JP3996040B2 - データベース乱れ解消処理方法及びその実施装置並びにその処理プログラム - Google Patents
データベース乱れ解消処理方法及びその実施装置並びにその処理プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP3996040B2 JP3996040B2 JP2002322280A JP2002322280A JP3996040B2 JP 3996040 B2 JP3996040 B2 JP 3996040B2 JP 2002322280 A JP2002322280 A JP 2002322280A JP 2002322280 A JP2002322280 A JP 2002322280A JP 3996040 B2 JP3996040 B2 JP 3996040B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- disturbance
- state analysis
- database
- state
- processing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F11/00—Error detection; Error correction; Monitoring
- G06F11/30—Monitoring
- G06F11/3003—Monitoring arrangements specially adapted to the computing system or computing system component being monitored
- G06F11/302—Monitoring arrangements specially adapted to the computing system or computing system component being monitored where the computing system component is a software system
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F11/00—Error detection; Error correction; Monitoring
- G06F11/07—Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
- G06F11/0703—Error or fault processing not based on redundancy, i.e. by taking additional measures to deal with the error or fault not making use of redundancy in operation, in hardware, or in data representation
- G06F11/0793—Remedial or corrective actions
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F11/00—Error detection; Error correction; Monitoring
- G06F11/30—Monitoring
- G06F11/3055—Monitoring arrangements for monitoring the status of the computing system or of the computing system component, e.g. monitoring if the computing system is on, off, available, not available
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F11/00—Error detection; Error correction; Monitoring
- G06F11/30—Monitoring
- G06F11/34—Recording or statistical evaluation of computer activity, e.g. of down time, of input/output operation ; Recording or statistical evaluation of user activity, e.g. usability assessment
- G06F11/3409—Recording or statistical evaluation of computer activity, e.g. of down time, of input/output operation ; Recording or statistical evaluation of user activity, e.g. usability assessment for performance assessment
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F11/00—Error detection; Error correction; Monitoring
- G06F11/07—Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
- G06F11/0703—Error or fault processing not based on redundancy, i.e. by taking additional measures to deal with the error or fault not making use of redundancy in operation, in hardware, or in data representation
- G06F11/0751—Error or fault detection not based on redundancy
- G06F11/0754—Error or fault detection not based on redundancy by exceeding limits
- G06F11/0757—Error or fault detection not based on redundancy by exceeding limits by exceeding a time limit, i.e. time-out, e.g. watchdogs
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F11/00—Error detection; Error correction; Monitoring
- G06F11/30—Monitoring
- G06F11/34—Recording or statistical evaluation of computer activity, e.g. of down time, of input/output operation ; Recording or statistical evaluation of user activity, e.g. usability assessment
- G06F11/3452—Performance evaluation by statistical analysis
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F2201/00—Indexing scheme relating to error detection, to error correction, and to monitoring
- G06F2201/80—Database-specific techniques
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F2201/00—Indexing scheme relating to error detection, to error correction, and to monitoring
- G06F2201/81—Threshold
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F2201/00—Indexing scheme relating to error detection, to error correction, and to monitoring
- G06F2201/87—Monitoring of transactions
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S707/00—Data processing: database and file management or data structures
- Y10S707/99931—Database or file accessing
- Y10S707/99932—Access augmentation or optimizing
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Quality & Reliability (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Computing Systems (AREA)
- Mathematical Physics (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はデータベースの再編成を行うデータベースシステムに関し、特に24時間運用を行うリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)の格納状態の乱れを解消するデータベースシステムに適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年のeビジネス等の進展により、データベース管理システムの24時間運用が望まれてきている。データベース管理システムでは運用を続ける内にデータの格納状態が乱れるため、データベースへのアクセスを停止してデータの再編成を行わなければならない。しかし24時間運用を行う為にはデータベースへのアクセスを停止することができない。このため再編成の代替手段としてデータベースのアクセスを停止させずに格納状態の乱れを解消する処理が実装される様になった。
【0003】
この様な乱れ解消処理は、複数の格納位置にまたがって配置された分岐行と呼ばれるデータを解消する分岐行回収の様に解消できる乱れの種類が限定されているか、或いは乱れ解消処理がデータベース管理システムで実行されている他の処理に大きな負荷をかけてしまう等、限定或いは副作用が存在する。この様に単一の乱れ解消処理では再編成の完全な代替手段とはなりえないため、複数の種類の乱れ解消処理を持ち、状況や目的に応じて使い分けることができるシステムが存在する。この様なシステムにおいては、どの様な時に複数の乱れ解消処理からどれを選択して実行すべきかの判断が重要となる。
【0004】
一方、従来の再編成という単一の手段に対しては、現在の格納状態が再編成を行うべき状態で有るかを判断し、再編成の自動実行を行う方法等が開示されており、使用領域サイズが許容範囲を逸脱しているデータファイルが存在するか否かを判断し、使用領域サイズが許容範囲を逸脱しているデータファイルが有ることを判断すると、データベース再編成処理を自動的に実行させている(例えば特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平11-161525号公報(第5頁、第6図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記の様に複数の種類の乱れ解消処理を持ち、状況や目的に応じて使い分けることができるシステムにおいては、どの様な時に複数の乱れ解消処理からどれを選択して実行すべきかの判断が重要となる。この判断を正確に行うにはデータベース格納領域の状態を解析する状態解析を頻繁に実行する必要があり、状態解析を頻繁に実行すればその処理負荷が増加するが、この状態解析による処理負荷の増加という点について解決が十分図られてはいないという問題点がある。また前記従来技術である再編成の自動実行を行う方法では、複数の乱れ解消処理から最適なものを選択する方法は開示されておらず、上記問題点の解決が行われていない。
【0007】
本発明の目的は上記問題を解決し、データベース格納領域の状態を解析する状態解析の処理負荷を抑えると共にデータベース格納領域で生じている乱れを解消するのに最適な乱れ解消処理を効率的に選択することが可能な技術を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、データ領域の使用状況に基づいてデータの格納状態の乱れを解消する処理を行うデータベースシステムにおいて、データベース処理実行コストに応じて状態解析を実行し、その状態解析結果により検出された乱れ要因による乱れを解消可能な乱れ解消処理を選択するものである。
【0009】
本発明のデータベースシステムでは、データベース格納領域の状態を解析する状態解析コマンドの入力があると、現在のデータベース処理実行コストとしてSQL文の処理時間等を計測し、乱れ解消処理実行直後のデータベース処理実行コストに対する現在のデータベース処理実行コストの比率が、状態解析の実行契機を示す閾値を超えているかどうかを調べる。
【0010】
その結果、前記比率がその閾値を超えている場合には、状態解析の実行時期であると判定し、データベース格納領域の状態を解析する状態解析を実行して使用中の領域の格納効率、分岐行の数や使用率0%のページ数の各乱れ要因に対応する値を状態解析結果として出力する。
【0011】
次に、各乱れ要因が解消を必要とする状態となっているかどうかを判定する為の閾値を表す乱れ判定閾値のリストを参照し、出力された状態解析結果の内で前記乱れ判定閾値のリスト中の閾値を超えている乱れ要因が有るかどうかを調べ、その閾値を超えている乱れ要因を取得する。そして、乱れ解消処理と解消可能な要因の対応表を参照し、前記取得した乱れ要因による乱れを解消可能な乱れ解消処理をその対応表から選択する。
【0012】
前記の様に本発明では、複数の乱れ解消処理から状況に応じた最適な乱れ解消処理を選択することができ、また適切な状態解析実行時期の判定によって状態解析の実行による負荷を軽減できる。
【0013】
以上の様に本発明のデータベースシステムによれば、データベース処理実行コストに応じて状態解析を実行し、その状態解析結果により検出された乱れ要因による乱れを解消可能な乱れ解消処理を選択するので、データベース格納領域の状態を解析する状態解析の処理負荷を抑えると共にデータベース格納領域で生じている乱れを解消するのに最適な乱れ解消処理を効率的に選択することが可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
以下にデータ領域の使用状況に基づいてデータの格納状態の乱れを解消する処理を行う実施形態1のデータベースシステムについて説明する。
【0015】
図1は本実施形態のコンピュータシステムのハードウェア構成の一例を示す図である。図1に示す様に本実施形態のコンピュータシステム201は、状態解析実行契機判断処理部104と、次期状態解析実行時期予測処理部105と、乱れ解消処理選択処理部106と、状態解析実行処理部117とを有している。
【0016】
状態解析実行契機判断処理部104は、データベース処理実行コストとしてSQL文処理時間を計測し、乱れ解消処理実行直後の値に対する現在の値の比率を求め、その比率が状態解析の実行契機を示す状態解析実行契機の閾値116を超えている場合に状態解析の実行時期であると判定する処理部である。
【0017】
次期状態解析実行時期予測処理部105は、前記比率が状態解析実行契機の閾値116を超えていない場合に、データベース処理実行コストの履歴であるSQL処理時間履歴103または状態解析結果の履歴である状態解析結果履歴102から次の状態解析の実行時期を予測する処理部である。
【0018】
乱れ解消処理選択処理部106は、各乱れ要因が解消を必要とする状態となっているかどうかを判定する為の閾値を表す乱れ判定閾値のリスト114を参照して、前記出力された状態解析結果の内で乱れ判定閾値のリスト114中の閾値を超えている乱れ要因を取得し、乱れ解消処理と解消可能な要因の対応表112を参照して、前記取得した乱れ要因による乱れを解消可能な乱れ解消処理を選択する処理部である。状態解析実行処理部117は、状態解析の実行時期であると判定された場合に、データベース格納領域206の状態を解析し、各乱れ要因に対応する値を状態解析結果として出力する処理部である。
【0019】
コンピュータシステム201を状態解析実行契機判断処理部104、次期状態解析実行時期予測処理部105、乱れ解消処理選択処理部106及び状態解析実行処理部117として機能させる為のプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録され磁気ディスク等に格納された後、メモリにロードされて実行されるものとする。なお前記プログラムを記録する記録媒体はCD−ROM以外の他の記録媒体でも良い。また前記プログラムを当該記録媒体から情報処理装置にインストールして使用しても良いし、ネットワークを通じて当該記録媒体にアクセスして前記プログラムを使用するものとしても良い。
【0020】
コンピュータシステム201は、CPU202、主記憶装置203、磁気ディスク装置等の外部記憶装置205及びフロッピーディスクドライブ208からなり、多数の端末204とネットワーク207を介して接続している。主記憶装置203上にはデータベース管理システム101が置かれ、外部記憶装置205にはデータベース管理システム101が管理するデータベースを格納するデータベース格納領域206が置かれる。更に、データベース管理システム101を実現する処理プログラム209や、それが利用するSQL処理時間履歴103、乱れ解消処理選択基準情報111、状態解析実行契機の閾値116が外部記憶装置205上に置かれる。端末204はネットワーク207を介してデータベース管理システム101を操作可能であり、状態解析コマンドの入力、情報の出力等が行われる。また、フロッピーディスクドライブ208により媒体を用いたデータの移動が可能である。
【0021】
乱れ解消処理選択基準情報111は以下の物からなるものとする。
・格納状態の乱れ要因のリスト113
・乱れ判定閾値のリスト114
・乱れ解消処理のリスト122
・乱れ解消処理優先順位表115
・乱れ解消処理と解消可能な要因の対応表112
格納状態の乱れ要因のリスト113は、格納状態が乱れる要因となる項目を示すリストであり、本実施形態では以下の3つからなるものとする。
・使用中領域の格納効率:データベース管理システム101によって確保され使用中となっているデータベース格納領域206の容量の内、実データを格納している領域の割合
・分岐行の数:データベースを構成する行の内、データベース管理システム101によって確保された異なる複数の領域にまたがって格納されている行の数
・使用率0%のページ数:データベース管理システム101によって確保された領域(ページ)の内で、行が全く格納されていないページの数
乱れ判定閾値のリスト114は、格納状態の乱れが大きくなっているかどうかを判定する為の閾値を示すリストであり、各乱れ要因の閾値は予めデフォルト値として定義されているものとするが、システムの管理者が定義することも可能である。
【0022】
乱れ解消処理のリスト122は、格納状態の乱れを解消することのできる処理を示すリストであり、以下の5つからなるものとする。
【0023】
・再編成:データベースへのアクセスを停止し、格納済みのデータを取り出して格納し直すことによってデータを整頓するものであり、格納状態の乱れを完全に解消できるが、格納済みのデータ量と同量以上の格納領域と、データベースへのアクセス停止が必要である。
【0024】
・オン中再編成:格納済みのデータをデータベース内の別領域にコピーして整頓された状態にし、コピー終了後整頓されたデータベースに切り替えるものであり、格納状態の乱れを完全に解消できるが、格納済みのデータ量と同量以上の格納領域が必要であり、データベース管理システム101への負荷が高く、再編成に比べて実行時間が長い。
【0025】
・空き領域再利用:領域確保時に確保済み領域内の空き領域を優先して使用するものであり、データベース管理システム101への負荷は低いが、実データを移動させることは無い為、分岐行の回収は不可能である。
【0026】
・空ページ回収:使用率0%のページを回収して再利用可能にするものであり、データベース管理システム101への負荷は低いが、使用率0%のページ以外には効果が無い。
【0027】
・分岐行回収:分岐行を統合するものであり、再編成よりも短時間で実行可能だが、分岐行以外には効果が無い。
【0028】
乱れ解消処理優先順位表115は、格納状態に対して適切な乱れ解消処理を選択する際の優先度を表すものであり、データベース管理システム101に対する負荷の大きさによって負荷が小さい程優先度が高いものとして順位付けしたものである。更に、乱れ解消処理優先順位表115で処理をデータベースへのアクセスを停止する必要が有るものと無いものに分けておく。この時の乱れ解消処理と解消可能な要因の対応表112を図2に、乱れ解消処理優先順位表115を図3に示す。
【0029】
図2は本実施形態の乱れ解消処理と解消可能な要因の対応表112の一例を示す図である。図2に示す様に本実施形態の乱れ解消処理と解消可能な要因の対応表112は、乱れ解消処理のリスト122からなる行と格納状態の乱れ要因のリスト113からなる列で構成されており、ある乱れ解消処理によって解消できる乱れ要因の列には記号「○」が、そうでない列には記号「×」が入れてある。
【0030】
図3は本実施形態の乱れ解消処理優先順位表115の一例を示す図である。図3に示す様に乱れ解消処理優先順位表115では、乱れ解消処理のリスト122からなる行に対し、その乱れ解消処理の実行時にデータベースへのアクセス停止が必要かどうかを示す列と、データベース管理システム101の他の処理に対する運用上の負荷の大きさ順に各乱れ解消処理が格納されていることを示す列によって構成されている。
【0031】
SQL処理時間履歴103は、管理者によって指定されたSQL文を実行した際に計測された処理時間の履歴である。状態解析実行契機の閾値116は、乱れ解消処理実行直後の格納状態が乱れる前と比較してSQL文の処理時間がどれだけ遅くなった場合に状態解析実行処理部117の処理を行うかを示す為の閾値であり、予めデフォルト値として定義しておくものとするが、システムの管理者が定義することも可能である。
【0032】
図4は本実施形態のコンピュータシステムのハードウェア構成の他の例を示す図である。この例では外部記憶装置205を全てNAS(Network Attached Storage)210によって管理しており、データベース管理システム101内で行っていた状態解析実行契機判断処理部104、次期状態解析実行時期予測処理部105、乱れ解消処理選択処理部106、状態解析実行処理部117の処理をNAS210内部で行う例を表している。この場合、データベース管理システム101とNAS210の連携を取る為にNAS連携処理部211が必要となる。
【0033】
以下に、本実施形態のデータベースシステムにおいて、SQL文処理時間の比率を求めて現在が状態解析を行うべき時期であるかどうかを判定し、その判定結果に応じて状態解析を実行して乱れ解消処理を選択する処理について説明する。
【0034】
図5は本実施形態のデータベース乱れ解消処理全体の処理手順を示すフローチャートである。図5に示す様にステップ123で本実施形態のデータベース管理システム101は、状態解析の実行を指示する状態解析コマンドの入力が端末204から行われているかどうかを調べ、状態解析コマンドが入力されている場合にはステップ104へ進む。
【0035】
ステップ104でデータベース管理システム101は、状態解析実行契機判断処理部104を起動し、状態解析実行契機判断処理部104によりSQL文処理時間の比率を求めて現在が状態解析を行うべき時期であるかどうかを判定する。
【0036】
ステップ118では、前記判定の結果、現在が状態解析を行うべき時期であると判定されているかどうかを調べ、状態解析の実行契機であると判定されている場合にはステップ117で状態解析実行処理部117により状態解析を実行し、ステップ106で乱れ解消処理選択処理部106は、乱れ解消処理選択基準情報111を用いて適切な乱れ解消処理の選択を行う。またステップ118で前記判定結果を調べた結果、状態解析の実行契機であると判定されていない場合にはそのまま処理を終了する。
【0037】
図6は本実施形態の状態解析実行契機判断処理部104の処理手順を示すフローチャートである。図6に示す様にステップ602で状態解析実行契機判断処理部104は、過去に計測されたSQL文処理時間の情報を含むSQL処理時間履歴103を読み込み、ステップ603では、現在のSQL文処理時間を計測した後、過去に実行した乱れ解消処理の実行直後のSQL文処理時間に対する現在のSQL文処理時間の比率を計算する。
【0038】
その後ステップ604では、状態解析実行契機の閾値116を読み込み、ステップ605では、前記計算したSQL文処理時間の比率と前記読み込んだ状態解析実行契機の閾値116とを比較し、前記比率が閾値を上回っている場合にはステップ606へ進み、現在の状態が状態解析を実行すべき時期であると判定する。またステップ605で、前記比率が閾値を上回っていない場合にはステップ607へ進み、まだ状態解析の実行時期ではないと判定する。
【0039】
例えば、過去に実行した乱れ解消処理の実行直後のSQL文処理時間に対する現在のSQL文処理時間の比率を計算した結果、その比率が「1.5」、即ち現在のSQL文の処理時間が、乱れ解消処理実行直後の乱れの無い状態と比較して1.5倍になっており、状態解析実行契機の閾値116としてSQL文処理時間の比率「1.4」と定義されていた場合には、状態解析の実行時期であると判定する。
【0040】
図7は本実施形態の状態解析実行処理部117の処理手順を示すフローチャートである。図7に示す様にステップ1102で状態解析実行処理部117は、データベース管理システム101によって確保された領域内を参照し、分岐行と使用率0%のページの数、行の長さをカウントしながら、データベース格納領域206の使用中領域をサーチする。
【0041】
ステップ1103では、データベース管理システム101によって確保されているデータベース格納領域206の容量に対する、実データ格納領域の大きさの割合を求めることにより、使用中領域の格納効率を計算する。
【0042】
ステップ1104では、前記計算された使用中領域の格納効率、前記カウントされた分岐行の数及び使用率0%のページ数の各乱れ要因に対応する値を状態解析結果として出力する。
【0043】
図8は本実施形態の乱れ解消処理選択処理部106の処理手順を示すフローチャートである。ステップ501で乱れ解消処理選択処理部106は、まず状態解析実行処理部117から出力された状態解析結果を読み込み、以前の状態解析結果を示す状態解析結果履歴102に追加する。その後、ステップ502では、状態解析結果履歴102から以前の状態解析結果を読み込む。
【0044】
ステップ503では、ステップ501で読み込んだ現在の状態解析結果とステップ502で読み込んだ以前の状態解析結果とを順次比較し、現在の状態解析結果と以前の状態解析結果中の乱れ要因に対応する各値が全て一致しているかどうかを調べ、現在の状態解析結果が以前の状態解析結果と一致している場合にはステップ504からステップ505へ進み、現在の状態解析結果と一致した以前の状態解析結果の際に選択された乱れ解消処理を、現在の状態解析結果に対する乱れ解消処理として選択する。ここで、以前の状態解析結果の際に選択された乱れ解消処理を示す情報は、その状態解析結果の各値と共に状態解析結果履歴102に格納されているものとする。
【0045】
一方、現在の状態解析結果が以前の状態解析結果と一致しない場合にはステップ506へ進み、現在の状態解析結果の各値の内、格納状態の乱れ要因のリスト113中の項目に対応する値を取得する。
【0046】
ステップ507では、乱れ判定閾値のリスト114を読み込み、ステップ508では、ステップ506で取得した状態解析結果の値とステップ507で読み込んだ乱れ判定閾値のリスト114中の閾値とを比較し、ステップ506で値を取得した乱れ要因の内で乱れ判定閾値のリスト114中の閾値を超えている乱れ要因を取得する。
【0047】
ステップ509では、乱れ解消処理と解消可能な要因の対応表112を参照し、ステップ508で閾値を超えていた乱れ要因について、その乱れ要因を解消可能な処理を、乱れ解消処理と解消可能な要因の対応表112の中から選択する。
【0048】
ステップ510では、ステップ509で複数の処理が選択されたかどうかを調べ、複数の処理が選択された場合にはステップ511へ進む。ステップ511では、乱れ解消処理優先順位表115を参照し、データベースへのアクセスを停止可能な場合と不可能な場合の双方について、それぞれ最も負荷の小さい処理を、ステップ509で得られた複数の処理から選択した後、ステップ512では、その選択した処理を状態解析結果履歴102に保存して乱れ解消処理選択処理を終了する。
【0049】
またステップ509で複数の処理が選択されなかった場合は、ステップ510からステップ512へ進み、ステップ509で選択された処理を状態解析結果履歴102に保存して乱れ解消処理選択処理を終了する。
【0050】
例えば、状態解析を行った結果として分岐行の数のみが乱れ判定閾値のリスト114中の閾値を超えていた場合、図2の乱れ解消処理と解消可能な要因の対応表112中の「分岐行」の項目内容が「○」となっている乱れ解消処理を読み出すことにより、その乱れ要因を解消可能な処理は、「再編成」、「オン中再編成」、「分岐行回収」に絞られる。そして、図3の乱れ解消処理の優先順位表115中で「アクセス停止」の項目内容が共に「不要」である「オン中再編成」及び「分岐行回収」の内、「負荷」の項目内容の小さい「分岐行回収」を選択し、データベースへのアクセス停止が不可能な場合の乱れ解消処理として「分岐行回収」を、可能な場合の乱れ解消処理として「再編成」を選択する。
【0051】
前記の様に本実施形態により、複数の乱れ解消処理からデータベースの格納状態に応じた乱れ解消処理を選択することができ、また適切な状態解析実行契機判断によって状態解析実行による負荷を軽減できる。
【0052】
以上説明した様に本実施形態のデータベースシステムによれば、データベース処理実行コストに応じて状態解析を実行し、その状態解析結果により検出された乱れ要因による乱れを解消可能な乱れ解消処理を選択するので、データベース格納領域の状態を解析する状態解析の処理負荷を抑えると共にデータベース格納領域で生じている乱れを解消するのに最適な乱れ解消処理を効率的に選択することが可能である。
【0053】
(実施形態2)
以下にSQL処理時間履歴を用いて次の状態解析実行時期の予測を行う実施形態2のデータベースシステムについて説明する。
【0054】
本実施形態では、実施形態1の状態解析実行契機判断処理部104の処理の中で実行契機ではないと判定された場合に、次期状態解析実行時期予測処理部105によりSQL処理時間履歴103を用いて次の状態解析実行時期の予測を行う。この場合の処理の全体図を図9に、次期状態解析実行時期予測処理部105の概略フローを図10に示す。
【0055】
図9は本実施形態のデータベース乱れ解消処理全体の処理手順を示すフローチャートである。図9に示す様にステップ123で本実施形態のデータベース管理システム101は、状態解析の実行を指示する状態解析コマンドの入力が端末204から行われているかどうかを調べ、状態解析コマンドが入力されている場合にはステップ104へ進む。
【0056】
ステップ104でデータベース管理システム101は、状態解析実行契機判断処理部104を起動し、状態解析実行契機判断処理部104によりSQL文処理時間の比率を求めて現在が状態解析を行うべき時期であるかどうかを判定する。
【0057】
ステップ118では、前記判定の結果、現在が状態解析を行うべき時期であると判定されているかどうかを調べ、状態解析の実行契機であると判定されている場合にはステップ117で状態解析実行処理部117により状態解析を実行し、ステップ106で乱れ解消処理選択処理部106は、乱れ解消処理選択基準情報111を用いて適切な乱れ解消処理の選択を行う。
【0058】
またステップ118で前記判定結果を調べた結果、状態解析の実行契機であると判定されていない場合にはステップ105へ進む。そしてステップ105で次期状態解析実行時期予測処理部105は、データベース処理実行コストの履歴であるSQL処理時間履歴103中の情報を用いて次の状態解析の実行時期を予測し、その予測結果を端末204へ表示する処理を行う。
【0059】
図10は本実施形態の次期状態解析実行時期予測処理部105の処理手順を示すフローチャートである。ステップ701で次期状態解析実行時期予測処理部105は、過去に計測されたSQL文処理時間の情報を含むSQL処理時間履歴103を読み込み、次にステップ702では、状態解析実行契機の閾値116を読み込む。
【0060】
ステップ703では、SQL文処理時間が1次関数に従って増加するものとして今後の変化を予測する。すなわち、前回実行した乱れ解消処理以降のSQL文処理時間のデータをSQL処理時間履歴103から読み出した後、その読み出したデータを用いて線形予測を行うことで、SQL文処理時間が状態解析実行契機の閾値116を超える時期を計算し、その計算結果を端末204へ表示する。なお2次関数等、他の関数による予測を行っても良い。
【0061】
前記の様に本実施形態では、適切な状態解析実行契機の予測を行うことで、端末204からの状態解析コマンドの入力回数を減らし、SQL文処理時間の計測による負荷を軽減することができる。
【0062】
(実施形態3)
以下に状態解析結果履歴を用いて次の状態解析実行時期の予測を行う実施形態3のデータベースシステムについて説明する。
【0063】
本実施形態では、実施形態2の次期状態解析実行時期予測処理部105における処理を、SQL処理時間履歴103を用いて行う代わりに、保存した状態解析結果履歴102を用いて行う。この場合の処理の全体図を図11に、次期状態解析実行時期予測処理部105の概略フローを図12に示す。
【0064】
図11は本実施形態のデータベース乱れ解消処理全体の処理手順を示すフローチャートである。図11に示す様にステップ123で本実施形態のデータベース管理システム101は、状態解析の実行を指示する状態解析コマンドの入力が端末204から行われているかどうかを調べ、状態解析コマンドが入力されている場合にはステップ104へ進む。
【0065】
ステップ104でデータベース管理システム101は、状態解析実行契機判断処理部104を起動し、状態解析実行契機判断処理部104によりSQL文処理時間の比率を求めて現在が状態解析を行うべき時期であるかどうかを判定する。
【0066】
ステップ118では、前記判定の結果、現在が状態解析を行うべき時期であると判定されているかどうかを調べ、状態解析の実行契機であると判定されている場合にはステップ117で状態解析実行処理部117により状態解析を実行し、ステップ106で乱れ解消処理選択処理部106は、乱れ解消処理選択基準情報111を用いて適切な乱れ解消処理の選択を行う。
【0067】
またステップ118で前記判定結果を調べた結果、状態解析の実行契機であると判定されていない場合にはステップ105へ進む。そしてステップ105で次期状態解析実行時期予測処理部105は、以前の状態解析結果を示す状態解析結果履歴102中の情報を用いて次の状態解析の実行時期を予測し、その予測結果を端末204へ表示する処理を行う。
【0068】
図12は本実施形態の次期状態解析実行時期予測処理部105の処理手順を示すフローチャートである。ステップ802で次期状態解析実行時期予測処理部105は、格納状態の乱れ要因のリスト113を読み込み、ステップ803では、その要因リストの乱れ要因に対応する値を、以前の状態解析結果を示す状態解析結果履歴102から読み込む。またステップ804では、乱れ判定閾値のリスト114を読み込む。
【0069】
ステップ805では、前回実行した乱れ解消処理以降の状態解析結果の履歴中に2回以上過去の解析履歴が有るかどうかを調べ、2回以上過去の解析履歴がある場合にはステップ806へ進む。ステップ806では、2回以上過去の解析履歴を用いた線形予測により前回の状態解析時の予測値を算出し、その予測値と前回の状態解析結果における値との比率を計算する。
【0070】
ステップ807では、前記計算した比率がデータベース管理システム101で規定された範囲内であるかどうかを判定し、規定範囲内であれば予測通りに状態が推移しており、大きな変動はないとしてステップ808へ進み、閾値に近づいている値以外に対する解析を省略して状態解析を実行する。
【0071】
一方ステップ807で判定した結果、前記計算した比率が規定範囲外であればステップ117へ進み、通常の状態解析を実行する。またステップ805で状態解析結果履歴102中に2回以上過去の履歴が無い場合にもステップ117へ進み、通常の状態解析を実行する。
【0072】
ステップ809では、各乱れ要因の値の推移について線形予測を行い、各値が乱れ判定閾値のリスト114にある閾値を超える時期を予測する。なお2次関数等、他の関数による予測を行っても良い。ステップ810では、前記予測した時期の内で、最も近い時期に閾値を超えるものを次期状態解析実行時期とし、その次期状態解析実行時期を端末204へ表示する。
【0073】
図13は本実施形態のステップ809及びステップ810の線形予測方法の具体例を示す図である。図13に示す様に、例えば格納効率の低下についてこれまでの履歴から線形予測を行い(線形予測例1301)、格納効率低下の閾値1307を超える乱れ解消実行予測時期1304を算出する。なお図13の線形予測例1301では、格納効率の低下量の変化予測を表しているものとする。
【0074】
同様に分岐行の数、使用率0%ページ数についてもそれぞれ乱れ解消実行予測時期1305及び1306を算出し、この3つの乱れ解消実行予測時期1304〜1306の中で最も現在に近い乱れ解消実行予測時期1304を次期状態解析実行時期とする。
【0075】
前記の様に本実施形態では、適切な状態解析実行契機の予測を実施形態2よりも更に精密に行うことで状態解析実行回数を減らし、状態解析実行による負荷を軽減することができる。
【0076】
(実施形態4)
以下に各乱れ解消処理を行う条件と行った場合の効果を出力する実施形態4のデータベースシステムについて説明する。
【0077】
本実施形態では、実施形態1の乱れ解消処理選択処理部106の処理を行い、結果を提示する際に、選択結果以外の処理についても、その処理を行う条件と行った場合の効果を出力する処理を行う。
【0078】
図14は本実施形態の乱れ解消処理の条件と効果の表示例を示す図である。図14に示す様に、各乱れ解消処理を行う際の条件として、以下の負荷、アクセス停止、必要ディスク容量及び実行時間の項目が表示されるものとし、これらの情報は予めデータベース管理システム101内に用意しておくものとする。
・負荷:データベース管理システム101に対するその乱れ解消処理の負荷の大きさによる順位付けを表示する項目。
・アクセス停止:その乱れ解消処理を行う際にデータベースへのアクセス停止が必要かどうかを表示する項目。
・必要ディスク容量:その乱れ解消処理を行う際に、現在使用中の格納領域以外に必要となるディスク容量を表示する項目。
・実行時間:その乱れ解消処理の実行に必要となる時間を表示する項目。
また、それぞれの乱れ解消処理を行った場合の効果としては、各乱れ要因の乱れ解消処理実行前後の値を表示する。
【0079】
前記の様に本実施形態では、各乱れ解消処理を選択する為の指標となる情報を提示するので、データベースへのアクセス停止が必要な処理または必要でない処理のどちらを選択するか等、データベース管理システム101の管理者がどの乱れ解消処理を実行するかを決定する際の選択肢を増やす効果がある。
【0080】
なお、本発明は1個以上のプロセッサと1個以上のメモリと0個以上のディスクからなる装置群を高速通信手段で接続した高密度実装サーバであるブレードサーバや、多数のプロセッサによって処理を行う高SMP(Symmetric Multiprocessing)サーバ、ストレージのみで独立したネットワークを構築するSAN(Storage Area
Network)構成等に対しても適用可能である。
【0081】
【発明の効果】
本発明によればデータベース処理実行コストに応じて状態解析を実行し、その状態解析結果により検出された乱れ要因による乱れを解消可能な乱れ解消処理を選択するので、データベース格納領域の状態を解析する状態解析の処理負荷を抑えると共にデータベース格納領域で生じている乱れを解消するのに最適な乱れ解消処理を効率的に選択することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のコンピュータシステムのハードウェア構成の一例を示す図である。
【図2】実施形態1の乱れ解消処理と解消可能な要因の対応表112の一例を示す図である。
【図3】実施形態1の乱れ解消処理優先順位表115の一例を示す図である。
【図4】実施形態1のコンピュータシステムのハードウェア構成の他の例を示す図である。
【図5】実施形態1のデータベース乱れ解消処理全体の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】実施形態1の状態解析実行契機判断処理部104の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】実施形態1の状態解析実行処理部117の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】実施形態1の乱れ解消処理選択処理部106の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】実施形態2のデータベース乱れ解消処理全体の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】実施形態2の次期状態解析実行時期予測処理部105の処理手順を示すフローチャートである。
【図11】実施形態3のデータベース乱れ解消処理全体の処理手順を示すフローチャートである。
【図12】実施形態3の次期状態解析実行時期予測処理部105の処理手順を示すフローチャートである。
【図13】実施形態3のステップ809及びステップ810の線形予測方法の具体例を示す図である。
【図14】実施形態4の乱れ解消処理の条件と効果の表示例を示す図である。
【符号の説明】
101…データベース管理システム、103…SQL処理時間履歴、102…状態解析結果履歴、111…乱れ解消処理選択基準情報、112…乱れ解消処理と解消可能な要因の対応表、113…格納状態の乱れ要因のリスト、114…乱れ判定閾値のリスト、115…乱れ解消処理優先順位表、116…状態解析実行契機の閾値、122…乱れ解消処理のリスト、201…コンピュータシステム、202…CPU、203…主記憶装置、204…端末、205…外部記憶装置、206…データベース格納領域、207…ネットワーク、208…フロッピーディスクドライブ、209…処理プログラム、104…状態解析実行契機判断処理部、105…次期状態解析実行時期予測処理部、106…乱れ解消処理選択処理部、117…状態解析実行処理部、210…NAS、211…NAS連携処理部、1301〜1303…線形予測例、1304〜1306…乱れ解消実行予測時期、1307〜1309…閾値。
Claims (7)
- データ領域の使用状況に基づいてデータの格納状態の乱れを解消する処理を行うデータベース乱れ解消処理方法において、
過去に実行した乱れ解消処理実行直後のデータベース処理実行コストに対する現在のデータベース処理実行コストの比率が、状態解析の実行契機を示す閾値を超えている場合に状態解析の実行時期であると判定するステップと、
状態解析の実行時期であると判定された場合に、データベース格納領域の状態を解析し、使用中領域の実データの格納率、複数の領域に跨って格納されている分岐行の数、あるいは、使用率が0%のページ数が所定の閾値を超えている状態であるデータの格納状態の乱れの各乱れ要因に対応する値を状態解析結果として出力するステップと、
各乱れ要因が解消を必要とする状態となっているかどうかを判定する為の閾値を表す乱れ判定閾値のリストを参照して、前記出力された状態解析結果の内で前記乱れ判定閾値のリスト中の閾値を超えている乱れ要因を取得するステップと、
乱れ解消処理と解消可能な要因の対応表を参照して、前記取得した乱れ要因による乱れを解消可能な乱れ解消処理を選択するステップとを有することを特徴とするデータベース乱れ解消処理方法。 - 乱れ解消処理を実施した場合のデータベースシステムに対する負荷の大きいものほど優先度が低いものとして優先付けを行った乱れ解消処理優先順位表を参照して、前記取得した乱れ要因による乱れを解消可能な乱れ解消処理の内で優先度の高い乱れ解消処理を選択することを特徴とする請求項1に記載されたデータベース乱れ解消処理方法。
- データベースへのアクセスを停止させることが可能な場合と不可能な場合の双方について、それぞれ最も負荷の小さい乱れ解消処理を選択することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載されたデータベース乱れ解消処理方法。
- 前記出力された現在の状態解析結果と以前の状態解析結果を示す状態解析結果履歴とを比較し、前記現在の状態解析結果が以前の状態解析結果と一致している場合に、その一致した以前の状態解析結果の際に実行された乱れ解消処理を選択することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載されたデータベース乱れ解消処理方法。
- 各乱れ解消処理のデータベースへのアクセス停止の要否、負荷の大小、実行時間、乱れ解消処理を実行した後に各乱れ要因がどの様に変化するかを提示することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載されたデータベース乱れ解消処理方法。
- データ領域の使用状況に基づいてデータの格納状態の乱れを解消する処理を行うデータベースシステムにおいて、
過去に実行した乱れ解消処理実行直後のデータベース処理実行コストに対する現在のデータベース処理実行コストの比率が、状態解析の実行契機を示す閾値を超えている場合に状態解析の実行時期であると判定する状態解析実行契機判断処理部と、
状態解析の実行時期であると判定された場合に、データベース格納領域の状態を解析し、使用中領域の実データの格納率、複数の領域に跨って格納されている分岐行の数、あるいは、使用率が0%のページ数が所定の閾値を超えている状態であるデータの格納状態の乱れの各乱れ要因に対応する値を状態解析結果として出力する状態解析実行処理部と、
各乱れ要因が解消を必要とする状態となっているかどうかを判定する為の閾値を表す乱れ判定閾値のリストを参照して、前記出力された状態解析結果の内で前記乱れ判定閾値のリスト中の閾値を超えている乱れ要因を取得し、乱れ解消処理と解消可能な要因の対応表を参照して、前記取得した乱れ要因による乱れを解消可能な乱れ解消処理を選択する乱れ解消処理選択処理部とを備えることを特徴とするデータベースシステム。 - データ領域の使用状況に基づいてデータの格納状態の乱れを解消する処理を行うデータベースシステムとしてコンピュータを機能させる為のプログラムにおいて、
過去に実行した乱れ解消処理実行直後のデータベース処理実行コストに対する現在のデータベース処理実行コストの比率が、状態解析の実行契機を示す閾値を超えている場合に状態解析の実行時期であると判定する状態解析実行契機判断処理部と、
状態解析の実行時期であると判定された場合に、データベース格納領域の状態を解析し、使用中領域の実データの格納率、複数の領域に跨って格納されている分岐行の数、あるいは、使用率が0%のページ数が所定の閾値を超えている状態であるデータの格納状態の乱れの各乱れ要因に対応する値を状態解析結果として出力する状態解析実行処理部と、
各乱れ要因が解消を必要とする状態となっているかどうかを判定する為の閾値を表す乱れ判定閾値のリストを参照して、前記出力された状態解析結果の内で前記乱れ判定閾値のリスト中の閾値を超えている乱れ要因を取得し、乱れ解消処理と解消可能な要因の対応表を参照して、前記取得した乱れ要因による乱れを解消可能な乱れ解消処理を選択する乱れ解消処理選択処理部としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002322280A JP3996040B2 (ja) | 2002-11-06 | 2002-11-06 | データベース乱れ解消処理方法及びその実施装置並びにその処理プログラム |
US10/377,950 US7082442B2 (en) | 2002-11-06 | 2003-02-28 | Method and system for resolving disarrangement in database |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002322280A JP3996040B2 (ja) | 2002-11-06 | 2002-11-06 | データベース乱れ解消処理方法及びその実施装置並びにその処理プログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004157728A JP2004157728A (ja) | 2004-06-03 |
JP3996040B2 true JP3996040B2 (ja) | 2007-10-24 |
Family
ID=32750644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002322280A Expired - Fee Related JP3996040B2 (ja) | 2002-11-06 | 2002-11-06 | データベース乱れ解消処理方法及びその実施装置並びにその処理プログラム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7082442B2 (ja) |
JP (1) | JP3996040B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7325016B1 (en) * | 2001-12-11 | 2008-01-29 | Sprint Communications Company L.P. | Monitoring database performance by obtaining SQL addresses for SQL statements |
US7818745B2 (en) * | 2003-09-29 | 2010-10-19 | International Business Machines Corporation | Dynamic transaction control within a host transaction processing system |
JP2005208953A (ja) * | 2004-01-23 | 2005-08-04 | Hitachi Ltd | データベース再編成時期予測装置およびその方法 |
US7496694B2 (en) * | 2006-11-21 | 2009-02-24 | Lsi Logic Corporation | Circuit, systems and methods for monitoring storage controller status |
JP5419819B2 (ja) * | 2010-07-16 | 2014-02-19 | 株式会社日立製作所 | 計算機システムの管理方法、及び管理システム |
US9582521B2 (en) * | 2013-02-11 | 2017-02-28 | International Business Machines Corporation | Management of database allocation during reorganization |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3108984B2 (ja) * | 1994-12-26 | 2000-11-13 | カシオ計算機株式会社 | データ処理装置 |
JPH11161525A (ja) | 1997-11-28 | 1999-06-18 | Toshiba Tec Corp | データベース管理装置及びデータベース管理プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体 |
US6108653A (en) * | 1998-08-31 | 2000-08-22 | Platinum Technology Ip, Inc. | Method and apparatus for fast and comprehensive DBMS analysis |
US6542854B2 (en) * | 1999-04-30 | 2003-04-01 | Oracle Corporation | Method and mechanism for profiling a system |
US6442547B1 (en) * | 1999-06-02 | 2002-08-27 | Andersen Consulting | System, method and article of manufacture for information service management in a hybrid communication system |
US6606631B1 (en) * | 2000-07-13 | 2003-08-12 | Bmc Software, Inc. | IMS on-line reorganization utility |
US6944630B2 (en) * | 2000-11-22 | 2005-09-13 | Bmc Software | Database management system and method which monitors activity levels and determines appropriate schedule times |
US6567729B2 (en) * | 2001-03-28 | 2003-05-20 | Pt Holdings Ltd. | System and method of analyzing aircraft removal data for preventative maintenance |
US6633884B2 (en) * | 2001-04-03 | 2003-10-14 | Bmc Software, Inc. | System and method for analyzing a database for on-line reorganization |
-
2002
- 2002-11-06 JP JP2002322280A patent/JP3996040B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2003
- 2003-02-28 US US10/377,950 patent/US7082442B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004157728A (ja) | 2004-06-03 |
US20040153777A1 (en) | 2004-08-05 |
US7082442B2 (en) | 2006-07-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8819364B2 (en) | Information processing apparatus, tape device, and computer-readable medium storing program | |
JP3953537B2 (ja) | B木最適化のためのコンピュータ方法及び装置 | |
US7853770B2 (en) | Storage system, data relocation method thereof, and recording medium that records data relocation program | |
US7934071B2 (en) | Method of managing storage capacity in a storage system, a storage device and a computer system | |
US7454449B2 (en) | Method for reorganizing a set of database partitions | |
JP4896593B2 (ja) | 性能監視方法、計算機及び計算機システム | |
US10073866B2 (en) | Dynamic test case prioritization for relational database systems | |
US9448727B2 (en) | File load times with dynamic storage usage | |
TW201941189A (zh) | 記錄裝置、讀取裝置、記錄方法、記錄程式記憶媒體、讀取方法、讀取程式記憶媒體以及磁帶 | |
US20180107590A1 (en) | Information processing apparatus | |
JP3996040B2 (ja) | データベース乱れ解消処理方法及びその実施装置並びにその処理プログラム | |
CN109189343B (zh) | 一种元数据落盘方法、装置、设备及计算机可读存储介质 | |
EP3940572A1 (en) | Data generalization device, data generalization method, and program | |
US20160253591A1 (en) | Method and apparatus for managing performance of database | |
JP2001184175A (ja) | ストレージ管理システム | |
JPH08263336A (ja) | 設計業務支援システムおよび該システムにおけるデータベースの処理装置 | |
CN110196785A (zh) | 数据备份管理方法、装置及电子设备 | |
JPH04299747A (ja) | 情報処理装置に於けるデータ管理システム | |
JPH05257610A (ja) | ファイル読み込み装置及びファイル読み込み方法 | |
JPH0239225A (ja) | ファイルシステム | |
JP2666732B2 (ja) | コンピュータシステムにおける負荷制御方式 | |
JP3516633B2 (ja) | 稼働情報監視システム | |
JP2009276941A (ja) | 決定装置、プログラムおよび決定方法 | |
US20050165723A1 (en) | System and method for database management | |
CN116701319A (zh) | 表空间碎片的监控方法、装置及电子设备 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070213 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070412 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070515 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070710 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070731 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070801 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110810 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120810 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130810 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |