JP3994792B2 - プラズマ処理装置及び方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体等の電子デバイスやマイクロマシンの製造に利用されるプラズマ処理装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体等の電子デバイスやマイクロマシンの製造において、近年プラズマ処理による薄膜加工技術の重要性はますます高まっている。
【0003】
以下、従来のプラズマ処理方法の一例として、パッチアンテナ方式プラズマ源を用いたプラズマ処理について、図3を参照しながら詳述する。
【0004】
同図において、真空容器1内に、ガス供給装置2から所定のガスを導入しつつ、排気装置としてのターボ分子ポンプ3により排気を行い、真空容器1内を所定の圧力に保ちながら、アンテナ用高周波電源4により100MHzの高周波電力を真空容器1内に突出して設けられたアンテナ5に供給することにより、真空容器1内にプラズマが発生し、基板電極6上に載置された基板7に対してプラズマ処理を行うことができる。
【0005】
また、基板電極6に高周波電力を供給するための基板電極用高周波電源8が設けられており、基板7に到達するイオンエネルギーを制御することができるようになっている。アンテナ5へ供給される高周波電力は、給電棒10によりアンテナ5の中心付近へ給電される。アンテナ5と給電棒10は一体ものの金属製である。アンテナ5に接して誘電板11が設けられ、給電棒10は誘電板11に設けられた貫通穴を介してアンテナ5とアンテナ用高周波電源4とを接続している。また、アンテナ5の表面は、アンテナカバー17により覆われている。また、誘電板11と誘電板11の周辺部に設けられた金属リング14との間の溝状の空間と、アンテナ5とアンテナ5の周辺部に設けられた金属リング14との間の基板に垂直な溝状の空間からなる環状スリット18が設けられている。
【0006】
アンテナ5は、給電棒10の先端に設けられたタップにナット36を噛み合わせることにより、金属リング14に固定されている。アンテナ5と金属リング14の絶縁を図るため、誘電体ブッシュ16が設けられている。アンテナカバー17は、誘電体製のアンテナカバー固定用ボルト37によりアンテナ5に固定されている。
【0007】
ガスは、ガス供給装置2から、真空容器1内に向けて貫通穴が設けられたガス吹きリング26と外周リング29との間の空間から成るガス溜まり28に導かれ、貫通穴に設けられたタップにねじ込まれている誘電体製のガス吹きボルト38を通って真空容器1内に導入される。ガス吹きボルト38は、その先端が真空容器1内に突出しており、この構造によってガス噴出口付近での異常放電を防止することができる。
【0008】
ターボ分子ポンプ3及び排気口23は、基板電極6の直下に配置されており、また、真空容器1を所定の圧力に制御するための調圧弁24は、基板電極6の直下で、かつ、ターボ分子ポンプ3の直上に位置する昇降弁である。基板電極6は、4本の支柱25により、真空容器1に固定されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来例で述べたプラズマ処理においては、装置のウエットメンテナンスが困難であるという問題点があった。
【0010】
一般に、プラズマ処理を所定量行った後には、真空容器1の内壁面、アンテナカバー17、金属リング14の表面などに反応生成物が付着するため、真空容器1を大気開放して汚れた部位を純水や有機溶剤で洗浄する必要があり、これをウエットメンテナンスという。ウエットメンテナンスを行う場合、部品と部品の間の汚れを取り除いたり、激しい汚れを取り除いたりするには、部品を取り外す必要がある。しかし、従来のプラズマ処理においては、部品の取り外しや、洗浄後の再組立が困難で、多大の時間が必要となるという欠点があった。
【0011】
アンテナカバー17は、アンテナカバー固定用ボルト37でアンテナ5に固定されているが、アンテナカバー固定用ボルト37が誘電体製であるため、金属製のボルトよりも著しく強度が弱く、取扱いが困難で、割れ・欠けを生じやすい。また、再組立時にアンテナカバー固定用ボルト37を強く締めすぎると、プラズマ処理時に部品の温度が上昇し、熱膨張した際にも割れ・欠けが生じやすい。このため、再組立時にはアンテナカバー固定用ボルト37を緩めに締めざるを得ず、アンテナ5とアンテナカバー17の間に隙間ができてしまい、異常放電の原因となる場合がある。さらに、この隙間内は真空となるためアンテナ5と断熱された状態となり、アンテナカバー17の温度がプラズマ照射によって異常に上昇してしまう。
【0012】
アンテナ5は、給電棒10の先端に設けられたタップにナット36をかみ合わせることにより、金属リング14に固定されているが、アンテナ5、誘電板11、金属リング14の間に隙間ができないように組み立てるには、ナット36を強く締め上げる必要がある。図示していないが、給電棒10の上方には整合回路が設けられているため、アンテナ5の脱着を行うには、整合回路を取り外す必要があり、作業性が悪い。
【0013】
誘電体製のガス吹きボルト38は、ガス吹きリング26の貫通穴に設けられたタップにねじ込まれているが、ガス吹きボルト38が誘電体製であるため、金属製のボルトよりも著しく強度が弱く、取扱いが困難で、割れ・欠けを生じやすい。ガス吹きボルト38を強く締めすぎると、プラズマ処理時に部品の温度が上昇し、熱膨張した際にも割れ・欠けが生じやすい。このため、再組立時にはガス吹きボルト38を緩めに締めざるを得ず、ガス吹きボルト38とガス吹きリング26の間に隙間ができてしまい、異常放電の原因となる場合がある。
【0014】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、ウエットメンテナンス性に優れたプラズマ処理装置及び方法を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本願の第1発明のプラズマ処理装置は、真空容器と、真空容器内にガスを供給するガス供給装置と、真空容器内を排気する排気装置と、真空容器内を所定の圧力に制御する調圧弁と、真空容器内に基板を載置する基板電極と、基板電極と対向して設けられ、かつ、アンテナカバーで覆われたアンテナと、アンテナに周波数30MHz乃至3GHzの高周波電力を供給する高周波電源とを備えたプラズマ処理装置であって、アンテナとアンテナカバーの間に、アンテナよりも直径が大きいカーボンシートが設けられると共にアンテナがセラミックリングに嵌め込まれ、かつ、前記セラミックリングがセラミックリングに等配されたボルトで金属リングに固定され、ボルト用座グリが誘電体棒で埋められていることを特徴とする。
【0016】
本願の第2発明のプラズマ処理装置は、真空容器と、真空容器内にガスを供給するガス供給装置と、真空容器内を排気する排気装置と、真空容器内を所定の圧力に制御する調圧弁と、真空容器内に基板を載置する基板電極と、基板電極と対向して設けられ、かつ、アンテナカバーで覆われたアンテナと、アンテナに周波数30MHz乃至3GHzの高周波電力を供給する高周波電源とを備えたプラズマ処理装置であって、アンテナカバーの周辺に基板に垂直に形成された環状スリットが設けられ、アンテナカバーが、環状スリットを構成する金属製カバーリングで支えられつつ、金属製カバーリングとアンテナカバーの間に樹脂リングを挟み込む構成で金属リングに固定されていることを特徴とする。
【0017】
本願の第2のプラズマ処理装置において、好適には、アンテナカバーが石英ガラス製であることが好ましい。あるいは、アンテナカバーが絶縁性シリコンであってもよい。
【0018】
また、好適には、アンテナカバーの厚さが1mm乃至10mmであることが望ましい。
【0019】
また、好適には、アンテナに、周波数100kHz乃至20MHzの高周波電力を供給する高周波電源とを備えることが望ましい。
【0020】
また、好適には、アンテナとアンテナカバーの間に、アンテナよりも直径が大きい導電性シートが設けられていることが望ましい。この場合、好適には、導電性シートが、抵抗率が10Ω・m以下の材質で構成されていることが望ましい。例えば、導電性シートとして、カーボンシートを用いることができる。また、好適には、導電性シートの厚さが0.03mm乃至3mmであることが望ましい。
【0021】
本願の第3発明のプラズマ処理装置は、真空容器と、真空容器内にガスを供給するガス供給装置と、真空容器内を排気する排気装置と、真空容器内を所定の圧力に制御する調圧弁と、真空容器内に基板を載置する基板電極と、基板電極と対向して設けられ、かつ、アンテナカバーで覆われたアンテナと、アンテナに周波数30MHz乃至3GHzの高周波電力を供給する高周波電源とを備えたプラズマ処理装置であって、真空容器内に向けて貫通穴が設けられた金属製ガス吹きリングと、貫通穴の直径よりも大きい円筒部と貫通穴の直径よりも若干小さい円筒部から成り、真空容器の外側から貫通穴に挿入された誘電体製ガス吹き棒と、ガス吹きリングとともにガス溜まりを構成する金属製外周リングとを備え、ガス吹き棒が、貫通穴の直径よりも大きい円筒部を外周リングとガス吹きリングの間に挟むことで位置決めされ、かつ、アンテナとアンテナカバーの間に、アンテナよりも直径が大きいカーボンシートが設けられていることを特徴とする。
【0022】
本願の第4発明のプラズマ処理方法は、真空容器内の基板電極に基板を載置し、真空容器内にガスを供給しつつ真空容器内を排気し、真空容器内を所定の圧力に制御しながら、周波数30MHz乃至3GHzの高周波電力を、基板電極と対向して設けられ、かつ、アンテナカバーで覆われたアンテナに供給することにより、真空容器内にプラズマを発生させ、前記基板を処理するするプラズマ処理方法であって、アンテナとアンテナカバーの間に、アンテナよりも直径が大きいカーボンシートが設けられると共にアンテナがセラミックリングに嵌め込まれ、セラミックリングがセラミックリングに等配されたボルトで金属リングに固定され、ボルト用座グリが誘電体棒で埋められている状態で基板を処理することを特徴とする。
【0023】
本願の第5発明のプラズマ処理方法は、真空容器内の基板電極に基板を載置し、真空容器内にガスを供給しつつ真空容器内を排気し、真空容器内を所定の圧力に制御しながら、周波数30MHz乃至3GHzの高周波電力を、基板電極と対向して設けられ、かつ、アンテナカバーで覆われたアンテナに供給することにより、真空容器内にプラズマを発生させ、前記基板を処理するするプラズマ処理方法であって、アンテナカバーの周辺に基板に垂直に形成された環状スリットが設けられ、アンテナカバーが、環状スリットを構成する金属製カバーリングで支えられつつ、金属製カバーリングとアンテナカバーの間に樹脂リングを挟み込む構成で金属リングに固定されている状態で基板を処理することを特徴とする。
【0024】
本願の第5発明のプラズマ処理方法は、プラズマ処理が、基板上に形成された高融点金属膜をエッチングする処理である場合に、とくに効果的なプラズマ処理方法である。例えば、高融点金属膜が、イリジューム、ロジューム、ルテニウム、プラチナ、金、銅、レニウム、ビスマス、ストロンチューム、バリウム、ジルコニウム、鉛、ニオブのうち少なくとも1つの元素を含む膜である場合に格別の効果を奏する。
【0025】
本願の第5発明のプラズマ処理方法において、好適には、アンテナカバーが石英ガラス製であることが好ましい。あるいは、アンテナカバーが絶縁性シリコンであってもよい。
【0026】
また、好適には、アンテナカバーの厚さが1mm乃至10mmであることが望ましい。
【0027】
また、好適には、アンテナに、周波数100kHz乃至20MHzの高周波電力を供給しつつ処理を行うことが望ましい。
【0028】
また、好適には、アンテナとアンテナカバーの間に、アンテナよりも直径が大きい導電性シートが設けられていることが望ましい。この場合、好適には、導電性シートが、抵抗率が10Ω・m以下の材質で構成されていることが望ましい。例えば、導電性シートとして、カーボンシートを用いることができる。また、好適には、導電性シートの厚さが0.03mm乃至3mmであることが望ましい。
【0029】
本願の第6発明のプラズマ処理方法は、真空容器内の基板電極に基板を載置し、真空容器内にガスを供給しつつ真空容器内を排気し、真空容器内を所定の圧力に制御しながら、周波数30MHz乃至3GHzの高周波電力を、基板電極と対向して設けられ、かつ、アンテナカバーで覆われたアンテナに供給することにより、真空容器内にプラズマを発生させ、基板を処理するするプラズマ処理方法であって、真空容器内に向けて貫通穴が設けられた金属製ガス吹きリングと、貫通穴の直径よりも大きい円筒部と貫通穴の直径よりも若干小さい円筒部から成り、真空容器の外側から貫通穴に挿入された誘電体製ガス吹き棒と、ガス吹きリングとともにガス溜まりを構成する金属製外周リングとを利用することによって真空容器内にガスを供給し、かつ、ガス吹き棒が、貫通穴の直径よりも大きい円筒部を外周リングとガス吹きリングの間に挟むことで位置決めされ、かつ、アンテナとアンテナカバーの間に、アンテナよりも直径が大きいカーボンシートが設けられている状態で基板を処理することを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について、図1を参照して説明する。
【0031】
図1に、本発明の第1実施形態において用いた、パッチアンテナ方式プラズマ源を搭載したプラズマ処理装置の断面図を示す。図1において、真空容器1内に、ガス供給装置2から所定のガスを導入しつつ、排気装置としてのターボ分子ポンプ3により排気を行い、真空容器1内を所定の圧力に保ちながら、アンテナ用高周波電源4により100MHzの高周波電力を真空容器1内に突出して設けられたアンテナ5に供給することにより、真空容器1内にプラズマが発生し、基板電極6上に載置された基板7に対してプラズマ処理を行うことができる。また、基板電極6に400kHzの高周波電力を供給するための基板電極用高周波電源8が設けられており、基板7に到達するイオンエネルギーを制御することができるようになっている。アンテナ5へ供給される高周波電力は、整合回路9を介して給電棒10によりアンテナ5の中心付近へ給電される。アンテナ5と給電棒10は一体ものの金属製である。アンテナ5に接して誘電板11が設けられ、給電棒10は誘電板11に設けられた貫通穴を介してアンテナ5とアンテナ用高周波電源4とを接続している。
【0032】
アンテナ5は、セラミックリング12に嵌め込まれ、セラミックリング12がセラミックリング12に等配されたボルト13で金属リング14に固定され、ボルト用座グリが誘電体棒15で埋められている。アンテナ5と金属リング14の絶縁を図るため、誘電体ブッシュ16が設けられている。
【0033】
アンテナ5は、プラズマに直接曝されないように厚さ5mmの石英ガラス製アンテナカバー17で覆われている。アンテナカバー17の周辺に基板に垂直に形成された環状スリット18が設けられ、アンテナカバー17が、環状スリット18を構成する金属製カバーリング19で支えられつつ、カバーリング19とアンテナカバー17の間に樹脂リング20を挟み込む構成で金属リング14に固定されている。アンテナ5とアンテナカバー17の間には、アンテナ5よりも直径が大きい導電性シート21が設けられている。導電性シート21として、厚さ1mmのカーボンシート(日本カーボン製ニカフィルム)を使用した。カバーリング19は、ボルト22によって金属リング14に固定されている。
【0034】
ターボ分子ポンプ3及び排気口23は、基板電極6の直下に配置されており、また、真空容器1を所定の圧力に制御するための調圧弁24は、基板電極6の直下で、かつ、ターボ分子ポンプ3の直上に位置する昇降弁である。基板電極6は、4本の支柱25により、真空容器1に固定されている。
【0035】
真空容器1内に向けて貫通穴が設けられた金属製ガス吹きリング26と、貫通穴の直径よりも大きい円筒部と貫通穴の直径よりも若干小さい円筒部から成り、真空容器の外側から貫通穴に挿入された誘電体製ガス吹き棒27と、ガス吹きリング26とともにガス溜まり28を構成する金属製外周リング29が設けられ、ガス吹き棒27が、貫通穴の直径よりも大きい円筒部を外周リング29とガス吹きリング26の間に挟むことで位置決めされている。ガスは、ガス供給装置2からガス溜まり28に導かれ、ガス吹き棒27内を通って真空容器1内に導入される。ガス吹き棒27は、その先端が真空容器1内に突出しており、この構造によってガス噴出口付近での異常放電を防止することができる。
【0036】
このような構成により、従来のプラズマ処理に比べてウエットメンテナンス性が飛躍的に向上した。アンテナ5が、セラミックリング12に嵌め込まれ、セラミックリング12がセラミックリング12に等配されたボルト13で金属リング14に固定され、ボルト用座グリが誘電体棒15で埋められているため、アンテナ5の脱着が、整合回路を取り外すことなく真空容器1の内側から行うことができ、作業性が向上した。誘電体棒15は、ボルト用座グリでの異常放電の発生を効果的に抑制する。
【0037】
また、アンテナカバー17が、環状スリット18を構成する金属製カバーリング19で支えられつつ、カバーリング19とアンテナカバー17の間に樹脂リング20を挟み込む構成で金属リング14に固定されているため、アンテナカバー17の位置決めが容易になった。樹脂リング20が緩衝材の役割を果たすことにより、ボルト22を締め上げることでアンテナカバー17とアンテナ5の間に隙間ができず、異常放電を起こす危険性が著しく小さくなった。また、誘電体製のボルトを用いずにアンテナカバー17の固定を行うため、割れ・欠けの心配がなくなった。
【0038】
また、アンテナ5とアンテナカバー17の間には、アンテナ5よりも直径が大きい導電性シート21が設けられているため、アンテナカバー17とアンテナ5の熱伝導が確保され、アンテナカバー17の温度がプラズマ照射によって異常に上昇してしまう危険性が小さくなった。
【0039】
また、真空容器1内に向けて貫通穴が設けられた金属製ガス吹きリング26と、貫通穴の直径よりも大きい円筒部と貫通穴の直径よりも若干小さい円筒部から成り、真空容器の外側から貫通穴に挿入された誘電体製ガス吹き棒27と、ガス吹きリング26とともにガス溜まり28を構成する金属製外周リング29が設けられ、ガス吹き棒27が、貫通穴の直径よりも大きい円筒部を外周リング29とガス吹きリング26の間に挟むことで位置決めされているため、従来例のようにタップへのねじ込みが不要なことから、ガス吹き棒27の割れ・欠けが起きにくくなった。また、ガス吹き棒27の位置決めが容易になり、異常放電が起きにくく、ガス吹き棒27の脱着における作業性が著しく向上した。なお、外周リング29と、ガス吹き棒27の貫通穴の直径よりも大きい円筒部が接触しているが、オーリングなどのシール材料を挟み込んでいないため、ガスの流通に支障はない。
【0040】
また、導電性シート21は、アンテナカバー17の基板7に対向する面全体に自己バイアス電圧を発生させる役割を果たし、アンテナカバー17への反応生成物の付着量を低減させる。さらに、アンテナ5、セラミックリング12とアンテナカバー17の間の緩衝材としても作用し、アンテナカバー17の割れ・欠けを防止する役割も果たす。
【0041】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について、図2を参照して説明する。
【0042】
図2に、本発明の第2実施形態において用いた、パッチアンテナ方式プラズマ源を搭載したプラズマ処理装置の断面図を示す。図2において、真空容器1内に、ガス供給装置2から所定のガスを導入しつつ、排気装置としてのターボ分子ポンプ3により排気を行い、真空容器1内を所定の圧力に保ちながら、アンテナ用高周波電源4により100MHzの高周波電力を真空容器1内に突出して設けられたアンテナ5に供給することにより、真空容器1内にプラズマが発生し、基板電極6上に載置された基板7に対してプラズマ処理を行うことができる。また、基板電極6に400kHzの高周波電力を供給するための基板電極用高周波電源8が設けられており、基板7に到達するイオンエネルギーを制御することができるようになっている。アンテナ5へ供給される高周波電力は、整合回路9を介して給電棒10によりアンテナ5の中心付近へ給電される。アンテナ5と給電棒10は一体ものの金属製である。アンテナ5に接して誘電板11が設けられ、給電棒10は誘電板11に設けられた貫通穴を介してアンテナ5とアンテナ用高周波電源4とを接続している。
【0043】
アンテナ5は、セラミックリング12に嵌め込まれ、セラミックリング12がセラミックリング12に等配されたボルト13で金属リング14に固定され、ボルト用座グリが誘電体棒15で埋められている。アンテナ5と金属リング14の絶縁を図るため、誘電体ブッシュ16が設けられている。
【0044】
アンテナ5は、プラズマに直接曝されないように厚さ5mmの石英ガラス製アンテナカバー17で覆われている。アンテナカバー17の周辺に基板に垂直に形成された環状スリット18が設けられ、アンテナカバー17が、環状スリット18を構成する金属製カバーリング19で支えられつつ、カバーリング19とアンテナカバー17の間に樹脂リング20を挟み込む構成で金属リング14に固定されている。アンテナ5とアンテナカバー17の間には、アンテナ5よりも直径が大きい導電性シート21が設けられている。導電性シート21として、厚さ1mmのカーボンシート(日本カーボン製ニカフィルム)を使用した。カバーリング19は、ボルト22によって金属リング14に固定されている。
【0045】
ターボ分子ポンプ3及び排気口23は、基板電極6の直下に配置されており、また、真空容器1を所定の圧力に制御するための調圧弁24は、基板電極6の直下で、かつ、ターボ分子ポンプ3の直上に位置する昇降弁である。基板電極6は、4本の支柱25により、真空容器1に固定されている。
【0046】
真空容器1内に向けて貫通穴が設けられた金属製ガス吹きリング26と、貫通穴の直径よりも大きい円筒部と貫通穴の直径よりも若干小さい円筒部から成り、真空容器の外側から貫通穴に挿入された誘電体製ガス吹き棒27と、ガス吹きリング26とともにガス溜まり28を構成する金属製外周リング29が設けられ、ガス吹き棒27が、貫通穴の直径よりも大きい円筒部を外周リング29とガス吹きリング26の間に挟むことで位置決めされている。ガスは、ガス供給装置2からガス溜まり28に導かれ、ガス吹き棒27内を通って真空容器1内に導入される。ガス吹き棒27は、その先端が真空容器1内に突出しており、この構造によってガス噴出口付近での異常放電を防止することができる。
【0047】
アンテナ5の内部に、冷媒流路30が形成されており、冷媒の入出路は、給電棒10に設けられている。アンテナ5に冷媒を流すための冷媒供給装置31が設けられており、プラズマ照射によるアンテナカバー17、アンテナ5の温度上昇を抑制することができる。
【0048】
アンテナ5には、自己バイアス発生用高周波電源32より、自己バイアス用整合回路33を介して、周波数500kHzの高周波電力が供給される。プラズマ発生用の周波数100MHzの高周波電力が自己バイアス用整合回路33へ混入するのを防止するため、100MHzトラップ34が設けられ、また、500kHzの高周波電力が、プラズマ発生用のアンテナ用整合回路9へ混入するのを防止するため、ハイパスフィルタ35が設けられている。
【0049】
カバーリング19と金属リング14の間にも導電性シート36が設けられており、カバーリング19の温度上昇を抑制することができる。これは、このような構成が、カバーリング19の実質的な熱容量を増大させるからである。勿論、金属リング14の内部に冷媒流路を形成し、金属リング14の冷却を行うことで、その効果を更に高めることが可能である。
【0050】
このような構成により、従来のプラズマ処理に比べてウエットメンテナンス性が飛躍的に向上した。アンテナ5が、セラミックリング12に嵌め込まれ、セラミックリング12がセラミックリング12に等配されたボルト13で金属リング14に固定され、ボルト用座グリが誘電体棒15で埋められているため、アンテナ5の脱着が、整合回路を取り外すことなく真空容器1の内側から行うことができ、作業性が向上した。誘電体棒15は、ボルト用座グリでの異常放電の発生を効果的に抑制する。
【0051】
また、アンテナカバー17が、環状スリット18を構成する金属製カバーリング19で支えられつつ、カバーリング19とアンテナカバー17の間に樹脂リング20を挟み込む構成で金属リング14に固定されているため、アンテナカバー17の位置決めが容易になった。樹脂リング20が緩衝材の役割を果たすことにより、ボルト22を締め上げることでアンテナカバー17とアンテナ5の間に隙間ができず、異常放電を起こす危険性が著しく小さくなった。また、誘電体製のボルトを用いずにアンテナカバー17の固定を行うため、割れ・欠けの心配がなくなった。
【0052】
また、アンテナ5とアンテナカバー17の間には、アンテナ5よりも直径が大きい導電性シート21が設けられているため、アンテナカバー17とアンテナ5の熱伝導が確保され、さらに、アンテナ5の内部に、冷媒流路30が形成されているため、アンテナカバー17の温度がプラズマ照射によって異常に上昇してしまう危険性が著しく小さくなった。なお、冷媒流路30に流す冷媒の温度を常温よりも高くすることも可能で、アンテナカバー17への反応生成物の付着量を制御することが可能となる。例えば、冷媒の温度を50℃乃至90℃とすることで、アンテナカバー17へ付着した反応生成物の剥がれを効果的に抑制することができる。
【0053】
また、真空容器1内に向けて貫通穴が設けられた金属製ガス吹きリング26と、貫通穴の直径よりも大きい円筒部と貫通穴の直径よりも若干小さい円筒部から成り、真空容器の外側から貫通穴に挿入された誘電体製ガス吹き棒27と、ガス吹きリング26とともにガス溜まり28を構成する金属製外周リング29が設けられ、ガス吹き棒27が、貫通穴の直径よりも大きい円筒部を外周リング29とガス吹きリング26の間に挟むことで位置決めされているため、従来例のようにタップへのねじ込みが不要なことから、ガス吹き棒27の割れ・欠けが起きにくくなった。また、ガス吹き棒27の位置決めが容易になり、異常放電が起きにくく、ガス吹き棒27の脱着における作業性が著しく向上した。なお、外周リング29と、ガス吹き棒27の貫通穴の直径よりも大きい円筒部が接触しているが、オーリングなどのシール材料を挟み込んでいないため、ガスの流通に支障はない。
【0054】
また、導電性シート21は、アンテナカバー17の基板7に対向する面全体に自己バイアス電圧を発生させる役割を果たし、アンテナカバー17への反応生成物の付着量を低減させる。本実施形態では、自己バイアス発生用高周波電源32を用いているため、本発明の第1実施形態よりも高い自己バイアスを発生させることが可能で、アンテナカバー17への反応生成物の付着量を著しく低減することができる。さらに、導電性シート21は、アンテナ5、セラミックリング12とアンテナカバー17の間の緩衝材としても作用し、アンテナカバー17の割れ・欠けを防止する役割も果たす。
【0055】
以上述べた本発明の実施形態においては、本発明の適用範囲のうち、真空容器の形状、プラズマ源の構造及び配置等に関して様々なバリエーションのうちの一部を例示したに過ぎない。本発明の適用にあたり、ここで例示した以外にも様々なバリエーションが考えられることは、いうまでもない。
【0056】
また、本発明は、他の様々なエッチング処理、プラズマCVD処理に適用可能であるが、本発明は、高融点金属膜をエッチングするに際してとくに効果的である。このような膜をエッチング処理する場合、アンテナカバーや真空容器内壁に反応生成物が付着しやすく、ウエットメンテナンスの頻度が高いためである。さらに、反応生成物の付着量の制御が行えることも、このような膜をエッチングする場合に大きな利点となる。高融点金属膜として、イリジューム、ロジューム、ルテニウム、プラチナ、金、銅、レニウム、ビスマス、ストロンチューム、バリウム、ジルコニウム、鉛、ニオブのうち少なくとも1つの元素を含む膜をエッチング処理する場合に、本発明はとくに効果的である。
【0057】
また、アンテナカバーが厚さ5mmの石英ガラスである場合を例示したが、他のセラミック系材料や、絶縁性シリコンであってもよいと考えられる。しかし、セラミック系材料は不純物を多く含むため、ダストや汚染の原因となる場合があるため、あまり好ましくない。一方、絶縁性シリコンを用いると、シリコン酸化膜などの絶縁膜のエッチング処理においてエッチング選択比を向上させる効果がある。また、アンテナカバーの厚さが薄すぎると機械的強度が不足し、また、厚すぎると蓄熱効果により冷却効率が低下するため、概ね1mm乃至10mmであることが好ましい。
【0058】
また、導電性シートが厚さ1mmのカーボンシートである場合を例示したが、導電性シートの厚さや材質はこれに限定されるものではない。アンテナとアンテナカバー、または、カバーリングと金属リングとの熱交換を図るには、導電性シートは柔らかく密着性に優れていることが望ましいが、薄すぎるとアンテナやアンテナカバーの平面度の不十分さを吸収しきれないと考えられ、また、厚すぎると導電性シート自体の熱容量が大きくなってしまうため、概ね0.03mm乃至3mmであることが好ましい。また、導電性シートの抵抗率が大きいと、アンテナに供給している高周波電力の影響で損失が発生し、シートの発熱・溶解を引き起こす場合があるため、抵抗率は概ね10Ω・m以下であることが望ましい。
【0059】
また、アンテナに印加するプラズマ発生用高周波電力の周波数が、100MHzである場合について説明したが、本発明で用いたパッチアンテナにおいては、30MHz乃至3GHzの周波数を用いることができる。
【0060】
また、アンテナに印加する自己バイアス用高周波電力の周波数が、500kHzである場合について説明したが、他の周波数、たとえば、100kHz乃至20MHzの高周波電力を用いることができる。しかし、アンテナカバーに効果的に自己バイアス電圧を発生させるには、100kHz乃至1MHz程度の高周波電力を用いることが好ましい。
【0061】
また、基板電極に供給する高周波電力の周波数が、400kHzである場合について説明したが、基板へ到達するイオンエネルギーを制御するにあたり、他の周波数、たとえば、100kHz乃至100MHzの高周波電力を用いることができることは、いうまでもない。あるいは、基板電極に高周波電力を供給しなくとも、プラズマ電位と基板電位とのわずかな差を利用して、弱いイオンエネルギーによるプラズマ処理を行うこともできる。また、アンテナに供給する自己バイアス用高周波電力の周波数とは異なる周波数を用いる方が、高周波の干渉を避けることができるという利点がある。
【0062】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本願の第1発明のプラズマ処理装置によれば、真空容器と、真空容器内にガスを供給するガス供給装置と、真空容器内を排気する排気装置と、真空容器内を所定の圧力に制御する調圧弁と、真空容器内に基板を載置する基板電極と、基板電極と対向して設けられ、かつ、アンテナカバーで覆われたアンテナと、アンテナに周波数30MHz乃至3GHzの高周波電力を供給する高周波電源とを備えたプラズマ処理装置であって、アンテナとアンテナカバーの間に、アンテナよりも直径が大きいカーボンシートが設けられると共にアンテナがセラミックリングに嵌め込まれ、かつ、前記セラミックリングがセラミックリングに等配されたボルトで金属リングに固定され、ボルト用座グリが誘電体棒で埋められているため、ウエットメンテナンス性に優れたプラズマ処理装置を提供することができる。
【0063】
また、本願の第2発明のプラズマ処理装置によれば、真空容器と、真空容器内にガスを供給するガス供給装置と、真空容器内を排気する排気装置と、真空容器内を所定の圧力に制御する調圧弁と、真空容器内に基板を載置する基板電極と、基板電極と対向して設けられ、かつ、アンテナカバーで覆われたアンテナと、アンテナに周波数30MHz乃至3GHzの高周波電力を供給する高周波電源とを備えたプラズマ処理装置であって、アンテナカバーの周辺に基板に垂直に形成された環状スリットが設けられ、アンテナカバーが、環状スリットを構成する金属製カバーリングで支えられつつ、金属製カバーリングとアンテナカバーの間に樹脂リングを挟み込む構成で金属リングに固定されているため、ウエットメンテナンス性に優れたプラズマ処理装置を提供することができる。
【0064】
また、本願の第3発明のプラズマ処理装置によれば、真空容器と、真空容器内にガスを供給するガス供給装置と、真空容器内を排気する排気装置と、真空容器内を所定の圧力に制御する調圧弁と、真空容器内に基板を載置する基板電極と、基板電極と対向して設けられ、かつ、アンテナカバーで覆われたアンテナと、アンテナに周波数30MHz乃至3GHzの高周波電力を供給する高周波電源とを備えたプラズマ処理装置であって、真空容器内に向けて貫通穴が設けられた金属製ガス吹きリングと、貫通穴の直径よりも大きい円筒部と貫通穴の直径よりも若干小さい円筒部から成り、真空容器の外側から貫通穴に挿入された誘電体製ガス吹き棒と、ガス吹きリングとともにガス溜まりを構成する金属製外周リングとを備え、ガス吹き棒が、貫通穴の直径よりも大きい円筒部を外周リングとガス吹きリングの間に挟むことで位置決めされ、かつ、アンテナとアンテナカバーの間に、アンテナよりも直径が大きいカーボンシートが設けられているため、ウエットメンテナンス性に優れたプラズマ処理装置を提供することができる。
【0065】
また、本願の第4発明のプラズマ処理方法によれば、真空容器内の基板電極に基板を載置し、真空容器内にガスを供給しつつ真空容器内を排気し、真空容器内を所定の圧力に制御しながら、周波数30MHz乃至3GHzの高周波電力を、基板電極と対向して設けられ、かつ、アンテナカバーで覆われたアンテナに供給することにより、真空容器内にプラズマを発生させ、前記基板を処理するするプラズマ処理方法であって、アンテナとアンテナカバーの間に、アンテナよりも直径が大きいカーボンシートが設けられると共にアンテナがセラミックリングに嵌め込まれ、セラミックリングがセラミックリングに等配されたボルトで金属リングに固定され、ボルト用座グリが誘電体棒で埋められている状態で基板を処理するため、ウエットメンテナンス性に優れたプラズマ処理方法を提供することができる。
【0066】
また、本願の第5発明のプラズマ処理方法によれば、真空容器内の基板電極に基板を載置し、真空容器内にガスを供給しつつ真空容器内を排気し、真空容器内を所定の圧力に制御しながら、周波数30MHz乃至3GHzの高周波電力を、基板電極と対向して設けられ、かつ、アンテナカバーで覆われたアンテナに供給することにより、真空容器内にプラズマを発生させ、前記基板を処理するするプラズマ処理方法であって、アンテナカバーの周辺に基板に垂直に形成された環状スリットが設けられ、アンテナカバーが、環状スリットを構成する金属製カバーリングで支えられつつ、金属製カバーリングとアンテナカバーの間に樹脂リングを挟み込む構成で金属リングに固定されている状態で基板を処理するため、ウエットメンテナンス性に優れたプラズマ処理方法を提供することができる。
【0067】
また、本願の第6発明のプラズマ処理方法によれば、真空容器内の基板電極に基板を載置し、真空容器内にガスを供給しつつ真空容器内を排気し、真空容器内を所定の圧力に制御しながら、周波数30MHz乃至3GHzの高周波電力を、基板電極と対向して設けられ、かつ、アンテナカバーで覆われたアンテナに供給することにより、真空容器内にプラズマを発生させ、基板を処理するするプラズマ処理方法であって、真空容器内に向けて貫通穴が設けられた金属製ガス吹きリングと、貫通穴の直径よりも大きい円筒部と貫通穴の直径よりも若干小さい円筒部から成り、真空容器の外側から貫通穴に挿入された誘電体製ガス吹き棒と、ガス吹きリングとともにガス溜まりを構成する金属製外周リングとを利用することによって真空容器内にガスを供給し、かつ、ガス吹き棒が、貫通穴の直径よりも大きい円筒部を外周リングとガス吹きリングの間に挟むことで位置決めされ、かつ、アンテナとアンテナカバーの間に、アンテナよりも直径が大きいカーボンシートが設けられている状態で基板を処理するため、ウエットメンテナンス性に優れたプラズマ処理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態で用いたプラズマ処理装置の構成を示す断面図
【図2】 本発明の第2実施形態で用いたプラズマ処理装置の構成を示す断面図
【図3】 従来例で用いたプラズマ処理装置の構成を示す断面図
【符号の説明】
1 真空容器
2 ガス供給装置
3 ターボ分子ポンプ
4 アンテナ用高周波電源
5 アンテナ
6 基板電極
7 基板
8 基板電極用高周波電源
9 アンテナ用整合回路
10 給電棒
11 誘電板
12 セラミックリング
13 ボルト
14 金属リング
15 誘電体棒
16 誘電体ブッシュ
17 アンテナカバー
18 環状スリット
19 カバーリング
20 樹脂リング
21 導電性シート
22 ボルト
23 排気口
24 調圧弁
25 支柱
26 ガス吹きリング
27 ガス吹き棒
28 ガス溜まり
29 外周リング

Claims (24)

  1. 真空容器と、真空容器内にガスを供給するガス供給装置と、真空容器内を排気する排気装置と、真空容器内を所定の圧力に制御する調圧弁と、真空容器内に基板を載置する基板電極と、基板電極と対向して設けられ、かつ、アンテナカバーで覆われたアンテナと、アンテナに周波数30MHz乃至3GHzの高周波電力を供給する高周波電源とを備えたプラズマ処理装置であって、
    アンテナとアンテナカバーの間に、アンテナよりも直径が大きいカーボンシートが設けられると共にアンテナがセラミックリングに嵌め込まれ、かつ、前記セラミックリングがセラミックリングに等配されたボルトで金属リングに固定され、ボルト用座グリが誘電体棒で埋められていること
    を特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 真空容器と、真空容器内にガスを供給するガス供給装置と、真空容器内を排気する排気装置と、真空容器内を所定の圧力に制御する調圧弁と、真空容器内に基板を載置する基板電極と、基板電極と対向して設けられ、かつ、アンテナカバーで覆われたアンテナと、アンテナに周波数30MHz乃至3GHzの高周波電力を供給する高周波電源とを備えたプラズマ処理装置であって、
    アンテナカバーの周辺に基板に垂直に形成された環状スリットが設けられ、アンテナカバーが、環状スリットを構成する金属製カバーリングで支えられつつ、金属製カバーリングとアンテナカバーの間に樹脂リングを挟み込む構成で金属リングに固定されていること
    を特徴とするプラズマ処理装置。
  3. アンテナカバーが石英ガラス製であることを特徴とする請求項2に記載のプラズマ処理装置。
  4. アンテナカバーが絶縁性シリコンであることを特徴とする請求項2に記載のプラズマ処理装置。
  5. アンテナカバーの厚さが1mm乃至10mmであることを特徴とする請求項2に記載のプラズマ処理装置。
  6. アンテナに、周波数100kHz乃至20MHzの高周波電力を供給する高周波電源とを備えたこと
    を特徴とする請求項2に記載のプラズマ処理装置。
  7. アンテナとアンテナカバーの間に、アンテナよりも直径が大きい導電性シートが設けられていることを特徴とする請求項2に記載のプラズマ処理装置。
  8. 導電性シートが、抵抗率が10Ω・m以下の材質で構成されていること
    を特徴とする請求項に記載のプラズマ処理装置。
  9. 導電性シートが、カーボンシートであることを特徴とする請求項に記載のプラズマ処理装置。
  10. 導電性シートの厚さが0.03mm乃至3mmであることを特徴とする請求項に記載のプラズマ処理装置。
  11. 真空容器と、真空容器内にガスを供給するガス供給装置と、真空容器内を排気する排気装置と、真空容器内を所定の圧力に制御する調圧弁と、真空容器内に基板を載置する基板電極と、基板電極と対向して設けられ、かつ、アンテナカバーで覆われたアンテナと、アンテナに周波数30MHz乃至3GHzの高周波電力を供給する高周波電源とを備えたプラズマ処理装置であって、
    真空容器内に向けて貫通穴が設けられた金属製ガス吹きリングと、貫通穴の直径よりも大きい円筒部と貫通穴の直径よりも若干小さい円筒部から成り、真空容器の外側から貫通穴に挿入された誘電体製ガス吹き棒と、ガス吹きリングとともにガス溜まりを構成する金属製外周リングとを備え、ガス吹き棒が、貫通穴の直径よりも大きい円筒部を外周リングとガス吹きリングの間に挟むことで位置決めされ、かつ、アンテナとアンテナカバーの間に、アンテナよりも直径が大きいカーボンシートが設けられていること
    を特徴とするプラズマ処理装置。
  12. 真空容器内の基板電極に基板を載置し、真空容器内にガスを供給しつつ真空容器内を排気し、真空容器内を所定の圧力に制御しながら、周波数30MHz乃至3GHzの高周波電力を、基板電極と対向して設けられ、かつ、アンテナカバーで覆われたアンテナに供給することにより、真空容器内にプラズマを発生させ、前記基板を処理するするプラズマ処理方法であって、
    アンテナとアンテナカバーの間に、アンテナよりも直径が大きいカーボンシートが設けられると共にアンテナがセラミックリングに嵌め込まれ、セラミックリングがセラミックリングに等配されたボルトで金属リングに固定され、ボルト用座グリが誘電体棒で埋められている状態で基板を処理すること
    を特徴とするプラズマ処理方法。
  13. 真空容器内の基板電極に基板を載置し、真空容器内にガスを供給しつつ真空容器内を排気し、真空容器内を所定の圧力に制御しながら、周波数30MHz乃至3GHzの高周波電力を、基板電極と対向して設けられ、かつ、アンテナカバーで覆われたアンテナに供給することにより、真空容器内にプラズマを発生させ、前記基板を処理するするプラズマ処理方法であって、
    アンテナカバーの周辺に基板に垂直に形成された環状スリットが設けられ、アンテナカバーが、環状スリットを構成する金属製カバーリングで支えられつつ、金属製カバーリングとアンテナカバーの間に樹脂リングを挟み込む構成で金属リングに固定されている状態で基板を処理すること
    を特徴とするプラズマ処理方法。
  14. プラズマ処理が、基板上に形成された高融点金属膜をエッチングする処理であること
    を特徴とする請求項13に記載のプラズマ処理方法。
  15. 高融点金属膜が、イリジューム、ロジューム、ルテニウム、プラチナ、金、銅、レニウム、ビスマス、ストロンチューム、バリウム、ジルコニウム、鉛、ニオブのうち少なくとも1つの元素を含む膜であること
    を特徴とする請求項1に記載のプラズマ処理方法。
  16. アンテナカバーが石英ガラス製であることを特徴とする請求項13に記載のプラズマ処理方法。
  17. アンテナカバーが絶縁性シリコンであることを特徴とする請求項13に記載のプラズマ処理方法。
  18. アンテナカバーの厚さが1mm乃至10mmであることを特徴とする請求項13に記載のプラズマ処理方法。
  19. アンテナに、周波数100kHz乃至20MHzの高周波電力を供給しつつ処理を行うこと
    を特徴とする請求項13に記載のプラズマ処理方法。
  20. アンテナとアンテナカバーの間に、アンテナよりも直径が大きい導電性シートが設けられていること
    を特徴とする請求項13に記載のプラズマ処理方法。
  21. 導電性シートが、抵抗率が10Ω・m以下の材質で構成されていることを特徴とする請求項2に記載のプラズマ処理方法。
  22. 導電性シートが、カーボンシートであることを特徴とする請求項2に記載のプラズマ処理方法。
  23. 導電性シートの厚さが0.03mm乃至3mmであることを特徴とする請求項2に記載のプラズマ処理方法。
  24. 真空容器内の基板電極に基板を載置し、真空容器内にガスを供給しつつ真空容器内を排気し、真空容器内を所定の圧力に制御しながら、周波数30MHz乃至3GHzの高周波電力を、基板電極と対向して設けられ、かつ、アンテナカバーで覆われたアンテナに供給することにより、真空容器内にプラズマを発生させ、基板を処理するするプラズマ処理方法であって、
    真空容器内に向けて貫通穴が設けられた金属製ガス吹きリングと、貫通穴の直径よりも大きい円筒部と貫通穴の直径よりも若干小さい円筒部から成り、真空容器の外側から貫通穴に挿入された誘電体製ガス吹き棒と、ガス吹きリングとともにガス溜まりを構成する金属製外周リングとを利用することによって真空容器内にガスを供給し、かつ、ガス吹き棒が、貫通穴の直径よりも大きい円筒部を外周リングとガス吹きリングの間に挟むことで位置決めされ、かつ、アンテナとアンテナカバーの間に、アンテナよりも直径が大きいカーボンシートが設けられている状態で基板を処理すること
    を特徴とするプラズマ処理方法。
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