JP4006269B2 - 射出成形機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は射出成形機に関する。
【0002】
【従来技術の欠点】
従来においては、右側に射出装置を有し左側に成形型を備えた成形装置を有する射出成形機によって成形された成形品は、射出成形機の前方又は後方に並列配置された成形品載置台等に排出されるようになされていた。そのため、成形品取り出し用のロボットハンドを上下・左右のみならず前後にも移動させなければならず、そのため成形品取り出し用のロボットハンドを含む製品取り出し装置がコスト高になるという欠点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記欠点を解消するために以下の如き手段を採用した。
請求項1の発明は、右側に射出装置を有し左側に成形型を備えた成形装置を有する射出成形機において、前記射出装置及び成形装置の上方であって、該射出装置の射出ノズルの中心線を含む仮想垂直面近傍に左右方向に配置したガイドレールと、該ガイドレールに左右動自在に設けられた左右動体と、該左右動体に昇降自在に設けられ、下端にロボットハンドを取り付けた昇降ロッドと、前記左右動体が前記ガイドレールに沿って左方向に移動した場合に、前記ロボットハンドの下方に位置した上向き開口の成形品入口と、該成形品入口と連通した成形品出口を有する成形品案内筒とを備えていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の発明において、前記成形品入口の近傍に下向きに気体を噴出する気体噴出ノズルが設けられていることを特徴とする。
【0004】
【発明の効果】
本発明は前記した如き構成によって以下の如き効果を奏する。
▲1▼請求項1の発明によれば、成形品取り出し用のロボットハンドを、上下・左右に移動させるだけで成形品の排出が出来るので、低コストの製品取り出し装置を使用することが出来る。また、成形品案内筒の上部が射出成形機の左端部の上方に位置しているので、省スペースである。
▲2▼請求項2の発明によれば、気体噴出ノズルより噴出される気体により成形品案内筒内の成形品をスムーズに成形品出口に送ることが出来る。その結果、成形品案内筒の上部の傾斜角度(成形品入口から射出成形機の外側方に至るまでの部分の下り傾斜の角度)を極力小さいものとして成形品入口の高さ位置を低くして、即ち、成形品入口の高さを成形装置に近付けて、成形品取り出し用のロボットハンドの上下移動長さを短くすることが出来る。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下に、2つの発明の実施の形態を説明する。
なお、これらの説明において同一の部材は同一の符号で示す。
【0006】
[第1の実施の形態](図1〜図5参照)
なお、この説明において、前とは図1紙面表側を、後とは同裏側をいい、左とは図1左側を、右とは同図右側をいう。
【0007】
射出成形機1は、流動状態の合成樹脂を射出ノズル3より射出する射出装置2と、射出ノズル3より射出された合成樹脂が充填されるキャビティー(図示略)を有する、開閉自在な成形型5(後述の固定金型5Aと可動金型5Bとからなる)を有する成形装置6とを有している。
【0008】
前記成形装置6は、射出成形機1の機枠に固定された固定盤7と、この固定盤7に固定された固定金型5Aと、固定盤7に対して近接・離隔するように左右動自在に設けられた可動盤8と、この可動盤8に固定された可動金型5Bとを有している。
前記可動金型5Bは、前後方及び上方に開放した型開き空間9において左右動自在となされている。前記型開き空間9の前後部は引き戸10によって開閉自在となされ、型開き空間9の上方は成形品の取り出しのため開放している。
【0009】
射出成形機1には周知の製品取り出し装置12が設けられている。この製品取り出し装置12は、固定盤7に立設された支柱13と、この支柱13に長手方向を左右方向に向けるように且つ射出成形機1の上方に位置するようにして設けられたガイドレール14と、このガイドレール14に左右動自在に設けられた左右動体15と、この左右動体15に昇降自在に設けられた昇降ロッド16と、この昇降ロッド16の下端に軸心を前後方向に向けた枢軸(図示略)を介して上下揺動自在に枢着されたロボットハンド(図示略)(成形品を保持する第1ハンドと、スプルを保持する第2ハンドとを有している。)とを有している。なお、前記昇降ロッド16は、射出成形機1の左側面を含む仮想垂直面より左側には突出しないようになされている。
【0010】
前記射出成形機1の左部に支持枠18が取り付けられている。この支持枠18は、下端が射出成形機1に固定された前後の支柱19と、これら支柱19の上端に渡された水平バー20とを有している。
【0011】
前記水平バー20に、右方に張り出すかたちで片持ち状に成形品載置台21が設けられている。この成形品載置台21の左右幅は「W」で、前後長さは「D」である。
【0012】
前記水平バー20には、スプル用シュート22が設けられると共にガイドレール14の左端部を支える補助支柱23が立設されている。
【0013】
前記成形品載置台21に支持具(図示略)を介して4つの成形品案内筒26が設けられている。成形品案内筒26が4つあるのは成形型5によって1回に4つの成形品が同時に成形されるようになされているからである。
【0014】
各成形品案内筒26は、射出装置2の射出ノズル3の中心線を含む仮想垂直面Mの近傍であって且つ射出成形機1の左端部の上方に位置した上向き開口の成形品入口27を有し、射出成形機1の外方(前方、後方又は左方)に位置した、本実施の形態では前方に位置した下向き開口の成形品出口28を有している。前記成形品案内筒26は、成形品入口27側が高くなされた上部のシュート部31と、このシュート部31の下向き開口32に接続された繋ぎ部33と、この繋ぎ部33に接続された垂下部34とを有している。
【0015】
前記シュート部31は上部に天板36を有しており、この天板36に前記成形品入口27が形成されている。前記天板36(成形品入口27の近傍)には、下向きに気体を噴出する気体噴出ノズル37が設けられている。
【0016】
前記成形品出口28の下方には上面開放の成形品回収箱39が設置されている。
【0017】
ロボットハンド(図示略)により成形型5より取り出された成形品は、成形品入口27の上方で開放されて成形品入口27から成形品案内筒26内に入り(図5の矢印B参照)成形品案内筒26に案内されて成形品回収箱39に溜められる。前記ロボットハンドは、昇降ロッド16の昇降による上下動と、左右動体15の左右動による左右動とをするようになされているが、前後には移動しない。この説明から明らかなごとく、ロボットハンド(図示略)により成形型5より取り出された成形品が成形品入口27の上方に位置した際、成形品入口27が成形品の真下に位置するように成形品入口27の位置調節が行なわれている。
なお、成形品案内筒26内に入った成形品は、気体噴射ノズル37から噴出される気体(図5の矢印C参照)の流れに乗って、スムーズにシュート部31の部分を通過する。
【0018】
ロボットハンドにより成形型5より取り出されたスプルは、成形品の開放の後においてスプル用シュート22に落される。スプル用シュート22に落されたスプルはスプル用シュート22を滑り落ちてその下方に配された細断機(図示略)に入り、細断される。
【0019】
[第2の実施の形態](図6及び図7参照)
なお、この説明において、前とは図6紙面表側を、後とは同裏側をいい、左とは図6左側を、右とは同図右側をいう。
【0020】
4つの成形品案内筒26は、第1の実施の形態の成形品案内筒26と同様の構造を有すると共に、射出装置2の射出ノズル3の中心線を含む仮想垂直面Mの近傍であって且つ射出成形機1の左端部の上方に位置した上向き開口の成形品入口27(第1の実施の形態の図4参照)を有し、射出成形機1の左側方に位置した下向き開口の成形品出口28を有している。
前方から後方に下り傾斜したスプル用シュート22は、成形品載置台22に支持具(図示略)を介して設けられている。
【0021】
この実施の形態では、ロボットハンドにより成形型5より取り出されたスプルが先にスプル用シュート22に落され、その後、成形品が成形品案内筒26内に落される。
【0022】
【変形例等】
以下に変形例等について説明を加える。
(1)製品取り出し装置12のロボットハンドの構造は任意である。
(2)成形品案内筒26の断面形状は任意である。
(3)成形品案内筒26は1つだけの場合もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す正面図である。
【図2】図1のII−II線矢視図である。
【図3】図2のA部分の中間省略の一部破砕の拡大図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う一部破砕の矢視図である。
【図5】図3のV−V線断面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す正面図である。
【図7】図6のVII−VII線矢視図である。
【符号の説明】
1 射出成形機
2 射出装置
3 射出ノズル
5 成形型
5A 固定金型
5B 可動金型
6 成形装置
26 成形品案内筒
27 成形品入口
28 成形品出口
M 仮想垂直面
Claims (2)
- 右側に射出装置を有し左側に成形型を備えた成形装置を有する射出成形機において、
前記射出装置及び成形装置の上方であって、該射出装置の射出ノズルの中心線を含む仮想垂直面近傍に左右方向に配置したガイドレールと、
該ガイドレールに左右動自在に設けられた左右動体と、
該左右動体に昇降自在に設けられ、下端にロボットハンドを取り付けた昇降ロッドと、
前記左右動体が前記ガイドレールに沿って左方向に移動した場合に、前記ロボットハンドの下方に位置した上向き開口の成形品入口と、
該成形品入口と連通した成形品出口を有する成形品案内筒と
を備えていることを特徴とする射出成形機。 - 前記成形品入口の近傍に下向きに気体を噴出する気体噴出ノズルが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の射出成形機。
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2002
- 2002-05-28 JP JP2002153191A patent/JP4006269B2/ja not_active Expired - Fee Related
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