JP3194710B2 - 漏水検査装置 - Google Patents

漏水検査装置

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JP3194710B2 JP10608897A JP10608897A JP3194710B2 JP 3194710 B2 JP3194710 B2 JP 3194710B2 JP 10608897 A JP10608897 A JP 10608897A JP 10608897 A JP10608897 A JP 10608897A JP 3194710 B2 JP3194710 B2 JP 3194710B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築中の住宅等の
建造物に施設する水道管等の流水管における本管との接
続部に取付け、前記流水管からの漏水が有るか否かを検
査するための漏水検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の漏水検査装置の一例を図7に示
し、以下これについて説明する。図7において、1aは
水道の本管側に接続される流入管、1bは建造物内に施
設される水道管にして、該流入管1aと流出管1bとの
間に袋ナット2によってT型管3が接続されている。
【0003】4は前記T型管3の垂直管3aにニップル
5aによって一端が接続されたT型管にして、垂直管4
bに圧力計8が接続されている。また、該I型管4の他
端にはニップル5bによってハンドル6によって開閉可
能な開閉弁7が接続されている。10は前記開閉弁7の
他端にニップル9で接続された導入管にして、手押しポ
ンプ等によって圧力が加えられた圧力水が加えられる。
【0004】次に、従来の漏水検出装置を使用して建造
物内に施設された水道管の漏水の有無を検査する場合に
ついて説明する。先ず、流出管1bに接続された水道管
の蛇口が接続されるべきところに、最上部に位置する一
か所を除いて全てプラグとめし、その一か所から水を供
給し、水道管内を満杯状態となし、そこをプラグ止め
し、次いでハンドル6で開閉弁7を開いてニップル9、
開閉弁7、ニップル5b、T型管4、ニップル5a、T
型管3を介して圧力水を水道管内に供給し、該水道管内
を高圧力(通常20Kg) 状態とする。
【0005】この状態において、ハンドル6で開閉弁7
を閉じ、流水管内の圧力を高めた状態に維持させ、その
時の圧力を圧力計8で読んでおく。そして、一定時間
(通常は数日)の経過後に圧力計8を読み、この時に圧
力が低下していなければ漏水が無いものと判断され、ま
た、圧力が低下していれば漏水しているものと判断され
るので、この場合には漏水個所を修理する。
【0006】この検査、並びに漏水の修理が完了した
後、流出管1bのみを残して、水道本管が施設されたな
らば、この流出管1bに水道本管を接続するものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の漏水検査
装置においては、合成樹脂製のT型管3を製造するが、
このT型管3は製造に時間が掛りコストが高いものとな
る外、コストの高い開閉弁7も使用するため、集合住宅
用に使用する場合には、コストの高い部品を多数必要と
し、水道管施設業者の負担が大きくなり経営を圧迫する
といった問題が生じた。
【0008】本発明は前記した問題点を解決せんとする
もので、その目的とするところは、少数の部品で構成さ
れ、かつ、コストの安い製品での漏水検査が行えるの
で、設備費の軽減が図れると共に、圧力水を供給した後
において検査装置よりの漏水もなく確実なる検査が行え
る漏水検査装置を提供せんとするにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の漏水検査装置は
前記した目的を達成せんとするもので、その手段は、一
端が連結管等の漏水検出側に取付けられる圧力計を有す
る第1管体と、一端が該第1管体の他端と接続され他端
が圧力水供給源に接続される第2管体と、前記第1管体
と前記第2管体とに前記漏水検出側と前記圧力水供給源
とを接続する連通孔を形成し、かつ、第1管体の前記連
通孔部分に弁部を形成すると共にマグネットを配置し、
前記第2管体の前記連通孔内に臨む突出杆を有する逆止
め弁を前記弁部に当接するように配置すると共に前記マ
グネットと吸引する他のマグネットを前記逆止め弁に取
付け、さらに、前記第2管体の圧力水供給源と接続され
る側に圧力水解除管体を着脱自在に取付け、かつ、この
圧力水解除管体に前記突出杆を押圧可能な押圧部を設け
ると共に、前記第2管体と前記圧力水解除管体との間に
座金を介在し、該座金を介在して前記圧力水解除管体を
前記第2管体に取付けた状態では前記突出杆を押圧せ
ず、前記座金を取り外した状態で前記圧力水解除管体
第2管体に取り付けることで、前記圧力水解除管体の押
圧部が前記突出杆を押圧できるようにしたものである。
【0010】また、一端が連結管等の漏水検出側に取付
けられる圧力計を有する第1管体と、一端が該第1管体
の他端と接続され他端が圧力水供給源に接続される第2
管体と、前記第1管体と前記第2管体とに前記漏水検出
側と前記圧力水供給源とを接続する連通孔を形成し、か
つ、第1管体の前記連通孔部分に弁部を形成すると共に
マグネットを配置し、前記第2管体の前記連通孔内に臨
む突出杆を有する逆止め弁を前記弁部に当接するように
配置すると共に前記マグネットと吸引する他のマグネッ
トを前記逆止め弁に取付け、さらに、前記第2管体の圧
力水供給源と接続される側に圧力水解除管体を着脱自在
に取付け、かつ、この圧力水解除管体の長手方向の一方
に偏って仕切り壁を形成し、前記圧力水解除管体の開口
部から前記仕切り壁までの距離が長い側を前記第2管体
に取り付けた場合には前記仕切り壁が前記突出杆を押圧
することがなく、また、前記圧力水解除管体を反転させ
て前記第2管体に取り付けた場合には、前記仕切り壁が
前記突出杆を押圧するようにしたものである。
【0011】さらに、一端が連結管等の漏水検出側に取
付けられる圧力計を有する第1管体と、一端が該第1管
体の他端と接続され他端が圧力水供給源に接続される第
2管体と、前記第1管体と前記第2管体とに前記漏水検
出側と前記圧力水供給源とを接続する連通孔を形成し、
かつ、前記第1管体の前記連通孔部分に弁部を形成する
と共にその外周にマグネットを配置し、また、前記弁部
の開口部に弁パッキンを形成すると共に前記マグネット
と吸引する他のマグネットを前記弁パッキンに取付け、
さらに、前記第1管体に前記連通孔と連通する孔を形成
すると共に、該孔にパッキンを介して排水パイプを取付
け、かつ、該排水パイプを前記第1管体に対して緩める
と前記第1管体の前記連通孔と連通して第1管体内の水
を排水する排水孔を前記排水パイプに形成したものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る漏水検査装置
の第1の実施の形態を図1〜図3について以下に説明す
る。先ず、本発明の漏水検査装置をBを後述する連結管
11に接続するための管取付け体Aについて図2、図3
と共に説明する。
【0013】この管取付け体Aは、内周で連結管11を
挟持するため、内周が半円筒形の2個の挟持体12、1
3が一側において蝶着軸14で蝶着され、挟持体13の
他側に螺杆15が蝶着されると共に、挟持体12に該螺
杆15を挿入する溝部12aが刻設されている。なお、
挟持体12には一体的に管部12bが形成され、該管部
12bの内周には雌ネジ12cが形成されている。
【0014】この挟持体12の連結管11に接触する内
面には孔16aを穿設したパッキン16が貼着等の手段
によって取付けられると共に、前記管部12bの内部と
孔16aとを連通させる孔12dが形成されている。
【0015】従って、蝶着軸14により挟持体12、1
3を開き、パッキン16と挟持体13の内周面を流入管
1aと流出管1bとを接続する合成樹脂製の連結管11
を接触するようにして挟持体12、13を閉じることに
より連結管11を囲い、螺杆15を起こして溝部12a
に挿入後、螺杆15にナット17を螺合して締めつけ、
パッキン16を水道管11に密着させる。
【0016】次に、孔12c、16aにドリルを挿入
し、連結管11に穿孔11aすることによって連結管1
1と雌ネジ12b内部とを連通させることができるもの
で、従来のようにT型管を使用する必要もなく、従っ
て、部品代のコスト低減が図れるものである。
【0017】次に、前記した管取付け体Aに接続する圧
力導入体Bについて図1と共に説明する。21は第1管
体にして、前記管取付け体Aの雌ネジ12bに螺合され
る雄ネジ21aが刻設され、また、該雄ネジ21aと反
対側には雄ネジ21bが刻設されている。そして、雄ね
じ21bの内側には弁室21cが形成され、かつ、該弁
室21cと前記雌ネジ21bとは連通孔21dによって
接続されている。なお、連通孔21dには圧力計8を取
り付けるための雌ネジ21eが刻設されており、これに
図7の圧力計8が取付けられるようになっている。
【0018】22は前記第1管体21と第2管体23と
の接続部分に介在するリング状のパッキン、23には前
記雄ネジ21bに螺合させ雌ネジ23aが刻設され、ま
た、該雌ネジ23aと反対側には雄ネジ23bが刻設さ
れている。そして、雌ネジ23a部分と雄ネジ23b部
分とは連通孔23cによって連通されている。
【0019】また、前記雌ネジ23a側には凹部23d
が形成されており、この凹部23d内にリング状のマグ
ネット25が収容され、前記パッキン22によって固定
されるようになっている。24は前記パッキン22を弁
座とする逆止め弁24にして、突出杆24aが前記連通
孔23cより突出している。
【0020】そして、逆止め弁24における突出杆24
aの反対面側に、前記マグネット25と吸着力を形成す
るマグネット26が磁力によって固定され、これらの吸
着力で逆止め弁24はパッキン22に密着し、連通孔2
1d側から連通孔23c側への水の流通を遮断してい
る。
【0021】27は圧力水供給管体にして、前記した第
2管体23の雄ネジ23bに螺合する鍔付きナット28
と、該ナット28の段部28aに係止される鍔部29a
が形成されたフレキシブルパイプ29と、前記鍔部29
aと前記第2管体23との間に介在されるパッキン30
とから構成されているものである。
【0022】次に、前記した構成に基づいて検査方法を
説明するに、先ず、前記した第1管体21の雌ネジ21
eに圧力計8を接続しておき、かつ、圧力導入体Bにお
ける第1管体21の雄ネジ21aを、予め連結管11に
接続されている管取付体Aの雌ネジ12cに螺合する。
次いで、従来と同様に水道管の蛇口が接続されるべきと
ころに、最上部に位置する一か所を除いて全てプラグと
めし、その一か所から水を供給し、水道管内を満杯状態
とし、一か所をプラグ止めする。
【0023】そして、フレキシブルパイプ29の先端を
圧力水供給源に接続し、圧力水を供給すると、圧力水供
給管体27から連通孔23cに達し、逆止め弁24に達
するが、この場合における圧力水はマグネット25、2
6の吸着力より大きいため逆止め弁24を押下し、従っ
て、逆止め弁24とパッキン23との間を開放される。
そして、弁室21c、連通孔21dを介して連通管11
内に入り込み、水道管内の圧力を高める。
【0024】水道管内の圧力と、圧力水の供給源の圧力
が同じになると、収容室21c内と連通孔23c内の圧
力が同じになるので、マグネット25、26の吸着力で
逆止め弁24は閉じられ圧力水の排水は停止するので、
この時の圧力計8の圧力を記録しておく。なお、前記圧
力水の供給が終了した後は、圧力水供給源をフレキシブ
ルパイプ29から取り外すので、フレキシブルパイプ2
9側が開放され大気圧となり、かつ、水道管内が高気圧
となっているため、逆止め弁24はよりパッキン22側
に押し付けられ確実に閉塞されることとなる。
【0025】そして、従来と同様に一定時間の経過後に
圧力計8の示す圧力が低下していなければ水道管からの
漏水はなく、低下していれば漏水があるものと判断する
ことができるので、この場合には、漏水個所を修理す
る。
【0026】次に、水道管内の圧力水を排水するには、
鍔付ナット28を緩めフレキシブルパイプ29を外した
後、逆止め弁24の突出杆24aを押し込むことにより
排水できるが、この場合、圧力水が飛び散るので、図4
の第2の実施の形態に示すように排水コック31を第1
管体21に連通孔21dに達する雌ネジ孔21fに取付
け、この排水コック31の出口側にホースを接続し排水
することにより飛び散ることはない。
【0027】なお、前記した排水コック31によって圧
力水を排水するものについて説明したが、一定時間圧力
水を加えたままで保持するに際して、逆止め弁24の突
出杆24aが露出しているため、間違って突出杆24a
を押し込んでしまう可能性がある。そこで、第3の実施
の形態である突出杆24aを覆い、かつ、圧力水の排水
時には突出杆24aを押圧できる圧力水解除管体につい
て図5、図6と共に説明する。
【0028】32は前記第2管体23に形成した雄ネジ
23bに螺合される雌ネジ32aが形成され、圧力水を
供給するための圧力水解除管体にして、ホース接続部3
2bが一体的に形成されている。また、前記ホース接続
部32bと雌ネジ32aとの境界部分に突出杆24aを
押下するための押圧部32cが形成されている。
【0029】33は前記圧力水解除管体32を前記第2
管体23に接続する時に介在させる座金にして、この座
金を介在している場合には押圧部32cが突出杆24a
を押下することがないので、前記した圧力水を供給し前
記フレキシブルパイプ29を取り除いた後、座金33を
介して圧力水解除管体32を螺合することにより、誤っ
て突出杆24aを押圧することはない。
【0030】次に、一定時間経過した後の圧力水を排水
する場合について説明する。前記した圧力水解除管体3
2を第2管体23より外すと共に座金33を取り外し、
その後、再び、圧力水解除管体32を第2管体23に取
付けると、座金33が無くなった分だけ、圧力水解除管
体32の第2管体23に対する螺合程度を深くなる。
【0031】そのため、押圧部32cが逆止め弁24の
突出杆24aを押下し、マグネット25、26の吸着力
と水道管内の圧力に抗して逆止め弁24とパッキン22
間を開くので(図6参照)、水道管内の水は圧力水解除
管体32を介して排水用のホースから排出されることと
なる。
【0032】次に、圧力水解除管体32の第4の実施の
形態である圧力管体34について図7、図8と共に説明
する。この圧力水解除管体34は略中央部に流通孔34
aを有する仕切り壁34bを有し、かつ、該仕切り壁3
4bの両側の内面には前記第2管体23の雄ネジ23b
と螺合する雌ネジ34c,34dが形成されている。ま
た、雌ネジ34d側には段部34eが形成されている。
【0033】このように構成した圧力水解除管体34
は、前記したフレキシブルパイプ29によって圧力水を
供給した後、該フレキシブルパイプ29を外し図7のよ
うに雌ネジ34d側を第2管体23の雄ネジ23bに螺
合する。この状態にあっては、逆止め弁24の突出杆2
4aが段部34e内に入り込むので、該突出杆24aが
仕切り壁34bに押圧されることがなく、従って、逆止
め弁24が押下されて水道管内の圧力水が排水されるこ
とはない。
【0034】そして、水道管における漏水がないことが
確認された後に、圧力水を排水する場合には、圧力水解
除管体34を外し図8のように反転した後、雌ネジ34
cを雄ネジ23bに螺合すると、仕切り壁34bが突出
杆24aを押圧するので、逆止め弁24が押下され弁は
開放状態となり、水道管内の圧力水は流通孔34aを介
して排水される。なお、この排水において雌ネジ34d
にホースを繋げば、圧力水が飛散することはない。
【0035】なお、圧力水供給源より圧力水を供給した
時に、逆止止め弁24がマグネット25,26の吸着力
に抗して下降するが、この下降量が大きいとマグネット
26が連通孔21dの開口部を塞ぐ恐れがある。そのた
め、マグネット26の表面に図示のような突起26aを
形成し、あるいは、弁室21cの壁面にネジ孔を形成し
てこれにネジを螺合して、マグネット26の降下時にこ
のネジに当接させ、または、図9に示すような銅線によ
るS字状のスプリング35を弁室21c内に介在するな
どして、マグネット26が連通孔21dを塞がないよう
にする。
【0036】次に、図10に示した第5の実施の形態に
ついて説明する。なお、前記した各実施の形態と同一符
号は同一部材を示し説明は省略する。本実施の形態にあ
っては、第1管体の連通孔21dに連通して相対向する
位置に雌ねじ21e,21fが形成され、この雌ねじ2
1eには先端に鍔41aを有するパイプ41がアスベス
トによるリング状パッキン41bを介して取付けられて
いる。なお、パイプ41には袋ナット41cが嵌挿さ
れ、この袋ナット41cを利用して図示しない圧力計が
固定される。
【0037】また、前記した雌ねじ21fには、一端に
該雌ねじ21fに螺合する雄ねじ42aが、他端にホー
ス(図示せず)を接続するための鋸刃状部42bが形成
された排水パイプ42がテフロンによるリング状パッキ
ン42cを介して取付けられている。この排水パイプ4
2には前記鋸刃状部42b側が開放された穴42dが形
成されると共に、該穴42dに連通し、かつ、該穴42
dに対し直交する方向に排水孔42eが少なくとも2つ
形成されている。なお、42fは排水パイプ42の中間
部に形成され、外周に滑り止めの凹凸が形成された回転
摘み部である。
【0038】このように構成した排水パイプ42は回転
摘み部42fを回転してパッキン42cを介して締め付
けることにより、連通孔21dとの隙間が塞がれるの
で、該連通孔21d内の水が排水されることはないが、
回転摘み部42fを逆方向に回転してパッキン42cと
の間に隙間を開けると、連通孔21d内の水は排水孔4
2eを介して穴42dに流れ込み排水されるものであ
る。
【0039】次に、マグネットを利用した弁部分につい
て説明する。前実施の形態にあっては、突出杆24aを
有する逆止め弁を利用しているが、本実施の形態にあっ
ては逆止め弁を使用していない。すなわち、43は第1
管体21の雌ねじ21gに螺合される雄ねじ43aが形
成された第2管体にして、軸方向に連通孔43bが貫通
して形成され、かつ、前記第1管体21の弁室21c内
に突出する円柱状の弁部43cが形成されている。な
お、43dの雄ねじは圧力水を供給するためのパイプを
接続するためのものである。
【0040】44は前記円柱状の弁部43cに嵌挿され
たリング状のマグネット25の外周に配置されたリング
状のテフロン製パッキン、45は前記マグネット25の
外周に配置され、かつ、前記パッキン44に重ねられた
真鍮製リング状のスペーサ、46は前記マグネット25
の一部を覆った大きさで、かつ、前記スペーサ45に重
ねられたテフロン製パッキン、47は円盤状のマグネッ
ト26に重ねられた状態で前記弁部43cの先端面を、
前記リング状のマグネット25との吸引力で塞ぐ弁パッ
キンである。
【0041】以下、前記した構成に基づいて動作を説明
するに、水圧計を袋ナット41cを利用してパイプ41
に固定し、かつ、排水パイプ42を締め付けた状態にお
いて第2管体43の雄ねじ43dに圧力水を供給するパ
イプ(図示せず)を接続し、この状態で圧力水を供給す
る。
【0042】この圧力水によって弁パッキン47はマグ
ネット25,26の吸引力に打ち勝って押下されるの
で、連通孔43dの開口部は開放されて圧力水は弁室2
1c、連通孔21dを介して水道管内に供給され、か
つ、連通孔43b,21d内の水の圧力が同じになる
と、マグネット26はマグネット25に吸引され、弁パ
ッキン47が連通孔43bを閉塞する。従って、前記し
たと同様に水道管での漏水を検査することができるもの
である。
【0043】そして、漏水試験が終了して水道管内の水
を抜く場合には、回転摘み42fを回転して排水パイプ
42を緩めることにより、連通孔21dと排水孔42e
とが連通されるので、水道管内の圧力水は連通孔21
d、排水孔42eを介して穴42dから排出される。な
お、第1管体21における連通孔21dの両端および第
2管体43における連通孔43bの開口部にはメッシュ
によるフィルタ48が取付けられ、内部、特に、弁部分
にゴミが入るのを防止している。
【0044】この実施の形態にあっては、スペーサ45
によって第1管体21と第2管体43を締め付けた時
に、マグネット25が押しつぶされて破損しないように
形成されており、かつ、圧力水の排水時には排水パイプ
42を回転するのみで行えるので、図4のような複雑な
構造の排水コックを使用しなくともよく、また、圧力計
の取付けも袋ナット41cによって行えるので、圧力計
の向きを自由に設定できるものである。
【0045】
【発明の効果】本発明は前記したように、第1、第2管
体と、該第2管体内に収容したマグネットとの磁力によ
って吸引されるマグネットを有する逆止め弁によって、
弁の開閉を行うようにしたので、スプリング等を使用せ
ずに圧力水の封止が行えるため、構造が簡単となり、か
つ、スプリングの腐食による寿命の問題も解決できる。
【0046】また、圧力水を供給した後の第2管体に圧
力水解除管体を螺合し、この圧力水解除管体によって逆
止め弁が不注意によって押圧され圧力水が排出されるの
を防止すると共に、水道管の漏水試験後には前記圧力水
解除管体に形成した押圧部を利用して逆止め弁を開放す
るようにしたので、検査終了後の水道管内の水の排水が
行える。
【0047】さらに、漏水試験後における排水を、簡単
な構造の排水パイプを回転することにより行えるように
することによって、前記逆止め弁を開放することなく行
え、従って、排水作業を簡単、かつ、確実に行うことが
できる等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における圧力導入体を示す断
面図である。
【図2】管取付体の水道管と直角方向の断面図である。
【図3】同上と直角方向の側面図である。
【図4】第2の実施の形態における圧力導入体を示す断
面図である。
【図5】第3の実施の形態における圧力水解除管体によ
る封止状態を示す断面図である。
【図6】同上の圧力水排水状態を示す断面図である。
【図7】第4の実施の形態における圧力水解除管体によ
る封止状態を示す断面図である。
【図8】同上の圧力水排水状態を示す断面図である。
【図9】スプリングを第1管体に取付けた状態の平面図
である。
【図10】第5の実施の形態を示す断面図である。
【図11】従来の漏水検査装置の正面図である。
【符号の説明】
A 管取付体 B 圧力導入体 8 圧力計 11 流通管 21 第1管体 21d 連通孔 23 第2管体 24 逆止め弁 25 マグネット 26 マグネット 27 圧力水供給管体 29 フレキシブルパイプ 31 排水コック 32 圧力水解除管体 32c 押圧部 33 座金 34 圧力水解除管体 34b 仕切り壁 42 排水パイプ 43 第2管体 43b 連通孔 43c 弁部 45 スペーサ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が連結管等の漏水検出側に取付けら
    れる圧力計を有する第1管体と、一端が該第1管体の他
    端と接続され他端が圧力水供給源に接続される第2管体
    と、前記第1管体と前記第2管体とに前記漏水検出側と
    前記圧力水供給源とを接続する連通孔を形成し、かつ、
    第1管体の前記連通孔部分に弁部を形成すると共にマグ
    ネットを配置し、前記第2管体の前記連通孔内に臨む突
    出杆を有する逆止め弁を前記弁部に当接するように配置
    すると共に前記マグネットと吸引する他のマグネットを
    前記逆止め弁に取付け、さらに、前記第2管体の圧力水
    供給源と接続される側に圧力水解除管体を着脱自在に取
    付け、かつ、この圧力水解除管体に前記突出杆を押圧可
    能な押圧部を設けると共に、前記第2管体と前記圧力水
    解除管体との間に座金を介在し、該座金を介在して前記
    圧力水解除管体を前記第2管体に取付けた状態では前記
    突出杆を押圧せず、前記座金を取り外した状態で前記圧
    力水解除管体第2管体に取り付けることで、前記圧力
    水解除管体の押圧部が前記突出杆を押圧できるようにし
    たことを特徴とする漏水検査装置。
  2. 【請求項2】 一端が連結管等の漏水検出側に取付けら
    れる圧力計を有する第1管体と、一端が該第1管体の他
    端と接続され他端が圧力水供給源に接続される第2管体
    と、前記第1管体と前記第2管体とに前記漏水検出側と
    前記圧力水供給源とを接続する連通孔を形成し、かつ、
    第1管体の前記連通孔部分に弁部を形成すると共にマグ
    ネットを配置し、前記第2管体の前記連通孔内に臨む突
    出杆を有する逆止め弁を前記弁部に当接するように配置
    すると共に前記マグネットと吸引する他のマグネットを
    前記逆止め弁に取付け、さらに、前記第2管体の圧力水
    供給源と接続される側に圧力水解除管体を着脱自在に取
    付け、かつ、この圧力水解除管体の長手方向の一方に偏
    って仕切り壁を形成し、前記圧力水解除管体の開口部か
    ら前記仕切り壁までの距離が長い側を前記第2管体に取
    り付けた場合には前記仕切り壁が前記突出杆を押圧する
    ことがなく、また、前記圧力水解除管体を反転させて前
    記第2管体に取り付けた場合には、前記仕切り壁が前記
    突出杆を押圧するようにしたことを特徴とする漏水検査
    装置。
  3. 【請求項3】 一端が連結管等の漏水検出側に取付けら
    れる圧力計を有する第1管体と、一端が該第1管体の他
    端と接続され他端が圧力水供給源に接続される第2管体
    と、前記第1管体と前記第2管体とに前記漏水検出側と
    前記圧力水供給源とを接続する連通孔を形成し、かつ、
    前記第1管体の前記連通孔部分に弁部を形成すると共に
    その外周にマグネットを配置し、また、前記弁部の開口
    部に弁パッキンを形成すると共に前記マグネットと吸引
    する他のマグネットを前記弁パッキンに取付け、さら
    に、前記第1管体に前記連通孔と連通する孔を形成する
    と共に、該孔にパッキンを介して排水パイプを取付け、
    かつ、該排水パイプを前記第1管体に対して緩めると前
    記第1管体の前記連通孔と連通して第1管体内の水を排
    水する排水孔を前記排水パイプに形成したことを特徴と
    する漏水検査装置。
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