JP4005342B2 - 飲食店レイティングシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は飲食店の利用者に対して、利用した飲食店のレイティングを入力させると共に、その結果を飲食店側にフィードバックさせ、且つ同様の傾向を有する他の利用者が入力したレイティングに基づいて利用者に対して飲食店を提案する飲食店レイティングシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネット等のネットワーク上に於いて飲食店の検索サイトが多数存在する。これらの検索サイトは、利用者が飲食を希望する場所、業態、目的、金額等の諸条件を入力することによって、該当する飲食店の一覧リストを提供している。
【0003】
又これらの飲食店に対して個々の評価(料理がおいしい、雰囲気がよい、値段が安価等)を行うことも、従来から出版物等によって行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の検索サイトに於いては、利用者に対して飲食店の一覧リストを提供することによって利用者の便宜を図ることを目的としているが、一覧リストから最終的に利用者が利用を希望する飲食店を決定する際には、自ら個々の飲食店の詳細情報等を別途閲覧することによって、行わなければならない。
【0005】
又飲食店は、検索サイトによって利用を行った利用者が、自らの飲食店を利用した感想(評価)を知ることを希望する。これは飲食店の後の経営情報としてその参考にする為である。しかし従来の検索サイトでは、飲食店の一覧リストの提供とその評価の提供とを第三者に対して公平に行うことは困難であった。何故ならば仮にある飲食店に対する悪い評価が為され、それが公開された場合には、その評価を閲覧した第三者はその飲食店に対して悪い印象を有することが通常であって、その飲食店を利用することを希望することはほとんどなくなるからである。その結果、評価として提供することが可能なのは飲食店側にとって好ましい評価のみとなるが、利用者としては悪い評価をも閲覧しなければ公平な評価を閲覧していることにはならないからである。
【0006】
更に利用者が飲食店を検索サイトから検索する際には、自らの希望のみではなく、同じようなシチュエーションの場合に他人はどのような飲食店を利用しているのかを参考にしたい場合もある。例えば結婚記念日等の際に、他人がどのような飲食店を利用しているかを参考にする等である。このような場合に従来は検索することが困難であった。それは他人の評価を第三者に提供していることに繋がるからである。
【0007】
つまり、自らの評価と飲食店へのフィードバック、更に他人の情報の提供との連携を取ることが上記のようなことから困難であった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者は上記問題点に鑑み、自らの飲食店の利用結果である評価(以下、レイティング)と飲食店へのフィードバック、更に他人の情報提供とを連携取ることによって、飲食店に対しては利用者の率直な感想をフィードバックすることが可能となる一方で、その評価を第三者に対して非公開とすることによって、飲食店の評価を第三者には直接提供しないが、他人と同じシチュエーションの場合の他人の利用傾向を利用者に対して提供することによって、間接的に評価の提供を行う飲食店レイティングシステムを発明した。
【0009】
一方利用者に対して間接的に評価の提供を行うと共に、同時に飲食店にとっては当該レコメンドが予め特定された広告となり、広告効果の現出も期待できることとなる。
【0010】
請求項1の発明は、飲食店に対するレイティングを行う利用者が有する利用者端末、前記飲食店が有する飲食店端末、との間でネットワークを介してデータの送受信が可能なコンピュータである飲食店レイティングシステムであって、前記コンピュータは記憶媒体と演算処理装置とを有しており、前記記憶媒体には、前記利用者による飲食店に対するレイティングを格納しており、該レイティングは前記利用者のみが閲覧可能であって、前記利用者以外の他の利用者には非公開であるレイティングデータベースと、飲食店の情報を格納している飲食店データベースと、前記利用者の属性を格納している利用者データベースと、を備え、前記演算処理装置には、前記利用者端末から前記飲食店に対するレイティングを受信し前記レイティングデータベースに格納するレイティング受付手段と、前記レイティングデータベースに格納している飲食店に対するレイティングを前記レイティングデータベースから飲食店毎に検索、取得し、その集計結果を各飲食店の飲食店端末に送信するフィードバック手段と、を備える、飲食店レイティングシステムである。
【0011】
請求項1の発明によって、飲食店へのフィードバックをFAX、紙媒体等で行うことを可能とする。これによって、飲食店は利用者の率直な感想を取得することが出来る。又当該レイティングそのものは、非公開である為、仮に悪いレイティングを利用者が入力したとしても、それが直接他の利用者に対して伝わることはない。
【0012】
請求項2の発明において、前記飲食店レイティングシステムは、前記演算処理装置に、更に、前記レイティングデータベースに格納している飲食店に対するレイティングを、利用者毎に傾向分析を行う傾向分析手段と、前記傾向分析手段に於ける利用者の傾向と、前記利用者又は前記利用者及び前記利用者と同傾向を有する他の利用者のレイティングに基づいて、前記利用者に対して最適と思われる飲食店を、定期的または利用者からの要求を受け付けることによって、前記利用者端末にレコメンドするレコメンド手段と、を有する飲食店レイティングシステムである。
【0013】
請求項2の発明によって、他の利用者に対して、自らが入力したレイティングを間接的に提供することが可能となる。これによってレイティングが非公開であっても、他の利用者は、自らの傾向等に合致した飲食店のレコメンドを取得することによって、間接的にレイティングを取得していることとなる。従って、利用者からはレイティングを受け付け、当該レイティングを飲食店に対してフィードバックする一方で、レイティングそのものが非公開である為、仮に悪いレイティングを利用者が入力したとしても、それが直接他の利用者に対して伝わることはない。即ち従来より公平なレイティングが可能となる。
【0014】
請求項3の発明において、前記飲食店レイティングシステムは、前記飲食店データベースの飲食店情報として飲食店の所在地情報を格納しており、前記利用者データベースに前記利用者の行動エリアを更に格納しており、前記演算処理装置に、更に、前記利用者データベースに格納している前記利用者の属性及び/又は前記利用者の行動エリアに該当する飲食店を前記飲食店データベースから検索し、取得するエリア属性手段、を有する飲食店レイティングシステム。
【0015】
請求項3の発明によって、利用者の行動エリアに基づいて飲食店を検索することが可能となる。
【0016】
請求項4の発明は、
前記レコメンド手段は、前記利用者端末にレコメンドする際に、前記エリア属性手段に於いて検索、取得した飲食店に基づいて更に絞り込んだ結果を前記利用者端末にレコメンドする飲食店レイティングシステムである。
【0017】
請求項4の発明によって、他の利用者のレイティングに基づいたレコメンドを単に送信するのみならず、その中から更に利用者の行動エリア、属性に基づいてレコメンドすることが可能となる。
【0018】
請求項5の発明において、前記飲食店レイティングシステムは、前記演算処理装置に、更に、前記飲食店に対してレイティングを行った利用者に対してポイントを付与し、前記付与したポイントを前記利用者データベースに格納するポイント手段、を有する飲食店レイティングシステムである。
【0019】
請求項5の発明によって、レイティングの入力を行った利用者に対してポイントを付与することによって、レイティングの入力を促し様々なレイティングの結果を受信できる。
【0020】
請求項6の発明は、
前記利用者が前記利用者端末に於いて前記行動エリアの選択を行う際には、前記利用者端末に対して地図を送信し、前記利用者端末から地図上の特定位置の指定と前記特定位置からの検索対象範囲とを受信することによって行う飲食店レイティングシステムである。
【0021】
請求項6の発明によって、従来の地名等による検索と比較して利用者の特定位置からの検索対象範囲で検索することが可能となり、これによって、自らの指定する地点からの近隣の飲食店を容易に検索することが可能となる。従って、従来は地名等が異なっている飲食店は近隣であっても検索をすることが出来なかったが、より現実的な検索を行うことが可能となる。
【0022】
請求項7の発明において、前記フィードバック手段は、前記飲食店のレイティングの集計結果を前記飲食店端末に送信する前に、前記レイティングを入力した利用者に関する情報を削除し、その後、集計結果を前記飲食店端末に送信する、飲食店レイティングシステムである。
【0023】
請求項7の発明によって、飲食店に対して行うフィードバックを、飲食店が有する飲食店端末にネットワークを介して行うことが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の実施態様のシステム構成の一例を図1のシステム構成図に示す。飲食店レイティングシステム1は、利用者が利用する利用者端末11と飲食店が有する飲食店端末12との間でネットワークを介してデータの送受信が可能である。本発明に於いては飲食店端末12が存在する場合を説明するが、飲食店端末12が存在せずに飲食店に対して紙媒体等でフィードバックを行っても良いことは当然である。ここでネットワークとは、インターネット等のオープンネットワーク、LAN等のクローズドネットワーク、これらの組合せであるイントラネット等のいずれであっても良いし、有線・無線の別も問わない。
【0025】
飲食店レイティングシステム1は、レイティング受付手段2、ポイント手段3、傾向分析手段4、レコメンド手段5、フィードバック手段6、エリア属性手段7、利用者データベース8、レイティングデータベース9、飲食店データベース10とを有している。
【0026】
レイティング受付手段2は、利用者による飲食店に対するレイティングを利用者端末11からネットワークを介して受信し、レイティングデータベース9に格納し登録する手段である。当該受信したレイティングは、その入力を行った利用者のみに対して公開し他の利用者(他人)に対して公開は為されない。利用者が入力するレイティングの一例としては、飲食店のサービス、味、雰囲気等があり、その他に利用者が飲食店を利用したシチュエーション(少人数での酒、少人数での食事、宴会、デート、接待、子連れ、友人と会食、ちょっと一杯、ランチ、合コン、彼氏・彼女の誕生日、家族の誕生日等)、利用するのにふさわしいシチュエーション、予算、人数等がある。シチュエーションとしては、利用したシチュエーションだけであっても良いし、利用者が利用した結果、利用するのにふさわしいと想定するシチュエーションだけであっても良いし、その両方であっても良い。尚、本実施態様に於いては両方である場合を説明する。利用者がレイティングを入力するレイティング入力画面の一例を図3に示す。
【0027】
ポイント手段3は、利用者が利用者端末11から飲食店に対するレイティングを入力したことに対して、予め定められたポイント(インセンティブ)を付与し、当該付与したポイントを利用者データベース8に格納する手段である。
【0028】
傾向分析手段4は、利用者が過去にレイティングデータベース9に登録した、自らのレイティングに基づいて、その利用者がどのようなシチュエーションの時にはどのような傾向の飲食店を利用しているか等の傾向分析を行い、利用者データベース8に当該分析結果を格納する手段である。例えば、利用者が飲食店を利用したシチュエーションとして「少人数での食事」の際に、高級イタリア料理店の利用傾向が高ければ、利用者の利用傾向として「高級志向」、「イタリア料理を嗜好する」等の分析を行う。
【0029】
エリア属性手段7は、利用者の行動エリア(例えば居住地、勤務先の所在地等及びそれらからの行動範囲(時間、距離等))、利用者の属性(住所、性別、生年月日、職業、結婚情報)等に基づいて当該行動エリア、属性に該当すると思われる飲食店を飲食店データベース10から検索し、取得する手段である。
【0030】
レコメンド手段5は、定期的又は利用者からの要求によって飲食店の利用を希望するシチュエーションに応じた飲食店を、利用者の傾向及び本人又は本人及び同傾向を有する他人とのレイティングに基づいて、利用者に対して最適と思われる飲食店を、ネットワークを介して利用者端末11にレコメンドする手段である。またこの際に、利用者の行動エリア、利用者の属性等に該当する飲食店を飲食店データベース10からエリア属性手段7が検索・取得し、この検索結果を更に加味してレコメンドしても良い。即ち利用者の行動エリア内等に属していて、且つ他の利用者が利用等している飲食店をレコメンドする。
【0031】
例えば利用を希望するシチュエーションが「少人数での食事」であって、傾向分析手段4に於ける利用者の傾向が上記のように「高級志向」、「イタリア料理を嗜好する」であった場合、レイティングデータベース9に格納している本人又は本人及び本人と同傾向を有する他人のレイティングに於いて、利用した及び/又は利用するのにふさわしいシチュエーションが「少人数での食事」のうち、業態が「高級イタリア料理店」をレコメンド手段5がレコメンドデータベースから検索し、取得することとなる。
【0032】
又、利用者の行動エリアを加味する場合、利用者の行動エリアとして「渋谷駅から300メートル範囲内」であった場合には、先程検索・取得した高級イタリア料理店から更にエリア属性手段7に於いて検索した結果である、「渋谷駅から300メートル範囲内」の飲食店を加味して絞込み、レコメンドを行っても良い。
【0033】
フィードバック手段6は、利用者が入力したレイティングデータベース9に格納している飲食店に対するレイティングを、レイティングデータベース9から検索・取得し、当該飲食店が有する飲食店端末12にネットワークを介して送信することによってフィードバックを行う手段である。この際にレイティングを入力した利用者の属性等を削除して送信することが好適である。
【0034】
利用者データベース8は、利用者毎に利用者の属性、行動エリア、ポイント等を格納しているデータベースである。
【0035】
レイティングデータベース9は、レイティング受付手段2が利用者端末11から受信した、飲食店に対するレイティングを利用者毎及び/又は飲食店毎に格納しているデータベースである。利用者が入力したレイティングは他の利用者に対しては公開されず、当該利用者のみが閲覧可能である。又飲食店毎に格納している場合にはレイティングを入力した利用者を識別する項目があり、当該利用者が自らが過去に入力したレイティングの一覧を閲覧する場合には、当該識別項目に基づいて利用者のレイティングを検索・取得すればよい。
【0036】
飲食店データベース10は、飲食店の一覧を格納しているデータベースであって、飲食店の情報(飲食店名、住所、電話番号、電子メールアドレス等)を格納している。
【0037】
【実施例】
次に本発明のプロセスの流れの一例を図2のフローチャート図と図1のシステム構成図とを用いて詳細に説明する。
【0038】
飲食店の利用を行った利用者は、利用者端末11から飲食店レイティングシステム1にアクセスし、当該飲食店に対するレイティングを入力する為のレイティング入力画面の送信要求を行う。当該送信要求を受信した飲食店レイティングシステム1のレイティング受付手段2は、利用者端末11に対してレイティング入力画面を送信する。レイティング入力画面の一例を図3に示す。
【0039】
利用者端末11に於いてレイティング入力画面を受信した利用者は、レイティング入力画面のレイティング項目を入力し、利用者端末11からネットワークを介して飲食店レイティングシステム1に対して送信する。ここで利用者が入力するレイティング項目の一例としては、飲食店のサービス、味、雰囲気、利用者が飲食店を利用したシチュエーション(少人数での酒、少人数での食事、宴会、デート、接待、子連れ、友人と会食、ちょっと一杯、ランチ、合コン、彼氏・彼女の誕生日、家族の誕生日等)、利用するのにふさわしいシチュエーション、予算、人数等がある。シチュエーションとしては、利用したシチュエーションだけであっても良いし、利用者が利用した結果、利用するのにふさわしいと想定するシチュエーションだけであっても良いし、その両方であっても良い。尚、本実施態様に於いては両方である場合を説明する。
【0040】
利用者が入力したレイティングをネットワークを介して利用者端末11から受信したレイティング受付手段2は、レイティングデータベース9に格納し登録する(S100)。
【0041】
レイティングデータベース9に当該レイティング項目を格納後、レイティングの入力が為されたことを受けて、ポイント手段3は、入力を行った利用者に対してポイントを付与し、利用者データベース8に格納する(S110)。
【0042】
定期的又は飲食店端末12からフィードバックの希望を受信した際には(即ち、飲食店に対するレイティングのフィードバックを行う場合には)(S120)、フィードバック手段6が当該飲食店のレイティングをレイティングデータベース9から検索・取得し、その集計を行う(S130)。又定期的に行う場合には、全部又は一部の飲食店のレイティングをレイティングデータベース9から検索・取得し、飲食店毎にその集計を行う。
【0043】
S130に於いて集計した結果から、当該レイティングを入力した利用者に関する情報を削除し、集計結果を飲食店端末12に送信する(S140)。このようなプロセスを経ることによって飲食店は、他の利用者に対して自らの飲食店の評価を知られることなく入手することが可能となり、後の経営情報に繋げることが可能となる。フィードバックの一例を図6に示す。
【0044】
又S120に於いて飲食店に対するフィードバックではなく、当該利用者に対してレコメンドを行う場合(S150)、レイティングデータベース9に格納しているレイティングに基づいて、傾向分析手段4が利用者自らの飲食店の利用傾向の分析を行い、利用者データベース8に格納する(S160)。
【0045】
例えば、利用したシチュエーションとして「少人数での食事」の際に高級イタリア料理店の利用傾向が高ければ、利用者の利用傾向として「高級志向」、「イタリア料理を嗜好する」等の傾向分析を行い、利用者データベース8に格納する。
【0046】
定期的又は利用者からの要求に応じて、レコメンド手段5は、飲食店の利用を希望するシチュエーションに応じた飲食店を利用者の傾向及び本人又は本人及び本人と同傾向を有する他人のレイティングに於いて、利用者に対して最適と思われる飲食店をレコメンドする。
【0047】
又利用者端末11から飲食店の場所等の条件を受信している場合には、エリア属性手段7が、利用者の行動エリア、属性等に基づいて当該行動エリア、属性に該当する飲食店を検索・取得する(S170)。
【0048】
例えば利用を希望するシチュエーションが「少人数での食事」であって、傾向分析手段4に於ける利用者の傾向が上記のように「高級志向」、「イタリア料理を嗜好する」であった場合、レイティングデータベース9に格納している、本人又は本人及び他人とのレイティングで、利用した及び/又は利用するのにふさわしいシチュエーションが「少人数での食事」のうち、高級イタリア料理店を検索し、取得することとなる。又、利用者の行動エリアを加味する場合、利用者の行動エリアとして「渋谷駅から300メートル範囲内」であった場合には、先程検索・取得した高級イタリア料理店から更にエリア属性手段7に於いて検索した結果である、「渋谷駅から300メートル範囲内」を加味してレコメンドをしても良い。
【0049】
レコメンド手段5は、レコメンドを利用者端末11に対してネットワークを介して送信する(S180)。このレコメンドを利用者端末11から利用者が閲覧することによって、利用者は自らと同じシチュエーションに於いて他人がどのような飲食店を利用しているのかを閲覧することが可能となる。又傾向分析手段4に於ける分析結果を踏まえることによって、自らのレイティングと同傾向を有する他人の利用している飲食店であることから、公開されていない他人のレイティングを間接的に把握することが可能となる。何故ならば、他人のレイティングは公開されていなくとも、自らのレイティングは把握しており、それと同傾向を有する飲食店であろうことが、利用者が推測できるからである。
【0050】
又利用者は、自らが行った飲食店のレイティングの閲覧を行うことも可能である。その場合には、その閲覧要求を利用者端末11からネットワークを介してレイティング受付手段2に対して送信し、レイティング受付手段2が当該利用者のレイティングをレイティングデータベース9から検索・取得し、利用者端末11に送信すればよい。この際のレイティング閲覧画面の一例を図4に示す。このレイティング閲覧画面によって、自らの飲食店利用履歴を記録として収集することも可能となる。
【0051】
更にS170でエリア属性手段7に於いて利用者がエリアの選択を行う際に、地名等による入力の他、地図上の特定位置の指定とその検索対象範囲の指定とを受信することによって、より実効性の高いレコメンドシステムとすることも可能である。このエリア入力画面の一例を図5に示す。
【0052】
従来は地名等による検索であった為、例えば「銀座」と「日比谷」が別の地区として登録されていたとすると、「日比谷」に隣接した「銀座」に利用者がいた場合であっても、「銀座」をその検索対象とするのみで、検索条件として別途「日比谷」を入力しなければならない。しかし、利用者が現実的に知ることを希望するのは地名等が同一の飲食店ではなく、自らの指定する地点からの近隣の飲食店である。つまり、地図上の特定位置の指定とその検索対象範囲(主に距離であるが、時間等であっても良い)との指定によって、その指定した位置から検索対象範囲内に存在する飲食店を検索することが可能となる。例えば上記例であれば、従来のように「日比谷」を検索条件として入力しなくとも、自らの希望する「銀座」の特定位置とその検索対象範囲との指定のみで、その近隣の飲食店の情報を検索することが可能となる。
【0053】
本発明に於ける各手段、データベースは、その機能が論理的に区別されているのみであって、物理上あるいは事実上は同一の領域を為していても良い。又データベースの代わりにデータファイルであっても良いことは言うまでもなく、データベースとの記載にはデータファイルをも含んでいる。
【0054】
尚、本発明を実施するにあたり本実施態様の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記録した記憶媒体をシステムに供給し、そのシステムのコンピュータが記憶媒体に格納されたプログラムを読み出し実行することによって実現されることは当然である。
【0055】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラム自体が前記した実施態様の機能を実現することとなり、そのプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を当然のことながら構成することになる。
【0056】
プログラムを供給する為の記憶媒体としては、例えばフロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を使用することができる。
【0057】
又、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、上述した実施態様の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステムなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前記した実施態様の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0058】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる不揮発性あるいは揮発性の記憶手段に書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、機能拡張ボードあるいは機能拡張ユニットに備わる演算処理装置などが実際の処理の一部あるいは全部を行い、その処理により前記した実施態様の機能が実現される場合も含まれることは当然である。
【0059】
【発明の効果】
自らの飲食店の利用結果である評価(以下、レイティング)と飲食店へのフィードバック、更に他人の情報提供とを連携取ることによって、飲食店に対しては利用者の率直な感想をフィードバックすることが可能となる一方で、その評価を第三者に対して非公開とすることによって、飲食店の評価を第三者には直接提供しないが、他人と同じシチュエーションの場合の他人の利用傾向を利用者に対して提供することによって、間接的に評価の提供を行う飲食店レイティングシステムが可能となる。
【0060】
一方利用者に対して間接的に評価の提供を行うと共に、同時に飲食店にとっては当該レコメンドが予め特定された広告となり、広告効果の現出も期待できることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシステム構成の一例を示すシステム構成図である。
【図2】 本発明のプロセスの流れの一例を示すフローチャート図である。
【図3】 レイティング入力画面の一例を示す図である。
【図4】 レイティング閲覧画面の一例を示す図である。
【図5】 エリア入力画面の一例を示す図である。
【図6】 フィードバックの一例を示す図である。
【符号の説明】
1:飲食店レイティングシステム
2:レイティング受付手段
3:ポイント手段
4:傾向分析手段
5:レコメンド手段
6:フィードバック手段
7:エリア属性手段
8:利用者データベース
9:レイティングデータベース
10:飲食店データベース
11:利用者端末
12:飲食店端末
Claims (7)
- 飲食店に対するレイティングを行う利用者が有する利用者端末、前記飲食店が有する飲食店端末、との間でネットワークを介してデータの送受信が可能なコンピュータである飲食店レイティングシステムであって、
前記コンピュータは記憶媒体と演算処理装置とを有しており、
前記記憶媒体には、
前記利用者による飲食店に対するレイティングを格納しており、該レイティングは前記利用者のみが閲覧可能であって、前記利用者以外の他の利用者には非公開であるレイティングデータベースと、
飲食店の情報を格納している飲食店データベースと、
前記利用者の属性を格納している利用者データベースと、を備え、
前記演算処理装置には、
前記利用者端末から前記飲食店に対するレイティングを受信し前記レイティングデータベースに格納するレイティング受付手段と、
前記レイティングデータベースに格納している飲食店に対するレイティングを前記レイティングデータベースから飲食店毎に検索、取得し、その集計結果を各飲食店の飲食店端末に送信するフィードバック手段と、を備える、
ことを特徴とする飲食店レイティングシステム。 - 前記飲食店レイティングシステムは、
前記演算処理装置に、更に、
前記レイティングデータベースに格納している飲食店に対するレイティングを、利用者毎に傾向分析を行う傾向分析手段と、
前記傾向分析手段に於ける利用者の傾向と、前記利用者又は前記利用者及び前記利用者と同傾向を有する他の利用者のレイティングに基づいて、前記利用者に対して最適と思われる飲食店を、定期的または利用者からの要求を受け付けることによって、前記利用者端末にレコメンドするレコメンド手段と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の飲食店レイティングシステム。 - 前記飲食店レイティングシステムは、
前記飲食店データベースの飲食店情報として飲食店の所在地情報を格納しており、
前記利用者データベースに前記利用者の行動エリアを更に格納しており、
前記演算処理装置に、更に、
前記利用者データベースに格納している前記利用者の属性及び/又は前記利用者の行動エリアに該当する飲食店を前記飲食店データベースから検索し、取得するエリア属性手段、を有することを特徴とする請求項2に記載の飲食店レイティングシステム。 - 前記レコメンド手段は、
前記利用者端末にレコメンドする際に、前記エリア属性手段に於いて検索、取得した飲食店に基づいて更に絞り込んだ結果を前記利用者端末にレコメンドする、
ことを特徴とする請求項3に記載の飲食店レイティングシステム。 - 前記飲食店レイティングシステムは、
前記演算処理装置に、更に、
前記飲食店に対してレイティングを行った利用者に対してポイントを付与し、前記付与したポイントを前記利用者データベースに格納するポイント手段、
を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の飲食店レイティングシステム。 - 前記利用者が前記利用者端末に於いて前記行動エリアの選択を行う際には、前記利用者端末に対して地図を送信し、前記利用者端末から地図上の特定位置の指定と前記特定位置からの検索対象範囲とを受信することによって行う、
ことを特徴とする請求項3に記載の飲食店レイティングシステム。 - 前記フィードバック手段は、
前記飲食店のレイティングの集計結果を前記飲食店端末に送信する前に、前記レイティングを入力した利用者に関する情報を削除し、その後、集計結果を前記飲食店端末に送信する、
ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の飲食店レイティングシステム。
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