JP4005857B2 - 液体測定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、下水処理場や廃水処理場等における汚水や汚泥(以下、汚水と総称する)等の液体の物理量や科学的特性を測定する液体測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
下水処理場や廃水処理場では、管路を流れる汚水などの液体の物理量や化学的特性を測定する必要がある。例えば、汚水の流量を測定する場合は、図9で示す設備を用いていた。
【0003】
図9において、液体測定装置91は、測定対象の液体(ここでは汚水)11を流通させる本管92の中間部に介在するように連結されている。この液体測定装置91の両側の本管92には、常時開状態となる弁93,93が設けられている。また。本管92の、弁93,93の外側となる部分には、常時閉状態の弁94を有するバイパス管95が連結されている。
【0004】
液体測定装置91は、測定要素を有する管体と、その両端に設けられた連結用フランジとを有する。この液体測定装置91は、常時本管92に連結され、開状態の弁93,93を通して管体内に汚水を流通させている。そして、管体に設けた測定要素により汚水の流量等が測定される。
【0005】
このような液体測定装置91は、長期間使用すると管体の内壁面に汚水中の混和物等が付着して汚濁されたり、磨耗等が進展して測定精度を低下させる。そこで、この液体測定装置91を、特開平8−226837号公報で示すように、定期的に本管92から取外し、点検・修理又は交換している。
【0006】
液体測定装置91を取外す場合は、弁94を開操作し、弁93を閉操作して汚水をバイパス管路95に流した後、両端フランジ部分で本管92から分離する。この場合、液体測定装置91の管体内や、その近くに残留している汚水は、分離したフランジ部分から受け箱等に抜取っている。
【0007】
しかし、液体測定装置91は、質量や寸法などが比較的に大きいため、管体を分離するためには、吊り上げ作業が必要となり、その作業中に内部に残留していた汚水が受け箱以外にも飛散したりこぼれたりする。このため、液体測定装置91の設置現場の環境を汚染したり、或いは、こぼれた汚水が作業者に付着することもある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように液体測定装置91を、点検・修理又は交換などのために本管92から取外す場合、残留汚水の取り扱いが難しく、周囲環境を汚染する等の問題があった。
【0009】
本発明の目的は、本管からの取外しの際、管体内及びその付近に残留する汚水を、周囲に飛散させることなく、迅速かつ安全衛生的に抜取り、測定精度維持と設置現場環境の清浄さを保全できる液体測定装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明による液体測定装置は、内部に汚水や汚泥等の液体を流通させると共に、流通する液体の物理量又は化学的特性を測定する管体と、この管体の両端に一体的に設けられ、他の管体との連結に用いられるフランジと、これらフランジの少なくとも一方に設けられ、フランジの内周から外周に向って直線状に貫通し、内周側にはこのフランジ内周に向って内径が漸次拡大する逆テーパ内壁が、外周側には雌ねじ部がそれぞれ形成された排液貫通孔と、この排液用貫通孔の前記テーパ内壁に密着可能なテーパ外壁及び前記雌ねじ部に螺合可能な雄ねじ部を一体に有し、前記テーパ外壁面と雄ねじ部の軸端とを連通する連通孔が形成された栓体とを備え、前記栓体は、その締付けにより前記排液用管通孔を閉塞し、締め戻しにより、その逆テーパ端面が前記フランジ内に突出し、かつ逆テーパ外壁面と貫通孔のテーパ内壁面との間に間隔を生じるように形成されたことを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、フランジの排液用貫通孔が設けられた位置とは別の位置に設けられ、内周側にはこのフランジ内周に向って内径が漸次拡大する逆テーパ内壁が、外周側には雌ねじ部がそれぞれ形成された吸込み用貫通孔と、この吸込み用貫通孔の前記テーパ内壁に密着可能なテーパ外壁及び前記雌ねじ部に螺合可能な雄ねじ部を一体に有し、前記テーパ外壁面と雄ねじ部の軸端とを連通する連通孔が形成された栓体とを備え、前記栓体は、その締付けにより前記吸込み用管通孔を閉塞し、締め戻しにより、その逆テーパ端面が前記フランジ内に突出し、かつ逆テーパ外壁面と貫通孔のテーパ内壁面との間に間隔を生じるように形成してもよい。
【0014】
さらに、本発明では、吸込み用貫通孔を閉塞可能な栓体の雄ねじ部軸端に連結可能な給水管を備えた構成でもよい。
【0015】
これらの発明では、管体の両端に設けられた連結用フランジの少なくとも一方に、フランジの内周から外周に貫通する排液用管通孔を設け、常時はこの排液用貫通孔に栓体を螺合させ、一体的に締め付けることにより閉塞しておく。点検や交換などのために管体を取外す場合は、栓体を締め戻し、栓体に設けた逆テーパ外壁面と、排液用貫通孔に設けた逆テーパ内壁面との間に間隔を生じさせ、この間隔及び栓体の逆テーパ外壁面と雄ねじ部の軸端とを連通する連通孔を介して外部と連通させる。このため、管体内及びその付近に残留していた液体は、この外部との連通部分を通って抜き取られ、周囲に飛び散ったりこぼれたりすることはない。
【0016】
また、フランジの別の部分に、吸込み用の貫通孔及びその栓体を設けておけば、この部分を介して大気を吸い込むことが可能となり、液体の抜き取りをスムースに行なうことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による液体測定装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。図1において、この実施の形態における液体測定装置13も、図9で示した測定対象の液体11を流通させる本管92の中間部に介在するように連結される。この液体測定装置13は、液体を流通させる管体14と、その両端に設けられた連結用のフランジ15、15とを有する。
【0018】
管体14には、測定要素として、例えば、液体の流量を測定する電磁流量計のコイル16が装着され、その外周は外装板17によって覆われ、さらにその外側には端子部18が設けられている。また、フランジ15,15は、本管側のフランジと板パッキン19を介して接合され、ボルトなどの連結具20により一体的に締め付けられる。
【0019】
これらフランジ15、15の少なくとも一方には、排液用の貫通孔21が設けられている。この貫通孔21は、連結具20を避けた位置において、フランジ15の内周から外周に向って半径方向に貫通している。この貫通孔21の内周側(図示上部)には、図2及び図3で詳細に示すように、テーパ状を成す内壁22が形成され、外周側(図示下部)には雌ねじ部23が形成されている。
【0020】
なお、この排液用貫通孔21は、図1で示した本管との連結時、外周側の孔口が下向きとなるように位置決めされる。
【0021】
この排液用の貫通孔21に対しては栓体24が設けられている。栓体24の先端部には、貫通孔21に形成されたテーパ内壁22に密着可能な形状のテーパ外壁25が形成されている。また、このテーパ外壁25以外の部分には、貫通孔21に形成された雌ねじ部23に螺合可能な雄ねじ部26が形成されている。さらに、栓体24内には、テーパ外壁25の表面と雄ねじ部26の軸端とを連通する連通孔27が形成されている。
【0022】
この栓体24は、前記貫通孔21の外周側孔口から挿入され、軸端に形成された六角部28を用いて、雄ねじ部26が雌ねじ部23に螺合され、締付けられる。さらに、軸端部からナット29を螺合させ、この締め付け状態を強固に固定する。この操作により、栓体24の先端に形成されたテーパ外壁25は、貫通孔21のテーパ内壁22に密着し、排液用管通孔21を閉塞する。
【0023】
上記構成において、本管に連結されている液体測定装置13を点検・修理又は交換等のために本管から取外す場合は、図9で示したバイパス管95の弁94を開き、本管92に流れている液体11をバイパス管95に分流させる。その後、本管92に設けた弁93を閉じ、液体測定装置13を本管92の液体11の流れからしゃ断する。
【0024】
この状態で、液体測定装置13の管体14内及びその付近、すなわち、両側の弁(図9の93に対応)までの間に残留する液体を抜き取る。この場合、まず、フランジ15の排液用貫通孔21を閉塞している栓体24を締め戻す。すなわち、まず、ナット29を締付け時と反対にまわして取外し、その後、六角部28を用いて栓体24を締付け時と反対方向に操作し、栓体24を後退動作させる。この締め戻し操作により、図3で示すように、そのテーパ外壁25面と、貫通孔21のテーパ内壁22面との間に間隔が生じる。
【0025】
これらの結果、管体14内及びその付近に残留していた液体は、フランジ15の内周面に開口する排液用貫通孔21のテーパ内壁22内に入り、図3で示す栓体24のテーパ外壁25との間隔から連通孔27内をとおり、矢印で示すように軸端部から外部に抜き取られる。このとき、栓体24の軸端部に図示しないホース類を接続していれば、このホース類を通って図示しない受け箱等に、飛散やこぼれを生じることなく抜き取ることができる。
【0026】
なお、フランジ15の半径方向に貫通孔21を設けているが、この貫通孔21内には常時栓体24が螺合しているので、強度及び機能が何等損なわれることはない。
【0027】
次に、図4で示す実施の形態を説明する。この実施の形態においても、図1乃至図3で示した実施の形態と同様に、液体測定装置13は管体14及びその両端に設けられた連結用のフランジ15,15を有し、さらに、少なくとも一方のフランジ15に排液用の貫通孔21を設け、この排液用貫通孔21を栓体24によって常時閉塞している。
【0028】
この実施の形態では、上記構成に加え、フランジ15の排液用貫通孔21が設けられた位置とは別の位置(図では対向位置)に、大気の吸込み用貫通孔31を設けている。この吸込み用貫通孔31も、フランジ15の内周から外周に向って半径方向に貫通している。この貫通孔31の内周側(図示下部)には、詳細に図示していないが、テーパ状を成す内壁が形成され、外周側(図示上部)には雌ねじ部が形成されている。
【0029】
この吸込み用貫通孔31に対しても栓体34が設けられている。栓体34の先端部には、貫通孔31に形成されたテーパ内壁に密着可能な形状のテーパ外壁35が形成され、このテーパ外壁35以外の部分には、貫通孔31側の雌ねじ部に螺合可能な雄ねじ部36が形成されている。さらに、栓体34内には、テーパ外壁35の表面と雄ねじ部36の軸端とを連通する連通孔37が形成されている。
【0030】
この栓体34は、前記貫通孔31の外周側孔口から挿入され、軸端に形成された六角部38を用いて、雄ねじ部36が雌ねじ部に螺合され、締付けられる。さらに、軸端部からナット39を螺合させ、この締め付け状態を強固に固定する。この操作により、栓体34の先端に形成されたテーパ外壁35は、貫通孔31のテーパ内壁面に密着し、吸込み用管通孔31は閉塞される。
【0031】
上記構成において、本管に連結されている液体測定装置13を点検・修理又は交換等のために本管から取外す場合、液体測定装置13の管体14内及びその付近に残留する液体を抜き取るため、図1乃至図3で説明した実施形態と同様に、フランジ15の排液用貫通孔21を閉塞している栓体24を締め戻す。
【0032】
この栓体24の締め戻し操作により、残留液体が排液用貫通孔21のテーパ内壁22内に入り、栓体24のテーパ外壁25との間隔から連通孔27内をとおり、軸端部から外部に抜き取られる。
【0033】
しかし、排水対象の液体が管体14内に満管状態で残留した場合は、上述した排液用貫通孔21の栓体24を締め戻しただけでは抜き取りが難しい。そこで、この排液用貫通孔21に対向して設けた吸込み用貫通孔31の栓体34も締め戻す。この締め戻し操作により、そのテーパ外壁35面と、貫通孔31のテーパ内壁面との間に間隔が生じ、連通孔37を通って管体14内に大気が導入される。このため、管体14内に残留している液体に大気圧が作用し、上述した排液用貫通孔21部分での液体の抜き取りが容易に行なわれ、周囲環境を汚染することもない。
【0034】
次に、図5及び図6で示す実施の形態を説明する。この実施の形態では、図1乃至図3で説明した実施の形態と同様に、液体測定装置13のフランジ15に排液用貫通孔及びその栓体を設けているが、それらの形状が異なる。
【0035】
図5において、この実施の形態における排液用貫通孔211も、フランジ15の内周から外周に向って半径方向に貫通している。この貫通孔211の内周側(図示上部)には、図6で詳細に示すように、逆テーパ状を成す(貫通孔211の内周に向って内径が拡大している)内壁221が形成され、外周側(図示下部)には雌ねじ部23が形成されている。この排液用貫通孔211も、本管との連結時、図5で示すように、外周側の孔口が下向きとなるように位置決めされる。
【0036】
この排液用の貫通孔211に対しては栓体241が設けられている。栓体241の先端部には、貫通孔211に形成された逆テーパ内壁221に密着可能な形状の逆テーパ外壁251が形成されている。また、この逆テーパ外壁251以外の部分には、貫通孔211に形成された雌ねじ部に螺合可能な雄ねじ部26が形成されている。さらに、栓体241内には、逆テーパ外壁251の表面と雄ねじ部26の軸端とを連通する連通孔271が形成されている。
【0037】
この栓体241は、前記貫通孔211の内周側孔口(図示上部)から挿入し、軸端に形成された六角部28を貫通孔211の外周側孔口(図示下部)から突出させる。そして、この突出した六角部28を用いて、雄ねじ部26を雌ねじ部23に螺合させ、締付ける。さらに、軸端部からナット29を螺合させ、この締め付け状態を強固に固定する。
【0038】
この操作により、栓体241の先端に形成された逆テーパ外壁251は、貫通孔211の逆テーパ内壁221に密着し、排液用管通孔211を閉塞する。
【0039】
上記構成において、本管に連結されている液体測定装置13を点検・修理又は交換等のために本管から取外す場合、管体14内及びその付近に残留する液体を抜き取るため、排液用貫通孔211を閉塞している栓体241を締め戻す。すなわち、ナット29を締付け時と反対にまわして取外した後、六角部28を用いて栓体241を締付け時と反対方向に操作し、栓体241を図示上方に移動させる。
【0040】
この締め戻し操作で栓体241を上方に移動させることにより、管体14及びフランジ15の下部内周面に付着・堆積した固形状の汚泥などを押し退け、分散させる。また、同時に図6で示すように、その逆テーパ外壁251面と、貫通孔211のテーパ内壁221面との間に間隔が生じる。
【0041】
これらの結果、管体14内及びその付近に残留していた液体は、付着・堆積した固形物に邪魔されることなく、フランジ15の内周面に開口する排液用貫通孔211の逆テーパ内壁221内に入り、図6で示す栓体241の逆テーパ外壁251との間隔から連通孔271内を通り、矢印で示すように軸端部から外部に抜き取られる。
【0042】
このように、栓体241の締め戻し時に、栓体24の先端部分が上方に突出することにより、下部内周面に付着・堆積した固形物を押し退けて分散させるので、排液に当って残留液体が詰まることはなく、円滑な排液が可能となる。
【0043】
次に、図7で示す実施の形態を説明する。この実施の形態では、図4で説明した実施の形態と同様に、液体測定装置13のフランジ15に排液用貫通孔及びその栓体と吸込み用貫通孔及びその栓体を設けている。このうち、排液用貫通孔21及びその栓体24は、図4で示した実施の形態と同じであるが、吸込み用貫通孔311及びその栓体341の形状が異なる。
【0044】
吸込み用貫通孔311はフランジ15の排液用貫通孔21が設けられた位置とは別の位置(図では対向位置)に配置され、フランジ15の内周から外周に向って半径方向に貫通している。この貫通孔311の内周側(図示下部)には、詳細に図示していないが、逆テーパ状の内壁が形成され、外周側(図示上部)には雌ねじ部が形成されている。
【0045】
この吸込み用貫通孔311に対する栓体341の先端部には、貫通孔311に形成された逆テーパ内壁に密着可能な形状の逆テーパ外壁351が形成され、この逆テーパ外壁351以外の部分には、貫通孔311側の雌ねじ部に螺合可能な雄ねじ部36が形成されている。さらに、栓体341内には、逆テーパ外壁351の表面と雄ねじ部36の軸端とを連通する連通孔371が形成されている。
【0046】
この栓体341は、前記貫通孔311の内周側孔口から挿入され、軸端に形成された六角部38をフランジ15の外周側に突出させる。そして、この六角部38用いて雄ねじ部36を雌ねじ部に螺合させ、締付ける。さらに、軸端部からナット39を螺合させ、この締め付け状態を強固に固定する。
【0047】
この操作により、栓体341の逆テーパ外壁351は、貫通孔311の逆テーパ内壁面に密着し、吸込み用管通孔311は閉塞される。
【0048】
上記構成において、本管に連結されている液体測定装置13を点検・修理又は交換等のために本管から取外す場合、液体測定装置13の管体14内及びその付近に残留する液体を抜き取るため、図4で説明した実施形態と同様に、排液用貫通孔21を閉塞している栓体24を締め戻す。
【0049】
これと同時に、吸込み用貫通孔311の栓体341も締め戻すことにより、その逆テーパ外壁351面と、貫通孔311のテーパ内壁面との間に間隔が生じ、連通孔371を通って管体14内に大気が導入される。このため、管体14内の残留液体に大気圧が作用し、上述した排液用貫通孔21部分での液体の抜き取りが容易となり、周囲環境を汚染することもない。
【0050】
上述した液体抜き取り後、吸込み用貫通孔311の栓体341の外端部に、図示しない給水用のホースを連結し、連通孔371から逆テーパ外壁351と貫通孔311の逆テーパ内壁との間隔を通して清浄水を供給する。この場合、この間隔が逆テーパ状(フランジ15の内周に向って末広がりに拡大している)であるため、清浄水は効率的に拡散する。すなわち、清浄水を管体14内及びその付近に放射状に散布して効果的に洗浄することができる。
【0051】
次に、図8で示す実施の形態を説明する。この実施の形態では、液体測定装置13のフランジ15に排液用貫通孔及びその栓体と吸込み用貫通孔及びその栓体を設けている。このうち、排液用貫通孔及びその栓体には、図5及び図6で示した逆テーパ内壁221を有する貫通孔211及び逆テーパ外壁251を有する栓体241を用いている。また、吸込み用貫通孔及びその栓体には、図7で示した逆テーパ内壁を有する貫通孔311及び逆テーパ外壁351を有する栓体341を用いている。
【0052】
これら各部の操作は、各実施の形態で説明したとおりであり、詳細は省略するが、このような構成を採用することにより、排液時、内底部に付着・堆積した固形物によるつまりが生じず、また、大気が導入されることにより大気圧が作用して円滑な排液が可能になる。さらに排液後に、清浄水を供給することにより、清浄水が効率的に拡散し、効果的に内部を洗浄することができる。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、本管からの取外しの際、管体内に及びその付近に残留する液体を、周囲に飛散させることなく、迅速かつ安全衛生的に抜取ることができ、測定精度維持と設置現場環境の清浄さを保全できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液体測定装置の一実施の形態を示す断面構成図である。
【図2】同上一実施の形態における貫通孔と栓体との組立て前の状態を示す部分図である。
【図3】同上一実施の形態における貫通孔と栓体との組立て後における液抜き状態を示す部分図である。
【図4】本発明による液体測定装置の他の実施の形態を示す断面構成図である。
【図5】本発明による液体測定装置のさらに他の実施の形態を示す断面構成図である。
【図6】図5の実施の形態における貫通孔と栓体との組立て後における液抜き状態を示す部分図である。
【図7】本発明による液体測定装置のまた他の実施の形態を示す断面構成図である。
【図8】本発明による液体測定装置のまたさらに他の実施の形態を示す断面構成図である。
【図9】液体測定装置の使用状態を説明する構成図である。
【符号の説明】
13 液体測定装置
14 管体
15 フランジ
16 測定要素
21 排液用貫通孔
22 テーパ内壁
23 雌ねじ部
24 栓体
25 テーパ外壁
26 雄ねじ部
27 連通孔

Claims (3)

  1. 内部に汚水や汚泥等の液体を流通させると共に、流通する液体の物理量又は化学的特性を測定する管体と、
    この管体の両端に一体的に設けられ、他の管体との連結に用いられるフランジと、
    これらフランジの少なくとも一方に設けられ、フランジの内周から外周に向って直線状に貫通し、内周側にはこのフランジ内周に向って内径が漸次拡大する逆テーパ内壁が、外周側には雌ねじ部がそれぞれ形成された排液貫通孔と、
    この排液用貫通孔の前記逆テーパ内壁に密着可能な逆テーパ外壁及び前記雌ねじ部に螺合可能な雄ねじ部を一体に有し、前記逆テーパ外壁面と雄ねじ部の軸端とを連通する連通孔が形成された栓体とを備え、
    前記栓体は、その締付けにより前記排液用管通孔を閉塞し、締め戻しにより、その逆テーパ端面が前記フランジ内に突出し、かつ逆テーパ外壁面と貫通孔の逆テーパ内壁面との間に間隔を生じるように形成されたことを特徴とする液体測定装置。
  2. フランジの排液用貫通孔が設けられた位置とは別の位置に設けられ、内周側にはこのフランジ内周に向って内径が漸次拡大する逆テーパ内壁が、外周側には雌ねじ部がそれぞれ形成された吸込み用貫通孔と、
    この吸込み用貫通孔の前記逆テーパ内壁に密着可能な逆テーパ外壁及び前記雌ねじ部に螺合可能な雄ねじ部を一体に有し、前記逆テーパ外壁面と雄ねじ部の軸端とを連通する連通孔が形成された栓体とを備え、
    前記栓体は、その締付けにより前記吸込み用管通孔を閉塞し、締め戻しにより、その逆テーパ端面が前記フランジ内に突出し、かつ逆テーパ外壁面と貫通孔の逆テーパ内壁面との間に間隔を生じるように形成された
    ことを特徴とする請求項1に記載の液体測定装置。
  3. 吸込み用貫通孔を閉塞可能な栓体の雄ねじ部軸端に連結可能な給水管を備えたことを特徴とする請求項2に記載の液体測定装置。
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