JP4004922B2 - セグメントタイプ摩擦材 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、油中に浸した状態で対向面に高圧力をかけることによってトルクを得る湿式摩擦材であって、平板リング状の芯金にセグメントピースに切断した摩擦材基材を全周両面に接着してなるセグメントタイプ摩擦材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開平4−194422号公報
【特許文献2】
米国特許第5094331号公報
近年、湿式摩擦材として、材料の歩留まり向上による低コスト化、引き摺りトルク低減による車両での低燃費化を目指して、図5に示されるような平板リング状の芯金22に平板リング形状に沿ったセグメントピースに切断した摩擦材基材23を油溝24となる間隔をおいて接着剤で順次並べて全周に亘って接着し、裏面にも同様にセグメントピースに切断した摩擦材基材23を接着してなるセグメントタイプ摩擦材21が開発されている。図5は従来のセグメントタイプ摩擦材の全体構成を示す平面図である。このようなセグメントタイプ摩擦材21は、自動車等の自動変速機やオートバイ等の変速機に用いられる複数または単数の摩擦板を設けた摩擦材係合装置用として用いることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このセグメントタイプ摩擦材21は、油溝部分24がセグメントピース23の切断面から成り立っているため、現在主流のプレス成形溝品と比較して、空転時にATFによる負荷(剪断トルク等)を受けた際、溝壁部の耐剥離性に劣ることが問題となっている。
【0004】
そこで、本発明は、セグメントタイプ摩擦材の油溝部分の外周部に発生する油圧を抑制することによって耐剥離性を大きく向上させたセグメントタイプ摩擦材を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明にかかるセグメントタイプ摩擦材は、平板リング形状の芯金に前記平板リング形状に沿った4箇所のコーナーをR形状としたセグメントピースに切断した摩擦材基材を全周両面に接着してなるセグメントタイプ摩擦材であって、隣り合う前記セグメントピースとの均一幅の間隙を油溝とし、その均一幅の油溝の隣り合うセグメントピースの対向する外周コーナーのR形状と内周コーナーのR形状の大きさを変え、前記油溝となる隣り合う前記セグメントピースとの間隙の外周開口部の幅を内周開口部の幅の約2倍から約3倍としたものである。
【0006】
請求項2の発明にかかるセグメントタイプ摩擦材は、平板リング形状の芯金に前記平板リング形状に沿った4箇所のコーナーを面取りとしたセグメントピースに切断した摩擦材基材を全周両面に接着してなるセグメントタイプ摩擦材であって、隣り合う前記セグメントピースとの均一幅の間隙を油溝とし、その均一幅の油溝の隣り合うセグメントピースの対向する外周コーナーの面取りと内周コーナーの面取りの大きさを変え、前記油溝となる隣り合う前記セグメントピースとの間隙の外周開口部の幅を内周開口部の幅の約2倍から約3倍としたものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1乃至図4を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態にかかるセグメントタイプ摩擦材のうち、セグメントピースの4箇所のコーナーにRを付けた実施例1を示す部分拡大平面図である。図2は本発明の実施の形態にかかるセグメントタイプ摩擦材のうち、セグメントピースの4箇所のコーナーを面取りした実施例2を示す部分拡大平面図である。図3は本発明の実施の形態にかかるセグメントタイプ摩擦材のうち、隣り合うセグメントピースとの間隙を略V字形とした実施例3を示す部分拡大平面図である。図4は本発明の実施の形態にかかるセグメントタイプ摩擦材の耐剥離性試験を行った際の試験パターンを示す図である。
【0024】
まず、本実施の形態のセグメントタイプ摩擦材のうち、実施例1について図1を参照して説明する。
【0025】
図1に示されるように、実施例1のセグメントタイプ摩擦材1は、平板リング形状の芯金2にセグメントピース3を接着剤(熱硬化性樹脂)を使用して油溝分の間隔4を空けて並べて貼り付け、芯金2の裏面にも同様に接着剤で貼り付けている。ここで、セグメントピース3の4箇所のコーナーはR形状5となっている。そして、両面から230℃〜250℃の熱プレスで30秒〜90秒加圧して芯金2にセグメントピース3を固着させ、完成品(セグメントタイプ摩擦材1)を得た。
【0026】
このようなセグメントタイプ摩擦材1を、外周コーナーのR形状5と内周コーナーのR形状5の大きさを変えることによって、外周開口部aと内周開口部bの比を変えて3種類製造した。1つ目は外周コーナーのR形状5をR=3とし、内周コーナーのR形状5をR=1とすることによって、外周開口部aと内周開口部bの比a/b=2.1とした。2つ目は外周コーナーのR形状5をR=2とし、内周コーナーのR形状5をR=1として、外周開口部aと内周開口部bの比a/b=1.6とした。3つ目は比較例として外周コーナーのR形状5も内周コーナーのR形状5もともにR=1として、比a/b=1.0としたものを製造した。
【0027】
本実施例1の3種類のセグメントタイプ摩擦材1の耐剥離性については、後程他の実施例とともに纏めて述べる。
【0028】
次に、本実施の形態のセグメントタイプ摩擦材のうち、実施例2について図2を参照して説明する。
【0029】
図2に示されるように、実施例2のセグメントタイプ摩擦材6は、平板リング形状の芯金2にセグメントピース7を接着剤(熱硬化性樹脂)を使用して油溝分の間隔8を空けて並べて貼り付け、芯金2の裏面にも同様に接着剤で貼り付けている。ここで、セグメントピース7の4箇所のコーナーは面取り9が施されている。そして、両面から230℃〜250℃の熱プレスで30秒〜90秒加圧して芯金2にセグメントピース7を固着させ、完成品(セグメントタイプ摩擦材6)を得た。
【0030】
このようなセグメントタイプ摩擦材6を、外周コーナーの面取り9と内周コーナーの面取り9の大きさを変えることによって、外周開口部aと内周開口部bの比を変えて3種類製造した。1つ目は外周コーナーの面取り9の大きさをC=3とし、内周コーナーの面取り9の大きさをC=1とすることによって、外周開口部aと内周開口部bの比a/b=2.1とした。2つ目は外周コーナーの面取り9の大きさをC=2とし、内周コーナーの面取り9の大きさをC=1として、外周開口部aと内周開口部bの比a/b=1.6とした。3つ目は比較例として外周コーナーの面取り9の大きさも内周コーナーの面取り9の大きさもともにC=1として、比a/b=1.0としたものを製造した。
【0031】
次に、本実施の形態のセグメントタイプ摩擦材のうち、実施例3について図3を参照して説明する。
【0032】
図3に示されるように、実施例3のセグメントタイプ摩擦材11は、平板リング形状の芯金2にセグメントピース12を接着剤(熱硬化性樹脂)を使用して油溝分の間隔13を空けて並べて貼り付け、芯金2の裏面にも同様に接着剤で貼り付けている。ここで、隣り合うセグメントピース12の間隙は略V字形となっている。そして、両面から230℃〜250℃の熱プレスで30秒〜90秒加圧して芯金2にセグメントピース7を固着させ、完成品(セグメントタイプ摩擦材11)を得た。
【0033】
このようなセグメントタイプ摩擦材11を、略V字形の油溝13の角度を変えることによって、外周開口部aと内周開口部bの比を変えて3種類製造した。1つ目は外周部溝幅a=6とし、内周部溝幅b=2とすることによって、外周開口部aと内周開口部bの比a/b=3.0とした。2つ目は外周部溝幅a=4とし、内周部溝幅b=2とすることによって、外周開口部aと内周開口部bの比a/b=2.0とした。3つ目は外周部溝幅a=2.5とし、内周部溝幅b=2とすることによって、外周開口部aと内周開口部bの比a/b≒1.3としたものを製造した。
【0034】
次に、これらの実施例1〜実施例3までの9種類のセグメントタイプ摩擦材についての耐剥離性試験の内容と結果について、図4を参照して説明する。
【0035】
テスターとしてはSAE#2テスター20を用い、4枚のプレートの間に供試体となるセグメントタイプ摩擦材を3枚組み込んだ。潤滑油としてATF(油温120℃)をATF油量=1000ml(フルディップ)の状態で、相対回転数5000rpmとして、図4に示されるように、4枚のプレートと3枚のセグメントタイプ摩擦材を押しつけた状態(ON)とクリアランスをとった状態(OFF)の比が、1サイクル当りON/OFF=20sec/40secの条件で行い、セグメントピースの剥離が起こるまでの耐久サイクル数を測定した。各実施例についての結果を、[表1]、[表2]、[表3]に示す。
【0036】
【表1】
Figure 0004004922
【0037】
【表2】
Figure 0004004922
【0038】
【表3】
Figure 0004004922
【0039】
[表1]、[表2]に示されるように、セグメントピース3の4箇所のコーナーにRを付けた実施例1とセグメントピース7の4箇所のコーナーに面取りを施した実施例2においては、比較例として製造した外周開口部aと内周開口部bの大きさが同じ(a/b=1.0の)セグメントタイプ摩擦材は、耐久サイクルが僅か10サイクルですぐに剥離してしまう。
【0040】
これに対して、外周開口部aの大きさが内周開口部bの1.6倍のセグメントタイプ摩擦材は、実施例1,2ともに耐久サイクルが500サイクルと耐剥離性が飛躍的に向上している。さらに、外周開口部aの大きさが内周開口部bの2.1倍のセグメントタイプ摩擦材は、実施例1,2ともに耐久サイクルが2500サイクルと耐剥離性がより向上している。
【0041】
一方、[表3]に示されるように、隣り合うセグメントピース12の間隙が略V字形の実施例3においては、外周開口部aの大きさが内周開口部bの約1.3倍のセグメントタイプ摩擦材は、耐久サイクルが僅か10サイクルで耐剥離性が向上していない。このように、セグメントピースの形状やそれに伴う油溝の形状の如何によっては、外周開口部aの大きさが内周開口部bよりも大きくても耐剥離性が向上しない場合もある。(なお、実験データがないので不詳であるが、実施例3のセグメントタイプ摩擦材においても、a/b=1.6即ち1.5倍以上とすれば、耐剥離性が向上する可能性もある。)
【0042】
しかし、外周開口部aの大きさが内周開口部bの2.0倍のセグメントタイプ摩擦材は、耐久サイクルが2500サイクルと耐剥離性が飛躍的に向上している。また、外周開口部aの大きさが内周開口部bの3.0倍のセグメントタイプ摩擦材は、耐久サイクルが5000サイクルとさらに耐剥離性が向上している。
【0043】
したがって、[表1]、[表2]、[表3]に示される結果を見る限り、外周開口部aの大きさを内周開口部bの大きさの約2.0倍〜約3.0倍の範囲内とすることが、耐剥離性を向上させるためには最も好ましいと考えられる。
【0044】
本実施の形態においては、セグメントタイプ摩擦材を自動車の自動変速機に用いる場合を想定して説明したが、セグメントタイプ摩擦材は他にもオートバイ等の変速機に用いられる複数または単数の摩擦板を設けた摩擦材係合装置用として用いることができる。したがって、用途に応じてセグメントタイプ摩擦材の全体及び各部の寸法は変化する。
【0045】
セグメントタイプ摩擦材のその他の部分の構成、形状、数量、材質、大きさ、接続関係等についても、本実施の形態に限定されるものではない。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明にかかるセグメントタイプ摩擦材は、平板リング形状の芯金に前記平板リング形状に沿ったセグメントピースに切断した摩擦材基材を全周両面に接着してなるセグメントタイプ摩擦材であって、油溝となる隣り合うセグメントピースとの間隙の外周開口部の幅を内周開口部の幅よりも大きくしたものである。
【0047】
このように、外周開口部の幅を内周開口部の幅よりも大きくすることによって、外周部の開口部におけるATFの流れがスムースになって、外周部に発生する油圧が抑制され、セグメントピースが飛躍的に剥がれにくくなる。
【0048】
また、外周部に発生する油圧を抑制することによって、耐剥離性を大きく向上させたセグメントタイプ摩擦材となる。
そして、前記油溝となる隣り合うセグメントピースとの間隙の前記外周開口部の幅を前記内周開口部の幅の約2倍から約3倍としたものであるから、さらに外周部に発生する油圧が抑制され、セグメントピースがより剥がれにくくなる。余りセグメントピースの面積を減らすと摩擦面積が減って不都合が出てくるが、外周開口部の幅を内周開口部の幅の約2倍から約3倍とする程度であれば最も適切に外周部に発生する油圧を抑制することができる。故に、より確実に外周部に発生する油圧を抑制し、耐剥離性を大きく向上させたセグメントタイプ摩擦材となる。
【0049】
更に、前記セグメントピースのコーナーにRを付けたものであるから、セグメントピースの外周部の2箇所のコーナーにより大きなRを付ければ、外周開口部の幅を内周開口部の幅よりも大きくすることができ、外周部の開口部におけるATFの流れがスムースになって、外周部に発生する油圧が抑制され、セグメントピースが飛躍的に剥がれにくくなる。故に、外周部に発生する油圧を抑制し、耐剥離性を大きく向上させたセグメントタイプ摩擦材となる。
【0050】
請求項2の発明にかかるセグメントタイプ摩擦材は、平板リング形状の芯金に前記平板リング形状に沿ったセグメントピースに切断した摩擦材基材を全周両面に接着してなるセグメントタイプ摩擦材であって、油溝となる隣り合うセグメントピースとの間隙の外周開口部の幅を内周開口部の幅よりも大きくしたものである。
このように、外周開口部の幅を内周開口部の幅よりも大きくすることによって、外周部の開口部におけるATFの流れがスムースになって、外周部に発生する油圧が抑制され、セグメントピースが飛躍的に剥がれにくくなる。
また、外周部に発生する油圧を抑制することによって、耐剥離性を大きく向上させたセグメントタイプ摩擦材となる。
【0051】
そして、前記油溝となる隣り合うセグメントピースとの間隙の前記外周開口部の幅を前記内周開口部の幅の約2倍から約3倍としたものであるから、外周部に発生する油圧が抑制され、セグメントピースがより剥がれにくくなる。余りセグメントピースの面積を減らすと摩擦面積が減って不都合が出てくるが、外周開口部の幅を内周開口部の幅の約2倍から約3倍とする程度であれば最も適切に外周部に発生する油圧を抑制することができる。故に、より確実に外周部に発生する油圧を抑制し、耐剥離性を大きく向上させたセグメントタイプ摩擦材となる。
更に、前記セグメントピースの4箇所のコーナーを面取りしたものであるから、セグメントピースの外周部の2箇所のコーナーをより大きく面取りすれば、外周開口部の幅を内周開口部の幅よりも大きくすることができ、外周部の開口部におけるATFの流れがスムースになって、外周部に発生する油圧が抑制され、セグメントピースが飛躍的に剥がれにくくなる。故に、外周部に発生する油圧を抑制し、耐剥離性を大きく向上させたセグメントタイプ摩擦材となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態にかかるセグメントタイプ摩擦材のうち、セグメントピースの4箇所のコーナーにRを付けた実施例1を示す部分拡大平面図である。
【図2】 図2は本発明の実施の形態にかかるセグメントタイプ摩擦材のうち、セグメントピースの4箇所のコーナーを面取りした実施例2を示す部分拡大平面図である。
【図3】 図3は本発明の実施の形態にかかるセグメントタイプ摩擦材のうち、隣り合うセグメントピースとの間隙を略V字形とした実施例3を示す部分拡大平面図である。
【図4】 図4は本発明の実施の形態にかかるセグメントタイプ摩擦材の耐剥離性試験を行った際の試験パターンを示す図である。
【図5】 図5は従来のセグメントタイプ摩擦材の全体構成を示す平面図である。
【符号の説明】
1,6,11 セグメントタイプ摩擦材
2 芯金
3,7,12 セグメントピース
4,8,13 油溝(間隙)
5 R
9 面取り
a 外周開口部の幅
b 内周開口部の幅

Claims (2)

  1. 平板リング形状の芯金に前記平板リング形状に沿った4箇所のコーナーをR形状としたセグメントピースに切断した摩擦材基材を全周両面にリング形状に接着してなるセグメントタイプ摩擦材であって、
    隣り合う前記セグメントピースとの均一幅の間隙を油溝とし、その均一幅の油溝の隣り合うセグメントピースの外周コーナーのR形状内周コーナーのR形状よりもR寸法を大きくすることにより、前記油溝となる隣り合う前記セグメントピースとの間隙の外周開口部の幅を内周開口部の幅の約2倍から約3倍としたことを特徴とするセグメントタイプ摩擦材。
  2. 平板リング形状の芯金に前記平板リング形状に沿った4箇所のコーナーを面取りとしたセグメントピースに切断した摩擦材基材を全周両面にリング形状に接着してなるセグメントタイプ摩擦材であって、
    隣り合う前記セグメントピースとの均一幅の間隙を油溝とし、その均一幅の油溝の隣り合うセグメントピースの外周コーナーの面取り内周コーナーの面取りよりも面取り寸法を大きくすることにより、前記油溝となる隣り合う前記セグメントピースとの間隙の外周開口部の幅を内周開口部の幅の約2倍から約3倍としたことを特徴とするセグメントタイプ摩擦材。
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