JP3994507B2 - 撮像機器の外付けレンズ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は撮像機器における外付けレンズ、例えば、ワイド又はテレコンバージョンレンズにおいて、取り付けられる側の撮像機器に光学的悪影響を及ぼさないようにする技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ビデオカメラ等の撮像機器においては、標準で備えられている撮像レンズに外付けでレンズを取り付けて、その光学特性、特に画角や倍率を変化させることが一般的に行われている。このような目的で用いられる外付けレンズは、所謂コンバージョンレンズと称され、これにはワイドコンバージョンレンズ、テレコンバージョンレンズ等がある。
【0003】
図2は、上記従来の外付けレンズの取付構造を示すものであり、外付けレンズaは、その一端部の外周面に取り付け用の螺条bが形成された取付部cを有し、上記取付部cを撮像機器の撮像レンズdのレンズ鏡筒eの端部fの内周面に形成された螺溝gにねじ込むことによって外付けレンズaが撮像機器に取着される、即ち、外付けレンズaの取付部cが撮像レンズdのレンズ鏡筒eに内嵌されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記したような取付構造を有する従来の外付けレンズaにあっては、その取付部cを撮像機器の撮像レンズdのレンズ鏡筒e端部fにねじ込んで内嵌するという構造であるため、上記取付部cによってレンズ鏡筒eの端部fの内径が小さくなってしまい、これによってレンズの有効径も制限されて、撮影画像の一部に外付けレンズaの取付部が黒い影となって写ってしまうこと、所謂ケラレが発生するという問題があった。
【0005】
上記問題は、特に、昨今の小型化された撮像機器、当然のことながら撮像レンズも小型化されている撮像機器にあっては、より大きな影響を受けることになる。
【0006】
そこで、本発明外付けレンズの取付構造は、上記問題点に鑑み、取り付けられる側の撮像機器に光学的悪影響を及ぼさない外付けレンズを供給することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明外付けレンズの取付構造は、上記課題を解決するために、外付けレンズのレンズ鏡筒の円筒部の後端部分の内周面に螺溝を形成すると共にその外周面にも螺条を形成し、撮像レンズのレンズ鏡筒の先端部分の内周面に螺溝が形成されたものに対しては、外付けレンズのレンズ鏡筒の後端部分の外周面に形成された螺条と螺合させることによって、外付けレンズを撮像レンズに取着するようにし、撮像レンズのレンズ鏡筒の先端部分の外周面に螺条が形成されたものに対しては、外付けレンズのレンズ鏡筒の後端部分の内周面に形成された螺溝と螺合させることによって、外付けレンズを撮像レンズに取着するようにすると共に、外付けレンズのレンズ鏡筒の後端部分にはその外周面に形成された螺条に略リング状をした保護カバーが螺合することによって保護カバーが外嵌されるようにしたものである。
【0008】
従って、外付けレンズを取り付けることによる撮像機器への画像のケラレ等の光学的悪影響を排除することが可能となる。また、ネジが撮像機器の撮像レンズのレンズ鏡筒の先端部分の外周側に設けられていても内周側に設けられていても、1つの外付けレンズで対応することが可能になる。そして、さらに、撮像レンズのレンズ鏡筒の先端部分の外周面に螺条が形成されたものに対して、外付けレンズのレンズ鏡筒の後端部分の内周面に形成された螺溝が螺合されることで外付けレンズが撮像レンズに取着される場合は、外付けレンズのレンズ鏡筒の後端部分の外周面の螺条は、保護カバーが外嵌されることによりむき出しになるのを防いで保護される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明撮像機器の外付けレンズの実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下の実施の形態は、本発明を、小型ビデオカメラ用のワイドコンバージョンレンズ1に適用したものである。
【0010】
コンバージョンレンズ1は、ビデオカメラ2の撮像レンズ3の先端(対物側)に取着して、撮像レンズ3の光学的特性(画角)をワイド(広角)側に変化させるものである。
【0011】
上記コンバージョンレンズ1は、図1に示すように、その外径及び内径が部分的に異なる略円筒形に形成されたレンズ鏡筒4を有し、該レンズ鏡筒4内に適宜な第1乃至第3レンズ5、6及び7が配設されて成るものである。
【0012】
そして、レンズ鏡筒4は、最も外径の大きい部分である前部8と、最も外径の小さな部分である後部9と、これら前部8及び後部9を連結し、前部8から後部9へと徐々にその外径及び内径が小さくなった部分である中間部10とから成る。
【0013】
また、最も外径及び内径の小さな部分である上記後部9であっても、後述するような撮像レンズ2への取付構造を有するという関係上、その外径は撮像レンズ2のレンズ鏡筒の外径よりも大きく、また、その内径は撮像レンズ2のレンズ鏡筒の外径と略同じとされている。尚、上記前部8の前端部11はレンズフードとして機能するように、その外径及び内径が適宜な大きさに形成される。
【0014】
上記レンズ鏡筒4の後部9には、図1に示すように、フランジ12が形成される。該フランジ12の外周面13は、後述するように、コンバージョンレンズ1をビデオカメラ2に回転させて取着する際の滑り止めとして機能するようにローレット加工が施されている。
【0015】
更に、上記後部9のフランジ12の後方の部分14は、更に後方に突出すると共に後部9よりも更にその外径及び内径が小さくなって、その外周面及び内周面にそれぞれ、螺条15及び螺溝16が形成されて取付部とされる。
【0016】
尚、上記螺条15は、コンバージョンレンズ1を撮像レンズに後述するような取付部が設けられていない現行方式のものに用いる場合に使用するものである。取付部14には、外周部の螺条15を保護するための略リング状をした保護カバー17が螺条15に螺合によって外嵌される。
【0017】
上記取付部14に対応して、ビデオカメラ2には、撮像レンズ2のレンズ鏡筒18に取付部19が形成される。該取付部19は、撮像レンズ2の先端部分に設けられ、レンズ鏡筒18の外周面に螺条20が形成されて成るものである。
【0018】
しかして、コンバージョンレンズ1はビデオカメラ2の撮像レンズ3に、図1に示すように、撮像レンズ3のレンズ鏡筒18にコンバージョンレンズ1のレンズ鏡筒18を外嵌するようにして、前記取付部14の螺溝16と上記取付部19の螺条20とを螺合させることによって取着される。尚、この時、コンバージョンレンズ1のフランジ12を用いて、コンバージョンレンズ1を全体的に回転させながら上記取着作業を行うようにすると、これが楽に行えるようになる。
【0019】
尚、上記撮像レンズ3の取付部19の螺条20にも、未使用時にこれを保護するために前記保護カバー17と同様な保護カバーを取着するようにしても良い。
【0020】
上記したように、外付けレンズのレンズ鏡筒を撮像レンズのレンズ鏡筒に外嵌するようにして取着する構造であるため、外付けレンズのレンズ鏡筒は撮像レンズのレンズ鏡筒よりも外側に位置するようになって、昨今、小型化が著しいビデオカメラにおいて、小型化した本体に伴って小型化した撮像レンズに用いても、外付けレンズを内嵌する場合のように、外付けレンズのレンズ鏡筒が撮像レンズのレンズ鏡筒よりも内側に位置して撮像レンズのレンズの有効径を減少させることがなく、外付けレンズを用いることによる様々な光学的な悪影響を防止することが可能となる。
【0021】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかなように本発明撮像機器の外付けレンズは、外付けレンズのレンズ鏡筒の円筒部の後端部分の内周面に螺溝を形成すると共にその外周面にも螺条を形成し、撮像レンズのレンズ鏡筒の先端部分の内周面に螺溝が形成されたものに対しては、外付けレンズのレンズ鏡筒の後端部分の外周面に形成された螺条と螺合させることによって、外付けレンズを撮像レンズに取着するようにし、撮像レンズのレンズ鏡筒の先端部分の外周面に螺条が形成されたものに対しては、外付けレンズのレンズ鏡筒の後端部分の内周面に形成された螺溝と螺合させることによって、外付けレンズを撮像レンズに取着するようにすると共に、外付けレンズのレンズ鏡筒の後端部分にはその外周面に形成された螺条に略リング状をした保護カバーが螺合することによって保護カバーが外嵌されるようにしたものであるので、外付けレンズを取り付けることによる撮像機器への画像のケラレ等の光学的悪影響を排除することができる。また、ネジが撮像機器の撮像レンズのレンズ鏡筒の先端部分の外周側に設けられていても内周側に設けられていても、1つの外付けレンズで対応することが可能になる。そして、さらに、撮像レンズのレンズ鏡筒の先端部分の外周面に螺条が形成されたものに対して、外付けレンズのレンズ鏡筒の後端部分の内周面に形成された螺溝が螺合されることで外付けレンズが撮像レンズに取着される場合は、外付けレンズのレンズ鏡筒の後端部分の外周面の螺条は、保護カバーが外嵌されることによりむき出しになるのを防いで保護される。
【0023】
尚、前記実施の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施するに当たっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明撮像機器の外付けレンズを一部を断面にして示す図である。
【図2】 従来の撮像機器の外付けレンズを示す図である。
【符号の説明】
1…撮像機器の外付けレンズ、2…撮像装置、3…撮像レンズ、4…レンズ鏡筒、15…螺条、16…螺溝、17…保護カバー、18…レンズ鏡筒、20…螺条
Claims (1)
- 撮像機器の撮像レンズの先端部分に取着され、上記撮像レンズの光学的特性を変化させるための撮像機器の外付けレンズにおいて、
上記外付けレンズのレンズ鏡筒の円筒部の後端部分の内周面に螺溝を形成すると共にその外周面にも螺条を形成し、
上記撮像レンズのレンズ鏡筒の先端部分の内周面に螺溝が形成されたものに対しては、上記外付けレンズのレンズ鏡筒の後端部分の外周面に形成された螺条と螺合させることによって、外付けレンズを撮像レンズに取着するようにし、
上記撮像レンズのレンズ鏡筒の先端部分の外周面に螺条が形成されたものに対しては、上記外付けレンズのレンズ鏡筒の後端部分の内周面に形成された螺溝と螺合させることによって、外付けレンズを撮像レンズに取着するようにすると共に、外付けレンズのレンズ鏡筒の後端部分にはその外周面に形成された螺条に略リング状をした保護カバーが螺合することによって保護カバーが外嵌されるようにした
ことを特徴とする撮像機器の外付けレンズ。
Priority Applications (1)
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JP04533398A JP3994507B2 (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 撮像機器の外付けレンズ |
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Publications (2)
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JPH11242281A JPH11242281A (ja) | 1999-09-07 |
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Family
ID=12716387
Family Applications (1)
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JP04533398A Expired - Fee Related JP3994507B2 (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 撮像機器の外付けレンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3994507B2 (ja) |
-
1998
- 1998-02-26 JP JP04533398A patent/JP3994507B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11242281A (ja) | 1999-09-07 |
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