JP3995203B2 - 車両用盗難防止装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動二輪車に備えられる車両用盗難防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、セキュリティー上の要請から、自動二輪車においては、車両用盗難防止装置が備えられ、この車両用盗難防止装置は、イグニッションキーに埋め込まれたトランスポンダと、メインスイッチの近傍に取り付けられたアンテナと、トランスポンダとアンテナとの間で通信を行ない暗証コードに基づき判定し、特定のキーによる操作でエンジンを駆動可能にするイモビライザユニットとを備えている。
【0003】
このような車両用盗難防止装置は、ハンドルブラケットの側部に収納ケースを取り付け、この収納ケースにメインスイッチとイモビライザユニットを取り付けたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−59056号公報(第2頁〜第3頁、図1〜図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、ハンドルブラケットの側部の収納ケースにメインスイッチとイモビライザユニットを組み付けることから、イモビライザユニットが外部から悪戯されやすいし、障害物と干渉することがある。
【0006】
また、メインスイッチとイモビライザユニットが別々に収納ケースに取り付けられることから、組立ラインでの組立が面倒である。
【0007】
この発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、外部からの悪戯や障害物との干渉がなく、しかも組立が容易である車両用盗難防止装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
【0009】
請求項1に記載の発明は、イグニッションキーに埋め込まれたトランスポンダと、メインスイッチの近傍に取り付けられたアンテナと、前記トランスポンダと前記アンテナとの間で通信を行ない暗証コードに基づき判定し、特定のキーによる操作でエンジンを駆動可能にするイモビライザユニットとを備える車両用盗難防止装置において、
前記メインスイッチと前記イモビライザユニットとを、ボルトにより一体に組付けてアッセンブリにし、
前記アッセンブリをハンドルブラケットの環状取付部に挿通して締付手段により締付固定し、
前記ボルトの組付部を、前記環状取付部よりも下方に位置させるとともに、前記アッセンブリが貫通するように前記環状取付部に形成した貫通孔の内径を、前記ボルトの組付部の外径よりも小さくし、
前記イモビライザユニットを前記ハンドルブラケットの環状取付部と前記メインスイッチとの間に配置したことを特徴とする車両用盗難防止装置である。
【0010】
この請求項1に記載の発明によれば、アッセンブリをハンドルブラケットの環状取付部に挿通して締付手段により締付固定し、イモビライザユニットをハンドルブラケットの環状取付部とメインスイッチとの間に配置したから、ハンドルブラケットの環状取付部で保護され、外部からの悪戯や障害物との干渉がなく、しかも組立が容易である。
【0013】
請求項2に記載の発明は、前記ハンドルブラケットは、ステアリング取付部と、このステアリング取付部から左右に延びるフロントフォーク取付部とを有し、前記アッセンブリは、前記ステアリング取付部を通り前後方向に延びる車両中心線に対して車両の一側方側にオフセットした位置に組付けたことを特徴とする請求項1に記載の車両用盗難防止装置である。
【0014】
この請求項2に記載の発明によれば、アッセンブリがステアリング軸と干渉することなく、ハンドルブラケットの環状取付部の突出量を抑え、小型でかつ軽量化を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図示の実施例によってこの発明の車両用盗難防止装置を説明する。図1は自動二輪車のハンドル部の平面図、図2は図1のII−II線に沿う断面図、図3は車両用盗難防止装置の回路図である。
【0016】
自動二輪車のハンドルブラケット1には、ステアリング軸取付部1aと、左右のフロントフォーク取付部1b,1cとが形成されている。ステアリング軸取付部1aにはステアリング軸2が固定され、左右のフロントフォーク取付部1b,1cには前輪のシャフトを左右両側から支持するフロントフォーク3,4が固定される。
【0017】
このハンドルブラケット1には、環状取付部1dが前後方向の車両中心L1に対して左側にオフセットして一体に形成されている。この環状取付部1dは、前後方向に延びる車両中心線L1に対して車両の一側方側の左側にオフセットした位置にすることで、環状取付部1dの突出量を抑え、小型でかつ軽量化を図ることができる。
【0018】
この実施の形態の車両用盗難防止装置は、イグニッションキー10に埋め込まれたトランスポンダ11と、メインスイッチ12の近傍に取り付けられたアンテナ13と、トランスポンダ11とアンテナ13との間で通信を行ない暗証コードに基づき判定し、特定のキーによる操作でエンジンを駆動可能にするイモビライザユニット14とを備えている。
【0019】
イモビライザユニット14にアンテナ13を一体に埋め込み、メインスイッチ12とイモビライザユニット14とを締付手段である締付ボルト16により一体に組み付けてアッセンブリAにする。このアッセンブリAのアンテナ13部分をハンドルブラケット1の環状取付部1dに挿通して締付手段である締付後に頭部を切断する首切りボルト17により締付固定し、一旦組み付けると取り外すことができないようになっている。
【0020】
イモビライザユニット14は、図3に示すように、送受信部14aと制御部14bとを備えている。イグニッションキー10をメインスイッチ12に差し込んで、キー操作すると、受信部14aが作動してアンテナ13に電流を流す。この通電によりアンテナ13から生じる磁界がイグニッションキー10に内蔵されたトランスポンダ11に作用して電力を誘起し、この電力でトランスポンダ11から暗証(ID)コードを送信する。この暗証コードを受信した送受信部14aは制御部14bに送り、この制御部14bで暗証コードの照合を行い、一致している場合には、エンジン始動許可信号等をエンジン点火装置15に送りエンジンを駆動可能にする。
【0021】
このように、イモビライザユニット14をハンドルブラケット1の環状取付部1dとメインスイッチ12との間に配置したから、工具等で悪戯をしてイモビライザユニット14を取り外すことが困難である。また、イモビライザユニット14がハンドルブラケット1の環状取付部1dで保護され、外部からの悪戯や障害物との干渉がない。
【0022】
しかも、メインスイッチ12とイモビライザユニット14とを一体に組み付けて組立ラインに供給することで組立が容易であり、イグニッションキー10をメインスイッチ12に組み付けておくことでキー管理も容易である。
【0023】
また、イグニッションキー10は、図4に示すように、製品として出荷時にはマスターキー10aとサブキー10bとを樹脂製キーリング30で連結する。サブキー10bを紛失してもマスターキー10aにより暗証コードを書き換えて使用することができ、あるいは更新が可能である。また、樹脂製キーリング30を用いることで、金属製キーリングを用いる場合に比べて通信の妨げとなりにくく、イモビライザユニット14の誤動作を防止することができる。
【0024】
図5は他の実施の形態を示す断面図であり、この実施の形態では、メインスイッチ12にアンテナ13を埋め込み一体にし、このメインスイッチ12とイモビライザユニット14とを一体に組付けてアッセンブリAにしている。
【0025】
このアッセンブリAのアンテナ13部分をハンドルブラケット1の環状取付部1dに挿通して締付手段により締付固定したから、ハンドルブラケット1の環状取付部1dで保護され、外部からの悪戯や障害物との干渉がなく、しかも組立が容易である。
【0026】
また、アッセンブリAは、メインスイッチ12の部分が環状取付部1dに挿通して組み付けられるから、図1乃至図4の実施の形態のハンドルブラケット1のようにイモビライザユニット14を取り付けるための環状取付部1dにする必要がなく、車両用盗難防止装置を備えない自動二輪車のハンドルブラケットと共通にすることができる。
【0027】
【発明の効果】
前記したように、請求項1に記載の発明では、アッセンブリをハンドルブラケットの環状取付部に挿通して締付手段により締付固定し、イモビライザユニットをハンドルブラケットの環状取付部とメインスイッチとの間に配置したから、ハンドルブラケットの環状取付部で保護され、外部からの悪戯や障害物との干渉がなく、しかも組立が容易である。
【0029】
請求項2に記載の発明では、アッセンブリがステアリング軸と干渉することなく、ハンドルブラケットの環状取付部の突出量を抑え、小型でかつ軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動二輪車のハンドル部の平面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】車両用盗難防止装置の回路図である。
【図4】マスターキーとスペアキーとを備える車両用盗難防止装置の断面図である。
【図5】他の実施の形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ハンドルブラケット
1d 環状取付部
12 メインスイッチ
13 アンテナ
14 イモビライザユニット
16 締付ボルト
A アッセンブリ
Claims (2)
- イグニッションキーに埋め込まれたトランスポンダと、メインスイッチの近傍に取り付けられたアンテナと、前記トランスポンダと前記アンテナとの間で通信を行ない暗証コードに基づき判定し、特定のキーによる操作でエンジンを駆動可能にするイモビライザユニットとを備える車両用盗難防止装置において、
前記メインスイッチと前記イモビライザユニットとを、ボルトにより一体に組付けてアッセンブリにし、
前記アッセンブリをハンドルブラケットの環状取付部に挿通して締付手段により締付固定し、
前記ボルトの組付部を、前記環状取付部よりも下方に位置させるとともに、前記アッセンブリが貫通するように前記環状取付部に形成した貫通孔の内径を、前記ボルトの組付部の外径よりも小さくし、
前記イモビライザユニットを前記ハンドルブラケットの環状取付部と前記メインスイッチとの間に配置したことを特徴とする車両用盗難防止装置。 - 前記ハンドルブラケットは、ステアリング取付部と、このステアリング取付部から左右に延びるフロントフォーク取付部とを有し、
前記アッセンブリは、前記ステアリング取付部を通り前後方向に延びる車両中心線に対して車両の一側方側にオフセットした位置に組付けたことを特徴とする請求項1に記載の車両用盗難防止装置。
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