JP2019169927A - 情報処理装置、ファクシミリ装置、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、ファクシミリ装置、及びプログラム Download PDF

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祐一 古渡
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Abstract

【課題】ファクシミリの送信の待ち時間が緩和できること。【解決手段】情報処理装置は、ファクシミリの第1送信予約要求を第1ファクシミリ装置に送信する第1送信予約要求送信部と、前記第1送信予約要求を識別する第1識別情報に対応した第2識別情報であってファクシミリ送信の実行可否の状態を識別する第2識別情報に基づいてファクシミリ送信の実行可否を管理する前記第1ファクシミリ装置から送信された前記第1識別情報を受信する第1識別情報受信部と、第1識別情報受信部により受信された前記第1識別情報と、第1送信実行要求と、を関連付けて前記第1ファクシミリ装置に送信する第1送信実行要求送信部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置、ファクシミリ装置、及びプログラムに関する。
パーソナルコンピューター(Personal Computer:PC)等の端末装置から相手先のファクシミリ(FAX)装置へダイレクトに文書データを送信することができるPC−FAXダイレクト送信の技術が知られている。PC−FAXダイレクト送信では、ホスト(PC)から送られてきた画像データを、デバイス(FAX装置)側のメモリーには蓄積せずに、パススルーで電話回線に送信する。
これに関し、PC−FAXドライバにより認証を行う場合、事前にPC−FAXドライバに設けられているアドレス帳への登録処理を行う認証システムを用いたPC−FAXシステムが知られている(特許文献1)。
特開2006−345232号公報
PC−FAXダイレクト送信では、1台のデバイス(FAX装置)は同時に一つのジョブしか実行できないので、デバイスが1台のホスト(PC)のジョブを実行している間、他のホストは、ジョブの実行待ちをしなければならない。デバイスがジョブの実行を完了すると、他のホストは、実行待ちのジョブをデバイスに実行させることができるようになるが、デバイスは、ジョブの実行を完了してからホストからの実行要求が一番早かったジョブを実行する。そのため、一台のデバイス(FAX装置)を複数のホスト(PC)で共有しているオフィス環境においては、ホスト(PC)が送信開始した順番どおりに実際の送信が行われない場合がある。その結果、送信した画像データが長時間送信されずにホスト(PC)がジョブの実行を長時間待たされてしまう場合があった。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、ファクシミリの第1送信予約要求を第1ファクシミリ装置に送信する第1送信予約要求送信部と、前記第1送信予約要求を識別する第1識別情報に対応した第2識別情報であってファクシミリ送信の実行可否の状態を識別する第2識別情報に基づいてファクシミリ送信の実行可否を管理する前記第1ファクシミリ装置から送信された前記第1識別情報を受信する第1識別情報受信部と、第1識別情報受信部により受信された前記第1識別情報と、第1送信実行要求と、を関連付けて前記第1ファクシミリ装置に送信する第1送信実行要求送信部と、を備える情報処理装置である。
また、本発明の一態様は、第1情報処理装置から送信されたファクシミリの第1送信予約要求を受信する第1送信予約要求受信部と、前記第1送信予約要求受信部により受信された前記第1送信予約要求を識別する第1識別情報を前記第1情報処理装置に送信する第1識別情報送信部と、前記第1識別情報に対応した第2識別情報であってファクシミリ送信の実行可否の状態を識別する第2識別情報に基づいてファクシミリ送信の実行可否を管理する第2識別情報管理部と、前記第1情報処理装置から前記第1識別情報と、前記第1識別情報が関連付けられた第1送信実行要求と、を受信する第1送信実行要求受信部と、前記第1送信実行要求受信部により受信された前記第1識別情報に対応した前記第2識別情報に基づいて、前記第1送信実行要求に従ってファクシミリ送信を実行するか否かを判定する実行可否判定部と、を備えるファクシミリ装置である。
また、本発明の一態様は、情報処理装置のコンピューターに、ファクシミリの第1送信予約要求を第1ファクシミリ装置に送信する第1送信予約要求送信処理と、前記第1送信予約要求を識別する第1識別情報に対応した第2識別情報であってファクシミリ送信の実行可否の状態を識別する第2識別情報に基づいてファクシミリ送信の実行可否を管理する前記第1ファクシミリ装置から送信された前記第1識別情報を受信する第1識別情報受信処理と、第1識別情報受信処理により受信された前記第1識別情報と、第1送信実行要求と、を関連付けて前記第1ファクシミリ装置に送信する第1送信実行要求送信処理と、を実行させるプログラムである。
また、本発明の一態様は、ファクシミリ装置のコンピューターに、第1情報処理装置から送信されたファクシミリの第1送信予約要求を受信する第1送信予約要求受信処理と、前記第1送信予約要求受信処理により受信された前記第1送信予約要求を識別する第1識別情報を前記第1情報処理装置に送信する第1識別情報送信処理と、前記第1識別情報に対応した第2識別情報であってファクシミリ送信の実行可否の状態を識別する第2識別情報に基づいてファクシミリ送信の実行可否を管理する第2識別情報管理処理と、前記第1情報処理装置から前記第1識別情報と、前記第1識別情報が関連付けられた第1送信実行要求と、を受信する第1送信実行要求受信処理と、前記第1送信実行要求受信処理により受信された前記第1識別情報に対応した前記第2識別情報に基づいて、前記第1送信実行要求に従ってファクシミリ送信を実行するか否かを判定する実行可否判定処理と、を実行させるプログラムである。
本発明の第1の実施形態に係るPCFAXシステムの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るファクシミリ装置とホストコンピューターのハードウェアの構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るPCFAXシステムにおけるPC−FAXダイレクト送信処理の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る実行順管理テーブルの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るPCFAXシステムにおけるPC−FAXダイレクト送信処理の別の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る実行順管理テーブルの状態の第1例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る実行順管理テーブルの状態の第2例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る実行順管理テーブルの状態の第3例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る実行順管理テーブルの状態の第3例を示す図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。図1は、本実施形態に係るPCFAXシステムG1の一例を示す図である。図1の例では、PCFAXシステムG1に加え、PCFAXシステムG2、PCFAXシステムG3が示されている。
PCFAXシステムG1は、ファクシミリ装置1−1と、ホストコンピューター2−1と、ホストコンピューター2−2と、ホストコンピューター2−3とを備える。ファクシミリ装置1−1、ホストコンピューター2−1、ホストコンピューター2−2、及びホストコンピューター2−3は、ネットワークLN1を介して接続される。ここでネットワークLN1とは、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(Local Area Network:LAN)である。
ファクシミリ装置1−1は、電話回線NWを介して、相手ファクシミリ装置1−2及び相手ファクシミリ装置1−3に接続される。電話回線NWとは、一例として公衆電話回線網である。
ホストコンピューター2−1、ホストコンピューター2−2、及びホストコンピューター2−3は、ユーザーがFAX文書管理に用いるFAX文書通信機能が搭載されたクライアント端末である。ホストコンピューター2−1、ホストコンピューター2−2、及びホストコンピューター2−3は、ファクシミリ装置1−1にデータを送信する。
ホストコンピューター2−1、ホストコンピューター2−2、及びホストコンピューター2−3は、それぞれ同等の機能を有する。
ファクシミリ装置1−1は、ホストコンピューター2−1、ホストコンピューター2−2、及びホストコンピューター2−3から送信されるデータを、電話回線NWを介して相手ファクシミリ装置1−2及び相手ファクシミリ装置1−3に送信する。
相手ファクシミリ装置1−2及び相手ファクシミリ装置1−3とはそれぞれ、ファクシミリ装置1−1がデータを送信するファクシミリ装置である。相手ファクシミリ装置1−2及び相手ファクシミリ装置1−3は、ファクシミリ装置1−1と同様の構成を備えてもよいし、従来のファクシミリ装置であってもよい。
ここでファクシミリ装置1−1は、データを送信する順序を、実行順管理テーブルTに基づいて管理する。ここで実行順管理テーブルTとは、PCFAXジョブの実行順序を示すテーブルである。そのため、PCFAXシステムG1では、ホストコンピューター2−1、ホストコンピューター2−2、及びホストコンピューター2−3が、ファクシミリ装置1−1に送信したデータが長時間送信されず待たされてしまうことがない。
PCFAXシステムG2は、相手ファクシミリ装置1−2と、ホストコンピューター2−4と、ホストコンピューター2−5とを備える。相手ファクシミリ装置1−2は、ネットワークLN2を介してホストコンピューター2−5、及びホストコンピューター2−5と接続される。
PCFAXシステムG3は、相手ファクシミリ装置1−3と、ホストコンピューター2−6と、ホストコンピューター2−7とを備える。相手ファクシミリ装置1−3は、ネットワークLN3を介してホストコンピューター2−6、及びホストコンピューター2−7と接続される。
なお、図1に示すPCFAXシステムG1、PCFAXシステムG2、及びPCFAXシステムG3にそれぞれ含まれるホストコンピューターの数は一例である。
また、以下では、ファクシミリ装置1−1、相手ファクシミリ装置1−2、及び相手ファクシミリ装置1−3は、それぞれファクシミリの機能に加え、コピー、プリンタ、スキャナ等の機能を有する複合装置である場合について説明する。
次に図2を参照し、ファクシミリ装置1−1、及びホストコンピューター2のハードウェアの構成について説明する。ホストコンピューター2は、ホストコンピューター2−1、ホストコンピューター2−2、及びホストコンピューター2−3のいずれか1つを代表する。
図2は、本実施形態に係るファクシミリ装置1−1とホストコンピューター2のハードウェアの構成の一例を示す図である。
(ファクシミリ装置の構成)
ファクシミリ装置1−1は、制御部10を備える。制御部10は、ファクシミリ装置1−1の各部を制御し、各種機能を実行させる。制御部10は、例えば、マイクロコンピューターである。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)11と、RAM(Random Access Memory)12と、不揮発性メモリー13と、PCFAX通信コマンド解析部14と、通信I/F(インターフェース)15と、FAX制御部16と、スキャナ制御部17と、プリンタ制御部18とを備える。
制御部10において、CPU11と、RAM12と、不揮発性メモリー13と、通信I/F15とは、バスを通して互いに電気的に接続されている。
PCFAX通信コマンド解析部14、FAX制御部16、PCFAX実行順管理部160、スキャナ制御部17、及びプリンタ制御部18はそれぞれ、CPU11が読み込んで処理を実行することにより実現されるモジュールである。
CPU11は、不揮発性メモリー13からプログラムを読み込み、読み込んだプログラムに従って制御部10を制御する。CPU11は、レジスターなどの内部記憶媒体を複数内蔵している。CPU11は、不揮発性メモリー13から内部記憶媒体にデータを一時的に記憶し、これを演算処理する。CPU11は、演算結果をレジスターに出力し、さらにレジスターからRAM12や外部の記憶媒体に出力させる。
RAM12は、CPU11にワーキングメモリーとして使用される主記憶装置である。RAM12は、CPU11により、プログラムやデータなどの書き込み及び消去が行われる。
不揮発性メモリー13は、CPU11が各種演算や制御を行うための各種プログラム、データ及びパラメータなどを格納した主記憶装置である。不揮発性メモリー13は、不揮発性メモリー13に供給される電力がゼロの状態でも記憶内容を保持できる。
PCFAX通信コマンド解析部14は、通信I/F15を介して受信したPCFAX通信コマンドを解析して、コマンドに応じた処理をFAX制御部16に依頼する。ここでPCFAX通信コマンドとは、通信I/F15を介してファクシミリ装置1−1とホストコンピューター2との間においてやり取りされる各種の命令を示す情報である。
通信I/F15は、ネットワークLN1を介して、ファクシミリ装置1−1がホストコンピューター2と通信を行うためのインターフェースである。ここでファクシミリ装置1−1がホストコンピューター2と行う通信は、例えば、TCP/IPプロトコルに準ずる通信である。通信I/F15は、例えば、シリアルインターフェースやその他の規格のインターフェースにより構成される。
また、通信I/F15は、USB(Universal Serial Bus)インターフェースを備える。USBインターフェースは、ホストコンピューター2とファクシミリ装置1−1とを繋ぐUSB方式に応じたインターフェースとして機能する。USBインターフェースは、例えば、周知のUSBボードや、USBチップにより構成される。USBインターフェースは、コネクターを用いて通信経路と着脱可能に接続される。ファクシミリ装置1−1は、USBインターフェースの機能によりホストコンピューター2との間で論理的な通信端点であるエンドポイントを設定する。
FAX制御部16は、送信及び受信を含むFAX通信全般を管理する。したがって、FAX制御部16は、ファクシミリの送信を実行する。FAX制御部16は、PC−FAXダイレクト送信を行う場合、PCFAX通信コマンド解析部14を介して渡された送信依頼に応じて、電話回線NWを制御してFAX送信を行う。
FAX制御部16は、PCFAX実行順管理部160を備える。
PCFAX実行順管理部160は、PC−FAXダイレクト送信におけるPCFAXジョブの実行順序を管理する。ここでPCFAX実行順管理部160は、実行順管理テーブルTを記憶することによりPCFAXジョブの実行順序を管理する。
なお、PCFAX実行順管理部160が実行順管理テーブルTを記憶するとは、PCFAX実行順管理部160をモジュールとして読み込んだCPU11が、実行順管理テーブルTをRAM12に記憶させることである。
スキャナ制御部17は、スキャナ処理を実行する。ここでスキャナ処理には、読み取った画情報を2値化し画像データとし、符号化された画像データの圧縮、圧縮された画像データの伸張、フォーマット変換、原稿読み取り時における縮小、拡大などの変倍処理、及び線密度変換処理などが含まれる。
プリンタ制御部18は、プリンタ処理を実行する。ここでプリンタ処理とは、与えられた印刷データに応じて画像を印刷する処理である。
なお、PCFAX通信コマンド解析部14は、PCFAX通信コマンドを解析するモジュールである。PCFAX通信コマンド解析部14が解析したPCFAX通信コマンドの指示に従って処理を実行するモジュールは、FAX制御部16、PCFAX実行順管理部160、PCFAX送信アプリ部24などである。
例えば、PCFAX通信コマンド解析部14はホストコンピューター2からジョブIDの発行要求を示すPCFAX通信コマンドを解析するが、PCFAX通信コマンド解析部14の解析結果に従ってジョブIDを払い出すモジュールはFAX制御部16である。
ジョブIDの実行順判定処理等についても同様である。つまり、PCFAX通信コマンド解析部14はホストコンピューター2からジョブIDの発行要求を示すPCFAX通信コマンドを解析するが、PCFAX通信コマンド解析部14の解析結果に従って、ジョブIDの実行順判定処理を実行するモジュールはPCFAX実行順管理部160である。
(ホストコンピューターの構成)
ホストコンピューター2は、CPU21と、RAM22と、不揮発性メモリー23と、PCFAX送信アプリ部24と、PCFAX通信コマンド解析部25と、通信I/F26とを備える。
CPU21と、RAM22と、不揮発性メモリー23と、通信I/F26とは、バスを通して互いに電気的に接続されている。
PCFAX送信アプリ部24、及びPCFAX通信コマンド解析部25はそれぞれ、CPU21が読み込んで処理を実行することにより実現されるモジュールである。
CPU21は、不揮発性メモリー23からプログラムを読み込み、読み込んだプログラムに従ってホストコンピューター2を制御する。CPU21は、レジスターなどの内部記憶媒体を複数内蔵している。CPU21は、不揮発性メモリー23から内部記憶媒体にデータを一時的に記憶し、これを演算処理する。CPU21は、演算結果をレジスターに出力し、さらにレジスターからRAM22や外部の記憶媒体に出力させる。
RAM22は、CPU21にワーキングメモリーとして使用される主記憶装置である。RAM22は、CPU21により、プログラムやデータなどの書き込み及び消去が行われる。
不揮発性メモリー23は、CPU21が各種演算や制御を行うための各種プログラム、データ及びパラメータなどを格納した主記憶装置である。不揮発性メモリー23は、不揮発性メモリー23に供給される電力がゼロの状態でも記憶内容を保持できる。
PCFAX送信アプリ部24は、ホストコンピューター2のユーザーから指定された文書データを使って、PC−FAXダイレクト送信を行うアプリケーションである。
PCFAX通信コマンド解析部25は、PCFAX送信アプリ部24から依頼された処理を、PCFAX通信コマンドに変換して、通信I/F26を介してファクシミリ装置1−1側と通信制御する。
通信I/F26は、ネットワークLN1を介して、ホストコンピューター2がファクシミリ装置1−1と通信を行うためのインターフェースである。
また、通信I/F26は、USBインターフェースを備える。USBインターフェースは、ホストコンピューター2とファクシミリ装置1−1とを繋ぐUSB方式に応じたインターフェースとして機能する。USBインターフェースは、例えば、周知のUSBボードや、USBチップにより構成される。USBインターフェースは、コネクターを用いて通信経路と着脱可能に接続される。ホストコンピューター2は、USBインターフェースの機能によりファクシミリ装置1−1との間で論理的な通信端点であるエンドポイントを設定する。
(PC−FAXダイレクト送信処理)
図3は、本実施形態に係るPCFAXシステムG1におけるPC−FAXダイレクト送信処理の一例を示す図である。図3に示すPC−FAXダイレクト送信処理は、ホストコンピューター2において、PC−FAXダイレクト送信により文書データの送信のためのコマンドが実行された場合に開始される。
ホストコンピューター2とは、ホストコンピューター2−1と、ホストコンピューター2−2と、ホストコンピューター2−3とのいずれかである。以下では、ホストコンピューター2は、例えば、ホストコンピューター2−1である。また、以下では、ファクシミリ装置1−1のことをデバイス1ともいう。
ステップa1:ホストコンピューター2のPCFAX送信アプリ部24は、通信I/F26を介してデバイス1にジョブID(IDentification)の発行を要求する。ジョブIDの発行を要求するとは、送信予約要求を送信することである。したがって、PCFAX送信アプリ部24は、デバイス1に送信予約要求を送信する。
送信予約要求とは、デバイス1にPCFAXジョブを実行するための予約を行うための情報である。
ジョブIDとは、送信予約要求がいずれのホストコンピューター2から送信されたかを識別するための情報である。つまり、ジョブIDとは送信予約要求を識別するための情報である。ジョブIDは、一例として、送信予約要求を送信したホストコンピューター2と対応づけられた数字である。
このように、PCFAX送信アプリ部24は、デバイス1にファクシミリの送信予約要求を送信する。
デバイス1のFAX制御部16は、PCFAX送信アプリ部24から送信された送信予約要求を受信する。したがって、FAX制御部16は、ホストコンピューター2から送信されたファクシミリの送信予約要求を受信する。
FAX制御部16は、ホストコンピューター2が送信する送信予約要求を受信すると、PCFAX実行順管理部160にジョブIDを発行させる。
PCFAX実行順管理部160は、ホストコンピューター2が送信した送信予約要求を識別するためのジョブIDを発行した後に、FAX制御部16がホストコンピューター2あるいはホストコンピューター2−2、ホストコンピューター2−3が送信した送信予約要求を受信した場合、それら複数の送信予約要求を識別するジョブIDをそれぞれ発行する。つまり、PCFAX実行順管理部160では、同時に複数のジョブIDが存在し得る。
PCFAX実行順管理部160は、発行したジョブIDに基づいて実行順管理テーブルTを更新する。ここでPCFAX実行順管理部160は、発行したジョブIDを実行順管理テーブルTに追加する。
ここで図4を参照し、実行順管理テーブルTについて説明する。
図4は、本実施形態に係る実行順管理テーブルTの一例を示す図である。図示するように実行順管理テーブルTは、送信実行順、及びジョブIDの各項目の列を有している。実行順管理テーブルTは、送信実行順毎にジョブIDが格納される行と列からなる2次元の表形式のデータである。
PCFAX実行順管理部160は、実行順管理テーブルTにおいて、送信予約要求を受信した順に送信実行順が高くなるように、この送信予約要求に対応するジョブIDに送信実行順を対応させる。
このように、実行順管理テーブルTとは、PCFAXジョブの実行順序を示すテーブルである。
図3に戻って、PC−FAXダイレクト送信処理の説明を続ける。
PCFAX実行順管理部160は、実行順管理テーブルTにおいて送信実行順が最も高いジョブIDに対応した送信予約要求のPCFAXジョブを実行可能であると判定する。このように、PCFAX実行順管理部160は、ジョブIDに対応した送信実行順に基づいてファクシミリ送信の実行可否を管理する。ここで送信実行順はファクシミリ送信の実行可否の状態を識別する。
ステップa2:デバイス1のFAX制御部16は、ジョブIDを発行しホストコンピューター2に送信する。FAX制御部16は、PCFAX実行順管理部160が発行したジョブIDを、通信I/F15を介してホストコンピューター2に送信する。
このように、FAX制御部16は、通信I/F15を介して、FAX制御部16により受信された送信予約要求を識別するジョブIDをホストコンピューター2に送信する。
ホストコンピューター2のPCFAX送信アプリ部24は、通信I/F26を介して、デバイス1から送信されたジョブIDを受信する。
ステップa3:ホストコンピューター2のPCFAX送信アプリ部24は、通信I/F26を介して、デバイス1に送信実行要求を送信する。ここで送信実行要求とは、デバイス1にPCFAXジョブの実行可否を問い合わせるための情報を含む情報である。送信実行要求が実行可否を問い合せるPCFAXジョブは、送信予約要求の送信により発行されたジョブIDに対応づけられている。
送信実行要求は、例えば、デバイス1にPCFAXジョブの実行可否を問い合わせるための情報と、このPCFAXジョブのジョブIDとが対応づけられた情報である。
なお、送信予約要求は、デバイス1にPCFAXジョブの実行可否を問い合わせるための情報と、このPCFAXジョブに対応する送信予約要求を送信したホストコンピューター2を識別するための情報とが対応づけられた情報であってもよい。ここでホストコンピューター2を識別するための情報は、送信予約要求に含まれており、デバイス1は、ホストコンピューター2を識別するための情報から、送信予約要求の送信により発行されたジョブIDを識別することができる。
送信実行要求は、PCFAXジョブに対応する送信予約要求を送信したホストコンピューター2を識別するための情報を含み、このPCFAXジョブに対応するジョブIDが識別できれば、他の形態であってもよい。
このように、送信実行要求はジョブIDが関連付けられた情報である。
したがって、PCFAX送信アプリ部24は、PCFAX送信アプリ部24により受信されたジョブIDと、送信実行要求と、を関連付けてデバイス1に送信する。
デバイス1のFAX制御部16は、通信I/F15を介して、ホストコンピューター2からジョブIDと、ジョブIDが関連付けられた送信実行要求と、を受信する。
ステップa4:デバイス1のPCFAX実行順管理部160は、送信した複数のジョブIDそれぞれの実行順を、実行順管理テーブルTに基づいて判定する。
ここでPCFAX実行順管理部160は、ジョブIDが実行順管理テーブルTにおいて送信実行順が最も高い場合に、ジョブIDに対応したファクシミリの送信が実行可能であると判定する。一方、PCFAX実行順管理部160は、ジョブIDが実行順管理テーブルTにおいて送信実行順が2番目以降である場合に、ジョブIDに対応したファクシミリの送信が実行不可能であると判定する。
したがって、PCFAX実行順管理部160は、FAX制御部16により受信されたジョブIDに対応した送信実行順に基づいて、送信実行要求に従ってファクシミリ送信を実行するか否かを判定する。ここで送信実行順は、実行順管理テーブルTとして、FAX制御部16により受信された送信実行要求に関連付けられたジョブIDに関してPCFAX実行順管理部160により管理されている。
ステップa5:デバイス1のFAX制御部16は、PCFAX実行順管理部160が判定した実行可否の判定結果を、通信I/F15を介して、ホストコンピューター2に送信する。この実行可否の判定結果は、例えば、実行可能であることを示す「OK」と、実行不可能であることを示す「NG」との2値により示される。
ホストコンピューター2のPCFAX送信アプリ部24は、通信I/F26を介して、デバイス1が送信する判定結果を受信する。
PCFAX送信アプリ部24は、判定結果が実行可能であることを示す場合、ステップS1の処理を実行する。一方、PCFAX送信アプリ部24は、判定結果が実行不可能であることを示す場合、ステップS2の処理を実行する。
ステップS1:ホストコンピューター2のPCFAX送信アプリ部24は、ステップa6の処理を開始する。
ステップa6:ホストコンピューター2のPCFAX送信アプリ部24は、通信I/F26を介して、ダイヤル開始要求をデバイス1に送信する。
ここでダイヤル開始要求とは、デバイス1にPC−FAXダイレクト送信のためのダイヤルの開始を要求するための情報である。ダイヤル開始要求には、PC−FAXダイレクト送信の文書データの相手ファクシミリ装置1−2、または相手ファクシミリ装置1−3を示す情報が含まれる。
デバイス1のFAX制御部16は、通信I/F15を介して、ホストコンピューター2が送信するダイヤル開始要求を受信する。
ステップa7:デバイス1のFAX制御部16は、電話回線NWを介して、ダイヤルを開始する。ここでFAX制御部16は、受信したダイヤル開始要求が示す相手ファクシミリ装置1−2や相手ファクシミリ装置1−3へのダイヤルを開始する。
ステップa8:デバイス1のFAX制御部16は、電話回線NWからダイヤル結果を受信する。ここでダイヤル結果とは、電話回線NWが混雑しているビジー状態であるか否かを示す情報である。ダイヤル結果は、例えば、電話回線NWがビジー状態でないことを示す「OK」と、電話回線NWがビジー状態であることを示す「NG」との2値により示される。
ステップa9:デバイス1のFAX制御部16は、受信したダイヤル結果を、通信I/F15を介してホストコンピューター2に送信する。
ホストコンピューター2のPCFAX送信アプリ部24は、通信I/F26を介して、デバイス1からダイヤル結果を受信する。
PCFAX送信アプリ部24は、ダイヤル結果が送信可能であることを示す場合、ステップS11の処理を実行する。一方、PCFAX送信アプリ部24は、ダイヤル結果が送信不可能であることを示す場合、ステップS12の処理を実行する。
ステップS12:ホストコンピューター2のPCFAX送信アプリ部24は、ステップa10の処理を開始する。
ステップa10:ホストコンピューター2のPCFAX送信アプリ部24は、文書データの送信を開始する。ここでPCFAX送信アプリ部24は、通信I/F15を介して、文書データをデバイス1に送信する。PCFAX送信アプリ部24は、文書データをパケットに分割して送信する。
デバイス1のPCFAX送信アプリ部24は、通信I/F26を介して、ホストコンピューター2からパケットを受信する。
ステップa11:ホストコンピューター2のPCFAX送信アプリ部24は、パケットの送信を継続する。
デバイス1のPCFAX送信アプリ部24は、ホストコンピューター2からパケットの受信を継続する。
ステップa12:デバイス1のPCFAX送信アプリ部24は、ホストコンピューター2からパケットを受信すると、受信したパケットを逐次、相手ファクシミリ装置1−2や相手ファクシミリ装置1−3に送信する。ここでPCFAX送信アプリ部24は、電話回線NWを介して、パケットを相手ファクシミリ装置1−2や相手ファクシミリ装置1−3に送信する。つまり、PCFAX送信アプリ部24は、PC−FAXダイレクト送信を実行する。
ステップa11及びステップa12の処理は、ホストコンピューター2がパケットの送信を終了するまで継続する。
ステップa13:デバイス1のPCFAX送信アプリ部24は、文書データの送信が完了すると、回線切断処理を実行する。ここで回線切断処理とは、電話回線NWを介した相手ファクシミリ装置1−2や相手ファクシミリ装置1−3との通信を切断することである。
ステップa14:デバイス1のPCFAX送信アプリ部24は、通信I/F15を介して、ジョブ送信レスポンスをホストコンピューター2に送信する。ここでジョブ送信レスポンスとは、相手ファクシミリ装置1−2や相手ファクシミリ装置1−3への文書データの送信が完了したことを示す情報である。
以上により、PC−FAXダイレクト送信処理は終了する。
ステップS12:ホストコンピューター2のPCFAX送信アプリ部24は、ステップc1の処理を開始する。
ステップc1:ホストコンピューター2のPCFAX送信アプリ部24は、送信待ち処理を実行する。送信待ち処理では、PCFAX送信アプリ部24は、所定の周期において、ステップa6のダイヤル開始要求をデバイス1に送信する処理を繰り返す。ここで所定の周期とは、例えば、30秒である。PCFAX送信アプリ部24は、ステップa9において送信可能であることを示すダイヤル結果をデバイス1から受信するまで、送信待ち処理を継続する。
ステップS2:ホストコンピューター2のPCFAX送信アプリ部24は、ステップb1の処理を開始する。
ステップb1:ホストコンピューター2のPCFAX送信アプリ部24は、送信待ち処理を実行する。送信待ち処理では、PCFAX送信アプリ部24は、所定の周期において、ステップa3における送信実行要求をデバイス1に送信する処理を繰り返す。ここで所定の周期とは、例えば、30秒である。PCFAX送信アプリ部24は、ステップa5においてファクシミリの送信が実行可能であることを示す判定結果をデバイス1から受信するまで、送信待ち処理を継続する。
ここで、ファクシミリの送信は、デバイス1によりリダイヤル処理が実行され、電話回線NWがビジー状態でなくなった場合に実行可能になる。リダイヤル処理については後述する。
図5は、本実施形態に係るPCFAXシステムG1におけるPC−FAXダイレクト送信処理の別の一例を示す図である。図5に示す例では、PC−FAXダイレクト送信処理において、複数のホストコンピューター側でのPCFAXジョブの順番追い越しが無くなることについて説明する。
なお、ステップd1、ステップd2、ステップd3、ステップd4、ステップd5、ステップd11、ステップd12、ステップd13、ステップd14、ステップd15、ステップd16、ステップd17、ステップd18、及びステップd19の各処理は、図3におけるステップa1、ステップa2、ステップa3、ステップa4、ステップa5、ステップa6、ステップa7、ステップa8、ステップa9、ステップa10、ステップa11、ステップa12、ステップa13、及びステップa14の各処理と同様であるため、詳細な説明を省略する。
また、ステップd6、ステップd7、ステップd8、及びステップd9の各処理は、ステップd1、ステップd2、ステップd3、及びステップd5においてホストコンピューター2−1の各処理がホストコンピューター2−2の各処理に置き換わっただけであるため、詳細な説明を省略する。
また、ステップd10の処理は、図3におけるステップb1の処理と同様であるため、詳細な説明を省略する。
また、ステップd20、ステップd21、ステップd22、及びステップd23の各処理は、ステップd1、ステップd2、ステップd3、及びステップd5においてホストコンピューター2−1の各処理がホストコンピューター2−2の各処理に置き換わっただけであるため、詳細な説明を省略する。
図5に示すPC−FAXダイレクト送信処理では、FAX制御部16は、複数のホストコンピューター2−1、ホストコンピューター2−2、及びホストコンピューター2−3から複数の送信予約要求を受信する(ステップd1、ステップd6、ステップ、及びステップd20)。
FAX制御部16は、複数の送信予約要求のそれぞれについて、当該送信予約要求を識別するジョブIDをホストコンピューターに送信する(ステップd2、ステップd7、及びステップd21)。
PCFAX実行順管理部160は、複数のジョブIDに対応した複数の送信実行順に基づいて、ファクシミリ送信の実行可否を管理する(ステップd3、ステップd4、ステップd5、ステップd8、ステップd9、ステップd22、及びステップd23)。
PCFAX実行順管理部160は、複数のホストコンピューター2−1、ホストコンピューター2−2、及びホストコンピューター2−3の少なくとも1つのホストコンピューターからジョブIDに関連付けられた送信実行要求を受信する。
PCFAX実行順管理部160は、複数のホストコンピューター2−1、ホストコンピューター2−2、及びホストコンピューター2−3のいずれかからジョブIDと、ジョブIDに関連付けられた送信実行要求と、を受信した場合、受信したジョブIDに対応した送信実行順に基づいて、送信予約要求に従ってファクシミリ送信を実行するか否かを判定する。
ステップd1:デバイス1のPCFAX実行順管理部160は、ホストコンピューター2−1からの送信予約要求を受信すると、この送信予約要求に対応するジョブIDを実行順管理テーブルTに追加し、実行順管理テーブルTを更新する。ステップd1において更新された実行順管理テーブルTの一例を図6に示す。
図6は、本実施形態に係る実行順管理テーブルTの状態の第1例を示す図である。実行順管理テーブルTには、ホストコンピューター2−1から受信した送信予約要求に対応するジョブIDとして数字100が追加されている。数字100のジョブIDの送信実行順は1番目である。
ステップd6:デバイス1のPCFAX実行順管理部160は、ホストコンピューター2−2からの送信予約要求を受信すると、この送信予約要求に対応するジョブIDを実行順管理テーブルTに追加し、実行順管理テーブルTを更新する。ステップd6において更新された実行順管理テーブルTの一例を図7に示す。
図7は、本実施形態に係る実行順管理テーブルTの状態の第2例を示す図である。実行順管理テーブルTには、ホストコンピューター2−2から受信した送信予約要求に対応するジョブIDとして数字101が追加されている。数字101のジョブIDの送信実行順は2番目である。
ステップd8:デバイス1のPCFAX実行順管理部160は、ホストコンピューター2−2から送信実行要求を受信すると、送信実行要求が関連付けられたジョブIDの実行順を、実行順管理テーブルTに基づいて判定する。この送信実行要求が実行可否を問い合せるPCFAXジョブに対応するジョブIDは、数字101である。図7に示したように、数字101のジョブIDの送信実行順は2番目である。したがって、PCFAX実行順管理部160は、数字101のジョブIDに対応したファクシミリの送信が実行不可能であると判定する。
ステップd9:デバイス1のFAX制御部16は、ファクシミリの送信が実行不可能であることを示す判定結果を、ホストコンピューター2−2に送信する。
ステップd10:ホストコンピューター2−2のPCFAX送信アプリ部24は、送信待ち処理を実行する。送信待ち処理では、PCFAX送信アプリ部24は、所定の周期において、ステップd8における送信実行要求をデバイス1に送信する処理を繰り返す。ここで所定の周期とは、例えば、30秒である。PCFAX送信アプリ部24は、ステップd9においてファクシミリの送信が実行可能であることを示す判定結果をデバイス1から受信するまで、送信待ち処理を継続する。
ステップd19:デバイス1のPCFAX実行順管理部160は、ホストコンピューター2−1から受信した文書データの送信が完了すると、実行順管理テーブルTを更新する。ステップd19において更新された実行順管理テーブルTの一例を図8に示す。
図8は、本実施形態に係る実行順管理テーブルTの状態の第3例を示す図である。実行順管理テーブルTでは、ホストコンピューター2−1から受信した送信予約要求に対応するジョブID(数字100)が削除され、ホストコンピューター2−2から受信した送信予約要求に対応するジョブID(数字101)の送信実行順が1番目に更新されている。
ステップd20:デバイス1のPCFAX実行順管理部160は、ホストコンピューター2−3からの送信予約要求を受信すると、この送信予約要求に対応するジョブIDを実行順管理テーブルTに追加し、実行順管理テーブルTを更新する。ステップd20において更新された実行順管理テーブルTの一例を図9に示す。
図9は、本実施形態に係る実行順管理テーブルTの状態の第4例を示す図である。実行順管理テーブルTには、ホストコンピューター2−3から受信した送信予約要求に対応するジョブIDとして数字102が追加されている。数字102のジョブIDの送信実行順は2番目である。
ステップd22:デバイス1のPCFAX実行順管理部160は、ホストコンピューター2−3から送信実行要求を受信すると、送信実行要求が関連付けられたジョブIDの実行順を、実行順管理テーブルTに基づいて判定する。この送信実行要求が実行可否を問い合せるPCFAXジョブに対応するジョブIDは、数字102である。図9に示したように、数字102のジョブIDの送信実行順は3番目であり、数字101のジョブIDの送信実行順である2番目よりも低い。したがって、PCFAX実行順管理部160は、数字102のジョブIDに対応したファクシミリの送信が実行不可能であると判定する。
ステップd23:デバイス1のFAX制御部16は、ファクシミリの送信が実行不可能であることを示す判定結果を、ホストコンピューター2−3に送信する。
ステップd24:デバイス1のPCFAX実行順管理部160は、ホストコンピューター2−2から送信実行要求を受信すると、送信実行要求が関連付けられたジョブIDの実行順を、実行順管理テーブルTに基づいて判定する。この送信実行要求が実行可否を問い合せるPCFAXジョブに対応するジョブIDは、数字101である。図9に示したように、数字101のジョブIDの送信実行順は2番目であり最も高い順である。したがって、PCFAX実行順管理部160は、数字101のジョブIDに対応したファクシミリの送信が実行不可能であると判定する。
ステップd25:デバイス1のFAX制御部16は、ファクシミリの送信が実行可能であることを示す判定結果を、ホストコンピューター2−2に送信する。
このようにPCFAXシステムG1では、デバイス1(ファクシミリ装置1−1)において送信予約要求を受信した順番にしたがってファクシミリの送信の実行可否を判定し、判定結果をホストコンピューター2(ホストコンピューター2−1、ホストコンピューター2−2、及びホストコンピューター2−3)に送信する。これにより、PCFAXシステムG1では、ホストコンピューター2(ホストコンピューター2−1、ホストコンピューター2−2、及びホストコンピューター2−3)間において、PCFAXジョブの実行の順番の追い越しがない。そのため、ホストコンピューター2(ホストコンピューター2−1、ホストコンピューター2−2、及びホストコンピューター2−3)は、送信した画像データが長時間送信されずに待たされてしまうことがない。
(電話回線がビジー状態である場合の処理)
デバイス1のPCFAX実行順管理部160は、FAX制御部16が電話回線NWから受信するダイヤル結果がビジー状態であることを示す場合、実行順管理テーブルTにおいて、このダイヤル結果に対応するジョブIDに対応する送信実行順にビジー識別子を割り当てる。ここでビジー識別子とは、電話回線NWがビジー状態であるためジョブIDに対応するPCFAXジョブが実行できないことを識別する情報である。ビジー識別子が割り当てられた送信実行順は、ファクシミリ送信不可能であることを示す情報である。
ビジー識別子を割り当てられている送信実行順に対応するジョブIDは、送信実行順にビジー識別子を割り当てられている間、一時的に送信実行順が最下位となる。したがって、PCFAX実行順管理部160は、ビジー識別子を割り当てられている送信実行順に対応するジョブIDについて、FAX制御部16が送信実行要求を受信した場合、このジョブIDに対応したファクシミリの送信が実行不可能であると判定する。
PCFAX実行順管理部160は、ジョブIDに対応する送信実行順にビジー識別子を割り当ててから所定の時間が経過すると、このジョブIDに対応する送信実行順へのビジー識別子の割り当てを解除する。ここで所定の時間とは、例えば、FAX制御部16がリダイヤル処理を実行する周期であるリダイヤル周期である。リダイヤル周期は、例えば、3分である。ここでリダイヤル処理とは、ダイヤル開始処理を実行し、電話回線NWがビジー状態であった場合に、再びダイヤル開始処理を実行する処理である。ビジー識別子の割り当てが解除された送信実行順は、ファクシミリ送信可能な状態であることを示す情報である。
FAX制御部16は、PCFAX実行順管理部160があるジョブIDに対応する送信実行順へのビジー識別子の割り当てを解除したときに、他のジョブIDに対応するPCFAXジョブが実行中である場合、再びリダイヤル周期においてリダイヤル処理を実行する。
なお、FAX制御部16は、PCFAX実行順管理部160があるジョブIDに対応する送信実行順へのビジー識別子の割り当てを解除したときに、他のジョブIDに対応するPCFAXジョブが実行中である場合、他のジョブIDに対応するPCFAXジョブの実行が完了するまで待機し、他のジョブIDに対応するPCFAXジョブの実行が完了するとリダイヤル処理を実行してもよい。
したがって、PCFAX実行順管理部160は、リダイヤル待ちのファクシミリ送信に対応する送信実行順を、ファクシミリ送信可能な状態であることを示す情報からファクシミリ送信不可能であることを示す情報に変更し、リダイヤル待ちが終了した場合、当該送信実行順をファクシミリ送信不可能であることを示す情報からファクシミリ送信可能であることを示す情報に変更する。
一方、PCFAX実行順管理部160は、ビジー識別子が割り当てられていない送信実行順に対応するジョブIDについては、送信実行順に基づいて実行可否を判定する。したがって、PCFAX実行順管理部160は、FAX制御部16によりリダイヤル待ちでないファクシミリの送信に対応したジョブIDに対応した送信実行順に基づいて、送信実行要求に従ってファクシミリ送信を実行するか否かを判定する。
リダイヤル周期は、PCFAX実行順管理部160により保持される。リダイヤル周期は、ホストコンピューター2によらず共通であってもよいし、ホストコンピューター2毎に異なっていてもよい。
ホストコンピューター2のPCFAX送信アプリ部24は、ファクシミリの送信が実行不可能であることを示すダイヤル結果を受信すると、ファクシミリの送信が実行可能になるまで待機する。
このように、PCFAXシステムG1では、リダイヤル処理が実行されるまで、デバイス1側ではなく、ホストコンピューター2のPCFAX送信アプリ部24側において待機が行われる(リダイヤル待ち)。そのためデバイス1は、ホストコンピューター2がリダイヤル待ちをしている間、別のホストコンピューター2から受信したPCFAXジョブを実行できる。その結果、PCFAXシステムG1では、電話回線NWの利用効率を向上させることができる。
なお、デバイス1のPCFAX実行順管理部160は、何等かの理由によりホストコンピューター2との通信が切断され、ホストコンピューター2から送信実行要求が所定の時間以上ない場合、このホストコンピューター2のPCFAXジョブに対応するジョブIDを実行順管理テーブルTから削除する。所定の時間とは、FAX制御部16がジョブIDをホストコンピューター2に送信してから経過した時間であり、例えば、1分、あるいは5分、あるいは10分である。
ホストコンピューター2との接続が切断される理由には、ホストコンピューター2のPCFAX送信アプリ部24がPCFAXジョブの実行を取り消し、デバイス1との通信を切断する場合が含まれる。
PCFAX実行順管理部160は、ホストコンピューター2から送信実行要求が所定の時間以上ない場合、このホストコンピューター2のPCFAXジョブに対応するジョブIDの送信実行順を下げてもよい。
なお、本実施形態では、PCFAX実行順管理部160は、FAX制御部16が電話回線NWから受信するダイヤル結果がビジー状態であることを示す場合、実行順管理テーブルTにおいて、このダイヤル結果に対応するジョブIDに対応する送信実行順にビジー識別子を割り当てる場合について説明したが、これに限らない。PCFAX実行順管理部160は、FAX制御部16が電話回線NWから受信するダイヤル結果がビジー状態であることを示す場合、実行順管理テーブルTにおいて、このダイヤル結果に対応するジョブIDの送信実行順を低くしてもよい。つまり、PCFAX実行順管理部160は、実行順管理テーブルTにおいて、このジョブIDに対応するPCFAXジョブの送信実行順を下げてもよい。
(従来のPCFAXシステム)
ここでPCFAXシステムG1と比較するために、従来のPCFAXシステムである従来PCFAXシステムG0について説明する。従来PCFAXシステムG0は、従来デバイス0と、複数のホストコンピューターとを含む。
従来デバイス0は、ジョブIDは同時に1つしか発行しない。そのため、従来デバイス0は、あるジョブIDに対応するPCFAXジョブが実行されている最中に、別のホストコンピューターからPCFAXジョブを受信したとしても、この別のホストコンピューターにビジー状態であることを示す結果を送信する。
従来PCFAXシステムG0では、従来デバイス0がダイヤル開始処理を行い、送信先である相手ファクシミリ装置につながらない場合、従来デバイス0がリダイヤル待ちを行う。従来デバイス0がリダイヤル待ち行っている間、別のホストコンピューターから送信されるPCFAXジョブを含めPCFAXジョブが実行されなくなってしまう。
従来PCFAXシステムG0では、オフィス環境などPC−FAX送信のトラフィックが混みあっている状況では、ホストコンピューターから送信開始した順番どおりに実際の送信が実行されないことがある。
例えば、従来デバイス0は、ジョブIDは同時に1つしか発行しないため、1番目のホストコンピューターのPCFAXジョブを実行している間は、2番目のホストコンピューターからPCFAXジョブを受信したとしても、2番目のホストコンピューターにはビジー状態であることを示す結果を送信する。2番目のホストコンピューターは、ジョブIDが発行されるまで、PCFAXジョブを所定の周期において従来デバイス0に再送信する。ここで所定の周期とは、30秒である。
ところが、2番目のホストコンピューターが所定の周期においてPCFAXジョブを再送信している間に、1番目のホストコンピューターのPCFAXジョブが完了し1番目のホストコンピューター2のジョブIDが消去されても、2番目のホストコンピューターが次回のPCFAXジョブを送信する前に、3番目のホストコンピューターがPCFAXジョブを従来デバイス0に送信する場合がある。
この場合、従来PCFAXシステムG0では、先にPCFAXジョブを送信した2番目のホストコンピューターから送信されるPCFAXジョブよりも、後にPCFAXジョブを送信した3番目のホストコンピューターから送信されるPCFAXジョブが先に実行されてしまう。その結果、2番目のホストコンピューターから送信されるPCFAXジョブが長時間待たされてしまう。
また、従来PCFAXシステムG0では、従来デバイス0は、1番目のホストコンピューター2の、ある相手ファクシミリ装置への送信時に相手ファクシミリ装置と通信接続ができずにリダイヤル待ちになった場合、リダイヤル待ちが終わるまでは、別のホストコンピューターから送信されるPCFAXジョブも実行できずに待たされてしまうことがある。この場合、リダイヤル待ちの間は電話回線が空いているにもかかわらず、従来デバイス0は、別の送信が実行できないので、回線の利用効率がよくない。
(まとめ)
以上に説明したように、本実施形態に係る情報処理装置(ホストコンピューター2)は、第1送信予約要求送信部(PCFAX送信アプリ部24)と、第1識別情報受信部(PCFAX送信アプリ部24)と、第1送信実行要求送信部(PCFAX送信アプリ部24)とを備える。
第1送信予約要求送信部(PCFAX送信アプリ部24)は、ファクシミリの第1送信予約要求(送信予約要求)を第1ファクシミリ装置(ファクシミリ装置1−1)に送信する。
第1識別情報受信部(PCFAX送信アプリ部24)は、第1送信予約要求(送信予約要求)を識別する第1識別情報(ジョブID)に対応した第2識別情報(送信実行順)であってファクシミリ送信の実行可否の状態を識別する第2識別情報(送信実行順)に基づいてファクシミリ送信の実行可否を管理する第1ファクシミリ装置(ファクシミリ装置1−1)から送信された第1識別情報(ジョブID)を受信する。
第1送信実行要求送信部(PCFAX送信アプリ部24)は、第1識別情報受信部(PCFAX送信アプリ部24)により受信された第1識別情報(ジョブID)と、第1送信実行要求(送信実行要求)と、を関連付けて第1ファクシミリ装置(ファクシミリ装置1−1)に送信する。
この構成により、本実施形態に係る情報処理装置(ホストコンピューター2)では、ファクシミリの送信の待ち時間が緩和できる。
また、本実施形態に係るファクシミリ装置1−1は、第1送信予約要求受信部(FAX制御部16)と、第1識別情報送信部(FAX制御部16)と、第2識別情報管理部(PCFAX実行順管理部160)と、第1送信実行要求受信部(FAX制御部16)と、実行可否判定部(PCFAX実行順管理部160)とを備える。
第1送信予約要求受信部(FAX制御部16)は、第1情報処理装置(ホストコンピューター2)から送信されたファクシミリの第1送信予約要求(送信予約要求)を受信する。
第1識別情報送信部(FAX制御部16)は、第1送信予約要求受信部(FAX制御部16)により受信された第1送信予約要求(送信予約要求)を識別する第1識別情報(ジョブID)を第1情報処理装置(ホストコンピューター2)に送信する。
第2識別情報管理部(PCFAX実行順管理部160)は、第1識別情報(ジョブID)に対応した第2識別情報(送信実行順)であってファクシミリ送信の実行可否の状態を識別する第2識別情報(送信実行順)に基づいてファクシミリ送信の実行可否を管理する。
第1送信実行要求受信部(FAX制御部16)は、第1情報処理装置(ホストコンピューター2)から第1識別情報(ジョブID)と、第1識別情報(ジョブID)が関連付けられた第1送信実行要求(送信実行要求)と、を受信する。
実行可否判定部(PCFAX実行順管理部160)は、第1送信実行要求受信部(FAX制御部16)により受信された第1識別情報(ジョブID)に対応した第2識別情報(送信実行順)に基づいて、第1送信実行要求(送信実行要求)に従ってファクシミリ送信を実行するか否かを判定する。
この構成により、本実施形態に係るファクシミリ装置1−1では、第1情報処理装置(ホストコンピューター2)のファクシミリの送信の待ち時間が緩和できる。
また、本実施形態に係るファクシミリ装置1−1では、第1送信予約要求受信部(FAX制御部16)は、複数の第1情報処理装置(ホストコンピューター2−1、ホストコンピューター2−2、及びホストコンピューター2−3)から複数の第1送信実行要求(送信実行要求)を受信し、
第1識別情報送信部(FAX制御部16)は、複数の第1送信実行要求(送信実行要求)のそれぞれについて、第1送信実行要求(送信実行要求)を識別する第1識別情報(ジョブID)を第1情報処理装置(ホストコンピューター2−1、ホストコンピューター2−2、及びホストコンピューター2−3のいずれか)に送信し、
第2識別情報管理部(PCFAX実行順管理部160)は、複数の第1識別情報(ジョブID)に対応した複数の第2識別情報(送信実行順)に基づいて、ファクシミリ送信の実行可否を管理し、
実行可否判定部(PCFAX実行順管理部160)は、第1送信実行要求受信部(FAX制御部16)複数の第1情報処理装置(ホストコンピューター2−1、ホストコンピューター2−2、及びホストコンピューター2−3)のいずれかから第1識別情報(ジョブID)と、第1識別情報(ジョブID)に関連付けられた第1送信実行要求(送信実行要求)と、を受信した場合、受信した第1識別情報(ジョブID)に対応した第2識別情報(送信実行順)に基づいて、第1送信実行要求(送信実行要求)に従ってファクシミリ送信を実行するか否かを判定する。
この構成により、本実施形態に係るファクシミリ装置1−1では、複数の複数の第1情報処理装置(ホストコンピューター2−1、ホストコンピューター2−2、及びホストコンピューター2−3)のファクシミリの送信の待ち時間が緩和できる。
また、本実施形態に係るファクシミリ装置1−1では、第2識別情報管理部(PCFAX実行順管理部160)は、リダイヤル待ちのファクシミリ送信に対応する第2識別情報(送信実行順)を、ファクシミリ送信可能な状態であることを示す情報からファクシミリ送信不可能であることを示す情報に変更し、リダイヤル待ちが終了した場合、当該第2識別情報(送信実行順)をファクシミリ送信不可能であることを示す情報からファクシミリ送信可能であることを示す情報に変更する。
この構成により、本実施形態に係るファクシミリ装置1−1では、リダイヤルが発生した場合でも第1情報処理装置(ホストコンピューター2)のファクシミリの送信の待ち時間が緩和できる。
なお、上述した実施形態におけるファクシミリ装置1−1、ホストコンピューター2−1、ホストコンピューター2−2、ホストコンピューター2−3の一部、例えば、PCFAX通信コマンド解析部14、FAX制御部16、PCFAX実行順管理部160、PCFAX送信アプリ部24、及びPCFAX通信コマンド解析部25をコンピューターで実現するようにしてもよい。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピューター読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピューターシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピューターシステム」とは、ファクシミリ装置1−1、ホストコンピューター2−1、ホストコンピューター2−2、ホストコンピューター2−3に内蔵されたコンピューターシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピューターシステム内部の揮発性メモリーのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
また、上述した実施形態におけるファクシミリ装置1−1、ホストコンピューター2−1、ホストコンピューター2−2、ホストコンピューター2−3の一部、または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。ファクシミリ装置1−1、ホストコンピューター2−1、ホストコンピューター2−2、ホストコンピューター2−3の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
G1、G2、G3…PCFAXシステム、1…デバイス、1−1…ファクシミリ装置、1−2、1−3…相手ファクシミリ装置、2…ホストコンピューター、2−1、2−2、2−3、2−4、2−5、2−6、2−7…ホストコンピューター、10…制御部、11、21…CPU、12、22…RAM、13、23…不揮発性メモリー、14、25…PCFAX通信コマンド解析部、15…通信I/F、16…FAX制御部、160…PCFAX実行順管理部、17…スキャナ制御部、18…プリンタ制御部、24…PCFAX送信アプリ部、26…通信I/F、T…実行順管理テーブル

Claims (6)

  1. ファクシミリの第1送信予約要求を第1ファクシミリ装置に送信する第1送信予約要求送信部と、
    前記第1送信予約要求を識別する第1識別情報に対応した第2識別情報であってファクシミリ送信の実行可否の状態を識別する第2識別情報に基づいてファクシミリ送信の実行可否を管理する前記第1ファクシミリ装置から送信された前記第1識別情報を受信する第1識別情報受信部と、
    第1識別情報受信部により受信された前記第1識別情報と、第1送信実行要求と、を関連付けて前記第1ファクシミリ装置に送信する第1送信実行要求送信部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 第1情報処理装置から送信されたファクシミリの第1送信予約要求を受信する第1送信予約要求受信部と、
    前記第1送信予約要求受信部により受信された前記第1送信予約要求を識別する第1識別情報を前記第1情報処理装置に送信する第1識別情報送信部と、
    前記第1識別情報に対応した第2識別情報であってファクシミリ送信の実行可否の状態を識別する第2識別情報に基づいてファクシミリ送信の実行可否を管理する第2識別情報管理部と、
    前記第1情報処理装置から前記第1識別情報と、前記第1識別情報が関連付けられた第1送信実行要求と、を受信する第1送信実行要求受信部と、
    前記第1送信実行要求受信部により受信された前記第1識別情報に対応した前記第2識別情報に基づいて、前記第1送信実行要求に従ってファクシミリ送信を実行するか否かを判定する実行可否判定部と、
    を備えるファクシミリ装置。
  3. 前記第1送信予約要求受信部は、複数の前記第1情報処理装置から複数の前記第1送信予約要求を受信し、
    前記第1識別情報送信部は、複数の前記第1送信予約要求のそれぞれについて、前記第1送信予約要求を識別する前記第1識別情報を前記第1情報処理装置に送信し、
    前記第2識別情報管理部は、複数の前記第1識別情報に対応した複数の前記第2識別情報に基づいて、ファクシミリ送信の実行可否を管理し、
    前記実行可否判定部は、前記第1送信実行要求受信部が複数の前記第1情報処理装置のいずれかから前記第1識別情報と、前記第1識別情報に関連付けられた前記第1送信実行要求と、を受信した場合、受信した前記第1識別情報に対応した前記第2識別情報に基づいて、前記第1送信実行要求に従ってファクシミリ送信を実行するか否かを判定する、
    請求項2に記載のファクシミリ装置。
  4. 前記第2識別情報管理部は、リダイヤル待ちのファクシミリ送信に対応する前記第2識別情報を、ファクシミリ送信可能な状態であることを示す情報からファクシミリ送信不可能であることを示す情報に変更し、リダイヤル待ちが終了した場合、当該第2識別情報をファクシミリ送信不可能であることを示す情報からファクシミリ送信可能であることを示す情報に変更する
    請求項2または請求項3に記載のファクシミリ装置。
  5. 情報処理装置のコンピューターに、
    ファクシミリの第1送信予約要求を第1ファクシミリ装置に送信する第1送信予約要求送信処理と、
    前記第1送信予約要求を識別する第1識別情報に対応した第2識別情報であってファクシミリ送信の実行可否の状態を識別する第2識別情報に基づいてファクシミリ送信の実行可否を管理する前記第1ファクシミリ装置から送信された前記第1識別情報を受信する第1識別情報受信処理と、
    第1識別情報受信処理により受信された前記第1識別情報と、第1送信実行要求と、を関連付けて前記第1ファクシミリ装置に送信する第1送信実行要求送信処理と、
    を実行させるプログラム。
  6. ファクシミリ装置のコンピューターに、
    第1情報処理装置から送信されたファクシミリの第1送信予約要求を受信する第1送信予約要求受信処理と、
    前記第1送信予約要求受信処理により受信された前記第1送信予約要求を識別する第1識別情報を前記第1情報処理装置に送信する第1識別情報送信処理と、
    前記第1識別情報に対応した第2識別情報であってファクシミリ送信の実行可否の状態を識別する第2識別情報に基づいてファクシミリ送信の実行可否を管理する第2識別情報管理処理と、
    前記第1情報処理装置から前記第1識別情報と、前記第1識別情報が関連付けられた第1送信実行要求と、を受信する第1送信実行要求受信処理と、
    前記第1送信実行要求受信処理により受信された前記第1識別情報に対応した前記第2識別情報に基づいて、前記第1送信実行要求に従ってファクシミリ送信を実行するか否かを判定する実行可否判定処理と、
    を実行させるプログラム。
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