JP4000784B2 - ハイブリッド型車両用駆動制御装置、ハイブリッド型車両用駆動制御方法及びそのプログラム - Google Patents

ハイブリッド型車両用駆動制御装置、ハイブリッド型車両用駆動制御方法及びそのプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハイブリッド型車両用駆動制御装置、ハイブリッド型車両用駆動制御方法及びそのプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ハイブリッド型車両には、エンジンを駆動することによって発生させられた回転を発電機に伝達して発電機を駆動し、該発電機によって発生させられた直流の電流をバッテリに送って充電し、更に該バッテリから供給された電流によって駆動モータを駆動するようにしたシリーズ式のハイブリッド型車両がある。また、エンジンと駆動モータとをクラッチを介して連結し、発進時に駆動モータを駆動し、その後、クラッチを係合させ、エンジンを駆動することによってハイブリッド型車両を走行させ、急加速時において、駆動モータ及びエンジンを駆動するようにしたパラレル式のハイブリッド型車両がある。
【0003】
さらに、シリーズ式のハイブリッド型車両とパラレル式のハイブリッド型車両とを組み合わせたハイブリッド型車両も提供されている。該ハイブリッド型車両においては、サンギヤ、リングギヤ及びキャリヤを備えたプラネタリギヤユニットを有し、前記キャリヤとエンジンとを連結し、リングギヤと駆動輪とを連結し、サンギヤと発電機とを連結し、エンジンのトルク、すなわち、エンジントルクの一部を発電機に伝達して発電を行い、残りを駆動輪に伝達して駆動力を発生させるようにしている。
【0004】
ところで、前記各ハイブリッド型車両においては、いずれも、ハイブリッド型車両の状態、又は車速、アクセルペダルの踏込量等の走行条件に基づいて、エンジンの出力、すなわち、エンジン出力が必要かどうかを判断し、必要でない場合、エンジンの駆動を停止させて燃費を向上させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のハイブリッド型車両においては、道路状況、運転条件等によっては、エンジンの駆動を停止させた後に再び始動する際に、ハイブリッド型車両を比較的速く加速する必要が生じることがあるが、実際には十分なエンジントルクを発生させることができる状態になるまでに時間がかかり、加速時のエンジンの応答性が低くなってしまう。
【0006】
本発明は、前記従来のハイブリッド型車両を解決して、燃費を向上させることができ、エンジンの応答性を高くすることができるハイブリッド型車両用駆動制御装置、ハイブリッド型車両用駆動制御方法及びそのプログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明のハイブリッド型車両用駆動制御装置においては、エンジン要求出力を算出するエンジン要求出力算出処理手段と、現在地を検出する現在地検出手段と、現在地に対応させて道路状況を判定する道路状況判定処理手段と、前記道路状況に基づいて設定された所定の区間を走行する間、前記エンジン要求出力に基づいて、エンジンをエンジン目標回転速度になるように駆動する第1の運転状態、及び燃料をカットする第2の運転状態を選択する運転状態選択処理手段とを有する。
【0008】
そして、該運転状態選択処理手段は、前記第1の運転状態において所定の条件が成立したときに、前記所定の区間を走行中に、前記所定の区間を通過した後の第3の運転状態に向けてエンジン目標回転速度を予測して設定し、かつ、前記所定の区間を走行中に前記エンジン目標回転速度に変更するスタンバイ制御処理手段を備える。
また、前記第3の運転状態に向けて予測されるエンジン目標回転速度は、所定の区間に進入したときの車速と、所定の区間における推奨車速との速度差に基づいて算出される。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0021】
図1は本発明の実施の形態におけるハイブリッド型車両用駆動制御装置の機能ブロック図である。
【0022】
図において、91はエンジン要求出力を算出するエンジン要求出力算出処理手段、121は現在地を検出する現在地検出手段としてのGPS、92は現在地に対応させて道路状況を判定する道路状況判定処理手段、93は、前記道路状況に基づいて設定された所定の区間を走行する間、前記エンジン要求出力に基づいて、図示されないエンジンをエンジン目標回転速度になるように駆動する第1の運転状態、及び燃料をカットする第2の運転状態を選択する運転状態選択処理手段である。
【0023】
そして、該運転状態選択処理手段93は、前記第1の運転状態において所定の条件が成立したときに、前記所定の区間を通過した後の第3の運転状態に向けてエンジン目標回転速度を変更するスタンバイ制御処理手段94を備える。
【0024】
図2は本発明の実施の形態におけるハイブリッド型車両の概念図である。
【0025】
図において、11は第1の軸線上に配設されたエンジン(E/G)、12は前記第1の軸線上に配設され、前記エンジン11を駆動することによって発生させられた回転を出力する出力軸、13は前記第1の軸線上に配設され、前記出力軸12を介して入力された回転に対して変速を行う差動歯車装置としてのプラネタリギヤユニット、14は前記第1の軸線上に配設され、前記プラネタリギヤユニット13における変速後の回転が出力される出力軸、15は該出力軸14に固定された出力ギヤとしての第1のカウンタドライブギヤ、16は前記第1の軸線上に配設され、伝達軸17を介して前記プラネタリギヤユニット13と連結され、更にエンジン11と機械的に連結された第1の電動機としての発電機(G)である。
【0026】
前記出力軸14はスリーブ形状を有し、前記出力軸12を包囲して配設される。また、前記第1のカウンタドライブギヤ15はプラネタリギヤユニット13よりエンジン11側に配設される。
【0027】
そして、前記プラネタリギヤユニット13は、少なくとも、第1の歯車要素としてのサンギヤS、該サンギヤSと噛(し)合するピニオンP、該ピニオンPと噛合する第2の歯車要素としてのリングギヤR、及び前記ピニオンPを回転自在に支持する第3の歯車要素としてのキャリヤCRを備え、前記サンギヤSは前記伝達軸17を介して発電機16と、リングギヤRは出力軸14及び所定のギヤ列を介して、前記第1の軸線と平行な第2の軸線上に配設され、前記発電機16と互いに機械的に連結された第2の電動機としての駆動モータ(M)25及び駆動輪37と、キャリヤCRは出力軸12を介してエンジン11と連結される。また、前記キャリヤCRと駆動装置のケース10との間にワンウェイクラッチFが配設され、該ワンウェイクラッチFは、エンジン11から正方向の回転がキャリヤCRに伝達されたときにフリーになり、発電機16又は駆動モータ25から逆方向の回転がキャリヤCRに伝達されたときにロックされ、逆方向の回転がエンジン11に伝達されないようにする。
【0028】
さらに、前記発電機16は、前記伝達軸17に固定され、回転自在に配設されたロータ21、該ロータ21の周囲に配設されたステータ22、及び該ステータ22に巻装されたコイル23から成る。前記発電機16は、伝達軸17を介して伝達される回転によって直流の電流を発生させる。前記コイル23は、図示されないバッテリに接続され、該バッテリに前記電流を供給する。前記ロータ21と前記ケース10との間に発電機ブレーキBが配設され、該発電機ブレーキBを係合させることによってロータ21を固定し、発電機16の回転を停止させることができる。
【0029】
また、26は前記第2の軸線上に配設され、前記駆動モータ25の回転が出力される出力軸、27は該出力軸26に固定された出力ギヤとしての第2のカウンタドライブギヤである。前記駆動モータ25は、前記出力軸26に固定され、回転自在に配設されたロータ40、該ロータ40の周囲に配設されたステータ41、及び該ステータ41に巻装されたコイル42から成る。
【0030】
前記駆動モータ25は、コイル42に供給される電流によってトルク、すなわち、駆動モータトルクを発生させる。そのために、前記コイル42は前記バッテリに接続され、該バッテリからの直流の電流が交流の電流に変換されて供給されるようになっている。
【0031】
そして、前記駆動輪37をエンジン11の回転と同じ方向に回転させるために、前記第1、第2の軸線と平行な第3の軸線上にカウンタシャフト30が配設され、該カウンタシャフト30に、第1のカウンタドリブンギヤ31、及び該第1のカウンタドリブンギヤ31より歯数が多い第2のカウンタドリブンギヤ32が固定される。また、前記第1のカウンタドリブンギヤ31と前記第1のカウンタドライブギヤ15とが、前記第2のカウンタドリブンギヤ32と前記第2のカウンタドライブギヤ27とが噛合させられ、前記第1のカウンタドライブギヤ15の回転が反転されて第1のカウンタドリブンギヤ31に、前記第2のカウンタドライブギヤ27の回転が反転されて第2のカウンタドリブンギヤ32に伝達されるようになっている。
【0032】
さらに、前記カウンタシャフト30には前記第1のカウンタドリブンギヤ31より歯数が少ないデフピニオンギヤ33が固定される。
【0033】
そして、前記第1〜第3の軸線と平行な第4の軸線上にディファレンシャル装置36が配設され、該ディファレンシャル装置36のデフリングギヤ35と前記デフピニオンギヤ33とが噛合させられる。したがって、デフリングギヤ35に伝達された回転が前記ディファレンシャル装置36によって分配され、駆動輪37に伝達される。このように、エンジン11によって発生させられた回転を第1のカウンタドリブンギヤ31に伝達することができるだけでなく、駆動モータ25によって発生させられた回転を第2のカウンタドリブンギヤ32に伝達することができるので、エンジン11及び駆動モータ25を駆動することによってハイブリッド型車両を走行させることができる。
【0034】
なお、38はロータ21の位置、すなわち、発電機ロータ位置θGを検出するレゾルバ等の発電機ロータ位置センサ、39はロータ40の位置、すなわち、駆動モータロータ位置θMを検出するレゾルバ等の駆動モータロータ位置センサである。
【0035】
なお、発電機ロータ位置θGは発電機16の回転速度、すなわち、発電機回転速度NGに対応し、駆動モータロータ位置θMは駆動モータ25の回転速度、すなわち、駆動モータ回転速度NM及び車速Vに対応するので、実質的に、発電機ロータ位置センサ38は、発電機回転速度NGを検出する発電機回転速度検出手段として、駆動モータロータ位置センサ39は、駆動モータ回転速度NMを検出する駆動モータ回転速度検出手段、及び車速Vを検出する車速検出手段として機能する。
【0036】
次に、前記プラネタリギヤユニット13の動作について説明する。
【0037】
図3は本発明の実施の形態におけるプラネタリギヤユニットの動作説明図、図4は本発明の実施の形態における通常走行時の車速線図、図5は本発明の実施の形態における通常走行時のトルク線図である。
【0038】
プラネタリギヤユニット13においては、キャリヤCRがエンジン11と、サンギヤSが発電機16と、リングギヤRが出力軸14を介して前記駆動モータ25及び駆動輪37とそれぞれ連結されるので、リングギヤRの回転速度、すなわち、リングギヤ回転速度NRと、出力軸14に出力される回転速度、すなわち、出力軸回転速度とが等しく、キャリヤCRの回転速度と、エンジン11の回転速度、すなわち、エンジン回転速度NEとが等しく、サンギヤSの回転速度と発電機回転速度NGとが等しくなる。そして、リングギヤRの歯数がサンギヤSの歯数のρ倍(本実施の形態においては2倍)にされると、
(ρ+1)・NE=1・NG+ρ・NR
の関係が成立する。したがって、リングギヤ回転速度NR及び発電機回転速度NGに基づいてエンジン回転速度NE
NE=(1・NG+ρ・NR)/(ρ+1) ……(1)
を算出することができる。なお、前記式(1)によって、プラネタリギヤユニット13の回転速度関係式が構成される。
【0039】
また、エンジントルクTE、リングギヤRに発生させられるトルク、すなわち、リングギヤトルクTR、及び発電機16のトルク、すなわち、発電機トルクTGは、
TE:TR:TG=(ρ+1):ρ:1 ……(2)
の関係になり、互いに反力を受け合う。なお、前記式(2)によって、プラネタリギヤユニット13のトルク関係式が構成される。
【0040】
そして、ハイブリッド型車両の通常走行時において、リングギヤR、キャリヤCR及びサンギヤSはいずれも正方向に回転させられ、図4に示されるように、リングギヤ回転速度NR、エンジン回転速度NE及び発電機回転速度NGは、いずれも正の値を採る。また、前記リングギヤトルクTR及び発電機トルクTGは、プラネタリギヤユニット13の歯数によって決定されるトルク比でエンジントルクTEを按(あん)分することによって得られるので、図5に示されるトルク線図上において、リングギヤトルクTRと発電機トルクTGとを加算したものがエンジントルクTEになる。
【0041】
次に、前記構成のハイブリッド型車両用駆動制御装置について説明する。
【0042】
図6は本発明の実施の形態におけるハイブリッド型車両用駆動制御装置を示す第1のブロック図、図7は本発明の実施の形態におけるハイブリッド型車両用駆動制御装置を示す第2のブロック図である。
【0043】
図において、10はケース、11はエンジン、13はプラネタリギヤユニット、16は発電機、Bは該発電機16のロータ21を固定するための発電機ブレーキ、25は駆動モータ、28は発電機16を駆動するためのインバータ、29は駆動モータ25を駆動するためのインバータ、37は駆動輪、38は発電機ロータ位置センサ、39は駆動モータロータ位置センサ、43はバッテリである。前記インバータ28、29は電源スイッチSWを介してバッテリ43に接続され、該バッテリ43は前記電源スイッチSWがオンのときに直流の電流を前記インバータ28、29に送る。なお、前記バッテリ43の正の極性の端子と負の極性の端子との間に平滑用のコンデンサCが接続される。
【0044】
また、51はCPU、記録装置等から成り、ハイブリッド型車両の全体の制御を行う車両制御装置であり、該車両制御装置51は、エンジン制御手段としてのエンジン制御装置46、発電機制御手段としての発電機制御装置47、及び駆動モータ制御手段としての駆動モータ制御装置49を備える。そして、前記エンジン制御装置46は、CPU、記録装置等から成り、エンジン11の制御を行うために、スロットル開度θ、バルブタイミング等の指示信号をエンジン11に送る。また、前記発電機制御装置47は、CPU、記録装置等から成り、前記発電機16の制御を行うために、インバータ28に駆動信号SG1を送る。そして、駆動モータ制御装置49は、CPU、記録装置等から成り、前記駆動モータ25の制御を行うために、インバータ29に駆動信号SG2を送る。前記車両制御装置51は、ナビゲーション装置114と接続される。
【0045】
前記インバータ28は、駆動信号SG1に基づいて駆動され、力行(駆動)時にバッテリ43から直流の電流を受けて、U相、V相及びW相の電流IGU、IGV、IGWを発生させ、各電流IGU、IGV、IGWを発電機16に送り、回生(発電)時に発電機16からU相、V相及びW相の電流IGU、IGV、IGWを受けて、直流の電流を発生させ、バッテリ43に送る。
【0046】
また、前記インバータ29は、駆動信号SG2に基づいて駆動され、力行時にバッテリ43から直流の電流を受けて、U相、V相及びW相の電流IMU、IMV、IMWを発生させ、各電流IMU、IMV、IMWを駆動モータ25に送り、回生時に駆動モータ25からU相、V相及びW相の電流IMU、IMV、IMWを受けて、直流の電流を発生させ、バッテリ43に送る。
【0047】
また、44は前記バッテリ43の状態、すなわち、バッテリ状態としてのバッテリ残量SOCを検出するバッテリ残量検出装置、52はエンジン回転速度NEを検出するエンジン回転速度センサ、53は図示されない変速操作手段としてのシフトレバーの位置、すなわち、シフトポジションSPを検出するシフトポジションセンサ、54はアクセルペダル、55は該アクセルペダル54の位置(踏込量)、すなわち、アクセルペダル位置APを検出するアクセル操作検出手段としてのアクセルスイッチ、61はブレーキペダル、62は該ブレーキペダル61の位置(踏込量)、すなわち、ブレーキペダル位置BPを検出するブレーキ操作検出手段としてのブレーキスイッチ、63はエンジン11の温度tmを検出するエンジン温度センサ、64は発電機16の温度、例えば、コイル23(図2)の温度を検出する発電機温度センサ、65は駆動モータ25の温度、例えば、コイル42の温度を検出する駆動モータ温度センサである。
【0048】
そして、66〜69はそれぞれ電流IGU、IGV、IMU、IMVを検出する電流センサ、72は前記バッテリ状態としてのバッテリ電圧VBを検出するバッテリ電圧センサである。また、バッテリ状態として、バッテリ電流、バッテリ温度等を検出することもできる。なお、バッテリ残量検出装置44、バッテリ電圧センサ72、図示されないバッテリ電流センサ、図示されないバッテリ温度センサ等によってバッテリ状態検出手段が構成される。
【0049】
前記車両制御装置51は、前記エンジン制御装置46にエンジン制御信号を送ってエンジン11の駆動・停止を設定したり、発電機ロータ位置θGを読み込んで発電機回転速度NGを算出したり、駆動モータロータ位置θMを読み込んで駆動モータ回転速度NMを算出したり、車速Vを算出したり、前記回転速度関係式によってエンジン回転速度NEを算出したり、エンジン制御装置46にエンジン回転速度NEの目標値、すなわち、エンジン目標回転速度NE* を設定したり、前記発電機制御装置47に発電機回転速度NGの目標値、すなわち、発電機目標回転速度NG* 、及び発電機トルクTGの目標値、すなわち、発電機目標トルクTG* を設定したり、前記駆動モータ制御装置49に駆動モータトルクTMの目標値、すなわち、駆動モータ目標トルクTM* 及び駆動モータトルク補正値δTMを設定したりする。
【0050】
そのために、前記車両制御装置51の図示されない発電機回転速度算出処理手段は、前記発電機ロータ位置θGを読み込み、該発電機ロータ位置θGの変化率ΔθGを発電機回転速度NGとして算出し、前記車両制御装置51の図示されない駆動モータ回転速度算出処理手段は、前記駆動モータロータ位置θMを読み込み、該駆動モータロータ位置θMの変化率ΔθMを駆動モータ回転速度NMとして算出し、前記車両制御装置51の図示されない車速算出処理手段は、前記変化率ΔθM、及び前記出力軸26から駆動輪37までのトルク伝達系におけるギヤ比γVに基づいて車速Vを算出し、前記車両制御装置51の図示されないエンジン回転速度算出処理手段は、前記回転速度関係式によってエンジン回転速度NEを算出する。なお、前記発電機回転速度算出処理手段、前記駆動モータ回転速度算出処理手段、前記車速算出処理手段及び前記エンジン回転速度算出処理手段は、それぞれ、発電機回転速度NG、駆動モータ回転速度NM、車速V及びエンジン回転速度NEを検出する発電機回転速度検出手段、駆動モータ回転速度検出手段、車速検出手段及びエンジン回転速度検出手段として機能する。
【0051】
本実施の形態においては、前記車両制御装置51によってエンジン回転速度NEが算出されるようになっているが、エンジン回転速度センサ52からエンジン回転速度NEを読み込むこともできる。また、本実施の形態において、車速Vは、駆動モータロータ位置θMに基づいて算出されるようになっているが、リングギヤ回転速度NRを検出し、該リングギヤ回転速度NRに基づいて車速Vを算出したり、駆動輪37の回転速度、すなわち、駆動輪回転速度に基づいて車速Vを算出したりすることもできる。その場合、車速検出手段として、リングギヤ回転速度センサ、駆動輪回転速度センサ等が配設される。
【0052】
なお、前記車両制御装置51は、車速Vをナビゲーション装置114に送り、該ナビゲーション装置114から走行中フラグFG及び必要減速度βのうちの最も減速を必要とする、負の方向に最大の減速を必要とする必要減速度βmを受ける。
【0053】
次に、ナビゲーション装置114について説明する。
【0054】
図7において、114はナビゲーション装置であり、該ナビゲーション装置114は、現在位置検出処理部115、道路データ等が記録された記録媒体としてのデータ記録部116、コンピュータとして配設され、各種の処理手段として機能し、入力された情報に基づいて、ナビゲーション処理等の各種の演算処理を行うナビゲーション処理部117、入力部134、表示部135、音声入力部136、音声出力部137及び通信部138を有し、前記ナビゲーション処理部117に前記車両制御装置51が接続される。
【0055】
そして、前記現在位置検出処理部115は、現在地検出手段としてのGPS121、地磁気センサ122、距離センサ123、ステアリングセンサ124、ビーコンセンサ125、ジャイロセンサ126、図示されない高度計等から成る。
【0056】
前記GPS121は、人工衛星によって発生させられた電波を受信することによって地球上におけるハイブリッド型車両の現在位置、すなわち、現在地を検出し、前記地磁気センサ122は、地磁気を測定することによって自車方位を検出し、前記距離センサ123は、道路上の所定の位置間の距離等を検出する。距離センサ123としては、例えば、図示されない車輪の回転速度を測定し、該回転速度に基づいて距離を検出するもの、加速度を測定し、該加速度を2回積分して距離を検出するもの等を使用することができる。
【0057】
また、前記ステアリングセンサ124は、舵(だ)角を検出し、ステアリングセンサ124としては、例えば、図示されないステアリングホイールの回転部に取り付けられた光学的な回転センサ、回転抵抗センサ、車輪に取り付けられた角度センサ等が使用される。
【0058】
そして、前記ビーコンセンサ125は、道路に沿って配設された電波ビーコン、光ビーコン等からの位置情報を受信して現在地を検出する。前記ジャイロセンサ126は旋回角を検出し、ジャイロセンサ126としては、例えば、ガスレートジャイロ、振動ジャイロ等が使用される。そして、前記ジャイロセンサ126によって検出された旋回角を積分することにより、自車方位を検出することができる。
【0059】
なお、前記GPS121及びビーコンセンサ125はそれぞれ単独で現在地を検出することができる。そして、距離センサ123によって検出された距離と、地磁気センサ122によって検出された自車方位、又はジャイロセンサ126によって検出された旋回角とを組み合わせることにより現在地を検出することもできる。また、距離センサ123によって検出された距離と、ステアリングセンサ124によって検出された舵角とを組み合わせることにより現在地を検出することもできる。
【0060】
前記データ記録部116は、地図データファイル、交差点データファイル、ノードデータファイル、道路データファイル、写真データファイル、及び各地域のホテル、ガソリンスタンド、駐車場、観光地案内等の施設の情報が記録された施設情報データファイル等の各種のデータファイルから成るデータベースを備える。そして、前記各データファイルには、経路を探索するためのデータのほか、前記表示部135の図示されないディスプレイに設定された画面に、探索された経路に沿って案内図を表示したり、交差点又は経路における特徴的な写真、コマ図等を表示したり、次の交差点までの距離、次の交差点における進行方向等を表示したり、他の案内情報を表示したりするための各種のデータが記録される。なお、前記データ記録部116には、所定の情報を音声出力部137によって出力するための各種のデータも記録される。
【0061】
ところで、前記交差点データファイルには各交差点に関する交差点データが、ノードデータファイルにはノードに関するノードデータが、道路データファイルには道路に関する道路データがそれぞれ記録され、前記交差点データ、ノードデータ及び道路データによって道路状況を表す道路状況情報としての道路状況データが構成される。なお、前記ノードデータは、前記地図データファイルに記録された地図データにおける少なくとも道路の位置及び形状を構成するものであり、実際の道路の分岐点(交差点、T字路等も含む)、ノード、各ノード間を連結するノード間リンク等を示すデータから成る。
【0062】
そして、前記道路データによって、道路自体については、幅員、勾(こう)配、カント、バンク、路面の状態、道路の車線数、車線数の減少する地点、幅員の狭くなる地点等が、コーナについては、曲率半径、交差点、T字路、コーナの入口等が、道路属性については、降坂路、登坂路等が、道路種別については、国道、一般道路、高速道路等がそれぞれ構成される。さらに、道路データによって、踏切、高速道路出口ランプウェイ、高速道路の料金所等も構成される。
【0063】
また、前記ナビゲーション処理部117は、ナビゲーション装置114の全体の制御を行うCPU131、該CPU131が各種の演算処理を行うに当たってワーキングメモリとして使用されるRAM132、及び制御用のプログラムのほか、目的地までの経路の探索、経路中の走行案内、特定区間の決定等を行うための各種のプログラムが記録された記録媒体としてのROM133から成るとともに、前記ナビゲーション処理部117に、前記入力部134、表示部135、音声入力部136、音声出力部137及び通信部138が接続される。
【0064】
なお、前記データ記録部116及びROM133は、図示されない磁気コア、半導体メモリ等によって構成される。また、前記データ記録部116及びROM133として、磁気テープ、磁気ディスク、フロッピーディスク、磁気ドラム、CD、MD、DVD、光ディスク、MO、ICカード、光カード等の各種の記録媒体を使用することもできる。
【0065】
本実施の形態においては、前記ROM133に各種のプログラムが記録され、前記データ記録部116に各種のデータが記録されるようになっているが、プログラム、データ等を同じ外部の記録媒体に記録することもできる。この場合、例えば、前記ナビゲーション処理部117に図示されないフラッシュメモリを配設し、前記外部の記録媒体から前記プログラム、データ等を読み出してフラッシュメモリに書き込むこともできる。したがって、外部の記録媒体を交換することによって前記プログラム、データ等を更新することができる。また、ハイブリッド型車両用駆動制御装置の制御用のプログラム等も前記外部の記録媒体に記録することができる。このように、各種の記録媒体に記録されたプログラムを起動し、データに基づいて各種の処理を行うことができる。
【0066】
さらに、前記通信部138は、FM多重の送信装置、電話回線、通信回線等との間で各種のプログラム、データ等の送受信を行うためのものであり、例えば、図示されない情報センサ等の受信装置によって受信された渋滞情報、規制情報、駐車場情報等の各情報から成る交通情報のほか、交通事故情報、GPS121の検出誤差を検出するD−GPS情報等の各種のデータを受信する。
【0067】
また、本発明の機能を実現するためのプログラム、ナビゲーション装置114を動作させるためのその他のプログラム、データ等を、情報センタ(インターネットサーバ、ナビゲーション用サーバ等)から複数の基地局(インターネットのプロバイダ端末、前記通信部138と電話回線、通信回線等を介して接続された通信局等)に送信するとともに、各基地局から通信部138に送信することもできる。その場合、各基地局から送信された前記プログラム及びデータの少なくとも一部が受信されると、前記CPU131は、読書き可能なメモリ、例えば、RAM132、フラッシュメモリ、ハードディスク等の記録媒体にダウンロードし、前記プログラムを起動し、データに基づいて各種の処理を行うことができる。なお、各種のプログラム及びデータを互いに異なる記録媒体に記録したり、同じ記録媒体に記録したりすることもできる。
【0068】
また、家庭用のパソコンを使用し、前記情報センタから送信されたプログラム、データ等を、パソコンに対して着脱自在なメモリスティック、フロッピーディスク等の記録媒体にダウンロードし、前記プログラムを起動し、データに基づいて各種の処理を行うこともできる。
【0069】
そして、前記入力部134は、走行開始時の現在地を修正したり、目的地を入力したりするためのものであり、前記ディスプレイに設定された画面に画像で表示された操作キー、操作メニュー等の操作スイッチから成る。したがって、操作スイッチを押す(タッチする)ことにより、入力を行うことができる。なお、入力部134として、表示部135と別に配設されたキーボード、マウス、バーコードリーダ、ライトペン、遠隔操作用のリモートコントロール装置等を使用することもできる。
【0070】
そして、前記ディスプレイに設定された画面には、操作案内、操作メニュー、操作キーの案内、現在地から目的地までの経路、該経路に沿った案内情報等が表示される。前記表示部135としては、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ等のディスプレイを使用することができるほか、フロントガラスにホログラムを投影するホログラム装置等を使用したりすることもできる。
【0071】
また、音声入力部136は、図示されないマイクロホン等によって構成され、音声によって必要な情報を入力することができる。さらに、音声出力部137は、図示されない音声合成装置及びスピーカを備え、音情報、例えば、音声合成装置によって合成された音声から成る案内情報、変速情報等をスピーカから出力する。なお、音声合成装置によって合成された音声のほかに、各種の音、あらかじめテープ、メモリ等に録音された各種の案内情報をスピーカから出力することもできる。
【0072】
次に、前記構成のナビゲーション装置114の動作について説明する。
【0073】
まず、運転者等の操作者によって入力部134が操作され、ナビゲーション装置114が起動されると、CPU131の図示されないナビ初期化処理手段は、ナビ初期化処理を行う。
【0074】
続いて、CPU131の図示されないマッチング処理手段は、マッチング処理を行い、現在地、ノードデータ、地図データ等のマッチングデータを読み出し取得するとともに、前記ジャイロセンサ126によって検出された旋回角を積分し、自車方位を検出する。なお、本実施の形態において、マッチング処理手段は、ノードデータ、地図データ等をデータ記録部116から読み出し取得するようにしているが、通信部138を介して取得することができる。
【0075】
次に、前記CPU131の図示されない表示処理手段は、表示処理を行うことによって、前記ディスプレイに地図画面を設定し、該地図画面に、前記地図データに従って周辺の地図を表示するとともに、取得された現在地及び検出された自車方位を表示する。
【0076】
そして、前記ナビゲーション装置114が経路探索装置として使用される場合、運転者等の操作者によって入力部134が操作されて目的地が入力されると、CPU131の図示されない目的地設定処理手段は、目的地設定処理を行い、目的地を設定する。また、CPU131の図示されない現在地更新処理手段は、現在地更新処理を行い、車両の走行に伴って現在地を更新する。続いて、CPU131の図示されない経路探索処理手段は、経路探索処理を行い、現在地から目的地までの経路を探索する。
【0077】
そして、経路が探索されると、前記表示処理手段は、表示処理を行い、前記ディスプレイに地図画面を設定し、該地図画面に現在地、自車方位、周辺の地図のほか、探索された経路を表示する。したがって、運転者は、経路案内に従って車両を走行させることができる。
【0078】
ところで、ハイブリッド型車両においては、ハイブリッド型車両の状態、又は車速V、アクセルペダル位置AP等に基づいて、エンジン出力が必要かどうかを判断し、必要でない場合、エンジン11の駆動を停止させて燃費を向上させるようにしている。ところが、道路状況、運転条件等によっては、エンジン11の駆動を停止させた直後に再び始動が必要になると、エンジン11を始動したり、駆動を停止させたりすることによって、ショックが発生し、運転者に違和感を与えることがある。
【0079】
また、エンジン11の駆動を停止させた直後に再び始動する際に、ハイブリッド型車両を比較的速く加速する必要があるが、実際には十分なエンジントルクTEを発生させることができる状態になるまでに時間がかかり、加速時のエンジン11の応答性が低くなってしまう。
【0080】
そこで、道路状況、運転条件等に基づいてエンジンオン・オフを調整し、直近にエンジン11を始動させる必要が生じると予想される場合は、エンジン11の駆動の停止を禁止し、ハイブリッド型車両を比較的速く加速する必要が生じると予想される場合は、エンジン11を所定の回転速度NEで回転させるようにしている。
【0081】
次に、前記ハイブリッド型車両用駆動制御装置の動作について説明する。この場合、まず、ナビゲーション処理部117の動作について説明する。
【0082】
図8は本発明の実施の形態におけるナビゲーション処理部の動作を示すメインフローチャート、図9は本発明の実施の形態における推奨車速マップを示す図である。なお、図9において、横軸にノード半径を、縦軸に推奨車速を採ってある。
【0083】
まず、ナビゲーション装置114(図7)が起動されると、CPU131は、GPS121によって検出された現在地を読み込む。また、前記CPU131の図示されない道路状況情報取得処理手段は、道路状況情報取得処理を行い、データ記録部116の交差点データファイル、ノードデータファイル及び道路データファイルにアクセスし、前記現在地より前方及び後方の位置の道路状況データを読み出して取得し、RAM132に記録する。なお、前記通信部138を介して道路状況データを取得することもできる。また、前記CPU131は、車両制御装置51から車両情報としての車速Vを読み込む。
【0084】
続いて、前記CPU131の道路状況判定処理手段92(図1)は、道路状況判定処理を行い、現在地に対応させて道路状況を判定し、ハイブリッド型車両が一時的な制動を必要とするかどうか、例えば、所定の区間としてのコーナを走行するかどうかを判断する。なお、ハイブリッド型車両が一時的に制動させられる状況としては、コーナを走行する場合のほかに、踏切りを通過する場合等がある。
【0085】
そのために、前記道路状況判定処理手段92の図示されない推奨車速算出処理手段は、推奨車速算出処理を行い、前記現在地、及び現在地より前方の位置の道路状況データに基づいて、制御リストを作成し、現在地を含む道路上の所定の範囲(例えば、現在位置から1〜2〔km〕)内の各ノードごとに道路の曲率半径を表すノード半径を算出する。該ノード半径は、道路状況データのうちのノードデータに従って、各ノード、及び各ノードに隣接する二つのノードの各絶対座標に基づいて算出される。なお、あらかじめデータ記録部116に道路データとしてのノード半径を、例えば、各ノードに対応させて記録しておき、ノード半径を読み出すこともできる。
【0086】
そして、前記推奨車速算出処理手段は、所定の範囲内において前記ノード半径がノード半径閾値Rthより小さいノードNdi(i=1、2、…)が検出されると、ハイブリッド型車両がコーナを走行すると判断し、ROM133に記録された図9に示される推奨車速マップを参照して、各ノードNdiについて推奨車速Vri(i=1、2、…)を算出する。前記推奨車速マップにおいては、ノード半径が小さくなると推奨車速が低くされ、ノード半径が大きくなると推奨車速が高く設定されれる。なお、該推奨車速は、コーナをハイブリッド型車両が安定して通過することができるように設定された車速である。
【0087】
本実施の形態においては、各ノードごとにノード半径が算出され、推奨車速Vriが算出されるようになっているが、各ノード間を接続するリンクを、等間隔に分割することによって補間点を設定し、該補間点におけるノード半径を算出し、該ノード半径に従って推奨車速を算出することもできる。
【0088】
続いて、前記道路状況判定処理手段92の図示されない必要減速度算出処理手段は、各ノードNdiに到達するまでに車速Vが推奨車速Vriになるのに必要な減速度、すなわち、必要減速度βi(i=1、2、…)を算出する。該必要減速度βiは、前記推奨車速Vri、現在地における現在の車速V、及び現在地から各ノードNdiまでの距離Li(i=1、2、…)に基づいて、前記ROM133に記録された図示されない減速度マップを参照することによって算出することができる。なお、所定の式によって算出することもできる。
【0089】
このようにして、各ノードNdiについて各必要減速度βiが算出されると、前記道路状況判定処理手段92は、コーナ走行中フラグFGをオンにするとともに、前記必要減速度βiのうちの最大の必要減速度βmを算出し、該必要減速度βmを車両制御装置51に送る。
【0090】
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 道路状況データを読み出す。
ステップS2 車両情報を読み込む。
ステップS3 推奨車速Vriを算出する。
ステップS4 必要減速度βiを算出する。
ステップS5 コーナ走行中フラグFGをオンにし、必要減速度βmを送信する。
【0091】
続いて、車両制御装置51の動作について説明する。
【0092】
図10は本発明の実施の形態における車両制御装置の動作を示すメインフローチャート、図11は本発明の実施の形態における車両要求トルク算出処理のサブルーチンを示す図、図12は本発明の実施の形態におけるエンジン目標運転状態設定処理のサブルーチンを示す図、図13は本発明の実施の形態における発電機制御処理のサブルーチンを示す図、図14は本発明の実施の形態における駆動モータ制御処理のサブルーチンを示す図、図15は本発明の実施の形態における車両要求トルクマップを示す第1の図、図16は本発明の実施の形態における車両要求トルクマップを示す第2の図、図17は本発明の実施の形態におけるエンジン目標回転速度・スロットル開度設定処理のサブルーチンを示す図、図18は本発明の実施の形態におけるエンジン目標運転状態設定マップを示す図、図19は本発明の実施の形態におけるスタンバイ制御処理のサブルーチンを示す図、図20は本発明の実施の形態におけるスタンバイ目標回転速度マップを示す図である。なお、図15及び16において、横軸に車速Vを、縦軸に車両要求トルクTO* を、図20において、横軸に速度差ΔVを、縦軸にスタンバイ目標回転速度NEmaを採ってある。
【0093】
まず、車両制御装置51(図6)は、車両情報として、アクセルスイッチ55からアクセルペダル位置APを、ブレーキスイッチ62からブレーキペダル位置BPを読み込むとともに、駆動モータロータ位置センサ39から駆動モータロータ位置θMを読み込んで、車両情報としての車速Vを算出する。なお、前記アクセルペダル位置AP、ブレーキペダル位置BPによって運転者の運転条件が表され、車速Vによってハイブリッド型車両の走行条件が表される。
【0094】
続いて、前記車両制御装置51の図示されない車両要求トルク算出処理手段は、車両要求トルク算出処理を行い、車両要求トルクTO* を算出する。次に、前記車両制御装置51の図示されないエンジン目標運転状態設定処理手段は、エンジン目標運転状態設定処理を行い、エンジン目標運転状態を設定する。そして、前記車両制御装置51の図示されない発電機制御処理手段は、発電機制御処理を行い、前記エンジン目標運転状態に対応させて発電機16の制御を行い、車両制御装置51の図示されない駆動モータ制御処理手段は、駆動モータ制御処理を行い、駆動モータ25の制御を行う。
【0095】
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS11 車両情報を読み込む。
ステップS12 車両要求トルク算出処理を行う。
ステップS13 エンジン目標運転状態設定処理を行う。
ステップS14 発電機制御処理を行う。
ステップS15 駆動モータ制御処理を行い、処理を終了する。
【0096】
次に、図10におけるステップS12の車両要求トルク算出処理について説明する。
【0097】
まず、前記車両要求トルク算出処理手段は、車両要求トルク算出処理を行い、アクセルペダル54が踏み込まれた場合、前記車両制御装置51の記録装置に記録された図15の第1の車両要求トルクマップを参照し、ブレーキペダル61が踏み込まれた場合、前記記録装置に記録された図16の第2の車両要求トルクマップを参照して、アクセルペダル位置AP、ブレーキペダル位置BP及び車速Vに対応させてあらかじめ設定された、ハイブリッド型車両を走行させるのに必要な車両要求トルクTO* を算出する。
【0098】
続いて、前記車両要求トルク算出処理手段の協調制御条件成立判断処理手段は、協調制御条件成立判断処理を行い、協調制御条件が成立するかどうかを判断する。本実施の形態においては、例えば、発電機ロータ位置センサ38、駆動モータロータ位置センサ39、バッテリ残量検出装置44、アクセルスイッチ55、ブレーキスイッチ62、バッテリ電圧センサ72等の各種のセンサのセンサ出力が正常な範囲内に収まっていること、車両制御装置51とCPU131(図7)との間において、通信が正常に行われていること、ハイブリッド型車両が通常走行をしていること、スノーモード等の特殊のモードの設定がオフになっていること等の条件が成立する場合に、協調制御条件が成立すると判断する。
【0099】
続いて、前記車両要求トルク算出処理手段は、コーナ走行中フラグFGを読み込み、必要減速度βmを受け、前記コーナ走行中フラグFGがオンであるかどうかを判断する。そして、コーナ走行中フラグFGがオンである場合、車両要求トルク算出処理手段の車両要求トルク補正処理手段は、車両要求トルク補正処理を行い、前記車両要求トルクTO* を補正する。
【0100】
この場合、ハイブリッド型車両の重量をWtとすると、必要減速度βmでハイブリッド型車両を減速させたときのハイブリッド型車両の駆動力をFとすると、
F=Wt・βm
になる。したがって、補正がされた後の車両要求トルクをTOa* とし、駆動輪37のタイヤ半径をrとすると、車両要求トルクTOa* は、
TOa* =F/r
=Wt・βm/r
になる。なお、ハイブリッド型車両を減速させる場合、必要減速度βmは負の値を採るが、必要減速度βmが正の値を採る場合、車両要求トルクTO* を補正する必要はない。
【0101】
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS12−1 車両要求トルクTO* を算出する。
ステップS12−2 協調制御条件が成立するかどうかを確認する。協調制御条件が成立する場合はステップS12−3に、成立しない場合はリターンする。
ステップS12−3 コーナ走行中フラグFGを読み込み、必要減速度βmを受ける。
ステップS12−4 コーナ走行中フラグFGがオンであるかどうかを判断する。コーナ走行中フラグFGがオンである場合はステップS12−5に、オンでない(オフである)場合はリターンする。
ステップS12−5 車両要求トルク補正処理を行い、リターンする。
【0102】
次に、図10におけるステップS13のエンジン目標運転状態設定処理について説明する。
【0103】
まず、前記エンジン目標運転状態設定処理手段の車両要求出力算出処理手段は、車両要求出力算出処理を行い、前記車両要求トルクTOa* (車両要求トルクTO* が補正されていない場合は、車両要求トルクTO* )と車速Vとを乗算することによって、車両要求出力PD
PD=TOa* ・V
を算出する。
【0104】
次に、前記エンジン目標運転状態設定処理手段のバッテリ要求出力算出処理手段は、前記バッテリ残量検出装置44からバッテリ残量SOCを読み込み、該バッテリ残量SOCに基づいて、バッテリ43が要求するバッテリ要求出力PBを算出する。
【0105】
続いて、前記エンジン目標運転状態設定処理手段のエンジン要求出力算出処理手段91は、前記車両要求出力PDとバッテリ要求出力PBとを加算することによって、エンジン要求出力PO
PO=PD+PB
を算出する。なお、該エンジン要求出力POは、ハイブリッド型車両を走行させるのに必要なトルク、及びバッテリ残量SOCに応じて、エンジン目標回転速度NE* 及びスロットル開度θを設定する指標となる。
【0106】
そして、前記エンジン目標運転状態設定処理手段は、前記エンジン要求出力POが閾値POthより大きいかどうかを判断し、エンジン要求出力POが閾値POthより大きい場合、エンジン目標運転状態設定処理手段のエンジン目標回転速度・スロットル開度設定処理手段は、エンジン目標回転速度・スロットル開度設定処理を行い、エンジン目標回転速度NE* 及びスロットル開度θを設定し、エンジン11に燃料を供給し、所定のエンジン目標回転速度NE* 及び所定のスロットル開度θでエンジン11を駆動する。
【0107】
ところで、エンジン要求出力POが閾値POth以下であり、バッテリ残量SOCが十分に多く、バッテリ43が満充電状態である場合には、バッテリ43を充電する必要がないので、燃料をカットし、エンジン11の駆動を停止させても問題は生じない。また、必要減速度βmが閾値βmth以下であり、ハイブリッド型車両を減速させる必要がある場合も、燃料をカットし、エンジン11の駆動を停止させても問題は生じない。なお、前記燃料をカットするために、エンジン11への燃料供給ラインに所定のバルブが配設される。
【0108】
そこで、前記エンジン目標運転状態設定処理手段は、エンジン要求出力POが閾値POth以下である場合、バッテリ残量SOCが閾値SOCthより多いかどうかを判断するとともに、前記必要減速度βmが閾値βmthより大きいかどうかを判断する。そして、バッテリ残量SOCが閾値SOCthより多いか、又は前記必要減速度βmが閾値βmthより大きい場合、前記エンジン目標運転状態設定処理手段は、エンジン11に供給される燃料をカットし、所定のエンジン目標回転速度NE* を設定するようにしている。したがって、燃費を向上させることができる。
【0109】
なお、この場合、制動力が要求されるが、バッテリ43が満充電状態であるので、駆動モータ25による回生を行うことによってハイブリッド型車両を制動することができない。したがって、エンジン11に供給される燃料がカットされた状態で発電機16を駆動し、エンジン11を所定のエンジン目標回転速度NE* で回転させことによって、バッテリ43に蓄えられた電力を消費するようにしている。
【0110】
一方、バッテリ残量SOCが閾値SOCth以下であり、かつ、前記必要減速度βmが閾値βmth以下である場合、前記エンジン目標回転速度・スロットル開度設定処理手段は、エンジン目標回転速度・スロットル開度設定処理を行い、11に燃料を供給し、エンジン目標回転速度NE* 及びスロットル開度θを設定する。
【0111】
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS13−1 エンジン要求出力POを算出する。
ステップS13−2 エンジン要求出力POが閾値POthより大きいかどうかを判断する。エンジン要求出力POが閾値POthより大きい場合はステップS13−6に、エンジン要求出力POが閾値POth以下の場合はステップS13−3に進む。
ステップS13−3 バッテリ残量SOCが閾値SOCthより多いかどうかを判断する。バッテリ残量SOCが閾値SOCthより多い場合はステップS13−4に、バッテリ残量SOCが閾値SOCth以下の場合ステップS13−5に進む。
ステップS13−4 燃料をカットし、所定のエンジン目標回転速度NE* を設定し、リターンする。
ステップS13−5 必要減速度βmが閾値βmthより大きいかどうかを判断する。必要減速度βmが閾値βmthより大きい場合はステップS13−4に、必要減速度βmが閾値βmth以下の場合はステップS13−6に進む。
ステップS13−6 エンジン目標回転速度・スロットル開度設定処理を行い、リターンする。
【0112】
次に、図10におけるステップS14の発電機制御処理について説明する。
【0113】
前記発電機制御処理手段は、設定されたエンジン目標回転速度NE* になるように発電機目標トルクTG* を設定する。
【0114】
そのために、前記発電機制御処理手段は、駆動モータロータ位置θMを読み込み、該駆動モータロータ位置θM、及び出力軸26(図2)からリングギヤRまでのギヤ比γRに基づいてリングギヤ回転速度NRを算出するとともに、エンジン目標運転状態設定処理において設定されたエンジン目標回転速度NE* を読み込み、リングギヤ回転速度NR及びエンジン目標回転速度NE* に基づいて、前記回転速度関係式によって、発電機目標回転速度NG* を算出し、設定する。そして、前記発電機制御処理手段は、前記発電機目標回転速度NG* 及び発電機回転速度NGに基づいて、発電機目標トルクTG* を算出し、設定する。
【0115】
続いて、発電機制御処理手段の発電機・発電機ブレーキオン/オフ制御処理手段は、発電機・発電機ブレーキオン/オフ制御処理を行い、バッテリ残量SOCに基づいて発電機ブレーキBのオン・オフ(係合・解放)制御を行うとともに、発電機回転速度制御処理を行うことによって発電機16の回転速度制御を行うか、又は発電機トルク制御処理を行うことによって発電機16のトルク制御を行う。
【0116】
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS14−1 設定されたエンジン目標回転速度NE* になるように発電機目標トルクTG* を設定し、リターンする。
【0117】
次に、図10におけるステップS15の駆動モータ制御処理について説明する。
【0118】
ところで、前述されたように、エンジントルクTE、リングギヤトルクTR及び発電機トルクTGは互いに反力を受け合うので、発電機トルクTGがリングギヤトルクTRに変換されてリングギヤRから出力される。そして、リングギヤトルクTRがリングギヤRから出力されるのに伴って、発電機回転速度NGが変動し、前記リングギヤトルクTRが変動すると、変動したリングギヤトルクTRが駆動輪37に伝達され、ハイブリッド型車両の走行フィーリングが低下してしまう。そこで、発電機回転速度NGの変動に伴う発電機16のイナーシャ分のトルクを見込んでリングギヤトルクTRを算出するようにしている。
【0119】
そのために、前記駆動モータ制御処理手段は、前記発電機制御処理において設定された発電機目標トルクTG* を読み込み、該発電機目標トルクTG* 、及びサンギヤSの歯数に対するリングギヤRの歯数の比に基づいてリングギヤトルクTRを算出する。
【0120】
すなわち、発電機16のイナーシャをInGとし、発電機16の角加速度(回転変化率)をαGとしたとき、サンギヤSに加わるサンギヤトルクTSは、
TS=TG* +InG・αG
になる。
【0121】
そして、リングギヤRの歯数がサンギヤSの歯数のρ倍であるとすると、リングギヤトルクTRは、サンギヤトルクTSのρ倍であるので、
Figure 0004000784
になる。このように、発電機目標トルクTG* からリングギヤトルクTRを算出することができる。
【0122】
続いて、駆動モータ制御処理手段の駆動軸トルク推定処理手段は、駆動軸トルク推定処理を行い、前記リングギヤトルクTR、及びリングギヤRの歯数に対する第2のカウンタドライブギヤ27の歯数の比に基づいて、エンジントルクTEによってプラネタリギヤユニット13を介して出力軸26に発生させられるトルク、すなわち、駆動軸トルクTR/OUTを推定する。なお、発電機ブレーキBが係合させられる際には、リングギヤトルクTRはエンジントルクTEと比例関係になり、前記リングギヤトルクTR、及びリングギヤRの歯数に対する第2のカウンタドライブギヤ27の歯数の比に基づいて前記駆動軸トルクTR/OUTが推定される。
【0123】
続いて、前記駆動モータ制御処理手段は、駆動モータトルク補正値δTMを設定し、駆動モータ目標トルクTM* を補正する。すなわち、前記駆動モータ制御処理手段は、前記車両要求トルクTO* から、前記駆動軸トルクTR/OUTを減算することによって、駆動軸トルクTR/OUTでは加不足する分を駆動モータ目標トルクTM* として決定する。
【0124】
次に、図14のフローチャートについて説明する。
ステップS15−1 発電機目標トルクTG* に基づいてリングギヤトルクTRを算出する。
ステップS15−2 駆動モータ目標トルクTM* を補正し、リターンする。
【0125】
次に、図12におけるステップS13−6のエンジン目標回転速度・スロットル開度設定処理について説明する。
【0126】
まず、前記エンジン目標回転速度・スロットル開度設定処理手段は、エンジン目標回転速度・スロットル開度設定処理を行い、前記エンジン要求出力POが閾値POthより大きいかどうかを判断し、エンジン要求出力POが閾値POthより大きい場合、エンジン要求出力PO、及び前記車両制御装置51の記録装置に記録された図18のエンジン目標運転状態設定マップで示される最適燃費曲線L1に基づいて、エンジン目標回転速度NE* 及びスロットル開度θを設定する。
【0127】
そのために、前記エンジン目標回転速度・スロットル開度設定処理手段は、前記エンジン目標運転状態設定マップを参照し、前記エンジン要求出力POを表す線PO1〜PO3と、各アクセルペダル位置AP1〜AP6におけるエンジン11の効率が最も高くなる最適燃費曲線L1とが交差するポイントA1〜A3、Amを、エンジン目標運転状態であるエンジン11の運転ポイントとして決定し、該運転ポイントにおけるエンジントルクTE1〜TE3、TEmをエンジン目標トルクTE* として決定し、前記運転ポイントにおけるエンジン回転速度NE1〜NE3、NEmをエンジン目標回転速度NE* として決定する。
【0128】
ところで、ハイブリッド型車両がコーナに差し掛かると、ハイブリッド型車両を制動し、減速させる必要が生じる。そこで、エンジン要求出力POが閾値POth以下である場合には、燃料をカットし、エンジン11の駆動を停止させることが考えられるが、ハイブリッド型車両がコーナを通過した後、脱出する際には、ハイブリッド型車両を比較的速く加速させる必要があり、エンジン要求出力POが大きくなることが予想される。
【0129】
そこで、前記エンジン目標回転速度・スロットル開度設定処理手段の運転状態選択処理手段93は、運転状態選択処理を行い、エンジン要求出力POが閾値POth以下である場合、コーナ走行中フラグFGがオンであるかどうかを判断する。そして、コーナ走行中フラグFGがオンである場合、前記運転状態選択処理手段93のスタンバイ制御処理手段94は、第1の運転状態を選択してスタンバイ制御処理を行い、エンジン11を所定のエンジン目標回転速度NE* なるように駆動し、コーナ走行中フラグFGがオフである場合、第2の運転状態を選択してフューエルカット信号をオンにして、エンジン11に供給される燃料をカットし、エンジン目標回転速度NE* を零に設定するようにしている。
【0130】
したがって、ハイブリッド型車両がコーナに差し掛かり、ハイブリッド型車両を減速させた場合に、たとえ、エンジン要求出力POが閾値POth以下であっても、燃料はカットされず、エンジン11は所定のエンジン回転速度NEなるように駆動されるので、道路状況、運転条件等によって、ショックが発生するのを防止することができ、運転者に違和感を与えることがなくなる。
【0131】
ところで、例えば、前記ハイブリッド型車両がコーナを通過した後、コーナを脱出するに当たり、運転者はアクセルペダルを踏み込んでハイブリッド型車両を比較的速く加速する必要が生じるが、実際に十分なエンジントルクTEを発生させることができる状態になるまでに時間がかかると、加速時のエンジン11の応答性が低くなってしまう。
【0132】
そこで、前記スタンバイ制御処理手段94は、ハイブリッド型車両がコーナ脱出点に到達すると、加速性が良好になるようにエンジン回転速度NEを変更するようにしている。
【0133】
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS13−6−1 エンジン要求出力POが閾値POthより大きいかどうかを判断する。エンジン要求出力POが閾値POthより大きい場合はステップS13−6−3に、エンジン要求出力POが閾値POth以下である場合はステップS13−6−2に進む。
ステップS13−6−2 コーナ走行中フラグFGがオンであるかどうかを判断する。コーナ走行中フラグFGがオンである場合はステップS13−6−5に、オンでない(オフである)場合はステップS13−6−4に進む。
ステップS13−6−3 エンジン要求出力PO及び最適燃費曲線L1に基づいてエンジン目標トルクTE* 及びスロットル開度θを設定し、リターンする。
ステップS13−6−4 燃料をカットし、エンジン目標回転速度NE* を零に設定し、リターンする。
ステップS13−6−5 スタンバイ制御処理を行い、リターンする。
【0134】
次に、図17におけるステップS13−6−5におけるスタンバイ制御処理について説明する。
【0135】
この場合、前記スタンバイ制御処理手段94の図示されないコーナ脱出点設定処理手段は、コーナ脱出点設定処理を行い、コーナが終了する手前におけるハイブリッド型車両の加速の準備をしておくのに適した点、すなわち、コーナ脱出点を設定する。なお、例えば、各ノードNdiのうちの進行方向における最も先のノードをNdeとしたとき、前記ノードNdeを前記コーナ脱出点として設定したり、前記ノードNdeを基準にしてコーナ脱出点を設定したりすることができる。
【0136】
続いて、前記スタンバイ制御処理手段94は、ハイブリッド型車両がコーナ脱出点に到達したかどうかを判断することによって所定のスタンバイ条件が成立するかどうかを判断する。そして、ハイブリッド型車両が前記コーナ脱出点に到達しておらず、スタンバイ条件が成立していない場合、前記スタンバイ制御処理手段94はアイドル回転速度をエンジン目標回転速度NE* として設定し、該エンジン目標回転速度NE* になるようにエンジン11を駆動し、アイドル運転する。
【0137】
そして、ハイブリッド型車両がコーナ脱出点に到達して、前記スタンバイ条件が成立すると、前記スタンバイ制御処理の図示されないスタンバイ目標回転速度設定処理手段は、スタンバイ目標回転速度設定処理を行い、前記記録装置に記録された図20のスタンバイ目標回転速度マップを参照し、スタンバイ目標回転速度NEmaを設定し、該スタンバイ目標回転速度NEmaをエンジン目標回転速度NE* として設定し、該エンジン目標回転速度NE* になるようにエンジン11を駆動する。なお、前記スタンバイ目標回転速度設定処理手段によって、ハイブリッド型車両がコーナを通過した後のエンジン11の第3の駆動状態に向けてエンジン目標回転速度NE* を変更するためのエンジン目標回転速度変更処理手段が構成される。
【0138】
そのために、前記脱出点において予想される脱出用の車両要求トルクTOe* に基づいてスタンバイ目標回転速度NEmaがエンジン目標回転速度NE* として算出される。そして、エンジン回転速度NEがスタンバイ目標回転速度NEmaになるように発電機目標回転速度NG* が算出されて発電機制御処理が行われる。この場合、エンジン目標回転速度NE* がスタンバイ目標回転速度NEmaになるのに伴って高くなっても、エンジン11における燃料の供給量は多くされず、アイドル運転時と同じにされる。
【0139】
なお、前記車両要求トルクTOe* は、定量的な計算で算出することはできないので、実際のハイブリッド型車両を走行させてキャリブレーションによって測定された値を使用する。また、そのときの、前記スタンバイ目標回転速度NEmaは、定性的に、例えば、道路の曲率半径が大きい場合、コーナに進入したときのエンジン回転速度NEと等しく設定され、曲率半径が小さい場合、コーナを通過した後の加速性を良好にするために、高めのエンジン回転速度NExに設定される。
【0140】
例えば、コーナに進入してコーナ制御を開始したときの車速、すなわち、コーナ進入車速をVsとし、コーナにおける推奨車速Vriの最低の車速、すなわち、最低車速をVmiとしたとき、速度差ΔV
ΔV=Vs−Vmi
を算出し、該速度差ΔVが大きい場合、コーナを脱出する際の加速度を大きくする必要が生じることが予測されるので、スタンバイ目標回転速度NEmaをエンジン回転速度NExになるように比較的高く設定する。
【0141】
また、速度差ΔVが小さく、例えば、零であり、コーナ進入車速Vsと最低車速Vmiとが等しい場合、コーナを脱出する際の加速度を大きくする必要が生じないと予測されるのでスタンバイ目標回転速度NEmaをアイドル回転速度NEi程度になるように設定する。
【0142】
なお、前記スタンバイ目標回転速度NEmaを、種々の道路形状、例えば、曲率に対して個別に設定することができる。また、曲率の大きなコーナではスタンバイ目標回転速度NEmaを徐々に高くすることができる。
【0143】
このように、例えば、前記ハイブリッド型車両がコーナを通過した後、コーナを脱出するに当たり、運転者はアクセルペダル54を踏み込んでハイブリッド型車両を比較的速く加速する必要が生じるが、実際に十分なエンジントルクTEを発生させることができる状態になるまでに時間がかからないので、加速時のエンジン11の応答性を高くすることができる。
【0144】
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS13−6−5−1 コーナ脱出点設定処理を行う。
ステップS13−6−5−2 コーナ脱出点に到達したかどうかを判断する。コーナ脱出点に到達した場合はステップS13−6−5−3に、コーナ脱出点に到達していない場合はステップS13−6−5−4に進む。
ステップS13−6−5−3 スタンバイ目標回転速度設定処理を行い、リターンする。
ステップS13−6−5−4 エンジン11をアイドル運転にし、リターンする。
【0145】
本実施の形態においては、ナビゲーション装置114において推奨車速Vriを算出し、必要減速度βmを算出し、コーナ走行中フラグFGをオンにするようになっているが、車両制御装置51に、推奨車速Vriを算出し、必要減速度βmを算出し、コーナ走行中フラグFGをオンにする機能を持たせることができる。また、本実施の形態においては、車両制御装置51において車両要求トルク算出処理、エンジン目標運転状態設定処理、発電機制御処理及び駆動モータ制御処理を行うようになっているが、ナビゲーション装置114に、車両要求トルク算出処理、エンジン目標運転状態設定処理、発電機制御処理及び駆動モータ制御処理を行う機能を持たせることができる。
【0146】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0147】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、ハイブリッド型車両用駆動制御装置においては、エンジン要求出力を算出するエンジン要求出力算出処理手段と、現在地を検出する現在地検出手段と、現在地に対応させて道路状況を判定する道路状況判定処理手段と、前記道路状況に基づいて設定された所定の区間を走行する間、前記エンジン要求出力に基づいて、エンジンをエンジン目標回転速度になるように駆動する第1の運転状態、及び燃料をカットする第2の運転状態を選択する運転状態選択処理手段とを有する。
【0148】
そして、該運転状態選択処理手段は、前記第1の運転状態において所定の条件が成立したときに、前記所定の区間を走行中に、前記所定の区間を通過した後の第3の運転状態に向けてエンジン目標回転速度を予測して設定し、かつ、前記所定の区間を走行中に前記エンジン目標回転速度に変更するスタンバイ制御処理手段を備える。
また、前記第3の運転状態に向けて予測されるエンジン目標回転速度は、所定の区間に進入したときの車速と、所定の区間における推奨車速との速度差に基づいて算出される。
【0149】
この場合、前記道路状況に基づいて設定された所定の区間を走行する場合に、たとえ、エンジン要求出力が小さくても、燃料はカットされないので、道路状況、運転条件等によって、ショックが発生するのを防止することができ、運転者に違和感を与えることがなくなる。そして、エンジンオン・オフが頻繁に行われるのを防止することができるので、燃費を向上させることができる。
【0150】
また、前記ハイブリッド型車両が前記所定の区間を通過した後、脱出するに当たり、前記所定の区間を通過した後の第3の運転状態に向けてエンジン目標回転速度が変更されるので、エンジンの応答性を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるハイブリッド型車両用駆動制御装置の機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるハイブリッド型車両の概念図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるプラネタリギヤユニットの動作説明図である。
【図4】本発明の実施の形態における通常走行時の車速線図である。
【図5】本発明の実施の形態における通常走行時のトルク線図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるハイブリッド型車両用駆動制御装置を示す第1のブロック図である。
【図7】本発明の実施の形態におけるハイブリッド型車両用駆動制御装置を示す第2のブロック図である。
【図8】本発明の実施の形態におけるナビゲーション処理部の動作を示すメインフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態における推奨車速マップを示す図である。
【図10】本発明の実施の形態における車両制御装置の動作を示すメインフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態における車両要求トルク算出処理のサブルーチンを示す図である。
【図12】本発明の実施の形態におけるエンジン目標運転状態設定処理のサブルーチンを示す図である。
【図13】本発明の実施の形態における発電機制御処理のサブルーチンを示す図である。
【図14】本発明の実施の形態における駆動モータ制御処理のサブルーチンを示す図である。
【図15】本発明の実施の形態における車両要求トルクマップを示す第1の図である。
【図16】本発明の実施の形態における車両要求トルクマップを示す第2の図である。
【図17】本発明の実施の形態におけるエンジン目標回転速度・スロットル開度設定処理のサブルーチンを示す図である。
【図18】本発明の実施の形態におけるエンジン目標運転状態設定マップを示す図である。
【図19】本発明の実施の形態におけるスタンバイ制御処理のサブルーチンを示す図である。
【図20】本発明の実施の形態におけるスタンバイ目標回転速度マップを示す図である。
【符号の説明】
11 エンジン
13 プラネタリギヤユニット
14 出力軸
16 発電機
25 駆動モータ
37 駆動輪
51 車両制御装置
91 エンジン要求出力算出処理手段
92 道路状況判定処理手段
93 運転状態選択処理手段
94 スタンバイ制御処理手段
117 ナビゲーション処理部
121 GPS
131 CPU
CR キャリヤ
R リングギヤ
S サンギヤ

Claims (11)

  1. エンジン要求出力を算出するエンジン要求出力算出処理手段と、現在地を検出する現在地検出手段と、現在地に対応させて道路状況を判定する道路状況判定処理手段と、前記道路状況に基づいて設定された所定の区間を走行する間、前記エンジン要求出力に基づいて、エンジンをエンジン目標回転速度になるように駆動する第1の運転状態、及び燃料をカットする第2の運転状態を選択する運転状態選択処理手段とを有するとともに、該運転状態選択処理手段は、前記第1の運転状態において所定の条件が成立したときに、前記所定の区間を走行中に、前記所定の区間を通過した後の第3の運転状態に向けてエンジン目標回転速度を予測して設定し、かつ、前記所定の区間を走行中に前記エンジン目標回転速度に変更するスタンバイ制御処理手段を備え、前記第3の運転状態に向けて予測されるエンジン目標回転速度は、所定の区間に進入したときの車速と、所定の区間における推奨車速との速度差に基づいて算出されることを特徴とするハイブリッド型車両用駆動制御装置。
  2. 前記所定の条件は、所定の区間が終了する手前の点に車両が到達したときに成立する請求項1に記載のハイブリッド型車両用駆動制御装置
  3. 記エンジン要求出力算出処理手段は、車両要求出力及びバッテリ要求出力に基づいてエンジン要求出力を算出する請求項1に記載のハイブリッド型車両用駆動制御装置。
  4. 前記道路状況判定処理手段は、ハイブリッド型車両が一時的な制動を必要とするかどうかを判断し、前記運転状態選択処理手段は、前記エンジン要求出力が閾値以下であり、ハイブリッド型車両が一時的な制動を必要とする場合、前記第1の運転状態を選択し、前記エンジン要求出力が閾値以下であり、ハイブリッド型車両が一時的な制動を必要としない場合、第2の運転状態を選択する請求項1に記載のハイブリッド型車両用駆動制御装置。
  5. 前記道路状況判定処理手段は、ハイブリッド型車両がコーナを走行するかどうかを判断し、前記運転状態選択処理手段は、前記エンジン要求出力が閾値以下であり、ハイブリッド型車両がコーナを走行する場合、前記第1の運転状態を選択し、前記エンジン要求出力が閾値以下であり、ハイブリッド型車両がコーナを走行しない場合、第2の運転状態を選択する請求項に記載のハイブリッド型車両用駆動制御装置。
  6. 道路状況データに基づいて推奨車速を算出する推奨車速算出処理手段を有するとともに、前記道路状況判定処理手段は、前記推奨車速に基づいてハイブリッド型車両が一時的な制動を必要とするかどうかを判断する請求項に記載のハイブリッド型車両用駆動制御装置。
  7. 前記エンジンと機械的に連結された発電機と、駆動モータ及び駆動輪に連結された出力軸と、少なくとも3個の歯車要素を備え、各歯車要素が前記エンジン、発電機及び出力軸にそれぞれ連結された差動歯車装置とを有する請求項1に記載のハイブリッド型車両用駆動制御装置。
  8. 前記スタンバイ制御処理手段は、前記発電機の発電機制御処理を行うことによってエンジン目標回転速度を変更する請求項に記載のハイブリッド型車両用駆動制御装置。
  9. エンジン要求出力を算出し、現在地を検出し、現在地に対応させて道路状況を判定し、該道路状況に基づいて設定された所定の区間を走行する間、前記エンジン要求出力に基づいて、エンジンをエンジン目標回転速度になるように駆動する第1の運転状態、及び燃料をカットする第2の運転状態を選択するとともに、前記第1の運転状態において所定の条件が成立したときに、前記所定の区間を走行中に、前記所定の区間を通過した後の第3の運転状態に向けてエンジン目標回転速度を予測して設定し、かつ、前記所定の区間を走行中に前記エンジン目標回転速度に変更し、前記第3の運転状態に向けて予測されるエンジン目標回転速度を、所定の区間に進入したときの車速と、所定の区間における推奨車速との速度差に基づいて算出することを特徴とするハイブリッド型車両用駆動制御方法。
  10. 前記エンジン要求出力は、車両要求出力及びバッテリ要求出力に基づいて算出される請求項に記載のハイブリッド型車両用駆動制御方法。
  11. コンピュータを、エンジン要求出力を算出するエンジン要求出力算出処理手段、現在地に対応させて道路状況を判定する道路状況判定処理手段、並びに前記道路状況に基づいて設定された所定の区間を走行する間、前記エンジン要求出力に基づいて、エンジンをエンジン目標回転速度になるように駆動する第1の運転状態、及び燃料をカットする第2の運転状態を選択する運転状態選択処理手段として機能させるとともに、該運転状態選択処理手段は、前記第1の運転状態において所定の条件が成立したときに、前記所定の区間を走行中に、前記所定の区間を通過した後の第3の運転状態に向けてエンジン目標回転速度を予測して設定し、かつ、前記所定の区間を走行中に前記エンジン目標回転速度に変更するスタンバイ制御処理手段を備え、前記第3の運転状態に向けて予測されるエンジン目標回転速度は、所定の区間に進入したときの車速と、所定の区間における推奨車速との速度差に基づいて算出されることを特徴とするハイブリッド型車両用駆動制御方法のプログラム。
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