JP3994569B2 - 画像処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークに接続されたホスト装置や電話回線で接続された通信端末から送られる画像データを受信して印刷処理等の処理を施す画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、オフィスではOA(オフィスオートメーション)化にともない、各人がパーソナルコンピュータやワークステーション等のホスト装置を使用するようになり、このホスト装置上で文章の作成や編集を行うようになってきている。また、ネットワーク化も進んでおり、ネットワーク上に複数のホスト装置やプリンタ装置が接続され、データの共有や転送を容易に行えるようになってきている。
【0003】
ネットワーク上に接続されたプリンタ装置等の画像処理装置は、同じネットワークに接続されたホスト装置から、ホスト装置上で作成された文書を印刷処理するために使用される。このため、ネットワークに接続するための機能を持つホスト装置では、TCP/IPやIPX/SPX等の既存の通信プロトコルを使用して画像データの送信を行っている。
【0004】
ホスト装置からプリンタ装置へ画像データを送信する場合、プリンタ装置で画像データを展開処理しながら受信していると、プリンタ装置が送られてきた画像データを全て受信して展開処理するまでホスト装置の送信処理が開放されないことになる。そこで、受信バッファやハードディスク等の蓄積装置を備えるプリンタ装置があり、これによって、ホスト装置の画像データの送信処理にかかる時間を軽減できるようになっている。
【0005】
ここで、プリンタ装置に蓄積装置としてハードディスクを備える場合、ハードディスク装置自体のコストが高いのと、RAM等のメモリーに比べて読み出しおよび書き込み時間がかかる。このため、蓄積装置としてはメモリーやRAMディスクが用いられることもある。
【0006】
プリンタ装置にハードディスクやRAMディスクを備える場合、画像データをファイルとして蓄積するため、サイズの大きな画像データでは蓄積するために要する時間が長くなる。また、RAMディスクを用いる場合でも、蓄積サイズを大きくするとRAMを実装するためのコストが高くなる。そこで、ホスト装置から送られてくる画像データを全て蓄積した後、画像データを処理する画像データ受信蓄積モードと、ホスト装置から送られてくる画像データを受信バッファに蓄積しないで画像データを処理する画像データ受信非蓄積モードとを選択して設定できるプリンタ装置も知られている。
【0007】
ネットワークを介して受信する画像データを全て蓄積した後に画像処理する場合と、画像データをバッファに受信しながら処理する場合とでは、受信した画像データの蓄積処理については異なるものの、ネットワークを介して画像データを受信する処理自体は双方とも所定のプロトコルに準じた手順が必要となる。
【0008】
特開平7−141132号公報では、通信プロトコルが異なっても共有できる高速のネットワークプリンタ装置およびネットワークプリンタ装置を有するシステムが開示されている。このネットワークプリンタ装置を用いると、プリンタ装置自体にネットワークのサーバ機能を備えていることから、パーソナルコンピュータ等のサーバ装置を別途必要としないネットワーク環境を構築できる利点がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記ネットワークプリンタ装置においては、装置自体に画像データの受信に必要なネットワークの機能を装置するため、規格に準じたネットワークのデータ転送プロトコルを実装する必要がある。なお、ここで規格とは、RFC等の基準化会で定められたものを示す。
【0010】
ネットワークのデータ転送プロトコルは規格で定められているが、パーソナルコンピュータやワークステーション等のクライアント(プリンタ装置のサーバ機能に対応するクライアント)から画像データが送られてくる場合、クライアントによっては規格化されたデータ転送プロトコルに準じていないことがある。規格化された所定のデータ転送プロトコルに準じていないとは、必要な情報が不足しているとか、規格に定義されていない制御コードが用いられている等のことである。
【0011】
例えば、RFC1179は、Line Printer Daemon Protocol(以下、「Lpdプロトコル」と言う。)が定義されている。Lpdプロトコルは、画像データをデータファイルとして、また画像データを印刷処理するための制御データをコントロールファイルとして生成した後、2つのファイルをともにネットワーク上で送受信するプロトコルである。
【0012】
Lpdプロトコルで生成される制御データには、クライアントのホスト名やクライアント名を示す情報や、印刷部数を示す情報等が含まれる。しかしながら、ホスト名やクライアント名は、プリンタ装置で印刷の履歴情報を残すためには有効だが、印刷履歴を残す必要のないプリンタ装置には不要である。このため、クライアントによってはこれらの制御データを送信しないものがある。
【0013】
また、Lpdプロトコルでは、クライアントとプリンタ装置との間でネットワーク上の仮想接続を行った際には、1回の仮想接続でデータファイルとコントロールファイルとが送られるが、画像データであるデータファイルに制御コードでプリンタの部数等の情報が組み込まれている場合、制御情報を示すコントロールファイルは不要になるため、画像データであるデータファイルのみしか送らないクライアントもある。
【0014】
特開平7−141132号公報で開示されるネットワークプリンタ装置では、上記のようなプロトコルに準拠しないクライアントから画像データが送られた場合に対応することはできない。つまり、このネットワークプリンタ装置では、画像データをスプールすることによって性能と利便性とを向上させているが、ネットワーク上に接続されている全てのクライアントからファイルを生成するための情報やクライアントのホスト名やユーザ名等の制御情報が得られなければ、開示される性能や利便性の向上が図れないという問題がある。
【0015】
よって、本発明は、ネットワークに接続されたクライアントから画像データを転送してくる場合に、規格で定められたネットワークの画像転送プロトコルに準じて送られてくる画像データだけでなく、ネットワークの画像転送プロトコルに全て準じていなくても、受信側の処理を変更することで画像データに対する処理を行うことができる画像処理装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために成された画像処理装置である。すなわち、本発明の画像処理装置は、処理対象となる画像データを入力する入力手段と、入力手段により入力された画像データを蓄積する蓄積手段と、入力手段により入力された画像データの処理を行う処理手段と、入力手段により入力された画像データのサイズに基づき所定の転送プロトコルに準拠しているとみなすか、準拠していないとみなすかを判断する判断手段と、判断手段によって所定の転送プロトコルに準拠しているとみなす判断をした場合には画像データを前記蓄積手段に蓄積した後に処理手段で処理し、準拠していないとみなす判断をした場合には画像データを入力しながら前記処理手段で処理する制御を行う制御手段とを備えている。
【0017】
このような本発明では、入力手段により入力された画像データの属性に基づき、画像データを蓄積手段に蓄積した後に処理するか、入力しながら処理するかを判断手段で判断している。このため、入力される画像データの属性により、画像データが所定のプロトコルに準じて送られてきたか否かを判断し、準じている場合には画像データを蓄積手段で蓄積した後に処理し、準じていない場合には入力しながら処理を行うよう制御手段で制御して、いずれの場合であっても対処できるようにしている。
【0018】
また、本発明は、処理対象となる画像データを入力する入力手段と、入力手段により入力された画像データを蓄積する蓄積手段と、入力手段により入力された画像データの処理を行う処理手段と、入力手段により入力された画像データの属性に基づき、その画像データのサイズをカウントして蓄積手段に蓄積した後に処理手段で処理するか、画像データのサイズをカウントしないで蓄積手段に蓄積した後に処理手段で処理するかを判断する判断手段と、判断手段での判断結果に基づいて画像データの処理手順を制御する制御手段とを備えている画像処理装置でもある。
【0019】
このような本発明では、入力手段により入力された画像データの属性に基づき、画像データのサイズをカウントして蓄積手段に蓄積した後に処理するか、画像データのサイズをカウントしないで蓄積手段に蓄積した後に処理するかを判断手段で判断している。このため、入力される画像データの属性により、画像データが所定のプロトコルに準じて送られてきたか否かを判断し、準じている場合には画像データのカウントを行って、蓄積手段で蓄積した後に処理し、準じていない場合には画像データのカウントを行わないで蓄積手段に蓄積した後に処理を行うよう制御手段で制御することができ、いずれの場合であっても対処できるようにしている。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の画像処理装置における実施の形態を図に基づいて説明する。図1は、本実施形態の画像処理装置に係る印刷装置を説明するブロック図である。すなわち、この印刷装置1は、ネットワークNに接続されており、図示しないホスト装置から送られる画像データを受けて出力処理するものである。
【0021】
印刷装置1は、主として、ネットワークインターフェース部11、システム制御部12、メモリ管理部13、印刷処理管理部14、画像データ展開処理部15、記録出力部16、記録出力制御部17、操作表示制御部18、NVRAM19、受信データ処理部20、蓄積装置21を備えている。
【0022】
このうち、ネットワークインターフェース部11は、ネットワークNに接続され、ネットワークNを介してデータの送受信を行う部分であり、ホスト装置からの画像データやコマンド等のデータを受信して、受信データ処理部20に渡す処理を行っている。
【0023】
システム制御部12は、本実施形態における印刷装置1全体の制御を行う部分で、ハードウェアのエラーを検知したり、電源起動時の初期化処理を行っている。
【0024】
メモリ管理部13は、画像データ展開処理部15でビットマップ画像に展開する際に使用されるページメモリ131を確保して、画像データ展開処理部15に割り当てたり、図示しないネットワーク通信処理部やファクシミリ通信部が動作する際に必要なデータ受信用のリングバッファ132の管理を行っている。
【0025】
印刷処理管理部14は、受信データ処理部20が受信した画像データの印刷出力処理に関する印刷の制御を行う部分である。例えば、複数のホスト装置から順次送られてくる画像データを、その到着順に印刷出力するための制御を行う。
【0026】
記録出力部16は、展開されたビットマップ画像を記録出力する処理を行う部分で、例えば、レーザビームを用いた静電記録方式のプリント出力装置である。また、記録出力制御部17は、記録出力部16の一時停止や再開、記録出力部16に記録出力するページ順の制御など、記録出力部16に対する制御を行う部分である。
【0027】
操作表示制御部18は、印刷装置1の操作パネル(図示せず)から指示される情報を印刷処理管理部4やシステム制御部12に通知する処理を行う部分で、操作パネルと操作パネルの制御ソフトウェアで構成されている。
【0028】
NVRAM19は不揮発性メモリで、印刷装置1の初期化パラメータ等、印刷装置1の電源が切られた状態でもパラメータ情報を保持できるようになっている。
【0029】
受信データ処理部20は、ネットワークNに接続されたホスト装置から送られてくる画像データをネットワークインターフェース部11から受信して、受信した画像データを蓄積装置21に蓄積したり、蓄積装置21に蓄積されている画像データを取り出して、印刷処理管理部14に印刷処理の要求を行うなど、受信データの処理を行う部分である。受信データ処理部20は、通信制御コマンド判定処理部201と、受信データ処理制御部202と、印刷処理要求部203と、受信データ蓄積部204とから構成される。
【0030】
通信制御コマンド判定処理部201は、ホスト装置から送られてくる画像データの転送プロトコルを判定して、受信データの処理手順を決定する処理を行う。ネットワークNを経由して画像データを転送するプロトコルは複数あるが、本実施形態の通信制御コマンド判定処理部201は、ホスト装置からネットワークNを経由して送られてくるプロトコルがRFC1179に規定されているLpd(Line Printer Daemon )プロトコルに準拠している場合について判定するようソフトウェアで構成されている。
【0031】
受信データ処理制御部202は、ホスト装置から送られてくる画像データの受信処理を制御する部分であり、画像データの受信開始と受信完了とを判定または検知する。
【0032】
受信データ蓄積部204は、通信制御コマンド判定処理部201が判定した結果に基づいて、受信した画像データを蓄積装置21またはリングバッファ132に蓄積する処理を行う部分である。
【0033】
印刷処理要求部203は、受信データ蓄積部204によって蓄積装置21またはリングバッファ132に蓄積された画像データを取り出して、印刷処理管理部14に印刷処理の要求を行う部分である。
【0034】
また、蓄積装置21は、受信データ蓄積部204によって画像データを蓄積する部分で、本実施形態ではRAMディスクを使用している。
【0035】
次に、本実施形態の印刷装置1で、ホスト装置から画像データを受信した場合の処理を図2のフローチャートに沿って説明する。なお、以下の説明で図2に示されない符号は図1を参照するものとする。
【0036】
先ず、ネットワークインターフェース部11でネットワークNのクライアントからの接続要求を受け付けると(ステップS101)、受信データ処理部20にデータ受信開始を通知する(ステップS102)。受信したデータは通信制御コマンド判定処理部201に送られ、ここで画像データを受信するプロトコルに基づいて制御コマンドの判定を行う(ステップS103)。本実施形態では、RFC1179に記載されるLpdプロトコルについて、制御コマンドを判定している。
【0037】
ここで、Lpdプロトコルについて説明する。図3は、Lpdプロトコルの通信制御コマンドの例を示す図である。このうち図3(a)は、クライアントから接続されて最初にクライアント側から送られてくるコマンドの例を示している。印刷装置1(図1参照)でこのコマンドを受信すると、通信制御コマンド判定処理部201(図1参照)は、Lpdプロトコルによって画像データの受信が開始されるものと判定する。印刷装置1で印刷可能な場合、このコマンドに対してACKを返送する。
【0038】
クライアントは、印刷装置1から送られるACKを受信すると、実際の画像データを示すデータファイルを送るコマンドを印刷装置1に送信する。図3(b)は、データファイル受信コマンドの例を示している。データファイル受信コマンドには、画像データをファイルとして受信するために、画像データのデータサイズ(Count )と、ファイルとして蓄積するためのファイル名(Name)とが含まれている。印刷装置1では、データファイル受信コマンドを受信して、サイズ情報やファイル名情報に基づき画像データを受信可能であると判断した場合、ACKをクライアントに返送して、次にデータファイル受信コマンドで指定されたサイズ分だけ画像データを順次受信する。
【0039】
クライアントは指定したサイズ分だけ画像データを送信したら印刷装置1からのACKを待ち、印刷装置1は指定されたサイズ分の画像データを受信した後、クライアントにACKを返送する処理を行う。
【0040】
クライアントは画像データであるデータファイルの送信処理を行うと、次にデータファイルを送信した手順と同じ手順で印刷するための制御データを含むコントロールファイルを送信する処理を行う。図3(c)は、コントロールファイル受信コマンドの例を示している。コントロールファイル受信コマンドには、図3(b)で示すデータファイル受信コマンドと同様に、コントロールファイルのデータサイズ(Count )と、ファイルとして蓄積するためのファイル名(Name)とが含まれている。
【0041】
印刷装置1は、このようなデータファイルとコントロールファイルとを受信して、双方を蓄積装置21に蓄積した後、コントロールファイルに基づいて、データファイルに対する印刷処理を実行することになる。
【0042】
ここで、図2に沿った処理の説明に戻る。通信制御コマンド判定処理部201が受信データに基づくコマンドの判定を行うが(ステップS103)、上記説明したLpdプロトコルの場合、データファイル受信コマンドに含まれるサイズ情報とファイル名情報とに基づきファイル情報が適正かどうかの判定を行う(ステップS104)。
【0043】
適正かどうかの判定は、例えば、サイズ情報が0から任意の値の範囲、本実施形態では、サイズ情報が16進で0から2Gbyteの範囲であれば適正であると判定し、この範囲以外でなければ適正でないと判定している。
【0044】
通信制御コマンド判定処理部201でファイル情報を適正であると判定した場合は、受信データ処理制御部202にファイルサイズをカウントする受信モードで受信するように指示を行う(ステップS105)。受信データ処理制御部202は、画像データを受信して受信データ蓄積部204に渡し、受信データ蓄積部204により画像データを蓄積装置21に蓄積する受信処理を行う(ステップS106)。
【0045】
次に、画像データであるデータファイルや制御データであるコントロールファイルを通信制御コマンドで指定されたサイズだけ受信したかどうかを判断し(ステップS107)、全てのデータを受信した後、印刷処理要求部203が印刷処理管理部14に対して印刷処理の要求を行い、印刷処理を実行する(ステップS108)。
【0046】
つまり、ファイル情報が適正であると判定した場合は画像データが所定のプロトコルに準拠して転送されてきたものとみなし、この場合には画像データを一旦蓄積装置21に蓄積した後、出力処理を行うことができるようになる。
【0047】
一方、ステップS104において、通信制御コマンド判定処理部201が通信制御コマンドを判定した結果、ファイル情報が適正でないと判定した場合、受信データ処理制御部202にファイルサイズをカウントしない受信モードで受信するよう指示を与える(ステップS109)。
【0048】
次に、受信データ処理制御部202は、印刷装置1で設定されている受信モードを判定する(ステップS110)。その結果、受信データ蓄積部204がRAMディスクである蓄積装置21に受信データを蓄積するディスク蓄積モードになっている場合(ステップS111でYes)、メモリ管理部13によって生成管理されているリングバッファ132に受信するリングバッファ受信モードに変更する処理を行う(ステップS112)。
【0049】
画像データの受信蓄積モードがリングバッファ蓄積モードに変更された後、画像データの受信処理を開始する(ステップS113)。ここで受信処理を行うのは画像データであるデータファイルのみである。リングバッファ132に受信するため、リングバッファ132のサイズを越えて画像データを受信する場合は、印刷処理も同時に行う。
【0050】
印刷処理は、印刷処理要求部203が、印刷処理管理部14に対して印刷処理の要求を行うことで実行される。画像データの受信、印刷処理はクライアントとの接続が終了するまで行われ(ステップS114)、クライアントとの接続が切れた時点で画像データ受信の終了とみなす。以上の処理が終了した後、クライアントからの接続を開放する(ステップS115)。
【0051】
このように、ファイル情報が適正でないと判定した場合は画像データが所定のプロトコルに準拠していない状態で転送されてきたものとみなし、この場合には画像データを受信しながら出力処理を行うことで対処できるようになる。
【0052】
なお、上記説明した本実施形態では、Lpdプロトコルのファイル情報をそのサイズ情報が0から2Gbyteの値にあるかどうかで判断したが、任意の値での範囲内とすれば、例えばサイズ情報が32ビットの値を越えたか否かで判定してもよい。
【0053】
また、ファイル情報が適正でないと判定した場合に、受信蓄積モードをリングバッファ受信モードにして画像データを受信しながら印刷処理を行うようにしたが、クライアントの接続終了まで、任意のファイル名で画像データをファイルとして蓄積して処理することもできる。つまり、サイズ情報によるカウント処理を行わないようにすれば画像データを蓄積することも可能であり、その蓄積されたファイルを制御情報がない状態で印刷処理すれば転送プロトコルに準拠していない画像データであっても処理することが可能となる。
【0054】
さらに、本実施形態では、Lpdプロトコルを用いる例を説明したが、同様にRFC959で規定されているftpプロトコルのようにサイズ情報を用いてファイルを転送するプロトコルについても、サイズ情報についての取り扱いを上記と同様にすることで適用可能となる。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像処理装置によれば次のような効果がある。すなわち、ネットワークから転送されてくる画像データの属性に基づき、画像データをファイルとして蓄積するための情報が不正な値をとった場合には画像データを受信しながら処理することで、ネットワークの転送プロトコルに準拠しない画像データであっても処理することが可能となる。また、転送プロトコルに対して柔軟に対応することができ、決まった転送プロトコルにしか対応できない場合に比べて多くのクライアントからの処理要求を受けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の印刷装置を説明するブロック図である。
【図2】 画像データの受信処理を説明するフローチャートである。
【図3】 通信制御コマンドの例を示す図である。
【符号の説明】
1…印刷装置、11…ネットワークインターフェース部、12…システム制御部、13…メモリ管理部、14…印刷処理管理部、15…画像データ展開処理部、16…記録出力部、17…記録出力制御部、18…操作表示制御部、19…NVRAM、20…受信データ処理部、21…蓄積装置、201…通信制御コマンド判定処理部
Claims (5)
- 処理対象となる画像データを入力する入力手段と、
前記入力手段により入力された画像データを蓄積する蓄積手段と、
前記入力手段により入力された画像データの処理を行う処理手段と、
前記入力手段により入力された画像データのサイズに基づき所定の転送プロトコルに準拠しているとみなすか、準拠していないとみなすかを判断する判断手段と、
前記判断手段によって前記所定の転送プロトコルに準拠しているとみなす判断をした場合には前記画像データを前記蓄積手段に蓄積した後に前記処理手段で処理し、準拠していないとみなす判断をした場合には前記画像データを入力しながら前記処理手段で処理する制御を行う制御手段と
を備えていることを特徴とする画像処理装置。 - 前記判断手段は、前記画像データの属性に含まれる画像データのサイズが所定の値を越えているか否かを判断し、越えている場合には前記画像データを入力しながら前記処理手段で処理するものと判断し、越えていない場合には前記画像データを前記蓄積手段に蓄積した後に前記処理手段で処理するものと判断する
ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 前記所定の値は、前記判断手段で行う計算処理でのビット演算のとりうる値から成る
ことを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。 - 前記所定の値は、前記蓄積手段の空き要領に対応する値から成る
ことを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。 - 処理対象となる画像データを入力する入力手段と、
前記入力手段により入力された画像データを蓄積する蓄積手段と、
前記入力手段により入力された画像データの処理を行う処理手段と、
前記入力手段により入力された画像データの属性に基づき、その画像データのサイズをカウントして前記蓄積手段に蓄積した後に前記処理手段で処理するか、前記画像データのサイズをカウントしないで前記蓄積手段に蓄積した後に前記処理手段で処理するかを判断する判断手段と、
前記判断手段での判断結果に基づいて前記画像データの処理手順を制御する制御手段と
を備えていることを特徴とする画像処理装置。
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