JP3994387B2 - 電動式パワーステアリング装置におけるキーロック機構の配設構造 - Google Patents

電動式パワーステアリング装置におけるキーロック機構の配設構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動式パワーステアリング装置におけるキーロック機構の配設構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の操舵力軽減装置として、近年、電動モータ(パワーステアリングモータ)をステアリングシャフトの駆動補助力として利用するようにした電動式パワーステアリング装置が搭載されるようになってきている。一方、最近の自動車にあっては、自動車の非運転時にステアリングシャフトの回転をロックするためのキーロック機構を備えたものがある。
【0003】
図6及び図7は、電動式パワーステアリング装置及びキーロック機構を共に備えた従来の自動車のステアリング系の要部構造を示すものである。図6に示すように、ステアリングホイール1の中心部にステアリングシャフト2の上端部が同軸状に組付けられており、このステアリングシャフト2の下端部がユニバーサルジョイント3を介して中間シャフト4の一端部に接続されると共に、この中間シャフト4の他端部がユニバーサルジョイント5を介してエンジンルームR内のステアリングギヤボックス6に連結されている。上述のステアリングシャフト2は、コラムハンガーブラケット7a,7bを介して車体8に取付けられた円筒形状のステアリングコラム9を貫通するように配置され、この貫通状態の下でステアリングコラム9に回転可能に支持されている。また、上述のステアリングコラム9の下端箇所には、パワーステアリング用の電動モータ10が取り付けられており、この電動モータ10の回転駆動力がステアリングシャフト2に減速ギヤ装置11の減速ギヤ(図6及び図7では図示せず)を介して伝達されるように構成されている。なお、図6において、12はステアリングコラムアッパカバー、13はステアリングコラムロアカバー、14は車室SとエンジンルームRとの間を仕切るダッシュパネルである。
【0004】
また、図7に示すように、ステアリングコラム9の上側箇所にアルミダイキャストから成るキーシリンダ15がボルト16によって取付けられており、このキーシリンダ15とステアリングシャフト2側のキーロック機構(図示せず)とによりキーロック装置が構成されている。かくして、このキーシリンダ15にキー17を差し込んで所定のキー操作を行なうのに伴って、キーロック装置のロックピン(図示せず)がステアリングコラム9の開口18を通してステアリングシャフト2のキーロック機構に係合され、これによりステアリングシャフト2がロック(回転阻止)されるようになっている。
【0005】
なお、キーシリンダをステアリングコラムに組付けるための構造(特許第3171056号参照)や、電動式パワーステアリング装置における減速ギヤ装置のギヤケース(ハウジング)にステアリングロック機構を組み込んだ構造(特開2001−219816号参照)が提案されている。
【0006】
【特許文献1】
特許第3171056号公報
【特許文献2】
特開2001−219816号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の如き従来の構成にあっては、キーシリンダ15をステアリングコラム9とは別の部品で構成すると共に、ボルト締めにてステアリングコラム9に取付けるようにしているため、次のような問題点がある。すなわち、キーシリンダ15とステアリングコラム9とは別部材であるため、これらの2部品の相互間の合わせ部(接合部)が破壊されて車両が盗難にあう可能性がある。また、キーロック装置自体については、大きな作用力に耐えることができるように頑強なつくりにしなければならず、この要件を満足するためにはキーロック装置を大型で重量の重いものにしなければならない。また、ステアリングコラム9についても、同様に、大きな作用力に耐えることができるように頑強なつくりにしなければならず、そのためにコストアップや重量の増大を招いている。さらに、キーロック装置がコンビスイッチ(図示せず)等の他部品が集中している箇所にあるため、このことがキーロック装置のレイアウト上の大きな制約になっているのが実状である。
【0008】
本発明は、このような問題点を解消すべくなされたものであって、その目的は、車両の盗難防止のために有利な構造であり、しかもキーロック装置及びステアリングコラムの構成の簡素化並びに軽量化を図ることができ、さらにキーロック装置のレイアウト上の制約を緩和することができるような電動式パワーステアリング装置におけるキーロック機構の配設構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明では、ステアリングシャフトを回転可能に支持するステアリングコラムに減速ギヤ装置のギヤケースを組付けると共に、前記ギヤケースに電動モータを取付け、前記電動モータの回転駆動力を前記減速ギヤ装置を介して前記ステアリングシャフトに駆動補助力として伝達するようにした電動式パワーステアリング装置において、前記ステアリングシャフトの回転をロックするためのキーロック機構を前記減速ギヤ装置のギヤケース内に配設すると共に、前記キーロック機構を作動させるためのキーが差し込まれるキーシリンダを前記減速ギヤ装置のギヤケースに一体成形し、前記ステアリングシャフトをロックするための前記キーロック機構のロック部を、前記減速ギヤ装置の減速ギヤを保護するための部材であるトルクリミッタよりも前記電動モータ寄りの側に配置するようにしている。
また、本発明では、前記ステアリングシャフトをロックするための前記キーロック機構のロック部を、前記減速ギヤ装置よりも前記電動モータ寄りの側に配置するようにしている
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図1〜図5を参照して説明する。なお、図1〜図5において、図6及び図7と同様の部分には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0011】
図1は、本発明の一実施形態に係る電動式パワーステアリング装置におけるキーロック機構の配設構造を示すものである。図1に示すように、ステアリングシャフト2を回転可能に支持するステアリングコラム9の下側箇所に減速ギヤ装置11のギヤケース(ハウジング)11aが組付けられており、この減速ギヤ装置11のギヤケース11aに電動モータ10が取付けられている。さらに具体的に述べると、減速ギヤ装置11のギヤケース11aはアルミダイキャストから成り、ステアリングコラム9の下端箇所に前記ギヤケース11aが一体に組付けられている。そして、図2及び図3に示すように、前記ギヤケース11a内に軸受19a,19b(図3参照)を介して回転可能に軸支されたウォームギヤ20と、ステアリングシャフト2に同軸状に固着されたホイールギヤ21とが互いに噛合されて減速ギヤ装置11が構成されている。
【0012】
また、本実施形態においては、ステアリングシャフト2の回転をロックするためのキーロック機構22が減速ギヤ装置11のギヤケース11a内に配設されている。このキーロック機構22は、周縁部に例えば2つのロック溝23を有するロック盤24と、このロック盤24のロック溝23に対応する位置においてギヤケース11aに進退移動可能な状態で取付けられたロックピン25(図3及び図4参照)とから構成されている。そして、上述のロック盤24は、ウォームギヤ20に結合されたトルクリミッタ26と電動モータ10の回転駆動軸10aとの間に介在されると共に、これら両部材26,10aに一体に結合されている。従って、電動モータ10の回転駆動力が、回転駆動軸10a,ロック盤24,トルクリミッタ26及び減速ギヤ装置11を順次に介して、ステアリングシャフト2に駆動補助力として伝達されるようになっている。なお、トルクリミッタ26は、電動モータ10からステアリングシャフト2へ伝達される駆動補助力(トルク)、及び、キーロック作動時にステアリングホイール1からステアリングシャフト2を介して伝達されるトルクを所定の大きさ以下に制限して減速ギヤ(ウォームギヤ20及びホイールギヤ21)を保護するために配設された部材であって、トルクが所定の大きさを越えた場合にはトルクリミッタ26がウォームギヤ20に対して滑り(スリップ)を生じるように設定されている。
【0013】
一方、減速ギヤ装置11のギヤケース11aには、図1及び図4に示すように、キーロック機構22のロックピン25を作動させるためのキー27が差し込まれるキーシリンダ28が一体成形されており、キー27及びキーシリンダ28によりロックピン25の先端部がギヤケースの内部において進退移動可能に配設されている。すなわち、キーシリンダ28にキー27を差し込んで所定の回動操作を行なうことにより、ロックピン25の先端部がロック盤24のロック溝23に係合若しくは係合解除されるようになっている。
【0014】
かくして、キーロック機構22の配設部、すなわち、ステアリングシャフト2をロックするためのキーロック機構22のロック部αは、図1,図2及び図3に示す如く、減速ギヤ装置11よりも電動モータ10寄りの側に配置されている。そして、前記ロック部αは、減速ギヤ装置11の減速ギヤ(ウォームギヤ20及びホイールギヤ21)を保護するための部材であるトルクリミッタ26よりも電動モータ10寄りの側に配置されている。
【0015】
このような構成によれば、次のような利点を得ることができる。すなわち、キーロック機構22を減速ギヤ装置11のギヤケース11a(電動式パワーステアリング機構のハウジング)の内部に配設するようにしたので、キーロック機構22は、車両のレイアウト上、分解を行い難い部位に配設されることとなり、盗難防止のために有利な構造となる。さらに、キーロック機構22の配設箇所は、ステアリングコラム2の上側箇所から下側箇所(コンビスイッチ等が配設されない空間箇所)に変更されるのに伴って、キーロック機構22のレイアウト上の制約が緩和されることとなる。
【0016】
また、ステアリングシャフト2をロックするためのキーロック機構22のロック部αを、減速ギヤ装置11(減速部)よりも電動モータ10寄りの側の箇所(電動モータ10寄りの箇所)に配置するようにしたことにより、ステアリングシャフト2のロックに際しては減速ギヤによる減速後のトルクに対してロック盤24をロックすればよいこととなるので、ステアリングホイール1ひいてはステアリングシャフト2からキーロック機構22に加わる作用力はステアリングシャフト2を直接的にロックする場合に比べて小さくなる(減速ギヤの減速比をMとすると、1/Mの小さな作用力となる)。そのため、キーロック機構22として比較的簡単な構造(高強度が要求されない構造)でかつ軽量の機構にすることが可能となる。さらに、キーロック機構22のロック盤24はステアリングシャフト2の回転数よりも多く回転する構造となるため、ステアリングシャフトの1回転あたりでロック可能な回数が増えることとなり、ひいては盗難防止上より有効な構造となる。
【0017】
また、前記ロック部αを減速ギヤ保護用のトルクリミッタ26よりも電動モータ10寄りの側の箇所に配設したことに伴い、キーロック作動時において設定値以上のトルクがステアリングホイール1からステアリングシャフト2に加わった場合には、トルクリミッタ26とウォームギヤ20との間のスリップ回転により、ステアリングシャフト2が回転し得ることとなるので、キーロック機構22を保護することができ、盗難防止の効果を維持することができる。なお、非キーロック時における通常のステアリング操作の際には、電動モータ1の回転駆動力が前記トルクリミッタ26を介してステアリングシャフト2に伝達されので、パワーステアリング動作に支障を来たすことはない。
【0018】
さらに、キーシリンダ28を減速ギヤ装置11のギヤケース11aに一体成形するようにしたので、このキーシリンダ28をギヤケース11aから取外すことはできず、従ってキーシリンダ28を取外すことによる車両の盗難を防止できる。また、キーシリンダ28をギヤケース11aに一体成形するに当たっては、キヤケース11aをアルミダイキャストとして成形する際にキーシリンダ28を一体に設ければよいため、製造コストの削減が可能である。
【0019】
また、図5は、キーロック機構及びトルクリミッタの別例を示すものである。この例の場合には、図5(A)に示すように、外周面に多数の歯部30aを有する環状のトレランスリング(スリップリング)30が、減速ギヤ装置11を構成するウォームギヤ20の円柱状端部20aにトルクリミッタとして同軸状に一体に嵌着されている。さらに、上述のトレランスリング30の外周部には、図5(B)に示すような円筒状のロック部材31が同軸状に嵌着されている。このロック部材31には長穴から成る例えば一対のロック孔32が形成されており、ロック部材31の内周面にはトレランスリング30の歯部30aに対応する多数の溝部31aが形成されている。かくして、トレランスリング30の歯部30aとロック部材31の溝部31aとが互いに係合した状態の下で、ロック部材31がトレランスリング30を取囲むように設置されている。また、ギヤケース11aに一体成形されたキーシリンダ28に配設されたロックピン25が前記ロック部材31のロック孔32に対応する位置に進退移動可能な状態で設置されている。
【0020】
なお、トレランスリング30の歯部30aとロック部材31の溝部31aとの係合の程度は、通常のステアリング操作時に作用する程度のトルクでは前記歯部30aと溝部31aとの間の係合状態が維持される一方、通常のステアリング操作時のトルクに比べて極端に過大なトルクが作用した時には前記歯部30aと溝部31aとの間の係合状態が解除されるように設定されている。従って、過大トルクの作用時には、トレランスリング30と一緒にステアリングシャフト2がロック部材31に対して回転され得るように設定されている。
【0021】
このような構成によれば、次のような利点がある。すなわち、ロック部材31をウォームギヤ20に直接的に溶接結合するようにした場合(トレランスリング30を用いない場合)には、キーロック作動時(ロック部材31のロック孔32内にロックピン25が係合している時)に盗難行為等によりステアリングホイール1に過大なステアリング操作力がかけられてロック部材31に過大な回転力が作用すると、ウォームギヤ20とロック部材31との間の溶接部が破壊されてロック部材31がウォームギヤ20からとれてしまい、これに伴ってキーロック状態が解除されてしまうことがある。これに対し、既述のようにトレランスリング30を介してロック部材31をウォームギヤ20に取付けるようにした場合には、キーロック作動時に過大なトルクがロック部材31にかかるのに伴い、トレランスリング30の歯部30aがロック部材31の溝部31aを乗り越えるように摺動(回動)して、ロック状態(静止状態)のロック部材31に対してウォームギヤ20及びトレランスリング30が相対的にスリップして回転することが許容されるため、キーロック機構22が壊れるのを防止することができる。なお、非キーロック時における通常のステアリング操作力では上述の如きスリップ現象は生じないので、電動モータ10の回転駆動力が減速ギヤ装置11を介してステアリングシャフト2に確実に伝達される。
【0022】
以上、本発明の一実施形態について述べたが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。例えば、減速ギヤ装置11,キーロック機構22,及びトルクリミッタ26等の構成は、既述の実施形態のものに限らず、必要に応じて適宜に変更可能である。
【0023】
【発明の効果】
請求項1に記載の本発明は、電動式パワーステアリング装置において、ステアリングシャフトの回転をロックするためのキーロック機構を減速ギヤ装置のギヤケース内に配設すると共に、キーロック機構を作動させるためのキーが差し込まれるキーシリンダを減速ギヤ装置のギヤケースに一体成形し、ステアリングシャフトをロックするためのキーロック機構のロック部を、減速ギヤ装置の減速ギヤを保護するための部材であるトルクリミッタよりも電動モータ寄りの側に配置するようにしたものであるから、キーロック機構は破壊され難いギヤケース内に収納されることとなり、従って車両の盗難防止のために有利な構造にすることができる。また、別部品のキーシリンダをステアリングコラムにボルトにて取付けるようにした従来の構造ではキーシリンダとステアリングコラムとの結合部が破壊されるおそれがあるが、本発明の構成によれば、減速ギヤ装置のギヤケースへのキーシリンダの一体化により、キーシリンダの破壊のおそれをなくすことができ、車両の盗難防止上、さらに有利な構造にすることができる。また、上述のギヤケースは、通常、コンビランプ等の自動車部品が配置されないステアリングコラムの下側位置にあるため、キーロック機構及びキーシリンダから成るキーロック装置のレイアウト上の制約を緩和することができる。また、キーロック機構の配設箇所をステアリングコラムから減速ギヤ装置のギヤケースに変更したことに伴い、キーロック装置の重量ひいてはステアリングコラム全体の重量を軽くすることが可能となる。
また、本発明によれば、キーロック機構にてステアリングシャフトをロックするロック部を、減速ギヤ装置の減速ギヤを保護するための部材であるトルクリミッタよりも電動モータ寄りの側に配置するようにしたので、次のような作用効果を奏することができる。すなわち、トルクリミッタが前記ロック部と減速ギヤ装置との間に介在されているので、キーロック作動時にステアリングシャフトを介して過大なトルクが減速ギヤに加わっても、上述のトルクリミッタの働きにより、キーロック機構には所定のトルクを越えた大きさの過大なトルクが伝達されるのを防止することができ、ひいては減速ギヤ及びキーロック機構を有効に保護することができる。
【0024】
請求項2に記載の本発明は、キーロック機構にてステアリングシャフトをロックするロック部を、減速ギヤ装置よりも電動モータ寄りの側に配置するようにしたものであるから、次のような作用効果を奏することができる。すなわち、キーロック作動時において盗難行為等によりステアリングシャフト(具体的には、ステアリングホイール)に過大な回動操作力(ステアリング操作力)が加えられた場合、ロック機構は減速ギヤによる減速後の比較的小さなトルクを受け支えればよいため、ロック機構を比較的簡単な構造(高強度が要求されない構造)でかつ軽量にすることが可能となる。そして、キーロック機構及びキーシリンダから成るキーロック装置並びにステアリングコラムの構成の簡素化並びに軽量化を図ることにより、コストダウンを図ることができる。さらに、前記ロック部を減速ギヤ装置よりも電動モータ寄りの側に配置するようにしたのに伴い、ステアリングシャフト1回転あたりのロック回数を多くでき、より一層有効な盗難防止効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電動式パワーステアリング装置におけるキーロック機構の配設構造を示す分解斜視図である。
【図2】電動式パワーステアリング装置におけるキーロック機構の構成を示す概略的に示す断面図である。
【図3】電動式パワーステアリング装置におけるキーロック機構の構成を示す側面図である。
【図4】図2におけるX−X線断面図である。
【図5】キーロック機構及びトルクリミッタの別例を示す図であって、図5(A)はキーロック機構の断面図、図5(B)はキーロック機構に用いられるロック部材の斜視図である。
【図6】車両のステアリング系の構成を示す側面図である。
【図7】従来の電動式パワーステアリング装置におけるキーロック機構の配設構造を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール
2 ステアリングシャフト
9 ステアリングコラム
10 電動モータ
10a 回転駆動軸
11 減速ギヤ装置
11a ギヤケース
20 ウォームギヤ
21 ホイールギヤ
22 キーロック機構
23 ロック溝
24 ロック盤
25 ロックピン
26 トルクリミッタ
27 キー
28 キーシリンダ
30 トレランスリング
30a 歯部
31 ロック部材
31a 溝部
α ロック部

Claims (2)

  1. ステアリングシャフトを回転可能に支持するステアリングコラムに減速ギヤ装置のギヤケースを組付けると共に、前記ギヤケースに電動モータを取付け、前記電動モータの回転駆動力を前記減速ギヤ装置を介して前記ステアリングシャフトに駆動補助力として伝達するようにした電動式パワーステアリング装置において、前記ステアリングシャフトの回転をロックするためのキーロック機構を前記減速ギヤ装置のギヤケース内に配設すると共に、前記キーロック機構を作動させるためのキーが差し込まれるキーシリンダを前記減速ギヤ装置のギヤケースに一体成形し、前記ステアリングシャフトをロックするための前記キーロック機構のロック部を、前記減速ギヤ装置の減速ギヤを保護するための部材であるトルクリミッタよりも前記電動モータ寄りの側に配置したことを特徴とする電動式パワーステアリング装置におけるキーロック機構の配設構造。
  2. 前記ステアリングシャフトをロックするための前記キーロック機構のロック部を、前記減速ギヤ装置よりも前記電動モータ寄りの側に配置したことを特徴とする請求項1に記載の電動式パワーステアリング装置におけるキーロック機構の配設構造。
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