JP4006265B2 - 物干台 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、物干台に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の物干台は、上端側が折り曲げられて物干竿を保持する枝杆が形成されている背丈の相違する2本の(ステンレス製の)長尺パイプが、平行に接近して基台に立設されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の物干台では、枝杆はパイプに一体に形成されているため、枝杆の高さ・向きを変えることができず、物干台の設置場所、使用者の背丈、又は、干し物の種類等によっては、使いにくく、不便であった。
【0004】
そこで、本発明は、背丈の相違する2本のパイプを独立的に伸縮させて、枝杆の高さ・向きを自在に調節することができる物干台を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明に係る物干台は、物干竿を保持する枝杆が上端に付設されると共に平行に接近して立設される長身の第1杆と短身の第2杆とを備え、上記第1杆が、下方の第1外筒と該第1外筒に上下動自在及び回動自在に挿入される上方の第1内筒とから成り、上記第2杆が、下方の第2外筒と該第2外筒に上下動自在に挿入される上方の第2内筒とから成り、さらに、上記第1内筒の上下動及び回動を停止する第1ロック部と、上記第2内筒の上下動を停止する第2ロック部とを、設け、上記第1杆と上記第2杆とを独立的に上下動自在に構成し、かつ、上記第1ロック部と第2ロック部とは一体状として1個のロック部材をもって形成され、かつ、ロック部材は、第1外筒上端及び第2外筒上端に橋絡状かつ外嵌状に固着する取付胴部と、取付胴部に連設される幅狭の首 部と、首部に連設されて第1内筒及び第2内筒を締付乃至開放する締付頭部と、を有し、かつ、上記ストレート状の第2内筒の上端と上記枝杆の基端が略直交状に交わる接続角部に、ガイド部材が配設され、さらに、該ガイド部材は、上記ストレート状の第2内筒の上端及び上記枝杆の基端を略直交状に接続するエルボ部と、第1内筒を上下摺動可能にガイドするストレート部とを、一体状に有するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態を示す図面に基づき、本発明を詳説する。
【0007】
図1に、本発明に係る物干台の実施の一形態を示し、本物干台は、基台6と、基台6に平行に接近して立設される長身の第1杆1と短身の第2杆2と、を備えている。そして、この本物干台を一対前後に並設し、物干竿を懸架して使用する。
【0008】
第1杆1及び第2杆2の上端には、夫々、物干竿を保持する枝杆5が付設されており、要するに、第1杆1の第1枝杆5aが、第2杆2の第2枝杆5bよりも、上方に配設されている。なお、枝杆5には、物干竿を保持する略U字状の竿支持部材9が複数取り付けられている。また、枝杆5は、取付・取外自在であるため、使用目的に応じた枝杆5に、(例えば、長短自在に)交換自在となり、好都合となる。
【0009】
第1杆1は、下方の第1外筒1aと、第1外筒1aに上下動自在及び回動自在に挿入される上方の第1内筒1bとから成っている。また、第2杆2は、下方の第2外筒2aと、第2外筒2aに上下動自在に挿入される上方の第2内筒2bとから成っている。
【0010】
ここで、第1外筒1a、第1内筒1b、第2外筒2a、第2内筒2b、及び、枝杆5…は、夫々、寸切りのストレート状に形成されており、例えば、鋼製のパイプの外周面に(薄肉ステンレス等の)金属を被覆することで形成されている。従って、折れ曲がり部がないため、被覆層の皺の発生を防止することができ、さらに、上述のような薄肉ステンレス被覆鋼管の使用によって、製造コストを低減することができる。
【0011】
そして、第1内筒1bの上下動及び回動を停止する第1ロック部4aが、第1杆1側に設けられ、第2内筒2bの上下動を停止する第2ロック部4bが、第2杆2側に設けられている。
【0012】
さらに、第1内筒1bを上下摺動可能にガイドするガイド部材3を、第2内筒2bと第2枝杆5bとの接続角部Cに固着している。
【0013】
要するに、本発明は、第1杆1と第2杆2とを独立的に上下動自在(高さ変更自在)、及び、第1杆1をその軸心廻りに回転乃至停止(旋回変更自在)に構成されている。
【0014】
具体的に述べると、図1に於て、第1内筒1bをその軸心廻りに回転させて、実線にて示す第1枝杆5aを、仮想線にて示す第1枝杆5a側へ変動できる。即ち、第1枝杆5aを、第2枝杆5bと同一方向又は反対方向へ切り換えることができ、干し物の種類又は天候条件等に応じて、自在に調整することができる。例えば、(シーツ、布団等の)大物を第1枝杆5aに干す場合は、第1枝杆5aを、第2枝杆5bと反対方向へ切り換え、第2枝杆5bの物干竿への干渉を防止することができる。また、雨の場合は、第1枝杆5aを、第2枝杆5bと同一方向へ切り換え、両枝杆5a,5bを、屋根の内側へ、配設させることができ、干し物の濡れを防止することができる。
【0015】
また、図1から図2に於て、第2内筒2bのみを上昇させて、第2枝杆5bを上方に配置することができる。即ち、使用者の背丈又は干し物の種類等に応じて自在に調整できる。例えば、使用者が長身の場合又は大物を干す場合は、図2に示すように、第2枝杆5bを高くすることができ、他方、使用者が短身の場合は、図1に示すように、第2枝杆5bを低くすることができる。
【0016】
また、図2から図3に於て、第1内筒1bのみを下降させて、第1枝杆5aを下方に配置することができる。即ち、使用者の背丈又は干し物の種類等に応じて自在に調整できる。例えば、使用者が短身の場合は、図3に示すように、第1枝杆5aを低くすることができ、他方、使用者が長身の場合又は大物を干す場合は、図2に示すように、第1枝杆5aを高くすることができる。
【0017】
ここで、第1ロック部4aと第2ロック部4bとは、共通の(樹脂製の)ロック部材4をもって形成され、ロック部材4は、第1外筒1a・第2外筒2aの上端に橋絡状かつ外嵌状に固着されると共に、第1内筒1b・第2内筒2bを締付乃至開放自在とするように構成されている。言い換えると、第1外筒1a及び第2外筒2aを下方に配設し、かつ、第1外筒1a上端及び第2外筒2a上端の高さを一致させることで、ロック部材4を共用することができる。
【0018】
ロック部材4は、図4の正面図、図5の平面図、図6の底面図に示すように、第1外筒1a上端及び第2外筒2a上端に橋絡状かつ外嵌状に固着する取付胴部10と、取付胴部10に連設される幅狭の首部11と、首部11に連設されて第1内筒1b及び第2内筒2bを締付乃至開放する締付頭部12と、を備えている。
【0019】
取付胴部10は、第1外筒1a及び第2外筒2aを一体状に外嵌する眼鏡状の差込孔部10aと、前面に突設されたねじ込み用ボス部10b,10bとを有し、第1外筒1a及び第2外筒2aに差込孔部10aを嵌め込んで、(図6参照の)ビス13,13を、ねじ込み用ボス部10b,10bに、セルフタッピングして、そのビス13,13によりロック部材4を第1外筒1a及び第2外筒2aに固定する。
【0020】
締付頭部12は、第1内筒1bを締め付ける(略C形の)第1止め輪14と、第2内筒2bを締め付ける(略C形の)第2止め輪15と、を有し、第1止め輪14と第2止め輪15とが背中合わせ(相互のスリット14b,15bが反対に位置するように)に連設されている。
【0021】
第1止め輪14は、第1内筒1bが挿通される締付孔部14aと、締付孔部14aから側外方へ設けられたスリット14bと、を有し、スリット14bの幅の拡大・縮小にて、締付孔部14aが拡径・縮径する。そして、第1止め輪14は、(図5参照の)スリット14bを挿通するノブ付ボルト16と、ナット17との螺進退にて、スリット14bの幅を変えられ、ノブ付ボルト16の螺進により第1内筒1bを締め付け、ノブ付ボルト16の螺退により第1内筒1bを開放する。
【0022】
第2止め輪15は、第2内筒2bが挿通される締付孔部15aと、締付孔部15aから側外方へ設けられたスリット15bと、を有し、スリット15bの幅の拡大・縮小にて、締付孔部15aが拡径・縮径する。そして、第2止め輪15は、第1止め輪14と同様に、(図5参照の)スリット15bを挿通するノブ付ボルト16のナット17への螺進により第2内筒2bを締め付け、ノブ付ボルト16の螺退により第2内筒2bを開放する。
【0023】
要するに、第1ロック部4aは、第1止め輪14と、首部11及び取付胴部10の(一方の)半体等にて構成され、第2ロック部4bは、第2止め輪15と、首部11及び取付胴部10の(他方の)半体等にて構成されている。
【0024】
なお、図5に示すように、締付頭部12は、その前壁が、後壁に比べて肉厚に形成されている。また、図6に示すように、締付孔部14a,15aの円の中心が、差込孔部10aの夫々の円の中心よりも、後方側(即ち、ねじ込み用ボス部10bと反対側)に偏心している。
【0025】
上述のように構成されたロック部材4によれば、夫々のノブ付ボルト16,16の操作により、第1内筒1bと第2内筒2bとの締付・開放を独立して行うことができ、第1杆1の伸縮、第2杆2の伸縮、第1杆1の回転停止を独立して行うことができる。
【0026】
ガイド部材3は、図7に示すように、第2内筒2b及び第2枝杆5bを略直交状に接続角部Cにて接続するエルボ部20と、第1内筒1bを上下摺動及び回転摺動可能にガイドするストレート部21と、を連設一体状に有している。
【0027】
エルボ部20は、第2内筒2bの上端に嵌め込まれる(有底状)差込凹部20aと、第2枝杆5bの基端を取り付ける(有底状)取付凹部20bと、夫々の凹部20a,20bの外側面に突設されたねじ込み用ボス部20c,20cと、を有し、図6と同様に、(図示省略の)ビスをねじ込み用ボス部20c,20cにセルフタッピングして、ガイド部材3を第2内筒2bに固定すると共に、第2枝杆5bをガイド部材3に取り付ける。
【0028】
要するに、ガイド部材3は、第2杆2に於ける第2内筒2bと第2枝杆5bとを接続する継手部と、第1杆1に於ける第1内筒1bの昇降及び回転を案内するガイド部と、を兼用する。
【0029】
上述のように構成されたガイド部材3によれば、図1に示すように、第1枝杆5aにかかる(物干竿及び干し物等の)重量による第1内筒1bの曲げ変形を、防止できる。即ち、ガイド部材3により、一本にて曲げ力を受け持つ第1内筒1bの長さを短くすることができる。もちろん、第2枝杆5bにかかる重量による第2内筒2bの曲げ変形をも防止する。
【0030】
さらに、ガイド部材3により、第1枝杆5aが、第2枝杆5bよりも下方に位置するのを防止できる。即ち、第1内筒1bと第1枝杆5aとを略直交状に接続する接続部材7が、ガイド部材3に当接して、第1内筒1bの下降を防止する。また、ガイド部材3により、第2枝杆5bが、第2杆2の軸心廻りに回転するのを防止している。要するに、回転側を一方の第1杆1に限定でき、構造が簡単となり、かつ、使用が簡単となる。
【0031】
また、ガイド部材3が、接続部材7とロック部材4との間に配設されているため、第1枝杆5a及び第2枝杆5bにかかる(物干竿及び洗濯物等の)重量による曲げ力が、ロック部材4にかかるのを防止できる。
【0032】
接続部材7は、ガイド部材3のエルボ部20(図7参照)と同様の構成であり、図8に示すように、第1内筒1bの上端に嵌め込まれる(有底状)差込凹部7aと、第1枝杆5aの基端を取り付ける(有底状)取付凹部7bと、夫々の凹部7a,7bの外側面に突設されたねじ込み用ボス部7c,7cと、を有し、(図示省略の)ビスをねじ込み用ボス部7c,7cにセルフタッピングして、接続部材7を第1内筒1bに固定すると共に、第1枝杆5aを接続部材7に取り付ける。
【0033】
また、図1と図9に示すように、第1外筒1a下部及び第2外筒2a下部に、バンド部材8を、橋絡状かつ外嵌状に固着し、第1杆1及び第2杆2を一体状に構成し曲げ変形に強くなるようにしている。バンド部材8は、ロック部材4の取付胴部10(図6参照)と同様の構成であり、第1外筒1a及び第2外筒2aを一体状に外嵌する眼鏡状の差込孔部8aと、前面に突設されたねじ込み用ボス部8b,8bとを有し、第1外筒1a及び第2外筒2aに差込孔部8aを嵌め込んで、(図示省略の)ビスを、ねじ込み用ボス部8b,8bに、セルフタッピングして、バンド部材8を第1杆1及び第2杆2に固定する。
【0034】
次に、図10と図11に、ロック部材4の他の実施の形態を示し、このロック部材4は、図4に示すロック部材4の取付胴部10のねじ込み用ボス部10b,10bの代わりに、取付胴部10の下端前後に、幅狭の連結片30,30を介して、締付脚部31,31を連設している。
【0035】
この前後の締付脚部31,31は、自由状態で相互に合体して、取付胴部10の差込孔部10aと同一形状でかつ同一軸心上に配設される締付孔部31aを形成する。また、締付脚部31の左右両端部には、ねじ込み用孔部31b,31bが貫設され、両締付脚部31,31のねじ込み用孔部31b,31bに、ビス13がセルフタッピングにて取り付けられる。即ち、両締付脚部31,31は、ビス13,13にて、連結される。
【0036】
そして、ビス13,13の螺進退により、締付脚部31及び連結片30が弾性変形して、両締付脚部31,31を相互に接近乃至離間自在(言い換えると、締付孔部31aを縮径乃至拡径自在)とできる。即ち、ビス13,13の螺進により、両締付脚部31,31を相互に接近させて(締付孔部31aを縮径させて)第1外筒1a・第2外筒2aを締め付け、ロック部材4が第1外筒1a・第2外筒2aに固着される。このとき、両締付脚部31,31の締付孔部31aの内周面全体で、第1外筒1a・第2外筒2aを締め付けているため、第1外筒1a・第2外筒2aの表面の締付による傷の発生を防止すると共に、ロック部材4が強固にかつ安定して取り付けられる。
【0037】
なお、図11に示すように、両締付脚部31,31の締付孔部31aと、取付胴部10の差込孔部10aと、締付頭部12の締付孔部14a,15aとは、同一軸心上に配設されている。また、図示省略するが、締付頭部12の前壁及び後壁は、同一の厚みに形成されている。
【0038】
次に、図12に、バンド部材8の他の実施の形態を示し、このバンド部材8は、図11の締付脚部31,31と同様の構成であり、相互に合体して差込孔部8aを形成する半体部33,33から成る。そして、半体部33の左右両端部に貫設されたねじ込み用孔部8c,8cにセルフタッピングにてねじ込まれたビス13,13の螺進退により、両半体部33,33を相互に接近乃至離間自在(言い換えると、差込孔部8aを縮径乃至拡径自在)とできる。即ち、ビス13,13の螺進により、両半体部33,33を相互に接近させて(差込孔部8aを縮径させて)第1外筒1a・第2外筒2aを締め付け、バンド部材8が第1外筒1a・第2外筒2aに固着される。このとき、バンド部材8の差込孔部8aの内周面全体で、第1外筒1a・第2外筒2aを締め付けているため、第1外筒1a・第2外筒2aの表面の締付による傷の発生を防止すると共に、バンド部材8が強固にかつ安定して取り付けられる。
【0039】
さらに、図13に、バンド部材8の別の実施の形態を示し、このバンド部材8は、図9に示すバンド部材8と比較すると、差込孔部8aから側外方へ連通状にスリット8dが設けられている点が相違する。さらに、そのスリット8dを形成する両端部には、ねじ込み用孔部8c,8cが設けられ、そのねじ込み用孔部8c,8cにセルフタッピングにてねじ込まれたビス13の螺進により、差込孔部8aを縮径させて第1外筒1a・第2外筒2aを締め付け、バンド部材8が第1外筒1a・第2外筒2aに固着される。
【0040】
なお、(図1の)竿支持部材9の枝杆5への取付構造は、図示省略するが、例えば、竿支持部材9の内部に挿入したタッピングビスを枝杆5に押し付ける構造としてもよく(図9参照)、若しくは、竿支持部材9の(内部と連設する)スリットをタッピングビスにて縮小して枝杆5を締め付ける構造としてもよい(図13参照)。
【0041】
なお、ガイド部材3、ロック部材4、接続部材7、バンド部材8、竿支持部材9は、樹脂にて製造され、ビス13を容易にねじ込むことができると共に、大量生産と、コストダウンを図ることができる。
【0042】
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。例えば、図1では、第1杆1と第2杆2を左右に並設しているが、前後に並設するようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】
本発明は上述の如く構成されるので、次に記載する効果を奏する。
【0044】
(請求項1によれば、)第1杆1と第2杆2とを独立して上下動でき、かつ、第1杆1のみを回転停止できるため、枝杆5…の高さ・向きを自在に調節することができる。即ち、物干台の設置場所、使用者の背丈、又は、干し物の種類等に応じた、最適な使用が可能となる。
また、簡単な構成のロック部材4を共用して、第1杆1及び第2杆2の調節を行うことができ、部品数の減少とコストダウンを図ることができ、かつ、組立てが容易となる。
また、ガイド部材3は、第1枝杆5aにかかる(物干竿及び干し物等の)重量による第1内筒1bの曲げ変形を、防止できる。さらに、第2枝杆5bにかかる重量による第2内筒2bの曲げ変形をも防止する。これにより、第1杆1及び第2杆2の曲げ強度を増大でき、頑丈なものとなる。また、ガイド部材3が接続とガイドとの役割を兼用でき、部品数の減少と、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態を示す正面図である。
【図2】 作用説明を兼ねた正面図である。
【図3】 作用説明を兼ねた正面図である。
【図4】 ロック部材の正面図である。
【図5】 ロック部材の平面図である。
【図6】 ロック部材の底面図である。
【図7】 ガイド部材の正面図である。
【図8】 接続部材の正面図である。
【図9】 バンド部材の平面図である。
【図10】 他のロック部材を示す正面図である。
【図11】 他のロック部材を示す底面図である。
【図12】 他のバンド部材を示す平面図である。
【図13】 別のバンド部材を示す平面図である。
【符号の説明】
1 第1杆
1a 第1外筒
1b 第1内筒
2 第2杆
2a 第2外筒
2b 第2内筒
3 ガイド部材
4 ロック部材
4a 第1ロック部
4b 第2ロック部
5 枝杆
C 接続角部
Claims (1)
- 物干竿を保持する枝杆(5)が上端に付設されると共に平行に接近して立設される長身の第1杆(1)と短身の第2杆(2)とを備え、上記第1杆(1)が、下方の第1外筒(1a)と該第1外筒(1a)に上下動自在及び回動自在に挿入される上方の第1内筒(1b)とから成り、上記第2杆(2)が、下方の第2外筒(2a)と該第2外筒(2a)に上下動自在に挿入される上方の第2内筒(2b)とから成り、さらに、上記第1内筒(1b)の上下動及び回動を停止する第1ロック部(4a)と、上記第2内筒(2b)の上下動を停止する第2ロック部(4b)とを、設け、上記第1杆(1)と上記第2杆(2)とを独立的に上下動自在に構成し、
上記第1ロック部(4a)と第2ロック部(4b)とは一体状として1個のロック部材(4)をもって形成され、かつ、ロック部材(4)は、第1外筒(1a)上端及び第2外筒(2a)上端に橋絡状かつ外嵌状に固着する取付胴部( 10 )と、取付胴部( 10 )に連設される幅狭の首部( 11 )と、首部( 11 )に連設されて第1内筒(1b)及び第2内筒(2b)を締付乃至開放する締付頭部( 12 )と、を備え、さらに、該締付頭部( 12 )は、略C形の第1止め輪( 14 )と、略C形の第2止め輪( 15 )と、を有し、
かつ、上記ストレート状の第2内筒(2b)の上端と上記枝杆(5)の基端が略直交状に交わる接続角部(C)に、ガイド部材(3)が配設され、さらに、該ガイド部材(3)は、上記ストレート状の第2内筒(2b)の上端及び上記枝杆(5)の基端を略直交状に接続するエルボ部(20)と、第1内筒(1b)を上下摺動可能にガイドするストレート部(21)とを、一体状に有することを特徴とする物干台。
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