JP2003326098A - 物干台 - Google Patents

物干台

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JP2003326098A
JP2003326098A JP2002136900A JP2002136900A JP2003326098A JP 2003326098 A JP2003326098 A JP 2003326098A JP 2002136900 A JP2002136900 A JP 2002136900A JP 2002136900 A JP2002136900 A JP 2002136900A JP 2003326098 A JP2003326098 A JP 2003326098A
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outer cylinder
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 背丈の相違する2本のパイプを独立的に伸縮
させて、枝杆の高さ・向きを自在に調節することができ
る物干台を提供することを目的とする。 【解決手段】 物干竿を保持する枝杆5が上端に付設さ
れると共に平行に接近して立設される長身の第1杆1と
短身の第2杆2とを備え、第1杆1が、下方の第1外筒
1aと第1外筒1aに上下動自在及び回動自在に挿入さ
れる上方の第1内筒1bとから成り、第2杆2が、下方
の第2外筒2aと第2外筒2aに上下動自在に挿入され
る上方の第2内筒2bとから成り、さらに、第1内筒1
bの上下動及び回動を停止する第1ロック部4aと、第
2内筒2bの上下動を停止する第2ロック部4bとを、
設け、第1杆1と上記第2杆2とを独立的に上下動自在
に構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物干台に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の物干台は、上端側が折り曲げられ
て物干竿を保持する枝杆が形成されている背丈の相違す
る2本の(ステンレス製の)長尺パイプが、平行に接近
して基台に立設されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
物干台では、枝杆はパイプに一体に形成されているた
め、枝杆の高さ・向きを変えることができず、物干台の
設置場所、使用者の背丈、又は、干し物の種類等によっ
ては、使いにくく、不便であった。
【0004】そこで、本発明は、背丈の相違する2本の
パイプを独立的に伸縮させて、枝杆の高さ・向きを自在
に調節することができる物干台を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る物干台は、物干竿を保持する枝杆が
上端に付設されると共に平行に接近して立設される長身
の第1杆と短身の第2杆とを備え、上記第1杆が、下方
の第1外筒と該第1外筒に上下動自在及び回動自在に挿
入される上方の第1内筒とから成り、上記第2杆が、下
方の第2外筒と該第2外筒に上下動自在に挿入される上
方の第2内筒とから成り、さらに、上記第1内筒の上下
動及び回動を停止する第1ロック部と、上記第2内筒の
上下動を停止する第2ロック部とを、設け、上記第1杆
と上記第2杆とを独立的に上下動自在に構成したもので
ある。
【0006】また、第1ロック部と第2ロック部とが共
通のロック部材をもって形成され、該ロック部材は、第
1外筒・第2外筒の上端に橋絡状かつ外嵌状に固着され
ると共に、第1内筒・第2内筒を締付乃至開放自在とす
るように構成されている。
【0007】また、第1内筒を上下摺動可能にガイドす
るガイド部材を、第2内筒と枝杆との接続角部に固着し
ている。若しくは、ストレート状の第2内筒及び枝杆を
略直交状に接続角部にて接続すると共に、第1内筒を上
下摺動可能にガイドするガイド部材を、上記接続角部に
設けている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。
【0009】図1に、本発明に係る物干台の実施の一形
態を示し、本物干台は、基台6と、基台6に平行に接近
して立設される長身の第1杆1と短身の第2杆2と、を
備えている。そして、この本物干台を一対前後に並設
し、物干竿を懸架して使用する。
【0010】第1杆1及び第2杆2の上端には、夫々、
物干竿を保持する枝杆5が付設されており、要するに、
第1杆1の第1枝杆5aが、第2杆2の第2枝杆5bよ
りも、上方に配設されている。なお、枝杆5には、物干
竿を保持する略U字状の竿支持部材9が複数取り付けら
れている。また、枝杆5は、取付・取外自在であるた
め、使用目的に応じた枝杆5に、(例えば、長短自在
に)交換自在となり、好都合となる。
【0011】第1杆1は、下方の第1外筒1aと、第1
外筒1aに上下動自在及び回動自在に挿入される上方の
第1内筒1bとから成っている。また、第2杆2は、下
方の第2外筒2aと、第2外筒2aに上下動自在に挿入
される上方の第2内筒2bとから成っている。
【0012】ここで、第1外筒1a、第1内筒1b、第
2外筒2a、第2内筒2b、及び、枝杆5…は、夫々、
寸切りのストレート状に形成されており、例えば、鋼製
のパイプの外周面に(薄肉ステンレス等の)金属を被覆
することで形成されている。従って、折れ曲がり部がな
いため、被覆層の皺の発生を防止することができ、さら
に、上述のような薄肉ステンレス被覆鋼管の使用によっ
て、製造コストを低減することができる。
【0013】そして、第1内筒1bの上下動及び回動を
停止する第1ロック部4aが、第1杆1側に設けられ、
第2内筒2bの上下動を停止する第2ロック部4bが、
第2杆2側に設けられている。
【0014】さらに、第1内筒1bを上下摺動可能にガ
イドするガイド部材3を、第2内筒2bと第2枝杆5b
との接続角部Cに固着している。
【0015】要するに、本発明は、第1杆1と第2杆2
とを独立的に上下動自在(高さ変更自在)、及び、第1
杆1をその軸心廻りに回転乃至停止(旋回変更自在)に
構成されている。
【0016】具体的に述べると、図1に於て、第1内筒
1bをその軸心廻りに回転させて、実線にて示す第1枝
杆5aを、仮想線にて示す第1枝杆5a側へ変動でき
る。即ち、第1枝杆5aを、第2枝杆5bと同一方向又
は反対方向へ切り換えることができ、干し物の種類又は
天候条件等に応じて、自在に調整することができる。例
えば、(シーツ、布団等の)大物を第1枝杆5aに干す
場合は、第1枝杆5aを、第2枝杆5bと反対方向へ切
り換え、第2枝杆5bの物干竿への干渉を防止すること
ができる。また、雨の場合は、第1枝杆5aを、第2枝
杆5bと同一方向へ切り換え、両枝杆5a,5bを、屋
根の内側へ、配設させることができ、干し物の濡れを防
止することができる。
【0017】また、図1から図2に於て、第2内筒2b
のみを上昇させて、第2枝杆5bを上方に配置すること
ができる。即ち、使用者の背丈又は干し物の種類等に応
じて自在に調整できる。例えば、使用者が長身の場合又
は大物を干す場合は、図2に示すように、第2枝杆5b
を高くすることができ、他方、使用者が短身の場合は、
図1に示すように、第2枝杆5bを低くすることができ
る。
【0018】また、図2から図3に於て、第1内筒1b
のみを下降させて、第1枝杆5aを下方に配置すること
ができる。即ち、使用者の背丈又は干し物の種類等に応
じて自在に調整できる。例えば、使用者が短身の場合
は、図3に示すように、第1枝杆5aを低くすることが
でき、他方、使用者が長身の場合又は大物を干す場合
は、図2に示すように、第1枝杆5aを高くすることが
できる。
【0019】ここで、第1ロック部4aと第2ロック部
4bとは、共通の(樹脂製の)ロック部材4をもって形
成され、ロック部材4は、第1外筒1a・第2外筒2a
の上端に橋絡状かつ外嵌状に固着されると共に、第1内
筒1b・第2内筒2bを締付乃至開放自在とするように
構成されている。言い換えると、第1外筒1a及び第2
外筒2aを下方に配設し、かつ、第1外筒1a上端及び
第2外筒2a上端の高さを一致させることで、ロック部
材4を共用することができる。
【0020】ロック部材4は、図4の正面図、図5の平
面図、図6の底面図に示すように、第1外筒1a上端及
び第2外筒2a上端に橋絡状かつ外嵌状に固着する取付
胴部10と、取付胴部10に連設される幅狭の首部11と、首
部11に連設されて第1内筒1b及び第2内筒2bを締付
乃至開放する締付頭部12と、を備えている。
【0021】取付胴部10は、第1外筒1a及び第2外筒
2aを一体状に外嵌する眼鏡状の差込孔部10aと、前面
に突設されたねじ込み用ボス部10b,10bとを有し、第
1外筒1a及び第2外筒2aに差込孔部10aを嵌め込ん
で、(図6参照の)ビス13,13を、ねじ込み用ボス部10
b,10bに、セルフタッピングして、そのビス13,13に
よりロック部材4を第1外筒1a及び第2外筒2aに固
定する。
【0022】締付頭部12は、第1内筒1bを締め付ける
(略C形の)第1止め輪14と、第2内筒2bを締め付け
る(略C形の)第2止め輪15と、を有し、第1止め輪14
と第2止め輪15とが背中合わせ(相互のスリット14b,
15bが反対に位置するように)に連設されている。
【0023】第1止め輪14は、第1内筒1bが挿通され
る締付孔部14aと、締付孔部14aから側外方へ設けられ
たスリット14bと、を有し、スリット14bの幅の拡大・
縮小にて、締付孔部14aが拡径・縮径する。そして、第
1止め輪14は、(図5参照の)スリット14bを挿通する
ノブ付ボルト16と、ナット17との螺進退にて、スリット
14bの幅を変えられ、ノブ付ボルト16の螺進により第1
内筒1bを締め付け、ノブ付ボルト16の螺退により第1
内筒1bを開放する。
【0024】第2止め輪15は、第2内筒2bが挿通され
る締付孔部15aと、締付孔部15aから側外方へ設けられ
たスリット15bと、を有し、スリット15bの幅の拡大・
縮小にて、締付孔部15aが拡径・縮径する。そして、第
2止め輪15は、第1止め輪14と同様に、(図5参照の)
スリット15bを挿通するノブ付ボルト16のナット17への
螺進により第2内筒2bを締め付け、ノブ付ボルト16の
螺退により第2内筒2bを開放する。
【0025】要するに、第1ロック部4aは、第1止め
輪14と、首部11及び取付胴部10の(一方の)半体等にて
構成され、第2ロック部4bは、第2止め輪15と、首部
11及び取付胴部10の(他方の)半体等にて構成されてい
る。
【0026】なお、図5に示すように、締付頭部12は、
その前壁が、後壁に比べて肉厚に形成されている。ま
た、図6に示すように、締付孔部14a,15aの円の中心
が、差込孔部10aの夫々の円の中心よりも、後方側(即
ち、ねじ込み用ボス部10bと反対側)に偏心している。
【0027】上述のように構成されたロック部材4によ
れば、夫々のノブ付ボルト16,16の操作により、第1内
筒1bと第2内筒2bとの締付・開放を独立して行うこ
とができ、第1杆1の伸縮、第2杆2の伸縮、第1杆1
の回転停止を独立して行うことができる。
【0028】ガイド部材3は、図7に示すように、第2
内筒2b及び第2枝杆5bを略直交状に接続角部Cにて
接続するエルボ部20と、第1内筒1bを上下摺動及び回
転摺動可能にガイドするストレート部21と、を連設一体
状に有している。
【0029】エルボ部20は、第2内筒2bの上端に嵌め
込まれる(有底状)差込凹部20aと、第2枝杆5bの基
端を取り付ける(有底状)取付凹部20bと、夫々の凹部
20a,20bの外側面に突設されたねじ込み用ボス部20
c,20cと、を有し、図6と同様に、(図示省略の)ビ
スをねじ込み用ボス部20c,20cにセルフタッピングし
て、ガイド部材3を第2内筒2bに固定すると共に、第
2枝杆5bをガイド部材3に取り付ける。
【0030】要するに、ガイド部材3は、第2杆2に於
ける第2内筒2bと第2枝杆5bとを接続する継手部
と、第1杆1に於ける第1内筒1bの昇降及び回転を案
内するガイド部と、を兼用する。
【0031】上述のように構成されたガイド部材3によ
れば、図1に示すように、第1枝杆5aにかかる(物干
竿及び干し物等の)重量による第1内筒1bの曲げ変形
を、防止できる。即ち、ガイド部材3により、一本にて
曲げ力を受け持つ第1内筒1bの長さを短くすることが
できる。もちろん、第2枝杆5bにかかる重量による第
2内筒2bの曲げ変形をも防止する。
【0032】さらに、ガイド部材3により、第1枝杆5
aが、第2枝杆5bよりも下方に位置するのを防止でき
る。即ち、第1内筒1bと第1枝杆5aとを略直交状に
接続する接続部材7が、ガイド部材3に当接して、第1
内筒1bの下降を防止する。また、ガイド部材3によ
り、第2枝杆5bが、第2杆2の軸心廻りに回転するの
を防止している。要するに、回転側を一方の第1杆1に
限定でき、構造が簡単となり、かつ、使用が簡単とな
る。
【0033】また、ガイド部材3が、接続部材7とロッ
ク部材4との間に配設されているため、第1枝杆5a及
び第2枝杆5bにかかる(物干竿及び洗濯物等の)重量
による曲げ力が、ロック部材4にかかるのを防止でき
る。
【0034】接続部材7は、ガイド部材3のエルボ部20
(図7参照)と同様の構成であり、図8に示すように、
第1内筒1bの上端に嵌め込まれる(有底状)差込凹部
7aと、第1枝杆5aの基端を取り付ける(有底状)取
付凹部7bと、夫々の凹部7a,7bの外側面に突設さ
れたねじ込み用ボス部7c,7cと、を有し、(図示省
略の)ビスをねじ込み用ボス部7c,7cにセルフタッ
ピングして、接続部材7を第1内筒1bに固定すると共
に、第1枝杆5aを接続部材7に取り付ける。
【0035】また、図1と図9に示すように、第1外筒
1a下部及び第2外筒2a下部に、バンド部材8を、橋
絡状かつ外嵌状に固着し、第1杆1及び第2杆2を一体
状に構成し曲げ変形に強くなるようにしている。バンド
部材8は、ロック部材4の取付胴部10(図6参照)と同
様の構成であり、第1外筒1a及び第2外筒2aを一体
状に外嵌する眼鏡状の差込孔部8aと、前面に突設され
たねじ込み用ボス部8b,8bとを有し、第1外筒1a
及び第2外筒2aに差込孔部8aを嵌め込んで、(図示
省略の)ビスを、ねじ込み用ボス部8b,8bに、セル
フタッピングして、バンド部材8を第1杆1及び第2杆
2に固定する。
【0036】次に、図10と図11に、ロック部材4の他の
実施の形態を示し、このロック部材4は、図4に示すロ
ック部材4の取付胴部10のねじ込み用ボス部10b,10b
の代わりに、取付胴部10の下端前後に、幅狭の連結片3
0,30を介して、締付脚部31,31を連設している。
【0037】この前後の締付脚部31,31は、自由状態で
相互に合体して、取付胴部10の差込孔部10aと同一形状
でかつ同一軸心上に配設される締付孔部31aを形成す
る。また、締付脚部31の左右両端部には、ねじ込み用孔
部31b,31bが貫設され、両締付脚部31,31のねじ込み
用孔部31b,31bに、ビス13がセルフタッピングにて取
り付けられる。即ち、両締付脚部31,31は、ビス13,13
にて、連結される。
【0038】そして、ビス13,13の螺進退により、締付
脚部31及び連結片30が弾性変形して、両締付脚部31,31
を相互に接近乃至離間自在(言い換えると、締付孔部31
aを縮径乃至拡径自在)とできる。即ち、ビス13,13の
螺進により、両締付脚部31,31を相互に接近させて(締
付孔部31aを縮径させて)第1外筒1a・第2外筒2a
を締め付け、ロック部材4が第1外筒1a・第2外筒2
aに固着される。このとき、両締付脚部31,31の締付孔
部31aの内周面全体で、第1外筒1a・第2外筒2aを
締め付けているため、第1外筒1a・第2外筒2aの表
面の締付による傷の発生を防止すると共に、ロック部材
4が強固にかつ安定して取り付けられる。
【0039】なお、図11に示すように、両締付脚部31,
31の締付孔部31aと、取付胴部10の差込孔部10aと、締
付頭部12の締付孔部14a,15aとは、同一軸心上に配設
されている。また、図示省略するが、締付頭部12の前壁
及び後壁は、同一の厚みに形成されている。
【0040】次に、図12に、バンド部材8の他の実施の
形態を示し、このバンド部材8は、図11の締付脚部31,
31と同様の構成であり、相互に合体して差込孔部8aを
形成する半体部33,33から成る。そして、半体部33の左
右両端部に貫設されたねじ込み用孔部8c,8cにセル
フタッピングにてねじ込まれたビス13,13の螺進退によ
り、両半体部33,33を相互に接近乃至離間自在(言い換
えると、差込孔部8aを縮径乃至拡径自在)とできる。
即ち、ビス13,13の螺進により、両半体部33,33を相互
に接近させて(差込孔部8aを縮径させて)第1外筒1
a・第2外筒2aを締め付け、バンド部材8が第1外筒
1a・第2外筒2aに固着される。このとき、バンド部
材8の差込孔部8aの内周面全体で、第1外筒1a・第
2外筒2aを締め付けているため、第1外筒1a・第2
外筒2aの表面の締付による傷の発生を防止すると共
に、バンド部材8が強固にかつ安定して取り付けられ
る。
【0041】さらに、図13に、バンド部材8の別の実施
の形態を示し、このバンド部材8は、図9に示すバンド
部材8と比較すると、差込孔部8aから側外方へ連通状
にスリット8dが設けられている点が相違する。さら
に、そのスリット8dを形成する両端部には、ねじ込み
用孔部8c,8cが設けられ、そのねじ込み用孔部8
c,8cにセルフタッピングにてねじ込まれたビス13の
螺進により、差込孔部8aを縮径させて第1外筒1a・
第2外筒2aを締め付け、バンド部材8が第1外筒1a
・第2外筒2aに固着される。
【0042】なお、(図1の)竿支持部材9の枝杆5へ
の取付構造は、図示省略するが、例えば、竿支持部材9
の内部に挿入したタッピングビスを枝杆5に押し付ける
構造としてもよく(図9参照)、若しくは、竿支持部材
9の(内部と連設する)スリットをタッピングビスにて
縮小して枝杆5を締め付ける構造としてもよい(図13参
照)。
【0043】なお、ガイド部材3、ロック部材4、接続
部材7、バンド部材8、竿支持部材9は、樹脂にて製造
され、ビス13を容易にねじ込むことができると共に、大
量生産と、コストダウンを図ることができる。
【0044】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能で
ある。例えば、図1では、第1杆1と第2杆2を左右に
並設しているが、前後に並設するようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。
【0046】(請求項1によれば、)第1杆1と第2杆
2とを独立して上下動でき、かつ、第1杆1のみを回転
停止できるため、枝杆5…の高さ・向きを自在に調節す
ることができる。即ち、物干台の設置場所、使用者の背
丈、又は、干し物の種類等に応じた、最適な使用が可能
となる。
【0047】(請求項2によれば、)簡単な構成のロッ
ク部材4を共用して、第1杆1及び第2杆2の調節を行
うことができ、部品数の減少とコストダウンを図ること
ができ、かつ、組立てが容易となる。
【0048】(請求項3によれば、)第1杆1及び第2
杆2の曲げ強度を増大でき、頑丈なものとなる。また、
接続とガイドとの役割を兼用でき、部品数の減少と、コ
ストダウンを図ることができる。(請求項4によれ
ば、)第1杆1及び第2杆2の曲げに対する補強が行わ
れ、頑丈なものとなる。また、接続とガイドとの役割を
兼用でき、部品数の減少と、コストダウンを図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す正面図である。
【図2】作用説明を兼ねた正面図である。
【図3】作用説明を兼ねた正面図である。
【図4】ロック部材の正面図である。
【図5】ロック部材の平面図である。
【図6】ロック部材の底面図である。
【図7】ガイド部材の正面図である。
【図8】接続部材の正面図である。
【図9】バンド部材の平面図である。
【図10】他のロック部材を示す正面図である。
【図11】他のロック部材を示す底面図である。
【図12】他のバンド部材を示す平面図である。
【図13】別のバンド部材を示す平面図である。
【符号の説明】
1 第1杆 1a 第1外筒 1b 第1内筒 2 第2杆 2a 第2外筒 2b 第2内筒 3 ガイド部材 4 ロック部材 4a 第1ロック部 4b 第2ロック部 5 枝杆 C 接続角部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物干竿を保持する枝杆5が上端に付設さ
    れると共に平行に接近して立設される長身の第1杆1と
    短身の第2杆2とを備え、上記第1杆1が、下方の第1
    外筒1aと該第1外筒1aに上下動自在及び回動自在に
    挿入される上方の第1内筒1bとから成り、上記第2杆
    2が、下方の第2外筒2aと該第2外筒2aに上下動自
    在に挿入される上方の第2内筒2bとから成り、さら
    に、上記第1内筒1bの上下動及び回動を停止する第1
    ロック部4aと、上記第2内筒2bの上下動を停止する
    第2ロック部4bとを、設け、上記第1杆1と上記第2
    杆2とを独立的に上下動自在に構成したことを特徴とす
    る物干台。
  2. 【請求項2】 第1ロック部4aと第2ロック部4bと
    が共通のロック部材4をもって形成され、該ロック部材
    4は、第1外筒1a・第2外筒2aの上端に橋絡状かつ
    外嵌状に固着されると共に、第1内筒1b・第2内筒2
    bを締付乃至開放自在とするように構成されている請求
    項1記載の物干台。
  3. 【請求項3】 第1内筒1bを上下摺動可能にガイドす
    るガイド部材3を、第2内筒2bと枝杆5との接続角部
    Cに固着した請求項1又は2記載の物干台。
  4. 【請求項4】 ストレート状の第2内筒2b及び枝杆5
    を略直交状に接続角部Cにて接続すると共に、第1内筒
    1bを上下摺動可能にガイドするガイド部材3を、上記
    接続角部Cに設けた請求項1又は2記載の物干台。
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