JP4002990B2 - 自動車用洗浄撥水艶出し剤 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の塗装面などに適用される洗浄撥水艶出し剤に関する。詳細には塗装面を洗浄水洗することで、同時に撥水耐久性に富む艶のある被膜を形成することができる自動車用洗浄撥水艶出し剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、艶出し剤としては、ワックスやシリコンオイルなどを主成分とするものが多用されている。ところが、これらの艶出し剤は、使用前に塗装面を洗浄して、汚れを取り除く必要があった。
【0003】
そこで、このような使用前の洗浄作業の煩雑さを解消するため、上記艶出し剤に洗浄成分として界面活性剤を配合することが考えられるが、この場合、界面活性剤が、ワックスやシリコンオイルなどの艶出し成分を洗い流してしまい、艶出し性能が発揮されないことになる。
【0004】
本発明は、このような不具合に鑑みなされたものであり、塗装面を洗浄水洗することで、同時に撥水耐久性に富む艶のある被膜を形成することができる自動車用洗浄撥水艶出し剤を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、シリコーン樹脂0.01〜50.0重量%と、界面活性剤0.01〜20重量%と、25℃における粘度が100000cSt以上のシリコーンオイル0.01〜0.1重量%とを含有していることを特徴とする自動車用洗浄撥水艶出し剤をその要旨とした。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の自動車用洗浄撥水艶出し剤(以下単に艶出し剤という)を好ましい実施の形態に従ってさらに詳しく説明する。本発明の艶出し剤は、シリコーン樹脂と界面活性剤とシリコーンオイルとを有効成分として含んでおり、これらの成分を水または水と溶剤の混合系に分散したものである。
【0007】
本発明の艶出し剤における撥水成分としてのシリコーン樹脂には、三次元網目構造を有するか、または形成し得るもの、具体的にはメチルシリコーン樹脂、フェニルシリコーン樹脂などのストレートシリコーン樹脂、アルキッド変性シリコーン樹脂、ポリエステル変性シリコーン樹脂、アクリル変性シリコーン樹脂、エポキシ変性シリコーン樹脂、フェノール変性シリコーン樹脂、ウレタン変性シリコーン樹脂、メラミン変性シリコーン樹脂などの変性シリコーン樹脂などを用いることができる。このシリコーン樹脂は艶出し剤中に0.01〜50.0重量%の割合で配合される。
【0008】
洗浄成分としての界面活性剤には、長鎖のアルキルサルフェート、アルキルスルホネート、ラウリル硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸ナトリウムなどのアニオン系界面活性剤が用いられる。この界面活性剤は、艶出し剤中に0.01〜20重量%の割合で配合される。
【0009】
本発明の艶出し剤においてシリコーンオイルは艶出し成分であり、25℃における粘度が100000cSt以上、好ましくは500000〜5000000cStの範囲のものが用いられる。具体的にはジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、メチルハイドロシリコーンオイルなどを挙げることができる。このシリコーンオイルは、艶出し剤中に0.01〜0.1重量%の割合で配合される。
【0010】
また、上記以外に必要に応じて、公知の増粘剤、帯電防止剤、サリチル酸エステル、ベンゾトリアゾールなどの紫外線吸収剤なども適宜配合することもできる。
【0011】
【実施例】
【表1】
【0012】
上記実施例1および2、並びに比較例1〜3の各サンプルについて、艶出し性、撥水性および洗浄性を評価した。その方法と結果を以下に示す。
【0013】
艶出し性の評価艶出し性の評価は、70×150mmの黒色塗装板表面に、上記サンプル5gをそれぞれスポンジを用いて塗布し、塗布後直ちに水で洗い流す。乾燥後、目視により塗装面の艶を確認した。その結果を表2に示す。尚、艶の評価は、艶を認める場合を○、艶を認めない場合を×として行った。
【0014】
【表2】
【0015】
撥水性の評価撥水性の評価は、70×150mmの黒色塗装板表面に、上記サンプル5gをそれぞれスポンジを用いて塗布し、塗布後直ちに水で洗い流す。乾燥後、塗装板上に水100mlを滴下して塗装面の撥水性を確認した。その結果を表3に示す。尚、撥水性の評価は、撥水良好の場合を○、弱い撥水性が認められる場合を△、撥水性が認められない場合を×として行った。
【0016】
【表3】
【0017】
洗浄性の評価洗浄性の評価は、70×150mmの白色塗装板表面に、カーボンブラック0.1重量%、マシーン油4.0重量%、イソプロピルアルコール95.1重量%からなる汚れ液を塗布し、70℃で15分間強制乾燥した後、水洗する。次いで、この塗装板に上記サンプル5gをそれぞれスポンジを用いて塗布し、塗布後直ちに水で洗い流す。乾燥後、塗装板上の汚れの有無を確認した。その結果を表4に示す。尚、洗浄性の評価は、汚れが落ちている場合を○、汚れが落ちていない場合を×として行った。
【0018】
【表4】
【0019】
上記表2〜4に示す各試験結果から、比較例1〜3のサンプルが、艶出し性、撥水性、洗浄性のいずれかの性能が劣っているのに対し、実施例1および2の艶出し剤が、艶出し性、撥水性、洗浄性のいずれにも優れていることが確認された。
【0020】
【発明の効果】
本発明の艶出し剤にあっては、シリコーン樹脂0.01〜50.0重量%と、界面活性剤0.01〜20重量%と、25℃における粘度が100000cSt以上のシリコーンオイル0.01〜0.1重量%とを含んでいることから、当該艶出し剤を用いて塗装面を洗浄水洗することで、同時に撥水耐久性に富む艶のある被膜を形成することができる。
Claims (1)
- シリコーン樹脂0.01〜50.0重量%と、界面活性剤0.01〜20重量%と、25℃における粘度が100000cSt以上のシリコーンオイル0.01〜0.1重量%とを含有していることを特徴とする自動車用洗浄撥水艶出し剤。
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JP26975097A JP4002990B2 (ja) | 1997-10-02 | 1997-10-02 | 自動車用洗浄撥水艶出し剤 |
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JP26975097A JP4002990B2 (ja) | 1997-10-02 | 1997-10-02 | 自動車用洗浄撥水艶出し剤 |
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JPH11106708A JPH11106708A (ja) | 1999-04-20 |
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ID=17476640
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JP26975097A Expired - Fee Related JP4002990B2 (ja) | 1997-10-02 | 1997-10-02 | 自動車用洗浄撥水艶出し剤 |
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JP (1) | JP4002990B2 (ja) |
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1997
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