よりはがし、ラチェット爪(15)を車体中心方向に可動すると、嵌合していたラチェット爪(15)がラチェット(16)から離脱し、トーションバネ(13)のねじり戻し力により、カバー(5)は巻付芯(9)に巻き取られながら、収納室(2)内部に収納されていく。
カバー収納後は、再びラチェット(16)にラチェット爪(15)を嵌合する。他方のラチェット爪(15)も、同様に可動してカバー(5)を収納する。
【0006】
【実施例】
以下、本発明の実施例について説明する。
(イ) 自動車のボンネット(1)巾に適合させ、上部収納フレーム(7)及び下部収納フレーム(8)を流線形に形成し、内部に収納室(2)(2)を備える。
(ロ) パイプ状に巻付芯(9)(9)を設け、それぞれ外側一端にラチェット(16)(16)を装着し、他端にトーションバネ(13)(13)を挿入する。
(ハ) ラチェット(16)(16)を、それぞれブラケット(14)(14)に挿入して、巻付芯(9)(9)を軸受する。
(ニ) ラチェット爪(15)(15)を、それぞれ支点ピン(17)(17)によりブラケット(14)(14)に枢着し、コイルバネ(18)(18)を介してブラケット(14)(14)を適度に押圧し、その爪部分をラチェット(16)(16)に嵌合する。
(ホ) 防水性のある素材でカバー(5)(5)を帯状に形成し、一端にそれぞれ接着具(6)(6)を取り付ける。
(ヘ) カバー(5)(5)の他端を、それぞれ巻付芯(9)(9)に巻き付けてカバー押エ(10)(10)で押さえる。
(ト) ビス(11)(11)により、それぞれカバー押エ(10)(10)及び巻付芯(9)(9)の両端を挿通して、トーションバネ(13)(13)の他端を引き掛けて、留める。
(チ) 固定ピン(12)を下部収納フレーム(8)中央部に挿通して固定し、トーションバネ(13)(13)の一端を、その固定ピン(12)の両端にそれぞれ引き掛けて、巻付芯(9)(9)を軸受し、収納室(2)(2)内部に取り付ける。
(リ) 上部収納フレーム(7)と下部収納フレーム(8)を、一側端縁部にフレーム隙間(19)をもたせて、ビス等ではめあわせる。
本発明は以上のような構造で、これを使用する時は、自動車のボンネット(1)上フロントウインドガラスの直前に、フレーム隙間(19)を対向させて置き、固定具A(3)(3)によりボンネット両側端を把持固定し、固定具B(4)(4)によりボンネットエッヂを把持固定し、車体に設置する。フレーム隙間(19)から一方の接着具(6)或いはカバー(5)の一部を引き出すと、巻付芯(9)が回転して、内部に挿入したトーションバネ(13)がねじり巻きを開始する。任意箇所でカバー(5)の引き出しを停止すると、コイルバネ(18)の適度な押圧によるラチェット(16)とラチェット爪(15)の嵌合が、トーションバネ(13)のねじり戻しを保持するため、カバー(5)は巻き戻されずに、停止位置を保つことができる。引き出したカバー(5)を、フロントウインドガラスを被覆して自動車の屋根に掛け、接着具(6)で車体に固定する。他方のカバー(5)も、同様に引き出して使用する。
使用後は、接着具(6)を屋根より剥がし、車体前方を向いて片側フロントドア付近に立ち、上部収納フレーム(7)と下部収納フレーム(8)間の操作口(20)より手を差し入れ、ラチェット爪(15)の尖端部分を軽く握り、車体中心方向に可動する。すると、支点ピン(17)を中心にラチェット爪(15)が回転してコイルバネ(18)が圧縮し、嵌合していたラチェット爪(15)がラチェット(16)から離脱し、ねじり巻かれていたトーションバネ(13)のねじり戻し力により、カバー(5)は巻付芯(9)に巻き取られながら、収納室(2)内部にするすると巻き込まれていく。収納後は、カバー(5)の飛び出しを防ぐために、トーションバネ(13)に予備ねじれを与えて、ラチェット(16)にラチェット爪(15)を嵌合しておく。他方のラチェット爪(15)も、同様に可動して、カバー(5)を収納室(2)内に収納する。
なお、カバー(5)は、防水性に限らず、遮光性や断熱性、氷結しない等の性質を有した素材で形成してもよく、日除け、雨除け、霜除け等に、より効果を発揮する。
さらに、巻付芯(9)を複数段にして設置し、日除け、雨除け、霜除け等それぞれの使用目的に適合した素材で形成したカバー(5)を、それぞれの巻付芯(9)に分けて巻き付け、必要に応じて選択し、使用してもよい。
カバー(5)の一端に取り付ける接着具(6)には、マグネットゴムや吸盤、フック等、車体に接着可能で容易に外れない性質のものを使用すればよい。
この収納器を、フロントウインドガラス側でなく、反対のリヤウインドガラス側に設置してもよいし、また、カバーを長めに形成して、フロントウインドガラスから屋根を越えてリヤウインドガラスまで被覆させてもよい。
【0007】
【発明の効果】
自動車用カバーが、操作一つで簡単に着脱、収納できるため、手や衣類、トランク等を汚すこともなく、カバー使用のわずらわしさがない。しかも、カバーを左右に分けて操作することができ、便利である。また、場所もとらず、収納器全体のデザインもシンプルで、使用中のカバーのたるみもなく、外観的にもすぐれている。
さらに、全体を流線形に形成し、固定具により車体にしっかりと固定して自動車と一体化させたため、装着したままの状態で走行しても、風の抵抗も少なく、容易に外れることもない。また、駐車中盗難にあう危険性もない。洗車時も、収納器及びカバーを、車体といっしょに洗浄することができる。材質変更、老朽化等によるカバーの交換も、可能である。
また、直射日光をまともに受けたり、霜による支障が起きやすいフロントウインドガラス部分を、外部から直接被覆する構造となっているので、日除け、霜除けに、最適である。このような自然現象から車体を保護する場合の他、車中で仮眠をとる際にも、簡単に使用できる。さらに、収納器を設置したこと自体が、ボンネット上に凸部をつくることになり、フロントウインドガラスに虫が直接ぶつかるのを防止する、虫除け機能も果たせる。また、スポイラーやウイングを、こうした収納器構造にして使用することも、可能である。
したがって、いつでも、どこでも、オールシーズン、ワンタッチで自動車用のカバーが着脱・収納できる、きわめて簡便、安全、衛生的な、カバー収納器である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜視図である。
【図2】本発明の使用状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の使用状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の斜視分解図である。
【図5】本発明の要部斜視分解図である。
【図6】本発明の組立全断面図である。
【符号の説明】
1 ボンネット
2 収納室
3 固定具A
4 固定具B
5 カバー
6 接着具
7 上部収納フレーム
8 下部収納フレーム
9 巻付芯
10 カバー押エ
11 ビス
12 固定ピン
13 トーションバネ
14 ブラケット
15 ラチェット爪
16 ラチェット
17 支点ピン
18 コイルバネ
19 フレーム隙間
20 操作口
Claims (1)
- 左右収納室を構成する上下部収納フレームと、下部収納フレームを任意の自動車のフロントウインドガラスの直前に固定する固定具と、左右各収納室に各々設けられトーションバネにより巻き戻るとともにラチェットとラチェット爪により位置停止及び巻き取りをする巻付芯と、該各巻付芯に辺部が接続され少なくともフロントガラス左右の各片面を覆うカバーと、該各カバーの他辺に設けられたマグネットゴムや吸盤等の車体に着脱可能に固定する接着具と、前記上下部収納フレームに設けられ前記カバーを引き出せるとともにラチェット爪操作可能な操作口とよりなる自動車用カバー収納具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12465697A JP4006480B2 (ja) | 1996-04-15 | 1997-04-08 | 自動車用カバー収納器 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12761396 | 1996-04-15 | ||
JP8-127613 | 1996-04-15 | ||
JP12465697A JP4006480B2 (ja) | 1996-04-15 | 1997-04-08 | 自動車用カバー収納器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH1044788A JPH1044788A (ja) | 1998-02-17 |
JP4006480B2 true JP4006480B2 (ja) | 2007-11-14 |
Family
ID=26461294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12465697A Expired - Fee Related JP4006480B2 (ja) | 1996-04-15 | 1997-04-08 | 自動車用カバー収納器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4006480B2 (ja) |
-
1997
- 1997-04-08 JP JP12465697A patent/JP4006480B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH1044788A (ja) | 1998-02-17 |
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