JP3999204B2 - ディジタル回線伝送装置 - Google Patents
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Description
この発明は、ディジタル通信に用いられ、音声信号を高能率に伝送することができるディジタル回線伝送装置に関するものである。
背景技術
公衆回線および企業内通信のいずれかであるにかかわらず、通信においては通信コストの低減、回線の有効利用という課題があり、通信トラヒックの大部分を占める音声信号の高能率伝送を実現するため、様々な音声符号化方式が実現されている。近年、8kbit/s CS−ACELP(Conjugate−Structure Algebraic−Code−Excited Linear Prediction:共役構造代数的符号励振線形予測)音声符号化方式に代表されるような、低ビットレートでの音声符号化・復号方式に基づく高能率音声符号化装置を適用したディジタル回線伝送装置が実現されている。
回線をより有効に利用するためには、より高能率の音声符号化装置(以下音声コーデックと記載する。)を適用する必要がある。すなわち、より低レートの音声符号化装置を適用する必要がある。低ビットレートの音声コーデックを適用した場合には、64kbit/sの音声PCM信号に対して、例えば8kbit/sの音声コーデックを適用した場合には、8倍の圧縮効率が得られる。それに対して、32kbit/sの音声コーデックを適用した場合には2倍の圧縮効率が得られることになる。
音声コーデックの符号化/復号方式は、低ビットレートであっても音質の高い性能を実現しているものもあるが、一般的には、高ビットレートのコーデックの方が低ビットレートのコーデックよりも音質の品質が高い。
通信回線上の情報伝送上の余裕がある場合には、できるだけ高ビットレートのコーデックを使用して音質を確保し、情報伝送上の余裕がない場合には、低ビットレートのコーデックを使用して通信回線をできるだけ有効に利用するという考え方は従来からある。可変レートコーデックを適用して音声の符号化/復号に使用する音声コーデックのビットレートを回線状況に応じて変更するもの、あるいは、通信回線のトラヒック量によりコーデックを切り替える方式をとるものがある。
第1図は例えば特開昭63−226138号公報に示されたコーデックを切り替える方式の従来のディジタル回線伝送装置を示す構成図であり、図において、40は送信側伝送装置であり、45は音声信号が入力される入力ラインである。46は音声信号が入力されて符号化された音声信号を出力する64kbit/sコーデックであり、47は音声信号が入力されて符号化された音声信号を出力する32kbit/sコーデックであり、48は音声信号が入力されて音声圧縮信号を出力する16kbit/sコーデックである。49はそれぞれのコーデックからの音声圧縮信号が入力されて選択された音声圧縮信号を出力する選択回路である。50は選択された音声圧縮信号および制御信号が入力されて多重化信号を出力する多重分離回路である。51は制御信号を出力する制御回路である。60は受信側伝送装置であり、66は音声圧縮信号が入力されて音声信号を出力する64kbit/sコーデックであり、67は音声圧縮信号が入力されて音声信号を出力する32kbit/sコーデックであり、68は音声圧縮信号が入力されて音声信号を出力する16kbit/sコーデックである。69は音声圧縮信号が入力されてコーデックに音声圧縮信号を供給する選択回路である。70は多重化信号が入力されて音声圧縮信号および制御情報信号を出力する多重分離回路である。71は制御情報信号が入力されて制御信号を出力する制御回路である。75は音声信号が出力される出力ラインである。52は送信側伝送装置40および受信側伝送装置60を結ぶディジタル回線である。
次に動作について説明する。
入力ライン45に入力された音声信号は64kbit/sコーデック46、32kbit/sコーデック47および16kbit/sコーデック48に入力され、それぞれのコーデックにおいて音声信号が符号化されて音声圧縮信号が生成される。各コーデックから出力された音声圧縮信号は選択回路49に入力される。制御回路51は、音声信号が各コーデックに入力される前にディジタル回線52上のトラヒックを検出し、現状のトラヒック量に最適の音声圧縮信号を選択するため、送受信のディジタル回線伝送装置間の通話に使用するコーデックを、上記コーデック46,47,48のうちから予め選択しておく。
送信側伝送装置40と受信側伝送装置60のコーデックの選択・決定等の制御情報の伝達は、制御情報信号用チャネル(第2図に示す)を使用して、送信側伝送装置40の制御回路51と受信側伝送装置60の制御回路71との間で行なわれる。通信フォーマットの一例を第2図に示す。この例では、情報チャネルCH1,CH2,・・・CHnの端部に設けられた制御情報信号用チャネルSを使用する。
選択回路49では、通話に最適の圧縮度のコーデックを制御回路51からの制御信号に従って選択し、選択されたコーデックからの音声圧縮信号を多重分離回路50に供給する。多重分離回路50では、制御回路51からの制御信号に従って選択・決定された音声圧縮に対応したディジタル信号の多重化を行なって、ディジタル回線52に送出する。なお、多重分離回路50においては、音声圧縮信号と共に制御回路51および制御回路71間の制御情報信号の多重化および分離を行なう。
受信側伝送装置60においては、多重分離回路70により音声圧縮信号(符号化音声信号)が分離され、選択回路69に入力され、制御回路71からの制御信号に従って、選択・決定されたコーデックへ符号化音声信号が供給される。64kbit/sコーデック66、32kbit/sコーデック67および16kbit/sコーデック68は、選択回路69から供給された符号化音声信号を復号して音声信号を生成し、制御回路71のコーデック出力に関する制御信号の指定に従い、音声信号を出力する。
ここで、この従来のディジタル回線伝送装置では、同一呼内で使用するコーデックの切り替えを行った場合には、異なる符号化/復号化方式によるコーデックでは、符号化/復号化方式の処理遅延の差が存在するため、切り替えた時点で音声信号の欠落あるいは重複が発生して、聴覚上不自然となるので、これを回避するために、使用するコーデックの切り替えは呼毎に行なうようにしている。すなわち、対向する多重化伝送装置間の制御に関する固有の情報(第2図に示された制御情報信号用チャネルによって伝送される)が確認され、発呼処理・着呼処理が完了して送受信が行なわれる(呼が成立する)までに予め回線状況等に応じて使用するコーデックを決定しておき、呼が終了するまで同じコーデックを使用するようにしている。
従来のディジタル回線伝送装置は以上のように構成されているので、ある呼が成立している間は、コーデックの切り替えができないことになり、回線の有効利用という観点からは効率を上げることができないという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、通信回線の状況等に応じて音声コーデックの切り替えを実施しても聴覚上全く自然でかつ通信回線を常に有効に利用できるディジタル回線伝送装置を提供することを目的とする。
発明の開示
この発明に係るディジタル回線伝送装置は、音声信号の符号化および復号を行なう第1の音声符号化装置と、音声信号の符号化および復号を行なう第2の音声符号化装置と、非音声信号の符号化および復号を行なう非音声符号化装置とを備えた符号・復号器と、符号・復号器に入力される信号が有音および無音のいずれであるかを検出する有音検出部と、入力される信号が音声信号および非音声信号のいずれであるかを識別する音声・非音声信号識別部とを備えた信号識別器と、第1の音声符号化装置、第2の音声符号化装置および非音声符号化装置の各々の出力を多重化する信号多重・分離部と、第1の音声符号化装置、第2の音声符号化装置および非音声符号化装置のいずれかに入力される信号を供給する切替器とを有し、入力される信号が無音のときに第1の音声符号化装置および第2の音声符号化装置の一方から他方へ切り替えて供給されるものである。
このことによって、同一呼内で音声コーデックを切り替えることができ、回線を効率的に使用することができるという効果がある。
この発明に係るディジタル回線伝送装置は、符号・復号器が、第1の音声符号化装置から出力される音声信号を遅延させる第1の遅延部と、第2の音声符号化装置から出力される音声信号を遅延させる第2の遅延部とをさらに有するものである。
このことによって、処理遅延が異なる音声コーデックを使用してもディジタル回線伝送装置内部で全体の処理遅延をそろえることができ、同一呼内で音声コーデックの切り替えを実施しても、通話者が切り替えを意識することがないようにすることができるという効果がある。
この発明に係るディジタル回線伝送装置は、符号・復号器に入力される信号が無音である無音時間を計測する無音時間計測部をさらに有し、無音時間が設定時間より長いときに、第1の音声符号化装置および第2の音声符号化装置の一方から他方へ切り替えを行なうものである。
このことによって、切り替える音声コーデック間の音質の差が通話者に認識されにくく、通話者が切り替えを意識せずにより自然な通話をすることができるという効果がある。
この発明に係るディジタル回線伝送装置は、運用情報の監視および各種設定を行なうための運用監視制御卓をさらに有し、ディジタル回線のトラヒックの大小を判定するための判定閾値が運用監視制御卓を用いて設定され、判定閾値を基準として、第1の音声符号化装置および第2の音声符号化装置の一方から他方へ切り替えを行なうものである。
このことによって、運用管理者が回線の使用状況等を加味して判定閾値を設定することができ、ディジタル回線伝送装置をより利便性の高いものとすることができるという効果がある。
この発明に係るディジタル回線伝送装置は、運用情報の監視および各種設定を行なうための運用監視制御卓をさらに有し、第1の音声符号化装置および第2の音声符号化装置の一方から他方への切り替えを行う場合の無音時間の設定時間が運用監視制御卓を用いて設定されるものである。
このことによって、運用管理者が回線の使用状況等を加味して設定時間を設定することができ、ディジタル回線伝送装置をより利便性の高いものとすることができるという効果がある。
この発明に係るディジタル回線伝送装置は、運用監視制御卓が、時刻を計数するための時計を有し、時計によって計数された時刻に応じて異なる種類の判定閾値が基準として用いられるものである。
このことによって、運転管理者の負担を減らし、かつ時刻に応じたきめ細かな運用ができ、ディジタル回線伝送装置をより利便性の高いものとすることができるという効果がある。
この発明に係るディジタル回線伝送装置は、運用監視制御卓が、時刻を計数するための時計を有し、時計によって計数された時刻に応じて異なる種類の第1の音声符号化装置および第2の音声符号化装置の一方から他方への切り替えを行う場合の無音時間の設定時間が用いられるものである。
このことによって、運転管理者の負担を減らし、かつ時刻に応じたきめ細かな運用ができ、ディジタル回線伝送装置をより利便性の高いものとすることができるという効果がある。
発明を実施するための最良の形態
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための最良の形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
第3図はこの発明の実施の形態1によるディジタル回線伝送装置を示す構成図であり、図において、110は入力信号(音声信号、VBD(Voice Band Data)およびFAX信号)を伝達する複数のトランク回線である。1はトランク回線110からの入力信号、および復号器15からの復号された信号が入力され、フォーマット変換された入力信号、およびトランク回線110への出力信号を出力するトランクインタフェース部である。3はトランクインタフェース部1からのフォーマット変換された入力信号を検出・識別する信号検出部であり、31は有音情報を出力する有音検出部であり、32は音声・非音声識別情報を出力する音声・非音声識別部であり、信号検出部3は有音検出部31と音声・非音声識別部32で構成されている。
4はトラヒック情報が入力され、制御情報を出力する運用監視制御部である。6はフォーマット変換された入力信号、有音情報、音声・非音声識別情報および制御情報が入力され、フォーマット変換された入力信号を出力する送信側コーデック切替器である。14は送信側コーデック切替器6から出力されたフォーマット変換された入力信号が入力され、符号化された信号を出力する符号器である。7は送信側コーデック切替器6で選択されたフォーマット変換された入力信号が入力され、符号化された信号としての符号化された音声信号を出力する第1音声コーデックであり、8は送信側コーデック切替器6で選択されたフォーマット変換された入力信号が入力され、符号化された信号としての符号化された音声信号を出力する第2音声コーデックであり、9は送信側コーデック切替器6で選択されたフォーマット変換された入力信号が入力され、符号化された信号としての非音声の符号化信号を出力する非音声信号符号化コーデックである。符号器14は、第1音声コーデック7、第2音声コーデック8および非音声信号符号化コーデック9で構成されている。
5は符号器14からの符号化された信号、信号検出部3からの有音情報および音声・非音声識別情報、およびベアラインタフェース部2からのフォーマット変換された受信信号が入力され、多重化された送出信号、トラヒック情報、分離された受信信号、およびコーデックに関する情報を出力する信号多重・分離部である。2はベアラ回線111からの受信信号、および信号多重・分離部5からの多重化された送出信号が入力され、フォーマット変換された受信信号、およびベアラ回線111への送出信号を出力するベアラインタフェース部である。111はベアラ回線である。13は分離された受信信号およびコーデックに関する情報が入力され、分離された受信信号を出力する受信側コーデック切替器である。
15は分離された受信信号が入力され、復号された信号を出力する復号器である。10は受信側コーデック切替器13で選択された分離された受信信号が入力され、復号された信号としての復号された音声信号を出力する第1音声コーデックである。11は受信側コーデック切替器13で選択された分離された受信信号が入力され、復号された信号としての復号された音声信号を出力する第2音声コーデックである。12は受信側コーデック切替器13で選択された分離された受信信号が入力され、復号された信号としての復号された非音声信号を出力する非音声信号符号化コーデックである。復号器15は、第1音声コーデック10、第2音声コーデック11および非音声信号符号化コーデック12で構成されている。
次に動作について説明する。
まず、送信側すなわち符号化側について動作を説明する。
トランク回線110からの入力信号はトランクインタフェース部1に入力される。トランクインタフェース部1では、入力信号をディジタル回線伝送装置内部処理用のフォーマットに変換して、フォーマット変換された入力信号を信号検出部3と送信側コーデック切替器6へ送出する。信号検出部3では、有音検出部31がフォーマット変換された入力信号が有音および無音のいずれであるかの判定を行い、音声・非音声信号識別部32がフォーマット変換された入力信号が音声信号および音声信号以外のVBD(Voice band data)のいずれであるかの判定を行い、この判定結果を有音情報および音声・非音声識別情報として、送信側コーデック切替器6および信号多重・分離部5へ送出する。
信号多重・分離部5は、符号器14から出力された符号化された信号を信号検出部3から出力される有音情報および音声・非音声識別信号に基づいて多重化し、多重化された送出信号としてベアラインタフェース部2を介してベアラ回線111に送出する。したがって、信号多重・分離部5では多重化された送出信号のトラヒックの大小をベアラ回線111のトラヒックの大小として検出することができ、検出されたトラヒックの大小に関する情報をトラヒック情報として運用監視制御部4に出力している。
運用監視制御部4では、信号多重・分離部5から供給されたトラヒック情報に基づき、ベアラ回線111のトラヒックが増加して高ビットレートの音声コーデックから低ビットレートの音声コーデックへの切り替えが必要と判断した場合、あるいは、逆にベアラ回線111のトラヒックが小さくなり低ビットレートの音声コーデックから高ビットレートの音声コーデックへの切り替えが可能であると判断した場合、その判断結果を制御情報として送信側コーデック切替器6に送出する。
尚、第3図においては、第1音声コーデック7が高ビットレートのコーデックであり、第2音声コーデック8が低ビットレートのコーデックであるとし、ベアラ回線111が混雑していない(ベアラ回線111のトラヒックが大きくない)場合には第1音声コーデック7が選択され、ベアラ回線111が混雑している(ベアラ回線111のトラヒックが大きい)場合には第2音声コーデック8が選択されるものとする。
送信側コーデック切替器6は、信号検出部3からの有音情報および音声・非音声識別情報と、運用監視制御部4からの制御情報に基づいて、トランクインタフェース部1から出力されるフォーマット変換された入力信号を第1音声コーデック7、第2音声コーデック8および非音声信号符号化コーデック9のいずれかに供給するように切り替えを実施する。
次に、送信側コーデック切替器6の動作について説明する。
信号検出部3からの有音情報および音声・非音声情報が、トランクインタフェース部1から出力されたフォーマット変換された入力信号が有音で音声信号であることを表し、運用監視制御部4からの制御情報が(ベアラ回線111のトラヒックが大きいので)低ビットレートの音声コーデックを使用することを表している場合、送信側コーデック切替器6はトランクインタフェース部1から出力されるフォーマット変換された入力信号を第2音声コーデック8へ出力する。一方、信号検出部3からの有音情報および音声・非音声情報が、トランクインタフェース部1から出力されたフォーマット変換された入力信号が有音で非音声信号であることを表している場合には、送信側コーデック切替器6はトランクインタフェース部1から出力されるフォーマット変換された入力信号を非音声信号符号化コーデック9へ出力する。
次に、ベアラ回線111のトラヒックの大小が変化して音声コーデックを切り替える必要が生じた場合の動作を第4図を参照して説明する。
第4図は、ベアラ回線111のトラヒックが小から大に変化して、音声コーデックを高ビットレートの第1音声コーデック7から低ビットレートの第2音声コーデック8に切り替える場合の動作を示す図である。図において、横軸は時間(秒)を表している。S1はトランクインタフェース部1から出力されるフォーマット変換された入力信号を表し、S2は第1音声コーデック7から出力される符号化された音声信号を表し、S3は第2音声コーデック8から出力される符号化された音声信号を表し、S4はベアラ回線111のトラヒックの大小を表している。
トランクインタフェース部1から出力されるフォーマット変換された入力信号S1が無音から有音になったとき(第4図の時刻A)、ベアラ回線111のトラヒックS4は小なので、送信側コーデック切替器6によって高ビットレートの第1音声コーデック7が選択されている。第1音声コーデック7から出力される符号化された音声信号S2は、時刻Aから処理に要する遅延時間TdA1(秒)が経過した後に出力される。ベアラ回線111のトラヒックS4が小から大に変化した(時刻E)後、フォーマット変換された入力信号が有音から無音になったとき(時刻B)、音声コーデックを低ビットレートの第2音声コーデック8に切り替え、次にフォーマット変換された入力信号が無音から有音になったときには(時刻C)、第2音声コーデック8によって符号化処理が行なわれる。第2音声コーデック8から出力される符号化された音声信号S3は、時刻Cから処理に要する遅延時間TdB1(秒)が経過した後に出力される。ここで、ベアラ回線111のトラヒックS4は運用監視制御部4から出力される制御情報に反映されている。
第1音声コーデック7から出力される符号化された音声信号S2、第2音声コーデック8から出力される符号化された音声信号S3、および非音声信号符号化コーデック9から出力される非音声の符号化信号は、信号多重・分離部5で多重化されて、制御情報信号用チャネルにのせるべき情報とともに多重化された送出信号としてベアラインタフェース部2に出力されて、ベアラ回線111に送出信号として出力される。
次に、受信側すなわち復号側について動作を説明する。
ベアラ回線111から受信された受信信号は、ベアラインタフェース部2に入力される。ベアラインタフェース部2は受信信号をディジタル回線伝送装置内部処理用のフォーマットに変換した後、フォーマット変換された受信信号を信号多重・分離部5へ出力する。信号多重・分離部5では、ベアラ回線111を通して伝送された制御チャネルから対向する(受信信号を送出する)ディジタル回線伝送装置の制御情報中のコーデックに関する情報を分離し、受信側コーデック切替器13にコーデックに関する情報を送出する。
受信側コーデック切替器13は、対向するディジタル回線伝送装置のコーデックに関する情報に基づき、フォーマット変換された受信信号を、第1音声コーデック10、第2音声コーデック11、および非音声信号符号化コーデック12のいずれかに切り替え送出する。第1音声コーデック10から出力される復号された音声信号、第2音声コーデック11から出力される復号された音声信号、および非音声信号符号化コーデック12から出力される復号された非音声信号は、復号された信号としてトランクインタフェース部1を経由してトランク回線110に出力される。
なお、上記の説明では、ベアラ回線111の状態が、十分空きがある状態から混雑する状態に変化し、第1音声コーデック7から第2音声コーデック8に切り替わる場合について説明したが、ベアラ回線111の状態が混雑している状態から十分空きがある状態に変化し、第2音声コーデック8から第1音声コーデック7に切り替わる場合についても同様に無音検出時に切り替えを行なう。
以上のように、この実施の形態1のディジタル回線伝送装置は、音声信号の符号化および復号を行なう第1の音声符号化装置(7および10)と、音声信号の符号化および復号を行なう第2の音声符号化装置(8および11)と、非音声信号の符号化および復号を行なう非音声符号化装置(9および12)とを備えた符号・復号器(14および15)と、符号・復号器(14および15)に入力される信号が有音および無音のいずれであるかを検出する有音検出部(31)と、入力される信号が音声信号および非音声信号のいずれであるかを識別する音声・非音声信号識別部(32)とを備えた信号検出部(3)と、第1の音声符号化装置、第2の音声符号化装置および非音声符号化装置の各々の出力を多重化する信号多重・分離部(5)と、第1の音声符号化装置、第2の音声符号化装置および非音声符号化装置のいずれかに入力される信号を供給する切替器(6および13)とを有し、入力される信号が無音のときに第1の音声符号化装置および第2の音声符号化装置の一方から他方へ切り替えて供給されるものである。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、入力する音声信号の無音部分を検出して、入力する音声信号が無音のときに符号化・復号に使用する音声コーデックを切り替えるように構成したので、同一呼内で音声コーデックを切り替えることができ、回線を効率的に使用することができる効果を奏する。
実施の形態2.
第5図はこの発明の実施の形態2によるディジタル回線伝送装置を示す構成図であり、図において、20は第1音声コーデック7からの符号化された音声信号が入力され、遅延された符号化音声信号を出力する遅延部Aである。21は第2音声コーデック8からの符号化された音声信号が入力され、遅延された符号化音声信号を出力する遅延部Bである。22は第1音声コーデック10からの復号された音声信号が入力され、遅延された復号音声信号を出力する遅延部Aである。23は第2音声コーデック11からの復号された音声信号が入力され、遅延された復号音声信号を出力する遅延部Bである。図において第3図に示された実施の形態1と同一の符号は、同一の構成要素を示している。
次に動作について説明する。
符号器14の第1音声コーデック7から出力される符号化された音声信号は、遅延部A20に入力される。遅延部A20では、符号化された音声信号に遅延が挿入されて、遅延された符号化音声信号が符号化された信号として信号多重・分離部5に入力される。符号器14の第2音声コーデック8から出力される符号化された音声信号についても同様に、遅延部B21によって遅延が挿入されて、遅延された符号化音声信号が符号化された信号として信号多重・分離部5に入力される。
復号器15の第1音声コーデック10から出力される復号された音声信号は、遅延部A22に入力され、遅延が挿入されて、遅延された復号音声信号が復号された信号としてトランクインタフェース部1に入力される。復号器15の第2音声コーデック11から出力される復号された音声信号についても同様に、遅延部B23によって遅延が挿入されて、遅延された復号音声信号が復号された信号としてトランクインタフェース部1に入力される。
次に、遅延部A20および遅延部B21によって挿入される遅延について、第6図を参照して説明する。
第6図は、高ビットレートの第1音声コーデック7からの符号化された音声信号と、低ビットレートの第2音声コーデック8からの符号化された音声信号に遅延を挿入する場合の動作を示す図である。図において、横軸は時間(秒)を表している。S1はトランクインタフェース部1から出力されるフォーマット変換された入力信号を表し、S2は第1音声コーデック7から出力される符号化された音声信号を表し、S3は第2音声コーデック8から出力される符号化された音声信号を表し、S2’は遅延部A20から出力される遅延された符号化音声信号を表し、S3’は遅延部B21から出力される遅延された符号化音声信号を表している。
第6図において、第1音声コーデック7の符号化処理による遅延時間をTdA1(秒)、第2音声コーデック8の符号化処理による遅延時間をTdB1(秒)、遅延部A20による遅延時間をTdB2(秒)、遅延部B21による遅延時間をTdB2(秒)とする。遅延時間TdA2および遅延時間TdB2は、以下の関係式が成り立つように設定される。
TdA1+TdA2=TdB1+TdB2 (式1)
第6図において、送信側コーデック切替器6によって第1音声コーデック7が選択された場合、フォーマット変換された信号S1が第1音声コーデック7に入力されてから遅延時間TdA1が経過した後に、符号化された音声信号(第1音声コーデックの出力信号)S2が出力されて、遅延部A20へ入力される。つぎに、遅延部A20で遅延が挿入された結果、遅延部A20に符号化された音声信号S2が入力されてから遅延時間TdA2が経過した後に、遅延された符号化音声信号(遅延部A20の出力信号)S2’が遅延部A20から出力される。その結果、符号器14から出力される符号化音声信号である遅延された符号化音声信号は、TdA1+TdA2(秒)の遅延で、信号多重・分離部5に対して出力されることになる。
第2音声コーデック8が選択された場合も同様に、フォーマット変換された信号S1が第2音声コーデック8に入力されてから遅延時間TdB1が経過した後に、符号化された音声信号(第2音声コーデックの出力信号)S3が出力されて、遅延部B21へ入力される。つぎに、遅延部B21で遅延が挿入された結果、遅延部B21に符号化された音声信号S3が入力されてから遅延時間TdB2が経過した後に、遅延された符号化音声信号(遅延部B21の出力信号)S3’が遅延部B21から出力される。その結果、符号器14から出力される符号化音声信号である遅延された符号化音声信号は、TdB1+TdB2(秒)の遅延で、信号多重・分離部5に対して出力されることになる。
第6図では、一例として第2音声コーデック8の符号化処理による遅延時間TdB1の方が、第1音声コーデック7の符号化処理による遅延時間TdA1より大きい場合を示しているが、この場合には、上記式1において、遅延時間TdB2=0として式1を満たすようにしてもよい。したがって、遅延部A20および遅延部B21は、第6図に示すように、送信側コーデック切替器6から符号器14にフォーマット変換された入力信号が入力されてから、符号器14から信号多重・分離部5へ遅延された符号化音声信号が出力されるまでの遅延時間を、第1音声コーデック7および第2音声コーデック8のいずれが選択され場合にも同一にするように動作する。
以上のように、この実施の形態2のディジタル回線伝送装置は、実施の形態1の特徴に加えて、符号・復号器(14および15)が、第1の音声符号化装置(7および10)から出力される音声信号を遅延させる第1の遅延部(20および22)と、第2の音声符号化装置(8および11)から出力される音声信号を遅延させる第2の遅延部(21および23)とをさらに有するものである。
以上で明らかなように、この実施の形態2によれば、各音声コーデックの処理遅延の差をなくすように構成したので、互いに処理遅延が異なる音声コーデックを使用してもディジタル回線伝送装置内部で全体の処理遅延をそろえることができ、同一呼内で音声コーデックの切り替えを実施しても、通話者が切り替えを意識することがないようにすることができる効果を奏する。
実施の形態3.
第7図はこの発明の実施の形態3によるディジタル回線伝送装置を示す構成図であり、図において、33は有音検出部31からの有音情報が入力され、判定信号を出力する無音時間計測部である。図において第3図に示された実施の形態1と同一の符号は、同一の構成要素を示している。
次に動作について説明する。
有音検出部31は、トランクインタフェース部1から出力されたフォーマット変換された入力信号が有音であるか無音であるかを表す有音情報を無音時間計測部33に供給する。無音時間計測部33は、入力された有音情報に基づいて、無音を検出後、無音が継続する無音時間を計測し、無音時間が予め決められた設定時間より大きいか小さいかを判定して、その判定結果を判別情報として出力する。無音時間計測部33から出力された判別情報は、送信側コーデック切替器6に入力される。送信側コーデック切替器6では、信号検出部3からの有音情報および音声・非音声識別情報、運用監視制御部4からの制御情報、および無音時間計測部33からの判別情報に基づいて、トランクインタフェース部1から入力されるフォーマット変換された入力信号の切り替えを行なう。
次に、信号の切り替えの詳細動作について、第8図を参照して説明する。
第8図は、トランク回線110からの入力信号の無音時間の長さに応じて第1音声コーデック7から第2音声コーデック8への切り替えを行なう場合の動作を示す図である。図において、横軸は時間(秒)を表している。S1はトランクインタフェース部1から出力されるフォーマット変換された入力信号を表し、S1’は第1音声コーデック7に入力されるフォーマット変換された入力信号を表し、S1’’は第2音声コーデック8に入力されるフォーマット変換された入力信号を表している。S2は第1音声コーデック7から出力される符号化された音声信号を表し、S3は第2音声コーデック8から出力される符号化された音声信号を表している。S4はベアラ回線111のトラヒックの大小を表し、S5は信号多重・分離部5に入力される符号化された信号を表している。
第8図において、第1音声コーデック7を高ビットレートの音声コーデック、第2音声コーデック8を低ビットレートの音声コーデックとし、ベアラ回線111が混雑していない場合は第1音声コーデック7が選択され、ベアラ回線111が混雑している場合は第2音声コーデック8が選択されるものとする。
トランクインタフェース部1から出力されるフォーマット変換された入力信号が音声信号である場合、信号検出部3内の有音検出部31によって有音が検出され、音声・非音声信号識別部32によって音声信号であると識別されて、その検出結果が、有音情報および音声・非音声識別情報として送信側コーデック切替器6に送出される。
運用監視制御部4では、信号多重・分離部5からのトラヒック情報に基づいて、ベアラ回線111の混雑状況がモニタされている。ベアラ回線111が混雑していない状態であると、運用監視制御部4からの制御情報と、信号検出部3からの有音情報および音声・非音声識別情報によって、送信側コーデック切替器6はトランクインタフェース部1からのフォーマット変換された入力信号S1を第1音声コーデック7に入力するように切り替えを行なう(第8図の時刻A)。
第1音声コーデック7からは、入力されたフォーマット変換された入力信号S1’に対して符号化処理による遅延時間TdA1(秒)だけ遅延された符号化された音声信号S2が出力される。
次に、フォーマット変換された入力信号S1が無音になると(第8図の時刻B)、無音時間計測部33は無音時間の計測を開始する。無音時間計測部33では、予め決められた設定時間TCが設定されていて、この設定時間TCより計測された無音時間が大きいか小さいかの判別を行なう。無音時間TS1が経過した後再び有音になったとする(第8図の時刻C)。第8図では、無音時間TS1が経過する間にベアラ回線111のトラヒックS4が小から大に(混雑していない状態から混雑した状態に)変化している(第8図の時刻A’)。無音時間が設定時間TCより小さい場合には、ベアラ回線111が混雑している状況であっても、トランクインタフェース部1からのフォーマット変換された入力信号S1を引き続き第1音声コーデック7へ入力する。すなわち、第8図の無音時間TS1は設定時間TCより小さいので、音声コーデックの切り替えは行なわず、引き続き第1音声コーデック7で符号化処理を行なう。
第1音声コーデック7からは、入力されたフォーマット変換された入力信号S1’に対して符号化処理による遅延時間TdA1(秒)だけ遅延された符号化された音声信号S2が出力される。
次に、再びフォーマット変換された入力信号S1が無音になると(第8図の時刻D)、無音時間計測部33は無音時間の計測を開始し、計測された無音時間が設定時間TCより大きくなった時点(第8図の時刻E)で判別信号を送信側コーデック切替器6に送出する。この後、フォーマット変換された入力信号S1は無音時間TS2が経過した後に有音になる(第8図の時刻F)。
送信側コーデック切替器6は、無音時間計測部33からの判別信号を受け取ると(第8図の時刻E)、運用監視制御部4から低ビットレートのコーデックへの切り替えを指示する(ベアラ回線111が混雑している状況を表す)制御情報を既に受け取っている(第8図の時刻A’)ので、第2音声コーデック8への切り替えを行なう。その結果、フォーマット変換された入力信号S1が無音時間TS2が経過して有音になる(第8図の時刻F)前に、第2音声コーデック8への切り替えが行なわれる。
第2音声コーデック8からは、入力されたフォーマット変換された入力信号S1’’に対して符号化処理による遅延時間TdB1(秒)だけ遅延された符号化された音声信号S3が出力される。
以上の処理により、符号器14から信号多重・分離部5へ入力される符号化された信号S5は、第8図に示すように、第1音声コーデック7から出力される符号化された音声信号S2および第2音声コーデック8から出力される符号化された音声信号S3を重ね合わせたものとなる。
以上のように、この実施の形態3のディジタル回線伝送装置は、実施の形態1の特徴に加えて、符号・復号器(14および15)に入力される信号が無音である無音時間を計測する無音時間計測部(33)をさらに有し、無音時間が設定時間より長いときに、第1の音声符号化装置(7および10)および第2の音声符号化装置(8および11)の一方から他方へ切り替えを行なうものである。
以上で明らかなように、この実施の形態3によれば、無音の状態が継続する無音時間を計測してある設定された設定時間以上の無音時間のときに音声コーデックを切り替えるように構成したので、切り替える音声コーデック間の音質の差が通話者に認識されにくく、通話者が切り替えを意識せずにより自然な通話をすることができる効果を奏する。
実施の形態4.
第9図はこの発明の実施の形態4によるディジタル回線伝送装置を示す構成図であり、図において第3図に示された実施の形態1、第5図に示された実施の形態2、および第7図に示された実施の形態3と同一の符号は、同一の構成要素を示している。この実施の形態4は、実施の形態2のディジタル回線伝送装置に実施の形態3の無音時間計測部33を加えた構成となっている。
次に動作について説明する。
第1音声コーデック7から出力された符号化された音声信号は遅延部A20に入力され、第2音声コーデック8から出力された符号化された音声信号は遅延部B21に入力される。遅延部A20および遅延部B21は、実施の形態2に関する第6図を参照した動作についての説明のように、トランクインタフェース部1からのフォーマット変換された入力信号が各コーデックで符号化され、信号多重・分離部5へ入力されるまでの全体の(符号器14での)遅延時間を同一にするように動作する。無音時間検出部33は、実施の形態3に関する第8図を参照した動作についての説明のように、信号検出部3の有音検出部31から出力される有音情報を基に無音時間を計測し、予め決められた設定時間に対する無音時間の大小を判定して、判別情報を出力し、判別情報は送信側コーデック切替器6に供給される。
この実施の形態4によれば、運用監視制御部4によって判断されるベアラ回線111の混雑状態の変化によって、音声信号を符号化処理する音声コーデックの切り替えを実施した場合、遅延部A20および遅延部B21の作用により、符号器14での遅延時間が一定になり、かつ、無音時間計測部33の作用によって、ある時間を超える無音時間があった場合に音声コーデックの切り替えが行なわれるので、通話者は不自然さを感じることがない。
以上のように、この実施の形態4のディジタル回線伝送装置は、実施の形態2の特徴に加えて、符号・復号器(14および15)に入力される信号が無音である無音時間を計測する無音時間計測部(33)をさらに有し、無音時間が設定時間より長いときに、第1の音声符号化装置(7および10)および第2の音声符号化装置(8および11)の一方から他方へ切り替えを行なうものである。
以上で明らかなように、この実施の形態4によれば、各音声コーデックの処理遅延の差をなくすように構成したので、互いに処理遅延が異なる音声コーデックを使用してもディジタル回線伝送装置内部で全体の処理遅延をそろえることができ、同一呼内で音声コーデックの切り替えを実施しても、通話者が切り替えを意識することがないようにすることができる効果を奏する。
この実施の形態4によれば、無音の状態が継続する無音時間を計測してある設定された設定時間以上の無音時間のときに音声コーデックを切り替えるように構成したので、切り替える音声コーデック間の音質の差が通話者に認識されにくく、通話者が切り替えを意識せずにより自然な通話をすることができる効果を奏する。
実施の形態5.
第10図はこの発明の実施の形態5によるディジタル回線伝送装置を示す構成図であり、図において、100はこの発明の実施の形態1のディジタル回線伝送装置である。101はディジタル回線伝送装置100との間で運用監視情報のやりとりを行なう運用監視制御卓であり、ディジタル回線伝送装置100の運用情報を監視したり、運用上の様々なパラメータを設定したりするために用いられる。図において第3図に示された実施の形態1と同一の符号は、同一の構成要素を示している。
次に動作について説明する。
ディジタル回線伝送装置100の運用監視制御部4は、運用監視制御卓101と接続され、運用監視制御卓101との間でディジタル回線伝送装置の状態、ベアラ回線111の状態、ディジタル回線伝送装置100の設定値に関する情報などの運用監視情報のやりとりを行なう。
運用監視制御卓101は、運用管理者が上記の運用監視情報を監視したり、ディジタル回線伝送装置100の設定を行なったりするために、マン・マシンインタフェース、すなわち表示並びに入力の機能を持つ機器である。実施の形態1のディジタル回線伝送装置100の運用監視制御部4では、ベアラ回線111のトラヒックが増加し、高ビットレートの音声コーデックから低ビットレートの音声コーデックへの切り替えが必要であると判断した場合、あるいは、逆にベアラ回線111のトラヒックが小さくなり、低ビットレートの音声コーデックから高ビットレートの音声コーデックへの切り替えが可能であると判断した場合、その判断結果を制御情報として送信側コーデック切替器6に送出する。
この場合のトラヒックの大小を判断するための判定閾値は、運用管理者により運用監視制御卓101のマン・マシンインタフェースを使用して設定される。この設定された判定閾値は、ディジタル回線伝送装置100の運用監視制御部4に送出され、ベアラ回線111のトラヒックの大小を判別するための基準として使用される。この判定閾値を基準として判別されたトラヒックの大小の判別結果が制御情報として送信側コーデック切替器6に送出され、送信側コーデック切替器6によって音声コーデックの切り替えが実施される。ディジタル回線伝送装置100内の切り替え動作の詳細については、実施の形態1と同様なので説明を省略する。
以上の説明では、この実施の形態5を、実施の形態1のディジタル回線伝送装置100に運転監視制御卓101を追加したものとして説明したが、この実施の形態5は、第5図に示された実施の形態2のディジタル回線伝送装置に運転監視制御卓101を追加したものでもよい。
以上のように、この実施の形態5のディジタル回線伝送装置は、実施の形態1の特徴に加えて、運用情報の監視および各種設定を行なうための運用監視制御卓(101)をさらに有し、ディジタル回線のトラヒックの大小を判定するための判定閾値が運用監視制御卓(101)を用いて設定され、判定閾値を基準として、第1の音声符号化装置(7および10)および第2の音声符号化装置(8および11)の一方から他方へ切り替えを行なうものである。
この実施の形態5のディジタル回線伝送装置は、実施の形態2の特徴に加えて、運用情報の監視および各種設定を行なうための運用監視制御卓(101)をさらに有し、ディジタル回線のトラヒックの大小を判定するための判定閾値が運用監視制御卓(101)を用いて設定され、判定閾値を基準として、第1の音声符号化装置(7および10)および第2の音声符号化装置(8および11)の一方から他方へ切り替えを行なうものである。
以上で明らかなように、この実施の形態5によれば、運用監視制御卓を用いて判定閾値を設定するように構成したので、運用管理者が回線の使用状況等を加味して判定閾値を設定することができ、ディジタル回線伝送装置をより利便性の高いものとすることができる効果を奏する。
実施の形態6.
第11図はこの発明の実施の形態6によるディジタル回線伝送装置を示す構成図であり、図において、102はこの発明の実施の形態3のディジタル回線伝送装置である。101はディジタル回線伝送装置102との間で運用監視情報のやりとりを行なう運用監視制御卓であり、ディジタル回線伝送装置102の運用情報を監視したり、運用上の様々なパラメータを設定したりするために用いられる。図において第7図に示された実施の形態3と同一の符号は、同一の構成要素を示している。
次に動作について説明する。
ディジタル回線伝送装置102の運用監視制御部4は、運用監視制御卓101と接続され、ディジタル回線伝送装置102の無音時間計測部33の設定時間TCが運用管理者により運用監視制御卓101のマン・マシンインタフェースを使用して設定される。この設定される設定時間TCは、ディジタル回線伝送装置102が使用される回線の特徴、音質を重視するか、多重化効率を重視するか等の条件によって、運用管理者が決める。設定された設定時間TCは、ディジタル回線伝送装置102の運用監視制御部4に送られ、さらに、無音時間計測部33に設定される。
無音時間計測部33は、この設定された設定時間TCと無音時間とを比較する。運用管理者が設定した設定時間TCは、実施の形態3について説明した第8図の設定時間TCとして、無音時間計測部33内で使用される。この設定時間TCを基準として判別された判別結果が判別信号として送信側コーデック切替器6に送出され、送信側コーデック切替器6によって音声コーデックの切り替えが実施される。ディジタル回線伝送装置102内の切り替え動作の詳細については、実施の形態3と同様なので説明を省略する。
以上の説明では、この実施の形態6を、実施の形態3のディジタル回線伝送装置102に運転監視制御卓101を追加したものとして説明したが、この実施の形態6は、第9図に示された実施の形態4のディジタル回線伝送装置に運転監視制御卓101を追加したものでもよい。
以上のように、この実施の形態6のディジタル回線伝送装置は、実施の形態3の特徴に加えて、運用情報の監視および各種設定を行なうための運用監視制御卓(101)をさらに有し、ディジタル回線のトラヒックの大小を判定するための判定閾値が運用監視制御卓(101)を用いて設定され、判定閾値を基準として、第1の音声符号化装置(7および10)および第2の音声符号化装置(8および11)の一方から他方へ切り替えを行なうものである。
この実施の形態6のディジタル回線伝送装置は、実施の形態4の特徴に加えて、運用情報の監視および各種設定を行なうための運用監視制御卓(101)をさらに有し、ディジタル回線のトラヒックの大小を判定するための判定閾値が運用監視制御卓(101)を用いて設定され、判定閾値を基準として、第1の音声符号化装置(7および10)および第2の音声符号化装置(8および11)の一方から他方へ切り替えを行なうものである。
以上で明らかなように、この実施の形態6によれば、運用監視制御卓を用いて設定時間を設定するように構成したので、運用管理者が回線の使用状況等を加味して設定時間を設定することができ、ディジタル回線伝送装置をより利便性の高いものとすることができる効果を奏する。
実施の形態7.
第12図はこの発明の実施の形態7によるディジタル回線伝送装置を示す構成図であり、図において、103は時刻を計数する時計である。図において、第10図に示された実施の形態5と同一の符号は、同一の構成要素を示している。この実施の形態7は、実施の形態5のディジタル回線伝送装置において運用監視制御卓101内に時計103をさらに有する構成となっている。
次に動作について説明する。
一般的に、通信回線上のトラヒックは昼間と深夜とでは異なり、例えば、深夜は音声信号のトラヒックが減少し、昼間でも夕方は特にトラヒックが多いというように時刻に対する相関性がある。この実施の形態7では、実施の形態5の運用監視制御部4に設定するトラヒックの大小を判定するための判定閾値が、複数の種類の判定閾値として運用監視制御卓101内に保持されていて、運用監視制御卓101内の時計103によって設定された時刻に、予め指定された種類の判定閾値が自動的にディジタル回線伝送装置100の運用監視制御部4に送出される。
運用監視制御卓101からディジタル回線伝送装置100の運用監視制御部4に送出される判定閾値の種類および送出する時刻は、運用管理者が運用監視制御卓101に予め設定しておく。
ディジタル回線伝送装置100は、運用監視制御卓101から入力する判定閾値を基準としてトラヒックの大小を判別し、判別結果を制御信号として送信側コーデック切替器6に送出する。したがって、ディジタル回線伝送装置100は時刻によって異なる判定閾値を基準としてトラヒックの大小を判別し、その判別結果によって音声コーデックの切り替えを行なうことになる。
以上の説明では、この実施の形態7を、実施の形態5において運用監視制御卓101内に時計103を設けたものとして説明したが、この実施の形態7は、第11図に示された実施の形態6において運用監視制御卓101内に時計103を設けて、複数種類の設定時間を運用監視制御卓101に保持して、時計103に設定された時刻に、予め指定された種類の設定時間が自動的にディジタル回線伝送装置100の運用監視制御部4に送出され、無音時間計測部33に入力されるようにしてもよい。
以上のように、この実施の形態7のディジタル回線伝送装置は、実施の形態5の特徴に加えて、運用監視制御卓(101)が、時刻を計数するための時計(103)を有し、時計(103)によって計数された時刻に応じて異なる種類の判定閾値が基準として用いられるものである。
この実施の形態7のディジタル回線伝送装置は、実施の形態6の特徴に加えて、運用監視制御卓(101)が、時刻を計数するための時計(103)を有し、時計(103)によって計数された時刻に応じて異なる種類の設定時間が用いられるものである。
以上で明らかなように、この実施の形態7によれば、運用監視制御卓内部の時計によって時刻を計数し、計数された時刻に応じて異なる種類の判定閾値または設定時間を用いるように構成したので、運転管理者の負担を減らし、かつ時刻に応じたきめ細かな運用ができ、ディジタル回線伝送装置をより利便性の高いものとすることができる効果を奏する。
産業上の利用可能性
以上のように、この発明に係るディジタル回線伝送装置は、聴覚上全く自然でかつ通信回線を常に有効に利用しながら通信回線の状況等に応じて音声コーデックの切り替えを実施する用途に適している。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のディジタル回線伝送装置を示す構成図である。
第2図はディジタル回線伝送装置間の通信フォーマットの一例を示す図である。
第3図はこの発明の第1の実施の形態におけるディジタル回線伝送装置を示す構成図である。
第4図はこの発明の第1の実施の形態におけるディジタル回線多重化装置の動作を説明する信号タイミングの相互関係を示す図である。
第5図はこの発明の第2の実施の形態におけるディジタル回線伝送装置を示す構成図である。
第6図はこの発明の第2の実施の形態におけるディジタル回線多重化装置の動作を説明する信号タイミングの相互関係を示す図である。
第7図はこの発明の第3の実施の形態におけるディジタル回線伝送装置を示す構成図である。
第8図はこの発明の第3の実施の形態におけるディジタル回線多重化装置の動作を説明する信号タイミングの相互関係を示す図である。
第9図はこの発明の第4の実施の形態におけるディジタル回線伝送装置を示す構成図である。
第10図はこの発明の第5の実施の形態におけるディジタル回線伝送装置を示す構成図である。
第11図はこの発明の第6の実施の形態におけるディジタル回線伝送装置を示す構成図である。
第12図はこの発明の第7の実施の形態におけるディジタル回線伝送装置を示す構成図である。
Claims (1)
- 音声信号の符号化および復号を行なう第1の音声符号化装置と、上記第1の音声符号化装置から出力される音声信号を遅延させる第1の遅延部と、音声信号の符号化および復号を行なう第2の音声符号化装置と、上記第1の音声符号化装置に音声信号が入力されてから上記第1の遅延部から音声信号が出力されるまでの遅延時間と上記第2の音声符号化装置に音声信号が入力されてから当該第2の遅延部から音声信号が出力されるまでの遅延時間とが同一になるように上記第2の音声符号化装置から出力される音声信号を遅延させる第2の遅延部と、非音声信号の符号化および復号を行なう非音声符号化装置とを備えた符号・復号器と、
上記符号・復号器に入力される信号が有音および無音のいずれであるかを検出する有音検出部と、上記入力される信号が音声信号および非音声信号のいずれであるかを識別する音声・非音声信号識別部とを備えた信号識別器と、
上記第1の音声符号化装置、上記第2の音声符号化装置および上記非音声符号化装置の各々の出力を多重化する信号多重・分離部と、
上記第1の音声符号化装置、上記第2の音声符号化装置および上記非音声符号化装置のいずれかに上記入力される信号を供給する切替器とを有し、
上記入力される信号が無音のときに上記第1の音声符号化装置および上記第2の音声符号化装置の一方から他方へ切り替えて供給されることを特徴とするディジタル回線伝送装置。
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