JP3998663B2 - アクセスポイント装置、無線端末装置及び無線通信システム - Google Patents
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Description
「802.11高速無線LAN教科書」松江英明、守倉正博、監修、株式会社IDGジャパン発行、2003、P.66−74
また、複数宛のパケットをまとめた無線フレームに対しては受信確認無線フレームの送信を行わないが、別途受信確認を行うための受信確認要求フレームを複数の宛先に対して順次送信することも考えられる。これによれば、受信確認無線フレームの競合は発生しないが、受信確認要求フレームを複数回送信する必要があるため、やはりあるパケットの送信完了までの時間が増大してしまう。
各前記無線端末装置は、受信した前記無線フレームに自局宛てのパケットが含まれているか否か判定する判定手段と、前記アクセスポイント装置から前記無線フレームの送信電力値を取得する取得手段と、自局の受信電力値と前記送信電力値との差分に基づき、前記アクセスポイント装置が前記受信確認無線フレームを受信する場合に規定の受信電力値になるように受信確認無線フレームの送信電力値を決定する決定手段と、受信した前記無線フレームに自局宛てのパケットが含まれている場合に、前記無線フレーム内の自局宛てのパケット位置及び該無線フレーム内に含まれるパケット数に基づいて決定されるサブキャリアを使用して、前記決定された送信電力値で前記受信確認無線フレームを送信する送信手段を具備し、
前記アクセスポイント装置は、受信信号をサブキャリア成分に分解し各サブキャリアごとに復調する復調手段と、前記無線フレーム内の各局宛てのパケット位置及び該無線フレーム内に含まれるパケット数に基づいて、該各サブキャリアに含まれる各受信確認無線フレームを各無線端末装置に対応付ける対応付け手段と、前記各受信確認無線フレームに含まれる情報に誤りがあるか否かを判定する判定手段と、前記情報に誤りがあると判定された場合に、対応付けられた無線端末装置宛てにパケットを再送する再送手段を備えている。
各前記無線端末装置は、受信した前記無線フレームに自局宛てのパケットが含まれているか否か判定する判定手段と、受信した前記無線フレームに自局宛てのパケットが含まれている場合に、前記無線フレーム内の自局宛てのパケット位置及び該無線フレーム内に含まれるパケット数に基づいて決定されるサブキャリアを使用して、予め定められた送信電力値で前記受信確認無線フレームを送信する送信手段を具備し、
前記アクセスポイント装置は、受信信号をサブキャリア成分に分解し各サブキャリアごとに復調する復調手段と、前記無線フレーム内の各局宛てのパケット位置及び該無線フレーム内に含まれるパケット数に基づいて、該各サブキャリアに含まれる各受信確認無線フレームを各無線端末装置に対応付ける対応付け手段と、前記各受信確認無線フレームに含まれる情報に誤りがあるか否かを判定する判定手段と、前記情報に誤りがあると判定された場合に、対応付けられた無線端末装置宛てにパケットを再送する再送手段を具備する。
前記アクセスポイント装置は、前記無線フレーム内に宛先の各無線端末装置が受信確認無線フレーム送信に使用すべきサブキャリアを指定するためのサブキャリア指定情報を付加する付加手段を具備し、
各前記無線端末装置は、受信した前記無線フレームに自局宛てのパケットが含まれているか否か判定する判定手段と、前記アクセスポイント装置から前記無線フレームの送信電力値を取得する取得手段と、自局の受信電力値と前記送信電力値との差分に基づき、前記アクセスポイント装置が前記受信確認無線フレームを受信するときに規定の受信電力値になるように受信確認無線フレームの送信電力値を決定する決定手段と、受信した前記無線フレームに自局宛てのパケットが含まれている場合に、前記情報に基づき指定されたサブキャリアを使用して、前記決定された送信電力値で前記受信確認無線フレームを送信する送信手段を具備し、
前記アクセスポイント装置は、さらに、受信信号をサブキャリア成分に分解し各サブキャリアごとに復調する復調手段と、前記サブキャリア指定情報に基づき、受信端末装置ごとの受信確認無線フレームを抽出する抽出手段と、前記各受信確認無線フレームに含まれる情報に誤りがあるか否かを判定する判定手段と、前記情報に誤りがあると判定された場合に、対応付けられた無線端末装置宛てにパケットを再送する再送手段を具備する。
前記アクセスポイント装置は、前記無線フレーム内に宛先の各無線端末装置が受信確認無線フレーム送信に使用すべきサブキャリアを指定するためのサブキャリア指定情報を付加する付加手段を具備し、
各前記無線端末装置は、受信した前記無線フレームに自局宛てのパケットが含まれているか否か判定する判定手段と、受信した前記無線フレームに自局宛てのパケットが含まれている場合に、前記情報に基づき指定されたサブキャリアを使用して、予め定められた送信電力値で前記受信確認無線フレームを送信する送信手段を具備し、
前記アクセスポイント装置は、前記サブキャリア指定情報に基づき、受信端末装置ごとの受信確認無線フレームを抽出する抽出手段と、前記各受信確認無線フレームに含まれる情報に誤りがあるか否かを判定する判定手段と、前記情報に誤りがあると判定された場合に、対応付けられた無線端末装置宛てにパケットを再送する再送手段を具備する。
(第1の実施形態)
本実施形態のアクセスポイント装置(AP)は、図1に示したように、アクセスポイント装置の通信範囲内にある本実施形態の各無線端末装置(STA#1、STA#2、STA#3、STA#4)とパケットデータの通信を行う。アクセスポイント装置は、有線接続などで外部のネットワークと接続して、各無線端末装置と外部のネットワークとのパケットデータの中継を行う。
図1に示したように、アクセスポイント装置の通信範囲にSTA#1からSTA#4の4つの無線端末装置が存在している場合に、アクセスポイント装置が外部ネットワークからSTA#1、STA#2、STA#3宛てのパケットデータを受け取ったとする。アクセスポイント装置は、図2(A)の左側に示したように、各無線端末装置宛てのパケットデータを結合し、この結合したパケットデータの先頭に物理ヘッダ(図2(A)では「P」と図示している)を付加する。物理ヘッダは、例えば、この結合されたパケットデータを含む無線フレームは幾つのパケットデータが結合されたものであるかが記述された情報、各無線端末装置が受信するために必要な同期信号を含んでいる。その後、アクセスポイント装置は、この結合したパケットデータを誤り訂正符号化、デジタル変調を施し、各無線端末装置が受信するために必要な同期信号を付加して、図2(A)の左側に示したようなOFDM方式の無線フレームとして各無線端末装置に送信する。
各無線端末装置宛てのパケットデータは、図2(B)に示したように、同期信号、制御情報、宛先、誤り訂正符号化後及びデジタル変調後のパケットデータの情報を含んでいる。このうち、同期信号及び制御情報は図2(A)に示した物理ヘッダに含まれ、宛先、誤り訂正符号化後及びデジタル変調後のパケットデータは図2(A)に示した各無線端末装置宛てのパケットデータ(図2(A)ではパケットと図示)にそれぞれ対応して含まれる。また、各無線端末も、図2(B)に示すように、送信するパケットに対して宛先情報などと伴に誤り訂正符号化、デジタル変調などを施し、アクセスポイント装置が受信する際に必要な同期信号を付加してOFDM方式の無線フレームとしてアクセスポイント装置に送信する。
ここで、それぞれの無線フレームにおけるパケット部分の割合が規定値よりも少ないなどの場合には、宛先など各パケットに固有の情報を付加した後、3つのパケットを結合し、この塊をひとつのパケットのようにして誤り訂正符号化、デジタル変調を施し、受信機に必要な同期信号を付加して、図2(A)の左側に示したようなOFDM方式の無線フレームとして相手に送信する。
このように複数の無線端末装置宛てのパケットデータを1つの無線フレームに含めると、結合した無線フレームに対する物理ヘッダの部分の時間割合が少なくなるため、物理ヘッダを付加することによるスループットの低下を抑制することができる。
本実施形態の各無線端末装置は、図3に示したように、アンテナ300、送受信切り替え器301、受信無線回路302、OFDM復調回路303、誤り訂正回路304、宛先判定回路305、受信パケットバッファ306、ACKフレーム生成部307、送信パケットバッファ308、切り替え部309、誤り訂正符号化回路310、OFDM変調回路311、受信電力測定回路312、送信電力決定部313、送信電力調整回路314、送信無線回路315、及び、周波数誤差検出部316を備えている。
宛先判定回路305は、誤り訂正後の受信ビット列から宛先情報などを取り出し、この無線フレームに自局宛のパケットが含まれているかどうかを調べる。宛先判定回路305は、もしパケットに誤りがなく、かつ自局宛のパケットであると判定すれば、上位レイヤに渡すためにパケットデータを受信パケットバッファ306に格納する。また、宛先判定回路305が、自局宛のパケットが誤りなく受信できたと判定した場合、受信確認無線フレームを送信するための指示をACKフレーム生成部307、切り替え部309、及びOFDM変調回路311に出力する。
送信パケットバッファ308は、上位レイヤより送信パケットバッファ308に設定された自局が送信するパケットデータを送信する。切り替え部309を経て誤り訂正、OFDM変調が施される。この場合、受信確認無線フレームの送信時とは別の送信電力に設定され無線周波数に変換されてアンテナ300より送信される。
OFDM変調回路311は、誤り訂正符号化されたACKデータをOFDM変調する。このとき、OFDM変調回路311は、アクセスポイント装置からの受信した無線フレームの中の、自局宛パケットの位置に応じて決められたサブキャリアのみを使ってACKデータを割り当て、他のサブキャリアは全て使用せずにOFDM変調を行う。このサブキャリアは、宛先判定回路305からの宛先情報によって決められる。また、OFDM変調回路303は、周波数誤差検出部316から周波数誤差を入力し、逆フーリエ変換前のサブキャリアごと又は逆フーリエ変換後の時間波形の位相補正を行うことによって、アクセスポイント装置における無線周波数f1で無線フレームの送信を行う。
周波数誤差検出部316は、周波数誤差を検出しそれを補正するためのものである。無線通信では、無線周波数の誤差は受信誤り特性の劣化を引き起こすので、周波数誤差検出部316はこの受信誤り特性の劣化を防ぐ。周波数誤差検出部316は、受信した無線フレームに付加された同期信号などから、自局の持つ発信器の発振周波数と、アクセスポイント装置の持つ発信器の発振周波数との周波数誤差を検出する。例えば、アクセスポイント装置の発信器により生成された無線周波数がf1で、この無線端末装置の発信器により生成される無線周波数がf2であるとする。いずれも公称周波数に対してある程度の誤差を含んでいるが、周波数誤差検出部316は、アクセスポイント装置を基準とした周波数誤差Δf=f2−f1を検出する。周波数誤差検出部316は、ここで検出した周波数誤差をOFDM復調回路303に出力する。OFDM復調回路303は、Δfに基づきフーリエ変換前の時間波形あるいはフーリエ変換後のサブキャリアの位相補正を行い、周波数誤差の影響を打ち消す。
周波数誤差検出部316からの情報を入力しないと、送信する無線フレームは無線周波数f2で送信される。しかし、周波数誤差検出部316がOFDM変調回路303へ周波数誤差を入力し、OFDM復調回路303が逆フーリエ変換前のサブキャリアごとあるいは逆フーリエ変換後の時間波形の位相補正を行うことで、アクセスポイント装置における無線周波数f1で無線フレームの送信を行うことができるようになる。
無線端末装置が受信確認無線フレームの送信を行う時に、この補正を行うことで、複数の無線端末装置から部分的なサブキャリアを使用した無線フレーム全てがアクセスポイント装置とほぼ同じ無線周波数になる。したがって、アクセスポイント装置は複数の無線端末装置ごとに無線周波数の誤差が異なることに依存した、個別の周波数誤差補正機構を設ける必要がなく、1つの無線端末装置からの無線フレームを受信する場合と同じ構成で無線端末装置から無線フレームを受信することが可能となる。
アクセスポイント装置の送信電力と、ある無線端末装置が無線フレームを受信した時の受信電力の差が、この無線端末装置での伝播ロスである。この伝播ロスは、基本的には、アクセスポイント装置から無線端末装置までの距離が大きくなるほど無線端末装置での伝播ロスは大きくなるので、図4(A)に示したように、STA#3が最も伝播ロスが小さく、以下、STA#1、STA#2の順に伝播ロスが小さい。各無線端末装置は、予めアクセスポイント装置の送信電力を求めておき、受信電力測定回路312が受信電力を測定することにより、伝播ロスを求める。そして、各無線端末装置が受信確認無線フレームを送信するときには、図4(B)に示したように、各無線端末装置は基準送信電力に各無線端末装置の伝播ロスの分を足して受信確認無線フレームの送信電力とすることによって、アクセスポイント装置での各無線端末装置からの受信確認無線フレームの受信電力は全て同じ値になる。
ACKデータのサブキャリアへの割り当ては、アクセスポイント装置から送信された無線フレーム中、自局宛のパケットの順番及びこの無線フレームに含まれるパケット数で決定する。例えば4つのパケットがひとつの無線フレームで送信された場合には、図5のように全サブキャリアを4分割し、周波数の高いサブキャリアから順番に割り当てる。他に、図6のように中央を最初のパケットの宛先の無線端末装置に割り当て、2番目以降はその外側に順次割り当ててもよい。このようにどのサブキャリアをどのACKデータに割り当てるかは、予めアクセスポイント装置と各無線端末装置に知らせておく、若しくは、報知チャネルでアクセスポイント装置が各無線端末装置に報知する。
本実施形態のアクセスポイント装置は、図7に示すように、アンテナ700、送受信切り替え器701、受信無線回路702、OFDM復調回路703、誤り訂正回路705、受信パケットバッファ706、分配回路707、ACKバッファ708、誤り訂正回路709、及び、ACK判定部710を備えている。
受信無線回路702は、各無線端末装置から送信された受信確認無線フレームをアンテナ700で受け取り、送受信切り替え器701を介して入力し、受信確認無線フレームのレベル調整などを行い、以降の信号処理を行うために必要となるベースバンド信号に周波数変換される。送受信切り替え器701は、無線端末装置がアンテナ700を使用して送信を行うか受信を行うかでアンテナ700と接続する回路を切り替える。
周波数誤差検出部711は、周波数誤差を検出しそれを補正するためのものである。無線通信では、無線周波数の誤差は受信誤り特性の劣化を引き起こすので、周波数誤差検出部711はこの受信誤り特性の劣化を防ぐ。周波数誤差検出部711は、受信した無線フレームに付加された同期信号などから、自局の持つ発信器の発振周波数と、アクセスポイント装置の持つ発信器の発振周波数との周波数誤差を検出する。
OFDM復調回路703は、ベースバンド帯域に変換された受信信号を、サブキャリア成分に分解し、サブキャリアごとにデジタル復調処理を施す。また、OFDM復調回路703は、周波数誤差検出部711が検出した周波数誤差に基づきフーリエ変換前の時間波形あるいはフーリエ変換後のサブキャリアの位相補正を行い、周波数誤差の影響を打ち消す。OFDM復調後、誤り訂正回路705がACK以外の無線フレームを復調した信号に対して誤り訂正を施す。誤りがなく、かつアクセスポイント装置宛のパケットのみ受信パケットバッファ706に格納され、その後上位レイヤに渡される。
また、無線端末装置が受信確認無線フレームを送信するときに、パケットを送信したアクセスポイント装置が受信確認無線フレームを受信するときに規定の受信電力になるように、受信確認無線フレームの送信電力を調整するため、複数の無線装置から送信される受信確認無線フレームの受信電力を一定とすることができる。したがって、受信確認無線フレームを受信するための受信装置は、単一の無線端末装置からの受信確認無線フレームを受信する場合と同一の構成にすることができる。
本実施形態のアクセスポイント装置及び無線端末装置では、アクセスポイント装置が伝播ロスの範囲を予め把握している各無線端末装置に、アクセスポイント装置が無線フレームを送信する場合である。換言すれば、アクセスポイント装置が受信電力を把握している各無線端末装置に、アクセスポイント装置が無線フレームを送信する場合である。この場合、アクセスポイント装置は、アクセスポイント装置の通信範囲内にある各無線端末装置との間でやり取りされる無線フレームが無線端末装置との距離に応じて変調方式が異なるように設定している。
図8に示すように、アクセスポイント装置と無線端末装置との距離に応じて、アクセスポイント装置から無線端末装置に符号化率及び変調方式が設定されている。基本的には距離が遠くなるほど伝播ロスが大きくなり、受信電力が減少する。デジタル変調として複数の変調多値数及び誤り訂正符号化の符号化率のセットを用意し、パケットごとに、無線端末装置が受信できるセットに切り替える方式がある。図8に示したように、受信電力の大きいところでは64QAMなど変調多値数の大きい方式が適用できるが、受信電力が小さくなるほど変調多値数を少なくする必要がある。逆に、同じ変調多値数及び符号化率のセットを受信できる場合、受信電力にそれほど大きな差がないことになる。
したがって、アクセスポイント装置が異なる無線端末装置宛のパケットを結合する際、任意の宛先のパケットを結合する代わりに、同じセットの変調方式で送信するパケットのみを組み合わせることで、無線端末装置の受信端でほぼ同じ電力になるようにすることができる。
もちろん、上述したパケット結合方式を用いた場合でも、図3に示した第1の実施形態の無線端末装置を使用してもよい。
また、伝播ロスがほぼ同じ無線端末装置宛のパケットをまとめることで、受信確認無線フレームを送信する各無線端末装置が規定の送信電力で受信確認無線フレームを送信しても、アクセスポイント装置の受信装置でほぼ同一の受信電力にすることができる。
Claims (12)
- 複数の宛先のパケットからなる1つの無線フレームを複数の無線端末装置宛てに同一の無線チャネルでOFDM方式を使用して送信するアクセスポイント装置と、該無線フレームを受信して受信確認無線フレームを前記アクセスポイント装置宛てに送信する複数の無線端末装置とからなる無線通信システムにおいて、
各前記無線端末装置は、
受信した前記無線フレームに自局宛てのパケットが含まれているか否か判定する判定手段と、
前記アクセスポイント装置から前記無線フレームの送信電力値を取得する取得手段と、
自局の受信電力値と前記送信電力値との差分に基づき、前記アクセスポイント装置が前記受信確認無線フレームを受信する場合に規定の受信電力値になるように受信確認無線フレームの送信電力値を決定する決定手段と、
受信した前記無線フレームに自局宛てのパケットが含まれている場合に、前記無線フレーム内の自局宛てのパケット位置及び該無線フレーム内に含まれるパケット数に基づいて決定されるサブキャリアを使用して、前記決定された送信電力値で前記受信確認無線フレームを送信する送信手段を具備し、
前記アクセスポイント装置は、
受信信号をサブキャリア成分に分解し各サブキャリアごとに復調する復調手段と、
前記無線フレーム内の各局宛てのパケット位置及び該無線フレーム内に含まれるパケット数に基づいて、該各サブキャリアに含まれる各受信確認無線フレームを各無線端末装置に対応付ける対応付け手段と、
前記各受信確認無線フレームに含まれる情報に誤りがあるか否かを判定する判定手段と、
前記情報に誤りがあると判定された場合に、対応付けられた無線端末装置宛てにパケットを再送する再送手段を具備することを特徴とする無線通信システム。 - 複数の宛先のパケットからなる1つの無線フレームを、無線端末装置の受信電力値とアクセスポイント装置の送信電力値との差分がある範囲内にある複数の無線端末装置宛てに同一の無線チャネルでOFDM方式を使用して送信するアクセスポイント装置と、該無線フレームを受信して受信確認無線フレームを前記アクセスポイント装置宛てに送信する複数の無線端末装置とからなる無線通信システムにおいて、
各前記無線端末装置は、
受信した前記無線フレームに自局宛てのパケットが含まれているか否か判定する判定手段と、
受信した前記無線フレームに自局宛てのパケットが含まれている場合に、前記無線フレーム内の自局宛てのパケット位置及び該無線フレーム内に含まれるパケット数に基づいて決定されるサブキャリアを使用して、予め定められた送信電力値で前記受信確認無線フレームを送信する送信手段を具備し、
前記アクセスポイント装置は、
受信信号をサブキャリア成分に分解し各サブキャリアごとに復調する復調手段と、
前記無線フレーム内の各局宛てのパケット位置及び該無線フレーム内に含まれるパケット数に基づいて、該各サブキャリアに含まれる各受信確認無線フレームを各無線端末装置に対応付ける対応付け手段と、
前記各受信確認無線フレームに含まれる情報に誤りがあるか否かを判定する判定手段と、
前記情報に誤りがあると判定された場合に、対応付けられた無線端末装置宛てにパケットを再送する再送手段を具備することを特徴とする無線通信システム。 - 複数の宛先のパケットからなる1つの無線フレームを複数の無線端末装置宛てに同一の無線チャネルでOFDM方式を使用して送信するアクセスポイント装置と、該無線フレームを受信して受信確認無線フレームを前記アクセスポイント装置宛てに送信する複数の無線端末装置とからなる無線通信システムにおいて、
前記アクセスポイント装置は、
前記無線フレーム内に宛先の各無線端末装置が受信確認無線フレーム送信に使用すべきサブキャリアを指定するためのサブキャリア指定情報を付加する付加手段を具備し、
各前記無線端末装置は、
受信した前記無線フレームに自局宛てのパケットが含まれているか否か判定する判定手段と、
前記アクセスポイント装置から前記無線フレームの送信電力値を取得する取得手段と、
自局の受信電力値と前記送信電力値との差分に基づき、前記アクセスポイント装置が前記受信確認無線フレームを受信するときに規定の受信電力値になるように受信確認無線フレームの送信電力値を決定する決定手段と、
受信した前記無線フレームに自局宛てのパケットが含まれている場合に、前記情報に基づき指定されたサブキャリアを使用して、前記決定された送信電力値で前記受信確認無線フレームを送信する送信手段を具備し、
前記アクセスポイント装置は、さらに、
受信信号をサブキャリア成分に分解し各サブキャリアごとに復調する復調手段と、
前記サブキャリア指定情報に基づき、受信端末装置ごとの受信確認無線フレームを抽出する抽出手段と、
前記各受信確認無線フレームに含まれる情報に誤りがあるか否かを判定する判定手段と、
前記情報に誤りがあると判定された場合に、対応付けられた無線端末装置宛てにパケットを再送する再送手段を具備することを特徴とする無線通信システム。 - 複数の宛先のパケットからなる1つの無線フレームを、無線端末装置の受信電力値とアクセスポイント装置の送信電力値との差分がある範囲内にある複数の無線端末装置宛てに同一の無線チャネルでOFDM方式を使用して送信するアクセスポイント装置と、該無線フレームを受信して受信確認無線フレームを前記アクセスポイント装置宛てに送信する複数の無線端末装置とからなる無線通信システムにおいて、
前記アクセスポイント装置は、
前記無線フレーム内に宛先の各無線端末装置が受信確認無線フレーム送信に使用すべきサブキャリアを指定するためのサブキャリア指定情報を付加する付加手段を具備し、
各前記無線端末装置は、
受信した前記無線フレームに自局宛てのパケットが含まれているか否か判定する判定手段と、
受信した前記無線フレームに自局宛てのパケットが含まれている場合に、前記情報に基づき指定されたサブキャリアを使用して、予め定められた送信電力値で前記受信確認無線フレームを送信する送信手段を具備し、
前記アクセスポイント装置は、
前記サブキャリア指定情報に基づき、受信端末装置ごとの受信確認無線フレームを抽出する抽出手段と、
前記各受信確認無線フレームに含まれる情報に誤りがあるか否かを判定する判定手段と、
前記情報に誤りがあると判定された場合に、対応付けられた無線端末装置宛てにパケットを再送する再送手段を具備することを特徴とする無線通信システム。 - 複数の宛先のパケットからなる1つの無線フレームを複数の無線端末装置宛てに同一の無線チャネルでOFDM方式を使用して送信するアクセスポイント装置から該無線フレームを受信して受信確認無線フレームを前記アクセスポイント装置宛てに送信する無線端末装置において、
受信した前記無線フレームに自局宛てのパケットが含まれているか否か判定する判定手段と、
前記アクセスポイント装置から前記無線フレームの送信電力値を取得する取得手段と、
自局の受信電力値と前記送信電力値との差分に基づき、前記アクセスポイント装置が前記受信確認無線フレームを受信する場合に規定の受信電力値になるように受信確認無線フレームの送信電力値を決定する決定手段と、
受信した前記無線フレームに自局宛てのパケットが含まれている場合に、前記無線フレーム内の自局宛てのパケット位置及び該無線フレーム内に含まれるパケット数に基づいて決定されるサブキャリアを使用して、前記決定された送信電力値で前記受信確認無線フレームを送信する送信手段を具備することを特徴とする無線端末装置。 - 複数の宛先のパケットからなる1つの無線フレームを、無線端末装置の受信電力値とアクセスポイント装置の送信電力値との差分がある範囲内にある複数の無線端末装置宛てに同一の無線チャネルでOFDM方式を使用して送信するアクセスポイント装置から該無線フレームを受信して受信確認無線フレームを前記アクセスポイント装置宛てに送信する無線端末装置において、
受信した前記無線フレームに自局宛てのパケットが含まれているか否か判定する判定手段と、
受信した前記無線フレームに自局宛てのパケットが含まれている場合に、前記無線フレーム内の自局宛てのパケット位置及び該無線フレーム内に含まれるパケット数に基づいて決定されるサブキャリアを使用して、予め定められた送信電力値で前記受信確認無線フレームを送信する送信手段を具備することを特徴とする無線端末装置。 - 複数の宛先のパケットからなる1つの無線フレームを、該無線フレーム内に宛先の各無線端末装置が受信確認無線フレーム送信に使用すべきサブキャリアを指定するためのサブキャリア指定情報を付加し、複数の無線端末装置宛てに同一の無線チャネルでOFDM方式を使用して送信するアクセスポイント装置から該無線フレームを受信して受信確認無線フレームを前記アクセスポイント装置宛てに送信する無線端末装置において、
受信した前記無線フレームに自局宛てのパケットが含まれているか否か判定する判定手段と、
前記アクセスポイント装置から前記無線フレームの送信電力値を取得する取得手段と、
自局の受信電力値と前記送信電力値との差分に基づき、前記アクセスポイント装置が前記受信確認無線フレームを受信するときに規定の受信電力値になるように受信確認無線フレームの送信電力値を決定する決定手段と、
受信した前記無線フレームに自局宛てのパケットが含まれている場合に、前記情報に基づき指定されたサブキャリアを使用して、前記決定された送信電力値で前記受信確認無線フレームを送信する送信手段を具備することを特徴とする無線端末装置。 - 複数の宛先のパケットからなる1つの無線フレームを、該無線フレーム内に宛先の各無線端末装置が受信確認無線フレーム送信に使用すべきサブキャリアを指定するためのサブキャリア指定情報を付加し、無線端末装置の受信電力値とアクセスポイント装置の送信電力値との差分がある範囲内にある複数の無線端末装置宛てに同一の無線チャネルでOFDM方式を使用して送信するアクセスポイント装置から該無線フレームを受信して受信確認無線フレームを前記アクセスポイント装置宛てに送信する無線端末装置において、
受信した前記無線フレームに自局宛てのパケットが含まれているか否か判定する判定手段と、
受信した前記無線フレームに自局宛てのパケットが含まれている場合に、前記情報に基づき指定されたサブキャリアを使用して、予め定められた送信電力値で前記受信確認無線フレームを送信する送信手段を具備することを特徴とする無線端末装置。 - 複数の宛先のパケットからなる1つの無線フレームを複数の無線端末装置宛てに同一の無線チャネルでOFDM方式を使用して送信するアクセスポイント装置において、
受信信号をサブキャリア成分に分解し各サブキャリアごとに復調する復調手段と、
前記無線フレーム内の各局宛てのパケット位置及び該無線フレーム内に含まれるパケット数に基づいて、該各サブキャリアに含まれる各受信確認無線フレームを各無線端末装置に対応付ける対応付け手段と、
前記各受信確認無線フレームに含まれる情報に誤りがあるか否かを判定する判定手段と、
前記情報に誤りがあると判定された場合に、対応付けられた無線端末装置宛てにパケットを再送する再送手段を具備することを特徴とするアクセスポイント装置。 - 複数の宛先のパケットからなる1つの無線フレームを、無線端末装置の受信電力値とアクセスポイント装置の送信電力値との差分がある範囲内にある複数の無線端末装置宛てに同一の無線チャネルでOFDM方式を使用して送信するアクセスポイント装置において、
受信信号をサブキャリア成分に分解し各サブキャリアごとに復調する復調手段と、
前記無線フレーム内の各局宛てのパケット位置及び該無線フレーム内に含まれるパケット数に基づいて、該各サブキャリアに含まれる各受信確認無線フレームを各無線端末装置に対応付ける対応付け手段と、
前記各受信確認無線フレームに含まれる情報に誤りがあるか否かを判定する判定手段と、
前記情報に誤りがあると判定された場合に、対応付けられた無線端末装置宛てにパケットを再送する再送手段を具備することを特徴とするアクセスポイント装置。 - 複数の宛先のパケットからなる1つの無線フレームを複数の無線端末装置宛てに同一の無線チャネルでOFDM方式を使用して送信するアクセスポイント装置において、
前記無線フレーム内に宛先の各無線端末装置が受信確認無線フレーム送信に使用すべきサブキャリアを指定するためのサブキャリア指定情報を付加する付加手段と、
受信信号をサブキャリア成分に分解し各サブキャリアごとに復調する復調手段と、
前記サブキャリア指定情報に基づき、受信端末装置ごとの受信確認無線フレームを抽出する抽出手段と、
前記各受信確認無線フレームに含まれる情報に誤りがあるか否かを判定する判定手段と、
前記情報に誤りがあると判定された場合に、対応付けられた無線端末装置宛てにパケットを再送する再送手段を具備することを特徴とするアクセスポイント装置。 - 複数の宛先のパケットからなる1つの無線フレームを、無線端末装置の受信電力値とアクセスポイント装置の送信電力値との差分がある範囲内にある複数の無線端末装置宛てに同一の無線チャネルでOFDM方式を使用して送信するアクセスポイント装置において、
前記無線フレーム内に宛先の各無線端末装置が受信確認無線フレーム送信に使用すべきサブキャリアを指定するためのサブキャリア指定情報を付加する付加手段と、
前記サブキャリア指定情報に基づき、受信端末装置ごとの受信確認無線フレームを抽出する抽出手段と、
前記各受信確認無線フレームに含まれる情報に誤りがあるか否かを判定する判定手段と、
前記情報に誤りがあると判定された場合に、対応付けられた無線端末装置宛てにパケットを再送する再送手段を具備することを特徴とするアクセスポイント装置。
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