JP3994086B2 - スピーカ - Google Patents

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Description

本発明は、移動電話、パーソナル・ディジタル・アシスタント(PDA)、およびラップトップ・コンピュータといった携帯型電子機器のためのスピーカ・システムに関するものである。より詳細には、本発明は、低周波信号または振動信号、およびより高い音響周波数信号または可聴信号を発生させる方法およびシステムに関するものである。本発明はさらに、圧電材料に基づくアクチュエータによって駆動されるそのようなシステムに関するものである。
移動通信機器およびデータ処理機器において、可聴音、ブザー音または振動の発生は、主に電磁アクチュエータによって駆動されるシステムによって処理される。
音は通常、ボイス・コイルによって駆動される小さいスピーカによって発生されるが、これらの機器に必要なトーンまたは振動を発生する信号ユニットを提供するためのリーズナブル且つ安価で効果的な幾つかの構造が発展してきた。これらは、知覚可能な振動を生成するためのアンバランスなロータを備えた小型モータと、可聴周波数で振動してトーンまたはビープ(「バズ」)ノイズを生成する小さな圧電アセンブリと、振動板(ダイアフラム)または他の音発信要素を駆動して可聴トーンまたは振動音といった音を生成する電磁ボイス・コイルまたは磁気ソレノイドを備えたスピーカなどの他のより旧式の技術を含む。現行の移動電話の多くは、振動警報、可聴警報および音声または音楽の再生に対して別々の構成要素を使用している。
また、多くの携帯型機器は「ハンドフリー」モードすなわち使用者が手を使わずに通信できるモードを有することが望ましい。ハンドフリー・モードで携帯電話を操作するためには、スピーチ・バンドと呼ばれる300Hzから3400Hzの周波数範囲に亘って高いパワー出力が必要であることが多い。現在市販されている製品のハンドフリー・モードは主として、一般的なエレクトロ・ダイナミック・スピーカまたは可動コイル・スピーカによって実現されている。
「Audio Engineering Society(AES)for the AES 108th Convention(パリ、2000年2月19〜22日)」の予稿第5160号(A.Bright他)は、振動警報、可聴警報、および音声または音楽の再生を単一の構成要素を用いて行う際の問題を詳細に記述している。A.Bright他は、一般的なエレクトロ・ダイナミック・スピーカまたはボイス・コイル・システムに基づくこのような機器を提案している。
振動もしくは非可聴警報または可聴周波数振動を発生させる幾つかの圧電警報機器が提案されており、したがってスピーカを構成している。このような機器の例が、米国特許第5,514,927号明細書、第5,368,456号明細書、第6,078,126号明細書、および第6,169,206号明細書に記載されている。
上記に鑑みて、本発明の目的は、電子機器、特に移動電話などの携帯型電子機器用のスピーカであって、軽量且つコンパクトであり、ハンドフリー操作に十分な音を提供し、一方、耳に近づけても聞き手に有害な音を発っしないスピーカを提供することにある。本発明の他の目的は、触知または振動警報、および可聴音を発生させるための空間効率およびエネルギー効率の良い機器および方法を提供することにある。
したがって第1の観点では、本発明は、移動電話などの携帯型電子機器用のスピーカであって、電気活性アクチュエータが取り付けられる支持体を有しており、このアクチュエータが次に機器のケースの面積広域区画(area−extensive section)に結合され、このケースの面積広域区画がスピーカの音発生要素として働くスピーカを提供する。
本発明のスピーカは幾つかの利点を有する。第1に、スピーカの音発生要素(例えば振動板)を、所望の大きさのケースの一部分とすることができ、それによって音を放射する大きな面積を提供することができる。これにより低周波数で高い音圧レベル(SPL)を発生することが可能になる。第2に、音発生要素の面積は、耳道の開口の面積よりも相当に大きく、したがって直径約1cmを超え、そのためスピーカを耳に近づけたときに、聞き手の耳に対して危険になるほどにエネルギー密度が高くはならない。第3に、音発生要素音はケースの一部なので別個のスピーカ振動板を備える必要がなく、これは機器の部品数を減らす。
すべての携帯型電子機器がある種のケースを含む。ケースは一般にプラスチック成形品であり、機器の薄型で軽量且つ頑丈なカバーを形成している。本発明のスピーカでは、ケースの面積広域区画が、あたかもケースから切り出されたかのようにケースの残りの部分から分離されて、スピーカの音発生要素の役目を果たす。この要素は適当な任意の形状とすることができる。要素の形状は、例えば円形、正方形、長方形または不規則形とすることができるが、機器のケースの輪郭に従った形状にすることが好ましい。音発生要素は連続した表面を構成することができ、あるいはディスプレイ、キーパッド、カメラなどといった機器の他の要素が突出するための穴または空間を含んでいてもよい。音発生要素は平担な要素とすることができるが、その剛性を向上させるために湾曲させ、あるいはドーム状にすることが好ましい。成形済みのケースから切り出すことによって音発生要素を製造することもできるが、この要素はケースの適当な開口に合うように成形された別個の製造品であることが好ましい。後者の場合、例えば質量および剛性に関連して、要素の材料およびデザインを、音発生要素としての動作のために最適化することができる。
従来のスピーカの場合と同様に、音発生要素の縁とケースの残りの部分の縁との間のギャップ、フレキシブル・シールまたはサスペンション要素によって密封してもよい。このようなシール要素は、後方へ放たれた音が前方へ放たれた音と干渉することを防ぐように機能し、さらに埃の侵入を防ぐ。しかし、本発明の好ましい実施例ではこのようなシールが設けられていない。その代わりに、このギャップがどの箇所でも2mm未満、より好ましくは0.5mm未満と、非常に小さくなるように設計されている。ギャップをこのように小さくすると、音の干渉はごくわずかになり、埃の侵入は最小限に抑えられる。シールのないスピーカはそれ自体が新規で且つ進歩性を有している。
それゆえ、本発明の第2の観点では、マウント、アクチュエータおよび音発生要素を含むスピーカであって、音発生要素とマウントの間のギャップがどの箇所でも2mm未満であり、このギャップにシールまたはサスペンション要素を有していないスピーカが提供される。
本発明の第2の観点の好ましい一実施例では、音発生要素の縁に沿ってその周囲に垂直な(またはほぼ垂直な)リップが提供される。このリップは、音発生要素の縁から機器の内部へ向かって突出している。リップの長さは、動作中の要素の最大変位と同程度か、またはそれよりも長い。そのためリップはサウンド・バフルとして機能してかなりの音響抵抗を提供し、それによって後方へ放たれた音による干渉をさらに低減する。好ましい他の実施例では、マウントの縁の周囲に対応する隣接リップが提供されて、さらに大きな音響抵抗を提供する。
本発明の第1の観点に基づく音発生要素はケースの一部である。すなわち音発生要素は機器の外面にある。別法として、機器の内部の任意の広域要素をスピーカの音発生要素として使用することができる。例えば移動電話では、この内部広域要素が、プリント回路板、バッテリ、バッテリ・ハウジングおよびキーパッドを含む。これらのうちの任意の要素を電気活性アクチュエータに接続してスピーカとすることができる。その利点は、別個のスピーカ振動板を提供する必要がなく、その結果、空間が節約できることである。従来の移動電話のスピーカでも普通におこなわれているように、ケースに適当なポートまたは穴をあけて外部に音が聞こえるようになされている。既存の内部要素を音発信要素として使用することは、それ自体が新規で且つ進歩性を有している。
それゆえ、本発明の第3の観点では、携帯型電子機器の内部の面積広域機能を有する構成要素がスピーカの音発生要素である携帯型電子機器用スピーカが提供される。
このスピーカの音発生要素は電気活性アクチュエータに結合されている。電気活性材料とは、電界に応答して形状を変える(または反対に機械的に活動化されたときに電界を発生させる)材料である。電気活性材料には、電気的に活動化されたときに膨張または収縮する圧電材料、および電界中で収縮する電気ひずみ材料が含まれる。その例は、PZT(ジルコン酸チタン酸鉛)などの圧電セラミック、PVDF(ポリフッ化デニリデン)などの圧電ポリマー、およびPMNTなどの電気ひずみセラミックである。基本的な電気活性効果は非常に小さく、一般的な変位は、電気的に活動化させた電気活性材料のセンチメートル・サイズのブロックで、1ミクロンに満たない。したがって、本発明のスピーカのアクチュエータは、電気活性材料の単純な1材料ではなく、少なくとも10ミクロン動くことが可能な電気活性材料と電極材料との配列である。
電気活性アクチュエータは、圧電アクチュエータ積層体または1以上のベンダといった周知の構造とすることができる。しかしアクチュエータは、例えば国際公開WO 01/47041のパンフレット(PCT/GB00/04949)およびWO 01/47318のパンフレット(PCT/GB00/04953)に記載された「Helimorph」(商標)アクチュエータとして知られているタイプのアクチュエータ、または参照によって本明細書に組み込まれる本出願人の同時係属英国特許出願第0114655.4号においてスピーカに使用するものとして記載された積層リカーブ・ベンダ(stacked−recurve−bender)型のアクチュエータであることが好ましい。このようなアクチュエータは、20mm程度またはそれ以下の寸法(通常は少なくとも1つの寸法が数ミリメートルしかない)のコンパクトな機器であり、100ミクロン程度またはそれ以上の変位を提供する。他のアクチュエータを使用することもできるが、それらはヒンジ式音発信要素に関連して後に説明する。
この電気活性アクチュエータの一端は音発生要素に結合され、他端は、電気信号によって活動化されたときにアクチュエータの2つの端部が互いに対して変位するように取り付けられている。音発生要素はマウントよりも動きが自由なので、活動化されると音発生要素が優先的に動く。特に、可聴信号による活動化が音発生要素を振動させ、音が発生する。
アクチュエータは、従来のスピーカの場合と同様に、音発生要素のほぼ中央に配置することができる。従来のスピーカでは、アクチュエータは通常、ボイス・コイル電磁アクチュエータである。このようなアクチュエータは、軸からずれた運動に対して非常に敏感である。これは、電気コイルが沿って前後に動く磁石におけるギャップが、十分な磁界強度の維持のために必然的に小さいためである。しかし、本発明の電気活性アクチュエータは、軸方向に正確に動くことにそれほど拘束されない。そのためアクチュエータを中心から外して配置することができる。一般に移動電話、ラップトップ・コンピュータおよびPDAといった携帯型電子機器でそうであるように、空間が限定されている機器でスピーカを使用する場合に、アクチュエータを中央ではなく都合のよい場所に配置することができることは有利である。中心から外れたアクチュエータは、音発生要素が表面波モードで動作するスピーカ(別名「分散モード」スピーカ)に対しては知られているが、音発生要素がピストン・モードで動作するスピーカでのそのようなアクチュエータの使用は、それ自体が新規で且つ進歩性を有している。
それゆえ本発明の第4の観点では、ピストン・モードで動作するスピーカであって、アクチュエータが音発生要素の中央に位置しないスピーカが提供される。
先に述べたとおり、本発明の第1の観点に基づくスピーカは単一のアクチュエータを含む。これは本発明の好ましい一実施例を構成するが、代替実施例は2以上のアクチュエータを含んでいる。アクチュエータ間で負荷を分散させることができ、したがって個々にそれほど強力である必要がなくなるので、このことは有利である。さらに、比較的大きな面積の音発生要素が2か所以上で駆動されるので、音発生要素を、より堅くない設計にし、またはより堅くない材料から作ることができ、これによって重量を削減できる。さらに、2以上のアクチュエータの使用によってバランスおよび安定性が改善される。この複数のアクチュエータは、例えば音発生要素のそれぞれの端部または端部の近傍に設けた2つのアクチュエータとすることができ、あるいは長方形の音発生要素のコーナに設けた4つのアクチュエータとすることができる。あるいは、この他のいかなる数および位置のアクチュエータとすることも適当である。ピストン動作する単一の音発信要素を複数のアクチュエータを使用して駆動することは、それ自体が新規で且つ進歩性を有している。
したがって本発明の第5の観点では、複数のアクチュエータによって単一の音発信要素を駆動するスピーカが提供される。
本発明の第5の観点によるスピーカは、先に記載した電子機器で使用するのに有利である。しかし、他の用途の他のスピーカに対しても利点がある。例えば本発明のこの観点の一実施例では、複数のアクチュエータによって駆動される大面積パネルを備えた低周波スピーカ(一般にウーファ、バス・ウーファまたはサブ・ウーファとして知られている)が提供される。このパネルが1メートル×1メートル程度の寸法を有し、アクチュエータがHelimorph型の電気活性アクチュエータであり、アクチュエータがパネルの後ろに並べて配置されることが好ましい。アクチュエータは、その一端がパネルの背面に結合され、他端が相対的に動かないマウントに結合される。配置するアクチュエータが多いほど、1つひとつのアクチュエータはそれほど強力なものでなくとも高いSPLを得ることができる。したがって5以上のアクチュエータを使用することが好ましく、10以上のアクチュエータを使用することもできる。
本発明の他の実施例では、音発生要素が、1以上の箇所でピボットまたはヒンジによって取り付けられており、あるいは撓曲部分(flexure)を介して取り付けられており(以下では集合的にヒンジ取り付けと称する)、1以上の箇所で動かされる。音発信要素の運動は純粋なピストン運動ではなく、すなわち、動作時、音発信要素の表面のすべての点が同じ距離を動くわけではない。ヒンジ式配置の利点は、均衡の取れた駆動が必要ないので、音発信要素の直下の領域以外の場所にアクチュエータを配置し取り付けることができることである。さらに、ヒンジは、駆動方向の不必要な剛性または抵抗なしで、非軸方向の安定性を提供する。
ヒンジ式音発信要素の最も単純な実施例は、一端がヒンジ止めされており、他端で作動される音発信要素である。本発明の第1の観点によれば、音発信要素がケースの面積広域区画である。この実施例では、エラストマー材料のビーズや撓曲部分といった単純なヒンジが、音発信要素の一端にケースを接続している。音発信要素の他端には電気活性アクチュエータの一端が接続され、アクチュエータの他端はマウントに接続される。マウントはケースの内面であることが好ましい。動作時、アクチュエータはそれ自体が接続されたほうの音発信要素の端を動かし、一方で、ヒンジに近いほうの音発信要素の端はほとんど動かない。この動きは扇子の動きにかなり似ており、押しのけ容積が円筒の角切片である。この運動は、音発信要素に平行な軸線を中心とした回転の要素を含む。他の実施例では、音発信要素の縁の線に沿って間隔をあけて配置された2以上のヒンジであって、改良された横方向の安定性を提供するヒンジが提供される。実際、音発信要素がヒンジ式であるスピーカの概念はそれ自体が新規で且つ進歩性を有している。
したがって本発明の第6の観点では、音を発生させるための音発信要素の動きが振動板に平行な軸線を中心とした回転を含むスピーカが提供される。
本発明の第6の観点の好ましい一実施例では、振動板が、ヒンジ、ピボットまたは撓曲部分によって1または複数の箇所で支持される。
本発明の好ましい他の実施例では、ヒンジが、音発信要素と一体のヒンジとして音発信要素に組み込まれる。例えば音発信要素が所定の厚さのプラスチック・シートである場合、ヒンジの働きをする1または複数のより薄い領域を設けることができる。組立ての際、音発信要素はヒンジの一方の側に取り付けられ、それによって動作時に、ヒンジのもう一方の側の材料が音発生要素として働く。このような音発信要素は例えば射出成形によって容易に製造することができる。
本発明の第6の観点の他の好ましい実施例は、移動電話などの携帯型電子機器で使用するスピーカであって、ヒンジ式音発信要素が透明であり、この要素がスクリーンを覆い、またはスクリーンとスクリーンの周囲のケースの一部を覆っているスピーカに関するものである。この配置の利点は、低周波で高いSPLを生み出す大面積の音発信要素を、スクリーンをさえぎることなく配置できることである。ヒンジ式音発信要素では、スクリーンが位置する中心ではなく音発信要素の周縁にアクチュエータがあるので、ヒンジ式音発信要素は上記のような場合に特に有利である。
本発明の第6の観点の他の好ましい実施例では、ヒンジ式音発信要素が、コンピュータ、移動電話、ラップトップ、PDAなどの電子機器の内部に設けられている。この音発信要素は広域要素であり、機器のケースのすぐ下に配置することができる。ケースは、音発信要素の領域の上に設けた音を放出するためのポートを含む。あるいはヒンジ式音発信要素を機器の内側に配置し、特定の方向に音を導くようにケースの選択された領域にポートを配置することができる。
さらに、2以上のヒンジ式音発信要素をこのような機器に配置することができる。例えばバフルによって分離された機器の両端に1つずつ、計2つの音発信要素を配置し、ケースの対応する各端部に2種類の別個の音を放射するポートを設けることができる。これによってステレオ音を生み出すことができる。さらに、HRTF(頭部伝達関数; Head Related Transfer Function)を入力信号に電子的に適用することによって、音響心理学的なサラウンド音を発生させることもできる。これは、例えばラップトップおよびPDA上で映画を見るのに特に有利である。
有利には、ヒンジ部分の近くにアクチュエータを配置することによって、またはヒンジ部分を置き換えることによって、アクチュエータの小さな変位で、音発信要素の遠位端に大きな変位を引き起こすことができる。したがって、この変位の低減とともにアクチュエータの寸法を小さくすることができ、その結果、以前の機器に比べて設計を小さくすることができる。
本発明の第6の観点のこの実施例では、円筒の縦軸線に沿って延びる1つの扇形部分(sector)が除去された円筒形状を有するようにアクチュエータを形成することが好ましい。このアクチュエータは「Cの字」形の断面を有し、一端が支持構造体に取り付けられ、他端が、ヒンジに最も近い音発信要素の縁に力を加える。
ヒンジ式音発生要素の以上の実施例では、アクチュエータが音発生要素の近位端または遠位端の近くに配置される。しかし、このような音発生要素が、接触点から他の部分に力(動き)を伝えるのに十分な程度の剛性を有している限り、音発生要素とアクチュエータまたはその「てこ状」の延長部分との間の接触点を、音発生要素の長さおよび幅に沿って任意に選択することができる。
本発明の第7の観点では、音発生要素、ヒンジ部分および電気活性アクチュエータからなる上記の機器がフレーム要素に取り付けられる。フレーム要素は支持体にフレキシブルに取り付けられている。支持体はこれまでと同様に、携帯型機器のケースまたは外部シェルの一部とすることができ、あるいはその内側の部分としてもよい。
本発明のこの観点によれば、フレキシブルに取り付けられたフレームとスピーカ機器とが一緒になって振動要素を形成する。その結果、2自由度を有する振動系とみなしうる系が効果的に得られる。このような系は、2つの基本共振周波数を有する2つの質量と2つのばねの系としてモデル化することができる。この実施例では、音発信要素が1つの質量体であり、アクチュエータと音響インピーダンスとが一緒になって関連するばねを形成する。音発信要素、アクチュエータおよびフレームが組み合わさった塊が、第2の振動子の質量体である。第2のばねはフレームのフレキシブルなマウント(取り付け)である。
この要素の1または複数の共振周波数は、当業者には周知のさまざまな方法で調整することができる。例えば支持体とフレームとの間のフレキシブルな接続を提供している要素の剛性を変化させると共振周波数は変化する。あるいは、フレームとフレームに取り付けられたスピーカ・システムとを合わせた質量を変化させて、共振周波数を調整することもできる。このようにしてフレキシブルに取り付けられたフレームの共振周波数を200Hz未満、好ましくは150Hz未満、より好ましくは100Hz未満に選択することによって、フレキシブルに取り付けられたフレームは、スピーカ・システムから著しい音響出力を生み出さない周波数範囲で振動するように、外部駆動によって励振させることができる。原則として、励振または駆動力は、支持体とフレームとの間に取り付けられた別のアクチュエータによって提供することができるが、好ましい一実施例では、この力が、音要素を駆動する電気活性アクチュエータによって生み出される。したがってこのシステムは、スピーカが著しい音声出力を生じる周波数範囲においてフレームがあまり動かないように設計されることが好ましい。
この実施例では、共振周波数が調整され、それによって可聴周波数(すなわち200Hzよりも高い周波数)で、システムの機械的インピーダンス、剛性または慣性が、支持体に対するフレームの動きを妨げるだけの十分な大きさになるようになされている。
本発明のこれらの特徴および他の特徴は、図面を参照して示す、非限定的な実施例の以下の詳細な説明から明白となろう。全図面を通して同種の部分は同種の符号によって表されている。
図1Aに移動電話ハンドセット10を示す。移動電話10は周知の構成、すなわちケース11、タッチ・センシティブ・キーパッド領域12、スクリーン13およびアンテナ14を含んでいる。スピーカ・システムは、その下の圧電アクチュエータ16によって駆動される音発生要素または振動板として機能するケースの面積広域区画15を含む。
アクチュエータ16は、先に参照した特許出願に記載されているHelimorph(商標)アクチュエータとして知られるタイプのアクチュエータであることが好ましい。
図1Aの移動電話10の線ABに沿った概略断面図を図1Bに示す。音発生要素15は図の上部に示されており、小さなギャップ17を挟んでケース11と隣接している。Helimorphアクチュエータ16は、一端が振動板15の下面に接続され、他端が、移動電話10のケース11の中に取り付けられた支持体18に接続されている。アクチュエータ16は、可聴周波数の電気振動を供給する電気回路(図示せず)に接続されている。Helimorph機器16の電極間に発生する電界によって、機器16は両矢印19の方向に膨張または収縮し、それによって振動板15が可聴周波数で振動し、音を発生する。
移動電話20の中の本発明のスピーカの代替実施例を図2に示す。このケースでは、音発生要素25(斜線部)が概ね円形であり、長方形の穴を有しており、そこを通してスクリーン23が突出している。音発生要素はケース21と同じ平面内にあり、振動板25の下であってスクリーン23の両側に位置する一対の積層リカーブ・ベンダ型の圧電アクチュエータ26によって駆動される。
図3に、振動板35の縁およびケース31の隣接する縁が、追加の音響抵抗の働きをするリップ39を含んでいる本発明の一実施例の破断図を示す。振動板35はケース31の穴の中にあり、両者の間に小さなギャップ37がある。前と同じように、振動板35は、一端がマウント38に接続されたHelimorphアクチュエータ36によって駆動される。垂直リップ39は、振動板35の外縁およびケース31の隣接する縁の周囲に延びており、そのため動作中に振動板35が上下に動いても、ケース31と振動板35との間のギャップ37は非常に小さいままである。リップは、振動板35の下面351から後方へ発せられた音が、振動板35の上面352から前方へ発せられた音と干渉するのを防ぐのを助ける役目を果たす。ケース31のリップ39が短い(または存在しない)ときでも、振動板35のリップ39が幅の狭いギャップ37を維持し、したがって高い音響抵抗を維持する。
図4では、プリント回路板(PCB)45がスピーカの振動板の働きをする。プリント回路板45は移動電話40の内部機能要素の1つであり、図4にはその断面が示されている。回路板は、ケース41の底面に位置するマウント48の上の2つの積層リカーブ・ベンダ型アクチュエータ46に接続されている。アクチュエータ46は、電気的に活動化されると膨張/収縮してPCBを上下に動かし、それによって音を発生させる。ケース41の一面411の音発生要素45に隣接した領域には、音が漏れるように幾つかのポート413が設けてある。ケースのもう一方の側412にポートはなく、そのため後方へ放射された音の放出が最小限に抑えられる。
図5に、本発明のスピーカのアクチュエータ56の可能な幾つかの配置を平面図で示す。Helimorphアクチュエータ56を示したが、他の圧電アクチュエータを使用することもできる。図5Aでは、小さなギャップ57によってスピーカの振動板55がケース51(斜線部)から分離されている。Helimorphアクチュエータ56は、振動板55の下の中心から外れた位置に示されている。このことは、振動板55の中心の下に他の構成要素があるときに有利である。図5Bには、両端に1つずつ配置された2つのHelimorphアクチュエータ56によって振動板55を駆動する他の実施例が示されている。図5Cには、振動板55のそれぞれのコーナに1つずつ配置された4つのHelimorphアクチュエータ56を含む別の実施例が示されている。図5Dでは、本発明のスピーカ機器が円形の振動板55を有している。振動板55は一端が、小さなシリコーン・ゴム塊59によってヒンジ取り付けされており、他端のHelimorphアクチュエータ56によって駆動される。アクチュエータ56はケース51と振動板55の下にあり、一端561がケース51の内面に、他端562が振動板55の下面に接続されている。
図5Dのヒンジ式振動板機器の動作を図6に示す。振動板65はヒンジ69で枢着されている。このヒンジはケース61に取り付けられており、振動板65の周縁の一点において振動板65とケース61との間のギャップ67を埋めている。振動板65の周縁の反対側の点では、一端661が振動板65に接続され、他端662がケース61に接続されたHelimorphアクチュエータ66によって振動板65が駆動される。Helimorph機器66は厚さが一般に2mm以下と非常に薄く、移動機器の内部にほとんど突出しないので、これは特にコンパクトな形態のスピーカである。
図7A、図7Bおよび図7Cに、活動化後の振動板75の動きを図式的に示す。図7A、図7Bおよび図7Cには図6と同様に、ケース71、ヒンジ79、振動板75、アクチュエータ76およびカップリング761、762が示されている。図7Aでは、アクチュエータ76がその非活動化位置にあり、振動板75はケース71と同じ平面内にある。図7Bでは、アクチュエータ76がその伸張した位置にあり、振動板75は、アクチュエータ側の端が持ち上げられて、ヒンジ79を中心にして回転する。振動板75の非活動化位置が点線によって示されている。図7Cでは、アクチュエータ76がその収縮した位置にあり、振動板75のアクチュエータ側の端がケース71よりも下がっている。振動板75の非活動化位置が点線で示されている。図7Bおよび図7Cの位置では、振動板が、その非活動化位置から角度α1およびα2(分かりやすくするために誇張されている)だけ移動していることが分かる。この移動は、ヒンジ79を貫いて振動板75の平面に平行に延びる、図面用紙の平面に垂直な軸線を中心とした回転を構成している。
図8Aおよび図8Aの線A−A’に沿った図8Aの断面図である図8Bは、移動電話80に組み込んだ図5〜図7のスピーカを示している。振動板85(斜線部)は透明であり、スクリーン83の上に載っている。振動板は2点89でヒンジによって枢着されている。振動板は、一端861がケース81に固定され、他端862が振動板85に固定されたHelimorphアクチュエータ86によって駆動される。振動板85の面積は約40mm×50mmである。2つのヒンジ89はシリコーン・ゴム製であり、互いに18mm離れている。Helimorphアクチュエータ86は、円周の約3/4の円弧に曲げられた多層PZTヘリックス(すなわち螺旋形状)である。この多層PZTは、それぞれ厚さ0.3mmの2層のPZT層を有し、外面および2層間に従来の電極(図示せず)を備えたバイモルフ・ベンダ(bimorph bender)構造を有している。テープ幅は2mm、らせんの直径は5mmである。らせんは直径18mmの円弧に曲げられている。したがってこのスピーカは、移動電話の内部の直径18mm、厚さ5mmの空間しか占有しない。アクチュエータ86の質量は約2.5g、振動板85の質量は約0.3gである。最大活動化時、先端の変位は±200ミクロンである。アクチュエータ86に可聴信号を入力すると、30cmの距離で、100Hzから10kHz超の周波数範囲に亘って約70dBの音圧レベル(SPL)が得られる。
先に述べたとおり、Helimorphアクチュエータ86を選択したのは、基本的な電気活性効果が非常に小さいためであり、一般的な変位は、電気的に活動化させた電気活性材料のセンチメートル・サイズのブロックで、1ミクロンに満たない。しかし、他のタイプの電気活性アクチュエータを本発明の範囲内で正常に使用できることが分かっている。
この目的のため、本発明による以下の実施例のヒンジ部分は、電気活性材料を含むように修正されている。図9Aを参照すると、図8Aに類似のヒンジ部分の基本斜視図が示されている。この図には、ヒンジ部分の近傍のケース91および振動板95の部分が示されている。この例では、ヒンジ部分99が電気活性材料の管状要素96を含む。管状要素96の90度の部分がその主軸に平行に除去されており、それによって要素96の断面はほぼC字形になっている。要素96はアクチュエータの働きをする。ケース91は、管状要素96の第1の縁961に固定され、音発生要素または振動板95は、管状要素96の第2の縁962に取り付けられている。
電気活性管状要素96の長さは25mm、外径は4.4mm、テープの厚さは0.4mmである。通電すると管状要素は、その主軸を中心に±0.33度の角運動を生み出すことができ、そのブロッキング・トルクは3.2mNmである。図9Bに示すように、これによって振動板95の遠位移動端951は±0.26mm変位する。この縁部における相当する力は約0.071Nである。これは、変位±0.2mmおよびブロッキング力0.068Nを有する前記のHelimorph駆動スピーカ・システムに匹敵する。電気活性管状要素96および本発明の目的に適した他の電気活性回転子の例が、参照によって本明細書に組み込まれる国際公開WO 02/17408のパンフレットに詳細に記載されている。
アクチュエータ96の質量は0.75g、振動板95のその質量は0.2gである。ただし、アクチュエータ96はヒンジに近いので、アクチュエータ96の慣性は1.5gmm、それに対して振動板95の慣性は166gmmである。そのため、アクチュエータ96の機械性能は、前記Helimorph駆動スピーカ・システムと同様だが、慣性はごくわずかである。したがって、アクチュエータ96はそれ自体の質量を駆動するのにそれ自体の力をあまり使用しない。アクチュエータの力は振動板95を駆動するのに使用される。図9のヒンジ駆動スピーカの基本共振周波数は約280Hzであり、したがってこのスピーカは可聴音を生み出すことができる。
図10Aおよび図10Bに示す代替配置では、フレーム構造体101が振動板または音発信要素105を支持する。振動板105は遠位端1051および近位端1052を有する。振動板105は近位端で、ヒンジ部分109によって支持構造体101に取り付けられている。ヒンジ部分109は、その軸線を中心とした振動板105の回転運動を可能にする。
前記実施例で使用したC字形アクチュエータであるアクチュエータ106は支持構造体101の裏面に取り付けられ、この構造体のスリットを通して振動板105の近位端まで延びている。このアクチュエータは、その力を主に振動板105の面の方向に発揮するようになされており、それによってヒンジ109の軸線を中心として振動板105を回転させる。振動板105の一部およびこれから延びている部材1053は、アクチュエータ106から振動板105への力の伝達を向上させる小さな追加のてこを提供する。
振動板105はポリカーボネート製であり、その軽量を維持しつつ剛性を強化するため波形にホットプレスされている。低重量、高剛性を示す繊維強化プラスチックなどの他の材料も、本発明とともに使用するのに同様に適していると思われる。振動板105は、例えば軽量材料などの2つ層の間に挟まれたハニカム補強を含む、より複雑な内部構造を有することもできる。
振動板105は、振動板105の下または背後の半空間を密封する、コンプライアント性の高い縁部分1054を有している。この例では、シールが、薄いポリカーボネートのリップによって形成され、したがってこのシールは振動板105の一体部分を形成している。
このスピーカ機器の周波数応答を図11に示す。100Hzから20kHzの範囲の周波数(対数目盛)について振動板105から1mの距離で測定した音圧レベルSLPがデシベル(dB)で与えられている。
可聴音および振動の発生に使用することができる一実施例を図12Aおよび図12Bを参照して示す。ケース121およびスピーカ・システムを有する携帯電話の部分図が示されている。スピーカ・システムは、音発生要素または振動板125と、先に説明したHelimorph型の電気活性アクチュエータ126とを備えている。ただし、これらの図に示した機器は以前に説明した機器とは異なり、ヒンジ部分129が、移動機器のケースまたはシェル121ではなしにフレーム構造体128に取り付けられている。フレーム構造体は弾性要素1281によってフレキシブルに取り付けられている。これらの図に示した例では弾性要素は鋼ばねである。フレーム構造体の遠位端は、これまでに説明したものと同様のヒンジ部分1282によってケース121に固定されている。
ばねおよびヒンジを含むフレーム構造全体は、1自由度を有する振動系を理想的に形成している。この系は、アクチュエータ126を駆動することによってその共振周波数で励振される。共振周波数は、ばね1281の剛性および質量によって決まる。この共振は、可聴周波数(すなわち200Hz超)におけるシステムのインピーダンスが、ベースに対するパネルの運動を妨げるのに十分なだけ長くなるように調整される。
第1のばね1281は、25μmのばね鋼片を直径1mmのワイヤ・フォーマに沿って曲げることによって形成されている。この機器の共振周波数は、(手動による変位に応答した)その自由振動をレーザ変位計(LDM)を用いて測定することによって見つけ出される。測定された周波数は60Hzであった。ばねの力/変位特性を測定することによって、ばねの剛性が216Nm−1であることが分かった。元々のばねの寸法は以下のとおりである。
長さ=5mm
幅 =4mm
高さ=3mm
角度=約31°
この系の共振周波数(60Hz)およびばねの剛性が分かれば、見かけの質量を求めることができる。
Figure 0003994086


Figure 0003994086
系の実際の質量を以下に示す。
アクチュエータ126の質量 =0.552g
フレーム/振動板125の質量=1.541g
総質量 =2.093g
見かけの質量 =1.520g
質量比 =0.726
この質量比は、アセンブリの質量中心が、アクチュエータ126が取り付けられた端部から、振動板125の長さの約1/4のところにあることを示している。
この機器の周波数範囲を調整するため、市販の移動電話から得た振動構成要素の応答を、LDMおよび加速度計を使用して測定した。この機器は、回転させると力を生み出す荷重のアンバランスなロータを有する小さな電動機からなる。応答はさまざまな電圧に対して測定し、機器のターゲット周波数範囲75〜80Hzを得た。これはしたがって元々の機器の共振周波数よりもわずかに高い。
元のばねの寸法および特性を参照することによって、約80Hzの共振を達成するのに必要な寸法を以下のように推定した。
長さ=6mm
幅 =8mm
高さ=3mm
これらのおおよその寸法のばねを製造し、機器に組み立てた。測定された共振周波数89Hzはターゲット範囲よりもわずかに高かった。そこで、0.1gから0.2gの範囲の小さな塊1283を、アクチュエータ126の近くのフレームに加えた(図12B参照)。
これによる共振周波数の移動によって機器の共振周波数はターゲット範囲に収まった。元々の振動体(機器)と組合せ機器とにより得られる振動の大きさを定性的に比較すると、元々の機器はより多くの振動を生じるが、組合せ機器は同じオーダーの振動の大きさに留まることが分かった。
組合せ機器の性能は、調整された周波数で共振モードを示すベース・プレートに対して機器を結合することによってさらに向上させることができる。
図13に、一体型のヒンジを有するスピーカ振動板135の概略平面図(図13A)および断面図(図13B)を示す。振動板135は、ヒンジの働きをする2つのより薄い領域139を有する。ヒンジの片側に2つの取付け点1391が示されており、音発生領域135はヒンジのもう一方の側にある。Helimorphアクチュエータ136が、ヒンジ139から最も遠い端のところで音発生要素135を駆動する。図13Bには、取付け点1391を貫通して位置する追加の取付けピン1392が示されている。取付けピン1392およびアクチュエータ136はともにケース131の内部に取り付けられている。ケース131の穴は、ケースの内部から外部への音の通り道を提供する。
図14に、ヒンジ式振動板145が組み込まれたステレオ・スピーカを有する移動電話140を示す。図示の目的上、前面は示されていない。2つのスピーカは互いに同様のスピーカであり、移動電話140のそれぞれの半分に1つずつ位置している。スピーカはそれぞれ、振動板145およびHelimorphアクチュエータ146を含む。振動板145はそれぞれ、ヒンジの働きをする2つのより薄い領域149、2つの取付け位置1491および音発生領域145を含む。アクチュエータ146を活動化させると、音発生要素145が上下に「フラップ」運動し、音を発生させる。機器のそれぞれの端1411、1412には、白矢印によって示す音の放射を可能にするポート1413が提供されている。機器の全長の1/2のところに、スピーカが置かれた2つの区画を音響的に分離するバフル147が置かれている。ステレオ音の2つのチャンネルをそれぞれ一方のアクチュエータ146に入力すると、機器のそれぞれの端1411、1412から1チャンネルずつ、2チャンネルの音が生み出される。図14に示した機器は移動電話だが、これを同様に、PDA、ラップトップ・コンピュータまたはこれらの機器のスクリーン区画とすることもできる。
複数の電気活性アクチュエータを有するバス・スピーカを図15に示す。スピーカ150は、Helimorph型の20個の電気活性アクチュエータ156(破線で示されている)が取り付けられたフレーム151(斜線部)を含む。これらのアクチュエータは、その他端(自由端)が、音発生要素の働きをする軽量パネル155に結合されている。スピーカの常として、後方へ放射された音を吸収するために音発生要素の背後にケース(図示せず)が提供されている。あるいは、後方へ放射された音を吸収するためにパネルの背後に音吸収器(図示せず)を取り付けることもできる。パネル155の高さは44cm、幅は77cmである。それぞれのアクチュエータ156は、円形に曲げられたヘリカル・ベンダの形態であり、らせんの直径は5mm、円の直径は50mmである。このパネルは、ポリマー発泡体など、厚さ数ミリメートル、質量約200g以下の軽量材料の広域パネルである。同時に活動化させると、アクチュエータは、最大変位±2mmでパネルをピストンのように前後に運動させる。このようなスピーカから得られるSPLは、20Hz以上の低周波数で、パネルから1mのところで100dBである。したがって図示するスピーカは、パワフルなバス・ウーファを形成する。このウーファは、従来の可動コイル・ウーファに比べて非常にコンパクト且つ軽量である。
さらに、その優先権が主張されている2001年6月21日に出願した「スピーカ(LOUDSPEAKER)」という名称の英国特許出願第0115244.6号には、本発明を具体化するさまざまな機器および方法が記載されている。この出願は参照によって本明細書に組み込まれる。
ケースの一部分であるスピーカ振動板を有する移動電話を示す図である。 図1Aのスピーカの断面図である。 ケースの一部分であるスピーカ振動板の代替配置を示す図である。 振動板の周囲のリップが音バフルを形成しているスピーカを示す図である。 振動板が移動電話の内部のPCBであるスピーカを示す図である。 スピーカ・アクチュエータの代替配置を示す図である。 スピーカ・アクチュエータの代替配置を示す図である。 スピーカ・アクチュエータの代替配置を示す図である。 スピーカ・アクチュエータの代替配置を示す図である。 振動板がヒンジ式であるスピーカの断面図である。 図6のスピーカの動作を示す図である。 図6のスピーカの動作を示す図である。 図6のスピーカの動作を示す図である。 スピーカがヒンジ式である移動機器を示す図である。 線A−A’に沿ってとった図1Aの断面図である。 圧電材料を含むヒンジ部分を有するヒンジ式音発生要素の一例の斜視図である。 図9Aの機器の断面図である。 本発明に基づく第2の例の斜視図である。 図10Aの機器の断面図である。 図10の例のrms周波数応答のプロットである。 本発明に基づく他の機器の斜視図である。 図12Aの機器の側面図である。 可動フレームに取り付けられたヒンジ式音発生要素の一例の斜視図である。 図13Aの機器の重要な諸要素を示す図である。 ヒンジ式振動板を有するステレオ・スピーカを備えた移動電話機の斜視図である。 ヒンジ式振動板を有するバス・スピーカの透視図である。

Claims (8)

  1. 支持構造体に取り付けられた音発信要素と、
    前記音発信要素を動かして音を発生させるように配置された少なくとも1つのアクチュエータ
    を有する可聴音用のスピーカであって、
    前記アクチュエータは、除去された扇形部分を有する管形状であり、また活動化されたとき、前記除去された扇形部分によって形成されるアクチュエータの端部の間で回転運動を引き起こすようになっており、
    前記アクチュエータはそれぞれの前記端部で前記支持構造体および前記音発生要素に取り付けられており、また
    前記音発信要素の動きは回転を含むことを特徴とする可聴音用のスピーカ。
  2. 前記音発信要素の縁部と前記支持構造体との間のギャップが、1以上のコンプライアント・シール部材によって埋められている請求項1に記載のスピーカ。
  3. 前記アクチュエータがセラミック・アクチュエータである請求項1または請求項2に記載のスピーカ。
  4. 前記アクチュエータが圧電材料からできている請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のスピーカ。
  5. 前記音発信要素が透明である請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のスピーカ。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項によるスピーカを少なくとも1つ有している携帯型機器。
  7. それぞれが請求項1から請求項5までのいずれか1項によるスピーカを2つ有し、それによってステレオ音を再生することができる携帯型機器。
  8. 請求項1から請求項5までのいずれか1項によるスピーカを少なくとも2つ有し、それによってステレオ音を再生することができるテレビジョン・システム。
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